JP6913917B1 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ソーラーパネルのリサイクル処理における費用設定をより好適に行うことを可能にする構成を提供する。【解決手段】本開示の一態様に係る実施形態のサーバ装置10は、ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の相場関連情報を取得することと、前記リサイクル処理の受付情報を取得することと、取得した前記相場関連情報と、取得した前記受付情報とに基づいて、前記リサイクル処理の費用を見積もることとを実行する制御部20を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、ソーラーパネルのリサイクル処理における情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、使用されているソーラーパネルの将来の寿命を見据えて、そのリサイクル技術の開発が行われている。ソーラーパネルのリサイクル処理では、使用済みのソーラーパネルの構成材(例えばガラス基板、封止剤、太陽電池セル、配線材、バックシート等)の一部又は全部を再利用するために、各材料を互いに分離する必要がある。例えば、特許文献1は、ガラス基板から、太陽電池セルを含む他の材料を分離するために用いるリサイクル装置を開示する。
特許第6271686号公報
ソーラーパネルのリサイクル処理を促進させるためには、ソーラーパネルの使用者と、リサイクル処理に関わる業者との双方がコスト面で納得し得るシステム等の構築が望まれる。本開示の目的は、ソーラーパネルのリサイクル処理における費用設定をより好適に行うことを可能にする構成を提供することにある。
本開示の第1の態様は、
ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の相場関連情報を取得することと、
前記リサイクル処理の受付情報を取得することと、
取得した前記相場関連情報と、取得した前記受付情報とに基づいて、前記リサイクル処理の費用を見積もることと
を実行する制御部を備える、情報処理装置
を提供する。
好ましくは、見積もられる前記リサイクル処理の費用は、前記リサイクル処理で処理される被処理ソーラーパネルに関する運搬費用を含む。
好ましくは、前記制御部は、前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の売却処理予定日を算出することを更に実行する。前記売却処理予定日を算出することは、取得した前記相場関連情報が前記有価物の取引価格が上がる方向に変動しているとき前記有価物の保管場所の空き情報に基づいて実行されるとよい。
好ましくは、前記制御部は、取得した前記相場関連情報及び、前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の保管場所の空き情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、予め登録している複数の処理業者の中から、前記リサイクル処理の前記分別解体処理を行う業者を選定することを更に実行する。
好ましくは、前記リサイクル処理の費用を見積もることは、前記有価物の取引価格が下がる方向に前記有価物の相場関連情報が変動しているとき、前記有価物の相場関連情報に基づいて所定期間経過後の前記有価物の売却予想価格を算出することを含む。
本開示の第2の態様は、
少なくとも1つのコンピュータが、
ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の相場関連情報を取得することと、
前記リサイクル処理の受付情報を取得することと、
取得した前記相場関連情報と、取得した前記受付情報とに基づいて、前記リサイクル処理の費用を見積もることと
を実行する、情報処理方法
を提供する。
第2の態様において、好ましくは、見積もられる前記リサイクル処理の費用は、前記リサイクル処理で処理される被処理ソーラーパネルに関する運搬費用を含む。
好ましくは、前記少なくとも1つのコンピュータが、前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の売却処理予定日を算出することを更に実行する。前記売却処理予定日を算出することは、取得した前記相場関連情報が前記有価物の取引価格が上がる方向に変動しているとき前記有価物の保管場所の空き情報に基づいて実行されるとよい。
好ましくは、前記少なくとも1つのコンピュータが、取得した前記相場関連情報及び、前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の保管場所の空き情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、予め登録している複数の処理業者の中から、前記リサイクル処理の前記分別解体処理を行う業者を選定することを更に実行するとよい。
好ましくは、前記リサイクル処理の費用を見積もることは、前記有価物の取引価格が下がる方向に前記有価物の相場関連情報が変動しているとき、前記有価物の相場関連情報に基づいて所定期間経過後の前記有価物の売却予想価格を算出することを含む。
本開示の第3の態様は、前述の第2の態様の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムを提供する。
本開示の上記態様によれば、上記構成を備えるので、ソーラーパネルのリサイクル処理における費用設定をより好適に行うことが可能になる。
図1は、一実施形態に係るシステムの構成を示す概略図である。 図2は、図1のシステムにおけるサーバ装置の概略構成図であり、特にその制御構成を示すブロック図である。 図3は、有価物の相場関連情報の変化例を模式的に表すグラフであり、(a)は銅に関する上昇傾向のグラフ例であり、(b)は銅に関する下降傾向のグラフ例である。 図4は、ソーラーパネルのリサイクル処理の申込画面例である。 図2のサーバ装置の制御のフローチャートである。 図2のサーバ装置の制御の別のフローチャートである。
以下、本開示に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、一実施形態に係る、サーバ装置10を含むソーラーパネルのリサイクル処理の管理システムSの構成を示す図である。システムSは、ソーラーパネルのリサイクル処理を受け付け、その処理業者に処理業務を分配し、それにより生じ得る有価物をより高値で売却することで、リサイクル処理の依頼側と、処理実行側とに有利な事実をもたらすことを目指している。
サーバ装置10は、情報処理装置つまりコンピュータである。サーバ装置10は、制御部20を含む(図2参照)。サーバ装置10は、ネットワークNを介して、種々の装置30、40、50、60、70、80と通信可能である。図1では、ネットワークNはネットワークN1とネットワークN2とを含むが、それらは同じネットワークであってもよく、異なるネットワークであってもよい。本開示はネットワークの数及び種類を限定しない。
