JP6900167B2 - 粘着テープ - Google Patents

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Description

本発明は、皮脂、汗、食品、化粧品、生活用品等生活する上で触れる可能性のある液体に対する耐性に優れる粘着テープに関する。
一般に、アクリル系粘着剤を使用した粘着テープは、安価で且つ耐熱性や耐久性に優れる。したがって、例えば一般家庭において包装、事務用品等の用途において幅広く使用され、さらに電気・電子分野等の工業用途においても使用されている。
小型携帯電子機器(スマートフォン等)や家電製品等の内部の部材固定の為に粘着テープが使用されている場合、皮脂、汗、食品、化粧品、その他の液体が機器内部に侵入することにより、粘着テープが剥がれてしまう恐れがある。
例えば、美容目的の家電製品、具体的には、温かい水蒸気を発生させながらマッサージ効果のある微振動を与えるアイマスク仕様の目元用美容器具、顔面皮膚の表面に沿って電極を当て高周波電流を印加して振動させ血行を促進する美顔器、頭皮に直接若しくは間接的にミストを付与し突起の回転により頭皮を刺激しマッサージ効果を与える頭皮ケア器具において、内部に使用されている粘着テープが皮脂、汗、アロマオイル、洗浄剤又は温かい水蒸気に接触し且つ振動を受けると、粘着テープが剥がれる場合がある。
また、スマートフォン等の小型携帯電子機器は、手で持って使用する時間が長く、通話時には顔に触れることもある。したがって、皮脂、汗、顔面に塗られた化粧品類、口周りの食品等に起因する汚れが付着し易い。さらに、飲食物、調味料、洗剤等の液体を誤って電子機器の上にこぼすこともある。そして、これらが機器内部の粘着テープにまで達すると粘着力が低下する場合がある。また、粘着剤層が軟化した場合は粘着テープ側面から粘着剤がはみ出し、機器内部のデザインや機能が損なわれる恐れがある。さらに、粘着剤層の膨張により外部方向へ圧力がかかり、携帯電子機器の画面の表示に不具合が生じることもある。
近年、スマートフォン等の小型携帯電子機器の画面の拡大(狭額縁化)や薄型化が進み、さらに小型ウェアラブル端末が実用化され始めている。このような状況に伴い、機器内部に使用される粘着テープも細幅・微細化されて来ているので、上記問題はさらに発生し易くなっている。
例えば、腕時計型や眼鏡型等に代表されるウェアラブル端末は、衣服のポケット内へ入れて携帯するのではなく、移動時・使用時を問わず常時皮膚に接する状態におかれるので、皮脂に触れている時間が長く、歩行や手の振幅運動等に伴う振動の影響も受け易い。この端末を装着したまま家事やスポーツをしたり、誤って装着したまま洗顔、手洗い、入浴することも予想される。したがって、端末内部に使用される粘着テープにはより高い耐皮脂性、耐液体性等の特性が求められる。
特許文献1には、携帯電子機器の部材固定に用いた際に、皮脂等の油成分の侵入による膨張や厚み方向の変化が少ない両面粘着テープが開示されている。しかし、特許文献1では人工皮脂にテープを浸漬させた前後の質量増加度、粘着力及び厚みの変化により耐油性を評価している。ここで使用された人工皮脂は、トリオレイン33.3質量%、オレイン酸20.0質量%、スクワレン13.3質量%、ミリスチルオクタドデシレート33.4質量%から成る。この人工皮脂はオレイン酸を含むものであるが、あくまでも皮脂に類似する人工成分なので、オレイン酸自体に対する耐性とは異なる評価法である。しかも特許文献1では、油成分以外の先に述べた各種成分に対する耐性ついては何ら検討されていない。実際、特許文献1の実施例の粘着テープは、オレイン酸自体に対する耐性は低く、軟化又は膨潤する恐れがあると推測される。
特許文献2及び3には、人間の皮脂等の油状成分に対する耐油性に優れる、携帯電子機器の部品固定用両面テープが開示され、n−ブチルアクリレートと極性基を有するビニルモノマーをモノマー成分とするアクリル系共重合体を粘着剤層に使用し、オレイン酸浸漬前後のテープ幅方向の変化率が測定されている。しかし、特許文献2及び3では、油成分以外の先に述べた各種成分に対する耐性ついては何ら検討されていない。実際、特許文献3の実施例の粘着テープは、アクリル系共重合体がモノマー成分としてアクリロニトリルを含んでおらず、しかもオレイン酸浸漬後の粘着力もまだ十分ではない。また、特許文献2及び3では、粘着テープをオレイン酸で覆って50℃で3日間静置した後に80℃で4日間1kgの荷重をかけてテープ幅方向の変化率が測定しているが、このような試験方法は、先に述べた各種成分に対する耐性に関する指針としてはまだ十分ではない。例えば特許文献2及び3では、実施例の粘着テープは粘着テープの幅方向の変化率は小さいが、粘着テープの厚さ方向の変化率は比較的大きいと推測される。この厚み方向の変化率は耐油性を評価する上で重要な指標である。なぜならば、厚みの増加は油状成分による膨張の指標となり、具体的には膨張が生じると機器の面表示部分のパネル浮きや粘着剤のはみ出しが発生するからである。逆に、油状成分による粘着剤の溶出により厚みが減少する場合は、粘着力の低下や粘着剤の染み出しが発生してしまう。実際、特許文献2及び3の実施例の粘着テープは、先に述べた各種成分に対する耐性はまだ十分でなく、粘着テープの厚さ方向の変化率が比較的大きいと推測される。
