JP6900059B2 - スピーカシステム - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカシステムに関するものである。
屋外において所定のエリア内に音を行き渡らせるためには、拡声エリア内に複数の拡声器を離して設置する必要がある(例えば、特許文献1参照)。また、屋外の移動会場でイベント等を行う場合には、収納や運搬が可能なスピーカが用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−93514号公報 特開2009−118376号公報
しかしながら、従来のスピーカは筐体内にスピーカユニットが配設されるので、大型で重い。そのため、運搬が可能と言えども、広いエリア内において複数のスピーカを離して設置しようとすると多大な時間と労力がかかる。また、使用しない期間の保管場所として広いスペースが必要である。さらに、高価であるため、複数のスピーカを用いてスピーカシステムを構築しようとすると費用が嵩む。特に、災害の際の避難場所などで広範囲にスピーカを設置しようとすると、電源の確保やスピーカの設置場所の確保が困難な場合がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、運搬や設置が容易で、コンパクトにまとめて収納することができる安価なスピーカシステムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための第1の本発明は、複数の箱体と、電気信号を振動に変換する振動体を用いて振動を出力する複数の振動出力装置と、前記振動出力装置へ音声情報を送信する音声送信部と、を具備し、複数の前記箱体は、互いにサイズが異なり、一の前記箱体の内部に、前記一の箱体よりも一つサイズの小さな他の前記箱体を順次収容することで、最も大きな前記箱体の内部に、全ての前記箱体を収容可能であり、れぞれの前記箱体に前記振動出力装置の前記振動体を接触させることで、それぞれの前記箱体をスピーカとして機能させることが可能であり、前記箱体を互いに離間して配置した際に、前記音声送信部からの音声情報に基づき、それぞれの前記箱体から音声を放射させることが可能であることを特徴とするスピーカシステムである。
本発明では、電気信号を振動に変換する振動体を用いて振動を出力する振動出力装置を用いるため、複数の箱体にそれぞれ振動出力装置を設置すれば、振動体によってそれぞれの箱体を直接振動させることで箱体から音を放出させることができる。すなわち、それぞれの箱体をスピーカとして機能させることができる。また、互いに離間して配置した複数の箱体から音声を放射させることによって、所定のエリア内に音を行き渡らせることができる。
振動出力装置を設置した箱体は、従来のスピーカよりも小型で軽量なので、広いエリアにおいて複数の箱体を互いに離間して配置する際に、容易に運搬して設置できる。また、従来のスピーカよりも安価なので、複数の箱体がスピーカとして機能するスピーカシステムを少ない費用で構築できる。
本発明では、互いにサイズが異なる複数の箱体を、一の箱体の内部にそれよりも一つサイズの小さな他の箱体を順次収容することで、最も大きな箱体の内部に全ての箱体を収容できる。これにより、スピーカシステムをコンパクトにまとめることができるので、使用しない期間の保管に場所を取らない。また、保管場所と使用場所との間の運搬も容易である。
前記箱体の少なくとも1つの側面には、穴が形成されてもよい。
これにより、箱体から放射させる音声の音響を調整することができる。
前記箱体の一面には、開放可能な蓋部が形成され、前記箱体の取り出し時には、前記蓋部を開き、内部の前記箱体を取り出すことが可能であり、スピーカとして使用する際には、前記蓋部を閉じて使用可能であることが望ましい。
これにより、一の箱体の内部に、一の箱体よりも一つサイズの小さな他の箱体を容易に出し入れすることができる。また、蓋部を閉じれば、蓋部を含む箱体全体を振動させて音を発生させることができる。
前記振動出力装置は、例えば、無線受信機を有し、前記音声送信部からの音声信号を無線で受信可能である。
前記振動出力装置と前記音声送信部とは、有線で接続可能であってもよい。
振動出力装置が音声信号を無線で受信可能であれば、配線等が不要となる。振動出力装置と音声送信部とを有線で接続可能であれば、振動出力装置と音声送信部との距離が無線で通信できない程度に大きい場合であっても音声信号を送受信できる。
