JP6907523B2 - 乾燥装置および液体吐出装置 - Google Patents

乾燥装置および液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6907523B2
JP6907523B2 JP2016244713A JP2016244713A JP6907523B2 JP 6907523 B2 JP6907523 B2 JP 6907523B2 JP 2016244713 A JP2016244713 A JP 2016244713A JP 2016244713 A JP2016244713 A JP 2016244713A JP 6907523 B2 JP6907523 B2 JP 6907523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
drying mechanism
ink
media
droplet ejection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016244713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017114123A (ja
Inventor
佐藤 充
充 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Publication of JP2017114123A publication Critical patent/JP2017114123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907523B2 publication Critical patent/JP6907523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

本発明は、乾燥装置および液体吐出装置に関する。
従来、記録媒体(以下、「メディア」という。)にインクを塗布した後、乾燥させる工程を伴うラインインクジェット印刷装置が知られている。
従来のラインインクジェット印刷装置において、特に水性インクを浸透するメディアに印字した場合、インク中の水分がメディアの原紙層に浸透して「にじみ」を生じてしまう、という問題が有る。そのため、ラインインクジェット印刷装置は、そのにじみの発生を防ぐため、瞬時に印刷面を乾燥させる必要がある。
また、メディアが非浸透性の場合も、インクの溢れ(にじみ)を防止するため、ラインインクジェット印刷装置においては、上述と同様の乾燥が重要となる。
従来のラインインクジェット印刷装置においては、インクを塗布した後に温風を吹き付けることによって印刷面を乾燥させている。しかしながら、従来のラインインクジェット印刷装置においては、短時間で乾燥させるためには、多大な風速及び温度の温風を要する、という問題が有る。そのため、従来のラインインクジェット印刷装置においては、乾燥時間を長くするという手法も講じられているが、低生産性や、メディアのパスが長くなり装置の大型化を招いてしまう、という問題が有る。
ところで、上述した従来のラインインクジェット印刷装置として、「インクジェットプリンタ」とした名称において特許文献1に開示された構成のものがある。
特許文献1に開示されたインクジェットプリンタは、メディアの搬送方向下流側のプラテンローラ上において、そのメディアに向けて温風を吹きつける乾燥手段を設けたものである。そして、その乾燥手段は、温風吹き出し口からの温風吹き出し方向を記録紙送り方向に向けて傾けた構成にしている。
上述の構成により、乾燥手段からの温風がインクジェットヘッドのノズル付近に到達することが少なくなり、温風の影響によるインク液滴の吐出方向の乱れがなくなる、としている。しかしながら、特許文献1に開示されたインクジェットプリンタによれば、乾燥の効率化についての効果は少なく、従って高生産性に対応できていない。
そこで本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷の生産性を高めるとともに、乾燥に要する記録媒体の搬送路長を短縮して装置本体の省スペース化を図ることができる乾燥装置および液体吐出装置の提供を目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、液滴吐出ヘッドから吐出して塗布された記録媒体上のインクを乾燥させる乾燥装置において、前記液滴吐出ヘッドに対向して搬送される前記記録媒体を吸引しつつ加熱する一次乾燥機構と、前記一次乾燥機構の前記記録媒体の搬送方向下流側に配されて、前記記録媒体をU字形状に吊下し、該U字形状に吊下された前記記録媒体のインク塗布面に向けて温風を吹き付ける二次乾燥機構と、前記一次乾燥機構および前記二次乾燥機構を制御する制御部と、を有し、前記二次乾燥機構は、U字形状に吊下された前記記録媒体のインク非塗布面であって上流側部分及び下流側部分を吸引する吸引部を有しており、該吸引部をU字形状にした前記記録媒体のインク非塗布面を挟む両側に対向して配設している、ことを特徴とする。
