JP6893533B2 - ダイカスト製品の取り出しハンド装置 - Google Patents

ダイカスト製品の取り出しハンド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6893533B2
JP6893533B2 JP2019134562A JP2019134562A JP6893533B2 JP 6893533 B2 JP6893533 B2 JP 6893533B2 JP 2019134562 A JP2019134562 A JP 2019134562A JP 2019134562 A JP2019134562 A JP 2019134562A JP 6893533 B2 JP6893533 B2 JP 6893533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
cast product
cast
hand device
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019134562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021016887A (ja
Inventor
洋輔 加戸
洋輔 加戸
潤 望月
潤 望月
慎吾 菊地
慎吾 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP2019134562A priority Critical patent/JP6893533B2/ja
Publication of JP2021016887A publication Critical patent/JP2021016887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6893533B2 publication Critical patent/JP6893533B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、ダイカスト製品の取り出しハンド装置に関するものである。
開閉可能な一対の金型内に形成されたキャビティ内に溶解した金属溶湯を射出注入し、当該金属溶湯を冷却硬化させることでダイカスト製品を成形するダイカスト法が公知である。このようなダイカスト法で成形されたダイカスト製品を金型から取り出す方法としては、取り出しハンドを備えたロボット等を用いることが行われている。
ところで、鋳造されたダイカスト製品を金型から取り出す際に、ダイカスト製品が正しく取り出されたか否かを確認するための手段として、製品検知センサを用いることが従来から提案されている(例えば、下記特許文献1、2等参照)。
特開2005−21938号公報 特開2002−144011号公報
しかしながら、この種の技術分野では、鋳造されたダイカスト製品を金型から取り出す際に、ダイカスト製品の一部が欠損して金型内に残留してしまう不具合の発生が従来から知られていた。特に、鋳込み口(射出口)からダイカスト製品部までの間に不可避的に形成される湯道部については、金型内に残留し易いものである。そして、仮に湯道部が金型内に残留してしまうと、次回の鋳造時に金属溶湯が金型から溢れ出したり、逆流したりといった不具合が発生する危険性が存在していた。しかし、上掲した特許文献1、2等に開示された従来技術に係る装置構成では、上述したような不具合に対処することができなかった。すなわち、鋳造されたダイカスト製品を金型から取り出す際に、ダイカスト製品が正しく取り出されたか否かを確認するための手段として、製品検知センサを用いる従来の技術には、改善の余地が残されていた。
本発明は、上述した従来技術に存在する課題に鑑みて成されたものであって、その目的は、鋳造されたダイカスト製品を金型から取り出す際に、ダイカスト製品が正しく取り出されたか否かを確実かつ容易に確認することのできるダイカスト製品の取り出しハンド装置を提供することにある。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置(10)は、開閉可能な一対の金型(61,62)内に形成されたキャビティ内に溶解した金属溶湯を射出注入し、当該金属溶湯を冷却硬化させることで成形されるダイカスト製品(W)を、開放された前記一対の金型(61,62)のいずれか一方から取り出すために用いられるダイカスト製品の取り出しハンド装置(10)であって、鋳造された前記ダイカスト製品(W)に付随する湯道部(W1)を検知する湯道検知センサ(41)と、開放された前記一対の金型(61,62)のいずれか他方に型残りしたダイカスト製品(W)を検知可能な型残り確認センサ(42)と、を備え、前記湯道検知センサ(41)は、前記ダイカスト製品(W)を開放された前記一対の金型(61,62)のいずれか一方から取り出す際に前記湯道部(W1)を検知可能であり、また、前記型残り確認センサ(42)は、前記ダイカスト製品(W)を開放された前記一対の金型(61,62)のいずれか一方から取り出す際に、当該ダイカスト製品(W)の、開放された前記一対の金型(61,62)のいずれか他方に向けて突出した場所に位置する箇所であって、当該ダイカスト製品の取り出しハンド装置(10)からの把持を受ける箇所を検知可能であることを特徴とするものである。
本発明によれば、鋳造されたダイカスト製品を金型から取り出す際に、ダイカスト製品が正しく取り出されたか否かを確実かつ容易に確認することのできるダイカスト製品の取り出しハンド装置を提供することができる。
