JP6891950B2 - 装置、システム、方法、及びプログラム - Google Patents

装置、システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、装置、システム、方法、及びプログラムを記録した記録媒体に関し、特に、飛行体を制御する装置、システム、方法、及びプログラムを記録した記録媒体に関する。
一般的に、ドローンを無線制御する運行管制局が知られている。一般的な運行管制局は、移動体通信システムの電波を用いて、ドローンに制御メッセージを送信する。ドローンは、制御メッセージを受信すると、受信した制御メッセージに含まれる指示(例えば、前後左右への移動指示)に従って飛行する。さらに、ドローンが、空撮した画像データを送信してくるので、運行管制局は、該画像データを受信し、接続されたディスプレイに表示する。
上述のドローンを無線制御する運行管制局は、特許文献1に開示されている。図1は、特許文献1の運行管制局を含むシステムの構成例を示す図である。
特許文献1の運行管制局は、図1に示されるように、携帯電話ネットワークを介して制御メッセージを無人機UAV(Unmanned aerial vehicle)に送信する。制御メッセージは、無人機UAVが飛行する方向や速度を制御する命令を含む。無人機UAVは、特許文献1の運行管制局から制御メッセージを受信すると、受信した制御メッセージに含まれる命令に従って飛行を行う。無人機UAVは、空から地上を撮影した場合には、撮影した画像データを特許文献1の運行管制局に送信する。特許文献1の運行管制局は、携帯電話ネットワークを介して、無人機UAVからの画像データを受信する。
上述の構成や動作の通り、特許文献1の運行管制局は、無人機UAVを遠隔制御できる。また、特許文献1の運行管制局は、無人機UAVから画像データを受信することができる。
特表2009−540685号公報
ところで、一般的な移動体通信システムは、地上の端末(携帯電話)との通信を第一に設計がなされる。その為、移動体通信システムの各基地局は、高さ20〜30mのアンテナから地上に向けて、メインローブ(強度の強い電波)を発するように調整される。これに対し、ドローンが飛行する50〜120m上空には、移動体通信システムの基地局は、サイドローブ(強度の弱い電波)しか発しない。その為、ドローンが飛行する50〜120m上空には、画像データを送信することができない通信品質の悪い場所が多く存在する。
さらに、特許文献1の運行管制局は、ドローンに対して、制御メッセージを送信するだけであり、画像データを送信することができる場所の位置情報を送信しない。その為、ドローンは、画像データを送信することができる場所が分からず、画像データを送信することができない通信品質の悪い場所ばかりを飛行してしまう場合がある。その結果、ドローンは、必ずしも画像データを地上に届けることができないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決する装置、システム、方法、及びプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の装置は、飛行体と通信を行う装置であって、第1の位置情報と、前記第1の位置情報の位置で通信可能な第1の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段と、前記飛行体がデータを送信する所定の第2の通信レートに対応する情報が入力されると、前記第2の通信レート以上の前記第1の通信レートに対応する前記第1の位置情報を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第1の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力手段と、を備える。
上記目的を達成するために、本発明のシステムは、飛行体と通信を行う装置であって、第1の位置情報と、前記第1の位置情報の位置で通信可能な第1の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段と、前記飛行体がデータを送信する所定の第2の通信レートに対応する情報が入力されると、前記第2の通信レート以上の前記第1の通信レートに対応する前記第1の位置情報を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第1の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力手段と、を備える装置と、入力された前記第1の位置情報の位置まで飛行する前記飛行体と、を含む。
上記目的を達成するために、本発明の方法は、飛行体と通信を行う装置の方法であって、前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で通信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出し、抽出された前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第2の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する。
上記目的を達成するために、本発明のプログラムを記録した記録媒体は、飛行体と通信を行う装置に実装されたプロセッサに、前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で通信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出する抽出処理と、前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第2の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力処理と、を行わせるためのプログラムを記録した記録媒体である。
本発明によれば、ドローンは、データを地上に届けることができる。
特許文献1の運行管制局を含むシステムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステム(運行管制局)に設定されるテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作結果を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作結果を説明する為の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作概略を説明する為の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステム(運行管制局)に設定されるテーブルの一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステム(運行管制局)に設定されるテーブルの作成方法について説明する為の図(その1)である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステム(運行管制局)に設定されるテーブルの作成方法について説明する為の図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステム(運行管制局)に設定されるテーブルの作成方法について説明する為の図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作過程を説明する為の図(その1)である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作過程を説明する為の図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作過程を説明する為の図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作結果を説明する為の図である。 本発明の第4の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態におけるシステムに備わる基地局の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるシステム(運行管制局)に設定されるテーブルの一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。 本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作結果を説明する為の図(その1)である。 本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作結果を説明する為の図(その2)である。 本発明の第6の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。 本発明の第7の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。 本発明の第8の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。
次に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
≪第1の実施の形態≫
[概要]
本実施形態のシステムに備わる運行管制局は、ドローンから、画像データを送信するために必要な通信レートが入力されると、該通信レートにて画像データを送信可能な位置の位置情報を算出し、算出した位置情報をドローンに通知する。ドローンは、画像データを送信可能な位置が分かり、該位置にて、保持する画像データを地上に届けることができる。
以下に、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成や機能、動作について説明する。
[構成の説明]
まず、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成と機能について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図3は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。
(1)本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成
本実施形態のシステムは、図2に示されるように、運行管制局1と、ドローン2と、移動体通信ネットワーク3と、を備える。移動体通信ネットワーク3は、基地局3_1〜3_2とコアネットワーク3_3を備える。
運行管制局1は、有線回線を介してコアネットワーク3_3と接続されている。コアネットワーク3_3は、基地局3_1〜3_2と有線回線を介して接続されている。基地局3_1は、ドローン2と無線回線を介して接続されている。
(2)本実施形態におけるシステムに備わる運行管制局1の構成
運行管制局1は、図3に示されるように、データベース部10と、入力部11と、抽出部12と、選択部13と、出力部14と、を備える。入力部11と出力部14は、移動体通信ネットワーク3のコアネットワーク3_3と、有線回線を介して接続される。
(3)本実施形態におけるシステムに備わる各装置の機能
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局1に設定されるテーブルの一例を示す図である。
まず、運行管制局1の機能について説明を行う。説明は、運行管制局1の機能部毎に行う。なお、以下では、「出力する」は、電気信号として出力することを意味し、「情報が入力される」は、入力される電気信号から情報を抽出することを意味するものとする。
(3−1)運行管制局1の機能
(3−1−1)データベース部10の機能
データベース部10は、メモリであり、図4に示されるテーブルが、本実施形態の管理者によって予め設定される。図4に示されるテーブルは、位置情報と、その位置情報の位置にて通信した場合の通信レートと、が対応づけられたテーブルである。位置情報は、図4に示されるように、緯度、経度、及び高度で表される。
本実施形態のシステムの管理者は、図4に示されるテーブルを作成する為、無線通信速度を測定する一般的なアプリケーションをインストールした携帯端末をドローンに搭載してもよい。本実施形態のシステムの管理者は、上述の携帯端末を搭載したドローンを用いて、図4のテーブルに示される位置情報の位置毎に、無線通信速度を測定してもよい。データベース部10は、設定されたテーブルを記憶する。
(3−1−2)入力部11の機能
入力部11は、運行管制局1宛てのパケットが入力されると、該パケットから、ドローン2の現在地の位置情報、画像データを送信するために必要な通信レート、及びドローン2の飛行目的地の位置情報を抽出する。入力部11は、抽出した位置情報等を抽出部12に出力する。
(3−1−3)抽出部12の機能
抽出部12には、ドローン2の現在地の位置情報、ドローン2が画像データを送信するために必要な通信レート、及びドローン2の飛行目的地の位置情報が入力される。
抽出部12は、入力された通信レート以上の通信レートに対応する位置情報を、データベース部10に記憶されるテーブルから全て抽出する。抽出された位置情報は、画像データを送信することができる位置の位置情報である。抽出部12は、抽出した位置情報(以下、「経由地の位置情報」という)と、入力されたドローン2の現在地の位置情報、及び、入力されたドローン2の飛行目的地の位置情報と、を選択部13に出力する。
(3−1−4)選択部13の機能
選択部13は、経由地の位置情報等が入力されると、入力された経由地の位置情報のうち、ドローン2の現在地と飛行目的地との間にある経由地の位置情報を選択する。これは、飛行目的地とは逆の方向の経由地の位置情報をドローン2に通知しないようにする為である。具体的な選択方法は、後述の[動作の説明]にて詳細に説明を行う。
選択部13は、選択した経由地の位置情報と、入力されたドローン2の飛行目的地の位置情報と、を出力部14に出力する。選択した経由地の位置情報が複数ある場合には、選択部13は、ドローン2の現在地に、より近い経由地の位置情報から順番に出力する。選択部13は、経由地の位置情報の後に、ドローン2の飛行目的地の位置情報を出力する。
(3−1−5)出力部14の機能
