JP6897699B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6897699B2
JP6897699B2 JP2019038615A JP2019038615A JP6897699B2 JP 6897699 B2 JP6897699 B2 JP 6897699B2 JP 2019038615 A JP2019038615 A JP 2019038615A JP 2019038615 A JP2019038615 A JP 2019038615A JP 6897699 B2 JP6897699 B2 JP 6897699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaming machine
plate
support
game
board box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019038615A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019107499A (ja
Inventor
福元 信明
信明 福元
賢一郎 津田
賢一郎 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2014238573A external-priority patent/JP6493660B2/ja
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2019038615A priority Critical patent/JP6897699B2/ja
Publication of JP2019107499A publication Critical patent/JP2019107499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6897699B2 publication Critical patent/JP6897699B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

本発明は遊技機に関する。
技機には制御基板が備えられ、その制御基板により電子的に遊技内容の制御が行われている
この制御基板は基板ボックス内に収容されている
このような基板ボックスの不正対策に関する技術について、例えば特許文献1提案されている。
特開2008−154748号公報
特許文献1の「電源装置及び遊技機」では不正操作されるという問題を有していた。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は制御基板に対する不正操作を困難にすることができる遊技機を提供することにある。
本発明は、遊技機の所定の遊技に関する制御を司る制御基板を内部に収容する基板ボックスを備えた遊技機であって、
前記基板ボックスは、駆動部によって、所定の姿勢を維持したまま左右方向、上下方向、及び、前後方向に位置変更可能に支持されていることを特徴とする。
また、前記遊技機は、パチンコ遊技機、スロットマシン、又は、パチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させ遊技媒体として遊技球を使用する遊技機であることとしてもよい。
上記構成の発明では、不正防止を図ることができる。
遊技機であるスロットマシンの正面図である。 遊技機であるスロットマシンを示す斜視図である。 遊技機であるスロットマシンの前面扉を開いた状態を示す斜視図である。 前面扉の背面図である。 筐体内部の正面図である。 各リールを構成する帯状のリールテープの展開図である。 実施例1の手動で基板ボックスを移動させる手動式の基板不正防止機構を示 す斜視図である。 実施例1の手動で基板ボックスを移動させる手動式の基板不正防止機構を示 す正面図である。 実施例1の手動で基板ボックスを移動させる手動式の基板不正防止機構を示 す背面図である。 L字状板材の前後可動スライダと上下可動スライダを示す正面図である。 左右可動スライダを示す正面図である。 実施例1の手動で基板ボックスを移動させる手動式の基板不正防止機構の 動作状態を示す概略説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 実施例2の自動で基板ボックスを移動させる自動式基板不正防止機構を示 す斜視図である。 実施例2の自動で基板ボックスを移動させる自動式基板不正防止機構を示 す正面図である。 実施例2の自動で基板ボックスを移動させる自動式基板不正防止機構を示 す側面図である。 L字状板材の前後方向駆動部と上下方向駆動部を示す正面図である。 実施例2の手動で基板ボックスを移動させる操作パネルを示す正面図であ る。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は遊技機10であるスロットマシンの正面図である。図2は遊技機10であるスロ
ットマシンを示す斜視図である。図3は遊技機10であるスロットマシンの前面扉12を
開いた状態を示す斜視図である。図4は前面扉12の背面図である。図5は筐体11内部
の正面図である。
遊技機10の一種であるスロットマシンの基本構成の形態について詳細に説明し、その
後、本発明の遊技機10の技術的特徴部分について説明する。
<スロットマシン(遊技機10)の全体構成>
スロットマシン(遊技機10)は、その外殻を形成する筐体11を備えている。筐体1
1は、図3及び図5に示すように、木製板状に形成された天板11a、底板11b、背板
11c、左側板11d及び右側板11eからなり、隣接する各板11a〜11eが接着等
の固定手段によって固定され、全体として前面を開放した箱状に形成されている。なお、
各板11a〜11eは木製のパネルによって構成する以外に、合成樹脂製パネル又は金属
製パネルによって構成してもよいし、合成樹脂材料又は金属材料によって一体の箱状に形
成することによって構成してもよい。
このように構成された筐体11は、遊技ホールへの設置の際にいわゆる島設備に対し釘
を打ち付ける等して取り付けられる。
<前面扉12の構成>
筐体11の前面側には、前面開閉扉としての前面扉12が開閉可能に取り付けられてい
る。すなわち、筐体11の左側板11dには、図5に示すように、上下一対の支軸25a
,25bが設けられている。支軸25a,25bは上方に向けて突出された先細り形状の
軸部を備えている。一方、前面扉12には、図4に示すように、各支軸25a,25bに
対応して当該支軸25a,25bの軸部が挿入される挿入孔を備えた支持金具26a,2
6bが設けられている。
各支軸25a,25bの上方に支持金具26a,26bを配置させた上で前面扉12を
降下させることにより、支持金具26a,26bの挿入孔に支軸25a,25bの軸部が
挿入された状態とされる。これにより、前面扉12は筐体11に対して両支軸25a,2
5bを結ぶ上下方向へ延びる開閉軸線を中心として回動可能に支持され、その回動によっ
て筐体11の前面開放側を開放したり閉鎖することができるように構成されている。
前面扉12は、その裏面に設けられた施錠装置によって開放不能な施錠状態とされる。
また、図1に示すように、前面扉12の右端側上部には解錠操作部たるキーシリンダ20
が設けられている。キーシリンダ20は施錠装置と一体化されており、キーシリンダ20
に対する所定のキー操作によって前記施錠状態が解除されるように構成されている。そこ
で、施錠装置を含むロック機構について概略を説明する。
前面扉12の右端側、すなわち前面扉12の開閉軸の反対側には、その裏面に施錠装置
が設けられている。施錠装置は、図1、図3及び図4に示すように、上下方向に延び前面
扉12に固定された基枠と、基枠の上部から前面扉12の前方に延びるように設けられた
キーシリンダ20と、基枠に対して上下方向に移動可能に組み付けられた長尺状の連動杆
21とを備えている。そして、施錠装置のうちキーシリンダ20だけが前面扉12の前方
に突出した状態で設けられている。キーシリンダ20が設けられる位置は前面扉12の中
でも肉厚の薄い上部位置とされており、その結果、全長の短い汎用性のあるキーシリンダ
20を採用することができる。
連動杆21は、キーシリンダ20に差し込んだキーを時計回りに操作することで下方へ
移動される。連動杆21には、鉤形状をなす上下一対の鉤金具22が設けられており、筐
体11に対して前面扉12を閉鎖した際には、鉤金具22が筐体11側の係止金具23に
係止されて施錠状態となる。なお、鉤金具22には施錠状態を維持する側へ付勢するコイ
ルバネ等の付勢部材が設けられている。キーシリンダ20に対してキーが時計回りに操作
されると、連動杆21が下方に移動し、前記付勢部材の付勢力に抗して鉤金具22が移動
されることにより当該鉤金具22と係止金具23との係止状態が解除され、筐体11に対
する前面扉12の施錠状態が解除される。
<表示パネル30の構成>
前面扉12の中央部上寄りには、図1及び図2に示すように、遊技者に遊技状態を報知
する表示パネル(「装飾体」と表現することもある。)30が設けられている。表示パネ
ル30には、縦長の3つの表示窓31L,31M,31Rが横並びとなるように形成され
ている。表示窓31L,31M,31Rは透明又は半透明な材質により構成されており、
各表示窓31L,31M,31Rを通じてスロットマシン(遊技機10)の内部が視認可
能な状態となっている。なお、各表示窓31L,31M,31Rを1つにまとめて共通の
表示窓としてもよい。さらに表示パネル30の左右には裏面側から照らされて明るく表示
されることで、遊技者の興趣を向上させる演出等を行うための絵柄等が描かれている。
この表示パネル30の裏面には、表示パネルの各表示窓31L,31M,31Rから後
述するリールの絵柄を視認することができるよう、その中央部が開口するほぼ矩形枠形の
パネルユニット201が固定されている(図3、図4参照)。
表示パネル30の裏面側にはランプ、7セグメント表示、LED、液晶表示等を行う各
種表示装置が配置されており、各種表示装置のほとんどは、各々所定のプリント基板(表
示パネル用基板上にLED(光源)等が一体的に取り付けられて形成されている。そして
各種表示装置を配したプリント基板がパネルユニット201の枠型に固定されることで各
種表示装置が表示パネルの裏面に配置されてパネルユニット201が構成される。
<リールユニット41の構成>
図3に示すように、筐体11は分割横板40によりその内部が上下2分割されており、
分割横板40の上部には、可変表示手段を構成するリールユニット41が取り付けられて
いる。リールユニット41は、円筒状(円環状)にそれぞれ形成された左リール42L,
中リール42M,右リール42Rを備えている。なお、各リール(以下、回転ドラムとも
