JP6901750B2 - 水栓器具 - Google Patents

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Description

本発明は、流水の吐出形状を複数に切り替えることができる水栓器具に関する。
このような水栓器具としては、例えば特開2004-73958号公報(特許文献1)に示す技術がある。この水栓器具は、吐水形状をシャワー形状とストレート形状とに切替えるよう回動操作可能な切替ハンドルを備えている。水栓器具を構成する水栓器具本体の内部には、通水流路に連通する二つの連通孔を持つ弁座部材が固設されている。この弁座部材には、弁座部材の連通孔に対して二つの接続態様に切り替わる孔部を有する弁体が接している。弁体の中央にはストレート形状の流水が吐出されるストレート吐出口が設けられ、弁体の周辺にはシャワー形状の流水が吐出されるシャワー吐出口が設けられている。切替ハンドルと弁体とは互いに係合して一体回転する。よって、切替ハンドルを回すことで、弁体を弁座部材に対して相対回転させ、二つの吐水形状を切り替えることができる。
切替ハンドルは筒状であり、水栓器具の先端外縁部を構成している。切替ハンドルのうち水栓器具の基端側の端縁部には、水栓器具本体を覆うカバー体が設けられている。切替ハンドルの外表面とカバー体の外表面とは段差なく連続した紡錘形状を構成し、両者の互いに対向する端面は、紡錘形状の表面に対して直角な方向に形成されている。つまり、切替ハンドルとカバー体との隙間は、紡錘形状を分断する状態に視認できる。
また、切替ハンドルは、筒状のハンドル本体を基本として、このハンドル本体の外表面から垂直方向に突出形成された複数の操作フィンを有する。操作フィンは板状の部材であり、吐水方向に沿って延出している。ユーザーが操作フィンに指を掛け、操作フィンの垂直方向に力を掛けると切替ハンドルは周方向に回転する。この操作フィンはハンドル本体の周方向に沿って散点状に設けられている。
特開2004-73958号公報
ただし、このような切替ハンドルの構成では、切替ハンドルとカバー体との隙間の位置が常にユーザから見える位置となる。この隙間には、水栓器具の使用に際して、外部から水が掛かったり、水栓器具の内部から水が漏れだすことがあり、水垢などの汚れが蓄積し易い。このような汚れに対してユーザーは非常に敏感であり、水栓器具の表面に汚れが蓄積すると、その水栓器具に対して直ちに非衛生な印象を抱いてしまう。
また、操作フィンがハンドル本体の表面に立設されていることで、操作フィンの表面とハンドル本体の表面との境界位置では両者が例えば直角に交わり隅部が形成される。このような隅部には水垢等の汚れが蓄積し易い。この位置もユーザーからは非常に視認し易い。操作フィンはユーザーが頻繁に操作する部材であるから、ここに汚れが蓄積することで、非衛生な印象がさらに強いものとなる。
このように従来の水栓器具では、水流形状の切り替え操作が容易であるものの、使用時の印象が損なわれることがあり、未だ改善の余地がある。
このような実情に鑑み、従来から、水流形態の切り替えが容易で美麗な外観を長く維持できる水栓器具の提供が望まれている。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具の特徴構成は、
流路を備える水栓本体と、
第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
前記スクリーン部材が前記水栓本体の先端に形成された筒状縁部に内挿されており、
前記筒状縁部の内面と前記スクリーン部材の外側面との間に、寸法が0.5mm以上5mm以下である環状の隙間が前記スクリーン部材の挿入方向に沿って形成されている点にある。
(効果)
吐水形状を切り替えるべくスクリーン部材を回動させる操作部をスクリーン部材と一体に形成することで、スクリーン部材と操作部との境界位置に隙間が形成されず、汚れの蓄積が抑制される。また、水栓器具の部品点数が少なくなり、組み立てが容易となる。
また、水栓器具の操作部は、使用に際して常にユーザーが触れる部位であり、清潔に維持される必要がある。操作部はスクリーン部材から一体的に突出形成されるとはいえ、両部材の境界位置に形成される隅部などには水垢などの汚れが溜まり易い。
そこで、本構成では、スクリーン部材の先端面から吐水方向に沿って操作部を突出形成することとした。つまり、操作部の基端部はスクリーン部材の陰となってユーザーからは視認できない位置となる。これにより、美麗な外観を長期に亘って維持できる水栓器具を得ることができる。
