JP6912921B2 - 携帯受信機及び無線書込装置 - Google Patents

携帯受信機及び無線書込装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6912921B2
JP6912921B2 JP2017078223A JP2017078223A JP6912921B2 JP 6912921 B2 JP6912921 B2 JP 6912921B2 JP 2017078223 A JP2017078223 A JP 2017078223A JP 2017078223 A JP2017078223 A JP 2017078223A JP 6912921 B2 JP6912921 B2 JP 6912921B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency data
wireless
storage means
data
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017078223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018093462A (ja
Inventor
充朗 佐藤
充朗 佐藤
誠司 湯本
誠司 湯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEMORY-TECH HOLDINGS INC.
Original Assignee
MEMORY-TECH HOLDINGS INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEMORY-TECH HOLDINGS INC. filed Critical MEMORY-TECH HOLDINGS INC.
Publication of JP2018093462A publication Critical patent/JP2018093462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6912921B2 publication Critical patent/JP6912921B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、携帯受信機及び無線書込装置に関する。
放送電波を受信し、この放送電波を音声信号に変換する復調回路を備えた携帯受信機が知られている。
特開平11−225030号公報 特開2006−229343号公報 特開2006−295866号公報
このような携帯受信機は、例えば、相撲や野球等のスポーツ観戦の会場や国際会議の会場等で来場者に配布されることがある。これにより、来場者は、スポーツ観戦を行いつつスポーツの実況中継を聞き、又は、国際会議において所望の言語による同時通訳等を聞くことが可能となる。
このような場合、携帯受信機によって選択しうる周波数が多数であると、ユーザは、スポーツ観戦等の前に多数の周波数から適切な周波数を選択する必要が生じるため、煩雑な操作が必要となってしまい、スポーツ観戦等に集中できない場合がある。一方、選択しうる周波数を一つに決めてしまうと、一つの試合等について複数の放送局が異なる実況放送等を行っている場合に、予め定められた1つの放送局による放送しか聞けなくなってしまう。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、煩雑な操作を行うことなく複数の周波数に対応可能な携帯受信機を提供することを目的とする。
本発明の一の実施形態に係る携帯受信機は、放送電波を受信し、この放送電波を周波数データに応じて復調し、音声信号に変換する復調回路と、上記周波数データを記憶する記憶手段と、電源投入時にこの記憶手段を参照し、上記周波数データを読み出して復調回路に出力する制御回路と、無線書込装置からの無線信号を受信し、この受信した無線信号に応じて上記記憶手段にアクセスし、記憶手段から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報を書き換える無線通信手段と、復調回路、記憶手段、制御回路及び無線通信手段を収納するケースと、を備える。
また、上記携帯受信機においては、上記無線通信手段が、無線信号を介して供給された電力によって、上記記憶手段にアクセスしても良い。
また、上記携帯受信機においては、上記無線通信手段が、無線信号を介して供給された電力によって、上記無線書込装置に所定のデータを送信しても良い。
例えば、上記携帯受信機は、復調回路、記憶手段及び制御回路に電力を供給する充電式のバッテリーを更に備えていても良い。また、上記制御回路は、無線信号を介して供給された電力によってバッテリーの残量を測定し、このバッテリーの残量を上記所定のデータとして無線通信手段を介して無線書込装置に送信しても良い。