いう)42L,42M,42Rは少なくとも無端状に構成されていればよく、円筒状(円
環状)に限定されるものではない。
各リール42L,42M,42Rは、その中心軸線が当該リールの回転軸線となるよう
に回転可能に支持されている。各リール42L,42M,42Rの回転軸線は略水平方向
に延びる同一軸線上に配設され、それぞれのリール42L,42M,42Rが各表示窓3
1L,31M,31Rと1対1で対応している。従って、各リール42L,42M,42
Rの表面の一部はそれぞれ対応する表示窓31L,31M,31Rを通じて視認可能な状
態となっている。また、リール42L,42M,42Rが正回転すると、各表示窓31L
,31M,31Rを通じてリール42L,42M,42Rの表面は上から下へ向かって移
動しているかのように映し出される。
これら各リール42L,42M,42Rは、例えばそれぞれがモータプレートに固定さ
れたリール駆動モータ(ステッピングモータ)に連結されており(図示せず)、各リール
駆動モータの駆動により各リール42L,42M,42Rが個別に、即ちそれぞれ独立し
て回転駆動し得る構成となっている。
各リール42L,42M,42Rは、円筒状の枠を形成するリール枠(図示せず)と、
その外周面において無端状に巻かれた帯状のリールテープとを備えている。そして、その
巻かれた状態を維持するように、リールテープの長辺両側に沿って形成された一対のシー
ル部を介してリール枠に貼付されている。前記リールテープの外周面には、図6に示すよ
うな識別情報としての絵柄が等間隔ごとに多数印刷されている。
各リール42L,42M,42Rの各リールテープ上には、図6に示すように、その長
辺方向(周回方向)に複数個、具体的には21個の絵柄が描かれている。所定の位置にお
いてある絵柄から次の絵柄へ切り替えるにはリール駆動モータが24パルス(=504パ
ルス÷21絵柄)を生成する。そのためリールインデックスセンサ(図示せず)の検出信
号が出力された時点からのパルス数により、どの絵柄が表示窓31L,31M,31Rか
ら視認可能な状態となっているかを認識したり、任意の絵柄をリール表示窓31L,31
M,31Rから視認可能な状態としたりする制御を行うことができる。
各リール42L,42M,42Rに付された絵柄のうち、表示窓31L,31M,31
Rを介して全体を視認可能な絵柄数は、主として表示窓31L,31M,31Rの上下方
向の長さによって決定される所定数に限られている。本実施形態では各リール3個ずつと
されている。このため、各リール42L,42M,42Rがすべて停止している状態では
、3×3=9個の絵柄が遊技者に視認可能な状態となる。
表示パネル30には、図1に示すように、各表示窓31L,31M,31Rを結ぶよう
にして、横方向へ平行に3本、斜め方向へたすき掛けに2本、計5本の組合せラインが付
されている。勿論、最大組合せライン数を6以上としてもよく、5未満としてもよく、所
定条件に応じて最大組合せライン数を変更するようにしてもよい。これら各組合せライン
に対応して、表示窓31L,31M,31R群の正面から見て左側には有効ライン表示部
32,33,34が設けられている。第1有効ライン表示部32は組合せラインのうち中
央の横ライン(中央ライン)が有効化された場合に点灯等によって表示報知される。第2
有効ライン表示部33は組合せラインのうち上下の横ライン(上ライン及び下ライン)が
有効化された場合に点灯等によって表示報知される。第3有効ライン表示部34は組合せ
ラインのうち一対の斜めライン(右下がりライン及び右上がりライン)が有効化された場
合に点灯等によって表示報知される。そして、有効化された組合せライン、すなわち有効
ライン上に絵柄が所定の組合せで停止した場合に入賞となり、予め定められたメダル払O
N処理や特定遊技への移行処理などが実行される。
<リールテープの構成>
図6は各リール42L,42M,42Rを構成する帯状のリールテープの展開図である

次に、各リール42L,42M,42Rに付される絵柄について説明する。
図示するように、左リール42L,中リール42M,右リール42Rのそれぞれに巻か
れるリールテープに描かれた絵柄配列が示されている。図示するように、各リール42L
,42M,42Rにはそれぞれ21個の絵柄が一列に設けられている。各リール42L,
42M,42Rに対応して番号が1〜21まで付されているが、これは説明の便宜上付し
たものであり、リール42L,42M,42Rに実際に付されているわけではない。但し
、以下の説明では当該番号を使用して説明する。
絵柄としては、ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)に移行するための第1特別絵柄と
しての「7」絵柄(例えば、左リールテープ第20番目)と「青年」絵柄(例えば、左リ
ールテープ19番目)とがある。また、レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)に移行
するための第2特別絵柄としての「BAR」絵柄(例えば、左リールテープ第14番目)
がある。また、リプレイ(再遊技)ゲームに移行するための第3特別絵柄としての「リプ
レイ」絵柄(例えば、左リールテープ第11番目)がある。また、小役の払出が行われる
小役絵柄としての「スイカ」絵柄(例えば、左リールテープ第9番目)、「ベル」絵柄(
例えば、左リールテープ第8番目)、「チェリー」絵柄(例えば、左リールテープ第4番
目)がある。そして、各リール42L,42M,42Rに巻かれるリールテープにおいて
、各種絵柄の数や配置順序は全く異なっている。
<払出枚数の説明>
入賞となった場合の各絵柄に関する払出枚数について説明する。
小役絵柄に関し、「スイカ」絵柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合には15枚
のメダル払出、「ベル」絵柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合には8枚のメダル
払出、左リール42Lの「チェリー」絵柄が有効ライン上に停止した場合には2枚のメダ
ル払出が行われる。即ち、中リール42M及び右リール42Rの「チェリー」絵柄はメダ
ル払出と無関係である。また、「チェリー」絵柄に限っては、他の絵柄との組合せとは無
関係にメダル払出が行われるため、左リール42Lの複数の有効ラインが重なる位置(具
体的には上段又は下段)に「チェリー」絵柄が停止した場合には、その重なった有効ライ
ンの数を乗算した分だけのメダル払出が行われることとなり、結果として本実施の形態で
は4枚のメダル払出が行われる。
また、その他の絵柄に関しては、第1特別絵柄(ビッグボーナス絵柄)の組合せである
「7」絵柄又は「青年」絵柄が同一絵柄にて有効ライン上に左・中・右と揃った場合には
15枚のメダル払出、第2特別絵柄(レギュラーボーナス絵柄)の組合せである「BAR
」絵柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合にも15枚のメダル払出が行われる。な
お、本実施形態においては、例えば「7」絵柄と「チェリー」絵柄とが同時に成立する場
合が生じ得るが、かかる場合におけるメダル払出は15枚である。これは、1回のメダル
払出における上限枚数が15枚に設定されているためである。
更に、第3特別絵柄の組合せである「リプレイ」絵柄が有効ライン上に左・中・右と揃
った場合にはメダル払出は行われない。その他の場合、即ち有効ライン上に左リール42
Lの「チェリー」絵柄が停止せず、また有効ライン上に左・中・右と同一絵柄が揃わない
場合には、一切メダル払出は行われない。なお、「リプレイ」絵柄が有効ライン上に左・
中・右と揃った場合、すなわち再遊技に当選した場合には、メダルをベットすることなく
、次のゲームを開始することができる。ここで、単にメダルを投入口75(図2参照)か
ら投入することを「投入」と、ゲームを開始する(スタートレバー71の操作を有効とす
る)ために、必要な枚数のメダルを投入口75から投入して掛けたり、クレジット機能(
後述するクレジットモードによる機能)により貯留記憶された仮想メダル(以下、適宜、
クレジットメダルともいう)を第1〜第3クレジット投入スイッチ77〜79(図2参照
)を操作して(押下して)掛けたりすることを「ベット」と表して区別する。
<スタートレバー71とストップボタン72,73,74の説明>
表示パネル30の下方左側には、図1に示すように、各リール42L,42M,42R
を一斉(同時である必要はない)に回転開始させるために操作されるスタートレバー71
(スタートボタン)が設けられている。スタートレバー71はリール42L,42M,4
2Rを回転開始、すなわち可変表示を開始させるべく操作される始動用操作手段を構成す
る。スタートレバー71は、遊技者がゲーム(以下、適宜、遊技という)を開始するとき
に手で押し操作するレバーであり、手が離れたあと元の位置に自動復帰する。遊技に使用
される遊技媒体であるメダルがベットされているときにこのスタートレバー71が操作さ
れると、各リール42L,42M,42Rが一斉に回転を始める。
スタートレバー71の右側には、回転している各リール42L,42M,42Rを個別
に停止させるために操作されるボタン状のストップボタン72,73,74が設けられて
いる。各ストップボタン72,73,74は停止対象となるリール42L,42M,42
Rに対応する表示窓31L,31M,31Rの下方にそれぞれ配置されている。ストップ
ボタン72,73,74はリール42L,42M,42Rの回転に基づく可変表示を停止
させるべく操作される停止用操作手段を構成する。各ストップボタン72,73,74は
、各リール42L,42M,42Rが定速回転となると停止させることが可能な状態とな
り、かかる状態中には図示しないランプが点灯表示されることによって停止操作が可能で
あることが報知され、回転が停止すると消灯されるようになっている。
<メダル投入口75とセレクタ83の説明>
表示窓31L,31M,31Rの下方右側には、投資価値としてのメダルを投入するた
めのメダル投入口75が設けられている。メダル投入口75は投資価値を入力する入力手
段を構成する。また、メダル投入口75が遊技者によりメダルを直接投入するという動作
を伴う点に着目すれば、投資価値を直接入力する直接入力手段を構成するものともいえる
メダル投入口75から投入されたメダルは、図3及び図4に示すように、前面扉12の
背面に設けられたセレクタ(以下、適宜メダルセレクタともいう)83によって貯留用通
路81か排出用通路82のいずれかへ導かれる。セレクタ83には、後述するメダル通路
切替部材84が設けられ、そのメダル通路切替部材84の状態に応じてメダルの通過方向
が排出用通路82側か、貯留用通路81側かで切り替えられるようになっている。貯留用
