JP6907058B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

情報処理装置に入力するユーザ識別情報について、大文字と小文字とを区別するか否かを切り替えることができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来から、ユーザの識別情報のデータベースを管理し、ユーザによって情報処理装置に入力された識別情報に対応する識別情報が当該データベースに登録されている場合に、登録されているユーザに応じた操作画面を表示させる情報処理装置が知られている。
また従来、認証情報について大文字と小文字を区別して認証を行う認証システムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−290396号公報
ユーザの識別情報(例えば、ユーザ名)について大文字と小文字を区別する設定と、区別しない行う設定とを切り替えて使用することが考えられる。例えば、大文字と小文字を区別する設定の場合には、大文字のユーザ名と、当該大文字のユーザ名と同じ文字列で表された小文字のユーザ名とが別ユーザとしてデータベースに登録される。一方、大文字と小文字とを区別しない設定の場合には、同じ文字列で表されたユーザ名は、大文字であるか小文字であるかに関わらず同一ユーザとしてデータベースに登録される。
しかし、大文字と小文字を区別する設定がなされている間に大文字のユーザ名と、当該大文字のユーザ名と同じ文字列で表された小文字のユーザ名とが別ユーザとしてデータベースに登録された後、区別しない設定に切り替えると以下の課題が生じる。すなわち、情報処理装置に入力されたユーザ名がデータベース上の大文字のユーザ名に対応するのか、小文字のユーザ名に対応するのかを情報処理装置が識別することができなくなる。
従って、情報処理装置はユーザ名を入力したユーザの意図と異なるユーザ用の操作画面を表示させてしまうなど、適切な処理を行うことができない可能性がある。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる情報処理装置は、以下の構成を有する。すなわち、ユーザの識別情報について大文字と小文字を区別するか否かを設定する設定手段と、
ユーザの識別情報をデータベースに登録する登録手段と、
ユーザの識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
前記データベースに登録されているユーザの識別情報と受け付けた識別情報を基にユーザ認証処理を実行し当該ユーザに対応する操作画面を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、
前記表示制御手段は、大文字と小文字を区別する第1の設定がなされている状態では異なるユーザの識別情報として前記データベースに登録された複数のユーザの識別情報であって、大文字と小文字を区別しない第2の設定がなされている状態では同一のユーザの識別情報として扱われる前記複数の識別情報が前記データベースに登録されている場合、前記第2の設定がなされている状態で前記複数の識別情報のうちいずれかの識別情報を前記受付手段が受け付けると、前記操作画面の表示を制限することを特徴とする。
このような構成によれば、情報処理装置はユーザ名を入力したユーザの意図と異なるユーザ用の操作画面を表示させてしまうことを防ぐことができる。
システムの構成を示す簡略図 ハードウェア構成を示す図 ソフトウェア構成とソフトウェアが管理するデータ領域を示す図 各認証画面およびユーザ認証設定画面を示す図 印刷ジョブに付与されるジョブ情報の一例を示す図 ユーザ認証処理に関するフローを示す図 ユーザ名登録処理に関するフローを示す図 カード登録処理に関するフローを示す図 ユーザ自動登録処理に関するフローを示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面及び表を用いて説明する。
(実施形態1)
本実施形態では、情報処理装置としての印刷装置100にユーザがログインする処理について説明する。本実施形態において、ログイン処理とは、ユーザを識別するための識別情報やユーザを指定する指示が情報処理装置に入力されたことに応じて、入力された識別情報や指示に対応するユーザに関連付けられた操作画面を情報処理装置がユーザに提供する処理である。印刷装置100は、印刷機能を有する画像形成装置である。印刷装置100は、画像を読み取るスキャン機能や、画像をネットワークに送信する送信機能、あるいは、コピー機能などを有することとしてもよい。また、情報処理装置として印刷装置100の例について説明するが、これに限られず、PC(Personal Computer)や、携帯端末であってもよい。
まず図1を用いて、本実施形態に係るログイン処理の例について説明する。印刷装置100は、ユーザが印刷装置100にログインしていない状態では、認証画面101を印刷装置100の表示部に表示させる。認証画面101は、ユーザの識別情報を入力するための入力画面である。認証画面101には、ユーザがユーザの識別情報(例えば、ユーザ名)を入力するための入力欄と、パスワードを入力するための入力欄とが表示される。図1では、ログインのためにパスワードの入力も要求する例を示したが、パスワードの入力を要求せずにログイン処理を行うこととしてもよい。
ユーザは、ユーザ名として、例えば、「ALICE」のような文字列を用いることができる。後述するように、本実施形態にかかる印刷装置100は、ユーザ名について大文字と小文字を区別するか否かを設定することができる。大文字と小文字を区別しない設定が印刷装置100に対してなされている場合には、すべて小文字で入力した「alice」や、大文字と小文字が混在する「Alice」等も「ALICE」と同一ユーザのユーザ名として認識される。一方、大文字と小文字を区別する設定が印刷装置100に対してなされている場合には、「ALICE」、「alice」、及び、「Alice」はそれぞれ別ユーザのユーザ名として認識される。