さらに、本発明に係る水栓器具としては、前記スクリーン部材が前記水栓本体の先端に形成された筒状縁部に内挿されており、前記筒状縁部の内面と前記スクリーン部材の外側面との間に、寸法が0.5mm以上5mm以下である環状の隙間が前記スクリーン部材の挿入方向に沿って形成されている。
環状の隙間の延出方向が筒状縁部の内面に沿うため、当該隙間はユーザーから見え難い状態となる。
特に、隙間の寸法が0.5mm以上であれば、隙間に蓄積する汚れが外部に露出して目立ち易くなることを防止できる。一方、隙間の寸法が5mm以下であれば、隙間を確保するために筒状縁部の外径が過大となることがなく、スクリーン部材の面積が小さくなることもないから穴部の設置面積が狭くなることもない
よって、スクリーン部材と水栓本体との間に蓄積する水垢などの汚れも目立たなくなり、美麗な外観を長期に亘って維持できる水栓器具を得ることができる。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、
流路を備える水栓本体と、
第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
前記スクリーン部材が前記水栓本体の先端に形成された筒状縁部に内挿されており、前記筒状縁部の内面と前記スクリーン部材の外側面との間に、前記スクリーン部材の挿入方向に沿った環状の隙間が形成され、
前記スクリーン部材の軸芯を含む断面視において、前記内面と前記外側面とが平行で、前記外側面と前記先端面との間に曲がり部が形成され、前記先端面が前記筒状縁部から露出し、前記外側面が前記筒状縁部から露出しないように構成されていてもよい。
(効果)
本構成のように、外側面と先端面との間に曲がり部を形成することで、スクリーン部材の表面のうち筒状縁部から露出するのは、外側面と所定の角度を有する先端面のみとなる。よって、仮に、スクリーン部材と筒状縁部との間に水分が保持され水垢が蓄積する場合でも、スクリーン部材の表面のうち曲がり部の外側にあっては筒状縁部の内面との距離が広がるため水が保持され難くなる。そのため汚れは曲がり部に阻止されてそれ以上広がらず、水栓器具の外観が清浄に維持される。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、
流路を備える水栓本体と、
第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
前記操作部において、前記スクリーン部材の表面から前記吐水方向に沿って一体的に突出形成された部位を第1凸部として、前記第1凸部に、前記スクリーン部材の径外方向に延出する第2凸部が一体形成され、前記第1凸部の延出方向および前記第2凸部の延出方向に垂直な方向視において、前記第2凸部の縁部のうち、前記スクリーン部材の前記先端面から前記吐水方向に沿った遠い側の縁部が、前記第2凸部の延出方向の奥側ほど前記吐水方向に沿って上手側に変位するように構成することができる
(効果)
本構成であれば、第2凸部の延出方向が吐水方向とは逆であるため、仮にスクリーン部材の先端面から吐出される水が操作部に伝わる場合でも、第2凸部の先端まで伝わることが妨げられる。よって、第2凸部の下端部に水垢などが蓄積することが防止される。
また、操作部の先端部に吐水が伝わらないことで、スクリーン部材から吐出される水流の状態が整ったものとなる。よって、水流形状の切り替え機能が確実に発揮され、水栓器具の質感を向上させることができる。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具にあっては、
流路を備える水栓本体と、
第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
前記スクリーン部材および前記操作部を樹脂材料で形成し、前記操作部に、前記吐水方向の下手側に開口する凹部を設けておくことができる。
(効果)
本構成のように操作部をスクリーン部材と一体形成することで、スクリーン部材と操作部との境界位置に部材どうしの当接部位が形成されず、汚れの蓄積度合いが少なくなる。また、操作部がスクリーン部材の先端面から吐水方向に沿って突出するものであれば、操作部のうちユーザーから見える部位が少なくなって操作部に付着した汚れが目立ち難くなる。さらに、操作部とスクリーン部材との間に形成される隅部がユーザーから見え難くなり、美麗な外観を長期に亘って維持することができる。
また、操作部は吐水形状を変更する際にユーザーが操作する部位であり、所定の強度を確保するため一定のボリュームが必要である。スクリーン部材および操作部を例えば樹脂材料を用いたインジェクション成形で得ようとすると、そのボリュームのために樹脂温度が低下する際に樹脂引けが生じ、操作部の外観が乱れる場合がある。そのため、操作部には凹部を形成する。
