JP6913727B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
電気自動車に搭載されるバッテリユニットは、使用により劣化するが、劣化状態によって、車載用として再利用可能な場合と車載用としては性能が不十分な場合とが存在する。また、劣化したバッテリユニットは、車載用としては性能が不十分な場合であっても、他の用途では十分に使用可能であることがある。そこで、車載用の劣化したバッテリユニットを他の製品に搭載することによって、バッテリユニットを再利用する技術の検討が進められている。また、バッテリを再利用するにあたり、バッテリの再利用の可否を判定する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−156768号公報
車載用のバッテリユニットは様々な用途で再利用が可能である。また、バッテリユニットはバッテリを含む複数の構成部品によって構成されているが、構成部品ごとに劣化状態はそれぞれ異なる。また、再利用時に必要とされる構成部品は、再利用の用途によってそれぞれ異なる。そのため、たとえ一部の構成部品の劣化が著しい場合であっても、当該構成部品が必要とされない用途においては、バッテリ及びその他の構成部品の再利用が可能である場合がある。しかしながら、従来、車載用の劣化したバッテリユニットがどの用途において再利用可能であるのかを、利用者が容易に把握することができないという課題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、バッテリユニットを再利用可能な用途を提示することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的としている。
この発明に係る情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):本発明の一態様に係る情報処理装置は、二次電池を含む二次電池装置を構成する各々の構成部品の状態を示す状態情報を取得する取得部と、前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記他の用途において必要とされる前記構成部品とが対応付けられた対応情報と、前記状態情報と、に基づいて、前記二次電池を使用可能な前記他の用途を選定する解析部と、を備えるものである。
(2):上記(1)の態様において、前記解析部は、前記対応情報に含まれる前記用途ごとにそれぞれ要求される前記構成部品ごとの状態を示す第1状態と、前記状態情報に含まれる前記構成部品ごとの状態を示す第2状態と、を比較し、全ての前記構成部品の前記第2状態が前記第1状態をそれぞれ満たす前記用途を選定する。
(3):上記(1)又は(2)の態様において、前記解析部は、前記対応情報に含まれる前記用途ごとにそれぞれ要求される前記構成部品ごとの状態を示す第1状態と、前記状態情報に含まれる前記構成部品ごとの状態を示す第2状態と、を比較し、少なくとも1つの前記構成部品の前記第2状態が前記第1状態を満たしていない前記用途を選定し、選定された前記用途と少なくとも1つの前記構成部品とが対応付けられた情報を生成する。
(4):上記(1)から(3)のうちいずれか一つの態様において、前記解析部は、前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記用途で再利用される場合における前記二次電池装置の相場とが対応付けられた相場情報に基づいて、選定された前記用途と前記相場とが対応付けられた情報を生成する。
(5):本発明の他の態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、二次電池を含む二次電池装置を構成する各々の構成部品の状態を示す状態情報を取得することと、前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記他の用途において必要とされる前記構成部品とが対応付けられた対応情報と、前記状態情報と、に基づいて、前記二次電池を使用可能な前記他の用途を選定することと、を備えるものである。
(6):本発明の他の態様に係るプログラムは、コンピュータに、二次電池を含む二次電池装置を構成する各々の構成部品の状態を示す状態情報を取得させ、前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記他の用途において必要とされる前記構成部品とが対応付けられた対応情報と、前記状態情報と、に基づいて、前記二次電池を使用可能な前記他の用途を選定させるものである。
上述した(1)〜(6)の態様によれば、バッテリユニットを再利用可能な用途を提示することができる。
第1実施形態に係る情報処理システム1の全体構成図である。 第1実施形態に係る車両10の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る車両10の車室内に設けられる表示部182の位置について説明するための図である。 第1実施形態に係る情報処理装置300の機能構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る状態データ356の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る対応情報352の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る相場情報354の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る提供データ358の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る表示部182に表示される画像の一例を示す図である。 第1実施形態に係る情報処理システム1により実行される処理を示すシーケンス図である。 第2実施形態に係る提供データ358の構成の一例を示す図である。 第2実施形態に係る表示部182に表示される画像の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムの実施形態について説明する。以下の説明において、車両は、電気自動車(EV;Electric Vehicle)であるものとするが、車両の走行用の電力を供給する二次電池を搭載した車両であればよく、ハイブリッド電気自動車(HEV;Hybrid Electric Vehicle)、又は燃料電池自動車(FCV;Fuel Cell Vehicle)等であってもよい。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
