JP6889043B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、基板面内におけるエッチング形状の均一化を図ることが可能な、プラズマ処理装置に係る。
誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma:ICP)は、容量結合プラズマ(Capacitively Coupled Plasma:CCP)と比較して低圧で高密度なプラズマが生成可能なことから、ドライエッチング用のプラズマ源として活用されている。しかし、ICPにおいて、一般的なループ状コイルや螺旋状コイルを使った場合は、図13に示すように、基板の中央部と外周部の中間地点付近にピークをもつM型のプラズマ密度分布となることが公知である(図13)。図13において、横軸は対角位置(Diagonal Position)であり、0が基板中心であり、−20と20が基板外周部の方向を表わしている。縦軸はプラズマ密度である。符号zは、プラズマ密度を測定した、基板上の高さ位置を表わしている。図13より、プラズマ密度分布は、基板上の高さ位置が小さい(低い)ほど、つまり、基板に近い位置において、M型の形状をとる傾向がより強いことが読み取れる。
この対策として、アンテナコイルを複数に分割するなどの手法により、プラズマ分布の均一化が試みられてきた。
しかしながら、ドライエッチングでは、混合される各ガスの解離速度が異なるため、プラズマ分布を均一化したとしても、径方向おいて、各成分の比率が異なるため、同一のエッチング形状を得ることができない。
それに対し、基板を載置するステージ側の温度で反応を補正し、エッチング形状の均一化を図る手法が使われてきた。ステージ温度による補正は、エッチング速度の温度依存性に左右されるため、温度依存性の低いプロセスでは、使用することができない。また、基板の熱伝導率が高い場合は、十分な温度差を作り出すことができない。
SFとOの混合ガスをプラズマ分解して、Siの異方性エッチングを行う手法において、SFが分解して生成するFラジカルが、Siをエッチングする(F+Si→SiF)。このエッチング反応は、等方性エッチングのため、異方性エッチングを行うためには、側壁に保護膜を付着させ、側壁のエッチング反応を抑制する必要がある。SF/Oの混合ガス系では、Oによる側壁の酸化と、エッチング生成物であるSiFが再分解されたSiとOの反応によるSiOのデポ膜によって側壁が保護される。エッチング生成物であるSiFが不足する場合は、SiFをガスとして供給する(図14)。
このエッチング系において、エッチング形状を均一にするためには必要なことは、エッチングに寄与するFと側壁保護に寄与するOの比率を基板面内で均一にすることである。中心部からエッチングガスを導入し、螺旋状のコイルによって誘導放電するプラズマ源において、SFが径方向に対してほぼ均一であるのに対し、Oは中央部の濃度が高く、外周部に向かって急激に低下する(図15)。このため、基板の中央部では、側壁が十分に保護されエッチング形状が垂直(ストレート型)となる。これに対して、基板の外周部では、側壁保護が不十分となり、エッチング形状がボーイング(樽型)となる(図16)。
本発明者らは先に、1つのスパイラル状電極に対して、異なる周波数の2種類の電源を適切な位置で接続する構成を備えることにより、モードジャンプ領域の影響を受けることなく、誘導放電領域における優れたエッチング特性を安定して利用できる、プラズマ処理装置を開発した(特許文献1:図17、18)。図17はプラズマ処理装置の断面図であり、図18は図17の装置において、スパイラル状電極に対する2種類の電源の接続位置を示す平面図である。
しかしながら、図17及び図18に示したプラズマ処理装置でも、上述した課題、すなわち、基板の中央部と同様に、基板の外周部においても側壁保護を十分に行うことは困難であった。ゆえに、基板面内において、基板の半径方向の位置に依存せず、すなわち、基板の中央部と同様に外周部においても、エッチング形状が垂直(ストレート型)な凹部(ホールやトレンチ等)を安定して作製することが可能な、プラズマ処理装置の開発が期待されていた。
特許第6013666号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、基板面内において、基板の半径方向の位置に依存せず、エッチング形状が垂直(ストレート型)な凹部を安定して作製することが可能な、プラズマ処理装置を提供することを目的とする。