最も小さな前記箱体の内部に、複数の前記振動出力装置と、前記音声送信部とを収容可能であることが望ましい。
これにより、箱体と振動出力装置と音声送信部とを一つにまとめることができるので、スピーカシステムをさらにコンパクトに収納できる。
第2の発明は、複数の箱体と、電気信号を振動に変換する振動体を用いて振動を出力する複数の振動出力装置と、前記振動出力装置へ音声情報を送信する音声送信部と、を具備し、複数の前記箱体は、互いにサイズが異なり、一の前記箱体の内部に、前記一の箱体よりも一つサイズの小さな他の前記箱体を順次収容することで、最も大きな前記箱体の内部に、全ての前記箱体を収容可能であり、前記箱体を互いに離間して配置した際に、それぞれの前記箱体に前記振動出力装置を設置することで、それぞれの前記箱体をスピーカとして機能させることが可能であり、前記音声送信部からの音声情報に基づき、それぞれの前記箱体から音声を放射させることが可能であり、最も小さな前記箱体の内部に、複数の前記振動出力装置と、前記音声送信部とを収容可能であり、最も小さな前記箱体は、充電用のコネクタを有し、当該前記箱体の内部に複数の前記振動出力装置を収容した状態で、複数の前記振動出力装置の充電が同時に可能であることを特徴とするスピーカシステムである。
これにより、振動出力装置や音声送信部を箱体から出すことなく、簡単に充電することができる。
本発明によれば、運搬や設置が容易で、コンパクトにまとめて収納することができる安価なスピーカシステムを提供することができる。
スピーカシステム1の概要を示す図。 箱体3の斜視図。 (a)は最も小さな箱体3−8を示す斜視図、(b)は箱体3−8内の配置図。 (a)は振動出力装置5の側面図、(b)は振動出力装置5aの側面図。 スピーカシステム1の使用状態を示す図。 (a)は振動出力装置5を設置した箱体3を示す図、(b)は防水カバー23を用いた例を示す図。 (a)は防水容器25を用いた例を示す図、(b)は、振動出力装置5を箱体3内に設置した例を示す図。 スピーカシステム1aの使用状態を示す図。 箱体3への収容方法を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図1はスピーカシステム1の概要を示す図である。図2は箱体3の斜視図である。スピーカシステム1は、複数の箱体3、複数の振動出力装置5、音声送信部7等からなる。箱体3と振動出力装置5とは1対1で組み合わせて設置されるものであり、その数はスピーカシステム1を使用する場所の広さや目的に応じて決定される。図1では箱体3、振動出力装置5が8個ずつである例が示されている。
図1に示すように、複数の箱体3は互いにサイズが異なり、一の箱体3−n(nは自然数)の内部に、箱体3−nよりも一つサイズの小さな他の箱体3−(n+1)を順次収容することができる。すなわち、図1に示す例では、最も大きな箱体3−1の内部に、箱体3−2、3−3、…、3−8を収容可能である。箱体3は、振動してスピーカとして機能できる程度に硬質の素材で形成されるものとし、例えば木製やアクリル製である。
箱体3は、例えば直方体であり、一面に開放可能な蓋部13が形成される。蓋部13は、ヒンジ9によって本体11と連結される。箱体3は、箱体3−nの蓋部13を開くことにより、内部に一つサイズの小さな箱体3−(n+1)を容易に出し入れすることができる。箱体3は、本体11の少なくとも1つの側面に穴15が形成される。穴15は、蓋部13に形成されてもよい。また、蓋部13はなくてもよい。
図3(a)は最も小さな箱体3−8を示す斜視図である。図3(a)に示すように、最も小さな箱体3−8には、必要に応じて充電用のコネクタ21が設けられる。箱体3−8は、内部に全ての振動出力装置5と音声送信部7とを収容することができる。
図3(b)は箱体3−8内の配置図である。図3(b)に示すように、箱体3−8は、コネクタ21から全ての振動出力装置5と音声送信部7とに電力を伝送できるような構成を有する。そのため、充電ケーブルをコネクタ21に接続すれば、振動出力装置5や音声送信部7を箱体3から出すことなく、全ての振動出力装置5と音声送信部7とを同時に簡単に充電することができる。