通路81に導かれたメダルは、筐体11の内部に収納されたホッパ装置へと導かれる。一
方、排出用通路82に導かれたメダルは、前面扉12の前面下部に設けられたメダル排出
口17からメダル受け皿18へと導かれ、遊技者に返却される。
メダルを遊技者に付与する払出手段としてのホッパ装置91は、図3及び図5に示すよ
うに、メダルを貯留する貯留タンク92と、クレジットメダル等を遊技者に返却したり、
入賞により獲得したメダルを払い出す排出装置93とより構成されている。排出装置93
は、回転ディスク(メダル排出用回転板)を回転させることにより、排出用通路82の中
央右部に設けられた開口94へメダルを排出し、排出用通路82を介してメダル受け皿1
8へメダルを排出するようになっている。
また、排出装置93内には、排出するメダルを検出するためのメダル排出検出センサが
設けられている。このメダル排出検出センサから出力される検出信号により、主制御装置
はメダルの排出枚数が予め定められた枚数か否かを監視している。
なお、ホッパ装置91内にメダルがなくなった場合(ホッパーエンプティ(HE)エラ
ー)、具体的には、回転ディスクを動作させているにもかかわらず、メダル排出検知セン
サ91bがメダルを検知しない場合には、エラー報知がなされる。このエラー報知がなさ
れると、ホールスタッフにより前面扉12が開かれ、ホッパ装置91内にメダルが補充さ
れ、その後にエラー解除がなされる。
また、ホッパ装置91の右方には、貯留タンク92内に所定量以上のメダルが貯留され
ることを回避するための予備タンク95が設けられている。ホッパ装置91の貯留タンク
92内部には、この貯留タンク92から予備タンク95へとメダルを誘導する誘導プレー
ト96が設けられている。
従って、誘導プレート96が設けられた高さ以上にメダルが貯留された場合、かかるメ
ダルは予備タンク95に貯留されることとなる。予備タンク95内には、所定量以上のメ
ダルが貯留されたこと(ホッパーフル(HF)エラー))を検出するためのオーバーフロ
ーセンサ)が設けられている。主制御装置は、オーバーフローセンサ95aからの検出信
号に基づいて、エラー報知処理を行う。エラー報知がなされると、ホールスタッフが前面
扉12を開いて、予備タンク95内のメダルを取り出し、エラー解除を行う。なお、詳細
は後述するが、ホッパ装置91及び予備タンク95の下方には、本発明の特徴である重量
計100が備えられている。
メダル投入口75の下方には、ボタン状の返却スイッチ76が設けられている(図1参
照)。返却スイッチ76は、メダル投入口75に投入されたメダルがセレクタ83内に詰
まった際に押されるスイッチであり、このスイッチが押されることによりセレクタ83が
機械的に連動して動作され、当該セレクタ83内に詰まったメダルがメダル排出口17よ
り返却されるようになっている。
<電源ボックス121の構成>
図3及び図5に示した筐体11の内部においてホッパ装置91の左方には、電源ボック
ス121が設けられている。電源ボックス121は、電源スイッチ122やリセットスイ
ッチ123や設定キー挿入孔124などを備えている。電源スイッチ122は、主制御装
置を始めとする各部に電源を供給するための起動スイッチである。
リセットスイッチ123は、スロットマシン(遊技機10)の各種状態をリセットする
ためのスイッチである。スロットマシン(遊技機10)は各種データのバックアップ機能
を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰(復電
)の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。従って、例えば遊技ホールの営
業が終了する場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが
、リセットスイッチ123を押しながら電源スイッチ122をオンすると、バックアップ
データがリセットされるようになっている。また、電源スイッチ122がオンされている
状態でリセットスイッチ123を押した場合には、エラー状態がリセットされる。
設定キー挿入孔124は、ホール管理者などがメダルの出玉調整を行うためのものであ
る。すなわち、ホール管理者等が設定キーを設定キー挿入孔124へ挿入して操作するこ
とにより、スロットマシン(遊技機10)の設定状態(当選確率設定処理)を「設定1」
から「設定6」まで変更できるようになっている。
<主制御装置の説明>
リールユニット41の上方には、主制御部として機能する主制御装置が筐体11の背板
11cに取り付けられている。主制御装置は、主たる制御を司るCPU、遊技プログラム
を記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを一時的に記憶するRAM、各種機
器との連絡をとるポート、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロック回路等を
含む主基板を具備しており、主基板が透明樹脂材料等よりなる被包手段としての基板ボッ
クス300に収容されて構成されている。本発明の基板ボックス300は後述するように
基板ボックス可動機構により支持されている。
図1及び図2に示すように、表示窓31L,31M,31Rの下方左側には、投資価値
としてのクレジットされた仮想メダルを一度に3枚ベットするためのボタン状の第1クレ
ジットベットスイッチ77が設けられている。また、第1クレジットベットスイッチ77
の左方には当該スイッチ77よりも小さなボタン状のスイッチとして、第2クレジットベ
ットスイッチ78及び第3クレジットベットスイッチ79が設けられている。第2クレジ
ットベットスイッチ78はクレジットされた仮想メダルを一度に2枚ベットするためのも
のであり、第3クレジットベットスイッチ79は仮想メダルを1枚ベットするためのもの
である。各クレジットベットスイッチ77〜79は前記メダル投入口75とともに投資価
値を入力する入力手段を構成する。また、メダル投入口75が遊技者によりメダルを直接
投入するという動作を伴うのに対し各クレジットベットスイッチ77〜79はクレジット
されたという貯留記憶に基づく仮想メダル(クレジットメダル)のベットという動作を伴
うに過ぎない点に着目すれば、投資価値を間接入力する間接入力手段を構成するものとも
いえる。
なお、第1クレジットベットスイッチ77は、1ゲームにつきベットできるメダル最大
枚数(3枚、以下、適宜、規定ベット枚数Rという)に達していない場合にその操作を促
すため、図示しない発光部材としてのランプが内蔵されている。当該ランプは、第1クレ
ジットベットスイッチ77のスイッチ操作が有効である状況時において点灯されて当該ス
イッチ77の操作を促すが、クレジットされた仮想メダルが存在しない場合や既に3枚の
メダルベットがなされている状況下では消灯される。ここで、上記点灯に代えて、点滅さ
せてメダル投入の促しを遊技者に一層分かり易くしてもよい。
スタートレバー71の左側には、ボタン状の切換スイッチ80が設けられている。切換
スイッチ80は、1度押されるとオン状態になり、もう1度押されるとオフ状態になり、
その後押下操作が行われるごとにオン・オフが切り替わるトグル式に構成されている。切
換スイッチ80は、メダル投入口75に必要量より多く投入された投入メダルや、所定の
遊技の結果遊技者に払い出される入賞獲得メダルの取扱形式を変更するために操作される
切換スイッチ80がオン状態のときには、所定の最大値(例えばメダル50枚分)とな
るまでの余剰の投入メダルや入賞時の入賞獲得メダルがクレジットメダルとして貯留記憶
されるように設定された「クレジットモード」となる。切換スイッチ80がオフ状態のと
きには、余剰の投入メダルや入賞時の入賞獲得メダルを現実のメダルとして払い出すよう
に設定された「ダイレクトモード」となる。このように、遊技者は切換スイッチ80を操
作してクレジットモードとダイレクトモードとを切り換えることにより、自身の好みに応
じた形式で遊技を実行することができる。つまり、かかる切換スイッチ80は投入価値及
び遊技価値の取扱形式を切り換える切換操作手段を構成する。
なお、クレジットモードからダイレクトモードに切り換えられた際に貯留記憶されてい
るクレジットメダルがある場合には、その分が現実のメダルとして返却される。また、ク
レジットモードでの遊技を行っている際に貯留記憶されているクレジットメダルがある場
合には、例えば、切換スイッチ80の操作(例えば長押し)により、その分が現実のメダ
ルとして返却される。このように、切換スイッチ80は、貯留記憶された仮想メダルを返
却するだけの精算スイッチとしても機能するように構成されている。つまり、クレジット
された仮想メダルを現実のメダルとして返却するという機能に着目すれば、切換スイッチ
80は貯留記憶された遊技価値を実際に返却するための精算操作手段を構成するものとも
いえる(以下、適宜、切換スイッチ80を精算スイッチ80という)。なお、クレジット
モードにおいて精算スイッチ80を操作した際、現実のメダル又は/及び仮想メダルがベ
ットされた状態にある場合には、その分も現実のメダルとしてクレジットメダルの分と一
緒に返却される。
表示パネル30の表示窓31L,31M,31R下方には、クレジットモード時に有効
化されて貯留記憶されたクレジットメダルの枚数を表示するクレジット枚数表示部35と
、ビッグボーナスやレギュラーボーナス等の特別遊技状態の際に例えば残りのゲーム数等
を表示するゲーム数表示部36と、入賞獲得メダルの枚数を表示する獲得枚数表示部37
とがそれぞれ設けられている。これら表示部35〜37は7セグメント表示器によって構
成されているが、液晶表示器等によって代替することは当然可能である。
<遊技方法(メダルがベットされる手順)の説明>
ここで、メダルがベットされる手順について説明する。
ダイレクトモード、クレジットモードのいずれのモードにおいても、遊技の開始時にメ
ダル投入口75からメダルが投入されるとベットとなる。1枚目のメダルがメダル投入口
75から投入されベットされると、第1有効ライン表示部32が点灯し、そしてこれに対
応する中央ラインが有効ラインとなり、2枚目のメダルがメダル投入口75から投入され
ベットされると、更に第2有効ライン表示部33が点灯すると共に、これに対応する上ラ
イン及び下ラインを含む合計3本の組合せラインがそれぞれ有効ラインとなり、3枚目の
メダルがメダル投入口75から投入されベットされると、更に第3有効ライン表示部34
が点灯し、そしてこれに対応する一対の斜めラインを含む合計5本の組合せライン全てが
有効ラインとなる。なお、以下、適宜、ベットされた状態にあるメダルをベットメダルと
いう。
また、4枚以上のメダルがメダル投入口75から投入されると、3枚を超えた分のメダ
