JP7016081B2 - 無人航空機の飛行計画経路を修正するためのシステム、方法、プログラム及びプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

無人航空機の飛行計画経路を修正するためのシステム、方法、プログラム及びプログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、無人航空機の飛行計画経路を修正するためのシステム、方法、プログラム及びプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
無人航空機の飛行においては、バッテリの消費電力を抑制することが求められる。下記特許文献1は、過去の気象条件に基づいて、出発時刻を補正する等することによって、無人航空機のバッテリの消費電力を抑制した飛行計画を作成する技術が提案されている。
特開2019-121405号公報
しかしながら、無人航空機のエネルギー消費を抑制する飛行計画を作成するための更なる手法が依然として求められている。
そこで、本発明は、無人航空機のエネルギー消費を抑制する飛行計画を作成するための更なるシステム及び方法を提供することを目的の1つとする。
本発明の1つの態様は、無人航空機の通過可能領域が定められた地図を参照して、前記無人航空機の飛行計画経路を修正する飛行計画経路修正システムであって、前記飛行計画経路は、始点Ps、ウェイポイントP1,P2,・・・,Pj(jは自然数)、終点Peが順に直線で結ばれた経路であり、前記飛行計画経路の各ウェイポイントについて、各ウェイポイントから所定の距離だけ離れた少なくとも1つの候補点であって、前記候補点が複数の場合は互いに異なる候補点を生成する候補点生成部と、始点Psと、前記ウェイポイントP1又は前記ウェイポイントP1についての候補点、前記ウェイポイントP2又は前記ウェイポイントP2についての候補点、・・・、前記ウェイポイントPj又は前記ウェイポイントPjについての候補点の一部又は全部と、終点Peとが順に直線で結ばれた経路であって、前記通過可能領域を通過可能な、前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を探索する飛行計画経路探索部と、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が1つであった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を新たな飛行計画経路とし、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が複数であった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路のうちの1つを選択し、新たな飛行計画経路とする飛行計画経路設定部とを備えるシステムを提供するものである。
前記候補点はランダムに生成されるものとすることができる。
前記候補点は、その座標が、前記ウェイポイントの座標を(x,y)としたとき、(x+Δxcos(2πr),y+Δysin(2πr))(rは0~1の間の乱数)であるものとすることができる。
探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が複数であった場合に選択される前記探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路のうちの1つは、始点Psから終点Peまでの経路の距離が最小となる経路であるものとすることができる。
前記飛行計画経路探索部は、深度kの探索において、前記飛行計画経路の前記ウェイポイントP1又は前記ウェイポイントP1についての候補点、前記ウェイポイントP2又は前記ウェイポイントP2についての候補点、・・・、前記ウェイポイントPj又は前記ウェイポイントPjについての候補点のうちのk個の点を通過しない(j+1-k)個の経路パターンの各々について、前記通過可能領域を通過可能な、生成された前記候補点に対応する候補経路を探索することによって、前記通過可能領域を通過可能な、前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を探索するものとすることができる。
前記始点Psは、前記無人航空機の現在の飛行地点であり、前記終点Peは、前記無人航空機の目的地点であるものとすることができる。
本発明の1つの態様は、前記システムを搭載した無人航空機を提供するものである。
本発明の1つの態様は、無人航空機の通過可能領域が定められた地図を参照して、前記無人航空機の飛行計画経路を修正する、コンピュータによって実行される方法であって、前記飛行計画経路は、始点Ps、ウェイポイントP1,P2,・・・,Pj(jは自然数)、終点Peが順に直線で結ばれた経路であり、前記飛行計画経路の各ウェイポイントについて、各ウェイポイントから所定の距離だけ離れた少なくとも1つの候補点であって、前記候補点が複数の場合は互いに異なる候補点を生成するステップと、始点Psと、前記ウェイポイントP1又は前記ウェイポイントP1についての候補点、前記ウェイポイントP2又は前記ウェイポイントP2についての候補点、・・・、前記ウェイポイントPj又は前記ウェイポイントPjについての候補点の一部又は全部と、終点Peとが順に直線で結ばれた経路であって、前記通過可能領域を通過可能な、前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を探索するステップと、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が1つであった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を新たな飛行計画経路とし、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が複数であった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路のうちの1つを選択し、新たな飛行計画経路とするステップとを含む方法を提供するものである。
