JP6908668B2 - 表示切換制御装置、表示切換制御プログラム、表示システム、及び表示切換制御方法 - Google Patents

表示切換制御装置、表示切換制御プログラム、表示システム、及び表示切換制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクタによる画像の投影のための表示切換制御装置、表示切換制御プログラム、表示システム、及び表示切換制御方法に関する。
プロジェクタが投影する画像を人が視認できるか否かは、投影部材上の投影面と人との間の位置関係に依存する。このことから、より多くの人が視認できるように、スクリーンの両面を投影面として、その2つの面への画像の投影が可能なプロジェクタを用いる表示システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−159886号公報
上記従来の表示システムでは、投影面毎に異なる画像を投影させることができる。人の検出結果を利用し、画像を投影させる投影面を決定することができる。しかし、面毎に異なる画像を投影させたとしても、人が画像を視認できる面は1つのみである。
画像を投影すべき投影面と人との間の望ましい位置関係は、その画像の内容によって異なる場合がある。例えばデータ入力用の画面を画像として投影する場合、データ入力が容易に行えるように、人が見下ろせる位置に画像を投影するのが望ましい。しかし、人が見下ろせる位置の投影面に投影された画像は、近くの位置に居ない人にとっては視認し難い。このように、画像の視認のし易さは、投影面と人との間の位置関係によって変化し、画像の内容により、望ましい投影面の位置も変化する。
本発明は、人の検出結果に応じて、投影すべき画像をより適切な位置に自動的に投影させることが可能な表示切換制御装置、表示切換制御プログラム、表示システム、及び表示切換制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る表示切換制御装置は、想定する範囲内に居る人の検出結果を示す結果データを入力する入力部と、プロジェクタと、プロジェクタが画像を投影可能な投影対象である第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材とにおいて、プロジェクタと第1の投影対象部材との間の位置関係を変更可能な駆動部を駆動させて位置関係を変更させ、第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材のうちの一方に対し、プロジェクタによる画像の投影を可能にさせる駆動制御部と、結果データが示す検出結果を基に、駆動制御部を介した駆動部の駆動による第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材を含む投影対象の切り換え、及びプロジェクタに投影させる画像の切り換えを行う切換制御部と、を備え、第1の投影対象部材は、駆動部により、プロジェクタと第2の投影対象部材との間の位置への移動及び上記位置からの退避が可能となっており、切換制御部は、第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材の間において画像をプロジェクタに投影させる投影対象を切り換える際、画像の切り換えを併せて行う。
本発明に係る表示切換制御プログラムは、プロジェクタと、プロジェクタが画像を投影可能な投影対象である第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材とにおいて、プロジェクタと第1の投影対象部材との間の位置関係を変更可能な駆動部を駆動させて位置関係を変更させ、第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材のうちの一方に対し、プロジェクタによる画像の投影を可能にさせる駆動制御機能と、想定する範囲内に居る人の検出結果を示す結果データを処理し、結果データが示す検出結果を基に、駆動制御機能を介した駆動部の駆動による第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材を含む投影対象の切り換え、及びプロジェクタに投影させる画像の切り換えを行う切換制御機能と、を情報処理装置に実現させ、第1の投影対象部材は、駆動部により、プロジェクタと第2の投影対象部材との間の位置への移動及び上記位置からの退避が可能となっており、切換制御機能は、第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材の間において画像をプロジェクタに投影させる投影対象を切り換える際、画像の切り換えを併せて情報処理装置に実現させる。
本発明に係る表示システムは、想定する範囲内に居る人を検出する検出センサと、画像を投影するプロジェクタと、プロジェクタと、プロジェクタが画像を投影可能な対象である第1の投影対象部材、及び第2の投影対象部材とにおいて、プロジェクタと第1の投影対象部材との間の位置関係を変更可能にする駆動部と、検出センサによる人の検出結果を示す結果データを入力し、駆動部、及びプロジェクタを制御する表示切換制御装置と、を備え、表示切換制御装置は、検出センサから入力される結果データを処理し、結果データが示す検出結果を基に、駆動部の駆動による第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材を含む投影対象の切り換え、及びプロジェクタに投影させる画像の切り換えを行第1の投影対象部材は、駆動部により、プロジェクタと第2の投影対象部材との間の位置への移動及び上記位置からの退避が可能となっており、表示切換制御装置は、第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材の間において画像をプロジェクタに投影させる投影対象を切り換える際、画像の切り換えを併せて行う。
本発明に係る表示切換制御方法は、プロジェクタが画像を投影可能な対象として第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材を含む投影対象を用意し、第1の投影対象部材とプロジェクタとの間の位置関係を駆動部により変更可能とし、想定する範囲内に居る人を検出する検出センサによる検出結果を基に、駆動部を用いた第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材の間におけるプロジェクタに画像を投影させる投影対象の切り換え、及びプロジェクタに投影させる画像の切り換えを情報処理装置に行わせ、第1の投影対象部材は、駆動部により、プロジェクタと第2の投影対象部材との間の位置への移動及び上記位置からの退避が可能となっており、情報処理装置に第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材の間において画像をプロジェクタに投影させる投影対象の切り換えを行わせる際、画像の切り換えを併せて行わせる。
