JP6878048B2 - 密封型転がり軸受 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、自動車の補機など耐水性、耐グリース漏れ性が要求される密封型転がり軸受に関する。
従来の密封型転がり軸受は、軸受内部に封入したグリース等の潤滑剤の漏れ防止や外部からの異物(例えば、泥水等)侵入を防止するために、内輪と外輪の開口部がシール部材で密封されている。
ところが、軸受温度が上昇することで内圧が増加し、その後、軸受温度が低下すると(常温に戻ると)、内圧と軸受外部の圧力(大気圧)とのバランスが崩れる。具体的には、軸受の内圧が大気圧に対して低下する。即ち、軸受の内圧が、外部に対して負圧となる。軸受の内圧が低下すると、シール部材が変形し、シール部材の軌道輪への吸着が発生する。このようなシール部材の吸着が発生すると、当該シール部材が回転部(内輪又は外輪)に張り付いた状態になるため、トルクが増大してしまうと共に、シール部材における摩耗の発生に注意が必要である。
従来、シール部材と軌道輪との吸着を防止するために、シール部材と軌道輪との接触部分に空気流入隙間を設け、軸受内部が負圧になった際に、空気流入隙間から軸受内部に空気を流入させることにより、軸受内部の内圧低下を抑えてシール部材が軌道輪に吸着するのを防止するようにした密封型転がり軸受が、特許文献1あるいは特許文献2に開示されている。
特許文献1の密封型転がり軸受21Aは、図4〜図5に示すように、外輪22Aの内径面両端部に一対のシール嵌合溝28Aを設け、この一対のシール嵌合溝28Aにシール部材30Aの外径部を嵌合し、そのシール部材30Aの内周部に形成された内向きリップ32Aの先端部を内輪23Aの外径面両端部に形成されたシール溝29Aの内側面に弾性接触させて、軸受空間を密閉する密封型である。
この特許文献1の密封型転がり軸受21Aには、前記内向きリップ32Aのうち前記シール溝29Aの内側面29aと弾性接触する接触面の周方向の少なくとも一部に、当該内側面29aとの間で微小な空隙を形成する空気流入隙間として凹部38を設け、軸受内部が負圧になった際に、空気流入隙間の凹部38から軸受内部に空気を流入させることにより、軸受内部の内圧低下を抑えてシール部材30が内輪23に吸着するのを防止している。
また、特許文献2の密封型転がり軸受21Bは、図6〜図7に示すように、外輪22Bの内径面両端部に設けた一対のシール嵌合溝28Bに嵌合するシール部材30Bの外径部に、空気流入隙間としてスリット40を設け、軸受内部が負圧になった際に、スリット40から軸受内部に空気を流入させることにより、軸受内部の内圧低下を抑えてシール部材30Bが外輪22Bに吸着するのを防止している。
特開2011−236983号公報 特開2011−47468号公報
ところが、上記のように、シール部材と軌道輪との接触面に、空気流入隙間である凹部やスリットを設けると、この凹部やスリットから軸受内部のグリースが漏れたり、軸受外部から異物が侵入するおそれがある。
そこで、この発明は、密封型転がり軸受において、軌道輪とシール部材との接触面に形成された空気流入隙間からのグリースの漏洩と軸受外部からの異物の侵入を防止しつつ、シール部材の軌道輪への吸着を防止することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、この発明は、外輪と、内輪と、前記外輪の内径面両端部に設けられた一対のシール嵌合溝に嵌合する嵌合部、前記内輪の外径面両端部に形成された一対のシール溝に弾性接触させるリップ部を有するシール部材とを備えた密封型転がり軸受において、前記シール部材には、軸受内部と軸受外部とを貫通し、水浸入を防止しつつ、前記軸受内部空間と前記軸受外部空間との圧力差を調整する貫通孔を設けたことを特徴とする。
この発明の密封型転がり軸受は、軸受内部と軸受外部とを貫通し、水浸入を防止しつつ、前記軸受内部空間と前記軸受外部空間との圧力差を調整する貫通孔を設けているので、水浸入を防ぎつつ、シール部材が軌動輪に吸着するのを防止することができる。
この発明の一形態に係る密封型転がり軸受の一部を拡大して示す縦断正面図である。 図1のシール部材を拡大して示す断面図である。 図1に示す密封型転がり軸受を用いたプーリを示した断面図である。 従来例の密封型転がり軸受の一部を拡大して示す縦断正面図である。 図4の内向きリップ部を拡大して示す断面図である。 他の従来例の密封型転がり軸受の一部を拡大して示す縦断正面図である。 図6のシール嵌合部を拡大して示す断面図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、密封型転がり軸受1は、外輪2と、内輪3と、その外輪2の内径面に形成された軌道溝4と内輪3の外径面に形成された軌道溝5間に組込まれた複数のボール6およびそのボール6を保持する保持器7からなる。外輪2、内輪3、ボール6及び保持器7は、金属製部材である。本実施形態では、保持器7は鉄製であるが、樹脂製であってもよい。本実施形態の密封型転がり軸受1は、深溝玉軸受である。また、密封型転がり軸受1は、例えば、後述するアイドラプーリ等の自動車補機に用いられる自動車補機用軸受である。なお、以下の説明において、密封型転がり軸受1の中心軸に沿った方向を「軸方向」、当該中心軸に対して直交する方向を「径方向」と呼ぶ。
密封型転がり軸受1では、内輪3が固定されて外輪2が回転する。即ち、密封型転がり軸受1は、外輪回転用軸受である。密封型転がり軸受1の軸受内部空間S1には、グリース(図示せず)が封入されている。ここで、軸受内部空間S1とは、外輪2の内径面2aと内輪3の外径面3aとの間の空間を意味する。グリースの動粘度としては、40℃において10〜250cSt(mm2/s)が好ましく、40℃において30〜75cStがより好ましい。グリースの動粘度を30〜75Cstとすることで、所要の厚みの潤滑油膜を形成し易い。
外輪2の内径面2aには、軸方向の両端部に一対のシール嵌合溝8が形成され、一方、内輪3の外径面3aには、上記一対のシール嵌合溝8と径方向に対向する一対のシール溝9が形成されている。内輪3の外径面3aは、大径肩部3aaと小径肩部3abとを有している。大径肩部3aaは内輪3の転動面(軌道溝5)よりも軸方向外側に位置している。小径肩部3abは大径肩部3aaよりも小径であり、その外径面が大径肩部3aaよりも内径側に位置している。大径肩部3aaと小径肩部3abとの間には、上記シール溝9が設けられている。
外輪2に形成された一対のシール嵌合溝8のそれぞれには、シール部材10の外径部が嵌合されている。シール部材10は、芯金11と芯金11と一体に形成されたゴム製部分12とからなる。
芯金は金属製であり、軸方向から視て、環状である。芯金11の径方向外端部11aは、軸方向内側に向かって折り曲げられている。そして、芯金11の径方向外端部11aは、シール嵌合溝8と軸方向に対向している。芯金11の径方向内端部11bは、保持器7の内径面7aよりも下方で、かつ、後述するゴム製部分12のくびれ部12cよりも上方に位置している。芯金11の径方向外端部11aと径方向内端部11bとの間には、径方向に延びる立板部11cが設けられている。
ゴム製部分12は、軸方向から視て、環状である。ゴム製部分12は、例えば、ニトリルゴム、耐熱ニトリルゴム、水素添加ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等の耐油性や耐熱性に優れたゴムを素材としている。ゴム製部分12は、芯金11に加硫成型することで一体形成されている。ゴム製部分12は、芯金11のうち立板部11cの内側面を除く芯金11全体を覆っている。
図1及び図2に示すように、ゴム製部分12は、嵌合部12aと、本体部12bと、くびれ部12cと、内向きリップ部12dと、外向きリップ部12eとを有している。嵌合部12aは、シール嵌合溝8に嵌合され、かつ、芯金11の径方向外端部を覆っている部分である。本体部12bは、嵌合部12aと後述するくびれ部12cとの間に位置する部分である。本体部12bは、嵌合部12aよりも内径側に位置し、かつ、芯金11のうち径方向外端部11aを除く部分を覆っている部分である。
くびれ部12cは、本体部12bの径方向内端部よりも内径側に位置している部分である。即ち、くびれ部12cは、芯金11の径方向内端部11bよりも内径側に位置している。また、くびれ部12cは、保持器7の内径面7aと内輪3の外径面3aとの間に位置している。くびれ部12cは、本体部12bの径方向内端部から軸方向内側に延びる第1くびれ部12caと、当該第1くびれ部12caから内径側に延びる第2くびれ部12cbとを有している。
第1くびれ部12caは、その軸方向寸法が内径側に向かって徐々に小さくなっている。第1くびれ部12caには、後述する貫通孔(以下、微小貫通孔とも呼ぶ)14が形成されている。第2くびれ部12cbは、その軸方向寸法が第1くびれ部12caの軸方向寸法よりも小さい。第2くびれ部12cbの軸方向寸法は、外径側から内径側に向かって略等しい。第2くびれ部12cbは、ゴム製部分12のうち最も弾性変形し易い部分である。
くびれ部12c(の第2くびれ部12cb)の内径側には、内向きリップ部12d及び外向きリップ部12eが設けられている。即ち、くびれ部12cは、内向きリップ部12d及び外向きリップ部12eの外径側に設けられている。内向きリップ部12dは、シール溝9の内側面に接触している。外向きリップ部12eは、内向きリップ部12dよりも軸方向外側に設けられており、シール溝9の軸方向外方に形成された小径肩部3abに接触している。
内向きリップ部12dおよび外向きリップ部12eは、シール部材10の内径部にくびれ部12cを介して形成されている。
第1くびれ部12caには、軸受内部空間Sと軸受外部とを貫通する貫通孔14が形成されている。貫通孔14は、軸方向に延びている。貫通孔14は、ゴム製部分12のうち軸方向寸法が最も小さい部分の近傍に設けられており、具体的には、第2くびれ部12cbの外径側(紙面上方)に位置している。
本実施形態の密封型転がり軸受1は、自動車補機用転がり軸受として用いられる。自動車補機の一例として、自動車補機の駆動ベルトのベルトテンショナーとして用いられるアイドラプーリを図3に示す。図3は、アイドラプーリの構造の断面図である。アイドラプーリ(以下、単にプーリと呼ぶ)は、例えば、オルタネータ又はコンプレッサ等の自動車補機の駆動ベルトを案内する。
図3に示す通り、プーリは、鋼板製のプーリ本体51と、プーリ本体51の内径に嵌合された密封型転がり軸受1とで構成されている。プーリ本体51と密封型転がり軸受1とでプーリ付き軸受が構成される。プーリ本体51は、環状体である。プーリ本体51は、内径円筒部51aと、内径円筒部51aの一端から外側に延びたフランジ部51bと、フランジ部51bから軸方向に延びた外径円筒部51cと、内径円筒部51aの他端から内径側に延びた鍔部51dとを有している。内径円筒部51aの内径には、密封型転がり軸受1の外輪2が嵌合され、外径円筒部51cの外径にはエンジンによって駆動されるベルトと接触するプーリ周面51eが設けられている。このプーリ周面51eをベルトに接触させることにより、プーリがアイドラとしての役割を果たす。
図3に示すようなプーリ用軸受に使用される転がり軸受(外輪回転用軸受)では、自動車が悪路を走行した場合に備えて、耐水要求(具体的には、耐泥水要求)が高まっている。
また、プーリ用軸受は、高速回転の条件が使用されることが多い。そのため、グリースに作用する遠心力が大きくなり、グリースが軸受外部空間へと漏れ易い。また、高速回転で使用されるため、軸受温度が上昇することによるゴムの劣化等でグリースが軸受外部空間へと漏れることも考えられる。このように、プーリ用軸受では、グリース漏れに対する対策が求められる。
更に、近年では、自動車の省スペース化に伴い、転がり軸受のサイズはそのままでプーリの内径を縮小する傾向にある。エンジンの回転数自体に変更はないので、エンジンクランクとプーリの比率のみが増え、プーリの回転数の増加に伴い、転がり軸受の回転数も増加するため、当該軸受は限界回転数に近い高速条件下で使用される傾向にある。よって、プーリ用軸受では、軸受温度の上昇が起こり易いため内圧も増加し易い。その後、軸受内部空間の温度が常温に戻った場合に、内圧が軸受外部空間に対して負圧になり易い。したがって、グリース漏れに限らず、プーリ用軸受の内圧が負圧になることによるシール部材の軌動輪への吸着防止も求められている。
そこで、プーリに用いられる本実施形態のプーリ用軸受1では、軸受内部空間S1への異物(ここでは、泥水等の水)が浸入するのを防ぐために、外輪2と内輪3との間にシール部材10が設けられている。これにより、プーリ用軸受1の耐水性を高めることができる。
また、シール部材10のうちゴム製部分12のくびれ部12cに貫通孔14が設けられている。貫通孔14は、軸受内部空間(以下、単に軸受内部と呼ぶ)S1と軸受外部空間(以下、単に軸受外部と呼ぶ)S2との間の圧力差を調整する通気孔である。ここで、貫通孔14は、軸受内部S1と軸受外部S2との間に圧力差がない場合には、シール部材10の弾性力により閉じ、軸受内部S1と軸受外部S2の間に圧力差が生じると、その圧力差で開く程度の大きさが望ましい。具体的には、貫通孔14の外径は100μm以下に設定されていることが好ましく、10μm以上80μm以下に設定されていることが好ましい。このように、軸受内部S1と軸受外部S2の間に圧力差が生じた際には、微小貫通孔14を通じて通気が起こるので、軸受内部S1と軸受外部S2の間の圧力差が解消され、シール部材10が軌動輪(内輪3及び外輪2)に吸着するのを防止することができる。
また、貫通孔14を、軸受内部S1と軸受外部S2の間に圧力差が生じた際に、貫通孔14が開く程度の微小な大きさに形成しておくことにより、軸受内部S1に封入されているグリースの軸受外部S2への漏洩と当該軸受外部S2からの泥水の浸入を防止することができる。
貫通孔14をゴム製部分12の弾性変形により開閉し易くするために、貫通孔14の位置は、シール部材10が弾性変形しやすいシール部材10のくびれ部12cが好ましい。より好ましくは、くびれ部12cのうち最も弾性変形し易い第2くびれ部12cbの近傍、具体的には、第2くびれ部12cbの外径側(紙面上方)である第1くびれ部12caに形成されていることが好ましい。貫通孔14が第1くびれ部12caに形成されていることで、貫通孔14の軸方向寸法を長くすることができ、泥水が軸受内部S1に浸入し難くなる。即ち、密封型転がり軸受1の耐水性を更に高めつつ、シール部材10が軌動輪に吸着するのを防止することができる。
また、軸受外部S2からの異物の侵入を防止し易くするために、貫通孔14の径は、図2の拡大図に示すように、軸受外部S2側を軸受内部S1側よりも狭く形成しておくことが好ましい。即ち、本実施形態の貫通孔14は、軸受内部S1から軸受外部S2に向かってテーパ状である。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
前述の実施形態では、密封型転がり軸受1は、アイドラプーリを支持する軸受であったが、これに限らず、他のベルト伝動装置を支持する軸受であってもよく、油圧オートテンショナによって押し付けられることでベルトの張力変動を吸収するテンションナプーリを支持する軸受であってもよい。また、密封型転がり軸受1は、他の自動車補機に用いられてもよい。例えば、密封型転がり軸受1は、自動車エンジンのファンカップリング装置、オルタネータ、自動車エンジンのフライホイールダンパ、カーエアコン、ウォータポンプ等に用いられてもよい。
また、貫通孔14は第1くびれ部12caに限らず、第2くびれ部12cbに形成されていてもよい。
1 :密封型転がり軸受
2 :外輪
2a :内径面
3 :内輪
3a :外径面
3aa :大径肩部
3ab :小径肩部
4 :軌道溝
5 :軌道溝
6 :ボール
7 :保持器
7a :内径面
8 :シール嵌合溝
9 :シール溝
10 :シール部材
11 :芯金
11a :径方向外端部
11b :径方向内端部
12 :ゴム製部分
12a :嵌合部
12b :本体部
12c :くびれ部
12ca :第1くびれ部
12cb :第2くびれ部
12d :内向きリップ部
12e :外向きリップ部
14 :貫通孔
51 :プーリ本体
51a :内径円筒部
51b :フランジ部
51c :外径円筒部
51d :鍔部
51e :プーリ周面
S1 :軸受内部空間
S2 :軸受外部空間

Claims (5)

  1. 外輪と、内輪と、前記外輪の内径面両端部に設けられた一対のシール嵌合溝に嵌合する嵌合部、前記内輪の外径面両端部に形成された一対のシール溝に弾性接触させるリップ部を有するシール部材とを備えた密封型転がり軸受において、
    前記シール部材には、軸受内部と軸受外部とを貫通し、水浸入を防止しつつ、前記軸受内部空間と前記軸受外部空間との圧力差を調整する貫通孔が設けられ
    前記貫通孔の外径が、軸受外部側を軸受内部側よりも狭く形成されている密封型転がり軸受。
  2. 前記シール部材が、芯金と前記芯金と一体に形成されるゴム製部分とからなり、前記貫通孔が、ゴム製部分に形成されている請求項1記載の密封型転がり軸受。
  3. 前記ゴム製部分は、前記嵌合部と、前記リップ部と、前記リップ部の外径側に設けられるくびれ部とを有し、
    前記貫通孔が、前記くびれ部に形成されている請求項2記載の密封型転がり軸受。
  4. 前記ゴム製部分は、前記嵌合部と前記くびれ部との間に位置して前記芯金を覆う本体部を更に有し、
    前記くびれ部は、前記本体部よりも内径側に位置する第1くびれ部と、前記第1くびれ部よりも軸方向寸法が小さい第2くびれ部とを含み、
    前記貫通孔は、前記第1くびれ部に形成されている、請求項3に記載の密封型転がり軸受。
  5. 自動車補機用転がり軸受に用いられる請求項1〜4のいずれかに記載の密封型転がり軸受。
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