JP6903329B2 - 遊星歯車機構 - Google Patents

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本開示は、遊星歯車機構に関する。
特許文献1には、太陽歯車と、遊星歯車と、遊星キャリアと、内歯車と、を備えた遊星歯車機構が提案されている。
実用新案登録第3158743号公報
特許文献1に記載の技術では、内歯車を動力の入力側とし、太陽歯車に挿通固定された第1軸を出力側としている。上記技術では、内歯車に設けられた溝及び太陽歯車に設けられた溝によって形成される複数の穴に複数のピンが挿入されることによって内歯車と太陽歯車とが固定され、その結果、太陽歯車が内歯車と同じ方向に回転する(正転)。また、上記技術では、複数のピンが抜かれることによって内歯車と太陽歯車との固定が解除され、その結果、太陽歯車が遊星歯車の自転を介して内歯車と反対方向に回転する(逆転)。
しかしながら、上記技術では、内歯車に設けられた溝及び太陽歯車に設けられた溝によって形成される複数の穴に複数のピンを挿抜することによって正転及び逆転が切り替えられるため、複雑な構成になる、という問題が生じ得る。
本開示の一局面は、遊星歯車機構において、簡易な構成によって、正転及び逆転を切り替える技術を提供する。
本開示の一態様は、駆動源からの回転駆動力により駆動される駆動軸(12)に設けられる太陽歯車(37)と、回転駆動力が伝達される内歯車(33)と、太陽歯車と内歯車との間に設けられる遊星歯車(35)及びキャリア(36)と、を備える、遊星歯車機構(3)である。
遊星歯車は、太陽歯車に噛み合い可能であり、内歯車に噛み合い可能である。
キャリアは、環状に形成され、太陽歯車が挿通されている。キャリアは、少なくとも1つの遊星歯車を回転可能に支持する少なくとも1つの支持ピン(34a−34d)を支持する。キャリアは、内周面に太陽歯車と噛み合い可能な内歯(362)が設けられ、且つ、外周面に内歯車と噛み合い可能な外歯(361)が設けられている。キャリアは、太陽歯車に沿って軸方向に変位可能である。
内歯車は、円筒状に形成され、太陽歯車、遊星歯車及びキャリアを収容する。それとともに、内歯車は、遊星歯車及びキャリアのうち少なくとも一方と噛み合う噛合歯(333)が設けられた有歯部(331)と噛合歯が設けられていない非有歯部(332)とを内周面に有する。
遊星歯車機構は、更に、変位部材(34a−34d)を備える。変位部材は、キャリアと固定されており、第1位置と第2位置との間で、キャリアを軸方向に沿って変位させるための部材である。第1位置は、少なくとも外歯が有歯部と噛み合う位置であって内歯車に太陽歯車と同じ方向の回転駆動力が伝達される位置である。第2位置は、外歯が非有歯部と対向する位置であって、遊星歯車が有歯部と噛み合って内歯車に太陽歯車と反対方向の回転駆動力が伝達される位置である。
このような構成によれば、遊星歯車機構において、キャリアを軸方向に沿って変位させるといった簡易な構成によって、正転及び逆転を切り替えることができる。つまり、遊星歯車機構において、特許文献1に記載の構成よりも簡易な構成によって、正転及び逆転を切り替えることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における動力工具の模式的な斜視図である。 工具本体に取り付けられるアダプタの模式的な分解斜視図である。 アダプタの模式的な分解断面図である。 図4Aは、キャリアが第1位置にある状態を示すアダプタの模式的な断面図であり、図4Bは、図4AのIV−IV線断面を矢印方向からみた矢視図である。 キャリアが第1位置にある状態を示すアダプタの模式的な斜視図である。 図6Aは、キャリアが第2位置にある状態を示すアダプタの模式的な断面図であり、図6Bは、図6AのVI−VI線断面を矢印方向からみた矢視図である。 キャリアが第2位置にある状態を示すアダプタの模式的な斜視図である。 ワイヤブラシの先端が、尖っていた状態から摩耗した状態へ変化する様子を示す模式的な説明図である。 アダプタを逆転させてワイヤブラシの先端を砥石によって研磨する様子を説明する模式的な説明図である。
以下に説明する「本開示の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
