JP6912932B2 - 複合材圧力隔壁 - Google Patents

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Description

本開示は、概して、圧力隔壁に関し、より具体的には、ビークルで使用するための複合材圧力隔壁、及びこのような複合材圧力隔壁を製造する方法に関する。
圧力隔壁は、与圧コンパートメントを非与圧コンパートメントから分離し、加圧によってビークルにかかる歪み及び荷重を支持するのに十分な構造的強度をもたらすために航空機などのビークルで使用される。ある典型的な用途では、圧力隔壁は、航空機胴体の中に備え付けられ、航空機の外板に取り付けられる。多くの圧力隔壁は、湾曲した又はドーム状の表面を有する、部分的に球状の又は実質的に球状の形状を有する。このような隔壁は、ドーム状表面の凹面(又は内曲面)が与圧コンパートメントに対向し、ドーム状表面の凸面(又は外曲面)が非与圧コンパートメントに対向する状態で航空機胴体の中に備え付けられる。
従来の圧力隔壁のデザインは、ドーム状表面を形成するウェブに機械的に締結、共接合、又は共硬化された金属又は複合材の補強部材(又は補強材)を利用しており、通常、複数のセクション及び部分から構成される。ボルト締め、共接合、及び共硬化は、圧力隔壁の開発及び製造工程に対してコスト、労働力、及び滞留時間の増加をもたらし、結果として重たくて複雑な圧力隔壁のデザインとなることが多い。手作業による格子状パターンを有する複合材レイアップを用いる他のデザインは、固有の構造的非効率性をもつようになる。
したがって、ビークル内の与圧コンパートメントの荷重及び歪みの要件を満たすために、比較的単純な構造と十分な構造的強度を有する軽量で低コストな圧力隔壁を提供することが望ましい。
上記の目的及びその他の目的は、圧力隔壁が実装されたビークルにおける主要荷重経路の方向と整列した複合材の補強部材を有する圧力隔壁を形成するために、複合材積層板の製造中に複合材積層板の中で従来なかった方向で延在する半径方向補強部材と周方向補強部材とを一体化させることにより、達成される。この場合、半径方向補強部材及び周方向補強部材は、両方とも一方向繊維を有する。複合材の補強部材における一方向繊維は、繊維を所望する方向に向ける自動繊維配置装置を用いて、主要荷重経路の方向と不連続に配向される。複合材積層板の製造中に複合材積層板の中で不連続に配向された補強部材を一体化させることにより、二次補強要素の必要がなくなり、積層状態で圧力隔壁が完成するので、製造時間とコストが減少する。さらに、半径方向補強部材の従来なかった方向性により、圧力隔壁の強度が調整され、重量が減少する。
本明細書で開示された実施形態は、複合繊維材料内で単一方向で配置された一方向繊維を有する複合繊維材料を有する複数の層を備えた圧力隔壁を提供する。複数の層は、複合繊維材料の2つ以上の全層を備えている。各全層における一方向繊維は、互いに対して概して平行であり、圧力隔壁において配向角で位置付けされている。全層のうちの1つにおける一方向繊維の配向角は、他の少なくとも1つの全層における一方向繊維の配向角とは異なる。周方向補強材層は、全層の間に介在し、曲線形状(例えば、完全に又は部分的に円形、長円形、又は楕円形)を有する複数の曲線状ティアストラップ(tearstrap)を備えている。半径方向補強材層は、全層の間に介在し、圧力隔壁の外周に向かって圧力隔壁の中央部分から半径方向に延在する複数の補強材を備えている。半径方向補強材層におけるそれぞれの補強材における一方向繊維は、互いに対して概して平行であり、圧力隔壁における主要荷重経路の方向に整列されている。
本実施形態は、一体的且つ不連続に配向された補強部材で圧力隔壁を製造する方法をさらに開示する。複合繊維材料内で単一方向に配置された一方向繊維を有する複合繊維材料は、複合繊維材料の第1の全層を形成するために隣接する列で繊維配置される。複合繊維材料を備えた複数の曲線状ティアストラップは、第1の全層上に繊維配置され、周方向補強材層を形成するために曲線状(例えば、部分的又は完全に円形、長円形、又は楕円形)にトウが方向づけられる。複合繊維材料を備えた複数の補強材は、複数の補強材が、半径方向補強材層を形成するために第1の全層の外周に向かって圧力隔壁の中央部分から半径方向に延在するように、第1の全層又は周方向補強材層の上に繊維配置される。半径方向補強材層におけるそれぞれの補強材における一方向繊維は、圧力隔壁における主要荷重経路の方向に整列されている。複合繊維材料の第2の全層は、周方向補強材層及び半径方向補強材層が、第1の全層と第2の全層との間に介在するように、周方向補強材層及び半径方向補強材層の上に繊維配置される。
