JP6911857B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来、例えば、特許文献1は、自動車のタイヤハウス内に配置される空気入りタイヤであって、少なくとも一方のタイヤサイド部に、タイヤ最大幅位置を含みタイヤ径方向内外に亘って長手状に延在する凸部がタイヤ周方向に間隔をおいて多数配置されており、各前記凸部の延在方向がタイヤ径方向に対して傾斜するとともに、タイヤ周方向で隣接する各前記凸部が、タイヤ径方向に対する傾斜の向きを逆に向けて配置され、前記凸部は、タイヤ周方向に配置される数が10[個]以上50[個]以下の範囲を満たす空気入りタイヤが開示されている。この特許文献1では、車両の空気抵抗の低減効果を維持すると共に、ユニフォミティを改善することが示されている。
また、特許文献2は、曲線突出部が形成されるサイドウォールを備える車両用タイヤが開示されている。この特許文献2では、サイドウォールに入る空気の流れは、サイドウォールを自然に通らず、車のホイールハウスの内側に移動し、タイヤのトレッド上端を押し下げるダウンフォースを発生させることが示されている。
特許第5246370号公報 特開2013−18474号公報
特許文献1に示されているように、タイヤサイド部に凸部を設けることで、車両の空気抵抗の低減効果が得られることが知られている。そして、発明者等のさらなる研究の結果、空気入りタイヤの転動により空気の流れが乱されることで、車両の側面において空気の圧力変動が大きくなるため音が発生して車外騒音である通過音が過大となることが分かり、当該車外騒音をタイヤサイド部の凸部によって低減し得ることが見いだされた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通過音を低減することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る空気入りタイヤは、タイヤサイド部のタイヤサイド面に沿ってタイヤ周方向およびタイヤ径方向に交差して延在する複数の凸部を備え、前記凸部は、延在方向における中間部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最大位置を含み、かつ前記中間部の延在方向の両端側に設けられた各先端部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最小位置を含んでおり、前記中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの20%の範囲に配置されることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、車両の走行時に車両に装着した空気入りタイヤが回転すると、回転移動する凸部が、その周辺の空気を乱流化させて空気の流れのよどみを改善する。このよどみの改善により空気入りタイヤの進行方向の後側において、タイヤハウスから発生する渦流が細分化されることにより車両の側面に沿う空気の圧力変動が小さくなり車両の側面に沿う空気が整流化されることから通過音を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記凸部は、前記中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの10%の範囲に配置されることが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置のより近傍に配置されることで、周辺の空気を乱流化させて空気の流れのよどみを改善する作用が顕著となる。この結果、通過音を低減する効果をより顕著に得ることができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記凸部は、前記中間部の突出高さが2mm以上10mm以下であることが好ましい。
中間部の突出高さが2mm未満であると、周辺の空気を乱流化させて空気の流れのよどみを改善する作用が得難くなる。一方、中間部の突出高さが10mmを超えると、凸部に衝突する空気の流れが増加することで空気抵抗が増加する傾向となる。このため、通過音を低減する効果を顕著に得るうえで、中間部の突出高さを2mm以上10mm以下とすることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、タイヤ周方向に1degあたりの各前記凸部の突出高さのタイヤ周方向での変動量が1mm/deg以下であることが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、凸部のタイヤ周方向での突出高さの変動を規定することで凸部の形状変動によって発生する風切音を抑制することができ、この風切音により凸部から発生する騒音を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、タイヤ周方向に1degあたりの各前記凸部の質量のタイヤ周方向での変動量が0.1g/deg以下であることが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、凸部のタイヤ周方向での質量変動を規定することで凸部の質量変動を抑え、空気入りタイヤの回転に伴う振動を抑制することができ、この振動により凸部から発生する騒音を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記凸部は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対するタイヤ径方向外側での角度が15°以上85°以下であることが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、凸部のタイヤ径方向に対する角度を規定することで、凸部に空気が衝突することによって発生する空気抵抗を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記凸部の表面に溝を形成することが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、溝が形成されていることにより、凸部の剛性が低下するため、凸部によりタイヤサイド部が剛構造となることによる乗り心地性の低下を抑えることができる。しかも、溝が形成されていることにより、凸部の質量が低下するため、凸部によりタイヤサイド部のユニフォミティを抑えることができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、前記凸部の表面に凹部を形成することが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、凹部が形成されていることにより、凸部の剛性が低下するため、凸部によりタイヤサイド部が剛構造となることによる乗り心地性の低下を抑えることができる。