出力部14には、選択部13から経由地の位置情報と、ドローン2の飛行目的地の位置情報と、が順に入力される。出力部14は、入力された順に位置情報をドローン2宛のパケットに含めて送信する。
なお、出力部14は、経由地の位置情報をドローン2宛のパケットに含める際、入力された順番を示す番号を付与する。出力部14は、より早く入力された経由地の位置情報には、より小さい番号を付与する。これは、受信側(ドローン2)において、現在地に、より近い経由地の位置情報がどれか判別できるようにする為である。
また、出力部14は、一般的なキーボードとメモリを備える。出力部14は、本実施形態のシステムの管理者により、ドローン2の飛行目的地の位置情報がキーボードから入力されると、入力された飛行目的地の位置情報をドローン2宛のパケットに含めて送信する。
(3−1−6)入力部11のその他の機能
上述の入力部11は、ディスプレイを備える。入力部11は、運行管制局1宛てのパケットから画像データを抽出すると、抽出した画像データをディスプレイに表示する機能を備える。
(3−2)ドローン2の機能
(3−2−1)無線通信機能
ドローン2は、一般的なドローンと同様、無線回線を介して基地局3_1と通信を行う無線通信機能を備える。ドローン2は、無線通信機能により自分宛のパケットを受信すると、受信したパケットに含まれる位置情報と、それに付与されている番号と、を抽出する。
(3−2−2)飛行機能
ドローン2は、GPS(Global Positioning System)機能を備える。また、ドローン2は、GPS機能を用いて、抽出された位置情報の位置まで飛行する機能を備える。ドローン2は、抽出された位置情報が複数存在する場合には、それに付与されている番号の小さいものから順に、該位置情報の位置に飛行する。
(3−2−3)画像データ記憶機能
ドローン2は、一般的なカメラとメモリを備える。
ドローン2は、カメラを用いて地上を撮影すると、撮影した画像データをメモリに記憶する。
(3−2−4)位置情報等送信機能
ドローン2は、撮影した画像のデータをメモリに記憶すると、GPS機能により測定した現在地の位置情報と、記憶した画像データを送信するために必要な通信レートと、抽出した飛行目的地の位置情報と、を運行管制局1宛てのパケットに含める。
ドローン2は、運行管制局1宛てのパケットを、無線通信機能を用いて送信する。
上述の「画像データを送信するために必要な通信レート」は、本実施形態のシステムの管理者によって予めドローン2に設定される。本実施形態のシステムの管理者は、システム設計時に、ドローン2が画像データを送信する送信レートをシステム規格として決める。本実施形態のシステムの管理者は、決めた通信レートを、画像データを送信するために必要な通信レートとして、ドローン2に設定する。
(3−2−5)画像データ送信機能
ドローン2は、抽出された位置情報の位置まで飛行すると、メモリに記憶する画像データを、無線通信機能を用いて送信する。
(3−3)移動体通信ネットワーク3を構成する各装置について
移動体通信ネットワーク3の基地局3_1〜3_2は、一般的な移動体通信ネットワークの基地局である。コアネットワーク3_3は、一般的な移動体通信ネットワークのコアネットワークである。
その為、基地局3_1は、ドローン2から運行管制局1宛てのパケットを受信すると、受信した運行管制局1宛てのパケットをコアネットワーク3_3に送信する。コアネットワーク3_3は、基地局3_1から受信した運行管制局1宛てのパケットを運行管制局1に送信する。
また、コアネットワーク3_3は、運行管制局1からドローン2宛てのパケットを受信すると、受信したドローン2宛てのパケットを基地局3_1に送信する。基地局3_1は、コアネットワーク3_3から受信したドローン2宛てのパケットをドローン2に送信する。
[動作の説明]
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作結果を説明する為の図である。図6は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。
図5と図6を用いて、本実施形態のシステムの動作を以下に説明する。
(1)ドローン2の動作
まず、ドローン2が、飛行目的地(北緯35度40分28秒、東経139度45分14秒の位置)に向かって飛行しているものとする。ドローン2には、飛行目的地の位置情報が運行管制局1の出力部14から入力されている。
そして、ドローン2が、自身に搭載されているカメラを用いて、地上を撮影したとする。ドローン2は、地上を撮影した場合には、撮影した画像データをメモリに記憶する。
次に、画像データをメモリに記憶すると、ドローン2は、自身に備わるGPS(Global Positioning System)機能を用いて、現在地の位置情報を測定する。
以下、ドローン2が、現在地の位置情報として、位置情報(北緯35度40分31秒、東経139度45分10秒)を測定したものとする。図5においては、測定した位置情報が示す現在地は、白丸(現在地という文字が付された白丸)で囲まれ、示されている。
次に、ドローン2は、現在地の位置情報を測定すると、測定した現在地の位置情報と、画像データを送信するのに必要な通信レートと、入力された飛行目的地の位置情報と、を運行管制局1宛てのパケットに含める。
上述の「画像データを送信するのに必要な通信レート」は、上述の「(3−2−4)位置情報等送信機能」で説明した通り、本実施形態のシステムの管理者によって、予めドローン2に設定される値である。「画像データを送信するのに必要な通信レート」は、以下、3Mbpsであるものとして説明を行う。
次に、ドローン2は、運行管制局1宛てのパケットを無線により送信する。
ドローン2から送信された運行管制局1宛てのパケットは、図2に示される基地局3_1とコアネットワーク3_3を介して、運行管制局1の入力部11に入力される。
(2)運行管制局1の動作
運行管制局1の入力部11は、図6に示されるように、運行管制局1宛てのパケットが入力されると、入力されたパケットから、ドローン2の現在地の位置情報と、画像データを送信するのに必要な通信レート(3Mbps)と、を抽出する(S10)。さらに、運行管制局1の入力部11は、入力されたパケットからドローン2の飛行目的地の位置情報も抽出する。
次に、運行管制局1の入力部11は、抽出した位置情報等を抽出部12に出力する(S11)。抽出部12には、ドローン2の現在地の位置情報、ドローン2が画像データを送信するのに必要な所定の通信レート(3Mbps)、及びドローン2の飛行目的地の位置情報が入力される。
次に、運行管制局1の抽出部12は、入力部11から入力された通信レート(3Mbps)以上の通信レートに対応する位置情報を、データベース部10に記憶されるテーブルから全て抽出する(S12)。
ここで、データベース部10に記憶されるテーブルは、図4に示すテーブルであるものとする。上述のS12の処理において、運行管制局1の抽出部12は、以下の2つの位置情報を抽出する。
・北緯35度40分28秒、東経139度45分11秒の位置の位置情報
・北緯35度40分29秒、東経139度45分11秒の位置の位置情報
すなわち、運行管制局1の抽出部12は、図5の左図に示される黒丸の位置Aと位置Bの位置情報を抽出する。
抽出した位置情報の位置は、画像データを送信するのに必要な3Mbps以上の通信レートで通信を行える位置である。言い換えると、抽出した位置情報の位置は、画像データを送信することができる位置である。
次に、運行管制局1の抽出部12は、抽出した位置情報(位置Aと位置Bの位置情報)と、入力されたドローン2の現在地の位置情報と、及びドローン2の飛行目的地の位置情報と、を選択部13に出力する(S13)。
選択部13には、抽出部12で抽出された位置情報(以下、「経由地の位置情報」という)2つと、ドローン2の現在地の位置情報と、ドローン2の飛行目的地の位置情報と、が入力される。
次に、選択部13は、入力された経由地の位置情報のうち、ドローン2の現在地と飛行目的地との間にある経由地の位置情報を選択する(S14)。
具体的には、運行管制局1の選択部13は、入力された経由地の位置情報のうち、緯度と経度がドローン2の現在地と飛行目的地との間の緯度と経度である位置情報を選択する。
入力された経由地の位置情報は、図5の左図に示される位置A、Bの位置情報であるが、それらの緯度と経度は、ドローン2の現在地と飛行目的地との間の緯度と経度である。その為、上述のS14の処理においては、位置A、Bの位置情報が2つとも選択される。
上述のS14の処理は、飛行目的地とは反対の方向の経由地の位置情報をドローン2に通知しないようにする為の処理である。
次に、選択部13は、S14の処理において選択された経由地の位置情報(すなわち、位置A、Bの位置情報)と、入力されたドローン2の飛行目的地の位置情報と、を出力部14に出力する(S15)。
この際、選択部13は、ドローン2の現在地に、より近い経由地の位置情報から順番に出力する。その為に、選択部13は、経由地毎に現在地からの距離をヒュベニの公式により算出してもよい。
ここでは、選択部13は、経由地の位置情報として、位置Aの位置情報、位置Bの位置情報を順に出力部14に出力し、その後で、ドローン2の飛行目的地の位置情報を出力部14に出力したものとして説明を続ける。
次に、出力部14は、経由地の位置情報とドローン2の飛行目的地の位置情報が入力されると、入力された位置情報を、入力された順に、ドローン2宛のパケットに含めて送信する(S16)。
なお、出力部14は、経由地の位置情報をドローン2宛のパケットに含める際、入力された順番を示す番号1、2を付与する。出力部14は、より早く入力された経由地の位置情報(位置Aの位置情報)には、より小さい番号1を付与する。ドローン2において、より近い経由地の位置情報がどれか判別できるようにする為である。
(3)ドローン2宛パケットの転送
運行管制局1から送信されたドローン2宛てのパケットは、図2に示されるコアネットワーク3_3と基地局3_1を介してドローン2に入力される。
(4)ドローン2の動作
(4−1)飛行動作
図示していないが、ドローン2は、自分宛のパケットを受信すると、受信したパケットに含まれる位置情報と、それに付与されている番号と、を抽出する。
具体的には、ドローン2は、経由地(位置A)の位置情報と番号1を抽出し、さらに、経由地(位置B)の位置情報と番号2を抽出する。さらに、ドローン2は、受信したパケットに含まれる飛行目的地の位置情報も抽出する。
次に、ドローン2は、より小さい番号が付与されている位置情報の経由地から順に飛行する。
具体的には、ドローン2は、図5の右図に示されるように、番号1が付与されている位置情報の経由地(位置A)に飛行し、次に、値2が付与されている位置情報の経由地(位置B)に飛行する。
(4−2)画像データ送信動作
上述の位置A、Bは、画像データを送信することができる位置である。
ドローン2は、位置Aまで飛行した時、メモリに記憶される画像データを運行管制局1宛てのパケットに含め、無線通信機能を用いて送信する。
ドローン2から送信された運行管制局1宛てのパケットは、図2に示される基地局3_1とコアネットワーク3_3を介して運行管制局1の入力部11に入力される。運行管制局1の入力部11は、通知された運行管制局1宛てのパケットから画像データを抽出し、抽出した画像データをディスプレイに表示する。
すなわち、ドローン2は、地上に画像データを送信することができる。
次に、ドローン2は、位置Bまで飛行し、位置Bにおいても画像データを送信してもよい。最後に、ドローン2は、入力された飛行目的地の位置情報の位置に飛行する。
上述のように、ドローン2は、位置Aや位置Bにて画像データを地上に届けることができる。
(5)高度について
上記では、ドローン2がGPS機能を用いて、現在地の位置情報を測定することを説明した。正確には、ドローン2がGPS機能を用いて、現在地の緯度、経度、高度を測定した。一般的なGPS機能は、高度も測定可能である。
その為、ドローン2から運行管制局1に送信される位置情報は、高度を含む位置情報である。また、上述のS10〜S16の処理により運行管制局1内を入出力する位置情報も、高度を含む位置情報である。さらに、運行管制局1からドローン2に送信される位置情報も、高度を含む位置情報である。
ドローン2は、受信した位置情報が示す高度を飛行する。
なお、ドローン2は、GPS機能以外に高度計を備え、当該高度計を用いて高度を測定してもよい。
(6)その他の構成と動作
(6−1)S14の処理について
上記では、選択部13が、S14の処理を実施することを記載したが、選択部13は、S14の処理を実施しなくてもよい。その場合、選択部13は、S15の処理において、抽出部12から入力された経由地の位置情報とドローン2の飛行目的地の位置情報を出力部14に出力する。
また、選択部13は、S14の処理を行う代わりに、ドローン2の現在地から半径Xm以内の経由地の位置情報、飛行目的地から半径Xm以内の経由地の位置情報を選択してもよい。半径Xは、本実施形態のシステムの管理者によって選択部13に設定される。ドローン2は、現在地及び飛行目的地近傍の経由地を経由して飛行目的地に飛行することができる。
さらに、選択部13は、S14の処理を行う代わりに、現在地と飛行目的地の中間地点から半径Ym以内の経由地の位置情報を選択してもよい。半径Yは、ドローン2の現在地と飛行目的地の距離であり、本実施形態のシステムの管理者によって選択部13に設定される。ドローン2は、中間地点から半径Ym以内の経由地を経由して飛行目的地に飛行することができる。
(6−2)図4のテーブルについて
図4のテーブルでは、位置情報の高度が全て100mである場合を記載しているが、100mに限らない。本実施形態のシステムの管理者は、図4に示されるテーブルに任意の高度の位置情報を設定することができる。また、図4のテーブルに含まれる情報は、位置情報と通信レートに限らない。図4のテーブルには、例えば、アンテナ角度やアンテナゲイン値が、位置情報や通信レートと対応づけて含まれていてもよい。
(6−3)基地局の台数について
また、本実施形態のシステムは、基地局を2台備える場合を示したが、これに限らない。本実施形態のシステムは、1台、若しくは3台以上の基地局を備えていてもよい。
(6−4)各装置間の接続について
上記では、運行管制局1は、有線回線を介してコアネットワーク3_3と接続されていることを前提に説明したが、運行管制局1は、無線回線を介してコアネットワーク3_3と接続されてもよい。さらに、運行管制局1は、コアネットワーク3_3と無線回線と有線回線の両方を介して接続されてもよい。