また、上記携帯受信機は、どの方向からでも無線信号を受信可能に構成されても良い。
また、上記ケースには、復調回路を起動する起動操作手段及び音声信号の音量を調整する音量調整手段が設けられても良い。また、上記制御回路は、起動操作手段が操作されたタイミングで、起動操作手段及び音量調整手段の操作の組み合わせに応じて記憶手段から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報を書き換えても良い。
また、上記ケースの背面には、携帯受信機をユーザの衣服等に取り付け可能に構成された取付手段が設けられていても良い。
また、上記制御回路は、電源投入時及び周波数データ又はそれを指示する情報の書き換え時の少なくとも一方のタイミングで、上記音声信号に換えて、又は上記音声信号と共に、上記周波数データに対応する判別音信号又は案内音声信号を出力しても良い。
また、上記制御回路は、電源投入時及び周波数データ又はそれを指示する情報の書き換え時の少なくとも一方のタイミングで、上記音声信号の出力を停止し、上記周波数データに対応する回数だけ音声信号の出力及び停止を繰り返し、音声信号の出力を開始しても良い。
本発明によれば、煩雑な操作を行うことなく複数の周波数に対応可能な携帯受信機及び無線書込装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る携帯ラジオ1の外観を示す正面図である。 同携帯ラジオ1の外観を示す背面図である。 同携帯ラジオ1の外観を示す側面図である。 同携帯ラジオ1の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯受信機の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 同動作の一例を説明するためのグラフである。 同動作の一例を説明するためのグラフである。
[第1の実施形態に係る携帯受信機の構成]
図1〜図3は、それぞれ、本発明の第1の実施形態に係る携帯受信機としての携帯ラジオ1の外観を示す正面図、背面図及び側面図である。携帯ラジオ1は、略円盤状に形成されたケース2を備える。ケース2の前面2aは、例えば、図柄の印刷等を行うことが可能な表示面である。背面2bには、携帯ラジオ1の電源を投入又は切断して音声信号の出力を開始又は終了させる起動操作手段3a、及び、音声信号の音量を調整する音量調整手段3b,3cが設けられる。起動操作手段3a及び音量調整手段3b,3cは、押しボタンスイッチでもよいし、それ以外の構成でも良い。また、背面2bには、携帯ラジオ1をユーザの衣服等に取り付け可能に構成された取付手段4が設けられる。取付手段4は、クリップ、安全ピン等、適宜選択可能である。また、ケース2の下面には、イヤホンやヘッドホン等を接続するための開口5が設けられる。
図4は、携帯ラジオ1の回路構成例を示す機能ブロック図である。携帯ラジオ1は、ケース2の内部に収納されたラジオ復調回路11、記憶手段12、制御回路13、無線通信手段14、接続手段15及びバッテリー16を備える。
ラジオ復調回路11は、接続手段15を介してイヤホン6等に接続され、このイヤホン6のケーブル等をアンテナとして放送電波を受信する。ここで言う放送電波は、例えば、76.0〜108.0MHzの周波数帯域を有するFMラジオの放送電波等である。また、ラジオ復調回路11は、この放送電波を周波数データに応じて復調し、音声信号に変換する。例えば、受信した放送電波から周波数データに応じて任意の周波数成分を抽出し、アナログの音声信号に変換して、イヤホン6等に出力する。また、ラジオ復調回路11はレジスタを備え、ここに記憶された周波数データや音量データ等の設定データに応じて動作する。ここで言う周波数データは、例えば、ラジオ復調回路11によって選択される周波数を指定するデジタルデータである。また、ここで言う音量データは、例えば、ラジオ復調回路11によって生成される音声信号の振幅を調整するためのデジタルデータである。尚、ラジオ復調回路11は、例えば、集積回路等から構成される。また、放送電波を受信するアンテナは、イヤホン6等のケーブル以外の構成であっても良い。
記憶手段12は、例えば、周波数データや音量データ等の設定データを記憶する。周波数データは複数通り記憶されていても良いし、一通りのみ記憶されていても良い。また、複数通り記憶される場合、これら周波数データは、携帯ラジオ1が配布される会場において開催されるイベントに関係する周波数データのみであっても良いし、その他の周波数データが含まれていても良い。また、記憶手段12の所定のアドレス内のデータは、例えば、携帯ラジオ1の電源投入時に制御回路13によって参照される。このようなアドレスには、例えば、電源投入時に読み出される周波数データ又はそれを指示する情報が記憶される。この情報は、例えば、他のアドレスに記憶された複数の周波数データから一の周波数データを指定するアドレスデータである。尚、記憶手段12は、例えば、EEPROM等の不揮発性メモリである。記憶手段12及び無線通信手段14は、例えば、1つの集積回路から構成されてもよいし、別々の集積回路から構成されても良い。