ここで、箱体3−8より大きな箱体3−1、…、3−7には、配線を通すための図示しない配線孔を設けることが望ましい。配線孔を設けることにより、最も大きな箱体3−1の内部に残りの箱体3を収容した状態で、充電ケーブルを各箱体3の配線孔に通して箱体3−8のコネクタ21に接続することができる。なお、このようなコネクタや配線孔等は、必須ではない。
音声送信部7は、例えばマイクである。音声送信部7は、音声情報として音響電気信号などの音声信号を振動出力装置5へ送信する。音声送信部7は、無線通信を行うための通信部を内蔵する。
図4(a)は振動出力装置5の側面図である。振動出力装置5には、無線受信機19が外付けされる。振動出力装置5は、音声送信部7から無線で送信される音声信号を無線受信機19で受信可能である。振動出力装置5の下方には、振動体17が露出する。振動体17は、音声送信部7から受信した電気信号を振動に変換する。すなわち、振動出力装置5は、空気振動で音波を発する通常のスピーカではなく、骨伝導スピーカのように振動を出力して、振動対象物に接触させることで対象物を振動させることが可能な、いわゆる振動スピーカである。
図4(b)は振動出力装置5aの側面図である。振動出力装置5aには、無線受信機19が内蔵される。スピーカシステム1では、振動出力装置5の代わりに振動出力装置5aを用いてもよい。
スピーカシステム1は、保管時には、最も大きな箱体3の内部に残りの箱体3が収容される。また、最も小さな箱体3の内部に全ての振動出力装置5と音声送信部7とが収容される。
次に、スピーカシステム1の使用方法について説明する。図5は、スピーカシステム1の使用状態を示す図である。図5は、使用中のスピーカシステム1を上方から見た図である。スピーカシステム1は、広場やグラウンド等の屋外で用いてもよいし、屋内で用いてもよい。
スピーカシステム1を使用するためには、まず、必要に応じて、保管時の状態で充電を行う。すなわち、最も大きな箱体3の内部に残りの箱体3を収容し、最も小さな箱体3の内部に全ての振動出力装置5と音声送信部7とを収容した状態で、充電ケーブルをコネクタ21に接続する。
そして、最も大きな箱体3−1から順に蓋部13を開いて一つサイズの小さな箱体3を取り出す作業を繰り返して、箱体3−1、3−2、…、3−8を別個にする。また、最も小さな箱体3−8の蓋部13を開いて、内部から全ての振動出力装置5と音声送信部7とを取り出す。
次に、図5に示すように複数の箱体3−1、3−2、…、3−8を互いに離間して配置する。振動出力装置5−1、5−2、…、5−8は、それぞれ箱体3−1、3−2、…、3−8の上面に設置される。また、音声送信部7を、全ての振動出力装置5との間で音声情報を無線で送受信できるような位置に設置する。スピーカシステム1では音声情報の送受信に無線通信を用いるので、振動出力装置5と音声送信部7との間に配線等を設置する必要がない。
図6(a)は振動出力装置5を設置した箱体3を示す図であり、箱体3を鉛直方向の面で切断した状態を示している。図6(a)に示すように、スピーカシステム1の使用時には、箱体3の蓋部13は閉じられる。また、振動出力装置5は、振動体17が下方になるように箱体3の上面に設置される。すなわち、振動体17が箱体3に接触する。
スピーカシステム1の使用時には、使用者がマイク等の音声送信部7に音声を入力すると、音声送信部7が各振動出力装置5へ音声情報を無線で送信する。各振動出力装置5は、無線受信機19で音声信号を受信し、受信した音声情報に基づいて振動体17を用いて振動を出力する。振動体17の振動は箱体3に伝達され、各箱体3は、この振動に伴い、音声を放射させる。すなわち、振動スピーカである振動出力装置5を箱体3に設置することで、各箱体3がスピーカとして機能する。このとき、蓋部13を閉じておくことにより、蓋部13を含む箱体3全体を振動させて音を発生させることができる。また、箱体3に適切な穴15を形成しておくことにより、箱体3から放射させる音声の音響を良くすることができる。
以上、本実施形態によれば、電気信号を振動に変換する振動体17を用いて振動を出力する振動出力装置5を用いるため、複数の箱体3にそれぞれ振動出力装置5を設置して箱体3を直接振動させることで、それぞれの箱体3をスピーカとして機能させることができる。また、複数の箱体3を互いに離間して配置し音声を放射させることで、所定のエリア内に音を行き渡らせることができる。
