JP6909047B2 - コンクリート - Google Patents

コンクリート Download PDF

Info

Publication number
JP6909047B2
JP6909047B2 JP2017094883A JP2017094883A JP6909047B2 JP 6909047 B2 JP6909047 B2 JP 6909047B2 JP 2017094883 A JP2017094883 A JP 2017094883A JP 2017094883 A JP2017094883 A JP 2017094883A JP 6909047 B2 JP6909047 B2 JP 6909047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
coal ash
present
crushed stone
ash
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017094883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018188344A (ja
Inventor
博一 村田
博一 村田
浅田 素之
素之 浅田
侑也 依田
侑也 依田
鈴木 正浩
正浩 鈴木
博威 池田
博威 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP2017094883A priority Critical patent/JP6909047B2/ja
Publication of JP2018188344A publication Critical patent/JP2018188344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6909047B2 publication Critical patent/JP6909047B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

本発明は、石炭灰と再生砕石を使用したコンクリートに関するものである。
近年、火力発電による電力供給への依存度の高まりから、燃料である石炭使用量が増加することで、石炭灰の発生量が増加している。このような背景から火力発電所から排出される石炭灰をリサイクルし、資源として利用することが検討されている。現在、石炭灰を利用する方法として、石炭灰をセメントと混ぜて作るフライアッシュコンクリートが知られている(例えば、特許文献1〜3を参照)。ただし、ここで使用される石炭灰はセメントに対し30%程度の添加量に留まることから、その使用量は限られている。
一方、再生砕石(例えばRC−40等)を使用したリサイクルコンクリートやモルタルには骨材を50%〜70%程度使用しているが、細骨材に使用される砂の価格がその製品の価格を左右するという問題があった。
なお、上記の石炭灰の再生利用に関連して、本特許出願人のうち一人は、特許文献4に示すような石炭灰の造粒技術を既に提案している。
特開2008−280205号公報 特開2007−15892号公報 特開2004−99396号公報 特願2015−222320号(現時点で未公開)
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、石炭灰と再生砕石を使用した安価なコンクリートを提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコンクリートは、石炭灰を含む細骨材と、セメントと、再生砕石を含む粗骨材と、水とを含有することを特徴とする。
また、本発明に係る他のコンクリートは、上述した発明において、細骨材に対する石炭灰の質量比が1.0であることを特徴とする。
また、本発明に係る他のコンクリートは、上述した発明において、再生砕石は、フライアッシュコンクリートからなり、粗骨材に対する再生砕石の質量比が1.0であることを特徴とする。
また、本発明に係る他のコンクリートは、上述した発明において、石炭灰の含有量が1300〜1600kg/mであることを特徴とする。
本発明に係るコンクリートによれば、石炭灰を含む細骨材と、セメントと、再生砕石を含む粗骨材と、水とを含有するので、石炭灰と再生砕石を使用した安価なコンクリートを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のコンクリートによれば、細骨材に対する石炭灰の質量比が1.0であるので、細骨材のコストを抑えた安価なコンクリートを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のコンクリートによれば、再生砕石は、フライアッシュコンクリートからなり、粗骨材に対する再生砕石の質量比が1.0であるので、粗骨材のコストを抑えた安価なコンクリートを提供することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他のコンクリートによれば、石炭灰の含有量が1300〜1600kg/mであるので、石炭灰の含有量を高めて骨材のコストを抑えた安価なコンクリートを提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係るコンクリートの実施の形態を示す構成イメージ図である。 図2は、セメント製品の配合割合を示す図である。 図3は、確認試験の配合を示す図である。 図4は、フレッシュコンクリート試験結果を示す図である。 図5は、強度試験結果を示す図である。
以下に、本発明に係るコンクリートの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
本発明は、生コン工場等で発生する再生砕石(例えばRC−40等)に、石炭灰を細骨材代替材料として添加し、セメント、水を適量加えて、リサイクルコンクリートとしたものである。