制御回路13は、例えば、MCU( Micro Controller Unit )等の集積回路であり、起動操作手段3a及び音量調整手段3b,3cの操作に応じて、ラジオ復調回路11、記憶手段12、無線通信手段14等を制御する。また、制御回路13は、例えば、バッテリー16の電圧を測定する測定手段を備えていても良い。
無線通信手段14は、例えば、NFC( Near Field Communication )タグ、RF( Radio-frequency tag )タグ等のパッシブタグであり、近距離の通信に用いられる。携帯ラジオ1が無線読出/書込装置7に近距離でかざされた場合、無線通信手段14は、無線読出/書込装置7から無線信号を受信し、この無線信号に応じて命令やデータ等を受信する。また、無線通信手段14は、この無線信号を介して供給された電力により駆動され、更に、記憶手段12や制御回路13を駆動して、これら記憶手段12や制御回路13にアクセスすることも可能である。また、無線通信手段14は、無線信号を介して供給された電力によって、無線読出/書込装置7に所定のデータ等を送信することも可能である。尚、無線通信手段14は、例えば、どの方向からでも無線信号を送受信可能に構成される。即ち、無線通信手段14は、ケース2の前面2a(図3)側、背面2b側、上下面側及び側面側のいずれの方向からでも無線信号を送受信可能に構成される。ただし、無線通信手段14は、所定の方向(例えば、ケース2の前面2a(図3)側)から無線信号を送受信可能に構成されても良い。
接続手段15は、ラジオ復調回路11から出力された音声信号をイヤホンやヘッドホン等に送信する。接続手段15は、例えば、イヤホンジャックやUSB( Universal Serial Bus )端子等である。尚、接続手段15は、例えば、バッテリー16の充電用の端子と兼用であっても良い。
バッテリー16は、例えばリチウムイオン電池等の充電池であり、ラジオ復調回路11、記憶手段12、制御回路13及び無線通信手段14に電力を供給する。バッテリー16は、例えば、接続手段15を介して充電されても良いし、接続手段15とは別途設けられた接続手段を介して充電されても良い。尚、携帯ラジオ1は、例えば、バッテリー16の充電時に発光する発光ダイオード等の発光手段を更に備えていても良い。また、バッテリー16は、交換式であっても良い。
[第1の実施形態に係る携帯受信機の動作]
次に、携帯ラジオ1の動作について説明する。
まず、電源投入動作について説明する。携帯ラジオ1の電源は、ケース2の背面2bに設けられた起動操作手段3aの操作に伴い投入される。起動操作手段3aが操作されると、制御回路13は、記憶手段12を参照して、周波数データを読み出す。例えば、記憶手段12の上記所定のアドレスに周波数データが記憶される場合にはこの周波数データを読み出す。また、記憶手段12の所定のアドレスにアドレスデータが記憶される場合には、まず記憶手段12からアドレスデータを読み出し、このアドレスデータによって指定された周波数データを読み出す。次に、制御回路13は、記憶手段12から音量データ等を読み出し、この音量データ等を周波数データと共に設定データとしてラジオ復調回路11に送信する。ラジオ復調回路11は、この設定データに応じて周波数の選択及び音量の調整を行い、アナログの音声信号を生成して、イヤホン6等に出力する。
次に、音量の調整について説明する。例えば、ケース2の背面2bに設けられた音量調整手段3b,3cが操作されると、制御回路13は、記憶手段12から音量データを読み出し、この音量データを参照し、音量を増大させ、又は、減少させるような音量データを新たに生成して、記憶手段12及びラジオ復調回路11に送信する。ラジオ復調回路11は、この音量データに基づいて音声信号の振幅を調整する。
次に、無線通信によるデータの書き換え(ラジオ復調回路11によって復調される周波数成分の変更)について説明する。無線通信手段14は、無線読出/書込装置7から無線信号を受信し、この無線信号の受信に応じて、携帯ラジオ1の電源投入時に記憶手段12から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報(アドレスデータ)を書き換える。例えば、記憶手段12の上記所定のアドレス内の周波数データ又はアドレスデータを書き換える。尚、例えば携帯ラジオ1の電源が切断された状態でデータの書き換えを行う場合、無線通信手段14は、無線信号を介して供給された電力によって、無線通信手段14及び記憶手段12の起動、記憶手段12へのアクセス、並びに、データの書き換えを行う。これに対して、例えば携帯ラジオ1の電源が投入された状態でデータの書き換えを行う場合には、無線信号を介して供給された電力によってデータの書き換えを行っても良いし、バッテリー16の電力によってこれを行っても良い。また、この場合には、新たに受信したデータを、例えば、データの書き換えが行われたタイミングでラジオ復調回路11に送信し、周波数の切替等を行っても良い。