しかも、凹部が形成されていることにより、凸部の質量が低下するため、凸部によりタイヤサイド部の質量増加によるユニフォミティの低下を抑えることができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、各前記凸部のタイヤ周方向における間隔が不均一であることが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、タイヤサイド部のタイヤサイド面に沿う空気流に対して各凸部のタイヤ周方向の周期性を打ち消すことから、各凸部から発生する音圧が周波数の違いにより互いに分散されたり打ち消されたりするため、空気入りタイヤが生じる騒音(音圧レベル)を低減することができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、タイヤ周方向で隣接する各前記凸部が、タイヤ周方向に対する傾斜角度の符号が異なることが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、タイヤ周方向で隣接する各凸部の傾斜角度が正逆の関係にあることで、車両に装着する際の回転方向性をなくすことで利便性を向上することができる。
また、本発明の一態様に係る空気入りタイヤでは、車両装着時での車両内外の向きが指定されており、少なくとも車両外側となるタイヤサイド部に前記凸部が形成されていることが好ましい。
この空気入りタイヤによれば、車両外側のタイヤサイド部は、車両への装着時にタイヤハウスから外側に現れるため、この車両外側のタイヤサイド部に凸部を設けることで、空気の流れを車両外側に押し出すことができるので、空気入りタイヤの進行方向の後側において、タイヤハウスから発生する渦流を細分化する作用を顕著に得ることができ、車両の側面に沿う空気の圧力変動が小さくなり車両の側面に沿う空気が整流化されて通過音を低減する効果を顕著に得ることができる。
本発明に係る空気入りタイヤは、通過音を低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの側面図である。 図3は、凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。 図4は、凸部の側面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの他の例の側面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの他の例の側面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの他の例の側面図である。 図8は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの他の例の側面図である。 図9は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの他の例の側面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの他の例の側面図である。 図11は、凸部の短手方向の断面図である。 図12は、凸部の短手方向の断面図である。 図13は、凸部の短手方向の断面図である。 図14は、凸部の短手方向の断面図である。 図15は、凸部の短手方向の断面図である。 図16は、凸部の短手方向の断面図である。 図17は、凸部の短手方向の断面図である。 図18は、凸部の短手方向の断面図である。 図19は、凸部の短手方向の断面図である。 図20は、凸部の短手方向の断面図である。 図21は、凸部の短手方向の断面図である。 図22は、凸部の短手方向の断面図である。 図23は、従来の空気入りタイヤの作用の説明図である。 図24は、従来の空気入りタイヤの作用の説明図である。 図25は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの作用の説明図である。 図26は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの作用の説明図である。 図27は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの作用の説明図である。 図28は、溝が形成された凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。 図29は、図28におけるA−A断面図である。 図30は、溝が形成された凸部の他の例を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。 図31は、凹部が形成された凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。 図32は、図31におけるB−B断面図である。 図33は、溝および凹部が形成された凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。 図34は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 図35は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。 図36は、従来例に係る空気入りタイヤの一部の側面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸P(図2など参照)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸Pに向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸Pから離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、回転軸Pを中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、回転軸Pと平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、空気入りタイヤ1の回転軸Pに直交するとともに、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側に位置する部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから最も離れている部分間の距離である。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。本実施形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「CL」を付す。