本発明の1つの態様は、前記方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供するものである。
本発明の1つの態様は、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するものである。
上記構成による本発明によれば、無人航空機のエネルギー消費を抑制する飛行計画を作成するための更なるシステム及び方法を提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係る無人航空機の外観図である。 本発明の1つの実施形態に係る無人航空機の全体構成を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る飛行計画経路修正システムの機能構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る飛行計画経路修正システムのハードウエア構成を示す図である。 飛行計画経路修正システムの表示部に表示される飛行計画経路設定画面の一例を示す図である。 本発明の1つの実施形態に係る飛行計画経路修正システムの飛行計画経路修正処理の例のフローチャートである。 通過可能領域を通過可能なウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路を探索する方法の概念を説明する図である。 深度1の探索におけるウェイポイントP1を通過しないパターンの探索を説明する図である。 深度1の探索におけるウェイポイントP2を通過しないパターンの探索を説明する図である。 深度1の探索におけるウェイポイントP3を通過しないパターンの探索を説明する図である。 深度1の探索におけるウェイポイントP4を通過しないパターンの探索を説明する図である。 深度2の探索におけるウェイポイントP2,P1を通過しないパターンの探索を説明する図である。 深度2の探索におけるウェイポイントP2,P3を通過しないパターンの探索を説明する図である。 深度2の探索におけるウェイポイントP2,P4を通過しないパターンの探索を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下に説明する具体的態様に限定されるわけではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の態様を取り得る。例えば、本発明の無人航空機は、図1に示すマルチコプタに限らず、回転翼機、固定翼機等、任意の無人航空機であってよいし、また自律飛行型の無人航空機である必要もない。また、無人航空機1のシステム構成も、図に示されるものに限らず同様の動作が可能であれば任意の構成を取ることができる。例えば通信回路の機能を情報処理ユニットに統合する等、複数の構成要素が実行する動作を単独の構成要素により実行してもよいし、あるいは主演算部の機能を複数の演算部に分散する等、単独の構成要素が実行する動作を複数の構成要素により実行してもよい。また、無人航空機1のメモリ内に記憶される各種データは、それとは別の場所に記憶されていてもよいし、各種メモリに記録される情報も、1種類の情報を複数の種類に分散して記憶してもよいし、複数の種類の情報を1種類にまとめて記憶してもよい。
図1は、本実施形態に係る無人航空機(マルチコプタ)1の一例であるマルチコプタの外観図である。無人航空機1は、外観に関しては、制御ユニット101と、制御ユニット101からの制御信号により駆動される6つのモータ102と、各々のモータ102の駆動により回転して揚力を発生させる6つのロータ(回転翼)103と、制御ユニット101と各々のモータ102とを接続する6つのアーム104と、着陸時に無人航空機を支える着陸脚105とを備える。モータ102、ロータ103、及びアーム104の数は、それぞれ、3、4などのような3以上の数とすることもできる。制御ユニット101からの制御信号により6つのモータ102が回転させられ、それにより6つのロータ103の各々の回転数を制御することにより、上昇、下降、前後左右への飛行、旋回等、無人航空機1の飛行が制御される。また、無人航空機1には、その本体の下部、側部、上部などの適切な場所にカメラ106が取り付けられている。また、無人航空機1は、飛行位置センサ107、アンテナ108も有している。
図2は、図1に示す無人航空機1の全体構成を示す図である。無人航空機1は、大きく、制御ユニット101、制御ユニット101に電気的に接続されたモータ102、モータ102に機械的に接続されたロータ103、カメラ106、飛行位置センサ107、姿勢センサ109、方位センサ111、高度センサ113、距離センサ115、アンテナ117から構成される。
制御ユニット101は、無人航空機1の飛行制御を行うための情報処理や、そのための電気信号の制御を行うための構成であり、典型的には基板上に各種の電子部品を配置して配線することによってそのような機能の実現に必要な回路を構成したユニットである。制御ユニット101は、さらに、情報処理ユニット120、通信回路121、制御信号生成部122、スピードコントローラ123、インターフェイス125から構成される。
情報処理ユニット120は、CPU120a、RAM120b、ROM120c、外部メモリ120dを含む。RAM120b、ROM120c、外部メモリ120d、通信回路121、制御信号生成部122、インターフェイス125は、システムバス120hを介して、CPU120aに接続されている。