次に、無線通信によるデータの読み出しについて説明する。例えば、無線読出/書込装置7は、所定のデータを読み出す旨の命令を送信する。無線通信手段14は、無線読出/書込装置7によって指定されたデータを読み出し、読み出したデータを無線読出/書込装置7に送信する。例えば、携帯ラジオ1のシリアルナンバー等のデータを読み出して送信しても良いし、制御回路13によってバッテリー16の電圧を測定し、これを送信しても良い。尚、例えば携帯ラジオ1の電源が切断された状態でデータの読み出しを行う場合、無線通信手段14は、無線信号を介して供給された電力によって、無線通信手段14、記憶手段12及び制御回路13の起動、並びに、データの読み出しや電圧の測定等を行う。これに対して、例えば携帯ラジオ1の電源が投入された状態でデータの読み出しを行う場合には、無線信号を介して供給された電力によってデータの読み出しを行っても良いし、バッテリー16の電力によってこれを行っても良い。
次に、手動によるデータの書き換え(ラジオ復調回路11によって復調される周波数成分の変更)について説明する。携帯ラジオ1は、例えば、起動操作手段3aが操作されたタイミングで、起動操作手段3a及び音量調整手段3b,3cの操作の組み合わせに応じて、記憶手段12から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報(アドレスデータ)を書き換える。例えば、起動操作手段3aが操作されるタイミングで音量調整手段3b,3cが操作されていなければ、記憶手段12の上記所定のアドレスに記憶されたデータを書き換えない。一方、このタイミングで音量調整手段3b,3cが操作されていた場合には、上記所定のアドレスに記憶されたデータを書き換える。書き換えるデータが周波数データである場合には、例えば、上記他のアドレスに記憶された周波数データから一の周波数データを選択し、上記所定のアドレスにコピーする。アドレスデータである場合には、例えば、このアドレスデータを増減させる。
[第1の実施形態に係る携帯ラジオ1の効果]
携帯ラジオ1は、放送電波を受信し、この放送電波を周波数データに応じて復調し、音声信号に変換するラジオ復調回路11と、周波数データを記憶する記憶手段12と、電源投入時にこの記憶手段12を参照し、周波数データを読み出してラジオ復調回路11に出力する制御回路13と、無線読出/書込装置7から無線信号を受信し、この受信した無線信号に応じて記憶手段12にアクセスし、記憶手段12から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報を書き換える無線通信手段14と、ラジオ復調回路11、記憶手段12、制御回路13及び無線通信手段14を収納するケース2と、を備える。
例えば、この様な携帯ラジオ1をスポーツ観戦の会場等で配布する場合には、携帯ラジオ1の電源投入時に記憶手段12から読み出される周波数データを、スポーツの実況中継を行う放送局に対応させる等、適切に設定することが可能である。このような状態では、携帯ラジオ1の電源投入時に自動的に適切な周波数データが読み出されてラジオ復調回路11に出力され、ラジオ復調回路11はこの周波数データに応じて放送電波を復調する。従って、ユーザは、煩雑な操作を必要とすることなく適切な放送を聞くことが可能である。また、携帯ラジオ1の電源投入時に記憶手段12から読み出される周波数データは、無線通信手段14によって書き換え可能である。従って、例えば、客席その他会場内の所定の箇所に無線読出/書込装置7を設置したり、無線読出/書込装置7を受付に設置して配布時に所望の放送局を指定すれば、来場者は、携帯ラジオ1を無線読出/書込装置7にかざすだけで、煩雑な操作を行うことなく所望の周波数を選択することが可能である。また、周波数を指定するための手段を、ケース2に別途設けるのではなく、無線通信手段14とすることにより、スイッチ等の数を削減し、部品点数の削減を行うと共に、スイッチ等の数の増大に伴う操作の煩雑化を防止することが可能である。
また、携帯ラジオ1においては、無線読出/書込装置7から無線信号を受信し、この無線信号を介して供給された電力により記憶手段12にアクセスし、ラジオ復調回路11に送信される周波数データ又はそれを指示する情報を書き換える。従って、周波数データ又はそれを指示する情報の書き換えを行う際、携帯ラジオ1の主電源を操作する必要が無い。従って、例えば複数のユーザがそれぞれの携帯ラジオ1について周波数を指定する場合等にも円滑かつ迅速に周波数の指定を行うことが可能である。また、例えば主催者等が多数の携帯ラジオ1について予め周波数を指定する場合等にも、作業性を向上させることが可能である。
