プロセスプラントのプロセス内でそのプロセスを制御するために使用されている、または使用されるプロセスエレメントのアライメントを決定するための手法、システム及び方法が本明細書に開示される。一般に、上述の手法、システム及び方法は、プロセスエレメントの性能検証中に取得したデータまたは情報を使用して、プロセスのプロセスフローパスまたはプロセス要素のアラインメントマップを決定または明らかにする。
既知のプロセス制御プラント及びシステムでは、特定のプロセスエレメント(例えば、プロセス装置、プロセス変数、またはプロセス測定)での異常状態、変化または障害の証拠が存在する場合、一般的には、オペレータ、計器の技術員またはプロセスエンジニアは、異常、変化または故障の証拠の存在に与していると思われる上流測定値及びプロセス変数を特定するために、システムによって制御されるプロセスに関する知識と組み合わせて、解析ツールを使用する。異常な状態(例えば、警告またはアラームによって)が警告されると、オペレータは、解析ツールと、この状態に与していると思われる測定値及び/またはプロセス変数の指示を使用して、その状態の原因を特定しようとする。解析ツールは、特定または対象のプロセスエレメントの異常な挙動について、入力測定値及び/またはプロセス変数の相対的影響を決定するための解析を行い、解析ツールは、オペレータが更に状態を調査できるように、オペレータにオペレータが指示したプロセスエレメントの相対的な影響に関する情報を提供する。
このアプローチは、不完全で、面倒であり、かつ、実行する時間を比較的多く必要とする影響を受けることがある。例えば、このアプローチは、特定のオペレータのプロセスに関する知識に依存しており、その知識は、完全で、徹底した、あるいは正確であることも、そうでないこともある。従って、解析ツールによって生成された情報は、変化の実際のソースを反映していない場合があり、そのため、オペレータによって入力されたデータとする限りでは、最も正確であり、または正しい。
一方、包括的で正確なプロセスエレメントのアラインメントマップを決定するための最近の手法としては、前述の米国特許出願第14/212,411号に開示されている技術が開発されている。実際、本明細書に開示された任意の数の手法は、前述の米国特許出願第14/212,411号に開示された技術の任意の数と関連して動作することができ、特に、プロセスエレメントのアラインメントマップの生成及び利用に対応する技術と関連して動作することができる。一般に、プロセスエレメントのアラインメントマップは、測定を行い、物理的な機能を実行するか、または他の要素に物理的な機能を実行させ、変数を制御し、変数を制御する別のプロセスエレメントに値を提供し、動的データを生成し、動的データを受信及び操作することなどにより、通常の動作中にプロセスを制御するために、実行時間中に積極的な役割を有する全てのプロセスエレメント(例えば、完全なまたは包括的なプロセス変数の組み合わせ、プロセス測定、プロセス装置及び/または他のプロセスエレメント)を示すものである。例示的な実施形態では、プロセスプラントによって制御されるプロセスのプロセスエレメントの完全なまたは包括的な組み合わせは、フィールド装置及び/またはプロセス状態の測定値を提供するプロセスから採取したサンプルの解析結果が含まれており、プロセスを通るフロー(例えば、液体及び/またはガスのフロー)の調整を介して、プラントの運転状態を調節するために使用されるフィールド装置を含んでいる。プロセスの制御及び/または測定において積極的な役割を有するプロセスエレメントのこの完全なまたは包括的な組み合わせは、一般的には、プロセス制御及び/またはプロセス測定の「一次情報源」と言い、または、本明細書では互換的に、プロセスの「一次プロセスエレメント」と言う。例えば、上述した実施形態例では、プロセスエレメントまたは一次プロセスエレメントの組み合わせの各メンバーは、測定及び/またはプロセスの動作状態を調節するのに積極的な役割を有する。例えば、特定の制御器でインスタンスが生成された制御ルーティンの操作及び測定された(ソフトウェアタグ、装置タグ、またはその他の論理識別子などによって識別される)変数は、プロセスを制御中に制御器(必要に応じて、オペレータ)によって使用される一次源であり、一次源としてプロセスエレメントのアラインメントマップに示されている。一方、制御ルーティンのユーザが生成した構成は、例えば、プロセス中の液体及び/またはガスのフローの調整を定義するために、プロセスの制御を自動化するために使用されるツールである。他の例では、制御(例えば、測定及び/または調整)プロセス動作条件に直接リアルタイムの役割を有するセンサ、バルブ及びその他のフィールド装置などの物理的プロセスエレメントの指示及び/またプロセスフロー材料(例えば、液体及び/または気体)がプロセスのフローから抽出できるサンプリングポイントの指示が一次プロセスエレメントとしてプロセスエレメントのアラインメントマップに含まれており、一方、補助の役割を有するエンティティの指示(例えば、プロセスを通るフローの調整を自動化するツール、オペレータ用表示ビュー、診断装置、補助パイプなど)は、プロセスエレメントのアラインメントマップから除外される。
プロセスエレメントアラインメントマップは、例えば、プロセスプラント内のプロセスエレメントの少なくとも一部の性能検証中に、決定されてもよい。一般的に知られているように、物理的プロセスエレメント(例えば、プロセスプラント内のプロセスを制御するために利用されるバルブ、センサなど)は、例えば、パイプ及び計装ダイアグラム(P&ID)及び/または、工場レイアウト及び/またはプロセスレイアウトのその他の計画や「設計図」に従い、プラント内のそれぞれの位置に設置されている。また、サンプル解析器または実験室を使用して解析のためにプロセスフロー材料(例えば、液体及び/または気体)をプロセスのフローから抽出できる、サンプリングポイントであるプロセスエレメントは、プラントのマニュアルに示されている。プロセスエレメントが据え付けられた後、プロセスエレメントの少なくとも一部が性能検証されている。例えば、フィールド装置、サンプリングポイント、及び/または性能検証ができるその他の要素は、性能検証プロセスの対象となる。一般的に、性能検証プロセスは、例えば、ハウジングの外面などプロセスエレメントの外面または、プロセスエレメント上あるいはそれに取り付けられた受動的な、または能動的な物理的タグ、もしくは同様の装置に保存またはそこから入手可能なデータのような、プロセスエレメントに保存、プロセスエレメントの外部から加入可能、またはそれに搭載されているデータ(例えば、識別、記述、及び/または構成情報)をアクセスすることによって、据え付けられた各プロセスエレメントの識別を検証することを含んでいる。例えば、サンプリングポイントであるプロセスエレメントのための物理的なタグまたは同様の装置は、サンプリングポイントで液体または気体試料を抽出するために使用されるプロセスライン上のタップに取り付けられている。このような外部タグや装置に保存されたデータは、通常、プロセスエレメントの装着前のどこかの時点で、プロセスエレメントまたは装置のメーカーにより、外部タグに入力されるか、または設けられている。性能検証中に、装着されたプロセスエレメントの外側のタグに保存されたデータが取得され、そのデータが装着済の要素は、その設置場所にあると期待され、適切な、期待される属性/特性を有していることを確認するために使用される。性能検証時に追加的または代替的に、タグが作成され、装置上及び/またはサンプリングポイントの位置に設置することができる。一般的には、性能検証時のプロセスエレメントまたは装置の検証は、装着された対象プロセスエレメントの近くに配置された、及び/または装着された対象プロセスエレメントあるいは有線または無線リンクにより、その上に配置された外部タグに接続された性能検証装置(例えば、ハンドヘルド装置または他のコンピューティング装置)を操作するユーザによって実行される。性能検証中のプロセスエレメントまたは装置の検証は、安全上の理由のために重要であるだけでなく、規制や品質要件にも適合する。
プロセスエレメントの性能検証プロセス中に含まれ得る他のステップは、アナログの有線フィールド装置及びインストールしたままのデータの記録などのループの整合性チェックを含んでもよい。プロセスエレメントが性能検証された後、プロセスエレメントは、プロセスプラントにおけるオンライン使用前に構成及び校正される。
プロセスエレメントのアラインメントマップは、一般に、識別、プロセスエレメントが装着されているプロセスプラント内の物理的な位置、必要に応じて、他の記述情報などのプロセスエレメント(例えば、一次プロセスエレメント)の特性を示すデータまたは情報に基づいて決定される。プロセスエレメントを示すデータは、実行時にプロセスを制御する動作をしながら、活性化の相対的順序または一次プロセスエレメントの積極的な参加を反映、及び/またはプロセスプラントを通る材料のフローの順序を示すように命令され得る。従って、各一次プロセスエレメントに対して、プロセスエレメントのアラインメントマップは、一次プロセスエレメント(例えば、他の一次プロセスエレメントの参加または活性化の順序に関して)の参加または活性化の順序に関する指示及び/またはプロセスが制御されている間に、プロセスプラント内の材料のフローの順序に関する指示を含み、プロセスエレメントのアラインメントマップ内のこれらの相対的な順序または位置は、それに応じて記述または指示されてもよい。このような「順序」は、本明細書において同じ意味で「プロセス順序」とも言い、順序またはプロセスの順序内の要素は、互いに順序またはプロセス順序内の関係を有する。例えば、最初の処理のためにタンク内に原料投入物質を放出するように制御される第1バルブに対応するプロセスエレメントは、パッケージングを待つ保持エリアに最終生成物またはプロセスの出力を放出するように制御される第2バルブに対応するプロセスエレメントを先(例えば、「上流」である)とプロセスエレメントのアラインメントマップにおいて定められる。逆に、第2バルブは、プロセスのプロセスエレメントのアラインメントマップ内において第1バルブの後または「下流」とするように定められる。
プロセスプラントまたはプロセス制御システムによって制御されている、プロセスのプロセスエレメントのアラインメントマップ、及びプロセスを制御するためにその中に含まれる、参加が命令されたプロセスエレメントの概念を説明するために、図1は、粉末状の洗濯洗剤を製造する、例示的なプロセス102を制御するように動作する、例示的なプロセスプラント100の一次プロセスエレメントのブロック図を示す。図1では、プロセス102の制御に使用されるプロセスエレメントは、それぞれのソフトウェアや装置タグにより示されている。ソフトウェアや装置タグは、プロセスエレメントの機能を特定する3桁のループ番号と、2つまたは3つの主要な文字を囲む円とする慣行を使用して図1に示されている。幾つかの装置タグは、タグまたはループの数に添付した1つまたは複数の文字を含んでもよい。
例示的なプロセス102は、反応器110内に直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸105及び重炭酸ナトリウム108の原料を合成する。その反応は、石鹸と、その他に副生成物として水と二酸化炭素を生成する。化学反応は以下の式で表すことができる。
(S)OH+NaHCO3→(S)ONa+H2O+CO2
ここで、(S)はスルホン酸基HSO2である。副生成物の二酸化炭素は、反応器110から通気112され、反応器の排出部の少なくとも一部115a(石鹸と水の両方を含む)は、一時貯蔵のためにサージタンク118に移送される。サージタンク118は、プロセスプラント100の異なる部分の間のバッファとして機能するように寸法が決められてもよく、その1つのセクションは反応器110において化学反応を実行し、もう1つのセクションはスプレイ乾燥器タワー120a、120bに化学反応の出力を処理する。
プロセスプラント100の後半部分では、サージタンク118に保存されている反応器の排出部135はスプレイ乾燥器タワー120a、120bの両方のトップ140a、140bへ噴霧される。放出粒子がスプレイ乾燥器タワー120a、120bの長さに沿って落下すると、粒子は、水分を粒子から除去させる空気のそれぞれのホットストリーム122a、122bに曝される。より乾燥している粒子は、例えば、サイクロン分離器123a、123bを用いて、スプレイ乾燥器タワー120a、120bの底部に沈降し、分離される。例示的なプロセスプラント100では、分離された粒子中に残っている残留水分が検出され、及び/または品質管理、安全性及び/またはプロセス制御のために定量化される。例えば、分離部123a、123bの後に粒子中の残留水分は、重量センサWT315とWT325、及び/または水分センサAT314とAT324によってそれぞれ検出することができる。分離された粒子、例えば、プロセス102によって生成された粉末状洗濯洗剤の最終生成物は、回収され、サイロ125a、125bに保存され、そこから最終的に包装(非図示)のために除外される。
図1に図示されているように、プロセス102のプロセスエレメントのアラインメントマップに沿って様々な点において、制御器は、全体的なプロセス102の各部を制御するために、それぞれのアルゴリズムを実行する。例えば、反応器110に対応するプロセス102の部分に関して、ループ301は反応器110への直鎖アルキルベンゼンスルホン酸105の流量128を調整する。具体的には、ループ301において、制御器FC301(例えば、フロー制御器)は、入力流量128を調整するバルブFV301を制御するために、それぞれの制御アルゴリズムを実行し、測定装置またはセンサFT301は、酸源105に接続されているポンプからの出力流量を決定し、バルブFV301の調整を決定するための制御アルゴリズムへの入力として使用するために、制御器FC301への流量の指示を提供する。他のループ302は、反応器110に提供される重炭酸ナトリウム130の量を制御する。具体的には、ループ302において、制御器FFC302は、重炭酸ナトリウムの検出、測定または検知されたストリームFT301に基づいて、または反応から取り残された残留固形物、例えば、反応に利用されていなかった固形物の検出、測定または検知AT303に基づいて、重炭酸ナトリウムの投入量を制御するためのそれぞれの制御アルゴリズムを実行する。残留固形物の発生は、例えば、異なるストックの至る所の異なる濃度または多くの入力材料105、108によって引き起こされることもある。
反応装置110に対応するプロセス102の部分に更に関しては、ループ304で、制御器PC304は、反応器110から副産物の二酸化炭素を排出する112ためにバルブPV304を制御する。制御器PC304は、例えば、圧力センサPT304によって検出された反応器110の圧力に基づいて、多かれ少なかれ二酸化炭素を排出するバルブPV304を調整する。更に、ループ307において、反応器110内に含まれる反応物質の量またはレベルが制御される。制御器LC307は、例えば、センサLT307によって測定または検出された反応器110内の反応物のレベルまたは量に基づいて、反応器排出部132(例えば、石鹸と化学反応によって生成される水)のサージタンク118への流量を変更するには、バルブLV307を調整し、従って、反応器110内に含まれる反応物のレベルを変化させる。例えば、センサLT307によって測定された反応物のレベルが所定のレベルを超えるように上昇した場合、制御器LC307はサージタンク118に反応器132の排出流量を増加させるためにバルブLV307を調整できる。
また、ループ305及び306は、反応器110内に現在含まれる反応物の温度と比較して、プロセス102に反応器排出物115の温度の監視をまかせる。例えば、センサTT305は、現在反応器内に含まれている反応物の温度を測定し、センサTT306は、反応器排出物115の一部分115bの温度を測定する。これらの温度に基づいて、制御器TC306は、制御器TC305と協同して、熱交換器116を通る冷却水の流量を決定するために、バルブTV306を制御し、反応器110に再循環された反応器の排出物115bを冷却する。
サージタンク118に戻ると、ループ308において、センサLT308は、タンク118内に含まれる反応器の排出のレベルを測定し、測定されたレベルに基づいて、制御器LC308は、サージタンク118の流入出のバランスを維持するために、特に、2つのスプレイ乾燥タワー120a、120bを横切るサージタンク反応器排出物135の出力を制御するために、流量制御器FC310及びFC320の各々におけるそれぞれの目標流量を設定するために分流器LY308の目標値を操作する。オペレータが手動でいずれかまたは両方のスプレイ乾燥機120a、120bに流量の設定ができるように、バイアス/利得ステーションLY308AとLY308Bが分流器LY308の後と制御器FC310とFC320の前に設けられており、バイアス/利得ステーションLY308AとLY308Bは、ループ308に含まれる乾燥機120a、120bに提供される反応器排出物138a、138bの各ストリームを制御する。
スプレイ乾燥器タワー120aの特に関連して、ループ310では、制御器FC310が、ポンプ139aに接続されている可変速度駆動器VSD1を制御しているそれぞれの制御アルゴリズムを実行することにより、タワー120aの上部への反応器排出物の噴霧140aの流量を調整する。上述したように、制御器FC310は、タワー120aに提供されるサージタンク反応器排出物135(例えば、LY308Aによって示されるように)の所望または対象部分の指示を受信し、ポンプ139aを制御するVSD1に提供する適切な制御信号を決定するために、実際に検出、測定及び感知されたサージタンク出力135の部分138a(例えば、FT310センサによって検出されるように)との組み合わせでこの対象または設定点LY308Aを利用する。
スプレイ乾燥器タワー120aに対応するプロセス102の部分の制御に更に関して、ループ313では、制御器TC313が、タワー120aへの熱風122aの温度を変化する空気加熱器142a(例えば、ガス空気加熱器または他の適切なタイプの加熱器)を制御するために、それぞれの制御アルゴリズムを実行する。図1に示すように、制御器TC313によって実行される制御アルゴリズムは、入力として、最終生成物に含まれる検出された水分の量(例えば、センサAT314によって検出された検出水分の量または割合)に基づいて、AC314によって提供された対象温度の指示、及び(例えば、センサTT313によって検出された)タワー120aへの熱風122aのリアルタイムフローの指示を受信する。受信された入力に基づいて、制御器TC313は(例えば、バルブTV313を制御することにより)、加熱器142aに提供されるガス、燃料または他のエネルギーの量を調節し、このように、空気加熱器142aによって生成され、タワー120aに提供される熱風122aの実際の温度を制御する。別のループ312において、別の制御器FC312は、空気加熱器142aに提供される空気145aの量を調整する可変速駆動器VSD2を制御するために、それぞれの制御アルゴリズムを実行する。例えば、空気扇148aによって生成された空気の測定された実際の(例えば、センサFT312により検出された)量に基づいて、及び乾燥器122aへの液体流量140に基づきオペレータによって設定された目標流量(非図示)に基づいて、制御器FC312は、加熱器142aに空気扇148aによって提供される空気の量を制御するための調整を決定し、この調整の指示を可変速度駆動器VSD2に対して提供する。目標流量は、制御器FC312によって実行される制御アルゴリズムに構成することができ、または追加の入力として手動または自動で(非図示)制御器FC312に提供することができる。
時折、乾燥器タワー120aに使用されるスプレイノズルは、選択的な動作を越えることがある。例えば、スプレイノズルが部分的に詰まることによって、タワー120aへの目標流量を維持するために必要な圧力を増加させる。高圧での動作(例えば、細かすぎる噴霧粒径を生成または幾つかの他の望ましくないアーチファクトを有することになる)を避けるために、ループ311は、例えば、圧力センサPT311を使用し、制御器PC311への入力として検知された圧力を提供することにより、スプレイタワー120aの圧力を感知するために使用される。制御器PC311は、圧力がPC311に指定された目標値を超えた場合に、ポンプ139aを駆動するドライバVSD1に対する制御信号の破棄信号を送信するそれぞれの制御アルゴリズムを実行する。一実施例では、制御セレクタFY310は、信号が制御器PC311により提供されるたびに、常に制御器PC311によって生成された信号を選択する。追加的または代替的に、感知された圧力が特定の閾値に達したときに(場合によっては、所定の期間にわたって、圧力がこの閾値に維持される)、制御器PC311の出力値は、制御セレクタFY310に破棄信号を送信できる。制御セレクタFY310は、制御器FC310によって生成されたVSD1制御信号または制御器PC311によって生成された破棄信号を選択し、スプレイ乾燥器タワー120aに提供される反応器排出物140aの流れを制御する可変速駆動器VSD1に対する選択された入力の指示を提供する。例えば、制御セレクタFY310は、デフォルトで駆動器VSD1に制御器FC310によって生成されるフロー制御信号を提供し、破棄信号が生成される場合、破棄信号が特定の閾値より大きいまたは小さい場合、及び/または破棄信号が所定の時間に閾値より大きいかまたは小さい場合、駆動器VSD1に制御器PC311によって生成された破棄信号の提供を切り替えることができる。状況によっては、制御セレクタFY310は、アラームまたは他の警告を発生させることもある。ある実施形態では、制御セレクタFY310は、分流器LY308、LY308A、LY308Bがサージタンク出力135のより高い(またはより低い)割合を他のスプレイタワー120bに流用させてもよい。
なお、上記の説明は、主にスプレイ乾燥器タワー120aに焦点を当てながら、スプレイ乾燥器タワー120bはスプレイ乾燥器タワー120aのために説明したものと類似の制御器、センサ、及びその他の装置とエンティティが含まれており、スプレイ乾燥器タワー120aと同様に動作する。図1において、スプレイ乾燥器タワー120bに対する装置と他のエンティティは、スプレイ乾燥器タワー120aに用いられた参照番号と同じ参照番号で示されているが、それらの参照番号は添え字「a」の代わりに添え字「b」が付加されている。
上述のことを考慮すると、図1に示すプロセス102のプロセスエレメントのアラインメントマップは、一般的に、例えば、ソース105、108からの入力原料の取得から、反応器110に原料の処理、スプレイ乾燥器タワー120a、120b内の反応物質の処理、最終生成物125a、125bの保存まで、左から右へ発生し、移動し、流動しまたは順序が定められる。従って、積極的にリアルタイムでプロセス102を制御することに関与するプロセスエレメントの相対的順序を示す用語が、本明細書に使用される。本明細書で使用される例として、用語「上流プロセスエレメント」は、一般に、リアルタイムでプロセスを制御するにあたってより早期の積極的に参加する一次プロセスエレメントを指し、用語「下流のプロセスエレメント」は、一般的に、プロセスを制御するにあたって後期の積極的に参加する一次プロセスエレメントを指している。例えば、反応器110内の反応物105、108を組み合わせるプロセスは、スプレイ乾燥器タワー120a、120bでの反応器排出部135を乾燥させるプロセスの上流に発生する。このように、反応器110に反応物105、108の放出制御に関与するプロセスエレメント(例えば、プロセスエレメントAT303、FT301、FV301、PT304、PV304、TT306、TT305、TV306、LT307、LV307、LT308、及びSC302)は、スプレイ乾燥器タワーでの乾燥速度を制御する際に関与するプロセスエレメント(例えば、スプレイ乾燥器タワー120aのためのプロセスエレメントFT310、PT311、TT313、TV313、FT312、VSD1、及びVSD2)の上流(あるいはその前または以前の順序とされる)にある。サイロ125a、125bに最終生成物を貯蔵するプロセスは、反応器118の下流で発生する。従って、プロセスエレメントAT314とWT315は、プロセスエレメントのアラインメントマップにおける反応器プロセスエレメントの下流(またはその後の順序とされる)である。
