JP6888024B2 - プラズマアーク切断のための電力を供給するシステムおよび方法 - Google Patents

プラズマアーク切断のための電力を供給するシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6888024B2
JP6888024B2 JP2018553469A JP2018553469A JP6888024B2 JP 6888024 B2 JP6888024 B2 JP 6888024B2 JP 2018553469 A JP2018553469 A JP 2018553469A JP 2018553469 A JP2018553469 A JP 2018553469A JP 6888024 B2 JP6888024 B2 JP 6888024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching circuit
autonomous switching
plasma cutting
cutting system
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018553469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019513561A (ja
Inventor
チン、ウェイン
アール. カマス、ギリシュ
アール. カマス、ギリシュ
ルブラン、ノーマン
エス. パッセージ、クリストファー
エス. パッセージ、クリストファー
エム. セルマー、シェーン
エム. セルマー、シェーン
Original Assignee
ハイパーサーム インコーポレイテッド
ハイパーサーム インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハイパーサーム インコーポレイテッド, ハイパーサーム インコーポレイテッド filed Critical ハイパーサーム インコーポレイテッド
Publication of JP2019513561A publication Critical patent/JP2019513561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6888024B2 publication Critical patent/JP6888024B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K10/00Welding or cutting by means of a plasma
    • B23K10/006Control circuits therefor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/26Plasma torches
    • H05H1/32Plasma torches using an arc
    • H05H1/34Details, e.g. electrodes, nozzles
    • H05H1/36Circuit arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K10/00Welding or cutting by means of a plasma
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H2242/00Auxiliary systems
    • H05H2242/20Power circuits
    • H05H2242/22DC, AC or pulsed generators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Arc Welding Control (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)

Description

本発明は、全般的には、プラズマアーク切断システムに関する。特に、本発明は、プラズマトーチによってプラズマ切断アークを生成および維持するための、電源からの出力電流を供給するシステムおよび方法に関する。
既存のプラズマアーク切断システム(例えば、材料を切断、マーキング、および削るためにプラズマアークを使用するシステム)は、特定の用途に対して必要または所望である電流を生成する電源回路を制御するためのデジタル信号プロセッサ(「DSP:digital signal processor」)またはマイクロコントローラを使用する。電源は、通常、高電圧交流(「VAC:voltage alternating current」)信号を受け取り、プラズマアーク切断またはマーキングのための高電流出力を供給する。プラズマアークシステム用の電源は、このような入力を受け取り、プラズマアーク切断出力として使用するために約10〜400アンペアの高電流DC出力を生成する。
既存のプラズマアーク切断システムは、スケーラブルではないため、様々な出力電流要件をサポートするために多くの異なる電源設計を使用する。例えば、大容量電源によって生成された電流出力は、低めの電流動作を実行するための所望の特性を有さず、すべての所望の動作を実行できるように、2つの異なるプラズマアーク切断システムの調達が必要となる場合がある。
さらに、複数の電力変換回路を有する電源を用いる既存のプラズマアーク切断システムでは、これらの電力変換回路は、中央DSPまたはマイクロコントローラによって構成、監視および管理される必要があり、これらの動作に関連する処理オーバーヘッドのために、互いから独立して動作できない。
既存のプラズマアーク切断システムの物理的アーキテクチャは、有効なプラズマ電流制御を阻害し、システムの信頼性を低下させ、さらに、部品要件、システムサイズおよび重量、製造コスト、ならびに異常部品の潜在性を増加させる。
したがって、プラズマトーチによってプラズマ切断アークを生成および維持するための、電源からの出力電流を供給するための改良されたシステムおよび方法が必要とされている。
本発明の目的は、プラズマアーク切断のための電力を供給するシステムおよび方法を提供することにある。
一態様では、プラズマ切断システムは、ハウジングと、ハウジング内に配置され、トーチヘッドによってプラズマアークを生成および維持するための出力電流を供給するように構成された電源と、を備えることを特徴とする。電源は、1つまたは複数の制御プロセッサを含む。電源はまた、1つまたは複数の制御プロセッサと通信する複数の自律スイッチング回路を含む。複数のスイッチング回路の各々は、出力電流の一部の生成を制御するように構成されたマイクロコントローラを含む。電源は、電源に接続されて、プラズマアークを生成するプラズマトーチをさらに含む。
別の態様では、プラズマ切断システムは、ヘッドを有するプラズマトーチと、ハウジングと、を含むことを特徴とする。電源は、ハウジング内に配置され、プラズマトーチと連通している。電源は、プラズマトーチによってプラズマ切断アークを生成および維持するための出力電流を供給するように構成されている。電源は、1つまたは複数の制御プロセッサと、マルチノード通信バスを介して1つまたは複数の制御プロセッサと通信する複数の自律スイッチング回路と、を含む。複数の自律スイッチング回路の各々は、1つまたは複数の制御プロセッサから受信した1つまたは複数のメッセージに基づいて出力電流の一部の生成を制御することと、自律スイッチング回路の1つまたは複数の動作パラメータを監視することと、動作パラメータのうちの1つまたは複数が所定の閾値を超える場合、複数の自律スイッチング回路のうちの他の自律スイッチング回路から独立しかつ該他の自律スイッチング回路とは非同期である自律スイッチング回路の制御パラメータを変更することと、を行うように構成された、マイクロコントローラを含む。
別の態様では、プラズマトーチによってプラズマ切断アークを生成および維持するための、電源からの出力電流を供給する方法を特徴とする。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、1つまたは複数の制御プロセッサから1つまたは複数の第1のメッセージを受信する。1つまたは複数の第1のメッセージは、複数の自律スイッチング回路の各々に対する電流設定値を含む。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、1つまたは複数の第2のメッセージを1つまたは複数の制御プロセッサに送信する。1つまたは複数の第2のメッセージは、電流設定値の受信を確認応答する。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、電流設定値に基づいて、複数の自律スイッチング回路の各々による出力電流の一部の生成を制御する。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、自律スイッチング回路の1つまたは複数の動作パラメータを監視する。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、動作パラメータのうちの1つが所定の閾値を超える場合、複数の自律スイッチング回路のうちの他の自律スイッチング回路から独立しかつ該他の自律スイッチング回路とは非同期である自律スイッチング回路の制御パラメータを変更する。
