JP6907019B2 - 摩擦係数計測装置 - Google Patents

摩擦係数計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6907019B2
JP6907019B2 JP2017095722A JP2017095722A JP6907019B2 JP 6907019 B2 JP6907019 B2 JP 6907019B2 JP 2017095722 A JP2017095722 A JP 2017095722A JP 2017095722 A JP2017095722 A JP 2017095722A JP 6907019 B2 JP6907019 B2 JP 6907019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
road surface
piece
friction
mounting bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017095722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018105842A (ja
Inventor
部 裕 也 安
部 裕 也 安
部 浩 介 安
部 浩 介 安
川 昇 石
川 昇 石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippo Ltd
Original Assignee
Nippo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippo Ltd filed Critical Nippo Ltd
Priority to US15/801,758 priority Critical patent/US10545086B2/en
Priority to EP17203416.7A priority patent/EP3346257B1/en
Publication of JP2018105842A publication Critical patent/JP2018105842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6907019B2 publication Critical patent/JP6907019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N19/00Investigating materials by mechanical methods
    • G01N19/02Measuring coefficient of friction between materials

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

本発明は路面の摩擦係数を測定する装置に関し、より詳細には、路面摩擦測定用ゴム付き片が路面から受けるトルクによる相対捻じれ角を測定する摩擦係数計測装置に関する。
係る摩擦係数計測装置は本出願人により提案されており(特許文献1参照)、それ以前に用いられていた振子式測定装置とは異なり、高速度から低速度まで広い速度範囲に亘って摩擦係数を正確に計測することが可能であり、しかも測定現場へ簡便に持ち運ぶことが出来るという優れた計測装置である。
この摩擦係数計測装置における路面摩擦測定用ゴム付き片は消耗品であり、路面との摩擦によりゴムが摩耗した場合には、その都度、交換する必要がある。
路面摩擦測定用ゴム付き片の交換に際しては、先ず、路面摩擦測定用ゴム付き片の一端に配置された取付用ボルトを摩擦係数計測装置本体から取り外す(螺合を解除する)。そして、ゴムの部分が摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片を新品(ゴムが摩耗していない路面摩擦測定用ゴム付き片)と交換し、取付用ボルトを摩擦係数計測装置本体に螺合して当該新品を摩擦係数計測装置本体に取り付ける。
ここで、取付用ボルトは比較的小さいため、摩擦係数計測装置本体から取付用ボルトを取り外し、再び螺合する作業は煩雑である。そして、路面摩擦測定用ゴム付き片を新品に交換している最中は、計測装置本体から取り外された取付用ボルトを何処かで保管しておく必要があり、その分だけ作業労力が増加する。
さらに、路面摩擦測定用ゴム付き片を交換している際に、計測装置本体から取り外された取付用ボルトを落としてしまうことがある。上述した摩擦係数摩擦係数計測装置による摩擦係数の測定は夜間に行われる場合も多く、取付用ボルトを落としてしまうと発見することが困難である。
そのため、路面摩擦測定用ゴム付き片の交換作業の労力を軽減したいという要請が存在するが、その様な要請に応えることが出来る技術は未だに提案されていない。
特公昭57−23212号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、路面摩擦測定用ゴム付き片が路面から受けるトルクによる相対捻じれ角を測定する摩擦係数計測装置における路面摩擦測定用ゴム付き片を交換する作業の労力を軽減することを目的としている。
本発明の摩擦係数計測装置(100)は、路面摩擦測定用ゴム付き片(30:ゴム付き片)を有しており、当該路面摩擦測定用ゴム付き片(30)を(摩擦係数計測装置本体に)取り付ける取付用ボルト(31)を備え、
路面摩擦測定用ゴム付き片(30)には取付用ボルト挿入用開口(30A)が形成されており、当該取付用ボルト挿入用開口(30A)は径寸法の異なる円を重ね合わせた形状であり、大径の円(30AA)の直径は取付用ボルト(31)のボルトヘッド直径よりも(僅かに)大きく、小径の円(30AB)の直径は取付用ボルト(31)のボルトヘッド直径よりも小さいがボルト軸部の直径よりは(僅かに)大きく設定されており、
