JP6903943B2 - 情報提供システム、及び情報提供プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供システム及び情報提供プログラムに関する。
対象エリアの位置情報と、該位置情報に対応する空気の情報(例えば花粉情報)とを含むデータを提供する情報提供システムが知られている。
特許文献1に開示の情報提供システムは、カーナビゲーション装置に適用され、所定のエリア毎の花粉情報を取得可能に構成されている。情報提供システムは、エリア毎の花粉情報に基づき目的地の花粉の飛散状態を判定し、この状態が悪い場合には、代替目的地を提案する。
特開2013−137247号公報
特許文献1に開示の情報提供システムは、エリア毎の位置情報と、各エリアに対応する室外の空気の汚染度合い(例えば花粉情報)を取得しているだけである。一方、人間の活動範囲は、室外に限らず、例えばオフィス、駅、ホテルなどの施設内も含まれる。また、各施設では、空気清浄機能の有無によっても、各施設内の汚染度合いは異なる。しかしながら、これまでは、このようなよりきめ細かい空気の汚染度合いに関する情報を提供できる情報提供システムが存在しなかった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的は、よりきめ細かな活動範囲での空気の汚染度合いに関する情報を提供できる情報提供システムを創出することである。
第1の発明は、所定エリア(A1,A2,A3…)毎の位置情報と、該所定エリア(A1,A2,A3…)毎の室外空気の汚染の度合い示す情報とを取得する外気情報取得部(22)と、所定施設(F1,F2,F3…)毎の位置情報と、該所定施設(F1,F2,F3…)毎の室内空気の汚染の度合いを示す情報を取得する内気情報取得部(21)と、上記外気情報取得部(22)で取得した情報、及び上記内気情報取得部(21)で取得した情報に基づくデータを出力する出力部(30)とを備え、上記外気情報取得部(22)は、上記室外空気の汚染の度合いを示す情報として、該室外空気の花粉症の発症リスクを示す指標を取得し、上記内気情報取得部(21)は、上記室内空気の汚染の度合いを示す情報として、該室内空気の花粉症の発症リスクを示す指標を取得し、上記外気情報取得部(22)及び上記内気情報取得部(21)の少なくとも一方は、花粉量を検出する花粉センサ(11,13)を含み、上記外気情報取得部(22)は、上記花粉センサ(11,13)と、投稿者からSNS(Social Networking Service)提供部(35)へ発信されたコメントに基づき所定エリア(A1,A2,A3…)での花粉症の発症状況を示す情報を取得する発症状況情報取得部(23)とを有し、上記花粉センサ(11,13)で検出した上記花粉量と、上記発症状況情報取得部(23)で取得した花粉症の発症状況とに基づいて、上記室外空気の上記花粉症の発症リスクを示す指標を取得する情報提供システムである。
ここでいう「空気の汚染の度合い」とは、花粉症の発症リスク、PM2.5に代表される空気中の粒子状物質による健康被害リスク、インフルエンザの感染リスク等を示す指標を含むものである。
第1の発明では、外気情報取得部(22)が、所定エリア(A1,A2,A3…)毎の位置情報と、これらのエリア(A1,A2,A3…)に対応する室外空気の汚染の度合いに関する情報を取得する。また、内気情報取得部(21)は、施設(F1,F2,F3…)毎の位置情報と、これらの施設(F1,F2,F3…)に対応する室内空気の汚染の度合いに関する情報を取得する。そして、出力部(30)は、これらの情報を含むデータを所定の情報提供先等へ出力する。情報提供先に提供された情報は、所定エリア(A1,A2,A3…)の位置及び室外空気の汚染度合いと、所定施設(F1,F2,F3…)の位置及び室内空気の汚染度合いとに基づくものであるため、情報提供先では、どのエリア(A1,A2,A3…)の室外空気の汚染度合いが高く、どの施設(F1,F2,F3…)内の室内空気の汚染度合いが低いかを把握できる。従って、情報を受けた者は、より空気の汚染度合いの低い施設(F1,F2,F3…)等へ移動し、空気の汚染に伴うリスク(花粉症の発症、インフルエンザの感染、PM2.5に起因する健康被害等)を回避できる。
の発明では、情報提供先は、どのエリア(A1,A2,A3…)の室外空気において花粉症の発症リスクが高く、どの施設(F1,F2,F3…)内の室内空気において花粉症の発症リスクが低いかを把握できる。従って、情報を受けた者は、より花粉症の発症リスクの低い施設(F1,F2,F3…)内へ移動することができ、花粉症の発症を未然に回避できる。