本実施形態は、ワイヤブラシを回転させる動力工具において、該動力工具にワイヤブラシを取り付けるための部材であるアダプタに、本開示の遊星歯車機構を適用したものである。少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。なお、本開示でいう「等しい」とは、厳密な意味での等しい(同一)に限るものではなく、同様の効果を奏するのであれば厳密に等しい(同一の)ものでなくてもよい。以下、本開示の実施形態を図面と共に説明する。
[1.構成]
図1に示す動力工具1は、工具本体11と、ワイヤブラシ12と、アダプタ13と、を備える。動力工具1は、ケレン作業を行うための工具である。ここでいうケレン作業とは、例えば、鋼構造物等の塗装を塗り替える際に、さびや劣化した塗装膜等といった対象物を剥離して除去する作業をいう。ここでいう動力工具には、商用電源や充電式電池を駆動源とする電動工具や、エアーを駆動源とするエアー工具(空圧工具)が含まれる。
<工具本体>
工具本体11は、作業者によって保持される。工具本体11は、図2に示すように、モータ111と、駆動軸112とを備える。モータ111は駆動軸112に回転駆動力を伝達する。駆動軸112は、モータ111からの回転駆動力によって1つの回転方向(以下、一方向)に回転駆動される。具体的には、駆動軸112は、図2の矢印に示すように、一方向としての反時計回り方向に駆動される。なお、ここでいう駆動軸112の回転方向とは、図1における矢印Aからワイヤブラシ12を見たときの回転方向をいうものとする。以下でいう軸方向とは、駆動軸112の延びる方向を表す。つまり、軸方向は、駆動軸112の回転中心を表す軸(以下、回転中心軸)Pが延びる方向を表す。
<ワイヤブラシ>
ワイヤブラシ12は、図1に示すように、リング部121と複数のブラシ部122とを備える。リング部121は環状に形成されている。リング部121の周囲には、複数のブラシ部122が取り付けられている。ブラシ部122は、線状に形成されている。ブラシ部122は、一方の端部がリング部121に固定され、他方の端部が、作業時のワイヤブラシ12の回転方向に沿う方向に、くの字状に、曲げられている。さびや劣化した塗装膜等といった対象物を除去し易くするためである。
<アダプタ>
アダプタ13は、図2及び図3に示すように、駆動軸112にネジ30によって固定される。なお、ネジ30がネジ止めされるネジ穴は、駆動軸112に形成されている。アダプタ13は、把持板31と、蓋板32と、遊星歯車機構3と、底板38と、取付板39と、複数のストッパ41a−41dと、を備える。遊星歯車機構3は、内歯車33と、複数の支持ピン34a−34dと、複数の遊星歯車35a−35dと、遊星キャリア(以下、キャリア)36と、太陽歯車37と、を備える。
把持板31、蓋板32、内歯車33、キャリア36、太陽歯車37、底板38、及び取付板39のそれぞれは、駆動軸112と同軸に配設される。つまり、回転中心軸Pと同軸に配設される。なお、以下でいう、内側とは、駆動軸112と垂直な方向において、駆動軸112側を表し、外側とは、駆動軸112と垂直な方向において、駆動軸112側と反対側を表す。つまり、内側とは、回転中心軸Pと垂直な方向において、回転中心軸P側を表し、外側とは、回転中心軸Pと垂直な方向において、回転中心軸P側と反対側を表す。
(遊星歯車機構)
太陽歯車37は、後述するように、モータ111からの回転駆動力により駆動される駆動軸112に設けられる。内歯車33は、回転駆動力が伝達される。複数の支持ピン34a−34d、複数の遊星歯車35a−35d及びキャリア36は、太陽歯車37と内歯車33との間に設けられる。以下、遊星歯車機構3が備えるそれぞれの構成について詳細に説明する。
太陽歯車37は、外側の周囲に、歯車の歯371を有する。太陽歯車の歯371は、軸方向における長さdsが、軸方向におけるキャリア36の長さdc、以上の所定の長さに形成される。なお以下では、軸方向における長さを、厚さ、とも記載する。また、以下で言う歯長さとは、軸方向における歯車の歯の長さをいう。本実施形態では、太陽歯車の歯371についての上記歯長さdsは、軸方向におけるキャリア36の厚さdcと軸方向における複数の遊星歯車35a−35dの厚さdpとを足し合わせた値(以下、歯車合計値)に等しい。
太陽歯車37には、ネジ30を挿通可能な貫通穴373が形成される。また、太陽歯車37は、非歯車部372を有する。非歯車部372とは、歯車の歯371が設けられない部位を表す。なお、非歯車部372は、その外径が、歯371が設けられている部位の外径よりも小さく形成される。軸方向において、非歯車部372の長さは、キャリア36の厚さdcよりも若干長い。また、太陽歯車37は、軸部374を有する。軸部374は、その外径が、非歯車部372の外径よりも小さく形成される。