また、携帯ラジオ1においては、無線通信手段14が、無線信号を介して供給された電力によって、無線読出/書込装置7に所定のデータを送信可能である。従って、例えば、スポーツ観戦や国際会議の会場等の退場口に無線読出/書込装置7を設置して、携帯ラジオ1のシリアルナンバーを所定のデータとして読み出すことにより、来場者の入退場を把握することが可能である。
また、例えば、携帯ラジオ1は、ラジオ復調回路11、記憶手段12及び制御回路13に電力を供給するバッテリー16を更に備えており、制御回路13は、無線信号を介して供給された電力によってバッテリー16の残量を測定し、このバッテリー16の残量を上記所定のデータとして無線通信手段14に送信可能である。従って、バッテリー16の残量を容易に読み出すことが可能である。
また、携帯ラジオ1は、どの方向からでも無線信号を受信可能に構成される。従って、ユーザが携帯ラジオ1を衣服等に取り付けた状態で周波数データ又はそれを指示する情報の書き換えや、上記所定のデータの読み出し等を行うことが可能である。
また、ケース2には、ラジオ復調回路11を起動する起動操作手段3a及び音声信号の音量を調整する音量調整手段3b,3cが設けられる。また、制御回路13は、起動操作手段3aが操作されたタイミングで、起動操作手段3a及び音量調整手段3b,3cの操作の組み合わせに応じて記憶手段12から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報を書き換える。従って、ユーザは、無線読出/書込装置7が無い状態でも周波数を指定することが可能である。
また、ケース2の背面2bには、携帯ラジオ1をユーザの衣服等に取り付け可能に構成された取付手段4が設けられていても良い。これにより、ユーザは、携帯ラジオ1の存在を意識することなくスポーツ観戦等に集中することが可能となる。
また、起動操作手段3a及び音量調整手段3b,3cは、ケース2の背面2bに設けられている。従って、スポーツ観戦等の際に起動操作手段3aや音量調整手段3b,3cが誤操作されてしまうことを抑制することが可能となる。
[第2の実施形態に係る携帯受信機の動作]
第2の実施形態に係る携帯ラジオの構成及び動作は、基本的には第1の実施形態に係る携帯ラジオと同様であるが、電源投入時及びデータ(周波数データ又はそれを指示する情報)の書き換え時の少なくとも一方のタイミングで、イヤホン6等に判別音信号又は案内音声信号を出力し、これによってユーザが現在選択されている周波数データ(周波数、放送局)を判別するための判別音又は案内音声を発生させる点において異なる。携帯ラジオは複数通りの判別音又は案内音声を取扱い可能であり、各判別音又は案内音声は各周波数データと一対一で対応する。また、判別音は、それぞれ、お互いに異なる。判別音は、例えば、所定の音声パルスやラジオ復調回路11からの音声信号等を、周波数データに応じた回数、タイミング、リズム、長さ又はこれらの組み合わせで鳴らすものであっても良い。また、案内音声は、例えば、人の声等の音声によって現在選択されている周波数(周波数データ、放送局)を案内するものであっても良い。
図5は、判別音の生成処理の一例を示すフローチャートである。また、図6、図7は、図5の例について説明するためのグラフであり、縦軸はイヤホン6等から出力される音声の音量(音声信号、判別音信号の電流の大きさ)を、横軸は時間を示している。この例において、判別音信号は、ラジオ復調回路11からの音声信号を、一瞬だけ出力することによってクリック音、パルス音、アタック音の様なもの(以下、単に「クリック音」と呼ぶ。)を発生させることによって生成する。また、周波数データの識別は、図6、図7に例示するように、音声信号を発生させる回数によって行う。例えば、携帯ラジオが2つの周波数(放送局)に対応している場合、1つ目の周波数データが選択されている場合には図6に例示するように1回、2つ目の周波数データが選択されている場合には図7に例示するように2回発生させても良い。尚、図5の動作は、電源投入時及びデータの書き換え時の少なくとも一方のタイミングで行われる。
ステップS101においては、図6のt11,図7のt21に例示するように、ラジオ復調回路11からの音声信号の出力を停止する。
ステップS102においては、音声信号を発生させる回数を判別する。例えば、制御回路13は、記憶手段12内の予め指定されたアドレスを参照し、ここに記憶された判別音データを読み出しても良いし、このアドレスにアドレスデータが記憶される場合には、このアドレスデータによって指定された判別音データを読み出しても良い。尚、ここで言う判別音データは、周波数データに対応する判別音を生成するためのデータであり、制御回路13はこの判別音データに基づいて判別音信号を生成する。図5の例において、判別音データはクリック音を発生させる回数を指定するデータである。尚、判別音データの読み出しは、例えば、周波数データの読み出しと同時に行われても良い。更に、上記予め指定されたアドレスに記憶された判別音データ又はそれを指定する情報の書き換えは、周波数データ又はそれを指定する情報の書き換えと同時に行われても良い。