特開2013−100485号公報 特開2008−57677号公報 特開2009−215355号公報
本発明の目的は、皮脂、汗、食品、化粧品、生活用品等、生活する上で触れる可能性のある様々な成分に対する耐性に優れ、粘着力の低下や粘着剤の軟化、膨潤及び溶出が発生し難い粘着テープを提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、アクリロニトリルに起因する単量体単位を含むアクリル系共重合体をベースポリマーとして粘着剤層に使用し、且つオレイン酸耐性に関し特定の評価方法を指標として用いることが非常に有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、基材の少なくとも片面に、アクリロニトリルに起因する単量体単位5〜45質量%と、カルボキシル基含有モノマーに起因する単量体単位1〜10質量%とを含み、単量体単位の残部がアルキル基が1〜14個の炭素原子を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体単位であるアクリル系共重合体をベースポリマーとして含有する粘着剤層を有し、下記式により計算されるオレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)が35%以上であり、該アクリル系共重合体の重量平均分子量が50万〜85万である粘着テープである。
オレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)(%)=(Nb/Na)×100
Na:粘着テープに60℃、90%RH、3日間の促進試験を行った後の粘着力(N/5mm)
Nb:オレイン酸に浸漬した状態の粘着テープに60℃、90%RH、3日間の促進試験を行った後の粘着力(N/5mm)
本発明によれば、皮脂、汗、食品、化粧品、生活用品等、生活する上で触れる可能性のある様々な成分に対する耐性に優れ、粘着力の低下や粘着剤の軟化、膨潤及び溶出が発生し難い粘着テープを提供できる。本発明の粘着テープはこのような各種成分に対する耐性に優れているので、電気・電子分野において、例えばスマートフォンやウェアラブル端末等の携帯電子機器、美容家電等の家電製品の内部での部品固定等の用途において非常に有用である。
<粘着剤組成物>
本発明の粘着テープの粘着剤層は、アクリロニトリルに起因する単量体単位を含むアクリル系共重合体をベースポリマーとして含む。具体的には、粘着剤層はこのアクリル系共重合体をベースポリマーとして含む粘着剤組成物からなる。
アクリロニトリルに起因する単量体単位の含有量は、好ましくは5〜45質量%、より5〜40質量%、特に好ましくは10〜35質量%、最も好ましくは15〜25質量%である。アクリロニトリルに起因する単量体単位の含有量がこの範囲内であることにより、各種成分に対する耐性に優れ、粘着力の低下や粘着剤の軟化、膨潤及び溶出が発生し難くなる。
アクリル系共重合体は他に、カルボキシル基含有モノマーに起因する単量体単位を含んでも良い。カルボキシル基含有モノマーは特に限定されず、カルボキシル基(酸性基)と不飽和二重結合を有する化合物であれば良い。その具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、グラタコン酸、2−アクリロイロキシエチルコハク酸、2−アクリロイロキシエチルフタル酸等が挙げられる。二種以上のカルボキシル基を含むアクリル系モノマーを併用しても良く、カルボキシル基のモノマーが無水物を形成した態様でも構わないが、特にアクリル酸がより好ましい。カルボキシル基含有モノマーの含有量は、好ましくは1〜10質量%、より好ましくは1.5〜9質量%、特に好ましくは2〜8質量%である。
アクリル系共重合体は、以上説明した各モノマー以外の他のモノマーに起因する単量体単位を含んでいても良い。他のモノマーとしては、アルキル(メタ)アクリル酸エステル単量体が好ましく、アルキル基が1〜14個の炭素原子を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体がより好ましい。具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ターシャリーブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸イソヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸イソドデシルが挙げられる。