取付用ボルト(31)の緩み止め用のスプリングワッシャ(32:既設のスプリングワッシャ)と取付用ボルト(31)のボルトヘッドとの間にゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)が介装されており、ゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)は円環状に形成されているが(円周方向について)切欠き(33A)が形成され且つ半径方向外方に突出した複数の突起(33B)が形成されており、前記切欠き(33A)の開口寸法(L1)は取付用ボルト(31)の軸部外径よりも(僅かに)小さく設定され、当該突起先端間の最大距離(L2)は路面摩擦測定用ゴム付き片(30)の取付用ボルト挿入用開口(30A)の大径よりも大きく設定されていることを特徴としている。
本発明において、路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)が磁性体(例えば鉄)で構成されており、取付用ボルト(31)近傍にゴム付き片保持用磁石(34)を設けているのが好ましい。
また本発明において、(摩擦係数計測装置100、101の)傾斜を計測する傾斜計(41)を備えることが好ましい。
この場合は、(摩擦係数計測装置100、101を停止する機能を有する)電磁ブレーキ(42)を有することが好ましい。
そして本発明において、(摩擦係数計測装置100、101の作動回数或いは計測回数を計測して表示する機能を有する)カウンター(43)が設けられているのが好ましい。
さらに本発明において、衛星測位システム(44:例えば、全地球測位システム:GPS)を有するのが好ましい。
それに加えて本発明において、路面温度を計測する路面温度計測装置(45)を備えることが好ましい。
上述の構成を具備する本発明によれば、路面摩擦測定用ゴム付き片(30:ゴム付き片)は、その取付用ボルト(31)を摩擦係数計測装置本体から螺合解除して取り外すことなく、路面摩擦測定用ゴム付き片(30)の取付用ボルト挿入用開口(30A)の大径の部分(30AA)から取付用ボルト(31)を挿入して、路面摩擦測定用ゴム付き片(30)を取付用ボルト(31)に引っ掛ける(係止する)。そして、路面摩擦測定用ゴム付き片(30)を取付用ボルト(31)に対して相対移動して、取付用ボルト(31)の軸部を取付用ボルト挿入用開口(30A)の小径の部分(30AB)に位置する様にせしめ、取付用ボルト(31)を締め付ける。これにより、路面摩擦測定用ゴム付き片(30)を取り付けることが出来る。
一方、路面摩擦測定用ゴム付き片(30)の摩擦測定用ゴム(30B)が摩耗したならば、取付用ボルト(31)を摩擦係数計測装置本体から取り外さない範囲で緩め(螺合解除して)、摩擦測定用ゴム(30B)が摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片(30)を移動して、取付用ボルト(31)のボルトヘッドを取付用ボルト挿入用開口(30A)の大径の部分(30AA)に位置させる。その状態であれば、摩擦測定用ゴム(30B)が摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片(30)を摩擦係数計測装置本体から取り外すことが出来る。
或いは本発明によれば、路面摩擦測定用ゴム付き片(50:ゴム付き片)は、路面摩擦測定用ゴム付き片(50)の取付用ボルト挿入用スリット(50A)の端部開口から取付用ボルト(31)の軸部を挿入し、路面摩擦測定用ゴム付き片(50)を取付用ボルト(31)に対して相対移動して(取付用ボルト31の軸部が取付用ボルト挿入用スリット50Aに沿って相対移動し)、取付用ボルト(31)の軸部を路面摩擦測定用ゴム付き片(50)の幅方向中心に位置する様にせしめ(取付用ボルト挿入用スリット50Aの中心側端部に取付用ボルト31が突き当って位置決めして)、取付用ボルト(31)を締め付けることにより、取付用ボルト(31)を摩擦係数計測装置本体から螺合解除して取り外すことなく、路面摩擦測定用ゴム付き片(50)を取り付けることが出来る。
一方、路面摩擦測定用ゴム付き片(50)の摩擦測定用ゴム(50B)が摩耗したならば、取付用ボルト(31)を摩擦係数計測装置本体から取り外さない範囲で緩め(螺合解除して)、摩擦測定用ゴム(50B)が摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片(50)を移動して、取付用ボルト(31)の軸部を路面摩擦測定用ゴム付き片(50)の取付用ボルト挿入用スリット(50A)から外す。こうして、摩擦測定用ゴム(50B)が摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片(50)を摩擦係数計測装置本体から取り外すことが出来る。
この様に、本発明によれば、路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)の交換に際して、路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)の取付用ボルト(31)は摩擦係数計測装置本体に螺合した状態に保持され、取付用ボルト(31)を取り外し、螺合する作業は不要である。そのため、路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)の交換作業の最中に計測装置本体から取り外された取付用ボルト(31)を保管するスペースを別途設ける必要も無い。
さらに、取付用ボルト(31)は摩擦係数計測装置本体に螺合した状態なので、摩擦係数計測装置本体から落下することは無く、夜間作業中であっても紛失する恐れは無い。
本発明において、円環状の本体部に(円周方向について)切欠き(33A)が設けられており、半径方向外方に突出した突起(33B)が形成されているゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)が、取付用ボルト(31)の緩み止め用のスプリングワッシャ(32:既設のスプリングワッシャ)と取付用ボルト(31)のボルトヘッドとの間に介装し、ゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)の切欠き(33A)を形成し、当該切欠き(33A)の開口寸法(L1)は取付用ボルト(31)の軸部外径よりも(僅かに)小さく設定されているので、ゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)を介装する際には、ゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)の切欠き(33A)を手動により押し広げて、当該押し広げられた切欠き(33A)に取付用ボルト(31)の軸部(ボルト軸)を挿入する。