また、上記では、コアネットワーク3_3は、有線回線を介して基地局3_1〜3_2と接続されていることを前提に説明したが、コアネットワーク3_3は、無線回線を介して基地局3_1〜3_2と接続されてもよい。さらに、コアネットワーク3_3は、無線回線と有線回線の両方を介して基地局3_1〜3_2と接続されてもよい。
(6−5)高度を指定する機能
ドローン2の高度を高くすれば、遠方の山の上からの基地局のメインローブが、近傍の基地局からのサイドローブより強くなり、ドローン2は、低速ではあるが無線通信が可能となる場合がある。その場合、ドローン2と運行管制局1は、高精細な画像データを送受信することは困難であるが、粗い画像データやテキストデータだけであれば送受信することは可能である。
その為、運行管制局1は、ドローン2の高度を指定する機能を備えていてもよい。その場合、本実施形態のシステムの管理者によって、高度を示す情報が、予め運行管制局1の出力部14に設定される。本実施形態のシステムの管理者は、事前に、遠方の山の上からの基地局のメインローブによって粗い画像データやテキストデータを送受信することが可能な高度を実測し、実測した高度を示す情報を運行管制局1の出力部14に設定する。
運行管制局1の出力部14は、所定の契機に、高度を示す情報をドローン2宛のパケットに含めて送信する。ドローン2は、受信したパケットから高度を示す情報を抽出し、抽出した情報が示す高度まで高さを上げて、粗い画像データやテキストデータを送信する。
上述の所定の契機は、遠方の山の上の基地局からの電波を受信した旨を伝えるパケット(以下、「契機パケット」という)がドローン2から入力された時であってもよい。その場合、ドローン2は、遠方の山の上の基地局からの電波を受信すると、契機パケットを運行管制局1に通知する機能を備える。運行管制局1の入力部11、抽出部12、及び選択部13は、通知された契機パケットを出力部14に通知する。運行管制局1の出力部14は、選択部13から経由地の位置情報が入力されていない場合に契機パケットが入力されると、高度を示す情報をドローン2宛のパケットに含めて送信する。
(6−6)パケットについて
上記では、運行管制局1とドローン2は、パケットを用いて通信を行ったが、パケットの代わりに、メッセージや電気信号を用いて通信を行ってもよい。
(6−7)ドローン2に搭載される携帯端末について
上述の「(3−1−1)データベース部10の機能」において、携帯端末を搭載したドローン2にて無線通信速度を測定することを説明した。
上述の携帯端末は、無線通信品質を示す値(例えば、受信電力強度、RSRP、RSRQ)を測定する端末であってもよい。その場合、本実施形態のシステムの管理者は、測定した無線通信品質値から無線通信速度を算出する。RSRPは、Reference Signal Received Powerの略称であり、RSRQは、Reference Signal Received Qualityの略称である。
また、上述の携帯端末は、通信チップモジュールであってもよい。
(6−8)出力部14に備わるキーボードについて
出力部14は、キーボードの代わりに、一般的な外部入力装置を備えてもよい。その場合、出力部14は、外部入力装置からドローン2の飛行目的地の位置情報が入力されると、入力された飛行目的地の位置情報をドローン2宛のパケットに含めて送信する。他の外部入力装置は、例えばタッチパネルであってもよい。
(6−9)ドローン2の動作について
(6−9−1)ドローン2に記憶されるデータについて
上記では、ドローン2は、カメラを用いて地上を撮影した。ドローン2は、地上ではなく、空中の物体(例えば空中の送電線)や、自分よりも高い位置にある建造物の壁面や裏面を撮影してもよい。ドローン2は、撮影した画像データを記憶する。
また、ドローン2は、動画撮影機能を備えるカメラを備え、当該カメラにより撮影を行ってもよい。その場合、ドローン2は、撮影した動画データも記憶する。
(6−9−2)撮影を行うタイミングについて
上記では、ドローン2は、撮影を行った後に、現在地の位置情報等を運行管制局1に送信し、経由地の位置情報を運行管制局1から受信した。ドローン2は、経由地の位置情報を受信した後に、撮影を行ってもよい。その場合、ドローン2は、現在地の位置情報等を、飛行開始時に運行管制局1に送信してもよい。
(6−9−3)データの送付先について
上記では、ドローン2は、画像データを運行管理局1宛に送信した。ドローン2は、画像データを運行管理局1とは別の装置(以下、「送付先装置」という)に送信してもよい。その場合、ドローン2は、画像データを、送付先装置宛てのパケットに含めて送信する。
(7)各機能部の実現方法について
データベース部10は、RAM等の一般的なメモリを用いて実現することができる。入力部11は、一般的な入出力ポートと、一般的なルータと、を用いて実現することができる。抽出部12と選択部13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と、RAM等の一般的なメモリと、を用いて実現することができる。RAMは、Random Access Memoryの略称である。出力部14は、CPU等の演算処理装置、RAM等の一般的なメモリ、一般的な入出力ポート、及び一般的なルータを用いて実現することができる。
[効果の説明]
本実施形態によれば、ドローン2は、画像データを地上に届けることができる。
なぜならば、本実施形態のシステムに備わる運行管制局1が、画像データ送信に必要な通信レートを受信すると、該通信レートで画像データを送信可能な位置の位置情報を求めてドローン2に通知するからである。その為、ドローン2は、画像データを送信可能な位置が分かり、その位置に飛行して、画像データを送信することができる。その結果、ドローン2は、画像データを地上に届けることができる。
≪第2の実施の形態≫
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施形態のシステムの運行管制局は、図4のテーブルより抽出した、画像データを送信可能な経由地の位置情報の中から、ドローンが目的地まで最短で飛行する最短経路上の経由地の位置情報を求め、求めた経由地の位置情報をドローンに通知する。ドローンは、画像データを送信できると共に、十分早く目的地に到達することができる。
以下に、第2の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図8は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。
[構成の説明]
(1)第2の実施形態のシステムの構成
第2の実施形態のシステムは、図7に示されるように、運行管制局1の代わりに運行管制局4を備える。運行管制局4は、図8に示されるように、選択部13の代わりに、選択部23を備える。
(2)選択部23の機能について
選択部23は、選択部13の機能を有し、経由地の位置情報を選択する。選択した経由地の位置情報は、図4のテーブルより抽出した経由地の位置情報であり、画像データを送信することができる経由地の位置情報である。
さらに、選択部23は、選択した経由地の位置情報の中から、ドローン2が目的地まで最短で飛行する最短経路上の経由地の位置情報を算出する。具体的な算出手順は、後述の[動作の説明]にて詳細を説明する。選択部23は、抽出した経由地の位置情報を、出力部14に出力する。
上述した以外の構成及び機能は、第1の実施形態におけるシステムと同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
[動作の説明]
本実施形態のシステムの動作を説明する。図9は、本実施形態のシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。図10は、本実施形態のシステムに備わる運行管制局の動作の結果を説明する為の図である。図9、図10を用いて、本実施形態のシステムの動作を以下に説明する。
(1)最短経路上の経由地の位置情報を算出する動作
まず、選択部23は、図9に示されるように、選択部13と同様、現在地、経由地、及び目的地の位置情報が入力されると、S14の処理を行い、経由地の位置情報を選択する(S14)。
選択された経由地の位置情報は、画像データを送信することができる位置の位置情報である。以下、説明の為に、選択部23が、経由地の位置情報として、図10に示される経由地Aと経由地Bの位置情報を選択したとする。
上述のS14の処理の後、選択部23は、選択した経由地の位置情報の中から、ドローン2が目的地まで最短で飛行する最短経路上の経由地の位置情報を算出する(S20)。
具体的には、選択部23は、以下の(i)〜(iv)の処理を行い、ドローン2の現在地から、選択した位置情報の経由地のいずれかを介して、ドローン2の飛行目的地までを結ぶルートのうち、距離が最も短いルート上の経由地の位置情報を算出する。選択部23は、距離が最も短いルート上の経由地の位置情報を算出する為に、一般的なダイクストラ法を用いる。
(i)まず、選択部23は、選択した経由地の位置情報毎に、該位置情報が示す経由地とドローン2の現在地との間の距離を算出する。例えば、選択部23は、図10の左図に示される経由地Aとドローン2の現在地間の距離X1と、経由地Bとドローン2の現在地間の距離X2と、をそれぞれヒュベニの公式により算出する。
(ii)次に、選択部23は、選択した経由地の位置情報が示す経由地同士の距離を算出する。例えば、選択部23は、図10の左図に示される経由地Aと経由地Bとの間の距離Y1をヒュベニの公式により算出する。
(iii)次に、選択部23は、選択した経由地の位置情報毎に、該位置情報が示す経由地とドローン2の飛行目的地との間の距離を算出する。例えば、選択部23は、図10の左図に示される経由地Aとドローン2の飛行目的地間の距離Z1と、経由地Bとドローン2の飛行目的地間の距離Z2と、をそれぞれヒュベニの公式により算出する。
(iv)次に、選択部23は、上述の(i)〜(iii)で求めた距離を重みとし、一般的なダイクストラ法を用いて現在地−経由地のいずれか−目的地を通る経路のうち、距離が最小の経路上の経由地の位置情報を算出する。
(2)(iv)の処理の詳細
上述の(iv)の処理について、より詳しく説明しておく。
まず、ダイクストラ法は、中間ノードを介して始点ノードと終点ノード間を結ぶ経路の中で、距離(重み)が最小となる経路上のノード(を示す番号)を算出するアルゴリズムである。
一般的なダイクストラ法のソフトは、ノード数N、始点ノードと中間ノード間の重み、中間ノード間の重み、及び中間ノードと終点ノード間の重みが入力されると、始点ノードから終点ノードまでの経路のうち、重みが最小の経路上のノードを示すノード番号を出力する。
なお、一般的なダイクストラ法のソフトに入力される2つのノード間の重みは、二次元配列W[i][j]の値として入力される。添え字i、jは2つのノードを示すノード番号である。例えば、始点ノードと中間ノード間の重みは、二次元配列W[始点ノードを示すノード番号][中間ノードを示すノード番号]の値として入力される。始点ノードを示すノード番号は0であり、終点ノードを示すノード番号は値Nである。中間ノードを示すノード番号は1〜N−1までの値である。
上述の一般的なダイクストラ法のソフトを用い、上述の(iv)の処理は、以下の(a)〜(e)の通りに実現される。
(a)始めに、選択部23は、入力された現在地、経由地、目的地の位置情報の数をカウントする。現在地、経由地、目的地は、ドローンの飛行ルート上の点、すなわち、ノードである。一般的なダイクストラ法のソフトには、ノードの数を入力する必要があるので、選択部23は、入力された位置情報の数をカウントする。以下、カウントした数が値Nであったものとして説明を続ける。
(b)次に、選択部23は、入力された位置情報各々にノード番号を割り当てる。具体的には、選択部23は、ドローン2の現在地の位置情報にノード番号0を割り当て、飛行目的地の位置情報にノード番号Nを割り当てる。また、選択部23は、経由地の位置情報に対し、ノード番号1〜N−1の値を順に割り当てる。選択部23は、位置情報と、それに割り当てたノード番号と、を対応づけてメモリに記憶する。
(c)次に、選択部23は、(a)の処理でカウントした数Nをノード数とし、(i)〜(iii)で算出した距離をノード間の重みとして、一般的なダイクストラ法のソフトに入力する。選択部23は、一般的なダイクストラ法のソフトと、それを起動するOS(Operating System)と、を備える。選択部23は、ノード間の重みを一般的なダイクストラ法のソフトに入力する際、二次元配列の値として入力する。二次元配列の添え字は、(b)の処理で割り当てたノード番号である。
(d)(c)の処理の後、一般的なダイクストラ法のソフトからノードを示すノード番号が出力される。出力されたノード番号は、始点ノードから終点ノードまでの最短経路上のノードを示す番号である。すなわち、出力されたノード番号は、現在地から飛行目的地までの最短経路上のノードを示す番号である。
(e)次に、選択部23は、出力されたノード番号(0とN以外の番号)それぞれについて、対応する位置情報をメモリから抽出する。抽出した位置情報は、ドローン2の現在地からドローン2の飛行目的地までを最短経路で結ぶ経由地の位置情報である。
上述の(a)〜(e)の処理により、選択部23は、ドローン2の現在地と飛行目的地をつなぐ最短経路上の経由地の位置情報を算出することができる。すなわち、選択部23は、ドローン2が目的地まで最短で飛行する経由地の位置情報を算出することができる。
(3)最短経路上の経由地の位置情報をドローン2に通知する動作
選択部23は、上述のS20の処理によって、選択した経由地の位置情報の中から、ドローン2が目的地まで最短で飛行する最短経路上の経由地の位置情報を算出する。
以下、最短経路上の経由地の位置情報として、選択部23が、図10の右図に示される経由地Aの位置情報を算出したものとして説明を続ける。
次に、選択部23は、図9に示されるように、S20の処理により算出された経由地Aを示す位置情報を、ドローン2の飛行目的地の位置情報(S14の処理で入力された位置情報)と共に、出力部14に出力する(S21)。
次に、出力部14は、上述のS16の処理を実施し、経由地Aの位置情報と、飛行目的地の位置情報と、をドローン2に送信する。ドローン2に、経由地Aの位置情報と、飛行目的地の位置情報と、が通知される。
ドローン2は、経由地Aへ飛行し、画像データを送信した後、位置情報の飛行目的地まで飛行することができる。ドローン2は、画像データを送信できると共に、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