本発明によれば、印刷の生産性を高めるとともに、乾燥に要する記録媒体の搬送路長を短縮して装置本体の省スペース化を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す正面図である。 図2は、インクジェットプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、乾燥装置の一部をなす一対の加熱部を拡大して示す拡大斜視図である。 図4は、温風吹き付け部による温風吹付け風速と一対の加熱部による吸引圧との関係を示すグラフである。 図5は、メディア上におけるインクの塗着から乾燥までの作像プロセスを概略的に示す図である。 図6は、第3の実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成を示す正面図である。 図7は、インクジェットプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照して、乾燥装置および液体吐出装置の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
ここで、図1は第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の概略構成を示す正面図、図2はインクジェットプリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図、図3は乾燥装置Aの一部をなす一対の加熱部28を拡大して示す拡大斜視図である。
図1に示す第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1は、液体吐出装置である。インクジェットプリンタ1は、インクジェット方式により、後述する液滴吐出ヘッド21〜25からメディアPに水性インクを吐出して塗布する。メディアPは、水性インクを浸透しない非浸透メディアである。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、送給部10、乾燥装置A、搬送部であるメディア搬送ローラ30及び画像が定着したメディアPを巻き取るための巻き取り部40をメディアPの搬送方向α上流側から下流側に向けて順に配列した構成になっている。
乾燥装置Aは、後述する液滴吐出ヘッド21〜25から吐出してメディアPに塗布したインクを乾燥させる複数の乾燥部20を有している。
図2に示すように、送給部10、乾燥装置Aを構成する複数の乾燥部20、液滴吐出ヘッド21〜25、メディア搬送ローラ30及び巻き取り部40は制御部70にそれぞれ接続されて適宜に駆動制御されるようになっている。制御部70は、CPU(Central Processing Unit)にソフトウェア(プログラム)を実行させること、すなわち、ソフトウェア(プログラム)により実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(プログラム)およびハードウェアを併用して実現してもよい。
送給部10は、メディアPをロール状に巻回したロール部11、このロール部11から送り出されたメディアPに先塗り液の塗布を行うための先塗り塗布部12、及び先塗り液を乾燥させるための先塗り乾燥装置13を配設したものである。
「先塗り液」は、インク中の顔料の凝集性を高め、メディアPの表面に顔料の留まり、にじみを改善する効果を有するものである。
上述した送給部10においては、先塗り塗布部12によってメディアPに先塗り液を塗布した後、先塗り乾燥装置13によって先塗り液を乾燥している。
上述した送給部10の搬送方向αの下流側には、メディアPにインクを吐出し、画像を形成するラインヘッドにより構成された液滴吐出ヘッド21〜25が、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローY、ホワイトWのインク毎に順に配列されている。
上述の各液滴吐出ヘッド21〜25は、後述するメディア搬送ローラ30に設けられた回転速度を検出するエンコーダ31に同期させてインクを吐出することにより、高精度に塗布位置を決定している。
本実施形態において示す乾燥部20は、液滴吐出ヘッド21〜25毎に配設されており、メディアPに塗布されているインクを乾燥するための一次乾燥機構20Aと、二次乾燥機構20Bとを有している。
一次乾燥機構20Aは、液滴吐出ヘッド21〜25にそれぞれ対向して搬送されるメディアPを吸引しつつ加熱するものである。一次乾燥機構20Aは、メディアPを吸引することにより、液滴吐出ヘッド21〜25とメディアP間のギャップを維持させている。すなわち、一次乾燥機構20Aは、液滴吐出ヘッド21〜25とメディアPとを離間させている。ヘッド21〜25とメディアPのギャップは、約1mmである。
本実施形態のインクジェットプリンタ1の制御部70は、メディアPの搬送速度が30〜50m/minのとき、一次乾燥機構20AによるメディアPの加熱温度を40℃から80℃の範囲に設定している。
一次乾燥機構20Aは、搬送されるメディアPをガイドする一対の搬送ガイド16、一対の搬送ガイド16の間に配置されたヒーター26及びファン等を備えた吸引部27を有している。
一対の搬送ガイド16は、各液滴吐出ヘッド21〜25毎に互いに所定の間隔をおき、かつ、下記の加熱部28の各上端部近傍に配されている。この構成により、一次乾燥機構20Aは、一対の搬送ガイド16にガイドされるメディアPを、メディアPの下面(裏面)側から吸引部27によって吸引しつつヒーター26によって加熱して乾燥するようにしている。