システムSでは、サーバ装置10は、ネットワークN1を介して、ソーラーパネルのリサイクル処理の分別解体処理業者(分別解体処理を行う業者)G1の端末30(31、32、33、34、・・・)、そのリサイクル処理で生じた太陽電池セルの処理業者(以下、セル処理業者)G2の端末40(41、42、・・・)、金属等の買取業者G3の端末50(51、・・・)、リサイクル・処分業者G4の端末60(61、62、63、64、・・・)、及び、保険会社G5の端末70(71、・・・)の各々と通信可能である。
システムSでは、ソーラーパネルのリサイクル処理の分別解体処理業者G1、太陽電池セルのセル処理業者G2、買取業者G3、リサイクル・処分業者G4及び保険会社G5の各々の各会社は、会員登録されている。会員登録のデータには、サーバ装置10はアクセス可能である。会員登録のデータは、ここでは、サーバ装置10の記憶部22(図2参照)に記憶されているが、他の記憶装置に記憶されてもよく、例えばネットワークNを介してアクセス可能な別の装置等に記憶されてもよい。
ソーラーパネルのリサイクル処理の分別解体処理業者G1は、1社のみであってもよいが、複数であるとよく、ここでは、一例として4社を含むので、各会社の端末31、32、33、34が図1に示されている。セル処理業者G2も、1社のみであってもよいが、複数であり得、ここでは、一例として2社を含むので、各会社の端末41、42が図示されている。買取業者G3も、1社でも複数でも、幾つであってもよいが、ここでは、一例として1社のみであるので、その会社の端末51が図示されている。リサイクル・処分業者G4は、1社のみであってもよいが、複数であるとよく、ここでは、一例として4社を含むので、各会社の端末61、62、63、64が図1に示されている。保険会社G5も、1社でも複数でも、幾つであってもよいが、ここでは、一例として1社のみであるので、その会社の端末71が図示されている。
ソーラーパネルのリサイクル処理の分別解体処理業者G1は、リサイクル処理に向けて廃棄依頼を受け付けたソーラーパネル(被処理ソーラーパネル)を機械的に解体して分別する。この分別解体処理は、ソーラーパネルの設置場所及び/又は処理工場での、コンクリート基台、金属製支持台を含めたソーラーパネル及びその関連設備等の解体処理を含む。更に、分別解体処理業者G1は、その分別解体処理により生じた各種部材を保管場所に運搬したり、セル処理業者G2、買取業者G3及び/又はリサイクル・処分業者G4に届けたりする。なお、分別解体処理業者G1による処理は、複数の処理に分けられて、複数の業者に担われてもよい。例えば、分別解体処理業者G1による上記運搬作業は、分別解体処理業者G1と異なる運搬業者により担われてもよい。
セル処理業者G2は、分別解体処理業者G1による処理により生じた太陽電池セルを更に解体するとともに、溶着等されている各種成分を、例えば銀を抽出することも行う。なお、セル処理業者G2の処理も、更に細かく分けられても、或いは他の業者の処理業務の一部又は全部と統合されてもよい。
買取業者G3は、分別解体処理業者G1による処理により生じた金属有価物、セル処理業者G2による処理により生じた金属有価物などを買い取る。買取業者G3は、ガラス、コンクリートなどを買い取る業者を含んでもよい。買取業者G3の一部又は全部の業務も、他の業者G1、G2のいずれか又は複数に担われてもよい。
リサイクル・処分業者G4のうちのリユース・リサイクル業者は、分別解体処理業者G1による処理により生じたアルミフレーム、コンクリート砕石など、リユース又はリサイクル可能な構成材を引き受ける。また、そのうちの処分業者は、最終処分するものを引き受ける。図1では、分別解体処理業者G1からリサイクル・処分業者G4への構成材等の運搬を矢印A1で示し、セル処理業者G2からリサイクル・処分業者G4への構成材等の運搬を矢印A2で示す。なお、リサイクル・処分業者G4は構成材等の買取を行ってもよいし、行わなくてもよい。
保険会社G5は、種々の保険を引き受けることができる。例えば、保険会社G5は、保管場所等に保管されている有価物の盗難に対する保険を引き受けることができる。この保険の契約は、依頼業者Cの要望に応じて、契約されるとよい。
本明細書及び添付の図1では、各業者の業務を簡単に分け、業者G1、G2、G3、G4、G5をあらわしているに過ぎず、業者の業務内容及び規模などは任意であることに留意されるべきである。
また、システムSでは、サーバ装置10は、ネットワークN2を介して、ソーラーパネルの廃棄つまりリサイクル処理の依頼業者(自然人たる依頼者を含む。)Cの端末80(81、82、83、84、・・・)の各々と通信可能である。図1では、依頼業者Cとして4社を例示するので、各会社の端末81、82、83、84が図示されている。しかし、これは、依頼業者の数を限定するものではない。なお、依頼業者も、予め会員登録しているとよい。
ここで、サーバ装置10について図2に基づいて更に説明する。サーバ装置10は、上記のように、制御部20を備える。制御部20は、ソーラーパネルのリサイクル処理の費用見積り等の各種処理を実行する。
制御部20は、サーバ装置10の作動などを制御する制御手段の一例である。制御部20は、CPUと、主記憶部とを有し、プログラムにより情報処理を実行する。CPUはプロセッサともいう。ただし、CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPUがマルチコア構成を有していてもよい。上記各部の少なくとも一部の処理は、CPU以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)等の専用プロセッサで行われてもよい。また、上記各部の少なくとも一部の処理は、集積回路(IC)、その他のディジタル回路であってもよい。また、上記各部の少なくとも一部にアナログ回路が含まれてもよい。制御部20の主記憶部は主記憶装置の一例である。制御部20におけるCPUは、その主記憶部に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行し、各種機能を提供する。制御部20における主記憶部は、CPUが実行するコンピュータプログラム及び/又はデータ等を記憶する。制御部20における主記憶部は、Dynamic Random Access Memory(DRAM)、Static Random Access Memory(SRAM)、Read Only Memory(ROM)等である。
制御部20は、記憶部22と接続されている。記憶部22は、所謂外部記憶部であり、制御部20の主記憶部を補助する記憶領域として使用され、制御部20のCPUが実行するコンピュータプログラム及び/又はデータ等を記憶する。記憶部22は、ハードディスクドライブ、Solid State drive(SSD)等である。なお、記憶部22に、分別解体処理業者G1、処理業者G2、買取業者G3、リサイクル・処分業者G4及び保険会社G5の各々の各会社の会員登録データ及び、業務予定などの業務データなどが記憶され得る。例えば、ソーラーパネル及び/又は太陽電池セルの保管場所の空き状況の情報/データは、サーバ装置10と端末30、40、50、60、70との通信で取得されて、記憶部22に記憶されるとよい。