の発明では、花粉センサ(11,13)を用いることで、エリア(A1,A2,A3…)毎の室外空気の花粉量や、施設(F1,F2,F3…)毎の室内空気の花粉量を検出できる。従って、情報を受けた者は、これらの花粉量に基づくデータを用いて、花粉症の発症リスクの低い空間を探すことができる。
厳密にいうと、空気中の室外空気の花粉量だけでは、花粉症の発症のリスクを正確に把握できない。花粉症の発症リスクは、空気中の花粉量だけでなく、アレルギー症状を悪化させる粒状物質(いわゆるアジュバンド物質)等の影響を受けるからである。
の発明の外気情報取得部(22)は、所定エリアの室外空気の花粉量と、このエリアに対応する花粉症の発症状況とに基づいて、所定エリアの花粉症の発症リスクが求められる。ここで、花粉症の発症状況は、所定エリアに対応する投稿者がSNSに発信するコメントに基づき取得される。つまり、例えば投稿者が、あるエリアにおいて自己の花粉症の発症状況が悪化したことをコメント(つぶやく)とする。すると、外気情報取得部(22)は、このコメントに基づき、このエリアでの花粉症の発症率が高いという情報を取得できる。外気情報取得部は、このように得た花粉症の発症状況と、実際に花粉センサ(11,13)で検出した花粉量とを用いることで、所定エリアにおける花粉症の発症リスクをより正確に求めることができる。
外気情報取得部(22)の対象エリアは、施設(F1,F2,F3…)と比べて広範囲であり、対象エリア(A1,A2,A3…)には多数の投稿者が存在する。このため、SNS情報を利用したとしても、花粉症の発症状況に関するデータの母数を十分に確保できる。
の発明は、第1の発明情報提供システム(10)としてコンピュータを機能させるための空気情報提供プログラムである。
本発明によれば、エリア(A1,A2,A3…)毎の室外空気の汚染度合いと、施設(F1,F2,F3…)毎の室内空気の汚染度合いとを把握できるため、人間のよりきめ細かな活動範囲での空気の汚染度合いに関する情報を提供できる。従って、空気の清浄度がより高い空間での活動を促すことができ、空気の汚染に起因する健康被害を抑制できる。
図1は、本実施形態に係る情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、情報提供システムの基本的な処理を示すフローチャートである。 図3は、情報提供システムから提供されたデータに基づく表示画面の一例である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態に係る情報提供システム(10)は、複数のエリア(A1,A2,A3…)の室外空気の汚染度合いと、複数の施設(F1,F2,F3…)の室内空気の汚染の度合いと、これらのエリア(A1,A2,A3…)及び施設(F1,F2,F3…)の位置情報とを取得し、取得したデータを情報提供先(ユーザ)に提供するためのものである。本実施形態の情報提供システム(10)は、空気の汚染度合いを示す情報として花粉症の発症リスクに関する指標を取得する。
〈複数のエリア及び複数の施設>
図1では、複数の対象のエリア(例えば市、町、区、更に細かい区間)として、エリアA(A1)、エリアB(A2)、及びエリアC(A3)を例示している。各エリア(A1,A2,A3…)には、それぞれ複数の施設(F1,F2,F3…)が設けられる。これらの施設(F1,F2,F3,…)は、例えばオフィスビル、駅、ホテル、デパート、病院、大学、展示会場等で構成されるが、室内空間を有する建物であれば如何なる施設であってもよい。なお、図1では、エリアA(A1)の施設として、施設a1(F1)、施設a2(F2)、及び施設a3(F3)のみを例示しているが、エリアB(A2)及びエリアC(A3)にも同様の複数の施設(図示省略)が設けられている。
図1に示すように、情報提供システム(10)は、室外側花粉センサ(11)、室外位置情報出力部(12)、室内側花粉センサ(13)、室内位置情報出力部(14)、及び情報処理部(20)を備えている。
〈室外側花粉センサ及び室外位置情報出力部〉
室外側花粉センサ(11)は、各エリア(A1,A2,A3…)に対応して設けられている。各エリア(A1,A2,A3…)に設けられる室外側花粉センサ(11)の数量は、1つに限られず、2つ以上であってもよい。室外側花粉センサ(11)は、例えば空気調和装置の室外機に設けられる。室外側花粉センサ(11)は、対応するエリア(A1,A2,A3…)の室外空気中の花粉量(花粉濃度)を検出する。室外側花粉センサ(11)は、検出した花粉量を示すデータを、ネットワーク(N)を経由して情報処理部(20)へ送信する。