図1に、本発明に係るコンクリートの構成イメージを示す。この図に示すように、このコンクリートは、細骨材と、セメントと、粗骨材と、水とを含有する。粗骨材に再生砕石(例えばRC−40等)を使用し、細骨材の砂の一部または全量を石炭灰(例えばフライアッシュ)に置換して使用する。
再生砕石としては、石炭灰の利用度合を高めるために、フライアッシュコンクリートなどのコンクリート廃材からなる再生砕石を用いる。なお、本発明の再生砕石はこれに限るものではなく、例えば一般の建築廃材やフライアッシュコンクリート、またはフライアッシュや既成灰を使用した造粒物等からなる再生砕石を用いてもよい。
本発明によれば、フライアッシュコンクリートなどのコンクリート廃材を用いた再生砕石に、細骨材代替材料としてフライアッシュなどの石炭灰を加えてコンクリートを構成する。このため、コンクリート単位体積当たりの石炭灰の含有量、すなわち石炭灰の利用度合を高めることができる。例えばコンクリートに占める骨材の体積比が75%とすれば、後述するように、石炭灰を最大で約1500kg/m使用できるようになる。
また、本発明は、再生砕石や石炭灰といった比較的安価な骨材を多く使用する。図2に示す一般的なセメント製品の配合割合からもわかるように、モルタルやコンクリートのように骨材の割合が高いものは、骨材のコストを安価に抑えることができる。したがって、本発明によれば、粗骨材や細骨材のコストを抑えた安価なコンクリートを提供することができる。また、石炭灰の利用拡大に貢献し、石炭灰の資源としての価値の向上、貯灰場などの耐用年数の延長に寄与することができる。
また、石炭灰は球形であるため、流動性の向上が見込める。このため、石炭灰を多く使用する本発明のコンクリートは、発現する強度等にもよるが、構造用コンクリートではなく、施工の際にコンクリートの流動性が要求される用途、例えば捨てコンクリート、あるいはラップルコンクリート等への適用が好適である。
<実施例>
次に、本発明に係るコンクリートの実施例について説明する。
図3は、本発明に係るコンクリートの実施例、比較例の配合を示したものである。配合番号1が比較例に相当し、配合番号2〜5が実施例に相当する。細骨材の石炭灰としてフライアッシュを用いた。配合番号1と配合番号2は、水セメント比は変えずに、フライアッシュと砂の比率を変えたものである。配合番号3と配合番号4と配合番号5は、細骨材の全量をフライアッシュとしたものである。水セメント比は変えている。
(流動性試験)
上記の配合について、流動性を中心にフライアッシュ(FA)の添加量で確認試験を実施した。このフレッシュコンクリート試験結果を図4に示す。この試験の結果、実施例では、適度な流動性を確保できることが確認できた。また、流動性にはフライアッシュ(FA)とセメント(C)の質量比(FA/C)の影響はみられなかった。
圧縮強度試験の結果を図5に示す。この結果から、弱材齢の目標値(翌日1〜2N/mm)、28日強度の目標値(10〜20N/mm)を満足することを確認できた。また、材齢7日と材齢28日を比較すると、水セメント比(W/C)が大きくなるほど、強度が減少する傾向を示したが、FA/Cの影響はみられなかった。一方、FA/Cと圧縮強度には相関がみられ、FA量の増加により、長期強度も高くなることから、フライアッシュによる長期強度を増進させる性質が確認できた。砂分として使用したフライアッシュ添加量の最大は300kg/mとなった。
(最大含有量の試算例)
次に、想定されるフライアッシュの最大含有量の試算例を説明する。
使用する再生砕石(RC40)をフライアッシュコンクリートとすると、セメントと水以外の80%をフライアッシュに置換できる。
フライアッシュの密度を2.18g/cmとすると、細骨材分のフライアッシュを加えたコンクリート中のフライアッシュの最大含有量は、図3の配合を用いて以下のように計算することができる。
配合番号3:612×0.8=489.6、489.6×2.18=1067 kg/m3、1067+300=1367 kg/m3
配合番号4:616×0.8=492.8、492.8×2.18=1074 kg/m3、1074+250=1324 kg/m3
配合番号5:603×0.8=482.4、482.4×2.18=1052 kg/m3、1052+250=1302 kg/m3
また、使用する再生砕石(RC40)を全量フライアッシュとすると、それぞれ以下のように計算することができる。
配合番号3:612×2.18=1334 kg/m3、1334+300=1634 kg/m3
配合番号4:616×2.18=1343 kg/m3、1343+250=1593 kg/m3
配合番号5:603×2.18=1315 kg/m3、1315+250=1565 kg/m3
つまり、本試算例では、再生砕石(RC40)の代替にフライアッシュコンクリートを使用した場合には、コンクリート単位体積当たり1300kg/mのフライアッシュの利用が見込めることになる。また、再生砕石(RC40)を全てフライアッシュに置換した場合には、コンクリート単位体積当たり1600kg/mのフライアッシュの利用が見込めることになる。
以上説明したように、本発明に係るコンクリートによれば、石炭灰を含む細骨材と、セメントと、再生砕石を含む粗骨材と、水とを含有するので、石炭灰と再生砕石を使用した安価なコンクリートを提供することができる。
また、本発明に係る他のコンクリートによれば、細骨材に対する石炭灰の質量比が1.0であるので、細骨材のコストを抑えた安価なコンクリートを提供することができる。
また、本発明に係る他のコンクリートによれば、再生砕石は、フライアッシュコンクリートからなり、粗骨材に対する再生砕石の質量比が1.0であるので、粗骨材のコストを抑えた安価なコンクリートを提供することができる。
また、本発明に係る他のコンクリートによれば、石炭灰の含有量が1300〜1600kg/mであるので、石炭灰の含有量を高めて骨材のコストを抑えた安価なコンクリートを提供することができる。
以上のように、本発明に係るコンクリートは、石炭灰と再生砕石を使用したコンクリートに有用であり、特に、石炭灰と再生砕石を使用して安価なコンクリートを得るのに適している。

