JP6897833B1 - 気圧調整装置及び空調装置を搭載したかごを有するエレベーター - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、空調効率を可及的に高めることができる気圧調整装置及び空調装置を具えたかごを有するエレベーターを提供する。【解決手段】本発明のエレベーターは、エレベーターの塔内20を走行するかご10と、前記かごの室内11に空気を送給する加圧ブロアー61と前記かごの室内の空気を排出する吸引ブロアー64とを含む気圧調整装置60と、吸気した空気に熱交換を行なって排気する空調装置50と、かごの上側及び/又は下側に設けられた整流板30と、を具えたエレベーターであって、前記かごと前記整流板との間には、前記空調装置によって空調される空調空間40が形成されており、前記気圧調整装置は、前記空調空間で空調された空気を前記加圧ブロアーで前記かごの室内に送給する。【選択図】図1

Description

本発明は、気圧調整及び空調が可能なかご及び当該かごを有するエレベーターに関するものであり、より具体的には高層・高速エレベーターの気圧調整及び空調を行なうことができるかごに関するものである。
近年、建物の高層化に伴い、分速数百メートルの速さでかごを昇降させる高層・高速エレベーターが種々提案されている。この種のエレベーターでは、乗員の耳詰まりを緩和する目的でかごに気圧調整装置を設置することがある(たとえば特許文献1参照)。気圧調整装置は、かご内の気密性を高めた上で、走行中にかごと塔内で空気の出入れを行ない、かご内を加減圧するものである。
一方で、エレベーターには、かご内の空調を行なうために、空調装置(エアーコンディショナー)が設置されることがある。
さらに、気圧調整装置が必要なエレベーターは、高層・高速エレベーターであるため、かごの上下に整流板が設置されることもある(たとえば特許文献2参照)。
特開平10−182039号公報 特開2011−162323号公報
かご内の気圧調整装置を具えたエレベーターでは、上記のとおり、走行中にかご内の加減圧が行なわれるため、空調装置を使用しても空調効果は期待できない。
また、通常の空調装置は、かご内と塔内を導通する構成であるから、空調装置自体を気密にする必要があるが、気密な構成にするには空調装置が非常に複雑化してしまう問題がある。
本発明の目的は、空調効率を可及的に高めることができる気圧調整装置及び空調装置を具えたかごを有するエレベーターを提供することである。
本発明のエレベーターは、
エレベーターの塔内を走行するかごと、
前記かごの室内に空気を送給する加圧ブロアーと前記かごの室内の空気を排出する吸引ブロアーとを含む気圧調整装置と、
吸気した空気に熱交換を行なって排気する空調装置と、
かごの上側及び/又は下側に設けられた整流板と、
を具えたエレベーターであって、
前記かごと前記整流板との間には、前記空調装置によって空調される空調空間が形成されており、
前記気圧調整装置は、前記空調空間で空調された空気を前記加圧ブロアーで前記かごの室内に送給する。
前記吸引ブロアーは、前記かごの室内の空気を前記空調空間に排出する。
前記空調装置は、室外機機能と室内機機能を具備し、前記室外機機能には前記整流板を貫通して塔内側に連通する吸気配管、排気配管及びドレン管が連繋され、前記室内機機能には、前記空調空間内に空調された空気を吸気する空調空間側吸気と、前記空調空間内の空気を排気する空調空間側排気を有する構成とすることができる。
前記整流板は、内面に断熱材を取り付けることができる。
本発明のエレベーターは、空調装置によってかごと整流板との間に形成された空調空間内の空気を空調し、気圧調整装置によってかご内に送給するようにしている。従って、直接空調を行なうことができない気圧調整されたかご内であっても、空調空間を送給することで空調することができる。
図1は、整流板内に気圧調整装置及び空調装置を具えるかごの要部説明図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、エレベーターのかご10の上側部分を示す説明図である。かご10は、室内と塔内を隔壁する側面パネル12と天井となるシーリング13を具え、シーリング13の上側に整流板30が配置されている。整流板30は、アルミ板などの金属、或いは樹脂板から形成され、図に示すようにかご10の走行時の空気抵抗を抑えるため流線形や紡錘形など先端が縮径した形状に形成される。整流板30とシーリング13との間には、空間40が形成されている。
本発明は、かご10の室外に形成され、かご10と整流板30とによって囲まれた空間40を空調空間とし、空調空間40を空調装置50によって空調し、当該空調空間40で空調された空気70をかご10の室内11に送給するようにしている。
空調空間40は、気密な構造とすることが望まれるが、かご10を吊るロープや電気ケーブルなどが整流板30を通して設置、配線等されるため気密構造とすることは困難である。従って、可能な限り気密な空間とすることが望ましい。たとえば、紡錘形や円錐形に整流板30を形成することで、空調空間40の気密性はある程度確保できるが、図に示すように切妻屋根に近い形状に整流板30を設置した場合には、妻側には空調空間40を塞ぐ壁板を設けることが望ましい。なお、効果は落ちるが、切妻屋根形状の整流板30の場合に、妻側に壁板を設けない構成とすることもできる。