室外位置情報出力部(12)は、例えば対応する室外側花粉センサ(11)の付近に設けられる。室外位置情報出力部(12)は、室外側花粉センサ(11)が設置されるエリア(A1,A2,A3…)の位置情報を示すデータを、ネットワーク(N)を経由して情報処理部(20)へ送信する。
〈室内側花粉センサ及び室内位置情報出力部〉
室内側花粉センサ(13)は、各エリア(A1,A2,A3…)の各施設(F1,F2,F3…)に対応して設けられている。各施設(F1,F2,F3…)に設けられる室内側花粉センサ(13)の数量は、1つに限られず、2つ以上であってもよい。室内側花粉センサ(13)は、例えば空気調和装置の室内機や、空気清浄機等に設けられる。室内側花粉センサ(13)は、対応する施設(F1,F2,F3…)の室内空気中の花粉量(花粉濃度)を検出する。室内側花粉センサ(13)は、検出した花粉量を示すデータを、ネットワーク(N)を経由して情報処理部(20)へ送信する。
〈情報処理部〉
情報処理部(20)は、例えばネートワーク(N)上のサーバに設けられる。情報処理部(20)は、プロセッサ(例えばCPU、マイクロプロセッサ、コンピュータの実行命令が可能なその他の処理ユニット)と、メモリ(RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、その他のデータを記憶可能な記憶媒体等)、信号の受信及び発信を行うための通信用インターフェース、及びコンピュータを機能させて各処理(詳細は後述する)を実行させるためのプログラムとを含んでいる。
情報処理部(20)は、内気情報取得部(21)、外気情報取得部(22)、及び出力部(30)を含んでいる。外気情報取得部(22)は、発症状況情報取得部(23)と、補正部(24)とを含んでいる。
内気情報取得部(21)では、室内側花粉センサ(13)で検出された各施設(F1,F2,F3…)の室内空気の花粉量を示すデータと、室内位置情報出力部(14)から出力された各施設(F1,F2,F3…)の位置情報を示すデータとが取得される(図2のステップSt1(内気情報取得ステップ))。内気情報取得部(21)は、各施設(F1,F2,F3…)の室内空気の花粉量に基づいて施設(F1,F2,F3…)毎の花粉症の発症リスクを算出する(ステップSt2)。この花粉症の発症リスクは、例えばレベル1〜レベル5までの5段階で表され、レベルが高いほど発症リスクが高いことを意味する。
外気情報取得部(22)では、室内側花粉センサ(13)で検出された各エリア(A1,A2,A3…)の室外空気の花粉量を示すデータと、室外位置情報出力部(12)から出力された各エリア(A1,A2,A3…)の位置情報を示すデータとが取得される(St3(外気情報取得ステップ))。
また、外気情報取得部(22)の発症状況情報取得部(23)では、各エリア(A1,A2,A3…)に存在する、あるいは存在していた投稿者(ユーザ)のコメントに基づくデータが適宜取得される(ステップSt4(コメント情報取得ステップ))。具体的に、例えば投稿者は、自己の携帯端末(U1,U2…)(スマートフォン、タブレット等のユーザ端末)を用いて、SNS(Social Networking Service)の提供元(SNS提供部(35))に自己の花粉の発症状況をコメントする(つぶやく)とする。この場合、コメントに関するデータ上には、例えば自己の花粉症の発症状況を含むテキストデータが含まれる。発症状況情報取得部(23)には、SNS提供部(35)を介して、このような「花粉」の文字を含むテキストデータが適宜入力される。従って、発症状況情報取得部(23)では、このテキストデータに基づき、携帯端末(U1,U2…)のユーザの花粉症の発症状況を示すデータを取得できる。
SNS提供部(35)から発症状況情報取得部(23)には、投稿者の位置情報も入力される。この位置情報は、例えばユーザが使用する携帯端末(U1,U2…)のGPS(Global positioning system)を用いて取得してもよいし、SNS提供部(35)等に予め登録されたユーザの住所を用いてもよい。以上により、発症状況情報取得部(23)には、対象となるエリア(A1,A2,A3…)における空気中の花粉症の発症状況を示すデータと、このエリア(A1,A2,A3…)に対応する位置情報とが適宜入力される。
