JP6913616B2 - ギヤ装置 - Google Patents
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Description
前記調整部材は、油圧によって前記付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧するリンク部材であり、前記リンク部材は、油圧に基づいて押圧される受圧部と、前記第1ギヤに支持される支持部と、前記受圧部が油圧に基づいて押圧されることで前記支持部の回りに揺動して前記付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧する作用部と、を有する。
リンク部材の受圧部、支持部、及び作用部を、それぞれ力点、支点、及び作用点とし、てこの原理を利用して付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧することができる。
前記調整部材は、油圧によって前記付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧するとよい。これにより、ギヤ装置の高回転時に、例えば第1ギヤおよび第2ギヤの潤滑に用いる作動油を利用して、付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧することができ、付勢部材を押圧する機構等を別途設ける必要がなく、構成を簡素化することができる。
実施例1の内燃機関は、図1に示すように、クランクシャフト20、ドライブギヤ21(相手側ギヤ)、及びバランサ装置10を備えている。ドライブギヤ21は、クランクシャフト20に固定して設けられている。バランサ装置10は、第1バランスシャフト30(回転軸)、第2バランスシャフト40、ドリブンギヤ50(ギヤ装置)、第1従動ギヤ31、及び第2従動ギヤ41を備えている。第1バランスシャフト30及び第2バランスシャフト40は、クランクシャフト20にその軸方向に平行に配置されている。ドリブンギヤ50は、第1バランスシャフト30に固定して設けられ、ドライブギヤ21と噛合可能になっている。第1従動ギヤ31は、第1バランスシャフト30に固定して設けられている。第2従動ギヤ41は、第2バランスシャフト40に固定して設けられ、第1従動ギヤ31と噛合可能になっている。
ドリブンギヤ50は、図2〜図4に示すように、メインギヤ(第1ギヤ)60、サブギヤ(第2ギヤ)70、トーションスプリング74、リンクアーム(調整部材、リンク部材)80、及びコマ90を備えている。メインギヤ60は、ヘリカルギヤとして構成されている。メインギヤ60は、本体部61、及び複数のメイン歯部62を備えている。本体部61は、中心に貫通穴61Aを有する略円板状である。本体部61は、一方面(サブギヤ70との合わせ面である背面)において周方向に沿った円弧状の凹部63が形成されている。本体部61は、凹部63が形成される円周上において、板厚方向に延出する仕切部65が形成されている。本体部61は、凹部63を構成する側壁の一部(仕切部65に隣接する部分)において、凹部63と略同じ幅で径方向内側に切り欠かれた切欠部66が形成されている。本体部61は、一方面において板厚方向に円筒状に突出する円筒部64が形成されている。円筒部64は、径方向に貫通する貫通孔67が形成されている。複数のメイン歯部62は、本体部61の外周面全体において等間隔に形成されている。メイン歯部62は、歯すじがつるまき線状のハス歯形状である。
リンクアーム80は、図3、図4に示すように、凹部63の一部(図4では右側部分)と仕切部65とによって囲まれたリンクアーム収容空間に収容されている。リンクアーム80は、嵌合部85に嵌め込まれたピン86が凹部63の底壁部分に回転可能に軸支され、凹部63内においてメインギヤ60に対してピン86を中心として揺動する。コマ90は、メインギヤ60の切欠部66内に摺動可能に収容されている。押圧部91は、受圧部82に径方向(メインギヤ60に固定された第1バランスシャフト30の径方向と同じ方向)で接触している。
エンジン駆動前の状態においては、図5に示すように、ドリブンギヤ50は、ドライブギヤ21に対してバックラッシが生じない状態で噛み合っている。エンジン駆動後のドリブンギヤ50の低回転時(例えば、2000rpm以下の時)には、油圧室93において作動油からコマ90にかかる油圧が低く、コマ90によって受圧部82が押圧される力が小さい。そのため、リンクアーム80が回転方向(図3では反時計回り)に揺動せず、トーションスプリング74の付勢力に抗するように突起部73を回転方向に押圧することがない。これにより、トーションスプリング74の弾性力に基づいてメイン歯部62及びサブ歯部72がドライブ歯部22をそれぞれ圧接し続け、ドライブギヤ21とドリブンギヤ50との間にバックラッシが生じないままである。したがって、ドリブンギヤ50の低回転時において、メインギヤ60及びサブギヤ70とドライブギヤ21との間における歯打ち音の発生を抑制することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ドリブンギヤ50の高回転時に、ドライブギヤ21とドリブンギヤ50との間にバックラッシを生じさせたが、バックラッシを生じさせず、低回転時よりも摩擦力が小さい状態で接触させ、噛合い音の発生を抑制させてもよい。
(2)各ギヤ21、31、41,60,70をヘリカルギヤとしたが、ヘリカルギヤでなく平歯車などのギヤであってもよい。
(3)メインギヤ60の分岐油路34は、通路92を介して油圧室93につながっていたが、通路92を介さず、給油路33から径方向に延びて油圧室93に直接つながってもよい。
(4)リンクアーム80が、てこの原理で揺動する構成であったが、てこの原理を用いず、リンクアームが作動油の油圧に基づいて回転方向に移動して押圧する構成であってもよい。
(5)本発明は、バランサ装置に限らず、内燃機関のその他の動力伝達装置に広く適用することが可能である。
30…第1バランスシャフト(回転軸)
50…ドリブンギヤ(ギヤ装置)
60…メインギヤ(第1ギヤ)
70…サブギヤ(第2ギヤ)
74…トーションスプリング(付勢部材)
80…リンクアーム(調整部材、リンク部材)
82…受圧部
84…作用部
86…ピン(支持部)
Claims (3)
- 相手側ギヤに噛合する第1ギヤと、
前記相手側ギヤに噛合し、前記第1ギヤに対して軸方向に並列して相対回転可能な第2ギヤと、
前記第1ギヤ及び前記第2ギヤを周方向で互いに反対方向に付勢する付勢部材と、
前記付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧可能な調整部材と、
を備え、
前記調整部材は、油圧によって前記付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧するリンク部材であり、
前記リンク部材は、
油圧に基づいて押圧される受圧部と、
前記第1ギヤに支持される支持部と、
前記受圧部が油圧に基づいて押圧されることで前記支持部の回りに揺動して前記付勢部材を付勢力に抗する方向に押圧する作用部と、
を有することを特徴とするギヤ装置。 - 前記リンク部材は、前記受圧部と前記支持部の距離が、前記支持部と前記作用部との距離よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のギヤ装置。
- 前記軸方向に直交する方向に切断した断面において、前記付勢部材と前記リンク部材が周方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のギヤ装置。
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