別の態様では、複数の自律スイッチング回路を含むプラズマアークシステム電源からの出力電流を供給する方法を特徴とする。所定の選択方式に基づいて、複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、複数の自律スイッチング回路の動作を調整するためのマスターマイクロコントローラを選択する。マスターマイクロコントローラは、プラズマアークシステムによって実行されるプロセスのための1つまたは複数のパラメータを判定する。マスターマイクロコントローラは、複数の自律スイッチング回路のうちの他のマイクロコントローラの各々から、自律スイッチング回路の少なくとも1つの属性を含む1つまたは複数の第1のメッセージを受信する。マスターマイクロコントローラは、複数の自律スイッチング回路のうちの他のマイクロコントローラの各々に、各マイクロコントローラの電流設定値を含む1つまたは複数の第2のメッセージを送信し、各電流設定値は、各自律スイッチング回路の少なくとも1つの属性に基づく。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、電流設定値に基づいて、プラズマアークシステム電源からの出力電流の一部の生成を制御する。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、自律スイッチング回路の1つまたは複数の動作パラメータを監視する。複数の自律スイッチング回路各々のマイクロコントローラは、動作パラメータのうちの1つまたは複数が所定の閾値を超える場合、複数の自律スイッチング回路のうちの他の自律スイッチング回路から独立しかつ該他の自律スイッチング回路とは非同期である自律スイッチング回路の制御パラメータを変更する。
上記態様は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの実施形態では、プラズマ切断システムは、複数の自律スイッチング回路と1つまたは複数の制御プロセッサとの間に接続された複数の伝送線終端抵抗をさらに含む。いくつかの実施形態では、伝送線終端抵抗のセットは、マルチノード通信バスの先端またはマルチノード通信バスの共通接続ノードに位置づけられる。
いくつかの実施形態では、制御盤がハウジング内に配置され、制御盤は、1つまたは複数の制御プロセッサと、マルチノード通信バスに関連付けられているコネクタと、を含む。いくつかの実施形態では、各マイクロコントローラは、デジタル信号プロセッサ(DSP)である。
いくつかの実施形態では、複数の自律スイッチング回路の各々は、固有識別子を含む。いくつかの実施形態では、複数の自律スイッチング回路の自律スイッチング回路の固有識別子は、(i)ハウジング内の自律スイッチング回路の物理的位置、(ii)自律スイッチング回路に設けられたキー、(iii)DIPスイッチの設定、および(iv)自律スイッチング回路に設けられた1つもしくは複数のジャンパ、のうちの1つまたは複数に基づく。いくつかの実施形態では、自律スイッチング回路の動作は、該自律スイッチング回路の固有識別子の値に基づいて有効化または無効化される。
いくつかの実施形態では、マルチノード通信バスは、1つまたは複数の制御プロセッサが複数の自律スイッチング回路に並列に接続されたマルチドロップトポロジを含む。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の動作パラメータは、DC電圧、自律スイッチング回路の温度、および電流、のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、各マイクロコントローラは、リアルタイムで1つまたは複数の動作パラメータを監視するようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、各マイクロコントローラは、単相の異常および過負荷電流の異常のうちの1つまたは複数を検出し、該異常に基づいて、複数の自律スイッチング回路のうちの他の自律スイッチング回路から独立しかつ該他の自律スイッチング回路とは非同期であるスイッチング回路の制御パラメータを変更し、1つまたは複数の制御プロセッサに異常の表示を提供するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、異常の表示は、マルチノード通信バスを介して送信された1つまたは複数のメッセージにおいて、1つまたは複数の制御プロセッサに提供される。
いくつかの実施形態では、マルチノード通信バスは、コントローラエリアネットワーク(CAN)プロトコル、CANOpenプロトコル、制御自動化技術用のイーサネット(登録商標)(EtherCAT:Ethernet for Control Automation Technology)プロトコル、DeviceNETプロトコル、およびSERCOSプロトコル、のうちの少なくとも1つをサポートするように構成されている。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制御パラメータは、パルス波変調(PWM)信号の周波数、PWM信号のデューティサイクル、プラズマアーク点火のタイミング信号、およびシャットダウン信号を含む。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制御プロセッサから受信された1つまたは複数のメッセージは、自律スイッチング回路の電流基準のための設定値を含む。いくつかの実施形態では、設定値は、クリティカルランプアップ期間、定常状態期間、およびランプダウン期間、のうちの1つの期間中のガス圧および時間に関連するプロファイルに対応する。
いくつかの実施形態では、複数の自律スイッチング回路の各々は、出力電流の均等な割り当て分を生成する。いくつかの実施形態では、複数の自律スイッチング回路のうちの少なくとも2つは、出力電流の異なる割り当て分を生成する。いくつかの実施形態では、自律スイッチング回路によって生成された出力電流の部分は、自律スイッチング回路が操作された時間数、ハウジング内の自律スイッチング回路の場所、プラズマ切断システムによって実行されているプラズマ切断動作の種類、プラズマ切断システムによって実行されているプラズマ切断動作の段階、および自律スイッチング回路の電流生成能力、のうちの1つまたは複数に基づく。いくつかの実施形態では、自律スイッチング回路によって生成された出力電流の部分は、プラズマ切断システムによって実行されているプラズママーキング動作の種類、プラズマ切断システムによって実行されているプラズママーキング動作の段階、および自律スイッチング回路の電流生成能力、のうちの1つまたは複数に基づく。
上述したシステムおよび方法の利点は、さらなる利点とともに、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって、よりよく理解されるであろう。図面は、必ずしも縮尺通りではなく、単なる例として説明された実施形態の原理を例示する際に大略的に強調されている。
本明細書に記載された実施形態による例示的なシステムのブロック図である。 本明細書に記載された実施形態による例示的なシステムのブロック図である。 本明細書に記載された実施形態による例示的なスイッチング回路のブロック図である。 本明細書に記載された実施形態による、プラズマトーチによるプラズマ切断アークを生成および維持するための、電源からの出力電流を供給する方法のフロー図である。 本明細書に記載された実施形態による、複数の自律スイッチング回路を含むプラズマアークシステム電源からの出力電流を供給する方法のフロー図である。
本明細書に記載のシステムおよび方法は、プラズマトーチによってプラズマ切断アークを生成および維持するための、電源からの出力電流を供給することができるプラズマアーク切断システムに関する。システムは、1つまたは複数のスイッチング回路を使用して出力電流を生成し、必要に応じて、電源に対して追加のスイッチング回路を追加することによって出力をスケーリングできる。各スイッチング回路は、システム内の他のスイッチング回路から自律的に動作を構成、監視、および管理するためのマイクロコントローラを含む。例えば、動作開始時に所望の電流出力を示す単一のコマンドを受信すると、スイッチング回路は、自身の動作用の電力変換回路を構成し、電流を生成するのに不可欠である自身の動作のパラメータを監視し、自身を管理して、電流出力を所望のレベルに維持する。各自律スイッチング回路は、システム内の他の自律スイッチング回路から独立して動作し、かつ該他の自律スイッチング回路とは非同期的に自身の機能を実行する。
図1は、本明細書に記載のシステムおよび方法の実施形態によるプラズマ切断システム100のブロック図である。システム100は、プラズマトーチ135およびワークピース145と電気的に連通する電源105を備える。電源105は、ワークピース145を切断またはマーキングするためのプラズマ切断アーク140を生成および維持するために、出力部150を介してプラズマトーチ135に出力電流を供給するように構成されている。ワークピース145は、コモン155を介して電源105と電気的に連通している。図1に示すように、コモン155は、電気接地に接続されている。いくつかの実施形態では、コモン155は、プラズマトーチ135に印加される電圧電位より低いかまたは高い電気接地以外の電圧電位に接続される。
電源105は、制御プロセッサ回路110と、1つまたは複数のハウジング(図示せず)内に取り付けられた複数のスイッチング回路115と、を含む。例えば、制御プロセッサ回路110および複数のスイッチング回路115は、能動素子と受動素子とが配置されたプリント回路基板をそれぞれ含むことができ、ファスナーまたはラッチを有する1つまたは複数のシートメタルハウジング内に取り付けられる。