本発明によれば、人の検出結果に応じて、投影すべき画像をより適切な位置に自動的に投影させることができる。
本発明の実施の形態1に係る表示システムが適用された入力台の例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示システムが適用された入力台の設置例、及び2つの人感センサが人を検出可能な範囲の例を示す図である。 入力台の上部の例を示す断面図である。 データ入力用の画面の例を説明する図である。 データ入力のために訪問者を誘導するためにアクリル板に投影させる画像の例を示す図である。 入力画面が表示されることを訪問者に知らせるためにアクリル板に投影させる画像の例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る表示システムの構成例、及びその表示システムに含まれる表示切換制御装置の機能構成例を示す図である。 表示切換制御処理の例を示すフローチャートである。 表示切換制御処理の例を示すフローチャートである。 表示切換制御処理の例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る表示切換制御装置として用いることが可能な情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、本発明に係る表示切換制御装置、表示切換制御プログラム、表示システム、及び表示切換制御方法の実施の形態を、図を参照して説明する。
本発明に係る表示切換制御プログラムは、情報処理装置を本発明に係る表示切換制御装置として動作させるものである。本発明に係る表示システム、及び表示切換制御方法は、本発明に係る表示切換制御装置を用いて実現される。このことから、ここでは、基本的には表示切換制御装置に着目し、説明を行うこととする。なお、以下に示す変形例を含む実施の形態は一例であり、これら実施の形態に本発明は限定されない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示システムが適用された入力台の例を示す図である。
この入力台10は、下部11、及び上部12に大別される。下部11は、天板111、及び棚112を備え、棚112の奥側に収納部が存在する。この収納部には、本実施の形態に係る表示切換制御装置が収納されている。棚112には、人を検出できる範囲が異なる2つの人感センサ15a、15bが設置されている。区別する必要のない場合、或いは2つとも対応する場合、「人感センサ15」と表記する。
上部12は、プロジェクタが収納可能なものである。プロジェクタは、上部12に設けられた開口部121を通して画像を投影するようになっている。プロジェクタは、データ入力用の画面を画像として投影することができる。その画面上でのデータ入力は、専用の電子ペンを用いて行われるものである。プロジェクタは、電子ペンから送信される情報を解析して、ユーザが電子ペンを用いて行った操作内容、及び操作位置を特定し、ユーザが入力したデータを認識する。プロジェクタによって投影される画像は、時間の経過に応じて自動的に変化しない静止画、或いは時間の経過に応じて自動的に変化する動画である。電子ペンを用いた操作に応じて変化する画像は、静止画である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る表示システムが適用された入力台の設置例、及び2つの人感センサが人を検出可能な範囲の例を示す図である。
上記のように、入力台10に収納されたプロジェクタは、データ入力に対応したものである。このことから、入力台10は、例えば会社等への訪問者に必要事項を入力させる受け付け用の目的で設置させることが考えられる。図2に示す例において、21〜23は壁である。24は、入口に設けられたドア、例えば自動ドアである。入力台10は、入口から見て奥に位置する壁23の入口側に設置されている。入力台10の壁22とは反対側には、人が通るスペースが設けられている。
2つの人感センサ15において、人を検出可能な範囲、つまり距離は、例えば人感センサ15aの方が大きくなっている。全体が扇形の第1エリア26は、人感センサ15aが人を検出可能な範囲である。その第1エリア26の一部である第2エリア27は、人感センサ15bが人を検出可能な範囲である。このような2つの人感センサ15を設置したのは、人が居る位置に応じて、プロジェクタに投影させる画像を切り換えるようにしたためである。その画像の切り換えにより、人が居る位置に応じた望ましい情報を提供することができる。第1エリア26、及び第2エリア27共に、本実施の形態における想定する範囲に相当する。
図3は、入力台の上部の例を示す断面図である。図3では、前後方向、及び上下方向を併せて示している。以降、この位置関係を前提とし、説明を行うこととする。
図3に示すように、上部12には、板状部材31〜34により囲まれた空間が収納部35として形成されている。その収納部35内に、プロジェクタ30が収納される。開口部121は、板状部材31と板状部材32との間の隙間として形成されている。プロジェクタ30の投影部30aが画像の投影用に照射する投影光Lは、開口部121を通るようになっている。
板状部材31の後側には、透過性を有する板状部材36が存在する。この板状部材36は、図3に示すように、駆動部37によって上下方向上、移動可能になっている。その移動により、板状部材36とプロジェクタ30との間の位置関係が変化する。板状部材36を開口部121の位置に移動させた場合、投影光Lは板状部材36の後側に投影され,板状部材36の前側から画像が視認可能になる。板状部材36を開口部121から退避させた場合、投影光Lは天板111の上面に投影される。このようなことから、本実施の形態において、第1の投影対象部材には板状部材36が相当し、第2の投影対象部材に天板111が相当する。
投影光Lを投影させる対象となる板状部材36としては、透明でない透過性を有する部材を幅広く採用することができる。その部材としては、例えばアクリル板を挙げることができる。板状部材31〜34と区別するために、以降、板状部材36はアクリル板36と表記する。
駆動部37は、アクリル板36を上下動させることが可能な動力源を少なくとも備える。アクリル板36を適切に上下動させると共に、その位置を安定的に維持できるように、上部12にはアクリル板36用の案内機構が設けられている。レール等のガイド用部材は、案内機構の1例に相当する。図3では、このような案内機構、駆動部37からアクリル板36に動力を伝達する伝達機構等を省略している。
