JP6905236B1 - トイレ室内の脱臭除菌装置 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、この洗浄装置で使用される次亜塩素酸はオゾンとは全く異なり、気体としての次亜塩素酸は使用されておらず、次亜塩素酸水が使用されているだけである。従って、トイレ室内に次亜塩素酸水を噴霧するには人手が必ず必要となるため自然には不可能であり、次亜塩素酸水をトイレ空間に噴霧するとトイレ室内の湿気が高くなる弱点がある。この点で、オゾン気体でトイレ空間を脱臭除菌し、オゾン水で水タンク内と便器内を脱臭除菌し、オゾン気体とオゾン水の両者を使用して自然にトイレ室内の全体の脱臭除菌を行う本願発明とは全く異なる。
従って、この洗浄装置は、洗浄水及び温水にオゾンを含有させたオゾン水を使用する洗浄装置に限定されている。オゾン気体でトイレ空間を脱臭除菌する機能は全く有していない。本願発明のように、オゾン気体でトイレ空間や物品表面を脱臭除菌し、且つオゾン水により洗浄水タンク内や便器内を脱臭除菌する両面機能を有していないことは明らかである。
従って、この衛生洗浄装置では、その請求項1〜7の全てがオゾン水に限定されているから、オゾン水をトイレ空間に噴霧するとトイレ室内の湿気が高くなる弱点がある。トイレ空間をオゾン気体で浄化する技術思想は全く存在しないだけでなく、人体検知手段や便蓋開閉手段や超音波振動子による噴霧手段など複雑且つ高価な部材を使っているため、極めて高価な衛生洗浄装置である弱点を有している。本願発明のように、オゾン気体でトイレ空間や物品表面を脱臭除菌し、且つオゾン水により洗浄水タンク内や便器内を脱臭除菌する両面機能を有していないことは明らかである。
本発明の目的は、簡易な構造で且つ安価であり、家庭・職場・お店で利用できるトイレ室内の脱臭除菌装置を提供するものである。しかも、オゾン気体とオゾン水の両者を使い分け、オゾン気体でトイレ空間や物品表面を脱臭除菌してトイレ空間の湿気を低減でき、しかもオゾン水により洗浄水タンク内や便器内も脱臭除菌できる両面機能を有したトイレ室内の脱臭除菌装置を提供するものである。
この第1形態におけるトイレ室内の手洗場には2種類が存在する。第1種類の手洗場は、便器を洗浄する洗浄水を蓄積する水タンクに直結した手洗場であり、この手洗場の洗浄水は水タンクに蓄積されてゆく。第2種類の手洗場は、水タンクとは連結されておらず、流下する洗浄水は水タンクには蓄積されず、単に手を洗うだけの通常の手洗場である。本第1形態の手洗場は上記2種類の手洗場を包含し、どちらの手洗場でもオゾン気体による上記脱臭除菌作用が発現する。
また、前記容器本体の内部に水位センサと電極構造体を配置するから、トイレ使用の度に水位センサが作動開始水位を検出し、容器内蓄水に水没させた電極構造体の一部又は全部が容器内蓄水を電気分解してオゾンを発生し、このオゾン気体によりトイレ室内を一日の内に多数回繰り返して脱臭除菌するから、トイレ室内の清浄性を継続的に保持できる効果がある。
前記電極構造体は、前記作動開始水位の検出により前記容器内蓄水の電気分解を開始して容器内蓄水の中にオゾンを発生させる。このオゾンは気体であり、オゾン気体の浮力により容器内蓄水中を上昇し、容器内蓄水から上昇分離したオゾン気体が前記開口部からトイレ室内に放出されてトイレ室内の脱臭除菌を行うことができる。オゾン気体は、トイレ室内の壁面、水タンクや便器の外表面及びトイレ空間の脱臭除菌を実現する。
しかもこのオゾンによる脱臭除菌作用は、トイレ使用者がトイレ排水手段を操作した後であるから、トイレ使用者はトイレから既に退室しており、トイレ使用者へのオゾン気体の作用が無い点で極めて安全である。
前述の第1の形態では、容器内蓄水から浮力で分離したオゾン気体のトイレ室内への脱
臭除菌作用を規定しているが、容器内蓄水は所定時間経過すると、容器本体から手洗用凹部に流出してしまう。従って、所定時間内に分離上昇しなかったオゾンは容器内蓄水に残留し、容器内蓄水は残留したオゾンと混在してオゾン水となる。このオゾン水は手洗用凹部に流出して水タンクに溜まり、またトイレ使用者がトイレ使用後に便器へ排出される。即ち、水タンク内のオゾン水が蓄積された洗浄水及び水タンク内壁面を脱臭除菌することができる。また、便器へ排出された洗浄水中のオゾン水が便器内を脱臭除菌する作用効果がある。
従って、本発明に係る脱臭除菌装置は、トイレ空間・トイレ内壁面・水タンクと便器の外表面を脱臭除菌するだけでなく、水タンク内及び便器内をも脱臭除菌できるから、トイレ室内の全体を脱臭除菌する作用効果を有する。
前記水位センサが容器内蓄水の蓄水面が作動開始水位に到達したことを検出することによって、当該オゾン発生回路が前記電極構造体に電圧を印可して、容器内蓄水の電気分解を開始し、生成されたオゾンが前記開口部からトイレ室内に放出され始め、トイレ室内の脱臭除菌が開始される。即ち、極めて簡単な構成で脱臭除菌が自動的に開始される特徴を有する。
当該タイマー回路は電圧印加継続時間を設定する部材であり、当該電圧印加継続時間は前記容器本体の大きさに依存し、例えば1分間、3分間、5分間、10分間等が設定される。基本的には容器内蓄水が容器本体から自然に排出される全時間と前記電極構造体が容器内蓄水に全部水没又は一部水没してオゾンを発生させる時間に応じて合理的に設計される。従って、オゾン発生は、水位センサが作動開始水位を検出して開始し、タイマー回路による電圧印加継続時間が満了して終了すると考えてよい。この電圧印加継続時間はタイマー時間とも称する。
前記容器本体の内部には水位センサや電極構造体という電気部品が内装されており、これら電気部品の保護し且つトイレ使用者を感電などから保護するために上蓋が設けられている。この上蓋は簡易な構造で着脱自在に構成される必要がある。そのために、複数個の上蓋載置用突起を設けて、人手により上蓋を前記上蓋載置用突起に載置し、また取り外すだけで容器本体の上方の開閉が極めて容易に行える利点がある。前記上蓋を載置した閉鎖状態で脱臭除菌装置を作動状態に設定することが可能になり、また前記上蓋を取り外した開放状態でも脱臭除菌装置を作動状態に設定することが可能になり、多様な作動状態を設定できる利点を有する。
本形態において、網状上蓋とは複数の網状開口部を有した網状体を上蓋として用いた場合を意味し、その網状開口部を本発明の開口部として利用する。網状開口部は開口面積が小さいものから大きいものまで存在するから、最適な網状上蓋が選択される。
