JP6897018B2 - 画像読取装置、プログラム、及び情報通信システム - Google Patents

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本発明は、画像読取装置、プログラム、及び情報通信システムに関する。
従来、画像読取装置により取得した画像情報を、通信網を介して端末装置に送信する技術が知られている。画像情報を電子メールの添付データとして送信する場合には、ユーザが画像読取装置の操作表示部を操作して、画像情報を送信する送信先のメールアドレスを入力している。また、受信した電子メールからメールアドレスを抽出し、メールアドレスやそのIDを画像読取装置に事前に登録しておくことで、ユーザによるメールアドレスの入力操作を省略する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、原稿画像を読取る画像読取装置と、当該装置に対して読取り画像の送信を依頼するクライアント端末とがネットワークを介して接続された画像通信システムにおける画像読取り装置であって、画像データの送信先を示す宛先情報を、ネットワークを介してクライアント端末から受信する宛先情報受付手段と、受信した宛先情報を記憶する宛先情報記憶手段と、読取った原稿画像データを送信するに先立って、当該画像データの送信先に該当するクライアント端末の宛先情報を、前記宛先情報記憶手段から選択する宛先情報選択手段と、選択された宛先情報により示される宛先に前記画像データを送信する画像データ送信手段と、を備えることを特徴とする画像読取り装置が開示されている。
また、特許文献2には、ネットワークに接続されたネットワーク画像処理システムであって、送信先登録のための電子メールを受信した場合、この電子メールの差出人アドレスを抽出し、該アドレスを送信先として送信先リストに登録する登録手段と、所定の送信情報についての送信先の入力を受け付け、入力された送信先が前記送信先リストに登録されていない場合には、前記送信情報の送信を保留する制御手段と、を備えるネットワーク画像処理システムが開示されている。
特開2002−32303号公報 特開2007−122492号公報
しかしながら、画像読取装置から画像情報を送信する際に、ユーザが画像読取装置の操作表示部を操作して送信先を登録しなければならない。
従って、本発明の目的は、ユーザが操作表示部を操作して画像情報の送信先を登録することなく、画像情報の送信先を特定することができる画像読取装置、プログラム、及び情報通信システムを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、記録媒体に形成された画像を読み取って画像情報を取得する画像読取部と、取得した画像情報に対して識別情報を付与する付与部と、電子メールの送受信を行う通信部によって、外部の端末装置から画像情報の送信を要求する送信要求メールを受信すると、受信情報に含まれる少なくとも1つの識別情報に対応する画像情報を添付した返信メールを、前記送信要求メールに含まれる送信先のメールアドレスに送信するように制御する制御部と、を備えた画像読取装置である。
請求項2に記載の発明は、情報を表示する表示部を更に備え、前記制御部は、前記画像情報を取得した際に、前記画像情報に付与された前記識別情報を表示するように前記表示部を制御する、請求項1に記載の画像読取装置である。
請求項3に記載の発明は、前記送信先のメールアドレスが、複写送付先のメールアドレスを含む、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置である。
請求項4に記載の発明は、前記制御部は、保存期限が経過した画像情報を破棄し、前記画像情報を破棄する時間より遅い時間に前記画像情報に対応する識別情報を破棄する、請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の画像読取装置である。
請求項5に記載の発明は、前記制御部は、受信した送信要求に応じて既に送信した画像情報を破棄し、前記画像情報を破棄する時間より遅い時間に前記画像情報に対応する識別情報を破棄する、請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の画像読取装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御部は、前記識別情報を表示する際に、パスワードの設定を受け付ける設定画面を表示するように前記表示部を制御し、前記設定画面からパスワードが設定された場合には、設定されたパスワードを用いて取得した画像情報を暗号化圧縮するように制御する、請求項2に記載の画像読取装置である。
請求項7に記載の発明は、前記制御部は、外部の端末装置から画像情報の送信を要求する送信要求を受信すると、受信情報に含まれるパスワードによる認証が成功した場合に、受信情報に含まれる識別情報に対応する画像情報を、受信情報に含まれる送信先に送信するように制御する、請求項6に記載の画像読取装置である。
請求項8に記載の発明は、前記制御部は、前記パスワードによる認証に複数回失敗した送信先からの送信要求の受信を拒否するように制御する、請求項7に記載の画像読取装置である。
請求項9に記載の発明は、コンピュータを、記録媒体に形成された画像を読み取って取得された画像情報に対して識別情報を付与する付与部、電子メールの送受信を行う通信部によって、外部の端末装置から画像情報の送信を要求する送信要求メールを受信すると、受信情報に含まれる少なくとも1つの識別情報に対応する画像情報を添付した返信メールを、前記送信要求メールに含まれる送信先のメールアドレスに送信するように制御する制御部、として機能させるプログラムである。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置と通信網を介して接続された少なくとも1つの端末装置と、を備えた情報通信システムである。