ただし、このような凹部を吐水方向の下手側に開口させることで、操作部の外面を精度良く形成することの他に、操作部の下縁部端面の面積を減らすことができる。つまり、操作部を吐水方向とは逆の方向から見た場合、凹部を取り囲むように樹脂材料が分布した形状となる。この場合、スクリーン部材から吐出された水が操作部を伝って先端まで移動しようとしても、当該端部の樹脂面積が小さい結果、水が先端まで伝わるのを阻害することができる。よって、例えばシャワー形状などの吐水の形状が乱れることがなく、吐水形状の切り替えの質感が高い水栓器具を得ることができる。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具は、
流路を備える水栓本体と、
第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
前記第1吐水形状がシャワー形状であって、前記先端面には前記穴部が互いに所定間隔を隔てて複数設けられており、前記操作部および前記先端面の境界と当該境界に最も近い前記穴部との間隔が前記所定間隔よりも広く設定されていると好都合である。
(効果)
本構成においても、操作部をスクリーン部材と一体形成することで、スクリーン部材と操作部との境界位置に部材どうしの当接部位が形成されず、汚れの蓄積度合いが少なくなる。また、操作部がスクリーン部材の先端面から吐水方向に沿って突出することで、操作部のうちユーザーから見える部位が少なくなり、操作部に付着した汚れが目立ち難くなる。さらに、操作部とスクリーン部材との間に形成される隅部がユーザーから見え難くなり、美麗な外観を長期に亘って維持することができる。
また、本構成のように、操作部から穴部までの間隔を、吐水に係る穴部どうしの間隔よりも広く設定しておくことで、吐水形状がシャワー形状であるとき、吐水が操作部に到達する機会が少なくなりシャワー形状の乱れが防止される。よって、質感の良い操作性を備えた水栓器具を得ることができる。
(特徴構成)
本発明に係る水栓器具は、
流路を備える水栓本体と、第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転させることで水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替える操作部が一体形成されたスクリーン部材とを備え、前記スクリーン部材が前記水栓本体の先端に形成された筒状縁部に内挿されており、前記筒状縁部の内面と前記スクリーン部材の外側面との間に、寸法が0.5mm以上5mm以下である環状の隙間が前記スクリーン部材の挿入方向に沿って形成されていると好都合である。
(効果)
水栓本体の内面とスクリーン部材の外側面との間に形成された環状の隙間がスクリーン部材の挿入方向に沿っていることで、当該隙間に溜まった水垢などが見え難くなる。
特に、隙間の寸法が0.5mm以上であれば、隙間に蓄積する汚れが外部に露出して目立ち易くなることを防止できる。一方、隙間の寸法が5mm以下であれば、隙間を確保するために筒状縁部の外径が過大となることがなく、スクリーン部材の面積が小さくなることもないから穴部の設置面積が狭くなることもない
よって、美麗な外観を長期に亘って維持できる水栓器具を得ることができる。
本実施形態に係る水栓器具の外観を示す斜視図 本実施形態に係る水栓器具の内部構造を示す部分断面図 本実施形態に係る水栓器具の外観を示す底面図 スクリ-ン部材と水栓本体との相対位置関係を示す説明図 スクリーン部材の外観構造を示す上面図 別実施形態に係る水栓器具の外観を示す部分断面図
(概要)
本発明に係る水栓器具Jの一つの実施形態につき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の水栓器具Jは、例えば台所などの水栓として用いられるものであり、内部に流路を備える水栓本体J1の先端に吐水形状を切り替えるスクリーン部材S1が取り付けられている。図1に示すように、水栓本体J1はカバーCで覆われており、特に水栓本体J1の先端部には、上方を覆う第1カバーC1と、下方を覆う第2カバーC2とが取り付けられている。このうち第2カバーC2の下端部には円形の開口が設けられており、ここに環状のスクリーン部材S1が挿入されている。
本実施形態におけるスクリーン部材S1は、第2カバーC2の下側に開口する開口領域の内側に配されるものである。特に、スクリーン部材S1は、第2カバーC2の開口のうち外周領域において、吐水形状を第1吐水形状としてのシャワー形状とする第1穴部H1を周方向に沿って多数備えている。スクリーン部材S1の下側の端部に形成されている先端面S11には、スクリーン部材S1を所定の角度範囲で回転させる操作部1が凸設されている。