ステップS103においては、音声信号の出力停止からの時間経過を監視し、所定時間T1の経過の後に監視を終了する。尚、ここで言う「所定時間」は、例えば、ステップS101で停止された音声信号と、ステップS104で開始される音声信号とが連続的な音に聞こえない程度に長い。例えば、0.01秒〜0.5秒程度であっても良い。
ステップS104においては、図6のt12,図7のt22に例示する通り、音声信号の出力を開始する。
ステップS105においては、音声信号の出力開始からの時間経過を監視し、所定時間T2の経過の後に監視を終了する。尚、ここで言う「所定時間」は、例えば、ラジオ復調回路11からの音声信号がクリック音、パルス音、アタック音の様に聞こえる程度の時間であり、ユーザが音声信号の意味内容を理解可能な時間よりも短く、ユーザが聞き取れる程度に長い。例えば、0.01秒〜0.5秒程度であっても良い。
ステップS106においては、図6のt13,図7のt23に例示する通り、音声信号の出力を停止する。
ステップS107においては、音声信号の出力停止からの時間経過を監視し、所定時間T3の経過の後に監視を終了する。尚、ここで言う「所定時間」は、例えば、ステップS104〜S106の間に出力される音声信号が連続的な音に聞こえない程度に長い。例えば、0.01秒〜0.5秒程度であっても良い。
ステップS108においては、ステップS104〜S107の音声信号の出力が所定回数分だけ実行されたか否かが確認され、実行されていない場合にはステップS104に戻り、実行されていた場合にはステップS109に進む。例えば、「所定回数」が一回であった場合には図6に例示するようにクリック音を一回発生させた後にステップS109に進み、「所定回数」が二回であった場合には図7に例示するようにクリック音を二回発生させた後にステップS109に進む。
ステップS109においては、図6のt14,図7のt26に例示する通り、ラジオ復調回路11からの音声信号の出力を開始する。
[第2の実施形態に係る携帯受信機の効果]
本実施形態において、制御回路13は、携帯ラジオの電源投入時及び周波数データ又はそれを指示する情報の書き換え時の少なくとも一方のタイミングで、音声信号に換えて、周波数データに対応する判別音信号を出力する。従ってユーザは、これによってイヤホン6から出力される判別音によって現在選択されている周波数データ(周波数、放送局)を判別可能であり、例えば視覚障害者による操作時や暗所での操作時に利便性を向上させることが可能である。また、この方法によれば、携帯受信機にディスプレイ等の構成を設けることなく現在選択されている周波数データを判別可能であり、製造コストの削減、及び、より自由なデザインの実現が可能である。
また、図5の例において、制御回路13は、携帯ラジオの電源投入時及び周波数データ又はそれを指示する情報の書き換え時の少なくとも一方のタイミングで、音声信号の出力を停止し(ステップS101)、周波数データに対応する回数だけ音声信号の出力及び停止を繰り返し(ステップS104〜S108)、音声信号の出力を開始する(ステップS109)。この様な方法は、ラジオ復調回路11と接続手段15との間に他の構成を挿入することなく、制御回路13を操作するソフトウェア、ファームウェアのみによって実現可能であり、安価に実現可能である。
[その他の実施形態]
本発明は、携帯ラジオだけでなく、例えば、国際会議の会場等で使用される携帯受信機等にも適用可能である。この場合、携帯受信機は、例えば、放送局からの放送電波でなく、館内放送の放送電波を受信しても良い。これにより、参加者は、携帯受信機を無線読出/書込装置7にかざすだけで、煩雑な操作を行うことなく所望の周波数を選択し、例えば言語等を選択することが可能である。
また、上述の判別音信号は、所定の音声パルスや復調回路からの音声信号等を、周波数データ(周波数、放送局)に応じた回数、タイミング、リズム、長さ又はこれらの組み合わせで発生させて生成されるものであっても良い。また、上記判別音データは、例えば、回数、タイミング、リズム、長さ又はこれらの組み合わせを指定するデータであっても良い。また、上述の案内音声信号は、周波数(周波数データ、放送局)毎に全く異なる音を発生させる信号であっても良い。また、上記案内音声データは、例えば、音声データであっても良い。また、復調回路からの音声信号以外の音声信号を使用して判別音信号又は案内音声を生成する場合、例えば、制御回路と接続手段との間に、判別音信号又は案内音声を生成するDAコンバータ等の構成を設けても良い。また、この場合、判別音信号又は案内音声は復調回路からの音声信号に換えて出力しても良いし、この音声信号と共に出力しても良い。