請求項1、9、10に記載の発明によれば、ユーザが操作表示部を操作して画像情報の送信先を登録することなく、画像情報の送信先のメールアドレスを特定することができ、画像情報が返信メールの添付ファイルとして送信される。
請求項2に記載の発明によれば、ユーザに識別情報が報知される。
請求項3に記載の発明によれば、複写送付先にも画像情報が送信される。
請求項4に記載の発明によれば、保存期限内は何度でも画像情報が取得される。
請求項5に記載の発明によれば、画像情報の放置が避けられる。
請求項6に記載の発明によれば、パスワードで暗号化圧縮しない場合に比べて、セキュリティが向上する。
請求項7に記載の発明によれば、パスワードで認証を行わない場合に比べて、セキュリティが強化される。
請求項8に記載の発明によれば、繰り返し認証に失敗する送信先からの送信要求に応じる場合に比べて、セキュリティが強化される。
本発明の実施の形態に係る情報通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。 (A)及び(B)は本発明の実施の形態に係る情報通信システムの通信シーケンスの一例を示す概略図である。 (A)は第1の実施の形態に係る「画像情報管理処理」の手順の一例を示すフローチャートであり、(B)及び(C)はサブルーチンである「識別情報付与処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る「画像情報管理リスト」の構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る「定期点検処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る「画像情報取得処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る「画像情報の圧縮処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る「画像情報管理リスト」の構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る「画像情報取得処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る「認証処理失敗リスト」の構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る「受信拒否リスト」の構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る「認証による画像情報取得処理」の手順の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る「認証失敗時処理」の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
(情報通信システムの構成)
まず、情報通信システムの全体構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る情報通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る情報通信システム10は、画像読取装置12、端末装置14、端末装置14、及び端末装置14を備えている。画像読取装置12、端末装置14、端末装置14、及び端末装置14の各々は、有線または無線の通信網16を介して接続されており、例えばLANやインターネット等の通信網16を介して情報をやり取りする。
なお、端末装置は少なくとも1つあればよく、端末装置の個数は3つには限定されない。また、端末装置14、端末装置14、及び端末装置14の各々を区別する必要がない場合は、端末装置14と総称する。
本実施の形態では、画像読取装置12は、記録媒体に形成された画像を読み取って画像情報を取得し、取得した画像情報に対して識別情報と付与する。また、画像読取装置12は、端末装置14から画像情報の送信を要求する送信要求を受信すると、受信情報に含まれる識別情報に対応する画像情報を、受信情報に含まれる送信先に送信する。なお、具体的な通信シーケンスについては後述する。
(画像読取装置の構成)
次に、画像読取装置の構成について説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態に係る画像読取装置12は、制御部20、操作表示部22、画像読取部24、通信部26、及び記憶部28を備えている。制御部20は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。
即ち、制御部20は、CPU20A、各種プログラムを記憶したROM20B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM20C、各種情報を記憶する不揮発性のメモリ20D、及び入出力インターフェイス(I/O)20Eを備えている。CPU20A、ROM20B、RAM20C、メモリ20D、及びI/O20Eの各々は、バス20Fを介して互いに接続されている。
本実施の形態では、後述する「画像情報管理処理」や「画像情報取得処理」等の制御プログラムが、ROM20Bに予め記憶されている。予め記憶された制御プログラムは、CPU20AによりROM20Bから読み出されて、RAM20Cをワークエリアとして実行される。
