JP6897693B2 - 携帯情報端末、携帯情報端末制御方法、プログラム - Google Patents

携帯情報端末、携帯情報端末制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯情報端末、携帯情報端末制御方法、プログラムに関し、特に、トランシーバとしての機能を有するとともにスマートフォンとしての機能も有する携帯情報端末、携帯情報端末制御方法、プログラムに関する。
トランシーバとしての機能を有する携帯情報端末が知られている。
例えば、特許文献1には、トランシーバ型通信手段を内蔵した携帯情報端末(携帯電話装置)が記載されている。具体的には、上記携帯情報端末は、通信事業者が提供するサービスエリア圏内において、通信手段として携帯電話型通信を選択し、携帯電話型通信回路を有効にする。一方、上記携帯情報端末は、通信事業者が提供するサービスエリア圏外において、通信手段としてトランシーバ型通信を選択し、トランシーバ型通信回路を有効にする。特許文献1によると、上記構成により、サービスエリア圏外での装置間の通信が可能となり、携帯情報端末の利便性を増大することが出来る。
特開平11−88959号公報
例えば、警察や消防などのパブリックセーフティ(公共安全)の分野などにおいては、PTT(Push to talk)方式のトランシーバが一般的に利用されている。PTT方式は音声を単信、すなわち送話と受話を排他的に行う方式である。PTT方式のトランシーバは、表面に大口径のスピーカが配置されるため、発声される音声情報を複数の利用者が同時に共有するという使い方に適している。また、PTT方式のトランシーバは、構造や機能を単純化できるため、消費電力を抑制することが出来る。このように、PTT方式のトランシーバには利点がある。そのため、当該PTT方式のトランシーバは、今後もパブリックセーフティなどの分野において需要があるものと考えられる。
一方で、スマートフォンやタブレット端末などの画像情報通信が中心の画像端末の利用が広まっている。このような画像端末も、利便性などの観点から必要とされる場面が増えると考えられる。
以上からすると、PTT方式のトランシーバには利点がある一方で、画像端末も必要とされる場面が増加することが予想される。そのため、PTT方式のトランシーバで実現されていた機能とスマートフォンなどの画像端末が有する機能とを兼ね備えた携帯情報端末の実現が望まれるものと考えられる。
ここで、上記のような携帯情報端末の場合、通信事業者のサービスエリアの圏内においても、PTT方式の通信を行うことが想定される。そのため、特許文献1に記載されているような技術では、通信事業者のサービスエリアの圏内においてPTT方式の通信を行うことが出来ないため、上記のような需要に応えることが難しかった。
上記問題を解決するためには、通信事業者のサービスエリアの圏内においてもPTT方式の通信を行うことを可能としてしまえばよい。しかしながら、単純に通信事業者のサービスエリアの圏内においてもPTT方式の通信を行うことを可能としてしまうと、2重の機能が実行されるため、消費電力が大きくなる、複数の無線システムが同時に動作する場合は電波干渉の発生する可能性が高くなるという別の問題が生じることになる。また、トランシーバとしての機能とスマートフォンとしての機能とを使い分けることも考えられるが、機能の使い分けを行う場合、機能の起動や停止指示、切替や選択の指示を行うことが必要となり、携帯情報端末の操作性が悪化するおそれがあった。
このように、トランシーバとしての機能も有する携帯情報端末においては、消費電力が大きくなるおそれ、電波干渉の発生するおそれや操作性が悪化するおそれがある、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、トランシーバとしての機能も有する携帯情報端末においては、消費電力が大きくなるおそれ、電波干渉の発生するおそれや操作性が悪化するおそれがある、という問題を解決する携帯情報端末、携帯情報端末制御方法、プログラムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である携帯情報端末は、
携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、
前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、
前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得する姿勢情報取得部と、
前記姿勢情報取得部が取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する機能制御部と、
を有する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態である携帯情報端末制御方法は、
携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、前記スマートフォンとしての構成が設置された面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有する携帯情報端末が実行する携帯情報端末制御方法であって、
前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得し、
取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
携帯情報端末の筐体の所定の面に設置されたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に設置された、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有する携帯情報端末に、
前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得し、
取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
処理を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、トランシーバとしての機能も有する携帯情報端末において消費電力が大きくなるおそれ、電波干渉が発生するおそれや操作性が悪化するおそれがある、という問題を解決する携帯情報端末、携帯情報端末制御方法、プログラムを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る携帯情報端末の一例を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯情報端末の一例を示す背面図である。 図1、図2で示す携帯情報端末の構成の一例を示すブロック図である。 図3で示すプロセッサにより実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 携帯情報端末を正面持ちしている際の状況の一例を示す図である。 携帯情報端末を背面持ちしている際の状況の一例を示す図である。 正面持ちをしている際に縦持ちをした際の携帯情報端末の状況の一例を示す図である。 背面持ちをしている際に縦持ちをした際の携帯情報端末の状況の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯情報端末が機能を制御する際の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る携帯情報端末が機能を制御する際の流れの一例を示すフローチャートである。 携帯情報端末が画像情報に基づいて姿勢情報を取得する際の一例を説明するための図である。 携帯情報端末が画像情報に基づいて姿勢情報を取得する際の一例を説明するための図である。 携帯情報端末が画像情報に基づいて姿勢情報を取得する際の一例を説明するための図である。 携帯情報端末が画像情報に基づいて姿勢情報を取得する際の一例を説明するための図である。 携帯情報端末が画像情報に基づいて姿勢情報を取得する際の一例を説明するための図である。 携帯情報端末が画像情報に基づいて姿勢情報を取得する際の一例を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯情報端末の構成の一例を示す概略ブロック図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1乃至図16を参照して説明する。図1は、携帯情報端末1の一例を示す正面図である。図2は、携帯情報端末1の一例を示す背面図である。図3は、携帯情報端末1の構成の一例を示すブロック図である。図4は、プロセッサ101により実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図5は、携帯情報端末1を正面持ちしている際の状況の一例を示す図である。図6は、携帯情報端末1を背面持ちしている際の状況の一例を示す図である。図7は、正面持ちをしている際に縦持ちをした際の携帯情報端末1の状況の一例を示す図である。図8は、背面持ちをしている際に縦持ちをした際の携帯情報端末1の状況の一例を示す図である。図9、図10は、携帯情報端末1が機能を制御する際の流れの一例を示すフローチャートである。図11乃至図16は、携帯情報端末1が画像情報に基づいて姿勢情報を取得する際の一例を説明するための図である。
第1の実施形態では、スマートフォンとしての機能を有するとともに、トランシーバとしての機能を有する携帯情報端末1について説明する。本実施形態における携帯情報端末1は、一方の面(例えば、正面)に、主にスマートフォンとしての機能を利用する際に用いるスマートフォンとしての構成を有している。また、携帯情報端末1は、反対側の面(例えば、背面)に、主にトランシーバとしての機能を利用する際に用いるトランシーバとしての構成を有している。後述するように、本実施形態における携帯情報端末1は、当該携帯情報端末1の向きや傾きなどの姿勢を示す姿勢情報を取得する。そして、取得した姿勢情報に基づいて、スマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能など、携帯情報端末1が有する各種機能を制御する。このように姿勢情報に基づく機能の制御を行うことで、スマートフォンとしての機能及びトランシーバとしての機能を有する携帯情報端末1の操作性を悪化させることなく機能の使い分けを可能とし、また、消費電力や電波干渉を抑制することが可能となる。
図1、図2を参照すると、携帯情報端末1は、正面視で略長方形の形状を有しており、所定の厚みを有する1つの筐体により形成されている。携帯情報端末1の正面には、主にスマートフォンとしての機能を利用するスマートフォン形態のときに利用する構成が設置されている(関連付けられている)(図1)。一方、携帯情報端末1の背面(つまり、スマートフォンとしての構成が設置された面とは反対側に位置する筐体の面)には、主にトランシーバとしての機能を利用するトランシーバ形態のときに利用する構成が設置されている(関連付けられている)(図2)。なお、携帯情報端末1は、正面にトランシーバとしての構成を有し、背面にスマートフォンとしての構成を有していても構わない。また、携帯情報端末1の形状は、略長方形の形状であることに限定されない。例えば、携帯情報端末1は、スマートフォンとしての機能が関連付けられた面とトランシーバとしての機能が関連付けられた面とを有する任意の形状であって構わない。