制御ユニット101は、操作者からの操縦信号(非自律飛行時)や外部メモリ120d飛行計画経路データ(自律飛行時)などに基づいて無人航空機1の飛行を適切に制御する。具体的には、後述の飛行制御用の各種センサから得られる情報により無人航空機1の姿勢、速度等を判断し、後述の飛行位置センサ107から得られる情報により無人航空機1の現在の飛行位置などを判断し、操縦信号、飛行計画経路、速度制限、高度制限等の目標値と比較することによりCPU120aで各ロータ103に対する制御指令値を演算し、制御指令値を示すデータを制御信号生成部122に出力する。制御信号生成部122は、その制御指令値を電圧を表わすパルス信号に変換して各スピードコントローラ123に送信する。各スピードコントローラ123は、そのパルス信号を駆動電圧へと変換して各モータ102に印加し、これにより各モータ102の駆動を制御して各ロータ103の回転数を制御することにより無人航空機1の飛行が制御される。
ここで、飛行計画経路データは、無人航空機1の三次元(緯度、経度、高度)の飛行計画経路を表すデータであり、典型的には、飛行計画経路上に存在する一連の複数のウェイポイントの集合のデータである。飛行計画経路は、典型的には、それらの複数のウェイポイントを順番に結んだ直線の集合であるが、ウェイポイントの所定範囲内においては所定の曲率の曲線とすることもできる。好適には、飛行計画経路の特定のウェイポイントの近傍に目標位置が存在すると良い。そのウェイポイントには、それを通過後に目標位置に向かう旨の情報が付加される。そのウェイポイントは、飛行計画経路の終点(折り返し点)とすることもできる。なお、あるウェイポイントを目標位置とすることもできる。この場合、そのウェイポイントのデータには、それが目標位置である旨の情報が付加される。飛行計画経路データは、複数のウェイポイントにおける飛行速度を定めるデータを含んでいてもよい。飛行計画経路データは、典型的には自律飛行において飛行計画経路を定めるために使用されるが、非自律飛行において飛行時のガイド用として使用することもできる。
飛行計画経路データは、典型的には、飛行前に無人航空機1に入力されて記憶される。すなわち、無人航空機1の飛行前の事前準備として、適切な飛行計画経路が作成され、飛行計画経路上に存在する一連の複数のウェイポイントの集合を飛行計画経路データとして外部メモリ120dに記憶される。飛行計画経路データは、それぞれのウェイポイントにおける高度あるいは対地高度の情報を含むこともできる。飛行計画経路データを外部メモリ120dに記憶させる際には、それらを無線信号で無人航空機1に送信し、アンテナ108及び通信回路121を経由して情報処理ユニット120に読み込ませると好適である。無人航空機1が他の適当なインターフェイスを有している場合、そのインターフェイスを経由して無人航空機1の情報処理ユニット120に読み込ませてもよい。
カメラ106は、無人航空機1の下部、側部、上部などの適切な位置に取り付けられた映像を撮影するためのカメラである。カメラ106は、無人航空機1の飛行中、それの撮影範囲の画像のデータを取得し、取得された画像は、外部メモリ120dに記憶される。画像は、典型的には一連の静止画像からなる動画の画像である。
飛行位置センサ107は、GPS(Global Positioning System)センサのような無人航空機1の飛行位置の座標を感知するナビゲーションのためのセンサである。飛行位置センサ107は、好適には、三次元的な座標を感知する。飛行位置センサ107は、主として、無人航空機1が飛行計画経路に沿って飛行する時の位置を制御するために使用される。
姿勢センサ109は、例えば6軸ジャイロ(加速度/角速度センサ)のような、無人航空機1の移動と傾きなどを検出するためのセンサであり、無人航空機1の飛行時の姿勢を制御するために使用される。
方位センサ111は、例えば磁気センサのような、飛行方向を制御するためのセンサである。
高度センサ113は、例えば気圧センサのような、無人航空機1の高度を検出するセンサであり、無人航空機1の飛行高度を制御するために使用される。
無人航空機1は、超音波センサのような距離センサを備えていてもよい。距離センサ115は、例えば超音波センサのような、障害物や地面との間の距離を測定し、障害物との衝突を避けたり、対地高度を精密に測定するためのセンサである。
アンテナ117は、無人航空機1を操縦したり制御するための情報や各種データを含む無線信号を受信したり、テレメトリ信号を含む無線信号を無人航空機1から送信するための空中線である。
通信回路121は、アンテナ117を通じて受信した無線信号から、無人航空機1のための操縦信号、制御信号や各種データなどを復調してCPU120aに入力したり、無人航空機1から出力されるテレメトリ信号などを搬送する無線信号を生成するための電子回路であり、典型的には無線信号処理ICである。なお、例えば、操縦信号の通信と、制御信号、各種データの通信とを別の周波数帯の異なる通信回路で実行するようにしてもよい。例えば、手動での操縦を行うためのコントローラ(プロポ)の送信器と950MHz帯の周波数で通信し、データ通信を2GHz帯/1.7GHz帯/1.5GHz帯/800MHz帯の周波数で通信するような構成を採ることも可能である。
制御信号生成部122は、CPU120aによって演算により得られた制御指令値データを、電圧を表わすパルス信号(PWM信号など)に変換する構成であり、典型的には、発振回路とスイッチング回路を含むICである。スピードコントローラ123は、制御信号生成部122からのパルス信号を、モータ102を駆動する駆動電圧に変換する構成であり、典型的には、平滑回路とアナログ増幅器である。図示していないが、無人航空機1は、リチウムポリマーバッテリやリチウムイオンバッテリ等のバッテリデバイスや各要素への配電系を含む電源系を備えている。
インターフェイス125は、CPU120a、飛行位置センサ107、姿勢センサ109、方位センサ111、高度センサ113、距離センサ115などの機能要素との間で信号の送受信ができるように信号の形態を変換することにより、それらを電気的に接続する構成である。なお、説明の都合上、図面においてインターフェイスは1つの構成として記載しているが、接続対象の機能要素の種類によって別のインターフェイスを使用することが通常である。また、接続対象の機能要素が入出力する信号の種類によってはインターフェイス125が不要な場合もある。また、図2において、インターフェイス125が媒介せずに接続されている情報処理ユニット120であっても、接続対象の機能要素が入出力する信号の種類によってはインターフェイスが必要となる場合もある。