本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の正面図であり、左右に配置された2個の外側アーム部が開いた状態が示されている。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の正面図であり、左右に配置された2個の外側アーム部が閉じた状態が示されている。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の側面図である。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の要部構成を説明するための正面図である。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の要部構成を説明するための側面図である。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の動作説明を行うための図である。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の動作説明を行うための図である。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の動作説明を行うための図である。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の動作説明を行うための図である。 本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の動作説明を行うための図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、図1〜図3を用いて、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10の基本構成を説明する。ここで、図1は、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の正面図であり、左右に配置された2個の外側アーム部が開いた状態が示されている。また、図2は、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の正面図であり、左右に配置された2個の外側アーム部が閉じた状態が示されている。さらに、図3は、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の側面図である。図1〜図3において、符号Wで示された部材が、取り出し対象となるダイカスト製品Wを示している。
本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10は、縦方向に延びた縦長の外観を有する装置である。装置上方には、図示を省略した駆動系の機構が配置されており、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10が開閉可能な一対の金型である可動型62と固定型61の間と外部との領域とを効率良く空間移動できるように構成されている。
装置中央部には、2個のダイカスト製品Wの間に挿入される中央把持部11と、2個のダイカスト製品Wのそれぞれの外方側を押圧して把持する2個の外側アーム部21と、が配置されている。つまり、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10は、同一形状を有し、かつ、分離して成形された2個のダイカスト製品Wを同時に金型(可動型62)から取り出す作業を行うことを想定して構成されている。
中央把持部11は、ダイカスト製品Wを取り出す際に、2個のダイカスト製品Wの間に挿入される部材である。この中央把持部11は、上方側に向けて延びる軸状部材12を備えており、この軸状部材12には、上方側と中央部の左右位置に水平方向に延びる軸部材を介して取り付けられた弾性体としてのコイルばね13が4個配置されている。4個のコイルばね13は、強固な弾性力を有してダイカスト製品の取り出しハンド装置10本体に取り付けられている。したがって、中央把持部11は、4個のコイルばね13と1本の軸状部材12を介して移動(揺動もしくはスライド移動)可能な状態で吊り下げられた構成を有している。かかる構成によって、本実施形態に係る中央把持部11は、2個のダイカスト製品Wの間で移動(揺動もしくはスライド移動)可能な状態で配置されている。
一方、外側アーム部21は、図1および図2を対比参照して明らかな通り、2個のダイカスト製品Wのそれぞれの外方側を押圧して把持する構成を有している。本実施形態に係る外側アーム部21は、ダイカスト製品Wに向けて傾動可能なアーム部材として構成されるものであり、2個のダイカスト製品Wのそれぞれの外方側に1個ずつ、合計2個配置された部材である。2個の外側アーム部21のそれぞれには、ダイカスト製品Wの外方側を押圧するための2個の外側爪部21aが配置されている。つまり、2個のダイカスト製品Wのそれぞれは、内側の側面を中央把持部11で押圧されるとともに、外方側の側面を2個の外側爪部21aによって押圧されることとなる。このような構成は、ダイカスト製品Wを三点支持する機構であるので、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10によれば、いわゆる複数個取りのダイカスト法によって同時に複数個成形されるダイカスト製品Wであっても、金型から確実かつ安全に取り出すことが可能となっている。
なお、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10の装置下方には、図1〜図3で示すように、下方に延びる8本の噴出ノズル31が配置されている。この8本の噴出ノズル31を用いて、2個のダイカスト製品Wが取り除かれた金型(可動型62)のキャビティ形成部等に対して離型剤を噴出したり、エアーを噴出したりすることで、金型を用いた連続的なダイカスト法を実施することが可能となる。