サーバ装置10は、更に、通信部24を備えている。通信部24を介して、装置10は、インターネット等のネットワークNに接続し、外部の装置と、例えば端末30、40、50、60、70、80の各々と通信可能である。
なお、図1に基づいて説明した上記端末30、40、50、60、70、80の各々も、サーバ装置10と同様にコンピュータである。したがって、端末30、40、50、60、70、80の各々も、制御部、記憶部及び通信部を備える。端末30、40、50、60、70、80の各々の制御部、記憶部及び通信部も、サーバ装置10の制御部20、記憶部22及び通信部24のそれぞれと同様のハードウェア構成を有する。
図2に戻り説明を続ける。サーバ装置10の制御部20は、受付部201、処理実行部202及び管理部203の各機能モジュールを含む。受付部201は、相場情報取得部2011、受付情報取得部2012、有価物価格見積部2013、運搬費用見積部2014、リサイクル費用見積部2015及び依頼受付部2016の各機能モジュールを含む。処理実行部202は、業者情報取得部2021、売却処理日算出部2022及び業者選定指示部2023の各機能モジュールを含む。管理部203は、経過管理部2031、金銭管理部2032及び分配処理部2033の各機能モジュールを含む。各機能モジュールは、例えば、主記憶部及び/又は記憶部22に記憶されたプログラムを、制御部20つまりそのうちのCPUによって実行することで実現される。ただし、機能モジュールの一部は、他のプロセッサ、ディジタル回路、またはアナログ回路等のハードウェアであってもよい。各機能モジュールは、部、機能部又は手段と言い換えることができる。
受付部201は、依頼業者Cの端末80から廃棄の依頼つまりリサイクル処理の依頼の受付情報つまり申し込み情報を取得し、その費用を見積り、依頼業者Cからの正式な依頼を受け付ける。受付部201における相場情報取得部2011、受付情報取得部2012、有価物価格見積部2013、運搬費用見積部2014、リサイクル費用見積部2015及び依頼受付部2016の各機能について、以下説明する。
相場情報取得部2011は、ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の相場関連情報を取得する。ソーラーパネルのリサイクル処理では、例えば、銅、アルミニウム、銀、鉄、ガラス、コンクリート廃材などの廃棄物つまりスクラップが生じる。特に銅、アルミニウム、銀、鉄といった金属有価物、及び、割れていないガラスは、買取業者G3により買取され得る。一般に、銅は配線材の主材料であり、アルミニウムはソーラーパネルのフレーム材に用いられ、銀は封止材に用いられ、鉄はソーラーパネルの土台に用いられている。これらの有価物は、金属等の買取業者G3に売却することができる。しかし、特に、銅、アルミニウム、銀及び鉄の価格は、様々な要因により変動する。例えば、銅、アルミニウム及び銀は、それぞれ、国際的な取引所が公開する取引価格を元に決定される。例えば、銅、具体的には銅スクラップの価格に影響する銅建値は、相場により変動し、ロンドン金属取引所が公開する取引価格を指標に、国内円相場などとの関係も考慮して、国内産銅メーカーによって決定される。相場情報取得部2011は、銅などの有価物の相場関連情報として、その銅建値等の影響を受けるその有価物の取引価格を、例えば銅スクラップの取引価格つまり買取価格を取得する。なお、相場関連情報として、そのようなロンドン金属取引所が公開する取引価格及び/又は国内での銅建値を取得することを排除するものではない。ここでは、例えば銅の相場関連情報としては、相場情報取得部2011は、国内での買取業者G3における取引価格つまり買取価格を取得することを行う。この相場情報取得部2011による取得は、サーバ装置10がネットワークNを介して種々のコンピュータ又は情報源に、例えば端末50(ここでは具体的には端末51)にアクセスしたり、サーバ装置10の操作者が種々取得した相場関連情報をサーバ装置10の入力装置(例えばキーボード、マウス)を用いて入力したりすることで、成し遂げられ得る。そして、相場情報取得部2011は、取得した有価物の相場関連情報を記憶部22の相場情報領域221に記憶させる。
なお、以下では、説明を簡略化するため、有価物として銅つまり銅スクラップを代表に、価格見積り、売却処理予定日算出などを含めて、サーバ装置10での情報処理等について説明する。しかし、実際には、銅のみならず他の有価物についても考慮してそれらの見積もりや予定日算出などが行われることに留意されるべきである。
ここで、図3に、銅の相場情報としての買取業者G3での銅の取引価格の変動例を概念的に示す。図3(a)は、銅スクラップ(円/トン)の取引価格が日にちの経過ととともに増加傾向にある場合の一例を示す。図3(b)は、銅スクラップ(円/トン)の取引価格が日にちの経過ととともに減少傾向にある場合の一例を示す。なお、他の有価物、例えばアルミニウム及び銀の各々のスクラップにおいても、同様である。
受付情報取得部2012は、ソーラーパネルのリサイクル処理の依頼の受付情報を取得する。受付情報取得部2012は、取得した受付情報を記憶部22の受付情報領域222に記憶させる。受付情報取得部2012は、サーバ装置10の操作者によりその入力装置(例えばキーボード、マウス)から入力された受付情報を取得してもよいし、ソーラーパネルの廃棄の依頼業者Cの端末80を介して入力されて提供された受付情報を取得してもよい。ここでは、端末80を介しての受付情報の取得を図4に基づいて説明する。
図4に、依頼業者Cの端末80に表示されるソーラーパネルのリサイクル処理依頼の画面Dの一例を示す。図4の画面Dは、依頼業者を特定するための氏名又は会社名の入力欄D1と、住所及び電話番号の入力欄D2と、リサイクル処理予定のソーラーパネルの情報入力欄D3と、相場関連情報の活用の有無の入力欄D4と、送信ボタンD5とを備える。ソーラーパネルの情報入力欄D3には、被処理ソーラーパネルの量に対応する情報として、ソーラーパネルの設置場所の面積(設置面積)、枚数などの情報が入力される。情報入力欄D3には、ソーラーパネルの設置場所又は保管場所についてのその他の情報、例えば傾斜地であるなどの情報が入力されてもよい。なお、それらの入力欄は別々に構成されてもよい。例えば依頼業者Cのうちの、端末81の依頼業者は、その端末81を介して、画面Dから受付情報を入力して、サーバ装置10に送信することができる。なお、端末81は、画面Dなどの画面を表示させるプログラムがインストールされてもよく、又は、ウェブブラウザを介して画面Dを表示させてもよい。
図4の画面Dの相場関連情報の活用の有無の入力欄D4では、「あり」欄、又は、「なし」欄への入力チェックが可能である。相場関連情報の活用の有無の入力欄D4で、「なし」欄に入力チェックがなされたとき、サーバ装置10の制御部20は相場関連情報の活用を最小限にして処理を進める。一方、相場関連情報の活用の有無の入力欄D4で「あり」欄に入力チェックがなされたとき、サーバ装置10の制御部20は相場関連情報の活用を以下に説明するように行って処理を進める。