この方法の代替的な実施形態では、半径方向補強材層が全層上に積層され、周方向補強材層が半径方向補強材層の上部に積層されてもよく、或いは、3つ目以上の全層が半径方向補強材層と周方向補強材層との間に積層されてよい。
外板、及び外周の周りで外板に取り付けられた本明細書で開示された複合材圧力隔壁を有する胴体を備えた航空機がさらに開示されている。
本開示の様々な実施形態のその他の目的、特徴、及び利点は、添付の図面を参照して、以下の詳細な記載で説明される。
前述の特徴、機能、及び利点は、様々な実施形態において個別に実施することが可能であるか、又はさらに別の実施形態において組み合わせることが可能である。先述の態様及び他の態様を示すために、図面を参照して、様々な実施形態が以下で説明される。
航空機に装着された状態で示された、開示された複合材圧力隔壁の概略斜視図である。 航空機胴体のセクションに装着された状態で示された、与圧側から見た図1の複合材圧力隔壁の斜視図である。 与圧側から見た図1の複合材圧力隔壁の正面図である。 本開示に係る複合材圧力隔壁の別の実施形態の正面図を示す。 本開示に係る複合材隔壁のさらに別の実施形態の正面図を示す。 圧力隔壁を形成する構成複合材層を示す、本開示に係る複合材圧力隔壁の分解図を示す。 全層における一方向繊維の配向角を示す複合材圧力隔壁の別の分解図を示す。 圧力隔壁の製造に使用され得る、平行な一方向繊維を有するトウの形態の複合繊維材料を示す。 画定された経路に向けられた一方向繊維を有する湾曲したトウの形態の複合繊維材料を示す。 本開示に係る圧力隔壁の製造に使用され得るドーム状レイアップツールを示す。 本開示に係る圧力隔壁に使用され得る全層を示す。 本開示に係る圧力隔壁におけるエッジバンドの一部を示す。 様々な実施形態における部分的エッジバンド層を示す。 本開示に係る圧力隔壁の製造のための例示的な方法のフロー図である。
以下で図を参照するが、異なる図中の類似の要素には、同一の参照番号が付される。
図面、特に図1及び図2を参照すると、開示された複合材圧力隔壁10は、凹面(又は内曲面)13及び凸面(又は外曲面)15を有するドーム状表面11を有するディスクの形態である。圧力隔壁10は、与圧胴体内部16(例えば、与圧された客室及び/又は貨物エリア)を非与圧胴体内部18から分離するため、航空機12などのビークルの内部(例えば、航空機12の胴体14の内部)に配置するように成形される。圧力隔壁10の形状は、胴体14の断面形状により決定され、したがって、圧力隔壁10の設計対象であるビークルの種類に応じて変わる。圧力隔壁10は、航空機12の胴体の長手方向軸Aに沿ってシフトしないように、任意の従来の取付方法を用いて、圧力隔壁10の外周26の周りで胴体外板20に取り付けられ得る。ドーム状表面11の凹面13は、与圧胴体内部16に対向し、ドーム状表面11の凸面15は、非与圧胴体内部18に対向する。
複合材圧力隔壁10の様々な実施形態が、本開示の基本原則を例示するために例示的な航空機12を参照しながら説明されているが、当業者であれば、本開示は、他の類似する用途又は環境及び/又は例示的な実施形態の他の類似する又は均等な用途で実施することができることを認識するであろう。例えば、他の種類の航空機、宇宙船、再突入機、軌道周回宇宙ステーション、陸上ビークル、潜水艦などの水中ビークルのような他の種類のビークルが開示された圧力隔壁10を利用し得る。さらに、本開示の分野で当業者によく知られている方法、手順、構成要素、又は機能は、本明細書では詳細に記載されていないことに留意するべきである。
図2から図4で示されているように、圧力隔壁10は、圧力隔壁10内で一体的に形成され、且つ圧力隔壁10の外周26に向けて中央部分24から半径方向に延在する複数の半径方向補強材22、圧力隔壁10内で一体的に形成され、且つ圧力隔壁10の中央部分24の周りに概して位置付けされた複数の曲線状ティアストラップ28、及びすべて複合繊維材料46から作製されたウェブ30を含む。図5及び図6を参照して以下で説明されるように、圧力隔壁10は、複合繊維材料46の2つ以上の全層40、全層40の間に介在する曲線状ティアストラップ28を備えた少なくとも1つの周方向補強材層42、及び全層40の間に介在する半径方向補強材22を備えた少なくとも1つの半径方向補強材層44を含む複合繊維材料46の複数の層を備えている。他の実施形態では、1つ又は複数の全層40は、少なくとも1つの半径方向補強材層44と周方向補強材層42との間に介在する。
