JP6879662B2 - 高電子移動度トランジスタ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
米国特許法第119条に基づき、本出願は、2013年12月27日に出願された、米国仮特許出願第61/921,140号の優先権を主張し、同出願の全内容が、参照により本明細書に援用される。
技術分野
本明細書は、高電子移動度トランジスタに関し、特に、高電子移動度トランジスタのフィールドプレート及び他の構成要素の設計に関する。
高電子移動度トランジスタ(HEMT)は、ヘテロ構造電界効果トランジスタ(HFET)とも呼ばれ、トランジスタチャネルとして機能するヘテロ接合を含む電界効果トランジスタである。HEMTでは、ヘテロ接合チャネルにおける「二次元電子気体」の伝導が、ゲートにより調節される。
1970年代後期における発明であること、及び、例えば、ミリ波帯スイッチなどの用途におけるHEMTの商業的成功にもかかわらず、いくつかのHEMT(例えば、パワーエレクトロニクス用の窒化ガリウム型HEMT)の商業的発展は、期待よりゆっくりとしている。
フィールドプレートは、半導体装置における電界の様相を変更するのに一般に使用されている導電要素である。一般的に、フィールドプレートは、半導体装置における電界のピーク値を低減するように設計され、その結果、フィールドプレートを含む装置の絶縁破壊電圧及び寿命を改善する。
HEMT(例えば、窒化ガリウム型HEMT)では、フィールドプレートは、さらに、一般に「dc−rf分散」または「ドレイン電流コラプス」と呼ばれる寄生効果を低減すると考えられている。比較的大きい周波数(例えば、無線周波数)での動作中、この寄生効果を受ける装置は、直流電流(dc)動作中に達するドレイン電流レベルより小さなドレイン電流レベルに達する。寄生効果は、界面準位の比較的遅い応答時間に起因していると考えられる。
HEMT中のフィールドプレートの長さに関する実験による研究が行われてきた。例えば、研究者は、いくつかのHEMT装置では、ゲート接続フィールドプレートがドレインに向けて特定の距離だけ延在した後は、絶縁破壊電圧が最大値に近づく(すなわち、「飽和する」)と説明している。さらに、ドレインに向かう飽和長を越えた、ゲート接続フィールドプレートの延在は、絶縁破壊電圧をほとんど改善しないか、まったく改善しない。ゲート接続フィールドプレートの、ドレインへの接近にともなって、ゲートの入力キャパシタンスが増加するので、ゲート接続フィールドプレートの、ドレインに向かう延在は、飽和長に達したなら、限定されるべきだと推奨されている。
フィールドプレートを含む高電子移動度トランジスタが説明されている。第1の実施態様において、HEMTは、二次元電子気体が発生する位置であるヘテロ接合を形成するように配設された第1の半導体材料及び第2の半導体材料と、ソース電極と、ドレイン電極と、ゲート電極とを含み、ヘテロ接合において二次元電子気体が発生し、ゲート電極が、ソース電極とドレイン電極との間のヘテロ接合における伝導を調節するように配設され、ゲートが、ドレイン側端部と、ゲート電極のドレイン側端部の上方に配設されてドレインに向けて横方向に延在したゲート接続フィールドプレートと、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の上方に配設されてドレインに向けて横方向に延在した第2のフィールドプレートと、を有する。
第2の実施態様において、HEMTは、二次元電子気体が発生する位置であるヘテロ接合を形成するように配設された第1の半導体材料及び第2の半導体材料と、ソース電極と、ドレイン電極と、とゲート電極を含み、ゲート電極が、ソース電極とドレイン電極との間のヘテロ接合における伝導を調節するように配設され、ゲートが、ドレイン側端部と、ゲート電極のドレイン側端部の上方に配設されてドレインに向けて横方向に延在したゲート接続フィールドプレートと、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の上方に配設されてドレインに向けて横方向に延在した第2のフィールドプレートと、を有する。オフ状態において、ヘテロ接合における第1の電界が、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部からドレイン側に向かって広がっており、ヘテロ接合における第2の電界が、第2のフィールドプレートのドレイン側端部からソース側に向かって広がっており、及び、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化するソース・ドレイン間電位差を上回るソース・ドレイン間電位差においてのみ、第1の電界が、まず、第2の電界と重なる。
第3の実施態様において、半導体装置は、基板、基板上方に配設された第1の活性層、横方向導電チャネルが第1の活性層と第2の活性層との間で発生するように第1の活性層上に配設された第2の活性層、ソース及びドレイン電極、第2の活性層上方に配設された第1のパッシベーション層、第1のパッシベーション層上方に配設されたゲート電極、ゲート電極上方に配設された第2のパッシベーション層、ドレイン電極に最も近いゲート電極の端部を越えて第1の距離ぶん延在したゲートフィールドプレート、第1の金属パターン上方に配設された第3のパッシベーション層、並びに、ソース電極とゲート電極との1つに電気的に接続されてドレイン電極に最も近いゲートフィールドプレートの端部を第2の距離ぶん越えて延在した第2のフィールドプレートを含む。第2のフィールドプレートの端部は、第2のフィールドプレートに隣接したドレイン電極の第1の延在部から第3の距離ぶん離間している。小さい方の閾値を上回る利用可能なゲートスイング振幅の絶対値より大きな第1のドレインバイアスに対して、ゲート電極下方の横方向導電チャネルの一部がピンチオフ状態になるときに、ゲート端の電界の漸増が頭打ちとなるように、第1の距離が選択される。
第1、第2、及び第3の実施態様の各々は、以下の特徴の1つ以上を含み得る。
オフ状態において、及び、ゲートスイング振幅の絶対値を上回るソース・ドレイン間電位差で、電荷担体は、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から空乏化し、電荷担体の空乏化は、ゲート電極のドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合における横方向電界を飽和させるのに効果的である。電荷担体は、ゲートスイング振幅の絶対値の2〜5倍のソース・ドレイン間電位差で、空乏化し得る。例えば、電荷担体は、ゲートスイング振幅の絶対値の3〜4倍のソース・ドレイン間電位差で、空乏化する。
オフ状態において、及び、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合のその一部から電荷担体が空乏化する電位差を上回るソース・ドレイン間電位差で、電荷担体が、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から空乏化し得、電荷担体の空乏化が、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の近傍でのヘテロ接合における横方向電界を飽和させるのに効果的である。例えば、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化する電位差は、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化する電位差の3〜5倍である。例えば、オフ状態において、ヘテロ接合における第1の電界が、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部からドレイン側に向かって広がっており、ヘテロ接合における第2の電界が、第2のフィールドプレートのドレイン側端部からソース側に向かって広がっており、及び、第1の電界が、まず、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化するソース・ドレイン間電位差を上回るソース・ドレイン間電位差でのみ第2の電界と重なる。
HEMTまたは半導体装置は、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の上方に配設されてドレインに向けて横方向に延在した第3のフィールドプレートを含み得る。オフ状態において、及び、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化するソース・ドレイン間電位差を上回るソース・ドレイン間電位差で、ドレインの近傍におけるヘテロ接合の一部は、ヘテロ接合と第3のフィールドプレートとの間の縦方向の電圧差に起因して空乏化する。第3のフィールドプレートは、ソース接続フィールドプレートであり得る。
オフ状態にあるHEMTまたは半導体装置において、ヘテロ接合における第1の電界が、ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部からドレイン側に向かって広がっており得、ヘテロ接合における第2の電界が、第2のフィールドプレートのドレイン側端部からソース側に向かって広がっており、及び第1の電界は、まず、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化するソース・ドレイン間電位差を上回るソース・ドレイン間電位差でのみ第2の電界と重なる。第1の電界は、まず、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化するソース・ドレイン間電位差を上回るソース・ドレイン間電位差でのみ第2の電界と重なり得る。
HEMTまたは半導体装置は、第1および第2の半導体材料の上方の1つ以上の絶縁材料層を含み得、あるシート担体密度が、ヘテロ接合で発生し得る。特定の動作パラメータでの長期動作の後に定常状態に達した後、絶縁材料層における単位面積あたりの電荷欠陥数は、シート担体密度未満である。例えば、絶縁材料層における単位面積あたりの電荷欠陥数は、シート担体密度の10%未満であり得る。
HEMTまたは半導体装置は、GaN及びAlGaNを含み得る。HEMTまたは半導体装置は、第2の半導体材料からゲート電極を絶縁するアルミニウム窒化ケイ素層を含み得る。
オフ状態にあるHEMTまたは半導体装置において、及び、第2のフィールドプレートのドレイン側端部の近傍におけるヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化するソース・ドレイン間電位差を上回るソース・ドレイン間電位差で、ドレインの近傍におけるヘテロ接合の一部は、ヘテロ接合と第3のフィールドプレートとの間の縦方向の電圧差に起因して空乏化する。
オフ状態にあるHEMTまたは半導体装置において、ソース及びドレイン電極は、第2の活性層上方に配設され得る。ゲートフィールドプレートは、第2のパッシベーション層上に配設された第1の金属パターンによって画定され得、第1の金属パターンは、ゲート電極全体の上方で横方向に延在する。第2のフィールドプレートは、第3のパッシベーション層上に配設された第2の金属パターンにより画定されたソースフィールドプレートであり得る。第2の金属パターンは、ソース電極に電気的に接続され得、並びに、第1の金属パターン全体の上方で横方向に延在し、及び、ドレイン電極に最も近い第1の金属パターンの端部を越えて第2の距離ぶんさらに延在する。第2の金属パターンの端部は、第2の金属パターンに隣接したドレイン電極の第1の延在部から第3の距離ぶん離され得る。
HEMTまたは半導体装置は、第4のパッシベーション層上に配設された第3の金属パターンにより画定されたシールドラップである第2の金属パターン上方に配設された第4のパッシベーション層を含み得る。第3の金属パターンは、ソース電極に電気的に接続され得、及び、第3の金属パターンに隣接したドレイン電極の第2の延在部から第3の距離に第3の金属パターンが端部を有するように、横方向導電チャネルの大部分の上方で横方向に延在し得る。第3の金属パターンとドレイン電極の第2の延在部との間の端部から端部までの距離は、2〜6マイクロメートルであり得る。第4のパッシベーション層の厚さは、0.5〜2マイクロメートルであり得る。第1のドレインバイアスは、閾値を上回る利用可能なゲートスイング振幅の絶対値より約2〜5倍大きなもので得る。第2の距離は、ゲート電極下方の横方向導電チャネルの一部がピンチオフ状態であるときにゲートフィールドプレートにより提供されるゲート端部電界の頭打ちバイアスより大きな第2のドレインバイアスに対して、ゲートフィールドプレートの端部電界への頭打ちを提供するのに十分であり得る。例えば、第2のドレインバイアスは、第1のドレインバイアスより約2.5〜10倍大きなものであり得る。第2の距離は、少なくとも、横方向導電チャネルがドレイン端に最も近い第2の金属パターンの端部下方で縦方向にピンチオフ状態になる前に、第2の金属パターン下方の横方向空乏延在部が第2の金属パターンの端部に決して達しない程度に、十分に長くあり得る。第1の距離は、1.5〜3.5マイクロメートルであり得る。第2の距離は、2.5〜7.5マイクロメートルであり得、第3の距離は、2〜6マイクロメートルであり得る。ゲート電極とドレイン電極との間の端部から端部までの距離は、8〜26マイクロメートルであり得る。第3のパッシベーション層の厚さは、0.35〜0.75マイクロメートルであり得る。
図1は、横方向チャネルHEMTの断面の概略図である。 図2は、横方向チャネルHEMTの断面の概略図である。 図3は、横方向チャネルHEMTの断面の概略図である。 図4A、4Bは、それぞれ、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間におけるヘテロ接合での電圧及び電界を概略的に表すグラフである。 図5A、5Bは、それぞれ、オン状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間におけるヘテロ接合での電圧及び電界を概略的に表すグラフである。 図6A、6Bは、それぞれ、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間におけるヘテロ接合での電圧及び電界を概略的に表すグラフである。 同上 図7は、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間におけるヘテロ接合での電界を概略的に表すグラフである。 図8は、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間におけるヘテロ接合での電界を概略的に表すグラフである。 図9は、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのヘテロ接合での電界を概略的に表すグラフである。
図1は、横方向チャネルHEMT100の断面の概略図である。HEMT100は、互いに接触してヘテロ接合115を形成した第1の半導体材料105及び第2の半導体材料110を含む。半導体材料105、110の材料の性質に起因して、ヘテロ接合115において二次元電子気体120が発生する。HEMT100は、さらに、ソース電極125、ドレイン電極130、及びゲート電極135を含む。ゲート電極135の選択的バイアス印加は、ソース電極125とドレイン電極130との間の伝導率を調節する。
HEMT100は、さらに、縦方向に層形成されたフィールドプレート構造135を含む。図示された実施態様において、フィールドプレート構造135は、ゲート接続フィールドプレート140とソース接続フィールドプレート145とを含む二重フィールドプレート構造である。ゲート接続フィールドプレート140は、ゲート電極135に電気的に接続されている。ソース接続フィールドプレート145は、ソース電極125に電気的に接続されている。
図示された実施態様において、ゲート電極135、ゲート接続フィールドプレート140、及びソース接続フィールドプレート145は、各々、略長方形の断面をもつ。ゲート電極135は、底部ドレイン側端部150を含む。ドレイン側端部150は、ソース電極125の側部からドレイン電極130に向けて横方向距離d0であって、第2の半導体材料110の上方の縦方向距離d5に配設されている。ドレイン側端部150は、第1の絶縁材料層155により第2の半導体材料110から縦方向に離間されている。ゲート接続フィールドプレート140は、底部ドレイン側端部160を含む。ドレイン側端部160は、ソース電極125の側部からドレイン電極130に向けて横方向距離d0+d1であって、第2の半導体材料110の上方の縦方向距離d5+d6に配設されている。ドレイン側端部160は、第1の絶縁材料層155と第2の絶縁材料層165との両方により第2の半導体材料110から縦方向に離間されている。ソース接続フィールドプレート145は、底部ドレイン側端部170を含む。ドレイン側端部170は、ソース電極125の側部からドレイン電極130に向けて横方向距離d0+d1+d3であって、第2の半導体材料110の上方の縦方向距離d5+d6+d7に配設されている。ドレイン側端部170は、第1の絶縁材料層155、第2の絶縁材料層165、及び第3の絶縁材料層175により、第2の半導体材料110から縦方向に離間されている。さらに後述するように、ゲート電極135、ゲート接続フィールドプレート140及びソース接続フィールドプレート145の各々と、ヘテロ接合115との間の電界は、特定のバイアス条件の下で、それぞれの端部150、160、170において最も大きい。
ゲート電極135は、様々な異なる方法で、ゲート接続フィールドプレート140に電気的に接続され得る。図示された実施態様において、ゲート電極135とゲート接続フィールドプレート140との間の接続部は、断面の外にある。他の実施態様において、ゲート電極135及びゲート接続フィールドプレート140は、図示された実施態様で見た場合に略L字断面をもつ単一部材により形成され得る。
ソース電極125は、様々な異なる方法で、ソース接続フィールドプレート145に電気的に接続され得る。図示された実施態様において、ソース電極125は、ソースビア部材180によりソース接続フィールドプレート145に電気的に接続されている。他の実施態様において、ソース電極125は、図示された断面の外でソース接続フィールドプレート145に電気的に接続され得る。
図示された実施態様において、ドレイン130は、1組のドレインビア部材185、190に電気的に接続されている。ドレインビア部材185、190は、第3の絶縁材料層175を通って、ソース接続フィールドプレート145と同じ縦レベルまで延在し、その結果、ドレイン130の延在部として機能する。ビア部材190は、ソース接続フィールドプレート145と同じ縦レベルにあるので、ソース接続フィールドプレート145に最も近い、ドレイン130の延在部である。底部ドレイン側端部170を含むソース接続フィールドプレート145の側部は、同じ縦レベルにおいてドレインビア部材190から横方向距離d4に配設されている。いくつかの実施態様において、横方向距離d4は、装置固有の装置寿命の間、装置固有の横方向絶縁破壊電圧を保つのに必要とされる距離以下である。図示された実施態様において、ソース接続フィールドプレート145及びドレインビア部材190は、第4の絶縁材料層195により覆われている。第4の絶縁材料層195は、第3の絶縁材料層175の上面から距離d8ぶん延在する。
図示された実施態様において、ソース電極125及びドレイン電極130の両方が、第2の半導体材料110の上面に直接載置されており、それと電気的に接触している。必ずこうなるわけではない。例えば、いくつかの実施態様において、ソース電極125及び/またはドレイン電極130は、第2の半導体材料110内まで突き抜けている。いくつかの実施態様において、この突き抜けは、ソース電極125及び/またはドレイン電極130がヘテロ接合115に接触する、または、ヘテロ接合115を貫通しさえする程度に十分深い。他の例として、いくつかの実施態様において、1つ以上の侵入型接着剤金属または他の導電性材料が、ソース電極125及び/またはドレイン電極130と、半導体材料105、110の一方または両方との間に配設されている。
図示された実施態様において、ゲート電極135は、一様な厚さd5をもつ単一の電気絶縁層155により、第2の半導体材料110から電気的に絶縁されている。必ずこうなるわけではない。例えば、他の実施態様において、第2の半導体材料110からゲート電極135を絶縁するため、複数層が使用され得る。他の例として、第2の半導体材料110からゲート電極135を絶縁するため、一様でない厚さをもつ単一または複数層が使用され得る。
横方向チャネルHEMT100の様々な特徴は、様々な異なる材料により形成され得る。例えば、第1の半導体材料105は、GaN、InN、Aln、AlGaN、InGaN、AlIn−GaNであり得る。いくつかの実施態様において、第1の半導体材料105は、例えば、GaAs、InAs、AlAs、InGaAs、AlGaAs、InAlGaAsの1つ以上などの、ヒ素を含有する化合物半導体をさらに含み得る。第2の半導体材料110は、例えば、AlGaN、GaN、InN、Aln、InGaN、AlIn−GaNであり得る。第2の半導体材料110は、GaAs、InAs、AlAs、InGaAs、AlGaAs、InAlGaAsの1つ以上などの、ヒ素を含有する化合物半導体をさらに含み得る。第1および第2の半導体材料105、110(「活性層」とも呼ばれ得る)の組成は、二次元電子気体120がヘテロ接合115で形成されるように調整される。例えば、いくつかの実施態様において、第1および第2の半導体材料105、110の組成は、ヘテロ接合115において1011〜1014cm−2の、例えば、ヘテロ接合115において5x1012〜5x1013cm−2または8x1012〜1.2x1013cm−2のシート担体密度となるように調整され得る。半導体材料105、110は、基板の上方に、例えば、窒化ガリウム、ガリウムヒ素、炭化ケイ素、サファイア、シリコン、または他の基板の上方に形成され得る。半導体材料105は、このような基板に直接接触するか、または1つ以上の介在層が存在するかのいずれかであり得る。
ソース電極125、ドレイン電極130、及びゲート電極135は、例えば、Al、Ni、Ti、TiW、TiN、TiAu、TiAlMoAu、TiAlNiAu、TiAlPtAuまたは同様のものなどの金属を含む様々な導体から形成され得る。第1の絶縁材料層155は、例えば、酸化アルミニウム(Al)、二酸化ジルコニウム(ZrO)、窒化アルミニウム(Aln)、酸化ハフニウム(HfO)、二酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(Si)、アルミニウム窒化ケイ素(AlSiN)、または他の適切なゲート誘電体材料を含む、ゲート絶縁体を形成するのに適した様々な誘電体から形成され得る。第2の、第3の、及び第4の絶縁材料層165、175、195は、例えば、窒化ケイ素、シリコン酸化物、酸窒化シリコン、または同様のものを含む様々な誘電体から形成され得る。第1の、第2の、第3の、及び第4の絶縁材料層155、165、175、195は、さらに、層155、165、175、195の各々が、下方にある第2の半導体材料110または層155、165、175のそれぞれにおける表面準位の形成及び/または帯電を阻止または防止するという点で、「パッシベーション層」とも呼ばれ得る。
いくつかの実施態様において、第2の、第3の、及び第4の絶縁材料層165、175、195は、(特定の動作パラメータでの長期動作の後、定常状態に達するように)絶縁材料層165、175、195における面積あたりの電荷欠陥数がヘテロ接合におけるシート担体密度未満であるように調整された、質及び組成をもつ。言い換えると、絶縁材料層165、175、195の各々の三次元欠陥密度と、その層のそれぞれの厚さとの積の合計が、ヘテロ接合115における(二次元)シート担体密度未満である。例えば、いくつかの実施態様において、絶縁材料層165、175、195における面積あたりの電荷欠陥数は、ヘテロ接合115におけるシート担体密度の20%未満、または10%未満である。いくつかの実施態様において、本明細書に記載されるHEMT100及び他のHEMTは、中間層、例えば、Aln中間層を含む。
ソース電極125は、ドレイン電極130からd2からの横方向距離に配設されている。いくつかの実施態様において、横方向距離d2は、5〜50マイクロメートル、例えば、9〜30マイクロメートルである。いくつかの実施態様において、横方向距離d1は、1〜5マイクロメートル、例えば、1.5〜3.5マイクロメートルである。いくつかの実施態様において、第3の絶縁材料層175の厚さは、0.2〜1マイクロメートル、例えば、0.35〜0.75マイクロメートルである。いくつかの実施態様において、横方向距離d4は、1〜8マイクロメートル、例えば、2〜6マイクロメートルである。いくつかの実施態様において、第4の絶縁材料層195の厚さは、0.4〜3マイクロメートル、例えば、0.5〜2マイクロメートルである。いくつかの実施態様において、横方向距離d3は、1〜10マイクロメートル、例えば、2.5〜7.5マイクロメートルである。
図2は、横方向チャネルHEMT200の断面の概略図である。半導体材料105、110、電極125、130、135、及びビア部材180、185、190に加えて、HEMT200は、縦方向に層形成されたフィールドプレート構造205を含む。フィールドプレート構造205は、ゲート接続フィールドプレート140及びソース接続フィールドプレート145だけでなく、第2のソース接続プレート210も含む三重フィールドプレート構造である。第2のソース接続プレート210は、ソース電極125に電気的に接続されている。第2のソース接続プレート210は、ゲート電極135、ゲートフィールドプレート140、及びソース接続フィールドプレート145を覆う。
いくつかの実施態様において、第2のソース接続プレート210は、いわゆる「シールドラップ」として機能する。前述のとおり、いくつかのHEMTは、高動作中の周辺環境との表面電荷の交換に少なくとも部分的に起因して発生すると考えられる寄生dc−rf分散の影響を受ける。特に、表面準位が、比較的遅い応答時間で帯電及び放電し、HEMTの高周波動作が、影響を受ける。金属シールドラップは、表面準位のシールドを改善すること、及び、表面電荷の交換を防ぐことにより、これらの効果を緩和または除去し得る。いくつかの実施態様において、第2のソース接続プレート210は、HEMT200における電界、例えば、ヘテロ接合115と、例えば、ソース接続フィールドプレート145の底部ドレイン側端部170またはゲート接続フィールドプレート310の底部ドレイン側端部320との間(図3)の電界のピーク値を低減させるフィールドプレートとして機能する。さらに後述するように、いくつかの実施態様において、第2のソース接続プレート210は、さらに、ヘテロ接合115の電荷担体を空乏化するように機能する。いくつかの実施態様において、第2のソース接続プレート210は、複数の機能を果たし、すなわち、2つ以上のシールドラップとして、フィールドプレートとして、及びヘテロ接合115を空乏化するように、機能する。任意の装置における第2のソース接続プレート210の特定の機能は、任意のいくつかの様々な幾何学的パラメータ、材料パラメータ、及び動作パラメータの関数となる。ソース接続プレート210で1つ以上の役割を実行する可能性があるので、本明細書において、ソース接続プレート210は、単に「ソース接続プレート」と呼ばれる。
図示された実施態様において、第2のソース接続プレート210は、略長方形の断面をもつ。第2のソース接続プレート210は、底部ドレイン側端部220を含む。ドレイン側端部220は、ソース電極125の側部からドレイン電極130に向けて横方向距離d0+d1+d3+d11であって、第2の半導体材料110の上方の縦方向距離d5+d6+d7+d8に配設されている。いくつかの実施態様において、横方向距離d0+d1+d3+d11は、縦方向距離d5+d6+d7+d8の2倍以上である。例えば、横方向距離d0+d1+d3+d11は、d5+d6+d7+d8の3倍以上であり得る。ドレイン側端部220は、第1の絶縁材料層155、第2の絶縁材料層165、第3の絶縁材料層175、及び第4の絶縁材料層195により、第2の半導体材料110から縦方向に離間されている。さらに後述するように、第2のソース接続プレート210とヘテロ接合115との間の電界は、特定のバイアス条件の下で、底部ドレイン側端部220において最も大きい。
第2のソース接続プレート210は、様々な異なる方法でソース電極125に電気的に接続され得る。図示された実施態様において、ソース電極125は、ソースビア部材225により第2のソース接続プレート210に電気的に接続されている。他の実施態様において、ソース電極125は、図示された断面の外で第2のソース接続プレート210に電気的に接続され得る。
図示された実施態様において、ドレイン130は、ビア部材185、190を経由して他のドレインビア部材230に電気的に接続されている。ドレインビア部材230は、第4の絶縁材料層195を通って、第2のソース接続プレート210と同じ縦レベルまで延在し、その結果、ドレイン130の延在部として機能する。ビア部材230は、第2のソース接続プレート210と同じ縦レベルにあるので、第2のソース接続プレート210に最も近いドレイン130の延在部である。底部ドレイン側端部220を含む第2のソース接続プレート210の側部は、同じ縦レベルにおいてドレインビア部材230から横方向距離d9ぶん離間して配設されている。図示された実施態様において、第2のソース接続プレート210及びドレインビア部材230は、第5の絶縁材料層245により覆われている。第5の絶縁材料層245は、第4の絶縁材料層195の上面から距離d10ぶん延在する。
いくつかの実施態様において、d1+d3+d4は、5〜35マイクロメートル、例えば、8〜26マイクロメートルである。いくつかの実施態様において、横方向距離d9は、1〜10マイクロメートル、例えば、2〜6マイクロメートルである。いくつかの実施態様において、第2の、第3の、第4の、及び第5の絶縁材料層165、175、195、245は、(特定の動作パラメータでの長期動作の後、定常状態に達するように)絶縁材料層165、175、195、245における面積あたりの電荷欠陥数がヘテロ接合におけるシート担体密度未満であるように調整された、質及び組成をもつ。言い換えると、絶縁材料層165、175、195、245の各々の三次元欠陥密度とその層のそれぞれの厚さとの積の合計が、(二次元)ヘテロ接合115におけるシート担体密度未満である。例えば、いくつかの実施態様において、絶縁材料層165、175、195、245における面積あたりの電荷欠陥数は、ヘテロ接合115におけるシート担体密度の20%未満、例えば、10%未満である。
図3は、横方向チャネルHEMT300の断面の概略図である。半導体材料105、110、電極125、130、135、及びビア部材180、185、190、225、230に加えて、HEMT300は、縦方向に層形成されたフィールドプレート構造305を含む。フィールドプレート構造205は、ゲート接続フィールドプレート140及び第2のソース接続プレート210だけでなく、第2のゲート接続フィールドプレート310も含む三重フィールドプレート構造である。第2のゲート接続フィールドプレート310は、ゲート電極135に電気的に接続されている。
図示された実施態様において、第2のゲート接続フィールドプレート310は、略長方形の断面をもつ。第2のゲート接続フィールドプレート310は、底部ドレイン側端部320を含む。ドレイン側端部320は、ソース電極125の側部からドレイン電極130に向けて横方向距離d0+d1+d3であって、第2の半導体材料110の上方の縦方向距離d5+d6+d7に配設されている。ドレイン側端部320は、第1の絶縁材料層155、第2の絶縁材料層165、及び第3の絶縁材料層175により、第2の半導体材料110から縦方向に離間されている。さらに後述するように、第2の接続フィールドプレート310とヘテロ接合115との間の電界は、特定のバイアス条件の下で、底部ドレイン側端部320において最も大きい。
第2のゲート接続フィールドプレート310は、様々な異なる方法で、ゲート電極135に電気的に接続され得る。図示された実施態様において、第2のゲート接続フィールドプレート310は、ゲートビア部材325によりゲート接続フィールドプレート140に電気的に接続されている。さらに、ゲート接続フィールドプレート140は、図示された断面の外でゲート125に接続されている。他の実施態様において、第2のゲート接続フィールドプレート310は、図示された断面の外でゲート接続フィールドプレート140に電気的に接続され得、及び/または、ゲート電極135とゲート接続フィールドプレート140とが、図示された断面内で接続され得る。
動作時、HEMT100、200、300などのHEMTは、それぞれのゲート電極135にバイアスを印加することにより、オン状態とオフ状態との間で切り替えられる。一般的に、HEMT100、200、300は、ゲート・ソース間電位差がゼロであるときに導通するデプレッション型装置である。デプレッション型装置をオフ状態に切り替えるため、ゲートが、ソースに対して負にバイアスされる。多くの用途において、例えば、HEMTの電力損失が望ましくない程に大きくならない程度に、及び/または、HEMTが過度に高温にならない程度に、実用上、HEMTのオン抵抗が低いことが望ましい。HEMTのオン抵抗を低減させるため、一般に、ソースに対してゲートが正にバイアスされる。
実際には、理論的には過度に大きなゲート・ソース間電位差が、例えば、HEMTのオン抵抗をさらに低減させるなどのいくつかの有益な効果をもつとしても、そのような過度に大きなゲート・ソース間電位差を印加することは不可能である。特に、ゲート・ソース間電位差は、HEMTの幾何学的パラメータ、材料パラメータ、及び動作パラメータの相互作用により制約される。例えば、過剰なゲート・ソース間電位差は、特定の厚さ及び密度を有する介在材料の劣化及び/または絶縁破壊、第2の半導体層110への電子の漏出及び第2の半導体層110における捕獲、並びに、第1の絶縁材料層155におけるホットエレクトロンの捕獲をもたらし得る。この理由により、ゲート・ソース間電位差の動作範囲は、ある範囲の温度及び他の動作パラメータで、所与の装置に対するある範囲の値に制限される。このゲート・ソース間電位差の動作範囲は、利用可能なゲートスイング振幅と呼ばれる。多くのGaN HEMT装置において、1桁ボルト〜10ボルト台の大きさの電位差が、ゲート・ソース間に印加される。従って、利用可能なゲートスイング振幅は、一般的に、おおよそ10ボルト台である。例えば、いくつかのGaN HEMT装置において、利用可能なゲートスイング振幅は、30ボルト以下、例えば、20ボルト以下である。デプレッション型HEMTにおいて、利用可能なゲートスイング振幅は、負のオフ状態の小さい方の閾値から、正の上限までの範囲である。ゲート・ソース間電位差がゼロであるときにオフ状態にあるエンハンスメント型装置において、利用可能なゲートスイング振幅は、ゼロ電位差である小さい方の閾値から、最大で、正の値である上限までの範囲をとり得る。
対称的に、多くの電力スイッチング用途において、HEMTのソース・ドレイン間電位差ΔVSDは、おおよそ100ボルト台、例えば、500VDCを上回る、例えば、約650VDCであり得る。このような用途において、印加ゲートスイング振幅がおおよそ10ボルト台である場合、ソース・ドレイン間電位差の大きさΔVSDとソース・ゲート間電位差の大きさΔVSGとの両方が、ゲート・ソース間電位差の大きさより著しく大きい。これを考慮すると、以下のグラフの概略的な表示は、(現実の装置において)差が存在することになるという事実にもかかわらず、交換可能な端部170、320である。
図4A、4Bは、それぞれ、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間における、ヘテロ接合での電圧及び電界を概略的に表すグラフ405、410である。HEMTの実施態様は、少なくとも二重フィールドプレート構造(例えば、図1)、または、三重以上のフィールドプレート構造(例えば、図2、3)を含む。グラフ405、410は、電圧及び電界が、限定はされないが、幾何学的パラメータ(例えば、HEMTの特徴の数、寸法、及び構成を含む)、材料パラメータ(例えば、材料の誘電率、材料密度、仕事関数、ドーパント濃度、欠陥濃度、表面準位組成、及び表面準位濃度を含む)、並びに、動作パラメータ(例えば、温度、ゲート電圧、及びソース−ドレイン電圧を含む)を含む種々のパラメータの関数であるという点で、非常に概略的な図であることが理解される。さらに、たとえ単一の装置の場合であっても、このようなパラメータは、経時的に、例えば、装置が老朽化するのに伴って、または、動作状態が変化するのに伴って、変化し得る。従って、線の傾き、ピークの大きさ、ピークの数、及び、他の特性は、例えば、特定の装置及び動作条件に応じて異なることとなる。従って、グラフ405、410は、規範的で例示的な目的のための概略図と解釈されるべきである。
グラフ405は、軸410及び横座標415を含む。軸410に沿った縦方向位置は、電圧を表す。横座標415に沿った横位置は、ソース・ドレイン間における、HEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。グラフ420は、軸425及び横座標430を含む。軸425に沿った縦方向位置は、電界の大きさを表す。横座標430に沿った横位置は、ソース・ドレイン間における、HEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。横座標415、430に沿った横位置は、例示を目的として、HEMT100、200、300(図1、2、3)の端部150、160、170、320に対応する。
示されたパラメータの下において、ヘテロ接合は、ソースの近傍420で実質的に導電性であり、及び、ソース電圧VSに略等しい電圧であることが観測される。そのため、ソースの近傍420の電界は、約ゼロである。(ヘテロ接合から電荷担体を局所的に空乏化するようにゲートがバイアスされる)示されたバイアス条件下で、ヘテロ接合の単位長さあたりの電気インピーダンスが、ゲートの近傍で増加し、及び、ゲートの底部ドレイン側端部150のほぼ直下で局大値に達する。ゲートの底部ドレイン側端部150の近傍での、電荷担体の局所的な空乏化が、電圧変化425及び電界の局大値430を発生させる。
ゲートによるヘテロ接合からの電荷担体の空乏化は、ドレインに向かって低減する。そのため、単位長さあたりの電位の変化とヘテロ接合の電界との両方が減少する。しかし、(ゲート接続フィールドプレートがさらに配設され、及び、ヘテロ接合から電荷担体を局所的に空乏化するようにバイアスされる)例示的なパラメータの下で、ヘテロ接合の単位長さあたりの電気インピーダンスが、同様に増加し、及び、ゲート接続フィールドプレートの底部ドレイン側端部160のほぼ直下で局大値に達する。ゲート接続フィールドプレートの近傍での電気インピーダンスの増加は、単位長さあたりの電圧における比較的大きな変化435と、電界の局大値440とをもたらす。
ゲート接続フィールドプレートによるヘテロ接合からの電荷担体の空乏化も、ドレインに向かって低減する。そのため、単位長さあたりの電位の変化と、ヘテロ接合の電界との両方が減少する。しかし、(ソース接続フィールドプレートがさらに配設されて、ヘテロ接合から電荷担体を局所的に空乏化するようにバイアスされる)例示的なパラメータの下で、ヘテロ接合の単位長さあたりの電気インピーダンスは、同様に増加し、及びソース接続フィールドプレート145の底部ドレイン側端部170またはゲート接続フィールドプレート310の底部ドレイン側端部320のほぼ直下で局大値に達する。ソース接続フィールドプレートの近傍での電気インピーダンスの増加は、単位長さあたりの電圧の比較的大きな変化445と、電界の局大値450とをもたらす。
例示的なパラメータの下において、ソース接続フィールドプレートによるヘテロ接合からの電荷担体の空乏化も、ドレインに向かって低減する。ヘテロ接合は、ドレインの近傍455で実質的に導電性になり、及びドレイン電圧Vに略等しい電圧であることが観測される。そのため、ドレインの近傍455の電界は、約ゼロである。全ソース・ドレイン間電位差ΔVSDが、ヘテロ接合の横方向長さにわたってサポートされ、HEMTがオフ(非導電性)状態である。前述のとおり、図4A、4Bは、規範的で例示的な目的のための概略図である。他の動作条件下での他のHEMTが、追加的またはより少ないピーク、異なる傾きのピーク、及び様々なピークのピーク、並びに、他の特性をもつことを含む他の方法で、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDをサポートし得る。
図5A、5Bは、それぞれ、オン状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間での、ヘテロ接合での電圧及び電界を概略的に表すグラフ505、510である。HEMTの実施態様は、二重フィールドプレート構造(例えば、図1)、または三重以上のフィールドプレート構造(例えば、図2、3)を含み得る。グラフ505、510も概略図であり、電圧及び電界は、種々のパラメータの関数であり、並びに、このようなパラメータは、経時的に変化してよい。
グラフ505は、軸510及び横座標515を含む。軸510に沿った縦方向位置は、電圧を表す。横座標515に沿った横位置は、ソース・ドレイン間でのHEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。グラフ520は、軸525及び横座標530を含む。軸525に沿った縦方向位置は、電界の大きさを表す。横座標530に沿った横位置は、ソース・ドレイン間でのHEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。横座標515、530に沿った横位置は、例示を目的として、HEMT100、200、300(図1、2、3)の端部150、160、170、320に対応する。
示された幾何学的パラメータ、材料パラメータ、及び動作パラメータ下でのオン状態において、ヘテロ接合は、導電性であり、ソース及びドレインは、実質的に同じ電圧である。しかし、示されたパラメータの下であっても、ヘテロ接合は、有限の非ゼロの抵抗をもち、ソース電圧及びドレイン電圧は、同一ではない。ヘテロ接合がチャネルの全長にわたって理想的に一様な抵抗率をもつのであれば妥当であるように、例示を目的として、電圧535は、わずかだが一様に立ち上がる傾きと、最小だが一様な非ゼロ値の電界540とをもって表示される。必ずこうなるわけではない。例えば、ヘテロ接合の有限の抵抗率は、導電性であるとしても、接触電位差、担体密度、欠陥密度、及び/または他のパラメータの局所的な違いに起因して、横位置に応じて様々であってもよい。
他の例として、例えば、ヘテロ接合における担体数が、理想的な導体により導通されることとなる電流と比べて比較的少ない場合、ヘテロ接合における電流は、特定の幾何学的パラメータ、材料パラメータ、及び動作パラメータの下で限定された空間電荷になり得る。比較的大きなソース・ドレイン間電位差ΔVSD及び電界が生じ得る。例えば、特定のパラメータの下において、所与のドレイン電流レベルに対し、ニー電圧以上(ΔVSD≧Vknee)で、比較的大きな電界が、ゲート電極の下方でドレインに向けて非空乏領域からさえも横方向に延在する。
いくつかの実施態様において、距離d3(ゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160からドレインに向かうフィールドプレート145、310の横方向の延在部を特徴付ける)は、ドレインに向かうこの比較的大きな電界の横方向の広がり未満である。フィールドプレート145、310の横方向延在部に対するこのような限定は、フィールドプレート145、310とヘテロ接合115との間に発生する電界を低減し得る。特に、ソース接続フィールドプレート145については、全ソース・ドレイン間電位差ΔVSDが、長さd3に沿った第1の絶縁材料層155、第2の絶縁材料層165、及び第3の絶縁材料層175の部分の全体でサポートされるわけではないこととなる。ゲート接続フィールドプレート310については、全ゲート・ドレイン間電位差は、長さd3に沿った第1の絶縁材料層155、第2の絶縁材料層165、及び第3の絶縁材料層175の部分の全体でサポートされるわけではないこととなる。この領域における電界を低減させることにより、HEMTの絶縁破壊電圧と寿命とが、改善され得る。
従って、前述のとおり、図5A、5Bも、規範的で例示的な目的のための概略図である。軸510に沿った電圧535の縦方向位置は、HEMTの配置、例えば、HEMTが負荷の高い側に配置されるか低い側に配置されるかに応じて決まることとなる。
図6A、6Bは、それぞれ、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位VD1、VD2、VD3、VD4の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間におけるヘテロ接合での電圧及び電界を概略的に表すグラフ605、620である。グラフ605、620は、規範的で例示的な目的のために示された、非常に概略的な図である。HEMTの実施態様は、二重フィールドプレート構造(例えば、図1)、または三重以上のフィールドプレート構造(例えば、図2、3)を含み得る。
グラフ605は、軸610及び横座標615を含む。軸610に沿った縦方向位置は、電圧を表す。横座標615に沿った横位置は、ソース・ドレイン間でのHEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。グラフ620は、軸625及び横座標630を含む。軸625に沿った縦方向位置は、電界の大きさを表す。横座標630に沿った横位置は、ソース・ドレイン間でのHEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。横座標615、630に沿った横位置は、例示を目的として、HEMT100、200、300(図1、2、3)の端部150、160、170、320に対応する。
オフ状態において、ヘテロ接合の横方向長さの全体にわたって、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDがサポートされる。しかし、HEMTの幾何学的パラメータ、材料パラメータ、及び動作パラメータに応じて、電荷担体の局所的な空乏化の程度が異なり得る。これに対応して、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDが変化するので、底部ドレイン側端部150の近傍での電圧変化425及び局大値430、底部ドレイン側端部160の近傍での電圧変化435及び局大値440、並びに、底部ドレイン側端部170、320の近傍での電圧変化445及び局大値450も異なり得る。
グラフ605、620は、非常に概略的な図であるが、ゲート135の底部ドレイン側端部150の近傍での電界の局大値430は、グラフ620に表示されたより大きなソース・ドレイン間電位差ΔVSDで、飽和し始めることに留意されたい。言い換えると、比較的小さなソース・ドレイン間電位差ΔVSDで(例えば、VD1未満及びVD1とVD2との間のドレイン電圧で)、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDの増加は、また、ゲート135の底部ドレイン側端部150の近傍での電界の局大値430の増加をもたらす。対称的に、比較的大きなソース・ドレイン間電位差ΔVSD(例えば、VD3とVD4との間のドレイン電圧)において、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDの増加が、ゲート135の底部ドレイン側端部150の近傍での電界の局大値430において、より小さな増加または増加しないことさえもたらす。ドレイン電位の増加に伴う電界の局大値430における漸増的な変化のこの飽和または「頭打ち」は、ゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160の近傍での電荷担体の完全な空乏化に対応する。
いくつかの実施態様において、例えば、摂氏150度の室温内、または摂氏125度の室温内の一般的な動作条件でゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるように、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質が調整され得る。例えば、ゲートスイング振幅の絶対値より大きな、ソースに対するドレイン電位で、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるように、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質が調整され得る。従って、ゲートスイング振幅を規定する幾何学的性質及び材料の性質の少なくともいくつかは、ゲート端部電界の漸増の頭打ちに関連し、それ自体が、その同じ幾何学的性質及び材料の性質の少なくともいくつかの相互作用によって部分的に規定される。この方法で幾何学的性質及び材料の性質を調整することにより、ゲート135のドレイン側端部150の近傍のチャネルにおける最大の電界が制限され得、従って、半導体材料105及び/または110における中央深くのイオン化を低減または防止する。これは、関連する分散または崩壊効果を低減または防止さえもたらし、及び、半導体材料105及び/または110においてなだれ降伏が発生する可能性を低減または除去する。
他の例として、いくつかの実施態様において、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質は、ゲートスイング振幅の絶対値の2倍より大きな、ソースに対するドレイン電位、例えば、ゲートスイング振幅の絶対値の2〜5倍またはゲートスイング振幅の絶対値の3〜4倍において、その同じ動作条件の場合におけるゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるように調整され得る。このような幾何学的性質及び材料の性質をこの方法で調整することにより、上記の利益が、さらに達成されやすい。
図7は、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位VD4、VD5、VD6、VD7の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間におけるヘテロ接合での電界を概略的に表すグラフ720である。グラフ720は、規範的で例示的な目的のために示された非常に概略的な図である。HEMTの実施態様は、二重フィールドプレート構造(例えば、図1)、または三重以上のフィールドプレート構造(例えば、図2、3)を含み得る。
グラフ720は、軸725及び横座標730を含む。軸725に沿った縦方向位置は、電界の大きさを表す。横座標730に沿った横位置は、ソース・ドレイン間でのHEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。横座標730に沿った横位置は、例示を目的として、HEMT100、200、300(図1、2、3)の端部150、160、170、320に対応する。
オフ状態において、ヘテロ接合の横方向長さの全体にわたって、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDがサポートされる。しかし、HEMTの幾何学的パラメータ、材料パラメータ、及び動作パラメータに応じて、電荷担体の局所的な空乏化の程度が異なり得る。
グラフ720は、非常に概略的な図であるが、次のことに留意されたい:
−ゲート135の底部ドレイン側端部150の近傍での電界の局大値430は、図示されたソース・ドレイン間電位差ΔVSDのすべてにおいて飽和する。及び
−ゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160の近傍での電界の局大値440は、グラフ720に示された、より大きなソース・ドレイン間電位差ΔVSDで飽和し始める。
言い換えると、比較的小さなソース・ドレイン間電位差ΔVSDで(例えば、VD4未満及びVD4とVD5との間のドレイン電圧で)、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDの増加は、また、ゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160の近傍での電界の局大値440の増加をもたらす。対称的に、比較的大きなソース・ドレイン間電位差ΔVSDで(例えば、VD6とVD7との間のドレイン電圧で)、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDの増加が、ゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160の近傍での電界の局大値440のより小さな増加または増加しないことをもたらす。ドレイン電位の増加に伴う電界の局大値440における漸増的な変化のこの飽和または「頭打ち」は、底部ドレイン側端部170、320のそれぞれの近傍での電荷担体の完全な空乏化に対応する。
いくつかの実施態様において、一般的な動作条件、例えば、摂氏150度の室温内、または摂氏125度の室温内で、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるように、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質(距離d3を含む)が調整され得る。例えば、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるドレイン電位より大きなドレイン電位においてゲート接続フィールドプレートの漸増が頭打ちとなるように、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質(距離d3を含む)が調整され得る。例えば、この電位差は、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるドレイン電位の2倍より大きな電位差、例えば、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるドレイン電位の3〜5倍の電位差であり得る。従って、ゲート端部電界の漸増の頭打ちを規定する幾何学的性質及び材料の性質の少なくともいくつかが、ゲート接続フィールドプレートの漸増の頭打ちに関連し、それ自体が、その同じ幾何学的性質及び材料の性質の少なくともいくつかの相互作用によって部分的に規定される。幾何学的性質及び材料の性質をこの方法で調整することにより、ゲート接続フィールドプレート140のドレイン側端部160の近傍のチャネルにおける最大の電界が制限され得、従って、半導体材料105及び/または110における中央深くのイオン化を低減または防止する。これは、関連する分散または崩壊効果を低減または防止さえもたらし、半導体材料105及び/または110においてなだれ降伏が発生する可能性を低減または除去する。
他の例として、いくつかの実施態様において、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるドレイン電位の2.5倍より大きな、例えば、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるドレイン電位の5倍、または、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるドレイン電位の10倍にもなる、ソースに対するドレイン電位で、ゲート接続フィールドプレートの漸増が頭打ちとなるように、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質(距離d3を含む)が調整され得る。幾何学的性質及び材料の性質をこの方法で調整することにより、上記の利益がさらに達成されやすい。
図8は、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位VD4、VD5、VD6、VD7の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間における、ヘテロ接合での電界を概略的に表すグラフ820である。グラフ720は、規範的で例示的な目的のために示された、非常に概略的な図である。HEMTの実施態様は、二重フィールドプレート構造(例えば、図1)、または三重以上のフィールドプレート構造(例えば、図2、3)を含み得る。
グラフ820は、軸825及び横座標830を含む。軸825に沿った縦方向位置は、電界の大きさを表す。横座標830に沿った横位置は、ソース・ドレイン間でのHEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。横座標830に沿った横位置は、例示を目的として、HEMT100、200、300(図1、2、3)の端部150、160、170、320に対応する。
オフ状態において、ヘテロ接合の横方向長さの全体にわたって、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDがサポートされる。しかし、グラフ820は、非常に概略的な図であるが、より大きなソース・ドレイン間電位差ΔVSDにおいてゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160の近傍での電界の局大値440が飽和し始めるまで、ゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160からドレインに向かって横方向に延在する電界が、底部ドレイン側端部170、320からソースに向けて横方向に延在する電界に達しないことに留意されたい。言い換えると、比較的小さなソース・ドレイン間電位差ΔVSDで(例えば、VD4未満、及びVD4とVD5との間のドレイン電圧で)、ヘテロ接合の一部805が実質的に導電性のまま残り、及び、一部805における電界が約ゼロである。対称的に、比較的大きなソース・ドレイン間電位差ΔVSDで(例えば、VD6とVD7との間の、及びVD7より大きなドレイン電圧で)、ドレイン側端部160及びドレイン側端部170、320の重なりから発生する局所的な空乏化(及び、付随する電界)、並びに、一部805の伝導率が低減される。
(一般的な動作条件の場合において)ゲート接続フィールドプレート140の底部ドレイン側端部160の近傍での電界の局大値440が飽和し始めるまで、ヘテロ接合の一部805が、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDの増加に伴って、実質的に導電性のまま残るように、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質(距離d3を含む)が調整され得る。このような動作条件の一例は、例えば、摂氏150度の室温内、または摂氏125度の室温内である。幾何学的性質及び材料の性質を調整することにより、ゲート接続フィールドプレート140のドレイン側端部160の近傍でのチャネルにおける最大の電界は、制限され得、従って、半導体材料105及び/または110における中央深くのイオン化を低減または防止する。
図9は、固定のソース及びゲート電位の場合であって、様々な異なる別個のドレイン電位の場合についての、オフ状態にあるいくつかの実施態様のHEMTのソース・ドレイン間における、ヘテロ接合での電界を概略的に表すグラフ920である。グラフ920は、規範的で例示的な目的のために示された、非常に概略的な図である。HEMTの実施態様は、三重以上のフィールドプレート構造(例えば、図2、3)を含む。
グラフ920は、軸925及び横座標930を含む。軸925に沿った縦方向位置は、電界の大きさを表す。横座標930に沿った横位置は、ソース・ドレイン間でのHEMTのヘテロ接合に沿った横位置を表す。横座標930に沿った横位置は、例示を目的として、HEMT200、300(図2、3)の端部150、160、170、320、220に対応する。
オフ状態において、ヘテロ接合の横方向長さの全体にわたって、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDがサポートされる。例示的なパラメータの下において、第2のソース接続プレート210の底部ドレイン側端部220は、さらに、ヘテロ接合から電荷担体を空乏化し、及びドレインの近傍455で電界を発生させる。従って、(一般的な動作条件の場合において)ヘテロ接合と第2のソース接続プレート210との間の縦方向の電圧差に起因して、ドレインの近傍455のヘテロ接合の一部が空乏化するように、HEMTの幾何学的性質及び材料の性質が調整され得る。このような動作条件の一例は、例えば、摂氏150度の室温内、または摂氏125度の室温内である。
幾何学的性質及び材料の性質をこの方法で調整することにより、装置がオフ状態にある間に、ヘテロ接合と第2のソース接続プレート210との間の電位差が、及び、その結果として電界が、低減し得る。特に、ソース・ドレイン間電位差ΔVSDの一部が、ドレインの近傍455でヘテロ接合115に沿って減少するので、全ソース・ドレイン間電位差ΔVSDが、第2のソース接続プレート210と第2のソース接続プレート210の下方にあるヘテロ接合115の一部との間に印加されるわけではない。その代わり、例えば、介在する絶縁材料(単数または複数)への電荷注入の可能性及び/または絶縁破壊を低減させるような、より小さな電位差が存在する。
いくつかの実施態様において、HEMTは、少なくとも短期間にわたって、ヘテロ接合と第2のソース接続プレート210との間で、少なくとも最大の指定されたソース・ドレイン間電位差ΔVSDで動作するように調整される幾何学的性質及び材料の性質をもつ。特に、HEMTが、オフ状態において、それらの動作寿命の比較的大きなパーセントを消費する可能性があるが、切り替え中、最大の動作上のソース・ドレイン間電位差ΔVSDに近い電位が、過渡的にヘテロ接合と第2のソース接続プレート210との間に現れる。どのような理論にも縛られる意図はないが、ヘテロ接合での空乏化及び(再)蓄積過程は、ヘテロ接合の横方向長さの全体に沿って一様には発生しない可能性があると考えられる。例えば、オフ状態とオン状態との間の切り替えの場面において、ドレインの近傍455のヘテロ接合115の一部が、ヘテロ接合115の他の部分より高速に電荷を(再)蓄積し得る。この場合、ヘテロ接合115の他の部分より前に、ドレインの近傍455のヘテロ接合が導電性になり得る。この過渡状態の間、ドレイン電圧Vは、近傍455内に広がり得、及び、全ソース・ドレイン間電位差ΔVSDが、第2のソース接続プレート210とヘテロ接合115のうちの下方にある部分との間でサポートされることとなる。
いくつかの実施態様が説明されてきた。しかし、様々な変更が適用されることが理解される。例えば、図示された実施態様は、すべて、横方向チャネルHEMTであるが、縦方向ヘテロ接合が形成され得るのであれば、同じ技術が、縦方向チャネルHEMTに適用され得る。従って、他の実施態様が、付属の請求項の範囲内にある。

Claims (23)

  1. HEMTであって、前記HEMTが、
    二次元電子気体が発生する位置であるヘテロ接合を形成するように配設された第1の半導体材料及び第2の半導体材料;
    ソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極であって、前記ゲート電極が前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の前記ヘテロ接合における伝導を調節するように配設されており、前記ゲート電極がドレイン側端部を有する、前記ソース電極、前記ドレイン電極、及び前記ゲート電極;
    前記ゲート電極の前記ドレイン側端部の上方に配設されて前記ドレイン電極に向けて横方向に延在したゲート接続フィールドプレート;及び
    前記ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の上方に配設されて前記ドレイン電極に向けて横方向に延在した第2のフィールドプレート;
    を備え、
    前記HEMTが次のように構成されており、すなわち、
    a)前記HEMTのオフ状態において、及び、
    b)ゲートスイング振幅の絶対値を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差で、
    記ゲート接続フィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍における前記ヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化するように、前記HEMTが構成されており、および、電荷担体の前記空乏化が、前記ゲートスイング振幅の前記絶対値を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の前記電位差において、前記ゲート電極の前記ドレイン側端部の近傍での前記ヘテロ接合における横方向電界を飽和させるように、前記HEMTが構成されており、
    前記HEMTの前記オフ状態において、
    前記ヘテロ接合での第1の電界が、前記ゲート接続フィールドプレートの前記ドレイン側端部からドレイン側に向かって広がっていることと、
    前記ヘテロ接合での第2の電界が、前記第2のフィールドプレートのドレイン側端部からソース側に向かって広がっていることと、
    前記第1の電界が、まず、前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍における前記ヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化する前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差でのみ、前記第2の電界と重なることと、
    がなされるように、前記HEMTが構成されている
    HEMT。
  2. 前記電荷担体が、前記ゲートスイング振幅の前記絶対値の2〜5倍の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差で、前記ゲート接続フィールドプレートの前記ドレイン側端部の前記近傍における前記ヘテロ接合の前記一部から空乏化する、
    請求項1のHEMT。
  3. 電荷担体が、前記ゲートスイング振幅の前記絶対値の3〜4倍の前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差で空乏化する、
    請求項1のHEMT。
  4. a)前記HEMTの前記オフ状態において、及び、
    b)前記ゲート接続フィールドプレートの前記ドレイン側端部の前記近傍における前記ヘテロ接合の前記一部から電荷担体が空乏化する前記電位差を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差で、
    電荷担体が、前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍における前記ヘテロ接合の一部から空乏化し、電荷担体の前記空乏化が、前記ゲート接続フィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍での前記ヘテロ接合における横方向電界を飽和させる、
    請求項1のHEMT。
  5. 前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の前記近傍における前記ヘテロ接合の前記一部から電荷担体が空乏化する前記電位差が、前記ゲート接続フィールドプレートの前記ドレイン側端部の前記近傍における前記ヘテロ接合の前記一部から電荷担体が空乏化する前記電位差の3〜5倍である、
    請求項4のHEMT。
  6. 前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の上方に配設されて前記ドレイン電極に向けて横方向に延在した第3のフィールドプレート、
    をさらに備える、
    請求項1のHEMT。
  7. a)前記HEMTの前記オフ状態において、及び、
    b)前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍における前記ヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化する前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差で、
    前記ドレイン電極の近傍における前記ヘテロ接合の一部が、前記ヘテロ接合と前記第3のフィールドプレートとの間の縦方向の電圧差に起因して空乏化する、
    請求項6のHEMT。
  8. 前記第3のフィールドプレートが、ソース接続フィールドプレートである、
    請求項6のHEMT。
  9. 前記第1の電界が、まず、前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍における前記ヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化する前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差でのみ、前記第2の電界と重なる、
    請求項1のHEMT。
  10. 前記HEMTが、前記第1および第2の半導体材料の上方の1つ以上の絶縁材料層を含み;
    シート担体密度が、前記ヘテロ接合で発生し;及び、
    特定の動作パラメータでの長期動作の後、定常状態に達した後、前記絶縁材料層における単位面積あたりの電荷欠陥数が、前記シート担体密度未満である、
    請求項1のHEMT。
  11. 前記絶縁材料層における単位面積あたりの前記電荷欠陥数が、前記シート担体密度の10%未満である、
    請求項10のHEMT。
  12. 前記第1および第2の半導体材料が、それぞれ、GaN及びAlGaNである、
    請求項1のHEMT。
  13. 前記ゲート電極が、アルミニウム窒化ケイ素層により前記第2の半導体材料から離間されている、
    請求項12のHEMT。
  14. HEMTであって、前記HEMTが、
    二次元電子気体が発生する位置であるヘテロ接合を形成するように配設された第1の半導体材料及び第2の半導体材料;
    ソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極であって、前記ゲート電極が、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の前記ヘテロ接合における伝導を調節するように配設され、前記ゲート電極がドレイン側端部を有する、前記ソース電極、前記ドレイン電極、及び前記ゲート電極;
    前記ゲート電極のドレイン側端部の上方に配設されて前記ドレイン電極に向けて横方向に延在したゲート接続フィールドプレート;及び
    前記ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部の上方に配設されて前記ドレイン電極に向けて横方向に延在した第2のフィールドプレート、
    を備え、
    前記HEMTのオフ状態においてa)とb)とc)とがなされる、すなわち、
    a)前記ヘテロ接合での第1の電界が、前記ゲート接続フィールドプレートのドレイン側端部からドレイン側に向かって広がっていることと、
    b)前記ヘテロ接合での第2の電界が、前記第2のフィールドプレートのドレイン側端部からソース側に向かって広がっていることと、
    c)前記第1の電界が、まず、前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍における前記ヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化する前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差でのみ前記第2の電界と重なることと
    がなされるように前記HEMTが構成されている、
    HEMT。
  15. 前記第2のフィールドプレートのドレイン側端部の上方に配設されて前記ドレイン電極に向けて横方向に延在した第3のフィールドプレートをさらに備える、
    請求項14のHEMT。
  16. a)前記HEMTの前記オフ状態において、及び、
    b)前記第2のフィールドプレートの前記ドレイン側端部の近傍における前記ヘテロ接合の一部から電荷担体が空乏化する前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差を上回る前記ソース電極と前記ドレイン電極との間の電位差で、
    前記ドレイン電極の近傍における前記ヘテロ接合の一部が、前記ヘテロ接合と前記第3のフィールドプレートとの間の縦方向の電圧差に起因して空乏化する、
    請求項15のHEMT。
  17. 基板;
    前記基板上方に配設された第1の活性層;
    第2の活性層であって、前記第1の活性層と前記第2の活性層との間に横方向導電チャネルが発生するように前記第1の活性層上に配設された、前記第2の活性層;
    前記第2の活性層上方に配設されたソース電極、及び、前記第2の活性層上方に配設されたドレイン電極;
    前記第2の活性層上方に配設された第1のパッシベーション層;
    前記第1のパッシベーション層上方に配設されたゲート電極;
    前記ゲート電極上方に配設された第2のパッシベーション層;
    前記ドレイン電極に最も近い前記ゲート電極の端部を越えて第1の距離だけ延在したゲートフィールドプレートであって、前記ゲートフィールドプレートが、前記第2のパッシベーション層上に配設された第1の金属パターンにより画定され、前記第1の金属パターンが、前記ゲート電極全体の上方で横方向に延在している、前記ゲートフィールドプレート;
    前記ゲートフィールドプレート上方に配設された第3のパッシベーション層;及び
    前記第3のパッシベーション層上に配設された第2の金属パターンにより画定されたソースフィールドプレートである第2のフィールドプレート、
    を備え、
    前記第2のフィールドプレートが、前記ソース電極に電気的に接続され、
    前記第2のフィールドプレートが、前記第1の金属パターン全体の上方において横方向に延在し、かつ、前記ドレイン電極に最も近い前記第1の金属パターン及び前記ゲートフィールドプレートの端部を越えて第2の距離ぶん横方向に延在し、
    前記第2の金属パターン及び前記第2のフィールドプレートの端部が、前記第2のフィールドプレートに隣接した前記ドレイン電極の第1の延在部から第3の距離ぶん離間しており、
    値を上回る利用可能なゲートスイング振幅の絶対値より大きな第1のドレインバイアスに対して前記ゲート電極下方の前記横方向導電チャネルの一部がピンチオフ状態であるときに、ゲート端部電界の漸増が頭打ちとなるように、前記第1の距離が選択され、
    前記第1のドレインバイアスが、前記閾値を上回る前記利用可能なゲートスイング振幅の前記絶対値より約2〜5倍大きい、
    半導体装置。
  18. 前記第2の金属パターン上方に配設された第4のパッシベーション層;及び、
    前記第4のパッシベーション層上に配設された第3の金属パターンにより画定されたシールドラップ、をさらに備え、
    前記第3の金属パターンが、前記ソース電極に電気的に接続され、かつ、前記第3の金属パターンに隣接した前記ドレイン電極の第2の延在部から第4の距離に、前記第3の金属パターンが端部をもつように、前記横方向導電チャネルの大部分の上方で横方向に延在している、
    請求項17の半導体装置。
  19. 前記第3の金属パターンと前記ドレイン電極の前記第2の延在部との間の端部から端部までの距離が、2〜6マイクロメートルであり;及び
    前記第4のパッシベーション層の厚さが、0.5〜2マイクロメートルである、
    請求項18の半導体装置。
  20. 前記第2の距離は、前記ゲート電極下方の前記横方向導電チャネルの一部がピンチオフ状態であるときに、前記ゲートフィールドプレートにより提供されたゲート端部電界の頭打ちバイアスより大きな第2のドレインバイアスに対して、前記ゲートフィールドプレートの端部電界への頭打ちをもたらすのに十分である、
    求項17の半導体装置。
  21. 前記第2のドレインバイアスが、前記第1のドレインバイアスより約2.5〜10倍大きい、
    請求項20の半導体装置。
  22. 少なくとも、前記ドレイン電極の端部に最も近い前記第2の金属パターンの端部下方で前記横方向導電チャネルが縦方向にピンチオフ状態になる前に、前記第2の金属パターン下方の横方向空乏延在部が、前記第2の金属パターンの前記端部に決して達しない程度に、前記第2の距離が十分に長い、
    請求項17の半導体装置。
  23. 前記第1の距離が、1.5〜3.5マイクロメートルであり;
    前記第2の距離が、2.5〜7.5マイクロメートルであり;
    前記第3の距離が、2〜6マイクロメートルであり;
    前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の端部から端部までの距離が、8〜26マイクロメートルであり;及び
    前記第3のパッシベーション層の厚さが、0.35〜0.75マイクロメートルである、
    請求項17の半導体装置。
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