アクリル系共重合体の重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエッションクロマトグラフ)法で測定して、好ましくは40万〜95万、より好ましくは50万〜85万である。これら範囲の各上限値は粘着剤の塗工性、塗工面の均一性、粘着力等の点で意義がある。一方、各下限値は、凝集力、糊残りの防止、加工性等の点で意義がある。
粘着剤組成物は、架橋剤を含有しても良い。架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤が挙げられる。
イソシアネート系架橋剤の具体例としては、トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びこれらの変性プレポリマーが挙げられる。これらは二種以上を併用しても良い。イソシアネート系架橋剤の配合量は、アクリル系共重合体100質量部に対して、好ましくは0.02〜1.5質量部、より好ましくは0.03〜1.0質量部、特に好ましくは0.05〜0.8質量部である。
エポキシ系架橋剤の具体例としては、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン、1,3−ビス(N,N’−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン等のエポキシ基を2個以上有する化合物が挙げられる。これらは二種以上を併用しても良い。エポキシ系架橋剤の配合量は、アクリル系共重合体100質量部に対して、好ましくは0.001〜0.5質量部、より好ましくは0.001〜0.3質量部、特に好ましくは0.001〜0.2質量部である。
粘着剤組成物は、必要に応じて、以上説明した成分以外の成分を含んでいても良い。例えば、粘着付与剤、顔料、酸化防止剤、可塑剤、軟化剤等の添加剤を含んでいても良い。
<粘着テープ>
本発明の粘着テープは、基材の少なくとも片面に、以上説明したアクリロニトリルに起因する単量体単位を含むアクリル系共重合体をベースポリマーとして含有する粘着剤層を有する粘着テープである。粘着剤層の厚さは、好ましくは1〜100μm、より好ましくは5〜75μm、特に好ましくは10〜50μmである。
粘着剤層は、例えば、粘着剤組成物を架橋反応させることにより形成できる。具体的には、粘着剤組成物を基材上に塗布し、加熱により架橋反応させて基材上に粘着剤層を形成できる。また、粘着剤組成物を離型紙又はその他のフィルム上に塗布し、加熱により架橋反応させて粘着剤層を形成し、この粘着剤層を基材の片面又は両面に貼り合せることもできる。塗布後に加熱する場合は、加熱による架橋反応と共に粘着剤組成物中の溶剤も除去できる。
粘着剤組成物の塗布方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。例えば、ロールコーター、ダイコーター、リップコーター等の塗布装置を使用して塗布できる。塗布の際の粘着剤組成物の粘度を下げる為に、溶剤を添加しても良い。溶剤の具体例としては、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;ヘキサン、オクタン、イソパラフィン等の脂肪族系溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;酢酸エチル、酢酸イソブチル等のエステル系溶剤;ジイソプロピルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶剤が挙げられる。
粘着剤層の下記方法により測定されるゲル分率は、好ましくは7〜60質量%、好ましくは9〜50質量%である。ゲル分率の具体的な測定方法は、後述する実施例の欄に記載する。
ゲル分率(%)=[(Ga−Gc)/(Gb−Gc)]×100
Ga:幅25mm、長さ50mmの粘着テープをトルエンに浸漬した状態で、23℃で24時間放置し、トルエンから取り出して100℃で1時間乾燥した際の粘着テープ質量
Gb:トルエンに浸漬する前の粘着テープの質量
Gc:トルエンに浸漬する前の粘着テープの基材の質量