押し広げられた切欠き(33A)は弾性変形するので、取付用ボルト(31)の軸部(ボルト軸)を挿入した後、切欠き(33A)の開口は取付用ボルトの軸部(ボルト軸)の径寸法よりも僅かに小さい状態に復帰し、ゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)の内周面は弾性反撥力により取付用ボルト(31)を締め付ける状態を保持する。そのため、ゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)は取付用ボルト(31)から分離しない。
そして、ゴム付き片落下防止用ワッシャ(33)の突起(33B)における先端間の最大距離は路面摩擦測定用ゴム付き片(30)の取付用ボルト挿入用開口(30A)の大径よりも大きいので、路面摩擦測定用ゴム付き片(30)が落下しようとしても、当該突起(33B)が路面摩擦測定用ゴム付き片(30)の取付用ボルト挿入用開口(30A)に引っ掛かる。そのため、路面摩擦測定用ゴム付き片(30)が取付用ボルト(31)或いは摩擦係数計測装置本体から脱落或いは落下することは防止される。
本発明において、路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)が磁性体(例えば鉄)で構成されており、取付用ボルト(31)近傍にゴム付き片保持用磁石(34)を設けていれば、路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)がゴム付き片保持用磁石(34)により吸引されるので、摩擦係数計測装置本体から分離してしまうことが、さらに防止される。
また本発明において、(摩擦係数計測装置100、101の)傾斜を計測する傾斜計(41)と、(摩擦係数計測装置100、101を停止する機能を有する)電磁ブレーキ(42)を有していれば、摩擦係数計測装置(100、101)が作動した状態で、傾斜計(41)により所定角度以上の傾斜が計測された場合には、電磁ブレーキ(42)が作動して摩擦係数計測装置(100、101)は停止する。
或いは、作動中の摩擦係数計測装置(100、101)が人手により持ち上げられた場合も、傾斜計(41)により所定角度以上の傾斜が計測され、電磁ブレーキ(42)が作動して摩擦係数計測装置(100、101)は停止する。
これにより、摩擦係数計測装置(100、101)の安全性及び計測の正確性が担保される。
そして本発明において、(摩擦係数計測装置100、101の作動回数或いは計測回数を計測して表示する機能を有する)カウンター(43)が設けられていれば、当該カウンター(43)に表示される回数により、摩擦係数計測装置(100、101)における路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)の摩擦測定用ゴム(30B、50B)がどの程度摩耗しているかの指標を得ることが出来て、路面摩擦測定用ゴム付き片(30、50)交換のタイミングを把握することが出来る。
さらに本発明において、衛星測位システム(44:例えば、全地球測位システム:GPS)を有していれば、摩擦係数を計測した位置を正確に決定することが可能である。
加えて本発明において、路面温度を計測する路面温度計測装置(45)を備えていれば、路面の摩擦係数を計測する際に路面温度を計測して、路面温度というパラメータを考慮した正確な摩擦係数を決定することが出来る。
本発明の実施形態に係る摩擦係数計測装置の概要を示す説明図である。 図1の摩擦係数計測装置の平面図である。 図2のA部拡大説明図である。 本発明の第1実施形態で用いられる路面摩擦測定用ゴム付き片の説明図である。 図4で示す路面摩擦測定用ゴム付き片を取付用ボルトに係止した状態を示す設明図である。 図5の状態から路面摩擦測定用ゴム付き片を移動して、取付用ボルトを計測装置本体に螺合した状態を示す説明図である。 第1実施形態で用いられるゴム付き片落下防止用ワッシャの平面図である。 図7のゴム付き片落下防止用ワッシャの取付位置を示す説明図である。 本発明の第2実施形態で用いられる路面摩擦測定用ゴム付き片の説明図である。 図9で示す路面摩擦測定用ゴム付き片を取付用ボルトに係止した状態を示す設明図である。 図10の状態から路面摩擦測定用ゴム付き片を移動して、取付用ボルトを計測装置本体に螺合した状態を示す説明図である。 実施形態に係る摩擦係数計測装置の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に図1、図2を参照して、本発明が適用される摩擦係数計測装置100、101について説明する。
図1において、全体を符号100、101で示す実施形態に係る摩擦係数計測装置は、摩擦測定部1と、回転駆動源である駆動部2を有している。摩擦測定部1は、モータ8により歯車6、7を介して、軸5、円盤状の本体15、回転体である円板17を回転する。図2で示す様に、本体15と円板17は、ばね16により本体15の接戦方向に連結されている。
図1で示す様に円板17には、案内板18と、半径方向にスライド可能なペンホルダー19が配置されており、図2で示す様に、ペンホルダー19はばね20により円板17に連結されている。ペンホルダー19の中心には、測定値を記録紙27に記録するペン21(図1)が設けられている。
図2において、円板17の案内板18とは反対側(図2では左側)には腕23が取り付けられており、腕23はダンパー24に連結され、ダンパー24は本体15に固定されており、円板17とばね20とによるねじり振動の制動器として機能する。
本体15の下面には路面摩擦測定用ゴム付き片30、50(いわゆる「スライダー」)が同一円周上の例えば3箇所に取り付けられている。
図1において、(路面摩擦測定用ゴム付き片30、50の)摩擦測定用ゴム30B、50Bが路面26に接すると、摩擦測定用ゴム30B、50Bと路面26間の摩擦により、摩擦測定用ゴム30B、50Bが一体的に取り付けられた円盤状本体15の回転には停止方向の加速度が作用する。