複数の遊星歯車35a−35dは、太陽歯車37に噛み合い可能であり、内歯車33に噛み合い可能である。具体的には、複数の遊星歯車35a−35dは、太陽歯車37に外接可能である。外接とは、外側に接することをいう。また、複数の遊星歯車35a−35dは、内歯車33に内接可能である。内接とは、内側に接することをいう。
複数の遊星歯車35a−35dのそれぞれには、複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが挿通される貫通穴351a−351dが形成されている。複数の遊星歯車35a−35dは、複数の支持ピン34a−34dが挿通され、複数の支持ピン34a−34dによって回転可能に支持される。
複数の支持ピン34a−34dは、棒状に形成される。複数の支持ピン34a−34dのそれぞれは、少なくとも、貫通穴351a−351d、及び、後述する複数の穴363a−363dに挿通される。
キャリア36は、貫通穴364が形成された環状に形成されており、貫通穴364に太陽歯車37が挿通される。
キャリア36は、複数の遊星歯車35a−35dを回転可能に支持する複数の支持ピン34a−34dを支持するように構成される。具体的には、本実施形態では、キャリア36には、複数の穴363a−363dが設けられており、複数の穴363a−363dのそれぞれには複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが挿通される。キャリア36には、複数の穴363a−363dのそれぞれにおいて、複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが固定される。なお、複数の支持ピン34a−34dは、例えば、固着材もしくは圧入等によって、キャリア36に固定され得る。
キャリア36の内周面には、太陽歯車37と噛み合い可能な溝である内歯362が形成される。且つ、キャリア36の外周面には、内歯車33と噛み合い可能な溝である外歯361が形成される。内周面とは、内側の面をいう。外周面とは、外側の面をいう。ここで、キャリア36の内周面は、貫通穴364が形成されている側の面である。
本実施形態では、キャリア36は、太陽歯車37と噛み合いながら太陽歯車37の歯371に沿って軸方向に変位可能である。
内歯車33は、円筒状に形成される。内歯車33は、太陽歯車37、複数の遊星歯車35a−35d、及びキャリア36を収容する。内歯車33は、内周面に、有歯部331と非有歯部332とを有する。有歯部331とは噛合歯333が形成されている部位を表し、非有歯部332とは噛合歯333が形成されていない部位を表す。噛合歯333とは、複数の遊星歯車35a−35d及びキャリア36のうち少なくとも一方と噛み合う溝である。
有歯部331は、軸方向における長さdgが、軸方向におけるキャリア36の厚さdc以上の所定の歯長さに形成されている。特に本実施形態では、上記歯長さは、上記歯車合計値に等しい。非有歯部332は、軸方向における長さdnが、軸方向におけるキャリア36の厚さdcに等しい長さに形成されている。
なお、内歯車33は、内周面に、溝部337及び溝部338を有する。溝部337及び溝部338は、内周面に沿って形成された溝である。溝部337は、軸方向において駆動軸112と反対側(以下、反駆動軸側)に形成される。溝部338は、軸方向において駆動軸112側(以下、駆動軸側)に形成される。また、内歯車33は、円筒状に形成された本体336の周囲に縁部334を有する。縁部334には、軸方向に延びる複数の爪部335a−335cが形成される。
遊星歯車機構3は、更に、変位部材を備える。ここでいう変位部材とは、キャリア36と固定され、軸方向に沿って、第1位置と第2位置との間で、キャリア36を変位させるための部材である。
ここでいう第1位置とは、軸方向に変位可能であるキャリア36がとり得る位置であって、少なくともキャリア36の外歯361が内歯車33の有歯部331と噛み合う位置を表す。ここでいう第2位置とは、軸方向において変位可能であるキャリア36がとり得る位置であって、外歯361が非有歯部332と対向する位置を表す。
本実施形態では、複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが、変位部材として用いられる。上述のように、変位部材としての複数の支持ピン34a−34dはキャリア36に固定されている。このため、複数の支持ピン34a−34dのそれぞれは、キャリア36と一体に移動可能である。
