JP6879125B2 - 二重管断熱炉 - Google Patents

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本発明は、二重管断熱炉に関する。
内管が外管の内側に配置され、内管と外管との間に真空空間が形成された二重管断熱構造体が知られている。特許文献1には、外管と内管とが両端部においてベローズを介して結合された二重管断熱構造体が記載されている。
特開2011−080719号公報
ところで、上述した二重管断熱構造体を加熱炉として使用した二重管断熱炉が開発されている。図4は、本発明が解決しようとする課題にかかる二重管断熱炉について模式的に説明する模式図である。図5は、図4のV−V線に沿う断面図である。図4および図5に示すように、二重管断熱炉501は、両端が開口した円筒状の外管502および内管503を備え、外管502と内管503との間には、減圧された密閉空間508が形成されている。密閉空間508には、輻射によって内管503から外管502に熱が伝わるのを抑制する多層反射膜506が配設されている。二重管断熱炉501は、外管502および内管503の中心軸が水平方向になるように配置されている。内管503の内側はワークWを加熱するための加熱空間513である。加熱空間513には、加熱手段としてのヒータ11が配置されている。内管503の中央付近には、加熱状態における内管503の熱膨張を吸収するためのベローズ部分505が設けられている。
内管503は、鉛直下方の位置において、加熱空間513に収容されたワークWの荷重を受けている。内管503がワークWの荷重によって撓むのを避けるため、内管503における鉛直下方の位置の下側には、ワークWの荷重を支えるための土台510を設置している。土台510を介して内管503から外管502に熱が伝わるのを抑制するため、土台510は、外管502および内管503よりも熱伝導率が低い材質で形成されている。また、図5に示すように、非加熱状態において、土台510における内管503と対向する面の形状と内管503の外周の形状とを一致させている。しかしながら、上述したように土台510と内管503とは異なる材質で形成する必要があるため、加熱状態では、土台510と内管503との熱膨張率の差により、土台510における内管503と対向する面の形状と内管503の外周の形状が一致しなくなる。このため、加熱状態において、土台510による内管503の支持が不安定になるという問題があった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、加熱状態において、内管が不安定になるのを抑制することができる二重管断熱炉を提供することを目的とする。
本発明は、両端が開口した外管と、前記外管の内側に配置され両端が開口した内管と、を備え、前記外管と前記内管との間には減圧された密閉空間が形成され、前記外管および前記内管は中心軸が水平方向になるように配置され、前記内管の内側にはワークを加熱するための加熱空間が形成されている二重管断熱炉であって、反射膜と不織布とを交互に複数積層して構成され、前記内管の荷重および前記加熱空間に収容された前記ワークなどの荷重を支持する荷重支持部をさらに備え、前記荷重支持部は、前記密閉空間における、少なくとも前記内管の鉛直方向下側の箇所において、前記内管と前記外管によって挟圧されるように配置されているものである。
荷重支持部は、反射膜と不織布とを交互に複数積層して構成されているので、挟圧されている外管および内管の形状に柔軟に追随する。このため、加熱状態において、熱膨張により内管の形状が変わっても、荷重支持部の形状が内管の形状に追随するので、内管の荷重および加熱空間に収容されたワークなどの荷重を安定して支持することができる。これにより、加熱状態において、内管が不安定になるのを抑制することができる。
本発明によれば、加熱状態において、内管が不安定になるのを抑制することができる。
実施の形態1にかかる二重管断熱炉の構成について説明する模式図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 実施の形態2にかかる、二重管断熱炉の構造について示す模式図である。 本発明が解決しようとする課題にかかる二重管断熱炉について模式的に説明する模式図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。なお、図中に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。
図1は、実施の形態1にかかる二重管断熱炉1の構成を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図1および図2に示すように、二重管断熱炉1は、外管2および内管3を備えている。
外管2および内管3は、両端が開口した円筒状の部材である。外管2および内管3の材質は、例えば、ステンレス鋼、鉄鋼、チタンなどである。内管3は、外管2の内側において同軸に配置されている。外管2および内管3は、中心軸が水平方向になるように配置されている。
外管2の両端には、開口面2dに沿って(平行に)内側に向かって延びる環状壁2aが形成されている。内管3の両端は、外管2の環状壁2aに連結されている。これにより、外管2と内管3との間には密閉空間8が形成されている。密閉空間8は減圧された真空空間である。内管3の内側はワークWを加熱するための加熱空間13である。加熱空間13には、加熱手段としてのヒータ11が配置されている。ワークWは、内管3の開口からベルトコンベアまたはプッシャーによって加熱空間13内に搬送する。
