JP6896607B2 - 変換器、電力制御方法、及びプログラム - Google Patents

変換器、電力制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、変換器、電力制御方法、及びプログラムに関する。
風力発電や太陽光発電など再生可能エネルギーを利用して発電された電力を、遠方の需要家の受電設備に供給するシステムとして高圧直流送電システムが知られている。高圧直流送電システムでは、長距離に亘って高圧の直流電力を送電することにより、交流送電に比して送電に伴う電力損失を抑制することができる。このような高圧直流送電システムでは、太陽光パネル等で発電した直流電力を、交流電力に変換する等して所望の電圧に昇圧して集電し、集電した電力を直流送電線路で送電する高圧の直流電力に変換して送電するが、電力変換を行う度に電力損失が発生する場合があった。
特開2015−6066号公報
本発明が解決しようとする課題は、電力変換に伴う電力損失を抑制することができる変換器、電力制御方法、及びプログラムを提供することである。
実施形態の変換器は、第1変換部と、絶縁型変圧器と、第2変換部と、制御部とを持つ。第1変換部は、スイッチング素子を含み、入力された第1直流電力を交流電力に変換する。絶縁型変圧器は、前記第1変換部から出力される交流電力を所定電圧に変圧する。第2変換部とスイッチング素子を含み、前記絶縁型変圧器から出力される交流電力を直流送電線路に供給する第2直流電力に変換する。制御部は、前記第1変換部に入力される交流電力の電圧値、及び前記第2変換部から出力される交流電力の電圧値に基づいて、前記第1変換部のスイッチング素子と前記第2変換部のスイッチング素子とを制御し、前記第1変換部から出力される交流電力の電圧と前記第2変換部から出力される交流電力の電圧との位相差を変化させることで、前記第2直流電力を調整する。
第1の実施形態のDC/DC変換器20が適用される直流送電システム1の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態のDC/DC変換器20の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態の制御装置21が通常時に行う動作の説明に用いる図。 第1の実施形態の制御装置21が通常時に行う動作を示すフローチャート。 第1の実施形態の制御装置21が起動時に行う動作の説明に用いる図。 第1の実施形態の制御装置21が起動時に行う動作を示すフローチャート。 第2の実施形態のDC/DC変換器20Aが適用される直流送電システム1Aの構成例を示すブロック図。 実施形態の比較例を説明する図。
以下、実施形態の変換器、電力制御方法、及びプログラムを、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それらの構成の重複する説明は省略する場合がある。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態のDC/DC変換器20が適用される直流送電システム1の構成例を示すブロック図である。直流送電システム1は、太陽光エネルギーに基づいて直流電力を発電する太陽光パネル10と、遠方の需要家の受電設備に供給する商用交流系統60との間に設置される。直流送電システムは、太陽光パネル10が発電した直流電力を、高圧の直流電力に変換して送電するシステムである。
直流送電システム1は、例えば、DC/DC変換器20と、直流送電線路30と、DC/AC変換器40と、変圧器50と、を備える。ここで、DC/DC変換器20は、「変換器」の一例である。また、DC/DC変換器20に入力される直流電力は、「第1直流電力」の一例である。また、DC/DC変換器20により出力される直流電力は、「第2直流電力」の一例である。
なお、図に示すように、直流送電システム1では、複数のDC/DC変換器20(DC/DC変換器20−1、20−2、…)が、各々に対応する太陽光パネル10(太陽光パネル10−1、10−2、…)と組(ペア)となって備えられていてもよい。例えば、直流送電システム1において、40[MW]の直流電力が送電可能である場合、1[MW]の容量を備えるDC/DC変換器20が、40台(40個)程度、直流送電線路30に対して並列に接続される。
DC/DC変換器20は、自己消弧型のスイッチング素子を含む、自励型変換器である。DC/DC変換器20は、太陽光パネル10の後段に接続され、太陽光パネル10が発電した直流電力を、所定電圧の直流電力に変換する。ここで、所定電圧とは、直流送電線路30により送電される直流電力の電圧である。DC/DC変換器20の後段には、直流送電線路30が接続されている。