図1に示すように、複数のスイッチング回路115は、スイッチング回路115aと、スイッチング回路115bと、スイッチング回路115nと、を含む。しかしながら、省略符号160は、電源105が任意の数のスイッチング回路を含むことができることを示している。いくつかの実施形態では、電源105は、1つまたは2つのスイッチング回路を含む。
制御プロセッサ回路110は、バスセグメント120aと、バスセグメント120bと、バスセグメント120cと、バスセグメント120nと、からなるマルチノード通信バス120に接続するための接続インタフェースを提供するバスインタフェース130を含む。上述のスイッチング回路と同様に、省略符号160は、任意の数のバスセグメントが存在してもよいことを示している。
複数のスイッチング回路115の各々は、マルチノード通信バス120に接続するための接続点を提供するバスインタフェース125(例えば、125a、125b、125n)を含む。マルチノード通信バス120は、制御プロセッサ回路110と複数のスイッチング回路115とを直列接続(例えば、これらを「デイジーチェーン接続」)することによって形成することができる。例えば、バスインタフェース125aは、2つのコネクタ(例えば、雄コネクタと雌コネクタ)を含むことができ、バスセグメント120aは、バスインタフェース130のコネクタとバスインタフェース125aの雄コネクタとの間にケーブル(例えば、同軸ケーブル)またはワイヤハーネスを接続することにより形成できる。さらに、バスインタフェース125bは、2つのコネクタ(例えば、雄コネクタと雌コネクタ)を含むことができ、バスセグメント120bは、バスインタフェース125aの雌コネクタとバスインタフェース125bの雄コネクタとの間にケーブルまたはワイヤハーネスを接続することによって形成することができる。他方のバスセグメント120の各々は、追加のスイッチング回路115を同じ方法で一緒にデイジーチェーン接続し続けることによって形成することができる。制御プロセッサ回路110が、電源105に何個のスイッチング回路115を追加するかにかかわらず、スイッチング回路115にアクセスするための単一のコネクタを有することのみが要求されるので、マルチノード通信バス120に対するこの接続方式が有利である。
いくつかの実施形態では、マルチノード通信バス120は、制御プロセッサ回路110と複数のスイッチング回路115との間の通信を容易にするためのコントローラエリアネットワーク(「CAN」)バスプロトコルを実装するために使用される媒体である。いくつかの実施形態では、マルチノード通信バス120は、CANopenプロトコル、制御自動化技術用のイーサネット(登録商標)(「EtherCAT」)プロトコル、DeviceNetプロトコル、およびシリアルリアルタイム通信システム(「SERCOS:serial realtime communication system」)オートメーションバスプロトコル、のうちの1つまたは複数をサポートするように構成されている。
制御プロセッサ回路110は、制御プロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、フィールドプログラマブルゲートアレイ、コンプレックスプログラマブルロジックデバイスなど)を含み、電源105の動作を管理するようにプログラムされている。いくつかの実施形態では、制御プロセッサ回路110は、電源105の動作を管理するためのプロセッサとともに動作するサポートロジックおよび他の構成要素(例えば、揮発性および不揮発性メモリ、無線通信モジュール、1つまたは複数の通信PHY、センサなど)を含む。いくつかの実施形態では、プロセッサは、EtherCATインタフェースを介してコンピュータ数値制御(「CNC(computer numerical control)」)デバイス(図示せず)と通信し、CNCデバイスは、システム100によって実行されている切断またはマーキング動作を管理する。いくつかの実施形態では、制御プロセッサ回路110は、複数の制御プロセッサを含む。
図2は、本明細書に記載のシステムおよび方法の実施形態によるプラズマ切断システム200のブロック図である。システム200は、システム100と実質的に同様の構成要素を含む。しかしながら、マルチノード通信バス120の直列デイジーチェーン接続ではなく、システム200のマルチノード通信バス220は、制御プロセッサ210のバスインタフェース230と複数のスイッチング回路215のバスインタフェース225との間の並列接続として実装される。
図3は、本明細書に記載のシステムおよび方法による例示的なスイッチング回路115のブロック図である。スイッチング回路115は、プリント回路基板(「PCB」)305と、パルス幅変調(「PWM」)制御ブロック310(破線で示す)と、電力変換ブロック315と、電流センサ350と、を含む。電流センサ350は、電流を測定または定量化するために使用される任意の能動的装置または受動的装置であり得る。いくつかの実施形態では、電流センサ350は、PCB305に搭載された電流検知部すなわち「シャント」抵抗である。いくつかの実施形態では、電流センサ350は、ホール効果電流センサデバイスである。いくつかの実施形態では、電流センサ350は、電源105の1つまたは複数のハウジングに取り付けられた金属プレートに搭載され、配線およびラグを使用してPCB305に接続される。
PWM制御ブロック310は、電流基準325と、誤差判定回路330と、PWM比較回路320と、を含む。PWM比較回路320は、マイクロコントローラまたは他のタイプのプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ、コンプレックスプログラマブルロジックデバイスなど)、ならびにマイクロコントローラと連動して動作するサポートロジックおよび他の構成要素(例えば、揮発性および不揮発性メモリ、無線通信モジュール、1つまたは複数の通信PHY、センサなど)、を含むことができる。いくつかの実施形態では、マイクロコントローラは、テキサス・インスツルメンツ社(Texas Instruments)のTMS320LF2407AまたはC2000系製品由来の同様のDSPデバイスである。いくつかの実施形態では、マイクロコントローラは、STマイクロエレクトロニクス社(STMicroelectronics)のSTM32F405またはARMマイクロコントローラコアを有する同様のデバイスである。
誤差判定回路330は、スイッチング回路115によって供給される出力電流を監視し、測定された出力電流信号365と、所望の出力電流を示す電流基準325から出力される電流設定値370との比較に基づいて、誤差出力360を生成するように構成されている。例えば、測定された出力電流信号365および電流設定値370は、各々、誤差出力360を判定するために比較されるアナログ電圧であってよく、誤差出力360の大きさは、出力電流信号365と電流設定値370との間の差に依存する。いくつかの実施形態では、電流基準325は、マイクロコントローラの管理インタフェースと電気的に連通するプログラマブル電流基準デバイスであり、電流基準325は、電流設定値370の値を変更するようにマイクロコントローラによってプログラムすることが可能である。いくつかの実施形態では、電流基準325は、個別のアナログ構成要素として実装され、電流設定値370の値は、電流基準325回路と電気的に連通するマイクロコントローラのアナログ‐デジタル変換器(「ADC」)の出力ピンの電圧を調整することにより変更することができる。
いくつかの実施形態では、誤差判定回路330は、サポートコンポーネントを有する演算増幅器として実装され、測定された出力電流信号365と電流設定値370との間の差に従って変化する誤差出力360を生成するように構成されている。いくつかの実施形態では、PWM比較回路320は、測定された出力電流信号365および電流設定値370を受信し、誤差判定回路330は、PWM比較回路320の回路およびソフトウェアにおいて実装される。
誤差比較回路330の実装に基づいて、PWM比較回路320は、ADCインタフェース入力で誤差出力360を受信するか、またはPWM比較回路320のマイクロコントローラは、ソフトウェアの誤差を算出し、内部ロジックを使用して誤差出力360の値を判定する。マイクロコントローラは、適切な内部周辺機器を使用して、所定の周波数(例えば15kHz)で三角搬送波を生成し、誤差出力360の値に対する搬送波の比較に基づいて、PWMパルス列375を生成する。PWMパルス列375は、電力変換ブロック315に供給される。
電力変換ブロック315は、チョッパまたはバックコンバータ構成で配置された、電圧入力(「Vin」)335と、インダクタ340と、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(「IGBT」)345と、ダイオード355と、を含む。IGBT345は、ヒートシンクを含むことができる。いくつかの実施形態では、電力変換ブロック315は、要求される電流出力、電源105の形状要求、IGBTの熱特性などの考慮事項に基づいて、2つ以上のIGBTを含む。