<印刷装置100のハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る印刷装置100のハードウェア構成について図2を用いて説明する。
プリンタ207は、ネットワーク210を介して受信したプリントジョブに応じた画像を形成し、用紙に出力する処理を行う。スキャナ208は、原稿画像を光学的に読み取る処理を行う。
操作部201は、表示部と、表示部に表示された入力画面にユーザが識別情報を入力するための入力キーとを備える。入力キーは、ハードウェアとして構成される場合に限らず、表示部にソフトキーボードなどの入力手段を表示させることにより実現してもよい。
操作部201の表示部は、図4を用いて後述する入力画面401を表示させる。この入力画面は、ユーザ名やパスワードを入力するための画面である。また表示部は、図4を用いて後述するように、印刷装置100にログインするユーザを選択するための選択画面418を表示させる。さらに、表示部はユーザが印刷装置100を操作するための操作画面402を表示させる。ユーザは、操作画面を介して印刷処理やスキャン処理の設定を行ったり、これらの処理の実行を指示したりすることができる。また管理者ユーザは操作画面402を操作して、印刷装置100で実行するログイン処理の種類や、ユーザ名に関して大文字小文字を区別するか否かの設定を行うことができる。
LANI/F209は、印刷装置100をネットワーク210に接続する。LANI/F209は、ネットワーク210上の外部装置に画像データや情報を送信したり、ネットワーク210上の外部装置から各種情報を受信したりする。本実施形態では、ネットワーク210はLAN(Local Area Network)である例について説明するが、インターネットなどであってもよい。また、ネットワークの有線、無線、通信方式を問わない。
カードリーダ202は、印刷装置100と異なる記憶デバイスに記憶された識別情報を当該記憶デバイスから取得する。記憶デバイスは、例えば、集積回路を含むICカード又は携帯端末である。以下では、記憶デバイスとしてICカードを利用する例について説明する。ICカードは、ICカードに割り当てられた固有の識別情報である、カードIDを記憶する。カードIDは、印刷装置100によってユーザ名と関連づけてデータベースに記憶される。印刷装置100は、カードリーダ202によって、ICカードに記憶されたカードIDを読み取り、読み取ったカードIDに基づいて、認証処理やログイン処理を実行する。ICカードとカードリーダの間の通信方式は特に限定しない。例えば、ISO/IEC18092(NFCIP−1)やISO/IEC 21481(NFCIP−2)等の、近距離無線通信技術を用いた通信を行うことができる。
CPU206は、印刷装置100を構成する各構成を制御する。CPU206は、ROM203に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や送信制御などの各種制御を行う。RAM204は、CPU206の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD205は、画像データや各種プログラム、あるいは後述する各種データを記憶する。
<ソフトウェア構成>
次に本実施例における印刷装置100のソフトウェア構成について図3を用いて説明する。図3に示した各構成は、CPU206が、ROM203に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
印刷装置100は、アプリケーションとして、コピーアプリケーション301、スキャン302アプリケーション、プリントアプリケーション303、ユーザ認証設定アプリケーション304、及び、ログインアプリケーション305を備える。
アプリケーションとして、コピーアプリケーション301、スキャン302アプリケーション、プリントアプリケーション303は、それぞれ、コピー機能、スキャン機能、プリント機能を提供するアプリケーションである。
ユーザ認証設定アプリケーション304は、認証に関する設定機能を提供するアプリケーションである。本実施形態において、ユーザ認証設定アプリケーション304は、図4に示した設定画面403を表示部に表示させる。
ログインアプリケーション305は、印刷装置100にログインするための機能を提供する。また、新規ユーザ登録、ユーザ情報の変更等をユーザDB311の情報を用いて行い、ログインユーザの管理を行う。
また上述したアプリケーションはアプリケーションプログラムインターフェース(API)314により、各種制御サービスと通信を行いアプリケーションの起動を行う。
スキャナ制御サービス306は、スキャンアプリケーション302の指示に従って、スキャナ208を制御する。プリンタ制御サービス307は、コピーアプリケーション301やプリントアプリケーション303の指示に従って、プリンタ207を制御する。
操作部制御サービス308は、操作部201を介した指示や通知などの入出力を制御する。操作部制御サービス308は、ログインアプリケーション305の指示に従って操作部201の表示部に、認証画面101を表示させる表示制御を行う。また操作部制御サービス308は、ログインアプリケーション305の指示に従って、表示部にユーザ選択画面405やカード認証画面404を表示させる表示制御を行う。また操作部制御サービス308は、操作画面403を表示部に表示させる表示制御を行う。
LAN制御サービス309は、LAN I/Fを制御して、印刷装置100と外部装置とがネットワーク210を介して通信するための通信制御を行う。
認証制御サービス310は、ユーザ認証設定アプリケーション304やログインアプリケーション305の指示に従って、認証処理を実行する認証制御を行う。