空気入りタイヤ1は、図1に示すように、トレッド部2と、その両側のショルダー部3と、各ショルダー部3から順次連続するサイドウォール部4およびビード部5とを有している。また、この空気入りタイヤ1は、カーカス層6と、ベルト層7と、ベルト補強層8とを備えている。
トレッド部2は、ゴム材(トレッドゴム)からなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面が空気入りタイヤ1の輪郭となる。トレッド部2の外周表面、つまり、走行時に路面と接触する踏面には、トレッド面21が形成されている。トレッド面21は、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線CLと平行なストレート主溝である複数(本実施形態では4本)の主溝22が設けられている。そして、トレッド面21は、これら複数の主溝22により、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線CLと平行なリブ状の陸部23が複数形成されている。また、図には明示しないが、トレッド面21は、各陸部23において、主溝22に交差するラグ溝が設けられている。陸部23は、ラグ溝によってタイヤ周方向で複数に分割されている。また、ラグ溝は、トレッド部2のタイヤ幅方向最外側でタイヤ幅方向外側に開口して形成されている。なお、ラグ溝は、主溝22に連通している形態、または主溝22に連通していない形態の何れであってもよい。
ショルダー部3は、トレッド部2のタイヤ幅方向両外側の部位である。また、サイドウォール部4は、空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向の最も外側に露出したものである。また、ビード部5は、ビードコア51とビードフィラー52とを有する。ビードコア51は、スチールワイヤであるビードワイヤをリング状に巻くことにより形成されている。ビードフィラー52は、カーカス層6のタイヤ幅方向端部がビードコア51の位置で折り返されることにより形成された空間に配置されるゴム材である。
カーカス層6は、各タイヤ幅方向端部が、一対のビードコア51でタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものである。このカーカス層6は、タイヤ周方向に対する角度がタイヤ子午線方向に沿いつつタイヤ周方向にある角度を持って複数並設されたカーカスコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。カーカスコードは、有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。このカーカス層6は、少なくとも1層で設けられている。
ベルト層7は、少なくとも2層のベルト71,72を積層した多層構造をなし、トレッド部2においてカーカス層6の外周であるタイヤ径方向外側に配置され、カーカス層6をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト71,72は、タイヤ周方向に対して所定の角度(例えば、20°〜30°)で複数並設されたコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。また、重なり合うベルト71,72は、互いのコードが交差するように配置されている。
ベルト補強層8は、ベルト層7の外周であるタイヤ径方向外側に配置されてベルト層7をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト補強層8は、タイヤ周方向に略平行(±5°)でタイヤ幅方向に複数並設されたコード(図示せず)がコートゴムで被覆されたものである。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。図1で示すベルト補強層8は、ベルト層7のタイヤ幅方向端部を覆うように配置されている。ベルト補強層8の構成は、上記に限らず、図には明示しないが、ベルト層7全体を覆うように配置された構成、または、例えば2層の補強層を有し、タイヤ径方向内側の補強層がベルト層7よりもタイヤ幅方向で大きく形成されてベルト層7全体を覆うように配置され、タイヤ径方向外側の補強層がベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されている構成、あるいは、例えば2層の補強層を有し、各補強層がベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されている構成であってもよい。すなわち、ベルト補強層8は、ベルト層7の少なくともタイヤ幅方向端部に重なるものである。また、ベルト補強層8は、帯状(例えば幅10[mm])のストリップ材をタイヤ周方向に巻き付けて設けられている。
図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの側面図である。図3は、凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。図4は、凸部の側面図である。図5〜図10は、本実施形態に係る空気入りタイヤの他の例の側面図である。図11〜図22は、凸部の短手方向の断面図である。図23および図24は、従来の空気入りタイヤの作用の説明図である。図25〜図27は、本実施形態に係る空気入りタイヤの作用の説明図である。図28は、溝が形成された凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。図29は、図28におけるA−A断面図である。図30は、溝が形成された凸部の他の例を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。図31は、凹部が形成された凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。図32は、図31におけるB−B断面図である。図33は、溝および凹部が形成された凸部を空気入りタイヤの側面から視た拡大図である。
以下の説明において、タイヤサイド部Sとは、図1に示すように、トレッド部2の接地端Tからタイヤ幅方向外側であってリムチェックラインRからタイヤ径方向外側の範囲で一様に連続する面をいう。また、接地端Tとは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填するとともに正規荷重の70%をかけたとき、この空気入りタイヤ1のトレッド部2のトレッド面21が路面と接地する領域において、タイヤ幅方向の両最外端をいい、タイヤ周方向に連続する。また、リムチェックラインRとは、タイヤのリム組みが正常に行われているか否かを確認するためのラインであり、一般には、ビード部5の表側面において、リムフランジよりもタイヤ径方向外側であってリムフランジ近傍となる部分に沿ってタイヤ周方向に連続する環状の凸線として示されている。