図2に示すように、スクリーン部材S1の中心側には環状のストレーナケースS2が設けられている。ここには、中央に開口して吐水形状をストレート形状とする一つの第2穴部H2と、当該第2穴部H2の外周側にあって、吐水形状を前記シャワー形状とストレート形状との中間の形状とする複数の第3穴部H3が設けられている。ストレーナケースS2は、水栓本体J1に取り付けられた切替板S4に螺合し、その際に、スクリーン部材S1の内縁部に係合して、スクリーン部材S1を切替板S4に固定する。
ストレーナケースS2と切替板S4との間には吐水形状を整ったストレート形状とすべく、流水路の全域にわたって流水の分布を均等化させる整流部材S3と、ストレーナケースS2から吐出される吐水形状を美しい円筒形状にするメッシュ部材S31とが設けられている。メッシュ部材S31は、所定の目の細かさを有する例えば金属製のメッシュ素材を三枚重ねて形成されている。図示は省略するが、当該メッシュ素材は、略円形の三つのメッシュ素材の端部どうしを繋げて形成されており、当該繋ぎ部を折り曲げることで三層構造のメッシュ部材S31が得られる。
一方、スクリーン部材S1は、図2および図5に示すように、ストレーナケースS2によって抜け止めされる。その際に、スクリーン部材S1は切替ブッシュS5に対して吐水方向とは逆方向に押し当てて、図6に示すように両者に各別に形成した係合部S14を互いに係合させる。この係合には、スクリーン部材S1の周縁部に設けた三つの突起が用いられる。突起のうち一つは周方向に沿う長さが長く形成されており、切替ブッシュS5とスクリーン部材S1とが常に正しい位相で係合される。切替ブッシュS5は予め切替板S4と係合されて一体に組み付けられている。図示は省略するが、切替板S4には、第1穴部H1から第3穴部H3の夫々に各別に通じる三種類の穴部が形成されている。
これら、スクリーン部材S1およびストレーナケースS2、整流部材S3、切替ブッシュS5、切替板S4は全て一体で回転する。このうち切替板S4の外周部に形成された図外の環状のフランジ部が、水栓本体J1の側に設けられた環状凹部に挿入され、環状凹部の内壁に抜止めキーを突出させることで、切替板S4のフランジ部が環状凹部から抜け出ることが防止され、かつ、スクリーン部材S1に連結された一体物が、水栓本体J1に対して相対回転可能となる。
切替板S4に対しては、水栓本体J1に回転不能に設けられた切替弁S6が付勢当接されている。切替弁S6の上流は、水道の原水流路あるいは浄水流路に連通しており、切替板S4を回転させることで、切替弁S6に形成した三つの穴部が、切替板S4に設けた三組の穴部に夫々対応する。この対応位置を変更することで、上流からの水を、シャワー形状に係る第1穴部H1、あるいは、ストレート形状に係る第2穴部H2、それら中間の吐水形状に係る第3穴部H3に各別に連通することができる。
このときの操作部1の回転操作に際しては、切替ブッシュS5と水栓本体J1との間に板ばねを用いたクリック機構が設けられており、第2カバーC2の表面に設けた三つの目盛りC23に亘って吐水形状を切り替えることができる。なお、本実施形態では、クリック機構に板ばねを使用しているが、板ばねに変えて、線状の材料を螺旋状に巻いたコイルばねを用いることもできる。具体的にはコイルバネのうち圧縮コイルばねを使用し、圧縮コイルバネを切替ブッシュS5あるいは水栓本体J1の一方に設ける。この場合には、圧縮コイルバネの先端に当接片を配置し、切替ブッシュS5あるいは水栓本体J1の他方に当該当接片が係合する凹部を設けておくとよい。なお、板ばねやコイルばねの材質は、鉄鋼などの金属材料や、樹脂などの非金属材料を使用することができるが、高い強度や耐久性を確保するために金属材料を用いるのがよい。
本構成であれば、ストレーナケースS2を切替板S4から外すことで、同時にスクリーン部材S1を切替ブッシュS5から取り外すことができる。スクリーン部材S1には操作部1も一体形成してあるから、これらの脱着に際して関連する部材が少なくなり、コストを下げ、部品紛失リスクも下げることができる。
(スクリーン部材)
本実施形態の水栓器具Jは、使用に伴って蓄積する水垢などの汚れを極力目立たなくするものである。そのため図1に示すように、水栓本体J1の先端部の略全体を第1カバーC1と第2カバーC2とだけで覆う構成にし、部材どうしの連結部分を少なく構成している。その他、ユーザーの目に触れる部材としては、操作部1および当該操作部1と連動するスクリーン部材S1があるが、これらの形状を工夫することで、汚れが見え難くなるようにしている。