また、網状上蓋でない上蓋とは、主として板状上蓋のことである。この板状上蓋では、開口部として利用される環状開口部及び孔状開口部の大きさは任意に且つ最適に設計されることができる。この板状上蓋では、前記開口部として3態様が存在し、第1は環状開口部だけの場合、第2は孔状開口部だけの場合、第3は環状開口部と孔状開口部の併用の場合が存在する。環状開口部の開口幅を極めて小さく設計すれば、前記上蓋の載置と取り外しは可能であるが、洗浄水流入用の開口部としては機能しなくなり、孔状開口部だけが洗浄水流入用の開口部として機能する。また、環状開口部の開口幅を少し大きめに設計すれば、前記上蓋の載置と取り外しは可能であり、洗浄水流入用の開口部としても機能するから、環状開口部と孔状開口部の両者が洗浄水流入用の開口部として機能する。更に、孔状開口部を設け無い場合には、環状開口部だけが洗浄水流入用の開口部となる。
本形態では、容器本体の上に上蓋が存在しない場合でもトイレ室内の脱臭除菌装置として使用できることが規定される。上蓋が存在しない場合には、第1に上蓋が装置構成としてもともと配置されていない場合と、第2に上蓋を有していても取り外して使用する場合の2形態がある。この第7形態はこれら2形態を包含するものである。この場合に、洗浄水が流入し且つオゾンが放出される開口部とは、容器本体の開放された上方空間であることを規定している。このように、上蓋が無くても洗浄水を流入させてオゾン発生することが可能である。
前述したように、トイレ排水手段(排水レバーや排水ボタンや排水センサなど)の操作により前記手洗吐水管口から流下する洗浄水は大量である。この洗浄水の極少量は前記開口部から前記容器本体の内部に蓄水されるが、洗浄水の殆どは手洗用凹部に流下してゆく。そのために、大量の洗浄水が飛び跳ねること無く円滑に手洗用凹部へと流動させるために前記上方鍔部が設けられている。即ち、上蓋がある場合には、洗浄水は前記上蓋から上方鍔部へと円滑に拡散しながら手洗用凹部に流動することができる。また、上蓋が無い場合でも、洗浄水は容器本体上縁から上方鍔部へと円滑に拡散しながら手洗用凹部に流動することが可能になる。
前記排水孔の断面積が大きい場合には前記所定時間は短時間になり、前記排水孔の断面積が小さい場合には前記所定時間は長時間になる。従って、断面積の大きさを自在に調整して前記所定時間を自在に設定することができる。
また、前記排水孔に排水速度調節手段を設ける場合には、前記断面積を大きくして排水速度調節手段を連結し易くし、この排水速度調節手段により排水孔からの排水速度を任意に調整することができる。この排水速度調節手段として、例えば、排水孔に螺合されたネジがある。この場合、ネジを微妙に自転させて排水孔内面とネジ外周面との間に形成される隙間を大小可変すれば、この隙間からの容器内蓄水の排水速度を微妙に大小可変するこ
とができる。
一般に、手洗用凹部の表面は平坦ではなく緩やかな凹面に形成されることが多く、洗浄水が通水孔に確実に流動するように形状設計されている。従って、前記底板下面が平坦に形成されていても前記凹面に載置されると、凹状の流水用間隙が確保され、洗浄水が通水孔に確実に流動することができる。
しかし、手洗用凹部の表面が平坦な場合には、容器本体の底板下面が平坦であると面接触するために前記流水用間隙は確保できない。そこで、本第10形態では、前記底板の底板下面に流水用突起を突設するから、手洗用凹部がどんな形状であっても前記流水用間隙を形成できる作用効果がある。流水用突起の形状として、例えば突状や突条状などがあり、手洗用凹部表面の形状に応じて最適に設計することができる。
本発明に係る脱臭除菌装置において、上蓋がもともと存在しない場合又は上蓋が存在しても取り外された場合には、必須部材である水位センサと電極構造体が丸見えになり、それらの保護ができなくなる恐れがある。そこで、本形態では、水位センサと電極構造体を常に保護するために、それらの部材を覆う保護上板と保護立設板からなる保護板を設ける。そして、水位センサと電極構造体を保護板内空間に配置してこれら部材を安全に保護し、且つ感電の危険性を無くすことができる。
また、前記保護板内空間を完全に密閉形成して前記容器内蓄水が流入できない完全遮蔽空間とすることもできる。更に、前記保護板に隙間を空けて前記保護板内空間を前記容器内蓄水が流入できる不完全遮蔽空間とすることもできる。
保護板内空間を完全遮蔽空間とするには、保護上板と保護立設板を隙間が無いように容器本体の底板及び周側板と完全に密接密着させればよい。同時に、電極構造体の先端部を突出させた後に電極構造体突出口の周囲を封着すればよい。この場合には保護板内空間には水が完全に無いから、水位センサには外部の蓄水面を非接触で検出できる非接触センサを利用できる。非接触センサとしては、静電容量式センサ、超音波式センサ、電波式センサ、レーザー式センサ、放射線式センサ、重量検出式センサ、水位直視式センサなどを適材適所に使用できる。
更に、保護板に隙間を空けて保護板内空間を不完全遮蔽空間とした場合には、保護板内空間に容器内蓄水が流入し、保護板内空間の蓄水面を水位センサで検出することができる。この場合の水位センサは接触センサや非接触センサが利用でき、特に可動部式センサとしてフロート式センサ、ディスプレーサ式センサ、サウンジング式センサ、パドル式センサなどがあり、非可動部式センサとしては電極式センサ、静電容量式センサ、差圧式センサ、ガイドパルス式センサ、光式センサ、振動式センサなどを適材適所に使用できる。
除菌装置を提供できる。
即ち、本形態では、不完全遮蔽空間である保護板内部に容器内蓄水を流入させるために、薄間隙部が強制的に形成され、及び/又は前記電極構造体突出口と前記突出口周囲部が開口されているから、保護板内空間に容器内蓄水を容易に流入させることが可能になる。
本形態では容器内蓄水が保護板内空間に流入するから、水位センサにより保護板内空間の蓄水面が作動開始水位に到達したかどうかを検出すればよい。この場合に使用される水位センサとしては、上述したように、接触センサや非接触センサが利用でき、特に可動部式センサとしてフロート式センサ、ディスプレーサ式センサ、サウンジング式センサ、パドル式センサなどがあり、非可動部式センサとしては電極式センサ、静電容量式センサ、差圧式センサ、ガイドパルス式センサ、光式センサ、振動式センサなどを適材適所に使用できる。