外気情報取得部(22)では、例えば室外側花粉センサ(11)で検出した花粉量に基づいて各エリア(A1,A2,A3…)の室外空気における花粉症の発症リスクが算出される(ステップSt5)。
この際、外気情報取得部(22)の補正部(24)は、発症状況情報取得部(23)で取得した花粉症の発症状況を示すデータに基づき、花粉症の発症リスクを補正する。例えば、エリアA(A1)において、投稿者のコメントに基づいて取得された花粉症の発症状況が悪かった(発症率が高かった)とする。この場合、補正部(24)は、花粉量に基づいて算出されたエリアA(A1)での花粉症の発症リスクのレベルを増大方向に補正する。逆に、例えばエリアA(A1)において、投稿者のコメントに基づいて取得された花粉症の発症状況が良かった(発症率が低かった)とする。この場合、補正部(24)は、花粉量に基づいて算出されたエリアA(A1)での花粉症の発症リスクのレベルを減少方向に補正する。
このような補正係数は、例えばエリア(A1,A2,A3…)で検出した花粉量と、この花粉量の検出タイミングに対応する実際の花粉症の発症状況との相関関係により得ることができる。このような相関関係を得るために、外気情報取得部(22)には、これらの時系列データが蓄積されていく。
出力部(30)は、このようにして得られた地理情報(GI(Geographic Information))をユーザ端末(40)に出力する(ステップSt6(情報発信ステップ))。ここで、この地理情報には、各エリア(A1,A2,A3…)の位置情報と、該各エリア(A1,A2,A3…)の室外空気の花粉症の発症リスクを示す情報と、各施設(F1,F2,F3…)の位置情報と、各施設(F1,F2,F3…)の室内空気の花粉症の発症リスクを示す情報とが含まれる。ユーザ端末(40)では、例えばアプリケーションプログラム上の地図作成部(41)により、これらの情報を含む地図データが作成される。このように作成された地図データは、ユーザ端末(40)の表示部(42)(液晶モニタ等)に表示される。
〈表示画面の一例〉
図3は、表示部(42)の表示画面(G)の一例である。なお、図3で示す破線の引出線は、符合を示すためのものであり、表示画面(G)に実際に表示されるものではない。本例の表示画面(G)の地図上には、エリアA(A1)、エリアB(A2)、及びエリアC(A3)が区分されている。各エリア(A1,A2,A3…)上には、それぞれ施設(F1,F2,F3…)を示すアイコン(本例では便宜上、四角形としている)が示される。また、表示画面(G)には、花粉症の発症リスクのレベルを視認するための凡例(45)が表示される。凡例(45)では、発症リスクの5段階のレベルに対応する5つの画像が示されている。図3では、便宜上、5段階のレベルをハッチングの間隔で区別しているが、実際には、例えば5段階のレベルを色により区別する。また、本例の表示画面(G)では、ユーザ端末(40)のGPS機能により、ユーザの現在位置(P)も示されている。
表示画面(G)では、各エリア(A1,A2,A3…)の室外空気の花粉症の発症リスクのレベルが表示される。例えば図3の例では、エリアA(A1)がレベル5であり、エリアB(A2)がレベル3であり、エリアC(A3)がレベル4である。また、表示画面(G)では、各施設(F1,F2,F3…)の室内空気の花粉症の発症リスクのレベルが表示される。エリアA(A1)では、施設a1(F1)がレベル2であり、施設a2(F2)がレベル1であり、施設a3(F3)がレベル2である。
ユーザは、このような表示画面(G)を確認することで、存在するエリア(A1,A2,A3…)における花粉症の発症リスクを把握できる。本例では、ユーザがエリアA(A1)に存在するため、花粉症の発症リスクが極めて高い。そして、エリアA(A1)では、施設a2(F2)での花粉症の発症リスクが極めて低い。このため、ユーザは、例えば施設a2(F2)に移動することで、花粉症の発症を未然に回避できる。
なお、地図作成部(41)は、ユーザに対してどのエリア(A1,A2,A3…)に移動すればよいかを知らせる情報を表示画面(G)に示すようにしてもよい。このようなアドバイスは、各エリア(A1,A2,A3…)や各施設(F1,F2,F3…)の花粉症の発症リスクの情報に加えて、例えばユーザの現在位置(P)と各施設(F1,F2,F3…)までの距離や、各施設(F1,F2,F3…)での空気清浄機の存在の有無等の情報を考慮してなされる。
−実施形態の効果−