操作表示部22、画像読取部24、通信部26、及び記憶部28の各部は、制御部20のI/O20Eに接続されている。制御部20は、各部と情報の授受を行って、操作表示部22、画像読取部24、通信部26、及び記憶部28の各部を制御する。
操作表示部22は、タッチパネル等の操作を受け付ける表示画面を備え、ユーザに各種画面を表示するように制御されると共に、各種画面からユーザの操作を受け付けて各種情報を取得する。なお、操作表示部22は、表示画面の外に、テンキー等の各種ボタンを備えていてもよい。
画像読取部24は、記録媒体に形成された画像を読み取って画像情報を取得する。通信部26は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェイスである。記憶部28は、HDD等の記憶装置を備え、各種情報を記憶する。
本実施の形態では、画像読取部24により取得された画像情報及び当該画像情報に付与された識別情報等は、メモリ20Dまたは記憶部28に記憶されて管理される。なお、画像情報は識別情報から検索可能に管理されていればよく、画像情報等を外部メモリに記憶して管理するようにしてもよい。また、画像情報に付与された識別情報は、画像情報を取得した際に、操作表示部22の表示画面に表示される。これにより、画像情報に付与された識別情報が、画像の読み取りを実施したユーザに対して報知される。
また、制御部20には、各種ドライブが接続されていてもよい。各種ドライブは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な可搬性の記録媒体からデータを読み込んだり、記録媒体に対してデータを書き込んだりする装置である。各種ドライブを備える場合には、可搬性の記録媒体に制御プログラムを記録しておいて、これを対応するドライブで読み込んで実行してもよい。
(端末装置の構成)
次に、端末装置の構成について説明する。
図3は本発明の実施の形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施の形態に係る端末装置14は、制御部30、表示部32、操作部34、通信部36、及び記憶部38を備えている。制御部30は、装置全体の制御及び各種演算を行うコンピュータとして構成されている。
即ち、制御部30は、CPU30A、各種プログラムを記憶したROM30B、プログラムの実行時にワークエリアとして使用されるRAM30C、各種情報を記憶する不揮発性のメモリ30D、及び入出力インターフェイス(I/O)30Eを備えている。CPU30A、ROM30B、RAM30C、メモリ30D、及びI/O30Eの各々は、バス30Fを介して互いに接続されている。
表示部32、操作部34、通信部36、及び記憶部38の各部は、制御部30のI/O30Eに接続されている。制御部30は、各部と情報の授受を行って、表示部32、操作部34、通信部36、及び記憶部38の各部を制御する。
表示部32は、ディスプレイ等の表示装置を備え、ユーザに各種情報を表示する。操作部34は、マウス、キーボード等の入力装置を備え、ユーザからの操作を受け付ける。通信部36は、有線又は無線の通信回線を介して外部装置と通信を行うためのインターフェイスである。記憶部38は、HDD等の記憶装置を備え、各種情報を記憶する。
本実施の形態では、端末装置14は、画像読取装置12で画像の読み取りを実施したユーザが使用する端末装置である。ユーザの操作により、端末装置14から画像読取装置12に対して、画像情報の送信を要求する送信要求が送信される。送信要求は、報知された識別情報と画像情報の送信先とを含む。例えば、電子メールで通信を行う場合は、識別情報は、電子メールの標題に含めてもよく、本文に含めてもよい。また、画像情報の送信先は、端末装置14から電子メールを送信したときのメールアドレスである。画像情報は、画像読取装置12から端末装置14への返信メールの添付ファイルとして送信される。
(画像読取装置の機能)
次に、画像読取装置の機能について説明する。
図4は本発明の実施の形態に係る画像読取装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。図4に示すように、画像読取装置12は、画像読取装置12で取得した画像情報を管理する画像情報管理部40と、端末装置14からの画像情報の送信要求に応じて画像情報を取得して送信する画像情報取得部50と、を備えている。
画像情報管理部40は、識別情報生成部42及び情報管理部44を備えている。識別情報生成部42は、例えば画像読取部24から画像読取が終了した旨の通知を受け取ると、取得された画像情報について識別情報を生成(付与)し、操作表示部22及び情報管理部44の各々に識別情報を出力する。操作表示部22により識別情報がユーザに表示される。情報管理部44は、画像読取部24から取得された画像情報を、付与された識別情報と関連付けて記憶する。これにより、画像読取装置12で取得された画像情報が、識別情報から検索されるように「画像情報管理リスト」で管理される。
画像情報取得部50は、受信情報解析部52、画像情報検索部54、及び返信生成部56を備えている。受信情報解析部52は、通信部26で受信された画像情報の送信要求(受信情報)を解析し、識別情報と画像情報の送信先とを抽出する。受信情報から抽出された識別情報は画像情報検索部54に出力され、受信情報から抽出された送信先は返信生成部56に出力される。