有価物価格見積部2013は、相場情報取得部2011が取得した有価物の相場関連情報と、受付情報取得部2012が取得した受付情報とに基づいて、ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の売却予想価格を見積もる。例えば、有価物価格見積部2013は、記憶部22に記憶されている相場情報取得部2011が取得した銅スクラップの取引価格のデータを読み出すとともに、被処理ソーラーパネルの枚数等に基づいてリサイクル処理の分別解体処理により生じ得る銅スクラップの量を見積る。有価物価格見積部2013は、それらを考慮して、所定の演算をすることで、銅スクラップの売却予想価格を算出する。このために、制御部20の有価物価格見積部2013は、記憶部22に記憶されているソーラーパネルに含まれる有価物のデータを、例えば、1枚のソーラーパネルから生じ得る銅スクラップの量を読み出す。有価物価格見積部2013は、他の有価物、アルミニウム、銀、鉄などについても同様の演算を行う。なお、ソーラーパネルの製造会社、型式等に固有の有価物の量についてのデータを予め記憶しておき、有価物価格見積部2013がこれを用いるときには、図4の画面Dでそれら製造会社、型式等についての情報も入力させるとよい。
有価物価格見積部2013は、有価物の取引価格に影響するその相場関連情報が特段変動していないとき、及び、有価物の取引価格が上がる方向にその有価物の相場関連情報が変動しているとき、リサイクル処理の受付日又は見積日といった受付処理の所定の時期における有価物の取引価格に基づいて有価物の売却予想価格を算出することを実行することができる。また、有価物価格見積部2013は、有価物の取引価格が下がる方向にその有価物の相場関連情報が変動しているとき、有価物の相場関連情報に基づいて所定の時期から所定期間経過後の有価物の取引予想価格を算出し、該取引予想価格に基づいて有価物の売却予想価格を算出することを実行することができる。
例えば、図3Aに示すように、銅スクラップの取引価格つまり買取価格が日にちの経過ととともに増加傾向にある場合について考える。この場合、有価物価格見積部2013は、受付情報取得部2012の例えば受付日における銅スクラップの取引価格を採用して、その銅スクラップの取引価格で銅を売却する場合の銅の売却予想価格を算出する。これは、銅の相場関連情報が上がる場合、その受付日の価格で見積もりを出すことで、依頼業者CもシステムSに関わる業者G1、G2、G3も概して損を被る可能性が低いからである。一方、例えば、図3Bに示すように、銅スクラップの取引価格が日にちの経過ととともに減少傾向にある場合について考える。この場合、有価物価格見積部2013は、所定の時期から所定期間(第1所定期間)経過後の銅スクラップの取引予想価格つまり買取予想価格を予測する。そして、この予測した取引予想価格に基づいて銅スクラップの売却予想価格を算出する。この場合の銅の取引予想価格は、図3Bに示すようにそのまま減少傾向が第1所定期間経過後の日まで続いた場合のその日での価格と定義できる。例えば、図3Bのデータがそのときの相場関連情報であるとき、図3Bのデータに対して最小二乗法など種々の演算式又はモデルを用いて、第1所定期間経過後の銅スクラップの取引予想価格を予測することができる。これにより、銅スクラップの取引予想価格(円/トン)をより低く設定し、銅スクラップの売却予想価格(円)を算出することができる。したがって、仮に売却日での銅の現実の取引価格がその取引予想価格よりも高い場合には、銅の売却により利益をもたらし、それを業者G1、G2、G3、G4及び/又はG5、及び/又は、依頼業者Cに好適に還元することができる。なお、第1所定期間は、固定値であっても変動値であってもよく、例えば被処理ソーラーパネルの量などに応じて、所定のプログラムに従って算出されてもよい。
運搬費用見積部2014は、ソーラーパネルのリサイクル処理で処理される被処理ソーラーパネルに関する運搬費用を見積もる。例えば、被処理ソーラーパネルの設置場所又は保管場所から処理業者G1、G2又はG3までの距離が近い場合と、遠い場合とで、ソーラーパネルの運搬費用は異なる。そこで、受付情報取得部2012が取得した受付情報に基づいて、運搬費用見積部2014は、運搬費用を見積もる。この見積りには、被処理ソーラーパネルの量、例えば枚数も関係する。例えば、被処理ソーラーパネルの量が多く大型車一台の積載量に相当するとき、大型車で一気に運搬できるので、運搬費用を相対的に低く見積もることができる。一方、被処理ソーラーパネルが数枚程度しかなく、また、大型車しか空きがないとき、その運搬費用は相対的に高くなる傾向にある。運搬費用見積部2014は、このために、依頼業者Cの住所情報のみならず、業者G1等が保有する運搬車の空き情報を、端末30、80等との通信で取得して用いる。なお、運搬費用見積部2014又は後述する業者情報取得部2021は、業者G1の端末30と定期的に通信し、業者G1の運搬車の空き情報を取得して、記憶部22に記憶させるとよい。この場合、運搬費用見積部2014は、記憶部22から業者G1の運搬車の空き情報を読み出してつまり取得して、その空き情報を運搬費用の見積もりに用いる。なお、運搬費用には、アルミフレーム、コンクリート砕石など、リユース又はリサイクル可能な構成材及び/又は最終処分するものの運搬費用も含むとよい。
リサイクル費用見積部2015は、ソーラーパネルのリサイクル処理に必要な費用を見積もる。具体的には、リサイクル費用見積部2015は、有価物価格見積部2013が見積もった有価物の売却予想価格及び運搬費用見積部2014が見積もった被処理ソーラーパネルに関する運搬費用を用いて、所定の演算をすることで、リサイクル処理の費用を見積もる。つまり、見積もられるリサイクル処理の費用は、リサイクル処理で処理される被処理ソーラーパネルに関する運搬費用を含む。そして、見積もった有価物の売却予想価格は、見積もられるリサイクル処理の費用を減じる方向に働く。リサイクル処理の費用は、受付情報取得部2012が取得した受付情報のソーラーパネルの設置場所の面積(設置面積)、枚数などの情報に基づいて、見積もられる。例えば、リサイクル処理の費用には、業者G1による分別解体処理の人件費、重機台などを含むとよい。また、見積もられるリサイクル処理の費用には、保険会社G5における保険の費用も含まれるとよい。そして、リサイクル費用見積部2015は、見積もった費用を依頼業者Cの端末80に、例えば端末81に送信する。これにより、依頼業者Cは、その端末81を介して、見積り額を見て、正式に依頼するか否かを判断することができる。なお、リサイクル費用見積部2015は、図2では有価物価格見積部2013及び運搬費用見積部2014と並列に表されているが、有価物価格見積部2013及び運搬費用見積部2014を実質的に含むものである。