天板111の上面は、人が見下ろす位置に存在する。このことから、天板111の上面に投影させる画像は、データ入力用の画面としている。そのような画面を天板111の上面に投影させることにより、訪問者は容易にデータ入力を行うことができる。この画面は、以降「入力画面」と表記する。
図4は、データ入力用の画面の例を説明する図である。ここで図4を参照し、入力画面の例について具体的に説明する。
図4に例を示す入力画面40は、名前入力用である。この入力画面40には、データ入力エリア41が設けられ、データ入力エリア41の横側に、複数の入力項目選択ボタン42が配置されている。データ入力エリア41の上側には、「完了」ボタン43、及び「キャンセル」ボタン44が配置されている。ここでは、「40」は、全ての入力画面の符号として用いる。
訪問者は、入力項目選択ボタン42を電子ペンで操作することにより、操作された入力項目選択ボタン42に対応する入力画面40を表示させることができる。各入力項目選択ボタン42に設けられたチェックボックス42aは、表示されている入力画面40の種類、言い換えれば入力可能となっている項目を視覚的に示している。
データ入力エリア41には、入力項目表示エリア411、入力結果表示エリア412、複数のデータ書込エリア413、「はい」ボタン414、「一文字消す」ボタン415が配置されている。入力項目表示エリア411内には、「入力を中止する」ボタン411aが配置されている。
データ書込エリア413は、手書きでデータを入力するためのエリアであり、姓用、名用にそれぞれ複数、存在する。データ書込エリア413に手書き入力されたデータ、つまり英数字を含む文字は、プロジェクタ30によって解析、認識され、その認識結果が入力結果表示エリア412に表示される。「はい」ボタン414は、入力終了時に操作すべきボタンである。「はい」ボタン414への操作により、入力結果表示エリア412に表示された認識結果が入力データとして確定する。「一文字消す」ボタン415は、入力結果表示エリア412に最後に表示された文字の消去を指示するためのボタンである。「入力を中止する」ボタン411aは、データ入力の中止を指示するためのボタンである。このボタン411aが操作された場合、入力結果表示エリア412に表示された全ての文字、つまり全ての認識結果は無効となる。
「完了」ボタン43は、データ入力の完了を指示するためのボタンである。この「完了」ボタン43が操作されることにより、データ入力が終了する。「キャンセル」ボタン44は、データ入力のキャンセルを指示するためのボタンである。「キャンセル」ボタン44が操作されることにより、入力された全てのデータは廃棄される。
入力画面40等でのデータ入力を求めるのは、基本的にはデータ入力を行っていない訪問者のみである。しかし、データ入力は、天板111の上面に手を触れることのできない人にとっては不可能である。天板111の上面に投影された画像は、天板111の近くに居る人でなければ視認するのは不可能か、例え不可能でなくとも、視認は困難である。このようなことから、本実施の形態では、第2エリア27内に居ないデータ入力が必要な訪問者を想定し、データ入力への誘導のための画像をアクリル板36に投影させるようにしている。
図5及び図6は、アクリル板に投影させる画像の例を示す図である。より具体的には、図5は、データ入力のために訪問者を誘導するためにアクリル板に投影させる画像の例を示す図である。図6は、入力画面が表示されることを訪問者に知らせるためにアクリル板に投影させる画像の例を示す図である。図5、及び図6ともに、前側からの視点でアクリル板36に投影された画像の例を示している。
入力台10に設置されたアクリル板36の面は、入口から入った訪問者に対して対面するようになっている。図3に示すように、アクリル板36は、上部12の前側に設置されている。入力台10は、図1〜図3に示すように、前側が入口側となっている。そのため、前面からの視認を想定し、後面である投影面に投影された画像は、入口から入った訪問者にとっても視認し易い。このことから、本実施の形態では、アクリル板36は、入力台10から比較的に離れた位置に居る人への情報提供に用いている。そのアクリル板36に、図5に示すようなメッセージを画像として投影させた場合、入口から入った訪問者を入力台10に非常に高い確率で適切に誘導することができる。
入力台10は、基本的に、訪問者によるデータ入力を想定して設置している。しかし、入口から入った人が訪問者であるとは限らない。何らかの理由により、訪問者でない人が入力台10に近づく可能性もある。入口から入って第1エリア26内に移動した訪問者が第1エリア26外に移動することも考えられる。このようなことから、投影される画像を視認する可能性のある人は、以降「想定者」と総称する。
なお、図5に示すようなメッセージは、第2エリア27内に想定者が居ない状況時にのみ表示させることが考えられる。しかし、第1エリア26内に想定者が居ない状況から、第1エリア26内に想定者が居る状況に変化した場合に表示させることも考えられる。この場合、アクリル板36に投影させる画像は、第1エリア26内に想定者が居ない状況、第2エリア27を除く第1エリア26内に想定者が居る状況、及び第2エリア27内に想定者が居る状況、に分けて画像を切り換えることができる。
このようにして、本実施の形態では、2つの人感センサ15による想定者の検出結果に応じて、画像を投影する投影対象をアクリル板36、及び天板111のうちから選択すると共に、投影させる画像の切り換えを自動的に行うようにしている。投影対象の選択を変更した際、つまり投影対象を切り換えた際、画像の切り換えも併せて行うようにしている。そのために、アクリル板36を必要に応じて移動させるようにしている。このような投影対象の選択により、画像を投影できる方向が1方向のプロジェクタ30であっても、想定者の居る位置に応じて、投影させるべき画像を想定者が視認し易い位置に自動的に投影させることができる。
プロジェクタ30は、基本的にはデータ入力用である。そのようなプロジェクタ30が画像を投影可能な対象にアクリル板36を加えることにより、プロジェクタ30をより広い用途に使用できるようになる。複数台のプロジェクタ30を用意するような場合と比較して、コストは大きく抑えることができる。また、アクリル板36の移動により、画像が投影される対象が切り換えられることから、画像の投影のための広い空間は不要である。本実施の形態では、既存の入力台10を用いることも可能である。このようなことから、コスト面、設置面における利点もある。