図1は、携帯情報端末1の正面図である。図1を参照すると、携帯情報端末1の正面には、タッチパネル4と受話スピーカ5とマイクロホン(マイク)6とカメラ7とが設置されている。このように、携帯情報端末1の正面には、一般的なスマートフォンとしての構成が設置されている。また、携帯情報端末1の正面には、左副送話ボタン8や右副送話ボタン9を設置することが出来る。
タッチパネル4は、図3に示すように、表示器41とタッチセンサ42とから構成されている。表示器41は、液晶や有機ELなどのフラットディスプレイデバイスで構成される。表示器41は、文字や図形、それらの静止画や動画などの所定の情報(画像情報)を表示する。タッチセンサ42は、外部からの接触や物体の接近を検出するとともに、接触や接近する位置を検出する。なお、本実施形態においては、タッチセンサ42が外部からの接触を検出する際に用いる方式については特に限定しない。
受話スピーカ5は、後述するプロセッサ101などからの指示に基づいて音声情報を外部へ出力する。例えば、受話スピーカ5は、携帯情報端末1をスマートフォン形態で電話機のハンドセットとして操作する場合に、受話音声を出力する。
マイクロホン(マイク)6は、音声情報を入力する。例えば、マイクロホン6は、携帯情報端末1をスマートフォン形態で電話機のハンドセットとして操作する場合の送話音声などの音声情報を入力する。
カメラ7は、携帯情報端末1周囲の視覚情報(静止画情報、動画情報)を入力する。後述するように、視覚情報は、携帯情報端末1の姿勢情報を検出する目的にも用いられる。
スマートフォン形態であってもトランシーバとして使用する場合がある。
左副送話ボタン8、右副送話ボタン9は、携帯情報端末1をスマートフォン形態にてトランシーバとして使用する場合に、送話状態への切替要求を入力するボタンである。左副送話ボタン8、右副送話ボタン9は、例えば、携帯情報端末1を構成する筐体の外側に露出して設置されており、筐体側に向かって押下可能なよう構成されている。左副送話ボタン8、右副送話ボタン9は、タッチセンサなどであってもよい。
なお、図1で示す場合、携帯情報端末1の操作者の利き手(右利き、左利き)に合わせて使用するボタンを選択できるよう、左副送話ボタン8、右副送話ボタン9のように筐体の左右にそれぞれボタンが設置されている。しかしながら、携帯情報端末1には、左副送話ボタン8、右副送話ボタン9のいずれか一方のみが設置されていても構わない。携帯情報端末1をスマートフォン形態で利用する場合、携帯情報端末1の操作者の指はタッチパネル4上に位置している場合が多い。そのため、携帯情報端末1の正面に左副送話ボタン8や右副送話ボタン9を設置することで、携帯情報端末1の操作者の指の動きを小さく抑えることができ、利便性が向上する。
以上が、携帯情報端末1の正面に設置される各構成の一例である。
続いて、図2を参照して、携帯情報端末1の背面に設置される各構成の一例について説明する。
図2は、携帯情報端末1の背面図である。図2を参照すると、携帯情報端末1の背面には、拡声スピーカ10と受話スピーカ11とマイクロホン(マイク)12と副表示器13とキー14(操作キー)とカメラ15と送話・受話識別表示器16とが設置されている。このように、携帯情報端末1の背面には、一般的なトランシーバとしての構成が設置されている。
拡声スピーカ10は、受話音声を含む音声情報を出力する。受話音声には、個別の通信相手から送られてくる個別通信の音声の他に、基地局や指令局から複数の端末に向け発信される同報通信の音声がある。
受話スピーカ11は、後述するプロセッサ101などからの指示に基づいて音声情報を外部へ出力する。例えば、受話スピーカ11は、携帯情報端末1をトランシーバ形態で電話機のハンドセットとして操作する場合に、受話音声を主とする音声情報を出力する。
マイクロホン(マイク)12は、音声情報を入力する。例えば、マイクロホン12は、携帯情報端末1をトランシーバ形態で電話機のハンドセットとして操作する場合の送話音声を主として、音声情報を入力する。
副表示器13は、液晶や有機ELなどのフラットディスプレイデバイスで構成される。
副表示器13は、文字や図形、それらの静止画や動画などの所定の画像情報を表示する。
キー14は、筐体の外側に露出して設置されており、筐体側に向かって押下可能なよう構成されている。キー14は、タッチパネルキーであってもよい。
なお、本実施形態においては、図2で示すように、キー14は、4行×4列、つまり1行に4個のキーが4列にわたって配列されて設けられており、また、筐体の外側に向かって突出して構成されている。しかしながら、キー14の配列は、4行×4列であることに限定されず、また、筐体の外側に向かって突出して構成されていることに限定されない。キー14は、3行×3列や6行×3列などであっても構わないし、また、物体が接触して誤動作することを防ぐため、窪んだ所に設置されてもよい。
カメラ15は、携帯情報端末1周囲の視覚情報(静止画情報、動画情報)を入力する。後述するように、視覚情報は、携帯情報端末1の姿勢情報を検出する目的にも用いられる。
送話・受話識別表示器16は、携帯情報端末1をトランシーバとして使用する場合に、携帯情報端末1が送話状態であるかそれとも受話状態であるかを視覚的に識別できるよう識別情報を表示する。送話・受話識別表示器16は、例えば、電球や発光ダイオードなどの発光体の点灯/消灯、明暗、点滅時間間隔、色の変化及びそれらの組み合わせにて識別情報を表示する。なお、送話・受話識別表示器16を用いて識別情報を表示するとともに、又は、送話・受話識別表示器16を用いて識別情報を表示する代わりに、表示器41や副表示器13にアイコンやキャラクタを識別情報として表示しても構わない。
以上が、携帯情報端末1の背面に設置される各構成の一例である。
続いて、携帯情報端末1の側面に設置される構成について説明する。図1、図2で示すように、携帯情報端末1の側面には、左送話ボタン2と右送話ボタン3とが設置されている。
具体的には、図1、図2で示すように、携帯情報端末1の筐体のうち、タッチパネル4が設置された面の左側に位置する左側面(正面視で左側に位置する側面)には左送話ボタン2が設置されている。また、携帯情報端末1の筐体のうち、タッチパネル4が設置された面の右側に位置する右側面(正面視で右側に位置する側面)には右送話ボタン3が設置されている。
左送話ボタン2及び右送話ボタン3は、携帯情報端末1をスマートフォン形態やトランシーバ形態に依らずトランシーバとして使用する場合に、送話状態への切替要求を入力するボタンである。本実施形態においては、左送話ボタン2及び右送話ボタン3は、筐体の外側に露出して設置されており、筐体側に向かって押下可能なよう構成されている。左送話ボタン2及び右送話ボタン3は、タッチセンサであってもよい。なお、本実施形態の場合、操作者の利き手(右利き、左利き)に合わせて選択できるよう、左送話ボタン2及び右送話ボタン3を有している。しかしながら、携帯情報端末1は、左送話ボタン2と右送話ボタン3のいずれか一方のみを有していても構わない。
以上が、携帯情報端末1の側面に設置される各構成の一例である。
携帯情報端末1は、当該携帯情報端末1の筐体の表面及び背面、側面において、例えば上述したような構成を有している。このように、スマートフォンとしての構成とトランシーバとしての構成を携帯情報端末1の正面と背面に分けて設置することで、携帯情報端末1の大きさを大きくし過ぎることなく、携帯情報端末として必要な機能水準を確保するために十分な大きさを有するタッチパネル4や拡声スピーカ10などを携帯情報端末1に実装することが出来る。
なお、本実施形態においては、携帯情報端末1に装備された表示装置が、表示器41にタッチセンサ42が装備されたタッチパネル4である場合を例示した。しかしながら、携帯情報端末1の表示装置は、表示器41のみで構成されていても構わない。
続いて、本発明の携帯情報端末1のブロック図を示す図3を参照して、携帯情報端末1の各構成についてより詳細に説明する。
図3を参照すると、携帯情報端末1は、携帯情報端末1の筐体の表面及び背面、側面に設置された構成の他に、例えば、携帯情報端末1自体の動作を制御するプロセッサ101(制御装置)と情報を記憶するメモリ102と記憶装置106とを備える。また、携帯情報端末1は、携帯情報端末1の姿勢情報を取得する際に用いることが出来る位置・回転センサ201やジャイロセンサ203、タイマー211などを有している。さらに、携帯情報端末1は、外部と通信する際に利用される通信システム221を有している。
プロセッサ101は、論理演算や数値演算の処理の他、外部とのインターフェース機能を備え、論理のようなデジタル情報の入出力に加え、音声信号や画像信号などのアナログ情報の入出力処理を行う。プロセッサ101は、携帯情報端末1が有する各構成と接続しており、各構成の動作を制御する。なお、プロセッサ101は、一つのプロセッサから構成されていても構わないし、複数のプロセッサから構成されていても構わない。
例えば、図3を参照すると、プロセッサ101は、左送話ボタン2、右送話ボタン3、左副送話ボタン8、右副送話ボタン9、キー14と接続している。プロセッサ101には、上記各構成からの出力(押下信号または接触信号)が入力される。
また、プロセッサ101は、タッチパネル4と接続している。タッチパネル4のタッチセンサ42からの出力(タッチ信号)は、プロセッサ101へ入力される。また、プロセッサ101からの出力(画像情報)は、タッチパネル4の表示器41へ出力される。ただし、変形例として、上述したように、タッチセンサ42を内蔵したタッチパネル4としてではなく、表示器41のみがプロセッサ101と接続される場合もある。また、プロセッサ101は、副表示器13と接続している。プロセッサ101は、副表示器13に対しても、画像情報を出力することが出来る。
また、プロセッサ101は、受話スピーカ5、受話スピーカ11、拡声スピーカ10と接続している。プロセッサ101は、受話スピーカ5、受話スピーカ11、拡声スピーカ10に対して、音声信号を出力する。
また、プロセッサ101は、マイクロホン6、マイクロホン12と接続している。プロセッサ101には、マイクロホン6、マイクロホン12からの出力(音声信号)が入力される。
また、プロセッサ101は、カメラ7、カメラ15と接続している。プロセッサ101には、カメラ7、カメラ15からの出力(画像信号)が入力される。また、プロセッサ101は、カメラ7、カメラ15を制御する。
また、プロセッサ101は、送話・受話識別表示器16と接続している。プロセッサ101は、携帯情報端末1の状態(送話状態にあるか、受話状態にあるか)に応じて、電球や発光ダイオードなどの発光体の点灯/消灯、明暗、点滅時間間隔、色の変化及びそれらの組み合わせにて識別情報を表示する。
また、プロセッサ101は、VOX(Voice Operated Relay)機能17と接続している。ここで、VOX機能とは、マイクロホン12などのマイクロホンに入力された音量と予め定められた基準音量とを比較し、入力された音量が基準音量よりも大きい場合に送話すべき音声が入力されていると判断して送信指示信号を生成し送話と受話を切り替える機能のことをいう。本実施形態におけるプロセッサ101は、VOX機能17を制御する。