場合によっては、特定のプロセスエレメントの相対的順序は、別の特定のプロセスエレメントの相対的順序に相当することがある。例えば、反応器110内に流れる酸の放出を制御するバルブFV301は、プロセスアラインメントマップにおいて、反応器110内に重炭酸ナトリウムの放出を制御する速度/頻度プロセスエレメントSC302に隣接して、順序付けされている。
プロセスエレメントのアラインメントマップは、任意の適切な形式で、例えば、ユーザインターフェイスで表現できる。図2Aは、例示的な表形式150に、図1の破線エリア152によって、プロセス102の部分152に対応する例示的なプロセスエレメントのアライメントマップ表現の部分を表している。図2Aに示す実施例では、プロセス102のフローまたは進行は、表150の上部から下部に移動しているため、表150の上部付近に示されたプロセスエレメントは、一般的に、表150の下部に示されたプロセスエレメントの上流である。しかし、他の実施形態では、プロセス120の進行は表形式150で下から上に、左から右に、または任意の他の所望の方向に定められることがある。
具体的には、表形式150は、エリア(参照155a)によるプロセスエレメントの順序やアラインメントを含んでいる。例えば、サージタンク118に対応するエリアは、スプレイ乾燥器タワー1に対応するエリアの上流であることが示されている(参考120a)。各エリア内では、エリアに関連付けられた容器及びラインの順序やアラインメントは、表150に(参照155b)に表示されている。例えば、サージタンク118のエリア内に、パイプ132はタンク118の上流にあるものとして示され、タンク118がパイプ135の上流にある。また、図2Aでは、サージタンク118の出力とそれぞれのプロセスエレメントの分岐から形成されたストリームAとBの両方は、サージタンクエリア162aから下流にあるとして示されている。更に、各容器やラインについて、積極的にプロセス102の制御に関与する一次プロセスエレメントの順序やアラインメントは、例えば、それぞれのソフトウェア/装置タグや定義された論理識別子を使用することにより、表150(参照155c)に示されている。例えば、パイプ132を通るフローは、プロセスエレメントLT307とLV307を含むループ307によって制御される。
表150は、選択的に、特定のエリア155a、容器またはライン155b及び/またはプロセスエレメント155cについて記述する追加情報155dへのリンクまたは参照を含み、または提供することができる。例えば、他の情報155dは、例えば、物理装置であるバルブ、センサ及びその他のフィールド装置、及び装置の画像、モデル及び/またはシリアル番号、及び/または(例えば、全地球測位システム(GPS)座標あるいは他の適切な位置識別子を使用して)プロセスプラント内の物理装置の絶対的な物理的位置の指示など任意の一次プロセスエレメント155cとして含んでいてもよい。
図2Bは、例示的なグラフまたはグラフィックフォーマット160において、プロセス102の部分152に対応する例示的なプロセスエレメントアライメントマップ表現の部分を図示している。図2Bに示す実施形態では、プロセス102のフローまたは進行は、左から右へ移動するため、グラフ160の右側寄りに示すプロセス処理エレメントは、一般的に、グラフ160の左側寄りに示すプロセスエレメントの上流にある。しかし、他の実施形態では、プロセス120の進行は、右から左に、下から上に、または任意の他の所望の方向に順序されることもある。グラフ形式160では、タンク118からの流出が、例えば、図2BにおいてストリームAとストリームBで示すような二つのストリームまたはフローに分割することを示すために、サージタンクエリア162a、スプレイ乾燥器タワーエリア1(参照162b)、及びスプレイ乾燥器タワーエリア2(参照162c)は、破線で分離され、それぞれラベル付けされている。容器及び装置は、グラフィカルな形状で表され、かつラインまたはパイプは制御されたプロセス102を介して材料(幾つかの例では、中間材料であってもよい)の方向の流れを示す方向ベクトルまたはラインで表される。特定の容器及びラインに対応付けられたまたは対応するそれぞれのプロセスエレメントの識別子は、特定の容器やラインのグラフィックに近接して配置されている。例えば、グラフ160は、サージタンク部162aに、中間材料が、サージタンク118によって受信されるように、パイプ132を通って流れることを示しており、サージタンク118への材料のこの流れは、ループ307のプロセスエレメントLT307及びLV307によって制御される。そして、グラフィカル図形及び矢印は、フォーマット160において慣行として用いられているが、所望の指向を示すグラフシンボル及び表現が、追加的または代替的に、グラフや図形フォーマット160において利用できることが理解される。
図2Cを参照すると、別の例示的なフォーマット170では、能動的なリンクまたはユーザ制御を含むプロセスエレメントのアラインメントマップ表現の枝分かれした表示が、ユーザインターフェイス上に提供されている。上部または初期表示170は、グラフィカル形状及び矢印を使用して、プロセスプラントの様々なエリアを通じて(例えば、サージタンク118からスプレイ乾燥器タワー1(参照120a)及びスプレイ乾燥器タワーにスプレイ乾燥器タワー2(参照120b))、プロセス102の部分152のアラインメントやフローを示しているが、選択可能なテキストのような所望の慣行が追加的にまたは代替的に、プロセスエレメントを表すために使用され得る。例示的なフォーマット170では、ユーザがライン172のグラフィック及び/またはサージタンク118のグラフィックを選択すると、選択されたアイテム(また必要に応じて、そのアイテムを囲む周辺)の詳細を含む後続のビューが表示されてもよい。例えば、図2Cのライン172のグラフィック及び/またはサージタンク118のグラフィックを選択すると、選択可能な要素を含む図2Bのサージタンクのグラフィック162aが示されてもよい。そして、ユーザがその後エリアサージタンクグラフィック162aに含む特定のグラフィックまたは識別子を選択すると、追加の重ねられた情報が更に示されてもよい。例えば、ユーザは、図2Bのエリアサージタンクグラフィック162a上の識別子LT307を選択すると、物理的なセンサ装置及び/またはプロセスプラント内の特定のセンサのGPS座標の画像を含むポップアップウィンドウが表示されてもよい。追加的または代替的に、LT307に関連付けられた他の情報が表示されてもよい。
表形式150、グラフ形式160及び枝分かれした表示フォーマット170は、例えばユーザインターフェイスでプロセスエレメントのアラインメントマップの少なくとも一部を提示すことができる、可能なフォーマットの例である。所望のまたは適切なフォーマットは、プロセスエレメントのアラインメントマップの一部または全部を提示すために利用することができる。
更に、プロセスエレメントのアラインメントマップを保存するために、所望のまたは適切な形式を利用することができる。例えば、リアルタイムでプロセス102を制御するために使用される特定のプロセスエレメントの指示は、リアルタイムでプロセス102を制御するために使用される1つまたは複数の他のプロセスエレメントに対するプロセスアライメントマップの特定のプロセスエレメント関する相対的順序の指示と共に、データベース(または幾つかの他の適切なデータストレージフォーマット)に保存されてもよい。シナリオによっては、特定のプロセスエレメント及び/または特定のプロセスエレメントに対応する他の情報を取り扱う(定義されている場合)制御ブロックを示すメタデータのような特定のプロセスエレメントに対応するメタデータも、また、保存されることがある。例えば、特定のプロセスエレメントの特定のプロセスエレメントの画像、これらの物理的なプロセスプラント内の場所及び/またはこれらへのリンク及び/または他の識別または記述的情報が、プロセスエレメントのアラインメントマップ内の特定のプロセスエレメントに対応するメタデータとして保存されてもよい。プロセスエレメントマップは、プロセスプラントの通信ネットワークと通信可能に接続されている任意の所望のまたは適切なデータストレージエンティティ、または複数のデータストレージエンティティに保存されてもよい。更に、プロセスプラント内のプロセスフロー及び/またはプロセスエレメントが時間の経過とともに変化しながら、対応するメタデータが取得され、タイムスタンプされ、履歴データとして保存される。同様に、装置のヒエラルキーもメタデータとして取得され、タイムスタンプされ、履歴データとして保存される。前述のストレージの詳細な説明は後のセクションで記述される。
プロセスエレメントのアラインメントマップの少なくとも一部上に動作または適用される学習、発見、トレーニング、または解析のアプリケーションは、監視されていないアプリケーション、つまり、ユーザにより入力することなく及び/または独立して開始及び実行することができるアプリケーションである。例えば、監視されていないアプリケーションは、機械学習、予測解析、データマイニング、またはデータ検出アプリケーションであってもよい。プロセスエレメントのアラインメントマップの少なくとも一部上またはそれに対して適用されている幾つかの学習、発見、トレーニング、または解析のアプリケーションは、監視されているアプリケーション、例えば、ユーザコマンドによって開始されるアプリケーション、またはユーザがアプリケーションの実行中に直接にユーザ入力を提供するアプリケーションである。プロセスプラント及びプロセス制御システム内のビッグデータに使用され、本明細書に記述された、いずれかまたは全ての方法、手法及びシステムと協同して動作することができる学習、発見、トレーニング、または解析のアプリケーションの例は、前述の米国特許出願第13/784,041号、及び第14/212,493号に開示されている。本明細書に記述された方法、手法及びシステム及びその作成または定義のいずれかまたは全てと協同して動作する学習、発見、トレーニング、または解析のアプリケーションのその他の例は、2014年10月6日に出願された「プロセス制御解析のためのデータパイプライン」と題する米国特許出願第62/060,408号に開示されており、その内容全体は参照として本明細書に組み込まれる。当然のことながら、本明細書に記述されているいずれかまたは全ての方法、手法及びシステムは、追加的または代替的に、その他の学習、発見、トレーニング、または解析のアプリケーションと協同して動作してもよい。
プロセスプラントに設置された(必要に応じて、性能検証される)プロセスエレメントをこれから考察すると、そのようなプロセスエレメントは、通常、フィールド装置、I/O装置、サンプリングまたはサンプルポイントや制御器などのような物理的プロセスエレメントである。考察を簡単にするために、以下の記述は、フィールド装置を指すが、本明細書に記述の概念の一部または全てが制御器、I/O装置などの他の物理的プロセスの要素に容易に適用され得ることが理解される。
物理的なタグまたは他の物理的有形装置は、例えば、メーカーによってフィールド装置の外側に添付または装着される。これらの外部に取り付けられる物理的なタグまたは装置は、図1に関して前述されたソフトウェア/装置タグ(例えば、FT301、LV307など)のような特定の装置を識別するために、プロセスプラントによって利用されるソフトウェアや装置のタグとは異なる。従って、本明細書における考察を明確にするために、用語「ソフトウェアタグ」、「装置タグ」、及び「論理タグ」は、プロセスプラント内のプロセスエレメントまたは装置の論理識別子または識別子を指すために互換的に使用される。他方、用語「外部タグ」、「外側タグ」、及び「物理的タグ」は、プロセスエレメントの外面に装着または他の方法で添付されている物理的、有形装置またはオブジェクトを参照するために本明細書において互換的に使用されている 。
フィールド装置上に装着または添付された外部タグは、一般的に、装着または添付された特定のフィールド装置の特性を示すそれぞれの装置固有情報を含んでいる。例えば、フィールド装置の装置固有情報は、フィールド装置に与えられた論理タグの指示、装置の設計された動作範囲、シリアル番号、装置の他の識別情報、及び/または、例えば、フィールド装置の順序が定められたときに指定された情報、あるいはフィールド装置がプロセスプラント内に設置される前に指定されたときに指定された情報のような、事前に指定された他の情報を含んでいる。一般的に、装置固有情報は、識別またはフィールド装置を記述する情報を含んでいる。例示として、図3は、例示的な圧力センサのフィールド装置上に配置されている物理的タグ、または他の装置上に保存または設け得る装置固有情報200の一例を含んでいる。図3では、圧力センサの装置固有情報200は、センサをプロセスプラントに対して識別する装置タグまたは論理タグ202a、圧力センサが設置されたエリア202bの表示及びユニット202c、シリアル番号202d、最高使用圧力202e、モデル番号202f、校正指示202g、センサの送信器202hのタイプの表示、センサが通信できるプロセス制御プロトコルまたはネットワーク202iの表示、プロトコル202jの改訂またはリリースの表示、圧力センサのタイプ202k、圧力範囲202l、センサの送信器202mの出力プロトコルあるいはネットワーク、センサ202nのコネクタのタイプ、ダイヤフラム202oのタイプ、センサフィル202pのタイプ及び/またはハウジング材料202qの表示を含んでいる。ある実施形態には、圧力センサ202rの画像または表現は装置固有情報200に含まれているものもある。装置固有情報200は、追加的または代替的に、他の情報を含んでもよい。例えば、温度センサのために、最高温度及び温度範囲は、それぞれの装置固有情報200に含まれてもよい。
フィールド装置上に装着され、装置固有情報200が保存されている外部タグは、受動的タグまたは能動的タグであってもよい。一般的に知られているように、受動的タグは、通常、電源を含むことなく、受動的タグの情報を読み取る装置から電力を引き出す。一方、能動的タグは、一般的には、そこに含まれる内部電源(例えば、バッテリ)を使用し、そこから電力を引き出して、タグに保存されている情報が得られる。
幾つかの実施形態では、外側タグは装置固有情報またはデータ200が保存されているメモリを含み、データ200が適切な無線または有線通信プロトコルまたはインターフェイスを使用することによって、能動的または受動的方法で得られる。例えば、外部タグのメモリに保存されたデータ200は、NFC(近距離無線通信)、RFID(無線周波数識別)、または短距離無線インターフェイスの他の適切なタイプを使用して、他の装置により得ることができる。代替的に、外部タグのメモリに保存されたデータは、WiーFiまたはWirelessHARTなどの短い範囲に限定されない無線インターフェイスの種類を介して他の装置によって得られる。幾つかの例では、外部タグのメモリに保存されたデータ200は、例えば、有線HARTなどの有線プロセス制御プロトコルまたは接続などの有線接続を使用して、別の装置により得られる。
幾つかの実施形態では、フィールド装置の外部に装着されている外部のタグまたは装置のメモリに保存されることよりも、フィールド装置の装置固有情報200は、例えば、フィールド装置のハウジング内に設置または配置されたメモリフィールド装置に含まれているメモリに保存される。これらの実施形態では、フィールド装置に含まれるプロセッサは、装置固有情報200を取得するために内部メモリをアクセスし、有線または無線のインターフェイスなどを介して、別の装置に情報200を提供する。
ある実施形態には、装置固有情報データ200が外部タグに保存または設けられており、光学的に他の装置によって取得されるものもある。例えば、データ200は、QR(クイックレスポンス)コード、バーコード、または他の適切な機械可読光ラベルを使用して外部タグに保存され、データ200が光学読取装置またはスキャナを介して他の装置によりアクセスされる。
しかし、装置固有情報200が、フィールド装置のハウジングの外側(例えば、機械可読光ラベル物理タグ)に保存されているか、またはフィールド装置ハウジング内(例えば、フィールド装置の内部メモリ)に保存されているかどうかにかかわらず、フィールド装置の装置固有情報200が、プロセスを制御するプロセスプラント内のオンラインのフィールド装置を利用するために必要なレベルにフィールド装置の電力を増強せしめることなく、他の装置により取得またはアクセスできる。例えば、フィールド装置の内部メモリに保存された装置固有情報200を取得するために、フィールド装置は、部分的にのみ電力増強する必要がある。別の例では、外部タグのメモリまたは光ラベル上に保存された装置固有情報200を取得するために、フィールド装置の電力増強をする必要は全くない。
ここで、特にフィールド装置の装置固有情報200を取得または決定するように構成されている装置の記述に移ると、図4は、特に、フィールド装置の装置固有情報200(及び、もちろん他のプロセスエレメントの装置固有情報200)の少なくとも一部を取得するように特に構成されている例示的な装置212(また、本明細書ではシステムまたは装置212とも言う)の簡略ブロック図を示す。状況によっては、装置212は、フィールド装置及び他のプロセスエレメントを性能検証するために利用されることもある。装置212は、コンピュータまたはコンピューティング装置であってもよいし、装置212は、本開示の手法、方法及びシステムをサポートするように特に構成されている他のシステム、装置またはデバイスを含み、幾つかの例を挙げると、携帯電話、スマートフォン、タブレットまたは他の無線装置、パーソナルデジタルアシスタント、メディアプレーヤ、電気用品を含むがこれらに限定されない。しかし、限定目的ではなく、考察を容易にするために、装置212は、本明細書ではコンピューティング装置212と称する。
例示的なコンピューティング装置212は、コンピュータ実行可能命令を実行するプロセッサ215、コンピュータ実行可能命令に関連するデータを恒久的に保存するためのプログラムメモリ218、コンピュータ実行可能命令に関連するデータを一時的に保存するためのランダムアクセスメモリ(RAM)220、及び入力/出力(I/O)回路222を含み、これらの全てはアドレス/データバス225を介して相互接続されている。幾つかの構成では、プロセッサ215は、同時処理機能(例えば、量子、細胞、化学物質、光、生物化学的、生物学的な処理技術及び/またはその他の適切な共同処理技術)を持つマルチコアプロセッサまたはプロセッサである。構成によっては、メモリ218及び/またはRAM220は、固体駆動メモリ、フラッシュメモリ、半導体メモリ、光メモリ、分子メモリ、生物学的メモリ、またはその他の適切な高密度メモリ技術などの高密度メモリ技術を使用して実行されるものもある。例示的な構成では、コンピューティング装置212は、マルチコアプロセッサ及び/または前述の米国特許出願第13/784,041号、第14/174,413号、第14/212,493号、及び第14/507,188号に記述されているような高密度メモリ技術を含んでいる。
図4に1つのプロセッサ215のみが示されているが、コンピューティング装置212は、複数のプロセッサ215を含んでもよいことを理解すべきである。同様に、コンピューティング装置212のメモリは、複数のRAM(ランダムアクセスメモリ)220及び/または複数のプログラムメモリ218を含んでもよい。RAM220及び/またはプログラムメモリ218は、例えば、1つまたは複数の半導体メモリ、フラッシュメモリ、磁気的に読み取り可能なメモリ、光学的に読み取り可能なメモリ、生物学的メモリ及び/または他の有形の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として実現できる。また、I/O回路222は単一のブロックとして示されているが、I/O回路222は、I/O回路の異なる種類の数を含むことができることを理解すべきである。例えば、第1のI/O回路は、装置212のディスプレイ装置228に対応し、第1または第2のI/O回路は、装置212のユーザインターフェイス230に対応できる。ユーザインターフェイス230は、例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーン、音声起動装置及び/またはその他の公知のユーザインターフェイス装置を含んでもよい。ある実施形態には、ディスプレイ装置228とユーザインターフェイス230は、一緒に、単一の物理的装置、例えば、タッチスクリーンに組み込まれてもよいものもある。
図4では、コンピューティング装置またはコンピューティング装置212は、1つまたは複数のネットワークまたは通信インターフェイス232を含み、これらのネットワークまたは通信インターフェイス232を介して、1つまたは複数のそれぞれの通信またはデータネットワークにつなぐ1つまたは複数のそれぞれのリンク235にアクセスする。通信インターフェイス232は、例えば、Fieldbus、Profibus、HART、4〜20mAループ、WirelessHART、プロセス制御ビッグデータなどの1つまたは複数のプロセス制御の特定の通信及び/またはデータネットワークを含んでもよい。例えば、コンピューティング装置212は、前述の米国特許出願第13/784,041号、第14/174,413号、第14/212,493号及び第14/507,188号に記述されているようなプロセス制御ビッグデータネットワークへのインターフェイスを含んでいる。追加的または代替的に、通信インターフェイス232は、例えば、イーサネット、NFC、RFID、WiーFiなどの汎用通信及び/またはデータネットワークにつなぐ1つまたは複数のインターフェイスを含んでいてもよい。通信またはデータネットワークへのリンク235は、メモリアクセス機能のような単純なものであってもよく、及び/またはリンク235は、有線、無線、または多段接続であってもよい。インターフェイス232とリンク235の多くのタイプは、ネットワークの技術分野において知られており、コンピューティング装置212と組み合わせて使用してもよい。
コンピューティング装置212は、コンピューティング装置212に保存されている特定のコンピュータ実行可能命令240の1つまたは複数の組み合わせを含んでいる。従って、コンピューティング装置212は、特に、コンピューティング装置212に保存された命令240の特定の1つまたは複数の組み合わせで少なくとも部分的に構成されている。本明細書で使用する用語「コンピュータで実行可能な命令」、「コンピュータ実行可能命令」及び「命令」は、互換的に使用される。図4に示すように、命令240は、本明細書に記述される方法及び/または手法のいずれかの部分または全部を実行するために、メモリ218に保存され、プロセッサ215によって実行できる。命令240の1つまたは複数の組み合わせは、例えば、画像プロセッサ248のような1つまたは複数のエンジン、ルーティンまたはプログラム、1つまたは複数のデータ解析エンジン252、性能検証エンジン255、アラインメント発生器260及び/または他のエンジン、ルーティンまたはプログラムを含んでもよい。コンピュータ実行可能命令240に含まれるエンジン248、252、255及び260のより詳細な記述、ならびにその他の可能な組み合わせの命令は、後続のセクションで記述されている。
