JP6905820B2 - 安定剤組成物および安定化された重合体の製造方法 - Google Patents
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Description
さらに、リン系酸化防止剤を、前記フェノール系酸化防止剤1当量に対し、0.5〜5当量の範囲で含有し、
前記リン系酸化防止剤が、トリイソデシルホスファイトおよびトリイソオクチルホスファイトからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とするものである。
(式中、R1およびR2は、各々独立して、水素原子、直鎖または分岐を有する炭素原子数1〜5のアルキル基、または、炭素原子数7〜9のアリールアルキル基を表し、Tは、直鎖または分岐を有する炭素原子数1〜30のアルキル基を表し、該アルキル基は酸素原子、硫黄原子、または、アリール基で中断されていてもよく、置換基を有していてもよい。)
本発明の製造方法に用いることができるフェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノール、2−tert−ブチル−4,6−ジメチルフェノール、スチレン化フェノール、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス−(6−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、2,2’−チオジエチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2−メチル−4,6−ビス(オクチルスルファニルメチル)フェノール、2,2’−イソブチリデンビス(4,6−ジメチルフェノール)、イソオクチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N’−ヘキサン−1,6−ジイルビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド、2,2’−オキサミド−ビス[エチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2−エチルヘキシル−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’−エチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシ−ベンゼンプロパン酸およびC13−15アルキルのエステル、2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、ヒンダードフェノールの重合物(アデカパルマロマール社製、商品名AO.OH.98)、2,2’−メチレンビス[6−(1−メチルシクロヘキシル)−p−クレゾール]、2−tert−ブチル−6−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)エチル]−4,6−ジ−tert−ペンチルフェニルアクリレート、6−[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチルベンズ[d,f][1,3,2]−ジオキホスフォビン、ヘキサメチレンビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ビス[モノエチル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネートカルシウム塩、5,7−ビス(1,1−ジメチルエチル)−3−ヒドロキシ−2(3H)−ベンゾフラノンとo−キシレンとの反応生成物、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(4,6−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジン−2−イルアミノ)フェノール、DL−a−トコフェノール(ビタミンE)、2,6−ビス(α−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、ビス[3,3−ビス−(4’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−フェニル)ブタン酸]グリコールエステル、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、トリデシル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルチオアセテート、チオジエチレンビス[(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、4,4’−チオビス(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、2−オクチルチオ−4,6−ジ(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−s−トリアジン、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、ビス[3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−tert−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、4,4’−ブチリデンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、ビス[2−tert−ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルベンジル)フェニル]テレフタレート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−tert−ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリス[(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシエチル]イソシアヌレート、テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、2−tert−ブチル−4−メチル−6−(2−アクロイルオキシ−3−tert−ブチル−5−メチルベンジル)フェノール、3,9−ビス[2−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナモイルオキシ)−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン、トリエチレングリコールビス[β−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]、ステアリル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド、パルミチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド、ミリスチル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド、ラウリル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミド等を挙げることができる。