依頼受付部2016は、依頼業者Cの端末80から正式な依頼を受け付けて、その受け付けたリサイクル処理を進めることを実行する。依頼業者Cは端末80から見積額を承知して正式な依頼入力をすると、その正式な依頼はサーバ装置10の制御部20の受付部201における依頼受付部2016により取得される。これにより、依頼受付部2016は、受け付けた正式依頼の内容を受付情報領域222の記憶データとともに、記憶部22の管理情報領域223に記憶させる。そして、リサイクル処理を行うために、処理実行部202に作動信号を送信する。なお、依頼業者Cによる端末80からの正式な依頼入力に際しては、保険会社G5における保険の適用の有無についての回答も含まれるとよい。なお、この保険の適用の有無の回答は、この依頼時のみに限らず、例えば、後述する売却処理予定日の採用の判定(図6のステップS611)の際に入力されてもよい。
なお、リサイクル費用見積部2015が見積もったリサイクル処理の費用の依頼業者Cへの送付及び依頼業者Cからの正式な依頼の申し込みは、実質的にサーバ装置10を介さずに行われてもよい。この場合、見積もったリサイクル処理の費用のサーバ装置10からの出力、依頼業者Cからの正式な依頼のサーバ装置10への入力は、サーバ装置10の操作者により行われ得る。
次に処理実行部202による処理について説明する。処理実行部202は、正式な依頼を受け付けたソーラーパネルのリサイクル処理に関して、業者G1、G2、G3、G4、G5の各処理を、特に業者G1、G2での各処理をより制御する。例えば、処理実行部202は、相場関連情報及び、リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の保管場所の空き情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、予め登録している複数の処理業者の中から、特に業者G1の中から、リサイクル処理の分別解体処理を行う業者を選定することを行う。処理実行部202は、業者情報取得部2021、売却処理日算出部2022及び業者選定指示部2023の各機能モジュールを含む。
業者情報取得部2021は、分別解体処理業者G1、処理業者G2、買取業者G3、リサイクル・処分業者G4及び/又は保険会社G5の各々の例えば業務予定、処理スケジュールなどの業者情報を取得する。例えば、ソーラーパネル及び/又は太陽電池セルの保管場所の空き状況の情報/データが、サーバ装置10と端末30、40、50、60との通信で取得されて、記憶部22に記憶されるとよい。特に、業者情報取得部2021は、ソーラーパネルのリサイクル処理の分別解体処理により生じた及び生じ得る有価物の保管場所の空き状況を取得する。業者情報取得部2021は、分別解体処理業者G1の端末30から提供される有価物の保管場所の空き状況の情報を取得して、記憶部22の管理情報領域223に記憶させる。なお、有価物の保管場所の空き状況の情報は、分別解体処理業者G1から取得した当該情報をサーバ装置10の操作者がその入力装置を介して入力することで、業者情報取得部2021により取得されてもよい。なお、有価物の保管場所は、ここでは業者G1ごとにあるが、これに限定されず、例えば複数の業者G1等に共通の保管場所であってもよい。
売却処理日算出部2022は、リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の売却処理予定日を算出することを実行する。分別解体処理は上記業者G1により実行される。売却処理日算出部2022は、有価物の取引価格が上がる方向に有価物の相場関連情報が変動しているとき有価物の保管場所の空き情報に基づいて有価物の売却処理予定日を算出する。また、売却処理日算出部2022は、有価物の取引価格に影響するその相場関連情報が特段変動していないとき、及び、有価物の取引価格が下がる方向に有価物の相場関連情報が変動しているとき有価物の保管場所の空き情報に関わらず有価物の売却処理予定日を算出してもよいが、ここでは、特に算出されない。
例えば、分別解体処理により配線材つまり銅スクラップが生じたとき、この銅スクラップをより高くに売るように、その銅スクラップの売却処理予定日が算出される。具体的には、銅スクラップの取引価格が上がる方向に銅スクラップの相場関連情報が変動しているとき銅スクラップの保管場所の空き情報に基づいて銅スクラップの売却処理予定日を算出する。図3Aに示すように銅スクラップの相場関連情報が変動しているとき、取得した銅スクラップの保管場所の空き情報を読み込む。そして、銅スクラップの保管場所に空きがあるとき、売却処理日算出部2022は、所定の演算を行うことで、所定期間(第2所定期間)後の日を有価物、例えば銅スクラップの売却処理予定日として算出する。ただし、売却処理予定日の算出においては、銅以外の有価物、例えばアルミニウム、銀、鉄などの相場関連情報も考慮され得、有価物ごとに、又は、有価物をまとめて売却処理予定日を算出してもよい。なお、第2所定期間は、予め定められているとよいが、可変とされてもよく、例えば相場関連情報の変化に基づいて可変とされ得る。第2所定期間は、例えば、30日のように日単位の期間でも、1か月、2か月などの月単位の期間でも、週単位の期間でもよい。これは、上記第1所定期間でも同様である。また、第2所定期間は、第1所定期間と同じであっても、異なってもよい。第2所定期間の開始時期としての所定の時期は、例えば、所定日(第2の所定日)であり得、リサイクル処理の受付日又は見積日といった所定日(第1の所定日)であり得る受付処理の上記所定の時期であっても、売却処理日算出部2022の演算のとき又はその日であってもよく、これらに限定されない。
ただし、売却処理日算出部2022は、銅スクラップの相場を予測するものではなく、過去のデータから銅スクラップの取引価格が上がる方向のとき、第2所定期間後においても銅スクラップの取引価格が上昇傾向にあるだろうとの見解を単に採用するに過ぎない。したがって、第2所定期間後に、銅の取引価格が下がっている可能性も当然にある。よって、売却処理日算出部2022が算出した売却処理予定日を採用するか否か、売却処理予定日をいつにするかなど、については、原則、依頼業者C次第である。なお、売却処理予定日は、保管場所の使用費用と、有価物、例えば銅スクラップの売却益とのバランスを考慮し、決定されるとよい。したがって、有価物の量に応じて、例えば有価物の量が閾値を超えるとき、保管場所の費用よりも有価物の売却益のリサイクル費用への影響が強くなるので、積極的に売却処理予定日を提示してもよい。
一方で、売却処理日算出部2022は、銅スクラップの取引価格が下がる方向に銅スクラップの相場関連情報が変動しているとき、分別解体処理により生じる銅スクラップをより早くに売却処理するように、銅の保管場所の空き情報に関わらず銅スクラップの売却処理予定日を算出してもよい。このとき、売却処理日算出部2022は、業者G1の空き状況などの情報をもとに、より直近の日に分別解体処理を実行し、それにより生じた銅スクラップを直ちに売却処理するように売却処理予定日を算出するとよい。
