JP6909751B2 - 無人飛行機及び相対反射率の算出方法 - Google Patents

無人飛行機及び相対反射率の算出方法 Download PDF

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Description

本発明は、無人飛行機及び相対反射率の算出方法に関する。
カメラを搭載した無人飛行機を用いて地面又は壁を検査する技術が知られている。例えば、特許文献1には、カメラを搭載した無人飛行機の一例が記載されている。
特開2017−90146号公報
ところで、光が照射された計測対象物を検査する際、基準の反射強度に対する計測対象物の反射強度である相対反射率が必要となる。しかし、光源が太陽である場合、相対反射率を算出するための基準の反射強度を何等かの方法で計測する必要がある。従来、計測対象物の検査の前に既知の反射率を有する物を用いて基準の反射強度を一度計測し、この基準の反射強度に基づいて計測対象物の相対反射率が算出されていた。しかし、太陽光は常に変動するため、計測対象物の相対反射率を正確に算出することは困難であった。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、計測対象物の相対反射率の計測精度を向上させることのできる無人飛行機及び相対反射率の算出方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様の無人飛行機は、本体と、前記本体に取り付けられる撮影装置と、前記撮影装置の撮影範囲に入るように前記本体に取り付けられる反射板と、を備える。
なお、上記の無人飛行機の望ましい態様として、前記反射板は、前記撮影装置の撮影方向に平行な軸を中心とする環状である。
なお、上記の無人飛行機の望ましい態様として、前記撮影装置は、マルチスペクトルカメラ又はハイパースペクトルカメラである。
本開示の一態様の相対反射率の算出方法は、本体と、前記本体に取り付けられる撮影装置と、前記撮影装置の撮影範囲に入るように前記本体に取り付けられる第1反射板と、を備える無人飛行機を用いた相対反射率の算出方法であって、前記撮影装置によって、計測対象物と、前記第1反射板と、を同時に撮影する撮影ステップと、前記撮影ステップで撮影した画像に基づき、前記計測対象物の反射強度と、前記第1反射板の反射強度と、を算出する画像処理ステップと、前記画像処理ステップで算出した前記計測対象物の反射強度と、前記画像処理ステップで算出した前記第1反射板の反射強度と、に基づいて前記計測対象物の相対反射率を算出する相対反射率算出ステップと、を備える。
なお、上記の相対反射率の算出方法の望ましい態様として、前記撮影ステップよりも前に、前記撮影装置によって、前記第1反射板と、第2反射板と、を同時に撮影し、且つ前記撮影装置から前記第2反射板までの距離である第1距離を計測する事前撮影ステップと、前記事前撮影ステップで撮影した画像に基づき、前記第1反射板の反射強度と、前記第2反射板の反射強度と、を算出する事前画像処理ステップと、前記事前画像処理ステップで算出した前記第1反射板の反射強度と、前記事前画像処理ステップで算出した前記第2反射板の反射強度と、前記第1距離と、に基づいて大気情報を算出する大気情報算出ステップと、を備え、前記撮影ステップにおいて、前記撮影装置から前記計測対象物までの距離である第2距離を計測し、前記相対反射率算出ステップにおいて、前記画像処理ステップで算出した前記計測対象物の反射強度と、前記画像処理ステップで算出した第1反射板の反射強度と、前記大気情報と、前記第2距離と、に基づいて前記計測対象物の相対反射率を算出する。
本開示によれば、計測対象物の相対反射率の計測精度を向上させることができる。
図1は、実施形態の無人飛行機の正面図である。 図2は、実施形態の無人飛行機の底面図である。 図3は、実施形態の無人飛行機のブロック図である。 図4は、実施形態の相対反射率の算出方法のフローチャートである。 図5は、事前撮影ステップを示す模式図である。 図6は、撮影ステップを示す模式図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、実施形態の無人飛行機の正面図である。図2は、実施形態の無人飛行機の底面図である。図3は、実施形態の無人飛行機のブロック図である。本実施形態の無人飛行機1は、無人で自律飛行する無人飛行体である。無人飛行機1は、例えば、マルチコプタ、ヘリコプタ、飛行機、飛行ロボット等である。無人飛行機1は、UAV(Unmanned aerial vehicle)又はドローンとも呼ばれる。