本実施形態において、スクリーン部材S1は、水栓本体J1の先端に形成された筒状縁部C21に吐水方向に沿って内挿される。このため、筒状縁部C21の内面C22とスクリーン部材S1の外側面S12との間に、スクリーン部材S1の挿入方向に沿った環状の隙間2が形成される。通常、このような隙間2には水垢などの汚れが蓄積し易いが、本実施形態では、スクリーン部材S1と筒状縁部C21との対向面が、吐水方向に対して所定の角度θを持つようにしてある。つまり、スクリーン部材S1が備える面であって、筒状縁部C21から下方に露出し、かつ、筒状縁部C21の内面C22に対向する面の法線、および、筒状縁部C21が備える内面C22であってスクリーン部材S1に対向する面の法線が、吐水方向に対して直角に設定される。ただし、当該角度は所定の範囲内で変更可能であり、例えば、角度θは70〜110度が良く、さらには80〜100度、特には90度に構成するのが好ましい。
このように構成することで、隙間2の延出方向が筒状縁部C21の内面C22に沿うため、当該隙間2はユーザーから見え難くなる。よって、スクリーン部材S1と水栓本体J1との間に蓄積する水垢などの汚れが目立たなくなり、美麗な外観を長期に亘って維持できる水栓器具Jを得ることができる。
尚、図4に示すように、当該隙間2の寸法aは、0.1〜10mmが良い。0.1mm未満であると隙間2に蓄積する汚れが外部に露出して目立ち易くなる。よって、0.5mm以上、特に0.8mm以上がよい。ただし、隙間2が広くなり過ぎると第1穴部H1の設置面積が狭くなったり、あるいは、隙間2を確保するために筒状縁部C21の外径が過大になるため、隙間2の寸法aは5mm以下、特に2mm以下が好ましい。
スクリーン部材S1と筒状縁部C21との間の汚れが見えないようにするには、筒状縁部C21からスクリーン部材S1の外側面S12が露出していないのが望ましい。よって、スクリーン部材S1の外側面S12とスクリーン部材S1の先端面S11との間に曲がり部S13を設けておき、スクリーン部材S1の軸芯Xを含む断面視において、外側面S12が筒状縁部C21から露出しないように構成しておく。つまり、筒状縁部C21の内面C22とスクリーン部材S1の外側面S12とは平行になることが多いが、少なくともこの平行部は筒状縁部C21から露出しないこととなる。なお、この平行部が筒状縁部C21から露出する構成とする場合、露出する長さは3mm以下、さらに2mm以下、特に1mm以下とするのがよい。
因みに、図4には、外側面S12が直線状であり、筒状縁部C21の端部に対向する位置から外側では円弧状の断面を形成する例を示している。この場合には、直線状の領域と円弧状の領域との境界位置が曲がり部S13となる。このように外側面S12の角度が少しでも変化すると、水の表面張力の影響で外側面S12の表面に沿った流動が阻害されるようになる。つまり、曲がり部S13を超えた領域には汚れが付着し難くなり、ユーザーからも見え難くなる。よって、図4の場合には、吐水方向と直角の方向からスクリーン部材S1を見た場合に、円弧状の領域が僅かに見えることとなるが、これは汚れが付着し易い外側面S12とは異なる領域である。
本構成であれば、スクリーン部材S1の外側面S12が水栓本体J1の筒状縁部C21から露出せず、筒状縁部C21から露出するのは、外側面S12と所定の角度を有する先端面S11のみとなる。よって、仮に、スクリーン部材S1と水栓本体J1との間に水垢などが蓄積した場合でも、当該部位の汚れは曲がり部S13に阻止されて広がり難くなり、水栓器具Jの外観が清浄かつ美麗に維持される。
ただし、スクリーン部材S1のうち曲がり部S13から先の部分が例えば円弧状である場合、ユーザーは側方からスクリーン部材S1を視認できることとなる。視認できる部位は、筒状縁部C21の内面C22と平行ではないが、広い領域が視認できることで、当該領域に付着した汚れも目立ち易くなる。よって、図4に示すように、スクリーン部材S1の曲がり部S13から先端方向に向けて円弧状の面が続き、先端面S11である例えば円錐面に至るまでの領域が円弧状となる。
この円弧状の領域につき、軸芯Xの方向に対して直行する方向視で、軸芯Xの方向に沿った長さbは0〜3mmとするのが良い。長さbが0の場合、操作部1を例えば径外方向に延出させ難くなる。よって、操作部1が横延出部とスクリーン部材S1の干渉を無くすために、長さbは0.5mm以上がよく、0.8mm以上であればさらに良い。一方、3mmを超えるとスクリーン部材S1の外側面S12が側方から見える範囲が大きくなって意匠性が低下する。よって、長さbは2mm以下が好ましく、特に1.5mm以下がより好適である。
(操作部)