ユーザDB311は、ユーザの識別情報を記憶するデータベースである。ユーザの識別情報とは、例えばユーザ名である。またユーザDB311は、ユーザの識別情報に関連付けて、ユーザの認証情報や、カード識別情報を記憶する。ユーザの認証情報は例えばパスワードである。カード識別情報は、ICカードに記憶された固有の識別情報である。
本実施形態では、印刷装置100がユーザDB311をHDD205に記憶し、認証制御サービスが認証処理を実行する例について説明するが、これに限らない。印刷装置100にネットワーク210を介して接続された認証サーバが認証処理を実行することとしてもよい。
OS(Operating System)313は、図3に示した各構成を動作させるための環境を提供する基本アプリケーションである。
<認証サービス>
次に、ログインアプリケーション305が提供する認証サービスについて説明する。本実施形態にかかるログインアプリケーション305は、3種類の認証サービスを提供する。一つ目はユーザ名認証サービスである。二つ目は、カード認証サービスである。三つ目は、アイコン認証サービスである。本実施形態ではログインアプリケーション305が3種類の認証サービスを提供する例について説明するが、一部の認証サービスを異なるアプリケーションが提供することとしてもよい。例えば、それぞれの認証サービスを別々のアプリケーションが提供することとしてもよい。以下ではまず、各認証サービスにおいて用いられるユーザDB311に登録される内容について説明した後、各認証サービスが実行する認証処理について説明する。
<<ユーザDB311>>
ユーザDB311登録される情報の例を表1に示す。
Figure 0006907058
「ユーザ名」は、ユーザを識別するための識別情報である。「パスワード」は、認証処理に用いられる認証情報である。「カードID」は、各ICカードに固有の識別情報である。カードIDはユーザIDと対応付けて記憶される。
「ボタンアイコン」は、上述のアイコン認証サービスにおいて用いられる画像情報である。ユーザ名ごとに、画像(アイコン)が対応付けて記憶される。アイコン認証サービスにおいては、各ユーザ名に対応するアイコンが表示部に一覧表示される。ユーザがアイコンを選択することにより、選択されたアイコンに対応付けられたユーザ名のユーザとして印刷装置100にログインすることができる。
「利用権限」は、各ユーザ名に対応するユーザに付与された権限情報である。管理者権限を有するユーザは、各認証サービスの有効又は無効を設定したり、後述のようにユーザ名認証処理において大文字と小文字を区別するか否かを設定したりすることができる。また、管理者権限を有するユーザは、ユーザDB311へのユーザ情報の登録を行うことができる。一方、一般権限が付与されたユーザにはこれらの処理の実行が制限される。ただし、自分が用いるパスワードやカードIDの登録、アイコン画像の設定などは、一般ユーザもできることとしてもよい。
<<ユーザ名認証サービス>>
つづいて、各認証サービスについて説明する。ユーザ名認証サービスは、認証画面101にユーザが入力したユーザ名及びパスワードが、ユーザDB311登録されているユーザ名及びパスワードの組み合わせに対応することを確かめる認証処理を行うサービスである。認証に成功すると、受け付けたユーザ名のユーザを印刷装置101にログインさせる。ログイン後は、認証されたユーザに対応する操作画面が表示部に表示される。
例えば、図4(a)に示すように、印刷装置を利用するユーザは表示部に表示される認証画面401のユーザ名入力フィールドにユーザ名を入力する。また、パスワード入力フィールドにパスワードを入力する。ユーザは、ユーザ名及びパスワードを入力すると、ログインボタン404を押下する。入力されたユーザ名及びパスワードの情報がユーザDB311に登録されている場合、操作画面402を表示する。操作画面402は、ユーザごとに表示言語や背景画像、ボタンのレイアウトなどをカスタマイズすることができる。認証が成功すると、認証されたユーザに対応する操作画面が表示される。
入力されたユーザ名がユーザDB311に存在しない、あるいは、入力されたパスワードが、ユーザDB311に登録されたパスワードと一致しない場合、認証エラーとして、認証画面101を表示する。
なお本実施形態では、管理者権限を有する管理者が、ユーザDB311に、あらかじめ印刷装置100のユーザ名及びパスワードを登録するものとする。あるいは、パスワードは管理者権限を有していない一般ユーザがユーザDB311に登録できることとしてもよい。
<<カード認証サービス>>
カード認証サービスは、ICカードなどの記憶デバイスから取得した識別情報(例えば、カードIDなど)がユーザDB311登録されている識別情報に対応することを確かめる認証処理を行うサービスである。
例えば、カード認証サービスによる認証を行うことが設定されている場合、ユーザがログインしていない状態では、図4(d)に示したように、ユーザにICカードをかざすことを促す画面404が表示部に表示される。
ユーザが印刷装置100のカードリーダ202に自身が所持するICカードをかざすと、カードリーダ202は、ICカードからカードIDを取得する。つぎに、ログインアプリケーション305は、取得したカードIDがユーザDB311に登録されているかを判定する。カードIDが登録されている場合、認証成功として、当該カードIDと関連付けてユーザDB311に記憶されているユーザ名のユーザを印刷装置100にログインさせる。一方、ユーザDB311にカードIDが未登録である場合は、認証エラーとし、画面404を表示する。
<<アイコン認証サービス>>
アイコン認証サービスは、ユーザDB311に登録されたユーザ名に対応するユーザの選択画面を表示部に表示させ、選択画面を用いて選択されたユーザ名のユーザを印刷装置100にログインさせる認証サービスである。
例えば、ログインアプリケーション305は、ユーザDB311に存在する各ユーザ名に対応するアイコンを表示させる。アイコンが表示された選択画面418の例を図4(e)に示す。ユーザは選択画面418に表示されたアイコンのうち、自身のユーザ名に対応するアイコンを選択することで認証処理を実行させることができる。