また、プロセッサ101は、タイマー211と接続している。プロセッサ101は、計時制御情報(計時開始タイミングや計時終了タイミング等)をタイマー211に出力し、タイマー211からの計時結果情報(経過時間や計時終了報知情報等)が入力される。タイマー211は、計時の必要な複数の事象について同時に計時することができる。タイマー211は、計時の必要な事象の数に応じ複数存在してもよい。
また、プロセッサ101は、メモリ102と接続している。メモリ102には、プロセッサ101が実行するオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを含むプログラム103、アプリケーションプログラムが使用するアプリケーションデータ104、プログラム実行に関する設定情報である設定パラメータ105などの様々な情報が格納されている。メモリ102に格納される上記各情報の各々が、プロセッサ101との間で入出力される。
また、プロセッサ101は、記憶装置106と接続している。メモリ102の内容は、基本的には電源オフの状態で消去されてしまう。そのため、電源オフの状態で消去されて困る情報は記憶装置106に保存され、必要なときにプロセッサ101を介してメモリ102へ読み出される。記憶装置106には、ディスクドライブの他、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶素子が使用される。
また、プロセッサ101は、外部ネットワークとのインターフェースである通信システム221と接続している。プロセッサ101は、通信システム221を介して、外部のネットワークに接続される。外部のネットワークとの接続方法には、有線接続の他、電磁波や光、音波を用いた無線接続がある。プロセッサ101が接続する外部のネットワークの例としては、インターネット網や携帯電話網などが挙げられる。物理的には、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の有線通信仕様、GSM(global system for mobile communications)(登録商標)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)、Wi−Fi、赤外線通信、音響モデム等の無線通信仕様が挙げられる。
また、プロセッサ101は、位置・回転センサ201と接続している。位置・回転センサ201は、携帯情報端末1の位置の変化、筐体の向きの変化と携帯情報端末1に加わる重力の方向を検出し、加速度情報をプロセッサ101へ入力する。本実施形態における位置・回転センサ201は、複数の加速度センサ202で構成される。例えば、位置・回転センサ201は、5つの加速度センサ202を有している。携帯情報端末の筐体は剛体とみなすことができ、筐体の例えば重心の位置座標に関する加速度(3軸方向)と回転に関する加速度(2軸方向)を検出する。
また、プロセッサ101は、ジャイロセンサ203と接続している。ジャイロセンサ203は、筐体の向きの変化を検出しプロセッサ101に入力する。
また、図4を参照すると、プロセッサ101は、メモリ102や記憶装置106に格納されたプログラム103を実行することで、姿勢情報検出部1011(姿勢情報取得部)と機能制御部1012とを実現する。
姿勢情報検出部1011は、例えば、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203から入力される情報に基づいて、携帯情報端末1の位置の変化、筐体の向きの変化と携帯情報端末1に加わる重力の方向を検出する。具体的には、携帯情報端末1は、複数(例えば、5個)の加速度センサ202を用いて所定の軸方向の加速度を検出する。そして、検出した加速度情報をプロセッサ101の姿勢情報検出部1011へ入力する。姿勢情報検出部1011は、入力された各加速度センサ202の加速度情報から、筐体としての加速度情報、角加速度情報を求め、さらに各加速度情報を積分演算し、筐体としての速度情報、角速度情報、変位情報、角度情報を求める。また、ジャイロセンサ203は、筐体の向きを検出しプロセッサ101の姿勢情報検出部1011に入力する。姿勢情報検出部1011は、ジャイロセンサ203からの筐体の向き情報から、角度情報、角速度情報、角加速度情報を求めることができる。
また、姿勢情報検出部1011は、例えば、上記位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、携帯情報端末1の姿勢情報を検出して取得する。そして、姿勢情報検出部1011は、取得した姿勢情報を機能制御部1012に送信する。
例えば、図5で示すように、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、重力が携帯情報端末1の正面から背面に向かってかかっていることが検出されたとする。つまり、携帯情報端末1の筐体正面が上(地球のある方向と反対側)を向いているとする。このように、筐体正面が上を向いていることが検出された場合、姿勢情報検出部1011は、携帯情報端末1が「正面持ち」されていると判断する。そして、姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として「正面持ち」(第1の姿勢情報)という情報を取得する。
ここで、携帯情報端末1の操作者が当該携帯情報端末1を把持して視認しつつ操作する場合、一般に目と端末の高さが同じであるか端末の方が低い位置にある場合が多い。また、このとき、携帯情報端末1の操作者は当該携帯情報端末1の上側を見ていることになる。つまり、携帯情報端末1の姿勢情報が「正面持ち」である場合、スマートフォンとしての構成を有する面側に携帯情報端末1の操作者が存在しており、当該操作者は上側に位置するタッチパネル4などスマートフォンとしての機能を利用している可能性が高い。そこで、姿勢情報検出部1011が正面持ち状態であることを認識した場合、プロセッサ101の機能制御部1012は、操作者が携帯情報端末1の正面を俯瞰していると推定し、当該推定に応じた各機能(各構成)の制御を実行する。機能制御部1012による制御の詳細は後述する。
一方、例えば、図6で示すように、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、重力が携帯情報端末1の背面から正面に向かってかかっていることが検出されたとする。つまり、携帯情報端末1の筐体背面が上を向いているとする。このように、筐体背面が上を向いていることが検出された場合、姿勢情報検出部1011は、携帯情報端末1が「背面持ち」されていると判断する。そして、姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として「背面持ち」(第2の姿勢情報)という情報を取得する。
このように、携帯情報端末1の姿勢情報が「背面持ち」である場合、トランシーバとしての構成を有する面側に携帯情報端末1の操作者が存在しており、当該操作者は上側に位置する拡声スピーカ10などトランシーバとしての機能を利用している可能性が高い。そこで、姿勢情報検出部1011が背面持ち状態であることを認識した場合、プロセッサ101の機能制御部1012は、操作者が携帯情報端末1の背面を俯瞰していると推定し、当該推定に応じた各機能(各構成)の制御を実行する。
また、姿勢情報検出部1011は、上記位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、携帯情報端末1が「縦持ち」されているか「横持ち」されているかを判断する。換言すると、姿勢情報検出部1011は、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、携帯情報端末1が地面に対して略垂直方向を向いていることを示す「縦持ち」の姿勢情報を取得する。また、姿勢情報検出部1011は、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、携帯情報端末1が地面に対して略水平方向を向いていることを示す「横持ち」の姿勢情報を取得する。例えば、図7や図8で示すように、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、携帯情報端末1の上方から下方へ向かって(図1では例えば、受話スピーカ5からマイクロホン6の方向に向かって)重力がかかっていることが検出されたとする。このように、携帯情報端末1を縦断する方向に重力がかかっていることが検出された場合、姿勢情報検出部1011は、携帯情報端末1が「縦持ち」されていると判断する。そして、姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として「縦持ち」(第3の姿勢情報)という情報を取得する。また、機能制御部1012は、「縦持ち」状態に応じた制御を行う。なお、携帯情報端末1の下方から上方へ向かって(図1では例えば、マイクロホン6から受話スピーカ5の方向に向かって)重力がかかっている場合も「縦持ち」されていると判断するよう構成して構わない。また、「縦持ち」の状態には、左副送話ボタン8から右副送話ボタン9の方向に向かって(右副送話ボタン9から左副送話ボタン8の方向でも構わない)重力がかかっている場合も含めることが出来る。つまり、「縦持ち」の状態には、図1で示す上下方向のみでなく左右方向に重力がかかっている場合を含めても構わない。
一方で、図5や図6で示すように、重力が正面から背面に向かって、又は、背面から正面に向かってかかっていることが検出されたとする。このように、携帯情報端末1の厚み方向に重力がかかっていることが検出された場合、姿勢情報検出部1011は、携帯情報端末1が「横持ち」されていると判断する。そして、姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として「横持ち」(第4の姿勢情報)という情報を取得する。
以上の説明をまとめると、例えば、図5で示す場合、姿勢情報検出部1011は、「正面持ち」「横持ち」という姿勢情報を取得する。また、例えば、図6で示す場合、姿勢情報検出部1011は、「背面持ち」「横持ち」という姿勢情報を取得する。
また、図7、図8で示す場合、姿勢情報検出部1011は、「縦持ち」という姿勢情報を取得する。なお、縦持ち状態において、「正面持ち」状態であるか「背面持ち」状態であるかは、たとえば、所定時間内に各々の状態にある時間をタイマー211にて計測し、より長い時間維持されている側の状態で操作者は利用していると推定する。つまり、所定時間内の利用時間が正面持ちの方が長い場合、姿勢情報検出部1011は、「正面持ち」「縦持ち」という姿勢情報を取得する。一方、所定時間内の利用時間が背面持ちの方が長い場合、姿勢情報検出部1011は、「背面持ち」「縦持ち」という姿勢情報を取得する。
また、操作者は携帯情報端末の使用を意図した姿勢となった場合に操作を行い、それ以外の姿勢では操作を行わないと考えられる。よって操作者による操作を受け付けたときの検出値が現在の姿勢を示していると推定し、姿勢情報を取得してもよい。