また、タイヤ最大幅位置Hとは、図1に示すように、タイヤ断面幅HWの端となり、最もタイヤ幅方向の大きい位置である。タイヤ断面幅HWとは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填した無負荷状態のときに、最もタイヤ幅方向の大きいタイヤ総幅からタイヤ側面の模様・文字などを除いた幅である。なお、リムを保護するリムプロテクトバー(タイヤ周方向に沿って設けられてタイヤ幅方向外側に突出するもの)が設けられたタイヤにおいては、当該リムプロテクトバーが最もタイヤ幅方向の大きい部分となるが、本実施形態で定義するタイヤ断面幅HWは、リムプロテクトバーを除外する。
なお、正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、図2〜図4に示すように、少なくとも一方のタイヤサイド部Sにおいて、当該タイヤサイド部Sの表面のプロファイルであるタイヤサイド面Saよりタイヤの外側に突出する凸部9が設けられている。凸部9は、ゴム材(タイヤサイド部Sを構成するゴム材であっても、当該ゴム材とは異なるゴム材であってもよい)からなり、タイヤサイド部Sのタイヤサイド面Saに沿ってタイヤ周方向およびタイヤ径方向に交差して延在する突条として形成されている。延在方向は、図3に示すように、各端9Dを結ぶ直線Lとする。なお、本実施形態において、各図に示す凸部9は、空気入りタイヤ1の側面視でC字状に湾曲して形成されている。凸部9は、湾曲に限らず、空気入りタイヤ1の側面視で直線状に形成されていても、くの字に屈曲して形成されていても、S字状に形成されていても、蛇行して構成されていても、ジグザグ状に形成されていてもよい。そして、どの構成においても延在方向は各端を結ぶ直線とする。
また、凸部9は、図3および図4に示すように、延在方向における中間部9A、および中間部9Aの延在方向の両側に連続して設けられた各先端部9Bで構成されている。中間部9Aは、凸部9の延在方向の長さLの中央9Cから延在方向の両側に長さLの25%の範囲の部分である。先端部9Bは、中間部9Aの延在方向の両側にさらに延在して設けられ、延在方向の各端9Dから凸部9の延在方向の長さLの5%を除く範囲の部分である。凸部9の延在方向の長さLは、凸部9の各端9D間の最短距離とする。
そして、中間部9Aは、タイヤサイド面Saからの突出高さhの最大位置hHを含む。また、先端部9Bは、タイヤサイド面Saからの突出高さhの最小位置hLを含む。図4では、凸部9の延在方向の突出高さhは、一方の端9Dから中央9Cに向かって徐々に高くなり、中央9Cから他方の端9Dに向かって徐々に低くなっている。この場合、突出高さhの最大位置hHは中央9Cに一致し、最小位置hLは端9Dから長さLの5%の位置であって先端部9Bの端に一致する。なお、図4において、凸部9の延在方向の突出高さhは、円弧状に変化して示しているが、この限りではなく、直線状に変化していてもよい。また、最大位置hHは、中間部9A全体であってもよく、この場合に先端部9Bは中間部9Aから徐々に突出高さhが低くなる。
また、凸部9は、図1〜図4に示すように、タイヤサイド部Sの範囲において、中間部9Aの突出高さhの最大位置hHが、タイヤ最大幅位置Hからタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さWDの20%の範囲FD(=0.2WD×2)に配置される。すなわち、凸部9は、中間部9Aの突出高さhの最大位置hHが上記範囲FDに配置され、先端部9Bは上記範囲FD外に配置される。この凸部9は、タイヤ周方向に多数配置されている。なお、タイヤ断面高さWDは、空気入りタイヤ1を正規リムにリム組みし、かつ正規内圧を充填した無負荷状態のときの、タイヤ外径とリム径との差の1/2をいう。
凸部9の配置について、図2および図6に示すように、各凸部9がタイヤ周方向で間隔をおいて設けられていてもよく、図5に示すように、タイヤ周方向で隣接する凸部9がタイヤ径方向で一部重複して設けられていてもよい。図5に示すような各凸部9がタイヤ径方向で一部重複して設けられている場合、重複部位は、中間部9Aを除く部位であって先端部9Bや先端部9Bの端(端9Dから長さLの5%の範囲)とする。また、凸部9の配置について、図7〜図10に示すように、タイヤ周方向で隣接する凸部9がタイヤ周方向およびタイヤ径方向に対する延在方向の傾きが異なっていてもよい。このようにタイヤ周方向で隣接する凸部9がタイヤ周方向およびタイヤ径方向に対する延在方向の傾きが異なっている場合は、当該タイヤ周方向で隣接する凸部9がタイヤ径方向で一部重複せずタイヤ周方向で間隔をおいて設けられている。
凸部9の延在方向に直交する短手方向の断面形状について、図11に示す凸部9は、短手方向の断面形状が四角形状とされている。図12に示す凸部9は、短手方向の断面形状が三角形状とされている。図13に示す凸部9は、短手方向の断面形状が台形状とされている。
また、凸部9の短手方向の断面形状は、曲線を基にした外形であってもよい。図14に示す凸部9は、短手方向の断面形状が半円形状とされている。その他、図には明示しないが、凸部9の短手方向の断面形状は、例えば、半楕円形状であったり、半長円形状であったりする様々な円弧に基づく形状であってもよい。
また、凸部9の短手方向の断面形状は、直線および曲線を組み合わせた外形であってもよい。図15に示す凸部9は、短手方向の断面形状が四角形状の角を曲線とされている。図16に示す凸部9は、短手方向の断面形状が三角形状の角を曲線とされている。また、凸部9の短手方向の断面形状は、図15〜図17に示すように、タイヤサイド部Sから突出する根元部分を曲線とした形状とされていてもよい。
また、凸部9の短手方向の断面形状は、様々な形状の組み合わせであってもよい。図18に示す凸部9は、四角形状の頂部が複数(図18では2つ)の三角形状でジグザグ状とされている。図19に示す凸部9は、四角形状の頂部が1つの三角形状で尖って形成されている。図20に示す凸部9は、四角形状の頂部が四角形状に凹んで形成されている。図21に示す凸部9は、四角形状の頂部が四角形に凹んで形成され、凹みの両側が突出高さを変えて形成されている。図22に示す凸部9は、四角形状の台部9aがタイヤサイド部Sから突出形成され、その台部9aの上部に四角形状が複数(図22では2つ)突出形成されている。その他、図には明示しないが、凸部9の短手方向の断面形状は、四角形状の頂部が波形であったりする様々な形状であってもよい。