コンピューティング装置212は、I/O回路222に通信可能に接続されている他の要素を含んでもよい。一実施形態では、コンピューティング装置212は、1つまたは複数のスキャナまたはリーダ242を含み、それぞれがフィールド装置及びその他のプロセスエレメントに保存された装置固有情報またはデータ200を読み取るあるいはアクセスするように構成されている。一例では、コンピューティング装置212は、能動的な外部タグまたは装置に保存されているデータ、受動的な外部タグまたは装置に保存されているデータ及び/または光ラベルに保存されているデータを取得できるリード/ライトスキャナを含んでいる。追加的または代替的に、コンピューティング装置212は、能動的な外部タグ、受動的な外部タグまたは及び/または光ラベルに保存されているデータをアクセスするための読み取り専用のスキャナを含んでもよい。例えば、スキャナは、NFCスキャナであってもよい。ある実施形態には、コンピューティング装置212は、フィールド装置の内部メモリに保存されたデータ200を取得する場合などに、スキャナ/リーダ242の少なくとも一部は、プロセッサ215、メモリ218、220、命令240及びネットワークインターフェイス235によって実現されるものもある。コンピューティング装置212は、1つのみのスキャナ/リーダ242または複数のタイプスキャナー/リーダ242を含んでもよい。
ある実施形態には、コンピューティング装置212は画像撮影機能部245(例えば、画像撮影エンジンまたは画像撮影機245)を含んでいるものもある。画像撮影機能部245は、カメラインターフェイスまたは他の適切なインターフェイスを備えており、これらのインターフェイスを介して画像(例えば、高解像度であるデジタル画像)が撮影され、撮影された画像がRAM220に保存される。場合によっては、コンピューティング装置212はまた、1つまたは複数の保存された画像を操作するために、1つまたは複数の画像処理機能248(例えば、画像処理エンジンまたは画像プロセッサ248)を含むこともある。例えば、画像プロセッサ248は、単一のパノラマ画像に組み合わせるために、複数の保存された画像上で動作できる。また、画像プロセッサ248は、特徴検出、パターン認識、フィルタリング、変換などの他の画像処理機能を含んでもよい。画像プロセッサ248は、少なくとも部分的に、プロセッサ215によって実行可能にメモリ218内に保存されたコンピュータ実行可能命令240の組み合わせの1つとして実現され、及び/または画像プロセッサ248の少なくとも一部は、撮像撮影機245と一体であってもよい。
ある実施形態には、コンピューティング装置212は、追加的にまたは代替的に、無線位置センサまたはシステム250を含むものもあり、本明細書において無線位置センサまたはシステム250と称する。無線位置センサ250は、無線技術を使用して、例えば無線ビーコン信号を受信または検出し、処理することによって、コンピューティング装置212の現在位置を検出または決定する。無線位置センサ250は、GPS(全地球測位システム)、及び/または、他のタイプの衛星ナビゲーションシステム、Wi−Fiベース測位、セルラシステムベース測位及び/またはローカル測位ベースのような任意の数の適切な無線測位技術を使用してもよい。無線位置センサ250によって決定されるように、コンピューティング装置212の現在の位置は(例えば、地理空間座標に基づいて)絶対位置として表すことができ、または(例えば、別の既知の位置に対して)相対的な位置として表すことができる。実施形態によっては、無線位置センサ250の第1の部分は、(例えば、ビーコン信号を受信するために)通信インターフェイス232によって少なくとも部分的に実行され、また無線位置センサ250の無線部分の別の部分はコンピュータ実行可能命令240(例えば、コンピューティング装置212の位置を決定するために、ビーコン信号からの情報を処理する)のそれぞれの部分によって少なくとも部分的に実行されるものもある。
ある実施形態には、コンピューティング装置212は、追加的にまたは代替的に、実行可能な命令240を含み、プロセッサ215によって実行可能な1つまたは複数のデータ解析機能部またはエンジン252を含んでいるものもある。データ解析機能部252は、図1〜3に関連して前述された解析のように、知識を発見、学習または解析するために保存されたデータ220に適用されることが可能な1つまたは複数の解析を含んでもよい。一般的に、しかし必ずしも必要ではないが、コンピューティング装置212はデータ解析部252を含む場合、コンピューティング装置212のプロセッサ215はマルチコアプロセッサであり、少なくともRAM220の一部は、高密度メモリ技術を含み、コンピューティング装置212自体は、それぞれのインターフェイス232を介して、プロセス制御ビッグデータネットワークに接続することができるビッグデータノードであってもよい。一実施例では、コンピューティング装置212は、前述の米国特許出願第14/507,188号に記述されているようなビッグデータノードであり、そこに記述されたビッグデータ解析機能とルーティンのいずれかの任意の数を含むことができる。データ解析部252の結果は、コンピューティング装置212(例えば、RAM220内)にローカルに保存することができ、及び/またはプロセス制御ビッグデータネットワーク(例えば、それぞれの通信インターフェイス232)を介して、ビッグデータ記憶エリアに送信できる。
コンピューティング装置212がプロセスエレメントの性能検証に利用される実施形態では、命令240は性能検証エンジン255を含み、性能検証エンジン255が実行された場合、1つまたは複数の性能検証のアクションを実行するように動作する。例えば、性能検証エンジン255は、特定の据え付け対象プロセスエレメントが特定の位置に設置され、他の特定のプロセスエレメントまたは/及びプラント設備に接続されるように意図されたプロセスエレメントであることを検証する構成にされた装置検証エンジンまたは装置検証器258を含んでいる。一実施形態では、装置検証器258は、据え付けられたプロセスエレメントが予定されたプロセスエレメントであるか否かを決定するために、対象プロセスエレメント(例えば、図2に関して記述された装置固有情報200の幾つかまたは全てのタイプ)から得られた識別及び/または記述情報をプロセス及び/またはプロセスプラントの計画レイアウトまたは設計図を示すP&IDまたはその他のリソースと比較する。幾つかの状況では、装置検証器258及び/または性能検証ルーティン255は、コンピューティング装置212のディスプレイ装置228及び/またはユーザインターフェイス230と協同して動作している。もちろん、性能検証エンジン255は、ループの完全性チェック、インストールデータとしての記録、及び/またはその他の性能検証の活動のような他の性能検証のアクションを実行するように動作することができ、少なくとも幾つかのアクションはユーザ入力と連動で実行される。
幾つかの構成では、装置212は更に、取得されたフィールド装置の装置固有情報200の少なくとも一部(及び、もちろん、その他のプロセスエレメントの装置固有情報200)に基づいて、プロセスエレメントアラインメントを決定するために、特に構成されている。例えば、図4では、コンピューティング装置212の命令240は、アライメント発生器260を含み、そのアライメント発生器260がプロセッサ215によって実行されると、プロセスフロー内の複数のプロセスエレメントのアラインメントを生成するように、コンピューティング装置212を動作する。一般的には、プロセスエレメントアラインメントを決定するために、アラインメント発生器260は、性能検証中に、少なくとも部分的にプロセスエレメントから得られた記述的データ上で動作し、ならびに、幾つかのプロセスエレメントの相対的順序を表す他のデータ上で動作する。生成されたプロセスエレメントアライメントは、装置212のメモリ220に保存され、及び/または生成されたプロセスエレメントアライメントは、プロセスプラントをサポートするプロセス制御ビッグデータネットワークのビッグデータノードのような他の装置に提供してもよい。アライメント発生器260とその動作及びプロセス制御ビッグデータネットワークは、後のセクションでより詳細に記述される。
もちろん、図4には示されていないが、コンピューティング装置212は、追加的または代替的に、命令240及び/またはその他のエレメントあるいはコンポーネントのその他の組み合わせを含んでもよい。
図5は、プロセスプラントまたはプロセス制御システム内のプロセスを制御するために使用される(または使用することになる)、プロセスエレメントのアラインメントを決定するための例示的な方法300のフロー図を示す。方法300は、図1ー4に関連して考察された手法のいずれかの任意の数と協同して動作でき、例示的であるが非限定的な目的で同時に参照して以下に考察される。
一実施形態では、少なくとも方法300の一部は、対象のプロセスエレメント(例えば、フィールド装置、制御器、I/O装置、または他の物理的プロセスエレメント)に物理的に近接しているローカルデバイスによって実行される。例えば、方法300の少なくとも一部は、対象のプロセスエレメントに物理的に近接している性能検証装置または他の装置によって実行されてもよい。方法300の少なくとも一部を実行するローカルデバイスは、対象のプロセスエレメントに通信可能に接続することができ、及び/または対象のプロセスエレメントの外側に取り付けられている物理的タグに通信可能に接続することができる。ローカルデバイス及びプロセスエレメント及び/またはプロセスエレメントの外側に配置された装置または物理的タグとの間の通信接続は、有線接続であってもよく、及び/または無線リンクであってもよい。例示的なシナリオでは、方法300の少なくとも一部は、図4のコンピューティング装置212によって実行され、方法300は、説明を容易にするために、そのように以下に記述されている。しかし、方法300の幾つかまたは全ては、その他の適切な装置、システムまたは装置によって実行することができることが分かる。
ブロック302では、方法300は、フィールド装置、制御器、I/O装置、またはその他の物理的プロセスエレメントとして、対象のプロセスエレメントの識別情報を取得または決定することを含んでいる。決定または取得した識別情報は、先に図3に関して記述された装置固有情報200の幾つかまたは全てのタイプを含み、及び/または対象のプロセスエレメントを示すその他の情報を含んでもよい。前述したように、一般的には、装置固有情報200は、プロセスエレメントの到着及び/またはプロセスプラント内の設置の前に対象のプロセスエレメントにおいて(例えば、プロセスエレメントのメーカーまたはプロバイダによって)事前に保存されている。しかし、装置固有情報200は、方法300の実行を開始する前の時点で対象のプロセスエレメントに保存されたと考えてよい。一実施形態では、プロセスエレメントの装置固有情報200の少なくとも一部が、対象のプロセスエレメントの外側、例えば、プロセスエレメントの外側に添付またはその上に装着された物理的なタグまたは光ラベルに保存されている。追加的または代替的に、プロセスエレメントの装置固有情報200の少なくとも一部は、対象のプロセスエレメントの内部(例えば、内部メモリのような対象のプロセスエレメントのハウジング内に)に保存されている。しかし、装置固有情報200がプロセスエレメントのどこに保存または設けられているかにかわらず、プロセスエレメントの識別情報が、装置固有情報200の読み取り、受信、またはアクセスを取得することによって取得または決定される(ブロック302)。一例では、コンピューティング装置212は、図4に関して前述された方法で、対象のプロセスエレメントの識別情報は、装置固有情報200の読み取り、受信、またはアクセスを取得するために(ブロック302)、1つまたは複数の通信インターフェイス235及び/または1つまたは複数のスキャナ/リーダ242を利用する。得られた装置固有情報200は、例えば、コンピューティング装置212のメモリ220に取得した識別情報として保存できる。
先に述べたように、対象のプロセスエレメントの識別情報を取得または決定すること(ブロック302)は、追加的または代替的に、対象のプロセスエレメントにまたはプロセスエレメント上に保存されている情報以外に、対象のプロセスエレメントを示すまたは記述するその他の情報を取得または決定することを含んでいる。例えば、幾つかの状況では、対象のプロセスエレメントの識別情報を取得する(ブロック302)には、例えば、コンピューティング装置212の画像撮影機245を利用して、対象のプロセスエレメントの画像を取得することを含んでいる。例えば、据え付けられた環境内の対象のプロセスエレメントの写真またはデジタル画像は、画像撮影機245によって取得されている。対象プロセスエレメントの取得された画像は、例えば、コンピューティング装置212のメモリ220に、対象のプロセスエレメントの取得または決定された識別情報として保存される。実際に、メモリ220は、複数のそれぞれの装置固有情報200、画像、及び/またはプロセスエレメントの複数のそれぞれの他の記述する/表す複数の情報を保存するように構成されてもよい。
一実施形態では、方法300は、必要に応じてプロセスエレメントの性能検証を含んでいる(ブロック305)。プロセスエレメントの性能検証(ブロック305)は、対象のプロセスエレメントが特定の位置に据え付けが予定された実際のプロセスエレメントであり、予定された特定の属性及び特性を有していることを検証するために、取得された識別情報の少なくとも一部(例えば、論理タグ202a、エリア202b、タイプ202gなど)を利用する。一実施形態では、プロセスエレメントの性能検証(ブロック305)がコンピューティングまたは性能検証装置212のメモリ218に保存された性能検証エンジン255によって実行され、性能検証エンジン255の装置検証器258は、対象のプロセスエレメントが予定されたプロセスエレメントであることを検証する。
方法300の幾つかの実施形態においては、ブロック302及び305の少なくとも一部は、なくてはならないブロックである。例えば、対象プロセスエレメントの識別情報は、対象プロセスエレメントの性能検証(ブロック305)をしている間に収集され得る(ブロック302)。
ブロック308では、方法300は、対象のプロセスエレメントの相対的順序の指示を得ることを含んでいる。すなわち、方法300は、フロープロセスの中に利用されている(または利用される)少なくとも1つの他のプロセスエレメントに対して、フロープロセスの中の対象のプロセスエレメントの相対的順序の指示を得ることを含んでいる。対象のプロセスエレメントの相対的順序について取得した指示は、対象のプロセスエレメントの取得した識別情報と一緒に、例えばコンピューティング装置212のメモリ220に保存される。実際、メモリ220は、プロセスフロー内のプロセスエレメントの複数のそれぞれの相対的順序の複数の指示を保存するように構成されてもよい。
幾つかの実施形態では、対象のプロセスエレメントの相対的順序を取得すること(ブロック308)は、対象のプロセスエレメントが設置されている物理的な位置(例えば、絶対的な地理空間的位置または相対的な物理的位置)を取得または決定することを含んでいる。一実施例では、対象のプロセスエレメントに近接して配置されている間、コンピューティング装置212は、無線位置センサまたはシステム250を使用して、現在の地理空間的位置を決定する。他の実施例では、対象プロセスエレメントの地理空間的または物理的位置を示す座標は、例えば、ユーザインターフェイス230及び/または通信インターフェイス232を介して、コンピューティング装置212で受信される。
追加的にまたは代替的に、対象のプロセスエレメントの物理的な位置は、画像や写真から決定することができる。例示的なシナリオでは、コンピューティング装置212が対象のプロセスエレメントに近接して配置されている間に、ユーザは、対象プロセスエレメントの画像及び対象のプロセスエレメントが据え付けまたは設置された環境の少なくとも一部を撮影する。撮影された画像は、同じエリアまたは環境内の他のプロセスエレメントの他の撮影された画像と一緒に、コンピューティング装置212のメモリ220に保存される。コンピューティング装置212の画像プロセッサ248は、保存された画像をプロセスプラントのエリアの単一のパノラマ画像に結合するために保存された画像上で動作する。単一のパノラマ画像は、共通のオブジェクトまたは機能が2つ以上の画像に撮影された場合、またはプラント環境の一部を重複する複数の画像が撮影された場合に容易に達成できる。このシナリオでは、プロセスエレメントの相対的な物理的位置はパノラマ画像から容易に決定できる。更に、場合によっては、プロセスエレメントの実際の物理的位置は、パノラマ画像から決定されることが可能である。例えば、パノラマ画像に含まれる少なくとも1つのオブジェクトまたはマーカ(プロセスエレメントであってもよいし、プロセスエレメントでなくてもよい)の絶対的な物理的位置は、事前に提供されているか、事前に知られている。例えば、パノラマ画像に示されているプロセスプラントの壁の絶対的な地理空間座標が知られている。その後、壁の既知の物理的位置及びパノラマ画像に示す壁に関して、他のオブジェクトとプロセスエレメントのそれぞれの位置に基づいて、画像プロセッサ248及び/またはコンピュータ実行可能命令240の他の適切な部分を使用することによって、パノラマ画像に示す他のオブジェクト及びプロセスエレメントのそれぞれの物理的な位置は容易に決定できる。
別の例示的なシナリオでは、プロセスプラントの特定のエリアの画像、地図、図、またはその他の図形的表現は、コンピューティング装置212で事前に保存されているか、コンピューティング装置212に提供されている。プロセスプラントの特定のエリアの画像、地図、図、またはその他の図形的表現がディスプレイ228上に提示される。ユーザは、最近据え付けられた対象のプロセスエレメント(例えば、画像、論理タグ、またはブロック302でコンピューティング装置212に取得及び保存された他の装置固有情報)の識別子または指示を選択し、選択された対象のプロセスエレメントの識別子をプロセスプラントの特定のエリアの表示されている地図、図、またはその他の図形的表現上の特定の位置または場所にドラッグアンドドロップすることで(または別の適切な選択と配置メカニズムを使用して)、プロセスプラントの特定のエリア内で識別されるプロセスエレメントの相対的な物理的な位置を示す。前述された本実施形態と同様に、エリア図に示された少なくとも1つのオブジェクトまたは機能の絶対的な物理的位置が分かっている場合、例えば、画像プロセッサ248またはコンピュータ実行可能命令240のその他の適切な部分を用いて、ドラッグアンドドロップされたプロセスエレメントの絶対的な物理的位置が容易に決定される。
特定のエリアに含まれる最近据え付けられた複数のプロセスエレメントの画像が(例えば、複数の画像からパノラマ図を生成することか、またはユーザの選択及び提供された図上の画像の配置によって)エリアの図上に組み込まれた後、ユーザが図上にプロセスフロー内での活性化の順序によるプロセスエレメントの個々の画像を選択し、選択されたプロセスエレメントの相対的順序を示すことができる。相対的順序付けの指示は、例えば、メモリ220に保存されてもよい。
方法300のこれらの概念の幾つかは、図6A〜6Dに図示されており、ディスプレイ表示320、325の例示セットを含んでいる。ディスプレイ表示320、325は性格的に図形であり、コンピューティング装置212のディスプレイ装置228に提示される。図形ディスプレイ表示320、325は、写真、デジタル画像、グラフィック表示、など、任意の適切な図形の形態であってもよい。目的を限定することなく、考察を簡単にするために、図3〜5を同時に参照しながら図6A〜6Dについて以下に考察する。
図6Aは、全体のプロセスプラントの例示的な図形ディスプレイ表示320を示している。ディスプレイ表示320は鳥瞰図であり、プラントの異なるエリアにラベルが付けられている(例えば、受領、動力棟、反応、及び蒸留)。ディスプレイ表示320は、コンピューティング装置212のメモリ220に事前に保存されてもよく、遠隔からアクセス可能にしてもよい。ディスプレイ表示320は、ユーザコマンドに応答して、ディスプレイ228上に提示すことができる。
例示的なシナリオでは、所望のエリアの詳細をよりよく確認できるように、ユーザがプラント図320の所望のエリアを選択したり、拡大したりする。例えば、プラント図320に、ユーザは反応エリアを選択し、その結果として、図6Bに示すように、反応エリアの詳細な図325がディスプレイ228上に提示される。
同時に、図6B及び6Cを参照しながら、またこの例示的なシナリオを続けると、ユーザは、(例えば、ディスプレイ228上の別のウィンドウに)プロセスの組み合わせのための装置固有情報または識別情報及び画像332a〜332dの部分が提示されているディスプレイ表示330を呼び出す。図6Cに示すように、ディスプレイ表示330は、プロセスエレメントの組み合わせがプロセスプラントの反応エリアのボイラー1ユニット内に設置(及び必要に応じて性能検証)されていることを示している。更に、プロセスエレメントの組み合わせの表示された識別情報332a〜332dは、例えば、ブロック302に関して記述された技術のいずれかを使用して、取得され、コンピューティング装置212に保存されている。図6Cでは、組み合わせの各プロセスエレメントのための表示識別情報332a〜332dは、論理タグ、メーカーのID、モデル番号及びプロセスエレメントの画像を含んでいる。
ユーザは、ディスプレイ表示330におけるプロセスエレメントのいずれかを選択し、反応エリア内で選択されたプロセスエレメントの物理的位置を示すために、反応エリア表示325上の特定の位置に選択されたプロセスエレメントをドラッグアンドドロップする。例えば、図6Bに示すように、ユーザはディスプレイ表示330(参照332b)からプロセスエレメントPT330を選択し、反応エリアのボイラーユニット1内の位置PT330を示すために、ディスプレイ表示325上の所望の位置335aにプロセスエレメントPT330の表示をドラッグアンドドロップした。ディスプレイ表示330(及びその他の図)から選択され、反応エリア内の位置/場所がディスプレイ表示325上でユーザによって指示されている他のプロセスエレメント335bー335jの指示が、図6Bにも示されている。
ディスプレイ325及びプロセスエレメント335a〜335jの表示を再び図示する図6Dに移ると、その後、指示335a〜335jに対応するプロセスエレメントがプロセスフローで活性化される順序に従って、指示された位置決めのプロセスエレメント指示335a〜335jをクリックまたは選択することで、ユーザは、プロセスエレメント335a〜335jを介するプロセスフローを指示する。例えば、図6Dでは、ユーザが次の順序で、プロセスエレメント335j、335i、335a、335h、335b、335g、335c、335d、335e、及び335fをクリックした。プロセスを通じて得られたフローパスは、反応図325(参照340)に示されている。プロセスフロー内のプロセスエレメントの指示された相対的順序は、例えば、メモリ220に保存されてもよい。