[情報処理システム1の全体構成]
図1は、第1実施形態に係る情報処理システム1の全体構成図である。情報処理システム1は、少なくとも1つの車両10と、情報処理装置300とを備える。車両10と、情報処理装置300とは、ネットワークNWを介して互いに通信を行う。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ装置、及び無線基地局等を含む。
情報処理システム1において、情報処理装置300は、車両10に搭載されるバッテリ120を含むバッテリユニット100の構成部品ごとの劣化状態等に関する情報を管理する。情報処理装置300は、バッテリユニット100の再利用等に関する各種情報を車両10へ提供する。
[車両10の構成]
以下、車両10の構成の一例について説明する。
図2は、第1実施形態に係る車両10の構成の一例を示す図である。図2に示すように、車両10は、モータ12(電動機)と、駆動輪14と、ブレーキ装置16と、車両センサ20と、PCU(Power Control Unit)30と、充電口70と、充電コンバータ72と、バッテリユニット100と、車両記憶装置160と、通信装置170と、表示装置180と、を備える。
モータ12は、例えば、三相交流電動機である。モータ12のロータは、駆動輪14に連結される。モータ12は、供給される電力を用いて動力を駆動輪14に出力する。また、モータ12は、車両の減速時に車両の運動エネルギーを用いて発電する。
ブレーキ装置16は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータとを備える。ブレーキ装置16は、ブレーキペダルの操作によって発生した油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置16は、上記説明した構成に限らず、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
車両センサ20は、アクセル開度センサと、車速センサと、ブレーキ踏量センサと、を備える。アクセル開度センサは、運転者による加速指示を受け付けるアクセルペダルに取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として制御部36に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機とを備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両の速度(車速)を導出し、制御部36に出力する。ブレーキ踏量センサは、ブレーキペダルに取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として制御部36に出力する。
PCU30は、例えば、変換器32と、VCU(Voltage Control Unit)34と、制御部36と、ラジエータ38とを備える。なお、これらの構成要素をPCU30として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
変換器32は、例えば、AC−DC変換器である。変換器32の直流側端子は、直流リンクDLに接続されている。直流リンクDLには、VCU34を介してバッテリ120が接続されている。変換器32は、モータ12により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力する。
VCU34は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU34は、バッテリ120から供給される電力を昇圧して直流リンクDLに出力する。
制御部36は、例えば、モータ制御部と、ブレーキ制御部と、バッテリ・VCU制御部と、を備える。モータ制御部、ブレーキ制御部、及びバッテリ・VCU制御部は、それぞれ別体の制御装置、例えば、モータECU(Electronic Control Unit)、ブレーキECU、バッテリ・VCUECUといった制御装置に置き換えられてもよい。
バッテリ・VCU制御部は、例えば後述するバッテリECU145により収集、算出されたバッテリ120の電流値、電圧値、温度、SOH、稼働時間、及び経過年数等の、バッテリユニット100の各構成部品の劣化状態の判定に用いられる各種情報(以下、「バッテリユニット状態収集データ」という。)に基づいて、後述する状態データ356を生成する。バッテリ・VCU制御部は、生成された状態データ356を車両記憶装置160に記憶させる。
モータ制御部は、車両センサ20の出力に基づいて、モータ12を制御する。ブレーキ制御部は、車両センサ20の出力に基づいて、ブレーキ装置16を制御する。VCU34は、バッテリ・VCU制御部からの指示に応じて、直流リンクDLの電圧を上昇させる。
低圧バッテリ40は、例えば、主に車両制御や補機作動等のために電気を供給するためのバッテリである。低圧バッテリ40の規定電圧は、バッテリ120の規定電圧より低い電圧である。コンプレッサ42は、例えば車両10に設けられた空調装置に圧縮空気を供給するデバイスである。コンプレッサ42は、バッテリ120に接続され、バッテリ120により供給される電気で作動する。
充電口70は、車両10の車体外部に向けて設けられている。充電口70は、充電ケーブル520を介して充電器500に接続される。充電ケーブル520は、第1プラグ522と第2プラグ524を備える。第1プラグ522は、充電器500に接続され、第2プラグ524は、充電口70に接続される。充電器500から供給される電気は、充電ケーブル520を介して充電口70に供給される。