なお、図5乃至図8では、携帯情報端末1が90度回転した場合を例示している。しかしながら、携帯情報端末1の回転角は90度ごとに限られず、例えば、30度や68度など、図5、図6で示す場合と図7、図8で示す場合の間になる可能性もある。このような場合に、どこまでを縦持ちとみなしどこまでは横持ちとみなすかという区分けの基準(角度基準閾値)は、任意に設定して構わない。例えば、図5で示す場合から携帯情報端末1を90度回転させて図7で示す状態にする場合において、図5で示す場合から45度まで回転した状態までを横持ちと判断し、45度から図7の状態である90度まで回転した状態を縦持ちと判断するよう姿勢情報検出部1011を構成しても構わない。また、図5で示す場合から携帯情報端末1を90度回転させて図7で示す状態にする場合において、図5で示す場合から60度までを横持ちと判断し、60度から図7の状態である90度までを縦持ちと判断するよう姿勢情報検出部1011を構成しても構わない。以上のように、基準閾値は任意に設定可能である。また、反対方向の回転の場合も同様である。
基準閾値にヒステリシスをもたせることで、少しの姿勢の変化にも姿勢情報検出部1011が過敏に応答して姿勢情報変更が頻繁に発生することを、防止することができる。
基準閾値は、基準閾値を参照し制御される機能毎に定義されてもよい。
また、完全な「縦持ち」の状態(携帯情報端末1の厚み方向に重力がかかっていない状態)から「正面持ち」又は「背面持ち」を判断するまでの角度も任意に設定して構わない。姿勢情報検出部1011は、例えば、完全な「縦持ち」の状態から30度どちらかに傾いた段階で「正面持ち」又は「背面持ち」を判定するよう構成することが出来る。姿勢情報検出部1011は、例えば、完全な「縦持ち」の状態から1度でも傾いている場合に、「正面持ち」又は「背面持ち」を判定するよう構成しても構わない。
機能制御部1012は、姿勢情報検出部1011が取得した姿勢情報に基づいて、携帯情報端末1の各種機能の制御を行う。つまり、機能制御部1012は、姿勢情報検出部1011が取得した姿勢情報に基づいて、スマートフォンとしての機能とトランシーバとしての機能とを制御する。
例えば、姿勢情報検出部1011が「正面持ち」の姿勢情報を取得した場合、携帯情報端末1のうち主としてスマートフォンとしての機能が利用されている、すなわち操作者はスマートフォン形態を選択していると推定される。そこで、機能制御部1012は、トランシーバとしての機能を停止等させる。また、機能制御部1012は、「縦持ち」や「横持ち」などの状態に応じてスマートフォンとしての機能の調整を行う。
具体的には、例えば、機能制御部1012は、
・拡声スピーカ10は携帯情報端末1の操作者の方向を向いていないと推定し、拡声スピーカ10の動作を停止する。
・マイクロホン12は携帯情報端末1の操作者の方向を向いていないと推定し、マイクロホン12の動作を停止する。
・キー14は携帯情報端末1の操作者の方向を向いていないと推定し、キー14の動作を停止する。
・トランシーバ形態の単信・送受切換機能の動作を停止する。
・トランシーバ形態の単信・送話ボタン機能をマスクする機能の動作を停止する。
・トランシーバ形態の単信・送話ボタン切替機能の動作を停止する。
・トランシーバ形態の単身・VOX機能をマスクする機能の動作を停止する。
などの所定の制御を行う。
このように、姿勢情報検出部1011が「正面持ち」の姿勢情報を取得した場合、機能制御部1012は、携帯情報端末1のトランシーバとしての機能を停止させる。なお、機能制御部1012は、トランシーバとしての機能を低消費電力状態にて実行するよう制御しても構わない。また、機能制御部1012は、上記例示した制御のいずれか一つのみを実行しても構わないし、複数の制御を組み合わせて実行しても構わない。
また、機能制御部1012は、携帯情報端末1を複信モードに設定する。つまり、機能制御部1012は、携帯情報端末1に複信通信が可能な通信システム(WCDMA、LTE、GSM等)を選択する。また、機能制御部1012は、選択した通信システムをサポートする回路を起動させる。そして、機能制御部1012は、選択した通信システムへの接続動作を開始するよう携帯情報端末1を制御する。なお、機能制御部1012は、直前に単信モードで動作していた場合、そこで使用されていた通信システムへの接続を終了し、その単信モードの通信システムに接続する回路を停止することが出来る。ただし、複信通信が可能な通信システム(WCDMA、LTE、GSM等)内でサポートされる単信動作(PTT方式等)が複信モード中に実行されてもよい。
さらに、機能制御部1012は、「正面持ち」中の「縦持ち」「横持ち」に応じて、以下の制御を実行する。
・表示調整
・表示器41の起動/停止
・カメラの起動/停止
・タッチセンサの起動/停止
具体的には、機能制御部1012は、縦持ち状態で画像表示しているときに、表示器41を上に向けた(横持ちした)ことを検出すると、
・表示器41の輝度を上げる
・表示器41に表示されている画像の一部を拡大表示する
など表示調整の制御を行う。
一方、機能制御部1012は、上記のような横持ち状態から縦持ち状態に移行したことを検出すると、
・表示器41の輝度を下げる
・拡大表示を縮小する。拡大時に表示されなくなった画像を再び表示する
など表示調整の制御を行う。
画像情報表示時に表示器41を上に向けた場合(横持ちした場合)、表示器41に表示された画像情報を複数の人が同時に閲覧し共有しようとしているものと推定される。そこで、機能制御部1012は、上記のような処理を実行する。このように横持ちした場合、操作者単独で閲覧する場合に比べ閲覧者の目は表示器41から遠方となってしまうため閲覧者による視認性が下がる。しかしながら、機能制御部1012が上記制御を行うことにより、視認性を補償し、かつ消費電力を削減することができる。
また、機能制御部1012は、縦持ち状態で画像表示していない時に、表示器41を上に向けた(横持ちした)ことを検出すると、
・表示器41に画像を表示させる
・表示器41を起動する、電源オンする
などの表示器41の起動制御を行う。
一方、機能制御部1012は、上記のような横持ち状態から縦持ち状態に移行したことを検出すると、
・表示器41の画像表示を消す
・表示器41を停止する、表示器41の電源オフする
などの表示器41の停止制御を行う。
画像情報非表示状態で表示器41を上に向けた(横持ちした)場合、画像情報を閲覧するため表示器41に表示させようとしていると推定される。そのため、上記のように構成することで、表示や起動を指示する操作をしなくても表示・起動することとなり、利便性が向上する。また、「縦持ち」状態となった際に表示器41の停止制御を行うことで、閲覧時以外には表示停止させることができるので、消費電力を抑制することができる。
また、機能制御部1012は、カメラ15(カメラ7)の視線方向が鉛直方向(横持ち状態)で画像入力していない時、カメラの視線方向を水平に向けた(縦持ちになった)ことを検出すると、
・カメラ15を起動する、カメラ15の電源オンする
(カメラ7を起動するよう構成しても構わない)
などのカメラ15(カメラ7)の起動制御を行う。
一方、機能制御部1012は、カメラ15(カメラ7)の視線方向が水平方向(縦持ち状態)で画像入力している時、カメラ15の視線方向を鉛直方向に向けた(横持ちになった)ことを検出すると、
・カメラ15(カメラ7)を停止する、カメラ15の電源オフする
などのカメラ15(カメラ7)の停止制御を行う。
カメラは視線方向を鉛直方向、例えば地面方向に向けて(横持ちして)使用するよりも、水平方向に向けて(縦持ちして)使用する場合の方が多い。よって操作者が縦持ちした場合は画像入力しようとしていると推定し、横持ちしている場合は画像入力する意思がないと推定する。上記構成によると、ボタンを押すなどカメラの起動を指示する操作をしなくても起動するため利便性が向上する。また操作に要する時間が減った分だけ、カメラの起動に必要な時間を短縮することができる。よって適時に画像入力を開始することができる。
また、機能制御部1012は、縦持ち状態から、タッチパネル4が鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)へ移行したことを検出すると、
・タッチセンサ42を電源オンする
・タッチセンサ42を省電力動作状態からより高速な動作状態へ移行する
・タッチセンサ42に関するプロセッサ101の処理を開始する
などのタッチセンサ42の起動制御を行う。
一方、機能制御部1012は、タッチパネル4が横持ち状態から縦持ち状態へ移行したことを検出すると、
・タッチセンサ42を電源オフする
・タッチセンサ42をより省電力な動作状態へ移行する
・タッチセンサ42に関するプロセッサ101の処理を停止する
などのタッチセンサ42の停止制御を行う。
操作者がタッチパネル4を操作する場合、指を重力に合わせてタッチパネル4の表面に下して操作する方が、垂直に立上った状態や鉛直方向(重力方向)に向いた状態で操作するよりも操作が楽でありかつ容易である。ゆえにタッチパネル4が鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)へ移行したことを検出すると、操作者がタッチパネル4を操作すると推定する。反対に、鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)ではない状態へ移行した(縦持ち状態へ移行した)ことを検出すると、操作者がタッチパネル4の操作をやめたと推定する。上記構成によると、以上の推定をもとにタッチパネル4のタッチセンサ42の電源、動作、関連するプロセッサの処理を制御するので、電力消費を抑えることができる。
機能制御部1012は、例えば、上記のように、「正面持ち」中の「縦持ち」「横持ち」に応じた制御を行う。換言すると、機能制御部1012は、「正面持ち」「縦持ち」の場合、携帯情報端末1が地面に対して略垂直方向を向いている際に利用すると想定される機能(カメラ15など)を起動させるとともに、利用しないと想定される機能(表示器41やタッチセンサ42など)を停止させる。一方、機能制御部1012は、「正面持ち」「横持ち」の場合、携帯情報端末1が地面に対して略水平方向を向いている際に利用すると想定される機能(表示器41やタッチセンサ42など)を起動させるとともに、利用しないと想定される機能(カメラ15など)を停止させる。なお、機能制御部1012は、上記説明したうちのいずれか一つの制御のみを実行するよう構成しても構わないし、複数を組み合わせて実行するよう構成しても構わない。機能制御部1012による「縦持ち」「横持ち」に応じた制御は、実行する制御を選択可能なよう構成しても構わない。
また、例えば、姿勢情報検出部1011が「背面持ち」の姿勢情報を取得した場合、携帯情報端末1のうち主としてトランシーバとしての機能が利用されている、すなわちトランシーバ形態が選択されていると推定される。そこで、機能制御部1012は、スマートフォンとしての機能を停止等させる。また、機能制御部1012は、「縦持ち」や「横持ち」などの状態に応じてトランシーバとしての機能の調整を行う。
具体的には、例えば、機能制御部1012は、
・表示器41は操作者の方向を向いていないと推定し、表示器41の動作を停止するか、またはスマートフォン形態選択(正面持ち)時に比べ能力を抑制する。カメラ7(カメラ15)が表示器41をビュワーとして用いている場合、カメラ7も使用されないと推定し、カメラ7はスマートフォン形態時に実行される動作を行わない。具体的には、電力やクロックの供給停止によるカメラ7に関する回路の動作が停止され、カメラ7から出力された画像情報を処理するプログラムが停止される。