ルは余剰メダルとして、そのときのモードが「ダイレクトモード」であればセレクタ83
により排出用通路82への切替がなされてメダル排出口17からメダル受け皿18へ返却
される。一方、「クレジットモード」であれば、余剰メダルはスロットマシン内部に貯蓄
されると共にクレジットメダルとして貯留記憶される。具体的には、投入された余剰メダ
ルの枚数がクレジット枚数表示部35にクレジット枚数として表示される。
その後、ダイレクトモードにおいて遊技が行なわれている際に、メダルをメダル投入口
75から投入すると、そのメダルは、ベットメダルが3枚に達するまではベットされ、ベ
ットメダルが3枚に達したあとには余剰メダルとして返却される。クレジットモードにお
いて遊技が行なわれている際に、メダルをメダル投入口75から投入すると、そのメダル
は、ベットメダルが3枚に達するまではベットされ、ベットメダルが3枚に達したあとに
は余剰メダルはクレジットメダルとして貯留記憶される。具体的には、既に記憶されてい
るクレジット枚数に余剰メダルの枚数を加算した値が、新たなクレジット枚数としてクレ
ジット枚数表示部35に表示される。
なお、このクレジット枚数には上限枚数(以下、適宜、最大枚数Mという)が決められ
ており(例えば50枚)、それを越える枚数の余剰メダルが投入されたときにはセレクタ
83によりメダル排出口17からメダル受け皿18へ返却される。
また、上述したように、第1〜第3クレジットベットスイッチ77〜79の操作により
、貯留記憶されたクレジットメダル(仮想メダル)をベットしてベットメダルを増やすこ
ともできる。具体的には、クレジットモードにて遊技が行われ、かつ、クレジット枚数表
示部35に貯留記憶されたクレジットメダル(仮想メダル)の枚数が1以上であることが
表示されている場合には、第1〜第3クレジットベットスイッチ77〜79のいずれかを
押すことによって仮想メダルをベットすることができる。
第3クレジットベットスイッチ79が押された際には、仮想メダルが1枚投入されたこ
ととしてクレジット枚数表示部35に表示されている数値が1つディクリメント(減少)
され、第1有効ライン表示部32が点灯して中央ラインが有効ラインとなる。第2クレジ
ットベットスイッチ78が押された際には、仮想メダルが2枚ベットされたこととしてク
レジット枚数表示部35に表示されている数値が2つディクリメントされ、第1有効ライ
ン表示部32および第2有効ライン表示部33が点灯して合計3本の組合せラインが有効
ラインとなる。第1クレジットベットスイッチ77が押された際には、仮想メダルが3枚
ベットされたこととしてクレジット枚数表示部35に表示されている数値が3つディクリ
メントされ、全ての有効ライン表示部32〜34が点灯して合計5本の組合せラインが有
効ラインとなる。
なお、第1〜第3クレジットベットスイッチ77〜79のいずれかが押された際に、貯
留記憶されている仮想メダルの枚数が上述したベットされるべき所定数の仮想メダルの枚
数よりも少ない場合、例えばクレジット枚数表示部35の表示が「2」のときに第1クレ
ジットベットスイッチ77が押された場合等には、クレジット枚数表示部35の数値が全
てディクリメントされて「0」となり、貯留記憶されている仮想メダル分だけベットされ
る。
<補助表示部15等の説明>
前面扉12の上部には、遊技の進行に伴い点灯したり点滅したりする上部ランプ13と
、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を報知したりする左右
一対のスピーカ14と、遊技者に例えば映像などの演出効果向上のための各種情報を与え
る補助表示部15とが設けられている。補助表示部15は、本実施形態では表示内容の多
様化及び表示演出の重厚化を意図して液晶ディスプレイ(液晶パネル)によって構成され
ているが、ドットマトリックス表示器等の他の表示装置を使用してもよい。補助表示部1
5は、遊技の進行に伴って表示用制御基板により表示による演出を実行するためのもので
ある。
そして、各リール42L,42M,42Rによる遊技を主表示部によるものと考えるこ
とができることから、本実施形態では補助表示部と称している。補助表示部15の表示は
表示パネル30の表示窓31L,31M,31Rと同程度の面積を有する矩形状をしてお
り、補助表示部15の背面には上部ランプ13やスピーカ14、補助表示部15を駆動さ
せるための表示制御装置111が設けられている(図3、図4参照)。なお、上部ランプ
13及びスピーカ14の位置や数は特に以上説明したものに限られない。
メダル受け皿18の上方には、機種名や遊技に関わるキャラクタなどが表示された下段
プレート16が装着されている。また、メダル受け皿18の左方には、手前側下方に反転
可能な灰皿19が設けられている。
以上に説明したスロットマシンはいわゆる1枚賭の機種であるが、スロットマシンには
その他にも、いわゆる3枚賭専用のものもある。このスロットマシンでは上記した組合せ
ラインは付されているものの、図1のスロットマシンのように有効ライン表示部は設けら
れていない。そしてその代わりにこの部分(表示窓31Lの左側)には、その上半分のス
ペースにキャラクタなどの絵柄が描かれ、下半分のスペースには「左」「中」「右」の文
字が書かれた3つの表示領域である指示表示部が設けられている。この指示表示部は遊技
者に対して当選した役を揃えるための指示を与えるための表示であり、ストップボタン7
2,73,74の押し順をガイドすべく所定の順番で明るく表示されるようになっている
。また表示窓31Rの右側の領域には遊技者の興趣を向上させるための絵柄が描かれてお
り、この絵柄も遊技中所定のタイミングで明るく表示されるようになっている。なお、こ
のスロットマシン(遊技機10)は3枚賭専用の機種であるため、図1等に示した第2ク
レジットベットスイッチ78や第3クレジットベットスイッチ79は設けられておらず、
第1クレジットベットスイッチ77(以下、クレジットベットスイッチ77という)のみ
が設けられている。
そして、実際のメダル又は/及びクレジットされた仮想メダルが計3枚(規定ベット枚
数R)ベットされて初めて、スタートレバー71の操作により各リール42L,42M,
42Rが回転を開始するようになっている。ここで3枚賭専用の機種であっても当然、通
常のスロットマシンでメダルを3枚ベットした時と同様に、中央ライン、上ライン、下ラ
イン、一対の斜めラインの合計5本の組合せラインの全てが有効ラインとなっている。そ
れ以外の点については通常のスロットマシンと3枚賭専用スロットマシンとで特に大きく
異なる点はない。
なお、上述のように3枚賭専用のスロットマシンでは、第2クレジットベットスイッチ
78や第3クレジットベットスイッチ79がその外装には設けられていないが、その内部
構造としては各スイッチに対応可能となっているため、必要に応じて操作パネルの交換や
一部改変などによりスイッチを設けることができるようになっている。
<手動式の基板不正防止機構の全体構成>
図7は実施例1の手動で基板ボックス300を移動させる手動式の基板不正防止機構を
示す斜視図である。図8は実施例1の手動で基板ボックス300を移動させる手動式の基
板不正防止機構を示す正面図である。図9は実施例1の手動で基板ボックス300を移動
させる手動式の基板不正防止機構を示す背面図である。
実施例1の手動式の不正防止機構は、基板ボックス300を支持板材を介して可動自在
に支持する基板ボックス可動ベース301と、この基板ボックス可動ベース301に対し
て基板ボックス300を前後、上下及び左右方向に移動させ、固定(停止)させる各可動
スライダ307,308,309とから構成される。
基板ボックス可動ベース301は、2個の支持受け側板302と、これを所定の間隔に
開けて連結する支持受け背板303とから成る。支持受け側板302は、縦板302aと
底板302bとが連結形成された部材であり、底板302bにはL字状板材304を摺動
自在に係合する前後スライドアウターレール305が備えられている。
2個の支持受け側板302は、各底板302bを内側に向けて配置し、縦板302aを
所定の間隔に開けて支持受け背板303で連結形成されている。この基板ボックス可動ベ
ース301の横幅は基板ボックス300の長手方向の間隔より長く設定する。基板ボック
ス300を移動させる空間が必要だからである。図示例では筐体11の横幅よりやや狭い
間隔になっている。この基板ボックス可動ベース301は、筐体11の内壁に固定する。
基板ボックス可動ベース301には、支持板材が可動自在に取り付けられている。この
支持板材は、図示するように支持縦板304aと支持底板304bが直角に連結されたL
字状板材304と、このL字状板材304とを連結する支持横板306とから成る板材で
ある。
基板ボックス可動ベース301を構成する各支持受け側板302には、前後可動スライ
ダ307を介してL字状板材304が前後動自在にそれぞれ取り付けられ、更にこのL字
状板材304に上下可動スライダ308を介して上下動自在に支持横板306が取り付け
られている。この支持横板306には、左右可動スライダ309を介して左右可動自在に
基板ボックス300が取り付けられている。
これらの前後可動スライダ307、上下可動スライダ308及び左右可動スライダ30
9を動作させ、基板ボックス300を筐体11内において所定方向へ移動させることによ
り、遊技機10毎に微妙に基板ボックス300の位置がずれるようなる。そこで、遊技機
10に不正操作する者は、1台目の遊技機10について針金状の不正器具で不正操作でき
ても、別の遊技機10では筐体11の同じ位置から同じ不正器具を差し込んで基板ボック
ス300に不正操作しようとしても、その基板ボックス300の筐体11内における位置
が異なるため不正操作が困難になる。1台目の遊技機10と2台目の遊技機10では、針
金状の不正器具を差し込む左右方向の位置、不正器具を差し込む間隔及び不正器具を差し
込む角度が異なるため、1台目で不正操作できても2台目以降からは同様に簡単には不正
操作できないようになる。これにより、針金状の不正器具による基板ボックス300の不
正を防止することができる。
基板ボックス可動ベース301の各支持受け側板302の前後スライドアウターレール
305は、それぞれL字状板材304の移動距離の間隔を有している。各支持受け側板3
02の前後スライドアウターレール305に隣接して、縦板302aには後述する位置決
め穴310と位置決め溝311とが複数開けられている。
<L字状板材304の構成>
支持縦板304aと支持底板304bが直角に連結されたL字状板材304は、例えば
金属製の細長い板材をL字状に曲折したものである。このL字状板材304は、その支持
底板304bが筐体11側に固定された支持受け側板302の前後スライドアウターレー
ル305に摺動自在に支持されている。
L字状板材304の支持底板304bは、その長さがそのまま基板ボックス300を前