これに伴い本体15とばね16を介して連係されて回転する円板17に対してもばね16を介して停止方向の加速度が作用するが、その際、本体15と円板17は、相互に、路面26と摩擦測定用ゴム30B、50B間の摩擦力の大きさに応じたねじれを生じる。そして、ばね16の弾性力と摩擦測定用ゴム30B、50Bに作用する摩擦力が均衡する相互位置で、本体15と円板17は同期して回転する。
摩擦係数計測装置100、101による測定速度Vに応じた路面26の摩擦係数μは、本体15と円板17との相対ねじれ角θに比例し、相対ねじれ角θを測定すれば摩擦係数μを求めることが出来る。また、摩擦測定用ゴム30B、50Bの線速度V(測定速度V)は、ばね20の半径方向の変位量S(図2)の関数で表すことが出来る。
摩擦係数計測装置100、101により、記録紙27上の筆跡により本体15と円板17との相対ねじれ角θ及びばね20の半径方向の変位量Sが記録すれば、記録されたねじれ角θと変位量Sから、摩擦係数μ及び測定速度Vを算出することが出来る。
図示の実施形態では、路面摩擦測定用ゴム付き片30、50の摩擦測定用ゴム30B、50Bの線速度Vとばね20の変位量Sの関係、摩擦係数μと相対ねじれ角θの関係を予め較正しておくことにより、路面26の摩擦係数μと相対速度Vを記録紙27上に自動的に記録することが出来て、一回の測定で高速度から低速度までの摩擦係数μの変化を求めることが出来る。
上述した様に、路面摩擦測定用ゴム付き片30、50の摩擦測定用ゴム30B、50Bは消耗品であり、路面摩擦の測定を繰り返し、路面26との摩擦でゴムが摩耗すれば交換する必要がある。
図2において符号Aで全体を示す部分は、路面摩擦測定用ゴム付き片30、50を摩擦係数計測装置100、101の円盤状の本体15に取り付ける箇所であり、取付箇所Aには取付用ボルト31が設けられている。
図3において、取付用ボルト31は、本体15(図1、図2参照:図3では図示せず)に固定されたホルダ35に螺合して、路面摩擦測定用ゴム付き片30、50(図3では図示せず)を(本体15に)取り付ける。図3において、符号36は、ホルダ35を本体15側に固定するビスを示す。
ホルダ35の中央(図3(A)で左右方向中央)には、ゴム付き片取付部35Aが形成されている。ゴム付き片取付部35Aの両側(図3(A)でゴム付き片取付部35Aの左右両側)の部分35Bは、均一な肉厚の部材として形成されている。それに対して、図3(B)に示す様に、ゴム付き片取付部35Aの肉厚は均一ではなく、一端部(図3(B)における下端部)から他端部(図3(B)における上端部)に向かって肉厚が直線的に漸減している。
ホルダ35のゴム付き片取付部35Aの中心(図3(A)で左右方向の中心)にはネジ孔35C(図3(B))が形成され、ネジ孔35Cに取付用ボルト31を螺合するようになっている。ゴム付き片取付部35Aは、図3(B)に示す様に、ホルダ35の底面35D(本体15側への取付面:図3(B)では上下方向に延在)に対して傾斜している。
図3(A)において、取付用ボルト31の近傍(図2の取付箇所A、図3の取付用ボルト31の下方)には、ゴム付き片保持用磁石34が設けられており、ゴム部分を除いて磁性体(例えば鉄)で構成されている路面摩擦測定用ゴム付き片30、50を吸引している。取付用ボルト31がネジ孔35Cから外れた(螺合解除した)としても、路面摩擦測定用ゴム付き片30、50はゴム付き片保持用磁石34により吸引されているので、本体15から分離(落下)することが防止される。
ゴム付き片保持用磁石34は、ホルダ35のゴム付き片取付部35Aに埋め込まれており、その形状は、図3(A)、(B)で示す様に円筒形状でも良いし、或いは、直方体形状(図示せず)であっても良い。
図4〜図8を参照して、本発明の第1実施形態において、路面摩擦測定用ゴム付き片30を取付用ボルト31により摩擦係数計測装置100に取り付ける状況について説明する。
図4で示す様に、路面摩擦測定用ゴム付き片30の一端(図4(A)、(B)では下端)には摩擦測定用ゴム30Bが従来公知の態様(例えば接着、溶着等)により取り付けられており、路面摩擦測定用ゴム付き片30の他端(図4(A)、(B)では上端)近傍は本体15側への取付部となっている。
摩擦測定用ゴム30Bが摩耗すると、ゴム30Bが摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片30を新品(摩擦測定用ゴム30Bが摩耗していない路面摩擦測定用ゴム付き片30)と交換する。
図4(B)に示す様に、摩擦測定用ゴム30Bは、路面摩擦測定用ゴム付き片30の先端(ゴム30B側端部:図4(B)では下端)に向けて肉厚が漸増し、先端近傍は充分な肉厚を有している。
図4(A)で示す様に、路面摩擦測定用ゴム付き片30の他端(ゴム30Bが取り付けられている端部と反対側の端部:図4(A)では上端)近傍における取付部には、取付用ボルト31を挿入する挿入用開口30Aが形成されている。
取付用ボルト挿入用開口30Aは径寸法の異なる円を重ね合わせた形状に構成されており、小径の円30ABが(図4(A)で)上方に配置され、大径の円30AAが(図4(A)で)下方に配置されている。
大径の円30AAの直径は取付用ボルト31のボルトヘッド直径よりも僅かに大きく設定されている。そして小径の円30ABの直径は、取付用ボルト31のボルトヘッド直径よりも小さいが、ボルト軸部の直径よりは僅かに大きく設定されている。
路面摩擦測定用ゴム付き片30を本体15に取り付ける際には、図5で示す様に、路面摩擦測定用ゴム付き片30の取付用ボルト挿入用開口30Aの大径の部分30AAから取付用ボルト31のボルトヘッドを挿入して、路面摩擦測定用ゴム付き片30を取付用ボルト31に引っ掛ける(係止する)。この時、路面摩擦測定用ゴム付き片30の取付部側(ゴム30Bとは反対側)の端部近傍は、ホルダ35のゴム付き片取付部35Aに対向している。図5(A)において、ゴム付き片取付部35Aは路面摩擦測定用ゴム付き片30の裏側に位置しており、図5(A)では図示はされていないので、符号35(A)では符号「35A」の引き出し線が点線で示されている。
