JP6886494B2 - 砕石整理用器具 - Google Patents
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Description
このような道床形状の補修作業は、スコップを用いて2人の作業者が人力で行うのが一般的である。砕石の掻き上げ作業の場合、図7に示す特許文献1に記載されるように、第1の作業者62がスコップ15を用いて砕石55を掻き上げ、第1の作業者62が砕石55を掻き上げるタイミングに合わせて、第2の作業者61がスコップ15に連結されたロープ16を引き上げて行う。
本発明の第一の態様は、長尺状の柄と、前記柄の後端側に連結された第1ハンドル部と、すくい面を有し、前記柄の前端に連結されたショベル面部と、前記すくい面の下面に固定され、前記すくい面の前端から前方に突出している複数の爪と、を備えることを特徴とする砕石整理用器具である。
砕石整理用器具1は、長尺状の柄2、柄2の後端側に連結された第1ハンドル部3、柄2の長手方向の中央部よりも前方に配置された第2ハンドル部4、すくい面6を備え、柄2の前端に連結されたショベル面部5、すくい面6の下面に固定され、すくい面6の前端から前方に突出している複数の爪20と、から構成されている。
以下の説明では、柄2において、ショベル面部5が連結されている側を柄2の前方、第1ハンドル部3が連結されている側を柄2の後方として説明する。すくい面6の幅方向とは、柄2に直交し、すくい面6と略平行な方向である。すくい面6の上下方向とは、すくい面6に略直交する方向を指し、すくい面6の上方とは、すくい面6の砕石が載せられる側であり、すくい面6の下方とはその逆を指す。すくい面6の前後方向とは、すくい面6において複数の爪20が延びる方向と平行な方向を指す。
柄2の後端側に連結される第1ハンドル部3は、柄2の後端側から二手に分かれて柄2の後端側に延びる一組の第1ハンドル支持部11と、一組の第1ハンドル支持部11の後端同士を連結し、作業者が把持する第1ハンドル把持部12と、から構成されている。
第1ハンドル支持部11は、図1に示すように、曲線的な形状であっても良いし、或いは直線的な形状であっても良い。
第1ハンドル把持部12は、作業者が把持し易い様に、断面形状が円形であっても良い。また、作業者が把持し易いように、作業者の指の一本一本が載置できるように不図示の溝部(グリップ)が設けられていても良い。第1ハンドル把持部12の断面形状は、円形に限らず、作業者が把持し易ければ、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形でも楕円形でも良い。
また、第1ハンドル部3は、柄2の後端に設けられても、柄2の後端よりも柄2の前方に配置されていても良い。
なお、ショベル脇部7は、すくい面6の幅方向の両端部から、すくい面6に対して略直角に立設されている。同様に、ショベル後端部8は、すくい面6の後端から、すくい面6に対して略直角に立設されていても良い。
また、ショベル後端部8のすくい面6の幅方向の両端部と、ショベル脇部7の後端は、図1に示すように溶接等で接続されて隙間が空かないように構成されても良い。或いは、砕石が落下しない程度であれば、ショベル後端部8のすくい面6の幅方向の両端部と、ショベル脇部7の後端との間に隙間が空いている。なお、ショベル脇部7とショベル後端部8は、すくい面6に対して略直角に立設されていなくとも、すくい面6から砕石が落下しない範囲で、すくい面6に対して角度を付けて設けられていても良い。
なお、本実施形態では、すくい面6に柄2が溶接により強固に固定されているが、固定方法は溶接に限定されず、例えば、ネジやボルトナットを用いて固定されても良い。
また、図3に示すように、ショベル面部5(すくい面6)は、柄2に対して角度βが鈍角となるように設けられている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、すくい面6の前後方向の長さは、すくい面6の幅と略同じである。即ち、すくい面6の前後方向の最大長さは、すくい面6の最大幅と略同じである。