以上、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10の基本構成を説明した。次に、図4および図5を参照図面に加えて、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10の特徴的な要部構成を説明する。ここで、図4は、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の要部構成を説明するための正面図である。また、図5は、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の要部構成を説明するための側面図である。
本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10は、上述した基本構成に加えて、図4および図5において示すように、上方側に2つの湯道検知センサ41を備えるとともに、下方側に2つの型残り確認センサ42を備えている。
湯道検知センサ41は、鋳造されたダイカスト製品Wに付随する湯道部W1を検知するセンサであり、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10がダイカスト製品Wを中央把持部11と2個の外側爪部21aによって押圧して三点支持した際に、湯道部W1に対向する位置に配置されている。この湯道検知センサ41は、ダイカスト製品Wを開放された一対の金型61,62のいずれか一方(後述する可動型62)から取り出す際に湯道部W1を検知可能であるので、例えば、鋳造されたダイカスト製品Wを金型61,62から取り出す際に、ダイカスト製品Wの一部である湯道部W1が欠損して金型(後述する可動型62)内に残留してしまう不具合の発生の有無を確実に検出することが可能となっている。
また、型残り確認センサ42は、万一、開放された一対の金型61,62のいずれか他方(後述する固定型61)にダイカスト製品Wが型残りした場合に、この型残りしたダイカスト製品Wを検知するセンサである。特に、本実施形態に係る型残り確認センサ42は、ダイカスト製品Wの膨出部W2を検知可能な位置に配置されている。このダイカスト製品Wの膨出部W2は、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10がダイカスト製品Wを中央把持部11と2個の外側爪部21aによって押圧して三点支持する箇所となっており、ダイカスト製品Wを可動型62から取り出す際に、固定型61に向けて突出した場所に位置する形状である。したがって、型残り確認センサ42によってダイカスト製品Wの膨出部W2の位置や有無を確認することで、金型61,62から取り出す際のダイカスト製品Wの位置を確実に把握することができ、例えば、固定型61にダイカスト製品Wが型残りした場合にダイカスト製品の取り出しハンド装置10の動作を停止させるなど、異常時におけるトラブルの発生を好適に防止することが可能となっている。なお、本実施例においては、溶湯注入時に金型61,62が回転する傾斜重力鋳造であり、図示しない加圧ピンが膨出部W2を加圧するよう構成されるものである。
以上、図4および図5を参照して、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10の特徴的な要部構成を説明した。次に、図6〜図10を用いて、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置10の動作説明を行う。ここで、図6〜図10は、本実施形態に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置の動作説明を行うための図である。
図6には、開閉可能な一対の金型である固定型61と可動型62の合わせ面内部に形成されたキャビティ内に溶解した金属溶湯を射出注入し、当該金属溶湯を冷却硬化させることでダイカスト製品Wが成形され、その状態から可動型62を開くことで、固定型61と可動型62が離れて開放されるとともに、可動型62に対して成形されたダイカスト製品Wが残った状態が示されている。なお、図6〜図10では、側面視が示されているためにダイカスト製品Wは1個のみ描かれているが、図6〜図10では紙面奥側と手前側に重なるように2個のダイカスト製品Wが配置されている。
図6の状態で示される可動型62からダイカスト製品Wを取り出すために、図7で示すように、開放された固定型61と可動型62の間にダイカスト製品の取り出しハンド装置10が移動する。
このとき、万一、固定型61に対してダイカスト製品Wが型残りした場合には、開放された固定型61と可動型62の間にダイカスト製品の取り出しハンド装置10が移動すると、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10と型残りしたダイカスト製品Wが衝突してしまい、装置破壊等のトラブル発生となってしまう。しかし、本実施形態では、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10に設置された型残り確認センサ42によってダイカスト製品Wの膨出部W2の位置を確認することで、金型61,62から取り出す際のダイカスト製品Wの位置を確実に把握することができるようになっている。具体的には、本実施形態では、可動型62側にあるダイカスト製品Wの膨出部W2の位置を型残り確認センサ42によって検知し、正常な状態であることを確認した上で、開放された固定型61と可動型62の間にダイカスト製品の取り出しハンド装置10が移動するようになっている。したがって、ダイカスト製品Wが正常な状態にあることを検知できない場合には、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10の移動が停止することになる。つまり、万一、固定型61に対してダイカスト製品Wが型残りした場合には、正常状態であれば存在するはずのダイカスト製品Wの膨出部W2が型残り確認センサ42によって検知できないので、開放された固定型61と可動型62の間にダイカスト製品の取り出しハンド装置10が移動する動作を停止させ、トラブルの発生を好適に防止することができる。一方、上述したような固定型61に対するダイカスト製品Wの型残りが発生していない場合には、型残り確認センサ42によってダイカスト製品Wの膨出部W2が所定の位置にあることを確認できるので、図7で示すような、開放された固定型61と可動型62の間にダイカスト製品の取り出しハンド装置10が移動する通常動作が実行されることとなる。なお、通常動作が実行されたときには、中央把持部11が左右に残された2個のダイカスト製品Wの間に位置する高さとなるように、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10の位置調整も同時に行われる。
