JP6902681B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、医療機器の分野において用いるのに適する圧力センサに関する。
従来、例えば、医療における冠動脈内圧測定による診断において、先端部に圧力センサが設けられた細くて柔らかいワイヤを冠動脈の中に入れて血圧を測定することが行われている。冠動脈内に狭窄があった場合、冠動脈内の血圧を測定した結果は、狭窄の奥側の血圧と狭窄の手前側の血圧との比、すなわち、心筋血流予備量比によって評価される。
このように人体の血圧を測定して診断を行う場合、適用される圧力センサは、患者にとって負担を小さくするために小型であって、絶縁性を確保し、より信頼性の高いものでなければならない。
しかしながら、従来の圧力センサの構成では、上記のような要望を満たす圧力センサの実現は困難であるという課題が生じている。
特開昭61−168969号公報 特開平9−187515号公報 特表平10−505269号公報 特表2010−540114号公報 特開2018−38792号公報 実開昭56−172954号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、小型であって、絶縁性を確保し、信頼性の高い圧力センサを提供することを目的とする。
本実施形態の圧力センサは、半導体材料によって作製されているセンサ本体と、前記センサ本体の一面側に設けられた圧力センサ素子と、前記センサ本体の一面側から他面側へ向かって形成され、前記圧力センサ素子に電気的に接続されるリード線が通る貫通孔と、前記貫通孔の内壁に形成された絶縁層と、を具備している。
また、前記貫通孔には、前記圧力センサ素子に電気的に接続されるリード線における絶縁被覆が除去された導体芯線部が通っている。
本発明の実施形態によれば、小型であって、絶縁性を確保し、信頼性の高い圧力センサを提供することができる。
本発明の実施形態に係る圧力センサを示す正面図である。 同圧力センサの先端部を示す平面図である。 図2中、X−X線に沿う断面図である。 圧力センサの接続状態を示すブリッジ回路図である。 圧力センサを備えるシステムを示す正面図である。 同じく、圧力センサを備えるシステムを示す正面図である。
以下、本発明の実施形態に係る圧力センサについて図1乃至図5を参照して説明する。図1は、圧力センサを示す正面図であり、図2は、圧力センサの先端部における平面図であり、図3は、図2中、X−X線に沿う断面図である。また、図4は、圧力センサの接続状態を示すブリッジ回路図であり、図5及び図6は、圧力センサを備えるシステムを示す正面図である。なお、各図では、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
本実施形態の圧力センサは、小型化され、カテーテル(ガイドワイヤ)に好適に組み込まれるように構成されている。圧力センサは、体腔内である冠動脈内の血圧を測定するものである。
図1に示すように圧力センサ1は、センサ本体2と、リード線3と、接続端子部4とを備えている。センサ本体2には、リード線3が接続されていて、リード線3の末端部は、接続端子部4に接続されている。圧力センサ1のセンサ本体2からリード線3の末端部までの長さ寸法は、2000mm程度であり、長尺状である。
図2及び図3に示すように圧力センサ1におけるセンサ本体2は、半導体圧力センサであり、圧力が印加されるとその変位により電気抵抗値が変化するひずみゲージの機能を有する圧力センサ素子21を有している。圧力センサ素子21はピエゾ抵抗素子であり、このピエゾ抵抗素子がシリコン材料からなるセンサ本体2の一面側に形成されている。なお、センサ本体2は、略四角柱状であり、寸法は、一辺が160μm〜240μm程度が好ましく、本実施形態では200μmに形成されている。また、同様に軸方向の寸法は、160μm〜240μm程度が好ましく、本実施形態では200μmに形成されている。
このようなセンサ本体の寸法にすることで外径360μm内径300μmのガイドワイヤに容易に挿入することが可能となる。
詳しくは、センサ本体2は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術によってシリコン半導体材料を加工することによって作製されている。センサ本体2は、一面側(先端側)には空洞部22が形成されており、空洞部22上に円形状のダイヤフラム23が形成され、このダイヤフラム23上に圧力センサ素子21としてのピエゾ抵抗素子が形成されている。このピエゾ抵抗素子の形成にあたっては、シリコン層に不純物のイオンを注入する半導体プロセス技術であるイオン注入法が適用され、シリコン層にホウ素を打ち込んで形成する。
また、圧力センサ素子21としてのピエゾ抵抗素子は、ダイヤフラム23の外周部に形状の異なる2対であって、複数で合計4つ形成されている。具体的には、各一対の圧力センサ素子21a、21a及び21b、21bが線対称的に配置され形成されている。これは、後述するように圧力センサ1の接続においてブリッジ回路としてフルブリッジ回路を構成して高感度化を図るためである。