図3は、本発明の1つの実施形態に係る飛行計画経路修正システムの機能構成を示す図である。飛行計画経路修正システム2は、飛行計画経路設定部201、候補点生成部203、飛行計画経路探索部205、送受信部207、表示部209、記憶部211を備える。
飛行計画経路修正システム2としては、無人航空機1とは別体の、地上局のコンピュータ、PC、スマートフォン、タブレット端末等の任意の適切な装置、クラウド・コンピューティングシステム、又はそれらの組み合わせ等として構成することができる。また、無人航空機1の情報処理ユニット120を計画経路修正システム2として機能させたり、情報処理ユニット120とは別個に計画経路修正システム2を無人航空機1に搭載する等して、無人航空機1に備えられる構成としてもよい。計画経路修正システム2又はその構成要素は、1つの物理的な装置として構成される必要はなく、複数の物理的な装置から構成されてもよい。
飛行計画経路設定部201は、始点Ps、ウェイポイントP1,P2,・・・,Pj(jは自然数)、終点Peが順に直線で結ばれた飛行計画経路5を設定する。また、後述の飛行計画経路探索部205により探索されたウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が1つであった場合、探索されたウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を新たな飛行計画経路とし、探索されたウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が複数であった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路のうちの1つを選択し、新たな飛行計画経路として設定する。
候補点生成部203は、飛行計画経路5の各ウェイポイントについて、各ウェイポイントから所定の距離だけ離れた少なくとも1つの候補点を生成する。生成する候補点が複数の場合は互いに異なる候補点を生成する。
飛行計画経路探索部205は、始点Psと、前記ウェイポイントP1又は前記ウェイポイントP1についての候補点、前記ウェイポイントP2又は前記ウェイポイントP2についての候補点、・・・、前記ウェイポイントPj又は前記ウェイポイントPjについての候補点の一部又は全部と、終点Peとが順に直線で結ばれた経路であって、通過可能領域31を通過可能な、ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を探索する。
送受信部207は、各種データや各種プログラムの送受信を行う。
表示部209は、飛行計画経路修正システム2による各種処理の結果を各種ディスプレイ上に表示する。
記憶部211は、各種データや各種プログラムを記憶する。
図4は、本発明の1つの実施形態に係る飛行計画経路修正システムのハードウエア構成を示す図である。飛行計画経路修正システム2は、CPU20a、RAM20b、ROM20c、外部メモリ20d、入力部20e、出力部20f、通信部20gを含む。RAM20b、ROM20c、外部メモリ20d、入力部20e、出力部20f、通信部20gは、システムバス20hを介して、CPU20aに接続されている。
CPU20aは、システムバス20hに接続される各デバイスを統括的に制御する。
ROM20cや外部メモリ20dには、CPU20aの制御プログラムであるBIOSやOS、コンピュータが実行する機能を実現するために必要な各種プログラムやデータ等が記憶されている。
RAM20bは、CPUの主メモリや作業領域等として機能する。CPU20aは、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM20cや外部メモリ20dからRAM20bにロードして、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
外部メモリ20dは、例えば、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD-RAM、USBメモリ等から構成される。
入力部20eは、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける。入力部20eは、例えば、入力ボタン、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、マイクロフォン、カメラ等の入力デバイスから構成される。
出力部20fは、CPU20aで処理されるデータや、RAM20b、ROM20cや外部メモリ20dに記憶されるデータを出力する。出力部20fは、例えば、CRTディスプレイ、LCD、有機ELパネル、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスから構成される。
通信部20gは、ネットワークを介して又は直接、外部機器と接続・通信するためのインタフェースである。通信部20gは、例えばシリアルインタフェース、LANインタフェース等のインタフェースから構成される。
図3に示される飛行計画経路修正システム2の各部は、ROMや外部メモリに記憶された各種プログラムが、CPU、RAM、ROM、外部メモリ、入力部、出力部、通信部等を資源として使用することで実現される。