図5(A)で示す状態から、路面摩擦測定用ゴム付き片30を図5(A)の矢印B方向(図5(A)の下方)に移動し(引っ張り)、取付用ボルト31の軸部を、取付用ボルト挿入用開口30Aの小径の部分30AB(開口30Aの上方部分)に位置せしめる(図6の状態)。図6の状態で取付用ボルト31を締め付ければ、路面摩擦測定用ゴム付き片30はホルダ35を介して摩擦係数計測装置100の本体15に取り付けられる。
取付用ボルト31及びホルダ35のゴム付き片取付部35Aは、図3(B)で上述した様に、ホルダ35の本体15側への取付面である底面35Dに対して傾斜して設けられている。したがって、路面摩擦測定用ゴム付き片30がホルダ35に取り付けられた状態を示す図6(B)において、路面摩擦測定用ゴム付き片30の先端の摩擦測定用ゴム30Bは、本体15側の取付面(ホルダ35の底面35D)に対して、図示しない路面に近接して配置される。ここで、図6(B)の左側が路面側である。
摩擦測定用ゴム30Bが摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片30を取り外す際には、図6において、取付用ボルト31をホルダ35から取り外さない範囲で緩める(螺合解除する)。そして、路面摩擦測定用ゴム付き片30を図6(A)の矢印C方向(図6の上方)に移動して、図5(A)で示す様に、取付用ボルト31のボルトヘッドを取付用ボルト挿入用開口30Aの大径の部分30AAに位置にせしめる。そして、取付用ボルト31が取付用ボルト挿入用開口30Aの大径の部分30AAを通過する様に、路面摩擦測定用ゴム付き片30を、図5(A)の図面と垂直な方向で且つ看者側の方向に移動して(引き上げて)、路面摩擦測定用ゴム付き片30を取り外す。
図示の第1実施形態によれば、上述した態様で路面摩擦測定用ゴム付き片30を取り付け、取り外すので、路面摩擦測定用ゴム付き片30の交換作業の際に、取付用ボルト31はホルダ35から取り外さない状態(螺合した状態)に保持されるので、取付用ボルト31の螺合を解除し、取付用ボルト31を取り外し、(路面摩擦測定用ゴム付き片30を取り付け或いは取り外した後に)改めて取付用ボルト31を螺合する作業が不要となる。そのため、路面摩擦測定用ゴム付き片30の交換作業の最中に本体15側から取り外された取付用ボルト31を保管するスペースを別途設ける必要も無く、そのための管理工数もかからない。
さらに、取付用ボルト31は本体15側に螺合した状態なので、取付用ボルト31を本体15側から落下することは無く、夜間作業中であっても取付用ボルト31を紛失する恐れは無い。
それに加えて、路面摩擦測定用ゴム付き片30はゴム付き片保持用磁石34により吸引されているので、本体15側から分離してしまうことが防止される。
また、路面摩擦測定用ゴム付き片30はホルダ35を介して摩擦係数計測装置100の本体15に取り付けられているので、ホルダ35のゴム付き片取付部35Aの底面35D(取付面)の傾斜を適宜設定することにより、摩擦測定用ゴム30Bと路面26との距離や、摩擦測定用ゴム30Bの路面26に対する接触角度を選択することが出来る。
ここで、何らかの理由により路面摩擦測定用ゴム付き片30が取付用ボルト31に対して相対移動し、取付用ボルト31が取付用ボルト挿入用開口30Aの大径の部分30AAに位置してしまうと、路面摩擦測定用ゴム付き片30が本体15から落下してしまう恐れがある。
図5、図6では明示されていないが、図示の第1実施形態では、取付用ボル31の緩み止め用のスプリングワッシャ32(既設スプリングワッシャ)が設けられている(図8参照)。
それに加えて図示の第1実施形態では、路面摩擦測定用ゴム付き片30が摩擦係数計測装置100の本体15側から脱落することを防止するため、図7、図8で示す様に、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33が設けられている。
図7において、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33は全体が円環状の本体部を有し、当該本体部は、その円周方向で1箇所に切欠き33Aが形成されている。そして、半径方向外方に突出した複数個(4個)の突起33Bが、円周方向に等間隔の位置に形成されている。
切欠き33Aの開口寸法L1は、取付用ボルト31の軸部外径よりも(僅かに)小さく設定され、対向する位置に設けられた2個の突起33Bの先端間の距離L2は、路面摩擦測定用ゴム付き片30の取付用ボルト挿入用開口30Aの大径部分30AA(図4(A)参照)の直径よりも大きく設定されている。
ゴム付き片落下防止用ワッシャ33の内周面の径は、既設スプリングワッシャ32の内周面の径と同一に設定されている。
図8で示す様に、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33は、既設のスプリングワッシャ32と取付用ボルト31のボルトヘッドとの間に介装される。そしてゴム付き片落下防止用ワッシャ33は、既設のスプリングワッシャ32と取付用ボルト31のボルトヘッドによって挟み込んで保持できる寸法に設定されている。
図8において、取付用ボルト31のボルトヘッドと路面摩擦測定用ゴム付き片30との間に、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33及び既設のスプリングワッシャ32が介装され、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33は、既設のスプリングワッシャ32と取付用ボルト31のボルトヘッドの間に介装される。
ゴム付き片落下防止用ワッシャ33を既設のスプリングワッシャ32と取付用ボルト31のボルトヘッドとの間に設置する際には、切欠き33A(図7)を拡径する方向に押圧して、切欠きの開口寸法L1が取付用ボルト31の軸部(ボルト軸)の径寸法よりも大きくなる程度まで弾性変形させて、切欠き33Aから取付用ボルト31の軸部を挿入する。
取付用ボルト31の軸部(ボルト軸)を切欠き33Aから挿入した後、切欠き33A(図7)を拡径する方向に押圧することを止めれば、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33の弾性反撥力により、切欠き33Aの開口は取付用ボルト31の軸部(ボルト軸)の径寸法よりも僅かに小さい状態に復帰する。その結果、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33の内周面は弾性反撥力により取付用ボルト31を締め付ける状態を保持するので、取付用ボルト31から分離しない。
