JP2017098617A - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム。 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数枚並べたカードをスキャナなどの画像読み取り装置で読み取り、読み取った画像を対応するカードごとに切り分けることが可能な画像処理装置、画像処理方法を提供する。
【解決手段】本画像処理装置は、複数のカードをスキャンして取得された画像から複数のカードのそれぞれに対応するカード画像を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出されたカード画像のうち、同一のカードをスキャンすることで得られる第1の画像と第2の画像を検出する検出手段と、検出手段により検出された第1の画像と第2の画像とが、同一性が高いと判定された場合に、該判定結果をユーザに通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】本画像処理装置は、複数のカードをスキャンして取得された画像から複数のカードのそれぞれに対応するカード画像を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出されたカード画像のうち、同一のカードをスキャンすることで得られる第1の画像と第2の画像を検出する検出手段と、検出手段により検出された第1の画像と第2の画像とが、同一性が高いと判定された場合に、該判定結果をユーザに通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数枚並べたカードをスキャナなどの画像読み取り装置で読み取り、読み取った画像を対応するカードごとに切り分けることが可能な画像処理装置、画像処理方法、に関するものである。
従来から、スキャナなどの画像読み取り装置の読み取り面上に名刺や免許証などのカードを複数枚並べ、これを1つの画像として読み取り、読み取った画像からカードごとに画像を切り分ける技術がある。また、カードの両面を読み取り、カードの表裏を組み合わせて保存する技術がある。
特許文献1には、読み取り面上に複数枚並べた名刺を読み取り、読み取った画像を対応する名刺ごとに切り分け、名刺ごとに名刺に記載された内容などの名刺情報を取得し、名刺管理データを生成する技術が開示されている。
また、特許文献2には、汎用的な名刺ホルダを使用して名刺の表面の画像と裏面の画像との対応付けを行い、カードの表裏を組み合わせて保存する方法について開示されている。
両面のカードを表面と裏面との両面をスキャンし、表裏組み合わせてファイルを作る場合、カードの表面の画像と裏面の画像とを取得するために、カードの表面をスキャンした後に、カードを裏返して裏面をスキャンする必要がある。また、スキャナでカードを読み込む場合は、取得された画像をカードごとに切り分けるためことができるため、同時に複数枚のカードをスキャナに並べる。その際、A3サイズのスキャナデバイスでスキャンをする場合には一般の名刺サイズのであれば数十枚の名刺を同時にスキャンすることができる。
しかし、カードの数が多くある場合は、複数枚あるカードをのうち一部のカードを裏返し忘れてしまうという可能性がある。
特許文献1で開示されている手法では、ユーザが複数枚のカードのうち、一部のカードを裏返し忘れて裏面をスキャンした場合、表裏組み合わせたファイルを生成すると、表面・裏面裏がセットになったファイルが生成適切にされない。
また、従来の製品はPCなどのアプリケーションで複数枚のカードを並べて読み取った画像からカードごとに画像を切り分ける処理を行っている。このため作業者がスキャナから離れてPCで処理を行っている際に、裏返し忘れていたことに気付くことがある。この場合、再度スキャナに画像を取得する必要があり、手戻りが多く発生してしまうという。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、複数のカードをスキャンして取得された画像から前記複数のカードのそれぞれに対応するカード画像を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたカード画像のうち、同一のカードをスキャンすることで得られる第1の画像と第2の画像を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された第1の画像と第2の画像とが、同一性が高いと判定された場合に、該判定結果をユーザに通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが複数枚あるカードを両面スキャンする際に、裏面をスキャンする際にカードを裏返しすることを忘れたとしても、スキャン時に気付くことができる。よって、すぐさまカードを裏返して読み取り直しすることが可能となる。
以下、図面を用いて本発明に係る実施形態を詳細に説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
<システム構成>
図1は本実施例を適用可能なシステムの全体構成を示す図である。
図1は本実施例を適用可能なシステムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、画像処理装置100、PCなどの端末101はイーサネット(登録商標)や無線LANなどからなるLAN104に接続され、Internet105に接続されている。また、モバイル端末103は公衆無線通信網102などからInternet105に接続されている。画像処理装置100、PCなどの端末101及び、モバイル端末103はLAN104又は、公衆無線通信網102からInternet105に接続され、相互に通信可能となっている。なお、PCなどの端末101とモバイル端末103に関しては、どちらか一方がある構成でも良いし、画像処理装置100のみ他の構成が実施する処理を行っても良い。