上述した以外の動作は、第1の実施形態におけるシステムの動作と同じであるので、省略する。
なお、上記では、選択部23は、ダイクストラ法を用いたが、最短経路問題を解決するアルゴリズムであれば、どのような方法を用いてもよい。例えば、選択部23は、ダイクストラ法の代わりに、ベルマン‐フォード法を用いてもよい。
[効果の説明]
本実施形態のシステムでは、ドローン2は、画像データを送信できると共に、十分早く目的地まで飛行することができる。
なぜなら、本実施形態のシステムに備わる運行管制局が、画像データを送信可能な経由地の位置情報の中から、ドローン2が目的地まで最短で飛行する最短経路上の経由地の位置情報をダイクストラ法により求め、求めた位置情報をドローンに通知するからである。その結果、ドローンは、画像データを送信できると共に、最短経路で十分早く目的地まで飛行することができる。
≪第3の実施の形態≫
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施形態のシステムの運行管制局は、図11に示されるように、画像データを送信することができるエリア(図の黒く塗りつぶしているエリア)の中を最短で目的地に到達する経由地の位置情報を求めてドローンに通知する。ドローンは、画像データを連続して送信できると共に、目的地まで最短の経路で飛行することができる。図11は、第3の実施形態のシステムの運行管制局の動作概略を説明する為の図である。
以下に、第3の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第3の実施形態のシステムの構成
図12は、本発明の第3の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図13は、本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。
第3の実施形態のシステムは、第2の実施形態のシステムのバリエーションであり、図12に示されるように、運行管制局4の代わりに運行管制局5を備える。運行管制局5は、図13に示されるように、データベース部10、抽出部12、及び選択部23の代わりに、データベース部50、抽出部52、及び選択部53を備える。選択部53は、データベース部50と有線回線を介して接続される。
上述した以外の構成は、第2の実施形態におけるシステムと同じであるので、同一の符号を付して、説明を省略する。
(2)データベース部50と選択部53の機能について
図14は、本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局に設定されるテーブルの一例を示す図である。
データベース部50には、本実施形態のシステムの管理者によって、図14に示されるテーブルが設定される。図14に示されるテーブルは、位置情報毎に、該位置情報が、画像データを送信することができるエリアの角に相当する位置の位置情報であるか否かを示す情報(以下、「角を示す情報」という)が対応づけられたテーブルである。
上述の「角に相当する位置」及び、図14に示されるテーブルの作成方法については、後述の「(3)図14に示されるテーブルの作成の仕方について」で詳細に説明する。ここでは、機能について説明を行う。
データベース部50は、設定された図14に示されるテーブルを記憶する。
次に、抽出部52は、抽出部12の機能を有する。但し、抽出部52は、位置情報をテーブルから抽出する場合には、データベース部50に記憶されるテーブルから抽出する。
選択部53は、選択部23の機能を有し、経由地の位置情報を選択する。また、選択部53は、選択した経由地の位置情報の中から、画像データを送信することができるエリアの中を目的地まで最短で到達する経由地の位置情報を算出する。具体的な算出手順については、後述の[動作の説明]にて詳細に説明する。
上述した以外の機能は、第2の実施形態におけるシステムと同じである。
(3)図14に示されるテーブルの作成の仕方について
本実施形態のシステムの管理者は、以下の通りに図14に示されるテーブルを作成して、データベース部50に設定する。図15〜図17は、本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局に設定されるテーブルの作成方法について説明する為の図である。
以下、図14に示されるテーブルの作成の仕方について説明を行う。
(3−1)ベースとなるテーブルの作成
まず、本実施形態のシステムの管理者は、第1、2の実施形態のシステムと同様、データベース部10に設定するテーブルを作成する。本実施形態のシステムの管理者は、データベース部10に設定するテーブルをベースに、図14に示されるテーブルを作成する。
以下、作成されたデータベース部10に設定するテーブル(ベースとなるテーブル)が、図15に示されるテーブルであるものとする。
(3−2)画像データを送信することができるエリアの認識
次に、本実施形態のシステムの管理者は、縦軸を緯度、横軸を経度とする図16に示されるグラフ上の各位置に、図15のテーブルに示される通信レートをプロットしていく。図16のグラフでは、図15のテーブルに示される通信レート50Mbpsに対応する位置には黒丸を、通信レート0Mbpsに対応する位置には白丸をプロットしている。黒丸は、通信レート3Mbps以上の位置、すなわち画像データを送信できる位置を示す。
本実施形態のシステムの管理者は、プロットした図16のグラフにおいて、画像データを送信できる位置(すなわち、黒丸)4つのみに囲まれた領域を、画像データを送信できる領域として認識する。
さらに、本実施形態のシステムの管理者は、画像データを送信できる領域が目的地まで連続していれば、画像データを送信することができるエリアと認識する。図16では、画像データを送信することができるエリアを、黒く塗りつぶしている。画像データを送信することができるエリアは多角形である。
(3−3)エリアの角に相当する位置の把握
次に、本実施形態のシステムの管理者は、画像データを送信することができるエリアを認識すると、そのエリアの角に相当する位置(具体的には、図17に示される黒塗り三角の位置a〜l)を把握する。
より詳細には、本実施形態のシステムの管理者は、画像データを送信することができるエリア、すなわち多角形を認識すると、認識した多角形の角に相当する位置(図17に示される位置a〜l)を把握する。把握した位置は、画像データを送信することができるエリアの角に相当する位置である。
以下、本実施形態のシステムの管理者が、画像データを送信することができるエリアの角に相当する位置として、図17に示される黒塗り三角の位置a〜lを把握したものとして説明を続ける。
(3−4)データベース部10に設定するテーブルの作成
次に、本実施形態のシステムの管理者は、図15に示されるテーブルにおいて、把握した角の位置の位置情報には、角を示す情報として値1を対応づけ、それ以外の位置情報には、角を示す情報として値0を対応づける。
その結果、本実施形態のシステムの管理者は、図14に示されるテーブルを作成する。本実施形態のシステムの管理者は、作成したテーブルを、データベース部50に書き込む。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。
図18は、本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。図19〜図22は、本発明の第3の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作過程若しくは動作結果を説明する為の図である。
図18〜図22を用いて、本実施形態のシステムの動作を以下に説明する。なお、データベース部50には、図14に示されるテーブルが設定されているものとする。
(1)経由地の位置情報抽出
まず、運行管制局1の入力部11にドローン2から運行管制局1宛てのパケットが入力されたとする。
その場合、運行管制局1の入力部11は、図18に示されるように、入力されたパケットから、ドローン2の現在地の位置情報やドローン2の飛行目的地の位置情報等を抽出したとする(S10)。
以下、抽出された現在地の位置情報は、図19に示される位置aの位置情報であり、抽出された飛行目的地の位置情報は、位置lの位置情報であったものとして説明を行う。
上述のS10の処理の後、運行管制局1は、図18に示されるように、上述のS11〜S14の処理を順に実施する。但し、抽出部52は、S12の処理においてテーブルから位置情報を抽出する場合には、データベース部50に記憶されるテーブルから位置情報を抽出する。
選択部53は、上述のS14の処理を実施すると、画像を送信することができる位置の位置情報を全て選択する。以下、選択部53が、画像を送信することができる位置の位置情報として、図19に示される黒丸の位置の位置情報を選択したものとして説明を続ける。選択した位置情報は、後述の(g)の処理にて使用される。
次に、選択部53は、図18に示されるように、画像データを送信できるエリアの角に相当する経由地の位置情報を抽出する(S30)。具体的には、選択部53は、データベース部50に記憶される図14のテーブルの中から、値1の角を示す情報が対応づけられた位置情報を、経由地の位置情報として全て抽出する。その結果、選択部53は、図19に示される位置b〜kの位置情報を、経由地の位置情報として抽出する。位置b〜kは、図20に示されるように、以下、「経由地b〜k」という。
(2)画像データを送信することができるエリアの中を最短で目的地まで到達する最短経路上の経由地の選択
次に、選択部53は、S30で抽出した経由地b〜kの位置情報の中から、画像データを送信することができるエリアの中を最短で目的地まで到達する最短経路上の経由地の位置情報をダイクストラ法により求める(S31)。画像データを送信することができるエリアは、図20においては、黒く塗りつぶしているエリアである。
(2−1)経由地間の距離(コスト)算出
その為に、まず、選択部53は、ドローンの現在地と各経由地の距離、経由地間の距離、及びドローンの飛行目的地と各経由地間の距離を求める。具体的には、選択部53は、以下の(I)〜(III)の処理を行う。
(I)選択部53は、上述の(i)と同様に、抽出した経由地の位置情報毎に、該位置情報(以下、「該当位置情報」という)が示す経由地とドローン2の現在地との間の距離(以下、「算出距離X」という)を算出する。但し、選択部53は、該当位置情報が示す経由地とドローン2の現在地を結ぶ経路(以下、「算出経路X」という)が、画像データを送信することができるエリア(図20において黒く塗りつぶしているエリア)内を通る場合にのみ算出距離Xを求める。
選択部53は、算出経路Xが画像データを送信することができるエリア内を通るか否かの判別を、以下の(f)〜(h)の通りに行う。
(f)選択部53は、該当位置情報が示す経由地とドローン2の現在地との間を結ぶ線分上の位置の位置情報を1秒(25m)おきに求める。
例えば、選択部53は、該当位置情報が示す経由地が図20に示される経由地dであった場合、経由地dとドローン2の現在地を結ぶ線分上の位置の位置情報を1秒(25m)おきに求める。
(g)次に、選択部53は、(f)の処理で求めた線分上の位置の位置情報毎に、該位置情報の位置から所定距離より短い距離に、図20に示される黒丸の位置(上述のS14の処理にて選択された位置情報の位置)のいずれか1つが存在しているか否かを判別する。所定距離は、1秒の距離(25m)であり、本実施形態のシステムの管理者によって選択部53に設定される。
(h)次に、選択部53は、(g)の処理における位置情報毎の判別全てが肯定的であった場合には、算出経路Xが、画像データを送信することができるエリア内を通ると判別する。選択部53は、(g)の処理における位置情報毎の判別の1つでも否定的であった場合には、算出経路Xが、画像データを送信することができるエリア内を通らないと判別する。
結果1:上述の(f)〜(h)の処理を含む上述の(I)の処理により、選択部53は、図21に示されるように、経由地b、c、dとドローン2の現在地との間の距離X1、X2、X3を算出する。
(II)次に、選択部53は、上述の(iii)と同様に、選択した経由地の位置情報毎に、該位置情報(該当位置情報)が示す経由地とドローン2の飛行目的地との間の距離(以下、「算出距離Z」という)を算出する。
但し、選択部53は、該当位置情報が示す経由地とドローン2の目的地を結ぶ経路(以下、「算出経路Z」という)が、画像データを送信することができるエリア内を通る場合にのみ算出距離Zを求める。選択部53は、算出経路Zが画像データを送信することができるエリア(図20において黒く塗りつぶしているエリア)内を通るか否かの判別を、上述の(f)〜(h)の処理の通りに行う。その際、選択部53は、算出経路Xが算出経路Zであるものとみなして処理を行う。
結果2:上述の(II)の処理により、選択部53は、図21に示されるように、経由地i、j、kとドローン2の目的地との間の距離Z1、Z2、Z3を算出する。
(III)次に、選択部53は、(ii)と同様に、選択した経由地間の距離を算出する。すなわち、選択部53は、(ii)と同様に、選択した経由地の位置情報毎に、該位置情報(該当位置情報)が示す経由地と、他の経由地(該当位置情報以外の位置情報が示す経由地)と、の距離(以下、「算出距離Y」という)を全て算出する。
但し、選択部53は、該当位置情報が示す経由地と、他の経由地と、を結ぶ経路(以下、「算出経路Y」という)が、画像データを送信することができるエリア(図20において黒く塗りつぶしているエリア)内を通る場合にのみ算出距離Yを求める。選択部53は、算出経路Yが、画像データを送信することができるエリア内を通るか否かの判別を、上述の(f)〜(h)の処理の通りに行う。その際、選択部53は、算出経路Xが算出経路Yであるものとみなして処理を行う。
結果3:上述の(III)の処理により、選択部53は、図21に示されるように、経由地b〜k間の距離Y1〜Y20を算出する。
(2−2)最短経路上の経由地の位置情報算出
次に、選択部53は、上述の(I)〜(III)の処理で求めた距離を基に、画像データを送信することができるエリアの中を最短で目的地まで最短で到達する最短経路上の経由地の位置情報を、ダイクストラ法により算出する。具体的には、選択部53は、以下の(k)〜(o)の処理を行う。
(k)まず、選択部53は、S30で選択した経由地b〜kの位置情報の数に2を加えた数を算出する。2は、現在地と目的地の位置情報の数である。選択部53が算出した数はノード数である。本処理は、上述の(a)に対応する処理である。以下、算出したノード数が値Nであったものして説明を続ける。