様々なプロセスエレメントが生成されたパノラマビューまたは画像に表示されている状況では、様々なプロセスエレメントがプロセスフローにおいて活性化されるような順序で、ユーザは、同様の手順に従ってパノラマビューまたは画像上に提示された様々なプロセスエレメントをクリックまたは選択する。プロセスを通じて得られたフローパスは、次に、パノラマに示されてもよく、プロセスフロー内のプロセスエレメントの対応する相対的順序は、例えば、メモリ220に保存されてもよい。
方法300のブロック308に戻ると、幾つかの実施形態では、プロセスエレメントのグループの相対的順序を取得または決定すること(ブロック308)は、プロセスエレメントのグループの性能検証と同時に行われ(ブロック305)、例えば、追加的にまたは代替的に、画像または写真に基づいて、相対的順序が決定される。例えば、性能検証中に、プロセスエレメントのグループの各プロセスエレメントに保存された情報(例えば、装置固有情報200、画像及び/またはグループ内の各プロセスエレメントの他の記述的情報)が、プロセスエレメントのグループの性能検証プロセスの一部としてコンピューティング装置212によって、例えば、前述された手段で読み取り、走査、または他の方法で得られる(ブロック302)。様々なプロセスエレメントが走査されるように、走査された各プロセスエレメントの指示は、走査された順序でコンピューティング装置212のディスプレイ228上に提示され、走査されたプロセスエレメントの相対的順序は、性能検証時に決定または取得することができる。
例示的なシナリオを示すために、図7Aは、プロセスエレメントが、例えば、コンピューティング装置212で走査された順序で、種々のプロセスエレメントの論理タグが表示されているディスプレイ表示350を表現している。図6A〜6Dの図形ディスプレイ表示325に対して、図7Aのディスプレイ表示350は、一般的に、非図形的な表現、例えば、テキスト及び/または数値表現、表、グラフなど図6A〜6Dと比較して、グラフィックスが少ないまたは最小量の表現である。
図7Aに示す非図形またはテキストディスプレイ表示350は、例えば、コンピューティング装置212でディスプレイ表示350上のそれぞれの論理タグの位置付けに基づいて、プロセスエレメントが走査された順序を示している。例えば、最初にLT600が走査され、次にLV600が走査され、その後FT620が走査されるなどである。従って、ユーザが、プロセスフローのそれぞれの活性化の順序に従ったプロセスエレメントを走査すると、プロセスフロー内のプロセスエレメントの相対的順序は、プロセスエレメントが走査される順序に従って得られる。例えば、図7Aでは、プロセスフロー内のプロセスエレメントの順序は、画面350の上から下に示されている。しかし、プロセスエレメントの組み合わせが走査され、その走査した順序が表示された後で、ユーザが、そう望むのであれば、例えば、ディスプレイ350のエラーを修正したり順序を改正したりする変更を行ってもよい。ユーザは、プロセスエレメントの指示を、ディスプレイ表示350上の所望の位置に、ドラッグアンドドロップ(または選択して配置すること)によって、任意の所望の変更を行うことができる。例えば、ドラッグアンドドロップまたは他の適切なユーザコマンドを使用することにより、ユーザは、FT620及びFV620の相対的順序を切り替えることができる。幾つかの実施形態では、ディスプレイ表示350への変更を積極的に手動で指示するユーザの代わりにまたは追加的に、ディスプレイ350上に提示されるプロセスエレメントの相対的順序の変更を自動的に決定することができる。一例では、コンピューティング装置212のアラインメント発生器260は、スクリーン350の内容を図形の画像またはディスプレイ表示325のような表現と比較し、アラインメント発生器260は、ディスプレイ表示350上の指示の相対的順序をディスプレイ表示325上のプロセスエレメントの画像の相対的順序に適合するように調整する。しかし、修正が手動または自動的に決定または生成されているかどうかにかかわらず、ユーザは、提示された修正案の承認を示してから、その修正が適用、保存、送信などされてもよい。
図7Aの非図形表示350では、ディスプレイ表示350上のプロセスエレメントの相対的順序を変更することに加えて、ディスプレイ表示350に表示されるプロセスに対するプロセスエレメントの他の側面は、手動で及び/または自動的に変更することができる。例えば、ディスプレイ表示350上に提示されるプロセスの特定の部分は、反応器で一緒になる2つの供給ストリームを含んでいる。2つの供給流は、それぞれが2つの別々の列352a、352bで示され、各ストリームに含まれるプロセスエレメントのそれぞれの活性化の順序の指示を含んでいる。例えば、供給ストリーム352aは、プロセスフロー内の順序で、プロセスエレメントLT600、LV600、FT620、FV620、AT625とTT630を活性化し、供給ストリーム352bは、プロセスフロー内の順序で、プロセスエレメントLT650、LV650、FT655、 FV655、AT660とTT665を活性化する。ディスプレイ表示350上の矢印355は、2つの供給ストリーム352a、352bが反応器において合流する点を示し、反応器(参照352c)のプロセスフロー下流内で動作している後続するプロセスエレメントの指示は、例えば、LT670、LV670、PT675、PV675、TT680、TV680の活性化の順序で図350に表示される。ストリーム352aと352bがプロセスフロー内で合流する点は変更または調整することができる。例えば、ユーザは、接続点355を選択し、2つの供給ストリーム352a、352bが合流するプロセスフローの所望の点を示すために、接続をディスプレイ表示350上の所望の位置にドラッグアンドドロップする。
追加的にまたは代替的に、ユーザは、ディスプレイ表示350上に、プラント装置の特定の部分に関連付けられているプロセスエレメントのグループを定義することができる。例えば、図7Bを参照すると、ユーザは、ディスプレイ表示350上に、プロセスエレメントLT670、LV670、PT675及びPV675が装置の特定の部分に関連付けられ、このユーザ定義のグループがボックス358によってディスプレイ表示350に示されている。ユーザは、次に、ボックス358に対応付けられている装置359の種類及び対応する論理容器設備タグ(図7Aには示されていないが、「反応器」ラベル359を選択すると、提示すことができる)を選択または定義する。例えば、ユーザは、(図7Bの例示的な図350に示すように)ボックス358によって表わされる容器は、反応器359であることを示し、反応器に対応する論理タグならびに反応器を指示する、もしくは記述する他の情報を提供してもよい。
実際には、プロセスエレメントのグループ化を容易にするために、事前に定義された装置の種類、コンポーネント、及びグラフィック図のライブラリーが提供されてもよい。例えば、プロセスエレメントのグループ化を容易にするために、事前に定義された容器の種類のライブラリー(例えば、タンク、反応器、蒸留タワーなど)と対応する図のテンプレートが提供されてもよい。幾つかの例では、ユーザは、装置の一部が他の装置の複数のタイプを含む装置の複合部品であることを定義または指示できる。一実施例では、反応器は、タンク及び加熱器を含むことができ、ユーザは、この構成をディスプレイ表示350上に示すことができる。例えば、図7Cに示すディスプレイ表示350上では、図7Cに示す各ボックスによって示されるように、ユーザは、プロセスエレメントLT670、LV670、PT675及びPV675がタンク360に含まれていること、プロセスエレメントTT680及びTTTV680が加熱器362に含まれていること、タンク360と加熱器362が反応器365内に含まれていることを示している。
もちろん、図7A〜7Cのための上述のプロセスエレメントのユーザ選択の表現、そのグループ化及び定義は単なる例示である。例えば、プロセスエレメントのグループ化は、ボックスによってディスプレイ表示350上に表示される必要はなく、代わりに任意の適切なグラフィカル及び/またはグループのテキスト表示を使用してもよい。更に、特定のプロセスエリアの図形的及び非図形的の両方表示または表現が提供される実施形態では、一方に対する変更は、自動的に他にも反映される可能性がある。例えば、表形式の表現(例えば、ディスプレイ表示350)に表示されるプロセスフローの一部のプロセスエレメントの相対的順序の変更は、自動的に、同じプロセスフローの一部の同じプロセスエレメントの相対的順序の図形的表現に反映することができ、またその逆もあり得る。実際には、プロセスの特定の部分のために、図形的表現325と非図形的表現350の両方、図形的表現325のみ、または非図形的表現350のみが利用または生成されてもよい。
また、性能検証プロセス中のプロセスエレメントの表現は、プロセスエレメントの相対的順序を決定または取得するために(ブロック308)、物理的なプロセスプラントの表現(例えば、図6A及び6Bそれぞれに示された物理プラントの図形的画像320、325または図7A〜7Cにそれぞれに示された物理プラントの非図形的表現350)を有するディスプレイ表示に表示される必要はない。一実施形態(非図示)では、プロセスプラントを通じるプロセスフローの表現(例えば、グラフィカル、ブロック図、またはその他の表現)を提示すディスプレイ表示は、ユーザインターフェイス上に提示され、ユーザが、例えば、前記プロセスエレメントが性能検証されるときに、プロセスフローに沿った様々なプロセスエレメントの表現を位置決めすることができる。プロセスプラントの物理的な構成が複雑である場合に、物理的なプロセスプラントの代わりにプロセスフローのディスプレイ表示を使用することは、特に有用である。しかし、プロセスエレメントの相対的順序は、ディスプレイ表示、またはプロセスプラントまたはその所望の部分の物理的及び/または論理的な表現を使用して、決定及び/または取得することができる(ブロック308)。
プロセスエレメントの識別情報とプロセスフロー内のプロセスエレメントの相対的順序に関する指示が取得または決定された(ブロック302、308)後で図5と方法300に戻ると、ブロック310で方法300は、追加のプロセスエレメントが処理されるべきかどうか決定することを含んでいる。処理されるべきと決定された場合、方法300はブロック302に戻る。そうでなければ、方法300は複数のプロセスエレメント(ブロック312)の順序を決定する。ここで複数のプロセスエレメントは、ブロック302〜308で処理されたターゲットプロセスエレメントを含んでいる。複数のプロセスエレメントの順序は、複数のプロセスエレメントがプロセスの少なくとも一部のフロー期間に活性化される(または活性化されることになる)順序を指示する。そうして、複数のプロセスエレメントの順序は、プロセスの少なくとも一部分に対応するプロセスエレメントアライメントマップの一部分を指示し、記述しまたは定義してもよい。更に、複数のプロセスエレメントの順序は、図形的及び/または非図形的ディスプレイ表示に適用されるユーザ入力を受信する、装置固有情報が走査された順序を決定する、画像処理する、物理的な位置を決定するなどのように、既に考察した手法のいずれか1つまたは複数を使用するだけではなく、他に付加され、または代わりのその他の適切な手法を使用して決定されてもよい(ブロック312)。場合によっては、複数のプロセスエレメントの順序は、その順序を明示的に指示するユーザ入力を使用しないで、自動的に決定される(ブロック312)こともある。例えば、複数のプロセスエレメントの順序は、複数のプロセスエレメントの各々について決められた場所に基づいて、コンピューティング装置212によって自動的に決定されてもよい。場合によっては、複数のプロセスエレメントの順序は、例えば、ユーザが順序を自動的に決定されたドラフトに換えるように指示したとき、またはユーザが特定の命令において、プロセスエレメントの組み合わせのメンバーを選択するとき、手動入力によって少なくとも部分的に決定される(ブロック312)こともある。一実施形態においては、複数のプロセスエレメントの順序は、コンピューティング装置212のアライメント発生器260によって決定される(ブロック312)。更に、プロセスエレメントの順序は、例えば、コンピューティング装置212のメモリ220に保存されてもよく、順序の表示は、例えば、ユーザによって検証、修正及び/または承認が許されるように、コンピューティング装置212のディスプレイ228に提示されてもよい。
ブロック315では、方法300は、プロセスプラントにサービスを提供するビッグデータネットワークのノードに、複数のプロセスエレメントについて決定された順序を提供することを含んでいる。ビッグデータネットワークは、プロセスエレメントアライメントマップのより大きな部分(または全部)を生成するために、複数のプロセスエレメントの順序について(及び、選択的であるが、他のプロセスエレメントの相対的順序についての他の指示について)対処をしてもよい。例えば、ビッグデータネットワークは、プロセスエレメントについて提供された相対的順序と既述の米国特許出願第14/212,411号に開示された幾つかのまたは全ての手法を利用して、プロセスエレメントアライメントを決定する1つまたは複数の解析あるいは学習ルーティンを使用できる。状況によっては、ビッグデータネットワークは、プロセスの新しい情報を発見または学習するために、複数のプロセスエレメントについて提供された相対的順序に1つまたは複数の解析ルーティンを適用してもよい。例えば、ビッグデータネットワークは、複数のプロセスエレメントについて提供された相対的順序に基づき、下流プロセスの適応性、特定のプロセスエレメントの適応性における異常変化の根本的な原因などと、上流プロセスエレメントの相関の強度を決定できる。プロセスエレメントアライメントに基づく、これらの事項及びその他の知見と学習の実施例は、既述の米国特許出願第14/212,411号に記述されている。
方法300の実施形態によっては、ブロック308及び312が一体的に行われるものもあることが分かる。一実施例では、例えば、プロセスエレメントに含まれている各個別のプロセスエレメントの相対的順序が決定される(ブロック308)ことに伴って、プロセスフローについて一定数量増加する決定がなされる(ブロック312)。従って、この実施例では、ブロック312がブロック310の前に生じる。
方法300の実施形態の中には、ブロック312が省略されるものもあることが、更に分かる。例えば、コンピューティング装置212がプロセスエレメントアライメントマップの一部を決定する、または複数のプロセスエレメントの順序を決定する(ブロック312)というより、コンピューティング装置212は各プロセスエレメントが性能検証され(ブロック305)及び/または各プロセスのそれぞれの相対的順序が決定される(ブロック308)につれて、プロセス制御ビッグデータネットワークの各プロセスエレメントのそれぞれの相対的順序についての指示を単に提示してもよい。その後、プロセス制御ビッグデータネットワークは、プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部を決定するために、複数のプロセスエレメントの複数の受信された個々の相対的順序付けについて対処をしてもよい。
実施形態によっては、方法の少なくとも一部が行われる機器または装置212それ自体がプロセス制御ビッグデータネットワークのビッグデータノードであるものもある。例えば、方法300の少なくとも一部が、例えば、特別方法で、ビッグデータノードとして、プロセス制御ビッグデータネットワークに接続する無線性能検証装置によって実行される。これらの構成において、方法300の一部が実行されるビッグデータノードは、複数のプロセスエレメントについて決定された順序及び/または学習知識を生成するいずれかの保存データについて、1つまたは複数の解析ルーティン252を実行してもよい。
1つまたは複数のプロセスを制御するプロセスプラントまたはプロセス制御システムをサポートする例示のプロセス制御ビッグデータネットワーク400の簡略ブロック図が図8に図示されている。特に、プロセス制御ビッグデータネットワーク400は、図4の装置212及び/または図5の方法300の実施形態に関連して対処できる。プロセス制御ビッグデータネットワーク400は、1つまたは複数のプロセス制御ビッグデータノード402〜410を備えており、その各々は、プロセス制御ビッグデータを、それぞれ収集し、観察し、生成し、保存し、解析し、アクセスし、送信し、受信し及び/または処理をする。本明細書で互換的に使用されている用語「プロセス制御ビッグデータ」、「プロセスビッグデータ」及び「ビッグデータ」は、一般的には、生成され、受信され及び/またはプロセス制御システムまたはプラント内に含まれ、関連付けられる装置によって、生成され、受信され及び/または観察される全て(または殆ど全て)のデータを言う。一実施形態において、プロセスプラント内に備えられ、関連付けられている全ての装置によって、生成され、創出され、受信されまたは観察される全てのデータが、プロセス制御ビッグデータネットワーク400内でビッグデータとして収集され、保存される。
例示のプロセス制御ビッグデータネットワーク400は、1つまたは複数の別のタイプのプロセス制御ビッグデータノードまたは装置402〜410を備え、それぞれはプロセスプラントまたはプロセス制御システムによって1つまたは複数のプロセスの制御から、あるいはその制御に基づいて生成されるプロセス制御ビッグデータを収集し、観察し、生成し、保存し、解析し、アクセスし、送信し、受信し及び/または処理をする。各プロセス制御ビッグデータノードまたは装置402〜410は、プロセス制御システムビッグデータネットワークバックボーン(図示せず)に接続され、そのバックボーンは1つまたは複数の他のプロセス制御ビッグデータノードと通信するために使用される。従って、プロセス制御ビッグデータネットワーク400は、プロセス制御システムビッグデータネットワークバックボーン及びそれと通信可能に接続されているプロセス制御ビッグデータノード402〜410から構成されている。一実施形態では、プロセス制御ビッグデータネットワーク400は、複数のネットワーク化された複数のコンピューティング装置、またはいろいろな他の装置、スイッチあるいは当該バックボーンを介して、ネットワーク400のノードへ/ノードからパケットを伝送する構成とされるスイッチを備えている。
プロセス制御システムビッグデータネットワークバックボーンは、任意の数の有線通信リンクと、例えば、インターネットプロトコル(IP)スイート(例えば、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)、TCP(送信制御プロトコル)、イーサネットなど)またはその他の適切な伝送プロトコル)に含まれている1つまたは複数の適切な伝送プロトコルをサポートする任意の数の無線通信リンクから構成されている。一実施形態において、バックボーンは、ストリーム制御送信プロトコル(SCTP)及び/またはプロセス制御ビッグデータノード間の、その他の適切なストリーミングプロトコル(例えば、トランスポート)データなどのストリーミングプロトコルをサポートする。例えば、その全ての内容が本明細書に組み込まれるが、2014年10月6日に出願された「プロセス制御システムの解析のためのストリーミングデータ」と題する米国出願第14/506,863号は、プロセス制御ビッグデータのストリーミングプロトコルと手法の実施例が記述され、そのうちの1つまたは複数が、ネットワーク400のプロセス制御システムビッグデータネットワークバックボーンによって利用されてもよい。代表的には、プロセスビッグデータネットワーク400に含まれている各ノードは、そのバックボーンによってサポートされている伝送プロトコルの適用レイヤ(及び幾つかのノード用付加レイヤ)を少なくともサポートしてもよい。一実施形態では、各プロセス制御ビッグデータノード402〜410が、例えば、独特のネットワークアドレスによって、プロセス制御システムビッグデータネットワーク400内で独特な識別がなされている。
一実施形態では、プロセス制御システムビッグデータネットワーク400の少なくとも一部が特別のネットワークである。そのため、ノード402〜410(及び/またはユーザインターフェイス装置430のような、1つまたは複数の他のノード)の少なくとも幾つかは、特別の態様でネットワークバックボーンと(またはネットワーク400のその他のノードと)接続してもよい。正に、一実施形態では、ユーザインターフェイス装置430は、図3のコンピューティング装置212を備え、プロセスエレメントの性能検証に関連するケースによっては、プロセスエレメントの識別情報と相対的順序付けの指示を与えるために、ネットワーク400と接続する場合がある。更に、シナリオによっては、ユーザインターフェイス装置430は、提供された情報が、例えば、プロセスエレメントの性能検証期間に取得されたデータに基づいている場合に、ユーザインターフェイス装置430によって決定されているプロセスネットワーク内の複数のプロセスエレメントの順序及び/またはプロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部をネットワーク400に提供する。
図8はプロセス制御システムビッグデータネットワーク400における種々のビッグデータノード402〜410間で通信する接続を図示した簡略図である。そのため、プロセス制御ネットワークバックボーンは明示的に図示されていない。しかし、本明細書で記述された手法のいずれか、または全てについて使用され得るバックボーンの実施例は、既述した米国特許出願第13/784,041号に記述されている。もちろん、本明細書で記述されている手法のいずれかまたは全ては、米国特許出願第13/784,041号に記述されているバックボーンの使用に限らず、任意の適当な通信ネットワークバックボーンを使用してもよい。
別のタイプのプロセス制御ビッグデータノードまたは装置402〜410について記述すると、一般的には、ネットワーク400のプロセス制御ビッグデータノードは、これから記述する「ビッグデータプロバイダ」でもよく、及び/または「ビッグデータアプライアンス」を含んでもよい。
本明細書において互換的に使用されている用語「ビッグデータプロバイダ」、「ビッグデータプロバイダノード」または「プロバイダノード」は、通常、プロセス制御ビッグデータネットワーク400を使用するプロセス制御に関連するビッグデータを、収集し、生成し、観察し及び/または送るプロセス制御ビッグデータノードを言う。プロバイダノードで生成され、収集され、観察され及び/または送られたプロセス制御ビッグデータは、例えば、制御器、入力/出力(I/O)装置などのプロセス制御装置及びフィールド装置によって生成されまたは使用された一次リアルタイム構成データであり、プラント内のプロセス制御に直接使用し、または生成されたデータを含むことができる。追加または代替として、プロセス制御ビッグデータプロバイダノードは、例えば、ビッグデータネットワーク400及び/またはプラントの他の通信ネットワークのネットワーク制御に関連するデータ、帯域を示すデータ、ネットアクセス試行、診断データなど、一次プロセス制御データ及びプロセスプラント内の他のデータの引き渡しと伝送に関連するデータを生成し、収集し、観察し及び/または送ることができる。更に、プロセス制御ビッグデータプロバイダノードには、結果を示すデータ、学習及び/またはネットワークが収集したプロセス制御ビッグデータを解析することによってプロセス制御ビッグデータネットワーク400内で学習された情報を生成し、収集し、観察し及び/または送ることができるものもある。一般的には、当該解析結果、学習及び/または学習された情報は、1つまたは複数のプロセス制御ビッグデータノードによって実行された自動的で独立した解析から生成される。