基材は特に限定されない。具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のプラスチック基材、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォーム、ポリウレタンフォーム等のプラスチック発泡基材が挙げられる。中でも、PETフィルムが好ましい。基材の厚さは、好ましくは0.0015〜0.125mm、より好ましくは0.004〜0.038mm、特に好ましくは0.006〜0.025mmである。
本発明の粘着テープは基材と粘着剤層の間に下塗剤層を設けても良い。下塗剤層があると、基材と粘着剤層の接着性が良好になり、オレイン酸に浸漬させて剥がした際も基材と粘着剤層の間で糊が剥がれるといった、界面破壊が起こりにくくなる。
下塗剤の具体例としては、天然ゴムラテックスとPVAの混合物、飽和ポリエステルとPVC系樹脂の混合物、NBRとフェノール樹脂の混合物、ポリ塩化ビニリデンと(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリエステルポリオールと過剰のポリイソシアネートの混合物、MMAとANをグラフトしたNRとエポキシ樹脂、アミンの混合物、NBRゴムとポリアミド樹脂の混合物、NBRゴムと架橋剤の反応物が挙げられる。中でも、NBRゴムと架橋剤の反応物が好ましい。下塗剤の塗布量は、好ましくは5〜180mg/m、より好ましくは10〜150mg/m、特に好ましくは20〜120mg/mである。下塗剤層は、例えば、基材に下塗剤を塗布した後、乾燥することにより形成できる。
さらに、基材の粘着剤層を設ける面には、必要に応じて、他の易接着処理を施しても良い。具体例としては、コロナ処理、エッチング処理、プラズマ処理、サンドブラスト処理が挙げられる。
本発明の粘着テープは、下記方法により測定されるオレイン酸浸漬促進後粘着力保持率が35%以上、好ましくは45%以上、より好ましくは55%以上である。また、下記粘着力(Nb)は、好ましくは1.5N/5mm以上、より好ましくは2.0N/5mm以上である。これらの詳細な測定方法は後述する実施例の欄に記載する。
オレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)(%)=(Nb/Na)×100
Na:粘着テープに60℃、90%RH、3日間の促進試験を行った後の粘着力(N/5mm)
Nb:オレイン酸に浸漬した状態の粘着テープに60℃、90%RH、3日間の促進試験を行った後の粘着力(N/5mm)
本発明の粘着テープの常態粘着力は、特に限定されないが、好ましくは0.5N/5mm以上、より好ましくは0.8N/5mm以上である。常態粘着力の測定方法は後述する実施例の欄に記載する。
本発明の粘着テープの促進後剪断接着力は、特に限定されないが、好ましくは80N以上、より好ましくは100N以上である。またオレイン酸浸漬促進後剪断接着力は、特に限定されないが、好ましくは50N以上、より好ましくは70N以上である。またオレイン酸浸漬促進後剪断接着力保持率は、特に限定されないが、好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上である。これらの測定方法は後述する実施例の欄に記載する。
本発明の粘着テープのオレイン酸浸漬後体積変化率は、特に限定されないが、好ましくは70%以下、より好ましくは50%以下である。オレイン酸浸漬後体積変化率の測定方法は後述する実施例の欄に記載する。
以上説明した本発明の粘着テープは、皮脂だけでなく、汗、食品、化粧品、生活用品等、生活する上で触れる可能性のある様々な成分に対する耐性に優れている。言い換えるならば、従来の評価法ではごく限られた成分のみに対する耐性の指標にしかなり得えなかったが、本発明における粘着テープの特定は、様々な成分に対する耐性の指標になり得る点で非常に優れていると言える。
例えば、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率が35%未満で、かつオレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)が1.5N/5mm未満である場合は、上記各成分に接した時に、粘着剤層の軟化、膨潤又は溶出が生じ、粘着力の低下、糊はみ出しによるディスプレイ部分の外観不良、パネル浮き、外部からの応力による剥がれ等の不具合が発生する傾向にある。
生活する上で触れる可能性のある液体の具体例としては、水、アルコール飲料、コーヒー、緑茶、紅茶、ジュース、炭酸飲料、牛乳等の乳製品、オリーブオイル等の植物油、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、醤油、ソース、スープ、味噌汁等の食品、ハンドクリーム、ボディークリーム、クレンジング、洗顔フォーム、整髪剤、日焼け止め、香水、ファンデーション等の化粧品、消毒用アルコール、洗濯洗剤、漂白剤、柔軟剤、シャンプー、リンス、ボディーソープ、歯磨き粉、食器用洗剤、家庭用殺虫剤、かゆみ止め、潤滑油等の生活用品、皮脂、汗が挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。以下の記載において「部」は「質量部」を意味する。
