JP6876917B2 - 原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出プログラム及び画像処理システム - Google Patents

原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出プログラム及び画像処理システム Download PDF

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Description

本発明は、原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出プログラム及び画像処理システムに関する。
特許文献1には、大きなサイズの原稿を分割して読み取り、1枚の画像に合成して出力する際に、特別な画像の抽出手段を使用することなく、簡単な操作で処理が行えるようにすることを課題とし、原稿の所定の角を画像読み取り部のレジに突き当て原稿の画像を読み取って画像蓄積部に蓄積し、つぎに、原稿を所定角度回転させて原稿の所定の角を画像読み取り部のレジに突き当て、同様に原稿画像を読み取って画像蓄積部に蓄積し、原稿サイズ、複写倍率、読み取り可能サイズは既知であり、レジの位置は固定であるので、読み取り画像を画像蓄積部に蓄積するに先だって、予め書き込み開始アドレスを算出し、この書き込み開始アドレスから所定の方向に読み取り画像を画像蓄積部に蓄積することが開示されている。
特開平10−229487号公報
読取装置で原稿画像を読み取らせる場合において、その原稿サイズを読取装置が把握する必要がある場合もある。
本発明は、読取装置で原稿画像を読み取らせる場合において、操作者が原稿サイズを指示することなく、原稿サイズを検出することができる原稿サイズ検出装置、原稿サイズ検出プログラム及び画像処理システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、読取対象となる原稿の全体の画像である第1の画像を取得する第1の取得手段と、読取装置によって読み取った前記原稿の一部の画像である第2の画像を取得する第2の取得手段と、前記第1の画像と前記第2の画像のマッチング処理の結果と前記読取装置で前記第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズを用いて、前記原稿のサイズを検出する検出手段と、を有する原稿サイズ検出装置である。
請求項2の発明は、前記原稿のサイズと前記読取サイズとを用いて、前記原稿を複数回に分けて前記読取装置で読み取るときの読取手順を操作者に対し案内する案内手段をさらに有する請求項1に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項3の発明は、前記読取手順には、各回の読み取り時に、それぞれ前記原稿におけるどの領域を前記読取装置に読み取らせるかの指示を含む、請求項2に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項4の発明は、前記読取手順には、各回の読み取り時に、それぞれ前記原稿をどのような位置又はどのような向きで前記読取装置にセットさせるかの指示を含む、請求項2に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項5の発明は、前記読取手順には、前記原稿を読み取らせる回数の指示を含む、請求項2に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項6の発明は、前記読取手順には、少なくとも1回以上の読み取りを終えた後、さらに読み取りが必要か否かの指示を含む、請求項2に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項7の発明は、前記第1の取得手段は、前記読取装置とは異なる第2の読取装置であって前記読取装置よりも読取精度の低い前記第2の読取装置を用いて前記原稿における全領域を読み取った結果を取得する、請求項2に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項8の発明は、前記検出手段は、前記マッチング処理の結果から、前記第1の画像内で、前記第2の画像に対応する画像の占める領域の比率を算出する、請求項1に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項9の発明は、前記検出手段は、前記比率と前記読取サイズとを用いて、前記原稿のサイズを検出する、請求項8に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項10の発明は、前記検出手段は、前記マッチング処理の結果から、前記第1の画像内で、前記第2の画像に対応する画像の占める領域の幅の比率と高さの比率を算出する、請求項9に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項11の発明は、前記検出手段は、前記幅の比率と高さの比率と前記読取サイズとを用いて、前記原稿の幅、高さを検出する
請求項10に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項12の発明は、前記案内手段は、前記原稿のサイズと前記第2の取得手段の読取可能サイズとにしたがって、読取手順を決定する、請求項2に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項13の発明は、前記案内手段は、前記読取可能サイズの幅又は高さが、前記原稿のサイズの幅又は高さよりも長く又は以上となるように、読取手順を決定する、請求項12に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項14の発明は、前記案内手段は、隣り合う領域を読み込む場合に、原稿の領域を重複させて読み込むように、読取手順を決定する、請求項12に記載の原稿サイズ検出装置である。
請求項15の発明は、コンピュータを、読取対象となる原稿の全体の画像である第1の画像を取得する第1の取得手段と、読取装置によって読み取った前記原稿の一部の画像である第2の画像を取得する第2の取得手段と、前記第1の画像と前記第2の画像のマッチング処理の結果と前記読取装置で前記第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズを用いて、前記原稿のサイズを検出する検出手段として機能させるための原稿サイズ検出プログラムである。
請求項16の発明は、原稿サイズ検出装置と読取装置と画像合成装置を有し、前記原稿サイズ検出装置は、読取対象となる原稿の全体の画像である第1の画像を取得する第1の取得手段と、前記読取装置によって読み取った前記原稿の一部の画像である第2の画像を取得する第2の取得手段と、前記第1の画像と前記第2の画像のマッチング処理の結果と前記読取装置で前記第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズを用いて、前記原稿のサイズを検出する検出手段と、を有し、前記読取装置は、原稿を読み取る読取手段を有し、前記画像合成装置は、前記読取装置によって読み取られた複数の画像を合成する合成手段を有する画像処理システムである。