空調装置50は、図1に示すように、室内機機能と室外機機能を一体化した装置を例示できる。空調装置50は、空調空間40内に配置される。室外機機能には、整流板30を貫通して塔内20側に連通する吸気配管51と、排気配管52、ドレン管53が連繋されている。また、室内機機能には、空調空間40内に空調された空気を吸気する空調空間側吸気54と、空調空間40内の空気を排気する空調空間側排気55を可能としている。
そして、空調装置50は、吸気配管51から塔内20の空気を吸気し、室外機機能により室内機機能を流れる空気の熱交換を行なって、排気配管52から塔内20に排気を行なうと共に、熱交換より生じた水分をドレン管53から排出する。ドレン管53から排出された水分は、蒸散或いは図示しないタンクに溜めて排水すればよい。
空調装置50の室内機機能は、空調空間側吸気54により吸引され,室外機機能により熱交換されて空調された空気を空調空間側排気55から空調空間40に排気する。これにより、空調空間40を空調することができる。
空調空間40には、図1に示すように、気圧調整装置60として加圧ブロアー61と吸引ブロアー64を具える。加圧ブロアー61は、電動弁62を介してかご10の室内11に空調空間40内の空気70を送給する。また、吸引ブロアー64は、電動弁65を介してかご10の室内11の空気71を吸引し、空調空間40内に放出する。なお、吸引ブロアー64により吸引された空気71は、塔内20に直接排気しても構わない。
気圧調整装置60は、通常は、かご10の室内11の加減圧を行なう装置であるが、本発明では、空調にも気圧調整装置60を採用する。すなわち、気圧調整が不要な状況であっても、室内11に空調が必要であれば、空調空間40を空調装置50によって空調し、気圧調整装置60を駆動して、かご10の室内11に空調された空気を送給する。これにより、かご10の室内11の空調を行なうことができる。
なお、気圧調整装置60とかご10の室内11との間にチャンバー63,66を設け、気圧調整装置60から送給又は吸引される空気70,71はチャンバー63,66を通過させることで、空気流を整流でき、風切り音の発生を抑えることができる。
然して、かご10の室内11に空調が必要な場合、空調装置50と気圧調整装置60を作動させる。空調装置50は、空調空間40を空調し、気圧調整装置60により空調された空気をかご10の室内11に送給して気圧調整と共に空調を行なうことができる。もちろん、気圧調整装置60のみを作動させて気圧調整のみを行なうこともできる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
上記実施形態では、かご10の上側に整流板30を設置しているが、かご10の下側にも整流板を設置することができる。そして、かご10の下側の整流板とかご10のフロアプレートとの間を空調空間として、空調装置50及び気圧調整装置60を配置しても構わない。
また、空調空間40の断熱性を高めるために、整流板30の内面に断熱材を取り付けてもよい。
さらに、かご10と整流板30によって形成される空間内に仕切板等により気密に近い空調空間40を形成し、空調装置50及び気圧調整装置60を当該空調空間40に配置する構成としてもよい。
10 かご
30 整流板
40 空調空間
50 空調装置
60 気圧調整装置

Claims (4)

  1. エレベーターの塔内を走行するかごと、
    前記かごの室内に空気を送給する加圧ブロアーと前記かごの室内の空気を排出する吸引ブロアーとを含む気圧調整装置と、
    吸気した空気に熱交換を行なって排気する空調装置と、
    かごの上側及び/又は下側に設けられた整流板と、
    を具えたエレベーターであって、
    前記かごと前記整流板との間には、前記空調装置によって空調される空調空間が形成されており、
    前記気圧調整装置は、前記空調空間で空調された空気を前記加圧ブロアーで前記かごの室内に送給する、
    エレベーター。
  2. 前記吸引ブロアーは、前記かごの室内の空気を前記空調空間に排出する、
    請求項1に記載のエレベーター。
  3. 前記空調装置は、室外機機能と室内機機能を具備し、前記室外機機能には前記整流板を貫通して塔内側に連通する吸気配管、排気配管及びドレン管が連繋され、前記室内機機能には、前記空調空間内に空調された空気を吸気する空調空間側吸気と、前記空調空間内の空気を排気する空調空間側排気を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のエレベーター。
  4. 前記整流板は、内面に断熱材が取り付けられている、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベーター。
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