容器内蓄水を電気分解してオゾンを発生させるために、電極構造体は電圧を印可する陽極部材と陰極部材を電極間隙を隔てて対向配置させた単位電極体から少なくとも構成する必要がある。また、電気分解能力を増強するために、前記単位電極体を2個以上接続させて電極構造体を構成することもできる。接続形態は、直列接続でも並列接続でもよく、更には直列接続と並列接続を混在させた直並列接続でも構わない。
電極間隙を隔てて対向配置された前記陽極部材と前記陰極部材は金属体であるから可動性は極めて低いが、両部材間の絶縁性を確実化するために、本第14形態では電極間隙に紐状絶縁スペーサを介装させて、両部材の直接接触を物理的に遮断している。これにより容器内蓄水の電気分解を故障なく持続させる作用効果がある。
電気絶縁性を有したOリングであれば、1個以上、確実には離隔した状態で2個以上のOリングを陽極部材又は陰極部材に巻回するだけで、両部材の物理的接触を簡単に遮断できる。また電気絶縁性を有した紐であれば、1本の紐を陽極部材又は陰極部材に1回以上、確実には離隔した状態で2回以上連続して多重巻回すればOリングと同等の物理的接触の遮断能力を有する。
図1は、本発明に係る脱臭除菌装置1を手洗用凹部35に載置して通水しオゾンを発生させる全体説明図である。本発明に係る脱臭除菌装置1では、上方鍔部4は無く、容器本体3は底板3aとその外周縁から上方に設けた周側板3bにより筒状容器に形成され、容器本体3の中には電極構造体2と水位センサ12が配置されている。
また、前記底板3aには適切な断面積を有した排水孔3cが開孔されている。この排水孔3cの断面積を大小可変することにより、容器本体3の内部に蓄積された洗浄水(容器内蓄水14)の排水速度を可変することができる。また、前記排水孔3cに図示しない排水速度調節手段を設ける場合には、前記断面積を大きくして排水速度調節手段を連結し易くし、この排水速度調節手段により排水孔からの排水速度を任意に調整することもできる。この排水速度調節手段として、例えば、排水孔に螺合されたネジがある。この場合、ネジを微妙に自転させて排水孔内面とネジ外周面との間に形成される隙間を大小可変すれば、この隙間からの容器内蓄水14の排水速度を微妙に大小可変することができる。
更に、この容器本体3の上方空間は完全に開放されていてもよく、この場合には洗浄水が流入する開口部Xは開口された上方空間になり、上方空間である開口部Xからオゾンが放出される。勿論、この上方空間を開閉自在に閉鎖するために想像線で示される上蓋5が着脱自在に配置されても良い。この場合には、後述するように、この開口部Xは図2のように環状に形成されてもよく、図5(5B)のように上蓋5に孔状に開口形成されてもよい。また、上蓋5が網状上蓋の場合には、網状開口部が開口部Xになる。
トイレ室内31の手洗場の手洗用凹部35には2種類が存在し、手洗場の手洗用凹部35が便器洗浄用の水タンク33に連結されている場合と、手洗場が水タンク33と分離して単に手を洗浄するためだけの場合である。前記底板3aの底板下面3eと手洗用凹部表面35aの間には、洗浄水が流通するために流水用間隙6aが形成されている。また、手洗用凹部35の適所には通水孔38が開口され、この通水孔38から通水管39が設けられている。従って、通水管39から流下する洗浄水が単に下水へ排水される場合と、図2に示される水タンク33に蓄水される場合がある。
他方、洗浄水の一部は上蓋5の存否に拘わらず開口部Xへと流下して、容器本体3の中に流入して蓄水されてゆく。それと同時に、この容器内蓄水14は底板3aに形成された排水孔3cから流水用間隙6aへと矢印Fのように流出し、通水孔38から通水管39へと矢印Dのように緩慢に流出してゆく。排水孔3cからの流出量よりも開口部Xから容器本体3への流入量の方が多いため、容器内蓄水14の分量は相対的に増大するため、蓄水面14aは上昇してゆく。
保護板内空間7eを完全遮蔽空間とするには、保護上板7aと保護立設板7bを隙間が無いように容器本体3の底板3a及び周側板3bと完全に密接密着させればよい。同時に、電極構造体2の先端部を保護立設板7bから突出させた後に図6に示される電極構造体突出口9の周囲を封着すればよい。この場合には保護板内空間7には水が完全に無いから、水位センサ12には外部の蓄水面14aを非接触で検出できる非接触センサを利用できる。非接触センサとしては、静電容量式センサ、超音波式センサ、電波式センサ、レーザー式センサ、放射線式センサ、重量検出式センサ、水位直視式センサなどを適材適所に使用できる。
更に、保護板7に隙間を空けて保護板内空間7eを不完全遮蔽空間とした場合には、保護板内空間7に容器内蓄水14が流入し、保護板内空間7の蓄水面14aを水位センサ12で検出することができる。この場合の水位センサ12は接触センサや非接触センサが利用でき、特に可動部式センサとしてフロート式センサ、ディスプレーサ式センサ、サウンジング式センサ、パドル式センサなどがあり、非可動部式センサとしては電極式センサ、静電容量式センサ、差圧式センサ、ガイドパルス式センサ、光式センサ、振動式センサなどを適材適所に使用できる。
また更に、本発明においては、容器本体3の内部に保護板内空間7eを全く設けない場
合も含まれている。図1から想像線を削除した状態が該当する。この場合には、水位センサ12と電極構造体2が容器内蓄水14に水没することになるが、それらの部材は耐水性を有しているから何の問題も生じない。
図1に関する以下の説明では、完全遮蔽空間又は不完全遮蔽空間である保護板内空間7eが形成される場合と、保護板内空間7eが全く形成されない場合の両者を包含した状態が説明されるものである。
従って、この電圧印加継続時間の間だけ容器内蓄水14が電気分解されてオゾンが発生し続ける。このオゾンはオゾン気体であるから、その浮力により容器内蓄水14から矢印Gのように分離上昇し、前記開口部Xから矢印Hのようにトイレ室内31に放出されてゆく。即ち、電圧印加継続時間の間だけトイレ室内31にオゾン放出が継続され、このオゾン気体によりトイレ空間、トイレ内壁面、水タンク33と便器32の外側表面が脱臭除菌される。
更に、トイレ使用者がトイレ排水手段34を操作してから手洗吐水管口37から洗浄水が流下するから、オゾン放出の際には使用者は既にトイレ室内31から退室しており、オゾン気体による人的被害は発生しない。従って、本発明に係る脱臭除菌装置1は人に対し安全であることが明らかである。