充電ケーブル520は、電力ケーブルに付設された信号ケーブルを含む。信号ケーブルは、車両10と充電器500の間の通信を仲介する。したがって、第1プラグ522と第2プラグ524のそれぞれには、電力コネクタと信号コネクタが設けられている。
充電コンバータ72は、バッテリ120と充電口70の間に設けられる。充電コンバータ72は、充電口70を介して充電器500から導入される電流、例えば交流電流を直流電流に変換する。充電コンバータ72は、変換した直流電流をバッテリ120に対して出力する。
バッテリユニット100は、IPU(Intelligent Power Unit)150を備える。IPU150は、バッテリ120と、付属部品と、を備える。図2に示すように、付属部品には、冷却ファン141と、電流センサ142と、電圧センサ143と、温度センサ144と、バッテリECU145と、コンタクタ146と、ヒューズ148とが含まれる。IPU150は、図示しないケース部材を備えており、ケース部材の中にIPU150の各部材が収容される。
バッテリ120は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池(蓄電池)である。バッテリ120は、車両10の外部の充電器500から導入される電力を蓄え、車両10の走行のための放電を行う。
冷却ファン141は、バッテリECU145により出力される制御信号に基づいて羽根部材を回転させる。冷却ファン141は、羽根部材を回転させることにより、IPU150のケース内の各デバイスを冷却する。
電流センサ142は、バッテリ120とVCU34との間に設けられ、バッテリ120により供給される電気の電流値を検出する。電流センサ142は、検出した電流値をバッテリECU145に出力する。
電圧センサ143は、バッテリ120に設けられ、バッテリ120により供給される電気の電圧を検出する。電圧センサ143は、検出した電圧をバッテリECU145に出力する。
温度センサ144は、例えばバッテリ120に取り付けられ、バッテリ120の温度を検出する。温度センサ144は、検出したバッテリ120の温度をバッテリECU145に出力する。
バッテリECU145は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性記憶媒体を有する記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
バッテリECU145は、電流センサ142、電圧センサ143、及び温度センサ144により出力される各情報やその他の情報に基づいて、冷却ファン141の動作制御やコンタクタ146の開閉制御等を行う。
バッテリECU145は、計時機能を備えており、現在時刻やバッテリユニット100が車両10に搭載されてからの時間を計測する。バッテリECU145は、電流センサ142、電圧センサ143、及び温度センサ144により出力される各情報や計時機能により計測した時間等に基づいて、バッテリ120のSOC(State Of Charge)やSOH(State Of Health)を算出する。バッテリECU145は、算出したSOCやSOHの情報を、必要に応じて車両記憶装置160に格納したり、通信装置170に出力したりする。バッテリ120は、計時機能による計時結果に基づいて、バッテリ120の稼働時間及びバッテリ120を車両10に搭載してから経過した年数(以下、「経過年数」という。)を算出して収集する。バッテリ120は、収集した稼働時間及び経過年数を車両記憶装置160に格納する。
また、バッテリECU145は、電流センサ142により出力されるバッテリ120の電流、電圧センサ143により出力されるバッテリ120の電圧、及び温度センサ144により出力されるバッテリ120の温度等の各情報を監視するとともに収集する。バッテリECU145は、収集したこれらの情報を、車両記憶装置160に格納する。
コンタクタ146は、バッテリ120とVCU34との間に設けられたデバイスである。コンタクタ146は、バッテリ120から過剰な電流が供給されることを防止する。コンバータ147は、低圧バッテリ40に対してバッテリ120の電気を供給するため、バッテリ120により供給された電気を降圧する。
ヒューズ148は、バッテリ120とVCU34との間に設けられ、短絡時におけるバッテリ120から過剰な電流が供給されることを防止する。
車両記憶装置160は、例えば、バッテリECU145に含まれる例えば、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置により実現される。車両記憶装置160は、例えば、バッテリECU145により収集、算出されたバッテリ120の電流値、電圧値、温度、SOH、稼働時間、及び経過年数等、満充電時の充電容量、過去に行われた充電の回数、バッテリユニット100の内部を流れる電流の抵抗値、及びバッテリフェールセーフ機能からの情報等を、上述したバッテリユニット状態収集データとして記憶する。
通信装置170は、セルラー網やWi−Fi網を接続するための無線モジュールを含む。通信装置170は、車両記憶装置160に記憶された状態データ356を、図1に示すネットワークNWを介して、情報処理装置300に送信する。
表示装置180は、例えば、表示部182と、表示制御部184とを備える。表示部182は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)表示装置等である。また、表示部182は、タッチパネル等のように、操作者の手指等の接触による入力操作を受け付ける操作部としての機能を備えていてもよい。また、表示部182は、例えば、MID(Multi Information Display)であり、表示制御部184の制御に応じた情報を表示する。また、表示部182は、車両10の車室内の所定の位置に設けられる。
図3は、第1実施形態に係る車両10の車室内に設けられる表示部182の位置について説明するための図である。図3の例では、表示部182として、第1表示部182Aと、第2表示部182Bと、第3表示部182Cとが設けられている。
第1表示部182Aは、例えば、運転席191A及び助手席191Bの前方のインストルメントパネル192に設けられた車速計等の計器類を備えるメータパネル部に配置される。第2表示部182B及び第3表示部182Cは、例えば、車室内のインストルメントパネル192における運転席191Aの左前方付近に配置される。第2表示部182Bは、例えば、インストルメントパネル192の中央部に配置される。第3表示部182Cは、インストルメントパネル192において第2表示部182Bよりも上方に配置される。第2表示部182Bは、第3表示部182Cよりも、車両10の運転者が運転中又は周辺監視中に視認し難く、運転の邪魔にならない位置に配置されている。第3表示部182Cは、第2表示部182Bよりも、車両10の運転者が視認し易い位置(例えば、運転者が、より小さな視線移動で視認可能な位置)に配置されている。
第1表示部182A、第2表示部182B、及び第3表示部182Cの各表示部には、車両10に搭載された各種計器類により検出された情報や、車両10に搭載されるナビゲーション装置(不図示)により生成される画像、テレビ番組、DVDに記憶されたり、ダウンロードされた映像等のコンテンツが表示される。また、各表示部には、制御部36により得られる情報や、情報処理装置300から送信された情報(例えば、後述する提供データ358に基づく情報)等が表示される。表示制御部184は、各表示部に上述した各種情報を表示させる。また、表示制御部184は、各表示部に表示される表示内容を車両ユーザの指示又は車両の走行状況に基づいて、適宜入れ替え可能に制御される。また、表示制御部184は、表示内容に対応する音声を表示装置180に含まれるスピーカ(不図示)によって出力させてもよい。
[情報処理装置300の構成]
以下、情報処理装置300の構成の一例について説明する。
図4は、第1実施形態に係る情報処理装置300の機能構成の一例を示す図である。情報処理装置300は、例えば、通信部310と、取得部320と、解析部330と、提供部340と、記憶部350とを備える。
取得部320、解析部330、及び提供部340は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部又は全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性記憶媒体)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。記憶部350は、前述した記憶装置により実現される。
通信部310は、取得部320による制御により、ネットワークNWを介して少なくとも1つの車両10により送信された各種のデータ(例えば、状態データ356)を受信する。通信部310は、受信したデータを取得部320へ出力する。また、通信部310は、提供部340から出力された各種のデータを取得する。通信部310は、提供部340による制御により、提供部340から取得したデータを車両10へ送信する。
取得部320は、少なくとも1つの車両10により送信された状態データ356を、通信部310を介して取得する。取得部320は、取得した状態データ356を記憶部350に記憶させる。
以下、状態データ356の構成の一例について説明する。
図5は、第1実施形態に係る状態データ356の構成の一例を示す図である。図示するように、状態データ356は、例えば、「車両ID」と、「部品ID」と、「部品種別」と、「状態ランク」とが対応付けられたデータである。
「車両ID」は、情報処理装置300へ状態データ356を送信した車両10を識別する識別情報である。「部品ID」は、当該車両10が備えるバッテリユニット100の各構成部品をそれぞれを識別する識別情報である。「部品種別」は、部品IDによって識別される各構成部品の種別をそれぞれ示す情報である。
「状態ランク」は、部品IDによって識別される各構成部品の劣化状態の程度を示す情報である。例えば、図5に示すように、状態ランクの値は、「A」、「B」、及び「C」で表される。例えば「A」は、構成部品にほぼ劣化が認められていないことを表す。また、例えば「B」は、構成部品に軽度の劣化が認められたことを表す。また、例えば「C」は、構成部品に重度の劣化が認められたことを表す。
各構成部品の劣化状態の判定は、車両10(バッテリ・VCU制御部)において、上述したバッテリユニット状態収集データを解析することによって行われる。なお、劣化状態が軽度であるか又は重度であるかの判定の基準は、構成部品ごとに異なっていてもよい。例えば、バッテリ120の劣化状態は、満充電時の充電容量等に基づいて判定される。また、各構成部品の劣化状態の判定には、例えば、過去に行われた充電の回数、バッテリユニット100の内部を流れる電流の抵抗値、又はバッテリフェールセーフ機能からの情報等に基づいて判定することができる。
なお、本実施形態においては、車両10が、バッテリユニット100の各構成部品の劣化状態を判定して状態データ356を生成し、当該状態データ356を情報処理装置300へ送信する構成であるが、これに限られるものではない。例えば、車両10は、満充電時の充電容量や過去に行われた充電の回数等のバッテリユニット状態収集データを情報処理装置300へ送信し、情報処理装置300が、当該データに基づいてバッテリユニット100の各構成部品の劣化状態を判定して状態データ356を生成する構成であってもよい。
解析部330は、記憶部350に記憶された、対応情報352と、相場情報354と、状態データ356とに基づいて、提供データ358を生成する。解析部330は、生成された提供データ358を、記憶部350に記憶させる。
以下、対応情報352の構成の一例について説明する。
図6は、第1実施形態に係る対応情報352の構成の一例を示す図である。対応情報352は、バッテリユニット100の再利用の各用途(「用途A」〜「用途H」)に対してそれぞれ要求される、バッテリユニット100の構成部品ごとの劣化状態を表す情報である。対応情報352は、例えば情報処理装置300の運用管理者等よって予め記憶部350に格納される。
図6に示す対応情報352は、例えば、バッテリユニット100が用途Aで再利用されるためには、バッテリ120、冷却ファン141、電流センサ142、電圧センサ143、温度センサ144、及びバッテリECU145の劣化状態の状態ランクが「A」であり、かつ、コンタクタ146、ヒューズ148、及びコンバータ147の劣化状態の状態ランクが「B」以上である(すなわち、「B」又は「A」である)必要があることを表している。また、図6に示す対応情報352は、例えば、バッテリユニット100が用途Eで再利用されるためには、バッテリ120、バッテリECU145、コンタクタ146、及びヒューズ148の劣化状態の状態ランクが「B」以上であり(すなわち、「B」又は「A」であり)、冷却ファン141の劣化状態の状態ランクが「C」以上であり(すなわち、「C」、「B」又は「A」であり)、電流センサ142、電圧センサ143、温度センサ、及びコンバータ147については不要である(すなわち、用途Eでは使用されない)ことを表している。
以下、相場情報354の構成の一例について説明する。
図7は、第1実施形態に係る相場情報354の構成の一例を示す図である。図示するように、相場情報354は、再利用される用途ごとのバッテリユニット100の相場(買取価格)を表す情報である。相場情報354は、例えば情報処理装置300の運用管理者等よって予め記憶部350に格納される。又は、情報処理装置300は、例えば車載部品の販売サイト等を管理する外部のサーバ装置(図示せず)等から、用途ごとのバッテリユニット100の平均買取価格を示す情報を取得し、当該情報に基づいて相場情報354を生成及び更新するようにしてもよい。
例えば、記憶部150に、図6に示す対応情報352と図5に示す状態データ356とが記憶されている場合、解析部330は、図5に示す状態データ356の状態ランクの値を満たす用途を、図6に示す対応情報352の用途の中から抽出する。具体的には、解析部330は、図6に示す対応情報352と図5に示す状態データ356とに基づいて、「用途D」、「用途F」、及び「用途H」を抽出する。
また、例えば、記憶部150に、図7に示す相場情報354が記憶されている場合、解析部330は、上記抽出された「用途D」、「用途F」、及び「用途H」に対応する買取価格の値を、図7に示す相場情報354の買取価格の中から抽出する。解析部330は、図5に示す状態データ356の車両IDの値と、上記抽出された用途(「用途D」、「用途F」、及び「用途H」)と、当該用途ごとの上記抽出された買取価格の値とが対応付けられた、図8に示す提供データ358を生成する。図8は、第1実施形態に係る提供データ358の構成の一例を示す図である。解析部330は、生成された提供データ358を記憶部350に記憶させる。
提供部340は、記憶部350に記憶された提供データ358を取得し、当該提供データ358を通信部310を介して車両10へ送信する。
通信部310は、提供部340から提供データ358を取得する。通信部310は、提供部340による制御により、ネットワークNWを介して、提供データ358に含まれる車両IDに対応する車両10へ当該提供データ358を送信する。
図2に示す車両10の通信装置170は、情報処理装置300から送信された提供データ358を取得する。通信装置170は、取得された提供データ358を表示装置180へ出力する。表示装置180の表示制御部184は、取得された提供データ358に基づいて、表示部182に表示される画像を生成する。表示部181は、表示制御部184によって生成された画像を表示する。当該画像は、例えば、図3に示す第2表示部182Bに表示される。なお、当該画像は、第1表示部182A、又は第3表示部182Cに表示されてもよい。
なお、本実施形態においては、車両10が、情報処理装置300から送信される提供データ358を受信し、当該提供データ358に基づく画像を生成するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置300が、提供データ358に基づく画像を生成し、当該画像を示す情報を車両10へ送信する構成であってもよい。
[表示部182の表示例]
以下、表示部182における、提供データ358に基づく画像の表示例について説明する。
図9は、第1実施形態に係る表示部182に表示される画像の一例を示す図である。図9に示す画像IM1は、車両10の保有者への、バッテリユニット100の売却アドバイスに関する情報を含む画像である。図9に示すように、画像IM1には、見出し表示領域A11と、アドバイス情報表示領域A12と、GUIスイッチ表示領域A13とが含まれる。
見出し表示領域A11には、画像IM1に含まれる情報の見出しを示す情報が表示される。図9の例においては、見出し表示領域A11には、「バッテリの売却アドバイス」という文字情報が表示されている。
アドバイス情報表示領域A12には、車両10の保有者への、バッテリユニット100の売却に関するアドバイスを示す情報が表示される。当該情報には、情報処理装置300によって生成された提供データ358の内容が含まれる。図9の例において、アドバイス情報表示領域A12には、「現在使用中のバッテリユニットは、以下の用途で再利用することができます。また、用途ごとの買取価格は以下の通りです。・用途D(買取価格:〇〇〇円)・用途F(買取価格:〇〇〇円)・用途H(買取価格:〇〇〇円)」といった文字情報が表示されている。この情報に基づいて、車両10の保有者は、バッテリユニット100の売却を検討することができる。
GUIスイッチ表示領域A13には、例えば車両10の保有者からの指示を受け付けるアイコンが表示される。図9に例示するように、アイコンは、例えば「OK」の文字等が描画されたアイコンIC11を含む。表示制御部184は、例えば車両10の保有者によりアイコンIC11が選択された場合に、画像IM1の表示を終了する。
なお、上述した画像IM1を生成するための元情報である提供データ358は、所定のタイミングで、情報処理装置300のから車両10へ提供される。所定のタイミングとは、例えば、所定間隔(例えば、24時間ごと)、又は車両10から情報処理装置300へ提供データ358の送信要求が行われたタイミング等である。
