JP6907880B2 - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、対象物を視覚的に計測する画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理プログラムに関する。
様々な生産分野においては、製造品等の対象物を視覚的に計測する画像処理装置が用いられており、計測に用いた画像データなどを事後的に使用するために保存させておきたいという要望がある。
特許文献1には、画像メモリに画像を保存する際に、画像を圧縮して保存することができ、保存した画像から判定値が適切に設定されているか否かを評価する画像処理装置が開示されている(段落[0011]、[0045]参照)。
事後的に計測条件などを評価する場合には、再現性のある結果を得るために計測時と出来る限り同じ条件で評価を行う必要があり、保存するときの圧縮は可逆圧縮で行なわれることが一般的である。
特開平11−073511号公報
画像データを圧縮することで、データ量を削減することができ、多くの画像データを保存することができるものの、データ量の削減という面では、非可逆圧縮に比べて可逆圧縮ではデータ量が大きくなってしまう。そのため、データ量の削減という面から考えると、可逆圧縮よりも、非可逆圧縮の方が好ましい。
しかし、非可逆圧縮した画像データを復元しても、圧縮前の画像データと同一の状態に戻すことはできないため、再現性のある結果を得ることができない。結果の再現性が得られないと、計測条件が適切に設定されているか等の評価を事後的に正確に行なうことができない虞があった。
そのため、従来の技術では、データ量の削減と、再現性の確保とを両立することが難しかった。
本発明は、上述したように、データ量の削減と再現性の確保とを両立することができる画像処理装置、画像処理システムおよび画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本開示の一例によれば、画像計測を行なう画像処理装置が提供される。画像処理装置は、データ記憶部にアクセス可能な制御部と、予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部と、第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部と、第2のデータ形式の画像データを第1のデータ形式の画像データに復元する復元部とを備える。制御部は、圧縮部に、対象物を撮像して得られた第1のデータ形式の第1の画像データから第2のデータ形式の第2の画像データを生成させ、復元部に、第2の画像データを第1のデータ形式の第3の画像データに復元させ、データ記憶部に、第2の画像データと第3の画像データを計測部に入力して得られる画像計測結果とを関連付けて保存する。
この開示によれば、圧縮部により非可逆圧縮された第2の画像データを保存するため、圧縮前の第1の画像データを保存する場合と比べて、保存するデータ量を削減することができる。また、画像計測結果は、第2の画像データを第1のデータ形式に復元した第3の画像データに対して実行された画像計測処理によって得られた結果である。第2の画像データを保存しているため、事後的に画像計測結果を評価する場合に、画像計測結果を得るときに用いた第3の画像データと同じデータを使って評価することができる。その結果、再現性のある結果を得ることができる。
上述の開示において、制御部は、さらに、データ記憶部に、任意に設定される収集条件を満たす第1の画像データを、第2の画像データに関連付けて保存してもよい。
この開示によれば、圧縮前の第1の画像データも保存されるため、非可逆圧縮により劣化した画像と圧縮前の画像とを事後的に比較することができる。
上述の開示において、画像計測処理は、第1のデータ形式の画像データから特徴量を算出する処理と、特徴量を予め与えられたしきい値と比較することで画像計測結果を生成する処理とを含んでいてもよい。画像処理装置は、特徴量がしきい値を含む予め定められた範囲内か否かを判定する判定部をさらに備えてもよい。制御部は、さらに、判定部に、第3の画像データから算出される第1の特徴量が範囲内か否かを判定させてもよく、判定部が判定した結果に応じて、計測部に第1の画像データを入力して画像計測結果を出力させてもよい。
この開示によれば、特徴量が、画像計測結果を生成する場合に比較対象として与えられるしきい値に近く、画像の劣化により画像計測結果が変わってしまう可能性が高いような場合には、圧縮前の画像データに対して画像計測を行なうことができる。その結果、画像を非可逆圧縮させて劣化させても、精度の高い画像計測を行なうことができる。
上述の開示において、制御部は、さらに、データ記憶部に、第1の画像データを計測部に入力して得られる第1の画像計測結果および前記第1の画像データを、第2の画像データに関連付けて保存してもよい。
この開示によれば、圧縮前の画像データに対する画像計測結果と非可逆圧縮後の画像データに対する画像計測結果とを事後的に比較することができる。
上述の開示において、画像処理装置は、第2の画像計測結果を第1の画像計測結果と比較することで、第2の画像計測結果の信頼度を評価する評価部をさらに備えてもよい。制御部は、さらに、データ記憶部に、第2の画像計測結果と、第2の画像データの圧縮度合いとを関連付けて保存し、評価部に信頼度を評価させ、信頼度と第2の画像データの圧縮度合いとを関連付けて提示するようにしてもよい。
この開示によれば、第2の画像計測結果の信頼度と、第2の画像データの圧縮度合いとが関連付けて提示されるため、ユーザは、非可逆圧縮することによって、画像計測結果に影響を与えているか否かを判断することができる。
上述の開示において、制御部は、第1の画像データに対する画像計測処理の実行の選択が受け付けられた場合、第3の画像データに対する画像計測処理の実行をすることなく、計測部に第1の画像データに対する画像計測処理の実行をさせ、画像計測結果を出力させてもよい。
この開示によれば、画像を圧縮することなく測定することができるため、測定対象や測定する目的に応じた画像計測処理を実行することができる。
本開示の別の一例によれば、画像計測を行なう画像処理システムが提供される。画像処理システムは、データを記憶するデータ記憶部と、データ記憶部にアクセス可能な制御部と、予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部と、第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部と、第2のデータ形式の画像データを前記第1のデータ形式の画像データに復元する復元部とを備える。制御部は、圧縮部に、対象物を撮像して得られた第1のデータ形式の第1の画像データから前記第2のデータ形式の第2の画像データを生成させ、復元部に、第2の画像データを第1のデータ形式の第3の画像データに復元させ、データ記憶部に、第2の画像データと第3の画像データを計測部に入力して得られる画像計測結果とを関連付けて保存する。
この開示によれば、圧縮部により非可逆圧縮された第2の画像データを保存するため、圧縮前の第1の画像データを保存する場合と比べて、保存するデータ量を削減することができる。また、画像計測結果は、第2の画像データを第1のデータ形式に復元した第3の画像データに対して実行された画像計測処理によって得られた結果である。第2の画像データを保存しているため、事後的に画像計測結果を評価する場合に、画像計測結果を得るときに用いた第3の画像データと同じデータを使って評価することができる。その結果、再現性のある結果を得ることができる。