スクリーン部材S1の汚れを目立たなくするには、スクリーン部材S1に設けた操作部1についても工夫が必要である。特に操作部1はユーザーが頻繁に触れる部位であるため、汚れの有無についてユーザーは敏感になりがちである。そこで本実施形態の水栓器具Jでは、図1に示すように、操作部1をスクリーン部材S1と一体に形成し、スクリーン部材S1の先端面S11から軸芯Xの方向に沿って突出した形成にすることができる。
このように操作部1をスクリーン部材S1と一体形成することで、スクリーン部材S1と操作部1との境界位置に部材どうしの当接部位が形成されない。よって、汚れの蓄積度合いが少なくなる。
また、操作部1がスクリーン部材S1の先端面S11から軸芯Xの方向に沿って突出するものであれば、操作部1のうちユーザーから見える部位が少なくなる。よって、操作部1に付着した汚れが目立ち難くなる。
さらに、スクリーン部材S1と操作部1とが一体に形成されているとはいえ、両者の境界位置には隅部が形成されるから、この部位には汚れが蓄積し易くなる。この点、本構成のように、スクリーン部材S1の先端面S11から操作部1が突出形成されていることで、当該隅部そのものがユーザーから見え難くなる。よって、美麗な外観を長期に亘って維持できる水栓器具Jを得ることができる。
尚、操作部1をスクリーン部材S1と一体に形成することで、水栓器具Jの部品点数が少なくなり、部品管理や組み立ての手間が軽減される。
操作部1の形状については、図2に示すように、スクリーン部材S1の表面から軸芯Xの方向に沿って一体的に突出形成された部位を第1凸部11として、この第1凸部11に、スクリーン部材S1の径外方向に延出する第2凸部12を一体に形成するものであっても良い。
このように第2凸部12を設けることで、操作部1の先端が第2カバーC2の外側面S12よりもさらに外側に突出させることができ、スクリーン部材S1の操作がより簡単になる。
このような第2凸部12は、例えば図4に示すように、第1凸部11の延出方向および第2凸部12の延出方向に垂直な方向視において、第2凸部12の縁部のうち、スクリーン部材S1の先端面S11から軸芯Xの方向に沿った遠い側の下縁15が、第2凸部12の延出方向の奥側ほど吐水方向の上手側に変位するように構成することができる。つまり、操作部1の下縁15の延出方向が、外方ほど切り上がった形状とする。
本構成であれば、第2凸部12の延出方向が吐水の方向と逆行するため、仮にスクリーン部材S1の先端面S11から吐出される水が操作部1に伝わる場合でも第2凸部12の先端まで伝わることが防止できる。よって、第2凸部12の下端部に水垢などが蓄積することが防止される。
また、操作部1の先端部に吐水が伝わらないことで、スクリーン部材S1から吐出される水流の状態が整ったものとなる。よって、水流形状の切り替え機能が確実に発揮され、水栓器具Jの質感を向上させることができる。
尚、この切り上がりの程度は、図4に示すように、操作部1の下縁15と径方向とのなす角度eを0〜30度とするのが好ましい。0度未満であれば、第1穴部H1などから吐出された水が操作部1の外方に伝わり易くなり、吐水状態が乱れることとなる。また、操作部1の下縁15が頻繁に濡れるため汚れが付着し易くなる。よって、角度eは5度以上、特には8度以上とするのが好ましい。また、30度を超えると、操作部1の上縁16をつまんで操作したときに、操作部1の基端部に過度なねじり力が作用して耐久性が損なわれる恐れがある。よって角度eは20度以下が好ましく、特には10度以下が好ましい。
また、図3及び図4に示したように、第1凸部11の内側縁部および下側縁部を尖らせておくと、第1穴部H1から吐出された水が操作部1の外方側に伝わり難くなる。
操作部1が第2凸部12を有する場合に、軸芯Xの方向に沿った第2凸部12の幅cは、例えば、5〜20mmが好ましい。5mm未満であれば指の掛かりが少なくなって操作性が悪くなる。よって10mm以上、特には13mm以上が好ましい。また、幅cが広過ぎると、第2凸部12の上方に力を加えたときに操作部1に作用する曲げ応力が大きくなり耐久性が低下し易くなる。よって、幅cは17mm以下、特には15mm以下が好ましい。
操作部1の径方向最外側位置と、第2カバーC2の筒状縁部C21との径方向に沿った長さdは5〜20mmが良い。5mm未満となると指の掛かりが小さくなって操作感が低下する。よって8mm上、特には10mm以上が好ましい。一方、20mmを超えると、径方向への突出量が過大となって炊事作業を行うユーザーの手が不用意に当たり易くなる。よって、長さdは15mm以下、特には12mm以下が好ましい。
操作部1のうち最も細い位置の断面積fは、例えば3〜25mmが良い。3mm未満であれば操作部1の曲げ強度が低下して耐久性が低下する。よって6mm以上、特には12mm以上が好ましい。また25mmを超えると、スクリーン部材S1の表面積のうちシャワー吐水穴を設置する面積が狭くなったり、当面積を確保するためにヘッド全体が大型化し易くなる。よって、20mm以下、特には16mm以下が好ましい。