(遊星歯車機構以外の部材)
複数のストッパ41a−41dは、円形の筒状に形成される。複数のストッパ41a−41dは、内径が、複数の支持ピン34a−34dの内径よりも大きく、外形が複数の遊星歯車35a−35dの貫通穴351a−351dよりも大きい。軸方向において、複数のストッパ41a−41dは、有歯部331の長さdgと複数の遊星歯車35a−35dの厚さdpとの差以上の長さに形成され得る。本実施形態では、複数のストッパ41a−41dは、駆動軸方向において、有歯部331及び非有歯部332の境界から内歯車33の反駆動軸側における端部までの長さと、複数の遊星歯車35a−35dの厚さdcとの差に等しい長さに形成されている。
把持板31は、貫通穴313が形成された環状に形成されており、つまみ部312を有する。つまみ部312は、作業者が把持可能に形成される。把持板31には、複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが挿通される複数の穴311a−311dが形成される。複数の穴311a−311dは、その直径が複数のストッパ41a−41dの外径よりも小さい。
蓋板32は円板状に形成される。蓋板32は、内歯車33の溝部337に載置される。蓋板32には、複数の貫通穴321a−321dが形成される。複数の貫通穴321a−321dは、その直径が、複数のストッパ41a−41dの外径よりも大きく形成される。複数の貫通穴321a−321dのそれぞれには、複数のストッパ41a−41dのそれぞれ、及び複数のストッパ41a−41dに挿通された複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが挿通される。蓋板32にはネジ30を挿通可能な貫通穴322が形成される。
底板38は、軸部374が挿通可能な貫通穴382が形成された環状に形成される。底板38は、内歯車33の溝部338に載置される。底板38には、複数の貫通穴381a−381dが形成される。複数の貫通穴381a−381dは、その直径は、複数の支持ピン34a−34dの外径よりも大きく形成される。複数の貫通穴381a−381dのそれぞれには、複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが挿通される。貫通穴382は、その直径が、軸部374の外径よりも大きく、且つ、非歯車部372の外径よりも小さく形成される。
取付板39は、円板状に形成される。取付板39には、複数の貫通穴391a−391dが形成される。複数の貫通穴391a−391dのそれぞれには、複数の支持ピン34a−34dのそれぞれが挿通される。なお、複数の貫通穴391a−391dは、周方向に延びる略楕円形状に形成される。また、取付板39には、駆動軸112が挿通可能な貫通穴392が形成される。
(組立)
アダプタ13は、例えば、次の手順で組み立てられ得る。但し、該手順に限定されるものではない。
はじめに、キャリア36に複数の支持ピン34a−34dが挿通される。具体的には、複数の支持ピン34a−34dは、キャリア36の複数の穴363a−363dに挿通され、複数の穴363a−363dにおいてキャリア36に固定される。
続いて、上記複数の支持ピン34a−34dに複数の遊星歯車35a−35dが挿通される。これにより、キャリア36の一方の面に複数の遊星歯車35a−35dが載置される。すなわち、上記キャリア36の一方の面において、複数の遊星歯車35a−35dが複数の支持ピン34a−34dを中心として回転可能に支持される。
次に、複数の支持ピン34a−34dに複数のストッパ41a−41dが挿通される。これにより、複数の遊星歯車35a−35dの一方の面に複数のストッパ41a−41dが載置される。
続いて、太陽歯車37が、太陽歯車の歯371と内歯362とが噛み合うように、キャリア36に挿通される。次に、上記太陽歯車37が挿通されたキャリア36が、外歯361と噛合歯333とが噛み合うように、内歯車33に挿通される。
これにより、太陽歯車37及び内歯車33が軸方向において変位不能に固定される場合は、複数の支持ピン34a−34dが軸方向に引っ張られること又は押されること等によって、キャリア36が太陽歯車の歯371及び噛合歯333に沿って軸方向に変位可能となる。それと共に、上記キャリア36の一方の面に載置された複数の遊星歯車35a−35dも、軸方向に変位可能となる。