業者選定指示部2023は、正式依頼のソーラーパネルのリサイクル処理を行う業者を、業者G1、G2、G3、G4、G5の中から選定する。この選定の処理では、図4の相場関連情報の活用の有無の入力欄D4で「あり」欄が選択されたとき、業者選定指示部2023は、売却処理部算出日2022の算出した売却処理予定日に適合した業者(図6のステップS613の第1業者)を選定する。有価物の取引価格が上がる方向に有価物の相場関連情報が変動しているとき有価物の保管場所の空き情報に基づいて有価物の売却処理予定日が選定される。したがって、この場合には、その売却処理予定日に対応する有価物の保管場所に空きがあった業者が選定される。例えば、業者G1の中の第2処理業者(端末32に相当)のみが有価物の売却処理予定日に適合する空き状態の保管場所を有しているとき、その第2処理業者が選定される。一方、図4の相場関連情報の活用の有無の入力欄D4で「なし」欄が選択されたとき、又は、有価物の取引価格が上がる方向に有価物の相場関連情報が変動していないとき、又は、依頼業者が売却処理予定日を承認しないとき、業者選定指示部2023は、業者G1の空き状況等に基づいて、業者(図6のステップS615の第2業者)を選定する。この空き状況にある業者の中での選定は、所定の順番、被処理ソーラーパネルの量などに応じて実行されるとよい。同様に、業者選定指示部2023は、業者G2、G3、G4、G5の各々についても、処理の空き状況、所定の順番などに応じて、業者選定が実行されるとよい。これらの業者の選定においては、ソーラーパネルの設置場所又は保管場所、或いは、処理の場所により近い業者が選定されるとよい。距離が離れれば離れるほど、運搬費用が高くなるからである。
そして、業者選定指示部2023は、選定した業者の端末30、40、50、60、70に、リサイクル処理を行うように指示を送信する。これにより、選定した業者には、リサイクル処理の依頼内容が送信され、ソーラーパネル処理が実行可能になる。なお、選定された業者には、特に、業者G1の業者には、依頼業者Cの情報が提供されるので、依頼業者Cに連絡を取り、その後の作業が進められ得る。
次に管理部203による処理について説明する。管理部203は、正式な依頼を受け付けたソーラーパネルのリサイクル処理に関して、各処理の進捗及び金銭の流れを管理する。管理部203は、経過管理部2031、金銭管理部2032及び分配処理部2033の各機能モジュールを含む。
経過管理部2031は、各業者G1、G2、G3、G4、G5が実行した各種処理の経過情報を各種端末等から取得して、記憶部22の管理情報領域223に記憶させる。これにより、システムSの管理者等は、リサイクル処理の進捗状況を必要なときに知ることができる。
金銭管理部2032は、有価物を業者G3に売却したことに伴い獲得した代金等を管理する。これにより、有価物の売却処理が適切に実行されたのか否かも、システムSの管理者等は適切に把握し、それを管理することができる。なお、金銭管理部2032は、依頼業者Cから取得したリサイクル処理費用も管理する。また、金銭管理部2032は、保険会社G5に支払われる及び/又はそこから支払われた保険金なども管理することができる。
分配処理部2033は、金銭管理部2032が管理する代金等を、所定のプログラムに従って、システムSに関係する業者G1、G2、G3、G4、G5に分配処理する。これにより、上記のように相場関連情報を考慮して売却処理した有価物の代金を含む金銭を、より好適に業者に分配することができる。また、分配処理部2033は、依頼業者Cに対するリサイクル処理における請求金額も決定する。この請求金額には、リサイクル処理による業者G3への有価物の売却代金が反映される。有価物がより高く売れたとき、請求金額は下がる傾向にあるとよい。一方で、有価物がより高く売れたとき、業者G1、G2、G4への分配も高くなる傾向にあるとよい。これらの関係を満足するように、上記所定のプログラムは構築され得る。
ここで、サーバ装置10の制御部20による上記処理を図5及び図6のフローチャートに基づいて更に説明する。図5は、受付部201により実行される処理に関するフローチャートである。図6は、処理実行部202により実行される処理に関するフローチャートである。まず、受付部201により実行される処理に関して図5に基づいて説明し、その後に、処理実行部202により実行される処理に関して図6に基づいて説明する。なお、以下では、依頼業者Cのうちの第1依頼業者の端末81からサーバ装置10にソーラーパネルのリサイクル処理の申し込みがあったとして、説明する。
制御部20は、有価物の相場関連情報を取得する(ステップS501)。これは、制御部20の相場情報取得部2011により実質的に行われ、継続して実行される(ステップS503で否定判定)。なお、有価物の相場関連情報の取得の後のステップは、ソーラーパネルのリサイクル処理の受付情報の取得後に実質的に行われる(ステップS503で肯定判定)。なお、受付情報の取得は、受付情報取得部2012により実質的に行われるとよい。
第1業者の端末81を介して図4に示す項目が入力されて送信されることで、サーバ装置10の制御部20の受付情報取得部2012は、受付情報を取得する(ステップS503で肯定判定)。これにより、ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の売却予想価格の見積もりが行われる(ステップS505)。有価物の売却予想価格の見積もりは、有価物価格見積部2013により実質的に行われるとよい。以下では、有価物の代表として、銅スクラップを採用し、図5の説明を続ける。これは図6の説明においても同様である。しかし、有価物にはアルミニウム、銀、鉄なども含まれ、それら有価物ごとに又はそれら有価物をまとめて以下の処理が実行され得ることに留意されるべきである。より好ましくは複数の有価物の情報を好適に組み合わせて処理が進められ得る。
まず、受付情報のうちのソーラーパネルの量などに基づいて、生じ得る銅スクラップの量が算出される。そして、ここでは、所定の期日での銅スクラップの取引価格でその銅スクラップを売却したとしたときの売却予想価格が算出される。所定の期日での銅スクラップの取引価格は、相場関連情報のうちの最新の相場関連情報に相当し得る。
ただし、銅スクラップの取引価格が下がる方向に銅スクラップの相場関連情報が変動しているとき、銅スクラップの相場関連情報に基づいて第1所定期間経過後の銅スクラップの取引予想価格を算出し、該取引予想価格に基づいて銅スクラップの売却予想価格が算出される。これにより、依頼業者Cにとっては高めの請求金額が見積もられ得るが、最終的に請求される金額との開きを抑制することが可能になる。
そして、リサイクル処理で処理される被処理ソーラーパネルなどの運搬費用が見積もられる(ステップS507)。この運搬費用の見積もりは、運搬費用見積部2014により実質的に行われるとよい。
こうして有価物の売却予想価格が見積もられるとともに、運搬費用が見積もられると、これらを用いてソーラーパネルのリサイクル処理の費用が見積もられる(ステップS509)。なお、リサイクル費用の見積もりはリサイクル費用見積部2015により実質的に行われ得る。