画像処理装置100は操作部、スキャナ部及び、プリンタ部を有する複合機である。本実施例のシステムでは複数枚の名刺や免許証、ハガキなどカードのスキャン端末として利用する。また、UI(User Interface)などの表示部や、タッチパネルやハードボタンなどの操作部を有し、エラー通知や指示通知などの表示や、スキャン操作や設定操作などの操作を行う。
PCなどの端末101は、画像処理装置100で取得した画像の表示を行う。また、PCアプリケーションなどを有し、画像処理装置100から取得した画像の保存や、OCR(optical character recognition)処理などを実施し、再利用可能なメタデータの生成を行う。更に、クラウドやサーバーなどの外部ストレージとの通信も可能で、保存した画像やメタデータを外部ストレージへ送信することも可能である。なお、本実施例では、PCなどの端末101で画像の保存、メタデータ生成及び、外部ストレージへの送信を行うフローを説明するが、画像処理装置100に同機能を備えることでこれらのフローを画像処理装置100単体でも行うことも可能である。
また、モバイル端末103は、操作部、無線通信部、ウェブブラウザを動作させるアプリ部を有するスマートフォンやタブレット端末である。本実施例のシステムでは、PCなどの端末101と同様に表示端末、操作端末及び、メタデータ生成・保存端末として利用することができる。なお、PCなどの端末101とモバイル端末103は、表示、操作及び、メタデータ生成・保存の機能など、重複した機能を有しており、どちらを使用することも可能であり、片方どちらか一方の構成でもかまわない。
以上の構成要素はあくまで例示であり、すべての構成が必要というものではない。例えば画像処理装置100で、原稿を読み込むスキャン機能や表示・操作機能に加え、画像の保存機能、メタデータ生成機能、メタデータの保存機能、外部ストレージへの送信機能が可能なら、これらの構成を画像処理装置100のみで実現することも可能である。
<画像処理装置100のハードウェア構成>
図2は、画像処理装置100の構成を示すブロック図である。制御部110上に、CPU111、記憶装置112、ネットワークI/F部113、スキャナI/F部114、表示・操作部I/F部115がシステムバス116を介して互いに通信可能に接続されている。制御部110は、画像処理装置100全体の動作を制御する。
図2は、画像処理装置100の構成を示すブロック図である。制御部110上に、CPU111、記憶装置112、ネットワークI/F部113、スキャナI/F部114、表示・操作部I/F部115がシステムバス116を介して互いに通信可能に接続されている。制御部110は、画像処理装置100全体の動作を制御する。
CPU111は、記憶装置112に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や送信制御などの各種制御を行う。
記憶装置112は、上記プログラム、画像データ、メタデータ、設定データ及び、処理結果データなどを格納し保持する。記憶装置112には、不揮発性メモリであるROM、揮発性メモリであるRAM118及び、大容量記憶領域であるHDD119などがある。
ROM117は、制御プログラムなどを保持し、CPU111はその制御プログラムを読み出し制御を行う。
RAM118は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
ネットワークI/F部113は、制御部110(画像処理装置100)をLAN104に接続する。ネットワークI/F部113は、LAN104上の外部装置(本実施例の場合、PCなどの端末101やモバイル端末103)に画像データを送信したり、LAN104上の外部装置から各種情報を受信したりする。
スキャナI/F部114は、スキャナ部120と制御部110を接続する。スキャナ部120は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F部114を介して制御部110に入力する。
表示・操作部I/F部115は、表示・操作部121と制御部110とを接続する。表示・操作部121には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられている。
その他、画像処理装置100にはプリンタ部等もあるものがあるが、本実施例では用いないため省略する。
以上のように、本実施例に係る画像処理装置100では、上記のハードウェア構成によって、画像処理機能を提供することが可能である。
<画像処理機能>
本実施例に係る画像処理機能について説明する。
本実施例に係る画像処理機能について説明する。
本実施例に係る画像処理装置100では、スキャナ部120にある原稿台に置かれた複数の両面カードの片面(表面とする)を一度にスキャンして画像を取得する。取得した画像をカード毎の画像に分割し、複数のカード画像を取得する。更に、複数の両面カードを裏返し、スキャンしてない側の面(裏面とする)を一度にスキャンして画像を取得する。
画像形成装置100は、各カードの表面と裏面それぞれの画像に対して、表裏ペアとなるカードの組み合わせを判定し、表裏ペアとなる画像を取得する。ここで示す表裏ペアとは、両面記載のカードの内、一方の面を表面とした場合に、もう一方の面を裏面とし、その両面(表面及び裏面)を組み合わせたものを示す。画像処理装置は、取得した表裏ペアとなる画像の表裏ペア同一性判定を行った結果、表裏ペアの同一性が高い画像であった場合、表示・操作部のUIにエラー通知及び、画像の再取得を促し、再度裏面画像を取得する。表裏ペアの同一性が低い場合及び、画像の再取得がされた場合には、表裏ペアの結合データを生成する。同一性の判定についての詳細については後述する。