本発明のプラズマ処理装置は、その内部の減圧が可能で、前記内部で被処理体に対してプラズマ処理されるように構成されるチャンバと、前記チャンバ内に配され、前記被処理体を載置する平板状の第一電極と、前記第一電極に対して、第一の周波数λ1のバイアス電圧が印加されるように構成された第一の電源と、前記チャンバ外に配置され、前記チャンバの上蓋を挟んで、前記第一電極と対向し、かつ、中央部に配置された螺旋状の第二電極、及び、前記第二電極より外周部に配置された螺旋状の第三電極と、前記第二電極に対して、第二の周波数λ2の交流電圧を印加する第二の高周波電源と、前記第三電極に対して、第三の周波数λ3の交流電圧を印加する第三の高周波電源と、前記チャンバ内にフッ素を含有するプロセスガスを導入するガス導入手段と、を備え、前記チャンバ内において、前記チャンバの上蓋側、かつ、前記第一電極と対向する位置に、スパッタリング用の固体ソースを有する、ことを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記第二の周波数λ2と前記第三の周波数λ3が、λ2>λ3の関係にある場合は、前記ガス導入手段が前記上蓋の中央部に配置されている、ことが好ましい。
本発明のプラズマ処理装置は、請求項1において、前記第二の周波数λ2と前記第三の周波数λ3が、λ2<λ3の関係にある場合は、前記ガス導入手段が前記チャンバの側壁部に配置されている、ことが好ましい。
本発明のプラズマ処理装置は、前記チャンバ内において、前記固体ソースの配置される領域が、前記第二電極または前記第三電極と重なる位置にあり、かつ、印加する周波数が低い方の電極を少なくとも覆うように配置されており、前記固体ソースが前記チャンバの上蓋と別体として設けられている、ことが好ましい。
本発明のプラズマ処理装置は、前記チャンバ内において、前記固体ソースの配置される領域が、前記第二電極および前記第三電極と重なる位置にあり、かつ、両電極を覆うように配置されており、前記固体ソースが前記チャンバの上蓋と別体として設けられている、ことが好ましい。
本発明のプラズマ処理装置は、前記チャンバ内において、前記チャンバの上蓋が前記固体ソースから構成されている、ことが好ましい。
本発明のプラズマ処理装置は、前記第一電極の外径をD、前記第二電極の外径をdと定義した場合、関係式D/2≦d≦Dを満たす、ことが好ましい。
本発明のプラズマ処理装置は、前記第二電極又は前記第三電極のうち、印加する周波数が低い方の電極には2MHzを、印加する周波数が高い方の電極には13.56MHzを、それぞれ印加するように、前第二の高周波電源と前記第三の高周波電源が選択される、ことが好ましい。
本発明のプラズマ処理装置は、チャンバ内において、前記チャンバの上蓋側、かつ、前記第一電極と対向する位置に、スパッタリング用の固体ソースを有することにより、固体ソースからプラズマ中に、不足するたとえば酸素元素が逐次導入される。これにより、被処理体である基板に対して、基板の半径方向において酸素元素が均一に供給されるので、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。ゆえに、本発明によれば、基板面内において、基板の半径方向の位置に依存せず、すなわち、基板の中央部と同様に外周部においても、エッチング形状が垂直(ストレート型)な凹部(ホールやトレンチ等)を安定して作製することが可能となる。
したがって、本発明は、基板サイズや基板形状に依存することなく、エッチング形状が垂直な凹部を基板処理面の全域に亘って作製できる、プラズマ処理装置をもたらす。
本発明に係る第一実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図。 図1の装置において、内周側と外周側に2つのスパイラル状電極を配置し、各電極にそれぞれ異なる周波数の電源を接続する位置を示す平面図。 凹部断面のエッチング形状を示す写真であり、(a)は本発明の装置の場合、(b)は本発明の装置から固体ソースを除いた場合、(c)は従来の装置の場合。 低周波の電源パワーと、O及びFの発光分光強度との関係を示すグラフ。 基板中心からの距離と、O及びFの発光分光強度、並びに比率O/Fとの関係を示すグラフ。 第一電極(外径D)と第二電極(外径d)との関係を示す断面図。 基板中心からの距離と、O及びFの発光分光強度との関係を示すグラフ。 本発明に係る第二実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図。 本発明に係る第三実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図。 本発明に係る第四実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図。 