本実施の形態では、2つの人感センサ15を用いているが、人感センサ15は一つであっても良い。人感センサ15が一つのみであっても、図5、及び図6に示すような2つのメッセージをアクリル板36に投影させることができる。また、想定者を検出する検出センサは、人感センサ15に限定されない。検出センサは、想定者との間の距離を計測可能なものであっても良い。或いは検出センサの機能は、入力台10を含む周辺を撮影し、その撮影によって得られた画像を解析して、想定者の有無、及び入力台10と想定者との間の距離を特定することで実現させても良い。このこともあり、検出センサとしては、情報処理装置を含むものであっても良い。そのために、検出センサが出力する結果データ、より具体的には、結果データの形式、それが示す内容、等も特に限定されない。
図7は、本発明の実施の形態1に係る表示システムの構成例、及びその表示システムに含まれる表示切換制御装置の機能構成例を示す図である。次に図7を参照し、表示システム、及びそれに含まれる表示切換制御装置70について具体的に説明する。上記のように、この表示システムは、入力台10に適用されており、全ての構成要素は入力台10に備えられている。表示切換制御装置70は、本実施の形態における表示切換制御装置に相当し、例えば入力台10の下部11内に収納されている。
本実施の形態における表示システムは、図7に示すように、2つの人感センサ15、プロジェクタ30、駆動部37、表示切換制御装置70、及び電子ペン80を含む。電子ペン80は、上記のように、天板111の上面に投影される入力画面40上でデータ入力を行うためのデバイスである。電子ペン80は、プロジェクタ30と無線通信を行う。
表示切換制御装置70は、例えば1台の情報処理装置であり、入力台10の下部11に収納されている。そのため、入力台10に表示システムの全ての構成要素が存在する。つまり、入力台10のみで表示システムが実現されている。
電子ペン80は、上記のように、プロジェクタ30と無線通信する機能を備えている。また、プロジェクタ30は、電子ペン80が指し示している位置を特定する機能を備えている。その機能により、プロジェクタ30は、入力画面40のような操作対象となる画像を投影する場合、電子ペン80と通信することで、投影する画像上の電子ペン80が指し示している位置を特定する。そのため、想定者が入力画面40上で電子ペン80を用いて投影画面を操作した場合、プロジェクタ30は想定者が操作した位置、その操作内容を特定することができる。よって、想定者は電子ペン80を用いて、入力画面40上でデータ入力を行うことができる。
表示切換制御装置70は、図7に示すように、機能構成として、入力部71、切換制御部72、画像記憶部73、表示制御部74、及び駆動制御部75を備えている。
入力部71は、2つの人感センサ15と接続されている。それにより、2つの人感センサ15は、それぞれ、想定者の検出結果を示すデータを入力部71に出力する。想定者の検出結果を示すデータは、本実施の形態における結果データに相当する。
切換制御部72は、入力部71から結果データを入力して処理し、その処理結果に応じて、表示制御部74、及び駆動制御部75を制御する。表示制御部74は、切換制御部72の指示に従って、プロジェクタ30に投影させる画像を指定する。そのため、切換制御部72は、表示制御部74を介して、プロジェクタ30に投影させる画像を切り換えることができる。この切換制御部72の機能が、本実施の形態における切換制御機能に相当する。上記のように、結果データは特に限定されるものではない。
プロジェクタ30に画像を投影させるための画像データは、画像記憶部73に保存されている。そのため、表示制御部74は、必要に応じて、画像記憶部73に保存されている画像データを読み出し、プロジェクタ30に出力する。画像記憶部73に保存されている画像データとしては、訪問者を対象としない画像表示用のデータ731、図5に示すようなメッセージの表示用のデータ732、図6に示すようなメッセージの表示用のデータ733、及び各種入力画面40表示用のデータ群734がある。以降、データ731は「一般表示データ731」、データ732は「入力案内表示データ732」、データ733は「切換案内表示データ733」、データ群734は「入力画面データ群734」とそれぞれ表記する。
上記のように、プロジェクタ30は、電子ペン80による操作位置、及び操作内容を特定することができる。これらの特定結果は、操作情報として表示制御部74に通知され、表示制御部74を介して、更に切換制御部72に通知される。それにより、切換制御部72は、プロジェクタ30から通知された操作情報を用いた解析を行い、投影中の入力画面40上での電子ペン80による操作内容を特定し、その特定結果に応じた指示を表示制御部74に対して行う。
ここでの操作内容の特定には、手書きされた位置、手書き入力された文字の認識、等も含まれる。そのため、切換制御部72は、表示制御部74に対し、プロジェクタ30に出力させる入力画面データへの操作を必要に応じて指示する。表示制御部74は、操作後の入力画面データをプロジェクタ30に新たに出力する。この結果、プロジェクタ30が投影する入力画面40は、電子ペン80による操作に応じて変化する。手書きされた文字のデータ書込エリア413内への表示、その文字の認識結果の入力結果表示エリア412への表示等は、入力画面データへの操作、操作後の入力画面データのプロジェクタ30への出力によって実現される。
駆動制御部75は、駆動部37を制御する。そのため、切換制御部72は、駆動制御部75を介して、駆動部37の駆動を制御する。駆動部37の駆動の制御により、切換制御部72は、プロジェクタ30に画像を投影させる対象をアクリル板36、及び天板111の間で切り換えることができる。この駆動制御部75の機能が、本実施の形態における駆動制御機能に相当する。
図11は、本発明の実施の形態1に係る表示切換制御装置として用いることが可能な情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。ここで図11を参照し、表示切換制御装置70として用いることが可能な情報処理装置のハードウェア構成例について具体的に説明する。図11では、情報処理装置は表示切換制御装置70として用いることが可能なことから、符号として「70」を付している。それにより、ここでは、情報処理装置は、以降「情報処理装置70」と表記する。
情報処理装置70は、図11に示すように、ハードウェア構成として、プロセッサ701、メモリ702、NIC(Network Interface Card)703、I/F(InterFace)コントローラ群704、グラフィックコントローラ705を備える。このハードウェア構成は、1例であり、情報処理装置70のハードウェア構成は、図11に示すようなものに限定されない。