例えば、表示制御部184は、車両10が起動している場合(イグニッションがオン状態の場合)に、表示部182の一部の表示領域に画像IM1を常時表示させてもよく、車両10が停止した場合や、第1表示部182Aから第3表示部182Cのうち、何れかを車両ユーザが操作した場合に、操作した表示部182の一部に上述した画像IM1を表示させてもよい。また、表示制御部184は、車両10が走行中である場合には、運転者の周辺監視及び運転操作の邪魔にならないように、第2表示部182Bに表示させるように制御してもよい。また、表示制御部184は、上述したアイコンIC11が選択された場合だけでなく、運転者の声の入力を受け付け、入力された声の解析結果に基づいて画像IM1の表示終了等の処理を行ってもよい。
[処理シーケンス]
以下、情報処理システム1により実行される処理の流れの一例について説明する。
図10は、第1実施形態に係る情報処理システム1により実行される処理を示すシーケンス図である。以下では、車両10と情報処理装置300とを用いて処理の流れを説明する。情報処理装置300は、予め、対応情報352及び相場情報354を外部の装置又は記憶媒体等から取得し、記憶部350に格納する(ステップS100)。
車両10の制御部36のバッテリ・VCU制御部は、バッテリ120を含むバッテリユニット100の各構成部品に関する情報をそれぞれ取得する(ステップS102)。ここでいう各構成部品に関する情報とは、例えば、各構成部品の劣化状態を判定するために必要となる情報(例えば、上述したバッテリユニット状態収集データを含む)である。各構成部品に関する情報には、例えば、満充電時の充電容量、過去に行われた充電の回数、バッテリユニット100の内部を流れる電流の抵抗値、及びバッテリフェールセーフ機能からの情報等が含まれる。
バッテリ・VCU制御部は、バッテリユニット100の各構成部品に関する情報を解析し、各構成部品の劣化状態をそれぞれ判定する。バッテリ・VCU制御部は、劣化状態の判定結果に基づいて状態データ356を生成する(ステップS104)。バッテリ・VCU制御部は、状態データ356を車両10の通信装置170へ出力する。なお、バッテリ・VCU制御部は、状態データ356を一時的に車両記憶装置160に記憶させるようにしてもよい。通信装置170は、状態データ356をネットワークNWを介して情報処理装置300へ送信する(ステップS106)。
情報処理装置300の取得部320は、車両10により送信された状態データ356を、通信部310を介して取得する。取得部320は、取得した状態データ356を記憶部350に記憶させる。解析部330は、記憶部350に記憶された、対応情報352と、相場情報354と、状態データ356とに基づいて解析を行い、車両10に搭載されたバッテリユニット100の再利用の可否を用途ごとに判定する(ステップS108)。
解析部330は、バッテリユニット100の再利用の可否の判定結果に基づいて提供データ358を生成する(ステップS110)。解析部330は、生成された提供データ358を、記憶部350に記憶させる。提供部340は、記憶部350に記憶された提供データ358を取得し、当該提供データ358を通信部310を介して車両10へ送信する(ステップS112)。
車両10の通信装置170は、情報処理装置300から送信された提供データ358を取得する。通信装置170は、取得された提供データ358を表示装置180へ出力する。表示装置180の表示制御部184は、取得された提供データ358に基づいて、表示部182に表示される画像を生成する。表示部181は、表示制御部184によって生成された画像を表示する(ステップS114)。
以上で、図10のシーケンス図が示す、情報処理システム1により実行される処理が終了する。
以上説明したように、第1実施形態に係る情報処理装置300は、バッテリ120(二次電池)を含むバッテリユニット100(二次電池装置)を構成する各々の構成部品の状態を示す状態データ356(状態情報)を取得する取得部320を備える。また、情報処理装置300は、バッテリ120をバッテリユニット100として使用する用途(すなわち、バッテリユニット100を車載用として使用する用途)とは異なる少なくとも1つの他の用途と当該他の用途において必要とされる構成部品とが対応付けられた対応情報352と、状態データ356と、に基づいて、バッテリ120を使用可能な他の用途を選定する解析部330を備える。解析部330は、対応情報352に含まれる用途ごとにそれぞれ要求される構成部品ごとの劣化状態(第1状態)と、状態データ356に含まれる構成部品ごとの劣化状態(第2状態)と、を比較する。解析部330は、全ての構成部品の劣化状態(第2状態)が対応情報352に定義された劣化状態(第1状態)をそれぞれ満たす前記用途を選定する。
このような構成を備えることにより、第1実施形態に係る情報処理装置300は、バッテリユニット100の構成部品の一部がたとえ劣化していたとしても、各構成部品の劣化状態に応じて適切な再利用の用途を選定し、使用者に対して提示することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。
上述した第1実施形態に係る情報処理システム1では、情報処理装置300の解析部330は、状態データ356に含まれる各構成部品のそれぞれの状態ランク(第2状態)が、対応情報352に含まれる用途ごとに定義された各構成部品のそれぞれの状態ランク(第1状態)を全て満たしている用途のみを抽出する構成であった。しかしながら、例えば車両10の保有者自身が、劣化した構成部品のいくつか(例えば、1つ又は2つ)を交換(又は修理)して劣化状態の状態ランクを高く(例えば「A」に)することによって、バッテリユニット100を再利用可能な用途を更に増やすことができる可能性がある。
以下に説明する第2実施形態に係る情報処理システム1は、例えば車両10の保有者に対して、現状のバッテリユニット100のままで再利用可能な用途を提示するだけでなく、バッテリユニット100の構成部品のいくつかを交換(又は修理)した場合に再利用可能となる用途を併せて提示する。