スクリーン部材S1および操作部1を樹脂材料で一体形成する場合であって、例えば図4に示すように、第2凸部12の先端からさらに吐水方向とは逆の方向に第3凸部13を形成する場合には、操作部1に吐水方向に開口する凹部14を設けておくとよい。
操作部1は吐水形状を変更する際にユーザーが操作する部位であり、所定の強度を確保するため一定のボリュームが必要である。スクリーン部材S1および操作部1を例えば樹脂材料を用いたインジェクション成形で得ようとすると、そのボリュームのために樹脂温度が低下する際に樹脂引けが生じ、操作部1の外観が乱れる場合がある。そのため、操作部1には凹部14を形成しておくとよい。
また、このような凹部14を吐水方向に開口させることで、図3に示すように、操作部1における下縁15の端面の面積が少なくなる。操作部1を吐水方向とは逆の方向から見た場合、凹部14を取り囲むように樹脂材料が分布した形状となる。この場合、スクリーン部材S1から吐出された水が操作部1を伝って先端まで移動しようとしても、当該下縁15の端面の面積が小さい結果、水が先端まで伝わるのを阻害することができる。よって、例えばシャワー形状などの吐水の形状が乱れることがなく、吐水形状の切り替えの質感が高い水栓器具Jを得ることができる。
本実施形態の水栓器具Jでは、第1吐水形状としてのシャワー形状の吐水を形成するために、スクリーン部材S1の先端面S11には複数の穴部を互いに所定間隔L2を隔てて設けてある。その際に、図3に示すように、操作部1および先端面S11の境界と当該境界に最も近い穴部との間隔L1が、穴部どうしの所定間隔L2よりも広く設定されていると好都合である。
本構成のように、操作部1から穴部までの間隔L1を、シャワー形状の吐水に係る穴部どうしの間隔L2よりも広く設定しておくことで、吐水形状がシャワー形状であるとき、吐水が操作部1に伝わる機会が減少しシャワー形状の乱れが防止される。よって、質感の良い操作性を備えた水栓器具Jを得ることができる。
(材質)
本実施形態のスクリーン部材S1および操作部1は、成形性や所定の剛性を確保するために、熱可塑性樹脂を使用するのが好ましい。熱可塑性樹脂の中でも、高強度で高意匠実現性に優れたABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合合成樹脂)・ASA(アクリロニトリル、アクリレート、スチレン共重合合成樹脂)・PP(ポリプロピレン樹脂)が好ましい。とくに高強度を有する点ではABS・ASAが好適であり、耐衝撃性能に優れており低コスト・成形性の観点からはABSが好ましい。
〔別実施形態〕
本発明に係る水栓器具Jは、以下のように実施することもできる。即ち、図6に示すように、流路を備える水栓本体J1と、第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、水栓本体J1と相対回転させることで水の吐水形状を第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替える操作部1が一体形成されたスクリーン部材S1とを備えている。このうちスクリーン部材S1が水栓本体J1の先端に形成された筒状縁部C21に内挿されることで、筒状縁部C21の内面C22とスクリーン部材S1の外側面S12との間に、スクリーン部材S1の挿入方向に沿った環状の隙間2が形成される。
本別実施形態では、スクリーン部材S1の外側面S12と第2カバーC2の筒状縁部C21の内面C22との間に形成される隙間2がスクリーン部材S1の挿入方向に沿っている点は上記実施形態と同じだが、スクリーン部材S1の外側面S12の一部が筒状縁部C21の外方にまで露出している点で異なる。水栓器具Jは、通常、ユーザーが見下ろす状態で使用される。よって、本別実施形態のように、スクリーン部材S1の外側面S12が筒状縁部C21からある程度露出していても、外側面S12に広がった汚れが筒状縁部C21の陰となって常に汚れが目立つとは限らない。汚れが視認できるか否かは汚れが蓄積する隙間2の向きによるところが大きい。よって、本別実施形態の水栓器具Jにあっても、美麗で清浄な外観を長期に亘って維持する効果が期待できる。
上記各実施形態の例とは異なり、操作部1とスクリーン部材S1とは別部材で構成しても良い。両者を別部材で構成した場合、一体で形成した場合に比べて互いの当接部には汚れが蓄積し易い。ただし、本発明の操作部1はスクリーン部材S1の先端面S11から下方に突出するから、互いの当接部は、通常、ユーザーからは視認し辛い位置にある。よって、操作部1を別部材で構成した場合でも美麗で正常な外観を維持する効果を維持することができる。