複合繊維材料46は、樹脂と、組み合わされた一方向繊維48又はバインダーで共に保持された一方向繊維48からなる乾燥繊維材料形態とを有する予含浸テープの形態の航空宇宙級複合材で使用される任意の材料系であり得る。使用され得るトウ又はテープ50の形態の複合繊維材料46が図7で示される。一方向繊維48は、複合繊維材料46内で単一方向で配置され、概して互いに対して平行である。強度をもたらし、好ましくは軽量である任意の種類の繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、又は似たような技術用繊維を含めて、使用され得る。使用可能な航空宇宙級複合材の典型的な樹脂には、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、ビスマレイミド(BMI)樹脂、ポリイミド樹脂、又は似たような樹脂が含まれる。
複合繊維材料46は、2分の1インチ、4分の1インチ、又は8分の1インチの狭い幅を有するトウ又はテープ50と、複合繊維材料を通って長手方向に延在する一方向繊維48とを形成するために切れ目を入れられるのが好ましい。一実施形態では、例えば、複合繊維材料46は、Toray Composites Inc.(米国ワシントン州タコマ市)から入手可能なT800S繊維3900シリーズ樹脂一方向性スリットテープトウ、Hexcel Corporation(コネチカット州スタンフォード市)から入手可能なHexcel 8552 IM7一方向性プリプレグ、又はその他の類似製品のような、4分の1インチ及び8分の1インチの幅を有するトウに細長く切られた、予め含浸された炭素繊維エポキシ熱硬化性樹脂を含む。他の実施形態では、複合繊維材料46は、Cytec Industries, Inc.(ニュージャージー州ウッドランド)のAPC−2 PEEK/IM7又はAPC PEKK/IM7製品のような、整列して連続的な一方向性の繊維補強性を有する、通常PEEKと呼ばれるポリエーテルエーテルケトン又は通常PEKKと呼ばれるポリエーテルケトンケトンの熱可塑性マトリックスを含む熱可塑性ポリマー系を含む。他の実施形態では、複合繊維材料46は、CYCOM7720バインダーコーティングユニテープ又はCYCOM5250−4/IM7のようなBMI材料(両方ともCytec Industriesから入手可能)、或いはその他の似たような材料のような、乾燥繊維スリットテープを含む。
上述のようにトウ又はテープ50の形態で炭素繊維材料46を使用することにより、補強層を含む圧力隔壁10のすべての複合材層を形成するための、自動繊維配置(AFP)装置の繊維配置ヘッド52による処理が可能となり、圧力隔壁10に機械的に締結又は接合される二次補強剤の必要がなくなる。自動繊維配置装置の繊維配置ヘッド52は、それぞれの全層40、周方向補強材層42、及び半径方向補強材層44を層ごとに作製し、各層の一方向繊維48を不連続的に配向し、圧力隔壁10の荷重経路を調節する。この処理により、コストを下げるために最小限の量の複合繊維材料46の積層しながら、荷重及び歪みの要件を満たすのに必要な強度を得ることが可能となる。本開示の複合材圧力隔壁10の製造に適した自動繊維配置機は、例えば、Electroimpact, Inc.、Mukilteo、WA、Fives Cincinnati、Hebron、KY、Ingersoll Machine Tools, Inc.、Rockford、IL、及びその他の製造業者などの企業から入手可能である。
図9A及び図9Bを参照すると、AFP装置の繊維配置ヘッド52は、複合繊維材料46の1つ又は複数のトウ又はテープ50を、圧力隔壁10の所望の表面形状を有する表面を有するレイアップツール54上に設ける。幾つかの実施形態では、繊維配置ヘッド52は、同時に16から32個のトウ又はテープ50を設けて単一層を形成する。開示された実施形態では、レイアップツール54は、圧力隔壁10のドーム状表面11を形成するように構成されている。レイアップツール54は、ツール面が特定されず、凹ツール面56(図9A)又は凸ツール面58(図9B)で構成されてもよく、圧力隔壁10の所望の用途及び特性に応じて、両方とも、異なるR部、深さ、直径、及び偏心率を有する。レイアップツール54は、鋼又は他の金属など複合材レイアップに適した任意の材料、或いは複合材料を含む。