図1から図3に示すように、無人飛行機1は、本体2と、第1反射板31と、撮影装置41と、距離測定装置43と、GPS受信機45と、センサ47と、バッテリ49と、制御装置9と、を備える。
図1に示すように、本体2は、基部21と、支持部23と、アーム部25と、モータ27と、プロペラ29と、を備える。基部21は、本体2の中央に配置され、制御装置9等を内蔵する。支持部23は、第1反射板31を支持するための部材である。支持部23は、基部21からプロペラ29とは反対側に延びている。アーム部25は、モータ27及びプロペラ29を支持する部材である。モータ27は、アーム部25の端部に配置される。プロペラ29は、モータ27と接続されており、モータ27が駆動することによって回転する。
図1に示すように、第1反射板31は、本体2の支持部23によって支持される。第1反射板31は、例えば白板である。図2に示すように、第1反射板31は、撮影装置4の撮影方向に平行な軸を中心とする矩形の環状である。第1反射板31は、撮影装置4の撮影範囲に入るように本体2に取り付けられる。図2の破線の矩形は、撮影装置4の撮影範囲の一例である。図2の破線の矩形は、第1反射板31と平行で且つ第1反射板31を含む平面において撮影装置4の撮影範囲に含まれる領域を示す。
なお、第1反射板31の全てが撮影装置4の撮影範囲に入らなくてもよい。第1反射板31の少なくとも一部が撮影装置4の撮影範囲に入っていればよい。また、第1反射板31の形状は、上述した形状に限定されず、必ずしも環状でなくてもよい。第1反射板31は、白板でなくてもよい。すなわち、第1反射板31は、少なくとも一部が撮影装置4の撮影範囲に入る部材であればよく、第1反射板31について形状、大きさ及び反射率等の特性は限定されない。
図1に示すように、撮影装置41は、本体2の基部21に取り付けられる。撮影装置41は、静止画を撮影する。撮影装置41は、例えば、マルチスペクトルカメラ又はハイパースペクトルカメラである。撮影装置41は、マルチスペクトル画像又はハイパースペクトル画像を撮影する。撮影装置41は、二次元の空間情報と、複数の波長のスペクトルに関する情報と、を同時に取得できる。撮影装置41で撮影された画像の各画素は、波長毎の強度の情報を含む。
距離測定装置43は、撮影装置41から対象物までの距離を測定するための装置である。距離測定装置43は、例えば赤外線、超音波、又はレーザー等を利用して距離を測定する。距離測定装置43は、例えば撮影装置41と並べて配置される。距離測定装置43のセンサ部分は、撮影装置41の撮影方向と同じ方向に向けられる。なお、撮影装置41が距離測定装置43を内蔵していてもよい。
GPS受信機45は、GPS(Global Positioning System)におけるGPS信号を受信する。センサ47は、無人飛行機1の飛行制御に必要な情報を検出する。センサ47は、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、磁気センサ、又は気圧センサ等を含む。バッテリ49は、無人飛行機1が備える各種装置に電力を供給する。例えば、バッテリ49は、制御装置9に電力を供給し、制御装置9を介してその他の装置に電力を供給する。
制御装置9は、コンピュータであり、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力インターフェース、及び出力インターフェースを含む。制御装置9において、CPU、ROM、RAM、入力インターフェース及び出力インターフェースは、内部バスに接続されている。CPU、ROM、RAM、入力インターフェース及び出力インターフェースが連携することによって、制御装置9の各種機能が実現される。
図3に示すように、制御装置9は、処理部91と、記憶部93と、通信部95と、を備える。処理部91は、GPS受信機45及びセンサ47から受け取った情報等に基づいて、モータ27に信号を出力し、モータ27を制御する。また、処理部91は、GPS受信機45及びセンサ47から受け取った情報等に基づいて撮影装置41に信号を出力し、撮影装置41に画像を撮影させる。処理部91は、撮影装置41による撮影と同時に距離測定装置43に信号を出力し、距離測定装置43に距離を測定させる。処理部91は、通信部95が受信した撮影計画の情報に基づいて撮影装置41及び距離測定装置43を制御してもよい。記憶部93は、撮影装置41、距離測定装置43、GPS受信機45、及びセンサ47から受け取った情報を記憶する。通信部95は、例えば、無人飛行機1を管理する管理装置と無線通信を行う。なお、通信部95はなくてもよい。