本発明に係る第五実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図。 本発明に係る第六実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図。 誘導結合プラズマ(ICP)におけるプラズマ密度分布を示すグラフ。 SFとOの混合ガスをプラズマ分解して、Siの異方性エッチングを行う場合を示した模式的な断面図。 基板中心からの距離と、酸素原子のFlux分布及びフッ素原子のFlux分布との関係を示すグラフ。 従来の装置で形成された、凹部断面のエッチング形状を示す写真。 従来のプラズマ処理装置の断面図。 図17の装置において、内周側から外周側に至る1つのスパイラル状電極を配置し、この電極に異なる周波数の電源を接続する位置を示す平面図。
以下では、本発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置について、図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明に係る第一実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図である。図2は、図1の装置において、内周側と外周側に2つのスパイラル状電極を配置し、各電極にそれぞれ異なる周波数の電源を接続する位置を示す平面図である。
図1のプラズマ処理装置10は、たとえば排気手段TMPにより減圧可能なチャンバ11内において被処理体Sに対してプラズマ処理する装置である。
このプラズマ処理装置10においては、ガス導入手段が上蓋13の中央部15a(15)に配置され、固体ソース20a(20)の配置される領域が外周側に配された電極[第三電極E3(アンテナAT3)]と重なる位置に設けられている。
図1のプラズマ処理装置10では、チャンバ11内において、固体ソース20aの配置される領域が、第三電極E3と重なる位置にあり、かつ、印加する周波数が低い方の電極(第三電極E3)を少なくとも覆うように配置されており、固体ソース20aがチャンバ11の上蓋13と別体として設けられている。
図1のプラズマ処理装置10において、第二電極E2は印加する周波数が高い方の電極であり、第三電極E3は印加する周波数が低い方である。すなわち、図1のプラズマ処理装置10では、第二の周波数λ2と第三の周波数λ3が、λ2>λ3の関係にあり、前記ガス導入手段が上蓋13の中央部に配置されている
プラズマ処理装置10は、チャンバ11と、平板状の第一電極(基板の支持手段)12と、高周波電源Aと、上蓋13と、螺旋状の第二電極E2(アンテナAT2)と、螺旋状の第三電極E3(アンテナAT3)と、ガス導入口Gと、ガス導入手段(不図示)と、を備えている。
第一電極(支持手段)12は、チャンバ11内に配され、被処理体Sを載置する。高周波電源(第一の高周波電源)Aは、第一電極12に対して、周波数(第一の周波数)λ1のバイアス電圧を印加可能である。
螺旋状の第二電極E2と螺旋状の第三電極E3は何れも、チャンバ11外に配され、チャンバ11の上蓋13を形成する石英板を挟んで、第一電極12と対向するように配置される。螺旋状の第二電極E2は上蓋13に沿って中央部に配置され、螺旋状の第三電極E3は上蓋13に沿って第二電極E2より外周部に配置される。
高周波電源(第二の高周波電源)Bは、第二電極E2に対して、周波数(第二の周波数)λ2の交流電圧を印加可能である(図1)。第二電極E2は、螺旋状の内周端に配置され、第二の高周波電源Bから高周波を印加する第一の部位と、螺旋状の外周端に配置され、アースに接地される第二の部位とを有する(図2)。
高周波電源(第三の高周波電源)Cは、第三電極E3に対して、周波数(第三の周波数)λ3の交流電圧を印加可能である(図1)。第三電極E3は、螺旋状の内周端に配置され、第三の高周波電源Cから高周波を印加する第三の部位と、螺旋状の外周端に配置され、アースに接地される第四の部位とを有する(図2)。
第二の高周波電源Bは、第二電極E2に対して、第二の周波数λ2の交流電圧を印加する。第三の高周波電源Cは、第三電極E3に対して、第三の周波数λ3の交流電圧を印加する。
プラズマ処理装置10におけるガス導入手段(不図示)は、上蓋13に配されたガス導入口15(15a)から、チャンバ11内にフッ素(F)を含有するプロセスガスGを導入する。
プラズマ処理装置10は、チャンバ11内において、チャンバ11の上蓋13側、かつ、第一電極12と対向する位置に、スパッタリング用の固体ソース20を有する。特に、プラズマ処理装置10では、固体ソース20の配置される領域が外周側に配された第三電極E3と重なる位置に設けられている。