二次乾燥機構20Bは、乾燥部20において、上述した一次乾燥機構20AのメディアPの搬送方向下流側に配されている。二次乾燥機構20Bは、搬送されるメディアPに対して温風を吹き付ける温風吹き付け部50と、搬送されるメディアPを加熱する一対の加熱部28を有している。
メディアPは、それぞれ異なる色の液滴吐出ヘッド21〜25に対応する搬送ガイド16間においてU字形状に吊り下げられている。以下においては、そのU字形状に吊り下げられている部分を「U字部分」という。
本実施形態において示す一対の加熱部28は、メディアPのU字部分の外面側(インク非塗布面)であって上流側部分Pa及び下流側部分Pbを吸引する吸引部としての機能を併有している。一対の加熱部28は、メディアPのU字部分の両側において対向するように配置されている。換言すると、二次乾燥機構20Bは、吸引部を兼ねる一対の加熱部28を、メディアPのU字部分の外面側(インク非塗布面)を挟む両側に対向して配設している。
吸引部を兼ねる一対の加熱部28は、メディアPのU字部分の下面(裏面)に面する内側にファン等の吸引機構28aが、また、外側にヒーター等の加熱機構28bが配置されている。
温風吹き付け部50は、上述した一対の加熱部28の間に所定の間隔をおいて対設されている。温風吹き付け部50は、メディアPのU字部分のインク塗布面Pdに向けて温風を吹き付けるようにしている。
温風吹き付け部50は、図3に示すような縦長の直方体形に形成された筐体51を備えている。メディアPのU字部分に向かう筐体51の両側壁面51a、51bには、メディアPのインク塗布面Pdに対して均一に温風を吹きつけるための多数の吹き付け孔52が所定の間隔にして配列されている。なお、矢印aは温風の吹き付け方向を示している。
温風吹き付け部50は、筐体51の上壁面51cに、吸気経路bを通じて外気を導入するための複数の導入部53を備えている。温風吹き付け部50の導入部53内には、導入した外気を加圧するためのファンと、その外気を加熱するためのヒーター54とが配設されている。温風吹き付け部50は、導入部53内のヒーター54によって所定の温度の温風を生成する。
ところで、インクジェットプリンタ1の制御部70は、メディアPの搬送速度が30〜50m/minのとき、上述した温風吹き付け部50からメディアPに吹き付ける温風について、そのメディアPのインク塗布面Pdにおいて風速10m/sec以上とし、かつ、そのメディアPの温度を60℃〜100℃に設定している。
また、本実施形態においては、制御部70は、一対の加熱部28のそれぞれの吸引圧を温風吹き付け部50による温風の吹き付け圧よりも大きくなるように制御している。これにより、一対の加熱部28が存在しない領域でメディアPに温風があたることによるバタツキを防止することができ、また、上述したメディアPのU字部分の安定性を確保できる。
さらに、制御部70は、温風吹き付け部50における温風の動圧と、一対の加熱部28における吸引圧との差を、ほぼ5kPa以下になるように制御している。この場合、誤差0.5kPaを考慮して、温風の動圧と吸引圧との差を4〜6kPaとしてよい。これにより、摩擦によって搬送不良につながるメディアPのロック状態を防止することができる。
[表1]および[表2]に、温風吹付風速(m/s)、動圧(Pa)、動圧(Kpa)、吸引圧(Kpa)、押圧、加熱部28以外の領域でのメディアPのばたつき及びメディアPの搬送ロックの関係を示す。
なお、「動圧」とは、空気の流速によって流れの方向に存在する圧力のことをいう。また、動圧は流速による運動エネルギーの上昇分であり次式で表すことができる。
Pv=ρ/2・V(Pa)
V:風速(m/s) ρ:空気の密度(Kg/m
Figure 0006907523
Figure 0006907523
[表1]は、メディアPの搬送速度が50m/minのときの関係を示し、[表2]は、メディアPの搬送速度が30m/minのときの関係を示すものである。
[表1]および[表2]に示されるように、メディアPの搬送速度が遅くなれば単位時間あたりの押圧は低くなり、メディアPの搬送速度が速くなれば単位時間あたりの押圧は高くなる。これは、メディアPの搬送速度が速い場合、単位時間あたりの押圧を高くしないとメディアPの浮き上がり(バタツキ)が発生してしまうからである。
また、メディアPの搬送速度が遅くなれば、単位時間あたりの押圧を低くしないとメディアPが吸着されてロックされてしまう。または、ロックしないまでも、メディアPの搬送速度が遅くなると、画像が縮むなどの不具合がある。しかし、メディアPの搬送速度が遅くなれば、長時間に亘ってメディアPを乾燥することができる。
図4は、温風吹き付け部50による温風吹付け風速と一対の加熱部28による吸引圧との関係を示すグラフである。図4に示すように、温風吹付け風速が上昇するにつれて吸引部を兼ねる一対の加熱部28による吸引圧を低下している。
メディアPは、制御部70の制御によって搬送速度を一定に保ちながらメディア搬送ローラ30によって搬送されている。ここで、インクジェットプリンタ1は、一次乾燥機構20Aの吸引部27及び二次乾燥機構20Bの一対の加熱部28によりメディアPに負荷を与えているため、メディアPが浮き上がることがなく、メディアPのU字部分が安定的に形成されて保持される。すなわち、上述したメディアPのU字部分は、温風吹き付け部50と一対の加熱部28により形状が安定し、搬送性の弊害になることがない。