・タッチセンサ42は操作者の方向を向いていないと推定し、タッチセンサ42は動作を停止するか、またはスマートフォン形態選択(正面持ち)時に比べ能力を抑制する。具体的には、タッチセンサ42に関する回路への電力やクロックの供給が停止され、タッチセンサ42へ供給される電圧やクロック周波数が下げられ、タッチセンサ42から出力された位置及び時刻情報を処理するプログラムが停止される。
このように、姿勢情報検出部1011が「背面持ち」の姿勢情報を取得した場合、機能制御部1012は、携帯情報端末1のスマートフォンとしての機能を停止させる。なお、機能制御部1012は、上記例示したいずれか一つのみを実行しても構わないし、複数の制御を組み合わせて実行しても構わない。
また、機能制御部1012は、携帯情報端末1を単信モードに設定する。つまり、機能制御部1012は、単信通信となる通信システム(警察・消防・防災等、公共安全にかかわる通信システム、WCDMA・LTE・GSM等のPTTモード)を選択する。また、機能制御部1012は、選択した通信システムをサポートする回路を起動させる。そして、機能制御部1012は、選択された通信システムへの接続動作を開始するよう携帯情報端末1を制御する。なお、機能制御部1012は、直前に複信モードで動作していた場合、そこで使用されていた通信システムへの接続を終了し、その複信モードの通信システムに接続する回路を停止することが出来る。
さらに、機能制御部1012は、「背面持ち」中の「縦持ち」「横持ち」に応じて、以下の制御を実行する。
・スピーカ(拡声スピーカ10、受話スピーカ11)の制御
・マイクロホン12の制御
・単信・送受切換
・単信・送話ボタンの機能マスク
・単信・送話ボタンの切替
・単信・VOX機能マスク
具体的には、機能制御部1012は、縦持ち状態から、拡声スピーカ10が鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)へ移行したことを検出すると、
・拡声スピーカ10からの音声出力を開始する、または音量を上げる
他の小出力のスピーカ(受話スピーカ11など)から出力されていた音声信号を拡声スピーカ10から出力するように切り換わる
・拡声スピーカ10に音声信号を出力するプロセッサ101の処理回路が起動する
・拡声スピーカ10とプロセッサ101の両方、またはどちらか一方に内蔵された増幅回路をオンする
・拡声スピーカ10とプロセッサ101の両方、またはどちらか一方に内蔵された増幅回路の利得を上げる
などのスピーカの制御を行う。
一方、機能制御部1012は、上記のような横持ち状態から縦持ち状態へ移行したことを検知すると、
・拡声スピーカ10からの音声出力を停止する、または音量を下げる
・拡声スピーカ10以外の小出力スピーカ(受話スピーカ11など)から音声出力するように切り換わる
・拡声スピーカ10に音声信号を出力するプロセッサ101の処理回路が停止する
・拡声スピーカ10とプロセッサ101の両方、またはどちらか一方に内蔵された増幅回路をオフする
・拡声スピーカ10とプロセッサ101の両方、またはどちらか一方に内蔵された増幅回路の利得を下げる
などのスピーカの制御を行う。
トランシーバ形態である背面持ちの状態では、同時報知情報の受信など複数の人が同時にスピーカから出力される音声を聞く場合がある。このような場合、音声が周囲に効率よく展開されるように、スピーカを上に向ける(横持ちする)場合が多い。ゆえに、拡声スピーカ10が鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)へ移行したことを検出すると、操作者が拡声スピーカ10から音声を出力し周囲へ音声を展開しようとしていると推定する。逆に、鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)ではない状態(縦持ち状態)へ移行したことを検出すると、操作者が拡声スピーカ10の出力する音声の展開をやめようとしていると推定する。上記構成によると、以上の推定をもとに、拡声スピーカ10の音声出力開始と停止及び音量の上下、拡声スピーカ10と小出力のスピーカ(受話スピーカ11など)の切り換え、プロセッサ101の処理回路、増幅回路を制御する。そのため、電力消費を抑えることができる。また簡単な操作でこれらの制御を指示できるので、利便性が向上する。
また、機能制御部1012は、マイクロホン12が鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)から縦持ち状態へ移行したことを検出すると、
・マイクロホン12からの音声入力を開始する
・有線や無線で外部から接続された他のマイクロホン(図示しない。例えば、スピーカマイクやヘッドセットなど)から入力されていた音声信号をマイクロホン12から入力するように切り換わる
・マイクロホン12からの音声信号を入力するプロセッサ101の処理回路を起動する
などのマイクロホン12の制御を行う。
一方、機能制御部1012は、上記のような縦持ち状態から横持ち状態へ移行したことを検出すると、
・マイクロホン12からの音声入力を停止する
・有線や無線で外部から接続されたマイクロホン12以外のマイクロホン(図示しない)から音声入力するように切り換わる
・マイクロホン12から音声信号を入力するプロセッサ101の処理回路が停止する
などのマイクロホン12の制御を行う。
トランシーバ形態である背面持ちの状態では、複数の人が同時にスピーカから出力される音声を聞く場合がある一方で、この様に喧騒な環境で特定の話者の発する音声を収集する必要がある。このような場面では、送信(送話)時には話者の口とマイクロホン(例えば、マイクロホン12)を対向させる(縦持ち)ことにより、マイクロホンの指向性も用いて、高品質に音声入力することができる。ゆえに、マイクロホン12が鉛直反対方向(重力と反対方向)を向く状態(横持ち状態)から縦持ち状態へ移行したことを検出すると、操作者がマイクロホン12から音声入力しようとしていると推定する。逆に縦持ち状態から横持ち状態へ移行したことを検出すると、操作者がマイクロホン12からの音声入力をやめようとしていると推定する。上記構成によると、以上の推定をもとに、マイクロホン12の音声入力開始と停止、マイクロホン12と他のマイクロホンの切り換え、プロセッサ101の処理回路を制御するので、電力消費を抑えることができる。また、簡単な操作でこれらの制御を指示できるので、利便性が向上する。なお、上記制御は、スマートフォン形態におけるマイクロホン6にも適用することができる。
また、機能制御部1012は、横持ち状態にあるときには受信状態、縦持ち状態にあるときには送信状態に設定する。つまり、機能制御部1012は、横持ちから縦持ちへ移行したことを検出した場合に受信状態から送信状態へ切り替え、縦持ちから横持ちへ移行したことを検出した場合に送信状態から受信状態へ切り替える。
トランシーバ形態である背面持ちの状態では、受信した音声信号を展開する場合に横持ちし、送信する音声信号を入力するときに縦持ちすることが想定される。ゆえに、携帯情報端末1が横持ち状態から縦持ち状態へ移行したことを検出すると、操作者がマイクロホン12から音声入力して送信しようとしていると推定する。逆に、縦持ち状態から横持ち状態へ移行したことを検出すると、操作者が拡声スピーカ10からの音声出力するため受信しようとしていると推定する。上記構成によると、以上の推定をもとに、受話と送話の切り替えを制御するので、操作者は、左送話ボタン2又は右送話ボタン3(または、左副送話ボタン8又は右副送話ボタン9)を操作しなくとも、携帯情報端末1の送受信を切り換えることができる。そのため、利便性が向上する。
また、機能制御部1012は、横持ち状態にあると検出された場合、携帯情報端末1を受信状態に設定し、送話ボタン(左送話ボタン2、右送話ボタン3、左副送話ボタン8、右副送話ボタン9)の機能をマスクすることが出来る。一方、機能制御部1012は、縦持ち状態にあると検出された場合、携帯情報端末1を送信状態に設定するとともに、送話ボタンの機能を利用可能とすることが出来る。
送話ボタンを受信中に誤って操作することで誤送信の発生するおそれがある。上記構成によると、横持ち状態にあると検出された場合に送話ボタンの機能をマスクするため、誤操作による誤送信を防止することができる。なお、複数の人が音声を共有するため横持ちで使用する場合であっても、会議の様に複数の人間の声を取り込み送信する場合もある。そのため、上記説明した横持ち時のマスク動作は停止または解除可能なように構成することも出来る。
なお、複数の人が音声を共有する場合であっても、会議の様に複数の人間の声を取り込み送信するような操作の場面では、縦持ち時とは異なる操作が必要となる。そのため、縦持ち時に使用されるものとは異なる当該操作に適した別の送話ボタンを携帯情報端末1に設けても構わない。また、有線または無線で接続された外部の送話ボタンを設けてもよい。また、上述した送話ボタンのマスク機能を用いると、横持ち時と縦持ち時とで異なる送話ボタンを選択し動作させるよう構成することが出来る。このように構成することで、横持ち時と縦持ち時とで各々に相応しい送話ボタンを提供するので、利便性が向上する。
また、機能制御部1012は、横持ち状態にあることを検出した場合、携帯情報端末1は受信専用の状態であると推定し、VOX機能17をマスクする。一方、機能制御部1012は、縦持ち状態にあると検出した場合、携帯情報端末12は送信可能な状態であると推定し、VOX機能17を利用可能な状態に設定する。つまり、機能制御部1012は、横持ちから縦持ちへ移行したことを検出した場合、VOX機能17のマスクを解除してVOX機能を利用可能とする。また、機能制御部1012は、縦持ちから横持ちへ移行したことを検出した場合には、VOX機能17をマスクする。このような構成により、横持ち状態において受信中に、周囲の雑音等が原因となってVOX機能17が誤動作し送信状態に切り替わることを防止できる。その結果、通信品質が向上する。
機能制御部1012は、例えば、上記のように、「背面持ち」中の「縦持ち」「横持ち」に応じた制御を行う。換言すると、機能制御部1012は、「背面持ち」「縦持ち」の場合、携帯情報端末1が地面に対して略垂直方向を向いている際に利用すると想定される機能(マイクロホン12など)を起動させるとともに、利用しないと想定される機能(拡声スピーカ10など)を停止させる。一方、機能制御部1012は、「背面持ち」「横持ち」の場合、携帯情報端末1が地面に対して略水平方向を向いている際に利用すると想定される機能(拡声スピーカ10など)を起動させるとともに、利用しないと想定される機能(マイクロホン12など)を停止させる。なお、機能制御部1012は、上記説明したうちのいずれか一つの制御のみを実行するよう構成しても構わないし、複数を組み合わせて実行するよう構成しても構わない。機能制御部1012による「縦持ち」「横持ち」に応じた制御は、実行する制御を選択可能なよう構成しても構わない。
以上のように、機能制御部1012は、姿勢情報が「正面持ち」「横持ち」である場合、「正面持ち」「縦持ち」である場合、「背面持ち」「横持ち」である場合、「背面持ち」「縦持ち」である場合、の4つの場合に応じて、携帯情報端末1が有する各機能に対して所定の制御を行う。
以上が、携帯情報端末1の各構成についてのより詳細な説明である。
続いて、図9、図10を参照して、携帯情報端末1がスマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能を制御する際の流れの一例について説明する。