(l)次に、選択部53は、上述の(b)の処理と同様、入力されたドローン2の現在地の位置情報に始点ノード番号0を割り当て、飛行目的地の位置情報に終点ノード番号Nを割り当てる。また、選択部53は、上述のS30で選択した経由地b〜kの位置情報にノード番号1〜N−1の値を順に割り当てる。選択部53は、位置情報と、それに割り当てたノード番号と、を対応づけてメモリに記憶する。
(m)次に、選択部53は、上述の(c)の処理と同様、上述の(I)〜(III)の処理で算出した距離をノード間の重みとして、上述の(k)の処理で算出したノード数と共に、一般的なダイクストラ法のソフトに入力する。
(n)(m)の処理の後、一般的なダイクストラ法のソフトからノードを示すノード番号が出力される。一般的なダイクストラ法のソフトは、ノード番号を、始点ノードから終点ノードに向かう順番に出力する。すなわち、一般的なダイクストラ法のソフトは、現在地から飛行目的地までの最短経路上のノードを示す番号を出力する。
(o)次に、選択部53は、出力されたノード番号(0とN以外の番号)各々について、対応する位置情報をメモリから抽出する。抽出した位置情報は、画像データを送信することができるエリアの中を、最短で飛行目的地まで到達する最短経路上の経由地の位置情報である。
(2−3)S31の処理を行った結果
上述の(k)〜(o)の処理を行った結果、選択部53は、画像データを送信することができるエリアの中を、最短で目的地まで到達する最短経路上の経由地の位置情報を求めることができる。具体的には、選択部53は、図22に示される経由地d、f、g、iを示す位置情報を求めることができる。
(3)ドローン2への経由地の位置情報の通知
次に、選択部53は、図18に示されるように、S31の後、抽出した経由地d、f、g、iの位置情報と、ドローン2の飛行目的地の位置情報と、を出力部14に出力する(S15)。
ドローン2には、経由地d、f、g、iを示す位置情報と飛行目的地の位置情報が通知される。
その結果、ドローン2は、図22に示す通り、経由地d、f、g、iを飛行し、連続して画像データを送信した後、目的地まで飛行する。ドローン2は、画像データを連続して送信できると共に、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
(4)ドローン2からのデータ送信について
ドローン2は、必ずしも画像データを連続して送信しなくてもよい。
例えば、ドローン2は、所定時間毎(例えば、10分毎)に、画像データを送信してもよい。所定時間は、本実施形態のシステムの管理者によってドローン2に設定される。
また、ドローン2は、運行管制局1から指定された経由地にて画像データの送信を行ってもよい。その場合、運行管制局1は、経由地を示す位置情報d、f、g、iと併せ、画像データを送信する経由地の位置情報をドローン2に出力する機能を備える。出力の際、運行管制局1は、最短経路上の位置を所定距離毎に求め、求めた位置の位置情報を、画像データを送信する経由地の位置情報としてドローン2に出力する。上述の所定距離は、本実施形態のシステムの管理者によってドローン2に設定される。本実施形態のシステムの管理者は、ドローン2が10分で飛行する距離を、所定距離としてドローン2に設定してもよい。
上述した以外の動作は、第2の実施形態におけるシステムの動作と同じであるので、省略する。
[効果の説明]
本実施形態のシステムでは、ドローン2は、画像データを連続して送信できると共に、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
なぜなら、本実施形態のシステムに備わる運行管制局が、画像データを送信することができるエリアの中を、ドローン2が最短で飛行目的地まで到達する最短経路上の経由地の位置情報をダイクストラ法により算出し、ドローンに通知するからである。その結果、ドローンは、画像データを連続して送信できると共に、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
≪第4の実施の形態≫
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施形態のシステムは、基地局に、運行管制局5の機能を備えるシステムである。本実施形態のシステムは、コアネットワークを介さない分、早くドローンと通信を行うことができる。
以下に、第4の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第4の実施形態のシステムの構成
図23は、本発明の第4の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図24は、本発明の第4の実施の形態におけるシステムに備わる基地局の構成例を示す図である。
本実施形態のシステムは、図23に示されるように、移動体通信ネットワーク3の代わりに移動体通信ネットワーク6を備える。移動体通信ネットワーク6は、基地局3_1と基地局3_2の代わりに、基地局6_1と基地局6_2を備える。
基地局6_1と基地局6_2は、図24に示されるように、MEC(Mobile Edge Computing)サーバ60を備える。MECサーバ60は、運行管制局のデータベース部600、入力部601、抽出部602、選択部603、及び出力部604を備える。本実施形態のシステムは、図23に示されるように、運行管制局5を備えなくてもよい。
上述した以外の構成は、第3の実施形態におけるシステムと同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
(2)基地局6_1と基地局6_2の機能
基地局6_1と基地局6_2は同じ機能を備えるので、代表して基地局6_1の機能について説明する。
基地局6_1は、基地局3_1と運行管制局5両方の機能を備える。その為に、基地局6_1のデータベース部600、抽出部602、及び選択部603は、図13に示すデータベース部50、抽出部52、及び選択部53と同じ機能を備える。基地局6_1の入力部601と出力部604は、入力部11と出力部14の機能に加え、無線通信機能も備える。
具体的には、入力部601は、無線通信機能によりドローン2から無線信号を受信すると、受信した無線信号から運行管制局5宛てのパケットを抽出し、抽出したパケットを抽出部602に出力する。
出力部604は、ドローン2宛のパケットを送信する場合には、無線通信機能により、送信するパケットを無線信号に変換して送信する。
上述した以外の機能は、第3の実施形態におけるシステムと同じである。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を以下に説明する。以下では、運行管制局5の機能を備える基地局6_1が、ドローン2と無線通信を行うことを説明している。
(A)まず、基地局6_1の入力部601は、ドローン2から無線信号を受信すると、受信した無線信号から運行管制局5宛てのパケットを抽出し、抽出したパケットを抽出部602に出力する。
(B)次に、抽出部602と選択部603は、図18に示されるS12〜S14、S30〜S31、S15の処理を行い、経由地の位置情報を出力部604に出力する。
(C)出力部604は、入力された経由地の位置情報をドローン2宛てのパケットに含め、該ドローン2宛てのパケットを無線信号として送信する。
上述した以外の動作は、第3の実施形態におけるシステムと同じである。
なお、上記では、本実施形態のシステムが、第3実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提に説明した。本実施形態のシステムは、第1又は第2の実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提とするシステムであってもよい。その場合でも、入力部601と出力部604は、上述の(A)〜(C)の動作を行う。
上記では、MECサーバ60が、基地局内に備わる場合について説明したが、MECサーバ60は、基地局の外部に備わる装置であってもよい。その場合、MECサーバ60は、基地局と接続される。また、MECサーバ60は、コアネットワーク3_3と接続された装置であってもよい。
[効果の説明]
本実施形態のシステムは、コアネットワークを介さない為、第1の実施形態のシステムよりも早くドローン2と通信を行うことができる。
≪第5の実施の形態≫
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
第5の実施形態のシステムに備わる運行管制局は、テーブルから経由地の位置情報を抽出する場合に、飛行が禁止されている経由地(例えば空港)の位置情報を除いて抽出を行う。その結果、ドローンは、飛行禁止された場所を回避し、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
以下に、第5の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第5の実施形態のシステムの構成
図25は、本発明の第5の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図26は、本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。
第5の実施形態のシステムは、図25に示されるように、運行管制局5の代わりに運行管制局7を備える。運行管制局7は、図26に示されるように、(図13に示す)データベース部50と抽出部52の代わりに、データベース部70と抽出部72を備える。抽出部72は、メモリを備える。
上述した以外の構成は、第3の実施形態におけるシステムと同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
(2)データベース部70と抽出部72の機能について
図27は、本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局7に設定されるテーブルの一例を示す図である。
運行管制局7のデータベース部70には、本実施形態のシステムの管理者によって、図27に示されるテーブルが設定される。図27に示されるテーブルは、第3の実施形態のシステムで用いた図14に示されるテーブルに飛行情報が加わったものである。
上述の飛行情報は、位置情報に対応づけられており、該位置情報の位置が飛行可能な場所か否かを示す。例えば、北緯35度40分31秒、東経139度45分10秒の位置情報に対応づけられている飛行情報は、飛行可能な場所な場所であることを示している。飛行可能な場所でない場所は、例えば、空港や家屋の密集しているエリアなどである。
データベース部70は、設定されたテーブル(図27に示されるテーブル)を記憶する。
抽出部72は、抽出部12の機能を有し、画像データを送信することができる位置の位置情報を、データベース部70に記憶されるテーブルから全て抽出する。さらに、抽出部72は、抽出した位置情報のうち、飛行可能な場所を示す飛行情報が対応づけられている位置情報を抽出する。これにより、抽出部72は、飛行可能な位置の位置情報を抽出することができる。
抽出部72は、抽出した位置情報と、入力されたドローン2の現在地の位置情報、及び入力されたドローン2の飛行目的地の位置情報と、を選択部53に出力する。
上述した以外の機能は、第3の実施形態におけるシステムと同じである。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。
図28は、本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。図29と図30は、本発明の第5の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作結果を説明する為の図である。
図28〜図30を用いて、本実施形態のシステムの動作を以下に説明する。なお、データベース部70には、図27に示されるテーブルが設定されているものとして説明を行う。
(1)飛行可能な経由地の位置情報の抽出
まず、抽出部72が、図28に示されるように、S12の処理を行ったとする。その場合、抽出部72は、画像データを送信することができる位置の位置情報をデータベース部70に記憶される図27のテーブルから全て抽出する(S12)。
S12の処理により、抽出部72は、画像データを送信することができる位置の位置情報を全て抽出する。
次に、抽出部72は、抽出した位置情報のうち、飛行可能な場所を示す飛行情報が対応づけられている位置情報をデータベース部70に記憶されるテーブルから全て抽出する(S51)。
S51の処理により、抽出部72は、画像データを送信することができ、飛行が可能な位置の位置情報を全て抽出する。ここでは、運行管制局1の抽出部12は、図29に示される黒丸の位置を抽出したものとして説明を続ける。なお、図29で白丸の位置cと位置dの場所は飛行禁止の場所であり、抽出部12は、それらの位置情報は抽出しなかったものとする。
次に、運行管制局7は、図28に示されるように、S13〜S14、S30〜S31、S15〜S16の処理を行う。
その結果、運行管制局7は、図30に示される経由地b、f、g、iを示す位置情報と、ドローン2の飛行目的地の位置情報と、をドローン2に送信する。経由地b、f、g、iを示す位置情報は、最短経路上の経由地の位置情報である。
ドローン2は、図30に示す通り、飛行可能な経由地b、f、g、iを飛行し、連続して画像データを送信した後、目的地まで飛行する。ドローン2は、画像データを送信できると共に、飛行禁止された場所を回避して、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
上述した以外の動作は、第3の実施形態におけるシステムの動作と同じである。
なお、上記では、本実施形態のシステムが、第3実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提に説明した。本実施形態のシステムは、第1、第2、第4の実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提とするシステムであってもよい。その場合でも、抽出部72は、上述のS12とS13の処理の間にS51の処理を行う。
[効果の説明]
本実施形態のシステムでは、ドローン2は、画像データを送信できると共に、飛行禁止された場所を回避して、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