直流送電線路30は、DC/DC変換器20の出力である、所定電圧の直流電力を送電する送電線路である。直流送電線路30におけるDC/DC変換器20と接続される側と異なる側には、DC/AC変換器40が接続されている。
DC/AC変換器40は、直流送電線路30により供給される直流電力を交流電力に変換する。DC/AC変換器40は、例えば、変換制御部41と、スイッチ部42と、コンデンサ43とを備える。DC/AC変換器40では、変換制御部41が、コンデンサ43の電圧を計測する電圧検出器44の検出結果に基づいて、スイッチ部42に含まれるスイッチング素子のスイッチングを制御することにより、直流送電線路30により供給される直流電力を交流電力に変換する。DC/AC変換器40の後段には、変圧器50が接続されている。変圧器50は、DC/AC変換器40の出力である交流電力を所定の電圧の交流電力に変換し、変換した交流電力を商用交流系統60に供給する。
図2は、第1の実施形態のDC/DC変換器20の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、DC/DC変換器20は、例えば、制御装置21と、電圧検出器22、28と、コンデンサ23、27と、直交流変換部24と、絶縁型変圧器25と、交直流変換部26と、直流スイッチ部29と、を備える。ここで、制御装置21は、「制御部」の一例である。直交流変換部24は、「第1変換部」の一例である。交直流変換部26は、「第2変換部」の一例である。
なお、端子P1は、太陽光パネル10の正側端子と接続される接続端子である。端子N1は、太陽光パネル10の負側端子と接続される接続端子である。また、端子P2は直流送電線路30のうち正側線路と、端子N2は直流送電線路30の負側線路と、それぞれ接続される接続端子である。
制御装置21は、例えば、記憶部210と、CPU211と、駆動部212と、を備える。記憶部210は、半導体メモリを含む。CPU211は、ソフトウェアプログラムを実行することで、以下に説明する処理を実行する。駆動部212は、CPU211の指示に従い、直交流変換部24、交直流変換部26、及び直流スイッチ部29に与える制御信号を生成する。
電圧検出器22は、コンデンサ23の電圧を検出し、検出した結果を制御装置21に出力する。電圧検出器28は、コンデンサ27の電圧を検出し、検出した結果を制御装置21に出力する。
コンデンサ23および27は、それぞれフィルタコンデンサとして機能する。コンデンサ23の一端が、太陽光パネル10の正側端子に接続され、他端が、太陽光パネル10の負側端子に接続される。コンデンサ27の一端が、交直流変換部26の正側端子に接続され、他端が、交直流変換部26の負側端子に接続される。
直交流変換部24は、スイッチング素子240〜243を含み、太陽光パネル10が発電した直流電力を交流電力に変換する。直交流変換部24は、コンデンサ23と並列に接続される。スイッチング素子240および241は、直列に接続され、直列に接続されたスイッチング素子240および241が、端子P1と端子N1との間に接続され、中性点が一次巻線250の一端に接続される。また、スイッチング素子242および243は、直列に接続され、直列に接続されたスイッチング素子242および243が、端子P1と端子N1との間に接続され、中性点が一次巻線250の他端に接続される。スイッチング素子240〜243は、例えば、自励型変換器に適用可能な、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、IEGT(Injection Enhanced Gate Transistor)、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などの自己消弧型のスイッチング素子である。
絶縁型変圧器25は、直交流変換部24により出力される交流電力を所定電圧に変圧する。絶縁型変圧器25は、互いに電気的に絶縁され磁気結合された一次巻線250と二次巻線251とを備える。一次巻線250には、直交流変換部24によって生成された交流電力が供給される。二次巻線251は、250との磁気結合によって発生する交流電力を26に供給する。これによって、絶縁型変圧器25は、直交流変換部24により出力される交流電力の電圧を、一次巻線250及び二次巻線251の巻数比で変換して、変換した後の交流電力を二次巻線251に供給する。
交直流変換部26は、スイッチング素子260〜263を含み、絶縁型変圧器25により供給される交流電力を直流電力に変換する。スイッチング素子260および261は、互いに直列に接続され、直列に接続されたスイッチング素子260および261が端子P2と端子N2との間に接続され、中性点が二次巻線251の一端に接続される。また、スイッチング素子262および263は、互いに直列に接続され、直列に接続されたスイッチング素子262および263が端子P2と端子N2との間に接続され、中性点が二次巻線251の他端に接続される。