図10では、部分的に形成された複合繊維材料46の全層40の正面図が示されている。全層40は、全層40の幅にわたって互いに対して概して平行に配置された一方向繊維48を有する。全層40を作製するために、自動繊維配置機ヘッド52は、全層40の全幅が形成されるまで、レイアップツール54上に炭素繊維材料46のトウ又はテープ50を一方向に互いに隣接するよう設ける。図6を参照すると、それぞれの全層40における一方向繊維48は、全層40のうちの少なくとも2つの層における一方向繊維48の配向角Oがそれぞれ異なる(すなわち、図6の配向角Oが配向角Oと異なる)ように、圧力隔壁10において配向角Oで位置付けされる。例えば、全層40は、圧力隔壁10の厚みを通して繰り返す配向角Oで積層されてもよく、或いは、同じ配向角Oを有する全層40が互いに隣合うように配置されてもよい。
図3及び図4を参照すると、半径方向補強材22は、例えば、矢印Rで示されるように、圧力隔壁10の主要荷重経路の方向に整列されるように、圧力隔壁10内に配置される。典型的に、圧力容器における圧力荷重下の内部荷重は、2つの主要荷重経路、半径方向(すなわち、直線状)及び周方向(すなわち、輪状)に分けられる。本明細書に開示された胴体内の後部圧力隔壁は、この種類の構造体の例であり、主要荷重経路は、隔壁にわたって且つ胴体界面において、客室の圧力がどのように内部的に作用するかによって決まる。
各半径方向補強材22の一方向繊維48は、概して互いに対して平行であり、さらに主要荷重経路の方向に整列させられる。例えば、半径方向補強材22は、一定の角度増分、例えば、図4Aで示されているように約15°増分で、或いは、他の任意の角度増分で、スポーク状に圧力隔壁10にわたって均等に離間され得る。他の実施形態では、半径方向補強材22は、図4B(例えば、角度1、2、及び3は全て異なる)で示されるように、連続する半径方向補強材22の間の角度が同じでないように、一貫性のない角度増分で不均等に離間され得る。半径方向補強材22が圧力隔壁のきっちり真ん中で交差する必要はない。開示された実施形態では、半径方向補強材22は、圧力隔壁の中央部分24と交差する。半径方向補強材22は、短い半径方向補強材32、長い半径方向補強材34、又はその両方の組み合わせを含んでもよい。半径方向補強材22の数量、角度、角度増分、幅、長さ、及び配置は、圧力隔壁10が装着された航空機、圧力隔壁10の形状、重量の検討事項、及び任意の規制など、所望の用途に対する荷重要件の分析を通して決定される。開示された実施形態では、半径方向補強材22は、任意の方向又は大きさで、特定の用途で必要とされるところにのみ設けられる。それにより、材料コストが節約されて圧力隔壁10の重量が減る。
曲線状ティアストラップ28は、各曲線状ティアストラップ28内の一方向繊維48が圧力隔壁10の中央部分24から様々な距離で圧力隔壁10の外周スプラインに沿って約0°で整列されるように、圧力隔壁10内に配置される。したがって、曲線状ティアストラップ28は、さらに主要荷重経路(すなわち、輪状)の方向で整列されている。曲線状ティアストラップ28は、中央部分24の中心点の周りで同心円状であってもよいが、そうでなければならないというわけではない。曲線状ティアストラップ28は、曲線形状、例えば、完全な円、部分的な円、完全な楕円、部分的な楕円、完全な長円、又は部分的な長円、或いは任意の他の曲線形状を有する。曲線形状は、中央部分24の中心点に対して等距離である必要はない。図3は、概して楕円形の4つの曲線状ティアストラップ28を示しており、図4は、すべて圧力隔壁10の中央部分24の周りで完全な曲線形状を形成する概して円形の2つの曲線状ティアストラップ28を示す。他の実施形態では、曲線状ティアストラップ28は、中央部分24の周りで1つ又は複数の部分的な曲線形状を形成する。図4で示されているように、曲線状ティアストラップ28内の一方向繊維48は、圧力隔壁10の中央部分24の周りで矢印Cで示された、同じ方向に向けられたトウである。図8では、部分的曲線状ティアストラップ28を形成するために繊維配置ヘッド52によって積層された後のトウ又はテープ50の例が示されている。複合材料46内の一方向繊維48は、方向づけられて、湾曲経路を形成し、各一方向繊維48の間で一定の間隔が保たれる。曲線状ティアストラップ28の数量及び配置、並びに各曲線状ティアストラップ28の幅、形状、及び長さは、航空機12の破損許容度及び荷重要件に左右される。