以上のシステム構成を前提に、本発明の1つの実施形態に係る飛行計画経路修正システムの飛行計画経路修正処理の例を図1~9Cを参照して、以下に説明する。図5は、飛行計画経路修正システムの表示部に表示される飛行計画経路設定画面の一例を示す図である。図6は、本発明の1つの実施形態に係る飛行計画経路修正システムの飛行計画経路修正処理の例のフローチャートである。図7は、通過可能領域を通過可能なウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路を探索する方法の概念を説明する図である。図8Aは、深度1の探索におけるウェイポイントP1を通過しないパターンの探索を説明する図である。図8Bは、深度1の探索におけるウェイポイントP2を通過しないパターンの探索を説明する図である。図8Cは、深度1の探索におけるウェイポイントP3を通過しないパターンの探索を説明する図である。図8Dは、深度1の探索におけるウェイポイントP4を通過しないパターンの探索を説明する図である。図9Aは、深度2の探索におけるウェイポイントP2,P1を通過しないパターンの探索を説明する図である。図9Bは、深度2の探索におけるウェイポイントP2,P3を通過しないパターンの探索を説明する図である。図9Cは、深度2の探索におけるウェイポイントP2,P4を通過しないパターンの探索を説明する図である。
本実施形態では、飛行計画経路修正システム2は、無人航空機1とは別体で、無人航空機1は倉庫内を飛行するものであり、予め入手された倉庫内の地図に基づいて、無人航空機1の機体の中心が通過可能な通過可能領域31と通過不可領域33が設定された地図3を参照して、所与の飛行計画経路を修正する場合を例として説明する。
図5を参照して、飛行計画経路修正システム2の表示部209によって、飛行計画経路設定画面4には、倉庫における、障害物や機体の大きさ等を考慮して設定された無人航空機1の機体の中心が通過可能な通過可能領域31と通過不可領域33が表示されている。
ユーザは、飛行計画経路設定画面4を見ながら、飛行計画経路が、この通過可能領域31内を通るように、すなわち通過不可領域33に干渉しないように、始点Psから終点Peまでの間で通過すべきウェイポイントP1,P2,P3,P4を入力する。このユーザ入力によって、飛行計画経路設定部201は、始点Ps、ウェイポイントP1,P2,P3,P4、終点Peが順に直線で結ばれた飛行計画経路5を設定する(S101)。
飛行計画経路探索部205は、設定された飛行計画経路5の各ウェイポイントP1,P2,P3,P4について、その位置をランダムに変動させた候補点をn個(nは自然数)生成する(S103)。具体的には、まず、ウェイポイントP1について、0~1の間の乱数rをn個生成する。そして、生成したn個の乱数の各々について、ウェイポイントP1の座標を(x1,y1)としたとき、その座標が、(x1+Δxcos(2πr),y1+Δysin(2πr))となるような候補点を生成する。ここで、Δx,Δyは、飛行領域全体の大きさや通過可能領域の幅等に対して微少な任意の適切な所定の値とすることができる。例えば、地図3の実際のx方向、y方向の長さが、それぞれ10m、6.3mとすると、10cm、6.3cmとすることができる。ウェイポイントP2,P3,P4についても、同様にして、それぞれn個の候補点を生成する。図8A~図9Cにおいて、各ウェイポイントP1,P2,P3,P4を囲む破線の円は、この円内の領域に、この生成される候補点が存在する可能性があることを示すものである。各Δx,Δyの値は、飛行計画経路修正処理の結果に応じて、再度飛行計画経路修正処理を行うために変更した値を設定可能に構成してもよい。
また、上記実施形態においては、候補点を、各ウェイポイントP1,P2,P3,P4について、その位置をランダムに変動させることによって生成したが、その位置を非ランダムに変動させることによって生成してもよい。
飛行計画経路探索部205は、始点Psと、ウェイポイントP1又はウェイポイントP1についての候補点、ウェイポイントP2又はウェイポイントP2についての候補点、ウェイポイントP3又はウェイポイントP3についての候補点、及びウェイポイントP4又はウェイポイントP4についての候補点の一部又は全部と、終点Peとが順に直線で結ばれた経路であって、通過可能領域31を通過可能な、ウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路を探索する(S105)。
本実施形態における経路の探索方法は、深度kの探索において、修正前の飛行計画経路のウェイポイントP1,P2,P3,P4のうちのk個の点を通過しない(5-k)個の経路パターンの各々について、通過不可領域33と干渉しない、生成された候補点に対応する候補経路を探索するものである。
具体的には、まず、ウェイポイントの1つを通過しない4つの経路パターン、すなわち、ウェイポイントP1を通過しないパターン、ウェイポイントP2を通過しないパターン、ウェイポイントP3を通過しないパターン、ウェイポイントP4を通過しないパターンについて探索する(深度1の探索)。
図8Aを参照して、ウェイポイントP1を通過しないパターンの探索は、ウェイポイントP2についてのn個の候補点のそれぞれについて、始点PsとウェイポイントP2についての候補点を結ぶ直線、及びウェイポイントP2についての候補点又はとウェイポイントP3とを結ぶ直線について、通過不可領域33と干渉するか否かを判定し、干渉しない経路(候補経路)の始点Ps、ウェイポイントP2についての候補点又はウェイポイントP2、ウェイポイントP3,P4、終点Peを記憶部211に記憶する。本パターンにおいては、ウェイポイントP2についての候補点又はウェイポイントP2と始点Psとを結ぶ直線はいずれも通過不可領域33と干渉することが分かるので、本パターンについての更に深い深度の探索は行われない。