手洗場が水タンク33と連結されている場合には、トイレ室内31の全てが脱臭除菌されることになる。第1には、オゾン気体によりトイレ空間、トイレ内壁面、水タンク33と便器32の外側表面が脱臭除菌される。第2には、オゾン水により水タンク33及び便器32の内部が脱臭除菌されることになる。換言すると、トイレ室内31に存在する全ての物品がオゾン気体とオゾン水により脱臭除菌される。他方、手洗場が水タンク33と連結されていない場合には、オゾン気体によりトイレ空間、トイレ内壁面、水タンク33と便器32の外側表面が脱臭除菌されることになる。いずれにしても、トイレ使用者の退室後の脱臭除菌であるからトイレ使用者には極めて安全であることが明白である。
この図2では、図1に想像線で示された上蓋5が山状上蓋5として載置された実施例が図示されている。従って、図2では、図1で説明された部分以外の事項が説明される。容器本体3の上端である容器本体上縁3fから外方には緩慢に下方へ傾斜した環状体である上方鍔部4が形成されている。また容器本体3の上方は緩慢な山状の上蓋5を載置して閉鎖されており、この上蓋5は容器本体3の上部に載置及び取り外しが自在に構成されている。上蓋5の外周縁5cと容器本体上縁3fとの間には環状に開口形成された開口部Xが形成されている。後述するように、この開口部Xは図2のように環状に形成される以外に、図5(5B)のように上蓋5に孔状に開口形成されてもよい。
他方、洗浄水の一部は上蓋5から矢印Eのように開口部Xへと流下し、容器本体3の中に流入して蓄水されてゆく。それと同時に、この容器内蓄水14は底板3aに形成された排水孔3cから流水用間隙6aへと矢印Fのように流出し、通水孔38から通水管39へと矢印Dのように緩慢に流出してゆく。排水孔3cからの流出量よりも開口部Xから容器本体3への流入量の方が多いため、容器内蓄水14の分量は相対的に増大するため、蓄水面14aは上昇してゆく。
トイレ室30はトイレドアや隔壁により取り囲まれており、その内部がトイレ室内31である。トイレ室内31には、便器32及びトイレ排水手段34を付設した水タンク33が配置されている。このトイレ排水手段34として、レバー式やボタン式やセンサ式など各種のものがあり、図3にはレバー式が図示されている。レバー式はトイレ使用者がレバーを回動して流水する形式であるが、ボタン式はトイレ使用者がボタンを押して流水する形式であり、またセンサ式はトイレ使用者がその場を立ち去り移動する時に自動検知して流水する形式である。また、これ以外にもトイレ使用後に流水させる形式が存在するが、本発明は全てのトイレ排水手段に適用される。
図3に示すように、トイレ室内31には、手洗吐水管36と手洗吐水管口37と通水孔38を有した手洗用凹部35が設けられている。手洗用凹部35には2種類の形式が存在し、そのいずれかがトイレ室内31に配置されている。第1種類は図3の右側に図示されたもので、水タンク33と連結された手洗用凹部35であり、洗浄水は手洗用凹部35から水タンク33に流入してゆく。第2種類は図3の左側に図示されたもので、水タンク33と連結されていない手洗用凹部35であり、洗浄水は手洗用凹部35から下水などに流出し、水タンク33には全く流入しない。
右側の第1種類の手洗用凹部35に本発明の脱臭除菌装置1を載置した場合には、手洗吐水管口37から流下する洗浄水が脱臭除菌装置1の容器本体3に蓄水され、電気分解でオゾン気体をトイレ室内に放出してトイレ室内の空間や壁面・物品の外表面を脱臭除菌する。そして容器本体3内のオゾン水が水タンク33に流入して水タンク内を脱臭除菌し、且つ便器32に流入して便器内を脱臭除菌することができる。
左側の第2種類の手洗用凹部35に本発明の脱臭除菌装置1を載置した場合には、手洗吐水管口37から流下する洗浄水が脱臭除菌装置1の容器本体3に蓄水され、電気分解でオゾン気体をトイレ室内に放出してトイレ室内の空間や壁面・物品の外表面を脱臭除菌する。しかし、容器本体3のオゾン水は水タンク33には流入しないから、水タンク内と便器内の脱臭除菌をすることはできない。
図4(4A)は、本発明に係る脱臭除菌装置1の外観正面図であり、平坦な底板下面3eを有する容器本体3は筒状容器体に形成され、容器本体3の上方外周には緩慢に下方へ傾斜した環状体である上方鍔部4を有している。容器本体3の上方は、載置及び取り外しが自在な山状の上蓋5で閉鎖されている。また、容器本体3の側方から電源用のコード15が延出されており、このコード15の途中に制御部16が連結されており、コード15の先端に電源プラグを含めた電源部17が配置されている。制御部16の表面には電圧印加継続時間(タイマー時間)が印字され、例えば、1分(1min)、3分(1min)、5分(1min)を選択するタイマー回路16aが設けられている。
一般的に、手洗用凹部35の表面は平坦では無く緩やかな凹面に形成されることが多く
、洗浄水が通水孔38に確実に流動するように形状設計されている。このような場合には、(4A)のように前記底板下面3eが平坦に形成されていても前記凹面に載置されると、凹状の流水用間隙6aが確保され、洗浄水が通水孔38に確実に流動することができる。
図4(4B)は、本発明において容器本体3の底板下面3eに流水用突起6を設けた外観正面図(4A)である。手洗用凹部35の表面35aが平坦な場合には、容器本体3の底板下面3eが平坦であると両者が面接触するために前記流水用間隙6aは確保できない。そこで、手洗用凹部表面35aが凹面でも平坦面であっても、前記流水用間隙6aを確保するために、容器本体3の底板下面3eに流水用突起6を形成して、手洗用凹部表面35aと底板下面3eの間に流水用突起6の高さ分の流水用間隙6aを強制的に形成することにした。図(4B)では、部分突起状の流水用突起6が示されており、3個以上の流水用突起6により確実に流水用間隙6aが形成できる。
図4(4C)では、線形突起状の流水用突起6が示されている。図(4C)の線形突起状の流水用突起6では、2本以上の流水用突起6により確実に流水用間隙6aが形成できる。このようにすると、手洗用凹部表面35aと前記底板下面3eとの間に確実に流水用間隙6aが形成され、この流水用間隙6aを流通して前記洗浄水が前記手洗用凹部35の前記通水孔38に確実に排水できる。
図1及び図2で説明したように、脱臭除菌装置1には開口部Xが形成され、この開口部Xから洗浄水が容器本体3に流入し、生成されたオゾンが前記開口部Xからトイレ室内31に放出される。この開口部Xの実施例を図(5A)に示し、その変形例を図(5B)に示し、その別実施例を図(5C)に示している。