本実施例に係る画像処理装置100は、以上のような画像処理機能を有している。また、本実施例では、カードの例として名刺を挙げて説明するが、これに限定するものではなく、カードとして、免許証、保険証、各種カード、はがきなどを用いても良い。
画像形成装置100は、各カードの表面と裏面それぞれの画像に対して、表裏ペアとなるカードの組み合わせを判定し、表裏ペアとなる画像を取得する。ここで示す表裏ペアとは、両面記載のカードの内、一方の面を表面とした場合に、もう一方の面を裏面とし、その両面(表面及び裏面)を組み合わせたものを示す。画像処理装置は、取得した表裏ペアとなる画像の表裏ペア同一性判定を行った結果、表裏ペアの同一性が高い画像であった場合、表示・操作部のUIにエラー通知及び、画像の再取得を促し、再度裏面画像を取得する。表裏ペアの同一性が低い場合及び、画像の再取得がされた場合には、表裏ペアの結合データを生成する。同一性の判定についての詳細については後述する。
本実施例に係る画像処理装置100は、以上のような画像処理機能を有している。また、本実施例では、カードの例として名刺を挙げて説明するが、これに限定するものではなく、カードとして、免許証、保険証、各種カード、はがきなどを用いても良い。
両面のカードを表裏の両面をスキャンし、表裏組み合わせのファイルを生成する場合、カードの表面の画像と裏面の画像とを取得するためには、カードの表面をスキャンした後に、カードを裏返して裏面をスキャンする必要がある。スキャナの原稿台の上に複数のカードを並べて1度スキャンすると、各カード画像の領域を自動で判断して分割を行う。これにより複数のカードを1度にスキャンして、各カードの画像をそれぞれ取得することができる。名刺サイズをスキャンする場合、A3スキャナで最大20枚程度の名刺を同時にスキャンすることができる。
また、名刺の場合、表面が日本語表記、裏が英語表記されており、表裏のデザインも非常によく似ている。
以上のように、1度にスキャンするカードの数が多くあり、かつ、デザインも似ている場合、すべてのカードを裏返し、裏面も読み取ったつもりが裏返し忘れを起こしてしまう場合がある。
ユーザが複数枚のカードの内、一部のカードを裏返し忘れて裏面をスキャンした場合、表裏組み合わせたファイルを生成すると、表面・裏面がセットになるのではなく、例えば表面・表面でセットとなって保存されてしまう。
そこで、本実施例に係る画像処理装置100では、上記のように分割したカード毎に表裏ペアの同一性の判定を行う。それにより、複数枚ある両面カードを同時にスキャンする場合に、裏返し忘れを防止できる。
以下に、実施例に係る画像処理機能の構成とそのフローについて説明する。
図3は、本実施例に係る画像処理機能の構成例を示す図である。図3に示すように、本実施例に係る画像処理機能は、主にカード読み取り部200、ペアカード判定部201、カード再取得表示部202及び、データ生成部203などを有している。
まず、カード読み取り部200の機能について、図4、図5、図6及び、図7を用いて説明する。図4は、本実施例に係る両面カードの例を示したものである。図5は、本実施例に係るスキャナ部120でカードを読み取る際の配置例を示す図である。図6は、本実施例に係るカード表面の分割の動作例を示す図である。また、図6は、本実施例に係るカード裏面の分割の動作例を示す図である。
画像取得部204では、複数枚のカードの表面をスキャナ部120から取得する。これにより複数枚のカード画像が含まれた画像を取得することができる。図4(a)に示す両面カードの表面をスキャンし、画像として取得する。本実施例では名刺を例とするため、図4(c)に示す名刺の表面を取得する。なお、両面名刺の図4(c)で示す面を表面としたが、図4(d)で示す面を表面としても良い。記載内容の異なる複数枚の名刺を、図5(a)の400で示すスキャナ部120上の原稿台に配置する。本実施例では、記載内容の異なり、カード401〜カード418で示される18枚のカードを並べて、スキャンを行う。実際にスキャナにより取得される領域を419とし、画像取得部204おいて領域419の画像を取得することができる。また、カード401を読み取った画像をカード画像401とする。他のカード画像も同様にカード402を読み取った画像をカード画像402とする。すなわち、カード401〜418を読み取ることでカード画像401〜418が得られる。
カード画像分割部205では、画像取得部204でスキャンした画像を分割し、各カードの画像に切り分ける。これにより、画像取得部204で読み取った画像内に含まれている複数のカード画像を取得することができる。
図5(a)の場合、領域419の画像をカードごとに分割し、各カード画像を切り分けることにより401〜418で示すカード[表−1]〜カード[表−18]の複数のカード画像を取得する。
画像取得部204で読み取った画像内に含まれている複数のカード画像内から、余白を除きカード部分のみを抽出する処理は、カードの枠エッジを元に切り出す方法など、公知の分割技術で実現する。なお、この余白を除いた画像もカード画像と呼ぶ。その際、図6に示すように、カード画像をカードごとに分割し、その画像の4頂点の座標値を取得する。本実施例では、401(カード[表−1])の場合、601の4頂点である601{x1, y1}、601{x2, y2}、601{x3, y3}、601{x4, y4}の座標値を取得する。なお、取得したカード画像の枚数分の4頂点を取得する(601{xi, yi}〜618{xi, yi})。