メモリ702は、画像記憶部73に相当する構成要素であり、例えばRAM(Random Access Memory)の他に、ハードディスク装置、SSD等の補助記憶装置が含まれる。このメモリ702には、表示切換制御装置70を情報処理装置70上で実現させるプログラムである表示切換制御プログラム702aが記憶されている。つまり、表示切換制御プログラム702aをプロセッサ701が実行することにより、情報処理装置70は表示切換制御装置70として動作する。
NIC703は、ネットワークを介した通信を行う構成要素である。画像記憶部73に保存すべき各種画像データは、NIC703により、ネットワークに接続された外部装置から取得することができる。NIC703によって受信されたデータは、プロセッサ701の処理により、メモリ702に保存される。
I/Fコントローラ群704を構成する各I/Fコントローラは、情報処理装置70に接続可能な周辺装置との通信を実現させる。2つの人感センサ15、プロジェクタ30、及び駆動部37は、全て周辺装置に相当する。周辺装置としては、他に、例えばキーボード、ポインティングデバイス、プリンタ、等を挙げることができる。I/Fコントローラを介して制御する場合、駆動部37は、モータ等の動力源の他に、動力源を駆動するための駆動回路、I/Fコントローラとの通信を可能にする通信回路、及び通信回路が受信する指示に従って駆動回路を制御する制御回路を含む構成である。
図11に示す媒体駆動装置710も周辺装置に含まれる。この媒体駆動装置710は、搭載された、或いは着脱可能な記録媒体711にアクセスする装置である。表示切換制御プログラム702aは、記録媒体711に記憶させ、媒体駆動装置710から情報処理装置70にロードさせることができる。表示切換制御プログラム702aは、ネットワークを介して情報処理装置70に送信させるようにしても良い。このようなことから、表示切換制御プログラム702aを記録する記録媒体は、メモリ702、及び記録媒体711に限定されない。つまり、記録媒体は、ネットワーク等を介した通信が可能な他の外部装置がアクセス可能な記録媒体であっても良い。
グラフィックコントローラ705は、情報処理装置70と接続された表示装置に、プロセッサ701に指示された画像データを出力することができる。そのため、情報処理装置70に接続された表示装置に表示させる画像は、グラフィックコントローラ705によりプロセッサ701は切り換えることができる。
表示切換制御装置が図11に示すハードウェア構成であった場合、I/Fコントローラ群704を構成する1つ以上のI/Fコントローラは、入力部71として機能する。切換制御部72、表示制御部74、及び駆動制御部75は共に、表示切換制御プログラム702aをプロセッサ701が実行することによって実現される。切換制御部72は、直接、周辺装置を制御しないことから、実現させるハードウェア資源は、プロセッサ701、及びメモリ702を含むハードウェア資源によって実現される。切換制御部72にデータ通信を行う機能が含まれている場合、ハードウェア資源にはNIC703も含まれる。表示制御部74、及び駆動制御部75を実現させるハードウェア資源には、プロセッサ701、及びメモリ702の他に、例えば1つのI/Fコントローラが含まれる。
図8〜図10は、表示切換制御処理の例を示すフローチャートである。この表示切換制御処理は、メモリ702に保存された表示切換制御プログラム702aをプロセッサ701が実行することにより実現される処理である。次に図8〜図10を参照して、表示切換制御処理について詳細に説明する。表示切換制御プログラム702aを実行するのはプロセッサ701である。このことから、ここでは、処理を実行する主体をプロセッサ701とし、説明を行う。
先ず、ステップS11では、プロセッサ701は、プロジェクタ30に画像として表示させるデータとして、一般表示データ731を選択する。続くステップS12では、プロセッサ701は、対応するI/Fコントローラを介して、選択した一般表示データ731をプロジェクタ30に出力させ、その一般表示データ731を用いた画像の投影をプロジェクタ30に行わせる。その後、ステップS13に移行する。
ステップS13では、プロセッサ701は、人感センサ15から入力された結果データを参照し、第1エリア26内に想定者が居るか否か判定する。第1エリア26内に想定者が居ることを示す結果データが得られた場合、ステップS13の判定はYESとなってステップS19に移行する。そのような結果データが得られなかった場合、ステップS13の判定はNOとなってステップS14に移行する。
第1エリア26内に想定者が居るケースとしては、第1エリア26外に居た想定者が第1エリア26内に移動したケース、つまり人感センサ15aが想定者を検出していない状態から想定者を検出する状態に変化したケース、第2エリア27内に居た想定者が第2エリア27外の第1エリア26内に移動したケース、つまり2つの人感センサ15が共に想定者を検出していた状態から人感センサ15aのみが想定者を検出する状態に変化したケース、の2つがある。第2エリア27外に移動した想定者は、データ入力中の可能性がある。データ入力中での第2エリア27外への移動は、何らかの理由により、一時的なものである可能性がある。このようなことから、本実施の形態では、データ入力中の想定者の一時的な移動に対応するようにさせている。本実施の形態では、入力画面40上で入力されたデータが存在する場合、データ入力中であるとしている。
本実施の形態では、第1エリア26外に移動した想定者は、データ入力を継続する意思がないと見做し、入力済みのデータは無条件で廃棄するようにしている。第2エリア27外の第1エリア26内に移動した想定者は、設定された時間内に第2エリア27内に戻ることを条件に、データ入力の継続を可能にしている。第2エリア27内に留まる想定者は、データ入力を継続する意思があると見做し、データ入力が可能な状態を維持させるようにしている。
このようなことから、本実施の形態では、ケースにより、以下のような制御を行うようになっている。
(1)データ入力中→第2エリア27外の第1エリア26内に想定者が移動→計時開始→更に第1エリア26外に想定者が移動→データ入力を強制終了させてデータを廃棄させ、アクリル板36を下降させて一般表示データ731を表示
(2)データ入力中→第2エリア27外の第1エリア26内に想定者が移動→計時開始→その状態でタイムアウト→データ廃棄し、入力案内表示データ732(図5)を表示
(3)データ入力中→第2エリア27外の第1エリア26内に想定者が移動→計時開始→タイムアウト前に第2エリア27内に想定者が移動→計時終了し、データ入力可能な状態を維持
データ入力の強制終了は、データ入力の通常終了との区別を明確にするために、以降「データ入力の解除」と表現する。