(式中、R1およびR2は、各々独立して、水素原子、直鎖または分岐を有する炭素原子数1〜5のアルキル基、または、炭素原子数7〜9のアリールアルキル基を表し、Tは、直鎖または分岐を有する炭素原子数1〜30のアルキル基を表し、アルキル基は酸素原子、硫黄原子、または、アリール基で中断されていてもよく、置換基を有していてもよい。)
他の有機アルミニウム化合物としては、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウム、エチルアルミニウムセスキクロライド、ジエチルアルミニウムクロライド、エチルアルミニウムジクロライド、イソブチルアルイニウムジクロライドなどが挙げられる。
上記以外の工程、例えば触媒の調製工程、触媒の添加工程、原材料であるモノマーの供給工程、モノマーの重合工程、重合物の回収工程などは、オレフィンモノマーの重合方法における公知の工程を採用することができる。
リン系酸化防止剤としては、例えば、トリフェニルホスファイト、ジイソオクチルホスファイト、ヘプタキス(ジプロピレングリコール)トリホスファイト、トリイソデシルホスファイト、ジフェニルイソオクチルホスファイト、ジイソオクチルフェニルホスファイト、ジフェニルトリデシルホスファイト、トリイソオクチルホスファイト、トリラウリルホスファイト、ジフェニルホスファイト、トリス(ジプロピレングリコール)ホスファイト、ジイソデシルペンタエリスリトールジホスファイト、ジオレイルヒドロゲンホスファイト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(トリデシル)ホスファイト、トリス(イソデシル)ホスファイト、トリス(トリデシル)ホスファイト、ジフェニルデシルホスファイト、ジノニルフェニルビス(ノニルフェニル)ホスファイト、ポリ(ジプロピレングリコール)フェニルホスファイト、テトラフェニルジプロピルグリコールジホスファイト、トリスノニルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチル−5−メチルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−tert−ブチル−4−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、トリ(デシル)ホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールとステアリン酸カルシウム塩との混合物、アルキル(C10)ビスフェノールAホスファイト、ジ(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラフェニル−テトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスファイト、テトラ(トリデシル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テトラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス(2―tert−ブチル−5−メチルフェノール)ジホスファイト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタントリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、9,10−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10−オキサイド、(1−メチル−1−プロペニル−3−イリデン)トリス(1,1−ジメチルエチル)−5−メチル−4,1−フェニレン)ヘキサトリデシルホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)−2−エチルヘキシルホスファイト、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)−オクタデシルホスファイト、2,2’−エチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)フルオロホスファイト、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェニルジトリデシル)ホスファイト、トリス(2−〔(2,4,8,10−テトラキス−tert−ブチルジベンゾ〔d,f〕〔1,3,2〕ジオキサホスフェピン−6−イル)オキシ〕エチル)アミン、3,9−ビス(4−ノニルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスフェススピロ[5,5]ウンデカン、2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル−2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールホスファイト、ポリ4,4’−イソプロピリデンジフェノールC12−15アルコールホスファイト等が挙げられる。
リン系酸化防止剤の使用量は、フェノール系酸化防止剤1当量に対し、0.5〜5当量の範囲が好ましく、より好ましくは、0.8〜4当量である。
本発明においては、気相重合法またはバルク重合法が、本発明の効果が顕著となるので好ましい。
上記担体は種類に制限はないが、例えば、無機酸化物等の無機担体、多孔質ポリオレフィンなどの有機担体が挙げられ、複数を併用したものであってもよい。
チオエーテル系酸化防止剤の使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、0.001〜10質量部、より好ましくは、0.01〜0.5質量部である。
紫外線吸収剤の使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、好ましくは0.001〜10質量部、より好ましくは0.01〜0.5質量部である。
ヒンダードアミン化合物の使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、好ましくは0.001〜5質量部、より好ましくは0.005〜0.5質量部である。