ここで、アイコン認証サービスが有効化されている場合における、ユーザの自動登録機能について説明する。ユーザが、例えばPCから印刷装置100に対してプリントジョブを投入する。プリントジョブに伴ってPCから印刷装置100に投入されるジョブ情報の例を図5に示す。印刷装置100は、投入されてきたジョブのジョブオーナー名502を確認し、そのジョブオーナー名がユーザDB311に登録されていない場合、そのジョブオーナー名をユーザ名としてユーザDB311に登録する。この際、ユーザDB311にはユーザ名のみしか登録されないため、パスワードを設定する場合はユーザが別途手動で登録する必要がある。
<認証設定処理>
次に、認証設定処理について図4(c)を用いて説明する。本実施形態では、管理者権限を有する管理者ユーザとして印刷装置100にログインした場合に、認証設定画面403を表示することができるものとする。
認証設定画面403を用いて、管理者ユーザは、各認証サービスの有効又は無効を設定することができる。複数の認証サービスを有効にできるようにしてもよいし、一つの認証サービスを有効にした場合に、他の特定の認証サービスを有効にできないようにしてもよい。
また認証設定画面403を用いて、管理者ユーザは、ユーザ名に関して、大文字と小文字を区別して認証を行うか否かを設定することができる。大文字と小文字を区別して認証を行う機能が有効に設定されている場合、同じ文字列で表され、文字列の少なくとも一部が大文字と小文字とで異なるユーザ名は、別ユーザのユーザ名として扱われる。
例えば、大文字と小文字を区別しない設定がなされている場合には、すべて小文字で入力した「alice」や、大文字と小文字が混在する「Alice」等も「ALICE」と同一ユーザのユーザ名として認識される。一方、大文字と小文字を区別する設定が有効である場合には、「ALICE」、「alice」、及び、「Alice」はそれぞれ別ユーザのユーザ名として認識される。
なお本実施形態では、ユーザ名の大文字と小文字を区別する設定がなされている場合、アイコン認証サービスにおけるユーザ名の自動登録においてもユーザ名の大文字と小文字を区別して登録処理を行う。一方、大文字と小文字を区別しない設定がなされている場合、にはユーザ名の大文字と小文字を区別せずに登録処理を行う。
<ユーザ登録処理>
本実施形態におけるユーザ登録処理について、図7から図9を用いて説明する。本実施形態では、図7から図9に示した手順は、CPU206がROM203に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお一部の処理をハードウェアによって実現することとしてもよい。
ユーザ登録処理として、以下では、手動登録処理と、カードID登録処理と、自動登録処理について説明する。
手動登録処理は、管理者が手動でユーザ名とパスワードをユーザDB311に登録する処理である。カードID登録処理は、すでにユーザ名とパスワードが登録されているユーザアカウントに対して、カードIDを関連付ける処理である。自動登録処理は、印刷装置100に対するジョブ投入に伴って、当該ジョブのオーナ名をユーザ名として自動的にユーザDB311に登録する処理である。
<<手動登録処理>>
まず管理者が手動でユーザ名とパスワードをユーザDB311に登録する処理について、図7を用いて説明する。
CPU206は、管理者が印刷装置100にログインしている状態で、ユーザアカウント登録画面の表示が指示された場合に、ユーザアカウントの登録画面を表示部に表示させる(S701)。
登録画面において、入力するユーザ名及びパスワードが管理者によって確定されると、CPU206は確定されたユーザ名及びパスワードを取得する(S702)。入力するユーザ名及びパスワードの確定は、例えば、登録画面に表示された確定ボタンを管理者が押すことなどによって行うことができる。
次にCPU206は、ユーザ名について大文字と小文字を区別する設定がなされているか否かを判定する(S703)。
<<<大文字と小文字を区別する設定である場合>>>
大文字と小文字を区別する設定である場合(S703でYES)、CPU206は、S702で取得したユーザ名がユーザDB311にすでに登録されているかを、大文字と小文字とを区別した上で判定する(S704)。例えば、「ALICE」、「alice」、及び、「Alice」は異なるユーザ名として判定する。
すでに登録されている場合(S704でNO)、ユーザ名登録処理を実行しない。一方登録されていない場合(S704でYES)、S702で取得したユーザ名とパスワードをユーザDB311に登録する(S706)。
<<<大文字小文字を区別しない設定である場合>>>
大文字と小文字を区別しない設定である場合(S703でNO)、CPU206は、S702で取得したユーザ名がユーザDB311にすでに登録されているかを、大文字と小文字とを区別せずに判定する(S705)。すなわち、大文字と小文字を区別した場合に異なるユーザ名であっても、区別しない場合には同じユーザ名が存在する場合には、登録が要求されたユーザ名が既に存在すると判定する。たとえば、ユーザ名として「ALICE」の登録が要求された場合に、「alice」、又は、「Alice」が既にユーザDB311に登録されている場合には、同じユーザ名が既に登録されていると判定する。
登録が要求されたユーザ名がユーザDB311にすでに存在するとステップS705で判定した場合(S705でNO)、ユーザ名の登録処理を実行しない。一方、登録が要求されたユーザ名がユーザDB311にまだ登録されていないと判定した場合(S705でYes)、登録処理を実施する(S706)。本実施形態では、S706において、ユーザDB311には、大文字と小文字に関して、登録画面において入力された通りにユーザ名を登録する。ただし、入力されたユーザ名を全て大文字に直してユーザ名の登録をしてもよいし、全て小文字に直してユーザ名を登録することとしてもよい。
<<カードID登録処理>>
次に、カードIDをユーザDB311に登録する処理について図8を用いて説明する。