図8の説明に戻る。ステップS13の判定がNOとなって移行するステップS14では、プロセッサ701は、第1エリア26内でのみ想定者が検出されていた状態から想定者が検出されない状態に変化したか否か判定する。第1エリア26内に居た想定者が第1エリア26外に移動したことにより、第1エリア26内の想定者が検出されなくなった場合、ステップS14の判定はYESとなってステップS15に移行する。そうでない場合、つまり第1エリア26内に想定者が居ない状態が継続していた場合、ステップS14の判定はNOとなって上記ステップS12に戻る。それにより、プロジェクタ30は、一般表示データ731による画像の投影を継続する。
ステップS15では、プロセッサ701は、データの入力中か否か判定する。データの入力中は、何れかの入力画面40をプロジェクタ30が投影させている。そのため、入力画面40をプロジェクタ30に投影させていた場合、ステップS15の判定はYESとなってステップS16に移行する。入力画面40をプロジェクタ30に投影させていない場合、ステップS15の判定はNOとなってステップS18に移行する。
ステップS16では、プロセッサ701は、入力されたデータを廃棄する。続くステップS17では、プロセッサ701は、対応するI/Fコントローラを介して駆動部37を制御し、アクリル板36を下降させる。次に移行するステップS18では、プロセッサ701は、プロジェクタ30に表示させる画像データとして、一般表示データ731を選択する。その後に上記ステップS12に戻る。
上記のように、入力画面40上で入力されたデータは、表示切換制御装置70側で認識されて保存される。このデータの保存先は、例えばメモリ702上に確保されたワーク用の領域である。この領域に保存されたデータは、廃棄によって消去される。
上記ステップS13の判定がYESとなって移行するステップS19では、プロセッサ701は、第2エリア27内に想定者が検出されたか否か判定する。2つの人感センサ15bが共に想定者を検出していた場合、ステップS19の判定はYESとなってステップS20に移行する。人感センサ15bのみが想定者を検出していない場合、つまり第2エリア27外の第1エリア26内にのみ想定者が検出された場合、ステップS19の判定はNOとなって図10のステップS51に移行する。
ステップS20では、プロセッサ701は、第2エリア27内に居る想定者が新たに検出されたか否か判定する。人感センサ15bによる検出結果が未検出から検出に変化した場合、ステップS20の判定はYESとなってステップS21に移行する。人感センサ15bによる検出結果が検出の状態を維持していた場合、つまり第2エリア27内の想定者が移動していない場合、ステップS20の判定はNOとなって図9のステップS31に移行する。
ステップS21では、プロセッサ701は、時間の計時中か否か判定する。時間を計時中であった場合、ステップS21の判定はYESとなってステップS22に移行する。時間を計時中でない場合、ステップS21の判定はNOとなってステップS23に移行する。なお、時間の計時は、プロセッサ701に搭載されたハードタイマを用いて行うことができる。
ステップS23では、プロセッサ701は、第2エリア27内に想定者が移動したことから、プロジェクタ30に新たに切換案内表示データ733(図6参照)を用いた画像を投影させる。続くステップS24では、プロセッサ701は、駆動部37を制御して、アクリル板36を上昇させ、アクリル板36を開口部121から退避させる。次に移行するステップS25では、プロセッサ701は、プロジェクタ30に、入力項目毎に用意された入力画面40のうちの一つである初期入力画面40を投影させる。この初期入力画面40が投影されるのは天板111の上面である。その後は上記ステップS12に戻る。
上記ステップS20の判定がNOとなるのは、プロジェクタ30に入力画面40を投影させている状況である。このことから、図9のステップS31〜S37では、その状況に対応するための処理が実行される。
上記のように、入力画面40を投影させているプロジェクタ30は、電子ペン80を用いて操作が行われた位置、その操作内容を示す操作情報を表示切換制御装置70に随時、出力する。プロセッサ701は、その操作情報を用いた解析により、入力画面40上で行われた操作を特定する。その特定結果に応じて、想定者が入力したデータの認識を必要に応じて行い、入力画面40の表示内容の更新、或いは入力画面40の切り換えも必要に応じて行う。これらは何れも、図9のステップS31〜S37の処理を実行することにより実現される。
先ず、ステップS31では、プロセッサ701は、入力画面40上での操作があったか否か判定する。操作情報を用いた解析により、何らかの操作が検出された場合、ステップS31の判定はYESとなってステップS32に移行する。何の操作も検出されなかった場合、ステップS31の判定はNOとなり、図8のステップS12に戻る。それにより、プロジェクタ30は、同じ内容の入力画面40の投影を継続して行うこととなる。
ステップS32では、プロセッサ701は、終了操作、つまり「完了」ボタン43、或いは「キャンセル」ボタン44への操作が検出されたか否か判定する。この2つのボタン43、44への操作が共に検出されなかった場合、つまり手書き入力、或いは他のボタンへの操作を想定者が行ったような場合、ステップS32の判定はNOとなってステップS33に移行する。この2つのボタン43、44のうちの何れかへの操作が検出された場合、ステップS32の判定はYESとなってステップS34に移行する。
ステップS33では、プロセッサ701は、検出された操作に応じた処理を実行する。その後、図8のステップS12に戻る。ステップS33で行われる処理により、手書き入力に応じた文字認識を含む入力画面40の更新、投影させる入力画面40の切り換え、等が実現される。
ステップS34では、プロセッサ701は、「完了」ボタン43への操作が検出されたか否か判定する。「完了」ボタン43を想定者が操作した場合、ステップS34の判定はYESとなってステップS36に移行する。「完了」ボタン43ではなく、「キャンセル」ボタン44を想定者が操作した場合、ステップS34の判定はNOとなってステップS35に移行する。
ステップS35では、プロセッサ701は、入力画面40をプロジェクタ30に投影させていた間に認識したデータを廃棄、つまり消去すると共に、初期入力画面を新たにプロジェクタ30に投影させる。そのようにして、次にデータ入力に備えた後、図8のステップS12に戻る。
ステップS36では、プロセッサ701は、認識し保存したデータを、想定者が入力したデータとして、別の情報処理装置に送信する。続くステップS37では、プロセッサ701は、初期入力画面を新たにプロジェクタ30に投影させる。そのようにして、次にデータ入力に備えた後、図8のステップS12に戻る。