図4は、実施形態の相対反射率の算出方法のフローチャートである。図5は、事前撮影ステップを示す模式図である。図6は、撮影ステップを示す模式図である。無人飛行機1は、計測対象物39が光源100の光に照射されている時の、計測対象物39の相対反射率を計測することができる。光源100は、太陽である。計測対象物39は、特に限定されないが、例えば地面、壁、若しくは地面又は壁にある植物、等である。計測対象物39の相対反射率は、計測対象物39に関する物性の推測等に利用される。
計測対象物39の相対反射率を計測する際、無人飛行機1は、図5に示すように、撮影装置41によって、第1反射板31と、第2反射板33と、を同時に撮影し、且つ撮影装置41から第2反射板33までの距離である第1距離を計測する(図4の事前撮影ステップS1)。第2反射板33は、地面10に置かれる。例えば、第2反射板33は、白板である。第2反射板33の反射率は、第1反射板31の反射率と等しい。第2反射板33の形状は、特に限定されない。本実施形態における第2反射板33の形状は、矩形である。例えば、撮影装置41は、環状である第1反射板31の内側に第2反射板33が配置されるように撮影する。すなわち、撮影装置41は、第1反射板31の中空部分を通して第2反射板33を撮影する。撮影装置41が第1反射板31及び第2反射板33を撮影する時、第1反射板31及び第2反射板33は平行であることが望ましい。例えば、制御装置9は、第1反射板31及び第2反射板33が平行になるように、無人飛行機1の姿勢を制御する。
事前撮影ステップS1において、無人飛行機1は、距離測定装置43によって第1距離を計測する。具体的には、制御装置9の処理部91が、撮影装置41が撮影する同時に距離測定装置43が第1距離を計測するように、距離測定装置43を制御する。制御装置9の記憶部93は、第1反射板31及び第2反射板33が写った画像と、第1距離と、を記憶する。なお、第1距離は、距離測定装置43ではなく、他の構成によって計測されてもよい。例えば、第1距離は、GPS受信機45によって計測されてもよい。
次に、無人飛行機1は、事前撮影ステップS1で撮影した画像(マルチスペクトル画像又はハイパースペクトル画像)に基づき、第1反射板31の反射強度と、第2反射板33の反射強度と、を算出する(図4の事前画像処理ステップS2)。具体的には、制御装置9の処理部91が、第1反射板31の反射強度と、第2反射板33の反射強度と、を算出する。処理部91は、撮影装置41で撮影され記憶部93に記憶されたマルチスペクトル画像又はハイパースペクトル画像のうち、任意の波長に関する画像(以下、対象画像)を選択する。処理部91は、対象画像のうち、第1反射板31が写った部分、及び第2反射板33が写った部分を判定する。例えば、処理部91は、記憶部93に予め記憶されたデータベースを用いて第1反射板31が写った部分、及び第2反射板33が写った部分を判定する。
処理部91は、第1反射板31が写った部分の情報に基づいて、第1反射板31の反射強度を算出する。例えば、処理部91は、第1反射板31が写った部分に対応する全画素うち最も大きい反射強度を有する画素の反射強度を、第1反射板31の反射強度として算出する。処理部91は、第2反射板33が写った部分の情報に基づいて、第2反射板33の反射強度を算出する。例えば、処理部91は、第2反射板33が写った部分に対応する全画素うち最も大きい反射強度を有する画素の反射強度を、第2反射板33の反射強度として算出する。
なお、反射強度の算出方法は、上述した方法に限定されない。例えば、処理部91は、第1反射板31(第2反射板33)が写った部分に対応する全画素の反射強度の平均値を、第1反射板31(第2反射板33)の反射強度として算出してもよい。また、処理部91は、対象画像のうち光源100の直射光が当たらなかった部分(陰に隠れた部分)を除外する処理を行ってもよい。例えば、処理部91は、記憶部93に予め記憶されたデータベースを用いて、対象画像のうち光源100の直射光が当たらなかった部分を判定し、反射強度の算出に用いる情報から当該部分を除外してもよい。
次に、無人飛行機1は、事前画像処理ステップS2で算出した第1反射板31の反射強度と、事前画像処理ステップS2で算出した第2反射板33の反射強度と、第1距離と、に基づいて大気情報を算出する(図4の大気情報算出ステップS3)。具体的には、制御装置9の処理部91が、大気情報を算出する。大気情報をα、第1距離をHs、第1反射板31の反射強度をR1、第2反射板33の反射強度をR2とした場合、処理部91は、例えば下記式(1)に基づいて大気情報を算出する。
α=(R1−R2)/Hs ・・・・・(1)