1…携帯ラジオ、2…ケース、3a…起動操作手段、3b,3c…音量調整手段、4…取付手段、5…開口、6…イヤホン、7…無線読出/書込装置、11…ラジオ復調回路、12…記憶手段、13…制御回路、14…無線通信手段、15…接続手段、16…バッテリー。

Claims (9)

  1. 放送電波を受信し、この放送電波を周波数データに応じて復調し、音声信号に変換する復調回路と、
    前記周波数データを記憶する記憶手段と、
    電源投入時に前記記憶手段を参照し、前記周波数データを読み出して前記復調回路に出力する制御回路と、
    無線書込装置からの無線信号を受信し、この受信した無線信号に応じて前記記憶手段にアクセスし、前記記憶手段から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報を書き換える無線通信手段と、
    前記復調回路、前記記憶手段、前記制御回路及び前記無線通信手段を収納するケースと
    を備え
    前記ケースには、前記復調回路を起動する起動操作手段及び前記音声信号の音量を調整する音量調整手段が設けられ、
    前記制御回路は、前記起動操作手段が操作されたタイミングで、前記起動操作手段及び前記音量調整手段の操作の組み合わせに応じて前記記憶手段から読み出される周波数データ又はそれを指示する情報を書き換える
    ことを特徴とする携帯受信機。
  2. 前記無線通信手段は、前記無線信号を介して供給された電力によって、前記記憶手段にアクセスする
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯受信機。
  3. 前記無線通信手段は、前記無線信号を介して供給された電力によって、前記無線書込装置に所定のデータを送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の携帯受信機。
  4. 前記復調回路、前記記憶手段及び前記制御回路に電力を供給するバッテリーを更に備え、
    前記制御回路は、前記無線信号を介して供給された電力によって前記バッテリーの残量を測定し、このバッテリーの残量を前記所定のデータとして前記無線通信手段を介して前記無線書込装置に送信する
    ことを特徴とする請求項3記載の携帯受信機。
  5. どの方向からでも前記無線信号を受信可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の携帯受信機。
  6. 前記ケースの背面に設けられ、前記携帯受信機をユーザの衣服等に取り付け可能に構成された取付手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の携帯受信機。
  7. 前記制御回路は、前記電源投入時及び前記周波数データ又はそれを指示する情報の書き換え時の少なくとも一方のタイミングで、前記音声信号に換えて、又は前記音声信号と共に、前記周波数データに対応する判別音信号又は案内音声信号を出力することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の携帯受信機。
  8. 前記制御回路は、前記電源投入時及び前記周波数データ又はそれを指示する情報の書き換え時の少なくとも一方のタイミングで、
    前記音声信号の出力を停止し、
    前記周波数データに対応する回数だけ前記音声信号の出力及び停止を繰り返し、
    前記音声信号の出力を開始する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の携帯受信機。
  9. 請求項1〜のいずれか1項記載の携帯受信機に前記無線信号を送信することを特徴とする前記無線書込装置。
JP2017078223A 2016-11-28 2017-04-11 携帯受信機及び無線書込装置 Active JP6912921B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016229737 2016-11-28
JP2016229737 2016-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018093462A JP2018093462A (ja) 2018-06-14
JP6912921B2 true JP6912921B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=62566462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017078223A Active JP6912921B2 (ja) 2016-11-28 2017-04-11 携帯受信機及び無線書込装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6912921B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09135184A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用受信装置