本発明の水栓器具は、例えばストレート形状の水流とシャワー形状の水流など複数種類の水流形状に切り替え可能な流し台や浴室の水栓器具など各種の水栓器具に適用可能である。
1 操作部
2 隙間
11 第1凸部
12 第2凸部
14 凹部
C21 筒状縁部
C22 内面
J 水栓器具
J1 水栓本体
S1 スクリーン部材
S11 先端面
S12 外側面
S13 曲がり部
X 軸芯

Claims (6)

  1. 流路を備える水栓本体と、
    第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
    前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
    前記スクリーン部材が前記水栓本体の先端に形成された筒状縁部に内挿されており、
    前記筒状縁部の内面と前記スクリーン部材の外側面との間に、寸法が0.5mm以上5mm以下である環状の隙間が前記スクリーン部材の挿入方向に沿って形成されている水栓器具。
  2. 流路を備える水栓本体と、
    第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
    前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
    前記スクリーン部材が前記水栓本体の先端に形成された筒状縁部に内挿されており、前記筒状縁部の内面と前記スクリーン部材の外側面との間に、前記スクリーン部材の挿入方向に沿った環状の隙間が形成され、
    前記スクリーン部材の軸芯を含む断面視において、前記内面と前記外側面とが平行で、前記外側面と前記先端面との間に曲がり部が形成され、前記先端面が前記筒状縁部から露出し、前記外側面が前記筒状縁部から露出しないように構成されている水栓器具。
  3. 流路を備える水栓本体と、
    第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
    前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
    前記操作部において、前記スクリーン部材の表面から前記吐水方向に沿って一体的に突出形成された部位を第1凸部として、前記第1凸部に、前記スクリーン部材の径外方向に延出する第2凸部が一体形成され、前記第1凸部の延出方向および前記第2凸部の延出方向に垂直な方向視において、前記第2凸部の縁部のうち、前記スクリーン部材の前記先端面から前記吐水方向に沿った遠い側の縁部が、前記第2凸部の延出方向の奥側ほど前記吐水方向に沿って上手側に変位している水栓器具。
  4. 流路を備える水栓本体と、
    第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
    前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
    前記スクリーン部材および前記操作部が樹脂材料で形成されており、前記操作部に、前記吐水方向の下手側に開口する凹部が設けられている水栓器具。
  5. 流路を備える水栓本体と、
    第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転して水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替えるスクリーン部材とを備え、
    前記スクリーン部材の先端面から前記水の吐水方向に沿って一体的に突出形成された操作部を有し、
    前記第1吐水形状がシャワー形状であって、前記先端面には前記穴部が互いに所定間隔を隔てて複数設けられており、前記操作部および前記先端面の境界と当該境界に最も近い前記穴部との間隔が前記所定間隔よりも広く設定されている水栓器具。
  6. 流路を備える水栓本体と、
    第1吐水形状の吐水を得る穴部を有し、前記水栓本体と相対回転させることで水の吐水形状を前記第1吐水形状あるいはその他の形状に切り替える操作部が一体形成されたスクリーン部材とを備え、
    前記スクリーン部材が前記水栓本体の先端に形成された筒状縁部に内挿されており、前記筒状縁部の内面と前記スクリーン部材の外側面との間に、寸法が0.5mm以上5mm以下である環状の隙間が前記スクリーン部材の挿入方向に沿って形成されている水栓器具。
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