見積もられたリサイクル費用は第1依頼業者Cの端末81に送信される(ステップS509)。これにより、その端末81から正式依頼の入力を制御部20は取得することが可能になる(ステップS511)。正式依頼の受付処理は、依頼受付部2016により実質的に行われる。正式依頼を取得すると(ステップS511で肯定判定)、リサイクル処理の依頼契約は成立する(ステップS513)。一方、正式依頼を取得できないとき(ステップS511で否定判定)、リサイクル処理の依頼契約は不成立となり(ステップS515)、終了する。
次に、図6に基づいて、処理実行部202による処理を説明する。なお、リサイクル処理の依頼契約が成立したとき(ステップS513)、図6のフローチャートの処理が実質的に開始される。
第1依頼業者からの受付情報で、相場関連情報の活用の入力欄において「あり」欄がチェックされているとき、相場関連情報の活用は「あり」であると判定される(ステップS601で肯定判定)。このとき、相場関連情報の取得が行われる(ステップS603)。相場関連情報は、受付部201の相場情報取得部2011で既に取得されて記憶されているので、ここでは、記憶部22の相場情報領域221から読み込まれる。この相場関連情報の取得は、処理実行部202の売却処理日算出部2022により実質的に行われるとよい。なお、処理実行部202が相場情報取得部2011に相当する機能モジュールを有するとき、受付部201での処理とは別に、相場関連情報が取得されてもよい。
取得したつまりここでは読み込んだ相場関連情報が取引価格が上がる方向に変動しているのか否かが判定される(ステップS605)。図3(a)に示すように、取引価格が上がる方向に相場関連情報が変動しているとき(ステップS605で肯定判定)、その相場関連情報を用いた処理が実行される。
リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の保管場所の空き情報が取得される(ステップS607)。この保管場所の空き情報(図6の保管情報)の取得は、業者情報取得部2021により実質的に取得された情報が読み込まれることにより行われ得る。
そして、取得した相場関連情報が有価物の取引価格が上がる方向に変動しているとき、有価物の保管場所の空き情報に基づいて有価物の売却処理予定日が算出される(ステップS609)。この売却処理予定日の算出は、売却処理日算出部2022により実質的に行われ得る。
ステップS609で算出された売却処理予定日は、依頼業者Cのうちの第1依頼業者の端末81にサーバ装置10から送信されて、第1依頼業者に提供されて提示される。このとき、算出した売却処理予定日での有価物の売却予想価格と、例えばステップS505で見積もられた有価物の売却予想価格とが、併せて、第1依頼業者の端末81に送信されるとよい。これにより、第1依頼業者は、提示された売却処理予定日を採用するか否かなどを、自己の責任のもと決定することができる。
第1依頼業者が、サーバ装置10から提示された売却処理予定日での有価物の売却処理の予定を承認したとき、その旨の信号を端末81を介してサーバ装置10に送信する。これにより、サーバ装置10は売却処理予定日に関する処理を継続することができる(ステップS611で肯定判定)。一方、第1依頼業者が、サーバ装置10から提示された売却処理予定日での有価物の売却処理の予定を承認しないとき、その旨の信号を端末81を介してサーバ装置10に送信する。これにより、サーバ装置10はステップS609での売却処理予定日に関係なく、リサイクル処理を実行する(ステップS611で否定判定)。
そして、売却処理予定日に関する処理を継続するとき(ステップS611で肯定判定)、依頼を受け付けたリサイクル処理について担当する業者(第1業者)が、複数の業者G1、G2、G3、G4、G5の中から選定される(ステップS613)。特に当該リサイクル処理を担当する分別解体処理業者G1は、取得した相場関連情報(ステップS603)及び、リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の保管場所の空き情報(ステップS607)に基づいて、予め登録している複数の業者G1の中から選定される。この業者の選定は、業者選定指示部2023により実質的に行われ得る。なお、業者の選定は、相場関連情報及び有価物の保管場所の空き情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて行われてもよい。
一方、相場関連情報の活用の入力欄において「なし」欄がチェックされたとき(ステップS601で否定判定)、相場関連情報が上がる方向に変動していないとき(ステップS605で否定判定)、又は、売却処理予定日に関係なくリサイクル処理を実行するとき(ステップS611で否定判定)、業者G1、G2、G3、G4、G5の中から、例えば処理を行うことができる能力又は所定の順番等の通常処理に従い、処理を行う業者(第2業者)が選定される(ステップS615)。
そして、選定された業者への指示がその業者の端末に送信される(ステップS617)。このとき、サーバ装置100は、第1依頼業者の情報も併せて処理業者に、特に選定された業者G1に提供するとよい。また、このとき、売却処理予定日を採用する場合には、有価物の売却処理予定日も提供される。これにより、選定された業者G1等は、リサイクル処理の分別解体処理により生じた有価物をその売却処理予定日に売却することができる。選定した業者への指示は、業者選定指示部2023により実質的に行われるとよい。なお、このとき、第1依頼業者にも、選定した業者の情報、処理予定などを送信するとよい。
上記システムSでのサーバ装置10での処理によれば、相場関連情報に基づいてリサイクル処理の費用が見積もられる。したがって、依頼業者は、その費用を徒に高く設定されることを防ぐことができる。一方で、相場関連情報に基づいてリサイクル処理の費用が見積もられるので、システムSに登録する複数の業者は適正な価格でリサイクル処理を受けることが可能になる。このように、サーバ装置10での処理によれば、ソーラーパネルのリサイクル処理における費用設定をより好適に行うことができる。よって、システムSは、ソーラーパネルの使用者つまり後の依頼者と、リサイクル処理に関わる業者との双方がコスト面で納得し得るシステムとなり得、ソーラーパネルのリサイクル処理を促進させることができる。
また、有価物の取引価格が下がる方向に有価物の相場関連情報が変動しているとき、有価物の相場関連情報に基づいて第1所定期間経過後の有価物の売却予想価格を算出することが行われて、リサイクル処理の費用が見積もられる。したがって、このように有価物の相場関連情報が変動しているとき、有価物の売却予想価格が見積額を低くする方向に影響することを抑制することができる。その結果、依頼業者Cにとっては高めの請求金額が見積もられる可能性があるが、最終的に請求される金額との開きを抑制することが可能になる。