後方向へ移動させる間隔となる。筐体11内において、移動させた基板ボックス300が
、他の部品、部材に当たらない程度の間隔に設定する。
<前後可動スライダ307の構成>
図10はL字状板材304の前後可動スライダ307と上下可動スライダ308を示す
正面図である。図11は左右可動スライダ309を示す正面図である。
L字状板材304の支持底板304bは、前後可動スライダ307により前後スライド
アウターレール305上において前後方向へ移動させ、その移動させた位置で停止させる
部材である。前後可動スライダ307は、長方形の略板状のスライドインナレール307
aと、同じく長方形の略板状のスライダ本体307bとから成る。このスライドインナレ
ール307aは前後スライドアウターレール305上をその長手方向に摺動する部材であ
る。
前後可動スライダ307のスライダ本体307bは、スライドインナレール307aに
対して短手方向に移動可能に重ねるように取り付けられている。図示例ではスライダ本体
307bに短手方向に開けられた長孔312に、それぞれねじ313を挿通してスライド
インナレール307aに締結し、長孔312の間隔で短手方向に可動するようになってい
る。なお、このねじ313と長孔312の配置が逆になっていてもよい。
前後可動スライダ307のスライダ本体307bには、基板ボックス可動ベース301
の支持受け側板302に開けられた位置決め穴310に嵌合する突起314と、手指で挟
み操作しやすいように、舌片部315が形成されている。このスライダ本体307bは、
その突起314を位置決め穴310に容易に嵌合させ、また取り外せるようになっている
。このスライダ本体307bは、スライドインナレール307aとの間にコイルばね等の
弾性部材316が取り付けられている。この弾性部材316はスライダ本体307bを支
持受け側板302側へ付勢する機能を有する。
支持受け側板302の縦板302aには複数の位置決め穴310が前後方向に直線状に
開けられている。これらの複数の位置決め穴310は前後可動スライダ307の移動方向
と平行に開けられている。そこで、スライダ本体307bの突起314は、支持受け側板
302の縦板302aに向けて進退するようになる。前後可動スライダ307の前後に移
動する方向のいずれの位置にあっても突起314を位置決め穴310に嵌合させ、また取
り外すことができる。
なお、図示例では位置決め穴310が直線状に4か所に開けられているが、これは一例
である。この4か所に限定されず、3か所以下又は4か所以上開けることができる。また
、隣接する各位置決め穴310の間隔も一例であり、図示例の間隔に限定されない。
このようにスライダ本体307bの突起314は、弾性部材316により支持受け側板
302側へ付勢されているので、舌片部315を用いて支持受け側板302から離し、前
後可動スライダ307を前後方向へ移動させ、別の位置決め穴310に来たら舌片部31
6を放すと、弾性部材316により突起314はその位置決め穴310に自動的に嵌合す
る。
この前後可動スライダ307のスライダ本体307bの突起314が、支持受け側板3
02の縦板302aの位置決め穴310に嵌合しているときは、L字状板材304の支持
底板304bがその位置で固定(停止)された状態になる。そこで、L字状板材304に
より支持されている基板ボックス300はその(前後方向)変位した位置で固定(停止)
された状態にある。
<上下可動スライダ308の構成>
L字状板材304の支持縦板304aには、上下可動スライダ308により支持横板3
06を上下方向へ移動させ、その位置で停止させる部材である。上下可動スライダ308
の構成は、前述した前後可動スライダ307と略同じ構成である。長方形の略板状のスラ
イドインナレール308aと、同じく長方形の略板状のスライダ本体308bとから成る
。スライドインナレール308aはL字状板材304の支持縦板304aに形成された上
下スライドアウターレール317上をその長手方向に摺動する部材である。
但し、上下可動スライダ308のスライドインナレール308aには、基板ボックス3
00を支持する支持横板306の一端が取り付けられている。この支持横板306の他端
は他方の上下可動スライダ308のスライドインナレール308aに取り付けられている
。この2か所の上下可動スライダ308の間で、基板ボックス300が前後、上下及び左
右方向へ可動させることができる。
上下可動スライダ308のスライダ本体308bも、スライドインナレール308aに
対して短手方向に移動可能に重ねるように取り付けられている。図示例ではスライダ本体
308bに短手方向に開けられた長孔312に、それぞれねじ313を挿通してスライド
インナレール308aに締結し、長孔312の間隔で短手方向に可動するようになってい
る。なお、このねじ313と長孔312の配置が逆になっていてもよい。
上下可動スライダ308のスライダ本体308bにも、支持受け側板302に開けられ
た位置決め溝311に嵌合する突起318と、手指で挟み操作しやすいように、舌片部3
19が形成されている。このスライダ本体308bは、その突起318を位置決め溝31
1に容易に嵌合させ、また取り外せるようになっている。このスライダ本体308bは、
スライドインナレール308aとの間にコイルばね等の弾性部材316が取り付けられて
いる。この弾性部材316はスライダ本体308bを支持受け側板302側へ付勢する機
能を有する。
支持受け側板302の縦板には複数の位置決め溝311が上下方向に直線状に開けられ
ている。これらの複数の位置決め溝311は上下可動スライダ308の移動方向と平行に
開けられている。スライダ本体308bの突起318は、支持受け側板302の縦板30
2aに向けて進退するようになる。
この上下可動スライダ308では、このように横に長い位置決め溝311にしている。
これはスライドインナレール308aの上下方向の移動と共に、前後可動スライダ307
による前後方向への移動の両方を適合させる必要があるからである。この位置決め溝31
1の間隔は上下可動スライダ308の最大移動間隔に合わせる。
上下可動スライダ308の上下に移動する方向のいずれの位置にあっても突起318を
位置決め溝311に嵌合させ、また取り外すことができる。
なお、図示例では位置決め穴310が直線状に4か所に開けられているが、これは一例
である。この4か所に限定されず、3か所以下又は4か所以上開けることができる。また
、隣接する各位置決め穴310の間隔も一例であり、図示例の間隔に限定されない。
このスライダ本体308b(上下可動スライダ308)の突起318が、支持受け側板
302の縦板の位置決め溝311に嵌合しているときは、上下可動スライダ308がその
位置で固定(停止)された状態になる。そこで、上下可動スライダ308に支持されてい
る支持横板306を上下方向)に変位した位置で固定(停止)させることができる。そこ
で、基板ボックス300は上下方向へ移動し、その上下方向に変位した位置で固定(停止
)された状態にある。
<左右可動スライダ309の構成>
2個のL字状板材304の間で挟まれるよう支持された支持横板306に、左右方向へ
可動自在に基板ボックス300が取り付けられる。例えば、基板ボックス300を構成す
るボックスケースに取り付けられたスライドインナレール309aを、支持横板306の
左右スライドアウターレール320に横方向へ摺動自在に係合させる。この支持横板30
6は、上述したように、前後可動スライダ307と上下可動スライダ308によりL字状
板材304を前後方向と上下方向へ可動すると同時に支持横板306も前後方向と上下方
向へ可動する。この支持横板306に取り付けられた左右可動スライダ309を介して基
板ボックス300を左右方向へ可動させることができる。
左右可動スライダ309は、上述した前後可動スライダ307と上下可動スライダ30
8とは若干構成が異なり、スライダ本体のみから成り、基板ボックス300側に取り付け
られている部材である。この左右可動スライダ309を左右方向へ移動させると、基板ボ
ックス300を左右方向へ移動させることができる。
この左右可動スライダ309の固定(停止)と可動は、左右可動スライダ309のスラ
イダ本体の突起321を、支持受け背板303に設けられた位置決め穴310に嵌合させ
、外すことにより行う。
左右可動スライダ309のスライダ本体にも、手指で挟み操作しやすいように、舌片部
322が形成されている。この左右可動スライダ309のスライダ本体には、基板ボック
ス300との間に板ばね等の弾性部材316が取り付けられている。この弾性部材316
は左右可動スライダ309のスライダ本体を支持受け背板303側へ付勢する機能を有す
る。
支持受け背板303には複数の位置決め穴310が左右方向に直線状に開けられている
。これらの複数の位置決め穴310は左右可動スライダ309の移動方向と平行に開けら
れている。そこで、左右可動スライダ309の左右に移動する方向のいずれの位置にあっ
ても突起321を位置決め穴310に嵌合させ、また取り外すことができる。
なお、図示例では隠れ線で表示した位置決め穴310が直線状に4か所に開けられてい
るが、これは一例である。この4か所に限定されず、3か所以下又は4か所以上開けるこ
とができる。また、隣接する位置決め穴310の間隔も一例であり、図示例の間隔に限定
されない。
このように左右可動スライダ309のスライダ本体の突起321は、弾性部材316に
より支持受け背板303側へ付勢されているので、舌片部322を用いて支持受け背板3
03から離し、左右可動スライダ309をずらし、別の位置決め穴310に来たら舌片部
322を放すと、弾性部材316の付勢力により突起321はその位置決め穴310に自
動的に嵌合する。
<手動式の基板不正防止機構の動作説明>
図12は実施例1の手動で基板ボックス300を移動させる手動式の基板不正防止機構
の動作状態を示す概略説明図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
上記構成になる手動式の不正防止機構は、遊技機10に不正をしようとする者が、針金
状の不正器具を遊技機10の筐体11内に、カバーの冷却孔から差し込んでも基板ボック
ス300の位置が遊技機10毎に異なるようにすることができる。そこで、基板ボックス
300の位置は、基板不正防止機構により微妙に左右方向、上下方向及び前後方向の位置
が異なるようになる。
遊技機10の筐体11内において、矢視線のように基板ボックス300の左右方向には
移動させるときは、左右可動スライダ309を用いる。基板ボックス300を支持横板3
06に固定(停止)させている左右可動スライダ309の突起321を位置決め穴310
から取り外す。このときは左右可動スライダ309の舌片部322を持ち、弾性部材31