ここで、図5はメディアP上におけるインクの塗着から乾燥までの作像プロセスを概略的に示す図である。図5(a)に示すメディアPへのインク60の塗着直後においては、二次乾燥機構20Bの温風吹き付け部50により温風が吹き付けられることにより、メディアP上に塗着したインク60(インク塗布面Pd)は、ドットが拡大し、メディアPからの加熱を受け易くなる。インク60のドットが拡大するのは、二次乾燥機構20Bによって熱せられることにより、インク60に含まれる表面活性剤がなくなり、濡れ性が良くなるからである。
更に、二次乾燥機構20Bの温風吹き付け部50により温風が吹き付けられることにより、図5(b)に示すように、メディアP上に塗着したインク60(インク塗布面Pd)は、顔料の凝集作用を生じる。より詳細には、二次乾燥機構20Bにより熱せられると、メディアP上に塗着したインク60(インク塗布面Pd)は、水分が蒸発し、増粘により顔料がメディアPにセットされる。また、この際、高濃度化したインク60中の有機溶剤がメディアPの先塗り液の表面を溶かすことで、顔料の定着性が向上する。
更に、二次乾燥機構20Bの温風吹き付け部50により温風が吹き付けられることにより、図5(c)に示すように、インク60中の有機溶剤が蒸発して樹脂皮膜61が形成される。
本実施形態のインクジェットプリンタ1によれば、例えばメディアPの搬送速度が50m/minのとき、二次乾燥機構20Bの温風吹き付け部50による温風のメディアP上での風速を10m/secとし、メディアPのインク塗布面Pdを60℃から100℃の範囲で加熱した場合、乾燥性の効果が得られる。また、本実施形態のインクジェットプリンタ1によれば、例えばメディアPの搬送速度が50m/minのとき、一次乾燥機構20AによってメディアPを40℃から80℃の範囲で加熱した場合、乾燥性の効果が得られる。また、本実施形態のインクジェットプリンタ1によれば、二次乾燥機構20Bの温風吹き付け部50による温風のメディアP上での風速を10〜30m/secの範囲にすることで、効率が良い乾燥性能が得られる。
以上詳述した第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1によれば、浸透系メディア、非浸透メディアを問わずに高画質な画像形成を高生産で行なうことができる。
上述したメディアPは、U字部分の外面側(インク非塗布面)の上流側部分Pa、下流側部分Pbの両側を一対の加熱部28によって吸着されつつ加熱される。これは、一次乾燥機構20Aと同様の構成となっているため、インクの乾燥が促進される効果を有する。
メディア搬送ローラ30は、上述した複数の乾燥部20を有する乾燥装置Aの下流側に配設されている。メディア搬送ローラ30は、メディアPにインクを確実に定着させる定着部32を有している。このメディア搬送ローラ30のメディアPの搬送速度と、送給部10のロール部11のメディアPの搬送速度との関係は、メディアPのU字部分を安定的に形成する関係上、下記に示す関係となっている。
メディア搬送ローラ30の搬送速度≦送給部10のロール部11の搬送速度
本実施形態においては、インクジェットプリンタ1は、メディアPのU字部分を安定に維持するために、そのメディアPのU字部分の下端部Pc近傍に測距センサSを設けている。測距センサSは、メディアPのU字部分の下端部Pcまでの距離を計測する。なお、測距センサSは、上述した制御部70の入力側に接続されている。制御部70は、測距センサSが計測したメディアPのU字部分の下端部Pcまでの距離を、メディア搬送ローラ30の回転速度にフィードバックしている。
すなわち、インクジェットプリンタ1の制御部70は、測距センサSによる計測距離が所定値よりも短くなった場合、メディアPのU字部分が伸びたことを意味するので、メディア搬送ローラ30の回転速度を速くする。一方、インクジェットプリンタ1の制御部70は、測距センサSによる計測距離が所定値よりも長くなった場合、メディアPのU字部分が縮んだことを意味するので、メディア搬送ローラ30の回転速度を遅くする。これにより、インクジェットプリンタ1の制御部70は、メディアPのU字部分の吊り下げ長さが一定となるように制御している。
ところで、本実施形態においては、液滴吐出ヘッド21〜25から吐出するインクは、非浸透メディアであるメディアPに印字可能な水性インクとしている。この水性インクは、樹脂を含んでいる。水性インクの樹脂は、加熱により溶解し、皮膜を作る。また、インクジェットプリンタ1は、水性インクに含まれる顔料をメディアPに定着させることにより、印字する。このため、公知のように、印字中に予めメディアPを加熱する一次乾燥機構20Aが必要となる。そして、塗布されたインクが完全に乾燥していないメディアPは、二次乾燥機構20Bに搬送されて乾燥される。
上述した第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ1によれば、次の効果を得ることができる。
インクジェットプリンタ1は、一次乾燥機構20A及二次乾燥機構20Bを設けているので、乾燥効率を上げることができ、印刷の生産性を高められる。また、インクジェットプリンタ1は、乾燥に要するメディアPのパス(搬送路長)を短縮することができ、プリンタ本体の省スペース化を実現することができる。