もし、切り分けた画像内のカード画像が傾いていた場合には、同時に傾き補正を行い、保存を行う。傾き補正は、公知技術で実行可能である。例えば、上記の4頂点の座標値を用い、斜行角度推定を行い、補正を行うことができる。その他、4頂点の座標値から射影変換を行うことで実現することも可能である。
中央座標取得部206では、カード画像分割部205で分割した各カード画像の中央座標値を取得する。これにより、後述するカード表裏ペア判定部210において、表裏ペアとなるカード画像の組み合わせを判定することができる。カード画像分割部205で取得した4頂点の座標値を用いて、その頂点の中心座標を取得する。601の4頂点である601{x1, y1}、601{x2, y2}、601{x3, y3}、601{x4, y4}の中心座標値を求める手法は、例えば以下の手法がある。601{x1, y1}と601{x4, y4}を結ぶ直線と、601{x2, y2}と601{x3, y3}を結ぶ直線の交点を求めることでカード画像の中央座標値とすることができる。その、中心座標値として601{xc, yc}を算出する。なお、中心座標値の算出は、公知技術で実行可能である。取得したカード画像の枚数分の中心座標値を取得する(601{xc, yc}〜618{xc, yc})。
画像取得部207、カード画像分割部208及び、中央座標取得部209は、画像取得部204〜中央座標取得部206でカードの表面をスキャンしてカード画像を取得し、その後、ユーザが各カードを原稿台上で裏返してから実行される。各処理はそれぞれ画像取得部204、カード画像分割部205及び、中央座標取得部206で実行される処理と同様の処理である。
画像取得部207に示す画像取得部では、図4(b)に示す両面カードの裏面をスキャンし、カード画像として取得する。本実施例では、図4(d)に示す名刺の裏面の画像を取得する。なお、両面名刺の図4(d)で示す面を裏としたが、図4(c)で示す面を裏面としても良い。図5(b)または図5(c)の500で示すように記載内容の異なる複数枚の名刺をスキャナ部120上の原稿台に配置する。本実施例では、18枚のカードをすべて裏返して並べ直した例として図5(b)を示す。図5(b)の場合には、記載内容の異なる18枚のカードを裏返して、スキャンを行う。実際にスキャナにより取得される領域を519とし、S207おいて519で示す領域の画像を取得することができる。一方、18枚のカードのうち、一部を裏返し忘れ、読み取られる向きにカードの表面が混在した例として図5(c)を示す。図5(c)の場合には、記載内容の異なる18枚のカードのうち、裏返したカードを501〜506、508及び、510〜518とし、裏返し忘れたカードを407、409とする。なお、ここで表面が読取られることを明確にする為、407、409としているが、実際にはそれぞれ507、509として読み取られ、読み取られた結果は裏面の画像として取得される。図5(c)の場合も、図5(b)の場合と同様に、実際にスキャナにより取得される領域を519とし、画像取得部207おいて領域519の画像を取得することができる。
カード画像分割部208では、画像取得部207でスキャンした画像をカードごとに分割し、各カード画像に切り分ける。これにより、画像取得部207で読み取った画像内に含まれている複数のカード画像を取得することができる。図5(b)の場合、領域519の画像をカードごとに分割し、各カード画像を切り分ける。これにより501〜518で示すカード[裏−1]〜カード[裏−18]に対応する画像が取得される。また、図5(c)の場合、519で示す画像を各名刺の領域で分割し、カード画像を切り分ける。これにより501〜506、508及び、510〜518で示すカード[裏−1]〜カード[裏−6]、カード[裏−8]及び、カード[裏−10]〜カード[裏−18]の画像が取得される。また、507(407)、509(409)で示すカード[表−7]、カード[表−9]の画像が取得される。なお、ここで507(407)、509(409)を表面としているが、この時点では裏面カードとして取得される。読み取った画像からの分割及び、各カード画像を切り出す方法は、カード画像分割部205と同様である。その際、図7に示すように、各カードに画像を分割し、その各カード画像の4頂点の座標値も取得する。本実施例では、501(カード[裏−1])の場合、801の4頂点である801{x1, y1}、801{x2, y2}、801{x3, y3}、801{x4, y4}の座標値を取得する。なお、取得したカード画像の枚数分の4頂点を取得する(801{xi, yi}〜818{xi, yi})。
このように、画像取得部204、カード画像分割部205、中央座標取得部206、画像取得部207、カード画像分割部208、中央座標取得部209で取得した各カード画像及び、座標データを所定の記憶領域(例えば、RAM118)に保持される。以上が、カード読み取り部200の機能である。
次に、ペアカード判定部201の機能について説明する。
カード画像表裏ペア判定部210では、カード画像分割部205で切り分けた表面の各カード画像(401〜418)とカード画像分割部208で切り分けた裏面の各カード画像(501〜518)とに対して、表裏のペアとなるカード画像があるか否かを判定する。これにより、表面の各カード画像とそれに対応する裏面の各カード画像のペアを検出することができる。
本実施例では、スキャナで読み取りカード画像分割部205で切り分けた表面の各カード画像(401〜418)に対し、スキャナ部120の原稿台の座標に置いてほぼ同じ場所に置き読み取って得られたカード画像を裏面のカード画像とする。