6に抗して左右可動スライダ309のスライダ本体を手前にずらして、その突起321を
位置決め穴310から外し、左方向又は右方向へ移動させて他の位置決め穴310に嵌合
させて、その位置で停止させる。
基板ボックス300の上下方向には移動させるときは、上下可動スライダ308を用い
る。基板ボックス300を支持している支持横板306を上下動自在に支持している上下
可動スライダ308の突起318を位置決め溝311から取り外す。このときは上下可動
スライダ308の舌片部319を持ち、弾性部材316に抗して上下可動スライダ308
のスライダ本体308bを支持受け側板302から離し、即ちその突起319を位置決め
溝311から外し、上方又は下方向へずらして他の位置決め溝311に嵌合させて、その
位置で停止させる。
基板不正防止機構には上下可動スライダ308が左右2か所に備えられているので、そ
れぞれを同様な操作をする。
基板ボックス300の前後方向に移動させるときは、前後可動スライダ307を用いる
。基板ボックス300を支持している支持横板306を前後動自在に支持している前後可
動スライダ307の突起314を位置決め穴310から取り外す。このときは前後可動ス
ライダ307の舌片部315を持ち、弾性部材316に抗して前後可動スライダ307の
スライダ本体308bを支持受け側板302から離し、即ちその突起314を位置決め穴
310から外し、手前方向又は向こう方向へ移動させて他の位置決め穴310に嵌合させ
て、その位置で停止させる。
基板不正防止機構には前後可動スライダ307が左右2か所に備えられているで、それ
ぞれを同様な操作をする。
このように、実施例1の手動式の基板不正防止機構では、各可動スライダ307,30
8,309を用いて、遊技機10の筐体11内における基板ボックス300の位置を微妙
に移動させることができる。そこで、不正操作しようとする者が、1台の遊技機10につ
いて針金状の不正器具で不正操作できても、別の遊技機10では筐体11の同じ位置から
同じ不正器具を差込んで基板ボックス300に不正操作しようとしても、その基板ボック
ス300の筐体11内における位置が異なるため不正操作が困難になるため、1台目で不
正操作できても2台目以降からは同様に簡単には不正操作できないようになる。
<自動式の基板不正防止機構の全体構成>
図13は実施例2の自動で基板ボックス300を移動させる自動式基板不正防止機構を
示す斜視図である。図14は実施例2の自動で基板ボックス300を移動させる自動式基
板不正防止機構を示す正面図である。図15は実施例2の自動で基板ボックス300を移
動させる自動式基板不正防止機構を示す側面図である。
実施例2の自動式基板不正防止機構は、実施例1の構成と異なり、基板ボックス300
を自動的に移動するように構成したものである。実施例2の自動式基板不正防止機構は、
基板ボックス300を支持板材を介して可動自在に支持する基板ボックス可動ベース30
1と、この基板ボックス可動ベース301に対して基板ボックス300を前後、上下及び
左右方向に自動的に移動させ、固定(停止)させる各駆動部401,402,403とか
ら構成される。
基板ボックス可動ベース301は、2個の支持受け側板302と、これを所定の間隔に
開けて連結する支持受け背板303とから成る。支持受け側板302に前後方向駆動部4
01を介してL字状板材304が前後動自在にそれぞれ取り付けられ、このL字状板材3
04に上下方向駆動部402を介して上下動自在に支持横板306が取り付けられ、この
支持横板306に左右方向駆動部403を介して左右可動自在に基板ボックス300が取
り付けられた機構である。
これらの前後方向駆動部401、上下方向駆動部402及び左右方向駆動部403を動
作させ、基板ボックス300を筐体11内において所定方向へ移動させることにより、遊
技機10毎に微妙に基板ボックス300の位置がずれるようになっている。そこで、針金
状の不正器具による基板ボックス300の不正を防止することができる。
支持受け側板302は、縦板302aと底板302bとが連結形成された部材であり、
底板302bにはL字状板材304を摺動自在に係合する前後スライドアウターレール3
05が備えられている。2個の支持受け側板302は、各底板を内側に向けて配置し、縦
板302aを所定の間隔に開けて支持受け背板303で連結形成されている。この2個の
支持受け側板302の間隔は基板ボックス300の長手方向の間隔より長く設定する。基
板ボックス300を移動させる空間が必要だからである。図示例では筐体11の横幅より
やや狭い間隔になっている。この支持受け側板302又は支持受け背板303は、筐体1
1の内壁に固定する。
各支持受け側板302の前後スライドアウターレール305は、それぞれL字状板材3
04の移動距離の間隔を有している。各支持受け側板302の前後スライドアウターレー
ル305に隣接して、縦板302aには後述する上下方向駆動部402用に開口部404
が開けられている。
<L字状板材304の構成>
各L字状板材304は、図示するように支持縦板304aと支持底板304bが直角に
連結された部材である。L字状板材304は、例えば金属製の細長い板材をL字状に曲折
したものである。このL字状板材304は、その支持底板304bが筐体11側に固定さ
れた支持受け側板302の前後スライドアウターレール305に摺動自在に支持されてい
る。
L字状板材304の支持底板304bは、その長さがそのまま基板ボックス300を前
後方向へ移動させる間隔となる。筐体11内において、移動させた基板ボックス300が
、他の部品、部材に当たらない程度の間隔に設定する。
<前後方向駆動部401の構成>
図16はL字状板材304の前後方向駆動部401と上下方向駆動部402を示す正面
図である。
L字状板材304の支持底板304bは、前後方向駆動部401により前後スライドア
ウターレール305上において前後方向へ移動させ、その移動させた位置で停止させる部
材である。前後方向駆動部401は、長方形の略板状の一面、前後スライドアウターレー
ル305側にこれと係合するスライドインナレール401aと、その反面にラック405
が形成されている。このラック405と噛合するピニオン406は、支持受け側板302
の底板302b側に取り付けられている。
ピニオン406はモータ407により回転させ、正転、反転させてラック405を前後
動させる。このピニオン406の回転角度により、前方又は後方移動距離が決まる。この
モータ407には、正確に位置決め制御できるステッピングモータ又はサーボモータ等を
用いる。このラック405の全長が、L字状板材304の前後移動距離となる。
この前後方向駆動部401は、ラック405と噛合するピニオン405が停止している
ときは、L字状板材304の支持底板304bがその位置で固定(停止)された状態にな
る。そこで、ラック405側のL字状板材304により支持されている基板ボックス30
0はその(前後方向)変位した位置で固定(停止)された状態にある。
<上下方向駆動部402の構成>
L字状板材304の支持底板304bは、前後方向駆動部401により上下スライドア
ウターレール317上において上下方向へ移動させ、その移動させた位置で停止させる部
材である。上下方向駆動部402の構成は、前述した前後方向駆動部401と略同じ構成
である。上下方向駆動部402は、長方形の略板状のスライドインナレール402aと、
ラック408が形成されている。スライドインナレール402aはL字状板材304の支
持縦板304aに形成された上下スライドアウターレール317上をその長手方向に摺動
する部材である。
上下方向駆動部402には、基板ボックス300を支持する支持横板306の一端が取
り付けられている。この支持横板306の他端は他方の上下方向駆動部402に取り付け
られている。この2か所の上下方向駆動部402の間で、基板ボックス300が前後、上
下及び左右方向へ可動させることができる。
上下方向駆動部402に形成されているラック408と噛合するピニオン409は、支
持受け側板302の縦板302aに取り付けられている。
ピニオン409はモータ410により回転させ、正転、反転させてラック408を上下
動させる。このピニオン409の回転角度により、上方又は下方移動距離が決まる。この
モータ410には、上述したように正確に位置決め制御できるステッピングモータ又はサ
ーボモータ等を用いる。このラック409の全長が、L字状板材304の前後移動距離と
なる。
この上下方向駆動部402は、ラック408と噛合するピニオン409が停止している
ときは、L字状板材304の支持縦板304aがその位置で固定(停止)された状態にな
る。そこで、ラック408側のL字状板材304により支持されている基板ボックス30
0はその(上下方向)変位した位置で固定(停止)された状態にある。
<左右方向駆動部403の構成>
2か所のL字状板材304の間で挟まれるよう支持された支持横板306に取り付けた
左右スライドアウターレール320上において、一方基板ボックス300を構成するボッ
クスケースにスライドインナレール403aを取り付け、基板ボックス300を左右方向
へ可動自在に成る。この支持横板306は、上述したように、前後方向駆動部401と上
下方向駆動部402によりL字状板材304を前後方向と上下方向へ可動すると同時に支
持横板306も前後方向と上下方向へ可動する。この支持横板306に取り付けられた左
右方向駆動部403を介して基板ボックス300を左右方向へ可動するようになっている
。即ち、左右方向駆動部403は、長方形の略板状の一面、左右スライドアウターレール
320側にこれと係合するスライドインナレール403aと、その反面にラック411が
形成されている。このラック411と噛合するピニオン412は、基板ボックス可動ベー
ス301の支持受け背板303側に取り付けられている。
ピニオン412はモータ413により回転させ、正転、反転させてラック411を左右
方向へ駆動させる。このピニオン412の回転角度により、左方向又は右方向への移動距
離が決まる。このモータ413には、正確に位置決め制御できるステッピングモータ又は
サーボモータを用いる。このラック411の全長が、L字状板材304の左右移動距離と
なる。
この左右方向駆動部403は、ラック411と噛合するピニオン412が停止している
ときは、基板ボックス300がその位置で固定(停止)された状態になる。
<自動式の基板不正防止機構の動作説明>
図17は実施例2の手動で基板ボックス300を移動させる操作パネル414を示す正
面図である。
上記構成になる自動式の不正防止機構は、針金状の不正器具を遊技機10の筐体11内
に差し込んでも基板ボックス300の位置が遊技機10毎に異なるようになる。そこで、
基板ボックス300の位置は、基板不正防止機構により微妙に左右方向、上下方向及び前
後方向の位置が異なるようにできる。