さらに、メディアPのU字部分を外側から吸引してガイドしない状態において一対の加熱部28によって温風をメディアPのU字部分に吹き付けると、そのメディアPのU字部分の安定が無くなり、メディアPが暴れてしまう。そこで、インクジェットプリンタ1は、吸引部を兼ねる一対の加熱部28によりメディアPのU字部分を外側から吸引保持することにより、メディアPのU字部分の形状を安定させて形成を保持することができる。
また、インクジェットプリンタ1は、上述した吸引部を兼ねる一対の加熱部28を配設することによってメディアPのU字部分を安定させられるので、メディアPのU字部分の下端部Pcに安定のために配置する搬送ローラを削除することが可能となる。これにより、インクジェットプリンタ1は、メディアPのインク塗布面に接触する搬送ローラにインクが転写(ブロッキング)することがなくなる。
さらに、インクジェットプリンタ1は、吸引部を兼ねる一対の加熱部28によりメディアPを吸引することにより、メディアPに負荷を与え、浮き上がりを防止するとともにメディアPにテンションをかけることができる。さらに、インクジェットプリンタ1は、吸引部を兼ねる一対の加熱部28により吸引と同時にメディアPを加熱することにより乾燥性を上げることができる。
さらにまた、インクジェットプリンタ1は、一次乾燥機構20Aの加熱によるメディアP上の温度範囲を明確にすることにより、より高い乾燥効果を得られる。さらに、インクジェットプリンタ1は、二次乾燥機構20Bの加熱によるメディアP上の風速、温度範囲を明確にすることによっても、さらに高い乾燥効果を得られる。
すなわち、インクジェットプリンタ1によれば、プリンタ本体の省スペース化と乾燥性能を維持しつつ、乾燥加熱による液滴吐出ヘッド21〜25のインク吐出の信頼性を確保でき、各色の液滴吐出ヘッド21〜25のインクが吐着されるメディアPの温度を一定に保てるため、経時においても安定した画像品質を得ることができる。
なお、上述した実施形態においては、上述した一対の加熱部28が、メディアPのU字部分の上流側部分Pa及び下流側部分Pbを吸引する吸引部としての機能を併有した構成のものを例示したが、この構成に限るものではなく、一対の加熱部28と吸引部とを個別に配設してもよい。また、一次乾燥機構20Aと二次乾燥機構20Bの一対の加熱部28を入れ替えた構成にすることができる。この場合にも、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、前述した第1の実施形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
第1の実施形態で説明したメディアP上におけるインクの塗着から乾燥までの作像プロセスによれば、メディアPの温度が異なると画像品質も異なってしまうことになるので、メディアPの温度は一定であることが安定した画像を得るために必要である。
ここで、前述したように液滴吐出ヘッド21〜25とメディアPとのギャップは約1mmと小さいため、液滴吐出ヘッド21〜25は、メディアPの熱で加温されることになる。そのため、従来のインクジェットプリンタにおいては、液滴吐出ヘッド21〜25のノズル近傍のインクがメディアPの熱によって乾いてしまい、液滴吐出ヘッド21〜25において正常なインクの吐出が不可能となり、異常画像になってしまうといった不具合が生じていた。なお、本実施形態のインクジェットプリンタ1においては、ヘッド21〜25近傍の温度が45℃以上になった場合に、インク不吐出の発生頻度が高くなることが確認されている。すなわち、45℃以下が、吐出が保障されている温度である。
また、インクジェットプリンタ1の液滴吐出ヘッド21〜25は、メディアPの搬送方向αの上流側から下流側に向けて順に配列されている。そして、一次乾燥機構20Aおよび二次乾燥機構20BによってメディアPは徐々に蓄熱されることになり、ホワイトインクの液滴吐出ヘッド25下のメディアPが最も高温になる。特に、メディアPが蓄熱性の高いメディアである場合、その傾向は顕著である。しかしながら、図5で説明したように、安定した画像品質を得るために、メディアPの温度を一定にする必要がある。
そこで、第2の実施形態のインクジェットプリンタ1では、メディアPの搬送方向αの上流側から下流側に向かう液滴吐出ヘッド21〜25下のメディアPの段階的な温度上昇を抑えるため、制御部70が、メディアPの搬送方向αの上流側から下流側に向かう液滴吐出ヘッド21〜25に対応してそれぞれ設けられる各二次乾燥機構20Bの温風吹きつけ部50の温風吹き付けによるメディアPの加熱温度を、メディアPの搬送方向αの上流側から下流側に向かう各二次乾燥機構20Bにおいて5℃を上限として段階的に減少させる。
このように本実施形態によれば、制御部70が、メディアPの搬送方向αの上流側から下流側に従って二次乾燥機構20Bの温風吹きつけ部50の温風吹き付けによるメディアPの加熱温度を5℃を上限として段階的に減少させるようにした。これにより、メディアPの温度を一定にすることができ、安定した画像品質を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。なお、前述した第1の実施形態または第2の実施形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