外管2の外周面は外気と接し、内管3の内周面は加熱空間13と接している。外管2と内管3との間に真空空間である密閉空間8が存在することで、加熱空間13の熱が外気へと放熱されるのを抑制することができる。
内管3の中央付近には、加熱状態における内管3の熱膨張を吸収するためのベローズ部分5が設けられている。ベローズ部分5は、波状の形状で可撓性を有する伸縮管である。ベローズ部分5が弾性体として作用することにより、内管3が熱膨張することによる変形を吸収することが可能である。ベローズ部分5の材質は、例えば、ステンレス鋼、鉄鋼、チタンなどである。
外管2と内管3との間の密閉空間8には、円筒状の多層反射膜6が配設されている。多層反射膜6は、反射率が高い部材である反射膜と、反射膜よりも熱伝導率が低い部材である不織布とを、交互に複数積層して構成されている。反射膜は、例えば、アルミ箔、銅箔、チタン箔などの金属箔である。不織布は、例えば、グラスファイバーやセラミックファイバーなどの布である。なお、多層反射膜6の形状を安定させるため、多層反射膜6の外周を、ワイヤー、接着剤、タグピンなどで固定してもよい。内管3の内側の加熱空間13を高温の加熱温度まで加熱する場合、外管2と内管3との間における密閉空間8に配置された多層反射膜6により、高温の内管3から外管2へと輻射によって熱が伝わるのが抑制される。
図1および図2において、破線A1で囲んだ領域が荷重支持部7である。荷重支持部7は、反射膜と不織布とを交互に複数積層して構成され、内管3の荷重および加熱空間13に収容されたワークWなどの荷重を支持する。荷重支持部7は、密閉空間8における、少なくとも内管3の鉛直方向下側の箇所において、内管3と外管2のそれぞれに接触し、内管3と外管2によって挟圧されるように配置されている。
荷重支持部7の軸方向(X軸方向)における長さは、内管3の荷重および加熱空間13に収容されたワークWなどの荷重を支持するのに必要十分な接触面積を確保できる長さとするのが好ましい。本実施の形態にかかる二重管断熱炉1では、荷重支持部7を、内管3における中央より右側に位置する部分の中央部と、内管3における中央より左側に位置する部分の中央部と、の2箇所に配置させている。このようにする場合、荷重支持部材7によって支持されていない内管3の中央部分3aを強度の高い素材で形成してもよい。
ただし、これに限るものではなく、荷重支持部7の軸方向における長さを、内管3の軸方向の長さと同程度にしてもよい。荷重支持部7の軸方向における長さを、内管3の軸方向の長さと同程度にすると、必要十分な接触面積を確保できる長さとする場合に対し、内管3をより安定して支持できるが、断熱性能は劣る。
荷重支持部7は、厚みの薄い反射膜と不織布とを交互に複数積層して構成されているので、挟圧されている外管2および内管3の形状に柔軟に追随する。このため、加熱状態において、熱膨張により内管3の形状が変わっても、荷重支持部7の形状が内管3の形状に追随するので、内管3の荷重および加熱空間13に収容されたワークWなどの荷重を安定して支持することができる。これにより、加熱状態において、内管3が不安定になるのを抑制することができる
実施の形態2
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分については共通の符号を付してその説明を省略する。
図3は、実施の形態2にかかる、二重管断熱炉101の構造について示す模式図である。図3に示すように、二重管断熱炉1は、外管2および内管3を備えている。また、密閉空間8における、少なくとも内管3の鉛直方向下側の箇所において、荷重支持部7が、内管3と外管2のそれぞれに接触し、内管3と外管2によって挟圧されるように配置されている。図1および図2を参照して説明した実施の形態1にかかる二重管断熱炉1との構造上の違いは、密閉空間8において、多層反射膜6(図2参照)に代えて、複数の金属箔106を配置した点である。
図2に示す二重管断熱炉1において配設された多層反射膜6は、反射率が高い部材である反射膜と、反射膜よりも熱伝導率が低い部材である不織布との積層構成としているため、輻射によって内管3の熱が外管2に伝わるのを良好に抑制することができるが製作コストがかかる。このため、実施の形態2にかかる二重管断熱炉101のように、多層反射膜6の代わりに複数の金属箔106を用いると、二重管断熱炉1と比べて、断熱性能は多少劣るものの、より簡易な構成とすることができ、制作コストを抑えることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、101 二重管断熱炉
2 外管
2a 環状壁
2d 開口面
3 内管
5 ベローズ部分
6 多層反射膜
7 荷重支持部
8 密閉空間
11 ヒータ
13 加熱空間
106 金属箔
W ワーク

Claims (1)

  1. 両端が開口した外管と、前記外管の内側に配置され両端が開口した内管と、を備え、前記外管と前記内管との間には減圧された密閉空間が形成され、前記外管および前記内管は中心軸が水平方向になるように配置され、前記内管の内側にはワークを加熱するための加熱空間が形成されている二重管断熱炉であって、
    反射膜と不織布とを交互に複数積層して構成され、前記内管の荷重および前記加熱空間に収容された前記ワークなどの荷重を支持する荷重支持部をさらに備え、
    前記荷重支持部は、前記密閉空間における、少なくとも前記内管の鉛直方向下側の箇所において、前記内管と前記外管によって挟圧されるように配置されている、二重管断熱炉。
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