Vin335は、AC入力から整流されたDC電圧である。いくつかの実施形態では、電力変換ブロック315は、Vin335を生成するために三相AC入力電圧を全波整流するためのダイオードを含む。PWMパルス列375は、IGBT345のゲートに接続され、電力変換ブロック315から供給される出力電流を制御するために、PWMパルス列375のデューティサイクルに従ってIGBT345をオンおよびオフするために使用される。例えば、IGBT345がオンおよびオフされる時間の長さおよびスイッチング回路115の出力において供給される対応する電流量は、PWMパルス列375のデューティサイクルに基づく。IGBT345上のPWMパルス列375の動作から生成される出力波形は、インダクタ340によってフィルタリングされ、その結果、最小のリップルを有するDC出力が得られる。スイッチング回路115の出力に供給される電流と、プラズマアーク特性(例えば、1つまたは複数のガスタイプ、1つまたは複数のガス流量、1つまたは複数のガススワール)とに基づいて、電圧電位は、ワイヤまたはバスバーで電力変換ブロック315に電気的に接続されている出力部150とコモン155とに亘って生成される。例えば、プラズマアーク特性は、プラズマアークを通って流れる電流と関連して、電圧降下(例えば、アーク電圧)を生成する。いくつかの実施形態では、アーク電圧の特性は、ワークピース上のトーチ高さを判定するために使用される。トーチの高さ情報は、次に、可能な限り正方形(例えば、ワークピース表面に対して直角)になる最適な切断面を得るために使用される。いくつかの実施形態では、1つもしくは複数のプロセッサまたはマイクロコントローラは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる「Arc voltage estimation and use of arc voltage estimation in thermal processing systems」と題する米国特許出願第11/602047号に記載された技術を使ってプラズマアーク電圧を推定する。
出力電流は、電流センサ350によって点380で検知され、出力電流を電流基準325によって示されるレベルに維持するために、マイクロコントローラによる、結果として生じるPWMパルス列375の誤差算出および調整のために、上述のように誤差判定回路330にフィードバックされる。例えば、マイクロコントローラが、供給されている電流が所望の電流出力よりも小さいと判断すると、PWMパルス列375の正のデューティサイクルが増加する、すなわち、PWM信号の所与の期間中、PWMパルス列375信号が「オン」または「アクティブ」である時間が、PWMパルス列375信号が「オフ」または「非アクティブ」状態である時間に対して増加する。逆に、マイクロコントローラが、供給されている電流が所望の電流出力よりも大きいと判断すると、PWMパルス列375の負のデューティサイクルが増加する、すなわち、PWM信号の所与の期間中、PWMパルス列375信号が「オフ」または「非アクティブ」である時間が、PWMパルス列375信号が「オン」または「アクティブ」状態である時間に対して増加する。
いくつかの実施形態では、各スイッチング回路115は、DC入力バス電圧(例えば、Vin335の電圧)、トーチ135に印加されている電圧、およびスイッチング回路115の1つまたは複数の場所における温度(例えば、マイクロコントローラの場合、IGBTのヒートシンク)、のうちの1つまたは複数を測定するためのセンサを含む。センサの出力または値は、スイッチング回路115上のマイクロコントローラによって解釈または読み取られることができ、測定値は、マイクロコントローラと通信するオンボードデータ記憶装置内のマイクロコントローラ内に記憶され得る。
電力変換ブロック315の構成および動作が特定の実施形態に関して説明されてきたが、本明細書に記載された技術の趣旨から逸脱することなく、他の電力変換器トポロジを実装できることを理解されたい。いくつかの例では、スイッチング回路115は、電流基準325と、誤差判定回路330と、電力変換ブロック315と、電力センサ350と、の各々の2つの別個のインスタンスと電気的に連通し、かつこれらを制御するPWM制御ブロック310の単一のインスタンス化を含むPCBである。これらの例では、各インスタンスの出力を独立して、かつ非同期的に制御することができる。いくつかの実施形態では、PWM制御ブロック310は、PWM信号波形が電源105の出力におけるリップルを最小化するために180度位相がずれるように各インスタンスの出力を制御する。
いくつかの例では、出力リップルを最小化するために、複数のスイッチング回路115は、互いに位相がずれるように自身の出力を生成するように構成されている。一実施形態では、各スイッチング回路115のマイクロコントローラは、共通の位相整列クロックのインスタンスを受信する。クロックは、マルチノード通信バス120のために実装されたものと同様の接続を介して、制御プロセッサ回路110から分配することができる。いくつかの実施形態では、制御プロセッサ回路110は、クロックをスイッチング回路115aに供給し、スイッチング回路115aは、バッファされ位相シフトされたバージョンのクロックをスイッチング回路115bに供給するなど、各デイジーチェーン接続されたスイッチング回路115に対して実行する。いくつかの実施形態では、クロックは、各スイッチング回路115がクロックから同期信号を取得し、システム100の構成に従ってそのPWM出力(例えば、PWMパルス列375)に適用する適切な位相シフトを判定することができるように符号化される。例えば、システム100が2つのスイッチング回路115を含む場合、出力は互いに180度位相がずれてシフトされる。システム100が3つのスイッチング回路115を含む場合、出力は互いに120度ずれてシフトされる、などである。いくつかの実施形態では、スイッチング回路115は、以下に詳細に説明する固有識別子に基づいて、出力に適用する適切な位相シフトを判定する。
システム100のさらなる特徴および構成要素を、図4を参照して説明する。図4は、プラズマトーチによってプラズマ切断アークを生成および維持するための、電源からの出力電流を供給する方法400のフロー図を示す。
複数のスイッチング回路115の各マイクロコントローラは、1つまたは複数の制御プロセッサから1つまたは複数の第1のメッセージを受信し(405)、1つまたは複数の第1のメッセージは、各スイッチング回路115の電流設定値を含む。例えば、制御プロセッサ回路110の制御プロセッサは、特定の電流設定値370を提供するために、電流基準325をプログラムするようにスイッチング回路115aに指示するためのコマンドに含まれた電流設定データを含むCANプロトコル用にフォーマットされた1つまたは複数のメッセージを生成することができる。制御プロセッサは、出力電流負荷を分担(例えば、均等電流分担)するために利用可能なスイッチング回路115の数で分割された、プラズマ切断システムで行われている切断またはマーキング動作に必要な全電流に基づいて、電流設定値370の値または電圧レベルを示す電流設定値データを判定することができる。制御プロセッサは、バスインタフェース130を介してマルチノード通信バス120によって1つまたは複数の第1のメッセージを送信し、スイッチング回路115a上のマイクロコントローラは、バスインタフェース125aを介してメッセージを受信する。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のコントローラによって送られた設定値は、クリティカルランプアップ期間、定常状態期間、またはランプダウン期間などの切断システムの電源105が動作する特定の期間中のガス圧および時間に関連するプロファイルに基づく。
制御プロセッサが、特定の電流設定値370を提供するために、それぞれの電流基準325をプログラムするように、スイッチング回路115nを介してスイッチング回路115bに指示するためのコマンドに含まれる設定値データを送信する、実質的に同様の動作が実行される。
制御プロセッサは、個々のスイッチング回路115にメッセージを差し向けることができ、個々のスイッチング回路115は、各スイッチング回路115に割り当てられた固有識別子に基づいて、どのメッセージが個々のスイッチング回路115によって受信されるべきかを判定することができる。例えば、制御プロセッサと各スイッチング回路115のマイクロコントローラとの間でやりとりされるメッセージには、固有識別子の値を示すデータが含まれる。
固有識別子の値を設定するために、各スイッチング回路115は、識別キーを受け入れるためのコネクタまたは他のインタフェース(例えば、カードスロット)を有する。例えば、コネクタは、複数のピンを含むことができ、これらのピンの各々は、識別キーが存在しないときに固有識別子をデフォルト値に設定するために抵抗器を介して接地またはVCC電圧レールにプルされる。一実施形態では、固有識別子は、デフォルトで接地されるようにプルされ、そのデフォルト値をゼロに設定する4つのピンを含む。別の実施形態では、固有識別子は、デフォルトでVCCにプルされ、そのデフォルト値を2進数の16または16進数の0xFに設定する4つのピンを含む。
いくつかの実施形態では、スイッチング回路115の固有識別子がデフォルト値に設定されている場合、スイッチング回路115の動作は無効化される。いくつかの実施形態では、マイクロコントローラは、固有識別子のピンの電圧レベルを検知し、固有識別子がデフォルト値に設定されると、マイクロコントローラは、スイッチング回路115を無効状態に保持するようにプログラムされる。別の例では、固有識別子のピンのうちの1つまたは複数がマイクロコントローラのリセット入力に接続され、マイクロコントローラは、スイッチング回路115の動作を無効化するデフォルト値に固有識別子が設定されると、リセット状態に保持される。いくつかの実施形態では、スイッチング回路115の固有識別子がデフォルト値に設定されると、スイッチング回路115の動作が有効化される。