例えば、記憶部150に、図6に示す対応情報352と図5に示す状態データ356とが記憶されている場合、解析部330は、図5に示す状態データ356の状態ランクの値によって全ての構成部品に対する条件が満たされる用途を、図6に示す対応情報352の用途の中から抽出する。具体的には、解析部330は、図6に示す対応情報352と図5に示す状態データ356とに基づいて、「用途D」、「用途F」、及び「用途H」を抽出する。
さらに、解析部330は、図5に示す状態データ356の状態ランクの値では最大2つまでの構成部品に対する条件が満たされない用途を、図6に示す対応情報352の用途の中から抽出する。具体的には、解析部330は、図6に示す対応情報352と図5に示す状態データ356とに基づいて、「用途E」を抽出する。また、解析部330は、条件が満たされない上記の最大2つまでの構成部品を特定する。具体的には、解析部330は、図6に示す対応情報352と図5に示す状態データ356とに基づいて、「冷却ファン」と「バッテリECU」とを特定する。なお、本実施形態においては、解析部330は、最大2つまでの構成部品に対する条件が満たされない用途を抽出するものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、最大1つまで、最大3つまで、又は上限なしで抽出する構成であってもよい。
また、例えば、記憶部150に、図7に示す相場情報354が記憶されている場合、解析部330は、上記抽出された「用途D」、「用途E」、「用途F」、及び「用途H」に対応する買取価格の値を、図7に示す相場情報354の買取価格の中から抽出する。解析部330は、図5に示す状態データ356の車両IDの値と、上記抽出された用途(「用途D」、「用途E」、「用途F」、及び「用途H」)と、上記特定された構成部品(「冷却ファン」及び「バッテリECU」)と、当該用途ごとの上記抽出された買取価格の値とが対応付けられた図11に示す提供データ358を生成する。図11は、第2実施形態に係る提供データ358の構成の一例を示す図である。解析部330は、生成された提供データ358を記憶部350に記憶させる。
提供部340は、記憶部350に記憶された提供データ358を取得し、当該提供データ358を通信部310を介して車両10へ送信する。
通信部310は、提供部340から提供データ358を取得する。通信部310は、提供部340による制御により、ネットワークNWを介して、提供データ358に含まれる車両IDに対応する車両10へ当該提供データ358を送信する。
図2に示す車両10の通信装置170は、情報処理装置300から送信された提供データ358を取得する。通信装置170は、取得された提供データ358を表示装置180へ出力する。表示装置180の表示制御部184は、取得された提供データ358に基づいて、表示部182に表示される画像を生成する。表示部181は、表示制御部184によって生成された画像を表示する。
[表示部182の表示例]
以下、表示部182における、提供データ358に基づく画像の表示例について説明する。
図12は、第2実施形態に係る表示部182に表示される画像の一例を示す図である。図12に示す画像IM2は、車両10の保有者への、バッテリユニット100の売却アドバイスに関する情報を含む画像である。図12に示すように、画像IM2には、見出し表示領域A21と、アドバイス情報表示領域A22と、GUIスイッチ表示領域A23とが含まれる。
見出し表示領域A21には、画像IM2に含まれる情報の見出しを示す情報が表示される。図12の例においては、見出し表示領域A21には、「バッテリの売却アドバイス」という文字情報が表示されている。
GUIスイッチ表示領域A23には、例えば車両10の保有者からの指示を受け付けるアイコンが表示される。図12に例示するように、アイコンは、例えば「OK」の文字等が描画されたアイコンIC21を含む。表示制御部184は、例えば車両10の保有者によりアイコンIC21が選択された場合に、画像IM2の表示を終了する。
アドバイス情報表示領域A22には、車両10の保有者への、バッテリユニット100の売却に関するアドバイスを示す情報が表示される。当該情報には、情報処理装置300によって生成された提供データ358の内容が含まれる。図12の例において、アドバイス情報表示領域A22には、「現在使用中のバッテリユニットは、以下の用途で再利用することができます。また、用途ごとの買取価格は以下の通りです。・用途D(買取価格:〇〇〇円)・用途F(買取価格:〇〇〇円)・用途H(買取価格:〇〇〇円)」、及び「また、一部の部品を交換(又は修理)した場合、以下の用途でも再利用が可能です。その場合の買取価格は以下の通りです。・用途E(買取価格:〇〇〇円)・交換(又は修理)が必要な部品:冷却ファン、バッテリECU」といった文字情報が表示されている。
この情報に基づいて、車両10の保有者は、バッテリユニット100を売却することを検討することができる。さらに、車両10の保有者は、バッテリユニット100を売却する場合に、当該バッテリユニット100を現状の状態のまま売却するか、又は、当該バッテリユニット100の構成部品の一部を交換(又は修理)してから売却するかを、例えば買取価格を参考にして検討することができる。
なお、上述した各実施形態では、バッテリ120はそのまま1つの部品として再利用されるものと仮定したが、これに限られるものではない。例えば、バッテリ120は、複数のモジュールによって構成される場合がある。さらに、バッテリ120の各モジュールは、それぞれ複数のセルによって構成される場合がある。用途によっては、モジュールごと、又はセルごとに再利用可能な場合があることから、モジュールごと、又はセルごとに劣化状態の判定、及び再利用の判定が行われる構成であってもよい。