<実施例1>
まず、アクリル系共重合体の複数の試作品(I〜VII)を用意した。これら複数の試作品は、モノマーとしてブチルアクリレートを主成分として用い、さらにアクリロニトリルの配合比率(及びアクリル酸の配合比率)を適宜変更することによって、後述する方法で測定されるオレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)が様々な値を示すように調整したものである。本実施例においては、これら試作品のうち、粘着力保持率(X)が58%となる重量平均分子量80万のアクリル系共重合体(I)を選択した。このアクリル系共重合体(I)におけるアクリロニトリルに起因する単量体単位の量は5〜20質量%の範囲内であり、アクリル酸に起因する単量体単位の量は1〜10質量%の範囲内である。
これとは別に、下塗剤を調製した。具体的には、NBRゴム(日本ゼオン社製、ニポール(登録商標)1042)0.3質量%とメチルエチルケトン(MEK)とトルエンを含む溶液に、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製、商品名L−45E)0.3質量%を添加して固形分0.5%の下塗剤を得た。そして、この下塗剤を、両面コロナ放電処理された厚さ12μmのポリエステルフィルム基材の第1面上に塗布し、100℃で乾燥し、下塗剤層を形成した。次いで、ポリエステルフィルム基材の第2面上にも同様に下塗剤を塗布・乾燥し、下塗剤層を形成した。
そして、第1面側の下塗剤層上にアクリル系共重合体(I)を全面平滑に塗布し、100℃で加熱乾燥し、厚さ19μmの粘着剤層を形成した。さらに、この粘着剤層の上にシリコーン処理された剥離紙を貼り合わせた。その後、第2面側の下塗剤層上にも同様にしてアクリル系共重合体(I)を塗布・乾燥し、剥離紙を貼り合わせ、総厚50μmの両面粘着テープを得た。
この両面粘着テープの下記方法により測定される促進後粘着力(Na)は5.0N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は2.9N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は58%であった。
(促進後粘着力Na)
厚さ25μmのポリエステルフィルムで裏打ちした両面粘着テープの粘着剤層を温度23±1℃、湿度50±5%の雰囲気下にて被着体(SUS板)に貼り合わせ、2kgのローラーで一往復圧着し、30分放置した。その後60℃×90%RH×3日間促進させて取り出し、23℃×50%RHに2時間放置した。この両面粘着テープについて、JIS Z 1528に準じ、引っ張り試験機(東洋精機製作所製、商品名STROGRAPH E−L)を用いて剥離角度180°、剥離速度300mm/分の条件で被着体より剥離して、促進後粘着力Na(N/5mm)を測定した。
(オレイン酸浸漬促進後粘着力Nb)
厚さ25μmのポリエステルフィルムで裏打ちした両面粘着テープの粘着剤層を温度23±1℃、湿度50±5%の雰囲気下にて被着体(SUS板)に貼り合わせ、2kgのローラーで一往復圧着し、30分放置した。この両面粘着テープをオレイン酸に浸漬させた状態で、60℃×90%RH×3日間促進させて取り出し、オレイン酸をふき取って23℃×50%RHに2時間放置した。この両面粘着テープについて、JIS Z 1528に準じ、上記の促進後粘着力Naと同じ試験機及び条件によって、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)を測定した。
(オレイン酸浸漬促進後保持率X)
下記式により求めた。
オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率=(Nb/Na)×100
<実施例2>
アクリル系共重合体(I)100部に対し、エポキシ系硬化剤(綜研化学社製、商品名E―5C)を0.2部添加して粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様にして総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は4.3N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は1.9N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は44%であった。