各識別キーは、スイッチング回路115に固有識別子のコネクタに対する相手コネクタを含み、各識別キーの特定のピンは、接地またはVCC電圧レールにプルされる。いくつかの例では、識別キーは、コネクタの特定のピンが接地またはVCC電圧レールに配線されたワイヤハーネスである。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のハウジングを構成するパネルは、接地され、識別キーのワイヤは、1つまたは複数のハウジングのパネルに固定されることによって接地するようにプルされる。
識別キーがスイッチング回路115の固有識別子のコネクタに噛合すると、識別キーのピンの電圧は、固有識別子を設定するために、固有識別子のピンのデフォルト値をオーバーライドする。いくつかの実施形態では、固有識別子は、4つのピンを含み、2進または16進符号化を使用して、15個の固有識別子をスイッチング回路115に割り当てることができる(例えば、15個の固有識別子および1個のデフォルト値)。4つのピンを使用し、符号化を使用しない、より単純な実装では、4つの固有識別子をスイッチング回路115に割り当てることができる(例えば、コネクタのピンごとに1つの固有識別子の値およびすべてのピンをVCCまたは接地に設定する1つのデフォルト値)。いくつかの実施形態では、固有識別子は、各スイッチング回路115に位置するDIPスイッチ上のスイッチの位置を設定することによって設定することができる。いくつかの実施形態では、固有識別子は、固有識別子に関連付けられているコネクタに対して、固有識別子の値を設定するために、VCCまたは接地に固有識別子信号を分路する1つまたは複数のジャンパをインストールすることによって設定することができる。
いくつかの実施形態では、固有識別子の値は、電源105の1つまたは複数のハウジング内のスイッチング回路115の物理的位置を示す。例えば、最大で4つのスイッチング回路115を含む電源105の実施形態では、各スイッチング回路115は、電源105の1つまたは複数のハウジング内の異なる物理的位置に搭載される。スイッチング回路115のうちの1つの固有識別子を設定するための4つの識別キーの各々は、各識別キーが、その近接範囲内にある1つのスイッチング回路115とだけ噛合することができるように、1つまたは複数のハウジング内の特定の物理的位置に取り付けられている、固定長を有するワイヤを含むワイヤハーネスである。
いくつかの実施形態では、スイッチング回路115は、固有識別子の特定の値に基づいて自己テストまたは診断モードに入る。
いくつかの実施形態では、識別キーは、マルチノード通信バス120の伝送ライン用のターミネータを含む。例えば、バスインタフェースを構成するスイッチング回路PCB上の信号伝送ラインはまた、識別キーが固有識別子のコネクタに噛合した場合、終端抵抗または終端回路が伝送ラインに適用されるように固有識別子のコネクタにルーティングできる。いくつかの実施形態では、ターミネータは、複数のスイッチング回路115と1つまたは複数の制御プロセッサとの間に接続された終端抵抗であり、抵抗の構成および値は、PCBにおける伝送ラインのトポロジの1つまたは複数と、マルチノード通信バス120のために実装されるプロトコルとに依存する。いくつかの実施形態では、終端抵抗は、マルチノード通信バス120の先端に位置する。いくつかの実施形態では、終端抵抗は、マルチノード通信バス120に関連付けられている共通または共有接続ノードに位置する。
複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、1つまたは複数の制御プロセッサに、現在の設定値の受信を確認応答する1つまたは複数の第2のメッセージを送信する(410)。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第2のメッセージはまた、スイッチング回路115上のセンサからの読み取り値に基づいて取得された1つまたは複数の測定値(例えば、出力電流、トーチ125に印加された出力電圧、入力バス電圧、1つまたは複数の場所における温度)の値を含む。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制御プロセッサは、スイッチング回路115が所定のタイムアウト期間内に1つまたは複数の第1のメッセージを確認応答しない場合、スイッチング回路115が特定の場所または固有識別子に取り付けられていないと判定する。
複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、電流設定値に基づいて、複数の自律スイッチング回路の各々による出力電流の一部の生成を制御する(415)。1つまたは複数の制御プロセッサから電流設定値を含むデータを受信すると、マイクロコントローラは、それに応じて電流基準325をプログラムし、そのPWM生成回路がトーチ135に供給するための出力電流を生成し始めることを有効化する。複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラはそれぞれ、1つまたは複数のメッセージを、それぞれの出力で取得された電流測定値を含む1つまたは複数の制御プロセッサに送信する。制御プロセッサ回路110の1つまたは複数の制御プロセッサは、各スイッチング回路115からの測定値を合計して、電源105によって供給されている総出力電流が所望の電流出力と一致するかどうかを判定する。いくつかの実施形態では、合計測定値は、平均化アルゴリズムを使用して、1つまたは複数の制御プロセッサによってフィルタリングされ、合計された結果が正規化される。
複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、スイッチング回路115の1つまたは複数の動作パラメータを監視する(420)。例えば、電流生成動作中、各マイクロコントローラは、DC入力バス電圧(例えば、Vin335の電圧)、トーチ135に印加されている電圧、および測定された出力電流信号365、のうちの1つまたは複数を監視する。いくつかの実施形態では、各マイクロコントローラは、スイッチング回路115の1つまたは複数の場所(例えば、マイクロコントローラの場合、IGBT345のヒートシンク)の温度を監視する。いくつかの実施形態では、動作パラメータの各々は、リアルタイムで監視され、その結果、制御パラメータに対する任意の必要な調整を直ちに適用することが可能になり、出力における安定性が維持される。
複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、動作パラメータのうちの1つが所定の閾値を超える場合、複数のスイッチング回路115のうちの他のスイッチング回路115から独立しかつ該他のスイッチング回路115とは非同期であるスイッチング回路115の制御パラメータを変更する(425)。例えば、上述したように、測定された出力電流信号365と電流設定値370との比較が、マイクロコントローラ内で定義された特定の閾値を超える誤差出力360を生じる場合、マイクロコントローラは、そのPWM生成回路の制御パラメータを変更して、PWMパルス列375を調整し、次に、上述したように、電流出力をそれに応じて調整する。いくつかの実施形態では、制御パラメータは、PWM信号の周波数、PWM信号のデューティサイクル、プラズマアーク点火に関係するタイミング信号、および電流生成の停止をトリガするシャットダウン信号、のうちの1つまたは複数を含む。
システム100の動作中ずっと、1つまたは複数の制御プロセッサは、特定のプラズマ切断プロセスに適合するように、必要に応じて異なる時間遅延でデータおよびコマンドをスイッチング回路115に発行し続ける。例えば、切断動作が実行中であることに基づいて、現在の要求が増減するにつれて、切断サイクル中にメッセージ送信が何度も繰り返される。さらに、制御プロセッサ回路110または制御プロセッサ回路110と通信するCNCに記憶された所望のランプアップ、定常状態の切断動作、またはランプダウン電流プロファイルに従うように、最新の電流設定値が切断動作中に送信される。いくつかの実施形態では、時間‐クリティカルランプアップおよびランプダウン電流プロファイルが、切断サイクルの開始前に制御プロセッサ回路110からスイッチング回路115に送られる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制御プロセッサは、特定の切断またはマーキング動作に必要な総必要出力電流の均等な分担を生成するように、複数のスイッチング回路115を構成する。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制御プロセッサは、特定の切断またはマーキング動作に必要な総必要出力電流の異なる分担を生成するように、複数のスイッチング回路115を構成する。例えば、電源105は、異なる出力電流生成能力を有するスイッチング回路115を含むことができる(例えば、スイッチング回路115aおよびスイッチング回路115bはそれぞれ80Aを生成することができ、スイッチング回路115nは130Aを生成することができる)。