半径方向補強材22及び曲線状ティアストラップ28は、本明細書に開示された自動繊維配置方法によって主要荷重経路の方向に整列させられ、典型的な水平及び垂直格子パターンに対して、重量における利点及びコスト効率をもたらし、破壊条件下での頑強性の必要と与圧条件下の適切な荷重分散の必要と間のバランスをとる。
図3及び図11を参照すると、エッジバンド36は、圧力隔壁10の外周26において又はその近くで形成され、圧力隔壁10を胴体14又はビークル内の他の構造体に取り付けるために使用される。図11で示された一実施形態では、最も外側の周方向ティアストラップ28は、エッジバンド36を形成し、さらに圧力隔壁10の外周スプラインに沿って約0°で整列される一方向繊維48を有する。他の実施形態では、図5及び図12Aを参照すると、周囲の構造体との一体化要件を満たすため、圧力隔壁10の外周において厚みを築くように1つ又は複数の別々のエッジバンド層60が圧力隔壁10の作製中に形成される。本実施形態のエッジバンド層60は、全層40と同じように、互いに対して概して平行に延在し、且つ圧力隔壁10において様々な配向角Oで位置付けられる一方向繊維48を有する。図12Bで示されたエッジバンド層60の別の実施形態では、圧力隔壁10の周方向スプラインに沿って約0°で整列される一方向繊維48を有するエッジバンド36が、エッジバンド層60のスタック内に組み込まれる。すべての実施形態において、エッジバンド36の厚さ及びエッジバンド36の層の数は、ビークルにおける界面構造の要件によって決定される。圧力隔壁10は、胴体取り付け部材を用いて既存の隔壁と交換されるように設計されている。
図5は、複合繊維材料46の2つ以上の全層40、全層40の間に介在する曲線状ティアストラップ28を備えた少なくとも1つの周方向補強材層42、及び全層40の間に介在する半径方向補強材22を備えた少なくとも1つの半径方向補強材層44を備えている例示的な圧力隔壁10を示す。より具体的には、本実施例は、任意選択的な底部及び上部の繊維ガラス隔離プライ62を含んでおり、その間に複合繊維材料46の層がある。隔離プライ62は、圧力隔壁10が金属表面に接触する際に有用であり、掘削にも役立つが、必ずなくてはならないものではない。底部から見ていくと、3つの全層40が底部繊維ガラスコーティング層62上に積層されている。半径方向補強材22を有する半径方向補強材層44が全層40上に積層されている。周方向補強材層42が半径方向補強材層44上に積層されている。次いで、2つの全層40が積層される。周方向補強材層42が全層40上に積層され、半径方向補強材層44が周方向補強材層42上に積層されている。次いで、あと2つの全層40が積層され、4つのエッジバンド層60が全層40上に積層されている。さらに全層40、エッジバンド層60、半径方向補強材層44、及び周方向補強材層42が積層され、主要荷重経路の方向に不連続的に配向された半径方向補強材22を有する特定用途向け圧力隔壁10が形成される。圧力隔壁10の層の構成及び数は、用途及び荷重要件に応じて変更される。図示されているように、半径方向補強材層44、周方向補強材層42、及びエッジバンド層60は、全層40の間に介在している。他の実施形態では、周方向補強材層42と半径方向補強材層44との間に1つ又は複数の全層40が介在してもよい。
図13は、本開示に係る複合繊維材料46内で単一方向で配置された一方向繊維48を有する複合繊維材料46の複数の層を備えた圧力隔壁10を製造する方法100の例示的な実施形態のフロー図を示す。この方法のステップ102では、複合繊維材料46の第1の全層40を形成するために、自動繊維配置機の繊維配置ヘッド52を用いて、レイアップツール54上で複合繊維材料46が隣接する列で繊維配置される。この方法の次のステップでは、周方向補強材層42(ステップ104a)又は半径方向補強材層44(ステップ104b)のいずれかを第1の全層40上に繊維配置し、次いで、半径方向補強材層44(ステップ106a)又は周方向補強材層42(ステップ106b)のいずれかを第1の全層40上に繊維配置する。これらの層のうちのどちらが最初に全層40の上に積層されるかは、重要なことではない。周方向補強材層42は、複合繊維材料46を備えた複数の曲線状ティアストラップ28を、概して全層40の中央部分24の周りに繊維配置することによって製造される。半径方向補強材層44は、複数の補強材を、全層40の外周26に向かって中央部分24から半径方向に延在するように繊維配置することによって製造される。ステップ108では、複合繊維材料46の第2の全層40は、周方向補強材層42及び半径方向補強材層44が全層40の間に介在するように周方向補強材層42及び半径方向補強材層44上に繊維配置されることにより、積層される。