本開示の別の一例によれば、画像計測を行なう画像処理プログラムが提供される。画像処理プログラムは、コンピュータに、対象物を撮像して得られた第1のデータ形式の第1の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の第2の画像データを生成するステップと、第2の画像データを第1のデータ形式の第3の画像データに復元するステップと、第3の画像データに対して画像計測処理を実行して画像計測結果を得るステップと、画像計測結果と第2の画像データとを関連付けて保存するステップとを実行させる。
この開示によれば、非可逆圧縮された第2の画像データを保存するため、圧縮前の第1の画像データを保存する場合と比べて、保存するデータ量を削減することができる。また、画像計測結果は、第2の画像データを第1データの形式に復元した第3の画像データに対して実行された画像計測処理によって得られた結果である。そのため、第2の画像データを保存しているため、事後的に画像計測結果を評価する場合に、画像計測結果を得るときに用いた第3の画像データと同じデータを使って評価することができる。その結果、再現性のある結果を得ることができる。
本発明によれば、データ量の削減と再現性の確保とを両立することができる。
本実施の形態に係る画像処理システムの適用場面を模式的に示す図である。 本実施の形態に係る画像処理システムの基本構成を示す模式図である。 画像処理装置のハードウェア構成について示す模式図である。 画像処理および保存処理において機能する画像処理装置の機能構成の一例を示す図である。 画像処理のフローチャートである。 保存処理のフローチャートである。 計測結果の評価および処理条件の設定をする際に機能する画像処理装置の機能構成の一例を示す図である。 計測から第1結果の評価までを模式的に示した図である。 圧縮率の設定画面の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
§1 適用例
まず、図1を参照して、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施の形態に係る画像処理システムSYSの適用場面を模式的に示す図である。
本実施の形態に係る画像処理システムSYSは、画像計測を行ない、かつ、計測結果および計測に用いたデータを保存することができる。
画像処理システムSYSは、画像計測を行なう画像処理装置1を備える。
画像処理装置1は、データ記憶部の一例である計測結果データベース(以下、「DB」とも称す)139と、計測結果DB139とアクセス可能な制御部10と、ビットマップ(bmp)形式の画像データを非可逆圧縮(以下、単に「圧縮」とも称す。)してジェイペグ(JPEG)形式の画像データを生成する圧縮部20と、JPEG形式の画像データを第1形式の画像データに復元する復元部30と、第1形式の画像データに対して画像計測処理を実行することで画像計測結果(以下、単に「計測結果」とも称す。)を出力する計測部40とを備える。
なお、データ記憶部は、画像処理装置1が備える構成である必要はなく、たとえば、画像処理装置1とネットワーク(以下「NW」とも称す。)を介して接続されるサーバおよび画像処理装置1に直接接続可能な外部メモリであってもよい。
「画像計測処理」は、画像データから必要な情報を抽出するために当該画像データに対して行なう処理であって、パターンマッチング、エッジ検出、ラベリングなどを含む。
「データ記憶部にアクセスする」とは、データ記憶部に情報を保存することと、データ記憶部に保存された情報を読み出すこととを含む。
bmp形式は、本発明の「第1の形式」の一例であって、画像計測処理に対応するデータ形式である。
JPEG形式は、本発明の「第2の形式」の一例であって、第1形式の画像データを非可逆圧縮したことで生成される形式である。
制御部10は、図中の(1)〜(3)の指示を順次実行する。以下、(1)〜(3)の指示について説明する。
(1) 制御部10は、圧縮部20に対して圧縮指示を行なう。圧縮指示は、圧縮部20に対象物を撮像することで得られる第1形式の第1画像データ(以下、「生画像データ71」とも称す。)を非可逆圧縮して第2形式の第2画像データ(以下、「圧縮画像データ72」とも称す。)を生成させるための指示である。
生画像データ71は、撮像部の一例であるカメラ2が対象物を撮像することで得られる。なお、カメラ2から送られる画像データは、生画像データ71と同一のデータでなくともよく、カメラ2からはRAW画像が送られ、画像処理装置1がRAW画像からbmp形式の生画像データ71を生成する構成であってもよい。また、画像処理装置1が撮像部を備えてもよい。
圧縮部20は、たとえば、予め設定されている圧縮率21に従って生画像データ71を圧縮してJPEG形式の圧縮画像データ72を生成する。圧縮率21は、予め設定されていればよく、ユーザによって設定されるものでも、製造者によって設定されるものでも、機械によって設定されるものであってもよい。
(2) 制御部10は、復元部30に対して復元指示を行なう。復元指示は、復元部30に圧縮部20が生成した圧縮画像データ72をbmp形式の復元画像データ73に復元させるための指示である。
復元部30によって復元された復元画像データ73は、圧縮部20によって非可逆圧縮が行なわれているため、圧縮前の生画像データ71よりも劣化している。
(3) 制御部10は、計測部40に対して計測指示を行なうとともに、計測部40が出力する計測結果を含む情報を計測結果DB139に保存する保存指示を計測結果DB139に対して行なう。
計測指示は、計測部40に予め定められた計測条件41に従って復元画像データ73に対する画像計測処理を実行させ、計測結果として第1結果74を出力させるための指示である。第1結果74の出力先は、たとえば、画像処理装置1に通信可能に接続されたプログラマブルロジックコントローラ(以下、「PLC」とも称す。)4等の制御装置や、画像処理装置1内に設けられた内部メモリ等である。
計測結果DB139には、圧縮画像データ72と第1結果74とが保存される。圧縮画像データ72と第1結果74とは、互いに関連付けて保存されればよく、別のフォルダに保存されてもよい。
本実施の形態における画像処理システムSYSにおいては、生画像データ71を圧縮した圧縮画像データ72を保存するため、生画像データ71を保存するような場合に比べて、保存するデータ量を削減することができる。また、第1結果74は、圧縮画像データ72を復元した復元画像データ73に対して実行された画像計測処理によって得られた結果である。そのため、事後的に第1結果74を評価する場合に、第1結果74を得るときに用いた復元画像データ73と同じデータを使って評価することができる。その結果、第1結果74に対して正確な評価を行なうことができる。
なお、以下では、計測条件41に従った処理を実行するまでの、画像データの圧縮および復元の処理を総じて「前処理」と称する。また、前処理から計測結果を出力するまでの処理を総じて「画像処理」とも称する。
§2 具体例
以下、本発明のより具体的な応用例として、本実施の形態に係る画像処理装置1および画像処理システムSYSのより詳細な構成および処理について説明する。
<A.画像処理システムSYSの構成>