更に、上記実施形態では、リサイクル処理の依頼完了後に、リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の売却処理予定日を算出することが実行される。そして、取得した相場関連情報が有価物の取引価格が上がる方向に変動しているとき有価物の保管場所の空き情報に基づいて、売却処理予定日を算出することが実行される。したがって、リサイクル処理の分別解体処理により生じた有価物を、より高い値段で売却することが期待される。この結果、依頼業者への請求金額をその分抑制したり、リサイクル処理の業者への分配を増やしたりすることが望まれる。なお、算出した売却処理予定日を採用するか否かなどは、依頼業者次第であるとよい(ステップS611)。当該システムSつまりサーバ装置10及びそこでの情報処理は、相場関連情報を単に採用して、依頼者とリサイクル処理に関わる業者との双方を好適に結びつけることを目指すものであり、例えば有価物の高値での取引を保証するものではないからである。
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。例えば、コンピュータであるサーバ装置10は1つのコンピュータである必要はなく、複数のコンピュータを備えるシステムとして構成されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
10 サーバ装置(情報処理装置)
20 制御部
22 記憶部
24 通信部

Claims (9)

  1. ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の相場関連情報を取得することと、
    前記リサイクル処理の受付情報を取得することと、
    取得した前記相場関連情報と、取得した前記受付情報とに基づいて、前記リサイクル処理の費用を見積もることであって、記憶されているソーラーパネルに含まれる有価物のデータを読み出し、取得した前記受付情報における被処理ソーラーパネルの枚数に基づいてリサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の量を見積もり、見積もられた前記有価物の量と、取得した前記相場関連情報とに基づいて該有価物の売却予想価格を算出することを含む、前記リサイクル処理の費用を見積もること
    を実行する制御部を備え
    前記リサイクル費用を見積もることは、
    前記有価物の取引価格が上がる方向に前記有価物の前記相場関連情報が変動しているとき、前記相場関連情報における前記リサイクル処理の受付処理の所定の時期における有価物の取引価格に基づいて算出された前記有価物の売却予想価格に基づいて前記リサイクル処理の費用を見積もり、
    前記有価物の取引価格が下がる方向に前記有価物の前記相場関連情報が変動しているとき、前記相場関連情報に基づいて算出される前記所定の時期から所定期間経過後の前記有価物の取引予想価格に基づいて算出された前記有価物の売却予想価格に基づいて前記リサイクル処理の費用を見積もる
    ことを含む、
    情報処理装置。
  2. 見積もられる前記リサイクル処理の費用は、前記リサイクル処理で処理される被処理ソーラーパネルに関する運搬費用を含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の売却処理予定日を算出すること
    を更に実行し、
    前記売却処理予定日を算出することは、取得した前記相場関連情報が前記有価物の取引価格が上がる方向に変動しているとき前記有価物の保管場所の空き情報に基づいて実行される、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    取得した前記相場関連情報及び、前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の保管場所の空き情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、予め登録している複数の処理業者の中から、前記リサイクル処理の前記分別解体処理を行う業者を選定すること
    を更に実行する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 少なくとも1つのコンピュータが、
    ソーラーパネルのリサイクル処理により生じ得る有価物の相場関連情報を取得することと、
    前記リサイクル処理の受付情報を取得することと、
    取得した前記相場関連情報と、取得した前記受付情報とに基づいて、前記リサイクル処理の費用を見積もることであって、記憶されているソーラーパネルに含まれる有価物のデータを読み出し、取得した前記受付情報における被処理ソーラーパネルの枚数に基づいてリサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の量を見積もり、見積もられた前記有価物の量と、取得した前記相場関連情報とに基づいて該有価物の売却予想価格を算出することを含む、前記リサイクル処理の費用を見積もること
    を実行する、情報処理方法であって、
    前記リサイクル費用を見積もることは、
    前記有価物の取引価格が上がる方向に前記有価物の前記相場関連情報が変動しているとき、前記相場関連情報における前記リサイクル処理の受付処理の所定の時期における有価物の取引価格に基づいて算出された前記有価物の売却予想価格に基づいて前記リサイクル処理の費用を見積もり、
    前記有価物の取引価格が下がる方向に前記有価物の前記相場関連情報が変動しているとき、前記相場関連情報に基づいて算出される前記所定の時期から所定期間経過後の前記有価物の取引予想価格に基づいて算出された前記有価物の売却予想価格に基づいて前記リサイクル処理の費用を見積もる
    ことを含む、
    情報処理方法
  6. 見積もられる前記リサイクル処理の費用は、前記リサイクル処理で処理される被処理ソーラーパネルに関する運搬費用を含む、
    請求項に記載の情報処理方法。
  7. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の売却処理予定日を算出すること
    を更に実行し、
    前記売却処理予定日を算出することは、取得した前記相場関連情報が前記有価物の取引価格が上がる方向に変動しているとき前記有価物の保管場所の空き情報に基づいて実行される、
    請求項又はに記載の情報処理方法。
  8. 前記少なくとも1つのコンピュータが、
    取得した前記相場関連情報及び、前記リサイクル処理の分別解体処理により生じ得る有価物の保管場所の空き情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、予め登録している複数の処理業者の中から、前記リサイクル処理の前記分別解体処理を行う業者を選定すること
    を更に実行する、
    請求項からのいずれか一項に記載の情報処理方法。
  9. 請求項からに記載の情報処理方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラム。
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