そして、上述したような凸部9の短手方向の断面形状において、本実施形態では、中間部9Aにおける突出高さhの最大位置hHで断面積が最も大きく、先端部9Bにおける突出高さhの最小位置hLで断面積が小さい。そして、短手方向の幅Wは、突出高さhの変化に合わせて最大位置hHで最も大きく、最小位置hLで小さくなるように変化しても、変化しなくてもよい。
空気入りタイヤ1の作用について説明する。まず、凸部9を有さない従来の空気入りタイヤ11は、図23に示すように、リム50に組み込んで車両100に装着することで車両100のタイヤハウス101内に配置される。この状態において、空気入りタイヤ11が回転方向Y1で回転すると、車両100は方向Y2に向かって走行する。この車両100の走行時に、空気入りタイヤ11の周辺において空気の流れがよどむことになる。すると、図24に示すように、このよどみにより空気入りタイヤ11の進行方向の後側において、タイヤハウス101から発生する大きな渦流により車両100の側面102に沿う空気の圧力変動が大きくなって車両100の側面102に沿う空気が大きく乱れることから車外騒音すなわち通過音が過大となる。
このような現象に対し、本実施形態の空気入りタイヤ1は、図25に示すように、同様にリム50に組み込んで車両100に装着することで車両100のタイヤハウス101内に配置される。この状態において、空気入りタイヤ1が回転方向Y1で回転すると、車両100は方向Y2に向かって走行する。この車両100の走行時に、方向Y1に回転移動する凸部9が、その周辺の空気を乱流化させて上述した空気の流れのよどみを改善する。すると、図26に示すように、このよどみの改善により空気入りタイヤ1の進行方向の後側において、タイヤハウス101から発生する渦流が細分化されることにより車両100の側面102に沿う空気の圧力変動が小さくなり車両100の側面102に沿う空気が整流化されることから車外騒音すなわち通過音が低減される。このような作用は、図27に示すように、タイヤ周方向およびタイヤ径方向に対する凸部9の傾きが図25とは逆に反転しても得ることが可能である。
従って、本実施形態の空気入りタイヤ1によれば、通過音を低減することができる。
ところで、従来の空気入りタイヤ11では、空気入りタイヤ11の周辺において空気の流れのよどみを避けるようにタイヤハウス101内の下方から上方に向かう空気の流れが生じることで、車両100が上方に持ち上げられる力であるリフトが発生する。一方で、よどみを避けるように、タイヤハウス101の外側で車両100から離れる空気の膨らみが生じることで、空気抵抗となる。
このような現象に対し、本実施形態の空気入りタイヤ1によれば、車両100の走行時に、方向Y1に回転移動する凸部9が、その周辺の空気を乱流化させて上述した空気の流れのよどみを改善する。具体的に、空気入りタイヤ1の回転時の下部(回転軸Pより下側)では、車両100の底部を流れる空気流速を増加することで、タイヤハウス101内で下方から上方に向かう空気の流れが低減され、上方への空気の圧力が抑制される。この結果、リフトを抑制することができる。このリフトの抑制(リフト低減性能)は、ダウンフォースを増加させることになり、空気入りタイヤ1の接地性を向上させ、車両100の走行性能である操縦安定性能の向上に寄与する。一方、空気入りタイヤ1の回転時の上部(回転軸Pより上側)では、乱流境界層が発生し、空気入りタイヤ1における空気の流れが促進される。この結果、通過する空気の広がりが抑えられ、空気入りタイヤ1の空気抵抗を低減することができる。この空気抵抗の低減は、車両100の燃費の向上に寄与する。このような作用は、図27に示すように、タイヤ周方向およびタイヤ径方向に対する凸部9の傾きが図25とは逆に反転しても得ることが可能である。
しかも、本実施形態の空気入りタイヤ1によれば、凸部9は、タイヤ周方向およびタイヤ径方向に交差する延在方向における中間部9Aがタイヤサイド面Saからの突出高さhの最大位置hHを含み、かつ中間部9Aの延在方向の両端側に設けられた各先端部9Bがタイヤサイド面Saからの突出高さhの最小位置hLを含んでいるため、先端部9Bにおいて凸部9の質量が少なくなる。この結果、凸部9の先端部9B付近においてタイヤサイド面Sa側との急激な質量変化が抑えられるので、凸部9の耐久性を向上することができ、かつタイヤ周方向の均一性が向上するため、ユニフォミティを向上することができる。
従って、本実施形態の空気入りタイヤ1によれば、通過音を低減することができ、リフトを低減することができ、耐久性を向上することができ、かつユニフォミティを良好に保つことができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、凸部9は、中間部9Aの突出高さhの最大位置hHが、タイヤ最大幅位置Hからタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの10%の範囲に配置されることが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、中間部9Aの突出高さhの最大位置hHが、タイヤ最大幅位置Hのより近傍に配置されることで、周辺の空気を乱流化させて上述した空気の流れのよどみを改善する作用が顕著となる。この結果、通過音を低減する効果や、リフトを低減する効果をより顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、凸部9は、中間部9Aの突出高さhが2mm以上10mm以下であることが好ましい。
中間部9Aの突出高さhが2mm未満であると、周辺の空気を乱流化させて上述した空気の流れのよどみを改善する作用が得難くなる。一方、中間部9Aの突出高さhが10mmを超えると、凸部9に衝突する空気の流れが増加することで空気抵抗が増加する傾向となる。このため、通過音を低減すると共に空気抵抗を低減する効果を顕著に得るうえで、中間部9Aの突出高さhを2mm以上10mm以下とすることが好ましい。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図2に示すように、回転軸Pからタイヤ径方向に切断したタイヤ周方向に1degあたりの各凸部9の突出高さhのタイヤ周方向での変動量が1mm/deg以下であることが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、凸部9のタイヤ周方向での突出高さhの変動を規定することで凸部9の形状変動によって発生する風切音を抑制することができ、この風切音により凸部9から発生する騒音を低減することができる。