図2は、本実施の形態に係る画像処理システムSYSの基本構成を示す模式図である。画像処理システムSYSは、主たる構成要素として、画像処理装置1とカメラ2とを含む。カメラ2は、ベルトコンベアのような搬送装置4aによって搬送された対象物Wを撮像して画像データを生成する。画像処理装置1は、カメラ2から送られる画像データに基づいて画像計測を行なう。
カメラ2は、撮像視野に存在する被写体を撮像して画像データを生成する撮像部である。カメラ2は、主たる構成要素として、レンズや絞りなどの光学系と、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの受光素子とを含む。カメラ2が生成する画像データは、たとえば、RAWデータのような加工されていないデータや、bmp形式のデータである。
画像処理装置1は、カメラ2が生成した画像データに対して画像処理を施すことで、対象物Wの状態を計測する。たとえば、画像処理装置1は、対象物Wの良否判定、対象物Wの物性値の測定、対象物Wの品質チェックなどを行なう。また、画像処理装置1は、画像計測に用いた画像データと、計測結果とを関連付けてデータ記憶部に保存する。
データ記憶部は、記録媒体であって、コンピュータ、その他装置および機械などが、記録されたプログラム等の情報を読み取り可能なように当該プログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的または化学的作用によって蓄積する媒体である。データ記憶部は、画像処理装置1とネットワーク(以下「NW」とも称す。)2を介して接続されるサーバ5、画像処理装置1が備えるハードディスク130等の内部メモリ、および画像処理装置1に直接接続可能な外部メモリ6を含む。
画像処理装置1は、NW1を介して、PLC4と接続可能である。画像処理装置1は、計測結果をPLC4に送信する。PLC4は、画像処理装置1から送られる計測結果に基づいて搬送装置4aを制御する。NW1は、データの到達時間が保証される、定周期通信を行なうバスまたはネットワークを採用することが好ましい。このような定周期通信を行なうバスまたはネットワークとしては、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、DeviceNet(登録商標)、CompoNet(登録商標)などが知られている。
画像処理装置1は、NW2を介してサーバ5と接続可能である。NW2は、典型的には、LAN(Local Area Network)であって、PLC4との通信経路となるNW1とは別で設けられている。なお、NW1とNW2とは同じネットワークであってもよい。また、PLC4とサーバ5とが通信可能に接続されていてもよい。
画像処理装置1は、操作表示装置3と接続可能である。操作表示装置3は、画像処理装置1が実行する各種処理に関する設定を行なうための装置である。操作表示装置3は、表示部3aと、表示部3aの表示面に装着されるタッチパネル3bとを備える。表示部3aは、典型的には液晶ディスプレイからなり、ユーザに画像処理装置1から得られる各種情報を表示する。タッチパネル3bは、各種の設定に関する情報を入力するための入力部として機能する。たとえば、ユーザは、表示部3aに表示された情報に基づいてタッチパネル3bを操作することで、圧縮率の設定、計測条件の設定、保存条件の設定などを行なうことができる。なお、操作表示装置3は、画像処理装置1の一部であってもよい。また、入力部はタッチパネルから構成されるとしたが、キーボードまたはマウス、あるいは、その両方から構成されるものであってもよい。
<B.画像処理装置1のハードウェア構成>
図3は、画像処理装置1のハードウェア構成について示す模式図である。画像処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)110、メインメモリ120、ハードディスク130、カメラインターフェイス(I/F)140、表示コントローラ150、入力I/F160、外部メモリI/F170、および通信I/F180を含む。これらの各部は、バス190を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU110は、ハードディスク130にインストールされた設定プログラム131、画像処理プログラム133、保存プログラム135、および評価プログラム137を含むプログラム(コード)をメインメモリ120に展開して、これらを所定順序で実行することで、各種の演算を実施する。
メインメモリ120は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。
ハードディスク130は、画像処理装置1が備える内部メモリであって、不揮発性の記憶装置である。ハードディスク130は、設定プログラム131、画像処理プログラム133、保存プログラム135、評価プログラム137、および計測結果DB139を含む。なお、ハードディスク130に加えて、あるいは、ハードディスク130に代えて、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置を採用してもよい。また、各種プログラムは、ハードディスク130に保存されている必要はなく、画像処理装置1と通信可能なサーバ5や、画像処理装置1と直接接続可能な外部メモリ6に保存されていてもよい。
カメラI/F140は、カメラ2から送られる画像データを一時的に記憶しておくバッファ領域141を備え、CPU110とカメラ2との間のデータ伝送を仲介する。すなわち、カメラI/F140は、画像データを生成するカメラ2と接続される。また、カメラI/F140は、CPU110からの内部コマンドに従って、接続されているカメラ2における撮像動作を制御するコマンドを与える。
表示コントローラ150は、操作表示装置3の表示部3aと接続され、CPU110における処理結果などをユーザに通知する。すなわち、表示コントローラ150は、表示部3aに接続され、表示部3aでの表示を制御する。処理結果は、たとえば、評価プログラムが実行された結果を含む。
入力I/F160は、操作表示装置3のタッチパネル3bと接続され、CPU110とタッチパネル3bとの間のデータ伝送を仲介する。すなわち、入力I/F160は、ユーザがタッチパネル3bを操作することで与えられる操作指令を受付ける。操作指令は、たとえば、保存条件や計測条件を設定するための操作指令が含まれる。
外部メモリI/F170は、外部メモリ6と接続され、外部メモリ6に対するデータの読み込み/書き込みの処理をする。外部メモリ6は、画像処理装置1に着脱可能であって、典型的には、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカードなどの不揮発性の記憶装置である。画像処理装置1は、外部メモリ6に画像データおよび計測結果などの情報を記憶してもよい。外部メモリ6は、画像データおよび計測結果などの情報を記憶するための計測結果DB139を備えてもよい。また、ハードディスク130が記憶する各種プログラムは、外部メモリ6またはサーバ5が記憶してもよい。たとえば、外部メモリ6に画像処理装置1で実行される各種プログラムが格納された状態で流通し、外部メモリI/F170は、この外部メモリ6から各種プログラムを読み出す。あるいは、通信I/F180を介して、サーバ5などからダウンロードしたプログラムを画像処理装置100にインストールしてもよい。