図8Bを参照して、ウェイポイントP2を通過しないパターンの探索は、ウェイポイントP1についてのn個の候補点のそれぞれとウェイポイントP3についてのn個の候補点のそれぞれの組のそれぞれについて、ウェイポイントP1についての候補点又はウェイポイントP1とウェイポイントP3についての候補点又はウェイポイントP3とを結ぶ直線、ウェイポイントP1についての候補点と始点Psとを結ぶ直線、及び、ウェイポイントP3についての候補点とウェイポイントP4とを結ぶ直線について、通過不可領域33と干渉するか否かを判定し、干渉しない経路(候補経路)の始点Ps、ウェイポイントP1についての候補点又はウェイポイントP1、ウェイポイントP3についての候補点又はウェイポイントP3、ウェイポイントP4、終点Peを記憶部211に記憶する。本パターンにおいては、通過不可領域33と干渉しないウェイポイントP1についての候補点又はウェイポイントP1とウェイポイントP3について候補点又はウェイポイントP3の組に対応する候補経路が存在することが分かるので、後述の本パターンについての更に深い深度の探索が行われる。
ウェイポイントP3を通過しないパターン、ウェイポイントP4を通過しないパターンについても、同様にして、通過不可領域33に干渉しない経路(候補経路)の始点Ps、ウェイポイントP1、ウェイポイントP2についての候補点若しくはウェイポイントP2、ウェイポイントP4についての候補点若しくはウェイポイントP4、終点Pe、又は、始点Ps、ウェイポイントP1、ウェイポイントP2、ウェイポイントP3についての候補点若しくはウェイポイントP3、終点Peを記憶部211に記憶する。本実施形態においては、図8Cを参照すると、ウェイポイントP3を通過しないパターンについては、通過不可領域33と干渉しないウェイポイントP2についての候補点とウェイポイントP4について候補点の組に対応する候補経路が存在することが分かるので、後述の更に深い深度の探索が行われる。また、図8Dを参照すると、ウェイポイントP4を通過しないパターンについては、ウェイポイントP3についての候補点又はウェイポイントP3と終点Peとを結ぶ直線はいずれも通過不可領域33と干渉することが分かるので、更に深い深度の探索は行われない。
深度1の探索において通過不可領域33に干渉しない候補経路が見つかった場合、続いて、同様にして、探索された、通過不可領域33と干渉しない、ウェイポイントの1つを通過しない4つのパターンの各々の候補経路の各々について、更にウェイポイントの1つを通過しない3つのパターンについて探索する(深度2の探索)。すなわち、ウェイポイントの2つを通過しないパターンについて探索する。
本実施形態においては、上述のように、ウェイポイントP1を通過しないパターンとウェイポイントP4を通過しないパターンについては、候補経路が見つからなかったので、ウェイポイントP2を通過しないパターンとウェイポイントP3を通過しないパターンについて深度2の探索を行う。
具体的には、通過不可領域33と干渉しない、ウェイポイントP2を通過しないパターンの候補経路の各々について、更に、ウェイポイントP1を通過しないパターン、ウェイポイントP3を通過しないパターン、ウェイポイントP4を通過しないパターンについて探索する。
図9Aを参照して、ウェイポイントP1を通過しないパターンの探索は、候補経路のウェイポイントP3についての候補点のそれぞれについて、始点PsとウェイポイントP3についての候補点を結ぶ直線、及びウェイポイントP3についての候補点とウェイポイントP4とを結ぶ直線について、通過不可領域33と干渉するか否かを判定し、干渉しない経路(候補経路)の始点Ps、ウェイポイントP3についての候補点、ウェイポイントP4、終点Peを記憶部211に記憶する。本パターンにおいては、ウェイポイントP3についての候補点又はウェイポイントP3と始点Psとを結ぶ直線はいずれも通過不可領域33と干渉することが分かるので、本パターンについての更に深い深度の探索は行われない。
図9Bを参照して、ウェイポイントP3を通過しないパターンの探索は、候補経路のウェイポイントP1についての候補点及びウェイポイントP1のそれぞれとウェイポイントP4についてのn個の候補点及びウェイポイントP4のそれぞれの組のそれぞれについて、ウェイポイントP1についての候補点又はウェイポイントP1とウェイポイントP4についての候補点とを結ぶ直線、及び、ウェイポイントP4についての候補点又はウェイポイントP4と終点Peとを結ぶ直線について、通過不可領域33と干渉するか否かを判定し、干渉しない経路(候補経路)の始点Ps、ウェイポイントP1についての候補点又はウェイポイントP1、ウェイポイントP4についての候補点又はウェイポイントP4、終点Peの組を記憶部211に記憶する。本パターンにおいては通過不可領域33と干渉しない、ウェイポイントP1についての候補点又はウェイポイントP1とウェイポイントP4について候補点又はウェイポイントP4の組に対応する候補経路が存在することが分かるので、後述の本パターンについての更に深い深度の探索が行われる。
図9Cを参照して、ウェイポイントP4を通過しないパターンの探索は、候補経路のウェイポイントP3についての候補点及びウェイポイントP3のそれぞれと終点Peの組のそれぞれについて、ウェイポイントP3についての候補点又はウェイポイントP3と終点Peとを結ぶ直線について、通過不可領域33と干渉するか否かを判定し、干渉しない経路(候補経路)の始点Ps、ウェイポイントP1についての候補点又はウェイポイントP1、ウェイポイントP3についての候補点又はウェイポイントP3、終点Peの組を記憶部211に記憶する。本パターンにおいては、ウェイポイントP3についての候補点又はウェイポイントP3と終点Peとを結ぶ直線はいずれも通過不可領域33と干渉することが分かるので、本パターンについての更に深い深度の探索は行われない。
以下同様にして、深度kの探索において通過不可領域33に干渉しない候補経路が見つかった場合、探索された、通過不可領域33と干渉しない、ウェイポイントのk個を通過しないパターンの各々の候補経路の各々について、更にウェイポイントの1つを通過しないパターンの各々について探索する(深度(k+1)の探索)。すなわち、ウェイポイントの(k+1)個を通過しないパターンについて探索する。
通過不可領域33に干渉しない候補経路がいずれのパターンにおいても見つからない深度で探索を終了する。このとき、この深度の1つ前の深度で見つかった、通過不可領域33に干渉しない候補経路が、ウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路となる。