<実施例3>
先に述べた複数の試作品のうち、粘着力保持率(X)が68%となる重量平均分子量70万のアクリル系共重合体(II)(アクリロニトリルに起因する単量体単位は5〜45質量%の範囲内、アクリル酸に起因する単量体単位は1〜10質量%の範囲内)を選択した。このアクリル系共重合体(II)を使用したこと以外は実施例1と同様にして、総厚50μmの両面テープを得た。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は5.9N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は4.0N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は68%であった。
<実施例4>
アクリル系共重合体(II)100部に対し、エポキシ系硬化剤(商品名E―5C)を0.2部添加して粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様にして総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は5.3N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は3.3N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は62%であった。
<実施例5>
先に述べた複数の試作品のうち、粘着力保持率(X)が78%となる重量平均分子量70万のアクリル系共重合体(III)(アクリロニトリルに起因する単量体単位は20〜45質量%の範囲内、アクリル酸に起因する単量体単位は1〜5質量%の範囲内)を選択した。そして、このアクリル系共重合体(III)100部に対し、エポキシ系硬化剤(商品名E−5C)を0.2部添加して粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様にして総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は4.0N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は3.1N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は78%であった。
<比較例1>
先に述べた複数の試作品のうち、粘着力保持率(X)が32%となる重量平均分子量100万のアクリル系共重合体(IV)(アクリロニトリルに起因する単量体単位は1質量%以上5質量%未満の範囲内、アクリル酸に起因する単量体単位は1〜5質量%の範囲内)を選択した。そして、このアクリル系共重合体(IV)100部に対し、イソシアネート系硬化剤(商品名L−45E)を0.4部添加して粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様にして、総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は3.7N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は1.2N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は32%であった。
<比較例2>
硬化剤をエポキシ系硬化剤(商品名E−5C)0.4部に変更したこと以外は比較例1と同様にして、総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は3.4N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は0.9N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は26%であった。
<比較例3>
先に述べた複数の試作品のうち、粘着力保持率(X)が5%となる重量平均分子量130万のアクリル系共重合体(V)(アクリロニトリルに起因する単量体単位は1質量%以上5質量%未満の範囲内、アクリル酸に起因する単量体単位は無い)を選択した。そして、このアクリル系共重合体(V)100部に対し、イソシアネート系硬化剤(商品名L−45E)を0.2部添加して粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様にして、総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は2.2N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は0.1N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は5%であった。