画像情報検索部54は、受信情報解析部52から取得された識別情報に基づいて画像情報を検索する。情報管理部44が検索されて、識別情報に対応する画像情報が取得され、返信生成部56に出力される。返信生成部56は、画像情報の送信要求に返信する形で、画像情報検索部54から取得された画像情報を、受信情報解析部52から取得された送信先に送信するように送信情報を生成し、生成した送信情報を通信部26に出力する。
(通信シーケンス)
次に、情報通信システム10の通信シーケンスについて説明する。
図5(A)及び図5(B)は本発明の実施の形態に係る情報通信システムの通信シーケンスの一例を示す概略図である。図5(A)に示す部分は、画像読取装置12の画像情報管理処理に対応しており、図5(B)に示す部分は、画像読取装置12の画像情報取得処理に対応している。なお、図5(A)に示す部分では、画像読取装置12と端末装置14との間での通信は行われないが、画像読取装置12及び端末装置14とユーザとの関係を説明するために併記した。
図5(A)に示す通り、ユーザは、画像読取装置12を操作している。画像読取装置12は、操作表示部22を介してユーザからの読取開始指示を受け付け(S10)、記録媒体に形成された画像の読み取りを実行して画像情報を取得し(S12)、取得された画像情報について識別情報を生成して画像情報に付与し(S14)、識別情報を操作表示部22に表示する(S16)。画像情報に付与された識別情報がユーザに報知される。続いて、画像読取装置12は、取得された画像情報を圧縮し(S18)、付与された識別情報と関連付けて記憶して画像情報を管理する(S20)。
図5(B)に示す通り、ユーザは、画像読取装置12から離れて、端末装置14を操作している。端末装置14は、操作部34を介してユーザの要求送信指示を受け付け(S21)、識別情報を含む画像情報の送信要求を画像読取装置12に送信する(S23)。即ち、ユーザは端末装置14を操作して、画像読取の際に報知された識別情報を、画像情報の送信要求に含めて画像読取装置12に送信するのである。
画像読取装置12は、画像情報の送信要求を受信すると(S22)、受信情報を解析して識別情報と画像情報の送信先とを抽出する(S24)。例えば、送信要求に返信する場合は、「送信元」の情報が「送信先」の情報となる。続いて、画像読取装置12は、識別情報に基づいて画像情報を検索し、識別情報に対応する画像情報を取得する(S26)。受信情報から複数の識別情報を抽出した場合は、各識別情報に対応する複数の画像情報を取得する。続いて、画像読取装置12は、画像情報の送信要求に対する返信を生成し(S28)、取得された画像情報を返信に添付して送信先に送信する(S30)。画像情報は圧縮された状態で送信される。また、送信先は、送信元だけには限らない。受信情報から複数の送信先を抽出した場合は、各送信先に画像情報を送信する。例えば、ユーザは送信要求を送信する際に、CCやBCC等の複写送付先として他の送信先を含めてもよいし、題名や通信文内で他の送信先を指定してもよい。
上記の通り、端末装置14から受信した受信情報から画像情報の送信先が取得されるので、ユーザ自身が画像読取装置12の操作表示部22を操作して送信先を登録することなく、画像情報の送信先が特定される。これにより、操作表示部22での誤操作による誤送信も解消する。端末装置14は、画像読取装置12からの返信を受信すると(S25)、返信に添付された画像情報を解凍する(S27)。また、最後に、画像読取装置12は、送信済みの画像情報を管理対象から削除する(S32)。
(画像情報管理処理)
次に、「画像情報管理処理」について説明する。
図6(A)は第1の実施の形態に係る「画像情報管理処理」の手順の一例を示すフローチャートである。図6(B)及び(C)はサブルーチンである「識別情報付与処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「画像情報管理処理」は、画像読取装置12の制御部20のCPU20Aにより実行される。また、「画像情報管理処理」は、画像読取部24に画像が形成された記録媒体(原稿)がセットされ、ユーザにより読取開始が指示されると開始される。
図6(A)に示すように、先ずステップ100で、記録媒体に形成された画像の読み取りを開始する。次に、ステップ102で、画像読取が終了したか否かを判断する。画像読取が終了した場合は、ステップ104に進み、ステップ104で「識別情報付与処理」を実行する。
図6(B)に示すように、「識別情報付与処理」では、まずステップ120で、使用中の識別情報の数(使用数)が閾値を超えたか否かを判断する。例えば、「3357」等の4桁の数字では「10」個しか生成されない等、識別情報の生成数には上限閾値がある。なお、識別情報の使用数は、次に説明する「画像情報管理リスト」で管理されている画像情報の個数である。
使用数が閾値以上の場合は、重複しない識別情報が生成されない。従って、識別情報を生成せず、処理ルーチンを終了する。この場合は、識別情報は付与されない。使用数が閾値未満の場合は、ステップ122に進み、ステップ122で識別情報を生成する。
次に、ステップ124で、生成した識別情報が使用中の識別情報と重複していないか否かを判断する。重複している場合は、ステップ122に戻って識別情報を再度生成する。一方、識別情報が重複していない場合は、ステップ126に進む。そして、ステップ126で、画像情報に識別情報を付与して、処理ルーチンを終了する。
ここで、図6(A)の説明に戻る。次に、ステップ106で、識別情報が付与されたか否かを判断する。識別情報が付与された場合は、ステップ108に進み、識別情報が付与されていない場合は、ステップ116に進む。ステップ116では、操作表示部22にてエラー表示を行い、ステップ114に進む。