ステップS36でのデータ送信は、例えばNIC703を用いて行われる。このデータ送信により、訪問者に対応すべき部署、例えば受付、或いは/及び、訪問先の部署に、データが提供される。それにより、訪問者は、データ入力を行った後、訪問先にスムーズに移動することができる。
図10のステップS51には、想定者が居るのは第2エリア27外の第1エリア26内のみとなっている場合に移行する。ステップS51では、プロセッサ701は、人感センサ15aが新たに想定者を検出したか否か判定する。第1エリア26外から第1エリア26内に想定者が移動した場合、人感センサ15aによる想定者の検出結果が未検出から検出に変化する。そのため、ステップS51の判定はYESとなってステップS52に移行する。そうでない場合、つまり第2エリア27外の第1エリア26内に居る想定者がその状態を維持させるか、或いは第2エリア27内に居た想定者が第2エリア27外の第1エリア26内に移動した場合、ステップS51の判定はNOとなってステップS53に移行する。
ステップS52では、プロセッサ701は、プロジェクタ30に画像の投影に使わせるデータを一般表示データ731から入力案内表示データ732(図5参照)に変更する。その後、図8のステップS12に戻る。
ステップS53では、プロセッサ701は、人感センサ15bによる検出結果が検出から未検出に変化したか否か判定する。その変化は、上記のように、第2エリア27内に居た想定者が第2エリア27外の第1エリア26内に移動した場合に発生する。このため、そのような移動を想定者が行った場合、ステップS53の判定はYESとなってステップS54に移行する。そうでない場合、つまり第2エリア27外の第1エリア26内に居る想定者がその状態を維持させた場合、ステップS53の判定はNOとなってステップS58に移行する。
ステップS54では、プロセッサ701は、データ入力中か否か判定する。第2エリア27内から第2エリア27外の第1エリア26内に移動した想定者が何らかのデータ入力を行っていた場合、ステップS54の判定はYESとなってステップS55に移行し、プロセッサ701は、計時を開始させる。その後、図8のステップS12に移行する。第2エリア27内から第2エリア27外の第1エリア26内に移動した想定者がデータ入力を行っていない場合、ステップS54の判定はNOとなってステップS56に移行する。
ステップS56では、プロセッサ701は、対応するI/Fコントローラを介して駆動部37を制御し、アクリル板36を開口部121の位置に下降させる。続くステップS57では、プロセッサ701は、プロジェクタ30に画像の投影に使わせるデータとして、入力案内表示データ732(図5参照)を選択する。その後、図8のステップS12に戻る。
上記ステップS53の判定がNOとなって移行するステップS58では、プロセッサ701は、データ入力中か否か判定する。第2エリア27外の第1エリア26内に居続けている想定者が何らかのデータ入力を行っていた場合、ステップS58の判定はYESとなってステップS59に移行する。その想定者がデータ入力を行っていない場合、ステップS58の判定はNOとなり、図8のステップS12に戻る。ステップS58の判定がYESとなる場合、その前にステップS55の処理が実行されており、時間の計時中となっている。
ステップS59では、プロセッサ701は、タイムアウトしたか否か判定する。上記ステップS55で計時を開始させてから、設定された時間が経過した場合、タイムアウトとしたとして、ステップS59の判定はYESとなる。それにより、ステップS60に移行し、プロセッサ701は、入力されたデータを廃棄する。その廃棄後は、ステップS56に移行する。それにより、データ廃棄後、プロジェクタ30は、入力案内表示データ732による画像の投影を開始することになる。一方、タイムアウトしていない場合、ステップS59の判定はNOとなり、図8のステップS12に戻る。
本実施の形態では、データ入力の終了後、直ちに入力案内表示データ732による画像の投影を行わせない。これは、アクリル板36の移動には比較的に長い時間が必要だからである。つまり、データ入力の終了後、第2エリア27内に居る他の想定者、或いは第2エリア27内に直ちに移動するような想定者がデータ入力を行えるようになるまでに要する時間が長くなるのを抑えるためである。そのようにして、入力画面40の投影を優先させる場合、特にデータ入力を行うべき想定者が複数、居るような状況下において、快適な利用環境が実現される。
第2エリア27外の第1エリア26内に居るタイムアウトとなった想定者は、視認できる範囲内に、データ入力を行う可能性のある別の想定者が居る場合、異なる行動を取る可能性が高いと考えられる。つまり、別の想定者がデータ入力を行う可能性を考慮し、「キャンセル」ボタン44を操作してデータ入力を終了させる確率が高いと考えられる。このことから、データ入力の解除後には、データ入力を行う可能性のある別の想定者は近くに居ないと見做し、直ちに入力案内表示データ732による画像の投影を行わせるようにしている。このように入力案内表示データ732による画像の投影を行わせることにより、その画像の投影を必要とする想定者に対し、その画像の投影による情報提供をより確実に行えると期待できる。
なお、本実施の形態では、プロジェクタ30との間の位置関係を変更する部材をアクリル板36のみとしているが、その部材は複数であっても良い。プロジェクタ30から離すほど、より大きい画像を投影させることができる。このことから、位置関係を変更可能な部材として、例えばプロジェクタ30との間の距離が異なる複数の部材を配置し、検出された想定者とプロジェクタ30との間の距離に応じて、画像、つまり投影光Lを投影させる部材を切り換えるようにしても良い。そのように、投影光Lを投影させる部材を切り換えた場合、想定者にとって視認し易い大きさの画像を投影させることができる。
投影光Lが投影される部材の表面、つまり投影面は、平面状でなくとも良い。例えば投影面は、曲面状であっても良い。各部材の投影面の形状は合わせなくとも良い。複数の異なる方向に投影光Lを投影可能なプロジェクタ30を用いた場合、投影光Lが投影可能な2つ以上の方向上に、位置関係を変更可能な部材を1つ以上、配置しても良い。複数の異なる方向が2方向であった場合、位置関係を変更可能な部材を1つ以上、配置するのは1方向のみとし、他の1方向は、想定者の検出結果、或いは想定者との間の距離により、投影光Lの投影を行うか否かを決定するようにしても良い。部材とプロジェクタ30との間の位置関係の変更は、プロジェクタ30の移動により、実現させても良い。