直流スイッチ部29は、制御装置21の制御に基づいて、交直流変換部26と、直流送電線路30との間の電気的な接続を、接続状態、又は遮断状態とする。直流スイッチ部29は、直流スイッチ290、291を備える。直流スイッチ290は直流送電線路30の入力端の正側の接続を、直流スイッチ291は直流送電線路30の入力端の負側の接続を、それぞれ接続状態、又は遮断状態とする。
制御装置21は、DC/DC変換器20の通常時と起動時でそれぞれ異なる動作を行う。「通常時」とは、コンデンサ23、27の各々がフィルタコンデンサとして機能する状態をいう。具体的には、コンデンサ23、27の各々の端子間電圧が所定の電圧値以上である状態をいう。これに対し、「起動時」とは、コンデンサ23、27の各々がフィルタコンデンサとして機能しない状態をいう。具体的にはコンデンサ23、27の各々の端子間電圧が所定の電圧値未満である状態をいう。なお、コンデンサ23、27の各々がフィルタコンデンサとして機能するために必要な端子間電圧は、同じ電圧値でもよいし、互い異なる電圧値であってもよい。
図3は、制御装置21が通常時に行う動作についての説明に用いる図である。図3(a)は、太陽光パネル10の出力特性における電圧と電流の関係を示す図である。図3(a)において、符号I1で示す特性は日射強度が低い場合、符号I2で示す特性は日射強度が高い場合の出力特性を、それぞれ示している。また、図3(a)の横軸は電圧、縦軸は電流を示す。
図3(b)は、太陽光パネル10の出力特性における電圧と電力の関係を示す図である。図3(b)において、符号P1で示す特性は日射強度が低い場合、符号P2で示す特性は日射強度が高い場合の出力特性を、それぞれ示している。また、図3(a)の横軸は電圧、縦軸は電力を示す。
図3(a)に示すように、太陽光パネル10により発電される電力における電圧と電流の関係は、日射強度によって変動する。例えば、符号I2で示す特性(日射強度が高い場合の特性)の方が、符号I1で示す特性(日射強度が低い場合の特性)と比較して、電圧値に対する電流値が大きい。また、発電電力の出力特性における電圧と電流との関係には、電圧値と電流値の積(つまり、電力)が最大となる最適動作点が存在する。図3(a)では、符号I1で示す特性における、最適動作点PT1(Vp1、Ip1)、符号I2で示す特性における最適動作点PT2(Vp2、Ip2)が、それぞれ存在する。
図3(b)に示すように、符号P1で示す特性において、最適動作点(最大出力電力点)PT3(Vp1、Pmax1)から電圧が増加しても減少しても、太陽光パネル10の出力は低下する。また、符号P2で示す特性において、最適動作点(最大出力電力点)PT4(Vp2、Pmax2)から電圧が増加しても減少しても、太陽光パネル10の出力は低下する。
このように、太陽光パネルの発電電力が日射強度により変動することから、制御装置21は、太陽光パネル10の出力が日射強度に応じた最大値となるように、直交流変換部24と交直流変換部26とを制御する。具体的には、制御装置21は、電圧検出器22、28により検出されるDC/DC変換器20の入出力電力それぞれの電圧値、及び日射強度に応じて定めたDC/DC変換器20の出力電力の目標値(目標電力)Prefに基づいて、DC/DC変換器20の出力電力と、目標電力Prefとの差分が小さくなるように、直交流変換部24と交直流変換部26とを制御する。制御装置21は、DC/DC変換器20の出力電力を、目標電力Prefに近づけることにより、太陽光パネルの発電電力が日射強度に応じた最大値となるように制御する。これにより、制御装置21は、太陽光パネルの動作電圧、および動作電流を適正な値(範囲)とする。
制御装置21は、直交流変換部24のスイッチング素子240〜243を所定のスイッチング周波数でスイッチングする制御信号を出力し、例えば、直交流変換部24の出力である交流電力の電圧がDuty比50[%]の矩形波となるように制御する。また、制御装置21は、交直流変換部26のスイッチング素子260〜263を所定のスイッチング周波数でスイッチングする制御信号を出力し、例えば、交直流変換部26の入力である交流電力の電圧がDuty比50[%]の矩形波となるように制御する。この場合において、制御装置21は、直交流変換部24、及び交直流変換部26の各々に行うスイッチング制御のスイッチング周波数は同じである。
制御装置21は、直交流変換部24の出力である交流電力の電圧と、交直流変換部26の入力である交流電力の電圧との位相差を変化させることで、DC/DC変換器20の出力電力と、目標電力Prefとの差分が小さくなるように制御を行う。
