JP6907030B2 - 衛生用紙収納箱 - Google Patents

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Description

本発明は、ポップアップ式に取り出せるように交互に折り畳まれて積層されたティシュペーパー等の衛生用紙を収納する衛生用紙収納箱に関するものであり、さらに詳しくは、衛生用紙を取り出す取出し口にフィルムを設けないフィルムレス構造の衛生用紙収納箱に関するものである。
家庭やオフィス等で広く使われているティシュペーパー等の衛生用紙をポップアップ式に取り出せるように交互に折り畳まれて積層された状態で収納する衛生用紙収納箱として、従来より、直方体状或いは立方体状からなる紙製の箱体の上面部に衛生用紙を取り出すための取出し口を設けた衛生用紙収納箱が知られている。
通常、このような衛生用紙収納箱においては、衛生用紙の取り出しやすさから、上面部の中心に取出し口が設けられているため、衛生用紙収納箱を設置する場所や使い方によっては、取出し口を上面部の中心から外れた位置に取出し口を設けた方が便利な場合があり、そのようなものとして、例えば特許文献1に記載の衛生用紙収納箱が提案されている。
登録実用新案第3116098号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の衛生用紙収納箱においては、取出し口が上面部の中心から外れた位置に設けられているため、取出し口から衛生用紙を取り出すとき、取出し口のうち上面部の中心に近い部分に大きな摩擦力が生じることになる。そのため、特許文献1に記載の衛生用紙収納箱は、上面部の中心に近い取出し口の部分において、大きな負荷が衛生用紙に加わることになり、取出し口から衛生用紙を取り出し難く、また、摩擦により衛生用紙が削られ紙粉が発生し、場合によっては衛生用紙が破れてしまうといった問題がある。特に、紙製の衛生用紙収納箱は、ミシン目を破断して取出し口を開口させるため、取出し口の縁部には、ミシン目を破断したギザギザの破断跡が形成されることになり、この破断跡に衛生用紙が引っ掛かり、前記問題点は顕著なものとなる。
また、特許文献1に記載の衛生用紙収納箱は、切取り片を切り取って形成した取出し口が常に開口した状態にあるため、取出し口にフィルムを設けないフィルムレス構造とした場合には、取出し口から塵や埃の異物が箱体内部に入り込んでしまい、また、取出し口の形状によっては、ポップアップした衛生用紙が箱体内部に落ち込んでしまうといった問題がある。
本発明の目的は、衛生用紙の取出し口を中心から外れた位置に設けた場合でも、衛生用紙を取出し口から円滑に取り出せるとともに、取出し口から箱体内部に塵や埃の異物が入り込むのを防止することができ、且つポップアップした衛生用紙を確実に保持するフィルムレス構造の衛生用紙収納箱を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上面部、底面部、一対の長側面部及び一対の短側面部を有する直方体状の紙製箱体内に、ポップアップ式に取り出せるように交互に折り畳まれて積層された衛生用紙が収納される衛生用紙収納箱であって、前記上面部には、前記衛生用紙を取り出す取出し口が前記上面部の中心からいずれか一方の短側面部側に片寄った位置に設けられ、前記取出し口は、直線状の取出し口用折れ線と、該取出し口用折れ線の両端に繋がる取出し口用ミシン目とで構成される取出し口形成部によって囲まれた蓋部を有し、前記取出し口形成部は、前記取出し口用折れ線が前記上面部の中心に近い位置となるように配置されており、前記取出し口用ミシン目を破断することにより、前記蓋部が前記取出し口用折れ線をヒンジとして前記取出し口を開閉自在に閉塞し、前記取出し口形成部は、前記上面部の短側辺に沿って長い長方形状に形成されており、長方形状に形成された前記取出し口形成部の長辺部の長さは、前記上面部の短側辺の長さに対し55〜80%であり、前記取出し口形成部の短辺部の長さは、前記上面部の長側辺の長さに対し10〜20%となっており、また、前記取出し口形成部の長辺方向の中心線から前記取出し口形成部から離れた位置にある短側辺までの長さは、前記上面部の長側辺の長さに対して65〜85%となっていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の、前記蓋部には、両端が前記取出し口用折れ線と対向する位置の取出し口用ミシン目に繋がる孔形成用ミシン目が設けられており、前記孔形成用ミシン目を破断することにより、前記蓋部に前記衛生用紙を保持する保持部が形成されることを特徴とする。