続いて、蓋板32が、複数の貫通穴321a−321dに複数のストッパ41a−41d及び複数の支持ピン34a−34dが挿通されるようにして、内歯車33の溝部337に載置される。蓋板32は、溝部337に固定される。なお、ここで、複数の支持ピン34a−34dは、蓋板32から突出する。
次に、蓋板32から突出した複数の支持ピン34a−34dが、把持板31の複数の穴311a−311dに挿通される。把持板31は、複数の穴311a−311dにおいて複数の支持ピン34a−34dと固定される。なお、複数の支持ピン34a−34dは、例えば、固着材もしくは圧入等によって、把持板31に固定され得る。
これにより、太陽歯車37及び内歯車33が軸方向において変位不能に固定される場合には、把持板31が軸方向に引っ張られること又は押されること等によって、キャリア36が太陽歯車の歯371及び噛合歯333に沿って軸方向に変位可能となる。それと共に、上記キャリア36の一方の面に載置された複数の遊星歯車35a−35dも、軸方向に変位可能となる。
続いて、底板38が、複数の貫通穴381a−381dに複数の支持ピン34a−34dが挿通されるようにして、内歯車33の溝部338に載置される。底板38は溝部338に固定される。なお、ここで、複数の支持ピン34a−34dは、底板38から突出する。
次に、取付板39が、複数の貫通穴391a−391dに上記底板38から突出した複数の支持ピン34a−34dが挿通されるようにして、底板38と重ね合わされる。
続いて、ネジ30が、蓋板32の貫通穴322、太陽歯車37の貫通穴373、底板38の貫通穴382に挿通されるとともに、駆動軸112にネジ止めされる。これにより、太陽歯車37が、駆動軸112に固定される。太陽歯車37は、駆動軸112と一体に、駆動軸の回転方向と同じ方向に回転駆動される。
以上のようにして、アダプタ13が組み立てられ、駆動軸112に取り付けられる。
[2.作動]
(遊星歯車機構の作動)
次に、図4−図7に基づいて、遊星歯車機構3の作動を説明する。
アダプタ13では、上述のように把持板31が複数の支持ピン34a−34dと固定され、複数の支持ピン34a−34dはキャリア36と固定されているので、キャリア36は把持板31と一体に移動する。つまり、アダプタ13では、作業者等により、把持板31が、軸方向において駆動軸側に押されたり、反駆動軸側に引っ張られたりすることによって、キャリア36が軸方向に変位する。
なお、本実施形態では、複数のストッパ41a−41dによって、複数の遊星歯車35a−35dはキャリア36とほぼ一体に変位可能となっている。
ここで、図4A及び図4B、図5は、把持板31が軸方向において反駆動軸側に引っ張られ、キャリア36が第1位置に位置する様子を示す。キャリア36が第1位置に位置する場合、内歯362が太陽歯車の歯371と噛み合い、外歯361が内歯車33の有歯部331に設けられた噛合歯333と噛み合う。これによって、太陽歯車37と、キャリア36と、内歯車33とが、一体で回転する。
更に、本実施形態では、キャリア36が第1位置に位置する場合、複数の遊星歯車35a−35dは、太陽歯車の歯371と噛み合い、且つ、内歯車33の有歯部331に設けられた噛合歯333と噛み合う。これによって、複数の遊星歯車35a−35dは、複数の支持ピン34a−34dを中心として回転(自転)することが阻止され、太陽歯車37と、複数の遊星歯車35a−35dと、内歯車33とが、一体で回転する。
つまり、本実施形態では、キャリア36が第1位置に位置する場合、太陽歯車37と、キャリア36と、複数の遊星歯車35a−35dと、内歯車33とが、一体で回転する。これにより、内歯車33に、太陽歯車37が回転する方向と同じ方向の回転駆動力が伝達される。その結果、内歯車33を正転させることができる。正転とは、太陽歯車37と同じ方向に回転すること、を表す。つまり、駆動軸112の回転方向と同じ方向に回転することを表す。
一方、図6A及び図6B、図7は、把持板31が軸方向において駆動軸側に押され、キャリア36が第2位置に位置する様子を示す。キャリア36が第2位置に位置する場合、内歯362は、非歯車部372と対向する。また、外歯361は、非有歯部332と対向する。つまり、キャリア36は、内歯362が太陽歯車の歯371の歯と噛み合わないので、キャリア36には太陽歯車37による回転が伝達されない。また、外歯361は有歯部331の噛合歯333と噛み合わないので、内歯車33にはキャリア36による回転が伝達されない。