CPU206は、カード登録ボタン417が選択されると、表示部にユーザ確認画面を表示させる(S801)。
ユーザ確認画面において、ユーザ名及びパスワード入力され、確定されると、CPU206は確定されたユーザ名及びパスワードを取得する(S802)。ユーザ名及びパスワードの確定は、例えば、ユーザ確認画面に表示された確定ボタンをユーザが押すことなどによって行うことができる。
次にCPU206は、ユーザ名について大文字と小文字を区別する設定がなされているか否かを判定する(S803)。
<<<大文字小文字を区別する設定である場合>>>
大文字と小文字を区別する設定である場合(S803でYES)、CPU206は、S802で取得したユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザDB311に登録されているかを判定する(S804)。この際に、ユーザ名は、大文字と小文字とを区別した上で判定される。例えば、「ALICE」、「alice」、及び、「Alice」は異なるユーザ名として判定する。
ユーザ確認画面に入力されたユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザDB311に登録されていない場合(S804でNO)、CPU206は、登録エラーとして、ステップS801の処理に戻る。
一方、入力ユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザDB311に登録されている場合(S804でYES)、印刷装置100は、ユーザが登録したいICカードをカードリーダ202にかざすようユーザに促す。そして、ICカードがカードリーダ202にかざされると、カードリーダ202はICカードに記憶されているカードIDを取得する。CPU206は、カードリーダ202から、カードIDを取得する(S806)。
続いてCPU206は、ステップS806で取得したカードIDが、ユーザDB311にすでに存在するか確認する(S807)。存在しない場合、取得したカードIDを、ユーザ確認画面で入力されたユーザ名と関連づけて、ユーザDB311に登録する。S806で取得したカードIDがすでにユーザDB311に存在する場合、CPU206は、登録えーらーとしてステップS801の処理に戻る。
<<<大文字小文字を区別しない設定である場合>>>
大文字と小文字を区別しない設定である場合(S803でNO)、CPU206は、S802で取得したユーザ名及びパスワードがユーザDB311に登録されているかを判定する(S805)。この際に、CPU206は、ユーザ名に関して大文字と小文字を区別せずに判定する。例えば、「ALICE」、「alice」、及び、「Alice」は同じユーザ名として判定する。
ユーザ確認画面に入力されたユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザDB311に登録されていない場合(S805でNO)、CPU206は、登録エラーとして、ステップS801の処理に戻る。
一方、入力ユーザ名及びパスワードの組み合わせがユーザDB311に登録されている場合(S805でYES)、CPU206は上述のステップS806及びステップS807の処理を実行する。
<<ユーザ自動登録時のフロー>>
次に、印刷装置100に対するジョブ投入に伴って、当該ジョブのオーナ名をユーザ名として自動的にユーザDB311に登録する処理について図9を用いて説明する。
CPU206は、ステップS901においてジョブ投入を受付ける。続いてCPU206は、ステップ902において、受け付けたジョブに付与されたオーナ名を取得する(S902)。ジョブのオーナ名は、例えば印刷装置100に対してジョブを投入したPCによってジョブに付与される情報であり、ジョブの実行を指示したユーザを特定するための識別情報である。
次にCPU206は、ユーザ名について大文字と小文字を区別する設定がなされているか否かを判定する(S903)。
<<<大文字小文字を区別する設定である場合>>>
大文字と小文字を区別する設定である場合(S903でYES)、CPU206は、S902で取得したオーナ名と同じユーザ名がユーザDB311に登録されているかを判定する(S904)。この際に、ユーザ名は、大文字と小文字とを区別した上で判定される。例えば、「ALICE」、「alice」、及び、「Alice」は異なるユーザ名として判定する。
オーナ名と同じユーザ名がユーザDB311に登録されている場合、自動登録を実行せず処理を終了する。一方、オーナ名と同じユーザ名がユーザDB311に登録されていない場合、S902で取得したオーナ名を新規ユーザのユーザ名としてユーザDB311に登録する(S906)。
<<<大文字と小文字を区別しない設定である場合>>>
大文字と小文字を区別しない設定である場合(S903でNO)、CPU206は、S902で取得したオーナ名と同じユーザ名がユーザDB311に登録されているかを判定する(S905)。この際に、CPU206は、ユーザ名に関して大文字と小文字を区別せずに判定する。例えば、「ALICE」、「alice」、及び、「Alice」は同じユーザ名として判定する。
オーナ名と同じユーザ名が登録されていると判定した場合(S905でNO)、ユーザ自動登録処理を実行せず処理を終了する。一方、オーナ名と同じユーザ名が登録されていないと判定した場合(S905でYES)、上述のS906の処理を実行する。
<認証処理フローの説明>
次に、本実施形態における認証処理について、図6を用いて説明する。本実施形態では、図6に示した手順は、CPU206がROM203に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお一部の処理をハードウェアによって実現することとしてもよい。