表面の各カード画像(401〜418)に対応する裏面の各カード画像(501〜518)を判定する例を説明する。なお、本実施例は一例であり、カード画像の表裏ペアを判定できる処理であればこれに限定しない。表裏ペア判定部210の機能について、図8を用いて説明する。
表面の各カード画像(401〜418)に対応する裏面の各カード画像(501〜518)を判定する例を説明する。なお、本実施例は一例であり、カード画像の表裏ペアを判定できる処理であればこれに限定しない。表裏ペア判定部210の機能について、図8を用いて説明する。
読み取って得られた表面のカード画像401[表−1](図6での601)に対応する裏面のカード画像を判定する方法を説明する。図8(a)に示す右上がり斜線で示す領域900を、表面のカード画像401(601で切り出した領域)とする。領域900の中央座標である座標901がカードの中心座標であり、表面のカード画像401[表−1]の中心座標である601{xc, yc}に対応する。領域900の頂点である座標902がカード画像の4頂点(601{x1, y1}、601{x2, y2}、601{x3, y3}、601{x4, y4})の内の一つである。座標901と座標902間の距離は、カードの横幅をX、縦幅をYとした場合、sqrt{(X/2)2+(Y/2)2}となる。座標901を中心として、sqrt{(X/2)2+(Y/2)2}を半径とする円を円903の点線で示す。円903までの領域を定義した上で、裏面のカード画像の中心座標がその領域内にあるか否かで、これらのカードがペアカードか否かを判定する。裏面のカード画像の中心座標がその領域内に置かれたか否かを判定するため、次に、読み取って得られた裏面の各カード画像(501〜518)のそれぞれの中央座標を取得する。図8(b)に示す右下がり斜線で示す領域904を、裏面のカード画像501(801で切り出した領域)とする。領域904の中央座標である座標905がカードの中心座標であり、裏面のカード画像501[裏−1]の中心座標である座標801{xc, yc}に対応する。座標801{xc, yc}が、上記で定義した円903の内にあるか否かで判定する。また、座標801{xc, yc}が円903の内にない場合には、他の裏面のカード画像の中央座標である座標802{xc, yc}、座標803{xc, yc}、・・・、座標818{xc, yc}までを検索する。座標801{xc, yc}〜座標818{xc, yc}までの座標値を取得し、判定する。なお、円903の内に複数の裏面候補が存在する場合も存在する。その際の説明を、図8(c)を用いて説明する。図8(c)に示す円903の内に、右下がり斜線領域904と格子領域906で示すカード画像が存在した場合には、それぞれの中心座標である座標905と座標907の内、座標901との距離の近いものを裏面候補として判定する。
なお、実施例ではカード表裏ペア判定部210によって実施される上記の手法について説明したが、カードの表裏の組み合わせを判定する方法であれば良く、この記載に限定するものではない。
なお、実施例ではカード表裏ペア判定部210によって実施される上記の手法について説明したが、カードの表裏の組み合わせを判定する方法であれば良く、この記載に限定するものではない。
カード表裏ペア判定部210において、表裏の組み合わせであるペアのカード画像が見つかった場合は、後述のカード表裏ペア同一性判定部211にて処理が施される。一方、カード表裏ペア判定部210において、表裏の組み合わせであるペアのカード画像が見つからない場合には、両面カードと判断せず片面カードとして後述の片面カードデータ生成部216にて処理が施される。
カード表裏ペア同一性判定部211では、カード表裏ペア判定部210で決定したペアのカード画像の表面画像と裏面画像が同一か否かを判定する。これにより、カード表裏ペア判定部210でペアと決定された2つのカード画像がが、カードの同じ面を読取って得られたカード画像の組合せか否かが判定できる。よって、ペアとして判定された表面のカード画像と裏面のカード画像の同一性が高い場合には、カードを裏返してスキャンせず、同一面を2度スキャンしていると判断できる。
表裏ペア同一性判定部211での処理は、カード画像分割部(表面)205とカード画像分割部(裏面)208でそれぞれ切り出したカード画像に対し、カード表裏ペア判定部210で表裏ペアと判断した場合、これらの画像の同一性を判定する。例えば、表裏ペアは、読み取って得られた表面カード画像401とペアとなる、読み取って得られた裏面カード画像501であったり、読み取って得られた表面カード画像407とペアとなる、読み取って得られた裏面カード画像507であったりする。
カード画像分割部(表面)205とカード画像分割部(裏面)208は、スキャンタイミングも異なり、かつ、位置も厳密には一致していない。よって、表裏ペア同一性判定部211では、画像同士が完全一致しているかについては判断しない。スキャンタイミングが異なることによる画像差が発生していたり、位置が若干変わっていたりしたとしても、画像内に描画されている情報について同一性が高いか否かを判定できる手法で判定する。
画像内に描画されている情報について同一性が高いか否かを判定する方法はいくつかあるが、ここでは例として四手法を説明する。なお、判定手法に関しては、公知技術でよく、画像同士の同一性が判定できる手法であれば良い。
一つ目の手法として、画像同士のパターンマッチングで位相を合わせ、画像同士の差分を求め、平均二乗誤差やSN比から、同一性が高いか否かを判定する手法がある。例えば、二枚の画像同士のマッチングを取り相関係数の高い位置を元に画像同士の位相を合わせ、画像に描画されているオブジェクトの位置を合わせる。画像の位相を一致させて上で、画像配列をピクセル毎に減算などを行い、画像差分を算出する。その差分画像から、平均二乗誤差やSN比を算出し、平均二乗誤差やSN比が特定の閾値より高いか否かで、二枚の画像の同一性が高いか否かを判定する。平均二乗誤差やSN比が特定の閾値より小さい場合は同一性が高いと判定する。