請求項1に記載の衛生用紙収納箱によれば、上面部には、衛生用紙を取り出す取出し口が上面部の中心から正面部、背面部又は側面部の一方側に片寄った位置に設けられ、取出し口は、直線状の取出し口用折れ線と、該取出し口用折れ線の両端に繋がる取出し口用ミシン目とで構成される取出し口形成部によって囲まれた蓋部を有し、取出し口形成部は、折れ線が上面部の中心に近い位置となるように配置されているので、取出し口から衛生用紙を取り出すときに最も摩擦抵抗が大きくなる取出し口の部分が取出し口用折れ線の折り曲げ部となり、この折り曲げ部は箱体内側の部分(山折り部分)が紙厚によりやや丸みを帯びた形状となるため、最も摩擦抵抗が大きくなる取出し口の部分を平滑にすることができる。これにより、取出し口の縁部と取り出される衛生用紙との摩擦抵抗を低減することができ、衛生用紙を取出し口から円滑に取り出すことができる。
そして、取出し口に設けられた蓋部は、取出し口用折れ線をヒンジとして取出し口を開閉自在に閉塞するので、取出し口から箱体内部に塵や埃の異物が入り込むのを防止することができる。
また、取出し口形成部は、上面部の短側辺に沿って長い長方形状となっており、長方形状に形成された取出し口形成部の長辺部の長さは、上面の短側辺の長さに対し55〜80%であり、取出し口形成部の短辺部の長さは、上面の長側辺の長さに対し10〜20%となっているので、取出し口が取出し性に適したサイズとなり、取出し口にフィルムを設けないフィルムレス構造であっても、良好な取出し性を得ることができる。
また、取出し口形成部の長辺方向の中心線から取出し口形成部から離れた位置にある短側辺までの長さは、上面部の長側辺の長さに対して65〜85%となっているので、上記のようなサイズの取出し口を上面部の中心から外れた位置に設けた場合でも、良好な取出し性を得ることができる。また、取出し口を開口した後でも上面部に広範なスペースを確保することができるため、このスペースを商品、企業の広告宣伝等の情報要素表示用スペースとして利用することでき、使い勝手が良い。
請求項に記載の衛生用紙収納箱によれば、取出し口形成部は略矩形状に形成されており、蓋部には、両端が取出し口用折れ線と対向する位置の取出し口用ミシン目に繋がる孔形成用ミシン目が設けられ、孔形成用ミシン目を破断することにより、蓋部に衛生用紙を保持する保持部が形成されるようになっているため、保持部の縁部にはミシン目を破断した破断跡が形成されており、この破断跡に衛生用紙が引っ掛かることで、保持部から露出した衛生用紙を保持部で確実に保持することができる。
また、蓋部に設けた保持部により、ポップアップした衛生用紙はすべて保持部内に集められるため、蓋部を閉じる際にポップアップした衛生用紙が蓋部と取出し口の縁部に挟まって蓋部が浮いてしまうようなことがなく、蓋部を上面部と面一の状態にしっかりと閉じることができる。また、保持部はポップアップした衛生用紙で塞がれているため、取出し口から箱体内部に塵や埃の異物が入り込むのを防止することができる。

本発明に係る衛生用紙収納箱の形態の一例を示す斜視図である。 本例の展開図である。 本例の平面図である。 本例の取出し口を開口した状態を示す斜視図である。 本例の取出し口から衛生用紙を取り出す状態を示す説明図である。 本例の使用状態を示す斜視図である。 保持部の変形例を示す展開図である。
以下、本発明に係る衛生用紙収納箱を実施するための形態を説明する。
図1乃至図6は本発明に係る衛生用紙収納箱の実施の形態の一例を示すもので、図1は本例の斜視図、図2は本例の展開図、図3は本例の平面図、図4は本例の取出し口から衛生用紙を取り出す状態を示す説明図、図5は本例の取出し口から衛生用紙を取り出す状態を示す説明図、図6は本例の使用状態を示す斜視図である。