まず、遊技機10の筐体11内において基板ボックス300の左右方向には移動させる
ときは、左右方向駆動部403を駆動し、基板ボックス300を支持横板306に固定(
停止)させている位置から左方向又は右方向へ移動させる。同様に基板ボックス300の
上下方向には移動させるときは、上下方向駆動部402を駆動し、基板ボックス300を
L字状板材304の支持縦板304aに固定(停止)させている位置から上方向又は下方
向へ移動させる。更に、基板ボックス300の前後方向には移動させるときは、前後方向
駆動部401を駆動し、基板ボックス300を支持底板304bに固定(停止)させてい
る位置から前方向又は後方向へ移動させる。
このとき、左右方向駆動部403、上下方向駆動部402および前後方向駆動部401
を駆動させる各モータ413は、操作パネル414により制御操作する。この操作パネル
414では、各左右方向駆動部403、上下方向駆動部402又は前後方向駆動部401
を微調整する。操作ボタン415を備えている。
この操作パネル414には、「Random」を備え、ここに各方向駆動部401,4
02,403を調整しなくても、それぞれ所定距離を移動させるようになっている。そこ
で、遊技機10の筐体11内における基板ボックス300の位置を自動的に移動させるこ
とができる。
このように、実施例2の自動式基板不正防止機構では、各方向駆動部401,402,
403により遊技機10の筐体11内における基板ボックス300の位置を微妙に移動さ
せることができる。そこで、不正操作しようとする者が、1台の遊技機10について針金
状の不正器具で不正操作できても、別の遊技機10では筐体11の同じ位置から同じ不正
器具を差込んで基板ボックス300に不正操作しようとしても、その基板ボックス300
の筐体11内における位置が異なるため不正操作が困難になるため、1台目で不正操作で
きても2台目以降からは同様に簡単には不正操作できないようになる。
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等
を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において
対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定され
るものではない。
遊技機Aは、スロットマシン、パチンコ機あるいはメダルの代わりに遊技球でスロット
マシンの遊技をするパロット等の遊技機に関する。
スロットマシン、パチンコ機等の遊技機には制御基板が備えられ、その制御基板により
電子的に遊技内容の制御が行われている。制御基板は、CPU(CentralPro
cessingUnit)、RAM(RandomAccessMemory)、R
OM(ReadOnlyMemory)、その他必要とされる集積回路やインターフェ
ース回路を備えている。制御基板のROMには、遊技の制御内容を決めるデータが記憶さ
れている。このROMを交換することにより、遊技の制御内容を変更する。また、制御基
板自体を交換する。
この制御基板は基板ボックス内に収容されている。この基板ボックスは、遊技機(スロ
ットマシン)の筐体左側上部の本体とドア部の隙間より筐体内部へ針金状の不正器具が差
し込まれ、不正操作されることがある。不正操作する者は、例えば筐体内では冷却用のカ
バーの送風穴から針金状の不正器具を差し込むが、内部が見えないために、不正操作する
位置を手探りしながら制御基板を不正に操作している。
このような基板ボックスの不正対策に関する技術について、例えば特許文献2の特開2
008−154748の「電源装置及び遊技機」には、基板上の遊技機のゲーム進行に関
わる重要な回路素子等に対する不正行為を防止する構成が提案されている。
特開2008−154748
特許文献2の「電源装置及び遊技機」では、遊技機(スロットマシン)に針金状の不正
器具を差し込み所定の位置で不正操作されると、同様に他の台について同じ位置に差し込
まれやすくなり、次々と不正操作されるという問題を有していた。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発
明の目的は、遊技機内において基板ボックスの位置を可動し得る構成にすることで、遊技
機の台ごとに基板ボックス(制御基板)の位置が異なり、その制御基板に対する不正操作
を困難にすることができる遊技機を提供することにある。
遊技機A1は、遊技機の所定の遊技に関する制御を司る制御基板を内部に収容する基板
ボックスを備えた遊技機であって、
前記遊技機内に取り付けられる基板ボックス可動ベースと、
前記基板ボックスを支持する支持板材と、
前記支持板材と前記基板ボックス可動ベースとの間に取り付けられた、該支持板材を可
動させ、固定する可動スライダと、を備え、
遊技機毎に基板ボックスを異なる位置に移動させて該基板ボックスの不正操作が困難に
なるように、該基板ボックスを遊技機の筐体内において前記可動スライダにより所定方向
へ移動させ得るように構成した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A1では、遊技機の筐体内における基板ボックスの位置を微妙に移動させること
ができる。そのため、1台の遊技機について針金状の不正器具で不正操作できても、別の
遊技機では筐体の同じ位置から同じ不正器具を差し込んで基板ボックスに不正操作しよう
としても、その基板ボックスの筐体内における位置が異なるため不正操作が困難になる。
即ち、1台目の遊技機と2台目の遊技機では、針金状の不正器具を差し込む左右方向の位
置、不正器具を差し込む間隔及び不正器具を差し込む角度が異なるため、1台目で不正操
作できても2台目からは同様に簡単には不正操作できないようになる。
遊技機A2は、前記基板ボックス可動ベースは、前記基板ボックスを囲むように縦板と
底板とが連結形成された支持受け側板と、2個の該支持受け側板を所定の間隔を開けて連
結する支持受け背板とから成る、ことを特徴とする遊技機A1の遊技機。
遊技機A3は、前記支持板材は、支持縦板と支持底板が直角に連結されたL字状板材と
、該L字状板材とを連結する支持横板とから成り、
前記L字状板材は、前記支持受け側板に対して前後方向及び上下方向に摺動自在に取り
付けられ、
両L字状板材に所定の間隔を開けて支持横板が連結するように取り付けられ、
前記支持横板に前記基板ボックスが左右方向に摺動自在に取り付けられた、ことを特徴
とする遊技機A1又はA2の遊技機。
遊技機A2、A3では、基板ボックス可動ベースに可動自在に取り付けられた支持板材
は、遊技機の筐体内において基板ボックスを前後方向、上下方向及び左右方向へ移動可能
に支持することができる。そこで、基板ボックスを三次元の各方向に容易にずらすことが
できる。
遊技機A4は、前記L字状板材を、前記基板ボックス可動ベースの底板において前後方
向に移動させ、固定させる前後可動スライダと、該L字状板材を、該基板ボックス可動ベ
ースの縦板において上下方向に移動させ、固定させる上下可動スライダと、
前記支持横板において、前記基板ボックスを左右方向に移動させ、固定させる左右可動
スライダと、を備えた、ことを特徴とする遊技機A1、A2又はA3の遊技機。
遊技機A4では、基板ボックスを支持する支持板材は、前後可動スライダ、上下可動ス
ライダ及び左右可動スライダを操作することで、この基板ボックスを容易に移動させるこ
とができる。各可動スライダは支持板材と基板ボックス可動ベースとの間において、支持
板材を可動させ、固定させることができるので、基板ボックスを所定の位置に容易にずら
すことができる。
遊技機A5は、遊技機の所定の遊技に関する制御を司る制御基板を内部に収容する基板
ボックスを備えた遊技機であって、
前記遊技機内に取り付けられる基板ボックス可動ベースと、
前記基板ボックスを支持する支持板材と、
前記支持板材と前記基板ボックス可動ベースとの間に取り付けられた、該支持板材を可
動させ、固定させる駆動部と、を備え、
遊技機毎に基板ボックスを異なる位置に移動させて該基板ボックスの不正操作が困難に
なるように、該基板ボックスを遊技機の筐体内において前記駆動部により所定方向へ自動
で移動させるように構成した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A5では、遊技機の筐体内における基板ボックスの位置を微妙に移動させること
ができる。そのため、1台の遊技機について針金状の不正器具で不正操作できても、別の
遊技機では筐体の同じ位置から同じ不正器具を差込んで基板ボックスに不正操作しようと
しても、その基板ボックスの筐体内における位置が異なるため不正操作が困難になる。即
ち、1台目の遊技機と2台目の遊技機では、針金状の不正器具を差し込む左右方向の位置
、不正器具を差し込む間隔及び不正器具を差し込む角度が異なるため、1台目で不正操作
できても2台目以降からは同様に簡単には不正操作できないようになる。
遊技機A6は、前記基板ボックス可動ベースは、前記基板ボックスを囲むように縦板と
底板とが連結形成された支持受け側板と、2個の該支持受け側板を所定の間隔を開けて連
結する支持受け背板とから成る、ことを特徴とする遊技機A5の遊技機。
遊技機A7は、前記支持板材は、支持縦板と支持底板が直角に連結されたL字状板材と
、該L字状板材とを連結する支持横板とから成り、
前記L字状板材は、前記支持受け側板に対して前後方向及び上下方向に摺動自在に取り
付けられ、
両L字状板材を所定の間隔を開けて支持横板が連結するように取り付けられ、
前記支持横板に前記基板ボックスが左右方向に摺動自在に取り付けられた、ことを特徴
とする遊技機A5又はA6の遊技機。
遊技機A6、A7では、基板ボックス可動ベースに可動自在に取り付けられた支持板材
は、遊技機の筐体内において基板ボックスを前後方向、上下方向及び左右方向へ移動可能
に支持することができる。そこで、基板ボックスを三次元の各方向にずらすことができる
遊技機A8は、前記L字状板材を、前記基板ボックス可動ベースの底板において前後方
向に移動させ、固定させる前後方向駆動部と、
前記L字状板材を、前記基板ボックス可動ベースの縦板において上下方向に移動させ、
固定させる上下方向駆動部と、
前記支持横板において、前記基板ボックスを左右方向に移動させ、固定させる左右方向
駆動部と、を備えた、ことを特徴とする遊技機A5、A6又はA7の遊技機。
遊技機A8では、基板ボックスを支持する支持板材は、前後方向駆動部、上下方向駆動
部及び左右方向駆動部を操作することで、この基板ボックスを容易に移動させることがで
きる。各駆動部は支持板材と基板ボックス可動ベースとの間において、支持板材を可動さ
せ、固定させることができるので、基板ボックスを所定の位置に容易にずらすことができ
る。更に前後方向駆動部、上下方向駆動部及び左右方向駆動部を自動操作することで、多