二つ目の手法として、二枚の画像のヒストグラムをそれぞれ取得し、ヒストグラムの差分を求め、同一性が高いか否かを判定する手法がある。カードの表面の画像の信号値のヒストグラムと裏面の画像の信号値のヒストグラムとを取得する。ヒストグラムを取得する場合、RGB画像の場合、3チャンネルでもよいし、RGB信号を統合し1チャンネル化してもよい。取得した二枚の画像に対応するヒストグラムの差分を算出し、その差分の累積値が特定の閾値より高いか否かで、二枚の画像の同一性が高いか否かを判定する。
差分の累積値が閾値より小さい場合は同一性が高いと判定する。
三つ目の手法として、平均画素値の差分が一定値以内の範囲にあるか否かを判定する手法がある。ぞれぞれの画像の平均画素値を算出し、その平均画素値の差分が一定値以内の範囲にあるか否かで、二枚の画像の同一性が高いか否かを判定する。
平均画素値の差分が予め決められた範囲内の値であれば同一性が高いと判定する。
四つ目の手法として、aHash(Average Hash)法を用い、二枚の画像の輝度値の平均値をそれぞれ求め、平均値より大なら1でそれ以外は0として値を算出し、画像を比較する方法などもある。
以上のように、カード表裏ペア同一性判定部211において、表裏ペアとして判定された二つのカード画像の同一性を判定する。
カード表裏ペア同一性判定部211において、表裏の組み合わせと判断した画像の同一性が高いと判断された場合には、後述のエラー通知部212にて処理が施される。具体的には、表面カード画像407とペアとなる裏面カード画像507(図5(C)の507)は、取得される際にカードを裏返しされずに読み取られたれたため同一性が高い。この場合は、このエラー通知部212にて処理が施される。
一方、同一性が低いと判断された場合には、裏面のカード画像が取得される際にカードを裏返しされて読み取られていたと判断し、後述のカード表裏ペア結合データ生成部215にて処理が施される。具体的には、表面カード画像401とペアとなる裏面カード画像501は、裏面カード画像を取得する際にカードが裏返しされて読み取られていたため同一性が低い。この場合、このカード表裏ペア結合データ生成部215にて処理が施される。
以上が、ペアカード判定部201の機能である。
次に、カード再取得表示部202の機能について説明する。
次に、カード再取得表示部202の機能について説明する。
エラー通知部212では、カード表裏ペア同一性判定部211にて、ペアと判定された表面のカード画像と裏面のカード画像の同一性が高いと判断された場合に判定結果であるエラー通知を行う。これにより、ユーザはカードを裏返していないことを知ることができる。よって、裏返しし損ねたカードを裏返したうえで、再取得を行うことができる。エラー通知部212の機能について、図9を用いて説明する。
カード表裏ペア同一性判定部211において、ペアと判定された表面のカード画像と裏面のカード画像の同一性が高いと判断した場合に、表示・操作部121のUI画面にエラー通知を行う。図9の画面1000は、表示・操作部121を示した図である。画面1000上に、1001で示すUI画面(表示及び、操作機能を有す)と、1002に示すハードボタンがある。UI画面1001上に、カード表裏ペア同一性判定部211でペアの画像の同一性が高かった旨を通知する。本実施例では、「画像の同一性が高い」、つまり、「カードを裏返していない」ことをメッセージ1003のように表示する。更に本実施例では、カードを裏返した上で、再スキャンするか否かのメッセージを表示する例を示している。
ユーザは、そのエラー通知を見た上で、ボタン1004を押下するかボタン1005を押下する。ボタン1004が押下された場合は、エラーメッセージに従い再取得を実行する。その場合には、後述の画像取得部213にて処理が施される。一方、ボタン1005が押下された場合は、再取得を行わないと判断し、後述のカード表裏ペア結合データ生成部215にて処理が施される。
画像取得部213では、画像取得部207で実行される処理と同様の処理がなされる。カードを裏返した上で、カードの裏面の画像を取得する。画像取得部207にて裏返し忘れていたカード以外は取り除き、画像取得部213で裏返し忘れていたカード(図5に示す507及び、509)のスキャンを行う。なお、本実施例では、裏返していないカード1枚をスキャンする例を説明するが、裏返し忘れていたカード以外も取り除かず、裏返し忘れたカードを裏返し、スキャンすることも可能である。その場合には、以前に画像取得部207で取得した画像を破棄し、画像取得部213から取得した画像をS207からの画像とし、処理が実行される。
カード画像分割部214では、カード画像分割部208の処理と同様である。読み取った画像内から、カード画像に対応する領域のみを分割する。ここで取得した画像を、カード表裏ペア同一性判定部211で同一性が高いと判断したカード裏面画像と差し替えを行う。
以上が、カード再取得表示部202の機能である。
最後に、データ生成部203の機能について説明する。
最後に、データ生成部203の機能について説明する。
カード表裏ペア結合データ生成部215では、表面のカード画像と裏面のカード画像とを結合し、一つのファイルを生成するファイル生成部である。これにより、表面のカード画像と裏面のカード画像を同一ファイルにすることができる。