次に、無人飛行機1は、図6に示すように、撮影装置41によって、計測対象物39と、第1反射板31と、を同時に撮影し、且つ撮影装置41から計測対象物39までの距離である第2距離を計測する(図4の撮影ステップS4)。例えば、撮影装置41は、環状である第1反射板31の内側に計測対象物39が配置されるように撮影する。すなわち、撮影装置41は、第1反射板31の中空部分を通して計測対象物39を撮影する。撮影装置41が計測対象物39及び第1反射板31を撮影する時、計測対象物39及び第1反射板31は平行であることが望ましい。例えば、制御装置9は、計測対象物39及び第1反射板31が平行になるように、無人飛行機1の姿勢を制御する。また、撮影装置41は、計測対象物39及び第1反射板31を撮影する時の露出(レンズを通過する光の量)を、事前撮影ステップS1において第1反射板31及び第2反射板33を撮影した時の露出と同じにする又は近付けることが望ましい。例えば、撮影装置41は、シャッタースピード及び絞りを制御することによって撮影ステップS4の露出を、事前撮影ステップS1の露出に近付ける。
撮影ステップS4において、無人飛行機1は、距離測定装置43によって第2距離を計測する。具体的には、制御装置9の処理部91が、撮影装置41が撮影する同時に距離測定装置43が第2距離を計測するように、距離測定装置43を制御する。制御装置9の記憶部93は、計測対象物39及び第1反射板31が写った画像と、第2距離と、を記憶する。なお、第2距離は、距離測定装置43ではなく、他の構成によって計測されてもよい。
次に、無人飛行機1は、撮影ステップS4で撮影した画像(マルチスペクトル画像又はハイパースペクトル画像)に基づき、計測対象物39の反射強度と、第1反射板31の反射強度と、を算出する(図4の画像処理ステップS5)。具体的には、制御装置9の処理部91が、計測対象物39の反射強度と、第1反射板31の反射強度と、を算出する。処理部91は、撮影装置41で撮影され記憶部93に記憶されたマルチスペクトル画像又はハイパースペクトル画像のうち、任意の波長に関する画像(以下、対象画像)を選択する。処理部91は、対象画像のうち、計測対象物39が写った部分、及び第1反射板31が写った部分を判定する。例えば、処理部91は、記憶部93に予め記憶されたデータベースを用いて計測対象物39が写った部分、及び第1反射板31が写った部分を判定する。
次に、無人飛行機1は、画像処理ステップS5で算出した計測対象物39の反射強度と、画像処理ステップS5で算出した第1反射板31の反射強度と、大気情報と、第2距離と、に基づいて計測対象物39の相対反射率を算出する(図4の相対反射率算出ステップS6)。具体的には、制御装置9の処理部91が、計測対象物39の相対反射率を算出する。計測対象物39の相対反射率をRc、計測対象物39の反射強度をRt、第1反射板31の反射強度をR1、大気情報をα、第2距離をHとした場合、処理部91は、例えば下記式(2)に基づいて計測対象物39の相対反射率を算出する。
Rc=Rt×α×H/R1 ・・・・・(2)
なお、計測対象物39は、図6に示すように地面10に置かれたものには限定されない。計測対象物39は、地面10であってもよいし、壁であってもよいし、壁に設けられたものであってもよい。計測対象物39が壁又は壁に設けられたものである場合、撮影装置41は、撮影方向が水平方向を向くように配置される。また、第2反射板33は、必ずしも図5に示すように地面10に置かれなくてもよく、例えば壁に設けられてもよい。
相対反射率の算出方法は、少なくとも、撮影ステップS4、画像処理ステップS5及び相対反射率算出ステップS6を備えていればよい。すなわち、計測対象物39の相対反射率は、事前撮影ステップS1、事前画像処理ステップS2及び大気情報算出ステップS3を備えなくてもよい。この場合、撮影ステップS4において、撮影装置41から計測対象物39までの距離である第2距離の計測は不要である。相対反射率算出ステップS6において、大気情報及び第2距離は用いられず、画像処理ステップS5で算出した計測対象物39の反射強度と、画像処理ステップS5で算出した第1反射板31の反射強度と、に基づいて計測対象物39の相対反射率が算出される。
相対反射率の算出方法において、相対反射率を得るための各演算は、無人飛行機1が行わなくてもよい。例えば、相対反射率を得るための各演算は、無人飛行機1から情報を受信する管理装置等で行われてもよい。すなわち、無人飛行機1は、情報の収集及び情報の送信のみを行い、演算をしなくてもよい。これにより、無人飛行機1の消費電力が抑制される。具体的には、図3に示す通信部95が、撮影装置41、距離測定装置43等から受け取った情報を管理装置に逐次送信する。又は、無人飛行機1が情報を収集してから帰還した後に、管理装置等が無人飛行機1に記憶された情報を取得してもよい。そして、管理装置が、通信部95から受け取った情報に基づいて、各演算を行い、計測対象物39の相対反射率を算出する。