JP2000224006A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Fujimikku:Kk 選局装置
US20040142676A1 (en) * 2003-01-21 2004-07-22 Sim Wong Hoo Portable radio module with host adapter
JP2014096645A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Rhythm Watch Co Ltd 防災無線システム
JP6045518B2 (ja) * 2014-01-30 2016-12-14 ソフトバンク株式会社 電池残量監視システム、電池残量監視方法、電池残量監視対象装置、電池残量監視プログラム
JP6676876B2 (ja) * 2015-03-05 2020-04-08 セイコーエプソン株式会社 表示装置、端末装置、及び、表示システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018093462A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7424431B2 (en) System, method and computer program product for adding voice activation and voice control to a media player
US7817035B2 (en) System and method for effectively determining a physical location of a remote control device
US20020025050A1 (en) Spa audio system operable with a remote control
JP2010157896A (ja) 再生装置及びヘッドホン装置
KR20140089822A (ko) 원격 제어 장치 및 전력 제어 방법
CN107948861B (zh) 一种音响及自动调节播放的方法
JP6912921B2 (ja) 携帯受信機及び無線書込装置
EP2278829A1 (en) A new solar wireless sound system
JP7001358B2 (ja) 放送電波受信機
CN201937745U (zh) 一种机顶盒及其遥控器
US10075894B2 (en) Wireless microphone system
CN203492013U (zh) 团队智慧讲解系统
US8655417B2 (en) Video/audio playing apparatus with wireless signal transmission function and wireless video/audio transmission module thereof
CN207381062U (zh) 一种电子导游装置及其控制电路
CN107071552B (zh) 播放设备的设置方法、装置、播放设备及控制终端
CN111525971B (zh) 应急通讯广播接收方法、系统、智能终端及存储介质
CN111373364B (zh) 一种截取音频文件的耳机及其控制方法
JP2005192029A (ja) リモコン装置、リモートコントロールシステム
KR20160053722A (ko) 적외선 수신장치가 구비되는 스마트 플러그 및 그의 리모콘 등록 방법
US20230412993A1 (en) System and device for informing about spatially distributed objects
EP1339015A1 (en) A radio frequency identification tag location system
US20140363021A1 (en) Collar/headset microphone cable control device
CN206524936U (zh) 一种智能侦测wifi音箱
CN105610457A (zh) 一种户外通信系统
JP2002196774A (ja) シート状音声発生器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6912921

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250