<比較例4>
先に述べた複数の試作品のうち、粘着力保持率(X)が13%となる重量平均分子量90万のアクリル系共重合体(VI)(アクリロニトリルに起因する単量体単位は1質量%以上5質量%未満の範囲内、アクリル酸に起因する単量体単位は無い)を選択した。そして、このアクリル系共重合体(VI)100部に対し、イソシアネート系硬化剤(商品名L−45E)を0.2部添加して粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様にして、総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープについて、後述する方法で測定した促進後粘着力(Na)は6.7N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は0.9N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は13%であった。
<比較例5>
先に述べた複数の試作品のうち、粘着力保持率(X)が10%となる重量平均分子量100万のアクリル系共重合体(VII)(アクリロニトリルに起因する単量体単位及びアクリル酸に起因する単量体単位は無い)を選択した。そして、このアクリル系共重合体(VI)100部に対し、イソシアネート系硬化剤(商品名L−45E)を0.2部添加して粘着剤組成物を調製したこと以外は実施例1と同様にして、総厚50μmの両面テープを得た。なお、養生は40℃×3日間行った。
この両面テープの促進後粘着力(Na)は5.8N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力(Nb)は0.6N/5mm、オレイン酸浸漬促進後粘着力保持率((Nb/Na)×100)は10%であった。
以上の実施例及び比較例の粘着テープについて、下記方法により各物性を測定した。結果を表1に示す。
(ゲル分率)
幅25mm、長さ50mmの粘着テープをトルエンに浸漬した状態で、23℃で24時間放置し、トルエンから取り出して100℃で1時間乾燥した際の粘着テープ質量をGaとし、トルエンに浸漬する前の粘着テープの質量をGbとし、トルエンに浸漬する前の粘着テープの基材の質量をGcとした時、下記式により算出される値をゲル分率とした。
ゲル分率(%)=[(Ga−Gc)/(Gb−Gc)]×100
(常態粘着力)
厚さ25μmのポリエステルフィルムで裏打ちした両面粘着テープの粘着剤層を温度23±1℃、湿度50±5%の雰囲気下にて被着体(SUS板)に貼り合わせ、2kgのローラーで一往復圧着し、30分放置した。この両面粘着テープについて、JIS−Z−1528に準じ、引っ張り試験機(東洋精機製作所製、商品名STROGRAPH E−L)を用いて剥離角度180°、剥離速度300mm/分の条件で被着体より剥離し、常態粘着力(N/5mm)を測定した。
(促進後剪断接着力)
粘着テープをサイズ5mm×25mmに切断し試験片とした。試験片を被着体(SUS板)に貼り合わせ、2kgのローラーで一往復圧着し、30分放置後、60℃×90%RH×3日間促進させて取り出し、23℃×50%RHに2時間放置した。そしてJIS Z 1541に準じて促進後剪断接着力Saを測定した。
(オレイン酸浸漬促進後剪断接着力)
粘着テープをサイズ5mm×25mmに切断し試験片とした。試験片を被着体(SUS板)に貼り合わせ、2kgのローラーで一往復圧着し、30分放置後、オレイン酸に浸漬させた状態で60℃×90%RH×3日間促進させた。これを取り出し、オレイン酸をふき取って23℃×50%RHに2時間放置した。その後、JIS Z 1541に準じてオレイン酸浸漬促進後剪断接着力Sbを測定した。
(オレイン酸浸漬促進後剪断接着力保持率)
下記式により求めた。
オレイン酸浸漬促進後剪断接着力保持率=(Sb/Sa)×100
(オレイン酸浸漬後体積変化率)
両面粘着テープを20mm×50mmに切断し、両面の剥離紙を除いたテープ体積をTbとし、オレイン酸に粘着テープを60℃×90%RH×3日間浸漬させた後のテープ体積をTaとし、下記式により求めた。
オレイン酸浸漬後体積変化率(%)=(Tb/Ta×100)−100
Figure 0006900167
Figure 0006900167
<耐性評価試験>
実施例及び比較例で得た両面粘着テープの各成分に対する耐性を、以下の方法で評価した。結果を表3及び4に示す。
(各成分に対する耐性)