但し、この場合、キャリア36及び複数の遊星歯車35a−35dのうち複数の遊星歯車35a−35dのみが、太陽歯車の歯371と噛み合い(内接)、且つ、有歯部331の噛合歯333と噛み合う(外接)。これにより、複数の遊星歯車35a−35dが複数の支持ピン34a−34dを中心として太陽歯車37と反対方向に回転(自転)する。複数の遊星歯車35a−35dは、内歯車33の有歯部331に設けられた噛合歯333と噛み合って、内歯車33を太陽歯車37が回転する方向と反対方向に回転させる。その結果、内歯車33に、太陽歯車37が回転する方向と反対方向の回転駆動力が伝達される。
つまり、内歯車33を逆転させることができる。逆転とは、太陽歯車37と反対方向に回転することをいう。つまり、駆動軸112の回転方向と反対方向に回転することを表す。
このようにして、アダプタ13は、作業者等によって、把持板31が軸方向において反駆動軸側に引っ張られると、正転する。また、アダプタ13は、作業者等によって、把持板31が軸方向において駆動軸側に押されると、逆転する。
(動力工具の作動)
動力工具1において、このように構成されたアダプタ13には、ワイヤブラシ12が固定される。具体的には、内歯車33の筒状の本体336と複数の爪部335a−335cとの間にリング部121が取り付けられることによって、ワイヤブラシ12がアダプタ13に固定される。
駆動軸112は、本実施形態では、上述のように反時計回り方向に回転する。そこで、作業者は、アダプタ13の把持板31を反駆動軸側に引っ張ることによって、アダプタ13を正転させる。その結果、ワイヤブラシ12が反時計回り方向に回転するので、作業者は作業を行うことができる。
ところで、作業が継続されると、図8に示すように、尖っていたブラシ部122の先端123(図8A参照)が、摩耗によって丸くなる(図8B参照)。作業を効率よく行うためには、ブラシ部122の先端123が図8Aに示すように尖っていることが望ましい。
このような場合、本実施形態では、作業者は、アダプタ13の把持板31を駆動軸側に押し込むことによって、アダプタ13を逆転させる。その結果、図9に示すように、ワイヤブラシ12が時計回り方向に回転するので、例えば砥石200等を用いて、ブラシ部122の先端123を研磨することができる。つまり、ブラシ部122の先端123において点線よりも砥石200側の部位が削られ、作業に適した尖った先端123を得ることができる。
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(3a)本実施形態では、遊星歯車機構3において、変位部材を備える。変位部材は、キャリア36と固定されており、第1位置と第2位置との間で、キャリア36を軸方向に沿って変位させるための部材である。第1位置は、少なくとも外歯361が有歯部331と噛み合う位置であって内歯車33に太陽歯車37と同じ方向の回転駆動力が伝達される位置である。第2位置は、外歯361が非有歯部332と対向する位置であって、複数の遊星歯車35a−35dが有歯部331と噛み合って内歯車33に太陽歯車37と反対方向の回転駆動力が伝達される位置である。
その結果、本実施形態では、遊星歯車機構3において、キャリア36を軸方向に沿って変位させる、といった簡易な構成によって、正転及び逆転を切り替えることができる。
(3b)本実施形態では、キャリア36には複数の支持ピン34a−34dが固定されており、複数の支持ピン34a−34dがキャリア36を軸方向に沿って変位させるための変位部材として用いられる。その結果、新たに変位部材を設ける場合よりも、構成が簡易になる。また、部品点数を減らすことができる。
また、本実施形態では、変位部材としての複数の支持ピン34a−34dを(具体的には複数の支持ピン34a−34dが固定された把持板31を)、軸方向において反駆動軸側に引っ張ることによってアダプタ13を正転させ、軸方向において駆動軸側に押し込むことによってアダプタ13を逆転させる。その結果、引く、又は、押す、といった簡易な動作によって、ワイヤブラシ12の正転及び逆転を切り替えることができる。