以上で説明したように、無人飛行機1は、本体2と、本体2に取り付けられる撮影装置41と、撮影装置41の撮影範囲に入るように本体2に取り付けられる反射板(第1反射板31)と、を備える。
これにより、撮影装置41が撮影した画像の反射板(第1反射板31)に対応する部分の情報に基づいて、基準の反射強度として反射板の反射強度を算出することが可能でなる。反射板と計測対象物39とが同じ画像に写るので、計測対象物39が撮影された時刻における反射板の反射強度が得られる。すなわち、計測対象物39が撮影された時刻における太陽光の情報が得られる。このため、計測対象物39が撮影された時刻における太陽光の情報に基づいて、計測対象物39の相対反射率が算出される。したがって、無人飛行機1は、計測対象物39の相対反射率の計測精度を向上させることができる。また、無人飛行機1によれば、太陽光を検出するためのセンサを用いずに相対反射率の計測精度を向上させることができるので、コストが低減される。
無人飛行機1において、反射板(第1反射板31)は、撮影装置41の撮影方向に平行な軸を中心とする環状である。
これにより、光源の直射光が、反射板(第1反射板31)の少なくとも一部に当たりやすくなる。すなわち、反射板の全ての部分が陰に隠れる可能性が低減される。このため、基準の反射強度としての、反射板の反射強度がより正確になる。したがって、無人飛行機1によれば、計測対象物39の相対反射率の計測精度がより向上する。
無人飛行機1において、撮影装置41は、マルチスペクトルカメラ又はハイパースペクトルカメラである。
これにより、無人飛行機1は、計測対象物39に関するより多くの情報を取得することができる。
本実施形態の相対反射率の算出方法は、本体2と、本体2に取り付けられる撮影装置41と、撮影装置41の撮影範囲に入るように本体2に取り付けられる第1反射板31と、を備える無人飛行機1を用いた相対反射率の算出方法である。相対反射率の算出方法は、撮影ステップS4と、画像処理ステップS5と、相対反射率算出ステップS6と、を備える。撮影ステップS4において、撮影装置41によって、計測対象物39と、第1反射板31と、が同時に撮影される。画像処理ステップS5において、撮影ステップS4で撮影した画像に基づき、計測対象物39の反射強度と、第1反射板31の反射強度と、が算出される。相対反射率算出ステップS6において、画像処理ステップS5で算出した計測対象物39の反射強度と、画像処理ステップS5で算出した第1反射板31の反射強度と、に基づいて計測対象物39の相対反射率が算出される。
これにより、撮影装置41が撮影した画像の第1反射板31に対応する部分の情報に基づいて、基準の反射強度として第1反射板31の反射強度を算出することが可能でなる。第1反射板31と計測対象物39とが同じ画像に写るので、計測対象物39が撮影された時刻における第1反射板31の反射強度が得られる。すなわち、計測対象物39が撮影された時刻における太陽光の情報が得られる。このため、計測対象物39が撮影された時刻における太陽光の情報に基づいて、計測対象物39の相対反射率が算出される。したがって、計測対象物39の相対反射率は、計測対象物39の相対反射率の計測精度を向上させることができる。また、計測対象物39の相対反射率によれば、太陽光を検出するためのセンサを用いずに相対反射率の計測精度を向上させることができるので、コストが低減される。
本実施形態の相対反射率の算出方法は、事前撮影ステップS1と、事前画像処理ステップS2と、大気情報算出ステップS3と、を備える。事前撮影ステップS1において、撮影ステップS4よりも前に、撮影装置41によって、第1反射板31と、第2反射板33と、を同時に撮影し、且つ撮影装置41から第2反射板33までの距離である第1距離が計測される。事前画像処理ステップS2において、事前撮影ステップS1で撮影した画像に基づき、第1反射板31の反射強度と、第2反射板33の反射強度と、が算出される。大気情報算出ステップS3において、事前画像処理ステップS2で算出した第1反射板31の反射強度と、事前画像処理ステップS2で算出した第2反射板33の反射強度と、第1距離と、に基づいて大気情報を算出する。撮影ステップS4において、撮影装置41から計測対象物39までの距離である第2距離が計測される。相対反射率算出ステップS6において、画像処理ステップS5で算出した計測対象物39の反射強度と、画像処理ステップS5で算出した第1反射板31の反射強度と、大気情報と、第2距離と、に基づいて計測対象物39の相対反射率を算出する。