なぜなら、本実施形態のシステムの運行管制局が、画像データを送信することができる位置の位置情報の中から、飛行可能な位置の位置情報を抽出するからである。その結果、本実施形態のシステムの運行管制局は、飛行可能な位置の位置情報の中から、目的地まで最短経路上の位置の位置情報を求めてドローンに通知することができる。その結果、ドローンは、画像データを送信できると共に、飛行禁止された場所を回避して、最短の経路で目的地まで飛行することができる。
≪第6の実施の形態≫
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
第6の実施形態のシステムの運行管制局は、ドローンから通知された通信レート(ドローンが直近に実測したもの)をテーブルに反映する。運行管制局は、テーブルを最新の状態に更新することができる。
以下に、第6の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第6の実施形態のシステムの構成
図31は、本発明の第6の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図32は、本発明の第6の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。
第6の実施形態のシステムは、図31に示されるように、運行管制局1とドローン2の代わりに運行管制局8とドローン9を備える。運行管制局8は、図32に示されるように、抽出部12の代わりに、抽出部82を備える。
上述した以外の構成は、第1の実施形態におけるシステムと同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
(2)抽出部82の機能について
抽出部82は、測定場所を示す位置情報と、該位置情報の位置で測定された通信レートと、が入力部11から入力される。
抽出部82は、測定場所を示す位置情報と通信レートが入力されると、データベース部10に記憶されるテーブルのうち、入力された位置情報に対応する通信レートを、入力された通信レートに更新する。
抽出部82は、データベース部10に記憶されるテーブルに、入力された位置情報が存在しないときには、入力された位置情報と通信レートを対応づけて、データベース部10のテーブルに書き込む。
(3)ドローン9の機能(通信レート測定機能)
ドローン9は、無線通信速度を測定する一般的なアプリケーションをインストールした携帯端末を備える。携帯端末は、有線回線を介して、ドローン9に接続されている。
携帯端末は、所定のタイミングになると、上述のアプリケーションにて無線回線のスループットを測定し、測定したスループットをドローン9に出力する。上述の所定のタイミングは、一定間隔のタイミングであってもよく、本実施形態のシステムの管理者によって携帯電話に設定される。測定されたスループットは通信レートである。
ドローン9は、携帯電話から通信レートが入力されると、GPS機能により、現在地の位置情報を測定する。測定した現在地の位置情報は、測定場所を示す位置情報である。ドローン9は、測定場所を示す位置情報と、測定した通信レートと、を運行管制局8に送信する。
上述した以外の機能は、第1の実施形態におけるシステムと同じである。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。
図33は、本発明の第6の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。図33を用いて、本実施形態のシステムの動作を以下に説明する。
なお、以下では、ドローン9が、上述の「(3)ドローン9の機能」で示した機能により、測定場所を示す位置情報と、該位置情報の位置で測定した通信レートと、を運行管制局8に送信したものとする。
その場合、運行管制局8の入力部11が、図33に示されるように、上述のS10、S11の処理を行う。
その結果、運行管制局8の抽出部82に、測定場所を示す位置情報と、該位置情報の位置で測定された通信レートと、が入力部11から入力される。
抽出部82は、測定場所を示す位置情報と、該位置情報の位置で測定された通信レートが入力されると、データベース部10に記憶されるテーブルのうち、入力された位置情報に対応する通信レートを、入力された通信レートに更新する(S60)。
但し、抽出部82は、データベース部10に記憶されるテーブルに、入力された位置情報が存在しないときには、入力された位置情報と通信レートを対応づけて、データベース部10のテーブルに書き込む。
上述のS60が実施された結果、データベース部10に記憶されるテーブルは、直近に測定された通信レートに更新される。運行管制局8は、テーブルを最新の状態に更新することができる。
上述した以外の動作は、第1の実施形態におけるシステムの動作と同じであるので、省略する。
上記では、本実施形態のシステムが、第1実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提に説明した。本実施形態のシステムは、第2〜第5のいずれかの実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提とするシステムであってもよい。その場合でも、抽出部72は、上述のS12の処理の前にS60の処理を行う。
[効果の説明]
本実施形態のシステムに備わる運行管制局8は、データベース部10に記憶されるテーブルを最新の状態に保つことができる。
本実施形態のシステムの運行管制局は、測定場所を示す位置情報と、該位置情報の位置で実測された通信レートが入力されると、入力された位置情報に対応する通信レートを、入力された通信レートで更新するからである。
≪第7の実施の形態≫
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。
第7の実施形態のシステムに備わる運行管制局は、基地局に対して、ドローンが飛行する時間を通知する。基地局は、ドローンが飛行する時間に、上空に向けて電波を発する。ドローンは確実に通信を行うことができる。
以下に、第7の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第7の実施形態のシステムの構成
図34は、本発明の第7の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図35は、本発明の第7の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の構成例を示す図である。
第7の実施形態のシステムは、図34に示されるように、運行管制局4と移動体通信ネットワーク3の代わりに、運行管制局20と移動体通信ネットワーク21を備える。移動体通信ネットワーク21は、基地局3_1の代わりに、基地局21_1を備える。
運行管制局20は、図35に示されるように、選択部23と出力部14の代わりに、選択部203と出力部204を備える。基地局21_1は、図示していないが、上空に向けて電波を発するアンテナ(以下、「上空用のアンテナ」という)を備える。
上述した以外の構成は、第2の実施形態におけるシステムと同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
(2)選択部203と出力部204の機能について
選択部203には、基地局21_1の位置情報が、本実施形態のシステムの管理者によって予め設定される。
選択部203は、選択部23と同様に、ドローン2が目的地まで最短で飛行する経路上の経由地の位置情報を算出する。
選択部203は、経路上の経由地の位置情報を算出すると、該経路上に基地局21_1が存在しているのか否かを判別する。具体的には、選択部203は、経路上の位置を等間隔に求め、それら位置の中に、基地局21_1との間の距離が所定距離以下のものがあるか否かを判別する。所定距離は、基地局21_1から電波が届く範囲であり、本実施形態のシステムの管理者によって選択部203に設定される。
選択部203は、経路上に基地局21_1が存在している場合に、ドローン2が基地局21_1の位置を通過する時刻を算出する。時刻の算出方法は、後述の[動作の説明]にて詳細に説明する。
なお、選択部203には、時刻を算出できるよう、本実施形態のシステムの管理者によって、ドローン2の飛行速度が予め設定されているものとする。また、選択部92は、現在の時刻を出力する時計機能を備える。
選択部203は、基地局21_1の位置を通過する時刻を算出すると、該時刻を示す情報を出力部204に出力する。選択部203は、上述の経路上に基地局21_1が存在しない場合には、次に抽出部12から位置情報が入力されるのを待つ。
出力部204は、入力された時刻を基地局21_1宛てのパケットとして出力する。
(3)基地局21_1の機能について
基地局21_1は、自分宛てのパケットが入力されると、入力されたパケットから時刻を抽出する。
基地局21_1は、上空に向かって電波を送信するアンテナと、時刻を出力する時計機能を備えている。基地局21_1は、時計機能により出力される時刻が、抽出した時刻となった時、アンテナから上空に電波を送信する。電波は、指向性を有する電波であってもよい。
上述した以外の機能は、第2の実施形態におけるシステムと同じである。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。
図36は、本発明の第7の実施の形態におけるシステムに備わる運行管制局の動作を説明する為の図である。図36を用いて、本実施形態のシステムの動作を以下に説明する。
(1)経路上に基地局21_1が位置するか否かの判別
まず、選択部203は、ドローン2の現在地や目的地の位置情報等が入力されると、図36に示されるように、S14〜S15の処理を実施し、ドローン2が目的地まで最短で飛行する経路上の経由地の位置情報を算出する。
以下、算出した経由地の位置情報が、図10に示される経由地Aの位置情報であったものとして説明を続ける。ドローン2が目的地まで最短で飛行する経路は、現在地、経由地A、目的地の順に飛行する経路である。
次に、選択部203は、図36に示されるように、ドローン2が飛行する経路上に基地局21_1が存在しているのか否かを判別する(S70)。
具体的には、選択部203は、経路上の位置を等間隔に求め、それらの位置の中に、基地局21_1との間の距離が所定距離以下のものがあるか否かを判別する。上述の所定距離は、基地局21_1から電波が届く範囲であり、本実施形態のシステムの管理者によって選択部203に設定される。
「経路上の位置を等間隔に求める」とは、現在地と経由地A間において等間隔である位置の位置情報と、経由地Aと目的地間において等間隔である位置の位置情報を求めることである。等間隔とは、緯度又は経度のいずれかが1秒毎を意味する。選択部203は、2点間の緯度の差が2点間の経度の差以上であれば、緯度が1秒毎の位置の位置情報を求め、2点間の緯度の差が2点間の経度の差より小さければ、経度が1秒毎の位置の位置情報を求める。選択部203は、求めた位置情報の中に、基地局21_1の距離が所定距離以下の位置の位置情報があるか否かを判別する。
(2)基地局21_1の位置をドローン2が通過する時刻の算出
次に、上述のS70において、選択部203は、経路上に基地局21_1が存在している場合(S70でYesの場合)には、ドローン2が基地局21_1の位置を通過する時刻を算出する(S71)。時刻の算出方法は、以下の(q)〜(u)の通りである。
(q)まず、選択部203は、ドローン2の現在地と経由地Aとの間に基地局21_1が存在するか否かを判別する。具体的には、選択部203は、基地局21_1の位置情報(経度・緯度)が、現在地の位置情報(経度・緯度)と、経由地Aの位置情報(経度・緯度)の間の緯度・経度であるか否かを判別する。
(r)次に、選択部203は、ドローン2の現在地と経由地Aとの間に基地局21_1が存在すると判別した場合には、ドローン2の現在地から基地局21_1までの距離をヒュベニの公式により求める。さらに、選択部203は、求めた距離をドローン2の速度で除算して、現在地から基地局21_1までの時間を算出する。ドローン2の速度は予め選択部203に設定されている。
(s)次に、選択部203は、ドローン2の現在地と経由地Aとの間に基地局21_1が存在しないと判別した場合には、経由地Aとドローン2の目的地との間に基地局21_1が存在するか否かを判別する。具体的には、選択部203は、基地局21_1の位置情報(経度・緯度)が、経由地Aの位置情報(経度・緯度)と、目的地の位置情報(経度・緯度)の間の緯度・経度であるか否かを判別する。
(t)次に、選択部203は、経由地Aとドローン2の目的地との間に基地局21_1が存在すると判別した場合には、ドローン2の現在地から経由地Aまでの距離と、経由地Aから基地局21_1までの距離と、の合計距離をヒュベニの公式により求める。さらに、選択部203は、求めた距離をドローン2の速度で除算して、現在地から経由地Aを経由して基地局21_1まで到達する時間を算出する。
(u)次に、選択部203は、上述の(r)若しくは(t)の処理で算出した時間を、自身に備わる時計機能が出力する時刻に加算する。加算した時刻が、ドローン2が基地局21_1の位置を通過する時刻である。
上述の(q)〜(u)の処理により、選択部203は、ドローン2が基地局21_1の位置を通過する時刻を算出する。
なお、上述の選択部203は、上述の(s)の処理において、経由地Aとドローン2の目的地との間に基地局21_1が存在しないと判別した場合には、処理を一旦終了し、ドローン2の現在地の位置情報等が入力されるのを待つ。また、選択部203は、上述のS70において、ドローン2の飛行経路上に基地局21_1が存在していない場合(S70でNoの場合)も、処理を一旦終了し、ドローン2の現在地の位置情報等が入力されるのを待つ。
(2)算出した時刻の基地局21_1への通知
選択部203は、上述のS71の処理を実施し、基地局21_1の位置をドローン2が通過する時刻を算出すると、該時刻を出力部204に出力する(S72)。
出力部204は、時刻が入力されると、入力された時刻を基地局21_1宛てのパケットとして出力する(S73)。出力されたパケットは、コアネットワーク3_3を介して基地局21_1に届く。
基地局21_1は、自分宛てのパケットが入力されると、入力されたパケットから時刻を抽出し、抽出した時刻を、自身に備わるメモリに記憶する。
次に、基地局21_1は、時刻を出力する時計機能を有しており、時計機能により出力される時刻と、メモリに記憶する時刻と、が一致した場合には、上空に向けた上空用のアンテナから電波を送信する。