次に、ステップ108では、画像情報に付与した識別情報を操作表示部22に表示する。これにより、画像読取部24に読み取らせた画像の画像情報に付与された識別情報がユーザに報知される。ユーザは、識別情報を記憶する、メモする等して、画像情報の送信要求まで、報知された識別情報を保持する。一方、ステップ116では、操作表示部22にてエラー表示を行い、ステップ114に進む。
次に、ステップ110で、取得された画像情報を圧縮処理する。なお、圧縮処理は必須ではないが、画像情報の容量は大きいため圧縮した状態で管理する方が好ましい。続くステップ112で、画像情報を識別情報と関連付けて記憶する。ここで、画像情報を取得した取得時間も併せて記憶してもよい。例えば、次に説明する「画像情報管理リスト」に追加する形式で、画像情報と識別情報と取得時間とを関連付けて記憶する。
最後に、ステップ114で、次の画像読取が無いか否かを判断する。ここで次の画像読取が無い場合は、処理ルーチンを終了する。一方、次の画像読取がある場合は、ステップ100に戻ってステップ100からステップ114までの処理を繰り返す。
なお、上記の「識別情報付与処理」では、識別情報の使用数が識別情報の生成数の上限閾値以上か否かを、識別情報を生成するか否かの判断基準として用いたが、この判断手法に限定される訳ではない。識別情報の使用数が識別情報の生成数の上限閾値未満でも、識別情報の重複は発生する。従って、まず識別情報を生成し、生成した識別情報に重複が発生した場合に「識別情報を再度生成するか否かの判断基準」を設けてもよい。
図6(C)は、図6(B)とは異なる「識別情報付与処理」の手順の一例を示すフローチャートである。図6(C)に示すように、「識別情報付与処理」では、まずステップ130で識別情報を生成する。次に、ステップ132で、生成した識別情報が使用中の識別情報と重複していないか否かを判断する。識別情報が重複していない場合は、ステップ134に進む。そして、ステップ134で、識別情報の生成回数を1つ加算する。続くステップ136で、画像情報に識別情報を付与して、処理ルーチンを終了する。
一方、識別情報が重複している場合は、ステップ138に進む。ステップ138で、識別情報の生成回数が「閾値」を超えたか否かを判断する。「閾値」は識別情報の生成数の上限閾値以下の数とする。識別情報の生成回数が「閾値」以下の場合は、ステップ130に戻って識別情報を再度生成し、識別情報の生成回数が「閾値」を超えた場合は、識別情報を付与せずに、処理ルーチンを終了する。
生成後に削除された識別情報が存在するので、識別情報の生成回数は、識別情報の使用数より多い。従って、識別情報の生成回数が「閾値」以下で識別情報を再度生成した場合には、前回よりも識別情報が重複する確率が低下する。なお、識別情報の生成回数が識別情報の生成数の上限閾値となった場合に、識別情報の生成回数がリセットされるものとする。
(画像情報管理リスト)
次に、「画像情報管理リスト」について説明する。
図7は第1の実施の形態に係る「画像情報管理リスト」の構成の一例を示す図である。「画像情報管理リスト」は、識別情報としての4桁の「識別番号」、取得時間としての「保存時刻」、画像情報としての「画像情報(ファイル名)」という項目から構成される。例えば、画像読取装置12で取得された画像情報には、「5379」という識別番号が付与され、圧縮後にファイル名「5379_2015_11_25_1431.zip」が付与されて、保存時刻「2015.11.25 14:31:24」に保存される。「画像情報管理リスト」には、「識別番号」と「保存時刻」と「画像情報(ファイル名)」の新たな組が追加される。
(定期点検処理)
次に、「定期点検処理」について説明する。
図8は第1の実施の形態に係る「定期点検処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「定期点検処理」は、画像読取装置12の制御部20のCPU20Aにより実行される。また、「定期点検処理」は、定期的に実施してもよく、必要に応じて(例えば、ユーザの指示に応じて)実施してもよい。
図8に示すように、先ずステップ150で、画像情報管理リストの最初の画像情報の保存時刻を取得する。なお、本実施の形態では、画像情報及びその関連情報は、保存された順序で画像情報管理リストに配列されている。従って、画像情報管理リストの最初の画像情報は、保存されてから長期間が経過している。
次に、ステップ152で、取得された保存時刻から保存期限を経過しているか否かを判断する。保存期限は、例えば保存時刻から1日後等、予め定められた時刻である。なお、保存期限は、画像読取装置12の使用頻度や画像情報等を記憶するメモリの容量に応じて、設定するようにしてもよい。
保存期限を経過している場合には、ステップ154に進み、画像情報管理リストから画像情報及びその関連情報を削除して、処理ルーチンを終了する。例えば、図7に示す例では、識別番号「0846」、保存時刻「2015.11.25 8:53:27」、画像情報「0846_2015_11_25_0853.zip」という先頭の組が削除される。一方、保存期限を経過していない場合には、削除は行わずに処理ルーチンを終了する。
後述する通り、本実施の形態では、送信済みの画像情報が放置されないように、送信要求に応じて既に送信した画像情報等を画像情報管理リストから削除する例について説明するが、画像情報を送信した直後に画像情報等を削除する必要はない。上記で説明した「定期点検処理」により、保存期限が経過した画像情報等を定期的に削除すれば、保存期限内なら何度でも画像情報を取得できる。また、保存期限が経過した画像情報等を定期的に削除することにより、送信要求されずに放置されている画像情報等が一掃される。更に、識別情報を破棄する時間を、画像情報を破棄する時間よりも遅らせることで、識別情報の重複が回避される。