DC/DC変換器20の出力電力は以下の式(1)で表される。ここで、PはDC/DC変換器20の出力電力、V1はDC/DC変換器20の入力電力の電圧(電圧検出器22の検出値)、Nは絶縁型変圧器25の巻数比、V2はDC/DC変換器20の出力電力の電圧(電圧検出器28の検出値)である。また、fswはスイッチング素子240〜243、及びスイッチング素子260〜263に対するスイッチング周波数、Lは絶縁型変圧器25における一次側にまとめて換算した漏洩インダクタンス(漏れインダクタンス)である。また、δは直交流変換部24の出力である交流電力の電圧と、交直流変換部26の入力である交流電力の電圧との位相差である。ここで、位相差δは、0≦δ≦π/2の任意の実数である。
Figure 0006896607
式(1)に示すように、位相差δが0≦δ≦π/2の範囲において、位相差δが大きいほど出力電力Pは大きくなり、位相差δが小さいほど出力電力Pは小さくなり、位相差δが0(ゼロ)(δ=0)の場合、DC/DC変換器20の出力電力Pはゼロとなる。
例えば、制御装置21は、出力電力Pが、目標電力Prefよりも小さい場合、位相差δが大きくなるように制御する。具体的には、制御装置21は、直交流変換部24の出力である交流電力の電圧の位相を進ませる、又は交直流変換部26の入力である交流電力の電圧の位相を遅らせる、或いは直交流変換部24の出力を進ませると共に、交直流変換部26の入力を遅らせることにより、位相差δが大きくなるように制御する。
また、制御装置21は、出力電力Pが、目標電力Prefよりも大きい場合、位相差δが小さくなるように制御する。具体的には、制御装置21は、直交流変換部24の出力である交流電力の電圧の位相を遅らせる、又は交直流変換部26の入力である交流電力の電圧の位相を進ませる、或いは直交流変換部24の出力を遅らせると共に、交直流変換部26の入力を進ませることにより、位相差δが小さくなるように制御する。
このように、制御装置21は、直交流変換部24に行うスイッチング制御のスイッチングの信号の位相と、交直流変換部26の各々に行うスイッチング制御のスイッチングの信号の位相との位相差δを調整することにより、DC/DC変換器20の出力電力を、目標電力Prefに近づけ、太陽光パネルの発電電力が日射強度に応じた最大値となるように制御する。
図4は、制御装置21が通常時に行う動作の流れを示すフローチャートである。制御装置21は、通常時において、まず、出力電圧V1、V2を、電圧検出器22、28の各々から取得し、取得した出力電圧V1、およびV2から式(1)に基づいてDC/DC変換器20の出力電力Pを推定する(ステップS10)。次に、制御装置21は、日射強度を取得する(ステップS11)。制御装置21は、例えば太陽光パネル10の日射強度を検出する検出器(不図示)から日射強度を取得する。次に、制御装置21は、目標電力Prefを取得する(ステップS12)。制御装置21は、例えば、日射強度と出力電圧V1との関係から目標電力を取得する。次に、制御装置21は、目標電力Prefと出力電力Pとを比較し、出力電力Pが目標電力Pref未満であるか否かを判定する(ステップS13)。制御装置21は、出力電力Pが目標電力Pref未満である場合、位相差δが大きくなるように、スイッチング制御を行う(ステップS14)。一方、制御装置21は、出力電力Pが目標電力Pref未満でない場合、出力電力Pが目標電力Prefより大きいか否かを判定する(ステップS15)。制御装置21は、出力電力Pが目標電力Prefより大きい場合、位相差δが小さくなるように、スイッチング制御を行う(ステップS15)。また、制御装置21は、出力電力Pが目標電力Pref未満でなく、かつ、出力電力Pが目標電力Prefより大きくない場合、つまり出力電力Pと目標電力Prefとが等しい場合、位相差δを保持するように、スイッチング制御を行う。
次に、制御装置21が、起動時に行う動作について説明する。すでに説明した通り、ここでの起動時とは、コンデンサ23、27の各々がフィルタコンデンサとして機能しない状態をいう。具体的には、コンデンサ23、27の各々の端子間電圧が所定の電圧値未満である状態をいう。
制御装置21は、DC/DC変換器20の起動時において、コンデンサ23、27の各々の端子間電圧が所定の電圧値以上となるまで充電する。この場合において、制御装置21は、コンデンサ23、27の各々の端子間電圧が、コンデンサ23、27の素子の耐圧を超過しないように制御する。
DC/DC変換器20の起動時において、まず、制御装置21は、直流スイッチ290、291を遮断状態とし、DC/DC変換器20を停止した状態とすることにより、コンデンサ23を、太陽光パネル10により供給される発電電力により充電する。ここで、DC/DC変換器20が停止した状態とは、直交流変換部24及び交直流変換部26のスイッチング素子240〜243、及び260〜263をスイッチング制御せずに遮断状態とした状態をいう。