(3c)太陽歯車の歯371は、軸方向における長さdsが、軸方向におけるキャリア36の長さdc以上の所定の歯長さに形成されている。それと共に、有歯部331は、つまり有歯部331における噛合歯333は、軸方向における長さdgが、軸方向におけるキャリア36の長さdc以上の所定の歯長さに形成されている。これにより、キャリア36が第1位置に位置する場合、軸方向における全ての内歯362が太陽歯車の歯371と噛み合い、且つ、軸方向における全ての外歯361が噛合歯333と噛み合う。その結果、太陽歯車37の回転駆動力を無駄無く内歯車33に伝達することができる。
(3d)本実施形態では、上記歯長さは、軸方向におけるキャリア36の長さdcと軸方向における複数の遊星歯車35a−35dの長さdpとを足し合わせた歯車合計値に等しい。これにより、キャリア36の位置に関係無く、複数の遊星歯車35a−35dは太陽歯車37及び内歯車33の有歯部331と噛み合う。
その結果、キャリア36を第2位置から第1位置へスムーズに変位させることができる。また、その結果、キャリア36を第2位置から第1位置へスムーズに変位させることができるように、内歯車33の駆動軸方向における長さを極力短くすることができる。また、その結果、キャリア36が第1位置に位置する場合、複数の遊星歯車35a−35dも太陽歯車37及び有歯部331と噛み合って、内歯車33、複数の遊星歯車35a−35d、キャリア36、及び太陽歯車37が一体となって回転するので、内歯車33に太陽歯車37と同じ方向の回転駆動力を無駄無く伝達することができる。
なお、上記実施形態における歯車合計値が合計値に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(4a)上記実施形態では、上記所定の歯長さは、歯車合計値に等しい値であったが、これに限定されるものではない。上記所定の歯長さは、歯車合計値よりも大きい値であっても良い。なお、太陽歯車の歯371及び非有歯部332のうち少なくとも一方の上記歯長さが、キャリア36の厚さ以上の値であっても良い。また、太陽歯車の歯371及び非有歯部332のうち少なくとも一方の上記歯長さが、キャリア36の厚さと等しい値であっても良い。また、太陽歯車の歯371及び非有歯部332のうち少なくとも一方の上記歯長さが、歯車合計値以上の値であっても良い。また、太陽歯車の歯371及び非有歯部332のうち少なくとも一方の上記歯長さが、歯車合計値に等しい値であっても良い。
(4b)上記実施形態では、駆動軸112が反時計回りに回転する例を説明したが、これに限定されるものではない。駆動軸112は時計回りに回転するものであってもよい。この場合、作業者は、アダプタ13の把持板31を駆動軸側に押し込むことによって、アダプタ13を逆転させ、ワイヤブラシ12を反時計回りに回転させてもよい。また、作業者は、アダプタ13の把持板31を反駆動軸側に引っ張ることによって、アダプタ13を正転させ、ワイヤブラシ12を時計回りに回転させてもよい。
(4c)上記実施形態では、遊星歯車機構3は、4つの遊星歯車35a−35dと、4つの支持ピン34a−34dと備えていた。また、これに伴い、アダプタ13は、4つのストッパ41a−41dを備えていた。但し、これに限定されるものではない。本開示の遊星歯車機構は、少なくとも1つの遊星歯車と、少なくとも1つの支持ピンとを備えるものであってよい。また、これに伴い、アダプタは、少なくとも1つのストッパを備えるものであってもよい。
(4d)上記実施形態では、複数の支持ピン34a−34dが変位部材として用いられる例が記載されていたが、これに限定されるものではない。例えば、遊星歯車機構は、支持ピンとは異なる少なくとも1つの棒状の部材を備え、該棒状の部材がキャリア36に挿通され且つ固定されるように構成されていてもよい。例えば、該棒状の部材は、キャリア36の周方向において、複数の支持ピンの間に挿通され固定されてもよい。そして、複数の支持ピン34a−34dに代えて、該棒状の部材が、把持板31、蓋板32、底板38、取付板39に挿通され、把持板31に固定されてもよい。なお、この場合、支持ピンは内歯車33から突出しない長さに形成されてもよい。そして、該棒状の部材は、把持板31と共に反駆動軸方向に引っ張られることによってキャリア36を第1位置に位置させるように、また、把持板31と共に駆動軸方向に押されることによってキャリア36を第2位置に位置させるように、構成されてもよい。
(4e)上記実施形態では、ワイヤブラシを回転させる動力工具において、該動力工具にワイヤブラシを取り付けるための部材であるアダプタに、本開示の遊星歯車機構を適用した例を説明した。但し、これに限定されるものではない。本開示の遊星歯車機構は、ケレン作業以外の作業を行う、ワイヤブラシを回転させる種々の動力工具に適用され得る。また、本開示の遊星歯車機構は、ワイヤブラシ以外の工具であって対象物の除去、剥離、研磨等を行うための工具を回転させる種々の動力工具に適用され得る。また、本開示の遊星歯車機構は、工具以外の構造物を回転させる種々の装置に適用され得る。