上記の探索に当たっては、適宜枝刈りを行ってもよい。
通過可能領域31を通過可能な、ウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路の探索方法は、上記の方法に限定されるものではなく、他の任意の適切な方法を用いることができる。例えば、ウェイポイントP1,P2,P3,P4の各々について生成された候補点に対する、すべての組み合わせに対応する候補経路について、通過不可領域33と干渉しないものを抽出してもよい。
探索されたウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路が複数であった場合、飛行計画経路探索部205は、探索されたウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路のうちの1つを選択する(S107)。選択するウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路のうちの1つは、始点Psから終点Peまでの経路の距離が最小となる経路とすることができる。このような経路を選択すれば、到達時間やエネルギー消費量を小さくすることができる。選択するウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路のうちの1つは、これに限定されるものではなく、他の任意の適切な経路とすることができる。
飛行計画経路設定部201は、ステップS105において探索されたウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路が1つであった場合、探索されたウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路を新たな飛行計画経路とし、探索されたウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路が複数であった場合、ステップ107において選択されたウェイポイント/ウェイポイントについての候補点の数が最小となる経路のうちの1つを新たな飛行計画経路として設定し、記憶部211に記憶する(S109)。
上記実施形態においては、飛行計画経路修正システム2が参照する地図は、予め通過可能領域と通過不可領域が設定された地図であったが、飛行計画経路修正システム2が参照する地図は、これに限定されるものではなく、他の任意の適切な地図とすることができる。例えば、無人航空機1の情報処理ユニット120をSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)処理システムとして機能させたり、情報処理ユニット120とは別個にSLAM処理システム2を無人航空機1に搭載する等して、飛行計画経路修正システム2が参照する地図を、飛行中にSLAMによって推定され逐次生成される地図に基づいて通過可能領域及び/又は通過不可領域が設定される地図としてもよい。
本発明者らは、例えば倉庫等の屋内を飛行する場合等において、飛行経路において方向変換(旋回)が多く必要とされ、方向変換に大きなエネルギーが必要であるために、方向変換に消費されるエネルギーが、飛行に必要なエネルギーにおいて支配的となることを新たに見出し、これに着目して、所与の飛行計画経路の方向変換点であるウェイポイントの数を減らす修正を行うことによって、所与の飛行計画経路を、効率的に、ないしは簡易に、総エネルギー消費量が最小に近いものとなる飛行計画経路に修正することを着想するに至ったものである。したがって、本実施形態によれば、所与の飛行計画経路を、効率的に、ないしは簡易に、総エネルギー消費量が最小に近いものとなる飛行計画経路に修正することができる。
(変形例)
上記実施形態においては、無人航空機1の出発地点から目的地点までの飛行計画経路を修正するものであったが、無人航空機1の情報処理ユニット120を計画経路修正システム2として機能させたり、情報処理ユニット120とは別個に計画経路修正システム2を無人航空機1に搭載する等して、無人航空機1の現在の飛行地点から目的地までの飛行計画経路を修正してもよい。
すなわち、例えば、無人航空機1の飛行前に設定された飛行計画経路を、無人航空機1の飛行中にバッテリの故障を検知した等の場合に、エネルギー消費を抑えるために、計画経路修正システム2によって、飛行計画経路を修正してもよい。
また、例えば、無人航空機1に対して外部から制御できなくなった場合等のための自動帰還モードに入った場合に、より確実に帰還することができるようにエネルギー消費を抑えるために、計画経路修正システム2によって、飛行計画経路を修正してもよい。この場合、始点Psが無人航空機1の現在の飛行地点となり、終点Peが帰還地点となる。帰還地点が出発地点と異なる場合や、SLAMによって地図を作成しながら飛行する場合においては、帰還地点が出発地点と同じ場合も含めて、所定のアルゴリズムによって、帰還地点までの飛行計画経路が算出されるが、この算出された飛行計画経路に対して、計画経路修正システム2により修正を行えばよい。
以上、本発明について、例示のためにいくつかの実施形態に関して説明してきたが、本発明はこれに限定されるものでなく、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、形態及び詳細について、様々な変形及び修正を行うことができることは、当業者に明らかであろう。
1 無人航空機
101 制御ユニット
102 モータ
103 ロータ
104 アーム
105 着陸脚
106 カメラ
107 飛行位置センサ
109 姿勢センサ
111 方位センサ
113 高度センサ
115 距離センサ
117 アンテナ
120 情報処理ユニット
120a CPU
120b RAM
120c ROM
120d 外部メモリ
120h システムバス
121 通信回路
122 制御信号生成部
123 スピードコントローラ