上記構成により、プラズマ処理装置10においては、チャンバ11内の上蓋13側に、第二電極E2によるプラズマP2と第三電極E3によるプラズマP3が生じる。そして、プラズマ処理装置10では、固体ソース20の配置される領域が外周側に配された第三電極E3と重なる位置に設けられているので、固体ソース20は主にプラズマP3によってスパッタリングされる。固体ソース20として酸化シリコンを設けることにより、固体ソース20からプラズマ(特にプラズマP3)の中に、不足するたとえば酸素元素が逐次導入される。
図3(a)は、固体ソース20を備えた、本発明のプラズマ処理装置10によって基板に加工された凹部の側面形状を示す写真であり、左側が基板の中央部に位置する凹部を、右側が基板の外周部に位置する凹部を、それぞれ表わしている。
図3(a)に示すように、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。ゆえに、本発明によれば、基板面内において、基板の半径方向の位置に依存せず、すなわち、基板の中央部と同様に外周部においても、エッチング形状が垂直(ストレート型)な凹部(ホールやトレンチ等)を安定して作製することが可能となる。
図3(b)は、本発明の装置から固体ソースを除いた場合における、基板に加工された凹部の側面形状を示す写真である。左側が基板の中央部に位置する凹部を、右側が基板の外周部に位置する凹部を、それぞれ表わしている。
図3(b)に示すように、基板の中央部ではエッチング形状が垂直な凹部となるのに対して、基板の外周部では凹部のエッチング形状がボーイング(樽型)となった。図3(b)の場合は、図3(a)の場合に比べて、基板の中央部も外周部も、凹部の深さ方向が浅くなることが分かった。
図3(c)は、従来の装置(図17)の場合における、基板に加工された凹部の側面形状を示す写真である。左側が基板の中央部に位置する凹部を、右側が基板の外周部に位置する凹部を、それぞれ表わしている。
図3(c)に示すように、基板の中央部ではエッチング形状が垂直な凹部となり、そのエッチング形状は、凹部の深さも含めて、図3(a)の場合と同等であった。これに対して、基板の外周部では凹部のエッチング形状がボーイング(樽型)となり、基板の中央部に形成した凹部のエッチング形状とは明らかに異なることが分かった。
図4は、低周波の電源パワー(LF Power)と、酸素元素(O)及びフッ素元素(F)の発光分光強度との関係を示すグラフである。図4より、低周波の電源パワーが特定の閾値(およそ1200W)を越えると、酸素元素の発光分光強度が急増することが確認された。すなわち、低周波の電源パワーが特定の閾値より低い場合は、固体ソースがスパッタされないことを示している。
これに対して、フッ素元素の発光分光強度は、低周波の電源パワーが増えるに連れて微増する傾向であり、前記特定の閾値には影響されないことが確認された。
これより、上述した図3(a)の結果を得るためには、低周波の電源パワーを、特定の閾値以上に設定することが重要であることが分かった。
図5は、基板中心からの距離と、酸素元素(O)及びフッ素元素(F)の発光分光強度、並びに比率O/Fとの関係を示すグラフである。高周波(13.56MHz)の電源パワーを2kWに固定し、低周波(2MHz)の電源パワーを0W〜3kWの範囲で変更した場合を示している。
図5のグラフは、図1及び図2に示すプラズマ処理装置の場合、すなわち、ガス導入手段が上蓋の中央部に配置され、固体ソースの配置される領域が外周側に配された電極と重なる位置に設けられている場合である。
図5(a)より、酸素元素(O)の発光分光強度は、基板中心からの距離が0〜75mmの範囲では、低周波の電源パワー依存性は殆ど見られない。これに対して、基板中心からの距離が75mmを越えると低周波の電源パワー依存性が強く生じる。すなわち、低周波の電源パワーが0W〜1.5kWの場合は、酸素元素(O)の発光分光強度が急激に低下する。逆に、低周波の電源パワーが3kWの場合は、急激に酸素元素(O)の発光分光強度が急激に増加する。低周波の電源パワーが2kWの場合は、酸素元素(O)の発光分光強度があまり変化しない。
図5(b)より、フッ素元素(F)の発光分光強度は、基板中心からの距離が0〜75mmの範囲と同様に、基板中心からの距離が75mmを越えても、低周波の電源パワーの大きさに依存せず、ほぼ一定の数値範囲にある。
その結果、比率O/Fは、上述した図5(a)と同様の傾向となる。すなわち、基板中心からの距離が75mm付近を境として、低周波の電源パワー依存性が生じる。低周波の電源パワーが2kWの場合には、比率O/Fが、ほぼ一定の数値範囲にある。