図6に示したステップS601からステップS613までの処理は、ユーザ名認証サービスによる認証処理を示している。また、ステップS615からステップS618までの処理は、カード認証サービスによる認証処理を示している。また、ステップS619からS622までの処理は、アイコン認証サービスによる認証処理を示している。
<<ユーザ名認証方式における処理フロー>>
まず、ユーザ名認証サービスによる認証処理について説明する。CPU206は、印刷装置100に対して設定されている認証サービスの種類を取得する(S601)。
CPU206は、取得した認証サービスの種類がユーザ名認証サービスであるかを判定する(S602)。
ユーザ名認証サービスであることを確認した場合(S602でYES)、ステップS603の処理に進む。ステップS603では、CPU206は、ユーザ名及びパスワードを入力するための認証画面401を表示する。
CPU206は、ログインボタン404が押されたことに応じて、ユーザ名及びパスワードの入力を受け付ける受付処理を行う(S604)。
続いてCPU206は、ユーザ名の大文字と小文字を区別する設定がなされているか、区別しない設定がなされているかを判定する(S605)。
<<<大文字と小文字を区別する設定である場合>>>
ステップS605の判定の結果、ユーザ名の大文字と小文字を区別する設定である場合には、入力されたユーザ名をユーザDB311において検索する検索処理を行う(S606)。この場合にも、CPU206は、大文字と小文字を区別した上で同一のユーザ名が存在するかを検索する。
次にCPU206は、大文字と小文字を区別した上で、入力されたユーザ名と同一のユーザ名がユーザDB311に存在するかを判定する(S607)。
入力されたユーザ名と同一のユーザ名がユーザDB311に存在する場合(S607でYESの場合)、当該ユーザ名と対応付けてユーザDB311に登録されているパスワードが、ステップS604で入力されたパスワードと一致するか判定する(S608)。
パスワードが一致すると判定された場合、認証が成功したものとして、認証されたユーザに対応する操作画面402を表示部に表示させる(S614)。
一方、入力されたユーザ名がユーザDB311に存在しない場合(S607でNO)、もしくは、パスワードが一致しない場合(S608でNO)、認証エラーとし、ステップS603に戻って入力画面401を表示する。
<<<大文字と小文字を区別しない設定である場合>>>
ステップS605の判定の結果、ユーザ名の大文字と小文字を区別しない設定である場合には、入力されたユーザ名をユーザDB311において検索する検索処理を行う(S609)。この際、CPU206は、大文字と小文字を区別した上で、入力画面401に入力されたユーザ名と同一のユーザ名をユーザDB311において検索する。さらに、CPU206は、入力画面401に入力されたユーザ名と、大文字と小文字の区別で異なるが、文字列が一致するユーザ名をユーザDB311において検索する。
次にCPU206は、大文字と小文字を区別せずに、入力されたユーザ名と同一のユーザ名がユーザDB311に存在するかを判定する(S610)。
ステップS610において同一のユーザ名が存在すると判定した場合、CPU206は当該ユーザ名について、大文字と小文字の区別で異なるが文字列が一致するユーザ名がユーザDB311に複数存在するかを判定する(S611)。例えば、認証画面401にユーザ名として「ALICE」が入力され、ユーザDB311において「ALICE」を検出した場合、ユーザDB311に「ALICE」の他にも、「alice」や「Alice」が登録されているかを判定する。
大文字と小文字の区別で異なるが文字列が一致するユーザ名は、大文字と小文字を区別する第1の設定では、異なるユーザ名としてユーザDB311に登録される。また大文字と小文字の区別で異なるが文字列が一致するユーザ名は、大文字と小文字を区別しない第2の設定では、同一のユーザのユーザ名として扱われる。
ステップS611においてこのような複数のユーザ名がユーザDBに登録されている可能性があるのは、例えば、第1の設定がなされている状態で異なるユーザ名として複数のユーザ名が登録され、その後、第2の設定に切り替えられた場合である。
大文字と小文字の区別で異なるが文字列が一致するユーザ名がユーザDB311に複数登録されていない場合(S611においてNO)、CPU206は、パスワードが一致するかを判定する(S613)。すなわち、入力されたユーザ名に対応付けてユーザDB311に登録されているパスワードが、ステップS604で入力されたパスワードと一致するか判定する。
パスワードが一致すると判定された場合(S613でYES)、認証が成功したものとして、認証されたユーザに対応する操作画面402を表示部に表示させる(S614)。
一方、ステップS611において、大文字と小文字の区別で異なるが文字列が一致するユーザ名がユーザDB311に複数登録されていると判定した場合、当該複数のユーザ名のうち、管理者権限が対応付けられたユーザ名が存在するか判定する(S612)。
ステップS612において管理者権限が対応付けられたユーザ名が存在すると判定した場合には、CPU206は、上述のステップS613の処理を行う。ここで、CPU206は、検出した複数のユーザ名のうち、管理者権限が関連付けられたユーザ名に対応するパスワードについて、入力されたパスワードが一致するかを判定する。
ステップS610においてユーザ名が存在しないと判定した場合には、CPU206は認証エラーとして、ステップS603の処理に戻る。
ステップS612において上述の複数のユーザ名のうち管理者権限が関連付けられたユーザ名が存在しないと判定した場合にも、CPU206は、認証エラーとして、ステップS603の処理に戻る。
また、ステップS613においてパスワードが一致しない場合は、CPU206は、認証エラーとして、ステップS603の処理に戻る。
以上の処理によれば、ユーザ名の大文字と小文字を区別しない設定である場合に、ユーザDBに大文字と小文字の区別のみ異なるユーザ名が複数登録されている場合には、所定の場合を除いて、認証エラーとすることができる。従って、操作画面の表示は制限される。このようにして、印刷装置100はユーザ名を入力したユーザの意図と異なるユーザ用の操作画面を表示させてしまうことを防ぐことができる。