圧力センサ1は、圧力が印加されると、空洞部22によるダイヤフラム23の変形動作によって、ピエゾ抵抗素子が変形し、その変形に応じてピエゾ抵抗素子の電気抵抗値が変化するものであり、この変化を電子回路で処理し、圧力を検出する。
なお、センサ本体2の形状は、四角柱状に限らず、多角柱状であればよく、また、円柱状であってもよい。格別その形状が限定されるものではない。
また、センサ本体2には、一面側(先端側)から他面側(後端側)へ向かって貫通孔24が形成されている。貫通孔24は、圧力センサ素子21に電気的に接続されるリード線3が通る孔であり、ダイヤフラム23の外周側に複数、具体的には4つ形成されている。図2に示すように4つの貫通孔24が四角柱状の中央部を中心とする円周上に、それぞれ90度の間隔を空けて、かつ各圧力センサ素子21の間に位置するように配置されている。つまり、四角形状の角部に配置されている。
なお、貫通孔は、4つに限らず例えば、3つ形成し、圧力センサ素子を2つ形成するようにしてもよい。この場合は、後述するように圧力センサ1の接続においてブリッジ回路としてハーフブリッジ回路が構成される。さらに、単純化された構成においては、貫通孔を2つ形成し、圧力センサ素子を1つ設けるようにしてもよい。
したがって、上記のような構成においては、貫通孔は少なくとも2つ形成されることとなる。特段に貫通孔及び圧力センサ素子の個数が限定されるものではない。また、貫通孔24の径寸法は、φ40μm〜φ60μm程度が好ましく、本実施形態ではφ50μmに形成されている。
センサ本体2の一面側の表面には、導電層25として配線パターンが拡散により形成されている。この導電層25は、圧力センサ素子21と電気的に接続されている。
次に、図3に示すように貫通孔24の内壁には絶縁層24aが形成されていて、その内壁が絶縁層24aによって被覆されている。したがって、貫通孔24内は絶縁性が確保された状態となっている。また、この絶縁層24aは、センサ本体2の一面側及び他面側にも延出して形成されている。センサ本体2の一面側の絶縁層24aにあっては、導電層25(圧力センサ素子21)とリード線3とを電極27を介して電気的に接続するため、導電層25の一部が露出するように導電層25を被覆している。なお、絶縁層24aは、例えば、二酸化ケイ素の材料から形成されており、厚さ寸法は1μm〜2μmである。
また、貫通孔24の一面側の周囲であって、絶縁層24aの上には電極層26がスパッタリング法等の薄膜形成技術によって成膜されている。電極層26は、一部が露出した部位の導電層25に接続され、貫通孔24の内壁側へ僅かに延出して形成されている。電極層26を形成する材料には、例えば、チタン/銅(Ti/Cu)、アルミニウム・シリコン合金(Al・Si)及びがチタン/タングステン(Ti/W)などが用いられている。三層構造の電極層の場合、チタン/銅/金(Ti/Cu/Au)などがある。
電極27は、リード線3を圧力センサ素子21に電気的に接続するものであり、本実施形態の電極27は、半田めっきのろう材によって構成されている。ろう材としては、例えば、低融点金属の錫(Sn)(融点231.1℃)が用いられている。また、下地めっきには、ニッケル(Ni)が用いられている。なお、ろう材としては、低融点金属のインジウム(In)(融点156.6℃)及び一般的な半田材料を用いることができる。
リード線3は、導体芯線が銅銀合金(Cu−Ag)線から形成された絶縁被覆電線であり、屈曲強度、引張強度が大であり、一般的な導体芯線が銅(Cu)の場合に比較して強度を大幅に改善できるものである。特に銀含有量を3%から15%にすると強度が大幅に向上することが知られている。リード線3は、フッ素樹脂であるパーフルオロアルコキシアルカン(PFA)樹脂の絶縁被覆31を有しており、この絶縁被覆31が剥離され除去された裸の導体芯線部32がセンサ本体2の他面側から貫通孔24を通って、センサ本体2の一面側へ向かって導入されていて、先端部は折曲されることなく直線状となっている。
このリード線3の導体芯線部32は、電極層26に直接的に接触することを妨げるものではないが、電極層26に直接的に接触することなく、電極27としてのろう材を介して接合されており、このろう材が電極層26に接合され、導電層25、圧力センサ素子21へと接続されている。また、電極27は、貫通孔24の一面側における内部の一部分に入り込んで侵入部27aを形成している。このようなリード線3は、センサ本体2の他面側へ導出されており、末端部が接続端子部4に接続されている。なお、リード線3の導体芯線部32の径寸法は、φ15μm〜φ30μm程度のものを用いるのが好ましく、本実施形態ではφ25μmのものを用いている。したがって、貫通孔24を通過している導体芯線部32の外周と、貫通孔24の内壁との間には、10μm程度の間隙が形成されるようになる。