殆どの場合、ビッグデータプロバイダノードは、リアルタイム(例えば、ストリーム)でビッグデータを送受信するマルチコアハードウェア(例えば、マルチコアプロセッサ)を備え、実施形態によっては、プロセス制御ビッグデータネットワーク400にストリーミング、または引き渡しを用意したリアルタイムビッグデータをキャシングするマルチコアハードウェアを備えているものもある。ビッグデータプロバイダノードは、実施形態によっては、リアルタイムビッグデータキャシングのために高密度メモリをも備えているものもある。送信され、受信され、ストリームされ、キャッシュされ、収集され及び/または観察されてもよいリアルタイムデータの実施例は、測定データ、構成データ、バッチデータ、事象データ及び/または連続データなどのプロセス制御データを含むことができる。例えば、構成、バッチレシピ、セットポイント、出力、速度、制御対応、診断、警告、事象及び/またはそれらの変化が収集されてもよい。リアルタイムデータの他の実施例は、プロセスモデル、統計、状態データ及びネットワークとプラント管理データを含むことができる。実施形態によっては、ビッグデータプロバイダノードは、観察する少なくとも相当の部分のリアルタイムビッグデータをキャッシュせず、その代わりにノードでデータが観察され、受信され、または生成されるときに、1つまたは複数の他のビッグデータノードにキャッシュされないデータを流すものもある。本明細書で記述されるいずれかのまたは全ての手法で使用され得るビッグデータプロバイダノードの実施例は、既述の米国特許出願第13/784,041号、第14/174,413号及び第14/212,493号に見受けられる。もちろん、本明細書で記述されるいずれかのまたは全ての手法が、代替的にまたは追加的に、これらの米国特許出願第13/784,041号、第14/174,413号及び第14/212,493号以外のビッグデータプロバイダノードによって使用されてもよい。
他方、本明細書で互換的に使用されている用語「ビッグデータアプライアンス」、「ビッグデータアプライアンスノード」または「アプライアンスノード」は、一般的には、プロセス制御ビッグデータを受信し、保存し、検索し、解析するプロセス制御ビッグデータノードを言う。それ自体として、プロセス制御ビッグデータアプライアンス(または「BDA])は、一般的には、1つまたは複数のプロセス制御ビッグデータプロバイダノードによって生成されたまたは提供されたビッグデータについて処理をする。場合によっては、ビッグデータアプライアンスは、ビッグデータプロバイダノードに含まれるか、または同一のノードあるいは装置内でビッグデータプロバイダと一体的に共存する。そのような場合、ビッグデータアプライアンスは、アプライアンスがプロバイダノードまたは装置に埋め込まれ、共存ビッグデータプロバイダによって受信され、収集されまたは生成されたデータについて対処するので、「埋め込まれたビッグデータアプライアンス」と称される。一実施例においては、埋め込まれたビッグデータアプライアンスは、知識を発見しまたは学習するために存在するビッグデータプロバイダノードによって、局所的に生成され及び/または提供されるビッグデータを解析する。この学習知識は、埋め込まれたビッグデータアプライアンスに保存され、局所的に埋め込まれたビッグデータアプライアンスによって処理され及び/または他のビッグデータノードに対するビッグデータとして提供されてもよい。本明細書に記述されるいずれかのまたは全ての手法は、他の適切な埋め込まれたビッグデータアプライアンスが追加的にまたは代替として使用され得るが、例えば、既述の米国特許出願第第14/212,493号及び/または第14/507,188号に記述された埋め込まれたビッグデータアプライアンスに関連して使用されてもよい。更に、ビッグデータプロバイダノードが埋め込まれたビッグデータアプライアンスを備えている実施形態において、埋め込まれたビッグデータアプライアンスがローカルデータ記憶容量を提供するので、ビッグデータプロバイダノードのキャッシュは、規模が縮小されまたは除去されてもよい。
場合によっては、ビッグデータアプライアンスは、プロセス制御ビッグデータネットワーク400のスタンドアロンビッグデータノードでもよい。つまり、これらの場合、ビッグデータアプライアンスは、ビッグデータプロバイダノードに埋め込まれず、共存もしない。従って、ビッグデータアプライアンスを備えているプロセス制御ビッグデータノードは、それ自体、必ずしもビッグデータのプロバイダである必要はない。
図9は例示のビッグデータアプライアンス414の簡略化されたブロック図を図示しており、その実例は図8のプロセス制御ビッグデータネットワーク400に設けられ得る。図9を参照すると、例示のビッグデータアプライアンス414は、受信されたビッグデータの履歴または保存のためのビッグデータストレイジエリア420、1つまたは複数のビッグデータアプライアンス受信器422及び1つまたは複数のビッグデータアプライアンス要求受信器424を備えている。各ビッグデータアプライアンス受信器422はビッグデータパケット(他のノードから流されてもよく及び/またはアプライアンス414があるビッグデータプロバイダノードによって生成されてもよい)を受信し、独立したデータとそこに運ばれた時刻スタンプを検索するデータパケットを処理し、独立したデータと時刻スタンプを、例えば、時間系列データとして及び、選択的に、またメタデータとしても、アプライアンス414のビッグデータストレイジエリア420に保存する構成にされている。例えば、データポイントは、メタデータとしてタグされ保存されてもよい。
このビッグデータストレイジエリア420は、複数局部及び/または遠隔物理データドライバまたはRAID(独立ディスク冗長アレイ)記憶装置、固体記憶装置、クラウド記憶装置、高密度データ記憶装置及び/またはデータバンクあるいはデータセンタ記憶装置に適した適切なデータ記憶装置技術などの記憶装置のエンティティ及び単一のまたは一元的な論理データ記憶エリアもしくは他のノードに対するエンティティから構成されてもよい。更に、各ビッグデータアプライアンス要求受信器424は、時系列データ及び/または、例えば、要求エンティティまたはアプリケーションの要求について、ビッグデータアプライアンスストレイジエリア420に保存されるメタデータをアクセスする構成にされている。
場合によっては、ビッグデータアプライアンス414は、一般的には、学習解析を開始及び/または実行するためにユーザ入力を使用せずに自動的及び/または独自の態様で、記憶されたビッグデータの少なくとも一部についてそれぞれ解析及び/または学習を行うために1つまたは複数のビッグデータ解析器426を備えているものもある。一実施形態において、ビッグデータ解析器426は、新しい情報または知識を発見し、検出しまたは学習するために、個々に及び/または一体的に保存データについて大規模なデータ解析を行う(例えば、データマイニング、データ発見など)。例えば、データマイニングは、一般的には、普通ではない記録または複数グループのデータ記録などの新しい、あるいは以前には知られていない興味のあるデータやパターンを引き出すために、多量のデータを調査するプロセスが関与する。ビッグデータ解析器426は、保存されたデータ内の暗示的な関係または結論を予測し、計算しまたは識別するために、保存されたデータについて大規模なデータ解析(例えば、マシン学習解析、データモデリング、パターン認識、予測解析、相関解析など)を行うことができる。一実施形態では、複数のビッグデータ解析器426(及び/または少なくとも1つのビッグデータ解析器426の複数のインスタンス)は、アプライアンス414のビッグデータストレイジエリア420に保存されたデータを解析するために、平行して及び/または共同して対処する。適切な共同データ解析手法は本開示のいずれかのまたは全ての態様について使用され得るが、本明細書に記述されているいずれかまたは全ての手法によって使用される共同データ解析の実施例は、前述した「プロセス制御システム解析用データパイプライン」と題する米国特許出願第62/060,408号及び/または前述した「プロセス制御システムにおける地域的なビッグデータ」と題する米国特許出願第14/507,188号において見出される。
一般的には、ビッグデータアプライアンス受信器422、ビッグデータアプライアンス要求サービサ424及びビッグデータ解析器426の各々は、1つまたは複数の非一時的有形的メモリ、またはデータ記憶装置に保存されたそれぞれのコンピュータ可読命令から構成され、1つまたは複数のそれぞれのビッグデータ機能を実行する1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。ある実施形態には、ビッグデータ解析器426が、ビッグデータアプライアンス414には備えられておらず、その代わりにビッグデータアプライアンス414と通信ができる接続になっているものもある。例えば、ストレイジエリア420、受信機422及びサービサ424を備えているビッグデータアプライアンス414は、コンピュータが実行できる第1セットの命令によって実行され、ビッグデータ解析器426は、コンピュータが実行できる第2セットの命令(第1セットの命令と同じ非一時的、有形のメモリまたはデータ記憶装置に保存されまたはされなくてもよい)によって実行される。様々なタイプのビッグデータアプライアンス及び本明細書に記述されるいずれかのまたは全ての手法によって使用され得るそれらのコンポーネントは、本明細書に記述されている手法が他の適切なビッグデータアプライアンスによって使用され得ると理解されるが、既述の米国特許出願第13/784,041号、第14/174,413号及び第14/212,493号において見出すことができる。
図8を参照すると、プロセス制御ビッグデータネットワーク400は、種々のレベル、ティアまたは制御器、I/O装置、フィールド装置などのプロセス制御装置によって直接生成され、伝送され及び/または使用される第一次または主要プロセスに関する順序で作動するプロセス制御ビッグデータプロバイダノード402〜410を備えることができる。最低の順序、ティアまたはレベルでは、「ローカル」ビッグデータプロバイダノードまたは装置402a〜402nは、入力、運用、プロセス装置の出力及びプロセスプラントの設備に関係する主要プロセスビッグデータを収集し、生成し、観察し及び/または送るために、プロセスに最も近くで作動する。そのため、「ローカルビッグデータプロバイダノードまたは装置」402a〜402nは、概して、1つまたは複数のプロセスをプロセスプラントのリアルタイムで制御を受けるため、主要プロセス制御データを生成し、伝送し及び/または受信するノード及び/または装置である。ローカルビッグデータプロバイダノードまたは装置402a〜4020nの実施例は、プロセス、例えば、有線及び無線フィールド装置、制御器及びI/O装置の制御のためにプロセス制御データを生成し及び/または運用することに関するものである。これらのプロセス制御装置は、相互に通信可能に接続され及び/または1つまたは複数の分散態様のプロセス制御通信ネットワークと通信可能に接続されている。例えば、1つまたは複数のフィールド装置は、1つまたは複数のI/O装置と通信可能にに接続され、I/O装置は1つまたは複数の制御器と通信のために接続され、制御器は1つまたは複数のプロセス制御通信ネットワーク(例えば、HART(登録商標)、WirelessHART(登録商標)、プロセス制御ビッグデータ、FOUNDATION(登録商標)Fieldbusなど)と通信できるように結合されている。
ローカルビッグデータプロバイダノードまたは装置402a〜402nの他の実施例は、その主要機能がプロセス制御システム(プロセス制御ビッグデータネットワーク400及び/またはその他の通信ネットワークを備えてもよい)1つまたは複数の通信ネットワークを介して、主要プロセスデータにアクセスし伝送する装置を備えている。そのようなタイプのローカルビッグデータプロバイダノードまたは装置402a〜402nの実施例は、アクセスポイント、ルータ、有線制御バスのインターフェイス、無線通信ネットワークへのゲートウエイ、外部またはサンプルの実験解析を提供する実験情報システムなどのシステムへのゲートウエイ及びその他の伝送系統及びネットワーク装置を備えている。更に、ローカルビッグデータプロバイダノードまたは装置402a〜402nのその他の実施例は、プロセス制御システム、例えば、オーバーフローキャッシュ、中間端末または伝送系統待ち行列などを通して一時的にビッグデータを保存するように構成された、履歴処理装置などの装置を備えている。
場合によっては、ローカルビッグデータプロバイダノードに埋め込まれたビッグデータアプライアンス412a〜412nをそれぞれ備えているノード402a〜402nによって図8に図示されているように、それぞれローカルビッグデータアプライアンスを備えているものもある。各局部に埋め込まれたビッグデータアプライアンス412a〜412nは、そのそれぞれのプロバイダ402a〜402nによって提供される、それぞれのローカルビッグデータを受信し保存する。更に、あるローカルビッグデータプロバイダノード、例えば、ノード402aにおいては、1つまたは複数の解析機能、ルーティン、オペレーションまたはプロセス(円で囲まれたA1によって表示されている)は、アプライアンス412aに保存されている少なくとも幾つかのローカルビッグデータについてなされてもよいものもある。一実施例において、解析A1は、図9の1つまたは複数のビッグデータ解析器426によってなされる。学習された情報、学習及び/または1つまたは複数の解析はまたローカルビッグデータアプライアンス412aに保存されてもよく、幾つかの学習された情報または結果は、他のビッグデータノード406a、402bに提供されてもよい。
あるローカルプロバイダノード、例えば、ノード402nに図示されている通り、ローカルビッグデータ収集と履歴のためにそれぞれ局所に埋め込まれたビッグデータアプライアンス412nを備えているものもあるが、レジデントアプライアンス412nは、最小限度の解析をするか、または全く解析しない。そのため、ノード402nは単に局所的に保存されたビッグデータを、例えば、解析処理のために、または更に送るために、他のノード406bに流す(または、そうでなければ、例えば、要求によりまたは適時に送信する)。ローカルビッグデータノードによっては、例えば、ノード402bは、全くビッグデータアプライアンスを備えていないものもある。当該ノード402bは、リアルタイムで、またはキャッシュのサポートを受けて、1つまたは複数の他のビッグデータノード402a、406bへ局所的に観察されたビッグデータを流す。
プロセス関連データ、プラント関連データ及びその他のタイプのデータなどのいろいろなタイプのリアルタイムデータが、ビッグデータとして、ビッグデータプロバイダノードまたは装置402a〜402nによって、キャッシュされ、収集され、保存され、送信され及び/または流される。プロセス関連データの実施例は、連続、バッチ、測定及びプロセスがプロセスプラント内で制御されている(場合によっては、プロセスのリアルタイムでの実行効果を示している)間に生成される事象データを含んでいる。更に、プロセス関連データは、定義、アレンジメントまたは構成データ及び/またはバッチレシピデータのような設定データ、構成に対応するデータ、プロセス診断の実行や結果などを含むことができる。
プロセスプラントに関連するが、直接構成し、制御し、またはプロセスプラントのプラントを診断するアプリケーションによっては生成されないデータなどのプラント関連データも、また、ビッグデータとして、ビッグデータプロバイダノード402a〜402nによって、キャッシュされ、収集され、保存され、送信され及び/または流されてもよい。プラント関連データの実施例は、振動データ、ストリームトラップデータ、プラントの安全に対応するパラメータ値を示すデータ(例えば、腐蝕データ、ガス検出データなど)、プラントの安全に対応する事象を示すデータ、機械の健全性に対応するデータ、プラント設備及び/または装置、設備、機械及び/または装置の診断に関する構成、実施及び結果に対応するデータ及び診断と前兆にとって有用なデータを含んでいる。
更に、ハイウェイトラフィック及びプロセス制御ビッグデータネットワークバックボーンに関連するネットワークマネジメントデータを含む他のタイプのデータと、プロセスプラントの様々な通信ネットワーク、ユーザトラフィック、ログイン試行、クエリ及び命令、テキストデータ(例えば、ログ、オペレーティング手続き、マニュアルなど)、場所データ(例えば、ロケーションベースデータ)及びマルチメディアデータ(例えば、閉回路TV、ビデオクリップなど)他のタイプのデータが、ビッグデータとして、ビッグデータプロバイダノード402a〜402nによって、キャッシュされ、収集され、保存され、送信され及び/または流される。
実施形態には、動的測定及び制御データが、自動的に、ビッグデータとして、ビッグデータプロバイダノード402a〜402nによって、キャッシュされ、収集され、保存され、送信され及び/または流されるものもある。動的測定及び制御データは、プロセスオペレーションの変化を特定するデータ、セットポイントなどのオペレーティングパラメータの変化を特定するデータ、プロセスの記録とハードウェアラーム及びダウンロードまたは通信障害などの事象などを含んでいる。加えて、制御構成、バッチレシピ、アラーム及び事象などの静的データは、変化が検出されたとき、または制御器あるいは他のエンティティがビッグデータネットワーク400に最初に付加されたときに、デフォルトによって自動的に収集されてもよい。
更に、また、シナリオによっては、メタデータの変化が検出されたとき、動的制御及び測定データを記述し、または識別する少なくとも幾つかの静的メタデータが、ビッグデータプロバイダノード402a〜402nに取り込まれることもある。例えば、制御器によって送られなければならないモジュールまたはユニットの測定や制御データに衝撃を与える制御器構成に変化が生じた場合、関連するメタデータの更新がビッグデータプロバイダノード402a〜402nによって自動的に取り込まれる。追加的に、または代替として、外部システムまたはソース、調査データ及び/または他のタイプの監視データから、データをバッファリングするために使用される特別モジュールに関連するパラメータ(例えば、天候予測、公的事象、会社の決定など)が、ビッグデータプロバイダノード402a〜402nによって、自動的に取り込まれてもよい。
状況によっては、最終ユーザによって創られた付加パラメータが、ビッグデータプロバイダノード402a〜402nに自動的に取り込まれることもある。例えば、最終ユーザがモジュールの専用計算を創作してもよく、または収集が必要とされるユニットにパラメータを加えてもよく、最終ユーザがデフォルトによって通信されない標準の診断パラメータを収集するように求めてもよい。最終ユーザが随意に構成するパラメータが、デフォルトパラメータと同じ態様で通信されてもよい。
図8のネットワーク400を再び参照すると、1つまたは複数のレベルまたはローカルビッグデータノード402a〜402nの上のティアにおいて、プロセス制御ビッグデータネットワーク400は、1つまたは複数の地域的なビッグデータノード406a〜406mを備えてもよい。地域的なビッグデータを実行するために、プロセスプラントまたはプロセス制御システムが、地域的な、物理的な、機能的な、論理的な、いずれかの望ましい態様で、輪郭が描かれた複数の別々のエリアまたは地域を有しながら、検分されてもよい。例示的だが、限定的ではない実施例において、プロセスプラントは、原材料を受け取り、第1中間生成物を生産する第1地域、他の原材料を受け取り、第2中間生成物を生産する第2地域及び第1中間生成物と第2中間生成物を受け取り、出荷製品を生産する第3地域を有してもよい。これらの3つの別々の例示地域は、そのそれぞれの地域によって生成されたビッグデータについて対処するために、それぞれの「地域の」ビッグデータノード406a、406b、406mによってサービスを受けてもよい。従って、「地域的ビッグデータノード」は、それぞれのグループまたは地域のローカルビッグデータプロバイダノード402によって、場合によっては、他のビッグデータプロバイダノード404によって、生成され及び/または提供されるデータのために、ビッグデータサポートとサービスを提供する。他のビッグデータプロバイダノード404は、例えば、プラントの地域に対して外部であるビッグデータノード(例えば、ポータブル診断装置またはオフラインシミュレータ)、ユーザインターフェイス装置430、またはプロセスプラント全体に対して外部であるデータソース(例えば、材料供給者のコンピューティング装置、天候予測を提供するフィードなど)を備えていてもよい。
図8に示されているように、地域ビッグデータノード406a〜406mによってサービスを受けているそれぞれのグループまたは地域は、1つまたは複数のビッグデータプロバイダノード402a〜402n及び/またはある地理的、物理的、機能的、論理的またはその他の望ましい態様に従って関連する他のビッグデータノード404から構成される。例えば、地域ビッグデータノード406aは、ローカルビッグデータプロバイダノード402a及び402bを含む地域にサービスを提供し、地域ビッグデータノード406bは、ローカルビッグデータノード402b及び402n並びにその他のビッグデータノード404を含む地域にサービスを提供する。特定の地域に含まれている特定のノード402、404は、ビッグデータストレイジ、アクセス及び/または解析の目的で、それぞれの地域ビッグデータノード406にデータを流し、または引き渡す。更に、いずれかのビッグデータプロバイダノード402a〜402n及び/またはその他のビッグデータノード404は、地域的に利用できるサービスを要求するために、及び/または保存された地域ビッグデータ及びメタデータをアクセスするために、そのような要求ノードが、特定の地域ビッグデータノード406a〜406mの特定地域に含まれているかどうかに係わりなく、特定の地域ビッグデータノード406a〜406mと通信してもよい。
従って、各地域ビッグデータノード406a〜406mは、それを介してビッグデータが受信され、地域ビッグデータとして保存され及びアクセスされ、または要求されるそれぞれの地域ビッグデータアプライアンス416a〜416mを含んでいる。更に、各地域ビッグデータノード406a〜406mは、一般的には、1つまたは複数の解析機能、ルーティン、オペレーションまたは少なくとも幾つかの地域ビッグデータについて、個別に及び/または共同して運用するプロセス(例えば、A2ーAw)を含んでいる。例えば、地域ビッグデータアプライアンス416bは、プロセスプラントの一部または地域を介して液体の流れを共同して制御するように構成されたローカルプロバイダノード402b、402nからローカルビッグデータを受信することができ、ノード406bは、プロセスプラントの部分または地域内の液体の平均移送遅延を決定するために、受信データの少なくとも幾つかについて、解析プロセスA4を行うことができる。そして、解析プロセスA4の結果は、地域ビッグデータアプライアンス416b内の追加の地域ビッグデータとして、保存され、または履歴化されてもよい。一実施例においては、解析プロセスA2ーAwの各々は、それぞれのビッグデータノードに存在する図9の1つまたは複数のビッグデータ解析器426によって行われる。