請求項17の発明は、(1)前記読取装置は前記原稿サイズ検出装置を有する、(2)前記読取装置は前記画像合成装置を有する、(3)前記読取装置は前記画像合成装置と前記原稿サイズ検出装置を有する、のいずれかである請求項16に記載の画像処理システムである。
請求項1の原稿サイズ検出装置によれば、読取装置で原稿画像を読み取らせる場合において、操作者が原稿サイズを指示することなく、原稿サイズを検出することができる。
請求項2の原稿サイズ検出装置によれば、原稿を複数回に分けて読取装置で読み取るときの読取手順を操作者に対し案内することができる。
請求項3の原稿サイズ検出装置によれば、読取手順として、各回の読み取り時に、それぞれ原稿におけるどの領域を読取装置に読み取らせるかの指示を含ませることができる。
請求項4の原稿サイズ検出装置によれば、読取手順として、各回の読み取り時に、それぞれ原稿をどのような位置又はどのような向きで読取装置にセットさせるかの指示を含ませることができる。
請求項5の原稿サイズ検出装置によれば、読取手順として、原稿を読み取らせる回数の指示を含ませることができる。
請求項6の原稿サイズ検出装置によれば、読取手順として、少なくとも1回以上の読み取りを終えた後、さらに読み取りが必要か否かの指示を含ませることができる。
請求項7の原稿サイズ検出装置によれば、対象となっている読取装置よりも読取精度の低い第2の読取装置を用いて原稿における全領域を読み取った結果を取得することができる。
請求項8の原稿サイズ検出装置によれば、第1の画像内で、第2の画像に対応する画像の占める領域の比率を算出することができる。
請求項9の原稿サイズ検出装置によれば、比率と読取サイズとを用いて、原稿のサイズを検出することができる。
請求項10の原稿サイズ検出装置によれば、規格外の原稿のサイズにも対応できるようになる。
請求項11の原稿サイズ検出装置によれば、原稿の幅、高さを検出することができる。
請求項12の原稿サイズ検出装置によれば、第2の取得手段の読取可能サイズと原稿のサイズにしたがって、読取手順を決定することができる。
請求項13の原稿サイズ検出装置によれば、読取可能サイズの幅又は高さが、原稿のサイズの幅又は高さよりも長く又は以上となるように、読取手順を決定することができる。
請求項14の原稿サイズ検出装置によれば、隣り合う領域を読み込む場合に、原稿の領域を重複させて読み込むように、読取手順を決定することができる。
請求項15の原稿サイズ検出プログラムによれば、読取装置で原稿画像を読み取らせる場合において、操作者が原稿サイズを指示することなく、原稿サイズを検出することができる。
請求項16の画像処理システムによれば、読取装置で原稿画像を読み取らせる場合において、操作者が原稿サイズを指示することなく、原稿サイズを検出することができる。
請求項17の画像処理システムによれば、(1)読取装置が原稿サイズ検出装置を有する形態、(2)読取装置が画像合成装置を有する形態、(3)読取装置が画像合成装置と原稿サイズ検出装置を有する形態、のいずれかとすることができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 カメラ画像サイズテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 スキャン画像サイズテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 読取装置・読取可能サイズ対応テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である原稿サイズ検出装置100は、原稿のサイズを検出するものであって、図1の例に示すように、画像取得Aモジュール105、画像取得Bモジュール110、案内モジュール115を有している。なお、読取方法の案内を不要とする場合は、案内モジュール115内の、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130、手順生成モジュール135、手順提示モジュール140を不要としてもよい。
さらに、案内モジュール115内に、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130、手順生成モジュール135、手順提示モジュール140を有することによって、原稿サイズ検出装置100は、読取装置で読み取り可能な領域よりも大きなサイズを持つ原稿画像を、読取装置で複数回に分けて読み取らせるための案内を提示するようにしてもよい。
従来から、読取装置を用いて原稿画像を読み取る方法が知られている。しかし、一般的な読取装置では、一度に読み取り可能な領域のサイズは限られており、読み取り対象となる原稿のサイズによっては、その原稿サイズが読取装置で読み取り可能な領域のサイズ(以下、「読取可能サイズ」と呼ぶ)よりも大きいものがある。このようなケースにおいて原稿画像全体を読み取ろうとした場合には、原稿を複数回に分けて読取装置で読み取ることが必要である。
そこで、原稿を複数回に分けて読み取らせる方法として、複数回の読み取りで原稿画像全体の読み取り結果が得られるよう、原稿サイズ及び読み取り可能サイズに応じて読取手順を決定し、操作者に対しこれに対応する案内(例えば、原稿のセット位置や回数等)を表示する方法が知られている。
しかしながら、前記のように原稿サイズを考慮するためには、原稿サイズを操作者が指示する必要がある。そのために、操作者は原稿のサイズを測定することが必要となる場合もある。
原稿サイズ検出装置100(案内モジュール115内に、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130、手順生成モジュール135、手順提示モジュール140を有している原稿サイズ検出装置100)は、読取装置で読み取り可能な領域よりも大きなサイズを持つ原稿画像を、読取装置で複数回に分けて読み取らせる構成において、操作者が原稿サイズを指示することなく、その読取画像を合成した合成画像を生成することができる。
ここで「読取装置で読み取り可能な領域よりも大きなサイズを持つ原稿」とは、例えば、スキャナーの読み取りサイズがA4サイズである場合に、A3サイズの原稿が該当する。このような場合、1回の読み取り(スキャンともいわれる)で、原稿全体の画像を取得することはできないで、複数回の読み取りが必要である。そして、読み取った画像を合成して、元のサイズ(前述の例ではA3サイズ)の画像を生成する。この合成処理のため、原稿画像内の特徴量に応じて、読取手順が異なる場合が生じる。原稿サイズ検出装置100は、この読取手順を提示する。
以下に、本実施の形態を説明するにあたって、用語の定義を行う。
「サイズ」とは、原稿や読み取り可能な領域を矩形化処理(矩形化処理前の領域そのものが矩形である場合は、矩形化処理が不要である場合もある)したときの、長辺の長さと短辺の長さの組み合わせを表すものであり、長辺短辺どちらか一方のみの長さや矩形の面積によってのみ定まるものではない。なお、「サイズAがサイズBより大きい」とは、サイズAの長辺の長さ及び短辺の長さが共にサイズBのそれよりも大きいことを指す。例えば、国際規格、日本工業規格等で定められているA3サイズ、A4サイズ、B4サイズ、B5サイズ等がある。
「読取可能サイズ」とは、読み取り可能な領域のサイズをいう。具体的には、後述する読取装置B:195で読み取り可能な最大サイズである。
「読取画像」とは、1回の読み取りで得られた画像をいう。
「読取サイズ」とは、読取画像のサイズをいう。具体的には、後述する読取装置B:195で読み取った原稿のサイズである。読取可能サイズと同じサイズになる場合がある。
「合成画像」とは、読取画像を合成して得られた画像をいう。
「(画像の)特徴量」とは、画像における特徴を示す量であって、例えば、明度、彩度、色相といった色のパラメータそれぞれの物理量や、各物理量の変化度合い等を指す。より具体的には、エッジ量(画像の明度等が不連続に変換している箇所の量)、ヒストグラム(濃度値の分布)、文字認識結果(文字コード、文字認識できたか否かを示す情報(文字認識結果の確からしさを示す値等)等を含む)、又は、これらの組み合わせがある。一般的には、これらを解析した結果から文字や写真、エッジ部、白紙部等さまざまな画像の特性を把握できる。
読取装置A:190は、原稿サイズ検出装置100の画像取得Aモジュール105と接続されている。読取装置A:190は、読取対象である原稿における全領域(原稿全体)の画像を読み取る。読取装置A:190は、読取装置B:195とは異なり、読取装置B:195よりも読取精度の低いものである。読取装置A:190として、例えば、携帯可能なデジタルカメラ、デジタルカメラを有している携帯情報機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)等が該当する。したがって、読取装置A:190で原稿を読み取った場合には、読取装置B:195に比べてゆがみ等が発生することが多い。なお、読取装置A:190が読み取った画像は、プレスキャンとしての画像であって、最終的に合成を行うための画像ではない。
読取装置B:195は、原稿サイズ検出装置100の画像取得Bモジュール110と接続されている。読取装置B:195は、原稿における少なくとも一部領域を読み取る。読取装置B:195として、例えば、スキャナー、スキャナーの機能を有している複合機(スキャナーの機能以外に、プリンター、複写機、ファックス等の機能を有している画像処理装置)等が該当する。読取装置B:195で読み取り可能な領域のサイズである読取可能サイズは固定である。原稿をセットする読取面(一般的には、原稿台、原稿ガラス等ともいわれる)が固定だからである。なお、読取装置B:195が読み取った画像は、最終的に合成を行うための画像である。
また、読取装置B:195が読み取る画像のサイズは、読取可能サイズであってもよいし、読取可能サイズ未満のサイズであってもよい。例えば、読取装置B:195の読取可能サイズがA4サイズである場合、A4サイズよりも小さいB5サイズ、A5サイズ等でも読み取ることができることがあるからである。この場合(複数種類の読取サイズがある場合)、読取サイズは、原稿を読み取った場合における操作者の操作によって決定される。もちろんのことながら、読取サイズが1種類だけである場合、読取可能サイズが読取サイズとなる。
画像取得Aモジュール105は、案内モジュール115のマッチング処理モジュール120、読取装置A:190と接続されている。画像取得Aモジュール105は、読取装置A:190から、読取対象となる原稿の全体の画像である第1の画像を取得する。受け取る画像として、「原稿の全体の画像」が撮影されていればよく、画像内から原稿を抽出できれば、原稿以外の画像(原稿の領域以外の背景となる画像)が撮影されていてもよい。なお、原稿以外の画像が含まれていたり、傾いた原稿が撮影されていたりした場合、既存の技術を利用して、傾きや歪みを補正し、原稿を長方形の画像として変形処理(切り抜くことを含む)して、原稿だけの画像を生成すればよい。
画像取得Bモジュール110は、案内モジュール115のマッチング処理モジュール120、読取装置B:195と接続されている。画像取得Bモジュール110は、読取装置B:195によって読み取った第2の画像(原稿の一部の画像)を取得する。ここでの読取対象である原稿は、読取装置A:190で撮影された原稿と同じである。読取装置B:195から取得する画像のサイズは、読取装置B:195における読取可能サイズ又は読取可能サイズ未満のサイズである。なお、読取対象である原稿は、読取装置B:195の読取可能サイズより大きい。したがって、読取装置B:195では複数回の読み取りが必要となる。また、原稿は規格(例えば、JIS規格等)に適応したサイズであってもよいし、不定形(規格外)のサイズであってもよい。
案内モジュール115は、マッチング処理モジュール120、原稿サイズ検出モジュール125、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130、手順生成モジュール135、手順提示モジュール140を有している。
マッチング処理モジュール120は、画像取得Aモジュール105、画像取得Bモジュール110、原稿サイズ検出モジュール125と接続されている。マッチング処理モジュール120は、画像取得Aモジュール105が取得した第1の画像と画像取得Bモジュール110が取得した第2の画像のマッチング処理を行う。マッチング処理として、既存のマッチング処理を用いればよい。第1の画像には、原稿全体の画像が含まれており、第2の画像は、原稿の一部の画像である。したがって、マッチング処理の結果として、第1の画像内の原稿画像内に占める第2の画像の比率(割合)を検出できる。
原稿サイズ検出モジュール125は、マッチング処理モジュール120、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130、手順生成モジュール135と接続されている。原稿サイズ検出モジュール125は、画像取得Aモジュール105が取得した第1の画像と画像取得Bモジュール110が取得した第2の画像のマッチング処理の結果(マッチング処理モジュール120による処理結果)から、第1の画像内で、第2の画像に対応する画像の占める領域の比率を算出する。比率として、幅の比率、高さの比率、面積の比率のいずれか1つ以上を用いるようにしてもよい。特に、規格に適応している原稿であることが判明している場合は、短辺同士又は長辺同士とすることによって、幅の比率、高さの比率のいずれかであってもよい。
そして、原稿サイズ検出モジュール125は、その比率と読取サイズとを用いて、原稿のサイズを検出する。つまり、原稿サイズ検出モジュール125は、マッチング処理モジュール120による処理結果と読取装置B:195で第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズを用いて、対象としている原稿のサイズを検出する。「読取装置B:195で第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズ」は、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130から受け取る。具体的には、原稿サイズ検出モジュール125は、マッチング処理の結果から、第1の画像内で、第2の画像に対応する画像の占める領域の幅の比率と高さの比率を算出してもよい。そして、原稿サイズ検出モジュール125は、幅の比率と高さの比率と読取サイズとを用いて、原稿の幅、高さを検出してもよい。
読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130は、原稿サイズ検出モジュール125、手順生成モジュール135と接続されている。読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130は、対象原稿に対する読取装置B:195での読取サイズを抽出する。そして、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130は、読取装置B:195で読み取り可能な領域のサイズである読取可能サイズを抽出する。例えば、読取装置B:195と通信を行い、問い合わせによって読取装置B:195での読取サイズ、読取装置B:195の読取可能サイズを取得するようにしてもよい。また、第2の画像内に読取サイズが埋め込まれている場合は、それを抽出してもよい。例えば、Exif(Exchangeable image file format)情報を利用してもよい。また、図16の例に示す読取装置・読取可能サイズ対応テーブル1600を用いて、読取装置B:195の読取可能サイズを抽出するようにしてもよい。
手順生成モジュール135は、原稿サイズ検出モジュール125、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130、手順提示モジュール140と接続されている。手順生成モジュール135は、原稿のサイズと読取サイズとを用いて、対象としている原稿を複数回に分けて読取装置B:195で読み取るときの読取手順を生成する。
読取手順として、以下のいずれか1つ以上を含むようにしてもよい。
(1)各回の読み取り時に、それぞれ原稿におけるどの領域を読取装置B:195に読み取らせるかの指示
(2)各回の読み取り時に、それぞれ原稿をどのような位置又はどのような向きで読取装置B:195にセットさせるかの指示
(3)原稿を読み取らせる回数の指示
(4)少なくとも1回以上の読み取りを終えた後、さらに読み取りが必要か否かの指示
例えば、手順生成モジュール135は、原稿のサイズと読取装置B:195の読取可能サイズとにしたがって、読取手順を決定するようにしてもよい。ここで読取可能サイズを用いるのは、読取装置B:195の最大読取サイズを用いて、少ない読取回数にするためである。したがって、合成対象の画像を複数回読み込む場合の読取サイズは、読取可能サイズとしてもよい。例えば、操作者による読取サイズの選択は不可として、読取可能サイズに固定してもよい。
具体的には、手順生成モジュール135は、読取可能サイズの幅又は高さが、原稿のサイズの幅又は高さよりも長く又は以上となるように、読取手順を決定するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、隣り合う領域を読み込む場合に、原稿の領域を重複させて読み込むように、読取手順を決定するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、少なくとも2回以上の読み取りの際の読取領域に、原稿における局所的な特徴量の変化が大きい領域が含まれるよう、各回の読み取りにおいて原稿におけるどの領域を読み取らせるかを案内する読取手順を生成するようにしてもよい。
その場合、手順生成モジュール135は、原稿サイズごと、互いに読取領域が重複する複数の読取パターンの中から、局所的な前記特徴量の変化が大きい領域が重複するような読取パターンを選ぶようにしてもよい。なお、読取パターンは予め定められた読取手順であって、読取パターンを選択することによって読取手順を決定する。
その読取パターンは、読取パターンごとに、原稿のどの領域が複数回の読み取り領域であり、どの領域が単数回の読み取り領域であるのかが特定されているものとしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、局所的な特徴量の変化が大きい領域の位置にしたがって、読み取りの回数を変更するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、原稿における局所的な特徴量の変化が大きい領域が複数あった場合に、その複数の領域が重複領域に含まれるよう、読取手順を生成するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、少なくとも2回以上の読み取りの際の読取領域に、原稿における局所的な特徴量の変化が小さい領域が含まれないよう、各回の読み取りにおいて原稿におけるどの領域を読み取らせるかを案内する読取手順を生成するようにしてもよい。
手順生成モジュール135は、原稿における局所的な特徴量の変化が小さい領域を境にして、複数回の読み取りの際の読取領域が互いに重複しないよう、各回の読み取りにおいて原稿におけるどの領域を読み取らせるかを案内する読取手順を生成するようにしてもよい。ここで「互いに重複しないよう」とは、重複する部分が少なくなるようにと同義である。
そして、手順生成モジュール135は、原稿サイズが読取可能サイズの整数倍であった場合、つなぎ目になり得る領域を特定し、その領域近くについて、局所的な特徴量の変化が小さいか否かをチェックするようにしてもよい。ここで「原稿サイズが読取可能サイズの整数倍」とは、面積が整数倍である場合をいい、例えば、原稿サイズがA3サイズであり、読取可能サイズがA4サイズである場合が該当する。
さらに、手順生成モジュール135は、整数の回数だけ読み取りが行われた後、つなぎ目領域についてチェックを行うようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、読み取った後、つなぎ目領域についてチェックを行い、変化が小さかった場合、読み取りを終了する旨の案内を行う読取手順を生成するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、読み取った後、つなぎ目領域についてチェックを行い、変化が大きかった場合、次回の読み取りを促す旨の案内を行う読取手順を生成するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、次回の読み取りは、既に読み取られた領域の少なくとも一部を含み、かつ、その一部は局所変化の大きいところを含む領域が読取領域となるよう案内する読取手順を生成するようにしてもよい。
これらにおけるチェックとして、結合方向のエッジ量、ヒストグラム、文字認識結果、又は、これらの組み合わせに基づき判断するようにしてもよい。例えば、エッジ量が予め定められた閾値以上である場合は、特徴量の変化が大きい領域と判断する。また、例えば、文字認識結果として文字認識できなかった対象数(例えば、文字の一部分を文字認識の対象としたために、文字認識できなかった場合の対象数)が予め定められた閾値以上である場合は、特徴量の変化が大きい領域と判断してもよい。また、文字認識結果が空白(文字がなかったとの認識結果)である場合は、特徴量の変化が小さい領域と判断してもよい。
手順生成モジュール135は、原稿サイズが読取可能サイズの整数倍でない場合、複数回の読み取りの際の重複した読取領域が小さくなるよう、各回の読み取りにおいて原稿におけるどの領域を読み取らせるかを案内する読取手順を生成するようにしてもよい。ここで「原稿サイズが読取可能サイズの整数倍でない場合」とは、面積が整数倍でない場合をいい、例えば、原稿サイズがB4サイズであり、読取可能サイズがA4サイズである場合が該当する。
そして、手順生成モジュール135は、重複した読取領域内で、局所的な特徴量の変化が小さい領域が含まれているか否かをチェックするようにしてもよい。
さらに、手順生成モジュール135は、チェックを行い、局所的な特徴量の変化が小さい領域が含まれているならば読み取りを終了する旨の案内を行う読取手順を生成するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、チェックを行い、局所的な特徴量の変化が小さい領域が含まれていないならば次回の読み取りを促す旨の案内を行う読取手順を生成するようにしてもよい。
また、手順生成モジュール135は、次回の読み取りは、既に読み取られた領域の少なくとも一部を含み、かつ、その一部は局所変化の大きいところを含む領域が読取領域となるよう案内する読取手順を生成するようにしてもよい。
これらにおけるチェックとして、結合方向のエッジ量、ヒストグラム、文字認識結果、又は、これらの組み合わせに基づき判断するようにしてもよい。
手順提示モジュール140は、手順生成モジュール135と接続されている。手順提示モジュール140は、手順生成モジュール135によって生成された読取手順を提示する。ここでの提示には、液晶ディスプレイ等の表示装置への表示の他に、3D(Dimensions)映像としての出力を含めてもよく、さらに、スピーカー等の音声出力装置による音声の出力、振動、プリンター等の印刷装置での印刷等を組み合わせてもよい。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。特に、原稿280を画像処理装置205で読み取るために、それに先だって原稿280を画像処理装置205で読み取り(プレスキャン)し、原稿280のサイズを検知し、画像処理装置205における読取手順を提示するものである。
図2(a)に示す例は、携帯情報処理装置200Aと画像処理装置205Aで構成したものである。
携帯情報処理装置200Aは、原稿サイズ検出装置100、読取装置A:190を有している。原稿サイズ検出装置100と読取装置A:190は、接続されている。画像処理装置205Aは、読取装置B:195を有している。
携帯情報処理装置200Aの読取装置A:190で原稿280を読み取り(プレスキャン)し、読取手順を携帯情報処理装置200Aのディスプレイ上に提示し、操作者は、それを見ながら画像処理装置205Aを操作して、原稿280を読み込む。
図2(b)に示す例は、携帯情報処理装置200Bと画像処理装置205Bで構成したものである。
携帯情報処理装置200Bは、読取装置A:190を有している。画像処理装置205Bは、原稿サイズ検出装置100、読取装置B:195を有している。原稿サイズ検出装置100と読取装置B:195は、接続されている。携帯情報処理装置200B内の読取装置A:190と画像処理装置205B内の原稿サイズ検出装置100は、通信回線(有線であってもよいし、無線であってもよい)を介して接続されている。
携帯情報処理装置200Bの読取装置A:190で原稿280を読み取り(プレスキャン)し、その画像を、通信回線を介して画像処理装置205Bの原稿サイズ検出装置100に送信する。そして、原稿サイズ検出装置100は読取手順を画像処理装置205Bのディスプレイ上に提示し、操作者は、それを見ながら画像処理装置205Bを操作して、原稿280を読み込む。
図3は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
原稿サイズ検出装置100、携帯情報処理装置200A、携帯情報処理装置200B、画像処理装置205A、画像処理装置205B、画像処理装置205C、画像処理装置205D、合成装置210は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、原稿サイズ検出装置100、合成装置210による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。携帯情報処理装置200Aは、原稿サイズ検出装置100、読取装置A:190を有している。携帯情報処理装置200Bは、読取装置A:190を有している。画像処理装置205Aは、読取装置B:195を有している。画像処理装置205Bは、原稿サイズ検出装置100、読取装置B:195を有している。画像処理装置205Cは、読取装置B:195、合成装置210を有している。画像処理装置205Dは、原稿サイズ検出装置100、読取装置B:195、合成装置210を有している。合成装置210は、画像処理装置205によって読み取られた複数の画像を合成する。そして、その合成した画像を出力してもよい。画像を出力するとは、例えば、プリンター等の印刷装置で印刷すること、ディスプレイ等の表示装置に表示すること、ファックス等の画像送信装置で画像を送信すること、画像データベース等の画像記憶装置へ画像を書き込むこと、メモリーカード等の記憶媒体に記憶すること、他の情報処理装置へ渡すこと等が含まれる。
合成装置210が行う合成処理として、例えば、以下の文献に示す技術がある。
http://matthewalunbrown.com/autostitch/autostitch.html
http://news.mynavi.jp/series/computer_vision/029/
これらの合成処理では、例えば、複数の画像内の重複領域が特徴量の少ない部分(模様等が少ない平坦な部分)であると、合成の位置合わせに用いることができない。したがって、重複して読み込ませる領域には、合成の位置合わせに用いることができる程度に、特徴量の変化が大きい領域が含まれている必要がある。原稿サイズ検出装置100は、その特徴量の変化が大きい領域を、重複領域に含めるように、読取手順を提示する。
例えば、携帯情報処理装置200Aと画像処理装置205Aと合成装置210の組み合わせによって、複数回に分けて読み取った画像を合成することができる。
また、例えば、携帯情報処理装置200Bと画像処理装置205Bと合成装置210の組み合わせによって、複数回に分けて読み取った画像を合成することができる。
また、例えば、携帯情報処理装置200Bと画像処理装置205Dの組み合わせによって、複数回に分けて読み取った画像を合成することができる。
図2(a)、(b)に示した例では、原稿サイズ検出装置100は、携帯情報処理装置200A又は画像処理装置205Bに含まれていたが、原稿サイズ検出装置100を単独で構成してもよい。例えば、原稿サイズ検出装置100の機能をクラウドサービスとして提供し、手順提示モジュール135は、原稿を読み取らせる操作者が用いる携帯情報処理装置200又は画像処理装置205に読取手順を提示させるようにすればよい。
例えば、携帯情報処理装置200Bと原稿サイズ検出装置100と画像処理装置205Cの組み合わせによって、複数回に分けて読み取った画像を合成することができる。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、手順提示モジュール140が、操作者に対して、読取装置A:190で原稿の全体を読み取るように指示する。
ステップS404では、操作者の操作にしたがって、読取装置A:190が、原稿の全体画像Aを読み取る。
ステップS406では、画像取得Aモジュール105が、読取装置A:190から原稿の全体画像Aを受け取る。
図5の例を用いて、ステップS402からステップS406までの処理例を説明する。
カメラ付携帯情報処理装置510の表示装置に、原稿500の全体を撮影する旨を表示する。
図5(a)の例に示すように、操作者は、カメラ付携帯情報処理装置510を操作して、原稿500の全体を撮影する。