第1の実施形態および第2の実施形態で説明したように、メディアP上におけるインクの塗着から乾燥までの作像プロセスによれば、メディアPの温度が異なると画像品質も異なってしまうことになるので、メディアPの温度は一定であることが安定した画像を得るために必要である。また、一次乾燥機構20Aおよび二次乾燥機構20BによってメディアPは徐々に蓄熱されることになり、ホワイトインクの液滴吐出ヘッド25下のメディアPが最も高温になる。
ここで、図6は第3の実施形態に係るインクジェットプリンタ1の概略構成を示す正面図、図7はインクジェットプリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。図6および図7に示すように、第3の実施形態のインクジェットプリンタ1では、液滴吐出ヘッド21〜25の近傍でありメディアPに対向する位置に、非接触温度センサ29c,29m,29y,29wを設けている。非接触温度センサ29c,29m,29y,29wは、液滴吐出ヘッド21〜25の近傍の雰囲気温度を検知する。なお、非接触温度センサ29c,29m,29y,29wは、制御部70の入力側に接続されている。
そして、制御部70は、非接触温度センサ29c,29m,29y,29wにおける検知温度が45℃以上(吐出が保障されている温度以上)になった場合、増加分に応じて、上流側に位置する何れかの液滴吐出ヘッド(例えば、前段あるいは前々段に位置する液滴吐出ヘッドなど)に対応する二次乾燥機構20Bの温風吹き付け部50の温風吹き付けによるメディアPの加熱温度を下げるとともに、温風吹き付け部50の温風吹き付けの風速を増加させる。このように温風吹き付け部50の温風吹き付けの風速を増加させるのは、メディアPの加熱温度を下げることで生じるインクの乾燥効率の低下を、温風吹き付け部50の風速をあげることで解消するためである。なお、温風吹き付け部50の温風吹き付け速度と一対の加熱部28による吸引圧との関係は図4に示した通りである。
このように本実施形態によれば、メディアPの蓄熱を抑え、メディアPの温度を一定にすることができ、安定した画像品質を得ることができる。
1 液体吐出装置
10 送給部
11 ロール部
12 先塗り塗布部
13 先塗り乾燥装置
16 搬送ガイド
20 乾燥部
20A 一次乾燥機構
20B 二次乾燥機構
21〜25 液滴吐出ヘッド
26 ヒーター
28 加熱部(吸引部)
29c,29m,29y,29w 非接触温度センサ
30 搬送部
40 巻き取り部
50 温風吹き付け部
51 筐体
52 吹き付け孔
54 ヒーター
70 制御部
P 記録媒体(メディア)
Pa 上流側部分
Pb 下流側部分
Pc 下端部
Pd インク塗布面
特開2001−334647号公報

Claims (11)

  1. 液滴吐出ヘッドから吐出して塗布された記録媒体上のインクを乾燥させる乾燥装置において、
    前記液滴吐出ヘッドに対向して搬送される前記記録媒体を吸引しつつ加熱する一次乾燥機構と、
    前記一次乾燥機構の前記記録媒体の搬送方向下流側に配されて、前記記録媒体をU字形状に吊下し、該U字形状に吊下された前記記録媒体のインク塗布面に向けて温風を吹き付ける二次乾燥機構と、
    前記一次乾燥機構および前記二次乾燥機構を制御する制御部と、
    を有し
    前記二次乾燥機構は、U字形状に吊下された前記記録媒体のインク非塗布面であって上流側部分及び下流側部分を吸引する吸引部を有しており、該吸引部をU字形状にした前記記録媒体のインク非塗布面を挟む両側に対向して配設している、
    いることを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向の上流側から下流側に向かう複数の前記液滴吐出ヘッドに対応してそれぞれ設けられる複数の前記二次乾燥機構の温風吹き付けによる前記記録媒体の加熱温度を、前記記録媒体の搬送方向の上流側から下流側に向かう複数の前記二次乾燥機構において5℃を上限として段階的に減少させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記液滴吐出ヘッドの近傍であり前記記録媒体に対向する位置に、当該液滴吐出ヘッドの近傍の雰囲気温度を検知する非接触温度センサを備え、
    前記制御部は、前記非接触温度センサにおける検知温度が前記液滴吐出ヘッドにおける吐出が保障されている温度以上になった場合、増加分に応じて、上流側に位置する何れかの前記液滴吐出ヘッドに対応する前記二次乾燥機構の温風吹き付けによる前記記録媒体の加熱温度を下げるとともに、前記二次乾燥機構の温風吹き付けの風速を増加させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  4. 液滴吐出ヘッドから吐出して塗布された記録媒体上のインクを乾燥させる乾燥装置において、
    前記液滴吐出ヘッドに対向して搬送される前記記録媒体を吸引しつつ加熱する一次乾燥機構と、
    前記一次乾燥機構の前記記録媒体の搬送方向下流側に配されて、前記記録媒体をU字形状に吊下し、該U字形状に吊下された前記記録媒体のインク塗布面に向けて温風を吹き付ける二次乾燥機構と、