125 インターフェイス
2 飛行計画経路修正システム
20a CPU
20b RAM
20c ROM
20d 外部メモリ
20h システムバス
201 飛行計画経路設定部
203 候補点生成部
205 飛行計画経路探索部
207 送受信部
209 表示部
211 記憶部
3 地図
31 通過可能領域
33 通過不可領域
4 飛行計画経路設定画面
5 飛行計画経路

Claims (10)

  1. 無人航空機の通過可能領域が定められた地図を参照して、前記無人航空機の飛行計画経路を修正する飛行計画経路修正システムであって、
    前記飛行計画経路は、始点Ps、ウェイポイントP1,P2,・・・,Pj(jは自然数)、終点Peが順に直線で結ばれた経路であり、
    前記飛行計画経路の各ウェイポイントについて、各ウェイポイントから所定の距離だけ離れた少なくとも1つの候補点であって、前記候補点が複数の場合は互いに異なる候補点を生成する候補点生成部と、
    始点Psと、前記ウェイポイントP1又は前記ウェイポイントP1についての候補点、前記ウェイポイントP2又は前記ウェイポイントP2についての候補点、・・・、前記ウェイポイントPj又は前記ウェイポイントPjについての候補点の一部又は全部と、終点Peとが順に直線で結ばれた経路であって、前記通過可能領域を通過可能な、前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を探索する飛行計画経路探索部と、
    探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が1つであった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を新たな飛行計画経路とし、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が複数であった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路のうちの1つを選択し、新たな飛行計画経路とする飛行計画経路設定部と、
    を備えるシステム。
  2. 前記候補点はランダムに生成される請求項1に記載のシステム。
  3. 前記候補点は、その座標が、前記ウェイポイントの座標を(x,y)としたとき、(x+Δxcos(2πr),y+Δysin(2πr))(rは0~1の間の乱数)である請求項2に記載のシステム。
  4. 探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が複数であった場合に選択される前記探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路のうちの1つは、始点Psから終点Peまでの経路の距離が最小となる経路である請求項1~3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記飛行計画経路探索部は、深度kの探索において、前記飛行計画経路の前記ウェイポイントP1又は前記ウェイポイントP1についての候補点、前記ウェイポイントP2又は前記ウェイポイントP2についての候補点、・・・、前記ウェイポイントPj又は前記ウェイポイントPjについての候補点のうちのk個の点を通過しない(j+1-k)個の経路パターンの各々について、前記通過可能領域を通過可能な、生成された前記候補点に対応する候補経路を探索することによって、前記通過可能領域を通過可能な、前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を探索する請求項1~4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記始点Psは、前記無人航空機の現在の飛行地点であり、前記終点Peは、前記無人航空機の目的地点である請求項1~5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載のシステムを搭載した無人航空機。
  8. 無人航空機の通過可能領域が定められた地図を参照して、前記無人航空機の飛行計画経路を修正する、コンピュータによって実行される方法であって、
    前記飛行計画経路は、始点Ps、ウェイポイントP1,P2,・・・,Pj(jは自然数)、終点Peが順に直線で結ばれた経路であり、
    前記飛行計画経路の各ウェイポイントについて、各ウェイポイントから所定の距離だけ離れた少なくとも1つの候補点であって、前記候補点が複数の場合は互いに異なる候補点を生成するステップと、
    始点Psと、前記ウェイポイントP1又は前記ウェイポイントP1についての候補点、前記ウェイポイントP2又は前記ウェイポイントP2についての候補点、・・・、前記ウェイポイントPj又は前記ウェイポイントPjについての候補点の一部又は全部と、終点Peとが順に直線で結ばれた経路であって、前記通過可能領域を通過可能な、前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を探索するステップと、
    探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が1つであった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路を新たな飛行計画経路とし、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路が複数であった場合、探索された前記ウェイポイント/候補点の数が最小となる経路のうちの1つを選択し、新たな飛行計画経路とするステップと、
    を含む方法。
  9. 請求項8に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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