JP6886256B2 - 音出しスライダーバッグ - Google Patents
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Description
スライダーバッグは,スライダーを袋体の開口部に沿ってスライドさせることにより,袋体の開口部に設けられたファスナーが係脱し,これにより,開口部の開け閉めが可能な構成となっている。スライダーバッグは,食物を中心として様々なものを保存する用途に用いられる。
図7(a)に示すように,開口部の正面側の外面には,スライダーの進行方向(図7,図9(b)の両矢印C,Dを参照)に沿って,音出し加工としての段々加工が施されている。なお,図7(b)に示すように,開口部の背面側の外面には,段々加工は施されていない。
かかる段々加工が施された段々加工部分は,スライダーを開口部に沿ってスライドさせる際に,スライダーの狭窄用突起(図8を参照)が接触することにより,音を出すとともに,開口部を閉じようとしている感覚を手に伝えるものである。
かかる構造となっているのは,製造方法に起因するものと推測される。
すなわち,もともと,段々加工部分とその上下の小さな突起は,一つの平らな平面として形成されており,段々加工を施す際に,熱を持ったローラーが押し付けられ,結果として,段々加工部分が溝状になるとともに,段々が形成されるものと推測される。
しかるに,これらの音や振動は,比較的小さいものであり,また,使用を繰り返すとともに小さくなっていくという課題を有するものである。
本発明の第一の構成は,開閉可能な開口部を有する袋体と,前記開口部に装着されたスライダーと,を備え,前記スライダーを前記開口部に沿ってスライドさせることにより,前記開口部を開け閉めすることが可能なスライダーバッグであって,
前記開口部の少なくとも片方の外面に,前記開口部に沿って凸状部位が設けられるとともに,当該凸状部位に段々加工が施され,
前記スライダーを前記開口部に沿ってスライドさせる際に,前記段々加工が施された段々加工部分に前記スライダーに設けられた突起物が接触することにより,音が出るとともに振動が発生することを特徴とするスライダーバッグである。
本発明の第三の構成は,前記開口部の両方の外面に,前記段々加工が施された前記凸状部位が設けられていることを特徴とする第一又は第二の構成に記載のスライダーバッグである。
本発明の第四の構成は,前記凸状部位が,前記開口部に沿った略直線状に形成されていることを特徴とする第一から第三の構成に記載のスライダーバッグである。
本発明の第五の構成は,前記開口部に,前記スライダーのスライド操作によって係脱するファスナーが設けられていることを特徴とする第一から第四の構成に記載のスライダーバッグである。
本発明の第六の構成は,前記ファスナーが,前記開口部の内方内面に対向して配置された複数対のフック状係合凸部と,前記開口部の縁部内面に対向して近接配置され,前記スライダーの開口用突起がその間に入り込むことにより,前記フック状係合凸部の係合状態が解除される解除用凸部と,を備えたことを特徴とする第一から第五の構成に記載のスライダーバッグである。
前記開口部の少なくとも片方の外面に,前記開口部に沿って凸状部位を形成するとともに,当該凸状部位に段々加工を施し,
前記スライダーを前記開口部に沿ってスライドさせる際に,前記段々加工が施された段々加工部分に前記スライダーに設けられた突起物が接触することにより,音が出るとともに振動が発生するようにしたことを特徴とするスライダーバッグの加工方法である。
本発明におけるスライダーバッグならびにその加工方法は,袋体の外面に設けられた凸状部位に段々加工を施すことにより,スライダーに設けられた狭窄用突起などの突起物を確実に当該段々加工部分に接触させて,より鮮明に音出しや振動の伝達を行わせること(以下,音出しならびに振動の伝達についてこれらをまとめて「音出し等」と略する)を可能にすることを発明の要旨とする。
本発明のスライダーバッグならびにその加工方法は,かかる要旨を満たす限り,特に限定されるものではなく,種々の構成ないし形状のものを採用することができる。
本発明のスライダーバッグは,スライダーならびに袋体(バッグ)を必須の構成要素とする。以下,それぞれに分けて説明を行う。
スライダーは,後述する袋体に応じて開口部を開け閉めすることが可能であり,かつ,段々加工部分に接触するための突起物を備える限り,特に限定されるものではなく,種々の構成ないし形状のものを採用することができる。
突起物としては,狭窄用突起を用いることが好ましい。この好ましい構成によれば,従来のスライダーの構成をほぼ維持したままのスライダーバッグの開発が可能となるため,本発明のスライダーバッグの開発コストを抑えることができるという効果が得られる。
袋体は,スライダーをスライドさせることにより,音出し等が行われるとともに,開口部の開閉を可能とするものである。また,袋体は,対象物の出し入れ,ならびに保存を直接的に行う部位として機能する。