本発明における箱体1は、長手方向の長さが220〜250mm、短手方向の長さが100〜120mm、高さが40〜120mmの直方体状に形成された紙製の収納箱であり、箱体1内にポップアップ式に取り出せるように交互に折り畳まれて積層されたティシュペーパーやペーパータオル等の衛生用紙Pが収納されるものである。
本例の箱体1は、図2の展開図に示すように、折れ線2,3,4を介して図中上下方向に連接する長方形の長側面部5、上面部6、長側面部7、底面部8と、上面部6および底面部8の左右縁に折れ線9,10を介して連接する短側面部11,12と、長側面部5,7の左右縁に折れ線13,14を介して連接する短側面部11,12の内側に折り込まれる折込み部15,16と、底面部8の下縁に折れ線17を介して連接する長側面部5に接着される糊代部18とを有している。
上面部6には、衛生用紙Pを取り出す取出し口19が上面部6の中心Cからいずれか一方の短側面部11,12側に片寄った位置に設けられている。
取出し口19は、直線状の取出し口用折れ線20と取出し口用折れ線20の両端に繋がる取出し口用ミシン目21とで構成される取出し口形成部22によって囲まれた蓋部23を有しており、取出し口用ミシン目21を破断することにより、蓋部23が取出し口用折れ線20をヒンジとして取出し口19を開閉自在に閉塞するようになっている。
取出し口形成部22は、取出し口用折れ線20が上面部6の中心Cに近い位置となるように配置されている。これにより、取出し口19から衛生用紙Pを取り出すと、蓋部23が上面部6の中心C方向に向かって持ち上げられるようになっている。
また、本例では、取出し口用ミシン目21が略コ字状となっており、取出し口形成部22は、上面部6の短側辺方向に沿って長い長方形状となっている。
図3に示すように、本例の取出し口形成部22は、長方形状に形成された取出し口形成部22の長辺部24の長さL1が、上面部6の短側辺25の長さに対し55〜80%であり、取出し口形成部22の短辺部26の長さL2が、上面部6の長側辺27の長さに対し10〜20%となっている。
取出し口形成部6の長辺部24の長さL1が上面部6の短側辺25の長さに対し55%未満であり、短辺部26の長さが上面部6の長側辺27の長さに対し10%未満であると、取出し口19が小さくなりすぎてしまい、衛生用紙Pを取り出す際に、取出し口19の縁部全体に大きな摩擦力が生じ、取出し口19から衛生用紙Pが取り出し難くなる。一方、取出し口形成部6の長辺部24の長さL1が上面部6の短側辺25の長さに対し80%を超え、短辺部26の長さL2が上面部6の長側辺27の長さに対し20%を超えると、取出し口19が大きくなりすぎてしまい、蓋部を開けたときに取出し口19から塵や埃の異物が箱体1内部に入り込みやすく、また、ポップアップした衛生用紙Pが箱体1内部に落ち込んでしまうおそれがある。
また、本例の取出し口形成部22は、取出し口形成部22の長辺方向の中心線CLから取出し口形成部22から離れた位置にある短側辺25までの長さL3が、上面部6の長側辺27の長さに対して65〜85%となる位置に設けられている。
取出し口形成部22の長辺方向の中心線CLから取出し口形成部22から離れた位置にある短側辺25までの長さL3が、上面部6の長側辺27の長さに対して65%未満であると、衛生用紙Pを取り出す際に、中心Cに近い長辺部24に加えて、中心Cから遠い長辺部24にも摩擦力が生じてしまい、また、この中心Cから遠い長辺部24はミシン目の破断跡となっているため、取出し口19から衛生用紙Pが取り出し難く、摩擦により衛生用紙Pが削られ紙粉が発生するおそれがある。一方、取出し口形成部22の長辺方向の中心線CLから取出し口形成部22から離れた位置にある短側辺25までの長さL3が、上面部6の長側辺27の長さに対して85%を超えると、取出し口19が中心Cから離れすぎてしまい、中心Cに近い長辺部24に取出し口用折れ線20を設けても、良好な取出し性が得られなくなるおそれがある。
蓋部23には、両端が取出し口用折れ線20と対向する位置の取出し口用ミシン目21に繋がる孔形成用ミシン目28が設けられており、孔形成用ミシン目28を破断することにより、蓋部23に衛生用紙Pを保持する保持部29が形成されるようになっている。本例では、孔形成用ミシン目28は、取出し口形成部22の長辺方向に沿って横長の半楕円形状となっている。