上述した様に、ゴム付き片落下防止用ワッシャ33の対向する2つの突起33B先端間の最大距離L2は、路面摩擦測定用ゴム付き片30の取付用ボルト挿入用開口30Aの大径の部分30AAの直径よりも大きく設定されている。そのため、路面摩擦測定用ゴム付き片30が落下しようとしても(図8の上方が落下)、突起33Bが路面摩擦測定用ゴム付き片30の取付用ボルト挿入用開口30Aに引っ掛かる。
そのため、路面摩擦測定用ゴム付き片30は、取付用ボルト31から脱落或いは落下することは無い。
次に、図9〜図11を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。より具体的には、第2実施形態において、路面摩擦測定用ゴム付き片50を取付用ボルト31により摩擦係数計測装置101に取り付ける態様を説明する。
第2実施形態の摩擦係数計測装置101は、第1実施形態の摩擦係数計測装置100に対して路面摩擦測定用ゴム付き片50が異なっている。また第2実施形態の摩擦係数計測装置101は、第1実施形態におけるゴム付き片落下防止用ワッシャ33を有していない。
図9で示す様に、第2実施形態で用いられる路面摩擦測定用ゴム付き片50の一端(図9(A)、(B)では下端)には摩擦測定用ゴム50Bが従来公知の態様(例えば接着、溶着等)により取り付けられている。路面摩擦測定用ゴム付き片50の他端(図9(A)、(B)では上端)近傍は、本体15側への取付部となっている。第2実施形態の摩擦測定用ゴム50Bは、第1実施形態の路面摩擦測定用ゴム付き片30における摩擦測定用ゴム30Bと同様な構成、特性を有している。
第1実施形態の場合と同様に、摩擦測定用ゴム50Bが摩耗すると、ゴム50Bが摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片50を新品(摩擦測定用ゴム50Bが摩耗していない路面摩擦測定用ゴム付き片50)と交換する。
図9(A)で示す様に、路面摩擦測定用ゴム付き片50の他端(ゴム50Bが取り付けられている端部と反対側の端部:図9(A)では上端)近傍における取付部には、取付用ボルト31を挿入する取付用ボルト挿入用スリット50Aが形成されている。
取付用ボルト挿入用スリット50Aは、路面摩擦測定用ゴム付き片50の一側面(図9(A)では右側側面)から左方向の中心側には向かって形成されており、路面摩擦測定用ゴム付き片50の長手方向に対して垂直方向に形成されている。
取付用ボルト挿入用スリット50Aは、路面摩擦測定用ゴム付き片50の一側面(図9(A)では右側側面)から中心側(図9(A)で左方向)に向かって(路面摩擦測定用ゴム付き片50の)幅方向中心まで所定の幅寸法を有して形成される挿入部50AAと、挿入部50AAに連続して形成され、(路面摩擦測定用ゴム付き片50の)幅方向中心において所定の径寸法を有する半円形の中央部50ABを有している。
ここで、取付用ボルト挿入用スリット50Aにおける挿入部50AAの幅寸法及び中央部50ABの径寸法は、共に取付用ボルト31のボルトヘッド直径よりも小さいがボルト軸部の直径よりは僅かに大きい寸法に設定されている。
路面摩擦測定用ゴム付き片50を摩擦係数計測装置101の本体15(図1、図2)に取り付ける際には、第1実施形態と同様に、ホルダ35を介して行うが、ホルダ35については図3等を参照して上述したのと同様である。
路面摩擦測定用ゴム付き片50を取り付ける際には、図10で示す様に、路面摩擦測定用ゴム付き片50の取付用ボルト挿入用スリット50Aの挿入部50AA(の端部開口)から、取付用ボルト31の軸部を挿入する。この時、取付用ボルト31は、(本体15に固定された)ホルダ35から外れない程度に緩められた状態となっている。
図10の状態では、路面摩擦測定用ゴム付き片50の取付部側(ゴム50Bとは反対側)の端部近傍は、ホルダ35のゴム付き片取付部35Aに密着してはいない。
その後、路面摩擦測定用ゴム付き片50を取付用ボルト31に対して、図10(A)の矢印D方向(図10(A)で右方向)に移動して、取付用ボルト31の軸部を取付用ボルト挿入用スリット50Aの挿入部50AAに沿って左方向に相対移動させることにより、取付用ボルト31の軸部を路面摩擦測定用ゴム付き片50の幅方向中心に位置する。その際に、取付用ボルト31(の軸部)は取付用ボルト挿入用スリット50Aの中心側端部(すなわち中央部50ABの端部)に突き当って位置決めされる。
この状態で、取付用ボルト31(の軸部)は取付用ボルト挿入用スリット50Aにおける中央部50ABに位置決めされており、路面摩擦測定用ゴム付き片50の取付部側(ゴム50Bとは反対側)の端部近傍は、ホルダ35のゴム付き片取付部35Aに密着する(図11の状態)。
図11の状態で取付用ボルト31を締め付ければ、路面摩擦測定用ゴム付き片50はホルダ35を介して摩擦係数計測装置101の本体15に取り付けられる。
なお、図10、図11においても、第1実施形態と同様に、ゴム付き片保持用磁石34をホルダ35のゴム付き片取付部35Aに埋め込み、ゴム50B以外の部分が磁性体で構成された路面摩擦測定用ゴム付き片50がゴム付き片保持用磁石34により吸引されるので、路面摩擦測定用ゴム付き片50が本体15側から分離してしまうことが防止される。
摩擦測定用ゴム50Bが摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片50を取り外す際には、図11において、取付用ボルト31をホルダ35から取り外さない範囲で緩める(螺合解除する)。そして、路面摩擦測定用ゴム付き片50を図11(A)の矢印E方向(図11(A)で左方向)に移動して、取付用ボルト31の軸部を路面摩擦測定用ゴム付き片50の取付用ボルト挿入用スリット50Aから外す。その際、路面摩擦測定用ゴム付き片50の左側端部を、図面と垂直な方向で且つ看者側の方向に引き上げ、ゴム付き片取付部35Aに対して厚みの大きな部分35Bとの干渉を回避しながら行う。