つまり、すくい面6に柄2が強固に固定され、すくい面6の下面に複数の爪20が固定されているため、柄2、すくい面6、及び複数の爪20は一体的に形成されていると見なして良い。
ここで、すくい面6と複数の爪20との関係を詳しく説明する。図2、図3に示すように、すくい面6の下面に複数の爪20の上面が固定されている。固定方法は特に限定されず、すくい面6の下面から複数の爪20が剥がれ落ちない限り、例えば溶接により固定しても、ネジを螺合して固定しても良い。本実施形態では複数の爪20は5本設けられており、すくい面6の下面に位置する5本の爪20の上面の全てが、すくい面6の下面に溶接により強固に固定されている。なお、すくい面6の下面から複数の爪20が剥がれ落ちない限り、すくい面6の下面と複数の爪20の上面との間に隙間があっても良い。
ここで、図2,3に示すように、複数の爪20の後端は、すくい面6の後端まで延びている。
また、隣接する複数の爪20の間隔Wは4cm以下である。これは、砕石は略直径5cmの略球形であるため、隣接する複数の爪20の間からの砕石の落下を防止するためである。なお、砕石のサイズに応じて、隣接する複数の爪20の間から砕石が落下しないように、複数の爪20の間隔Wを適宜調節しても良い。
なお、複数の爪20の本数は5本に限定されない。
図1に示すように、第2ハンドル支持部9は、板状であっても良いし、或いは棒状であっても良い。
第2ハンドル把持部10は、作業者が把持し易い様に、断面形状が円形であっても良い。また、作業者が把持し易いように、作業者の指の一本一本が載置できるように不図示の溝部(グリップ)が設けられていても良い。第2ハンドル把持部10の断面形状は、円形に限らず、作業者が把持し易ければ、三角形、四角形、五角形、六角形等の多角形でも楕円形でも良い。
図3に示すように、柄2に対して第2ハンドル支持部9は角度αが付いて設けられている。本実施例では、角度αは鋭角に設けられている。即ち、第2ハンドル支持部9は、後方に向かうに従い柄2から離間するように傾斜している。鋭角は例えば45°以下である。鋭角が例えば45°以下の場合、複数の爪20を砕石に突き刺す際に、第2ハンドル把持部10を把持する作業者の手からショベル後端部8及びすくい面6を介して複数の爪20に作用する力のうちで、柄2に平行な成分をより大きくとることができるため、砕石に複数の爪20をより深く突き刺すことができる。砕石により深く複数の爪20が刺されば、すくい面6にすくい上げることのできる砕石の量が増えるため、一度に移動させることのできる砕石の量が増え、砕石の掻き上げ作業の作業効率が向上する。ここで、第2ハンドル支持部9は、後方に向かうに従い、柄2から、すくい面の上面側に離間するように傾斜している。なお、角度αは、鋭角でなくとも、柄2に対して略直角に設けられていても良い。
ここで、図3に示すように、第2ハンドル支持部9を側面から見ると、屈曲部13が第2ハンドル支持部9と爪20との境となっている。爪20の後端側には、すくい面6の下面からさらに下方に向かう方向に凸状に膨らむように湾曲する湾曲部14が設けられている。湾曲部14と屈曲部13とは、図3に示す砕石整理用器具1の側面視で隣接している。
また、図1、図3に示すように、すくい面6の下面から、複数の爪20が突き出るように設けられている。
また、上記実施形態の砕石整理用器具1を構成する構成要素は、例えば焼き入れを施した鋼鉄材料で構成されていても良い。
例えば、道床の法面の形状補修を行うために、砕石整理用器具1を用いて砕石の掻き上げ作業を行う場合を想定して説明する。
作業者が右利きの場合を想定すると、第1に作業者は、右手で砕石整理用器具1の第1ハンドル部3の第1ハンドル把持部12を把持し、左手で第2ハンドル部4の第2ハンドル把持部10を把持しながら、複数の爪20を道床の法面に多数敷かれた砕石中に勢いよく突き刺す。
第2に作業者は、第1ハンドル把持部12(第1ハンドル部3)に対して第2ハンドル把持部10(第2ハンドル部4)を相対的に引き上げ、第2ハンドル把持部10(第2ハンドル部4)に対して第1ハンドル把持部12(第1ハンドル部3)を相対的に押し下げることにより、砕石中に突き刺さった複数の爪20で砕石をすくい上げると、複数の爪20の上を砕石が柄2の後端側に向かって滑り落ちて、すくい面6に載置される。