図(5A)に図示される実施例では、前記開口部Xは、前記上蓋5が前記容器本体3の上方を閉鎖したときに前記上蓋5の外周縁5cと容器本体上縁3fの間に形成される環状開口部5dである。この環状開口部5dの開口幅の大小に応じて、洗浄水の流入量及びオゾン放出量の増大化・減少化を調整できる。前記上蓋5の外周縁5cは上蓋載置用突起4aに載置されているだけであるから、前後左右移動は指操作で簡単に行える。
図(5B)に図示される変形例では、上記実施例に加えて上蓋5に複数個の孔状開口部5aを開口形成している。この変形例において、環状開口部5dの開口幅を極端に減少化すれば環状開口部5dを介しての洗浄水とオゾンの出入は遮断でき、複数個の孔状開口部5aだけを通して洗浄水の流入及びオゾン放出が実現できる。更に、環状開口部5dの開口幅を多少広げておけば環状開口部5dも復活し、複数個の孔状開口部5aと環状開口部5dの両者を通して洗浄水の流入及びオゾン放出が実現できる利点がある。
図(5C)に図示される別実施例では、上蓋5として複数の網状開口部5fを有した網状上蓋5eが使用されている。この網状上蓋5eは所定形状に裁断された網状板であり、上蓋載置用突起4aの上に載置されているだけであるから、載置及び取り外しが自在に可能である。また、この網状上蓋5eは容器本体3の上縁から少し下方に載置されているから安定性が良い。更に、この網状上蓋5eでは複数の網状開口部5fが開口部Xとして使用される。
上蓋5を使用する場合、図(5A)〜図(5C)から分かるように、洗浄水の流入及びオゾン放出用の開口部Xは次の4種の開口部に設計できる。即ち、環状開口部5dだけの場合、孔状開口部5aだけの場合、環状開口部5dと孔状開口部5aの両者の場合、並びに網状開口部5fが自在に利用できる。同時に、上蓋5を取り外した場合には、容器本体3の上方空間の全体が開口部Xとして使用できる。
図6の第1構造は上蓋載置用突起4aである。容器本体3の周側板3bの内周面に複数
個、実施例としては4個の上蓋載置用突起4aが形成されている。この上蓋載置用突起4aの上端は上縁位置でもよいし、上縁から下方に下がった位置でもよいなど種々に設計できる。これらの上蓋載置用突起4aの上端に前記上蓋5が載置されて前記容器本体3の上方が閉鎖される。単に載置されているだけだから、前記上蓋5を取り外せば前記容器本体3の上方を開放することができる。図6では解放された状態が示されている。つまり、人手により上蓋5を前記上蓋載置用突起4aに載置し、また取り外すだけで容器本体3の上方の開閉が極めて容易に行える利点がある。
前述したように、保護板内空間7eは容器内蓄水が内部に流入できない完全遮蔽空間でも良いし、容器内蓄水が内部に流入できる不完全遮蔽空間でも良い。
保護板内空間7eが不完全遮蔽空間の具体例として、保護立設板下縁7cと前記容器本体3の底板3aとの間に薄間隙部7dを開口し、及び/又は前記電極構造体突出口9において前記電極構造体2の先端部の周囲に突出口周囲部9を開口することができる。前記容器本体3の内部に流入した前記洗浄水は容器内蓄水14になるが、この容器内蓄水14が前記薄間隙部7d及び/又は前記電極構造体突出口9から前記保護板7の保護板内空間に流入するように構成される特徴を有する。
保護板内空間7eを容器内蓄水14が流入できない完全遮蔽空間とする場合には、前記薄間隙部7dや前記電極構造体突出口9を完全に封止すればよい。例えば、樹脂剤やゴム剤や糊剤でそれらの隙間を充填して容器内蓄水14が浸入できないように遮断することができる。
保護板内空間7eが不完全遮蔽空間の場合には、保護板7の内部に容器内蓄水14を流入させるために、保護立設板7bの下縁に薄間隙部7dが強制的に形成され、及び/又は前記電極構造体突出口9と前記突出口周囲部9aが開口されている。従って、保護板7の内部に容器内蓄水14を容易に流入させることが可能になる。また、電極構造体2は陽極部材21と陰極部材22が間隙を有して配置されるから、電極構造体2からも容器内蓄水14が流入し、保護板7の内部に容器本体3と同様に容器内蓄水14が流入蓄積される利点を有する。従って、水位センサ12が作動開始水位12aを確実に検出できる利点を有する。
前記薄間隙部7dを形成するために、底板3aの3箇所に板状の薄間隙部形成部材8を配置し、その中心にねじ受部8aを設けて、図9に示すねじ13で背面から螺合して一体化する。保護立設板7bは前記薄間隙部形成部材8の上面に当接するから、前記薄間隙部形成部材8の板厚だけの薄間隙部7dが細長く開口されることになる。
前記排水孔3cの断面積を大きくすれば容器内蓄水14の全量の排水時間は短くなり、断面積を小さくすれば容器内蓄水14の全量の排水時間は長くなる。従って、断面積の大
きさによって排水時間の長短の調整を自在に行うことができる利点がある。
また、前記排水孔に排水速度調節手段を設ける場合には、前記断面積を大きくして排水速度調節手段を連結し易くし、この排水速度調節手段により排水孔からの排水速度を任意に調整することができる。この排水速度調節手段として、例えば、排水孔に螺合されたネジがある。この場合、ネジを微妙に自転させて排水孔内面とネジ外周面との間に形成される隙間を大小可変すれば、この隙間からの容器内蓄水の排水速度を微妙に大小可変することができる。
他方、前述したタイマー回路16aによって設定される電圧印加継続時間(タイマー時間)は、上記全量の排水時間と独立して自在に調整できる。最適には、電圧印加継続時間を全量の排水時間以内に調整できれば、電極構造体によるオゾン発生を有効に処理できると考えられる。しかし、電圧印加継続時間を、上記全量の排水時間と独立して調整できるようにしておけば、あらゆる事態に対して自在に対応できる利点を有する。
フローS1は脱臭除菌装置1の動作処理のフローが開始することを示す。フローS2では、この脱臭除菌装置1が動作状態に設定される。具体的には、(1)本装置1を手洗吐水管口37の真下に配置し、(2)電源部17のプラグをコンセントに接続して電源部17をオンし、(3)タイマー時間(即ち、電圧印可継続時間)を設定してタイマー回路16aをオンする。図3では、例えば、1分、3分、5分からタイマー時間が選択される。
次に、トイレ使用者がトイレ室内31で便器32を使用した後、フローS3によりトイレ排水手段34を操作する段階に入る。即ち、トイレ排水手段34が操作されると、フローS4により、(1)手洗吐水管口37から洗浄水が一定時間の間だけ流下し、(2)本装置1の容器本体3の中に洗浄水の蓄水を開始する。容器内蓄水14は増大してゆく。フローS5により、水位センサ12が作動開始水位12aを検出すると、フローS6に移行する。