次に、制御装置21は、DC/DC変換器20を起動することにより、コンデンサ27を、交直流変換部26により供給される電力により充電する。ここで、DC/DC変換器20が起動した状態とは、直交流変換部24及び交直流変換部26のスイッチング素子240〜243、及び260〜263がスイッチング制御された状態をいう。
この場合において、制御装置21は、直交流変換部24の出力である交流電力の電圧のDuty比が0(ゼロ)から徐々に大きくするようにスイッチング素子240〜243をスイッチング制御することにより、コンデンサ27に過大な充電電流が流れることを防止する。
また、制御装置21は、交直流変換部26のスイッチング素子260〜263をスイッチング制御せずに接続状態とすることで、整流器として機能させる。こうすることで、直交流変換部24の出力電力を、交直流変換部26を介してコンデンサ27に出力することで、コンデンサ27を充電させる。
制御装置21は、コンデンサ23、27がフィルタコンデンサとして機能可能となるまで充電が完了したら、DC/DC変換器20を停止させる。その後、制御装置21は、直流スイッチ290、291を接続状態とし、通常時に行う動作に移行する。
なお、DC/AC変換器40のコンデンサ43は、直流スイッチ290、291が遮断状態とされることで、商用交流系統60により供給される電力により充電される。制御装置21は、コンデンサ23、27が充電され、且つ、コンデンサ43が充電された後に、直流スイッチ290、291を接続状態とし、通常時に行う動作に移行してよい。この場合、制御装置21は、例えば、DC/AC変換器40の変換制御部41により通知される通知信号(不図示)を取得することで、コンデンサ43が充電されたか否かを認識してよい。
図5は、制御装置21が起動時に行う動作についての説明に用いる図である。図5の上側の特性は、起動時における直交流変換部24の出力電力の電圧のDuty比と時間との関係を示す図である。図5の上側の特性において、横軸は時間、縦軸はDuty比を示す。図5の下側の特性は、図5の上側の特性で示される起動時における直交流変換部24の出力電圧v1、及び交直流変換部26の出力電圧V2の各々と時間との関係を示す図である。図5の下側の特性において、横軸は時間、縦軸は電圧を示す。
図5に示すように、起動時において、制御装置21が直交流変換部24の出力電力における電圧のDuty比を徐々に大きくなるようにスイッチング制御を行うことにより、出力電圧V1の単位時間あたりの積分値が徐々に大きくなる。起動時において、交直流変換部26は整流器として動作することから、出力電圧V1の単位時間あたりの積分値に比例する電圧実効値が、出力電圧V2として出力される。Duty比の単位時間あたりの変化量(変化率)は、図5に示すように、所定の比率で増加するようにしてもよいし、変化率が0(ゼロ)、つまり、Duty比を変化させずに充電してもよいし、所定の比率で減少するようにしてもよい。また、充電対象であるコンデンサ27の端子間電圧(電圧検出器28の検出値)、及びコンデンサ27を流れる電流を検出する電流検出値(不図示)の検出値等に基づいて、Duty比をフィードバックして制御するようにしてもよい。
図6は、制御装置21が起動時に行う動作の流れを示すフローチャートである。制御装置21は、起動時において、まず、直流スイッチ部29を遮断状態とする(ステップS20)。次に、制御装置21は、DC/DC変換器20を停止状態とする(ステップS21)。こうすることにより、制御装置21は、コンデンサ23を充電させる(ステップS22)。次に、制御装置21は、コンデンサ23の充電が完了したか否かを判定する(ステップS23)。制御装置21は、コンデンサ23の端子間電圧を、電圧検出器22から取得することにより、コンデンサ23の充電が完了したか否かを判定する。
制御装置21は、コンデンサ23の充電が完了した場合、DC/DC変換器20を起動させる(ステップS24)。この際、制御装置21は、通常時とは異なり、直交流変換部24の出力電力の電圧の矩形波のDuty比を徐々に大きくなるように、スイッチング制御を行う。また、制御装置21は、交直流変換部26が整流器として機能するようにスイッチング素子260〜263を接続状態とする。こうすることにより、制御装置21は、コンデンサ27を充電させる。次に、制御装置21は、コンデンサ27の充電が完了したか否かを判定する(ステップS25)。制御装置21は、コンデンサ27の端子間電圧を、電圧検出器28から取得することにより、コンデンサ27の充電が完了したか否かを判定する。制御装置21は、コンデンサ27の充電が完了した場合、DC/DC変換器20を停止させる(ステップS26)。
以上、説明したように、第1の実施形態では、DC/DC変換器20が、直流送電線路30に直接、高圧の直流電力を供給することができ、従来の集電系統が不要となり、電力変換に伴う電力損失を抑制することができる。