    前記一次乾燥機構および前記二次乾燥機構を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向の上流側から下流側に向かう複数の前記液滴吐出ヘッドに対応してそれぞれ設けられる複数の前記二次乾燥機構の温風吹き付けによる前記記録媒体の加熱温度を、前記記録媒体の搬送方向の上流側から下流側に向かう複数の前記二次乾燥機構において5℃を上限として段階的に減少させる、
    ことを特徴とする乾燥装置。
  5. 液滴吐出ヘッドから吐出して塗布された記録媒体上のインクを乾燥させる乾燥装置において、
    前記液滴吐出ヘッドに対向して搬送される前記記録媒体を吸引しつつ加熱する一次乾燥機構と、
    前記一次乾燥機構の前記記録媒体の搬送方向下流側に配されて、前記記録媒体をU字形状に吊下し、該U字形状に吊下された前記記録媒体のインク塗布面に向けて温風を吹き付ける二次乾燥機構と、
    前記一次乾燥機構および前記二次乾燥機構を制御する制御部と、
    前記液滴吐出ヘッドの近傍であり前記記録媒体に対向する位置に、当該液滴吐出ヘッドの近傍の雰囲気温度を検知する非接触温度センサと、
    を有し、
    前記制御部は、前記非接触温度センサにおける検知温度が前記液滴吐出ヘッドにおける吐出が保障されている温度以上になった場合、増加分に応じて、上流側に位置する何れかの前記液滴吐出ヘッドに対応する前記二次乾燥機構の温風吹き付けによる前記記録媒体の加熱温度を下げるとともに、前記二次乾燥機構の温風吹き付けの風速を増加させる、
    ことを特徴とする乾燥装置。
  6. 前記二次乾燥機構は、U字形状に吊下された前記記録媒体のインク非塗布面であって上流側部分及び下流側部分を吸引する吸引部を有しており、該吸引部をU字形状にした前記記録媒体のインク非塗布面を挟む両側に対向して配設している、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の乾燥装置。
  7. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送速度が30〜50m/minのとき、前記一次乾燥機構の加熱による前記記録媒体の温度を40℃から80℃の範囲に設定している、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  8. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送速度が30〜50m/minのとき、前記二次乾燥機構から前記記録媒体に吹き付ける温風の風速を該記録媒体のインク塗布面において風速10m/sec以上とし、かつ、前記記録媒体の温度を60℃から100℃の範囲に設定している、
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の乾燥装置。
  9. 前記制御部は、前記吸引部による吸引圧を、前記二次乾燥機構からの前記温風の動圧よりも大きくした、
    ことを特徴とする請求項1ないし3、6のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  10. 前記制御部は、前記二次乾燥機構による前記温風の動圧と、前記吸引部による吸引圧との差を5kPa以下にしている、
    ことを特徴とする請求項に記載の乾燥装置。
  11. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記記録媒体上にインクを吐出して塗布する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドから吐出して塗布された前記記録媒体上のインクを乾燥させる請求項1ないし10の何れか1項に記載の乾燥装置と、
    前記搬送部と前記液滴吐出ヘッドと前記乾燥装置とを制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
JP2016244713A 2015-12-21 2016-12-16 乾燥装置および液体吐出装置 Active JP6907523B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015248712 2015-12-21
JP2015248712 2015-12-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017114123A JP2017114123A (ja) 2017-06-29
JP6907523B2 true JP6907523B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=59231919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016244713A Active JP6907523B2 (ja) 2015-12-21 2016-12-16 乾燥装置および液体吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6907523B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10350912B1 (en) * 2018-03-23 2019-07-16 Xerox Corporation Printer and dryer for drying images on coated substrates in aqueous ink printers