通信I/F180は、PLC4およびサーバ5とCPU110との間で各種データを遣り取りする。通信I/F180は、PLC4との間で各種データをやり取りするためのNW1に対応するハードウェアと、サーバ5との間で各種データをやり取りするためのNW2に対応するハードウェアとを含む。
なお、本実施の形態に係る設定プログラム131、画像処理プログラム133、保存プログラム135、および評価プログラム137は、他のプログラムの一部に組み込まれて提供されるものであってもよい。
また、代替的に、設定プログラム131、画像処理プログラム133、保存プログラム135、および評価プログラム137の実行により提供される機能の一部もしくは全部を専用のハードウェア回路として実装してもよい。
<C.画像処理および保存処理>
画像処理装置1は、たとえば、あらかじめ設定された条件に従って画像処理を行ない、画像処理の結果や画像データなどの画像処理に用いた情報を保存するための保存処理を行なう。図4は、画像処理および保存処理において機能する画像処理装置1の機能構成の一例を示す図である。
画像処理装置1は、制御部10と、圧縮部20と、復元部30と、計測部40とを備える。画像処理装置1は、判定部50と、保存処理部60とをさらに備えてもよい。
制御部10は、CPU110、メインメモリ120としてのRAM、図示しないROM等を含み、情報処理に応じて、各構成を制御する。たとえば、制御部10は、画像処理プログラム133を実行することで、圧縮部20、復元部30、計測部40、および判定部50を制御して、画像処理を行なう。また、制御部10は、保存プログラム135を実行することで、保存処理部60を制御して、計測結果DB139に保存する保存処理を行なう。なお、制御部10は、保存処理プログラムを実行せずとも、処理情報のうち、予め定められた情報を全てデータ記憶部に保存させるようにしてもよい。
たとえば、カメラ2は画像データを生成し、画像処理装置1に送信し、カメラI/F140がバッファ領域141に保存する。なお、制御部10は、送られた画像データをbmp形式の生画像データ71に変換して、バッファ領域141に一時的に保存してもよく、また、制御部10は、バッファ領域141に保存された画像データに対して画像処理を実行する度に生画像データ71に変換するようにしてもよい。なお、カメラ2がbmp形式の生画像データ71を生成し、送信するような構成であってもよい。
圧縮部20は、bmp形式の画像データをJPEG圧縮して、JPEGの画像データを生成する。
S1において、制御部10は、圧縮部20に計測対象の生画像データ71を圧縮して、圧縮画像データ72を生成させる。圧縮部20は、予め設定されている圧縮率21で生画像データ71を圧縮する。圧縮率21は、ユーザによって設定される構成であってもよく、出荷時に設定される構成であってもよく、制御部10によって設定される構成であってもよい。
復元部30は、JPEGの画像データをbmp形式の画像データに復元する。
S2において、制御部10は、復元部30にJPEG形式の圧縮画像データ72をbmp形式の復元画像データ73に復元させる。
計測部40は、bmp形式の画像データに対して、予め設定された計測条件41に従って画像計測処理を行なう。計測部40が行なう画像計測処理は、たとえば、bmp形式の画像データから特徴量を算出する処理と、この特徴量に基づいて計測結果を生成する処理とを含む。
本実施の形態において、計測部40は、特徴量を算出する処理の一例として、予め設定されたモデル画像と撮像した対象物の画像との相関値を算出する処理を実行する。つまり、本実施の形態において、計測部40は、特徴量の一例として相関値を算出する。
なお、特徴量を算出する処理は、画像データからノイズやムラを除去する処理、画像データのコントラストを変化させる処理、画像データに含まれる画素情報から各画素をラベリングする処理などを含んでもよい。
本実施の形態において、計測部40は、計測結果を生成する処理の一例として、相関値と予め与えられたしきい値とを比較することで、対象物が良品であるか、不良品であるかを判断し(良否判定ともいう)、良品または不良品であることを示す情報を生成する処理を行なう。
なお、計測結果を生成する処理は、特徴量に基づいて対象物Wの物性値を算出する処理、特徴量に基づいて対象物Wの位置を特定する処理などを含んでもよい。
S3において、制御部10は、計測部40に復元画像データ73に対する画像計測処理を計測条件41に従って行なわせて、第1結果74を出力させる。第1結果74は、画像計測処理を行なうことで最終的に得られる結果に加えて、画像計測処理を行なうことで得られる特徴量や加工後の画像などの中間情報を含んでもよい。
S4において、制御部10は、判定部50に画像計測を再度行なうべきか否かを判定させてもよい。復元画像データ73は、非可逆圧縮によって得られたデータであるため、生画像データ71に比べて劣化したデータである。生画像データ71に対する画像計測処理の結果(以下、「第2結果75」とも称す。)と、復元画像データ73に対する画像計測処理の結果(第1結果74)とが異なる虞がある。判定部50は、たとえば、特徴量がしきい値を含む所定の範囲内であるか否かを判定する。
制御部10は、判定部50の結果に応じてS5を実行する。S5において、制御部10は、計測部40に生画像データ71に対する画像計測処理を計測条件41に従って行なわせて、第2結果75を出力させる。
特徴量がしきい値を含む所定の範囲内であるか否かを判定する処理は、より具体的にいえば、特徴量がしきい値近傍の値であるか否かを判定する処理である。特徴量がしきい値近傍の値である場合、特徴量がしきい値から離れた値である場合に比べて、復元画像データ73から算出される特徴量と生画像データ71から算出される特徴量とがしきい値を跨っている可能性が高い。つまり、特徴量がしきい値近傍の値である場合、生画像データ71をデータが劣化したことにより、生画像データ71から得られる第2結果と、復元画像データ73から得られる第1結果とで良否の結果が変わる虞が高い。このような、画像計測処理により得られる最終的な結果に、データの劣化が影響する虞がある場合は、生画像データ71に対して画像計測を行なうようにすることで、信頼度の高い画像計測を行なうことができる。なお、本実施の形態においては、復元画像データ73に対して画像計測処理を実行することで得られる最終的な結果が、生画像データ71に対して画像計測処理を実行することで得られる最終的な結果と異なることを「誤検出」ともいう。
なお、制御部10は、良否判定の結果に基づいて再計測を実行するようにしてもよい。たとえば、不良品であると判定した場合に再計測を実行するようにしてもよく、これにより、誤って不良品と判定してしまうことを防止することができ、誤って不良品と判定することによる損失を減らすことができる。
制御部10は、S5を実行した場合には、第2結果75をPLC4に送り、S5を実行しなかった場合には、第1結果74をPLC4に送る。
S6において、制御部10は、保存処理部60に予め設定された収集条件61に従って保存する情報を収集させ、収集した情報を計測結果DB139に保存させる。保存処理部60は、S1からS5の一連の処理において使用された情報のうち、収集条件61を満たす情報を計測結果DB139に保存する。ここで、1回の画像処理によって得られる情報のうち、計測結果DBに保存される情報を総じて処理情報70とも称す。