カード表裏ペア結合データ生成部215では、本実施例ではPDF(Portable Document Format)化して保存する例を示す。PDFの場合には、画像をページに分け保存することが可能であり、表面のカード画像と裏面のカード画像とを各ページに分けて保存することが可能である。例えば、カード画像401をPDFの1ページ目に保存しカード画像501を2ページ目に保存する。これにより、カード画像の表裏をページに分けマルチページとして一つのファイルに保存することができる。
片面カードデータ生成部216では、表面のカード画像のみ、または裏面のカード画像のみといったように、片面のみがスキャンされて得られたカード画像は、1ページのファイルとしてファイルを生成するファイル生成部である。これにより、カード表面(または、裏面)の片面のみのカード画像をファイルにすることができる。
このように片面カードデータ生成部216は、カード表裏ペア判定部210において、組み合わせとなるカードがない場合などに用いられ、1ページもののファイルとして保存を行う。
残カード確認部217は、複数毎同時にスキャンしたカードがすべて保存されたか否かを確認する。これにより複数毎のカードを残すことなくすべて保存処理することができる。
残カード確認部217において、本実施例では、カード表面の401〜418に対応するカード裏面の501〜518すべてが処理されているか否かを確認する。本実施例の場合、18回のループ処理を行い、ループごとにカード表裏ペア結合データ生成部215または片面カードデータ生成部216で生成したファイルを、カードデータ保持部218に保存する。そのループ処理が終わるまで、処理が実行される。
カードデータ保持部218は、画像処理装置100内のHDD119であっても良いし、LAN104を経由し、PCなどの端末101やモバイル端末103などのHDDに送信し、保存を行う。また、PCなどの端末101やモバイル端末103のHDDから読み出し、OCR処理やアプリからの利用も可能である。以上が、データ生成部203の機能である。
以上のように示した実施例によって、複数のカードの両面をそれぞれスキャンし、各カード画像に切り分けた上で、同じカードの表裏をスキャンしたものであるか否かを判断する。そして、同じカードの表裏をスキャンした可能性が高い画像でる場合には、2回目のスキャン時にカードを裏返し忘れられたと判断し、ユーザに裏面のカード画像の再取得を促すことが可能となる。
これにより、ユーザが複数枚あるカードを両面スキャンする際に、裏面をスキャンする際にカードを裏返しすることを忘れたとしても、カードを裏返して裏面画像の読み取り直しをすることが可能となる。よって、カードの両面を適切にスキャンすることができ、同一のカードから裏表ペアのカード画像を取得することが可能になる。
実施例1では、複数のカードの両面をそれぞれスキャンし、各カード画像に切り分けた上で、カードの同一性を判断する。そして、表裏のペアと判定されたカード画像に対して同一性が高いと判定された場合、2回目のスキャン時にカードを裏返し忘れたと判断し、ユーザにエラー通知を行い、裏面のカード画像の再取得を促す方法を説明した。
しかし、ユーザに対し、エラー通知を表示させるだけでは、複数枚あるカードの内、どのカードが2回目のスキャン時に裏返していないかを判断するのが困難な場合がある。
そこで、2回目のスキャン時に、ユーザが複数枚あるカードのうち、どのカードが裏返していないかをわかる構成を、図10、図11を用いて説明する。
図10は、図3の構成に対しエラー通知部212の代わりに、高同一性画像位置表示部219を設ける。高同一性画像位置表示部219においては、ユーザに対し同一性が高く裏返していないと判断したカードの位置を表示・操作部121で明示的に表示する。表示・操作部121での表示例を、図11を用いて説明する。図11は、図9に対し、エラー通知のメッセージ1003だけでなく、画像1006に表示するようにスキャナの原稿台上の裏返していないカードの位置を表示する。図11の画像1006は、スキャナの原稿台の領域を示している。この画像では画像1007に示すように他のカードより目立つように装飾を加えて裏返し忘れを行っているカードの位置をユーザに示す。
これにより、ユーザは原稿台上で2回目のスキャン時に裏返していないカードを探し出す必要がなく、手間を省くことができる。
なお、本実施例ではエラー通知部212を取り除き、その代わりに高同一性画像位置表示部219を追加した構成を説明した。その他にも、図12に示すように、エラー通知部212を残し、その後のフローに高同一性画像位置表示部219を追加する構成であっても良い。図12に示す通り、エラー通知部212と、画像取得部213の間に、高同一性画像位置表示部219を追加することができる。これにより、ユーザは、エラー通知部212によるエラー通知を受けた上で、高同一性画像位置表示部219による表示を見るか否かを決めることができる。この場合には、例えば図9の1005を選択することで、高同一性画像位置表示部219による表示をスキップし、画像取得部213により画像の取得をすることができる。
以上のように、ユーザが複数枚あるカードのうち、2回目のスキャン時にどのカードが裏返してスキャンされていなかったかを容易に判断することが可能になる。
実施例1及び実施例2においては、カードの両面をスキャンするために、スキャナを用いる方法について説明した。
しかし、スキャナによる画像の取得でなく、例えば、カメラデバイスを有するモバイル端末103などを用いて画像を取得することも可能である。
そこで、スキャナではなく、カメラでカード画像を取得した場合の構成を、図13を用いて説明する。図13は、図3の構成に加え、画像取得部204とカード画像分割部205の間及び、画像取得部207とカード画像分割部208の間に、台形補正部220を有する。カメラでの画像取得部204で複数枚のカードを並べ、画像を取得する。カメラを用いて取得した画像の場合、スキャナを用いて主等したと異なり斜めから撮影された画像が取得されることがある。そこで、台形補正部220においては、画像取得部204で取得した画像に対し、台形補正を行う。