状況によっては、地域ビッグデータノードまたは装置406a〜406mは、受信されたまたは生成されたビッグデータ、学習された知識または情報及び/または解析結果を例えば、ピアとして他の地域ビッグデータノード406a〜406mと通信する。上述の実施例を継続することによって図示すると、地域ビッグデータノード416baは、地域ビッグデータノードまたは装置406bによって実行された分析論解析A4によって生成された学習された情報を受信する。続いて、地域ビッグデータノード406aは、それ自体の地域内のローカルビッグデータノード402a、402bから受信されたローカルビッグデータに関連するノード406bからのピア提供の学習された情報の少なくとも一部に関する1つまたは複数の地域解析A2,A3をそれぞれ実行してもよい。地域解析A2,A3は、地域ビッグデータアプライアンス516baの履歴化のために、及び/または他のビッグデータノード406b、406c、408に提供するために、追加の地域ビッグデータを生成してもよい。そうして、ビッグデータノード406a〜406mは、シナリオによっては(例えば、結果またはそれによって実行されたいずれかの存在解析の学習に基づき)地域ビッグデータを創出してもよいものもあるので、ビッグデータノード406a〜406mは、また、地域ビッグデータプロバイダノードとして作動してもよい。
それぞれの地域ビッグデータノードのもとで、ビッグデータプロバイノード402aー〜402nのグルーピングは、地理的、物理的、機能的、論理的などのいずれかの望ましい態様に従って、実行されてもよい。例えば、例示的だが限定的ではないシナリオにおいて、プロセスプラントのプロセスは、2つの中間生成物に基づく特定生成物を生産してもよい。そのため、ローカルビッグデータプロバイダノード402aは、第1中間生成物を生産する第1制御ループに相当し、ローカルビッグデータプロバイダノード402bは、第2中間生成物を生産する第2制御ループに相当する。従って、2つの制御ループ402a、402bによって、生成され、収集され、受信されまたは観察される全てのプロセス制御データは、履歴化、保存及び分析のために、地域ビッグデータノード406aに送信される。
同様の態様で、地域ビッグデータノード406bは、ビッグデータプロバイダノードのそれぞれのグループからデータを受信し解析する。例えば、地域ビッグデータノード406bは、他のソース404によって提供されたビッグデータに関連して、ビッグデータプロバイダノード402b、402nの各々からの中間生成物に基づいた他の生成物の生産に対応するビッグデータの解析を任されているといえる。
地域ビッグデータノード406aにおいては、受信されたビッグデータが、時間及び/または少なくともいくつかの種々のデータセットに関して意味のある関係、パターン、相関、傾向などを記述する学習された知識を創出または生成するために(例えば、1つまたは複数の解析機能またはプロセスA2、A3を使用することによって)分析されてもよい。例えば、2つの制御ループ402a、402bの特定の事象の組み合わせは、特定生成物が最終的に生産されたとき、劣った製品品質となり得る。劣った製品品質の根本的な原因を決定するために、地域ビッグデータノード406aは、事象の組み合わせによって、またはそれらが起きた少し後で(例えば、事象が生じたことに対応するデータが地域ビッグデータノード406aで受信されたとき)、生成されるデータを解析する。地域ビッグデータノード406aは、これらが起きたことに基づいて、劣った製品品質を予測する学習された知識を生成してもよく、及び/または将来それらが起きた場合及びとき、事象の組み合わせの効果を緩和するために、自動的に調整するか、あるいはリアルタイムにおける1つまたは複数のパラメータを変化してもよい。例えば、地域ビッグデータノード406aは、2つの制御ループ402a、402bよりよく制御し管理するために、セットポイントあるいは改定されたパラメータ値を決定してもよい。
一般に、各地域ビッグデータノード406a〜406m(または、そのそれぞれのビッグデータアプライアンス416a〜416m)は、意味のあるパターン、相関、傾向などを決定するために、ビッグデータプロバイダノードのそれぞれのグループまたは地域からのデータを解析する。そして、学習されたパターン、相関、傾向などは、学習された知識として、それぞれの地域ビッグデータアプライアンス416a〜416mに保存される。本明細書に使用されているように、用語「学習された知識」または「学習」は、一般的に、ビッグデータについてなされた1つまたは複数の解析の結果として、生成されたデータ、サービス、機能、ルーティン及び/またはアプリケーションを言う。更に、各地域ビッグデータノード406a〜406m(または、そのそれぞれのビッグデータアプライアンス416a〜416m)は、更に学習された知識として、保存される最初の学習知識に基づいて、新しいサービス、機能、ルーティン及び/またはアプリケーションを決定し、あるいは定義し(及び/または、存在しているサービス、機能、ルーティンまたはアプリケーションを修正する)ことができる。
地域ビッグデータノード406a〜406mは、階層別の、またはレベル別の学習のために利用されてもよい。例えば、1つまたは複数の地域ビッグデータノードは、各自によって学習された知識及び/または、保存されたデータの複数領域を監視する上流ビッグデータノードに送信してもよい。図8に示されているように、地域ビッグデータノード406cは、地域ビッグデータノード406a及び406bからの学習された知識及び/またはデータを受信することができ、ノード406cは受信されたビッグデータをそのそれぞれの埋め込まれたアプライアンス416cに履歴化する。地域ビッグデータノード406cは、追加の学習された知識(例えば、データパターン、トレンド、相関など、サービス機能ルーティン及び/またはアプリケーション)を生成するために、更に、少なくとも幾つかの受信され、かつ学習された知識及び/またはデータについて(例えば、1つまたは複数の解析機能A8−Awを使用することによって)更に解析または学習することができ、追加の学習された知識は、埋め込まれたアプライアンス416c内で追加の地域ビッグデータとして保存され、または他のビッグデータノード406a、406b、408に提供されてもよい。
地域ビッグデータアプライアンス及び局所化されたビッグデータアプライアンスの両方が別のそれぞれのビッグデータノード及び/またはプロセスプラントの別のそれぞれのグループまたは地域にサービスを提供するが、全体のプロセスプラントと、そのプロセスの1を超える地域にはサービスを提供しないので、地域ビッグデータアプライアンス及び局所化されたビッグデータアプライアンスの両方は、本明細書では、一般的に、かつ類別的に、「分散型ビッグデータアプライアンス」と称する。一般的に、分散型ビッグデータアプライアンスは、ビッグデータについて複数の他のビッグデータアプライアンスと通信する。例えば、特定のビッグデータプロバイダノードに含まれているローカルビッグデータアプライアンスは、学習された知識及び/またはビッグデータについて、他のビッグデータプロバイダノードに含まれている他の局所化されたビッグデータアプライアンスと通信し、1つまたは複数の地域ビッグデータアプライアンスと通信し、及び/または集中化ビッグデータアプライアンス(後でより詳しく記述される)と通信する。同様に、地域ビッグデータアプライアンスは、1つまたは複数の局所化されたビッグデータアプライアンス及び/またはビッグデータプロバイダノードからビッグデータを受信してもよい。地域ビッグデータアプライアンスは、学習された知識及び/またはビッグデータについて、他の地域ビッグデータアプライアンスと通信し、及び/または集中化ビッグデータアプライアンスと通信する。
上述した通り、プロセス制御ビッグデータネットワーク400の構成には、少なくともいくつかの地域ビッグデータノードまたは装置406a〜406m、ローカルビッグデータノードまたは装置402a〜402n及び/または他のビッグデータノードまたは装置404は、それぞれのビッグデータ解析結果及び/または学習された情報について、集中化ビッグデータノード408と通信する。本明細書で言及されている「集中化ビッグデータノード」は、一般的には、プロセスプラントの複数領域にサービスを提供するもので、状況によっては、プロセスプラントの多数または全体にサービスを提供することもある。そのため、集中化ビッグデータノード408は、プロセスプラントビッグデータを受信し、保存し、アクセスするために、1つまたは複数の集中化された、埋め込まれたビッグデータアプライアンス418を備えている。例えば、集中化ビッグデータアプライアンス418は、プロセスプラントによって生成されたビッグデータの殆どまたは全ての包括的な長期間の履歴化を提供してもよく、及び/または集中化ビッグデータアプライアンス418は、他のビッグデータに対して、あるいはプロセス制御ビッグデータノードではないプロセスプラント内または外部のコンピューティング装置に対してさえも、プロセスプラントを広く利用できるビッグデータを発表してもよい。
構成によっては、単一の集中化ビッグデータノード408またはアプライアンス418は、全体のプロセス制御システムまたはプラントにサービスを提供してよいのではなく、プロセス制御システムまたはプラントの1より多い地域にサービスを提供してもよいものもある。例えば、別の集中化ビッグデータノード408またはアプライアンス418は、セキュリティ及びアクセスの目的のために、仕切りが異なるタイプまたはエリアのビッグデータに対して、単一のプラントまたはシステム内で使用され得る。構成には、単一の集中化ビッグデータノード408またはアプライアンス418が、全体のプロセスプラントにサービスを提供するものもある。
プロセスプラントにおいては、1つまたは複数の地域ビッグデータノード406a〜406mが、幾つかのまたは全ての生成された、または受信され、かつ学習された知識及び/またはデータを集中化ビッグデータノード408に流され、もしくは引き渡されるようにしてもよい。例えば、1つまたは複数の地域ビッグデータノード406a〜406mが、少なくとも幾つかのそのそれぞれに保存され、かつ学習された知識及び/またはデータを集中化ビッグデータノード408に送信する。実施形態には、1つまたは複数の地域ビッグデータノード406a〜406mが、少なくとも幾つかのそのそれぞれに保存され学習された知識及び/またはデータを、集中化ビッグデータノード408に、周期的な間隔で、集中化ビッグデータノード408に押し出すものもある。実施形態には、1つまたは複数の地域ビッグデータノード406a〜406mが、少なくとも幾つかのそのそれぞれに保存され学習された知識及び/またはデータを、集中化ビッグデータノード408からの要求に応答して、提供するものもある。
集中化ビッグデータノード408及び/またはその埋め込まれたアプライアンス418が、いずれかのまたは全ての受信された学習知識及び/または地域ビッグデータノード406a〜406mから、例えば、1つまたは複数の解析機能Ax−Ayを利用することによって、受信されたデータを更に解析するように構成されてもよい。一実施形態においては、解析機能Ax−Ayの各々が、それぞれのビッグデータノードに存在する図9の1つまたは複数のビッグデータ解析器426によって行われる。1つまたは複数の解析機能Ax−Ayは、追加の知識を生成し、各種エンティティの関係を決定するために、受信された学習知識及び/またはデータについて作動し、プロセスプラントの内部及び外部に提供する。追加の知識及び決定された関係は保存され、例えば、埋め込まれたアプライアンス418において追加の集中化ビッグデータとして利用されてもよい。場合によっては、集中化ビッグデータノード408またはアプライアンス418は、プラントの1つまたは複数のプロセスを制御するために、生成された知識及び関係を利用することもある。
実際、ビッグデータネットワーク400のいずれかのノード402〜406は、例えば、履歴化または長期の保存のために、集中化ビッグデータアプライアンス418にビッグデータを流しまたは提供してもよい。例えば、ローカルビッグデータプロバイダノード402は、そのビッグデータを直接集中化ビッグデータノード408に流すことができる。同様に、ビッグデータネットワークにおけるいずれかのノード402〜406は、集中化アプライアンス418によって提供されたサービスを要求することができ、及び/またはデータとその中に保存されたメタデータをアクセスする要求をしてもよい。更に、複数の集中化ビッグデータノード408またはアプライアンス418が単一のプロセスプラントにサービスを提供する実施形態において、複数の集中化ビッグデータノード408またはアプライアンス418は、地域ビッグデータノード406a-406mで記述されたものと同様に、ピアからピアへという態様で通信できる。
また、地域ビッグデータノード406a〜406mと同様に、集中化ビッグデータノード408は、それ自体、集中化ビッグデータノード408によって行われる解析(例えば、1つまたは複数の解析機能Ax−Ay)が、集中化ビッグデータアプライアンス418に保存され、他のビッグデータノード402〜406にとってアクセス可能となる、追加で発見されまたは学習された情報となるときなど、状況によってはビッグデータのプロデューサまたはプロバイダになる場合もある。しかし、一般的には、集中化ビッグデータアプライアンス418によって処理され、サービスを受けるビッグデータの量の多数は、他のビッグデータノード402〜406から受信される。本明細書に記述されたいずれかのまたは全ての手法によって使用される実施例の集中化ビッグデータノード408と実施例の集中化ビッグデータアプライアンス418は、米国特許出願第13/784,041号において見受けられるものでよい。しかし、本明細書に記述されたいずれかのまたは全ての手法は、代替として、または追加として、米国特許出願第13/784,041号に記述されたものとは別の集中化ビッグデータアプライアンスによって使用されてもよいことが分かる。
構成によっては、集中化ビッグデータノード408は、データと学習された情報について、遠隔のビッグデータノード(例えば、プロセスプラントに関して遠隔にあるビッグデータノード)と、ビッグデータの履歴化、保存、アクセス及び/または解析のために通信する。ここで、「クラウドビッグデータノード410」と称するビッグデータノードは、複数の別のプロセスプラントまたはプロセス制御システム10にサービスを提供してもよい。例えば、複数の別の石油精製を経営する会社は、クラウドビッグデータノード410とクラウドビッグデータアプライアンス421を、その石油精製の全てに関連するビッグデータをサービスのために提供する。例えば、クラウドビッグデータノード410とクラウドビッグデータアプライアンス421を介して、特定の精製についての集中化ビッグデータノードは、プロセスプラントのプロセス制御ビッグデータネットワーク400によって生成され発表されたビッグデータを取得でき、特定の精製のオペレーションのために、取得された刊行ビッグデータを使用してもよい。実施形態によっては、いずれかのビッグデータノード402〜406が、データをクラウドビッグデータノード410に流し、または提供するものもある。同様に、いずれかのビッグデータノード402〜406が、クラウドビッグデータノード410の埋め込まれたアプライアンス421によって提供されるサービスを要求し、及び/またはそこに保存されたデータ止めたデータをアクセスしてもよい。図8には図示されていないが、クラウドビッグデータノード410は、例えば、図9のビッグデータ解析器426によって提供され得るので、1つまたは複数のそれぞれの解析ルーティン、機能またはプロセスをその中に備えている。
更に、全てのタイプのビッグデータノードが、全てのプロセスプラントに備えられているわけではないことに留意すべきである。例えば、特定のプロセスプラントにおけるビッグデータ処理の最高レベルは地域レベルでよく、従って特定プロセスプラントなどは集中化ビッグデータノード408を備えることができず、クラウドビッグデータノード410に接続され得ない。しかし、一般的には、プロセス制御ビッグデータを実行またはサポートするために、プロセスプラントは少なくとも1つのローカルビッグデータプロバイダノード402と少なくとも1つのビッグデータアプライアンス412、416b、418を備えている。
加えて、ある実施形態には、プロセスプラントが、本来ビッグデータサポートを備えていない1つまたは複数のレガシィプロセス制御装置(図示せず)を備えているものもある。これらの実施形態では、プラントのゲートウエイノードまたはレガシィ装置に直接結合されている補助装置が、レガシィ装置によって使用されているプロトコルとプロセス制御ビッグデータネットワークバックボーンによって使用されているプロトコルの間のデータメッセージを変換または翻訳することができ、そのためレガシィ装置とプロセス制御ビッグデータネットワーク400を通信のために接続している。プロセス制御ビッグデータネットワークによって利用されているレガシィ装置の実施例は、既述の「プロセス制御システムの解析のためのストリーミングデータ」と題する米国特許出願第14/506,863号において考察されている。
図8において、ユーザインターフェイス装置430は、プロセス制御ビッグデータネットワーク400に無線で接続されているビッグデータノードに関連して図示されている。構成によっては、1つまたは複数のビッグデータノードまたは装置402ー410が、例えば、有線または無線の通信リンクの通信によって、あるいはユーザインターフェイス装置430をビッグデータノードまたは装置402ー410のポートにプラグで繋ぐことによって、1つまたは複数のユーザインターフェイス装置430と通信する接続にする能力を持ってもよい構成もある。
ユーザインターフェイス装置430は、1つまたは複数の一体化されたユーザインターフェイスを備えた装置(例えば、モバイルまたはステイショナリコンピューティング装置、ワークステーション、ハンドヘルド装置、サーフェイスコンピューティング装置、タブレットなど)であり、そのインターフェイスを介して、ユーザまたはオペレータが、プロセスプラントに関連する活動(例えば、性能検証、構成、監督、監視、検査、診断、順序、プラン、スケジュール、注釈及び/または他の活動)を行うために、その装置及びプロセス制御システムまたはプロセスプラントと相互に通信をするものである。装置430における一体化されたユーザインターフェイスは、スクリーン、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、タッチスクリーン、タッチパッド、バイオメトリックインターフェイス、スピーカ及びマイクロフォン、カメラ及び/またはその他のユーザインターフェイス技術を備えていてもよい。ユーザインターフェイス装置430は、プロセス制御システムビッグデータネットワークバックボーンに直接有線または無線の接続をしてもよく、または、例えば、アクセスポイントまたはゲートウエイを介して、そのバックボーンに間接的に接続してもよい。先に考察した通り、ある実施形態には、ユーザインターフェイス装置430は、プロセスエレメントのプロセスエレメントアライメント及び、場合によっては、性能検証プロセスエレメントを決定するために使用される装置212を備えているものもある。これらの実施形態においては、ユーザインターフェイス装置430は、それを介してターゲットプロセスエレメントで保存されるデータが、例えば、前に考察した態様で、取得され得る有線及び/または無線接続を備えている。この有線及び/または無線接続は、それを介してユーザインターフェイス装置430がプロセス制御システムビッグデータネットワークバックボーンに接続される同じ有線及び/または無線接続でよく、または別の接続であってもよい。
また、先に考察した通り、ある実施形態には、ユーザインターフェイス装置430が、1つまたは複数の組み込まれた解析性能(図8において円で囲まれたAzによって図示されている)を備えてもよいものもある。換言すれば、ユーザインターフェイス装置430は、データをダウンロードする及び/または受信するために、任意の数のビッグデータノード及び/またはビッグデータアプライアンスと通信することができ、知識を見つけまたは学習するために、ダウンロードされた/受信されたデータについて局所解析Azを行うことができる。例えば、局所解析Azは、ユーザインターフェイス装置430が(例えば、図5のブロック302及び/またはブロック305において)取得されたデータに適用する1つまたは複数の解析性能252を備えることができる。実際、構成によっては、ユーザインターフェイス装置430が、それ自体ビッグデータプロバイダノードであってもよく、それ自体、その解析Azの少なくとも幾つかの結果を、ビッグデータとして、1つまたは複数の他の局所的で、地域的で、集中化され、またはクラウドのビッグデータノード402ー410に提供できるものもある。プロセス制御ビッグデータネットワーク(個々で記述されたいずれかのまたは全ての手法によって使用され得る)におけるユーザインターフェイス装置の使用の実施例は、例えば、既述の米国特許出願第14/028,785号に見受けられる。しかし、もちろん、プロセス制御ビッグデータネットワーク400によってユーザインターフェイス装置を使用する他の手法が、代替的に、または追加として、本明細書に記述されているいずれかのまたは全ての手法に関連して使用され得る。
ここで図10に移ると、図10は、本明細書で開示された手法、方法、システム及び装置が実行され、備えられている、様々な実施例の例示態様のプロセスプラントまたはプロセス制御システム450を含んでいるブロック図である。一実施例において、少なくとも一部のプロセスプラント450は、図8のプロセス制御ビッグデータネットワーク400などのプロセス制御ビッグデータネットワークによって、サポートされている。しかし、考察を容易にする目的であって、限定する目的ではないが、図8ー9に図示された特徴に関して、プロセスプラント450が記述されるが、プロセスプラント450は、図8に記述されているものとは別のプロセス制御ビッグデータネットワークを利用でき、またはプロセスプラント4500はいずれかのプロセス制御ビッグデータネットワーク、ノード及び/または装置を省略してもよいことが分かる。
図10において、プロセス制御ビッグデータノードまたは装置が、ノードがプロセス制御ビッグデータプロバイダノード、ビッグデータアプライアンスまたは両方を表す「BD」の参照用語で示されている。例えば、図10に「BD」の参照用語で示されているノードまたは装置は、図8を参照すると、ローカルビッグデータプロバイダノード及び/またはアプライアンス402a〜402n、412a〜412n、地域ビッグデータプロバイダノード及び/またはアプライアンス406a〜406m、416ba〜416m、集中化ビッグデータプロバイダノード408及び/またはアプライアンス418あるいはその他のタイプのビッグデータノード404であってもよい。
図10において、プロセス制御ビッグデータノードBDは、プロセス制御ビッグデータネットワーク500のノードである。一実施形態において、プロセス制御ビッグデータネットワーク500は、図8のプロセス制御ビッグデータネットワーク400であり、ノードBDは、ネットワーク400のノード402〜408である。図10において、ノードBDは、プロセス制御システムビッグデータネットワークバックボーン505を介して、ネットワーク500に通信可能に接続されている。バックボーン505は、複数のネットワークされたコンピューティング装置または様々なプロセス制御ビッグデータノードBDに/からパケットを送るように構成されている。バックボーン505の複数のネットワークされたコンピューティング装置は、任意の数の無線及び/または有線リンクによって相互接続されてもよく、ビッグデータネットワークバックボーン505は、ネットワーク400に関して既に考察した通り、プロセス制御ビッグデータストリーミングプロトコルなどの1つまたは複数の適切なルーティングプロトコルをサポートしてもよい。