保存処理部60は、少なくとも圧縮画像データ72および第1結果74を計測結果DBに保存し、収集条件61を満たした場合に、生画像データ71、第2結果75および中間情報や処理条件などの関連情報76のうちの少なくとも一つの情報を保存する。ここで、処理条件は、圧縮率21および計測条件41を含む。
収集条件61は、たとえば、再計測を実行したこと、所定回数の画像計測を実行したことなどを含む。保存処理部60は、再計測を実行した場合に、生画像データ71、第2結果75および関連情報76を全て保存するようにしてもよい。また、保存処理部60は、所定回数に1回、生画像データ71を保存してもよい。
なお、生画像データ71に対する画像計測処理の実行の選択が受け付けられた場合、制御部10は、生画像データ71を圧縮、復元することなく、計測部40に生画像データ71に対して画像計測処理を実行させて、第2結果75をPLC4に出力させてもよい。「生画像データ71に対する画像計測処理の実行の選択」は、たとえば、ユーザがタッチパネル3bを操作することによって選択される。また、ユーザ操作ではなく、制御部10によって選択されるものであってもよい。
復元画像データ73は生画像データ71を圧縮した後、復元することによって生成されることから、復元画像データ73は生画像データ71に比べて劣化した画像である。そのため、復元画像データ73に対する画像計測処理は、生画像データ71に対する画像計測処理と比較して計測精度が落ちてしまうという懸念事項がある。加えて、復元画像データ73に対する画像計測処理は、圧縮および復元に余分に時間がかかってしまうため、生画像データ71を取得してからPLC4に結果を出力するまでの時間が生画像データ71に対する画像計測処理と比較して長くなる虞がある。
計測対象や計測目的によっては、計測精度を必要とする場合や、結果を出力するまでの時間を短くする必要がある場合がある。そのため、画像を圧縮することなく測定することを選択できるようにすることで、測定対象や測定する目的に応じた画像計測処理を実行することができる。
<D.画像処理のフロー>
図5を参照して、制御部10が実行する画像処理について説明する。図5は画像処理のフローチャートである。画像処理は、CPU110によって実現される処理である。本実施の形態において、画像処理は、たとえば、一の画像処理が終了するごとに実行される。
ステップS11において、CPU110は、未計測の生画像データ71があるか否かを判定する。生画像データ71は、たとえば、バッファ領域141に一時的に記憶されており、画像処理を実行するごとに消去される。なお、生画像データ71は、所定期間の経過、或いは、バッファ領域141の残りメモリに応じて消去されるようにしてもよい。画像処理を実行するごとに生画像データを消去しない場合は、画像処理を実行するごとに、実行済みの生画像データ71に関連付けて実行済みフラグを記憶する。未計測の生画像データ71がないと判定した場合(ステップS11においてNO)、CPU110は処理を終了する。
未計測の生画像データ71があると判定した場合(ステップS11においてYES)、CPU110は、ステップS12に制御を切り替える。
ステップS12において、CPU110は、生画像データ71に対する計測が選択されているか否かを判定する。生画像データ71に対する計測が選択されていると判定した場合(ステップS12においてYES)、CPU110は処理をステップS15bに切り替える。
生画像データ71に対する計測が選択されていないと判定した場合(ステップS12においてNO)、CPU110は処理をステップS13に切り替える。
ステップS13において、CPU110は、未計測の生画像データ71を設定された圧縮率21に従って圧縮し、圧縮画像データ72を生成する。
ステップS14において、CPU110は、圧縮画像データ72をbmp形式の復元画像データ73に復元する。
ステップS15において、CPU110は、復元画像データから特徴量を算出する。
ステップS16において、CPU110は、特徴量としきい値とを比較して第1結果74を生成する。
ステップS17において、CPU110は、特徴量が所定の範囲内であるか否かを判定する。所定の範囲とは、誤検出の可能性が高い範囲のことをいう。
特徴量が所定の範囲内ではないと判定した場合(ステップS17においてNO)、CPU110は、ステップS18に制御を切り替える。
ステップS18において、CPU110は、PLC4に第1結果74を出力して処理を終了する。
特徴量が所定の範囲内であると判定した場合(ステップS17においてYES)、CPU110は、ステップS15bに制御を切り替える。
ステップS15bにおいて、CPU110は、生画像データ71から特徴量を算出する。
ステップS16bにおいて、CPU110は、特徴量としきい値とを比較して第2結果75を生成する。
ステップS18bにおいて、CPU110は、PLC4に第2結果75を出力して処理を終了する。
<E.保存処理のフロー>
図6を参照して、制御部10が実行する保存処理について説明する。図6は保存処理のフローチャートである。保存処理は、CPU110によって実現される処理である。本実施の形態において、保存処理は、たとえば、一の画像処理が終了するごとに実行される。なお、保存処理は、所定間隔で実行される処理であってもよい。
ステップS21において、CPU110は、画像処理が完了したか否かを判定する。画像処理が完了していないと判定した場合(ステップS21においてNO)、CPU110は処理を終了する。
画像処理が完了していると判定した場合(ステップS21においてYES)、CPU110は、ステップS22に制御を切り替える。
ステップS22において、CPU110は、収集条件をセットする。収集条件はたとえば、生画像データ71を保存するか否かを判断するための条件である。
ステップS23において、CPU110は、画像処理で再計測が行なわれたか否かを判定する。つまり、CPU110は、生画像データ71に対する画像計測処理が行なわれたか否かを判定する。
再計測が行なわれたと判定した場合(ステップS23においてYES)、CPU110は、ステップS24に制御を切り替える。
ステップS24において、CPU110は、生画像データ71、第2結果75、関連情報76、圧縮画像データ72、および第1結果74を計測結果DB139に保存して処理を終了する。
再計測が行なわれていないと判定した場合(ステップS23においてNO)、CPU110は、ステップS25に制御を切り替える。
ステップS25において、CPU110は、収集条件を満たすか否かを判定する。
収集条件を満たすと判定した場合(ステップS25においてYES)、CPU110は、ステップS26に制御を切り替える。
ステップS26において、CPU110は、生画像データ71、関連情報76、圧縮画像データ72、および第1結果74を計測結果DB139に保存して処理を終了する。
収集条件を満たさないと判定した場合(ステップS25においてNO)、CPU110は、ステップS27に制御を切り替える。
ステップS27において、CPU110は、関連情報76、圧縮画像データ72、および第1結果74を計測結果DB139に保存して処理を終了する。
なお、CPU110は、関連情報76のうち、一部の情報のみ保存するようにしてもよく、あるいは、関連情報76を保存しなくてもよい。たとえば、関連情報76のうち処理条件については、保存せずに、中間情報のみ保存するようにしてもよい。
<F.圧縮率の評価方法および処理条件の設定方法>