第3に作業者は、すくい面6に載置された砕石を、砕石整理用器具1を所望の場所まで移動して落下させることにより、道床の法面の所望の場所に砕石を移動することができる。
なお、ロープ16付きのスコップ15の重量は2.5kg、砕石整理用器具1の重量は3.2kg、砕石整理用器具100の重量は2.5kgであった。
ここで、ロープ16付きのスコップ15を評価する場合、簡単のために、ロープ16の引手がいずれの被験者であったかは考慮せず、スコップ15を操作する作業者が被験者1〜5の何れであったかを考慮した。また、ロープ16付きのスコップ15は2人の作業者で作業するため、便宜上、砕石の総重量を2で割った1人当たりの砕石の総重量を算出した。このようにして、1人の作業者が作業を行う砕石整理用器具1、砕石整理用器具100を使用した場合と、1人当たりの砕石の総重量で比較した。数字は四捨五入により少数第一位に丸めた。
被験者2は、1分間に、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合に85.6kg(1人当たり42.8kg)、砕石整理用器具1を用いた場合に39.3kg、砕石整理用器具100を用いた場合に50.7kgの砕石をすくい上げることができた。
被験者3は、1分間に、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合に39.6kg(1人当たり19.8kg)、砕石整理用器具1を用いた場合に32.2kg、砕石整理用器具100を用いた場合に32.6kgの砕石をすくい上げることができた。
被験者4は、1分間に、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合に57.1kg(1人当たり28.6kg)、砕石整理用器具1を用いた場合に40.7kg、砕石整理用器具100を用いた場合に44.4kgの砕石をすくい上げることができた。
被験者5は、1分間に、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合に78.7kg(1人当たり39.4kg)、砕石整理用器具1を用いた場合に73.4kg、砕石整理用器具100を用いた場合に65.5kgの砕石をすくい上げることができた。
被験者1(砕石整理用器具1を用いた場合90、砕石整理用器具100を用いた場合127)。
被験者2(砕石整理用器具1を用いた場合92、砕石整理用器具100を用いた場合118)。
被験者3(砕石整理用器具1を用いた場合163、砕石整理用器具100を用いた場合165)。
被験者4(砕石整理用器具1を用いた場合143、砕石整理用器具100を用いた場合156)。
被験者5(砕石整理用器具1を用いた場合187、砕石整理用器具100を用いた場合166)。
一方、砕石整理用器具1を用いた場合、被験者1,2では、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合の9割程度の結果であったが、被験者3〜5では、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合を大きく上回っているため、概ね、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合よりも多くの砕石をすくい上げることができたと言える。
砕石整理用器具1を用いた場合と、砕石整理用器具100を用いた場合とを比較すると、軽量の砕石整理用器具100を用いた場合に、より多くの砕石をすくい上げることができたため、すくい面6の面積を適度に減らして器具の重量を軽くした方が好ましいと考えられる。これは、すくい面6の面積を適度に減らして器具の重量を軽くした場合、作業者が砕石をすくい上げる回数を増やすことができ、結果として、砕石の掻き上げ作業の作業効率が向上すると考えられる。
これは、砕石整理用器具1を用いた場合、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合よりも、作業効率が35%上がり、砕石整理用器具100を用いた場合、ロープ16付きのスコップ15を用いた場合よりも、作業効率が46%上がることを示している。