フローS6では、(1)オゾン発生回路16bにより電極構造体2に電圧を印可して容器内蓄水14を電気分解して水分解しオゾンを発生させ、(2)本装置上方の開口部Xからトイレ室内31にオゾンを放出して脱臭除菌を行う。フローS7により電圧印可継続時間(即ち、タイマー時間)の間だけオゾン放出が継続される。電圧印可継続時間が終了すると、フローS8でトイレ室内31の脱臭除菌が終了し、フローS9でトイレ使用者一人分の脱臭除菌フローが終了する。
この脱臭除菌フローは、トイレ使用者がトイレ排水手段34を操作する度に繰り返される。一日の内に何回も繰り返されるからトイレ室内31はいつも正常に保持され、トイレ
使用者は排水手段34を操作したあと退室するから、トイレ使用者へのオゾン作用が無く、極めて安全確実な脱臭除菌装置である。
図11は、本発明においてトイレ排水手段34を操作して容器本体3に洗浄水が蓄水されてゆく初期段階の状態断面図である。
前記手洗吐水管口37から洗浄水が上蓋5に向けて矢印A方向に流下すると、洗浄水の多くは矢印Bのように環状開口部5dを乗り越えて上方鍔部4の外周縁から手洗用凹部35に流下する。そして、矢印Cのように流通し、通水孔38から矢印Dのように通水管39に流入し、水タンク33に蓄水されてゆく。
他方、洗浄水の一部は上蓋5から矢印Eのように環状開口部5dへと流下し、容器本体3の中に流入して蓄水されてゆく。それと同時に、この容器内蓄水14は底板3aに形成された排水孔3cから矢印Fのように流出し、通水孔38から通水管39へと矢印Dのように緩慢に流出してゆく。排水孔3cから矢印Fのように流出するより、環状開口部5dから容器本体3への流入量の方が多いため、容器内蓄水14の分量は増大し、蓄水面14aは矢印P方向に上昇してゆく。従って、この段階では水位センサ12も電極構造体2も作動せず、容器内蓄水14の電気分解は生起しないから、オゾン発生も全く無い。
矢印P方向に上昇する蓄水面14aが水位センサ12により作動開始水位12aに到達したことが検出されると、この検出信号を受けてオゾン発生回路16bは電極構造体2の陽極部材21と陰極部材22に電圧印加を開始する。また、タイマー回路16aにより、前記オゾン発生回路16bにより前記電極構造体2に電圧印可を開始してから電圧印加を終了するまでの電圧印加継続時間が設定されているから、上記電圧印加は電圧印加継続時間だけ持続する。
従って、この電圧印加継続時間の間だけ容器内蓄水が電気分解されてオゾンが発生し続ける。このオゾンはオゾン気体であるから、その浮力により容器内蓄水14から矢印Gのように分離上昇し、前記環状開口部5dから矢印Hのようにトイレ室内31に放出されてゆく。即ち、電圧印加継続時間の間だけトイレ室内31にオゾン放出が継続され、このオゾン気体によりトイレ空間、トイレ内壁面、水タンク33と便器32の外側表面が脱臭除菌される。
容器内蓄水14の蓄水面14aが最高水位12c位まで上昇すると、手洗吐水管口37からの洗浄水もほぼ停止する。従って、容器内蓄水14は排水孔3cから矢印F方向に流出するだけになり、蓄水面14aは矢印Q方向へと降下し始める。この段階では、電極構造体2は容器内蓄水14の電気分解を強力に継続しており、オゾン気体は矢印G方向に分離上昇し、環状開口部5dから矢印H方向へとトイレ室内31に継続的に放出されている。
この段階でも、電極構造体2はまだ十分に水没しており、電気分解の開始からの電圧印加継続時間も終了していないから、電極構造体2は容器内蓄水14の電気分解を継続し、オゾンは矢印G方向に上昇し、環状開口部5dから矢印H方向へとトイレ室内31に継続的に放出されている。
そして、更に時間が継続すると、やがて電圧印加継続時間(タイマー時間)が
終了し、電極構造体2への電圧印加が停止し、オゾン発生も終了する。
容器内蓄水14の電気分解で発生したオゾンの一部は容器内蓄水14から分離上昇する間が無く、容器内蓄水14の中に残留して容器内蓄水14はオゾン水になる。この容器内蓄水14、即ちオゾン水は矢印Fのように排水孔3cから通水管39を介して水タンク33に流入する。この水タンク33の洗浄水が便器32の洗浄に使用される。このようにオゾン水により水タンク33及び便器32の内部が脱臭除菌されることになる。
従って、本発明に係る脱臭除菌装置1を使用すると、トイレ室内31の全てが脱臭除菌されることになる。第1には、オゾン気体によりトイレ空間、トイレ内壁面、水タンク33と便器32の外側表面が脱臭除菌される。第2には、オゾン水により水タンク33及び便器32の内部が脱臭除菌されることになる。換言すると、トイレ室内31に存在する全ての物品がオゾン気体とオゾン水により脱臭除菌され、しかもトイレ使用者の退室後の脱臭除菌であるからトイレ使用者には極めて安全であることが明白である。
本実施例において、電極構造体2は、矩形板状の陽極部材21と、陽極部材21に電極間隙23を隔てて対面する断面形状がU字型若しくはコの字型の陰極部材22と、陽極部材21と陰極部材22とで挟持された紐状絶縁スペーサ28の1種であるOリング28aから構成される。この1個以上のOリング28aが前記陽極部材21を巻回して配置され、電極間隙23のうち、Oリング28a以外の空間部分は前述した容器内蓄水14が上下に流動する間隙流路となっている。
陽極部材21には陽極接続突起25が形成され、陰極部材22には陰極接続突起26が形成され、陽極接続突起25と陰極接続突起26に電圧が印加されて容器内蓄水14の電気分解が実行され、水分解によりオゾンが生成される。また、陰極部材22には多数の孔27が開孔形成され、これらの孔27から電極間隙23内に容器内蓄水が流入して、電気分解を効率化しオゾン発生量を増大化させている。
なお、前記Oリング28aや後述する紐28b等の紐状絶縁スペーサ28の材質は、特に限定されるものではないが、フッ素樹脂、軟質フッ素樹脂、バイトンゴム、シリコンゴム、塩ビゴム、エチレンプロピレンゴム等が利用可能であり、耐食性の観点から、フッ素樹脂や軟質フッ素樹脂等が好ましい。
図16において、Oリング28aで構成される紐状絶縁スペーサ28は弾性素材からなることが好ましい。その場合、電極構造体2は、紐状絶縁スペーサ28により巻回された陽極部材21と、陰極部材22との挿嵌により構成される。本形態によれば、接着剤をもちいることなく、単なる挿嵌により電極構造体2を構成でき、その構成が紐状絶縁スペーサ28の弾性により維持されるので、構造がシンプルで製造が容易な電極構造体2を有する脱臭除菌装置1を提供できる。