Claims (1)

  1. 石炭灰を含む細骨材と、セメントと、再生砕石を含む粗骨材と、水とを含有し、細骨材に対する石炭灰の質量比が1.0であることを特徴とするコンクリート。
JP2017094883A 2017-05-11 2017-05-11 コンクリート Active JP6909047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017094883A JP6909047B2 (ja) 2017-05-11 2017-05-11 コンクリート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017094883A JP6909047B2 (ja) 2017-05-11 2017-05-11 コンクリート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018188344A JP2018188344A (ja) 2018-11-29
JP6909047B2 true JP6909047B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=64478128

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017094883A Active JP6909047B2 (ja) 2017-05-11 2017-05-11 コンクリート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6909047B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08337451A (ja) * 1995-11-24 1996-12-24 Sengoku:Kk 再生コンクリート
JPH1059759A (ja) * 1996-08-16 1998-03-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd フライアッシュコンクリート
JP2000033399A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Kochi Recycle Center:Kk 建設汚泥のリサイクル
JP2000351660A (ja) * 1999-06-14 2000-12-19 Kakumaru:Kk 境界標及びその製造方法
JP2008280205A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Ehime Univ 石炭灰を含むコンクリート
JP5474036B2 (ja) * 2011-12-16 2014-04-16 酒井鈴木工業株式会社 石炭灰造粒物の製造方法、それによる石炭灰造粒物を利用するコンクリート製品の製造方法、それら製造方法によって製造した高密度・高強度コンクリート製品、その高密度・高強度コンクリート製品を利用した再生骨材の製造方法、および、この製造方法にて製造した再生骨材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018188344A (ja) 2018-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180020643A (ko) 산업부산물을 활용한 초고성능 콘크리트 조성물
JP2009269786A (ja) 水硬性組成物および該水硬性組成物を用いたコンクリート
JP2007246308A (ja) コンクリート組成物及びその配合決定方法
JP2019043816A (ja) コンクリート組成物、及び、コンクリート組成物の製造方法
KR101860503B1 (ko) 고내구성 콘크리트 조성물 및 이를 이용한 하수관
JP2017081763A (ja) シリカフューム含有セメント組成物
JP2009149475A (ja) セメントプレミックス組成物の製造方法
JP6909047B2 (ja) コンクリート
JP5403321B2 (ja) セメント系材料
JP5866731B2 (ja) 重量コンクリート
Naganathan et al. Use of wastes in developing mortar–a review
JP5001732B2 (ja) 建築物の基礎地盤材用コンクリート
JP4621017B2 (ja) 遠心成形コンクリート製品
JP5851264B2 (ja) 水硬性組成物
JP6729875B2 (ja) 支保構造物の構築方法
JP5743650B2 (ja) スラグ硬化組成物の生成方法
JP2009215092A (ja) 高流動コンクリートの構成材料及び高流動コンクリートの製造方法
JP4791200B2 (ja) 水和硬化体およびその製造方法
JP7195962B2 (ja) トンネル覆工コンクリートの施工方法
JP6300734B2 (ja) 高強度セメント混和材およびコンクリート製品の製造方法
JP2004043234A (ja) 超高強度モルタル
JPH06107445A (ja) 転圧コンクリート舗装用材料
JP7081939B2 (ja) コンクリート
JP2008239403A (ja) 水硬性組成物
JP2007210848A (ja) 水和硬化体

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20170525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170525

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6909047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250