こうして、摩擦測定用ゴム50Bが摩耗した路面摩擦測定用ゴム付き片50を摩擦係数計測装置本体101から取り外すことが出来る。
図9〜図11に示す第2実施形態のその他の構成、作用効果は、図1〜図8に示す第1実施形態と同様である。
次に、図12を参照して、図示の実施形態に係る摩擦係数計測装置100、101について、従来の摩擦係数計測装置(特許文献1等)とは異なる点を主に説明する。
図12において摩擦係数計測装置100、101には傾斜計41が設けられている。傾斜計41としては市販品(例えばNKKスイッチ株式会社製の商品名「DSシリーズ」)を使用することが出来る。
傾斜計41は摩擦係数計測装置100、101全体の傾斜を計測する機能を有している。傾斜計41の計測結果は、図示しない信号伝達ラインを介して電磁ブレーキ42に送出される。
図12において、符号8は摩擦測定部1を歯車6、7、軸5を介して回転させる駆動モータである。そして、摩擦測定部1の本体15の下面には、路面摩擦測定用ゴム付き片30、50が例えば3箇所に取り付けられている。
図12では明示されていないが、電磁ブレーキ42は、摩擦係数計測装置100、101が作動した状態で、傾斜計41により所定角度以上の傾斜が計測された場合に(電磁ブレーキ42が)作動して、摩擦係数計測装置100、101を停止する機能を有している。
また電磁ブレーキ42は、作動中の摩擦係数計測装置100、101が人手により持ち上げられた場合も作動して、摩擦係数計測装置100、101を停止する機能を有している。
また、図示の実施形態に係る摩擦係数計測装置100、101にはカウンター43が設けられており、カウンター43は摩擦係数計測装置100、101の作動回数或いは計測回数を計測して表示する機能を有している。
カウンター43に表示される回数は、摩擦係数計測装置100、101における路面摩擦測定用ゴム付き片30、50の摩擦測定用ゴム30B、50Bがどの程度摩耗しているかの指標となり、摩擦係数計測装置100、101の使用者が、路面摩擦測定用ゴム付き片30、50の交換のタイミングを把握することが出来る。
さらに図示の実施形態では、摩擦係数計測装置100、101は衛星測位システム44(例えば、全地球測位システム:GPS)を有している。図示は省略するが、衛星測位システムによって決定された摩擦係数計測装置100、101の位置情報を、摩擦係数計測装置内部の処理装置或いは外部の処理システムに送ることにより、摩擦係数計測装置100、101によって摩擦係数を計測した位置を正確に決定することが可能である。
図示の実施形態に係る摩擦係数計測装置100、101において、路面温度計測装置45が設けられており、路面温度計測装置45は、路面の摩擦係数を計測する際に路面温度を計測する機能を有している。そのため、路面温度が路面の摩擦係数に及ぼす影響を解析し、路面温度を考慮した上で正確な摩擦係数を決定することが出来る。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。例えば摩擦係数計測装置は、図1、図2で示す以外のタイプであっても適用可能である。
30、50・・・路面摩擦測定用ゴム付き片
30A・・・取付用ボルト挿入用開口
30AA・・・(開口の)大径の円
30AB・・・(開口の)小径の円
31・・・取付用ボルト
32・・・緩み止め用のスプリングワッシャ(既設スプリングワッシャ)
33・・・ゴム付き片落下防止用ワッシャ
33A・・・切欠き
33B・・・突起
34・・・ゴム付き片保持用磁石
41・・・傾斜計
42・・・電磁ブレーキ
43・・・カウンター
44・・・衛星測位システム
45・・・路面温度計測装置
50A・・・取付用ボルト挿入用スリット
100、101・・・摩擦係数計測装置

Claims (6)

  1. 路面摩擦測定用ゴム付き片を有しており、当該路面摩擦測定用ゴム付き片を取り付ける取付用ボルトを備え、
    路面摩擦測定用ゴム付き片には取付用ボルト挿入用開口が形成されており、取付用ボルト挿入用開口は径寸法の異なる円を重ね合わせた形状であり、大径の円の直径は取付用ボルトのボルトヘッド直径よりも大きく、小径の円の直径は取付用ボルトのボルトヘッド直径よりも小さいがボルト軸部の直径よりは大きく設定されており、
    取付用ボルトの緩み止め用のスプリングワッシャと取付用ボルトのボルトヘッドとの間にゴム付き片落下防止用ワッシャが介装されており、ゴム付き片落下防止用ワッシャは円環状に形成されているが切欠きが形成され且つ半径方向外方に突出した複数の突起が形成されており、前記切欠きの開口寸法は取付用ボルトの軸部外径よりも小さく設定され、当該突起先端間の最大距離は路面摩擦測定用ゴム付き片の取付用ボルト挿入用開口の大径よりも大きく設定されていることを特徴とする摩擦係数計測装置。
  2. 路面摩擦測定用ゴム付き片が磁性体で構成されており、取付用ボルト近傍にゴム付き片保持用磁石を設けている請求項1の摩擦係数計測装置。
  3. 傾斜を計測する傾斜計を備える請求項1、2の何れかの摩擦係数計測装置。
  4. カウンターが設けられている請求項1〜の何れか1項の摩擦係数計測装置。
  5. 衛星測位システムを有する請求項1〜の何れか1項の摩擦係数計測装置。
  6. 路面温度を計測する路面温度計測装置を備える請求項1〜の何れか1項の摩擦係数計測装置。
JP2017095722A 2016-12-27 2017-05-12 摩擦係数計測装置 Active JP6907019B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/801,758 US10545086B2 (en) 2016-12-27 2017-11-02 Friction coefficient measurement apparatus
EP17203416.7A EP3346257B1 (en) 2016-12-27 2017-11-23 Friction coefficient measurement apparatuses

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016252341 2016-12-27