本発明において、陽極部材21を構成する素材は、導電性を有する限り特に限定されるものではないが、耐食性及びオゾン生成反応の触媒作用の観点から少なくともその表面は白金、イリジウム等の貴金属及びそれらの酸化物、又は、ニオブ酸化物、又は、タンタル酸化物、又は、カーボンを含むことが好ましい。陽極部材21には、陽極接続突起25が延設されている。
本発明において、陰極部材22を構成する素材は、導電性を有する限り特に限定される
ものではないが、発生する水素に対して脆化しないという観点から、白金族元素、ニッケル、ステンレス、チタン、ジルコニウム、金、銀、カーボン等が好ましい。陰極部材22には、陰極接続突起26が延設されている。
本別実施例の構成と作用効果は、上述の実施例と多くの点で共通するから、相違点を中心に説明する。この別実施例は、図15及び図16に示した実施例と陰極部材22の構造のみが異なる。即ち、陰極部材22は2枚の分離した板からなり、これら2枚の板が、紐状絶縁スペーサ28の一例であるOリング28aにより巻回された陽極部材21を挟持することにより電極構造体2が構成される。電極構造体2を構成する各部材は、接着、融着、締着等により互いに固定される。
図17において、陰極部材22は2枚の分離した板からなり、その側面に開口部が2つあるから、電極間隙23に外部から出入りする容器内蓄水14の移動の自由度が大きい。そのため、電極構造体2の外部から容器内蓄水14を電極間隙23内に効率的に導くことができ、又、生成したオゾンを電極間隙23内から電極構造体2の外部へと効率的に送り出すことができるので、オゾン及びオゾン水を効率的に生成することができる。
本変形例の構成と作用効果は、図15に示す実施例と多くの点で共通であるから、相違点を中心に説明する。図(18A)及び図(18B)に示す第1変形例においては、陽極部材21は円柱形状であり、陰極部材22は円筒形状である。Oリング28aで構成される紐状絶縁スペーサ28が陽極部材21の円柱の側面を巻回している。紐状絶縁スペーサ28は、陽極部材21と陰極部材22の間に挟持されており、その配向方向は水平方向と交差する方向である。
図(18C)及び図(18D)に示すように、第2変形例においては、陽極部材21を構成する貴金属等の使用量を節減する観点から、陽極部材21は円筒形状をなしている。なお、陽極部材21を巻回するOリング28aの個数は2個に限られず、1個でもよく、3個以上でもよい。また、陽極部材21を巻回する紐状絶縁スペーサ28は、Oリング28aでなくてもよく、螺旋状に陽極部材21を巻回する後述の紐28bでもよい。また、紐状絶縁スペーサ28は、必ずしも陽極部材21の全周を隙間なく巻回する必要はなく、分離した複数の円弧から構成されていてもよい。また、紐状絶縁スペーサ28は、必ずしも陽極部材21の全周に渡って同じ太さである必要はなく、場所によって太さが異なる紐状絶縁材料から構成されていてもよい。
図(19A)は、本発明における2個以上の単位電極体からなる電極構造体2の実施例の全体斜視図である。本実施例の構成と作用効果は、既述の実施例と多くの点で共通であるから、相違点を中心に説明する。本実施例は、図15に示す実施例の変形例である。図(19A)において、電極構造体2は、nを2以上の整数として、紐状絶縁スペーサ28により巻回されたn枚の板状の陽極部材21が、n個の凹部をもつ板状の陰極部材22の凹部にそれぞれ挿嵌されて構成されている。nが2の場合には、陰極部材の断面形状は「wの字型」である。本実施例においては、オゾン生成反応の起きる陽極部材21の表面積が大きくなるので、オゾン及びオゾン水を効率的に生成することができる。
図(19B)は、本発明における2個以上の単位電極体からなる電極構造体2の別実施例の全体斜視図である。本別実施例の構成と作用効果は、既述の別実施例と多くの点で共通であるから、相違点を中心に説明する。本別実施例は、図17に示す別実施例の変形例
である。図(19B)において、電極構造体2は、nを2以上の整数として、紐状絶縁スペーサ28により巻回されたn枚の板状の陽極部材21が、(n+1)枚の板状の陰極部材22の間に挿嵌されて、接着、融着、締着等により各部材が互いに固定されて構成されている。本別実施例においては、オゾン生成反応の起きる陽極部材21の表面積が大きくなるので、オゾン及びオゾン水を効率的に生成することができる。
本発明においては、陽極部材21に各種の紐状絶縁スペーサ30を巻回する様々な仕方がある。紐状絶縁スペーサ30としてはOリング28aと紐28bがある。他の条件を一定に保ちつつ、巻回の仕方を変えた各種形態がある。(20A)では2個のOリング28aを斜め巻きしている。(20A)では2個のOリA)では2個のOリング28aを斜め巻きしている。(20B)では1本の紐28bをW巻きしている。(20C)では2個のOリング28aを鉛直巻きしている。(20D)では2個のOリング28aを水平巻きしている。これらの各種巻き方を適材適所に実施することができる。
2 電極構造体
3 容器本体
3a 底板
3b 周側板
3c 排水孔
3d コード用孔
3e 底板下面
3f 容器本体上縁
4 上方鍔部
4a 上蓋載置用突起
5 上蓋
5a 孔状開口部
5c 外周縁
5d 環状開口部
5e 網状上蓋
5f 網状開口部
6 流水用突起
6a 流水用間隙
7 保護板
7a 保護上板
7b 保護立設板
7c 保護立設板下縁
7d 薄間隙部
7e 保護板内空間
8 薄間隙部形成部材
8a ねじ受部
9 電極構造体突出口
9a 突出口周囲部
10 電極構造体支持部
11 電極構造体連結部
12 水位センサ
12a 作動開始水位
12b 水位センサ支持部
12c 最高水位
13 ねじ
14 容器内蓄水
14a 蓄水面
15 コード
16 制御部
16a タイマー回路
16b オゾン発生回路
17 電源部
21 陽極部材
22 陰極部材
23 電極間隙
25 陽極接続突起
26 陰極接続突起
27 孔
28 紐状絶縁スペーサ
28a Oリング
28b 紐
30 トイレ室
31 トイレ室内
32 便器
33 水タンク
34 トイレ排水手段
35 手洗用凹部
35a 手洗用凹部表面
36 手洗吐水管
37 手洗吐水管口
38 通水孔
39 通水管
A〜F 洗浄水の流動方向
G〜H オゾンの放出方向