その結果、ドローン2は、基地局21_1の上空を通過する時刻に基地局21_1から電波を受信するので、確実に通信を行える。その結果、ドローン2は、画像データを確実に地上に届けることができる。
なお、基地局21_1は、電波を送信してから所定時間を経過すると、上空に電波を発することを停止する。その結果、基地局21_1は、ドローン2が通過する時間帯にだけ上空に電波を発するので、装置の消費電力の増大を抑えることができる。所定時間は、ドローン2が基地局21_1の上空を通過する時間であり、本実施形態のシステムの管理者によって基地局21_1に設定される。
また、上記では、経由地が経由地Aである場合を述べたが、経由地が複数ある場合でも、選択部203は、同様の処理を行うことができる。すなわち、選択部203は、上述の(q)の処理と同様に、経由地間に基地局21_1が存在するか否かを判別する。選択部203は、経由地間に基地局21_1が存在すると判別した場合には、ドローン2の現在地から経由地を介して基地局21_1に到達するまでの距離をヒュベニの公式により求める。選択部203は、求めた距離をドローン2の速度で除算して、基地局21_1に到達するまでの時間を算出し、自身に備わる時計機能が出力する時刻に加算する。選択部203は、算出した該時刻を出力部204に出力する。なお、上述の「時刻」は、運行管制局が使用する情報であり、正確には時刻情報のことを意味する。
上述した以外の動作は、第2の実施形態におけるシステムの動作と同じであるので、省略する。
上記では、本実施形態のシステムが、第2実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提に説明した。本実施形態のシステムは、第3、第4のいずれかの実施形態のシステムの構成や機能を備えることを前提とするシステムであってもよい。その場合、選択部203は、S15の処理の後に上述のS70〜S72の処理を行う。出力部204は、S72の処理の後にS73の処理を行う。
[効果の説明]
本実施形態のシステムでは、ドローン2は、経由地を通過する時刻に基地局から電波を受信するので、確実に通信を行える。その結果、ドローン2は、画像データを確実に地上に届けることができる。本実施形態のシステムでは、基地局21_1は、ドローン2が通過する時刻から所定時間だけ上空に電波を発するので、装置の消費電力の増大を抑えることができる。
≪第8の実施の形態≫
図37は、本発明の第8の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。以下に、第8の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第8の実施形態のシステムの構成
第8の実施形態のシステムは、図37に示されるように、装置100と、飛行体150と、を備える。装置100は、飛行体150と通信を行う装置である。
装置100は、記憶部101と、抽出部102と、出力部103と、を備える。
(2)装置100の各部位の機能
記憶部101は、第1の位置情報と、該第1の位置情報の位置で通信可能な第1の通信レートと、を対応づけて記憶する。
抽出部102には、飛行体150がデータを送信する所定の第2の通信レートに対応する情報が入力される。
上述の第2の通信レートに対応する情報は、飛行体150から入力されてもよい。その場合、本実施形態のシステムの管理者は、予め、上述の第2の通信レートに対応する情報を飛行体150に設定する。本実施形態のシステムの管理者は、例えば、システム設計時に、飛行体150がデータを送信する送信レートをシステムの規格として決め、決めた通信レートを示す情報を第2の通信レートに対応する情報として飛行体150に設定してもよい。
抽出部102は、第2の通信レート以上の第1の通信レートに対応する第1の位置情報を記憶部101から抽出する。
出力部103は、抽出部102が抽出した第1の位置情報を飛行体150、又は、入力された第1の位置情報を飛行体150に通知する機器に対して出力する。入力された第1の位置情報を飛行体150に通知する機器は、飛行体150を操作するリモコンであってもよい。
(3)飛行体150の機能
飛行体150は、入力された第1の位置情報の位置まで飛行する。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。なお、装置100の記憶部101は、第1の位置情報と、該第1の位置情報の位置で通信可能な第1の通信レートと、を対応づけて記憶しているものとする。
また、飛行体150には、本実施形態のシステムの管理者により、飛行体150がデータを送信する所定の第2の通信レート3Mbpsに対応する情報が設定されているものとする。
飛行体150は、所定の契機(例えば、飛行開始時)に、設定されている第2の通信レートに対応する情報を装置100の抽出部102に出力する。
装置100の抽出部102は、飛行体150から第2の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の通信レート以上の第1の通信レートに対応する第1の位置情報を記憶部101から抽出する。
抽出された第1の位置情報は、第2の通信レート(3Mbps)以上で送信することができる位置の位置情報である。すなわち、抽出された第1の位置情報は、飛行体150がデータを送信することができる位置の位置情報である。
次に、出力部103は、抽出部102が抽出した第1の位置情報を飛行体150に対して出力する。
次に、飛行体150は、自身に備わるカメラで地上を撮影し、撮影したデータを保持したとする。その場合、飛行体150は、入力された第1の位置情報の位置まで飛行する。その結果、飛行体150は、第1の位置情報が示す位置にて、保持するデータを送信することができる。すなわち、飛行体150は、保持するデータを地上に届けることができる。
なお、飛行体150は、入力された第1の位置情報の位置が現在地である場合には、データを保持せず、即座にデータを送信してもよい。現在地がデータを送信することができる位置である為、飛行体150は、データを地上に届けることができる。
[効果の説明]
本実施形態によれば、飛行体150は、データを地上に届けることができる。
なぜなら、本実施形態のシステムに備わる装置100が、飛行体150がデータを送信する所定の第2の通信レートが入力されると、該通信レートでデータ送信可能な位置を示す第1の位置情報を求めて飛行体150に通知するからである。その為、飛行体150は、データ送信可能な位置が分かり、その位置まで飛行してデータを送信することができる。その結果、飛行体150は、データを地上に届けることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年3月27日に出願された日本出願特願2017−061122を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
さらに、上記の各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
飛行体と通信を行う装置であって、
第1の位置情報と、前記第1の位置情報の位置で通信可能な第1の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段と、
前記飛行体がデータを送信する所定の第2の通信レートに対応する情報が入力されると、前記第2の通信レート以上の前記第1の通信レートに対応する前記第1の位置情報を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第1の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする装置。
(付記2)
前記飛行体の現在地を示す第3の位置情報、及び前記飛行体の目的地を示す第4の位置情報が入力されると、前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の最短経路上の前記位置の前記第1の位置情報を最短経路探索法により選択する選択手段と、を備え、
前記出力手段は、前記選択手段が選択した前記第1の位置情報を出力する、
ことを特徴とする付記1に記載の装置。
(付記3)
前記選択手段は、前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報の中から、前記第2の通信レート以上で通信可能なエリアの角に対応する所定の前記第1の位置情報を選択し、選択した前記第1の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の前記エリア内を結ぶ最短経路上の前記位置の前記第1の位置情報を最短経路探索法により選択する、
ことを特徴とする付記2に記載の装置。
(付記4)
前記最短経路探索法は、ダイクストラ法である、
ことを特徴とする付記2乃至3のいずれか1項に記載の装置。
(付記5)
前記装置は、移動体通信システムのコアネットワークに接続された装置、若しくは基地局に備わるMEC(Mobile Edge Computing)サーバである、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
(付記6)
前記記憶手段は、前記第1の位置情報と、前記第1の位置情報の位置が飛行可能か否かを示す飛行情報と、を対応づけて記憶し、
前記抽出手段は、抽出した前記第1の位置情報の中から、前記記憶手段において、飛行可能であることを示す前記飛行情報が対応づけられた前記第1の位置情報を抽出する、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
(付記7)
前記抽出手段は、第5の位置情報と、前記第5の位置情報の位置で測定された前記第5の通信レートと、が前記飛行体から入力されると、入力された前記第5の位置情報に対応する前記記憶手段における前記第1の通信レートを、入力された前記第5の通信レートに更新する、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の装置。
(付記8)
前記選択手段は、前記最短経路上に所定の基地局が存在するか否かの第1の判別を行い、前記第1の判別の結果が肯定的であった場合に、前記飛行体が前記所定の基地局の位置を通過する時刻を算出し、算出した時刻を示す時刻情報を前記出力手段に出力し、
前記出力手段は、前記選択手段から入力された前記時刻情報を、接続された前記所定の基地局に通知する、
ことを特徴とする付記2乃至4のいずれか1項に記載の装置。
(付記9)
付記1乃至8のいずれか1項に記載の装置と、入力された前記第1の位置情報の位置まで飛行する前記飛行体と、を含む、
ことを特徴とするシステム。
(付記10)
付記8に記載の前記装置に接続された基地局を含み、
前記基地局は、前記時刻情報が示す時刻になると、上空に電波を発する、
ことを特徴とする付記9に記載のシステム。
(付記11)
飛行体と通信を行う装置の方法であって、
前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で通信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出し、
抽出した前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第2の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する、
ことを特徴とする方法。
(付記12)
前記飛行体の現在地を示す第3の位置情報、及び前記飛行体の目的地を示す第4の位置情報が入力されると、抽出した前記第2の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の最短経路上の前記位置の前記第2の位置情報を最短経路探索法により選択し、
選択した前記第2の位置情報を出力する、
ことを特徴とする付記11に記載の方法。
(付記13)
抽出した前記第2の位置情報の中から、前記第1の通信レート以上で通信可能なエリアの角に対応する所定の前記第2の位置情報を選択し、選択した前記第2の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の前記エリア内を結ぶ最短経路上の前記位置の前記第2の位置情報を最短経路探索法により選択する、
ことを特徴とする付記12に記載の方法。
(付記14)
前記最短経路探索法は、ダイクストラ法である、
ことを特徴とする付記12乃至13のいずれか1項に記載の方法。
(付記15)
前記記憶手段は、前記第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置が飛行可能か否かを示す飛行情報と、を対応づけて記憶する記憶手段であり、
抽出した前記第2の位置情報の中から、前記記憶手段において、飛行可能であることを示す前記飛行情報が対応づけられた前記第2の位置情報を抽出する、
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれか1項に記載の方法。
(付記16)
第5の位置情報と、前記第5の位置情報の位置で測定された前記第5の通信レートと、が前記飛行体から入力されると、入力された前記第5の位置情報に対応する前記記憶手段における前記第2の通信レートを、入力された前記第5の通信レートに更新する、
ことを特徴とする付記11乃至15のいずれか1項に記載の方法。
(付記17)
前記最短経路上に所定の基地局が存在するか否かの第1の判別を行い、前記第1の判別の結果が肯定的であった場合に、前記飛行体が前記所定の基地局の位置を通過する時刻を算出し、算出した時刻を示す時刻情報を出力し、
入力された前記時刻情報を、接続された前記所定の基地局に通知する、
ことを特徴とする付記12乃至14のいずれか1項に記載の方法。
(付記18)
飛行体と通信を行う装置に実装されたプロセッサに、
前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で通信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出する抽出処理と、
前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第2の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力処理と、
を行わせるためのプログラムを記録した記録媒体。
(付記19)