上記造核剤の使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、0.001〜10質量部、より好ましくは0.005〜5質量部、である。
難燃剤の好ましい使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、1〜50質量部、より好ましくは、10〜30質量部である。
金属石鹸を配合する場合の配合量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対し、金属石鹸0.001〜10質量部が好ましく、0.01〜5質量部がより好ましい。
ここで、一般式(2)中、x1およびx2はそれぞれ下記式、
0≦x2/x1<10,2≦x1+x2≦20
で表される条件を満たす数を表し、pは0または正の数を表す。
ここで、一般式(3)中、Aq-は、q価のアニオンを表し、pは0または正の数を表す。
また、前記ハイドロタルサイト類における炭酸アニオンは、一部を他のアニオンで置換したものでもよい。
ハイドロタルサイト類の好ましい使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対し、0.001〜5質量部、より好ましくは、0.05〜3質量部である。
充填剤の好ましい使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、0.01〜80質量部、より好ましくは、1〜50質量部である。
滑剤の好ましい使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、0.03〜2質量部、より好ましくは、0.01〜0.5質量部である。
帯電防止剤の好ましい使用量は、本発明の製造方法で得られる重合体100質量部に対して、0.03〜2質量部、より好ましくは、0.1〜0.8質量部である。
窒素置換したフラスコに、表1に記載の配合量で、フェノール系酸化防止剤と有機アルミニウム化合物を加えて撹拌した。表1中の[当量]は、モル比を表す。撹拌後、安定剤組成物の状態を目視で観察した。「懸濁」は、安定剤組成物が懸濁した時間、「固化物」は、安定剤組成物に固形物が現れた時間、「溶液に戻る時間」は、懸濁または固化物か現れてから溶液に戻るまでの時間をそれぞれ表す。
TIBAL:トリイソブチルアルミニウム
TEAL:トリエチルアルミニウム
DIBAL−H:ジイソブチルアルミニウムハイドライド
TIPAL:トリイソプロピルアルミニウム
TNHAL:トリ−n−ヘキシルアルミニウム
P−1:トリ(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト
P−2:トリイソデシルホスファイト
P−3:2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)−2−エチルヘキシルホスファイト
窒素置換したオートクレーブに1mol/lのトリエチルアルミニウムヘプタン溶液10ml、得られた重合体100質量部に対して、フェノール系酸化防止剤が0.01質量部の配合量になるように、表1に記載の配合量で調製した安定剤組成物を加え、さらに、1mol/lのジシクロペンチルジメトキシシラン1mlおよびチーグラー触媒を順次加えた。オートクレーブ内に水素240g(23℃)を吹き込んだ後、プロピレンで3.7MPaGの圧力をかけ、撹拌を開始した。30℃で5分間プレ重合した後、70℃まで昇温し、1時間重合反応を行った。60℃エタノール15mlを加え重合反応を停止させた後、オートクレーブ内を窒素で置換し、次いで、真空中、40℃でポリマーを1時間乾燥することにより、重合体を得た。得られた重合体の重合活性は、参考例1の安定剤組成物を用いた場合、触媒1gあたり、26.2kgであった。
得られた重合体100質量部に対し、ステアリン酸カルシウム0.05質量部を加えて混合し、二軸押出機(ラボプラストミルマイクロ,株式会社東洋精機製作所製)に投入し、240℃の溶融温度で押出し、ペレタイズしたものをまた二軸押出機に投入することを3回繰り返した。上記の押出前の重合体と3回押出後のペレットの分子量を計測して、安定化効果について評価した。分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフ(装置:ウォーターズ社製GPC2000型、カラム:ウォーターズ社製Styragel HT6E 2本とStyragelHT2 1本、測定温度135℃、溶媒:オルトジクロロベンゼン、濃度:6mg/10g)により重量平均分子量を計測した。また、押出し時に白煙の発生有無についても確認した。
これらの結果について、下記表2に示す。
Claims (8)
- フェノール系酸化防止剤1当量に対し、トリイソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−tert−ブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、ジイソヘキシルアルミニウムハイドライド、ジイソオクチルアルミニウムハイドライド、および、イソブチルアルミニウムジハイドライドからなる群から選択される有機アルミニウム化合物を、1.5〜15当量の範囲で含有し、
さらに、リン系酸化防止剤を、前記フェノール系酸化防止剤1当量に対し、0.5〜5当量の範囲で含有し、
前記リン系酸化防止剤が、トリイソデシルホスファイトおよびトリイソオクチルホスファイトからなる群より選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする安定剤組成物。 - 溶媒を含まない請求項1記載の安定剤組成物。
- さらに、前記有機アルミニウム化合物1当量に対し、前記有機アルミニウム化合物以外の他の有機アルミニウム化合物を、10当量以下の範囲で含有する請求項1〜3のうちいずれか一項記載の安定剤組成物。
- エチレン性不飽和結合を有するモノマーを重合して得られる重合体100質量部に対し、前記フェノール系酸化防止剤が0.001〜0.5質量部、および、前記リン系酸化防止剤が0.001〜0.5質量部の範囲内になるように、請求項1〜4のうちいずれか一項記載の安定剤組成物を供給して、前記エチレン性不飽和結合を有するモノマーを重合することを特徴とする安定化された重合体の製造方法。
- 気相重合法またはバルク重合法を用いて、前記エチレン性不飽和結合を有するモノマーを重合する請求項5記載の安定化された重合体の製造方法。
- 前記エチレン性不飽和結合を有するモノマーが、α−オレフィンを含有するものである請求項5または6記載の安定化された重合体の製造方法。
- 請求項5〜7のうちいずれか一項記載の製造方法で得られた重合体を用いてなることを特徴とする成形品。
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