JP6897548B2 - 車両の制動装置 - Google Patents
車両の制動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6897548B2 JP6897548B2 JP2017245265A JP2017245265A JP6897548B2 JP 6897548 B2 JP6897548 B2 JP 6897548B2 JP 2017245265 A JP2017245265 A JP 2017245265A JP 2017245265 A JP2017245265 A JP 2017245265A JP 6897548 B2 JP6897548 B2 JP 6897548B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- vehicle
- friction
- driving mode
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 47
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 33
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 24
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000010485 coping Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
本発明の目的は、回生制動に関する異常が生じたときに適切に対処することができる車両の制動装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両の制動装置は、車輪の回転が伝達される回転電機を発電機として動作させることによって車両の回生制動を行う。同装置は、車輪に対し押圧動作を行うことにより摩擦に基づく制動力を同車輪に付与する摩擦制動機を備える。更に、同装置は、摩擦制動機を押圧動作させるべく、その摩擦制動機に接続されて同摩擦制動機に対しブレーキフルードの液圧を作用させるブレーキライン、及び、同ブレーキラインに接続されて摩擦制動機に作用するブレーキフルードの液圧を上昇させる昇圧装置も備える。ブレーキラインにおける摩擦制動機と上記昇圧装置との間の部分には、通常は上記部分を遮断状態とすべく閉弁されている一方、回生制動の異常時には上記部分を連通状態とすべく開弁される開閉バルブが設けられる。
この構成によれば、電源に関する異常が生じていないときには、電磁バルブに設けられた電磁ソレノイドが励磁されることにより、同電磁バルブが閉弁されてブレーキラインにおける摩擦制動機と昇圧装置との間の部分が遮断状態とされる。そして、車両における電源遮断という異常が生じたときには、上記電磁バルブの電磁ソレノイドが消磁されるため、同電磁バルブが開弁されてブレーキラインにおける摩擦制動機と昇圧装置との間の部分が連通状態とされる。その結果、昇圧装置によって摩擦制動機に作用するブレーキフルードの液圧が上昇され、車輪に対する摩擦制動機の押圧動作が行われて同車輪に摩擦に基づく制動力が付与される。従って、車両における電源遮断という異常が生じたとき、自動的にブレーキラインにおける摩擦制動機と昇圧装置との間の部分が電磁バルブの開弁を通じて連通状態とされ、摩擦制動機による制動力が車輪に付与される。
また、上記昇圧装置は、同装置に接続されたブレーキライン内のブレーキフルードに対するばねの付勢力の作用を解除することが可能な構造を有するものとすることが考えられる。
図1は、手動運転モードと自動運転モードとの間で運転モードが切り換えられる車両に適用される制動装置の全体構成を示している。なお、上記手動運転モードは、ユーザーによる車両の運転が行われる運転モードである。また、上記自動運転モードは、ユーザーによる車両の運転が行われず、同車両に搭載された電子制御装置1による自動的な運転が行われる運転モードである。
車両の制動装置は、右前輪3に固定されたロータ7aに対し押圧動作を行うことによって摩擦に基づく制動力を右前輪3に付与するディスクブレーキ7、及び、左前輪4に固定されたロータ8aに対し押圧動作を行うことによって摩擦に基づく制動力を左前輪4に付与するディスクブレーキ8を備えている。これらディスクブレーキ7,8は、車輪に対し押圧動作を行うことにより摩擦に基づく制動力を同車輪に付与する摩擦制動機としての役割を担う。
車両の制動装置における上記切換バルブ18,20は、ブレーキライン11〜14,17,19,21において、ディスクブレーキ7,8及びドラムブレーキ9,10と開閉バルブ28との間の部分に位置している。また、上記切換バルブ18,20は、ブレーキライン29,30を介して、ディスクブレーキ7,8及びドラムブレーキ9,10に作用するブレーキフルードの液圧を調整するためのマスタシリンダ31に接続されている。このマスタシリンダ31は、車両のユーザーによるブレーキペダル32の操作を通じて、ドラムブレーキ9,10に作用するブレーキフルードの液圧を変化させるよう動作する。
図2は、車両の運転モードが手動運転モードであるときのブレーキライン17,19に対するブレーキライン21,29,30の接続態様を示している。車両の運転モードが手動運転モードであるときには、切換バルブ18,20の切り換えを通じて、ブレーキライン21が図2に二点鎖線で示されるようにブレーキライン17,19に対し遮断状態とされる一方、ブレーキライン29,30がブレーキライン17,19に対し連通状態とされる。そして、手動運転モードにおける車両の制動は、ユーザーによるブレーキペダル32(マスタシリンダ31)の操作を通じて行われる。
(1)車両において例えば電源遮断が生じたとき、それに適切に対処することができる。詳しくは、運転モードが手動運転モードと自動運転モードとの間で切り換えられる車両において、回生制動が行われる自動運転モード中に車両での電源遮断という回生制動に関係する異常が生じたとき、車輪に対し摩擦に基づく制動力を付与して車両の減速及び停止を行うことができる。
・昇圧装置22は、ブレーキライン21内のブレーキフルードに対し、ばね25の付勢力を作用させるものである必要はなく、ばね25の付勢力の代わりにエア圧等を作用させるものであってもよい。
Claims (3)
- 車輪の回転が伝達される回転電機を発電機として動作させることによって車両の回生制動を行う車両の制動装置であって、
前記車輪に対し押圧動作を行うことにより摩擦に基づく制動力を同車輪に付与する摩擦制動機と、
前記摩擦制動機を押圧動作させるべく、その摩擦制動機に接続されて同摩擦制動機に対しブレーキフルードの液圧を作用させるブレーキラインと、
前記ブレーキラインに接続されて前記摩擦制動機に作用するブレーキフルードの液圧を上昇させる昇圧装置と、
前記ブレーキラインにおける前記摩擦制動機と前記昇圧装置との間の部分に設けられている開閉バルブと、
前記ブレーキラインにおける前記開閉バルブと前記摩擦制動機との間の部分に繋がっており、ユーザーによる操作を通じて前記摩擦制動機に作用するブレーキフルードの液圧を変化させるマスタシリンダと、
前記ブレーキラインにおける前記開閉バルブと前記摩擦制動機との間の部分に設けられており、前記摩擦制動機の連通先を前記開閉バルブと前記マスタシリンダとのいずれかに切り換えるための切換バルブと、を備え、
前記車両は、ユーザーによる運転が行われる手動運転モードとユーザーによる運転が行われない自動運転モードとの間で運転モードが切り換えられるものであり、
前記切換バルブは、前記車両の運転モードが前記手動運転モードであるときには前記摩擦制動機の連通先を前記マスタシリンダとするよう切り換えられる一方、前記車両の運転モードが前記自動運転モードであるときには前記摩擦制動機の連通先を前記開閉バルブとするよう切り換えられるものであり、