図9を参照すると、姿勢情報検出部1011は、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて、携帯情報端末1の姿勢情報を取得する(ステップS001)。例えば、姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として、「正面持ち」「背面持ち」のいずれかの情報を取得する。また、姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として、「縦持ち」「横持ち」のいずれかの情報を取得する。そして、姿勢情報検出部1011は、取得した姿勢情報を機能制御部1012に送信する。
機能制御部1012は、姿勢情報検出部1011から受信した姿勢情報に基づいて、携帯情報端末1のスマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能を制御する(ステップS002)。
続いて、図10を参照して、図9のステップS002の処理についてより詳細に説明する。
図10を参照すると、機能制御部1012は、姿勢情報検出部1011から受信した姿勢情報に基づいて、携帯情報端末1が「正面持ち」の状態であるか「背面持ち」の状態であるかを判断する(ステップS101)。
携帯情報端末1が「正面持ち」の状態である場合(ステップS101、正面持ち)、機能制御部1012は、姿勢情報検出部1011から受信した姿勢情報に基づいて、携帯情報端末1が「縦持ち」の状態であるか「横持ち」の状態であるかを判断する(ステップS102)。
そして、携帯情報端末1が「縦持ち」の状態であった場合(ステップS102、縦持ち)、機能制御部1012は、姿勢情報が「正面持ち」「縦持ち」であった場合の制御を実行する(ステップS103)。例えば、機能制御部1012は、トランシーバとしての機能を停止等させる。また、機能制御部1012は、例えば、表示器41の輝度を下げたり、表示器41の画像表示を消したり、カメラ15を起動したり、タッチパネル42の電源をオフにしたりする。一方、携帯情報端末1が「横持ち」の状態であった場合(ステップS102、横持ち)、機能制御部1012は、姿勢情報が「正面持ち」「横持ち」であった場合の制御を実行する(ステップS104)。例えば、機能制御部1012は、トランシーバとしての機能を停止等させる。また、機能制御部1012は、例えば、表示器41の輝度を上げたり、表示器41に画像を表示させたり、カメラ15を停止させたり、タッチパネル42の電源をオンにしたりする。
一方で、携帯情報端末1が「背面持ち」の状態である場合(ステップS101、背面持ち)、機能制御部1012は、姿勢情報検出部1011から受信した姿勢情報に基づいて、携帯情報端末1が「縦持ち」の状態であるか「横持ち」の状態であるかを判断する(ステップS105)。
そして、携帯情報端末1が「縦持ち」の状態であった場合(ステップS105、縦持ち)、機能制御部1012は、姿勢情報が「背面持ち」「縦持ち」であった場合の制御を実行する(ステップS106)。例えば、機能制御部1012は、スマートフォンとしての機能を停止等させる。また、機能制御部1012は、例えば、拡声スピーカ10からの音声を停止または音量減少させたり、マイクロホン12からの音声入力を開始させたり、携帯情報端末1を送信状態に設定したり、送話ボタン(左送話ボタン2、右送話ボタン3、左副送話ボタン8、右副送話ボタン9)のマスクを解除したり、VOX機能17を利用可能としたりする。一方、携帯情報端末1が「横持ち」の状態であった場合(ステップS106、横持ち)、機能制御部1012は、姿勢情報が「背面持ち」「横持ち」であった場合の制御を実行する(ステップS107)。例えば、機能制御部1012は、スマートフォンとしての機能を停止等させる。また、機能制御部1012は、例えば、拡声スピーカ10からの音声出力を開始または音量増加させたり、マイクロホン12からの音声入力を停止させたり、携帯情報端末1を受信状態に設定したり、送話ボタン(左送話ボタン2、右送話ボタン3、左副送話ボタン8、右副送話ボタン9)をマスクしたり、VOX機能17をマスクしたりする。
このように、本実施形態における携帯情報端末1は、正面にスマートフォンとしての機能を利用する際に用いるスマートフォンとしての構成を有しており、背面にトランシーバとしての機能を利用する際に用いるトランシーバとしての構成を有している。また、携帯情報端末1は、姿勢情報検出部1011と機能制御部1012とを有している。このような構成により、携帯情報端末1の機能制御部1012は、姿勢情報検出部1011が取得した姿勢情報に基づいて、携帯情報端末1が有するスマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能を制御することが出来る。その結果、携帯情報端末1の姿勢に基づいて容易に機能の切り替えを行うことが可能となる。これにより、携帯情報端末1の操作性を向上させることが可能となる。また、上記構成によると、携帯情報端末1が有するスマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能の切り替えを容易にかつ細密に行うことが可能となるため、2重の機能の実行による消費電力の増大や電波干渉の発生を抑制することが可能となる。
また、本実施形態における姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として「正面持ち」と「背面持ち」の情報を取得するよう構成されている。このような構成により、使用されていないと推定される面に設置されている構成、使用されていないと推定される機能を停止させることが可能となり、効率的な機能の切り替えを行うことが可能となるとともに、消費電力の増大や電波干渉の発生を抑制することが可能となる。
また、本実施形態における姿勢情報検出部1011は、姿勢情報として「縦持ち」と「横持ち」の情報を取得するよう構成されている。このような構成により、姿勢情報に基づいて、「縦持ち」、「横持ち」の際に利用されると考えられる機能、利用されないと考えられる機能の制御を行うことが可能となる。その結果、効率的な制御を行うことが可能となるとともに、消費電力の増大を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態においては、姿勢情報検出部1011が位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報に基づいて携帯情報端末1の姿勢情報を取得する場合について説明した。しかしながら、姿勢情報検出部1011は、位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報以外の情報に基づいて、携帯情報端末1の姿勢情報を取得するよう構成しても構わない。
例えば、姿勢情報検出部1011は、カメラ7、カメラ15により取得される画像情報に基づいて、携帯情報端末1の姿勢情報を取得するよう構成することが出来る。
例えば、カメラ7、カメラ15により取得される画像情報からは、以下のような情報を識別することができる。
・人の顔が視野の中にあるか否か
・視野の中の人の顔の動きが、視野の中央に入ってくる方向か、視野から出て行く方向か
・視野の中に存在する場合に画面に対して上下がどちらを向いているか(例えば、顔の上側(頭や額)と下側(顎)を検出する。)
・視野内に複数の顔を確認できた場合、各々が、画面に対し、及び相互にどちらを向いているか
姿勢情報検出部1011は、上記情報に基づいて、携帯情報端末1の姿勢情報を取得するよう構成することが出来る。
例えば、画像情報に基づいて人の顔を確認できた場合、当該確認できた画像情報を取得したカメラ(カメラ7、カメラ15)の設置されている面側に携帯情報端末1の操作者などの人が存在していると推定される。そのため、姿勢情報検出部1011は、上記情報に基づいて、「正面持ち」「背面持ち」の姿勢情報を取得することが出来る。
例えば、図11、図12で示す場合、カメラ7により取得される画像情報により人の顔を確認することが出来る。そこで、姿勢情報検出部1011は、カメラ7を有する側であるスマートフォンとしての機能を主に利用していると推定して、「正面持ち」の姿勢情報を取得する。一方、図13、図14で示す場合、カメラ15により取得される画像情報により人の顔を確認することが出来る。そこで、姿勢情報検出部1011は、カメラ15を有する側であるトランシーバとしての機能を主に利用していると推定して、「背面持ち」の姿勢情報を取得する。
また、姿勢情報検出部1011は、画像情報が示す人の顔が正面に対向して見えるか、俯瞰しているように傾斜して見えるかに応じて、「縦持ち」「横持ち」の姿勢情報を取得することが出来る。
例えば、図11、図13で示す場合、カメラ7やカメラ15により取得される画像情報により確認される人の顔は、正面に対向して見える。このような場合、姿勢情報検出部1011は、携帯情報端末1と携帯情報端末1の操作者とが平行な関係にあると推定して、「縦持ち」の姿勢情報を取得する。一方、図12、図14で示す場合、カメラ7やカメラ15により取得される画像情報により確認される人の顔は、俯瞰しているように傾斜して見える。このような場合、姿勢情報検出部1011は、携帯情報端末1と携帯情報端末1の操作者とが垂直な関係にあると推定して、「横持ち」の姿勢情報を取得する。
また、カメラ7やカメラ15により操作者の顔を動画像として捉え、操作者の顔の傾斜状況を連続的に抽出することで、姿勢情報も連続的に取得することができる。
なお、カメラ7やカメラ15により取得される画像情報から複数の人の顔を認識することが出来ることも考えられる。このような場合、例えば、図15で示すように、各々の顔の上下の向きが揃っている場合、「縦持ち」状態にあると推定できる。そこで、姿勢情報検出部1011は、「縦持ち」の姿勢情報を取得する。一方、図16で示すように、複数の顔の向きが視野の周辺部から覗き込むように、かつ取り囲むように視認できる場合など、各々の顔の上下の向きが揃っていない場合、「横持ち」状態にあると推定できる。そこで、姿勢情報検出部1011は、「横持ち」の姿勢情報を取得する。
なお、カメラ7やカメラ15は光学式、電子式などズーム機能を有していてもよい。横持ちと推定される場合、プロセッサ101はズーム機能を広角に設定することで、より広く周囲の情報を取得することができる。
以上のように、姿勢情報検出部1011は、カメラ7、カメラ15により取得される画像情報に基づいて、携帯情報端末1の姿勢情報を取得するよう構成することが出来る。なお、姿勢情報検出部1011は、カメラ7、カメラ15により取得される画像情報と位置・回転センサ201やジャイロセンサ203からの情報とを組み合わせて姿勢情報を取得するよう構成しても構わない。
また、本実施形態においては、正面にスマートフォンとしての構成を有し、背面にトランシーバとしての構成を有する携帯情報端末1について説明した。しかしながら、本実施形態において説明した姿勢情報に基づく制御は、携帯情報端末1以外の携帯情報端末に対しても適用可能である。例えば、本実施形態において説明した姿勢情報に基づく制御は、スマートフォンとしての構成のみを有する携帯情報端末やトランシーバとしての構成のみを有する携帯情報端末に対しても適用可能である。
例えば、正面に図1で示すようなスマートフォンとしての構成を有し、背面にトランシーバとしての構成を有さない(例えば、図2のうちカメラ15のみが設置されている)携帯情報端末があるとする。
このような場合、正面が携帯情報端末の操作者の方を向いている正面持ちの時は操作者が入出力操作する可能性があると推定することが出来る。一方で、背面が携帯情報端末の操作者の方を向いている背面持ちの時は操作者が入力操作を行わない、または操作者が入力操作を行わない意志を携帯情報端末に示していると推定することが出来る。そこで、これらの推定結果をもとに以下の制御を行うことが考えられる。
・正面持ちであると推定される場合、表示器41、カメラ7、カメラ15、タッチパネル4のタッチセンサ42は、スマートフォン形態の動作を行う。
・背面持ちであると推定される場合、表示器41、タッチセンサ42は操作者の方向を向いていないと推定される。よって、機能制御部は、表示器41、タッチセンサ42の動作を停止させるか、または正面持ちの時に比べ能力を抑制するよう制御する。
また、「正面持ち」「縦持ち」又は、「正面持ち」「横持ち」に応じて、上述した制御を行う。
また、例えば、正面に図2で示すようなトランシーバとしての構成を有し、背面にスマートフォンとしての構成を有さない(例えば、図1のうちカメラ7のみが設置されている)携帯情報端末があるとする。
このような場合、正面が携帯情報端末の操作者の方を向いている正面持ちの時は操作者が入出力操作する可能性があると推定することが出来る。一方で、背面が携帯情報端末の操作者の方を向いている背面持ちの時は操作者が入力操作を行わない、または操作者が入力操作を行わない意志を携帯情報端末に示していると推定することが出来る。そこで、これらの推定結果をもとに以下の制御を行うことが考えられる。
・正面持ちであると推定される場合、拡声スピーカ10、マイクロホン12、キー14はトランシーバ形態の動作を行う。また、
・背面持ちであると推定される場合、拡声スピーカ10、マイクロホン12、キー14は操作者の方向を向いていないと推定される。よって、拡声スピーカ10、マイクロホン12、キー14の動作を停止させる。
また、上述した「背面持ち」「縦持ち」、又は、「背面持ち」「横持ち」に応じた制御を、「正面持ち」「縦持ち」又は、「正面持ち」「横持ち」の際に行う。
このように、本実施形態において説明した姿勢情報に基づく制御は、携帯情報端末1以外の携帯情報端末に対して適用しても構わない。
[第2の実施形態]
次に、図17を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、携帯情報端末301の構成の概要について説明する。なお、本実施形態においては、携帯情報端末301の構成の概要について説明する。
本実施形態における携帯情報端末301は、携帯情報端末301の筐体の所定の面に設置されたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、スマートフォンとしての構成が設置された面とは反対側に位置する筐体の面に設置された、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有している。
また、図17を参照すると、携帯情報端末301は、姿勢情報取得部302と、機能制御部303と、を有している。例えば、携帯情報端末301は図示しない記憶装置と演算装置とを有しており、演算装置が記憶装置に格納されたプログラムを実行することで、上記姿勢情報取得部302と機能制御部303とを実現する。
姿勢情報取得部302は、携帯情報端末301の姿勢を示す姿勢情報を取得する。そして、機能制御部303は、姿勢情報取得部302が取得した姿勢情報に基づいて、スマートフォンとしての機能とトランシーバとしての機能とを制御する。
このように、本実施形態における携帯情報端末301は、携帯情報端末301の筐体の所定の面に設置されたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、スマートフォンとしての構成が設置された面とは反対側に位置する筐体の面に設置された、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有している。また、携帯情報端末301は、姿勢情報取得部302と機能制御部303とを有している。このような構成により、携帯情報端末301の機能制御部303は、姿勢情報取得部302が取得した姿勢情報に基づいて、携帯情報端末301が有するスマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能を制御することが出来る。その結果、携帯情報端末301の姿勢に基づいてスマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能を制御することが可能となり、容易に機能の切り替えを行うことが可能となる。これにより、携帯情報端末301の操作性を向上させることが可能となる。また、上記構成によると、携帯情報端末301が有するスマートフォンとしての機能やトランシーバとしての機能の切り替えを容易に行うことが可能となるため、2重の機能の実行による消費電力の増大や電波干渉の発生を抑制することが可能となる。
また、上述した携帯情報端末301は、当該携帯情報端末301に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、携帯情報端末301の筐体の所定の面に設置されたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、スマートフォンとしての構成が設置された面とは反対側に位置する筐体の面に設置された、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有する携帯情報端末301に、携帯情報端末301の姿勢を示す姿勢情報を取得し、取得した姿勢情報に基づいて、スマートフォンとしての機能とトランシーバとしての機能とを制御する処理を実現させるためのプログラムである。
また、上述した携帯情報端末301により実行される携帯情報端末制御方法は、携帯情報端末301の筐体の所定の面に設置されたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、スマートフォンとしての構成が設置された面とは反対側に位置する筐体の面に設置された、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有する携帯情報端末301が実行する携帯情報端末制御方法であって、携帯情報端末301の姿勢を示す姿勢情報を取得し、取得した姿勢情報に基づいて、スマートフォンとしての機能とトランシーバとしての機能とを制御する、という方法である。
上述した構成を有する、プログラム、又は、携帯情報端末制御方法、の発明であっても、上記携帯情報端末301と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における携帯情報端末などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、
前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、
前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得する姿勢情報取得部と、
前記姿勢情報取得部が取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する機能制御部と、
を有する
携帯情報端末。
(付記2)
付記1に記載の携帯情報端末であって、
前記姿勢情報取得部は、前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
携帯情報端末。
(付記3)
付記1又は2に記載の携帯情報端末であって、
前記姿勢情報取得部は、前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
携帯情報端末。
(付記4)
付記2又は3に記載の携帯情報端末であって、
前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が前記第1の姿勢情報を取得すると前記トランシーバとしての機能を制限し、前記姿勢情報取得部が前記第2の姿勢情報を取得すると前記スマートフォンとしての機能を制限する
携帯情報端末。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の携帯情報端末であって、
前記スマートフォンとしての構成としてタッチパネルを含むとともに、前記トランシーバとしての構成として拡声スピーカを含んでおり、
前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が前記第1の姿勢情報を取得すると前記拡声スピーカの動作を停止させ、前記姿勢情報取得部が前記第2の姿勢情報を取得すると前記タッチパネルの動作を停止させる
携帯情報端末。
(付記6)
付記2乃至5の何れかに記載の携帯情報端末であって、
携帯情報端末は、前記スマートフォンとしての構成を有する面と前記トランシーバとしての構成を有する面にカメラを有しており、
前記姿勢情報取得部は、携帯情報端末が有するカメラにより取得される画像情報に基づいて、前記第1の姿勢情報と前記第2の姿勢情報とを取得する
携帯情報端末。
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載の携帯情報端末であって、
前記姿勢情報取得手段は、携帯情報端末が地面に対して略垂直方向を向いていることを示す第3の姿勢情報と、携帯情報端末が地面に対して略水平方向を向いていることを示す第4の姿勢情報と、を取得し、
前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が取得した前記第3の姿勢情報及び前記第4の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
携帯情報端末。
(付記8)
付記7に記載の携帯情報端末であって、
前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が前記第3の姿勢情報を取得すると、携帯情報端末が地面に対して略垂直方向を向いている際に利用すると想定される機能を起動させるとともに利用しないと想定される機能を停止させ、前記姿勢情報取得部が前記第4の姿勢情報を取得すると、携帯情報端末が地面に対して略水平方向を向いている際に利用すると想定される機能を起動させるとともに利用しないと想定される機能を停止させる
携帯情報端末。
(付記9)
付記7又は8に記載の携帯情報端末であって、
携帯情報端末は、前記スマートフォンとしての構成を有する面と前記トランシーバとしての構成を有する面にカメラを有しており、
前記姿勢情報取得部は、携帯情報端末が有するカメラにより取得される画像情報に基づいて、前記第3の姿勢情報と前記第4の姿勢情報とを取得する
携帯情報端末。
(付記10)
携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有する携帯情報端末が実行する携帯情報端末制御方法であって、
前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得し、