(画像情報取得処理)
次に、「画像情報取得処理」について説明する。
図9は第1の実施の形態に係る「画像情報取得処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「画像情報取得処理」は、画像読取装置12の制御部20のCPU20Aにより実行される。また、「画像情報取得処理」は、端末装置14から画像情報の送信を要求する送信要求を受信すると開始される。
先ずステップ200で、受信情報を解析して、受信情報から識別情報と送信先とを抽出する。続くステップ202で、抽出した識別情報から、識別情報に関連付けられた画像情報を検索する。ユーザは端末装置14を操作して、画像読取の際に報知された識別情報を、画像情報の送信要求に含めて画像読取装置12に送信している。従って、識別情報に誤りが無ければ、識別情報に対応する画像情報が取得される。
次に、ステップ204で、識別情報に対応する画像情報があるか否かを判断する。識別情報に対応する画像情報がある場合は、ステップ206に進む。ステップ206で、画像情報の送信要求に対する返信を生成し、続くステップ208で、取得した画像情報をこの返信に結合して、続くステップ210で、画像情報を含む返信を送信先に送信する。送信要求に返信する場合は、「送信元」の情報が「送信先」の情報となる。従って、受信情報には、画像情報の送信要求を送信した「送信元」の情報が含まれるのである。
次に、ステップ212で、送信済みの画像情報等を削除する設定か否かを判断する。送信済みの画像情報等を削除する設定の場合は、ステップ214に進み、送信要求に応じて既に送信した送信済みの画像情報等を画像情報管理リストから削除して、処理ルーチンを終了する。送信済みの画像情報等を削除する設定ではない場合は、そのまま処理ルーチンを終了する。上記の通り、画像情報を送信した直後に画像情報等を削除する必要はないので、送信済みの画像情報等を削除するか否かはユーザが設定すればよい。また、送信済みか否かに拘らず、画像情報の破棄を明示的に指示してもよい。
なお、ステップ204で、識別情報に対応する画像情報が無い場合は、ステップ216に進む。識別情報が誤っている場合、保存期限を経過して画像情報等が削除されている場合等には、識別情報に対応する画像情報は見つからない。ステップ216では、画像情報の送信要求に対する返信として、エラー通知を送信先に送信して、処理ルーチンを終了する。また、本実施の形態では、識別情報に対応する画像情報が無い場合にエラー通知を送信する例について説明するが、後述する第2の実施の形態と同様に、画像情報の送信要求に対する返信は行わず、ステップ216で、受信情報を破棄して、処理ルーチンを終了してもよい。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、識別情報をユーザに報知する際にパスワードの設定を求め、設定されたパスワードで画像情報を暗号化圧縮する、画像情報の送信要求があった場合には設定されたパスワードを用いて認証を行う等して、セキュリティを向上させる。その他の構成及び動作は第1の実施の形態に係る情報通信システム及び画像読取装置と同様であるため、同じ部分について説明を省略し、相違点について説明する。
(画像情報管理処理)
「画像情報管理処理」の手順は、図6に示す第1の実施の形態に係る「画像情報管理処理」の手順と略同じである。「画像情報の圧縮処理」において、第1の実施の形態では暗号化圧縮ではない通常の圧縮を実施するが、第2の実施の形態では暗号化圧縮を実施する。ここで、第2の実施の形態の「画像情報の圧縮処理」について説明する。図10は第2の実施の形態に係る「画像情報の圧縮処理」の手順の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、まずステップ300で、パスワード設定画面を操作表示部22に表示する。続いて、ステップ302で、パスワードが設定されたか否かを判断する。
ユーザは、パスワードを設定してもよく、パスワードを設定しなくてもよい。パスワードが設定された場合は、ステップ304に進む。ステップ304では、設定されたパスワードで画像情報を暗号化圧縮して、処理ルーチンを終了する。パスワードが設定されていない場合は、ステップ306に進む。ステップ306では、画像情報を通常の方法で圧縮して、処理ルーチンを終了する。パスワードで画像情報を暗号化圧縮した場合は、画像情報の解凍にパスワードが必要になり、暗号化圧縮していない場合に比べてセキュリティが高くなる。
(画像情報管理リスト)
パスワードが設定された場合は、パスワードも画像情報と関連付けられる。図11は第2の実施の形態に係る「画像情報管理リスト」の構成の一例を示す図である。「画像情報管理リスト」は、識別情報としての「識別番号」、取得時間としての「保存時刻」、画像情報としての「画像情報(ファイル名)」と、「パスワード」という項目から構成される。例えば、画像読取装置12で取得され暗号化圧縮された画像情報「0846_2015_11_25_0853.zip」に対しては、「0846」という識別番号が付与され、「sj*3Gsn」というパスワードが設定され、保存時刻「2015.11.25 8:53:27」が記憶されている。
(画像情報取得処理)
「画像情報取得処理」の手順は、図9に示す第1の実施の形態に係る「画像情報取得処理」の手順とはかなり異なる。図12は第2の実施の形態に係る「画像情報取得処理」の手順の一例を示すフローチャートである。「画像情報取得処理」は、画像読取装置12の制御部20のCPU20Aにより実行される。また、「画像情報取得処理」は、端末装置14から画像情報の送信を要求する送信要求を受信すると開始される。