所定の場合とは、大文字と小文字の区別のみ異なる複数のユーザ名のうちいずれかが管理者のユーザ名である場合である。複数のユーザ名が登録されている場合であっても、管理者については印刷装置100にログイン可能とすることにより、管理者が、大文字と小文字を区別しない設定から区別する設定に切り替えたり、管理者名を変更したりできるように保証することができる。
<<カード認証サービスにおける処理フロー>>
次にカード認証方式における処理フローについて説明する。CPU206は、ステップ602において、認証方式がユーザ名認証でないと判定すると、ステップS615において、認証方式がカード認証方式であるか判定する。カード認証方式であると判定した場合、CPU206は、ステップS616からステップS618の処理を実行する。
CPU206は、ステップS616において、表示部にカード認証画面404を表示させる。そして、カードリーダ202にICカードがかざされるまで待機する。
カードリーダ202にICカードがかざされると、CPU206は、ICカードに記憶されたカードIDを取得する(S617)。
続いてCPU206は、ステップS617において取得したカードIDがユーザDB311に登録されているかを判定する(S618)。カードIDが登録されていない場合、CPU206は、認証エラーとして、ステップS616の処理に戻る。一方、ステップS618においてカードIDが登録されていると判定した場合には、CPU206は、認証成功として、当該カードIDに対応付けられたユーザ名のユーザの操作画面を表示部に表示させる(S614)。
カード認証サービスにおける認証処理では、カードIDを用いて認証処理を行うため、ユーザ名の大文字と小文字を区別するか否かに関わらず、認証処理を行うことができる。例えば、ユーザ名の大文字と小文字を区別しない設定において、大文字と小文字の区別のみで異なるユーザ名がユーザDB311に登録されている場合、ユーザ名認証とカード認証とでは以下のように処理が異なる。すなわち、ユーザ名認証では、大文字と小文字の区別のみ異なるユーザ名が複数存在するようなユーザ名に関しては、一般ユーザの認証をエラーとする。一方、カード認証では、そのようなユーザ名に対応する一般ユーザの認証が許可され、操作画面が表示される。そのような複数のユーザ名に対して、異なるカードIDが対応付けられているので、ユーザを区別でき、ユーザの意図と異なるユーザ用の操作画面を表示させてしまう可能性がないからである。
<<アイコン認証サービスにおける処理フロー>>
続いて、アイコン認証方式における処理フローについて説明する。CPU206は、ステップ615において、認証方式がカード認証でないと判定すると、ステップS619において、認証方式がアイコン認証方式であると判定する。アイコン認証方式であると判定した場合、CPU206は、ステップS620からステップS622の処理を実行する。
ステップS620において、CPU206は、ユーザを選択するための選択画面418を表示する(S620)。
続いてCPU206は、選択画面に表示されたアイコン画像のいずれかが選択の選択を受け付ける受付処理を行う(S621)。そしてCPU206は、ユーザDB311から選択されたアイコン画像に対応するユーザ名が存在するか判定する(S622)。選択されたアイコン画像に対応するユーザ名が存在しない場合、ステップS620の処理に戻る。一方、アイコン画像に対応するユーザ名が存在する場合には、ステップS614において当該ユーザ名に対応するユーザの操作画面402を表示させる。
選択されたアイコン画像に対応するユーザ名が存在しない場合とは、たとえば、アイコンボタン認証を実行する前に、管理者ユーザによりユーザ名を含むアカウントが削除された場合などである。
アイコン認証サービスにおける認証処理では、アイコン画像を用いて認証処理を行うため、ユーザ名の大文字と小文字を区別するか否かに関わらず、認証処理を行うことができる。例えば、ユーザ名の大文字と小文字を区別しない設定において、大文字と小文字の区別のみで異なるユーザ名がユーザDB311に登録されている場合、ユーザ名認証とアイコン認証とでは以下のように処理が異なる。すなわち、ユーザ名認証では、大文字と小文字の区別のみ異なるユーザ名が複数存在するようなユーザ名に関しては、一般ユーザの認証をエラーとする。一方、アイコン認証では、そのようなユーザ名に対応する一般ユーザの認証が許可され、操作画面が表示される。そのような複数のユーザ名に対して、異なるアイコン画像が対応付けられているので、ユーザを区別でき、ユーザの意図と異なるユーザ用の操作画面を表示させてしまう可能性がないからである。
以上の処理により、印刷装置100はユーザを認証し、認証に成功したユーザに対応する操作画面を表示部に表示させることができる。
また本実施形態によれば、印刷装置100はユーザ名を入力したユーザの意図と異なるユーザ用の操作画面を表示させてしまうことを防ぐことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
206 CPU
305 ログインアプリケーション
311 ユーザDB
403 認証設定画面

Claims (8)

  1. ユーザの識別情報について大文字と小文字を区別するか否かを設定する設定手段と、
    ユーザの識別情報をデータベースに登録する登録手段と、
    ユーザの識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