上述した結果より、以下の点が明らかとなった。
(A1)図1のプラズマ処理装置は、チャンバ内において、前記チャンバの上蓋側、かつ、前記第一電極と対向する位置に、スパッタリング用の固体ソースを有することにより、固体ソースからプラズマ中に、不足するたとえば酸素元素が逐次導入される。
(A2)上記(A1)の作用により、被処理体である基板に対して、基板の半径方向において酸素元素が均一に供給されるので、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。
(A3)ゆえに、図1のプラズマ処理装置によれば、基板面内において、基板の半径方向の位置に依存せず、すなわち、基板の中央部と同様に外周部においても、エッチング形状が垂直(ストレート型)な凹部(ホールやトレンチ等)を安定して作製することが可能となる。
ゆえに、図1のプラズマ処理装置は、基板サイズや基板形状に依存することなく、エッチング形状が垂直な凹部を、基板処理面の全域(基板の中央部から外周部)に亘って作製することに寄与する。
図6は、図1のプラズマ処理装置において、基板を載置する第一電極12(外径D)と、固体ソース20と重ならない内周側の第二電極E2(外径d)との関係を追記した断面図である。
図7は、基板中心からの距離と、O及びFの発光分光強度との関係を示すグラフであり、図7(a)はOの発光分光強度、図7(b)はFの発光分光強度である。図7のグラフは、図6のプラズマ処理装置において、基板の支持手段(基板ステージ)である第一電極12の直径D[mm]は400に固定し、第二電極(アンテナ2)の直径d[mm]を150、300、400に変更した結果である。
ここで、符号Aは、高周波を印加した第二電極E2(アンテナ2)のみ使用した場合である。符号Bは、高周波を印加した第二電極E2(アンテナ2)と、低周波を印加した第二電極E3(アンテナ3)とを併用した場合である。
図6及び図7より、以下の点が明らかとなった。
(B1)第二電極(アンテナ2)の直径dが、基板の支持手段(基板ステージ)である第一電極12の直径Dに対して1/2以下の場合は、外周部のプラズマ密度が低下し、Fラジカルの生成量が著しく低下する。このため、基板の外周部が、基板の中央部と同様にエッチングを行うことができない[図7(a)]。
(B2)第二電極(アンテナ2)の直径dが、基板の支持手段(基板ステージ)である第一電極12の直径Dの1.3倍以上の場合は、第二電極E3(アンテナ3)に低周波を印加し、固体ソース20から酸素元素を供給しても、基板から遠いため、基板外周部に効果が及ばない。
以上の結果より、本発明のプラズマ処理装置において、固体ソース20から酸素元素を供給する効果は、関係式D/2≦d≦Dを満たすことより得られることが分かった。
(第二実施形態)
図8は、本発明に係る第二実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図であり、第一実施形態の変形例である。
図8のプラズマ処理装置は、ガス導入手段が上蓋13の中央部に配置され、固体ソース20b(20)の配置される領域が2つの電極[第二電極E2(アンテナAT2)、第三電極E3(アンテナAT3)]と重なる位置にある点のみ、図1のプラズマ処理装置と異なり、他の点は、図1のプラズマ処理装置と同一である。
すなわち、図8の構成からなるプラズマ処理装置においては、チャンバ11内において、固体ソース20bの配置される領域が、第二電極E2および第三電極E3と重なる位置にあり、かつ、両電極を覆うように配置されており、固体ソース20bがチャンバ11の上蓋13と別体として設けられている。
この構成により、図8のプラズマ処理装置における固体ソース20b(20)は、低周波プラズマP3において、優先的に、スパッタリングされる。ゆえに、被処理体である基板Sに対して、基板Sの半径方向において酸素元素が増加するように供給される。
したがって、図8のプラズマ処理装置においても、図1のプラズマ処理装置と同様に、基板の中央部から外周部に亘る全域において、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。
(第三実施形態)
図9は、本発明に係る第三実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図であり、第二実施形態の変形例である。
図9のプラズマ処理装置は、チャンバ内において、チャンバの上蓋が固体ソース20c(20)から構成されている点のみ、図8のプラズマ処理装置と異なり、他の点は、図8のプラズマ処理装置と同一である。