方法100では、第1の全層40における一方向繊維48は、第1の配向角Oで繊維配置され、第2の全層40における一方向繊維48は、第1の配向角とは異なる第2の配向角Oで繊維配置される。半径方向補強材層44におけるそれぞれの補強材における一方向繊維48は、圧力隔壁10における主要荷重経路の方向に整列されている。例えば、半径方向補強材層44における補強材は、15°増分などの略一定の角度増分で、或いは、一貫性のない角度増分で配向され得る。曲線状ティアストラップ28は、概して中央部分24の周りで部分的又は完全な曲線形状を形成し、それぞれの曲線状ティアストラップ28における一方向繊維48は、概して中央部分24の周りで同じ方向で回転するように配置される。この方法100は、ティアストラップ28のうちの1つを用いて、圧力隔壁10の外周26の近くにエッジバンド36を形成することをさらに含み、或いは、別のエッジバンド層60が全層40の間に繊維配置されてもよく、エッジバンド層60は、圧力隔壁10の外周26の近くに位置付けされ、且つ概して圧力隔壁10の中央部分24の周りで又は概して互いに対して平行に延在する一方向繊維48を有するエッジバンド36を備えている。この方法の別の実施形態では、第3以上の全層40が、周方向補強材層42と半径方向補強材層44との間に繊維配置され得る。
様々な実施形態を参照して製品及び方法を説明してきたが、当業者であれば、本明細書の教示から逸脱することなく、様々な変更を行うことができ、その要素を均等物と置換することができることを理解されよう。加えて、特定の状況に対しては、本明細書で開示される実践に概念及び簡素化を適合させるために、多数の修正例が可能となり得る。そのため、特許請求の範囲の対象である主題が開示されている実施形態に限定されないことが意図されている。
以下で説明されるプロセスの請求項は、本明細書で列挙されているステップが、アルファベット順(本明細書中の任意のアルファベット順はあらかじめ列挙されているステップを参照する目的でのみ使用されている)又はこれらのステップが列挙される順に実施されることを要求していると解釈すべきではない。またそれらは、2つ以上のステップのいかなる部分も、同時に、又は入れ替えて実行することを排除すると解釈するべきではない。

Claims (20)

  1. 圧力隔壁であって、
    複合繊維材料内で単一方向に配置された一方向繊維を有する前記複合繊維材料の複数の層を備えており、前記複数の層が、
    前記複合繊維材料の2つ以上の全層、
    前記全層の間に介在し且つ複数の曲線状ティアストラップを備えた周方向補強材層、及び
    前記全層の間に介在し且つ前記圧力隔壁の外周に向かって前記圧力隔壁の中央部分から半径方向に延在する複数の補強材を備えた半径方向補強材層
    を含む、圧力隔壁。
  2. 前記曲線状ティアストラップが、完全な円、部分的な円、完全な楕円、部分的な楕円、完全な長円、及び部分的な長円からなる群より選択された曲線形状を有する、請求項1に記載の圧力隔壁。
  3. 前記曲線状ティアストラップが、概して前記圧力隔壁の前記中央部分の周りに位置付けされている、請求項2に記載の圧力隔壁。
  4. 前記半径方向補強材層における前記補強材の前記一方向繊維が、互いに対して概して平行であり、前記圧力隔壁における主要荷重経路の方向に整列されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  5. 前記半径方向補強材層における前記補強材が、一定の角度増分で位置付けされている、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  6. 前記半径方向補強材層における前記補強材が、一貫性のない角度増分で位置付けされている、請求項1からのいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  7. 前記曲線状ティアストラップにおける前記一方向繊維が、概して前記圧力隔壁の前記中央部分の周りで同じ方向に延在するように配置されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  8. 