本実施形態では、エリア(A1,A2,A3…)毎の室外空気の花粉症の発症リスクと、施設(F1,F2,F3…)毎の室内空気の花粉症の発症リスクとを含むデータを提供するため、ユーザは、従来例と比較して、よりきめ細かな空間での花粉症の発症リスクを知ることができる。従って、ユーザは、このような情報に基づき、より花粉症の発症リスクの低い空間へ移動することができ、花粉症の発症を未然に回避できる。
室外空気の花粉症の発症リスクは、花粉量だけでなく、人の実際の花粉の発症状況も考慮して決定される。これにより、アジュバンド物質に代表されるような他の粒状物質の影響も考慮しつつ、花粉症の発症リスクをより正確に算出できる。この際、エリア(A1,A2,A3…)における花粉の発症状況に関するデータは、SNS提供部(35)に投稿されるコメントに基づいて容易に取得できる。
上記実施形態では、空気調和装置の室内機に室内側花粉センサ(13)を、空気調和装置の室外機に室外側花粉センサ(11)を搭載している。このため、空気調和装置が適用される施設(F1,F2,F3…)の室内空気の花粉量と、その周囲のエリア(A1,A2,A3…)の室外空気の花粉量とを同時に取得できる。取得した花粉量は、例えば空気調和装置側の情報端末を利用して、情報提供システム(10)に送ることもできる。
《その他の実施形態》
上記実施形態の情報提供システム(10)は、室外空気及び室内空気の汚染度合いを示すデータとして、花粉症の発症リスクを示す指標を取得している。しかし、情報提供システム(10)は、空気の汚染度合いを示すデータとして、インフルエンザの感染リスクや、PM2.5に代表される粒状物質に起因する健康被害リスクを示す指標を取得するようにしてもよい。この場合にも、エリア(A1,A2,A3…)毎の指標と、施設(F1,F2,F3…)毎の指標とをそれぞれ取得することで、ユーザ等によりきめ細かい空間の汚染度合いを知らせることができ、ユーザの健康被害のリスクを低減できる。
上記実施形態に係るユーザ端末(40)の地図作成部(41)及び表示部(42)を、情報提供システム(10)側に設けてもよい。この場合、例えば情報提供システム(10)を公共施設等に設置する。こうすると、情報提供システム(10)の表示部(42)を確認することで、周囲のエリア(E1,E2,E3…)や施設(F1,F2,F3…)の空気の汚染度合いを把握できる。
以上説明したように、本発明は、情報提供システム、及び情報提供プログラムとして有用である。
10 情報提供システム
11 室外側花粉センサ(花粉センサ)
13 室内側花粉センサ(花粉センサ)
21 内気情報取得部
22 外気情報取得部
23 発症状況情報取得部
30 出力部
35 SNS提供
A1 エリアA
A2 エリアB
A3 エリアC
F1 施設a1
F2 施設a2
F3 施設a3

Claims (2)

  1. 所定エリア(A1,A2,A3…)毎の位置情報と、該所定エリア(A1,A2,A3…)毎の室外空気の汚染の度合いを示す情報とを取得する外気情報取得部(22)と、
    所定施設(F1,F2,F3…)毎の位置情報と、該所定施設(F1,F2,F3…)毎の室内空気の汚染の度合いを示す情報を取得する内気情報取得部(21)と、
    上記外気情報取得部(22)で取得した情報、及び上記内気情報取得部(21)で取得した情報に基づくデータを出力する出力部(30)とを備え
    上記外気情報取得部(22)は、上記室外空気の汚染の度合いを示す情報として、該室外空気の花粉症の発症リスクを示す指標を取得し、
    上記内気情報取得部(21)は、上記室内空気の汚染の度合いを示す情報として、該室内空気の花粉症の発症リスクを示す指標を取得し、
    上記外気情報取得部(22)及び上記内気情報取得部(21)の少なくとも一方は、花粉量を検出する花粉センサ(11,13)を含み、
    上記外気情報取得部(22)は、
    上記花粉センサ(11,13)と、投稿者からSNS(Social Networking Service)提供部(35)へ発信されたコメントに基づき所定エリア(A1,A2,A3…)での花粉症の発症状況を示す情報を取得する発症状況情報取得部(23)とを有し、上記花粉センサ(11,13)で検出した上記花粉量と、上記発症状況情報取得部(23)で取得した花粉症の発症状況とに基づいて、上記室外空気の上記花粉症の発症リスクを示す指標を取得することを特徴とする情報提供システム。
  2. 請求項1に記載の情報提供システム(10)としてコンピュータを機能させるための情報提供プログラム。
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