図10に図示されているように、プロセス制御ビッグデータネットワーク500は、集中化ビッグデータアプライアンス508及び複数の他のビッグデータプロバイダノード511、515、516、518、519、520、521、526、528、535、542a、542b、544、552a、555a、558、572、575、578を備えている。実施例のビッグデータプロバイダノードの1つは、プロセス制御ネットワークまたはプラント450のビッグデータを地域的に収集し、解析し、保存するビッグデータプロセス制御器装置511である。制御器511は、入力/出力(I/O)カード526及び528を介して、有線フィールド装置515ー522と通信のために接続され、無線ゲートウエイ535及びプロセス制御ビッグデータネットワークバックボーン505を介して、無線フィールド装置540ー546と通信のために接続されている。(しかし、他の実施形態では、制御器511は、任意の数の有線及び/または無線通信リンクを備えたプロセス制御通信ネットワークを使用することなど、ビッグデータバックボーン505以外の通信ネットワークを使用する無線ゲートウエイ535に通信のために接続されてもよい。)図10において、制御器511は、プロセス制御システムビッグデータネットワーク500のビッグデータプロバイダノードBDであり、プロセス制御ビッグデータネットワークバックボーン505に直接接続されている。
制御器511は、実施例として、エソンプロセスマネジメントによって販売されたDeLTaV(商標)制御器が、バッチプロセス、または少なくとも幾つかのフィールド装置515〜522及び540〜546を使用する連続プロセスを実施するために対処できる。一実施形態において、プロセス制御ビッグデータネットワークバックボーン505に通信のために接続されることに加えて、制御器511は、所望のハードウェア、ソフトウェア及びもしくは通信リンクまたは、例えば、スタンダード4ー20mA装置、I/Oカード526、528及び/またはFOUNDATION(登録商標)、Fieldbusプロトコル、HART(登録商標)プロトコル、WirelessHART(登録商標)プロトコルなどのいずれかのスマート通信プロトコルに関連付けられたネットワークを使用する少なくとも幾つかのフィールド装置515〜522及び540〜546とも、また、通信可能に接続されてもよい。一実施形態において、制御器511は、プロセス制御ビッグデータネットワークバックボーン505を使用している少なくとも幾つかのフィールド装置515〜522及び540〜546と通信のために接続されてもよい。図10において、制御器511、フィールド装置515〜522及びI/Oカード526、528は、有線装置であり、フィールド装置540〜546は無線フィールド装置である。もちろん、有線フィールド装置515〜522及無線フィールド装置540〜546は、将来開発される標準またはプロトコルを含め、有線または無線プロトコルなどのその他の望ましい標準またはプロトコルに適合してもよい。
プロセス制御器装置511は、1つまたは複数のプロセス制御プロトコルルーティン(例えば、メモリ532に保存されている)を実行しまたは監視するプロセッサ530を備えており、制御ループを備えてもよい。プロセッサ530は、フィールド装置515〜522、540〜546及びバックボーン505と通信可能に接続されている他のプロセス制御ビッグデータノードBDと通信する構成にされている。いずれかの制御ルーティンまたは本明細書で記述されているモジュール(品質予測及び故障検出モジュールまたは機能ブロックを含む)が、別の制御器または他の装置によって、それが求められれば、実施されまたは実行される部分を有することに注意しなければならない。同様に、プロセス制御システム450内で実施されるべき、本明細書で記述されている制御ルーティンまたはモジュールは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェアなどを含め、任意の形式を取ることができる。オブジェクトオリエンテッドプログラミング、ラダーロジック、シーケンシャル機能チャート、機能ブロック図を使用するなど、またはその他のソフトウェアプログラミング言語あるいはデザインパラダイムを使用する、所望のソフトウェアフォーマットで、制御ルーティンは実施してもよい。制御ルーティンは、ランダムアクセスメモリ(RAM)またはリードオンリメモリ(ROM)などの所望のタイプのメモリに保存してもよい。同様に、制御ルーティンは、1つまたは複数のEPROM,EEPROM,特定用途集積回路(ASIC)あるいは任意のハードウェアまたはファームウェアエレメントにハードコードにされてもよい。従って、制御器511は、制御ストラテジまたは制御ルーティンを所望の態様で実施する構成にされてもよい。
実施形態には、制御器511が、機能ブロックと共通に称しているものを使用する制御ストラテジを実行するものもある。ここで、各機能ブロックは、オブジェクトまたは全体の制御ルーティンの他の部分(例えば、サブルーティン)であり、プロセス制御システム450内のプロセス制御ループを実行するために、他の機能ブロック(リンクと呼ばれる通信を介して)と関連して対処する。制御を基本とした機能ブロックは、一般的には、送信器、センサまたはその他のプロセスパラメータ測定装置などの入力機能、PIDを行う制御ルーティン、ファジーロジックなどの制御に関係するような制御機能,または、プロセス制御システム450内である物理的機能を実行するために、バルブなどのある装置のオペレーションを制御する出力機能の1つを実行する。もちろん、ハイブリッド及びその他の機能ブロックも存在する。これらの機能がスタンダード4〜20mA装置及びHART装置などのあるタイプのスマートフィールド装置のため、または関連して使用されるときが典型的な場合であるが、機能ブロックは、制御器511内に保存され、制御器511よって実行されてもよく、あるいは、フィールドバス装置に関連する場合であり得るが、フィールド装置自体に保存され、フィールド装置よって実行されてもよい。制御器511は、1つまたは複数の制御ループを実行する1つまたは複数の制御ルーティン538を含むことができる。各制御ループは、一般的には、制御モジュールと称され、1つまたは複数の機能ブロックを実行することによって行われ得る。
図10に図示された有線装置511〜522は、ビッグデータ有線プロセス制御装置515、516及び518〜521ならびにI/O装置526、528を備えている。図10は、また、有線レガシ装置517及び522を図示しており、レガシ装置はプロセスプラント内で優先ビッグデータ装置515、518〜521、526、528に関連して作動してもよい。I/Oカード526、528が所望の通信または制御器プロトコルに適合するどのタイプのI/O装置でよいが、有線フィールド装置515〜522は、センサ、バルブ、送信器、位置決め器などのどのタイプの装置でもよい。図10において、フィールド装置519〜522は、フィールドバス通信プロトコルを使用するI /Oカード528とデジタルバスによって通信する、FOUNDATION(登録商標)、Fieldbusフィールド装置などのスマート装置であるが、フィールド装置515〜518は、アナログ回線または組み合わせられたアナログ及びデジタル回線によってI/O装置526と通信するスタンダード4〜20mA装置またはHART装置である。実施形態によっては、少なくとも幾つかのビッグデータ有線フィールド装置515、516及び518〜521及び/または少なくとも幾つかのビッグデータI/Oカード526、528が追加的または代替的にビッグデータネットワークバックボーン505を使用した制御器511と通信するものもある。
図10に図示されている無線フィールド装置540〜546は、無線ビッグデータノードまたは装置BD(例えば、装置542a、542b、544)の実施例を含んでいる。図10は、また、レガシ無線装置(例えば、装置546)の実施例を含んでいる。無線フィールド装置540〜546は、WirelessHARTプロトコルなどの無線プロトコルを使用する無線ネットワーク570において通信する。そのような無線フィールド装置540〜546は、無線で通信できる構成にされている(例えば、無線ストリームプロトコルを使用して)プロセス制御ビッグデータネットワーク500の1つまたは複数の他のビッグデータ装置またはノードBDと直接通信してもよい。無線で通信できる構成にされてない1つまたは複数の他のビッグデータノードと通信するために、無線フィールド装置540〜546は、バックボーン505または他のプロセス制御通信ネットワークに接続された無線ゲートウエイ535を利用してもよい。ビッグデータをサポートする任意の数の無線フィールド装置が、プロセスプラント450において利用されてもよい。
無線ゲートウエイ535は、図10に図示されているように、プロセス制御プラントまたはシステム450に備えられているビッグデータノードBDの他の実施例であり、無線通信ネットワーク570の様々な無線装置540〜558へ/それらからアクセスを提供する。特に、無線ゲートウエイ535は、無線装置540〜558、有線装置511〜528及び/またはプロセス制御ビッグデータネットワーク500の他のノードあるいは装置(図10の制御器511を含む)の間で通信する結合を提供する。例えば、無線ゲートウエイ535は、ビッグデータネットワークバックボーン505を使用することによって、及び/またはプロセスプラント450の1つまたは複数の他の通信ネットワークを使用することによって通信する結合を提供してもよい。
無線ゲートウエイ535は、場合によっては、有線または無線プロトコルスタックの共同レイヤを通過しながら、有線または無線プロトコルスタックの下部レイヤに対する伝送、緩衝及びタイミングサービス(例えば、アドレス変換、伝送、パケットセグメンテーション、優先化など)によって通信する結合を提供することもある。他の場合は、無線ゲートウエイ535は、プロトコルレイヤを共有しない有線及び無線のプロトコル間のコマンドを翻訳し、無線ゲートウエイ535は、無線ネットワーク570で実行される無線プロトコルに関連付けられたスケジューリングスキームのタイムスロットとスーパーフレーム(等しい時間間隔が設けられた通信時間スロットのセット)によって使用される同期クロッキングを提供してもよい。更に、無線ゲートウエイ535は、リソースマネジメント、実行調整、ネットワーク故障緩和、監視トラフィック、セキュリティなどの無線ネットワーク570のために、ネットワークマネジメント及び管理機能を提供してもよい。
有線フィールド装置515〜522と同様に、無線ネットワーク570の無線フィールド装置540〜546は、例えば、バルブの開閉またはプロセスパラメータの計測を実施する、プロセスプラント450内の物理的制御機能を実行してもよい。しかし、無線フィールド装置540〜546は、ネットワーク570の無線プロトコルを使用して通信するように構成されている。そのため、無線ネットワーク570の無線フィールド装置540〜546、無線ゲートウエイ535及びその他の無線ノード552〜558は、無線通信パケットのプロデューサでありコンシューマでもある。
シナリオによっては、無線ネットワーク570は、無線ではない装置を備えてもよく、その装置はビッグデータ装置であってもなくてもよい。例えば、図10のフィールド装置548は、レガシ4〜20mA装置であってもよく、フィールド装置550は、伝統的な有線HART装置でもよい。ネットワーク570における通信のために、フィールド装置548及び550は、無線アダプタ(WA)552aまたは552bを介して無線ネットワーク570に接続されてもよい。図10において、無線アダプタ552bは、無線プロトコルを使用して通信するレガシ無線アダプタであるとして図示されており、無線アダプタ552aは、ビッグデータをサポートするものとして図示され、従って、ビッグデータネットワークバックボーン505と通信可能に接続されている。追加として、無線アダプタ552a、552bは、Foundation(登録商標)Fieldbus、PROFIBUS、DeviceNetなどの他の通信プロトコルをサポートしてもよい。更に、無線ネットワーク570は、1つまたは複数のネットワークアクセスポイント555a、555bを備えてもよく、無線ゲートウエイ535との有線通信では別々の物理的装置であってよく、また、集積装置として、無線ゲートウエイ535が提供されてもよい。図10において、ネットワークアクセスポイント555bはレガシアクセスポイントであるが、ネットワークアクセスポイント555aは、ビッグデータ装置BDであるとして図示されている。無線ネットワーク570は、また、パケットを無線ネットワーク570内の1つの無線装置から他の無線装置に送る1つまたは複数のルータ558を備えており、その各々は、プロセス制御システム450において、分配されたビッグデータをサポートしてもしなくてもよい。無線装置540〜546及び552〜558は、お互いに通信してもよく、無線通信ネットワーク570の無線リンク560によって無線ゲートウエイ535と通信してもよく、及び/または、無線装置が分散され及び/または集中化ビッグデータ装置である場合、ビッグデータネットワークバックボーン505を介して通信してもよい。
従って、図10はプロセス制御システムの様々なネットワークに対して、主としてネットワークルーティングの機能性と管理を提供するために役立つ数例のノードBDのビッグデータ装置を備えている。例えば、無線ゲートウエイ535、アクセスポイント555a、及びルータ558のそれぞれは無線通信ネットワーク570の無線パケットを伝送する機能を備えている。無線ゲートウエイ535は、無線通信ネットワーク570並びに無線通信ネットワーク570と通信する接続になっている有線ネットワークへ、及び有線ネットワークから、ルートトラフィックのためのトラフィック管理と運営機能を実行する。無線通信ネットワーク570は、WiressHARTなどのプロセス制御メッセージ及び機能を特にサポートする無線プロセス制御プロトコルを使用してもよい。しかし、図10に図示されているように、無線通信ネットワーク570の装置535、555a、552a、542a、542b及び558は、プロセス制御プラント450のビッグデータをサポートし、無線通信ネットワーク570の任意の数のどのタイプのノードもプロセスプラント450の分散型ビッグデータをサポートしてもよい。
無線プロトコルに使用して通信する他の装置は、プロセス制御ビッグデータネットワーク500のビッグデータノードまたは装置BDであってもよい。図10において、1つまたは複数の無線アクセスポイント572は、Wi−Fiや他のIEEE 802.11準拠無線ローカルエリアネットワークプロトコルなどの他の無線プロトコル、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などのモバイル通信プロトコル、LTE(Long Term Evolution)またはその他のITU−R(International Telecomunication Union Radiocommunication Sector)準拠プロトコル、近接界通信(NFC)などの短波無線通信及びBluetooth、あるいはその他の通信プロトコルを使用するビッグデータ装置BDである。一般的には、そのような無線アクセスポイント572は、ハンドヘルドまたは他のポータブルコンピューティング装置(例えば、ユーザインターフェイス装置)が、無線ネットワーク570とは別の無線ネットワークであり、無線ネットワーク570とは別の無線プロトコルをサポートするそれぞれの無線ネットワークによる通信を許容している。シナリオには、ポータブルコンピューティング装置に加えて、1つまたは複数のプロセス制御装置(例えば、制御器511、フィールド装置515〜522または無線装置535、540〜558)も、また、アクセスポイント572によってサポートされている無線プロトコルを使用する通信をすることができるものもある。
加えて図10において、直近のプロセス制御システム450(研究情報システム、メンテナンスシステムなど)の外部にある1つまたは複数のゲートウエイ575、578は、プロセス制御ビッグデータネットワーク500のビッグデータノードまたは装置BDである。一般的には、そのようなシステムは、プロセス制御システム450によって生成される、または対処される情報の顧客または供給者である。例えば、プラントゲートウエイノード575は、直近のプロセスプラント450(それ自体のプロセス制御ビッグデータネットワークバックボーン505を有している)を、プロセス制御ビッグデータネットワークバックボーンを有している他のプロセスプラントと通信する接続にしてもよい。他の実施例において、単一のプロセス制御ビッグデータネットワークバックボーン505は、複数のプロセスプラントまたはプロセス制御環境にサービスを提供してもよい。更に、一実施例では、プラントゲートウエイノード575は、直近のプロセスプラント450をクラウドビッグデータノード410及び/またはクラウドビッグデータアプライアンス421と通信可能に接続する。
図10において、プラントゲートウエイノード575は、直近のプロセスプラント450を、プロセス制御ビッグデータネットワーク500またはバックボーン505を含まないレガシまたは先行技術プロセスプラントに接続する。この実施例では、プラントゲートウエイノード575は、プラント450のプロセス制御ビッグデータバックボーン505によって利用されるプロトコルとレガシシステムで利用される別のプロトコル(例えばイーサネット、Profibus、Fieldbus、DeviceNetなど)の間のメッセージを変換または翻訳してもよい。1つまたは複数の外部システムゲートウエイノード578は、プロセス制御ビッグデータネットワーク500を実験室システム(例えば、Labortory Information Management SystemまたはLIMS)などの外部の公的または私的ネットワーク、オペレータラウンドデータベース、材料処理システム、メンテナンス管理システム、製品在庫制御システム、生産計画システム、天候データシステム、出荷処理システム、パッケージシステム、インターネット、他のプロバイダプロセス制御システムまたは他の外部システムに通信する接続にする。
図10は、有限数のフィールド装置515〜522及び540〜546を有する単一の制御器511のみを図示しているが、これは例示的であり、限定的ではない実施態様に過ぎない。任意の数の制御器511がビッグデータをサポートし、どの制御器511も、プラント450のプロセスを制御するために、任意の数の有線または無線のフィールド装置515〜522及び540〜546と通信する接続にすることができる。更に、プロセスプラント450は、また、任意の数の無線ゲートウエイ535、ルータ558、アクセスポイント555、無線プロセス制御通信ネットワーク570、アクセスポイント572及び/またはゲートウエイ575,578を備えることができる。加えて、図10は、任意の数の集中化ビッグデータアプライアンス408を備えることができ、そのアプライアンスは、プロセスプラント450のいずれかのまたは全ての装置から、収集されたデータ及び/または生成された学習データまたは知識を受信及び保存することができる。実施形態には、プロセス制御ビッグデータネットワーク500が、任意の数の地域ビッグデータアプライアンス及びノード(図10には図示されていない)を備えてもよいものもある。
更に、図10に図示されている実施例のプロセスプラント450に備えられている態様、装置及びコンポーネントの組み合わせは、例示に過ぎない。本明細書に開示されている手法、システム、方法及び装置は、図10に図示されている0または複数の態様を持ったプロセスプラントにおいて利用され得る。例えば、本明細書に開示されている手法システム、方法及び装置は、集中化ビッグデータアプライアンス408のないプロセスプラントあるいは1つまたは複数の地域ビッグデータアプライアンス及び/またはノードを有するプロセスプラントで利用することができる。他の実施例では、本明細書に開示されている手法システム、方法及び装置は、レガシ装置のみを有するプロセスプラントで利用することができる。
実際、性能検証期間にプロセスエレメントアライメントを決定するために、本明細書で考察された装置、システム、方法及び手法は、多くの利益を提供する。プロセスエレメントアライメントマップを決定するための周知の手法は、典型的には、プラント設計資料から情報を抽出し、抽出された情報をプロセスエレメントアライメントマップに編入するが、そのような手続きは、概して、時間が掛かり、費用も掛かる。しかし、本明細書に開示された手法によって、プロセスエレメントアライメントデータは、プロセスエレメントの性能検証期間に簡単に取得され、プロセス制御システムをサポートするビッグデータネットワークに移転され、そこでプロセスエレメントアライメントデータが保存され、プロセスエレメントアライメントマップを決定し、学習、訓練及び発見機能及び/または解析などを実行するための使用に容易に供することができる。プロセスエレメントの性能検証期間に取得されるプロセスエレメントアライメントデータの他の有益な使用は、例えば、プロセスエレメントの撮影画像及びその環境並びにプロセスエレメントが容易に見つけられるようにする決定された物理的な場所を使用すること、フローパス部分の画像の自動発生、そこに含まれるプロセスエレメント、フローパス画像におけるプロセスエレメントの記述的情報の一体化並びに他の利益を含んでいる。
本明細書に開示された手法のこれらの利益と他の利益を更に図示するために、図11はプロセスプラントによって制御されている、またはこれから制御されるプロセスのプロセスエレメントアライメント決定に関する例示方法600を図示している。方法600は、図4、8、9及び/または10のシステムに関連して利用でき、または他の適切なプロセスエレメントアライメント決定システムに関連して利用できる。追加的または代替的であるが、方法600は、図5の方法300に関連して利用でき、または他の適切なプロセスエレメントアライメント決定方法に関連して利用できる。しかし、考察を容易にするためであって限定を目的とはせずに、方法600は図1〜10を同時に参照して以下に考察される。
ブロック602において、方法600は、それぞれの指示情報及び複数のフィールド装置の各々についてそれぞれ相対的順序の指示を取得することを含んでいる。複数のフィールド装置はプロセスプラント内で設定され、複数のフィールド装置がオンラインであるとき、複数のフィールド装置はプロセスプラント内のプロセスを制御する。しかし、一般的には、複数のフィールド装置が設定された後、オンラインオペレーションが活性化される前に、ブロック602が実行される。それぞれの指示情報及び複数のフィールド装置のそれぞれの相対的順序の指示がローカルデバイス、例えば、装置212などによって取得される。一実施例において、無線性能検証装置が複数のフィールド装置の性能検証について使用されていながら、ローカルデバイスは、それぞれの識別情報及び複数のフィールド装置のそれぞれの相対的順序の指示を取得する無線性能検証装置であってもよい。識別情報及び複数のフィールド装置のそれぞれの相対的順序の指示は、一実施例において、図5のブロック302及び308に関して先に記述されている通りであってもよい。