図8は、実施形態の比較例のシステムを示す図である。図8(a)は、従来の直流送電システムの一例として、交流集電系統が接続された直流送電システム500を示す。図8(b)は、従来の直流送電システムの他の例として、直流集電系統が接続された直流送電システム600を示す。
図8(a)に示すように、従来の直流送電システム500では、太陽光パネル10で発電した直流電力を交流電力に変換する変換器510と、変換器510の出力である交流電力の電圧を変換する変圧器520と、変圧器520の出力である交流電力を直流電力に変換する変換器530とを介して、直流送電線路30に高圧の直流電力を供給する必要があった。
また、図8(b)に示すように、従来の直流送電システム600では、太陽光パネル10で発電した直流電力を所定の電圧に変換する変換器610と、変換器610の出力である直流電力をさらに所定の電圧に変換(昇圧)する変換器630とを介して、直流送電線路30に高圧の直流電力を供給する必要があった。すなわち、従来の直流送電システム500(600)では、二つの変換器(変換器510、530、又は変換器610、630)を介して、直流送電線路30に供給するため、2つの変換器の各々における変換損失が生じていた。
これに対し、実施形態の直流送電システム1では、太陽光パネル10が発電した電力を直流送電線路30に供給するのに、一つのDC/DC変換器20が接続されていればよいため、変換に伴う損失を低減させることが可能である。
また、本実施形態の直流送電システム1では、制御装置21が、直交流変換部24に行うスイッチング制御のスイッチングの信号の位相と、交直流変換部26の各々に行うスイッチング制御のスイッチングの信号の位相との位相差δを調整することにより、DC/DC変換器20の出力電力を、目標電力Prefに近づけ、太陽光パネル10の発電電力が日射強度に応じた最大値となるように制御することにより、太陽光パネル10の発電電力が最適となるように制御することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態のDC/DC変換器20Aの交直変換器26Aは、整流器である点において、上述した実施形態と相違する。
図7は、第2の実施形態のDC/DC変換器20Aが適用される直流送電システム1Aの構成例を示すブロック図である。図7に示すように、DC/DC変換器20Aの交直変換器26Aは、ダイオード264〜267を備える。交直変換器26Aは、絶縁型変圧器25が出力した交流電力を全波整流する。例えば、交直変換器26Aでは、ダイオード264及びダイオード265は直列接続され、ダイオード266及びダイオード267は、それぞれ直列に接続されている。交直変換器26Aの後段には、直流スイッチ部29を介して、直流送電線路30が接続され、交直変換器26Aが整流した後の直流電力が直流送電線路30に供給される。ここで、絶縁型変圧器25の変圧比は、定格電圧を基準とするPU(Per Unit)法により表記した場合において、一次巻線250(直交流変換部24の側)の端子間電圧が、二次巻線251(交直流変換部26の側)の端子間電圧よりも高い電圧値となるように設計される。
本実施態様では、制御装置21Aは、DC/DC変換器20Aの太陽光パネル10側の電圧(つまり、電圧検出器22により検出される電圧)(以下、入力電圧Vin)を調整する。入力電圧Vinの目標値である目標電圧Vrefは、例えば、日射強度に応じて設定されてよい。制御装置21は、直交流変換部24の出力電力における電圧の矩形波のDuty比を変化させることで、DC/DC変換器20の入力電力の電圧を、目標電圧Vrefに近づけ、太陽光パネル10の発電電力が日射強度に応じた最大値となるように制御する。
以上説明したように、第2の実施形態のDC/DC変換器20Aでは、交直変換器26Aが、ダイオード264〜267を備えるため、スイッチング素子を備える場合よりも交直変換器26Aの物理的な容積を小さくすることができ、小型化することが可能となる。また、スイッチング素子を備える場合よりも、直流電力を交流電力に変換する際の変換損失を低減させることも可能である。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、DC/DC変換器20が、直流送電線路30に直接、高圧の直流電力を供給することができ、従来の集電系統が不要となり、電力変換に伴う電力損失を抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…直流送電システム、10…太陽光パネル、20…DC/DC変換器、23、27…コンデンサ、22、28…電圧検出器、24…直交流変換部、25…絶縁型変圧器、26…交直流変換部、29…直流スイッチ部、30…直流送電線路、40…DC/AC変換器、50…変圧器、60…商用交流系統。