前記プロセッサに、
前記飛行体の現在地を示す第3の位置情報、及び前記飛行体の目的地を示す第4の位置情報が入力されると、前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の最短経路上の前記位置の前記第2の位置情報を最短経路探索法により選択する選択処理を行わせ、
前記出力処理においては、前記選択処理において選択された前記第2の位置情報を出力する処理を行わせるための付記18に記載のプログラムを記録した記録媒体。
(付記20)
前記プロセッサに、
前記選択処理においては、前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報の中から、前記第1の通信レート以上で通信可能なエリアの角に対応する所定の前記第2の位置情報を選択し、選択した前記第2の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の前記エリア内を結ぶ最短経路上の前記位置の前記第2の位置情報を最短経路探索法により選択する処理を行わせるための付記19に記載のプログラムを記録した記録媒体。
(付記21)
前記最短経路探索法は、ダイクストラ法である、
ことを特徴とする付記19乃至20のいずれか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
(付記22)
前記記憶手段は、前記第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置が飛行可能か否かを示す飛行情報と、を対応づけて記憶する記憶手段であり、
前記抽出処理においては、抽出した前記第2の位置情報の中から、前記記憶手段において、飛行可能であることを示す前記飛行情報が対応づけられた前記第2の位置情報を抽出する処理を前記プロセッサに行わせるための付記18乃至21のいずれか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
(付記23)
前記抽出処理においては、第5の位置情報と、前記第5の位置情報の位置で測定された前記第5の通信レートと、が前記飛行体から入力されると、入力された前記第5の位置情報に対応する前記記憶手段における前記第2の通信レートを、入力された前記第5の通信レートに更新する処理を、前記プロセッサに行わせるための付記18乃至22のいずれか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
(付記24)
前記プロセッサに、
前記選択処理においては、前記最短経路上に所定の基地局が存在するか否かの第1の判別を行い、前記第1の判別の結果が肯定的であった場合に、前記飛行体が前記所定の基地局の位置を通過する時刻を算出し、算出した時刻を示す時刻情報を出力する処理を行わせ、
前記出力処理においては、前記選択処理によって入力された前記時刻情報を、接続された前記所定の基地局に通知する処理を行わせるための付記19乃至21のいずれか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
(付記25)
飛行体と通信を行う装置の方法であって、
前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で通信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出し、
抽出した前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第1の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する、
ことを特徴とする方法。
(付記26)
飛行体と通信を行う装置に実装されたプロセッサに、
前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で通信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出する抽出処理と、
前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第1の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力処理と、
を行わせるためのプログラム。
(付記27)
前記プロセッサに、
前記飛行体の現在地を示す第3の位置情報、及び前記飛行体の目的地を示す第4の位置情報が入力されると、前記抽出ステップにおいて抽出された前記第2の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の最短経路上の前記位置の前記第2の位置情報を最短経路探索法により選択する選択処理を行わせ、
前記出力処理においては、前記選択処理において選択された前記第2の位置情報を出力する処理を行わせるための付記26に記載のプログラム。
(付記28)
飛行体と通信を行う装置に実装されたプロセッサに、
前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で通信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出する抽出処理と、
前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第2の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力処理と、
を行わせるためのプログラム。
(付記29)
前記プロセッサに、
前記飛行体の現在地を示す第3の位置情報、及び前記飛行体の目的地を示す第4の位置情報が入力されると、前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の最短経路上の前記位置の前記第2の位置情報を最短経路探索法により選択する選択処理を行わせ、
前記出力処理においては、前記選択処理において選択された前記第2の位置情報を出力する処理を行わせるための付記28に記載のプログラム。
(付記30)
前記プロセッサに、
前記選択処理においては、前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報の中から、前記第1の通信レート以上で通信可能なエリアの角に対応する所定の前記第2の位置情報を選択し、選択した前記第2の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の前記エリア内を結ぶ最短経路上の前記位置の前記第2の位置情報を最短経路探索法により選択する処理を行わせるための付記29に記載のプログラム。
(付記31)
前記最短経路探索法は、ダイクストラ法である、
ことを特徴とする付記29乃至30のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記32)
前記記憶手段は、前記第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置が飛行可能か否かを示す飛行情報と、を対応づけて記憶する記憶手段であり、
前記抽出処理においては、抽出した前記第2の位置情報の中から、前記記憶手段において、飛行可能であることを示す前記飛行情報が対応づけられた前記第2の位置情報を抽出する処理を前記プロセッサに行わせるための付記28乃至31のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記33)
前記抽出処理においては、第5の位置情報と、前記第5の位置情報の位置で測定された前記第5の通信レートと、が前記飛行体から入力されると、入力された前記第5の位置情報に対応する前記記憶手段における前記第2の通信レートを、入力された前記第5の通信レートに更新する処理を、前記プロセッサに行わせるための付記28乃至32のいずれか1項に記載のプログラム。
(付記34)
前記プロセッサに、
前記選択処理においては、前記最短経路上に所定の基地局が存在するか否かの第1の判別を行い、前記第1の判別の結果が肯定的であった場合に、前記飛行体が前記所定の基地局の位置を通過する時刻を算出し、算出した時刻を示す時刻情報を出力する処理を行わせ、
前記出力処理においては、前記選択処理によって入力された前記時刻情報を、接続された前記所定の基地局に通知する処理を行わせるための付記29乃至31のいずれか1項に記載のプログラム。
1、4、5、7、8、20 運行管制局
2、9 ドローン
3、6、21 移動体通信ネットワーク
3_1〜3_2、6_1、6_2、21_1 基地局
3_3 コアネットワーク
10、50、70、600 データベース部
11、 入力部
12、52、72、82、102、602 抽出部
13、23、53、203、603 選択部
14、103、204、604 出力部
60 MEC(Mobile Edge Computing)サーバ
100 装置
150 飛行体
101 記憶部

Claims (12)

  1. 飛行体と通信を行う装置であって、
    第1の位置情報と、前記第1の位置情報の位置で前記飛行体が送信可能な第1の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記飛行体がデータを送信する所定の第2の通信レートに対応する情報が入力されると、前記第2の通信レート以上の前記第1の通信レートに対応する前記第1の位置情報を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第1の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする装置。
  2. 前記飛行体の現在地を示す第3の位置情報、及び前記飛行体の目的地を示す第4の位置情報が入力されると、前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の最短経路上の前記位置の前記第1の位置情報を最短経路探索法により選択する選択手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記選択手段が選択した前記第1の位置情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記選択手段は、前記抽出手段が抽出した前記第1の位置情報の中から、前記第2の通信レート以上で前記飛行体が送信可能なエリアの角に対応する所定の前記第1の位置情報を選択し、選択した前記第1の位置情報の位置を経由する前記現在地から前記目的地までの経路の中の前記エリア内を結ぶ最短経路上の前記位置の前記第1の位置情報を最短経路探索法により選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記最短経路探索法は、ダイクストラ法である、
    ことを特徴とする請求項2乃至3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記装置は、移動体通信システムのコアネットワークに接続された装置、若しくは基地局に備わるMEC(Mobile Edge Computing)サーバである、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記記憶手段は、前記第1の位置情報と、前記第1の位置情報の位置が飛行可能か否かを示す飛行情報と、を対応づけて記憶し、
    前記抽出手段は、抽出した前記第1の位置情報の中から、前記記憶手段において、飛行可能であることを示す前記飛行情報が対応づけられた前記第1の位置情報を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記抽出手段は、第5の位置情報と、前記第5の位置情報の位置で測定された通信レートである第5の通信レートと、が前記飛行体から入力されると、入力された前記第5の位置情報に対応する前記記憶手段における前記第1の通信レートを、入力された前記第5の通信レートに更新する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の装置と、入力された前記第1の位置情報の位置まで飛行する前記飛行体と、を含む、
    ことを特徴とするシステム。
  9. 飛行体と通信を行う装置の方法であって、
    前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で前記飛行体が送信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出し、
    抽出した前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第2の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する、
    ことを特徴とする方法。
  10. 飛行体と通信を行う装置に実装されたプロセッサに、
    前記飛行体がデータを送信する所定の第1の通信レートに対応する情報が入力されると、第2の位置情報と、前記第2の位置情報の位置で前記飛行体が送信可能な第2の通信レートと、を対応づけて記憶する記憶手段から、前記第1の通信レート以上の前記第2の通信レートに対応する前記第2の位置情報を抽出する抽出処理と、
    前記抽出処理において抽出された前記第2の位置情報を前記飛行体、又は、入力された前記第2の位置情報を前記飛行体に通知する機器に対して出力する出力処理と、
    を行わせるためのプログラム。
  11. 前記選択手段は、前記最短経路上に所定の基地局が存在するか否かの第1の判別を行い、前記第1の判別の結果が肯定的であった場合に、前記飛行体が前記所定の基地局の位置を通過する時刻を算出し、算出した時刻を示す時刻情報を前記出力手段に出力し、
    前記出力手段は、前記選択手段から入力された前記時刻情報を、接続された前記所定の基地局に通知する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の装置。
  12. 請求項11に記載の装置と、
    前記装置に接続された基地局と、
    入力された前記第1の位置情報の位置まで飛行する前記飛行体と、を含み、
    前記基地局は、前記時刻情報が示す時刻になると、上空に電波を発する、
    ことを特徴とするシステム。
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