そして、図5(b)の例に示すように、画像取得Aモジュール105は、カメラ付携帯情報処理装置510から原稿500の全体画像520を取得する。
ステップS408では、手順提示モジュール140が、原稿の一部を読取装置B:195で読み取るように指示する。
ステップS410では、操作者の操作にしたがって、読取装置B:195が、原稿の一部の画像Bを読み取る。
ステップS412では、画像取得Bモジュール110が、原稿の一部の画像Bを受け取る。
図6の例を用いて、ステップS408からステップS412までの処理例を説明する。
画像処理装置610の表示装置に、原稿500の一部を読み取る旨を表示する。
図6(a)の例に示すように、操作者は、画像処理装置610を操作して、原稿500の一部を読み取る。
図6(b)の例に示すように、原稿500のサイズが、画像処理装置610の読取可能サイズ(読取面620のサイズ)よりも大きいため、原稿500の一部を読み取ることとなる。図6(b)の例では、原稿500の左上角(裏面から見た場合の左上角)と読取面620の左上角を合わせているので、原稿500の左上の部分を読み取ることになる。なお、ここでの読み取りは、必ずしも画像処理装置610の読取可能サイズである必要はない。操作者の指定によっては、画像処理装置610の読取可能サイズよりも小さくなる場合がある。
そして、図6(c)の例に示すように、画像取得Bモジュール110は、画像処理装置610から原稿500の部分画像630を取得する。
ステップS414では、マッチング処理モジュール120が、全体画像Aと画像Bとのマッチング処理を行う。
例えば、図7(a)に示す全体画像520、図7(b)に示す部分画像630とのマッチング処理を行う。ここで、全体画像520のサイズとしてカメラ画像サイズテーブル800を取得し、部分画像630のサイズとしてスキャン画像サイズテーブル900を取得する。図8は、カメラ画像サイズテーブル800のデータ構造例を示す説明図である。カメラ画像サイズテーブル800は、幅欄810、高さ欄820を有している。幅欄810は、全体画像520の幅(Wide)の画素数を記憶している。高さ欄820は、全体画像520の高さ(High)の画素数を記憶している。図9は、スキャン画像サイズテーブル900のデータ構造例を示す説明図である。スキャン画像サイズテーブル900は、幅欄910、高さ欄920を有している。幅欄910は、部分画像630の幅(Wide)の画素数を記憶している。高さ欄920は、部分画像630の高さ(High)の画素数を記憶している。
図10(a)の例に示すように、全体画像520と部分画像630とのマッチング処理を行う。マッチング処理として、例えば、スケールや色味に関係なく画像のマッチング処理が可能なSIFT(Scale invariant feature transform、スケール不変特徴量変換)技術を用いてもよい。SIFT技術については、以下のURLに説明されている。
URL:http://news.mynavi.jp/series/computer_vision/029/
図10(b)の例に示すように、部分画像630は、全体画像520の右上部分(対応領域1040)と合致することを示している。
また、マッチング処理として、以下のように行ってもよい。
図11に示す例は、本実施の形態によるマッチング処理例を示す説明図である。図11(a)の例に示すように、部分画像630内の右上の一部分画像1120aと全体画像520の右上領域とのマッチング処理を行う。一般的に、原稿と読取面との角を合わせて読み取りが行われるため、角同士の領域でマッチング処理を行う。そして、合致する場合は、図11(b)の例に示すように、部分画像630内の右上の一部分画像1120b(一部分画像1120aよりも大きい領域)で、全体画像520の右上領域とのマッチング処理を行う。この処理を、一部分画像1120を徐々に大きくしていき、繰り返す(図11(c)、・・・、図11(e))。合致しないと判断した場合は、他の角で同様のマッチング処理を行えばよい。
図12に示す例は、本実施の形態によるマッチング処理例を示す説明図である。図12(a)の例に示すように、部分画像630内の一部分画像1210を抽出する。そして、図12(b)の例に示すように、全体画像520内を一部分画像1210でマッチング処理を行いながら、走査する。そして、図12(c)の例に示すように、全体画像520内の合致した箇所で、部分画像630の全体領域でマッチング処理を行う。
図13に示す例は、本実施の形態によるマッチング処理例を示すフローチャートである。画像のマッチング処理と異なり、文字認識結果に対する解像度の影響は少ないので、解像度が異なる全体画像520と部分画像630とのマッチング処理には有用である。特に、文字が多い画像と判断した場合は、図13の例に示すマッチング処理を行うようにしてもよい。
ステップS1302では、全体画像A(全体画像520)に対して文字認識を行う。なお、ここでの文字認識処理は、文字認識結果として、対象とした文字画像の位置(全体画像A内における位置)を、その文字画像の認識結果(テキスト)とともに出力する。
ステップS1304では、画像B(部分画像630)に対して文字認識を行う。なお、ここでの文字認識処理は、文字認識結果として、対象とした文字画像の位置(全体画像B内における位置)を、その文字画像の認識結果(テキスト)とともに出力する。
ステップS1306では、両者の文字認識結果であるテキスト同士のマッチング処理を行う。テキスト同士のマッチング処理では、文字認識で誤認識が発生しやすい文字(予め定められた文字であり、具体的には、I、1等)を、マッチング処理の対象とはしないようにしてもよい。
ステップS1308では、対応する文字の位置を一致させて、全体画像A内で一致する部分画像Bの位置を特定する。
ステップS416では、読取装置B:195での読取サイズを抽出する。例えば、問い合わせ通信によって、画像処理装置610から読取サイズを抽出すればよい。
ステップS418では、原稿サイズを検出する。ステップS414でのマッチング処理結果とステップS416で抽出した読取サイズとを用いて、原稿サイズを検出すればよい。
図14、図15は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図14に示す例は、全体画像520と部分画像630との大きさの関係を示したものである。全体画像520の幅をW、高さをHとし、部分画像630の幅をW’、高さをH’とした場合、幅の比率は「W:W’」となり、高さの比率は「H:H’」となる。そして、ステップS416で抽出された部分画像630のサイズ(読取装置B:195での読取サイズ)を用いて、全体画像520を算出すればよい。
具体的には、幅の比率、高さの比率として、図15(a)、(b)の例に示すように、W’=0.8×W、H’=0.7×Hであり、部分画像630がA4サイズ(幅(W’):297mm、高さ(H’):210mm)であった場合、以下のように、原稿500の幅(Wo)、高さ(Ho)を算出することができる。
Wo=W’×(1/0.8)
=297×(1/0.8)
=372(mm)
Ho=H’×(1/0.7)
=210×(1/0.7)
=300(mm)
ステップS420では、読取装置B:195の読取可能サイズを抽出する。例えば、読取装置・読取可能サイズ対応テーブル1600を用いる。図16は、読取装置・読取可能サイズ対応テーブル1600のデータ構造例を示す説明図である。読取装置・読取可能サイズ対応テーブル1600は、読取装置欄1610、読取可能サイズ欄1620を有している。読取装置欄1610は、読取装置の機種情報(読取装置を一意に識別できる情報であってもよい)を記憶している。読取可能サイズ欄1620は、その読取装置における読取可能サイズを記憶している。原稿サイズ検出装置100に接続されている読取装置B:195(画像処理装置610)の機種情報を読取装置欄1610から検索し、読取可能サイズ欄1620内の情報を抽出すればよい。
ステップS422では、手順生成モジュール135が、読取手順生成処理を行う。つまり、原稿のサイズと読取可能サイズとにしたがって、読取手順を決定する。
例えば、読取面(読取可能サイズ)の幅又は高さが、原稿のサイズの幅又は高さよりも長く又は以上となるように、読取面と原稿の配置関係を決定する。例えば、図17(a)に示すように、読取面620(読取可能サイズ)と原稿1700とのサイズ関係である場合、読取面620の高さが、原稿1700の高さよりも長くなるように、配置させる。つまり、読取面620の一辺が、原稿1700の一辺よりも長い場合は、原稿1700のその一辺全体を1回の読み取りができるように配置させる。これによって、原稿1700を一方向(その一辺とは直角に交わる方向、図17の例では横方向)に動かすだけで読み取りを行わせることができる。つまり、原稿1700を、その一辺の方向(図17の例では縦方向)に動かす必要がない。
図17(b)の例に示すように、2回目以降の読み取りは、原稿1700を横方向に動かして、原稿1700の全体を読み取るまで繰り返す。読み取り回数については、移動させる方向における長さの比率で算出すればよい。図17の例では、原稿1700の幅を読取面620の幅で除算すればよい。ただし、重複範囲(オーバーラップ)が生じるように、読み取り回数を調整する。この回数を操作者に提示する。また、読み取りを終えた後、さらに読み取りが必要か否かの指示を提示するようにしてもよい。
また、図18(a)の例に示すように、読取面620(読取可能サイズ)と原稿1800とのサイズ関係である場合、読取面620の幅が、原稿1800の幅よりも長くなるように、配置させる。
図18(b)、図18(c)の例に示すように、2回目以降の読み取りは、原稿1800を縦方向に動かして、原稿1800の全体を読み取るまで繰り返す。読み取り回数については、移動させる方向における長さの比率で算出すればよい。図18の例では、原稿1800の高さを読取面620の高さで除算すればよい。ただし、重複範囲が生じるように、読み取り回数を調整する。この回数を操作者に提示する。また、読み取りを終えた後、さらに読み取りが必要か否かの指示を提示するようにしてもよい。
なお、2回目以降の読み取りでは、重複範囲が生じるように配置を決定する。この重複範囲は、合成処理を行う場合のつなぎ目としての役割を有することとなる。
また、3回以上の読み取りが必要となる場合においては、操作者が各回の読み取り範囲を把握できるようにするため、読取装置A:190が撮影した全体画像を提示し、該当する範囲を、枠等を用いて指定するようにしてもよい。画像を用いているので、各回の読み取り時における読み取り範囲がわかりやすくなる。また、画像そのものを用いているので、原稿におけるどの領域を読取装置B:195に読み取らせるかを示す指示となっており、原稿をどのような位置又はどのような向きで読取装置B:195にセットさせるかについての指示ともなっている。
ステップS424では、手順提示モジュール140が、操作者に対して、読取手順を提示する。この後、操作者は、提示された読取手順にしたがって、読取装置B:195でスキャン操作を行って、複数回の読み取りが行われ、合成画像が生成される。
図19は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図4の例に示すフローチャートによる処理が行われた後に、画像を合成して出力する処理例を示すものである。
ステップS1902では、読取手順にしたがって、読取装置B:195が、原稿を読み取る。複数回の読み取りとなる。
ステップS1904では、合成装置210が、各読み取り画像を合成して、原稿全体の画像を生成する。
ステップS1906では、合成装置210が、合成した原稿全体の画像を出力する。
図20を参照して、本実施の形態の原稿サイズ検出装置100(携帯情報処理装置200、画像処理装置205等を含めてもよい)のハードウェア構成例について説明する。図20に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナー等のデータ読み取り部2017と、プリンター等のデータ出力部2018を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)2001は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、画像取得Aモジュール105、画像取得Bモジュール110、案内モジュール115、マッチング処理モジュール120、原稿サイズ検出モジュール125、読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール130、手順生成モジュール135、手順提示モジュール140等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)2002は、CPU2001が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2003は、CPU2001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス2004により相互に接続されている。
ホストバス2004は、ブリッジ2005を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス2006に接続されている。
キーボード2008、マウス等のポインティングデバイス2009は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ2010は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス2009とディスプレイ2010の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。その場合、キーボードの機能の実現について、キーボード2008のように物理的に接続しなくても、画面(タッチスクリーン)上にソフトウェアでキーボード(いわゆるソフトウェアキーボード、スクリーンキーボード等ともいわれる)を描画して、キーボードの機能を実現するようにしてもよい。
HDD(Hard Disk Drive)2011は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2001によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、読取装置A:190、読取装置B:195が読み込んだ画像、カメラ画像サイズテーブル800、スキャン画像サイズテーブル900、読取装置・読取可能サイズ対応テーブル1600等が格納される。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ2012は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2013に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2007、外部バス2006、ブリッジ2005、及びホストバス2004を介して接続されているRAM2003に供給する。なお、リムーバブル記録媒体2013も、データ記録領域として利用可能である。