次に、図8で示すように、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10が2個のダイカスト製品Wに向けて移動し、2個のダイカスト製品Wの間に中央把持部11が挿入される。また、2個のダイカスト製品Wの間に中央把持部11が挿入された後、2個の外側アーム部21がダイカスト製品Wに向けて傾動し、2個の外側アーム部21のそれぞれが備える2個の外側爪部21aが2個のダイカスト製品Wの外方側の側面を押圧する。これらの動作によって、2個のダイカスト製品Wは三点支持され、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10による確実な把持状態が実現する。なお、2個のダイカスト製品Wに対する三点支持は、ダイカスト製品Wの膨出部W2に対して実行されている。
ダイカスト製品の取り出しハンド装置10による2個のダイカスト製品Wに対する確実な把持状態が実現すると、図9に示すように、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10が固定型61の方向に水平移動し、可動型62から2個のダイカスト製品Wが完全に取り外される。
このとき、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10に設置された湯道検知センサ41は、鋳造されたダイカスト製品Wに付随する湯道部W1を検知するので、万一、鋳造されたダイカスト製品Wを可動型62から取り出す際に、ダイカスト製品Wの湯道部W1が欠損して可動型62内に残留してしまう不具合が発生した場合には、湯道部W1の検出位置情報に基づき当該不具合の発生を確実に検出することが可能となっている。このように、湯道検知センサ41によって、ダイカスト製品Wの湯道部W1が欠損して可動型62内に残留してしまう不具合の発生が検出された場合には、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10の動作を停止して、不具合の除去等の対策を取ることが可能となる。
上述したような湯道部W1の欠損などの不具合が発生せず、湯道検知センサ41が所定の位置に湯道部W1が存在することを検出し続けている状態のときには、異常は発生していないと判断することができるので、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10は、動作を継続し、図10に示すように上方へ向けて移動することで開放された固定型61と可動型62の間から退避する。さらにこの退避の途中で、ダイカスト製品の取り出しハンド装置10の装置下方に延びる8本の噴出ノズル31を可動型62に対向する位置に配置し、8本の噴出ノズル31を用いて、2個のダイカスト製品Wが取り除かれた可動型62のキャビティ形成部等に対して離型剤を噴出したり、エアーを噴出したりしてもよい。かかる動作を行うことで、金型61,62を用いた連続的なダイカスト法を実施することが可能となる。このように、移動(揺動もしくはスライド移動)する中央把持部11と外側アーム部21により、2個のダイカスト製品Wを均等な力で把持することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、2個のダイカスト製品Wを可動型62から同時に取り出す場合の装置構成を説明したが、本発明に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置は、3個以上のダイカスト製品Wを金型の一方側から同時に取り出す装置として構成することが可能である。
また例えば、上述した実施形態では、2個のダイカスト製品Wが湯道で繋がっておらず分離した形式の場合を想定して説明したが、本発明に係るダイカスト製品の取り出しハンド装置は、複数個のダイカスト製品Wが湯道で繋がった状態のものに対しても好適に用いることができる。
また例えば、上述した実施形態では、溶湯注入時に金型61,62が回転する傾動重力鋳造からなるダイカスト法を想定していたが、本発明の適用範囲は傾動重力鋳造に限られるものではなく、金型の回転しない形式のダイカスト法に対しても適用することが可能である。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 ダイカスト製品の取り出しハンド装置、11 中央把持部、12 軸状部材、13 コイルばね、21 外側アーム部、21a 外側爪部、31 噴出ノズル、41 湯道検知センサ、42 型残り確認センサ、61 固定型、62 可動型、W ダイカスト製品、W1 湯道部、W2 膨出部。

Claims (1)

  1. 開閉可能な一対の金型内に形成されたキャビティ内に溶解した金属溶湯を射出注入し、当該金属溶湯を冷却硬化させることで成形されるダイカスト製品を、開放された前記一対の金型のいずれか一方から取り出すために用いられるダイカスト製品の取り出しハンド装置であって、
    鋳造された前記ダイカスト製品に付随する湯道部を検知する湯道検知センサと、