これにより、図9のプラズマ処理装置は、図8のプラズマ処理装置と同様の作用・効果が得られる。これに加えて、図9のプラズマ処理装置においては、チャンバの上蓋それ自体が固体ソースであることから、チャンバ内に固体ソースを保持する手段が不要となる。また、チャンバの上蓋が固体ソースから構成されているので、チャンバ内におけるプラズマP2、P3の放電状態を一段と安定したものとすることができる。
したがって、図9のプラズマ処理装置においても、図1のプラズマ処理装置と同様に、基板の中央部から外周部に亘る全域において、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。
(第四実施形態)
図10は、本発明に係る第四実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図であり、第一実施形態の変形例である。
図10のプラズマ処理装置は、ガス導入手段がチャンバ11の側壁部15b(15)に配置され、固体ソース20d(20)の配置される領域が内周側の電極[第二電極E2(アンテナAT2)]と重なる位置にある。
図10のプラズマ処理装置10では、第二電極E2は印加する周波数が低い方の電極であり、第三電極E3は印加する周波数が高い方である。すなわち、図10のプラズマ処理装置10では、第二の周波数λ2と第三の周波数λ3が、λ2<λ3の関係にあり、前記ガス導入手段がチャンバ11の側壁部15b(15)に配置されている。
図10のプラズマ処理装置は、以上の点のみ、図1のプラズマ処理装置と異なり、他の点は、図1のプラズマ処理装置と同一である。
図10のプラズマ処理装置では、図5や図7に示したグラフにおける横軸が、「基板中心からの距離」から「基板外周端からの距離」に変更したものとなる。
すなわち、ガス導入手段がチャンバ11の側壁部15b(15)に配置される場合は、基板中心において不具合な状況が発生する傾向にある。そこで、図10のプラズマ処理装置においては、固体ソース20d(20)を内周側の電極[第二電極E2(アンテナAT2)]と重なる位置に配置した。これにより、図1のプラズマ処理装置において基板外周部に対する作用・効果が、図10のプラズマ処理装置では、基板中心部に対して得られる。
したがって、図10のプラズマ処理装置においても、図1のプラズマ処理装置と同様に、基板の中央部から外周部に亘る全域において、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。
(第五実施形態)
図11は、本発明に係る第五実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図であり、第四実施形態の変形例である。
図11のプラズマ処理装置は、ガス導入手段がチャンバ11の側壁部15b(15)に配置され、固体ソース20e(20)の配置される領域が2つの電極[第二電極E2(アンテナAT2)、第三電極E3(アンテナAT3)]と重なる位置にある点のみ、図10のプラズマ処理装置と異なり、他の点は、図10のプラズマ処理装置と同一である。
すなわち、図10の構成からなるプラズマ処理装置においては、チャンバ11内において、固体ソース20eの配置される領域が、第二電極E2および第三電極E3と重なる位置にあり、かつ、両電極を覆うように配置されており、固体ソース20eがチャンバ11の上蓋13と別体として設けられている。
この構成により、図11のプラズマ処理装置における固体ソース20e(20)は、低周波プラズマP2において、優先的に、スパッタリングされる。ゆえに、被処理体である基板Sに対して、基板Sの半径方向において酸素元素が増加するように供給される。
したがって、図11のプラズマ処理装置においても、図10のプラズマ処理装置と同様に、基板の中央部から外周部に亘る全域において、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。
(第六実施形態)
図12は、本発明に係る第六実施形態のプラズマ処理装置を示す断面図であり、第五実施形態の変形例である。
図12のプラズマ処理装置は、チャンバ内において、チャンバの上蓋が固体ソース20f(20)から構成されている点のみ、図11のプラズマ処理装置と異なり、他の点は、図11のプラズマ処理装置と同一である。
これにより、図12のプラズマ処理装置は、図11のプラズマ処理装置と同様の作用・効果が得られる。これに加えて、図12のプラズマ処理装置においては、チャンバの上蓋それ自体が固体ソースであることから、チャンバ内に固体ソースを保持する手段が不要となる。また、チャンバの上蓋が固体ソースから構成されているので、チャンバ内におけるプラズマP2、P3の放電状態を一段と安定したものとすることができる。