先ずステップ400で、受信情報を解析して、受信情報から識別情報と送信先とを抽出する。なお、受信情報にパスワードが含まれている場合は、パスワードも抽出する。続くステップ402で、「認証による画像情報取得処理」を実施する。ユーザは端末装置14を操作して、画像読取の際に報知された識別情報及び設定したパスワードを、画像情報の送信要求に含めて画像読取装置12に送信している。従って、認証が成功するか、認証が不要であれば、識別情報に対応する画像情報は取得される。なお、「認証による画像情報取得処理」については後述する。
次に、ステップ404で、画像情報を取得した否かを判断する。ステップ404で、画像情報が取得されない場合は、ステップ416に進む。ステップ416で「認証失敗時処理」を実施して、処理ルーチンを終了する。一方、画像情報を取得した場合は、ステップ406に進む。ステップ406からステップ414までの手順は、図9のステップ206からステップ214までの手順と同様である。
ステップ406で、画像情報の送信要求に対する返信を生成し、続くステップ408で、取得した画像情報をこの返信に結合して、続くステップ410で、画像情報を含む返信を送信先に送信する。次に、ステップ412で、送信済みの画像情報等を削除する設定か否かを判断する。送信済みの画像情報等を削除する設定の場合は、ステップ414に進み、送信要求に応じて既に送信した送信済みの画像情報等を画像情報管理リストから削除して、処理ルーチンを終了する。送信済みの画像情報等を削除する設定ではない場合は、そのまま処理ルーチンを終了する。
(認証処理失敗リスト)
次に、「認証処理失敗リスト」と「受信拒否リスト」について説明する。
図13は第2の実施の形態に係る「認証処理失敗リスト」の構成の一例を示す図である。「認証処理失敗リスト」は、画像情報の送信要求に係る「送信先」のうち、認証に失敗した「送信先」をリストにしたものである。「認証処理失敗リスト」は、送信先である「送信先(メールアドレス)」、リストへの「登録時刻」、認証に失敗した「回数」という項目から構成される。
図14は第2の実施の形態に係る「受信拒否リスト」の構成の一例を示す図である。「受信拒否リスト」は、画像情報の送信要求の受信を拒否する「送信先」をリストにしたものである。「受信拒否リスト」は、登録順位である「No.」、送信先である「送信先(メールアドレス)」という項目から構成される。
図13に示すように、例えば、初めて認証に失敗すると、送信先のメールアドレス「abc@hoo.bar.com」と、その送信先がリストに登録された登録時間「2015.11.25 10:03:24」と、その送信先が認証に失敗した回数「1」とが、「認証処理失敗リスト」に追加される。また、2回以上認証に失敗すると、「認証処理失敗リスト」に既にある送信先のメールアドレス「abc@hoo.bar.com」について、登録時間が更新され、失敗した回数が1回増える。
そして、失敗した回数が上限閾値を超えると、送信先のメールアドレスは、「認証処理失敗リスト」から削除され、「受信拒否リスト」に登録される。例えば、失敗回数の上限閾値が「5回」であるとすると、「6回」認証に失敗した送信先のメールアドレス「foo@bar.com」は、「認証処理失敗リスト」から削除され、「受信拒否リスト」に登録される。図14に示すように、送信先のメールアドレス「foo@bar.com」は「受信拒否リスト」に新たに登録される。
(認証による画像情報取得処理)
ここで、図12のステップ402で実行される「認証による画像情報取得処理」について説明する。図15は第2の実施の形態に係る「認証による画像情報取得処理」の手順の一例を示すフローチャートである。
先ずステップ500で、受信情報から抽出された送信先が、「受信拒否リスト」にあるか否かを判断する。送信先が「受信拒否リスト」にある場合は、処理ルーチンを終了する。送信先が「受信拒否リスト」に無い場合は、ステップ502に進む。ステップ502で、抽出した識別情報から、識別情報に関連付けられた画像情報を検索する。
次に、ステップ504で、識別情報に対応する画像情報があるか否かを判断する。識別情報に対応する画像情報が無い場合は、処理ルーチンを終了する。識別情報に対応する画像情報がある場合は、ステップ506に進む。ステップ506で、画像情報にパスワードが設定されているか否かを判断する。パスワードが設定されていない場合は、ステップ510に進んで画像情報を取得して、処理ルーチンを終了する。なお、画像情報にパスワードが設定されているか否かは、図11に示す「画像情報管理リスト」から分かる。
パスワードが設定されている場合は、ステップ508に進む。ステップ508で、受信情報から抽出されたパスワードが、設定されたパスワードと一致したか否かを判断する。パスワードが一致する場合は、認証は成功であるから、ステップ510に進んで画像情報を取得して、処理ルーチンを終了する。パスワードが一致しない場合は、認証は失敗であるから、画像情報を取得できずに、処理ルーチンを終了する。即ち、パスワードが設定した場合には、認証に成功しないと画像情報は取得されない。よって、パスワードによる認証を行うことで、セキュリティが強化される。
(認証失敗時処理)
ここで、図12のステップ416で実行される「認証失敗時処理」について説明する。 図16は第2の実施の形態に係る「認証失敗時処理」の手順の一例を示すフローチャートである。
先ずステップ600で、受信情報から抽出された送信先が、「認証処理失敗リスト」にあるか否かを判断する。送信先が「認証処理失敗リスト」に無い場合は、初めて認証に失敗した場合であり、ステップ602に進み、送信先が、登録時間及び失敗の回数(1回)と共に、「認証処理失敗リスト」に追加される。一方、送信先が「認証処理失敗リスト」にある場合は、ステップ604に進み、「認証処理失敗リスト」に既にある送信先について、失敗した回数を1回増やし、登録時間を更新する。