取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
携帯情報端末制御方法。
(付記11)
付記10に記載の携帯情報端末制御方法であって、
前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
携帯情報端末制御方法。
(付記12)
付記10又は11に記載の携帯情報端末制御方法であって、
前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
携帯情報端末制御方法。
(付記13)
付記11又は12に記載の携帯情報端末制御方法であって、
前記第1の姿勢情報を取得すると前記トランシーバとしての機能を制限し、前記第2の姿勢情報を取得すると前記スマートフォンとしての機能を制限する
携帯情報端末制御方法。
(付記14)
付記10乃至13のいずれかに記載の携帯情報端末制御方法であって、
前記スマートフォンとしての構成としてタッチパネルを含むとともに、前記トランシーバとしての構成として拡声スピーカを含んでおり、
前記第1の姿勢情報を取得すると前記拡声スピーカの動作を停止させ、前記第2の姿勢情報を取得すると前記タッチパネルの動作を停止させる
携帯情報端末制御方法。
(付記15)
付記11乃至14のいずれかに記載の携帯情報端末制御方法であって、
携帯情報端末は、前記スマートフォンとしての構成を有する面と前記トランシーバとしての構成を有する面にカメラを有しており、
携帯情報端末が有するカメラにより取得される画像情報に基づいて、前記第1の姿勢情報と前記第2の姿勢情報とを取得する
携帯情報端末制御方法。
(付記16)
携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、を有する携帯情報端末に、
前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得する姿勢情報取得手段と、
取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する機能制御手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記17)
付記16に記載のプログラムであって、
前記姿勢情報取得手段は、前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
前記機能制御手段は、前記姿勢情報取得手段が取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
プログラム。
(付記18)
付記16又は17に記載のプログラムであって、
前記姿勢情報取得手段は、前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
前記機能制御手段は、前記姿勢情報取得手段が取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
プログラム。
(付記19)
付記17又は18に記載のプログラムであって、
前記機能制御手段は、前記姿勢情報取得手段が前記第1の姿勢情報を取得すると前記トランシーバとしての機能を制限し、前記姿勢情報取得手段が前記第2の姿勢情報を取得すると前記スマートフォンとしての機能を制限する
プログラム。
(付記20)
付記16乃至19のいずれかに記載のプログラムであって、
前記スマートフォンとしての構成としてタッチパネルを含むとともに、前記トランシーバとしての構成として拡声スピーカを含んでおり、
前記機能制御手段は、前記姿勢情報取得手段が前記第1の姿勢情報を取得すると前記拡声スピーカの動作を停止させ、前記姿勢情報取得手段が前記第2の姿勢情報を取得すると前記タッチパネルの動作を停止させる
プログラム。
(付記21)
付記17乃至20の何れかに記載のプログラムであって、
携帯情報端末は、前記スマートフォンとしての構成を有する面と前記トランシーバとしての構成を有する面にカメラを有しており、
前記姿勢情報取得手段は、携帯情報端末が有するカメラにより取得される画像情報に基づいて、前記第1の姿勢情報と前記第2の姿勢情報とを取得する
プログラム。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
なお、本発明は、日本国にて2017年1月18日に特許出願された特願2017−006804の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
1 携帯情報端末
2 左送話ボタン
3 右送話ボタン
4 タッチパネル
41 表示器
42 タッチセンサ
5 受話スピーカ
6 マイクロホン
7 カメラ
8 左副送話ボタン
9 右副送話ボタン
10 拡声スピーカ
11 受話スピーカ
12 マイクロホン
13 副表示器
14 キー
15 カメラ
16 送話・受話識別表示器
17 VOX機能
101 プロセッサ
1011 姿勢情報検出部
1012 機能制御部
102 メモリ
103 プログラム
104 アプリケーションデータ
105 設定パラメータ
106 記憶装置
201 位置・回転センサ
202 加速度センサ
203 ジャイロセンサ
211 タイマー
221 通信システム
301 携帯情報端末
302 姿勢情報取得部
303 機能制御部

Claims (10)

  1. 携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、
    前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、
    画像情報を取得するカメラと、
    前記カメラにより取得された複数の人の向きを示す画像情報に基づいて、前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得する姿勢情報取得部と、
    前記姿勢情報取得部が取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する機能制御部と、
    を有する
    携帯情報端末。
  2. 請求項1に記載の携帯情報端末であって、
    前記姿勢情報取得部は、前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成を有する面側に携帯情報端末の操作者が存在している旨を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
    前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
    携帯情報端末。
  3. 請求項1又は2に記載の携帯情報端末であって、
    前記姿勢情報取得部は、前記姿勢情報として、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第1の姿勢情報と、前記トランシーバとしての構成が関連付けられた面が略上を向いている状態を示す第2の姿勢情報と、を取得し、
    前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が取得した前記第1の姿勢情報及び前記第2の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
    携帯情報端末。
  4. 請求項2又は3に記載の携帯情報端末であって、
    前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が前記第1の姿勢情報を取得すると前記トランシーバとしての機能を制限し、前記姿勢情報取得部が前記第2の姿勢情報を取得すると前記スマートフォンとしての機能を制限する
    携帯情報端末。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯情報端末であって、
    前記スマートフォンとしての構成としてタッチパネルを含むとともに、前記トランシーバとしての構成として拡声スピーカを含んでおり、
    前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が前記第1の姿勢情報を取得すると前記拡声スピーカの動作を停止させ、前記姿勢情報取得部が前記第2の姿勢情報を取得すると前記タッチパネルの動作を停止させる
    携帯情報端末。
  6. 請求項2乃至5の何れかに記載の携帯情報端末であって、
    携帯情報端末は、前記スマートフォンとしての構成を有する面と前記トランシーバとしての構成を有する面にカメラを有する
    携帯情報端末。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の携帯情報端末であって、
    前記姿勢情報取得は、携帯情報端末が地面に対して略垂直方向を向いていることを示す第3の姿勢情報と、携帯情報端末が地面に対して略水平方向を向いていることを示す第4の姿勢情報と、を取得し、
    前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が取得した前記第3の姿勢情報及び前記第4の姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
    携帯情報端末。
  8. 請求項7に記載の携帯情報端末であって、
    前記機能制御部は、前記姿勢情報取得部が前記第3の姿勢情報を取得すると、携帯情報端末が地面に対して略垂直方向を向いている際に利用すると想定される機能を起動させるとともに利用しないと想定される機能を停止させ、前記姿勢情報取得部が前記第4の姿勢情報を取得すると、携帯情報端末が地面に対して略水平方向を向いている際に利用すると想定される機能を起動させるとともに利用しないと想定される機能を停止させる
    携帯情報端末。
  9. 携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、画像情報を取得するカメラと、を有する携帯情報端末が実行する携帯情報端末制御方法であって、
    前記カメラにより取得された複数の人の向きを示す画像情報に基づいて、前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得し、
    取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
    携帯情報端末制御方法。
  10. 携帯情報端末の筐体の所定の面に関連付けられたスマートフォンとしての機能を利用する際に用いられるスマートフォンとしての構成と、前記スマートフォンとしての構成が関連付けられた面とは反対側に位置する前記筐体の面に関連付けられた、トランシーバとしての機能を利用するに用いられるトランシーバとしての構成と、画像情報を取得するカメラと、を有する携帯情報端末に、
    前記カメラにより取得された複数の人の向きを示す画像情報に基づいて、前記携帯情報端末の姿勢を示す姿勢情報を取得し、
    取得した前記姿勢情報に基づいて、前記スマートフォンとしての機能と前記トランシーバとしての機能とを制御する
    処理を実現させるためのプログラム。
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