また、センサ本体2の他面側から導出されたリード線3は、その導出部分が接着材5で固着されている。接着材5としては、例えば、エポキシ樹脂が用いられる。
さらに、センサ本体2の外表面及び接着材5によって固着された部分の外表面は、防水性、絶縁性及び柔軟性を確保するために可撓性を有する絶縁材料によって絶縁被覆6されている。絶縁材料としては、例えば、パリレン(登録商標)やシリコーンのコーティング材を好適に用いることができる(図2においては説明上、絶縁被覆6等の図示は省略している)。なお、絶縁被覆6の厚さ寸法は2μm〜3μmである。
接続端子部4は、リード線3の導出末端部が接続される部分であり、樹脂製であって略直方体形状のケースの中に、回路基板等の電子部品が収容されて電子回路が構成されている。具体的には、接続端子部4には圧力センサ1の検出制御回路や増幅回路が設けられている。また、接続端子部4の一側には入出力端子としてコネクタ端子41が設けられている。このコネクタ端子41をモニター等の制御装置に接続することにより圧力センサ1の出力による検出情報を測定できるようになる。
続いて、図4を参照して、圧力センサの接続状態について説明する。図4に示すように圧力センサ1は、電源Vに接続され、ブリッジ接続されてフルブリッジ回路が構成されている。圧力センサ1の圧力センサ素子21が既述のように4つ設けられ、圧力センサ素子21a、21bの直列回路と圧力センサ素子21b、21aの直列回路とが電源Vに対して並列に接続されている。また、各直列回路の中間に出力端子が接続されていて、この出力端子が増幅器Ampに接続されて出力電圧Voutとして差動出力を検出できるようになっている。したがって、微小な圧力変化の信号も検出可能であり高感度な検出が可能となる。
なお、ブリッジ回路は、ハーフブリッジ回路で構成してもよい。この場合は、圧力センサ1の圧力センサ素子21を2つ設け、基準抵抗器を2つ設けて構成する。具体的には、圧力センサ素子21及び基準抵抗器の2つの直列回路を電源Vに対して並列に接続し、各直列回路の中間に出力端子を接続する。この出力端子を増幅器Ampに接続して出力電圧Voutとして差動出力を検出する。このような接続状態においては、圧力センサ1の圧力センサ素子21は、センサ本体2に配置され、基準抵抗器及び増幅器Ampは接続端子部4内に収容される。
以上のような構成によれば、貫通孔24の内壁には絶縁層24aが形成されているので、絶縁被覆31が剥離された裸の導体芯線部32について絶縁性を確保して貫通孔24を通すことができる。したがって、貫通孔24の大きさが極めて小径であるという制限がある中で、絶縁被覆31が剥離されて除去されているので、その分、導体芯線の径が大きな太いリード線3を用いることができる。つまり、貫通孔24の孔径に近い芯線の太いリード線3を用いることが可能となり、引張強度を大きくして信頼性を向上することができる。
リード線3の導体芯線部32を太くできるので、導体芯線部32を貫通孔24に挿入して通した後、電極27としての半田めっきのろう材を溶融することにより、リード線3を電極層26に接合することができ、接合工程が容易となる。
また、電極27は、貫通孔24の内部に入り込んで侵入部27aを形成しているので、リード線3の接続状態が確実となり、リード線3の接続外れを防止できる。
さらに、リード線3における導体芯線部32の先端部は折曲されることなく直線状になっていて、半田めっきによって電極27が形成されるので、センサ本体2の一面側への突出量を少なくすることができる。また、半田めっきによるろう材の量を少なくすることができ、センサ本体2のダイヤフラム23にかかる応力を軽減することができる。
また、医療機器であるカテーテル等に用いられる機器では、これらが生体内に露出する危険性が高い場合、使用する材料について生体適合性を考慮した材料で構成することが求められている。本実施形態では、少なくともセンサ本体2の外表面及び接着材5によって固着された部分の外表面は、パリレン(登録商標)でコーティングされており、リード線3は、フッ素樹脂で絶縁被覆31されており、加えて、センサ本体2はシリコン材料、接着材5はエポキシ樹脂が用いられている。これらの材料は生体適合性を有することが確認されており、安全性を確保することができる。
次に、図5を参照して、上記圧力センサ1が組み込まれたガイドワイヤ7を備えるシステムについて説明する。
本実施形態のシステム100は、圧力センサ1が組み込まれた周知のガイドワイヤ7と、制御装置101とを備えている。制御装置101はモニターであり、表示部を備え、演算部及び制御部を有するCPU、記憶手段であるROM及びRAM、入出力制御手段を有するマイクロコンピュータが搭載されており、圧力センサ1における接続端子部4のコネクタ端子41が接続できるようになっている。したがって、この制御装置101に圧力センサ1を接続することにより、体腔内である冠動脈内の血圧を測定し生体情報が表示することができる。
なお、コネクタ端子としてUSB端子を設けるようにしてもよい。この場合、USB端子を制御装置101に接続することにより圧力センサ1の出力による検出情報を表示できるようになる。