人工皮脂(c)、人工汗液(d)、食品の一例としてオリーブオイル(e)、化粧品の一例としてハンドクリーム(f)、生活用品の一例として消毒用アルコール(g)と洗濯洗剤(h)について、オレイン酸浸漬促進後粘着力の測定方法と同様の方法で、各液体浸漬促進後粘着力(Nc〜Nh)及び各液体浸漬促進後粘着力保持率((Nc/Na)×100〜(Nh/Na)×100)を測定した。各液体の詳細は以下の通りである。
「人工皮脂」:トリオレイン33.3%、オレイン酸20.0%、スクワレン13.3%、ミリスチルオクタドデシレート33.4%
「人工汗液」:林純薬工業製 人工汗液(酸性)
「オリーブオイル」:イオン株式会社製 エキストラバージンオリーブオイル
「ハンドクリーム」:花王製 アトリックス(登録商標)メディケイテッドA
「消毒用アルコール」:健栄製薬製 手ピカジェル(登録商標)
「洗濯洗剤」:花王製 アタック(登録商標)高浸透バイオジェル
Figure 0006900167
Figure 0006900167
<評価結果>
表1〜4の結果から明らかなように、オレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)が35%以上の両面粘着テープを使用した実施例1〜5は、人工皮脂、人工汗液、オリーブオイル、ハンドクリーム、消毒用アルコール、洗濯洗剤等、生活する上で触れる可能性のある様々な成分に対する耐性に優れていた。中でも、実施例3〜5の両面粘着テープは、オレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)がより高いので、様々な成分に対する耐性が特に優れていた。実施例3〜5の粘着力保持率(X)が高いのは、使用したアクリル系共重合体(II)及び(III)におけるアクリロニトリルに起因する単量体単位の量が特に多い点が理由の一つである。なお、実施例4及び5の粘着テープのタック感が少ないのは、アクリロニトリルに起因する単量体単位の量が特に多いと共に架橋剤を併用していることが理由の一つである。
一方、オレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)が35%未満の両面粘着テープを使用した比較例1〜5では、オレイン酸浸漬後剪断接着力保持率が低く、オレイン酸浸漬後体積変化率が非常に高く、各成分に対する耐性が劣っていた。なお、比較例3では粘着剤がオレイン酸に溶け出してしまったため、オレイン酸をふき取ることが出来ず、測定することが出来ず、体積変化率を算出することが出来なかった。
本発明の粘着テープは、電気・電子分野において、例えばスマートフォンやウェアラブル端末等の携帯電子機器、美容家電等の家電製品の内部での部品固定等の用途において非常に有用である。

Claims (5)

  1. 基材の少なくとも片面に、アクリロニトリルに起因する単量体単位5〜45質量%と、カルボキシル基含有モノマーに起因する単量体単位1〜10質量%とを含み、単量体単位の残部がアルキル基が1〜14個の炭素原子を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体単位であるアクリル系共重合体をベースポリマーとして含有する粘着剤層を有し、下記式により計算されるオレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)が35%以上であり、該アクリル系共重合体の重量平均分子量が50万〜85万である粘着テープ。
    オレイン酸浸漬促進後の粘着力保持率(X)(%)=(Nb/Na)×100
    Na:粘着テープに60℃、90%RH、3日間の促進試験を行った後の粘着力(N/5mm)
    Nb:オレイン酸に浸漬した状態の粘着テープに60℃、90%RH、3日間の促進試験を行った後の粘着力(N/5mm)
  2. 粘着力(Nb)が1.5N/5mm以上である請求項1記載の粘着テープ。
  3. カルボキシル基含有モノマーがアクリル酸である請求項記載の粘着テープ。
  4. 粘着剤層の下記方法により測定されるゲル分率が7〜60%である請求項1記載の粘着テープ。
    ゲル分率(%)=[(Ga−Gc)/(Gb−Gc)]×100
    Ga:幅25mm、長さ50mmの粘着テープをトルエンに浸漬した状態で、23℃で24時間放置し、トルエンから取り出して100℃で1時間乾燥した際の粘着テープ質量
    Gb:トルエンに浸漬する前の粘着テープの質量
    Gc:トルエンに浸漬する前の粘着テープの基材の質量
  5. 基材と粘着剤層の間に下塗剤層を有する請求項1記載の粘着テープ。
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