    前記データベースに登録されているユーザの識別情報と受け付けた識別情報を基にユーザ認証処理を実行し当該ユーザに対応する操作画面を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、大文字と小文字を区別する第1の設定がなされている状態では異なるユーザの識別情報として前記データベースに登録された複数のユーザの識別情報であって、大文字と小文字を区別しない第2の設定がなされている状態では同一のユーザの識別情報として扱われる前記複数の識別情報が前記データベースに登録されている場合、前記第2の設定がなされている状態で前記複数の識別情報のうちいずれかの識別情報を前記受付手段が受け付けると、前記操作画面の表示を制限することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記複数の識別情報のうちいずれかの識別情報が、前記情報処理装置の管理者の識別情報として前記データベースに登録されている場合には、前記第2の設定がなされている状態であっても、前記管理者の識別情報及び前記管理者の認証情報を前記受付手段が受け付けたことに基づいて、前記管理者の識別情報に対応する操作画面を前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データベースを記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置と異なる記憶デバイスに記憶された識別情報を前記記憶デバイスから取得する取得手段と、
    認証の実行を制御する認証制御手段とを有し、
    前記記憶手段は、ユーザの識別情報と、前記記憶デバイスに記憶された識別情報とを関連付けて前記データベースを記憶し、
    前記受付手段は、前記表示部に表示された入力画面にユーザが入力したユーザの識別情報を受け付け、
    前記認証制御手段は、前記表示部に表示された入力画面にユーザが入力したユーザの識別情報に基づいて第1の認証を行う第1の認証制御と、前記取得手段が前記記憶デバイスから取得した識別情報に基づいて第2の認証を行う第2の認証制御とを行い、
    前記表示制御手段は、前記第2の設定がなされている状態で、前記記憶デバイスから取得した識別情報であって前記複数の識別情報のいずれかに関連付けられた識別情報に基づいて前記第2の認証に成功した場合、前記記憶デバイスからの識別情報に対応する前記操作画面を前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶デバイスは、集積回路を含むICカード又は携帯端末であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、近距離無線通信を用いて前記記憶デバイスから識別情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 認証の実行を制御する認証制御手段を有し、
    前記表示制御手段は、ユーザの識別情報を入力するための入力画面を表示させる表示制御と、前記データベースに登録された識別情報に対応するユーザの選択画面を前記表示部に表示させる表示制御とを行い、
    前記受付手段は、前記表示部に表示された入力画面にユーザが入力したユーザの識別情報を受け付ける受付処理と、ユーザによる前記選択画面を用いたユーザの選択を受け付ける受付処理とを行い、
    前記認証制御手段は、前記表示部に表示された入力画面にユーザが入力したユーザの識別情報に基づいて第1の認証を行う第1の認証制御、前記選択画面を用いて選択されたユーザの識別情報に基づいて第3の認証を行う第3の認証制御とを行い、
    前記表示制御手段は、前記第2の設定がなされている状態で、前記選択画面を用いて選択されたユーザの識別情報であって前記複数の識別情報のいずれかに関連付けられた識別情報に基づいて前記第3の認証に成功した場合、前記選択画面を用いて選択されたユーザの識別情報に対応する前記操作画面を前記表示部に表示させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置により実行される制御方法であって、
    ユーザの識別情報について大文字と小文字を区別するか否かを設定する設定ステップと、
    ユーザの識別情報をデータベースに登録する登録ステップと、
    ユーザの識別情報の入力を受け付ける受付ステップと、
    前記データベースに登録されているユーザの識別情報と受け付けた識別情報を基にユーザ認証処理を実行し当該ユーザに対応する操作画面を表示部に表示させる表示制御ステップと、を含み、
    前記表示制御ステップでは、大文字と小文字を区別する第1の設定がなされている状態で異なるユーザの識別情報として前記データベースに登録された複数のユーザの識別情報であって、大文字と小文字を区別しない第2の設定がなされている状態では同一のユーザの識別情報として扱われる前記複数の識別情報が前記データベースに登録されている場合、前記第2の設定がなされている状態で前記複数の識別情報のうちいずれかの識別情報を前記受付ステップにおいて受け付けると、前記操作画面の表示を制限することを特徴とする制御方法。
  8. 情報処理装置に、
    ユーザの識別情報について大文字と小文字を区別するか否かを設定する設定手順と、
    ユーザの識別情報をデータベースに登録する登録手順と、
    ユーザの識別情報の入力を受け付ける受付手順と、
    前記データベースに登録されているユーザの識別情報と受け付けた識別情報を基にユーザ認証処理を実行し当該ユーザに対応する操作画面を表示部に表示させる表示制御手順とを実行させ、
    前記表示制御手順では、大文字と小文字を区別する第1の設定がなされている状態で異なるユーザの識別情報として前記データベースに登録された複数のユーザの識別情報であって、大文字と小文字を区別しない第2の設定がなされている状態では同一のユーザの識別情報として扱われる前記複数の識別情報が前記データベースに登録されている場合、前記第2の設定がなされている状態で前記複数の識別情報のうちいずれかの識別情報を前記受付手順において受け付けると、前記操作画面の表示を制限する処理を実行させるためのプログラム。
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