(4f)上記実施形態では、遊星歯車機構を用いて、上記アダプタを駆動軸と同じ方向及び駆動軸と反対の方向に回転させる動力工具について説明した。但し、これに限定されるものではない。上記アダプタの回転方向を反対の方向とするために、遊星歯車機構以外の歯車機構を適用しても良いし、ベルトを用いた機構を適用しても良いし、シャフトを用いた機構を適用しても良い。
(4g)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(4h)上述した動力工具1、アダプタ13、遊星歯車機構3の他、遊星歯車機構3の組立方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
3 遊星歯車機構、33 内歯車、34a−34d 複数の支持ピン、35a−35d 複数の遊星歯車、36 キャリア、37 太陽歯車、331 有歯部、332 非有歯部、333 噛合歯、361 外歯、362 内歯、112 駆動軸。

Claims (6)

  1. 駆動源からの回転駆動力により駆動される駆動軸(112)に設けられる太陽歯車(37)と、前記回転駆動力が伝達される内歯車(33)と、前記太陽歯車と前記内歯車との間に設けられる少なくとも1つの遊星歯車(35a−35d)及びキャリア(36)と、を備える遊星歯車機構(3)であって、
    前記遊星歯車は、前記太陽歯車に噛み合い可能であり、前記内歯車に噛み合い可能であり、
    前記キャリアは、環状に形成され、前記太陽歯車が挿通されており、前記少なくとも1つの遊星歯車を回転可能に支持する少なくとも1つの支持ピン(34a−34d)を支持し、内周面に前記太陽歯車と噛み合い可能な内歯(362)が設けられ、且つ外周面に前記内歯車と噛み合い可能な外歯(361)が設けられ、駆動軸の延びる方向を表す軸方向に変位可能であり、
    前記内歯車は、円筒状に形成され、前記太陽歯車、前記遊星歯車及び前記キャリアを収容するとともに、前記遊星歯車及び前記キャリアのうち少なくとも一方と噛み合う噛合歯(333)が設けられた有歯部(331)と前記噛合歯が設けられていない非有歯部(332)とを内周面に有し、
    当該遊星歯車機構は、
    前記キャリアと固定されており、少なくとも前記外歯が前記有歯部と噛み合う位置であって前記内歯車に前記太陽歯車と同じ方向の回転駆動力が伝達される第1位置と、前記外歯が前記非有歯部と対向する位置であって、前記遊星歯車が前記有歯部と噛み合って前記内歯車に前記太陽歯車と反対方向の回転駆動力が伝達される第2位置との間で、前記キャリアを前記軸方向に沿って変位させるための変位部材(34a−34d)
    を更に備える遊星歯車機構。
  2. 請求項1に記載された遊星歯車機構であって、
    前記キャリアには、前記支持ピンが固定されており、
    前記支持ピンが前記変位部材として用いられる
    遊星歯車機構。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊星歯車機構であって、
    前記太陽歯車の歯(371)は、前記軸方向における長さが、前記軸方向における前記キャリアの長さ以上の所定の歯長さに形成されている
    遊星歯車機構。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊星歯車機構であって、
    前記有歯部は、前記軸方向における長さが、前記軸方向における前記キャリアの長さ以上の所定の歯長さに形成されている
    遊星歯車機構。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の遊星歯車機構であって
    前記歯長さは、前記軸方向における前記キャリアの長さと前記軸方向における前記遊星歯車の長さとの合計値以上である
    遊星歯車機構。
  6. 請求項5に記載の遊星歯車機構であって
    前記歯長さは、前記軸方向における前記キャリアの長さと前記軸方向における前記遊星歯車の長さとの合計値に等しい
    遊星歯車機構。
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