数の遊技機の基板ボックスを容易に移動させることができる。
因みに、特徴A1乃至特徴A8のいずれか1つ又はそれらの組み合わせを上記特徴A1
乃至A8に適用してもよい。
以下に、以上の各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル)と、その操作手段
の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構のソレノイド)と、
その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技
部品(釘等)とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部(作動口等)を遊技球が通
過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
遊技機10、A1〜A8のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であること
を特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを
備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の
所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、
表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げ
られる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入
賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じ
た有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与され
るものが挙げられる。
遊技機10、A1〜A8のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであること
を特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別
情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え
、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され
、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過すること
により、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であ
ることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手
段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙
げられる。
遊技機10、A1〜A8のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロット
マシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊
技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別
情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に
起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手投(例えばストップボタン)の操作に
起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その
停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別
遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共
に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発
生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技機は、主にスロットマシンの遊技機に利用することができるが、遊技機の
基板を収容する基板ケース(基板ボックス)を有する構成の遊技機であれば、スロットマ
シン以外の様々な遊技機に利用することができる。
10 遊技機としてのスロットマシン
300 基板ボックス
301 基板ボックス可動ベース
302 支持受け側板
303 支持受け背板
304 L字状板材
304a 支持縦板
304b 支持底板
305 前後スライドアウターレール
306 支持横板
307 前後可動スライダ
307a スライドインナレール
307b スライダ本体
308 上下可動スライダ
308a スライドインナレール
308b スライダ本体 308b
309 左右可動スライダ
309a スライドインナレール
309b スライダ本体
310 位置決め穴
311 位置決め溝
314,318,321 突起
315,319,322 舌片部
320 左右スライドアウターレール
401 前後方向駆動部
401a スライドインナレール
402 上下方向駆動部
402a スライドインナレール
403 左右方向駆動部
403a スライドインナレール
405,408,411 ラック
406,409,412 ピニオン
407,410,413 モータ
414 操作パネル
415 操作ボタン

Claims (2)

  1. 遊技機の所定の遊技に関する制御を司る制御基板を内部に収容する基板ボックスを備えた遊技機であって、
    前記基板ボックスは、駆動部によって、所定の姿勢を維持したまま左右方向、上下方向、及び、前後方向に位置変更可能に支持されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、パチンコ遊技機、スロットマシン、又は、パチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させ遊技媒体として遊技球を使用する遊技機であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
JP2019038615A 2014-11-26 2019-03-04 遊技機 Active JP6897699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019038615A JP6897699B2 (ja) 2014-11-26 2019-03-04 遊技機

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014238573A JP6493660B2 (ja) 2014-11-26 2014-11-26 遊技機
JP2019038615A JP6897699B2 (ja) 2014-11-26 2019-03-04 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014238573A Division JP6493660B2 (ja) 2014-11-26 2014-11-26 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019107499A JP2019107499A (ja) 2019-07-04
JP6897699B2 true JP6897699B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=67178479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019038615A Active JP6897699B2 (ja) 2014-11-26 2019-03-04 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6897699B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007135826A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Samii Kk 遊技機の組立調節機能付きケース装置
JP5572988B2 (ja) * 2009-04-27 2014-08-20 株式会社三洋物産 遊技機
JP6493660B2 (ja) * 2014-11-26 2019-04-03 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019107499A (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017060714A (ja) 遊技機
JP5750531B1 (ja) メダル検出装置
JP2007175131A (ja) 遊技機
JP6897699B2 (ja) 遊技機
JP6493660B2 (ja) 遊技機
JP5526926B2 (ja) 遊技機
JP5527118B2 (ja) 遊技機
JP2008295520A (ja) 遊技機
JP2006187539A (ja) 遊技機
JP6823920B2 (ja) 遊技機
JP6343868B2 (ja) 遊技機
JP6249264B2 (ja) 遊技機
JP6343867B2 (ja) 遊技機
JP6813215B1 (ja) 遊技機
JP4943831B2 (ja) 遊技機
JP4936459B2 (ja) 遊技機、遊技機に用いられるメダルセレクタ装置及びメダル検出方法
JP2008272097A (ja) 遊技機
JP2010029403A (ja) 遊技機
JP2005168780A (ja) 遊技機
JP6629552B2 (ja) 遊技機
JP2006204405A (ja) メダルセレクタ及びそれを備えた遊技機
JP2008048852A (ja) 遊技機
JP5110215B2 (ja) 遊技機
JP2006304940A (ja) 遊技機
JP5408291B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20200324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6897699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250