スイッチング回路115を独立して制御することができるので、システム100の構成は、所望の場合、異なる能力を有するスイッチング回路115を「混合および適合させる」ことによって、電源105の出力で生成される総電流を有利に生成することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制御プロセッサは、電源105の1つまたは複数のハウジング内の各スイッチング回路115の場所に基づいて、特定の切断またはマーキング動作に必要とされる総必要出力電流の異なる分担を生成するように、複数のスイッチング回路115を構成する。例えば、冷却ファンまたはベントに隣接して位置するスイッチング回路115は、スイッチング回路115の部品を冷却するための空気流がわずかしかないエリアに位置付けられているスイッチング回路115よりも大きい分担の総出力電流を生成するように構成することができる。上述のように、各スイッチング回路115の固有識別子は、電源ハウジング内のその位置または場所を示すことができる。したがって、1つまたは複数の制御プロセッサは、制御プロセッサ回路110または制御プロセッサ回路110と通信するCNCに記憶された、システム100の事前に定義されたプロファイルに基づいて、各スイッチング回路115の場所を判定することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の制御プロセッサは、各スイッチング回路115が動作した時間数に基づいて、特定の切断またはマーキング動作に必要な総必要出力電流の異なる分担を生成するように、複数のスイッチング回路115を構成する。例えば、閾値を超える時間にわたって動作されたスイッチング回路115は、閾値を超えない時間にわたって動作された「フレッシュ」なスイッチング回路115よりも小さい分担の出力電流を供給するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、スイッチング回路115のマイクロコントローラは、所定の閾値を超える温度測定値に基づいて、1つまたは複数の制御プロセッサに1つまたは複数のメッセージを送信する。これに応答して、1つまたは複数の制御プロセッサは、スイッチング回路115のそれぞれにメッセージを送信して、各スイッチング回路115によって生成された必要電流を再分配し、過熱状態を検知したスイッチング回路115によって発生する電流が少なくなるようにする。いくつかの例では、スイッチング回路115のマイクロコントローラは、センサ測定値に基づいて単相の異常または過電流の異常を検出する。これに応答して、マイクロコントローラは、マイクロコントローラの制御パラメータを変更して、電流出力を低減させるか、または異常が重大である場合には電流の生成を停止する。さらに、マイクロコントローラは、1つまたは複数の制御プロセッサに1つまたは複数のメッセージを送信して、異常の状態を報告するので、1つまたは複数の制御プロセッサは、それに応じて他のスイッチング回路115の動作を調整するか、または切断もしくはマーキング動作を停止することができる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、複数のスイッチング回路115のサブセットのみを構成して、電流を生成する。一例では、制御された始動プロファイルを達成するために、現在の要求が閾値(例えば30A)を超えるまで、1つのスイッチング回路115のみが有効化され、その後、他のスイッチング回路115は、負荷を分担するように、電流を生成し始めるように構成されている。いくつかの実施形態では、電源105は、異なる能力を有するスイッチング回路115で構成され、1つまたは複数のプロセッサは、動作がシステム100によって実行されていることに基づいて、複数のスイッチング回路115のサブセットのみを構成する。例えば、第1のスイッチング回路115は、高精度の出力を有する低電流出力容量(例えば、5A〜30Aの範囲の出力容量を有する低電流マーキングスイッチング回路115)を有することができる一方、第2のスイッチング回路115は、出力において変動性を有する高電流出力を有することができる(例えば、130A〜170Aの範囲の出力容量を有し、高速かつ厚さの大きい切断または高速もしくは厚さの大きい切断のために最適化された高出力スイッチング回路115)。このようなシナリオでは、1つまたは複数のプロセッサは、高精度であるが低電流を必要とする動作(例えば、マーキング)のための電流を生成するように第1のスイッチング回路115のみを構成することができ、1つまたは複数のプロセッサは、より高い電流を必要とするが、より低い精度を必要とする動作(例えば、切断)のための電流を生成するように、第2のスイッチング回路115のみ(または第1および第2のスイッチング回路115の両方)を構成することができる。
システム100の追加の特徴および構成要素を、図5を参照して説明する。図5は、複数の自律スイッチング回路を含むプラズマアークシステム電源から出力電流を供給する方法500のフロー図を示す。方法500を用いるシステム100の実施形態では、自律スイッチング回路115は、マスタ‐スレーブ方式を使用して動作を調整し、制御プロセッサ回路110との相互作用または制御プロセッサ回路110からの監視を必要とせずに電源105からの電流生成を開始および調整する。
所定の選択方式に基づいて、複数の自律スイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、複数の自律スイッチング回路の動作を調整するためのマスターマイクロコントローラを選択する(505)。いくつかの実施形態では、マスターマイクロコントローラを判定するための選択スキームは、複数の自律スイッチング回路115の固有識別子の値に基づく。例えば、マイクロコントローラは、その固有識別子が事前に定義された値に設定されている場合にはマスターマイクロコントローラになるように構成され、そうでない場合にはスレーブマイクロコントローラになるように構成することができる。いくつかの実施形態では、複数の自律スイッチング回路115の起動時にマルチノード通信バス220を制御するかまたは「要求する」第1のマイクロコントローラが、マスターマイクロコントローラとして選択される。いくつかの実施形態では、複数の自律スイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、相互に送信される一連のメッセージにおいて各々の能力(例えば、処理能力、有効化された機能、現在の出力能力など)を通知し、マスターマイクロコントローラは、所望の能力の階層に基づいて選択される(例えば、マスターマイクロコントローラにとって、大きな電流出力能力よりも、余剰の処理能力の方がより望ましい)。いくつかの実施形態では、所定の選択スキームは、上記のパラメータのうちの1つまたは複数に基づく。
マスターマイクロコントローラは、プラズマアークシステムによって実行されるプロセスのための1つまたは複数のパラメータを判定する(510)。例えば、マスターマイクロコントローラは、切断またはマーキングプロセスのために電源105によって供給される必要がある出力電流の量を示すデータを含むメッセージを受信することができる。いくつかの実施形態では、マスターマイクロコントローラは、実行されるプロセス(例えば、切断、マーキング)とワークピース145(例えば、材料組成、厚さ)の特性とを示すデータを受信し、マスターマイクロコントローラは、該プロセスを行うために必要な出力電力量を算出する。いくつかの実施形態では、マスターマイクロコントローラは、制御プロセッサ回路110からマルチノード通信バス220を介して、またはCNCから直接、1つまたは複数のパラメータを受信する。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のパラメータが、システム100のユーザインタフェースを介して、またはシステム100の機器設定(例えば、ダイヤル設定)を介して、ユーザによってマスターマイクロコントローラに提供される。
マスターマイクロコントローラは、複数のスイッチング回路115のうちの他のマイクロコントローラのそれぞれから、スイッチング回路115の少なくとも1つの属性を含む1つまたは複数の第1のメッセージを受信する(515)。例えば、マスターマイクロコントローラは、各スレーブマイクロコントローラから、各スイッチング回路115の最大出力電流容量を示すデータを受信することができる。いくつかの実施形態では、マスターマイクロコントローラは、各スレーブマイクロコントローラから、各スイッチング回路115の型番、および各自律スイッチング回路115が操作された時間数、のうちの1つまたは複数を示すデータを受信する。
マスターマイクロコントローラは、複数のスイッチング回路115のうちの他のマイクロコントローラのそれぞれに、各マイクロコントローラの電流設定値を含む1つまたは複数の第2のメッセージを送信する(520)。この場合、各電流設定値は、各自律スイッチング回路115の少なくとも1つの属性に基づく。マスターマイクロコントローラは、プラズマアークシステムによって実行されるプロセスの1つまたは複数のパラメータを考慮して、各スイッチング回路115の少なくとも1つの属性を分析し、各スイッチング回路115の電流設定値を判定する。例えば、マスターマイクロコントローラは、スイッチング回路115が電流設定値に基づいて生成することとなる総電流が、システム100によって実行されているプロセスの要件を満たすように、マスターマイクロコントローラ自体を含む各スイッチング回路115の電流設定値を判定する。次に、マスターマイクロコントローラは、マルチノード通信バス120を介して送られるメッセージにおいて、その特定の電流設定値をスレーブマイクロコントローラに送信する。