前記開閉バルブは、前記車両が前記自動運転モードで運転中であるときには、電力供給による電磁ソレノイドの励磁によって前記ブレーキラインにおける前記摩擦制動機と前記昇圧装置との間を遮断状態とすべく閉弁されている一方、前記自動運転モードでの前記車両の運転中に異常な電源遮断が生じたときには、当該電源遮断による前記電磁ソレノイドの消磁によって前記ブレーキラインにおける前記摩擦制動機と前記昇圧装置との間を連通状態とすべく開弁される常開式の電磁バルブである車両の制動装置。 - 前記昇圧装置は、同装置に接続された前記ブレーキライン内のブレーキフルードに対しばねの付勢力を作用させることにより、同ブレーキフルードの液圧を上昇させるものである請求項1に記載の車両の制動装置。
- 前記昇圧装置は、同装置に接続された前記ブレーキライン内のブレーキフルードに対するばねの付勢力の作用を解除することが可能な構造を有している請求項2に記載の車両の制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017245265A JP6897548B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 車両の制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017245265A JP6897548B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 車両の制動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019111873A JP2019111873A (ja) | 2019-07-11 |
JP6897548B2 true JP6897548B2 (ja) | 2021-06-30 |
Family
ID=67222985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017245265A Active JP6897548B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 車両の制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6897548B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5880356U (ja) * | 1981-11-27 | 1983-05-31 | 株式会社小松製作所 | サ−ビスブレ−キの操作装置 |
JP3702540B2 (ja) * | 1996-06-20 | 2005-10-05 | アイシン精機株式会社 | 電動車両の制動制御装置 |
JPH1044952A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-17 | Aisin Seiki Co Ltd | 電動車両の制動制御装置 |
JP4760246B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2011-08-31 | トヨタ自動車株式会社 | 液圧ブレーキ装置 |
JP5204250B2 (ja) * | 2011-01-31 | 2013-06-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ブレーキ装置 |
CN104284817A (zh) * | 2012-05-25 | 2015-01-14 | 丰田自动车株式会社 | 车辆的制动装置 |
-
2017
- 2017-12-21 JP JP2017245265A patent/JP6897548B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019111873A (ja) | 2019-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102256843B (zh) | 用于汽车的制动装置及其控制方法 | |
US10377361B2 (en) | Method for braking a vehicle with a hydraulic vehicle brake and an electromechanical braking device | |
JP4711858B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
CN102216134A (zh) | 用于中型或重型卡车的优化再生制动的行车制动控制系统 | |
JP4474323B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
US6142266A (en) | Energy storing brake for a vehicle | |
CN108860105B (zh) | 车辆用制动系统 | |
CN102307761A (zh) | 车辆液压制动系统的工作方法 | |
WO2016084837A1 (ja) | 車両の制動装置 | |
JP2020506844A (ja) | ブレーキモータ制御器、電気ブレーキモータを備えた車両用ブレーキシステム、およびブレーキモータ制御器を起動させる方法 | |
JP2017144949A (ja) | 電気自動車の制動装置 | |
KR20200099517A (ko) | 펄스 폭 변조에 의한 전기 주차 브레이크 제어 시스템 | |
JP2006111190A (ja) | ブレーキ装置 | |
JP4395042B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
JP6897548B2 (ja) | 車両の制動装置 | |
US11958453B2 (en) | Method for operating a brake system, and brake system | |
JP4229052B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP4815256B2 (ja) | Bbw式ブレーキ装置 | |
KR20170029341A (ko) | 전자식 파킹 브레이크장치 | |
JP2024522130A (ja) | 自動車用ブレーキシステム | |
KR20150106597A (ko) | 유압장치를 병용하는 emb의 주차제동 시스템 및 제어방법 | |
JP4380512B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP2018537350A (ja) | パーキングブレーキ機能を実行することができる制動システムを制御するための方法 | |
JP3584993B2 (ja) | 回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム | |
KR20140066404A (ko) | 전동식 부스터 제동 시스템의 모터 전원 제어 장치 및 그 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210105 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210524 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6897548 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |