JP6879733B2 - 多重丸環および連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、多重丸環および連結構造に係り、特に、一方の部材と他方の部材を連結するのに用いられる多重丸環、およびそれらを連結してなる連結構造に関する。
一般に、トラック、バス等の大型車両には高圧エアを貯留するエアタンクが装備され、エアタンクに貯留された高圧エアを利用してブレーキや他の装備品を作動させるようにしている。エアタンクの底部には、エアタンク内に溜まったドレン水を排出するためのドレンコックが設けられている。ドレンコックは、ドレンコックボディとドレンコック軸を有し、ドレンコックボディに対しドレンコック軸を傾動させることにより、ドレンコックの内部の弁機構を開放し、ドレン水をエアと共に排出するようになっている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2006−97843号公報 特開2010−156422号公報
ところでドレンコック軸を傾動操作するに当たり、ドレンコックが車両底部等のアクセスし難い場所にあることから、通常は、ワイヤーケーブルを用いて車両外側のアクセスし易い場所から遠隔操作するようにしている。そして、ワイヤーケーブルのドレンコック側端部にはリングターミナルが設けられ、ドレンコック軸とリングターミナルを二重丸環で連結している。
かかる連結構造において、従来は一般的な二重丸環が用いられている。しかしこれだと、例えば車両走行中に、二重丸環の端部のエッジがドレンコック軸を引っ掻いて傷付けてしまい、ドレンコック軸を錆び付かせるという問題がある。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、接続相手である部材の傷付きを抑制し得る多重丸環、およびこの多重丸環を用いた好適な連結構造を提供することにある。
本発明の一の態様によれば、
金属線材を螺旋状かつ多重に巻回して形成され、直径方向に貫通する軸穴を有する軸部材に接続されるように構成された多重丸環であって、
環状部と一対の端部とを備え、
前記一対の端部が、前記環状部から離間するように前記環状部よりも半径方向外側に配置され、
前記軸部材の軸穴に前記環状部が挿通され、前記環状部と、前記一対の端部のうちの一方の端部とが前記軸部材を挟んだとき、前記一方の端部の外周面が前記軸部材の外周面に接触するように構成されている
ことを特徴とする多重丸環が提供される。
好ましくは、前記一対の端部が、直線状、または前記環状部の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する円弧状に形成されている。
好ましくは、前記環状部の中心である環中心と、前記環中心に直交し且つ互いに直交する縦軸と横軸が規定され、
前記一対の端部が、前記環状部と横軸の交差部付近から同一の縦軸方向に延びる。
好ましくは、前記一対の端部が、互いに平行であるか、または前記環状部の半径方向外側に向かうにつれ互いに離間するような開き形状を有するか、または前記環状部の半径方向外側に向かうにつれ互いに接近するような閉じ形状を有する。
好ましくは、前記軸部材の軸穴に前記環状部が挿通され、前記環状部と、前記一対の端部のうちの一方の端部とが前記軸部材を挟んだとき、前記一方の端部の先端が、縦軸方向において前記軸部材の遠位端の位置と同一位置かそれより所定距離だけ遠位の位置に位置されるよう、前記一方の端部が形成されている。
好ましくは、前記多重丸環が二重丸環である。
本発明の他の態様によれば、
前記多重丸環と、
前記軸部材と、
リング穴を有するリング部材と、
を備え、
前記多重丸環の前記環状部が、前記軸穴および前記リング穴に挿通されて前記軸部材および前記リング部材を連結する
ことを特徴とする連結構造が提供される。
好ましくは、前記軸部材が、エアタンクのドレンコックに含まれるドレンコック軸であり、前記リング部材が、前記ドレンコック軸を傾動操作するためのワイヤーケーブルの先端部に取り付けられたリングターミナルである。
本発明によれば、接続相手である部材の傷付きを抑制し得る多重丸環、およびこの多重丸環を用いた好適な連結構造を提供することができる。
車両の部分概略図である。 本実施形態の連結構造を示す斜視図である。 連結構造の拡大図である。 図4(A)は二重丸環の平面図、図4(B)は二重丸環の正面図である。 リングターミナルの接続方法を示す概略図である。 図6(A)は比較例の二重丸環の平面図、図6(B)は比較例の二重丸環の正面図である。 第1変形例の二重丸環の正面図である。 第2変形例の二重丸環の正面図である。 第3変形例の二重丸環の正面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両の部分概略図である。本実施形態において、車両1はトラック、バス等の大型車両であるが、車両の種類、用途等に限定はなく、例えば車両は乗用車等の小型車両であってもよい。車両の前後左右上下の各方向は図示する通りである。
車両1は、車長方向に延びる左右一対のサイドメンバ2(左側のみ図示)と、これらサイドメンバ2を連結するよう車幅方向に延びる複数のクロスメンバ3(一つのみ図示)とを有する。サイドメンバ2の左側には、比較的大型のタンクマウントブラケット4がサイドメンバ2に固定して設けられ、タンクマウントブラケット4には二つの燃料タンク5が固定具6により固定されている。ここで車両1はCNG(圧縮天然ガス)車であることから、燃料タンク5には燃料としてのCNGが貯留されている。但し燃料の種類は任意であり、軽油等であってもよい。
サイドメンバ2およびクロスメンバ3の下側であって、かつ、タンクマウントブラケット4の車幅方向内側(右側)には、高圧エアを貯留するエアタンク7が配置されている。タンクマウントブラケット4の右側面にエアタンク支持ブラケット8が固定され、エアタンク支持ブラケット8の右側面にエアタンク7が着座される。そしてエアタンク7は、エアタンク固定具9によりエアタンク支持ブラケット8に固定される。
エアタンク7の底部には、エアタンク7内に溜まったドレン水を排出するためのドレンコック10が設けられている。ドレンコック10は、エアタンク7の底部に設けられた雌ネジ穴に螺合締結されるドレンコックボディ11と、ドレンコックボディ11の内部から下方に突出され、ドレンコックボディ11に対し傾動可能な軸部材としてのドレンコック軸12と、ドレンコックボディ11に内蔵された弁機構(図示せず)とを有する。
弁機構は周知であるため、詳細な説明は省略するが、弁機構は通常、エアタンク7内の空圧で弁体が弁座に押し付けられることにより、閉弁状態にある。このときドレンコック軸12はドレンコックボディ11に対し同軸状態にある。他方、空圧に逆らってドレンコック軸12をドレンコックボディ11に対し非同軸状態に傾動させると、弁体が弁座から離間され、弁機構は開弁状態となる。このとき、エアタンク7内底部に溜まったドレン水が、高圧エアと共に噴霧状に噴出される。このドレン水の排出は一般的には、ドレンコック軸12の極短時間の傾動によってなされる。
このようにドレンコック10およびドレンコック軸12は、車両の底部でかつ車幅方向内側のアクセスし難い場所にある。そこでドレンコック軸12をアクセスし易い場所から遠隔操作するため、ドレンコック軸12にはワイヤーケーブル13が連結される。特に、ドレンコック軸12とワイヤーケーブル13の間には、多重丸環の典型的な一例である二重丸環14が介在され、ドレンコック軸12とワイヤーケーブル13は二重丸環14によって連結される。これにより、ドレンコック軸12に対するワイヤーケーブル13の相対配置の自由度および組付性を向上することができる。
ワイヤーケーブル13は、エアタンク7付近に配置されたエアタンク側端部13Aと、車外左側から作業者が容易にアクセス可能な位置に配置された操作側端部13Bとを有する。エアタンク側端部13Aから操作側端部13Bに向かうにつれ、ワイヤーケーブル13は、一旦左側に短距離延びた後、サイドメンバ2の左側面に沿って上方に延び、その後、左側に屈曲され、タンクマウントブラケット4に固定された燃料タンクカバー15上を左側に向かって略水平に延び、操作側端部13Bに至る。それら端部13A,13B間の中間部が、適宜箇所において、複数のワイヤークリップ16により、サイドメンバ2および燃料タンクカバー15に固定ないし位置決めされる。
エアタンク側端部13Aは、エアタンク7の底部に固定されたケーブル支持ブラケット17により、横向きの状態、すなわちドレンコック軸12の軸方向に対し垂直となるような状態で支持されている。そして、ドレンコック軸12とエアタンク側端部13Aを連結する二重丸環14も、横向きないし水平の状態で配置される。
ドレン水排出時には、作業者が、操作側端部13Bを左側すなわち車幅方向外側に向かって引っ張る。これにより、エアタンク側端部13Aも左側に移動する。エアタンク側端部13Aは、二重丸環14を介してドレンコック軸12を左側に引っ張り、ドレンコック軸12を傾動させる。こうしたドレン水排出作業は、一般的には定期的に、例えば毎日の車両運行前に実施される。
図2および図3に本実施形態の連結構造を拡大して示す。図示するようにドレンコックボディ11およびドレンコック軸12は、それら中心軸が上下方向に延びる縦の状態でエアタンク7に取り付けられる。ドレンコックボディ11は、その上端面に、エアタンク7の雌ネジ穴に螺合締結される雄ネジ管21を有し、その下端面に、ドレンコック軸12が挿通される円形の出口穴22を有する。雄ネジ管21と出口穴22は弁機構を介して連通される。ドレンコック軸12が傾動され、弁機構が開弁したとき、エアタンク7内のドレン水は最初に雄ネジ管21内に流入し、最終的にドレンコック軸12と出口穴22の隙間を通じて外部に排出される。ドレンコックボディ11の外周面はスパナ等の工具を係合させるため六角形状とされている。
ドレンコック軸12は断面円形の丸軸であり、その直径方向に貫通する円形の軸穴23を下端部に有する。軸穴23には二重丸環14が挿通接続されている。この二重丸環14の構成については後に詳述する。
ワイヤーケーブル13は、エアタンク側端部13Aから操作側端部13Bまで延びるワイヤー本体24を有する。エアタンク側端部13Aにおいて、ワイヤー本体24の先端部には、リング部材としてのリングターミナル25がカシメ等の方法により強固に固定されている。リングターミナル25は、先端側のリング部26と基端側の固定部27とを有し、リング部26が二重丸環14との接続部分、固定部27がワイヤー本体24への固定部分となる。筒状の固定部27にワイヤー本体24の先端部が挿入され、例えば固定部27が外側からカシメられることにより、固定部27がワイヤー本体24に固定される。なお固定部27の固定方法は任意であり、例えばネジ止め等であっても構わない。リング部26はリング穴28を有し、このリング穴28に二重丸環14が挿通される。リング穴28の内径は、二重丸環14をなす金属線材41(後述)の外径の2倍よりも大きくされる。
ワイヤー本体24には、エアタンク側端部13Aから操作側端部13Bまでの略全長において、ワイヤー本体24を長手方向に相対移動可能に収容するケーブルシース29が被覆される。図示するエアタンク側端部13Aにおいて、ケーブルシース29の先端部は固定ブラケット30に固定される。固定ブラケット30は、前述のケーブル支持ブラケット17(図1参照)にボルト止めによって着脱可能に取り付けられる。31は固定ブラケット30に設けられたボルト挿通穴である。固定ブラケット30の先端部には伸縮可能なダストブーツ32の基端部が固定され、ダストブーツ32の先端部はリングターミナル25の固定部27を被覆した状態で固定部27に固定される。ケーブルシース29および固定ブラケット30が車体側への固定部分となる。
図示省略するが、操作側端部13Bにおいても同様の構成とされ、ワイヤー本体24の先端部には操作片が取り付けられる。作業者により操作片が引っ張られたとき、ケーブルシース29内でワイヤー本体24が引張り方向に相対移動され、ワイヤー本体24は図3に矢印で示す如く、リングターミナル25および二重丸環14を介して、ドレンコック軸12の下端部を側方に引っ張る。これによりドレンコック軸12が図3に示す如く傾動される。
次に、図4を参照して二重丸環14を説明する。図4(A)は二重丸環14の平面図、図4(B)は二重丸環14の正面図である。なお図4(B)にのみ、ドレンコック軸12の断面図を併記する。
図示するように、二重丸環14は、金属線材41を螺旋状かつ二重に巻回して形成されている。ここで「二重に巻回」とは、金属線材41が1周より多く且つ2周以下の周回数だけ巻回されていることを意味する。従って二重丸環14には、金属線材41が二重に重なった箇所は存在するが、三重に重なった箇所は存在しない。本実施形態では金属線材41が密巻きされているが、後述の機能を阻害しない範囲内で粗巻きされていてもよい。なお密巻きとは金属線材41同士を密着させる巻き方、粗巻きとは金属線材41同士の間に隙間を設ける巻き方である。金属線材41の材料は被水の多い使用箇所では錆び難いステンレス鋼が好ましいが、状況により任意である。本実施形態において金属線材41の断面形状は円形である。
二重丸環14は、円形の環状部42と、一対の端部43L,43Rとを備える。ここで図4(B)の正面視形状に関し、二重丸環14においては、環状部42の中心である環中心Oと、環中心Oに直交し且つ互いに直交する縦軸Vと横軸Hが規定される。便宜上、横軸H方向における図示左側を左、右側を右といい、縦軸V方向における図示上側を上、下側を下という。一対の端部は左側端部43Lと右側端部43Rからなる。
左側端部43Lおよび右側端部43Rは、環状部42から離間するように環状部42よりも半径方向外側に配置される。そして二重丸環14は、ドレンコック軸12の軸穴23に環状部42が挿通され、環状部42と、左側端部43Lおよび右側端部43Rのうちの一方の端部(図示例では右側端部43R)とがドレンコック軸12を挟んだとき、右側端部43Rの外周面44Rがドレンコック軸12の外周面33に接触するように構成されている。なお左側端部43Lの外周面を44Lで示す。
本実施形態において、左側端部43Lおよび右側端部43Rは、縦軸Vに対し対称となるよう配置されている。そして左側端部43Lおよび右側端部43Rは、環状部42と横軸Hの交差部付近、すなわち環状部42の略180°離れた位置から、環状部42の接線方向に延び、かつ同一の縦軸V方向、図示例では上方向に延びる。左側端部43Lおよび右側端部43Rは直線状に形成され、互いに平行である。
環状部42は、金属線材41同士が環中心O方向に重なり合う二重巻き区間45と、重なり合わない一重巻き区間46とを有する。二重丸環14とドレンコック軸12の接続状態において、ドレンコック軸12の軸穴23には一重巻き区間46のみが挿通される。従ってドレンコック軸12の可動範囲は、右側端部43Rに接触する位置(図示)と、左側端部43Lに接触する位置(不図示)との間の一重巻き区間46内に制限される。なお当然に、軸穴23の内径は金属線材41の外径より大きくされる。
特に、図示の如く環状部42と右側端部43Rとがドレンコック軸12を挟んだとき、右側端部43Rの先端45Rが、縦軸V方向においてドレンコック軸12の遠位端34の位置V1と同一位置(実線で示す)か、それより所定距離ΔVだけ遠位の位置(仮想線で示す)に位置されるよう、右側端部43Rが形成されている。
ここで「ドレンコック軸12の遠位端34」とは、環中心Oから縦軸V方向に最も離れたドレンコック軸12の端をいう。また「環状部42と右側端部43Rとがドレンコック軸12を挟んだとき」とは、環状部42の一重巻き区間46が、軸穴23の長手方向中間位置かつ環中心Oに対し半径方向外側の位置に接し、かつ、右側端部43Rが、軸穴23に近接した外周面33の位置に接した状態をいう。ここでドレンコック軸12の軸中心Cは環中心Oと平行とされる。
図示省略するが、左側端部43Lも同様となるように形成されている。左側端部43Lの先端を45Lで示す。
次に、本実施形態における連結構造の組立方法を説明する。
まず、二重丸環14をドレンコック軸12に接続し、この二重丸環14が取り付けられたドレンコック10をエアタンク7に取り付ける。この作業は、エアタンク7を車両1に取り付ける前に行ってもよいし、取り付けた後に行ってもよい。いずれにしても、ドレンコック10に二重丸環14が取り付けられたエアタンク7が車両1に搭載されることとなる。次いで、ワイヤーケーブル13のエアタンク側端部13Aにおけるリングターミナル25を二重丸環14に接続する。従って、リングターミナル25の接続作業は、作業者が車両底部に潜って行うことになる。
ドレンコック軸12に二重丸環14を接続する際の接続方法は次の通りである。まず、二重丸環14の左側端部43Lおよび右側端部43Rのうち、いずれか一方の端部をドレンコック軸12の軸穴23に挿入する。そして二重丸環14を回転させ、金属線材41同士をその弾性復帰力に逆らって離間させつつ、その間にドレンコック軸12を順次滑らせながら押し込んでいくことで、最終的に接続が完了する。接続完了後は、図2〜図4に示すように、環状部42の一重巻き区間46のみがドレンコック軸12の軸穴23に挿通される。
本実施形態では、二重丸環14の一方の端部が、環状部42から離間してその半径方向外側に配置されている。つまり環状部42に対し開いている。このため、一方の端部をドレンコック軸12の軸穴23に容易に初期挿入できる。そして後は、二重丸環14を回転させるだけで金属線材41同士を自動的に離間させ、挿入を進めることができる。逆に、従来の二重丸環では一方の端部が環状部に重なっているため、一方の端部を環状部から強制的に引き離した上で軸穴23に初期挿入しなければならず、煩雑であるし、力を要するし、専用工具が必要な場合もある。よって本実施形態の二重丸環14は、その初期挿入ひいては接続作業を従来よりも格段に容易化できる。
なお、本実施形態では接続完了直前で、他方の開いた端部が環状部42に接近するもしくは閉じるよう弾性変形しなければならないので、他方の端部が軸穴23を通過するのに若干力を要する。しかし、これも比較的大きい環状部42を持って回転させる作業となるので、特段問題とはならない。
次に、ワイヤーケーブル13のエアタンク側端部13Aにおけるリングターミナル25を二重丸環14に接続する際の接続方法は次の通りである。初期状態において、固定ブラケット30はまだケーブル支持ブラケット17に固定されておらず、ワイヤーケーブル13のエアタンク側端部13Aはフリーな状態となっている。
まず図5(A)において矢印a1で示すように、リングターミナル25のリング穴28に二重丸環14の一方の端部(図示例では右側端部43R)を挿入させる(これを順挿入という)。このときも一方の端部が環状部42に対し開いているので、挿入が容易である。
次いで矢印a2で示すように、二重巻き区間45の金属線材41同士の間にリングターミナル25を順次滑らせながら押し込んでいく。この挿入を、二重丸環14の他方の端部(図示例では左側端部43L)がリング穴28を通過するまで行う。通過後、リングターミナル25は、図5(B)に示すように一重巻き区間46に位置される。
次いで、図5(B)に矢印a3で示すように、今度は、リングターミナル25のリング穴28に二重丸環14の他方の端部(図示例では左側端部43L)を挿入し(これを逆挿入という)、リングターミナル25を一方の端部側に向けて逆方向に移動させる。すると図5(C)に示すように、リングターミナル25は二重巻き区間45に位置され、これにより接続が完了する。
この後、固定ブラケット30をケーブル支持ブラケット17に固定して組立作業が完了する。この組立後の状態では、図1および図3を参照して説明したように、ドレンコック軸12が縦の状態、二重丸環14およびリングターミナル25が横の状態で配置される。そしてドレンコック軸12の軸中心Cと二重丸環14の環中心Oとは概ね平行とされる。
さて、ワイヤーケーブル13の繰り返し操作や車両走行中の振動等により、二重丸環14の一重巻き区間46がドレンコック軸12の軸穴23内を滑動し、図4に示したように、二重丸環14の一方の端部、例えば右側端部43Rにドレンコック軸12が突き当たるまで、二重丸環14がドレンコック軸12に対し回転移動することがある。
しかしこのとき、右側端部43Rの外周面44Rがドレンコック軸12の外周面33に接触し、両者の接触が面接触あるいはそれに近い状態となるため、ドレンコック軸12の外周面33の傷付きおよび錆び付きを効果的に抑制することができる。
また、右側端部43Rが環状部42に対し開いており、軸穴23に再度挿入されることがないため、ドレンコック軸12の軸穴23の内周面の傷付きおよび錆び付きをも効果的に抑制することができる。
図6には、比較例としての一般的な二重丸環14pの場合を示す。この場合、右側端部43Rpの先端45Rpの外周エッジ50Rpが、軸穴23に隣接した(特に車両上下方向に隣接した)ドレンコック軸外周面33を引っ掻き、ドレンコック軸外周面33を傷付けたり錆び付かせたりする虞がある。また、右側端部43Rpが軸穴23に再挿入可能なので、外周エッジ50pが、軸穴23の内周面も引っ掻いて傷付けたり錆び付かせたりする虞がある。本実施形態では、こうしたドレンコック軸12の傷付きおよび錆び付きを効果的に抑制することが可能である。
また図4に示すように、環状部42と右側端部43Rとがドレンコック軸12を挟んだとき、右側端部43Rの先端45Rが、縦軸V方向においてドレンコック軸12の遠位端34の位置V1と同一位置(実線で示す)か、それより所定距離ΔVだけ遠位の位置(仮想線で示す)に位置されるよう、右側端部43Rが形成されているので、次の利点がもたらされる。
すなわち、右側端部43Rをより短くして、先端45Rの位置を上記最適位置よりも近位側(縦軸V方向における遠位側の反対側)に変更すると、先端45Rの外周エッジ50Rが、軸穴23に隣接したドレンコック軸外周面33を引っ掻いて傷付けたり、右側端部43Rが軸穴23に再挿入され、外周エッジ50Rが軸穴23の内周面を引っ掻いて傷付けたりする可能性が高くなる。また逆に、右側端部43Rをより長くして、先端45Rの位置を上記最適位置よりも遠位側に変更すると、先端45Rの外周エッジ50Rがドレンコック軸12の軸穴23からより離れた部位に干渉し、その部位を傷付ける可能性が高くなる。また先端45Rが環状部42からより離れるため、図5(B)の矢印a3で示したようにリングターミナル25のリング穴28に先端45Rを逆挿入するには、リング穴28の内径を拡大したり、リングターミナル25を大型化したりする必要性が高くなる。さらに、ドレンコック軸12への二重丸環14の接続完了直前で、他方の端部が軸穴23を通過するのに要する力が増大する。
本実施形態では、先端45Rの位置が上記最適位置となるよう右側端部43Rを形成したので、ドレンコック軸12の傷付きおよび錆び付きを最大限に抑制可能である。またリング穴28の内径拡大やリングターミナル25の大型化も抑制可能であり、ドレンコック軸12への二重丸環14の接続完了直前で要する力も抑制可能である。
こうした意味において、前記所定距離ΔVは、先端45Rの外周エッジ50Rが軸穴23から離れた部位に干渉せず、リング穴28の内径拡大を不要とし、ドレンコック軸12への二重丸環14の接続完了直前で要する力を増大しない範囲内の距離に制限される。
また、本実施形態の二重丸環14においては、右側端部43Rの先端部が単に金属線材41を切断しただけの形状、所謂切り放し形状とされている。これにより、傷付き抑制のための特殊仕上げ(例えば曲げ加工や面取り加工)を行う場合に比べ、先端部の形状がシンプルとなり、加工が容易となり、製造コストを低減できる。また仮に先端部の曲げ加工を行うと、先端部をドレンコック軸12の軸穴23およびリングターミナル25のリング穴28に挿入できるよう、それら穴の内径拡大が必要となる場合があるが、本実施形態ではこうした問題も解決可能である。
さらに本実施形態の二重丸環14は、S環フックやナス環フックに設けられているようなバネ機構を有していないため、連結の信頼性を高めることが可能である。
なお、以上の説明は主に右側端部43Rについて行ったが、左側端部43Lについても同様である。
次に、本実施形態の変形例を説明する。なお前述の基本実施例と同様の部分には図中同一符号を付して説明を割愛し、以下、基本実施例との相違点を主に説明する。
(第1変形例)
図7に、第1変形例に係る二重丸環14を示す。これにおいて、左側端部43Lおよび右側端部43Rは、環状部42の曲率半径R1よりも大きい曲率半径R2を有する円弧状に形成されている。曲率半径R2は曲率半径R1よりも著しく大きく、左側端部43Lおよび右側端部43Rは直線状に近い円弧状とされている。なお曲率半径R1,R2は金属線材41の断面中心Tにおける曲率半径である。
こうすると、基本実施例に比べ、右側端部43Rの外周面44Rがドレンコック軸12の外周面33により広い面積で面接触するため、ドレンコック軸12の外周面33の傷付きおよび錆び付きをより一層抑制できる。また、先端45Rが環状部42に近づくため、リングターミナル25のリング穴28に対する先端45Rの逆挿入を一層容易化でき、ドレンコック軸12への二重丸環14の接続完了直前で要する力も一層抑制できる。左側端部43Lについても同様である。
(第2変形例)
図8に、第2変形例に係る二重丸環14を示す。これにおいて、左側端部43Lおよび右側端部43Rは、環状部42の半径方向外側に向かうにつれ互いに離間するような開き形状を有する。具体的には、左側端部43Lおよび右側端部43Rは、縦軸V方向上方に向かうにつれ縦軸Vから離れるよう、縦軸Vに対し所定の微少角度+αだけ傾斜されている。なお角度は開き側を正とする。左側端部43Lおよび右側端部43Rは、基本実施例と同様に直線状とされているが、第1変形例のように円弧状とされていてもよい。
この第2変形例は、基本実施例に比べ、右側端部43Rおよび先端45Rが環状部42から離れるため、次の利点を有する。なおここでは便宜上、右側端部43Rの場合のみを説明するが、左側端部43Lの場合も同様である。
(利点1)ドレンコック軸12の軸穴23に対する右側端部43Rの初期挿入が容易となる。
(利点2)先端45Rの外周エッジ50Rがドレンコック軸外周面33を傷付ける可能性が低くなる。
(利点3)一重巻き区間46が拡大され、ドレンコック軸12の可動範囲が拡大する。
(第3変形例)
図9に、第3変形例に係る二重丸環14を示す。これにおいて、左側端部43Lおよび右側端部43Rは、第2変形例と逆に、環状部42の半径方向外側に向かうにつれ互いに接近するような閉じ形状を有する。具体的には、左側端部43Lおよび右側端部43Rは、縦軸V方向上方に向かうにつれ縦軸Vに近づくよう、縦軸Vに対し所定の微少角度−αだけ傾斜されている。左側端部43Lおよび右側端部43Rは、基本実施例と同様に直線状とされているが、第1変形例のように円弧状とされていてもよい。
この第3変形例は、基本実施例に比べ、右側端部43Rおよび先端45Rが環状部42に近づくため、次の利点を有する。ここでも便宜上、右側端部43Rの場合のみを説明する。
(利点1)リングターミナル25のリング穴28に対する先端45Rの逆挿入が容易となる。
(利点2)ドレンコック軸12への二重丸環14の接続完了直前で要する力が減少する。
(利点3)二重巻き区間45が拡大され、二重丸環14の全体強度が高まる。
以上、本発明の実施形態を詳細に述べたが、本発明は他の実施形態も可能である。
(1)上記実施形態では、車両のエアタンク周辺構造に本発明を適用した例を述べたが、本発明は他の構造にも広く適用することが可能である。軸部材はドレンコック軸12でなくてもよいし、リング部材はリングターミナル25でなくてもよい。
(2)上記実施形態では、多重丸環の一例として二重丸環14を説明したが、多重丸環は三重以上の丸環であってもよい。多重丸環をN重丸環(Nは2以上の整数)と表現したとき、上述の環状部42の二重巻き区間45はN重巻き区間と表すことができ、一重巻き区間46は(N−1)重巻き区間と表すことができる。但し、軸穴に(N−1)重巻き区間が挿入されること、軸穴の内径、金属線材の外径、および強度等を考慮すると、Nの値には現実的な上限がある。こうした上限を考慮し、Nの値は4以下とするのが好ましい。
(3)連結構造の組立方法は、上記実施形態の方法以外にも、任意の方法を採用できる。例えば、ドレンコック10が既に取り付けられたエアタンク7を車両1に取り付けた後に、二重丸環14をドレンコック軸12に接続してもよい。
前述の各実施形態および各実施例の構成は、特に矛盾が無い限り、部分的にまたは全体的に組み合わせることが可能である。本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
7 エアタンク
10 ドレンコック
12 ドレンコック軸
13 ワイヤーケーブル
14 二重丸環
23 軸穴
25 リングターミナル
28 リング穴
33 外周面
34 遠位端
41 金属線材
42 環状部
43L 左側端部
43R 右側端部
44R,44L 外周面
45R,45L 先端
O 環中心
V 縦軸
H 横軸

Claims (7)

  1. 直径方向に貫通する軸穴を有する軸部材と、
    金属線材を螺旋状かつ多重に巻回して形成され、前記軸部材に接続されるように構成された多重丸環と、
    リング穴を有するリング部材と、
    を備えた連結構造であって、
    前記多重丸環は、環状部と一対の端部とを備え、
    前記一対の端部が、前記環状部から離間するように前記環状部よりも半径方向外側に配置され、
    前記多重丸環の前記環状部が、前記軸穴および前記リング穴に挿通されて前記軸部材および前記リング部材を連結し、
    前記軸部材の軸穴に前記環状部が挿通され、前記環状部と、前記一対の端部のうちの一方の端部とが前記軸部材を挟んだとき、前記一方の端部の外周面が前記軸部材の外周面に接触するように構成されている
    ことを特徴とする連結構造
  2. 前記一対の端部が、直線状、または前記環状部の曲率半径よりも大きい曲率半径を有する円弧状に形成されている
    請求項1に記載の連結構造
  3. 前記環状部の中心である環中心と、前記環中心に直交し且つ互いに直交する縦軸と横軸が規定され、
    前記一対の端部が、前記環状部と横軸の交差部付近から同一の縦軸方向に延びる
    請求項1または2に記載の連結構造
  4. 前記一対の端部が、互いに平行であるか、または前記環状部の半径方向外側に向かうにつれ互いに離間するような開き形状を有するか、または前記環状部の半径方向外側に向かうにつれ互いに接近するような閉じ形状を有する
    請求項3に記載の連結構造
  5. 前記軸部材の軸穴に前記環状部が挿通され、前記環状部と、前記一対の端部のうちの一方の端部とが前記軸部材を挟んだとき、前記一方の端部の先端が、縦軸方向において前記軸部材の遠位端の位置と同一位置かそれより所定距離だけ遠位の位置に位置されるよう、前記一方の端部が形成されている
    請求項3または4に記載の連結構造
  6. 前記多重丸環が二重丸環である
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の連結構造
  7. 前記軸部材が、エアタンクのドレンコックに含まれるドレンコック軸であり、前記リング部材が、前記ドレンコック軸を傾動操作するためのワイヤーケーブルの先端部に取り付けられたリングターミナルである
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の連結構造。
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