袋体は,これらの役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の形状,大きさ,色のものを採用することができる。
なお,段々加工部分は,図1に示すような形状に限定されるものではなく,凸状部位の幅や長さ,スライダーにおける突起物の形状,用いられる素材など種々の観点に応じて,溝等の間隔や幅,角度を適宜調整し,音出し等が可能となる構成とすればよい。
袋体の開口部においては,かかる解除用凸部を備えていることが好ましい。かかる好ましい構成によれば,スライダーの開口用突起が,解除用凸部に作用して袋体の開閉が可能となることから,開口用突起がフック状係合凸部に作用することが無くなり,フック状係合凸部の劣化による開閉不全を遅延ないし防止することができるという効果が得られる。
以下,本発明の一実施の形態におけるスライダーバッグの構成について,図1から図6を参照しながら説明する。
開口部2aの正面側と背面側の両方の外面には,開口部2aに沿って凸状部位2bが設けられるとともに,当該凸状部位2bに段々加工が施されている。ここで,段々加工が施された段々加工部分2cは,スライダー3の進行方向(図1,図3(b)の両矢印A,Bを参照)に対して垂直方向に溝ないしは凸部分を一定間隔で設けた構成となっている。そして,スライダー3を開口部2aに沿ってスライドさせる際に,段々加工部分2cにスライダー3に設けられた突起物としての狭窄用突起3dが接触することにより,音が出るとともに振動が発生するようにされている。
また,このように,凸状部位2bを,開口部2aに沿った略直線状に形成することにより,段々加工部分2cの形成も容易となるので,本実施の形態のスライダーバッグ1の作製コストのさらなる低減ないしは歩留まりのさらなる向上を図ることが可能となる。具体的には,図6に示すように,周面に軸方向に延びる凸条5aが一定間隔で設けられた上下一対のローラー5を,熱を持たせた状態で配置し,一対のローラー5によって袋体2の凸状部位2bを挟んで当該袋体2の送り操作を行うだけで,凸状部位2bに段々加工を施すことができる。
スライダー3をこのような構成とすることにより,後述するファスナー4を備えた袋体2の開口部2aを開け閉めすることが可能となる。
ファスナー4は,開口部2aの内方内面に対向して配置された二対のフック状(Jの字状)係合凸部4aと,開口部2aの縁部内面に対向して近接配置され,スライダー3の開口用突起3c(図2を参照)がその間に入り込むことにより,フック状係合凸部4aの係合状態が解除される解除用凸部4bと,を備えている。なお,ファスナー4は,スライダー3の狭窄用突起3d(図2を参照)によって前後から狭窄され,これにより,フック状係合凸部4aが係合状態にされる。
ファスナー4をこのような構成とすることにより,上述したスライダー3のスライド操作によって袋体2の開口部2aを開け閉めすることが可能となる。
2 袋体
2a 開口部
2b 凸状部位
2c 段々加工部分
3 スライダー
3a スライダー本体
3b 凹部
3c 開口用突起
3d 狭窄用突起
4 ファスナー
4a フック状係合凸部
4b 解除用凸部
5 ローラー
5a 凸条
Claims (2)
- 開閉可能な開口部を有する袋体と,前記開口部に装着されたスライダーと,を備え,前記スライダーを前記開口部に沿ってスライドさせることにより,前記開口部を開け閉めすることが可能なスライダーバッグであって,
前記袋体において,
前記開口部の両方の外面に,前記開口部に沿って凸状部位が略直線状に設けられるとともに,当該凸状部位に段々加工が施され,
前記開口部に,前記スライダーのスライド操作によって係脱するファスナーが設けられており,
前記ファスナーが,前記開口部の内方内面に対向して配置された複数対のフック状係合凸部と,前記開口部の縁部内面に対向して近接配置され,前記スライダーの開口用突起がその間に入り込むことにより,前記フック状係合凸部の係合状態が解除される解除用凸部と,を備え,
前記スライダーが,
底面が開口した中空略直方体状のスライダー本体と,
スライダー本体の左右に設けられた開口部と,
ファスナーを通すための凹部と,
スライダー本体の天板の内面に形成される開口用突起と,
スライダー本体の前後の内面に形成され,ファスナーを前後から狭窄して当該ファスナーを係合状態にする狭窄用突起とからなり,
前記開口用突起の先端が,スライダー本体の先端から中央の間に位置しており,
さらに,前記開口用突起の先端側に配置された凹部と,前記開口用突起との間に狭窄用突起が配置されており,
前記スライダーを前記開口部に沿ってスライドさせる際に,前記段々加工が施された段々加工部分に前記スライダーに設けられた狭窄用突起が接触することにより,音が出るとともに振動が発生することを特徴とするスライダーバッグ。 - 前記狭窄用突起が,三角形状に形成される請求項1に記載のスライダーバッグ。
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