しかも、この空気入りタイヤ1によれば、凸部9を含むタイヤ周方向での突出高さhの変動を規定することでタイヤ周方向の均一性が向上するため、ユニフォミティを向上する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図2に示すように、回転軸Pからタイヤ径方向に切断したタイヤ周方向に1degあたりの凸部9の質量のタイヤ周方向での変動量が0.1g/deg以下であることが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、凸部9のタイヤ周方向での質量変動を規定することで凸部9の質量変動を抑え、空気入りタイヤ1の回転に伴う振動を抑制することができ、この振動により凸部9から発生する騒音を低減することができる。しかも、この空気入りタイヤ1によれば、凸部9を含むタイヤ周方向での質量の変動を規定することでタイヤ周方向の均一性が向上するため、ユニフォミティを向上する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図2に示すように、凸部9は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対するタイヤ径方向外側での角度αが15°以上85°以下であることが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、角度αが15°以上であることで、タイヤ軸からみて右側または左側に位置する凸部に発生する空気抵抗の向きをタイヤ進行方向から逸らすことができるため、空気抵抗を低減できる。一方、角度αが85°以下であることで、タイヤ軸からみて上側または下側に位置する凸部に発生する空気抵抗の向きをタイヤ進行方向から逸らすことができるため、空気抵抗を低減できる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図28〜図30に示すように、凸部9の表面に溝9Eを形成することが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、溝9Eが形成されていることにより、凸部9の剛性が低下するため、凸部9によりタイヤサイド部Sが剛構造となることによる乗り心地性の低下を抑えることができる。しかも、溝9Eが形成されていることにより、凸部9の質量が低下するため、凸部9によりタイヤサイド部Sのユニフォミティを抑えることができる。
なお、溝9Eは、図28に示すように、凸部9の延在方向に交差するように長さLに対して所定間隔で複数設けられている。また、溝9Eは、凸部9の延在方向に対して交差する角度βは特に規定がないが、各溝9Eで同じくすることが、凸部9の延在方向での極度の質量変化を抑える上で好ましい。また、溝9Eは、図30に示すように、凸部9の短手方向の中央を通過する中心線SLの接線GLに対して同じ角度θ(例えば、θ=90°)とすることが、凸部9の延在方向での極度の質量変化を抑える上で好ましい。また、溝9Eは、溝幅が2mm以下とされていることが、空力的な影響、すなわち、周辺の空気を乱流化させて空気の流れのよどみを改善させたり、車両100の底部を流れる空気流速を増加させたり、乱流境界層を発生させたりする作用に影響が少なく好ましい。また、溝9Eは、図29に示すように、溝深さd1が、凸部9の突出高さh以下であることが、凸部9を途中で分断せずに、周辺の空気を乱流化させて空気の流れのよどみを改善させたり、車両100の底部を流れる空気流速を増加させたり、乱流境界層を発生させたりする作用を得るうえで好ましい。溝9Eの溝深さd1は、例えば、凸部9の突出高さhの90%以下であることが好ましい。なお、図29における凸部9の短手方向の断面の三角形状は一例である。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図31および図32に示すように、凸部9の表面に凹部9Fを形成することが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、凹部9Fが形成されていることにより、凸部9の剛性が低下するため、凸部9によりタイヤサイド部Sが剛構造となることによる乗り心地性の低下を抑えることができる。しかも、凹部9Fが形成されていることにより、凸部9の質量が低下するため、凸部9によりタイヤサイド部Sの質量増加によるユニフォミティの低下を抑えることができる。
なお、凹部9Fは、図31に示すように、凸部9の延在方向に沿って所定間隔で複数設けられている。また、凹部9Fは、凸部9の幅Wが延在方向で変化する場合、幅Wの変化に応じて大きさを変化することが、凸部9の延在方向での極度の質量変化を抑える上で好ましい。また、凹部9Fは、開口径が2mm以下とされていることが、空力的な影響、すなわち、周辺の空気を乱流化させて空気の流れのよどみを改善させたり、車両100の底部を流れる空気流速を増加させたり、乱流境界層を発生させたりする作用に影響が少なく好ましい。また、凹部9Fは、図32に示すように、溝深さd2が、凸部9の突出高さh以下であることが、凸部9を途中で分断せずに、周辺の空気を乱流化させて空気の流れのよどみを改善させたり、車両100の底部を流れる空気流速を増加させたり、乱流境界層を発生させたりする作用を得るうえで好ましい。凹部9Fの溝深さd2は、例えば、凸部9の突出高さhの90%以下であることが好ましい。なお、図32における凸部9の短手方向の断面の三角形状は一例である。また、凹部9Fを設ける位置は、凸部9の頂部に限らず側部であってもよい。また、凹部9Fの開口形状や深さ形状は、円形状に限らず、様々な形状であってもよい。ただし、円弧で開口縁や底部が形成されているほうが、凸部9へのクラックの発生する要素を除くことができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図33に示すように、凸部9の表面に溝9Eおよび凹部9Fを形成することが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、溝9Eおよび凹部9Fが形成されていることにより、凸部9の剛性が低下するため、凸部9によりタイヤサイド部Sが剛構造となることによる乗り心地性の低下を抑えることができる。しかも、溝9Eおよび凹部9Fが形成されていることにより、凸部9の質量が低下するため、凸部9によりタイヤサイド部Sの質量増加によるユニフォミティの低下を抑えることができる。
なお、溝9Eおよび凹部9Fは、図33において凸部9の延在方向に沿って交互に設けられているが、これに限らず、適宜混在して配置してもよい。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、各凸部9のタイヤ周方向における間隔が不均一であることが好ましい。
この空気入りタイヤ1によれば、タイヤサイド部Sのタイヤサイド面Saに沿う空気流に対して各凸部9のタイヤ周方向の周期性を打ち消すことから、各凸部9から発生する音圧が周波数の違いにより互いに分散されたり打ち消されたりするため、空気入りタイヤ1が生じる騒音(音圧レベル)を低減することができる。