各マイクロコントローラは、その現在の設定値を受信することに応答して、上述の方法400、ステップ415、420および425と同様の方法で動作する。複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、電流設定値に基づいてプラズマアークシステム電源からの出力電流の一部の生成を制御する(525)。複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、自律スイッチング回路の1つまたは複数の動作パラメータを監視する(530)。複数のスイッチング回路115各々のマイクロコントローラは、動作パラメータのうちの1つまたは複数が所定の閾値を超える場合、複数のスイッチング回路115のうちの他のスイッチング回路115から独立しかつ該他のスイッチング回路115とは非同期であるスイッチング回路115の制御パラメータを変更する(535)。
いくつかの実施形態では、マイクロコントローラは、マスターマイクロコントローラがなく、スイッチング回路115がヒートシンク温度、動作アーク時間、さらには最大出力能力などのパラメータに基づいて作業負荷を分割する、高度負荷分担スキームを決定しておく。
「備える」、「含む」、および/またはそれぞれの複数形は、オープンエンドであり、列挙された部分を含み、列挙されていないさらなる部分を含むことができる。「および/または」は、オープンエンドであり、列挙された部分のうちの1つまたは複数、および列挙された部分の組み合わせを含む。
当業者であれば、主題が、主題の趣旨または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で具体化され得ることを理解するであろう。したがって、前述の実施形態は、あらゆる点において、本明細書に記載された主題を限定するものとしてではなく、例示として捉えられるべきである。

Claims (19)

  1. ヘッドを含むプラズマトーチと、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置され、前記プラズマトーチと連通し、前記プラズマトーチによってプラズマ切断アークを生成および維持するための出力電流を供給するように構成された、電源と、を備える、プラズマ切断システムであって、前記電源は、
    1つまたは複数の制御プロセッサと、
    マルチノード通信バスを介して前記1つまたは複数の制御プロセッサと通信する複数の自律スイッチング回路と、を含み、前記複数の自律スイッチング回路の各々は、
    前記1つまたは複数の制御プロセッサから受信した1つまたは複数のメッセージに基づいて前記出力電流の一部の生成を制御することと、
    前記自律スイッチング回路の1つまたは複数の動作パラメータを監視することと、
    前記動作パラメータのうちの1つ以上が所定の閾値を超える場合、前記複数の自律スイッチング回路のうちの他の自律スイッチング回路から独立しかつ前記他の自律スイッチング回路とは非同期である前記自律スイッチング回路の制御パラメータを変更することと、を行うように構成された、マイクロコントローラを含み、
    前記制御パラメータは、パルス波変調(PWM)信号の周波数、PWM信号のデューティサイクル、プラズマアーク点火のタイミング信号、およびシャットダウン信号を含む、プラズマ切断システム。
  2. 前記複数の自律スイッチング回路と前記1つまたは複数の制御プロセッサとの間に接続された複数の伝送線終端抵抗をさらに備える、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  3. 前記伝送線終端抵抗のセットは、前記マルチノード通信バスの先端または前記マルチノード通信バスの共通接続ノードに位置付けられている、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  4. 前記ハウジング内に配置された制御盤をさらに備え、前記制御盤は、前記1つまたは複数の制御プロセッサと、前記マルチノード通信バスに関連付けられているコネクタと、を含む、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  5. 各マイクロコントローラは、デジタル信号プロセッサ(DSP)である、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  6. 前記複数の自律スイッチング回路の各々は、固有識別子を含む、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  7. 前記複数の自律スイッチング回路の自律スイッチング回路の前記固有識別子は、(i)前記ハウジング内の前記自律スイッチング回路の物理的位置、(ii)前記自律スイッチング回路に設けられたキー、(iii)DIPスイッチの設定、および(iv)前記自律スイッチング回路に設けられた1つもしくは複数のジャンパ、のうちの1つまたは複数に基づく、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  8. 自律スイッチング回路の動作は、当該自律スイッチング回路の固有識別子の値に基づいて有効化または無効化される、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  9. 前記マルチノード通信バスは、前記1つまたは複数の制御プロセッサが前記複数の自律スイッチング回路に並列に接続されたマルチドロップトポロジを含む、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  10. 前記1つまたは複数の動作パラメータは、DC電圧、自律スイッチング回路の温度、および電流、のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  11. 各マイクロコントローラは、リアルタイムで前記1つまたは複数の動作パラメータを監視するようにさらに構成されている、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  12. 各マイクロコントローラは、単相の異常および過負荷電流の異常のうちの1つまたは複数を検出することと、
    前記異常に基づいて、前記複数の自律スイッチング回路のうちの前記他の自律スイッチング回路から独立しかつ前記他の自律スイッチング回路とは非同期である前記スイッチング回路の制御パラメータを変更することと、
    前記1つまたは複数の制御プロセッサに前記異常の表示を提供することと、を行うようにさらに構成されている、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  13. 前記異常の前記表示は、前記マルチノード通信バスを介して送信される1つまたは複数のメッセージにおいて、前記1つまたは複数の制御プロセッサに提供される、請求項12に記載のプラズマ切断システム。
  14. 前記マルチノード通信バスは、コントローラエリアネットワーク(CAN)プロトコル、CANOpenプロトコル、制御自動化技術用のイーサネット(EtherCAT)プロトコル、DeviceNETプロトコル、およびSERCOSプロトコル、のうちの少なくとも1つをサポートするように構成されている、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  15. 前記1つまたは複数の制御プロセッサから受信された前記1つまたは複数のメッセージは、前記自律スイッチング回路の電流基準のための設定値を含む、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  16. 前記設定値は、クリティカルランプアップ期間、定常状態期間、およびランプダウン期間、のうちの1つの期間中のガス圧および時間に関連するプロファイルに対応する、請求項15に記載のプラズマ切断システム。
  17. 前記複数の自律スイッチング回路の各々は、前記出力電流の均等な割り当て分を生成する、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  18. 前記複数の自律スイッチング回路のうちの少なくとも2つは、前記出力電流の異なる割り当て分を生成する、請求項に記載のプラズマ切断システム。
  19. 自律スイッチング回路によって生成された前記出力電流の部分は、前記自律スイッチング回路が操作された時間数、前記ハウジング内の前記自律スイッチング回路の場所、前記プラズマ切断システムによって実行されているプラズマ切断動作の種類、前記プラズマ切断システムによって実行されているプラズマ切断動作の段階、および前記自律スイッチング回路の電流生成能力、のうちの1つまたは複数に基づく、請求項に記載のプラズマ切断システム。
JP2018553469A 2016-04-12 2017-04-12 プラズマアーク切断のための電力を供給するシステムおよび方法 Active JP6888024B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662321475P 2016-04-12 2016-04-12
US62/321,475 2016-04-12
PCT/US2017/027274 WO2017180787A1 (en) 2016-04-12 2017-04-12 Systems and methods for providing power for plasma arc cutting