台形補正の方法としては、複数枚あるカードの枠エッジを求め、枠エッジの形から、台形補正に用いるホモグラフィ行列を算出し、ホモグラフィ変換(射影変換)を行うことができる。なお、台形補正の方法に関しては、公知技術で実現することができる。
画像取得部204で取得したが画像に対して台形補正部220で台形補正を行い、カード画像分割部205で画像の分割・切り出し処理を行う。また、画像取得部207で取得した画像に対しても同様に、台形補正部220で画像の分割・切り出し処理を行う。
なお、図13に示すフローを例えばモバイル端末103内のCPUで実施しても良いし、画像の取得をおこなう画像取得部204、画像取得部207をモバイル端末103内で行い、それ以降の処理を画像処理装置100やPCなどの端末101で行っても良い。
以上のように、ユーザが複数枚あるカードの両面の画像をカメラを用いて取得する場合であっても、取得した画像を台形補正することで、適切にカード画像に分割・切り出しすることが可能になる。
そして、このように切り出されたカード画像に対しても、裏面を撮影する際にカードを裏返しすることを忘れたとしても、カードを裏返して裏面画像の撮影し直しをすることが可能となる。よって、カードの両面を適切に撮影することができ、同一のカードから裏表ペアのカード画像を取得することが可能になる。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (11)
- 複数のカードをスキャンして取得された画像から前記複数のカードのそれぞれに対応するカード画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出されたカード画像のうち、同一のカードをスキャンすることで得られる第1の画像と第2の画像を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された第1の画像と第2の画像とが、同一性が高いと判定された場合に、該判定結果をユーザに通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記検出手段により検出された第1の画像はカードの表面をスキャンすることで得られた画像であり、前記第2の画像は前記カードの裏面をスキャンすることで得られた画像であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記複数のカードの表面をスキャンして画像を取得する第1の取得手段と、
前記複数のカードの裏面をスキャンして画像を取得する第2の取得手段と、
をさらに有し、
前記第1の画像は前記第1の取得手段により取得され、前記第2の画像は前記第2の取得手段により取得され、
前記第2の画像が前記第1の画像と同一性が高いと判定された場合、
前記通知手段は、前記第2の取得手段によるスキャンにおいてカードの裏面がスキャンされていないことをユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1の画像と前記第2の画像のパターンマッチングを行い、前記第1の画像と前記第2の画像との差分が閾値より小さい場合、前記第1の画像と前記第2の画像の同一性が高いと判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記第1の画像から取得したヒストグラムと前記第2の画像から取得したヒストグラムとの差分の累積値が閾値より小さい場合、前記第1の画像と前記第2の画像の同一性が高いと判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記第1の画像から取得した平均画素値と前記第2の画像から取得した平均画素値と差分が予め決められた範囲内の値であれば、前記第1の画像と前記第2の画像の同一性が高いと判定する判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記第1の画像から取得した輝度値の平均値と前記第2の画像から取得した輝度値の平均値とをそれぞれ求め、該平均値を用いて前記第1の画像と前記第2の画像の同一性の判定を行う判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記通知手段は、前記カード画像のうち、前記第1の画像と前記第2の画像の同一性が高いカード画像がどれかを通知することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記スキャンして得られた画像に対して台形補正を行う補正手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 複数のカードをスキャンして取得された画像から前記複数のカードのそれぞれに対応するカード画像を抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップにより抽出されたカード画像のうち、同一のカードをスキャンすることで得られる第1の画像と第2の画像を検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより検出された第1の画像と第2の画像とが、同一性が高いと判定された場合に、該判定結果をユーザに通知する通知ステップと、
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに請求項10に記載の画像処理方法を実行させるためのプログラム。
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