図6は、圧力センサ1と、圧力センサ1が接続される制御装置101aとが無線回線で接続されているシステム100aの構成を示している。制御装置101aには、無線送受信部が設けられており、接続端子部4aには無線モジュールや内臓電池が設けられている。したがって、接続端子部4aから生体情報を無線で制御装置101aへ送信することができ、その生体情報を制御装置101aで表示することができる。
このため、圧力センサ1と制御装置101aとを無線で接続することにより、血圧の測定時にリード線などが邪魔になることがなく取り扱いが容易になる利点がある。
以上のように本実施形態によれば、小型であって、絶縁性を確保し、信頼性の高い圧力センサ1を提供することができる。
なお、本発明の圧力センサは、人体の血圧を測定する場合に好適に用いられるが脳、腎臓、膀胱、腹腔内、子宮、食道及び胃等の診断や治療に際しての圧力管理に用いることができる。また、本発明の圧力センサは、カテーテル(ガイドワイヤ)に好適に用いられるが、これに限るものではない。他の医療機器に適用することも可能である。さらに、医療機器の分野のみならず圧力センサを備え、小型化を必要とする機器及び装置への適用を妨げるものではない。
本発明は、上記実施形態の構成に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、上記実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・・・圧力センサ
2・・・・・センサ本体
3・・・・・リード線
31・・・・絶縁被覆
32・・・・導体芯線部
4・・・・・接続端子部
41・・・・コネクタ端子
5・・・・・接着材
6・・・・・絶縁被覆
7・・・・・ガイドワイヤ
21・・・・圧力センサ素子
22・・・・空洞部
23・・・・ダイヤフラム
24・・・・貫通孔
24a・・・絶縁層
25・・・・導電層
26・・・・電極層
27・・・・電極
27a・・・侵入部
100・・・システム
101・・・制御装置
Amp・・・増幅器

Claims (14)

  1. 半導体材料によって作製されているセンサ本体と、
    前記センサ本体の一面側に設けられた圧力センサ素子と、
    前記センサ本体の一面側から他面側へ向かって形成され、前記圧力センサ素子に電気的に接続されるリード線が通る貫通孔と、
    前記貫通孔の内壁に形成された絶縁層と、
    を具備することを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記貫通孔は、少なくとも2つ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記貫通孔には、前記圧力センサ素子に電気的に接続されるリード線における絶縁被覆が除去された導体芯線部が通っていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記圧力センサ素子に電気的に接続されるリード線は、ろう材により構成された電極によって接続されていることを特徴とする請求項3に記載の圧力センサ。
  5. 前記電極は、低融点金属であることを特徴とする請求項4に記載の圧力センサ。
  6. 前記電極は、貫通孔の内部に入り込んで侵入部が形成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の圧力センサ。
  7. 前記貫通孔を通る導体芯線部の先端部は、直線状であることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  8. 前記リード線における導体芯線は、銅銀合金線から形成されていることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  9. 前記貫通孔の一面側の周囲及び前記貫通孔の内壁側へ延出して電極層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  10. 前記センサ本体の外表面は、絶縁被覆されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  11. 前記絶縁被覆は、可撓性を有していることを特徴とする請求項10に記載の圧力センサ。
  12. 前記絶縁被覆には、生体適合性を有する材料が用いられていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の圧力センサ。
  13. 前記センサ本体は、ブリッジ接続されてブリッジ回路が構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の圧力センサ。
  14. 前記ブリッジ回路の出力端には、増幅器が接続されていることを特徴とする請求項13に記載の圧力センサ。
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