なお、凸部9の間隔とは、空気入りタイヤ1の側面視において、凸部9の端9Dからタイヤ径方向に補助線(図示せず)を引き、各凸部9での補助線間の回転軸Pを中心とする角度として示される。そして、各凸部9の間隔を不均一にするには、凸部9の形状(突出高さhや、幅Wや、延在方向の長さL)やタイヤ周方向やタイヤ径方向に交差する傾きを同じくしてタイヤ周方向のピッチを変えること、形状(突出高さhや、幅Wや、延在方向の長さL)を変えること、タイヤ周方向やタイヤ径方向に交差する傾きを変えること、などにより実施することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図7〜図10に示すように、タイヤ周方向で隣接する各凸部9が、タイヤ周方向に対する傾斜角度の符号が異なることが好ましい。
凸部9のタイヤ周方向に対する傾斜角度は、凸部9の延在方向(L)とタイヤ周方向の接線とのなす角度であり、タイヤ周方向で隣接する各凸部9の傾斜角度が正逆の関係にある。この構成により、車両に装着する際の回転方向性をなくすことで利便性を向上することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、車両装着時での車両内外の向きが指定されており、少なくとも車両外側となるタイヤサイド部Sに凸部9が形成されていることが好ましい。
すなわち、本実施形態の空気入りタイヤ1は、車両100(図25および図27参照)に装着した場合、タイヤ幅方向において、車両100の内側および外側に対する向きが指定されている。向きの指定は、図には明示しないが、例えば、サイドウォール部4に設けられた指標により示される。このため、車両100に装着した場合に車両100の内側に向く側が車両内側となり、車両100の外側に向く側が車両外側となる。なお、車両内側および車両外側の指定は、車両100に装着した場合に限らない。例えば、リム組みした場合に、タイヤ幅方向において、車両100の内側および外側に対するリム50(図25および図27参照)の向きが決まっている。このため、空気入りタイヤ1は、リム組みした場合、タイヤ幅方向において、車両内側および車両外側に対する向きが指定される。
車両外側のタイヤサイド部Sは、車両100への装着時にタイヤハウス101から外側に現れるため、この車両外側のタイヤサイド部Sに凸部9を設けることで、空気の流れを車両外側に押し出すことができるので、空気入りタイヤ1の進行方向の後側において、タイヤハウス101から発生する渦流を細分化する作用を顕著に得ることができ、車両100の側面102に沿う空気の圧力変動が小さくなり車両100の側面102に沿う空気が整流化されて通過音を低減する効果を顕著に得ることができる。
なお、上述した実施形態の空気入りタイヤ1において、凸部9の短手方向の幅Wは、0.5mm以上10.0mm以下とされていることが好ましい。凸部9の短手方向の幅Wが上記範囲未満であると、凸部9が空気の流れに接触する範囲が小さいことから、凸部9による空気の流れのよどみを改善する効果が得難くなる。一方、凸部9の短手方向の幅Wが上記範囲を超えると、凸部9が空気の流れに接触する範囲が大きいことから、凸部9が空気抵抗の増加の原因となったり、タイヤ重量の増加の原因になったりし得る。従って、凸部9の短手方向の幅Wを適正化することで、凸部9による空気の流れのよどみを改善する効果を顕著に得ることができる。
また、凸部9は、タイヤ周方向でのピッチが、トレッド部2のラグ溝のタイヤ周方向でのピッチに対して等ピッチでも、異なるピッチでもよい。凸部9のタイヤ周方向でのピッチを、トレッド部2のラグ溝のタイヤ周方向でのピッチに対して異ならせると、凸部9から発生する音圧と、ラグ溝による音圧とが周波数の違いにより互いに分散や打ち消しされるため、ラグ溝により発生するパターンノイズを低減することができる。なお、凸部9のタイヤ周方向でのピッチを異ならせるラグ溝は、複数の主溝22によりタイヤ幅方向に複数区画形成されたリブ状の陸部23における全てのラグ溝を含む。ただし、ラグ溝により発生するパターンノイズを低減する効果を顕著に得るには、凸部9に最も近くに配置されるタイヤ幅方向最外側のラグ溝のピッチに対して凸部9のタイヤ周方向でのピッチを異ならせることが好ましい。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、通過音低減性能、リフト低減性能、空気抵抗低減性能、ユニフォミティ、凸部耐久性能、および乗り心地性能に関する試験が行われた(図34および図35参照)。
通過音低減性能の試験は、195/65R15のタイヤサイズの試験タイヤを、正規リム(15×6J)にリム組みし、正規内圧を充填した。そして、この試験タイヤを試験車両(モータアシスト付き乗用車)に装着してISO路面のテストコースを50km/hで走行したときの通過音(車外騒音)が測定される。そして、各従来例の測定値(通過音dB)を基準値(100)とした指数評価が行われる。この評価は、その数値が大きいほど通過音が小さく通過音低減性能が優れていることを示している。
リフト低減性能および空気抵抗低減性能の試験は、モータアシスト付き乗用車のボディモデルに195/65R15のタイヤサイズのタイヤモデルを装着した車両モデルのシミュレーションにおいて、走行速度80km/h相当で走行した場合の風洞試験を行い、その空力抵抗係数により格子ボルツマン法による流体解析ソフトウェアを用いて空力特性(リフト低減性能および空気抵抗低減性能)を算出し、算出結果に基づいて、従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。これらの指数評価は、数値が大きいほどリフト低減性能、および空気抵抗低減性能が優れていることを示している。
ユニフォミティの試験は、上記試験タイヤにおいて、タイヤユニフォミティJASO C607「自動車タイヤのユニフォミティ試験法」に規定の方法に準じてラジアルフォースバリエーション(LFV)を測定する。そして、この測定結果に基づいて、従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この指数評価は、数値が大きいほど均一性がよくユニフォミティが優れていることを示している。
凸部耐久性能の試験は、室内ドラム耐久試験により上記試験タイヤを時速240km/hで所定時間転動させ、凸部の状態(クラックや破壊の発生)を観察する。そして、この観察結果に基づいて、従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この指数評価は、数値が大きいほどクラックや破壊の発生が少なく凸部耐久性能が優れていることを示している。
乗り心地性能の試験は、上記試験タイヤを上記試験車両に装着し、段差10mmの凹凸を有する直進テストコースを50km/hで実車走行し、パネラー3人による乗り心地のフィーリングテストを実施する。そして、テスト結果3回の平均を、従来例を基準(100)とした指数で示した指数評価が行われる。この指数評価は、数値が大きいほど乗り心地性能が優れていることを示している。