次に、ステップ606で、認証失敗回数が上限閾値を超えたか否かを判定する。図13、図14の例では、上限閾値を5回としたが、複数回であればよく、上限閾値はこの値に限定されない。例えば、セキュリティをより厳しくする場合には閾値を5回より低めに設定し、セキュリティを緩める場合には閾値を5回より高めに設定する。
認証失敗回数が上限閾値を超えた場合は、ステップ608に進む。ステップ608で、送信先(メールアドレス)を、「認証処理失敗リスト」から削除して、「受信拒否リスト」に追加する。続くステップ610で、受信情報を破棄して、処理ルーチンを終了する。また、認証失敗回数が上限閾値を超えていない場合も、ステップ610に進み、ステップ610で、受信情報を破棄して、処理ルーチンを終了する。即ち、識別情報に対応する画像情報が無かった場合及び認証に失敗した場合は、画像情報の送信要求に対する返信は行わない。これにより、繰り返し認証に失敗する送信先からの送信要求に応じる場合に比べて、セキュリティが強化される。
なお、上記実施の形態で説明した画像読取装置、プログラム、及び情報通信システムの構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内においてその構成を変更してもよいことは言うまでもない。例えば、フローチャートの各ステップの順序を入れ替える等してもよい。
10 情報通信システム
12 画像読取装置
14 端末装置
16 通信網
20 制御部
22 操作表示部
24 画像読取部
26 通信部
28 記憶部
30 制御部
32 表示部
34 操作部
36 通信部
38 記憶部
40 画像情報管理部
42 識別情報生成部
44 情報管理部
50 画像情報取得部
52 受信情報解析部
54 画像情報検索部
56 返信生成部

Claims (10)

  1. 記録媒体に形成された画像を読み取って画像情報を取得する画像読取部と、
    取得した画像情報に対して識別情報を付与する付与部と、
    電子メールの送受信を行う通信部によって、外部の端末装置から画像情報の送信を要求する送信要求メールを受信すると、受信情報に含まれる少なくとも1つの識別情報に対応する画像情報を添付した返信メールを、前記送信要求メールに含まれる送信先のメールアドレスに送信するように制御する制御部と、
    を備え、
    前記送信先のメールアドレスが、複写送付先のメールアドレスを含む、
    画像読取装置。
  2. 情報を表示する表示部を更に備え、
    前記制御部は、前記画像情報を取得した際に、前記画像情報に付与された前記識別情報を表示するように前記表示部を制御する、
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記送信先のメールアドレスが、メールの題名又は通信文内で指定される、
    請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、保存期限が経過した画像情報を破棄し、前記画像情報を破棄する時間より遅い時間に前記画像情報に対応する識別情報を破棄する、
    請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、受信した送信要求に応じて既に送信した画像情報を破棄し、前記画像情報を破棄する時間より遅い時間に前記画像情報に対応する識別情報を破棄する、
    請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部は、前記識別情報を表示する際に、パスワードの設定を受け付ける設定画面を表示するように前記表示部を制御し、前記設定画面からパスワードが設定された場合には、設定されたパスワードを用いて取得した画像情報を暗号化圧縮するように制御する、
    請求項2に記載の画像読取装置。
  7. 前記制御部は、外部の端末装置から画像情報の送信を要求する送信要求を受信すると、受信情報に含まれるパスワードによる認証が成功した場合に、受信情報に含まれる識別情報に対応する画像情報を、受信情報に含まれる送信先に送信するように制御する、
    請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記制御部は、前記パスワードによる認証に複数回失敗した送信先からの送信要求の受信を拒否するように制御する、
    請求項7に記載の画像読取装置。
  9. コンピュータを、
    記録媒体に形成された画像を読み取って取得された画像情報に対して識別情報を付与する付与部、
    電子メールの送受信を行う通信部によって、外部の端末装置から画像情報の送信を要求する送信要求メールを受信すると、受信情報に含まれる少なくとも1つの識別情報に対応する画像情報を添付した返信メールを、前記送信要求メールに含まれる送信先のメールアドレスに送信するように制御する制御部、
    として機能させるプログラムであって、
    前記送信先のメールアドレスが、複写送付先のメールアドレスを含む、
    プログラム。
  10. 請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置と通信網を介して接続された少なくとも1つの端末装置と、
    を備えた情報通信システム。
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