一方、砕石整理用器具1や砕石整理用器具100を用いた場合、1人の作業者が作業するため、1回にすくい上げる砕石の量は従来のロープ16付きのスコップ15を用いた場合よりも少ないが、すくい上げる回数が多いため、結果として1人当たりの仕事量が増えたと考えられる。
なお、図6に示す本実施形態に係る砕石整理用器具1の第3の変形例に係る砕石整理用器具2000のように、第2ハンドル部4がない構成であっても良い。このような構成においても、右手で第1ハンドル部3を把持し、左手で第2ハンドル部4の第2ハンドル把持部10を把持する代わりに柄2の長手方向の中央部よりも前方を把持することによって、第2ハンドル部4を備える砕石整理用器具1を用いた場合と概ね同様の効果を発揮することができる。
また、一組の第2ハンドル支持部9はショベル後端部8から延び、一組の第2ハンドル支持部9は5本の爪20のうちの2本と一体的に設けられているとしたが、一組の第2ハンドル支持部9と、5本の爪20のうち、中心に設けられる爪20に隣り合う2本の爪20とが同一部材(同一材料)により一体的に構成されていても良い。或いは、一組の第2ハンドル支持部9と、5本の爪20のうち、中心に設けられる爪20と隣り合う2本の爪20とが別部材(別材料)により構成され、両者が溶接等により連結されていても良い。
ここで、複数の爪20の本数は5本に限定されないため、複数の爪20の本数が5本でない場合も、一組の第2ハンドル支持部9が、複数の爪20のうちで中心に設けられる爪20に隣り合う2本の爪20に一体的に設けられていても、或いは溶接等により連結されていても良い。
また、一組の第2ハンドル支持部9と一体的に設けられる複数の爪20の本数は2本に限られず任意の本数であっても良い。
なお、一組の第2ハンドル支持部9に代えて、1本の第2ハンドル支持部9がショベル後端部8に設けられていても良い。この場合、1本の第2ハンドル支持部9の先端から第2ハンドル把持部10がすくい面6の幅方向等の作業者が把持し易い任意の方向に延びて片持ちのグリップ形状等に形成されていても良い。また、1本の第2ハンドル支持部9がショベル後端部8に設けられている場合、1本の第2ハンドル支持部9と複数の爪20のうちの1本または任意の本数が一体的に設けられていても良い。
同様に、一組の第1ハンドル支持部11に代えて、1本の第1ハンドル支持部11が柄2の後端側に設けられていても良い。この場合、1本の第1ハンドル支持部11の先端から第1ハンドル把持部12がすくい面6の幅方向等の作業者が把持し易い任意の方向に延びて片持ちのグリップ形状等に形成されていても良い。
また、第2ハンドル支持部9は、ショベル後端部8に設けられていなくとも、柄2の長手方向の中央部よりも前方に配置されていても良い。但し、第2ハンドル支持部9がショベル後端部8に設けられている方が、砕石から荷重を受けるすくい面6から第2ハンドル支持部9までの距離が近いため、すくい面6に載置された砕石の重量が重い場合でも、容易に砕石を所望の場所に移動することができる。
また、図3の例では、湾曲部14の先端から爪20の先端までは直線的に延びているが、湾曲部14が爪20の先端まで続いていても良い。この場合、砕石に接触する複数の爪20の下面の面積がさらに減るため、ショベル面部5が、砕石上を、より滑らかに動くことができる。
また、例えば、図5に示す砕石整理用器具1の第2の変形例である砕石整理用器具1000のように、すくい面600の表面をすくい面6よりも平坦に形成し、すくい面600とショベル脇部700とが、より滑らかに連結されていても良い。この場合、すくい面600の表面が、砕石整理用器具1のすくい面6よりも滑らかであるため、すくい面600上において砕石に対する摩擦係数が減り、より容易に、すくい面600から砕石を所望の場所に落下させることができる。
また、図5に示すように、第1ハンドル部300の形状が、砕石整理用器具1の第1ハンドル部3の形状と異なっていても良い。
図4に示す砕石整理用器具100のすくい面60は、図1に示すすくい面6の前端を後方に後退させて、すくい面60の前後方向の長さが、すくい面60の幅よりも小さいとしたが、具体的には、すくい面60の幅が、すくい面6の前後方向の長さの100%より大きく250%以内の範囲であっても良い。こうすることで、砕石整理用器具100の軽量化を図ることができる。