1 入力台、15a、15b 人感センサ(検出センサ)、30 プロジェクタ、36 アクリル板(第1の投影対象部材)、37 駆動部、70 表示切換制御装置(情報処理装置)、71 入力部、72 切換制御部、73 画像記憶部、74 表示制御部、75 駆動制御部、111 天板(第2の投影対象部材)、731 一般表示データ、732 入力案内表示データ、733 切換案内表示データ、734 入力画面データ群。

Claims (7)

  1. 想定する範囲内に居る人の検出結果を示す結果データを入力する入力部と、
    プロジェクタと、前記プロジェクタが画像を投影可能な投影対象である第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材とにおいて、前記プロジェクタと前記第1の投影対象部材との間の位置関係を変更可能な駆動部を駆動させて前記位置関係を変更させ、前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材のうちの一方に対し、前記プロジェクタによる前記画像の投影を可能にさせる駆動制御部と、
    前記結果データが示す前記検出結果を基に、前記駆動制御部を介した前記駆動部の駆動による前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材を含む前記投影対象の切り換え、及び前記プロジェクタに投影させる前記画像の切り換えを行う切換制御部と、
    を備え
    前記第1の投影対象部材は、前記駆動部により、前記プロジェクタと前記第2の投影対象部材との間の位置への移動及び前記位置からの退避が可能となっており、
    前記切換制御部は、前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材の間において前記画像を前記プロジェクタに投影させる前記投影対象を切り換える際、前記画像の切り換えを併せて行う、
    表示切換制御装置。
  2. 前記切換制御部は、前記検出結果が人の存在を示していない場合、前記プロジェクタに前記画像を前記第1の投影対象部材に投影させる、
    請求項に記載の表示切換制御装置。
  3. 前記検出結果が人の位置を示す場合、前記切換制御部は、前記検出結果が示す人の位置に応じて、前記プロジェクタに投影させる前記画像の切り換えを行う、
    請求項1又は2に記載の表示切換制御装置。
  4. 前記切換制御部は、前記プロジェクタに前記画像を前記第2の投影対象部材に投影させる場合、前記画像として、データ入力用の画面を前記プロジェクタに投影させる、
    請求項1〜の何れか1項に記載の表示切換制御装置。
  5. プロジェクタと、前記プロジェクタが画像を投影可能な投影対象である第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材とにおいて、前記プロジェクタと前記第1の投影対象部材との間の位置関係を変更可能な駆動部を駆動させて前記位置関係を変更させ、前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材のうちの一方に対し、前記プロジェクタによる前記画像の投影を可能にさせる駆動制御機能と、
    想定する範囲内に居る人の検出結果を示す結果データを処理し、前記結果データが示す前記検出結果を基に、前記駆動制御機能を介した前記駆動部の駆動による前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材を含む投影対象の切り換え、及び前記プロジェクタに投影させる前記画像の切り換えを行う切換制御機能と、
    を情報処理装置に実現させ
    前記第1の投影対象部材は、前記駆動部により、前記プロジェクタと前記第2の投影対象部材との間の位置への移動及び前記位置からの退避が可能となっており、
    前記切換制御機能は、前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材の間において前記画像を前記プロジェクタに投影させる前記投影対象を切り換える際、前記画像の切り換えを併せて前記情報処理装置に実現させる、
    表示切換制御プログラム。
  6. 想定する範囲内に居る人を検出する検出センサと、
    画像を投影するプロジェクタと、
    前記プロジェクタと、前記プロジェクタが前記画像を投影可能な対象である第1の投影対象部材、及び第2の投影対象部材とにおいて、前記プロジェクタと前記第1の投影対象部材との間の位置関係を変更可能にする駆動部と、
    前記検出センサによる人の検出結果を示す結果データを入力し、前記駆動部、及び前記プロジェクタを制御する表示切換制御装置と、を備え、
    前記表示切換制御装置は、前記検出センサから入力される前記結果データを処理し、前記結果データが示す前記検出結果を基に、前記駆動部の駆動による前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材を含む投影対象の切り換え、及び前記プロジェクタに投影させる前記画像の切り換えを行
    前記第1の投影対象部材は、前記駆動部により、前記プロジェクタと前記第2の投影対象部材との間の位置への移動及び前記位置からの退避が可能となっており、
    前記表示切換制御装置は、前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材の間において前記画像を前記プロジェクタに投影させる前記投影対象を切り換える際、前記画像の切り換えを併せて行う、
    表示システム。
  7. プロジェクタが画像を投影可能な対象として第1の投影対象部材及び第2の投影対象部材を含む投影対象を用意し、
    前記第1の投影対象部材と前記プロジェクタとの間の位置関係を駆動部により変更可能とし、
    想定する範囲内に居る人を検出する検出センサによる検出結果を基に、前記駆動部を用いた前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材の間における前記プロジェクタに前記画像を投影させる前記投影対象の切り換え、及び前記プロジェクタに投影させる前記画像の切り換えを情報処理装置に行わせ、
    前記第1の投影対象部材は、前記駆動部により、前記プロジェクタと前記第2の投影対象部材との間の位置への移動及び前記位置からの退避が可能となっており、
    前記情報処理装置に前記第1の投影対象部材及び前記第2の投影対象部材の間において前記画像を前記プロジェクタに投影させる前記投影対象の切り換えを行わせる際、前記画像の切り換えを併せて行わせる、
    表示切換制御方法。
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