JP2016252341 2016-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018105842A JP2018105842A (ja) 2018-07-05
JP6907019B2 true JP6907019B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=62787895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017095722A Active JP6907019B2 (ja) 2016-12-27 2017-05-12 摩擦係数計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6907019B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201800010292A1 (it) * 2018-11-13 2020-05-13 System Plast S R L Sistema e procedimento di misurazione del coefficiente di attrito su un nastro scorrevole.

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3488699B2 (ja) * 2001-04-18 2004-01-19 社団法人北海道開発技術センター 路面の滑り抵抗測定装置
JP3940613B2 (ja) * 2002-02-12 2007-07-04 ヒノデホールディングス株式会社 動摩擦係数測定装置
JP6153249B2 (ja) * 2013-05-27 2017-06-28 株式会社アイホー ミキサー装置
JP5932074B1 (ja) * 2015-02-17 2016-06-08 東芝エレベータ株式会社 フェッシャープレート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018105842A (ja) 2018-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6907019B2 (ja) 摩擦係数計測装置
EP3346257B1 (en) Friction coefficient measurement apparatuses
BR112019005469B1 (pt) Dispositivo para fixar uma unidade eletrônica a um pneu, e, pneu
US8060968B2 (en) Variable belt tensioner for drain cleaning devices
JP6950856B2 (ja) 切削工具、切削システム、処理方法および処理プログラム
US5104056A (en) Motor assembly
EP1691109A2 (en) Integrated belt tensioning devices and associated methods
US9864328B2 (en) Developer cartridge provided with gear including surface rotatable with gear
JP7142460B2 (ja) すべり抵抗係数測定装置
SE532128C2 (sv) Mutterdragare med en kraftöverförande växel och rotationsavkännande organ, samt metod för fastställande växelns status
US6176636B1 (en) Two-component bracket and drive washer combination for automatically setting an air gap
JP5862381B2 (ja) 工作機械の機械剛性測定用起振ツール及び工作機械の機械剛性測定方法
US20060242849A1 (en) Tool for marking weight attachment location on wheel
JP2009143443A (ja) ホイールの摩滅量測定方法及びホイールの摩滅量測定装置
FI3786596T3 (fi) Värähtelyntunnistusinstrumenttiasennelma ja menetelmä värähtelyntunnistusinstrumenttiasennelman asentamiseksi
KR200495206Y1 (ko) 피싱 모터 라인 텐션기
US20170276467A1 (en) Clearance gage
US6561024B2 (en) Method and apparatus for creating clearance between two points
JP2009006980A (ja) タイヤ摩耗度確認構造
CA2771511C (en) Measurement apparatus and use thereof
KR20130025191A (ko) 지중 매설물 표시장치
US8555723B2 (en) Defective wheel bearing detection device
JP5706985B1 (ja) 車両用ホイールナットの緩み検出具
JP6968038B2 (ja) 回転検出装置
JP2007198878A (ja) 表示装置のケースへの装着方法

Legal Events

Date Code Title Description
AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20170616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170622

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6907019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250