図3に示すように、本例の保持部29は、孔形成用ミシン目28の一端から他端までの直線の長さL4が3〜8cm、孔形成用ミシン目28と繋がる取出し口形成部22の長辺部24から孔形成用ミシン目28の頂点までの長さL5が0.5〜2cmとなっている。
孔形成用ミシン目28の一端から他端までの直線の長さL4が3cm未満であり、孔形成用ミシン目28と繋がる取出し口形成部22の長辺部24から孔形成用ミシン目28の頂点までの長さL5が0.5cm未満であると、保持部29が小さくなりすぎてしまい、ポップアップした衛生用紙Pをすべて保持部29内に集めて蓋部23を閉じるのが難しくなり、また、蓋部23を閉じる際に衛生用紙Pが保持部29の縁部に引っかかり衛生用紙Pが破れてしまうおそれがある。一方、孔形成用ミシン目28の一端から他端までの直線の長さL4が8cmを超え、孔形成用ミシン目28と繋がる取出し口形成部22の長辺部24から孔形成用ミシン目28の頂点までの長さL5が2cmを超えると、保持部29が大きくなりすぎてしまい、保持部29から塵や埃の異物が箱体1内部に入り込み、また、ポップアップした衛生用紙Pが箱体1内部に落ち込んでしまうおそれがある。
底面部8には、底上げ用ミシン目30と、ヒンジとなる底上げ用折れ線31が設けられており、底上げ用ミシン目30と底上げ用折れ線31に囲まれた一対の底上げ部32を有している。底上げ用ミシン目30を破断して、底上げ用折れ線31で一対の底上げ部32を箱体1内に向けて折り曲げることにより、箱体1内に収納されている衛生用紙Pが残り少なくなった場合でも最後まで容易に取り出すことができる。
このような構成の展開構造を有する箱体1は、折れ線2,3,4,17から長側面部5、上面部6、長側面部7、底面部、糊代部18を山折りして、糊代部18を長側面部5に接着し、また、長側面部5,7の左右縁に連接する折込み部15,16を折れ線13,14から山折りし、さらに上面部6および底面部8の左右縁に連接する短側面部11,12を折れ線9,10から山折りして折込み部15,16の外側に重ね、短側面部11,12を接着することにより形成される。
この箱体1内には、短側面部11,12を接着する前に、ポップアップ式に取り出せるように交互に折り畳まれて積層された衛生用紙Pが収納され、短側面部11,12が接着されて衛生用紙収納箱が完成する(図1)。
このようにして完成した衛生用紙収納箱の開封にあっては、孔形成用ミシン目28を押し切りして保持部29を開口させ、保持部29に指を挿入して蓋部23を引き上げて、取出し口用ミシン目21を切断して取出し口19を開口させる(図4)。
このようにして開口した取出し口19から箱体1内に収納されている衛生用紙Pを取り出す。このとき、本例では、取出し口19が上面部6の中心Cから一方の短側面部11,12側に片寄った位置に設けられているため、取出し口19から衛生用紙Pを取り出すとき、上面部6の中心Cに近い取出し口の部分Sにおいて、大きな負荷が衛生用紙Pに加わることになる(図5)。
本例では、この最も摩擦抵抗が大きくなる取出し口19の部分Sが取出し口用折れ線20の折り曲げ部分となり、この折り曲げ部分は箱体1内側の部分(山折り部分)が紙厚によりやや丸みを帯びた形状となるため、最も摩擦抵抗が大きくなる取出し口19の部分Sを平滑にすることができる。これにより、取出し口19の縁部と取り出される衛生用紙Pとの摩擦抵抗を低減することができ、衛生用紙Pを取出し口19から円滑に取り出すことができる。
また、衛生用紙Pを取り出した後、ポップアップした衛生用紙Pを保持部29内に集めて、蓋部23で取出し口19を閉塞する(図6)。このとき、ポップアップした衛生用紙Pはすべて保持部29内に集められるため、蓋部23を閉じる際にポップアップした衛生用紙Pが蓋部23と取出し口19の縁部に挟まって蓋部23が浮いてしまうようなことがなく、蓋部23を上面部5と面一の状態にしっかりと閉じることができる。また、保持部29はポップアップした衛生用紙Pで塞がれているため、取出し口19から箱体1内部に塵や埃の異物が入り込むのを防止することができる。