画像処理装置1は、第1結果74の信頼度を評価するための評価部80を備えてもよい。また、画像処理装置1は、計測条件41、圧縮率21、収集条件61などを設定するための設定部90を備えてもよい。図7は、計測結果の評価および処理条件の設定をする際に機能する画像処理装置1の機能構成の一例を示す図である。
画像処理装置1は評価部80および設定部90を備えてもよい。たとえば、ユーザがタッチパネル3bを操作して、第1結果74の信頼度を評価することの指示を制御部10が受け付けたとする。この場合、制御部10は、評価部80に第1結果74の信頼度を評価することを指示するとともに、評価結果を圧縮率21と関連付けて提示する(S9)。
評価部80は、計測結果DB139に保存されている、第1結果74を第2結果75と比較することで、第1結果74の信頼度を評価する。具体的には、第1結果74と第2結果75とが異なる結果である割合を算出する。
制御部10は、評価部80が算出した結果を圧縮率21とともに表示部3aに表示する。そのため、ユーザは、設定されている圧縮率21における誤検出率に基づいて、圧縮率21を変更すべきか否かを決定することができる。
なお、第1結果74の信頼度を評価するにあたって、誤検出率を算出するものとしてが、生画像データ71に対して画像計測処理を実行することで得られる情報を基準として、復元画像データ73に対して画像計測処理を実行することで得られる情報がどの程度乖離しているかを算出してもよい。具体的には、生画像データ71から算出される特徴量と、復元画像データ73から算出される特徴量とを比較し、どの程度乖離するかを算出し、この乖離度合いを表示部3aに表示する構成であってもよい。
なお、制御部10は、計測結果DB139に保存されている生画像データ71に対する画像計測を実行するように計測部40に指示してもよい。その後、制御部10は、生画像データ71から得られる第2結果75と復元画像データ73から得られる第1結果74とに基づいて圧縮率21が計測結果に与える影響を評価するように評価部80に指示してもよい。
設定部90は、圧縮率21、計測条件41、および収集条件61等の処理条件を設定する。ユーザがタッチパネル3bを操作することで、設定情報が操作表示装置3から画像処理装置1に送信される。設定情報とは、処理条件を特定可能な情報である。設定部90は、設定情報を一時的に保存する。処理条件の決定を示す情報が送られると、制御部10は、処理条件を決定するように設定部90に設定指示を行なう(S9)。設定指示が行なわれると設定部90は、一時的に保存した設定情報を確定する。
たとえば、ユーザは、評価部80によって表示された評価結果に基づいて設定情報を入力、決定する。
図8は、計測から第1結果74の評価までを模式的に示した図である。図8に示すように、画像処理装置1は、生画像データ71を圧縮、復元して復元画像データ73を生成する(P1)。その後、画像処理装置1は、復元画像データ73に対して計測を行ない、第1特徴量および第1結果74を取得する(P2)。画像処理装置1は、第1特徴量に基づいて、再計測が必要か否かを判定する(P3)。画像処理装置1は、再計測が必要であると判定した場合に、生画像データ71に対して計測を行ない、第2結果75および第2特徴量を取得する(P4)。その後、画像処理装置1は、復元画像データ73に対して実行する画像計測処理によって得られる情報と、生画像データ71に対して実行する画像計測処理によって得られる情報とを比較して、第1結果74の信頼度を評価する。
このように、第1結果74の信頼度と圧縮率とを表示部3aに表示することで、ユーザは、計測結果に影響を与えない範囲の圧縮率を設定することができる。
なお、画像計測処理として、モデル画像との相関値を算出する場合、設定部90が設定する計測条件41には、モデル画像が含まれる。制御部10は、モデル画像データ(基準データ)の登録がユーザによってされた場合に、圧縮部20にモデル画像データを圧縮させてJPEG形式のモデル画像データを生成させ、復元部30にJPEG形式のモデル画像データをbmp形式のモデル画像データに復元させた後、当該bmp形式のモデル画像データを計測条件41として設定部90に設定させてもよい。
また、制御部10は、モデル画像データについては、圧縮および復元をさせずに、設定部90に計測条件41として設定させてもよい。
<G,評価結果の表示例>
ユーザは、たとえば、画像処理の設定条件を決定する際に、第1結果74の信頼度を評価した結果を表示部3aに表示させることができる。たとえば、ユーザは、画像処理条件を設定するにあたって、圧縮率を変更することができる。図9は、圧縮率の設定画面の一例を示す図である。
ユーザがタッチパネル3bを操作して、評価結果の表示を指示すると、評価結果が表示部3aに表示される。たとえば、ユーザが設定画面83の圧縮率タブ84を選択すると、評価結果が表示部3aに表示される。
たとえば、特徴量の散布図85が表示される。散布図85には、しきい値を示す指示線851が示されている。指示線851よりも上のエリアは良品エリア852であって、下のエリアは不良品エリア853である。
散布図85において、生画像データ71に基づく特徴量であるか、復元画像データ73に基づく特徴量であるかに応じて、プロットの表示態様を異ならせている。また、散布図85において、生画像データ71に基づく良否判定結果と復元画像データ73に基づく良否判定結果とが一致するか否かに応じてプロットの表示態様を異ならせている。
具体的には、生画像データ71については白丸マーク854で特徴量がプロットされ、復元画像データ73の特徴量のうち、生画像データ71に基づく良否判定結果と一致するものは白色の四角マーク855でプロットされ、一致しないものは黒色の四角マーク856でプロットされる。
さらに、ユーザは、圧縮率変更エリア86のプルダウン式のタブ861を操作することで、圧縮率を選択することができ、OKボタン88を操作することで、圧縮率を変更することができる。一方、ユーザはキャンセルボタン89を操作することで、圧縮率の変更を取り消すことができる。
また、信頼度エリア87には、第1結果74の信頼度に関する情報として、誤検出率と特徴量の乖離度とが表示される。
[付記]
以上のように、本実施の形態は以下のような開示を含む。
(構成1)
画像計測を行なう画像処理装置(1)であって、
データ記憶部(139)にアクセス可能な制御部(10)と、
予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部(40)と、
前記第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部(20)と、
前記第2のデータ形式の画像データを前記第1のデータ形式の画像データに復元する復元部(30)とを備え、
前記制御部は、
前記圧縮部に、対象物を撮像して得られた前記第1のデータ形式の第1の画像データ(71)から前記第2のデータ形式の第2の画像データ(72)を生成させ(S1)、
前記復元部に、前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データ(73)に復元させ(S2)、
前記データ記憶部に、前記第2の画像データと前記第3の画像データを前記計測部に入力して得られる前記画像計測結果(74)とを関連付けて保存する(S3,S6)、画像処理装置。
(構成2)
前記制御部は、さらに、前記データ記憶部に、任意に設定される収集条件(61)を満たす前記第1の画像データを、前記第2の画像データに関連付けて保存する(S6)、構成1に記載の画像処理装置。
(構成3)