接続ポート2014は、外部接続機器2015を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2014は、インタフェース2007、及び外部バス2006、ブリッジ2005、ホストバス2004等を介してCPU2001等に接続されている。通信部2016は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部2017は、例えばスキャナーであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2018は、例えばプリンターであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図20に示す原稿サイズ検出装置100のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図20に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図20に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナー、プリンター、複合機(スキャナー、プリンター、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…原稿サイズ検出装置
105…画像取得Aモジュール
110…画像取得Bモジュール
115…案内モジュール
120…マッチング処理モジュール
125…原稿サイズ検出モジュール
130…読取サイズ・読取可能サイズ抽出モジュール
135…手順生成モジュール
140…手順提示モジュール
190…読取装置A
195…読取装置B
200…携帯情報処理装置
205…画像処理装置
210…合成装置
280…原稿
290…通信回線

Claims (17)

  1. 読取対象となる原稿の全体の画像である第1の画像を取得する第1の取得手段と、
    読取装置によって読み取った前記原稿の一部の画像である第2の画像を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の画像と前記第2の画像のマッチング処理の結果と前記読取装置で前記第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズを用いて、前記原稿のサイズを検出する検出手段と、
    を有する原稿サイズ検出装置。
  2. 前記原稿のサイズと前記読取サイズとを用いて、前記原稿を複数回に分けて前記読取装置で読み取るときの読取手順を操作者に対し案内する案内手段
    をさらに有する請求項1に記載の原稿サイズ検出装置。
  3. 前記読取手順には、各回の読み取り時に、それぞれ前記原稿におけるどの領域を前記読取装置に読み取らせるかの指示を含む、
    請求項2に記載の原稿サイズ検出装置。
  4. 前記読取手順には、各回の読み取り時に、それぞれ前記原稿をどのような位置又はどのような向きで前記読取装置にセットさせるかの指示を含む、
    請求項2に記載の原稿サイズ検出装置。
  5. 前記読取手順には、前記原稿を読み取らせる回数の指示を含む、
    請求項2に記載の原稿サイズ検出装置。
  6. 前記読取手順には、少なくとも1回以上の読み取りを終えた後、さらに読み取りが必要か否かの指示を含む、
    請求項2に記載の原稿サイズ検出装置。
  7. 前記第1の取得手段は、前記読取装置とは異なる第2の読取装置であって前記読取装置よりも読取精度の低い前記第2の読取装置を用いて前記原稿における全領域を読み取った結果を取得する、
    請求項2に記載の原稿サイズ検出装置。
  8. 前記検出手段は、前記マッチング処理の結果から、前記第1の画像内で、前記第2の画像に対応する画像の占める領域の比率を算出する、
    請求項1に記載の原稿サイズ検出装置。
  9. 前記検出手段は、前記比率と前記読取サイズとを用いて、前記原稿のサイズを検出する、
    請求項8に記載の原稿サイズ検出装置。
  10. 前記検出手段は、前記マッチング処理の結果から、前記第1の画像内で、前記第2の画像に対応する画像の占める領域の幅の比率と高さの比率を算出する、
    請求項9に記載の原稿サイズ検出装置。
  11. 前記検出手段は、前記幅の比率と高さの比率と前記読取サイズとを用いて、前記原稿の幅、高さを検出する
    請求項10に記載の原稿サイズ検出装置。
  12. 前記案内手段は、前記原稿のサイズと前記第2の取得手段の読取可能サイズとにしたがって、読取手順を決定する、
    請求項2に記載の原稿サイズ検出装置。
  13. 前記案内手段は、前記読取可能サイズの幅又は高さが、前記原稿のサイズの幅又は高さよりも長く又は以上となるように、読取手順を決定する、
    請求項12に記載の原稿サイズ検出装置。
  14. 前記案内手段は、隣り合う領域を読み込む場合に、原稿の領域を重複させて読み込むように、読取手順を決定する、
    請求項12に記載の原稿サイズ検出装置。
  15. コンピュータを、
    読取対象となる原稿の全体の画像である第1の画像を取得する第1の取得手段と、
    読取装置によって読み取った前記原稿の一部の画像である第2の画像を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の画像と前記第2の画像のマッチング処理の結果と前記読取装置で前記第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズを用いて、前記原稿のサイズを検出する検出手段
    として機能させるための原稿サイズ検出プログラム。
  16. 原稿サイズ検出装置と読取装置と画像合成装置を有し、
    前記原稿サイズ検出装置は、
    読取対象となる原稿の全体の画像である第1の画像を取得する第1の取得手段と、
    前記読取装置によって読み取った前記原稿の一部の画像である第2の画像を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の画像と前記第2の画像のマッチング処理の結果と前記読取装置で前記第2の画像を読み取ったサイズである読取サイズを用いて、前記原稿のサイズを検出する検出手段と、
    を有し、
    前記読取装置は、
    原稿を読み取る読取手段
    を有し、
    前記画像合成装置は、
    前記読取装置によって読み取られた複数の画像を合成する合成手段
    を有する画像処理システム。
  17. (1)前記読取装置は前記原稿サイズ検出装置を有する、
    (2)前記読取装置は前記画像合成装置を有する、
    (3)前記読取装置は前記画像合成装置と前記原稿サイズ検出装置を有する、
    のいずれかである請求項16に記載の画像処理システム。
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