図34において、従来例の空気入りタイヤは、図36に示す形態であり、タイヤサイド部Sに凸部10が設けられているが、この凸部10は、短手方向の断面形状が図12に示す三角形状であって、タイヤ径方向に沿って延在して、突出高さおよび短手方向の幅が延在方向で均一に形成されてタイヤ最大幅位置Hに交差して設けられ、タイヤ周方向に等間隔で配置されている。
一方、図34および図35において、実施例1〜実施例15の空気入りタイヤは、図2に示す形態であり、凸部の短手方向の断面形状が図12に示す三角形状であって、図4に示す凸部を備える。実施例16の空気入りタイヤは、図7に示す形態であり、凸部の短手方向の断面形状が図12に示す三角形状であって、図4に示す凸部を備える。また、実施例1および実施例2の空気入りタイヤは中間部の突出高さの最大位置がタイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの20%の範囲に配置される。実施例3〜実施例16の空気入りタイヤは、中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの10%の範囲に配置される。その他、各実施例は、適宜規定がなされている。
そして、図34および図35の試験結果に示すように、各実施例の空気入りタイヤは、通過音低減性能、リフト低減性能、空気抵抗低減性能、ユニフォミティ、凸部耐久性能、および乗り心地性能が改善していることが分かる。
1 空気入りタイヤ
9 凸部
9A 中間部
9B 先端部
9C 中央
9D 端
9E 溝
9F 凹部
100 車両
101 タイヤハウス
102 側面
h 突出高さ
H タイヤ最大幅位置
hH 最大位置
hL 最小位置
HW タイヤ断面幅
S タイヤサイド部
Sa タイヤサイド面

Claims (10)

  1. タイヤサイド部のタイヤサイド面に沿ってタイヤ周方向およびタイヤ径方向に交差して延在する複数の凸部を備え、
    前記凸部は、延在方向における中間部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最大位置を含み、かつ前記中間部の延在方向の両端側に設けられた各先端部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最小位置を含んでおり、前記中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの20%の範囲に配置されており、
    タイヤ周方向に1degあたりの各前記凸部の突出高さのタイヤ周方向での変動量が1mm/deg以下である、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. タイヤサイド部のタイヤサイド面に沿ってタイヤ周方向およびタイヤ径方向に交差して延在する複数の凸部を備え、
    前記凸部は、延在方向における中間部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最大位置を含み、かつ前記中間部の延在方向の両端側に設けられた各先端部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最小位置を含んでおり、前記中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの20%の範囲に配置されており、
    タイヤ周方向に1degあたりの各前記凸部の質量のタイヤ周方向での変動量が0.1g/deg以下である、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. タイヤサイド部のタイヤサイド面に沿ってタイヤ周方向およびタイヤ径方向に交差して延在する複数の凸部を備え、
    前記凸部は、延在方向における中間部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最大位置を含み、かつ前記中間部の延在方向の両端側に設けられた各先端部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最小位置を含んでおり、前記中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの20%の範囲に配置されており、
    各前記凸部のタイヤ周方向における間隔が不均一である、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. タイヤサイド部のタイヤサイド面に沿ってタイヤ周方向およびタイヤ径方向に交差して延在する複数の凸部を備え、
    前記凸部は、延在方向における中間部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最大位置を含み、かつ前記中間部の延在方向の両端側に設けられた各先端部が前記タイヤサイド面からの突出高さの最小位置を含んでおり、前記中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの20%の範囲に配置されており、
    タイヤ周方向で隣接する各前記凸部が、タイヤ周方向に対する傾斜角度の符号が異なる、ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  5. 前記凸部は、前記中間部の突出高さの最大位置が、タイヤ最大幅位置からタイヤ径方向内外にタイヤ断面高さの10%の範囲に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記凸部は、前記中間部の突出高さが2mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記凸部は、タイヤ径方向内側端を基点としたタイヤ径方向に対するタイヤ径方向外側での角度が15°以上85°以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記凸部の表面に溝を形成することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記凸部の表面に凹部を形成することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  10. 車両装着時での車両内外の向きが指定されており、少なくとも車両外側となるタイヤサイド部に前記凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
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