なお、上述した各実施形態において、情報処理装置300は、再利用可能なバッテリユニット100の購入を希望するユーザ(以下、「二次利用ユーザ」という。)の端末等から送信される要求情報を取得してもよい。ここでいう要求情報には、例えば、二次利用ユーザがバッテリユニット100を再利用する用途、及び、二次利用ユーザが希望するバッテリユニット100の買取希望価格等が含まれる。そして、情報処理装置300は、生成した提供データ358に含まれる用途の中に、上記二次利用ユーザからの要求情報に含まれる用途と同一の用途が存在する場合には、当該提供データ358に、当該二次利用ユーザを識別する情報と、当該要求情報に含まれる買取希望価格を示す情報とを追加して、車両10へ送信してもよい。
これにより、車両10は、当該車両10の保有者に対し、自身が保有する車両10のバッテリユニット100の購入を希望している二次利用ユーザと、当該二次利用ユーザの買取希望価格とを、提示することができる。このように、情報処理装置300は、バッテリユニット100の劣化状態及び再利用の用途に基づいて、例えば、バッテリユニット100の売却を希望する車両10の保有者と、再利用可能なバッテリユニット100の購入を希望している二次利用ユーザと、をマッチングさせるための機能をさらに有していてもよい。
以上、この発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1・・・情報処理システム、10・・・車両、12・・・モータ、14・・・駆動輪、16・・・ブレーキ装置、20・・・車両センサ、32・・・変換器、36・・・制御部、38・・・ラジエータ、40・・・低圧バッテリ、42・・・コンプレッサ、70・・・充電口、72・・・充電コンバータ、100・・・バッテリユニット、120・・・バッテリ、141・・・冷却ファン、142・・・電流センサ、143・・・電圧センサ、144・・・温度センサ、146・・・コンタクタ、147・・・コンバータ、148・・・ヒューズ、150・・・記憶部、160・・・車両記憶装置、170・・・通信装置、180・・・表示装置、181・・・表示部、182・・・表示部、184・・・表示制御部、191A・・・運転席、191B・・・助手席、192・・・インストルメントパネル、300・・・情報処理装置、310・・・通信部、320・・・取得部、330・・・解析部、340・・・提供部、350・・・記憶部、352・・・対応情報、354・・・相場情報、356・・・状態データ、358・・・提供データ、500・・・充電器、520・・・充電ケーブル、522・・・第1プラグ、524・・・第2プラグ

Claims (5)

  1. 二次電池を含む二次電池装置を構成する各々の構成部品の状態を示す状態情報を取得する取得部と、
    前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記他の用途において必要とされる前記構成部品とが対応付けられた対応情報と、前記状態情報と、に基づいて、前記二次電池を使用可能な前記他の用途を選定する解析部と、
    を備え
    前記解析部は、前記対応情報に含まれる前記用途ごとにそれぞれ要求される前記構成部品ごとの状態を示す第1状態と、前記状態情報に含まれる前記構成部品ごとの状態を示す第2状態と、を比較し、全ての前記構成部品の前記第2状態が前記第1状態をそれぞれ満たす前記用途を選定する、
    情報処理装置。
  2. 二次電池を含む二次電池装置を構成する各々の構成部品の状態を示す状態情報を取得する取得部と、
    前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記他の用途において必要とされる前記構成部品とが対応付けられた対応情報と、前記状態情報と、に基づいて、前記二次電池を使用可能な前記他の用途を選定する解析部と、
    を備え
    前記解析部は、前記対応情報に含まれる前記用途ごとにそれぞれ要求される前記構成部品ごとの状態を示す第1状態と、前記状態情報に含まれる前記構成部品ごとの状態を示す第2状態と、を比較し、少なくとも1つの前記構成部品の前記第2状態が前記第1状態を満たしていない前記用途を選定し、選定された前記用途と少なくとも1つの前記構成部品とが対応付けられた情報を生成する、
    情報処理装置。
  3. 前記解析部は、前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記用途で再利用される場合における前記二次電池装置の相場とが対応付けられた相場情報に基づいて、選定された前記用途と前記相場とが対応付けられた情報を生成する
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    二次電池を含む二次電池装置を構成する各々の構成部品の状態を示す状態情報を取得することと、
    前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記他の用途において必要とされる前記構成部品とが対応付けられた対応情報と、前記状態情報と、に基づいて、前記二次電池を使用可能な前記他の用途を選定することと、
    を備え
    前記選定することは、前記対応情報に含まれる前記用途ごとにそれぞれ要求される前記構成部品ごとの状態を示す第1状態と、前記状態情報に含まれる前記構成部品ごとの状態を示す第2状態と、を比較し、全ての前記構成部品の前記第2状態が前記第1状態をそれぞれ満たす前記用途を選定することを含む、
    情報処理方法。
  5. コンピュータに、
    二次電池を含む二次電池装置を構成する各々の構成部品の状態を示す状態情報を取得させ、
    前記二次電池を前記二次電池装置として使用する用途とは異なる少なくとも1つの他の用途と前記他の用途において必要とされる前記構成部品とが対応付けられた対応情報と、前記状態情報と、に基づいて、前記二次電池を使用可能な前記他の用途を選定させ
    前記選定させる際に、前記対応情報に含まれる前記用途ごとにそれぞれ要求される前記構成部品ごとの状態を示す第1状態と、前記状態情報に含まれる前記構成部品ごとの状態を示す第2状態と、を比較させ、全ての前記構成部品の前記第2状態が前記第1状態をそれぞれ満たす前記用途を選定させる、
    プログラム。
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