    開放された前記一対の金型のいずれか他方に型残りしたダイカスト製品を検知可能な型残り確認センサと、
    備え、
    前記湯道検知センサは、前記ダイカスト製品を開放された前記一対の金型のいずれか一方から取り出す際に前記湯道部を検知可能であり、また、
    前記型残り確認センサは、前記ダイカスト製品を開放された前記一対の金型のいずれか一方から取り出す際に、当該ダイカスト製品の、開放された前記一対の金型のいずれか他方に向けて突出した場所に位置する箇所であって、当該ダイカスト製品の取り出しハンド装置からの把持を受ける箇所を検知可能であることを特徴とするダイカスト製品の取り出しハンド装置。
JP2019134562A 2019-07-22 2019-07-22 ダイカスト製品の取り出しハンド装置 Active JP6893533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019134562A JP6893533B2 (ja) 2019-07-22 2019-07-22 ダイカスト製品の取り出しハンド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019134562A JP6893533B2 (ja) 2019-07-22 2019-07-22 ダイカスト製品の取り出しハンド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021016887A JP2021016887A (ja) 2021-02-15
JP6893533B2 true JP6893533B2 (ja) 2021-06-23

Family

ID=74566284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019134562A Active JP6893533B2 (ja) 2019-07-22 2019-07-22 ダイカスト製品の取り出しハンド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6893533B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09122879A (ja) * 1995-10-30 1997-05-13 Toshiba Mach Co Ltd ダイカストマシンにおける射出追従制御装置
JP2002144011A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Toshiba Mach Co Ltd ダイカストマシンの製品搬出装置
JP2005021938A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Toshiba Mach Co Ltd 製品検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021016887A (ja) 2021-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006212643A (ja) 鋳物粗材の取出し装置
KR20090126403A (ko) 비정질 합금용 수직식 다이캐스팅 장치
JP5288910B2 (ja) 鋳造物の取り出し装置
JP6893533B2 (ja) ダイカスト製品の取り出しハンド装置
CN111715862B (zh) 压铸件的制造方法
JP7195298B2 (ja) ダイカスト製品の取り出しハンド装置
TW200924949A (en) Injection molding machine and method for taking out molded object of injection molding machine
US20230182198A1 (en) Die Casting Mold, Hot Chamber System, Method for Die Casting of Metal and Use of a Die Casting Mold
JP2009061767A (ja) 射出プレス成形方法
KR102231484B1 (ko) 스냅단추용 암단추의 소켓 금형장치
CN113840709B (zh) 制造方法和注入成型系统
KR20080054213A (ko) 다이캐스팅장치
EP1341629B1 (en) Method and apparatus for extracting castings produced in a mould foundry plant
JP6441405B2 (ja) 複数個の成形品を並行して成形する成形方法および成形装置
JP4815397B2 (ja) 射出圧縮成形による平板状の成形品を成形する金型装置およびその成形方法
JPH065000Y2 (ja) 成形用金型
JP2019181497A (ja) ダイカスト製品の取り出しハンド装置
KR100824439B1 (ko) 비정질 합금용 수직식 다이캐스팅 장치
WO2006134628A1 (ja) 成形装置
CN215508973U (zh) 浇铸模具除铁装置
JP7072980B2 (ja) 射出成形方法
KR100992613B1 (ko) 공압 실린더를 이용한 다이캐스트 주물 냉각 장치의 실린더 구동 장치 및 공냉식 다이캐스트 주물 냉각 장치
JP2023006957A (ja) 成形装置
JP5647803B2 (ja) 射出成形機の金型開閉装置および金型開閉方法
JP2010284930A (ja) 射出成形機のエジェクト方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6893533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150