前記画像計測処理は、前記第1のデータ形式の画像データから特徴量を算出する処理(S15、S15b)と、当該特徴量を予め与えられたしきい値と比較することで前記画像計測結果を生成する処理(S16、S16b)とを含み、
前記特徴量が前記しきい値を含む予め定められた範囲内か否かを判定する判定部(50)をさらに備え、
前記制御部は、さらに、
前記判定部に、前記第3の画像データから算出される第1の特徴量が前記範囲内か否かを判定させ(S4)、
前記判定部が判定した結果に応じて、前記計測部に前記第1の画像データを入力して前記画像計測結果を出力させる(S5)、構成1または構成2に記載の画像処理装置。
(構成4)
前記制御部は、さらに、前記データ記憶部に、前記第1の画像データを前記計測部に入力して得られる第1の画像計測結果(75)および前記第1の画像データ(71)を、前記第3の画像データ(73)を前記計測部に入力して得られる第2の画像計測結果(75)に関連付けて保存させる(S6,S24)、構成3に記載の画像処理装置。
(構成5)
前記第2の画像計測結果を前記第1の画像計測結果と比較することで、当該第2の画像計測結果の信頼度を評価する評価部(80)をさらに備え、
前記制御部は、さらに、
前記データ記憶部に、前記第2の画像計測結果と、前記第2の画像データの圧縮度合いとを関連付けて保存し(S24)、
前記評価部に前記信頼度を評価させ、当該信頼度と前記第2の画像データの圧縮度合いとを関連付けて提示する(S8、83)、請求項4に記載の画像処理装置。
(構成6)
前記制御部は、前記第1の画像データに対する前記画像計測処理の実行の選択が受け付けられた場合、前記第3の画像データに対する前記画像計測処理の実行をすることなく、前記計測部に前記第1の画像データに対する前記画像計測処理の実行をさせ、前記画像計測結果を出力させる(S12、S15b,S16b)、構成1〜構成5のうちいずれかに記載の画像処理装置。
(構成7)
画像計測を行なう画像処理システム(SYS)であって、
データを記憶するデータ記憶部(139)と、
前記データ記憶部にアクセス可能な制御部(10)と、
予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部(40)と、
前記第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部(20)と、
前記第2のデータ形式の画像データを前記第1のデータ形式の画像データに復元する復元部(30)とを備え、
前記制御部は、
前記圧縮部に、対象物を撮像して得られた前記第1のデータ形式の第1の画像データ(71)から前記第2のデータ形式の第2の画像データ(72)を生成させ(S1)、
前記復元部に、前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データ(73)に復元させ(S2)、
前記データ記憶部に、前記第2の画像データと前記第3の画像データを前記計測部に入力して得られる前記画像計測結果(74)とを関連付けて保存させる(S3,S6)、画像処理システム。
(構成8)
画像計測を行なう画像処理プログラム(133,135)であって、
コンピュータに、
対象物を撮像して得られた第1のデータ形式の第1の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の第2の画像データを生成するステップ(S1)と、
前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データに復元するステップ(S2)と、
前記第3の画像データに対して画像計測処理を実行して画像計測結果を得るステップと(S3)、
前記画像計測結果と前記第2の画像データとを関連付けて保存するステップとを実行させる(S6)、画像処理プログラム。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組み合わせても、実施することが意図される。
SYS 画像処理システム、1 画像処理装置、2 カメラ、3 操作表示装置、3a 表示部、3b タッチパネル、4 PLC、4a 搬送装置、5 サーバ、6 外部メモリ、10 制御部、20 圧縮部、21 圧縮率、30 復元部、40 計測部、41 計測条件、50 判定部、60 保存処理部、61 収集条件、70 処理情報、71 生画像データ、72 圧縮画像データ、73 復元画像データ、74 第1結果、75 第2結果、76 関連情報、80 評価部、90 設定部、110 CPU、120 メインメモリ、130 ハードディスク、131 設定プログラム、133 画像処理プログラム、135 保存プログラム、137 評価プログラム、140 カメラI/F、141 バッファ領域、150 表示コントローラ、160 入力I/F、170 外部メモリI/F、180 通信I/F、190 バス、139 計測結果DB。

Claims (9)

  1. 画像計測を行なう画像処理装置であって、
    データ記憶部にアクセス可能な制御部と、
    予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部と、
    前記第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部と、
    前記第2のデータ形式の画像データを前記第1のデータ形式の画像データに復元する復元部とを備え、
    前記制御部は、
    前記圧縮部に、対象物を撮像して得られた前記第1のデータ形式の第1の画像データから前記第2のデータ形式の第2の画像データを生成させ、
    前記復元部に、前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データに復元させ、
    前記データ記憶部に、前記第2の画像データと、前記第3の画像データを前記計測部に入力して得られる前記画像計測結果とを関連付けて保存し、
    前記画像計測処理は、前記第1のデータ形式の画像データから特徴量を算出する処理と、当該特徴量を予め与えられたしきい値と比較することで前記画像計測結果を生成する処理とを含み、
    前記特徴量が前記しきい値を含む予め定められた範囲内か否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記判定部に、前記第3の画像データから算出される第1の特徴量が前記範囲内か否かを判定させ、
    前記判定部が判定した結果に応じて、前記計測部に前記第1の画像データを入力して前記画像計測結果を出力させる、画像処理装置。
  2. 画像計測を行なう画像処理装置であって、
    データ記憶部にアクセス可能な制御部と、
    予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部と、
    前記第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部と、
    前記第2のデータ形式の画像データを前記第1のデータ形式の画像データに復元する復元部とを備え、
    前記制御部は、
    前記圧縮部に、対象物を撮像して得られた前記第1のデータ形式の第1の画像データから前記第2のデータ形式の第2の画像データを生成させ、
    前記復元部に、前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データに復元させ、
    前記データ記憶部に、前記第2の画像データと、前記第3の画像データを前記計測部に入力して得られる前記画像計測結果とを関連付けて保存し、
    前記制御部は、前記第1の画像データに対する前記画像計測処理の実行の選択が受け付けられた場合、前記第3の画像データに対する前記画像計測処理の実行をすることなく、前記計測部に前記第1の画像データに対する前記画像計測処理の実行をさせ、前記画像計測結果を出力させる、画像処理装置。
  3. 前記制御部は、さらに、前記データ記憶部に、任意に設定される収集条件を満たす前記第1の画像データを、前記第2の画像データに関連付けて保存する、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、さらに、前記データ記憶部に、前記第1の画像データを前記計測部に入力して得られる第1の画像計測結果および前記第1の画像データを、前記第3の画像データを前記計測部に入力して得られる第2の画像計測結果に関連付けて保存する、請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2の画像計測結果を前記第1の画像計測結果と比較することで、当該第2の画像計測結果の信頼度を評価する評価部をさらに備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記データ記憶部に、前記第2の画像計測結果と、前記第2の画像データの圧縮度合いとを関連付けて保存し、
    前記評価部に前記信頼度を評価させ、当該信頼度と前記第2の画像データの圧縮度合いとを関連付けて提示する、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 画像計測を行なう画像処理システムであって、
    データを記憶するデータ記憶部と、
    前記データ記憶部にアクセス可能な制御部と、
    予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部と、
    前記第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部と、
    前記第2のデータ形式の画像データを前記第1のデータ形式の画像データに復元する復元部とを備え、
    前記制御部は、
    前記圧縮部に、対象物を撮像して得られた前記第1のデータ形式の第1の画像データから前記第2のデータ形式の第2の画像データを生成させ、
    前記復元部に、前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データに復元させ、
    前記データ記憶部に、前記第2の画像データと、前記第3の画像データを前記計測部に入力して得られる前記画像計測結果とを関連付けて保存し、
    前記画像計測処理は、前記第1のデータ形式の画像データから特徴量を算出する処理と、当該特徴量を予め与えられたしきい値と比較することで前記画像計測結果を生成する処理とを含み、
    前記特徴量が前記しきい値を含む予め定められた範囲内か否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記制御部は、さらに、
    前記判定部に、前記第3の画像データから算出される第1の特徴量が前記範囲内か否かを判定させ、
    前記判定部が判定した結果に応じて、前記計測部に前記第1の画像データを入力して前記画像計測結果を出力させる、画像処理システム。
  7. 画像計測を行なう画像処理システムであって、
    データを記憶するデータ記憶部と、
    前記データ記憶部にアクセス可能な制御部と、
    予め定められた計測条件に基づいて、第1のデータ形式の画像データに対する画像計測処理を実行することで、画像計測結果を出力する計測部と、
    前記第1のデータ形式の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の画像データを生成する圧縮部と、
    前記第2のデータ形式の画像データを前記第1のデータ形式の画像データに復元する復元部とを備え、
    前記制御部は、
    前記圧縮部に、対象物を撮像して得られた前記第1のデータ形式の第1の画像データから前記第2のデータ形式の第2の画像データを生成させ、
    前記復元部に、前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データに復元させ、
    前記データ記憶部に、前記第2の画像データと、前記第3の画像データを前記計測部に入力して得られる前記画像計測結果とを関連付けて保存し、
    前記制御部は、前記第1の画像データに対する前記画像計測処理の実行の選択が受け付けられた場合、前記第3の画像データに対する前記画像計測処理の実行をすることなく、前記計測部に前記第1の画像データに対する前記画像計測処理の実行をさせ、前記画像計測結果を出力させる、画像処理システム。
  8. 画像計測を行なう画像処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    対象物を撮像して得られた第1のデータ形式の第1の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の第2の画像データを生成するステップと、
    前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データに復元するステップと、
    前記第3の画像データに対して画像計測処理を実行して画像計測結果を得るステップと、
    前記画像計測結果と前記第2の画像データとを関連付けて保存するステップとを実行させ、
    前記画像計測処理は、前記第1のデータ形式の画像データから特徴量を算出する処理と、当該特徴量を予め与えられたしきい値と比較することで前記画像計測結果を生成する処理とを含み、
    前記画像処理プログラムは、さらに前記コンピュータに、
    前記第3の画像データから算出される第1の特徴量が、前記しきい値を含む予め定められた範囲内か否かを判定するステップと、
    前記判定の結果に応じて、前記第1の画像データに対して前記画像計測処理によって前記画像計測結果を出力させるステップとを実行させる、画像処理プログラム。
  9. 画像計測を行なう画像処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    対象物を撮像して得られた第1のデータ形式の第1の画像データを非可逆圧縮して第2のデータ形式の第2の画像データを生成するステップと、
    前記第2の画像データを前記第1のデータ形式の第3の画像データに復元するステップと、
    前記第3の画像データに対して画像計測処理を実行して画像計測結果を得るステップと、
    前記画像計測結果と前記第2の画像データとを関連付けて保存するステップと、
    前記第1の画像データに対する前記画像計測処理の実行の選択が受け付けられた場合、前記第3の画像データに対する前記画像計測処理の実行をすることなく、前記第1の画像データに対する前記画像計測処理によって前記画像計測結果を出力するステップとを実行させる、画像処理プログラム。
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