したがって、図12のプラズマ処理装置においても、図11のプラズマ処理装置と同様に、基板の中央部から外周部に亘る全域において、基板に加工される凹部の側面形状が、凹部の深さ方向において略直線状に保たれる。
以上、本発明のプラズマ処理装置について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
本発明は、プラズマ処理装置に広く適用可能である。
A 高周波電源(第一の高周波電源)、B 高周波電源(第二の高周波電源)、C 高周波電源(第三の高周波電源)、E2 第二電極(アンテナAT2)、E3 第三電極(アンテナAT3)、G プロセスガス、M/B マッチングボックス、S 被処理体(基板)、TMP 排気手段、λa 周波数(第一の周波数)、λb 周波数(第二の周波数)、λc 周波数(第三の周波数)、10 プラズマ処理装置、11 チャンバ、12 第一電極(支持手段)、13 上蓋、20(20a、20b、20c、20d、20e、20f) 固体ソース。

Claims (8)

  1. プラズマ処理装置であって、
    その内部の減圧が可能で、前記内部で被処理体に対してプラズマ処理されるように構成されるチャンバと、
    前記チャンバ内に配され、前記被処理体を載置する平板状の第一電極と、
    前記第一電極に対して、第一の周波数λ1のバイアス電圧が印加されるように構成された第一の電源と、
    前記チャンバ外に配置され、前記チャンバの上蓋を挟んで、前記第一電極と対向し、かつ、中央部に配置された螺旋状の第二電極、及び、前記第二電極より外周部に配置された螺旋状の第三電極と、
    前記第二電極に対して、第二の周波数λ2の交流電圧を印加する第二の高周波電源と、 前記第三電極に対して、第三の周波数λ3の交流電圧を印加する第三の高周波電源と、 前記チャンバ内にフッ素を含有するプロセスガスを導入するガス導入手段と、を備え、 前記チャンバ内において、前記チャンバの上蓋側、かつ、前記第一電極と対向する位置に、スパッタリング用の固体ソースを有する、
    ことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記第二の周波数λ2と前記第三の周波数λ3が、λ2>λ3の関係にある場合は、
    前記ガス導入手段が前記上蓋の中央部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載プラズマ処理装置。
  3. 前記第二の周波数λ2と前記第三の周波数λ3が、λ2<λ3の関係にある場合は、
    前記ガス導入手段が前記チャンバの側壁部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載プラズマ処理装置。
  4. 前記チャンバ内において、前記固体ソースの配置される領域が、前記第二電極または前記第三電極と重なる位置にあり、かつ、印加する周波数が低い方の電極を少なくとも覆うように配置されており、
    前記固体ソースが前記チャンバの上蓋と別体として設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載プラズマ処理装置。
  5. 前記チャンバ内において、前記固体ソースの配置される領域が、前記第二電極および前記第三電極と重なる位置にあり、かつ、両電極を覆うように配置されており、
    前記固体ソースが前記チャンバの上蓋と別体として設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載プラズマ処理装置。
  6. 前記チャンバ内において、前記チャンバの上蓋が前記固体ソースから構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載プラズマ処理装置。
  7. 前記第一電極の外径をD、前記第二電極の外径をdと定義した場合、
    関係式D/2≦d≦Dを満たす、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載プラズマ処理装置。
  8. 前記第二電極又は前記第三電極のうち、印加する周波数が低い方の電極には2MHzを、印加する周波数が高い方の電極には13.56MHzを、それぞれ印加するように、前第二の高周波電源と前記第三の高周波電源が選択される、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載プラズマ処理装置。
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