Claims (5)

  1. 再生可能エネルギーに由来する電力を発電する発電機と、直流送電線路とに接続される変換器であって、
    スイッチング素子を含み、前記発電機から入力された第1直流電力を交流電力に変換する第1変換部と、
    前記第1変換部により出力される交流電力を所定電圧に変圧する絶縁型変圧器と、
    スイッチング素子を含み、前記絶縁型変圧器により出力される交流電力を、前記直流送電線路に供給する第2直流電力に変換する第2変換部と、
    前記第1流電力の電圧値、前記第2流電力の電圧値、前記第1変換部のスイッチング素子と前記第2変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号の周波数、及び前記第1変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号と前記第2変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号との位相差に基づいて前記第2直流電力の電力値を推定し、前記推定した前記第2直流電力の電力値と、前記第2直流電力の目標値との差分が小さくなるように、前記位相差を制御する制御部と、
    を備える変換器。
  2. 前記発電機は太陽光パネルであり、
    前記第2直流電力の目標値は、前記太陽光パネルにおける日射強度に応じた特性と前記第1直流電力の電圧値との関係から定められる値である、
    請求項1に記載の変換器。
  3. 前記第2変換部と並列に接続されるフィルタコンデンサと、
    前記フィルタコンデンサと前記直流送電線路との間の接続を遮断状態又は接続状態とする直流スイッチ部とを備え、
    前記第2変換部は、ダイオードを含み、
    前記制御部は、前記直流スイッチ部を遮断状態とした状態で、前記第1変換部に含まれるスイッチング素子をスイッチング制御する信号のDuty比を徐々に大きくしていくことで前記Duty比が50%に到達するように制御することにより、前記第1変換部から交流電力を出力させ前記第2変換部に含まれるダイオードが通電状態にることにより、前記フィルタコンデンサを充電させる
    請求項1又は請求項2に記載の変換器。
  4. 再生可能エネルギーに由来する電力を発電する発電機と、直流送電線路とに接続される変換器であって、スイッチング素子を含み、前記発電機から入力された第1直流電力を交流電力に変換する第1変換部と、前記第1変換部により出力される交流電力を所定電圧に変圧する絶縁型変圧器と、スイッチング素子を含み、前記絶縁型変圧器により出力される交流電力を、前記直流送電線路に供給する第2直流電力に変換する第2変換部と、を備える変換器を制御するコンピュータが、
    前記第1流電力の電圧値、前記第2流電力の電圧値、前記第1変換部のスイッチング素子と前記第2変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号の周波数、及び前記第1変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号と前記第2変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号との位相差に基づいて前記第2直流電力の電力値を推定し、前記推定した前記第2直流電力の電力値と、前記第2直流電力の目標値との差分が小さくなるように、前記位相差を制御する、
    電力制御方法。
  5. 再生可能エネルギーに由来する電力を発電する発電機と、直流送電線路とに接続される変換器であって、スイッチング素子を含み、前記発電機から入力された第1直流電力を交流電力に変換する第1変換部と、前記第1変換部により出力される交流電力を所定電圧に変圧する絶縁型変圧器と、スイッチング素子を含み、前記絶縁型変圧器により出力される交流電力を、前記直流送電線路に供給する第2直流電力に変換する第2変換部と、を備える変換器を制御するコンピュータに、
    前記第1流電力の電圧値、前記第2流電力の電圧値、前記第1変換部のスイッチング素子と前記第2変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号の周波数、及び前記第1変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号と前記第2変換部のスイッチング素子をスイッチング制御する信号との位相差に基づいて前記第2直流電力の電力値を推定し、前記推定した前記第2直流電力の電力値と、前記第2直流電力の目標値との差分が小さくなるように、前記位相差を制御させる、
    プログラム。
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