振動出力装置5を設置した箱体3は、従来のスピーカよりも小型で軽量なので、広いエリアにおいて互いに離間させて配置する際に運搬や設置が容易である。また、従来のスピーカよりも安価なので、複数の箱体3がスピーカとして機能するスピーカシステム1を少ない費用で構築できる。また、従来のスピーカは音の放射方向に指向性があるが、箱体3に振動スピーカである振動出力装置5を設置することで原理的には全方向へ音を放射することができる。そのため、広いエリアでも音声を聴きやすい。
本実施形態では、一の箱体3の内部にそれよりも一つサイズの小さな他の箱体3を順次収容することで、最も大きな箱体3の内部に残りの箱体3を収容できる。また、最も小さな箱体3の内部に複数の振動出力装置5と音声送信部7とを収容可能である。これにより、スピーカシステム1をコンパクトにまとめることができるので、使用しない期間の保管に場所を取らない。また、保管場所と使用場所との間の運搬が容易である。
このように、スピーカシステム1は、安価で、保管や運搬や設置が容易である。そのため、例えば、通常は防災倉庫に保管しておき災害時に避難広場等で使用する非常災害用のスピーカなどの用途に適している。
なお、スピーカシステム1を屋外で用いる場合には、必要に応じて防水のための処置を施すことができる。図6(b)は防水カバー23を用いた例を示す図である。図6(b)に示す例では、振動出力装置5が防水カバー23で覆われる。防水カバー23は、例えば食品用のラップフィルム等でもよい。スピーカシステム1では、箱体3を防水しなくても機能に支障がないので、振動出力装置5のみを防水すれば、雨天時の屋外でも問題なく使用することができる。
図7(a)は、防水容器25を用いた例を示す図である。図7(a)に示す例では、振動出力装置5が防水容器25の内部に収容される。防水容器25の材質は、例えば、ある程度の剛性を有する硬質樹脂である。振動出力装置5は、図示しない固定部材によって、振動体17が防水容器25の底面に密着するように且つ振動体17の振動が妨げられないように、防水容器25に固定される。また、振動出力装置5は、防水容器25の振動体17と接触する側を下面として箱体3の上面に設置される。
図7(b)は、振動出力装置5を箱体3内に設置した例を示す図である。図7(b)に示す例では、振動出力装置5が箱体3の内部に収容される。振動出力装置5は、取付用治具27によって、振動体17が箱体3の底面以外の面に密着するように且つ振動体17の振動が妨げられないように、箱体3に固定される。振動出力装置5は、例えば、取付用治具27との間に弾性部材31が設けられることで、取付用治具27で押さえつけられた状態でも振動体17の振動が許容され、振動体17の振動が妨げられない。図7(a)(b)に示す例においても、箱体3の防水は不要であり、振動出力装置5のみを防水することにより、雨天時の屋外でスピーカシステムを問題なく使用することができる。
本実施形態では、振動出力装置5と音声送信部7との間の通信を無線で行ったが、有線で行ってもよい。図8は、スピーカシステム1aの使用状態を示す図である。図8に示すように、スピーカシステム1aでは、振動出力装置5の代わりに振動出力装置5bが用いられ、音声送信部7の代わりに音声送信部7aが用いられる。振動出力装置5bは、無線受信機19が設けられず、ケーブル29が接続される。音声送信部7aは、無線通信を行うための通信部が内蔵されず、ケーブル29が接続される。スピーカシステム1aでは、音声送信部7aからの音声情報がケーブル29によって振動出力装置5bに送信される。このように振動出力装置5bと音声送信部7aとを有線で接続すれば、両者の距離が無線で通信できない程度に大きい場合であっても音声信号を送受信できる。
図3では、最も小さい箱体3の内部に振動出力装置5と音声送信部7とを収容した状態を示したが、箱体3内に収容されるものはこれらに限らない。図9は、箱体3への収容方法を示す図である。図9に示す例では、最も小さい箱体3の内部に、振動出力装置5、音声送信部7、無線受信機19、充電ケーブル33、充電器35が、梱包のための緩衝材37にセットされた状態で箱体3内に収容される。