前記周方向補強材層における前記曲線状ティアストラップのうちの1つが、前記圧力隔壁の前記外周の近くでエッジバンドを形成している、請求項1から7のいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  9. 前記全層の間に介在するエッジバンド層をさらに備えており、前記エッジバンド層が、前記圧力隔壁の前記外周の近くに位置付けされ且つ前記圧力隔壁の前記外周の周りで周方向に延在する一方向繊維を有するエッジバンドを備えている、請求項1から8のいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  10. 前記全層の間に介在するエッジバンド層をさらに備えており、前記エッジバンド層が、前記圧力隔壁の前記外周の近くに位置付けされたエッジバンドであって、互いに対して概して平行に延在し且つ前記圧力隔壁において配向角で位置付けされた一方向繊維を有するエッジバンドを備えている、請求項1からのいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  11. 前記全層のうちの1つ又は複数が、前記周方向補強材層と前記半径方向補強材層との間に位置付けされている、請求項1から10のいずれか一項に記載の圧力隔壁。
  12. 複合繊維材料内で一方向繊維を有する前記複合繊維材料の複数の層を備えた圧力隔壁を製造する方法であって、
    前記複合繊維材料の第1の全層を形成するために前記複合繊維材料を隣接する列で繊維配置するステップ、
    周方向補強材層を形成するために前記複合繊維材料を備えた複数の曲線状ティアストラップを前記第1の全層上に繊維配置するステップ、
    前記複合繊維材料を備えた複数の補強材を前記第1の全層上に繊維配置するステップであって、前記複数の補強材が、半径方向補強材層を形成するために前記第1の全層の外周に向かって中央部分から半径方向に延在する、繊維配置するステップ、及び
    前記周方向補強材層及び前記半径方向補強材層が前記第1の全層と第2の全層との間で介在するように、前記複合繊維材料の前記第2の全層を前記周方向補強材層及び前記半径方向補強材層の上に繊維配置するステップ
    を含む方法。
  13. 前記半径方向補強材層における前記補強材における前記一方向繊維を前記圧力隔壁における主要荷重経路の方向に整列させるステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記半径方向補強材層における前記補強材を一定の角度増分で配置するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記半径方向補強材層における前記補強材を一貫性のない角度増分で配置するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記曲線状ティアストラップが、前記中央部分の周りで部分的な又は完全な曲線形状を形成する、請求項12から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記一方向繊維が同じ方向で回転するように、前記ティアストラップにおける前記一方向繊維を配置するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ティアストラップのうちの1つを用いて、前記圧力隔壁の前記外周の近くにエッジバンドを形成するステップをさらに含む、請求項12から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記第1の全層と前記第2の全層との間にエッジバンド層を繊維配置するステップをさらに含んでおり、前記エッジバンド層が、前記圧力隔壁の前記外周の近くに位置付けされ且つ前記圧力隔壁の前記中央部分の周りで延在する一方向繊維を有するエッジバンドを備えている、請求項12から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記周方向補強材層と前記半径方向補強材層との間に第3の全層を繊維配置するステップをさらに含む、請求項12から19のいずれか一項に記載の方法。
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