これにより、撮影装置41と計測対象物39との間に存在する大気による計測対象物39の反射強度への影響が、相対反射率の算出に加味される。このため、撮影装置41と計測対象物39との間に存在する大気によって生じる誤差が低減される。相対反射率の算出方法によれば、計測対象物39の相対反射率の計測精度がより向上する。
1 無人飛行機
10 地面
100 光源
2 本体
21 基部
23 支持部
25 アーム部
27 モータ
29 プロペラ
31 第1反射板(反射板)
33 第2反射板
39 計測対象物
41 撮影装置
43 距離測定装置
45 GPS受信機
47 センサ
49 バッテリ
9 制御装置
91 処理部
93 記憶部
95 通信部
S1 事前撮影ステップ
S2 事前画像処理ステップ
S3 大気情報算出ステップ
S4 撮影ステップ
S5 画像処理ステップ
S6 相対反射率算出ステップ

Claims (4)

  1. 本体と、
    前記本体に取り付けられる撮影装置と、
    前記撮影装置の撮影範囲に入るように前記本体に取り付けられる反射板と、
    を備え
    前記反射板は、前記撮影装置の撮影方向に平行な軸を中心とする環状である無人飛行機。
  2. 前記撮影装置は、マルチスペクトルカメラ又はハイパースペクトルカメラである
    請求項1に記載の無人飛行機。
  3. 本体と、
    前記本体に取り付けられる撮影装置と、
    前記撮影装置の撮影範囲に入るように前記本体に取り付けられ、前記撮影装置の撮影方向に平行な軸を中心とする環状である第1反射板と、
    を備える無人飛行機を用いた相対反射率の算出方法であって、
    前記撮影装置によって、計測対象物と、前記第1反射板と、を同時に撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップで撮影した画像に基づき、前記計測対象物の反射強度と、前記第1反射板の反射強度と、を算出する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップで算出した前記計測対象物の反射強度と、前記画像処理ステップで算出した前記第1反射板の反射強度と、に基づいて前記計測対象物の相対反射率を算出する相対反射率算出ステップと、
    を備える相対反射率の算出方法。
  4. 本体と、
    前記本体に取り付けられる撮影装置と、
    前記撮影装置の撮影範囲に入るように前記本体に取り付けられる第1反射板と、
    を備える無人飛行機を用いた相対反射率の算出方法であって、
    前記撮影装置によって、計測対象物と、前記第1反射板と、を同時に撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップで撮影した画像に基づき、前記計測対象物の反射強度と、前記第1反射板の反射強度と、を算出する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップで算出した前記計測対象物の反射強度と、前記画像処理ステップで算出した前記第1反射板の反射強度と、に基づいて前記計測対象物の相対反射率を算出する相対反射率算出ステップと、
    前記撮影ステップよりも前に、前記撮影装置によって、前記第1反射板と、第2反射板と、を同時に撮影し、且つ前記撮影装置から前記第2反射板までの距離である第1距離を計測する事前撮影ステップと、
    前記事前撮影ステップで撮影した画像に基づき、前記第1反射板の反射強度と、前記第2反射板の反射強度と、を算出する事前画像処理ステップと、
    前記事前画像処理ステップで算出した前記第1反射板の反射強度と、前記事前画像処理ステップで算出した前記第2反射板の反射強度と、前記第1距離と、に基づいて大気情報を算出する大気情報算出ステップと、
    を備え、
    前記撮影ステップにおいて、前記撮影装置から前記計測対象物までの距離である第2距離を計測し、
    前記相対反射率算出ステップにおいて、前記画像処理ステップで算出した前記計測対象物の反射強度と、前記画像処理ステップで算出した第1反射板の反射強度と、前記大気情報と、前記第2距離と、に基づいて前記計測対象物の相対反射率を算出する相対反射率の算出方法。
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