さらに、本例では、孔形成用ミシン目28を破断することにより保持部29が形成されるようになっており、この保持部29は縁部がミシン目の破断跡となっているため、この破断跡に衛生用紙Pが引っ掛かり、保持部29から露出した衛生用紙Pを保持部29で確実に保持することができる。
次に、本例の保持部の変形例について、図7を参照して説明する。
変形例では、蓋部23には、取出し口用折れ線20と平行する直線状の保持部用折れ線33と、保持部折れ線33の両端から保持部用折れ線33と対向する取出し口用ミシン目21に向かって伸びる保持部用ミシン目34によって囲まれたフラップ部35が設けられており、保持部用ミシン目34を破断して、フラップ部35を保持部用折れ線33で折り曲げることにより、蓋部23に衛生用紙Pを保持する保持部36が形成されるようになっている。
本変形例では、保持部用ミシン目34は、保持部折れ線33の両端から保持部用折れ線33と対向する取出し口用ミシン目21に向かって広幅に伸びる略ハ字状となっている。
このような変形例によれば、保持部36から露出している衛生用紙Pを取り出す際に、衛生用紙Pが接する蓋部23の部分が保持部用折れ線33の折り曲げ部分となるため、衛生用紙Pが接する蓋部23の部分を平滑にすることができる。また、本変形例では、保持部36の両端部は、略ハ字状の保持部用ミシン目34により、保持部用折れ線33から広がるように形成されており、取出し口用ミシン目21と保持部用ミシン目34の成す角度が鈍角となっているため、衛生用紙Pが保持部36の角部に引っ掛かるのを防止することができる。このように、変形例によれば、衛生用紙Pをより円滑に取り出すことができる。
1 箱体
2,3,4 折れ線
5,7 長側面部
6 上面部
8 底面部
9,10 折れ線
11,12 短側面部
13,14 折れ線
15,16 折込み部
17 折れ線
18 糊代部
19 取出し口
20 取出し口用折れ線
21 取出し口用ミシン目
22 取出し口形成部
23 蓋部
24 長辺部
25 短側辺
26 短辺部
27 長側辺
28 孔形成用ミシン目
29 保持部
30 底上げ用ミシン目
31 底上げ用折れ線
32 底上げ部
33 保持部用折れ線
34 保持部用ミシン目
35 フラップ部
36 保持部
P 衛生用紙
C 中心

Claims (2)

  1. 上面部、底面部、一対の長側面部及び一対の短側面部を有する直方体状の紙製箱体内に、ポップアップ式に取り出せるように交互に折り畳まれて積層された衛生用紙が収納される衛生用紙収納箱であって、
    前記上面部には、前記衛生用紙を取り出す取出し口が前記上面部の中心からいずれか一方の短側面部側に片寄った位置に設けられ、
    前記取出し口は、直線状の取出し口用折れ線と、該取出し口用折れ線の両端に繋がる取出し口用ミシン目とで構成される取出し口形成部によって囲まれた蓋部を有し、
    前記取出し口形成部は、前記取出し口用折れ線が前記上面部の中心に近い位置となるように配置されており、
    前記取出し口用ミシン目を破断することにより、前記蓋部が前記取出し口用折れ線をヒンジとして前記取出し口を開閉自在に閉塞し、
    前記取出し口形成部は、前記上面部の短側辺に沿って長い長方形状に形成されており、長方形状に形成された前記取出し口形成部の長辺部の長さは、前記上面部の短側辺の長さに対し55〜80%であり、前記取出し口形成部の短辺部の長さは、前記上面部の長側辺の長さに対し10〜20%となっており、また、前記取出し口形成部の長辺方向の中心線から前記取出し口形成部から離れた位置にある短側辺までの長さは、前記上面部の長側辺の長さに対して65〜85%となっていることを特徴とする衛生用紙収納箱。
  2. 前記蓋部には、両端が前記取出し口用折れ線と対向する位置の取出し口用ミシン目に繋がる孔形成用ミシン目が設けられており、前記孔形成用ミシン目を破断することにより、前記蓋部に前記衛生用紙を保持する保持部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の衛生用紙収納箱。
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