また、この際、図4に示す砕石整理用器具100のすくい面60の前端から、前方に突出する複数の爪20の先端までの長さが、すくい面60の前後方向の長さの50%〜150%の範囲であっても良い。
また、複数の爪20の後端部において、複数の爪20をすくい面6の幅方向に連結する不図示の連結板が設けられていても良い。連結板が設けられていると、複数の爪20の強度と剛性がさらに向上するため、複数の爪20を砕石中に、より勢い良く突き刺すことができる。
ここで、すくい面6上の砕石がすくい面6幅方向端部から落下しないように、すくい面6の幅方向の中央付近が窪んでおり、すくい面6の幅方向の中央付近からすくい面6の幅方向端部に近づくにつれて、すくい面6の幅方向の中央付近よりも相対的に上方にすくい面6が湾曲している場合、ショベル脇部7は設けられていなくても良い。
また、既存のスコップ、既存の複数の爪、既存の第1ハンドル部、及び既存の第2ハンドル部を組み合わせた上で、図1〜図4、図6に示すような形状に適宜加工することで、安価に砕石整理用器具1、砕石整理用器具100、及び、砕石整理用器具2000を製造しても良い。既存品を組み合わせない場合は、各部品を製造した上で、図5に示すような形状に製造すれば良い。
なお、本発明に係る砕石整理用器具1,100,1000,2000の用途は道床の法面の補修作業に限定されず、一般的なショベルに代えて使用しても良い。
また、すくい面6の前後方向の長さは、すくい面6の幅よりも長くても良い。
また、すくい面6、柄2、複数の爪20に関して、溶接やネジ、ボルトナットを使用することで、すくい面6に柄2が強固に固定され、すくい面6の下面に複数の爪20が固定されているため、柄2、すくい面6、及び複数の爪20は一体的に形成されていると見なして良いとしたが、すくい面6、柄2、複数の爪20が、同一の部材で一体的に形成されていても良い。
また、図6に示す砕石整理用器具2000の場合、複数の爪20がすくい面6に強固に固定されている限り、複数の爪20はすくい面6の後端まで延びていなくても良い。
2 柄
3 第1ハンドル部
4 第2ハンドル部
5 ショベル面部
6 すくい面
7 ショベル脇部
8 ショベル後端部
9 第2ハンドル支持部
10 第2ハンドル把持部
11 第1ハンドル支持部
12 第1ハンドル把持部
13 屈曲部
14 湾曲部
B 底部
T 頂部
Claims (5)
- 長尺状の柄と、
前記柄の後端側に連結された第1ハンドル部と、
すくい面を有し、前記柄の前端に連結されたショベル面部と、
前記すくい面の下面に固定され、前記すくい面の前端から前方に突出している複数の爪と、
前記柄の長手方向の中央部よりも前方に配置された第2ハンドル部と、
を備え、
前記第2ハンドル部は、前記ショベル面部のショベル後端部に連結された一組の第2ハンドル支持部と、前記一組の第2ハンドル支持部に連結された第2ハンドル把持部とを備え、
前記複数の爪のうちの2本と、前記一組の第2ハンドル支持部とがそれぞれ連結されていることを特徴とする砕石整理用器具。 - 前記複数の爪が、前記すくい面の後端まで延びていることを特徴とする請求項1記載の砕石整理用器具。
- 前記すくい面の前端には、前方に向けて突出する頂部と後方に向けて窪む底部とが前記すくい面の幅方向において交互に設けられており、
前記複数の爪のそれぞれは、前記ショベル面部の上下方向から見た際に前記頂部と重なって配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の砕石整理用器具。 - 前記複数の爪のそれぞれは、前記すくい面の下面から突き出るように設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の砕石整理用器具。
- 前記一組の第2ハンドル支持部は、後方に向かうに従い前記柄から離間するように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の砕石整理用器具。
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