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019513561A JP2019513561A (ja) 2019-05-30
JP6888024B2 true JP6888024B2 (ja) 2021-06-16

Family

ID=58610054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018553469A Active JP6888024B2 (ja) 2016-04-12 2017-04-12 プラズマアーク切断のための電力を供給するシステムおよび方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10610953B2 (ja)
EP (1) EP3443821B1 (ja)
JP (1) JP6888024B2 (ja)
CN (1) CN109315059B (ja)
WO (1) WO2017180787A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107953018B (zh) * 2017-11-30 2023-04-14 杭州凯尔达电焊机有限公司 实现等离子切割机主电弧与转移弧快速切换的识别电路
CN111602471A (zh) * 2018-01-23 2020-08-28 株式会社富士 等离子体发生装置和信息处理方法
JP7042124B2 (ja) * 2018-03-20 2022-03-25 株式会社Fuji プラズマ装置用電源装置
JP7444875B2 (ja) 2018-11-09 2024-03-06 プロドライヴ・テクノロジーズ・イノヴェーション・サービシーズ・ベーフェー プラズマ処理装置用電圧波形生成器
JP2024037281A (ja) 2022-09-07 2024-03-19 株式会社Fuji プラズマ処理システム及びプラズマ処理システムの情報設定方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4270165A (en) * 1979-04-24 1981-05-26 Qualidyne Systems, Inc. Controller for d.c. current supplied by a plurality of parallel power supplies
US7247814B2 (en) * 2005-03-23 2007-07-24 Illinois Tool Works Inc. System and method for data communications over a gas hose in a welding-type application
US9931708B2 (en) * 2006-07-27 2018-04-03 Illinois Tool Works Inc. Automatic consumable and torch length detection via pressure decay
US8350182B2 (en) * 2006-09-11 2013-01-08 Hypertherm, Inc. Portable autonomous material processing system
US7615719B2 (en) * 2006-09-11 2009-11-10 Hypertherm, Inc. Autonomous plasma cutting system
JP4869869B2 (ja) * 2006-10-24 2012-02-08 コマツ産機株式会社 プラズマ切断機、及びプラズマ電源システム
JP5375130B2 (ja) * 2009-01-26 2013-12-25 富士電機株式会社 無停電電源装置
US8309878B2 (en) * 2009-12-30 2012-11-13 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Universal input power supply utilizing parallel power modules
US10112251B2 (en) * 2012-07-23 2018-10-30 Illinois Tool Works Inc. Method and apparatus for providing welding type power
TWI599272B (zh) * 2012-09-14 2017-09-11 蘭姆研究公司 根據三個或更多狀態之功率及頻率調整
CN103433608B (zh) * 2013-08-12 2015-11-11 华中科技大学 一种模块化斩波式等离子切割电源控制方法及装置
CN103433607B (zh) * 2013-08-12 2016-01-13 华中科技大学 一种数字化等离子切割机控制系统
US9550251B2 (en) * 2014-03-28 2017-01-24 Hypertherm, Inc. Power supply assembly for a plasma arc torch system
US9967964B2 (en) * 2014-05-30 2018-05-08 Hypertherm, Inc. Cooling plasma cutting system consumables and related systems and methods
CN204075481U (zh) * 2014-07-31 2015-01-07 佛山中用自动化装备有限公司 一种等离子/氩弧焊焊机系统

Also Published As

Publication number Publication date
US10610953B2 (en) 2020-04-07
CN109315059B (zh) 2021-08-24
WO2017180787A1 (en) 2017-10-19
CN109315059A (zh) 2019-02-05
EP3443821A1 (en) 2019-02-20
US20170291245A1 (en) 2017-10-12
JP2019513561A (ja) 2019-05-30
EP3443821B1 (en) 2023-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6888024B2 (ja) プラズマアーク切断のための電力を供給するシステムおよび方法
EP3504606B1 (en) Predictive thermal control management using temperature and power sensors
US7275380B2 (en) Thermal management system and method
US7142951B2 (en) Direct current power pooling for an ethernet network
TWI582585B (zh) 機櫃的監控系統
JP2023179532A (ja) ネットワークシステムにおけるパルス電力の初期化および同期
US10278264B2 (en) System for preventing excessive cable heating in power over ethernet-based lighting systems
US20160248251A1 (en) Variable feed-out energy management
CN105045361B (zh) 电源供应装置及其电源供应方法
WO2016059758A1 (en) Power path information generation device, method for generating power path information, and computer program
US10468889B2 (en) Shared power for power distribution modules
CN113374724A (zh) 一种基于多温度节点的风扇控制系统及方法
CN104541575B (zh) 功率分配系统
TWI648617B (zh) 用於電腦系統的電力供應方法
CN105093993B (zh) 电子设备及其控制方法
EP2905580B1 (en) Method and system for decentralized electricity metering
CN113966153A (zh) 一种交换机散热控制系统及控制方法
US9645564B2 (en) Method for operating a modular automation device
JP2017168954A (ja) 電源アダプタ
JP6106900B2 (ja) 定力率パワーサプライおよび定力率出力の制御方法
CN202904411U (zh) 半导体设备及其加热器电源控制系统
KR102235194B1 (ko) Ess의 통합 제어가 가능한 전력 시스템
Wu et al. A novel parallel current-sharing control method of switch power supply
CN114326458A (zh) 对采用以太网供电的系统中的受电设备进行功率控制
TW202223593A (zh) 功耗校調方法與伺服器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6888024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250