ブロック605において、方法600は、プロセスのプロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部を生成することを含んでいる。生成されたプロセスエレメントアライメントマップ(またはその一部)は、ブロック602において取得された情報の少なくとも一部に基づいており、そのためプロセスのフロー内の複数のフィールド装置の活性化順序を指示する。
プロセスエレメントアライメントマップ(またはその一部)は、任意の適切なフォーマット(例えば、図1及び2A〜2Cに図示されているような)を取り得るが、ブロック608において、方法600は、プロセスエレメントアライメントマップ(またはその一部)の図形的表現または表示をディスプレイ上に提示することを含んでもよい。図6A〜6Dに関して先に考察されているように、図形的表現は、複数のフィールド装置が設置されているプラントの写真画像及び/またはグラフィック表現を含んでいる。実施形態によっては、図形的表現または表示は、複数のフィールド装置の性能検証期間に取り込まれた画像から生成されたパノラマ画像の少なくとも一部を含んでいるものもある。任意の速度で、プロセスエレメントアライメントマップ(またはその一部)の図形的表現は、複数のフィールド装置のそれぞれの場所と複数のフィールド装置を介するプロセスのフローを表示する。例えば、図6Dを参照すると、反応エリアを介するプロセスのフローは、参照符号340で表示される。しかし、もちろん、図形的表現の複数のフィールド装置を介するプロセスのフロー表示は、任意の適切な表現を利用してもよい。
実施形態によっては、方法600が、選択的であるが、プロセスエレメントアライメントマップ(またはその一部)をディスプレイ上に提示すること(ブロック610)を含んでいるものもある。先に考察されているように、非図形的表現は、一般的に、最小量のグラフィックを含み、一般的には、図7A〜7Cに図示されているような、テキスト及び/または順序され及び/またはグループ化されたアレンジメントを含んでいる。非図形的表現は、また、例えば、テキスト及び/または順序され及び/または番号のアレンジメントによって、及び/またはその他の適切な表示によって、複数のフィールド装置を介するプロセスのフローを表示する。非図形的表現がディスプレイ上に提示されるとき、ユーザは、図形的表現と非図形的表現の間の表示焦点の変更が許容されてもよい。追加的または代替的には、別々のサイズの変更ができるウィンドウに図形的表現と非図形的表現をユーザが同時に見るようにしてもよい。更に、ユーザが図形的表現または非図形的表現に修正をした場合(例えば、フィールド装置またはプロセスエレメントの表示を1つの表示または監視場所から他の場所にドラッグ及びドロップして)、その修正を反映するために、他の表現は自動的に変化され、更新され、または改変される。
これまで、ブロック608及び610が、複数のフィールド装置が設置されたというシナリオで考察されたが、プロセスのリアルタイム制御のためには、まだ活性化されてはいない。しかし、実施形態によっては、複数のフィールド装置がプロセスを制御するためにオンラインで稼働する間に、ブロック608及び/またはブロック610が実行されてもよいものもある。これらの実施形態においては、表現またはディスプレイ表示上のフィールド装置の表示は、それらがリアルタイムで稼働している間に、フィールド装置によって観察されまたは生成されるリアルタイムオペレーティング値の表示を含んでいる。図示のため、図12Aは、プロセスプラントの鳥瞰的な図形的ディスプレイの鳥瞰図620を描いている。概観620は、概観620の境界内のプロセスプラントに設置されたフィールド装置の性能検証期間に、取得されたデータまたは情報に基づき生成されたと考えてよい。従って、概観620は、プロセスプラント内のそれぞれの場所に設置されたフィールド装置622、625、628の表示を含んでいる。図12Aにおいて、概観620は、プロセスプラントのリアルタイムオペレーション期間に、ディスプレイ(例えば、装置12のディスプレイ228)上に提示されているものである。そのため、設置されたフィールド装置622、625、628の表示は、当該フィールド装置622、625、628によって観察されたリアルタイムオペレーション値の表示を含んでいる。例えば、フィールド装置622、628は通常状態で稼働し、従って、それらの対応表示622、628は緑色である。他方、フィールド装置620は、警報状態であり、従って、その対応表示625は赤色である。もちろん、フィールド装置の異なった状態が概観625に異なった色で表示されるが、他の表示が、追加でまたは代替として、点滅、反転強調表示、円描写またはその他の表示などが使用されてもよい。
方法600は、図形的表現または概観のディスプレイの調整及び/またはユーザコマンド(ブロック612)に基づく非図形的表現または概観のディスプレイの調整を含んでいる。例えば、ユーザはプロセスプラントの透視図620の警報表示625を見て、その警報についてより多くの情報を得たいと思う。ユーザは、透視図620の拡大撮影を要求できるので、そうすると所望の拡大撮影されたエリアについて結果として拡大された概観630が図12Bに示されている。図12Bに図示されているように、拡大撮影されたエリアのもっと詳細な情報が自動的に概観630に表示され得る。例えば、概観630は、警報がなされたフィールド装置の表示並びに、拡大された概観630の境界内のそれぞれの場所において、他のプロセスエレメント632a〜632g、635a〜635c及び640a〜640bの表示を含んでいる。プロセスエレメント625、632a〜632g、635a〜635c及び640a〜640bによって観察されるリアルタイム値の表示は、プロセスエレメント625、632a-632g、635a〜635c及び640a〜640bの表示に関連して表示されてもよい。追加として、概観630が十分拡大された場合、プロセスフロー642の表示はその図の上で表示されてもよい。
図12Cは概観630の一部の更に拡大された概観650を図示している。例えば、ユーザが概観630について、更に拡大撮影の要求をしたときに、更に拡大された概観650が表示される。概観650については、追加のリアルタイムデータが、それに含まれているプロセスエレメントの少なくとも幾つかのために表示される。例えば、プロセスエレメント632b〜632eの各々によって観察されたそれぞれのリアルタイム温度が、概観650上に自動的に表示され、プロセスエレメント632a、632f、625及び632gの各々によって観察されたそれぞれのリアルタイムスループットも、また、概観650上に自動的に表示される。
図12Cにおいては、ユーザが、現在0%のスループットであるとディスプレイ概観650に表示される警報されたプロセスエレメント625を選択している。プロセスエレメント625を選択すると、プロセスプラント内の環境に設置されたプロセスエレメント625の画像658を含んでいるポップアップウィンドウ655が提示される。画像658は、例えば、ローカルデバイスまたは性能検証装置によって、プロセスエレメント625の性能検証期間に取得された、または撮影されたとみることができる。プロセスエレメント625の性能検証期間に取得されたプロセスエレメント625に対応する他の情報も、また、表示されてもよい660。例えば、図12Cにおいて、反応路レベルレンジの指示及び通常のオペレーティングレンジの上部または下部境界(例えは、95%の及び60%)が表示される。加えて、図12Cにおいて、プロセス装置625によって観察される他のリアルタイム値も、また、例えば、プロセスエレメントの「不良」状態のように表示される。
ユーザが縮小撮影を要求した場合、ユーザはその旨指示すると、より広い概観(以前に表示された外観となることもある)が、ディスプレイ上に提示され得る。更に、プロセスプラントの図12A〜12Cは、鳥瞰図を図示しているが、それに関するコンセプトは、プロセスプラントの機器または路面レベルの概観などの他のタイプの概観にも容易に適用される。なお更に、図12A〜12Cは図形的表現または表示を表示するが、それらの図に関して記述されたコンセプトは、非図形的表現または表示に容易に適用される。
本開示において記述された手法の実施形態は、単独でまたは組み合わせて、任意の数の次の態様を含んでいる。
1.プロセスにおけるプロセスエレメントアライメント決定方法であって、その方法は、プロセスプラントに設置されるフィールド装置の性能検証に関連するローカルデバイスにおいて、フィールド装置の識別情報及びプロセスプラントのプロセスを制御するために使用される他のプロセス装置に関するフィールド装置の相対的プロセス順序の指示を取得すること、並びに、プロセスのプロセスエレメントアライメントマップを生成する際使用するために識別情報及びフィールド装置の相対的プロセス順序の表示を提供することを含んでいる上述の方法。
2.前の態様の方法であって、ローカルデバイスはフィールド装置に物理的に近接している無線性能検証装置であり、当該方法は、更に、ローカルデバイスにおいて及び取得された識別情報に基づいてフィールド装置が予定されたフィールド装置であることを検証すること含んでいる上述の方法。
3.前の態様におけるいずれかの1つの方法であって、プロセスエレメントアライメントマップを生成する際に使用するために識別情報及びフィールド装置の相対的順序の表示を提供することは、プロセスプラントにサービスを提供するビッグデータネットワークのノードに識別情報及びフィールド装置の相対的順序の表示を提供することを含んでいる上述の方法。
4.前の態様におけるいずれかの1つの方法であって、フィールド装置の識別情報の取得は、フィールド装置に保存されたデータを取得することを含んでいる上述の方法。
5.前の態様における方法であって、フィールド装置に保存されたデータの取得は、フィールド装置の物理的タグまたは外部に添付されたラベルに保存されたデータを取得すること、あるいはフィールド装置に備えられたメモリからデータを取得することの少なくとも1つを含んでいる上述の方法。
6.前の態様におけるいずれかの1つの方法であって、他のプロセス装置に関するフィールド装置の相対的順序の指示を取得することは、(i)フィールド装置の識別情報及び他のプロセス装置に関するフィールド装置の指示がローカルデバイスで取得される順序、あるいは(ii)フィールド装置は置かれている環境の画像または表示についてフィールド装置の取得された識別情報の少なくとも幾つかの配置表示の少なくとも1つに基づいている上述の方法。
7.前の態様におけるいずれかの1つの方法であって、他のプロセス装置に関するフィールド装置の相対的プロセス順序の指示を取得することは、次の少なくとも1つを含んでいる。
ローカルデバイスに備えられた位置センサを介してフィールド装置の絶対位置を示すデータを取得すること。
ローカルデバイスに備えられたカメラインターフェイスを介して環境に設けられたフィールド装置の画像から取得すること。
ローカルデバイスに備えられたユーザインターフェイスを介してフィールド装置の相対的順序に関する指示を取得すること。
8.前の態様における方法であって、フィールド装置の相対的順序に関する指示の取得は、次のことを含んでいる。
環境に設けられたフィールド装置の画像から取得すること。
環境に設けられたフィールド装置の画像に表示された他のプロセス装置の位置または環境に設けられたフィールド装置の画像及び重複環境で設けられた他のプロセス装置を含む他の画像の少なくとも1つに基づいてフィールド装置の相対的順序を決定すること。
9.前の態様におけるいずれかの1つの方法であって、フィールド装置の識別情報及び他のプロセス装置に関するフィールド装置の相対的順序の指示を取得することは、複数のフィールド装置の各々についてそれぞれの識別情報を取得すること、並びに、それぞれの識別情報をユーザの選択に基づいて複数のフィールド装置の相対的順序を取得すること。
10.前の態様におけるいずれかの1つの方法であって、ローカルデバイスで他のプロセス装置に関するフィールド装置の相対的順序の指示を表示すること、並びに、ローカルデバイスのユーザインターフェイスを介して相対的順序を受信することを更に含んでいる上述の方法。
11.前の態様のいずれかの1つの方法であって、ローカルデバイスで他のプロセス装置に関するフィールド装置の相対的順序の指示を表示すること、並びに、相対的順序の承認の指示を受信することを更に含んでおり、プロセスエレメントアライメントマップを生成する際に使用するためにフィールド装置の相対的順序の表示を提供することは、相対的順序の承認の指示を受信によりプロセスエレメントアライメントマップを生成する際に使用するためにフィールド装置の相対的順序の表示を提供することを含んでいる上述の方法。
12.プロセスにおけるプロセスエレメントをアライメントし、選択的に、前の態様のいずれかの1つの方法を実行する装置またはシステムであって、次のものを有している。
プロセスプラントのプロセスの少なくとも一部を制御する複数のフィールド装置に含まれている各フィールド装置のそれぞれのデータを保存するメモリと、それぞれのデータは各フィールド装置のそれぞれの識別情報とプロセスのフロー内で少なくとも1つの他のフィールド装置に関する各々のフィールド装置のそれぞれの相対的順序のそれぞれの指示を含んでいる。
複数のフィールド装置の保存されたそれぞれのデータに基づき、プロセスのフロー内で複数のフィールド装置の順序の表現を生成するように構成されたアライメント発生器と、生成された表現は前記プロセスのプロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部である。
プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部が提示されるディスプレイ。
13.前の態様の装置であって、各フィールド装置の性能検証期間に各フィールド装置のそれぞれの識別情報に基づき各フィールド装置が予定されたフィールド装置であることを検証する構成にされた装置検証器を更に有しており、各フィールド装置のそれぞれの相対的順序のそれぞれの指示は各フィールド装置の性能検証に関連して取得される上述の装置。
14.前の態様の装置であって、当該装置が各フィールド装置の前記相対的順序を取得する無線性能検証装置に含まれている上述の装置。
15.前の態様の装置であって、ユーザインターフェイス、カメラインターフェイス、少なくとも1つの通信インターフェイスまたは各フィールド装置のそれぞれのデータの少なくとも幾つかがこれを介して取得される位置センサの少なくとも1つを更に含んでいる上述の装置。
16.態様12〜15のいずれかの1つの装置であって、各フィールド装置のそれぞれの識別情報が、各フィールド装置に添付のタグまたは各フィールド装置に含まれているメモリの少なくとも1つに保存されたデータを含んでいる上述の装置。
17.態様12〜16のいずれかの1つの装置であって、各フィールド装置の相対的順序のそれぞれの指示が、画像、前記各フィールド装置の絶対位置の指示、または各フィールド装置の上流あるいは下流であるプロセスエレメントの指示の少なくとも1つに基づいて決定される上述の装置。
18.態様12〜17のいずれかの1つの装置であって、ディスプレイは複数のフィールド装置のそれぞれのデータの指示を表示するために更に構成され、アライメント発生器はユーザが選択する複数のフィールド装置のそれぞれのデータの指示の少なくとも一部に基づいているプロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部を生成するように構成されている上述の装置。
19.前の態様の装置であって、ユーザの選択は注文された選択である上述の装置。
20.態様12〜19のいずれかの1つの装置であって、アライメント発生器は、複数のフィールド装置に保存された相対的順序に基づき、リアルタイムのユーザ入力を使用することなく、プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部を自動的に生成するように構成されている上述の装置。
21.態様12〜20のいずれかの1つの装置であって、アライメント発生器は、ユーザインターフェイスで受信されたプロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部に対する修正の指示に基づき、プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部に対して修正するように更に構成されている上述の装置。
22.態様12〜21のいずれかの1つの装置であって、通信インターフェイスを更に備え、通信インターフェイスを介してプロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部が、プロセスプラントをサポートするプロセス制御ビッグデータネットワークのノードに送信される上述の装置。
23.前の態様の装置であって、複数のフィールド装置は、プロセスプラントに備えられているプロセス制御通信ネットワークを使用して、プロセスの少なくとも一部を制御する上述の装置。
24.態様12〜23のいずれかの1つの装置であって、メモリは第1メモリ、前述の装置は更に第1メモリまたは第2メモリに保存された解析ルーティンを含み、解析ルーティンは学習された知識を生成するために、前記プロセスエレメントアライメントマップの前記少なくとも前記一部について対処をする上述の装置。
25.プロセスにおけるプロセスエレメントアライメント決定方法であって、その方法は前の態様のいずれかの1つに関連して選択的に対処し、次のことを含んでいる。
プロセスプラントに設置されたフィールド装置と通信するために使用されるローカルデバイスからプロセスプラント内のプロセスのフローにおける複数のフィールド装置のそれぞれの識別情報とそれぞれの相対的順序に関する指示を取得すること。
複数のフィールド装置の取得されたそれぞれの識別情報とそれぞれの相対的順序の取得された指示に基づいて生成し、プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部はプロセスのフロー内の複数のフィールド装置の順序の指示を含んでいる。
プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部の図形的表現をディスプレイに表示すること、ここで図形的表現は複数のフィールド装置を介するプロセスフローを指示している。
26.前の態様の方法であって、プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部の非図形的表現をディスプレイに表示することから更に含み、非図形的表現はプロセスフローをそれぞれ指示している上述の方法。
27.前の態様の方法であって、図形的表現の検分と非図形的表現の検分の切り替えをユーザが行えることを更に含んでいる上述の方法。
28.態様26〜27におけるいずれかの1つの方法であって、図形的表現または非図形的表現の1つの修正を受信すること、修正のある図形的表現または非図形的表現の他の1つを自動的に更新することを更に含んでいる上述の方法。
29.前の態様の方法であって、修正の受信は、ユーザインターフェイスで修正を受信することを含んでいる上述の方法。
30.態様25〜29におけるいずれかの1つの方法であって、図形的表現に指示された特定のフィールド装置の選定を受信すること、選定の指示の受信に応答して、特定のフィールド装置の性能検証に関連してローカルデバイスによって取得された特定のフィールド装置の少なくとも幾つかのそれぞれの識別情報をディスプレイで表示することを更に含んでいる上述の方法。
31.前の態様の方法であって、特定のフィールド装置の性能検証に関連してローカルデバイスによって取得されたそれぞれの識別情報は、プロセスプラントに設置された特定のフィールド装置の画像を含み、特定のフィールド装置の少なくとも幾つかのそれぞれの識別情報をディスプレイで表示することは、プロセスプラントに設置された特定のフィールド装置の前記画像をディスプレイに表示することである上述の方法。
32.態様30ー31におけるいずれかの1つの方法であって、特定のフィールド装置がプロセスを制御する間に、特定のフィールド装置で生成されたリアルタイム値を特定のフィールド装置の少なくとも幾つかのそれぞれの識別情報に関連するディスプレイに表示することを更に含んでいる上述の方法。
33.態様25〜32におけるいずれかの1つの方法であって、更に、次の1つを含んでいる。
(i)図形的表現の第1部分を拡大撮影する指示を受信し、第1部分を拡大撮影する指示を受信したことに応答して、第1部分の拡大表現をディスプレイに表示すること、拡大表現は第1部分に指示された1つまたは複数のフィールド装置に対応する付加情報を含んでいる。
または(ii)図形的表現を縮小撮影する指示を受信し、縮小撮影する指示を受信したことに応答して、ディスプレイに表示される図形的表現の寸法を縮小すること及び縮小寸法の図形的表現から少なくとも1つまたは複数のフィールド装置に対応する少なくとも幾つかの以前に表示された情報を除外すること。
34.態様25〜33におけるいずれかの1つの方法であって、次のことを有している。
それぞれの指示情報及び複数のフィールド装置の相対的順序に関する指示を取得し、プロセスプラントに設置された複数のフィールド装置の複数の画像を取得することを含み、複数の画像は複数のフィールド装置の性能検証期間にローカルデバイスによって取得されたものである。
前述の方法は、更に、複数の画像の少なくとも幾つかを組み合わせてパノラマ画像にすることを含んでいる。
プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部の図形的表現の表示はパノラマ画像の少なくとも一部の表示を含んでいる。
35.態様25〜34におけるいずれかの1つの方法であって、プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部の図形的表現をディスプレイに表示することは、プロセスエレメントアライメントマップの少なくとも一部の図形的表現をローカルデバイスのディスプレイに表示することを含んでいる上述の方法。
36.いずれかの1つまたは複数の他の前述の態様の組み合わせのいずれかの1つの前述の態様。
ソフトウェアで実行されるとき、本明細書に記述されたアプリケーション、サービス及びエンジンは、コンピュータまたはプロセッサなどのRAMまたはROMにおける磁気ディスク、レーザディスク、固体メモリ装置、分子メモリストレイジ装置または他の記憶媒体などの有形で、非一時的コンピュータ可続メモリに保存されてもよい。本明細書に開示された例示のシステムは、他のコンポーネントの間で、ソフトウェア及び/またはハードウェア上で実行されるファームウェアを含んでいるように開示されているが、そのようなシステムは単に例示的なものであると認識されるべきであり、限定しているとして解釈されるべきではない。例えば、これらのいずれかのまたは全てのハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアコンポーネントは、ハードウェアのみで実施され、ソフトウェアのみで実施され、またはハードウェアとソフトウエの組み合わせで実施され得ると考えられる。従って、本明細書に記述された例示のシステムは1つまたは複数のプロセッサで実行されるソフトウェアに組み込まれたものとして記述されているが、当該技術分野の当業者は、提示された実施例がそのシステムを実施する唯一の方法ではないことを容易に理解するであろう。
従って、本発明は特定の実施例を参照して記述され、それは例示のみであって、本発明の限定とはならないことを意図しているので、当該技術分野の当業者は、発明の趣旨と範囲を逸脱することなく、開示された実施形態に対する変更や取捨選択がなされることは明らかであろう。