S1〜S9 フローのステップ
X 開口部
Claims (15)
- トイレ室内の手洗場の手洗用凹部に載置されて手洗吐水管口から流下する洗浄水を内部に蓄水する容器本体と、前記手洗吐水管口から流下する前記洗浄水を前記容器本体の内部に流入させる開口部と、前記容器本体の内部に配置される水位センサと電極構造体から構成され、ここで、前記水位センサは、前記洗浄水が前記開口部から前記容器本体の内部に流入して蓄積される容器内蓄水の蓄水面が作動開始水位に到達することを検出し、前記電極構造体は、前記作動開始水位の検出により前記容器内蓄水の電気分解を開始してオゾンを発生させ、このオゾンが前記開口部からトイレ室内に放出されてトイレ室内の脱臭除菌を行うことを特徴とするトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記手洗用凹部が便器洗浄用の水タンクに連結されている場合には、オゾンを含有した前記容器内蓄水が前記手洗用凹部の通水孔に流下して前記水タンクに注水されてゆき、前記水タンク及び便器の内部の脱臭除菌も行うことができる請求項1に記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記電極構造体に電圧を印可して前記容器内蓄水の電気分解を実行してオゾンを発生させるオゾン発生回路が設けられる請求項1又は2に記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記水位センサが前記作動開始水位を検出して前記オゾン発生回路により前記電極構造体に電圧印可を開始してから電圧印加を終了するまでの電圧印加継続時間を設定するタイマー回路が設けられる請求項3に記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記容器本体の上方を開閉する上蓋を配置し、前記容器本体の周側板の内周面に複数個の上蓋載置用突起を形成し、当該上蓋載置用突起の上端に前記上蓋を載置して前記容器本体の上方を閉鎖し、前記上蓋を取り外して前記容器本体の上方を開放する請求項1〜4のいずれかに記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記上蓋が網状上蓋の場合には、前記開口部は前記網状上蓋に形成された複数の網状開口
部であり、前記上蓋が網状上蓋でない場合には、前記開口部は、前記上蓋が前記容器本体の上方を閉鎖したときに前記上蓋の外周縁と前記容器本体の前記周側板との間に形成される環状開口部であるか、及び/又は前記上蓋に形成される孔状開口部である請求項5に記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。 - 前記容器本体の上方を開閉する上蓋がもともと配置されていないか、又は配置されていても前記上蓋が取り外された状態の場合には、前記容器本体の開放された上方空間が前記開口部に相当する請求項1〜6のいずれかに記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記容器本体の上方外周に外方へ環状に突設される上方鍔部を設けて、前記洗浄水が前記容器本体の上方から外方へ流出すると前記上方鍔部の表面へと拡散して前記手洗用凹部に流下する請求項1〜7のいずれかに記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記容器内蓄水を所定時間内に自然に前記手洗用凹部に流下して排水するため、前記容器本体の底板に排水孔が形成されており、前記所定時間は前記排水孔の断面積の大きさで調整されるか、及び/又は前記排水孔に排水速度調節手段を設ける請求項1〜8のいずれかに記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記容器本体の底板下面に流水用突起が突設され、前記容器本体が前記手洗用凹部に前記流水用突起を介して載置されたときに、手洗用凹部表面と前記底板下面との間に形成される流水用間隙を流通して前記洗浄水が前記手洗用凹部の通水孔に排水される請求項1〜9のいずれかに記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記電極構造体の一部と前記水位センサは、前記容器本体の内部に配置される保護板に遮蔽されて形成される保護板内空間に存在しており、前記保護板は保護上板と保護立設板から構成され、前記保護立設板に開口された電極構造体突出口から前記電極構造体の先端部が突出しており、前記保護板内空間は前記容器内蓄水が流入できない完全遮蔽空間であるか、又は前記保護板内空間は前記容器内蓄水が流入できる不完全遮蔽空間である請求項1〜10のいずれかに記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記保護板内空間が前記容器内蓄水が流入できる不完全遮蔽空間である場合において、保護立設板下縁と前記容器本体の底板との間には薄間隙部が開口されており、及び/又は前記電極構造体突出口は前記電極構造体の先端部の周囲に突出口周囲部が開口されており、前記容器本体の内部に流入した前記洗浄水は前記薄間隙部及び/又は前記電極構造体突出口から前記保護板内空間に流入する請求項11に記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記電極構造体は、電極間隙を隔てて配置された陽極部材と陰極部材を単位電極体とし、1個の単位電極体又は接続された2個以上の単位電極体から構成される請求項1〜12のいずれかに記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記陽極部材と前記陰極部材の間の電極間隙に紐状絶縁スペーサを介装して両者間の電気絶縁性を確実化した請求項13に記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
- 前記紐状絶縁スペーサがOリング又は紐である請求項14に記載のトイレ室内の脱臭除菌装置。
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- 2021-02-05 JP JP2021017276A patent/JP6905236B1/ja active Active
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