JP2020029340A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 搬送装置
JP2021014024A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 ブラザー工業株式会社 インク吐出装置、インク乾燥方法、及び記録用水性インク

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08258243A (ja) * 1994-11-08 1996-10-08 Inoue Kinzoku Kogyo Kk 温度制御装置及び温度検出装置
JP2010158813A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Fujifilm Corp インクジェット記録方法及び装置
JP2010162830A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Seiko Epson Corp 被記録材の乾燥方法
JP5621278B2 (ja) * 2010-03-03 2014-11-12 セイコーエプソン株式会社 乾燥装置及び記録装置
US20110310158A1 (en) * 2010-06-21 2011-12-22 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Inkjet image forming apparatus and inkjet image forming method
JP2012139820A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Nk Works Kk プリンタ
JP5803250B2 (ja) * 2011-05-06 2015-11-04 セイコーエプソン株式会社 記録装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017114123A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8277015B2 (en) Image forming device
US9199494B2 (en) Recording apparatus
US10214031B2 (en) Inkjet print apparatus and recovery method of inkjet print apparatus
JP5239808B2 (ja) 記録装置
JP6907523B2 (ja) 乾燥装置および液体吐出装置
CN102729658A (zh) 干燥装置以及安装有该干燥装置的喷墨记录装置
JP2009248374A (ja) ターゲット搬送装置及び記録装置
JP2006212787A (ja) インクジェット記録装置
JP2005001303A (ja) インクジェットプリンタ
US9527323B2 (en) Liquid discharging apparatus
TWI771549B (zh) 表面印刷以及背面印刷兼用的噴墨印表機
US9481534B2 (en) Conveyance device, image-forming device, and medium conveyance method
JP2009249060A (ja) ターゲット支持装置、ターゲット搬送装置、及び記録装置
US20180117932A1 (en) Method for printing on a plurality of sheets; an inkjet printing apparatus
US10821747B1 (en) Printer having an aqueous ink drying system that attenuates image quality defects
US8388126B2 (en) Printing paper seasoning apparatus, method of seasoning of printing paper, and inkjet recording apparatus
JP2010162830A (ja) 被記録材の乾燥方法
JP2010158839A (ja) 記録装置
US9573392B2 (en) Ink printing apparatus, and method to operate an ink printing apparatus
JP2016068511A (ja) 液体吐出装置、テンション調整部の変位方法
JP2010082492A (ja) 処理液塗布装置、及び画像形成装置
JP2007331239A (ja) 液滴吐出装置
JP2010167620A (ja) 記録装置、記録装置の制御方法
JP2016168739A (ja) 液体吐出装置
JP2003094618A (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6907523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151