図9に示すスピーカシステムでは、振動出力装置5や音声送信部7の充電方法を状況に応じて選択可能である。すなわち、振動出力装置5や音声送信部7を、最も小さい箱体3に収容した状態でコネクタ21を用いてまとめて充電してもよいし、箱体3から取り出した状態で充電ケーブル33や充電器35を用いて個別に充電してもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、箱体3は、直方体に限らず、角柱や円柱等でもよい。また、蓋部13は側面以外の場所に形成されてもよい。蓋部13は、ヒンジ9によって開閉される構造に限らず、例えば開いたときに本体11から分離される構造であってもよい。振動出力装置および音声送信部は、無線通信と有線通信とを切り替え可能としてもよい。
1、1a………スピーカシステム
3、3−1、3−2、3−3、3−4、3−5、3−6、3−7、3−8………箱体
5、5−1、5−2、5−3、5−4、5−5、5−6、5−7、5−8、5a、5b………振動出力装置
7、7a………音声送信部
9………ヒンジ
11………本体
13………蓋部
15………穴
17………振動体
19………無線受信機
21………コネクタ
23………防水カバー
25………防水容器
27………取付用治具
29………ケーブル
31………弾性部材
33………充電ケーブル
35………充電器
37………緩衝材

Claims (7)

  1. 複数の箱体と、
    電気信号を振動に変換する振動体を用いて振動を出力する複数の振動出力装置と、
    前記振動出力装置へ音声情報を送信する音声送信部と、
    を具備し、
    複数の前記箱体は、互いにサイズが異なり、一の前記箱体の内部に、前記一の箱体よりも一つサイズの小さな他の前記箱体を順次収容することで、最も大きな前記箱体の内部に、全ての前記箱体を収容可能であり、
    れぞれの前記箱体に前記振動出力装置の前記振動体を接触させることで、それぞれの前記箱体をスピーカとして機能させることが可能であり、
    前記箱体を互いに離間して配置した際に、前記音声送信部からの音声情報に基づき、それぞれの前記箱体から音声を放射させることが可能であることを特徴とするスピーカシステム。
  2. 前記箱体の少なくとも1つの側面には、穴が形成されることを特徴とする請求項1記載のスピーカシステム。
  3. 前記箱体の一面には、開放可能な蓋部が形成され、前記箱体の取り出し時には、前記蓋部を開き、内部の前記箱体を取り出すことが可能であり、スピーカとして使用する際には、前記蓋部を閉じて使用可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピーカシステム。
  4. 前記振動出力装置は、無線受信機を有し、
    前記音声送信部からの音声信号を無線で受信可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスピーカシステム。
  5. 前記振動出力装置と前記音声送信部とは、有線で接続可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスピーカシステム。
  6. 最も小さな前記箱体の内部に、複数の前記振動出力装置と、前記音声送信部とを収容可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のスピーカシステム。
  7. 複数の箱体と、
    電気信号を振動に変換する振動体を用いて振動を出力する複数の振動出力装置と、
    前記振動出力装置へ音声情報を送信する音声送信部と、
    を具備し、
    複数の前記箱体は、互いにサイズが異なり、一の前記箱体の内部に、前記一の箱体よりも一つサイズの小さな他の前記箱体を順次収容することで、最も大きな前記箱体の内部に、全ての前記箱体を収容可能であり、
    前記箱体を互いに離間して配置した際に、それぞれの前記箱体に前記振動出力装置を設置することで、それぞれの前記箱体をスピーカとして機能させることが可能であり、
    前記音声送信部からの音声情報に基づき、それぞれの前記箱体から音声を放射させることが可能であり、
    最も小さな前記箱体の内部に、複数の前記振動出力装置と、前記音声送信部とを収容可能であり、
    最も小さな前記箱体は、充電用のコネクタを有し、当該前記箱体の内部に複数の前記振動出力装置を収容した状態で、複数の前記振動出力装置の充電が同時に可能であることを特徴とするスピーカシステム。
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