JP6874440B2 - 撹拌翼 - Google Patents
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Description
第2発明の撹拌翼は、第1発明において、前記翼板および前記円盤部の母材の表面のうち前記耐摩耗層の形成領域の全部または一部が切削されており、その切削部分に前記耐摩耗層が形成されていることを特徴とする。
第3発明の撹拌翼は、第1または第2発明において、前記第1幅は10mm以上であることを特徴とする。
第4発明の撹拌翼は、第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記第2幅は10mm以上であり、前記円盤部の外周縁と前記翼板の前記内縁との距離より短いことを特徴とする。
第5発明の撹拌翼は、第1〜第4発明のいずれかにおいて、前記耐摩耗層の厚みは0.1mm以上であることを特徴とする。
第6発明の撹拌翼は、第1〜第5発明のいずれかにおいて、前記耐摩耗層はコバルト、クロム、およびタングステンを含む合金で形成されていることを特徴とする。
第7発明の撹拌翼は、第1〜第6発明のいずれかにおいて、金属含有固形物を含むスラリーを撹拌することを特徴とする。
第8発明の撹拌翼は、第1〜第6発明のいずれかにおいて、ニッケルを含む硫化物が含まれるスラリーが供給され、前記硫化物に含まれるニッケルを空気との反応により浸出するオートクレーブに設けられることを特徴とする。
第2発明によれば、撹拌翼の母材の表面を切削してから耐摩耗層を形成するので、母材の切削分だけ撹拌翼の重量を低減できる。
第3発明によれば、第1幅が10mm以上であるので、十分な耐摩耗性が得られる。
第4発明によれば、第2幅が10mm以上であるので、十分な耐摩耗性が得られる。また、第2幅が円盤部の外周縁と翼板の内縁との距離より短いので、耐摩耗材による重量の増加を抑えることができる。
第5発明によれば、耐摩耗層の厚みが0.1mm以上であるので、十分な耐摩耗性が得られる。
第6発明によれば、耐摩耗層がコバルト、クロム、およびタングステンを含む合金で形成されているので、十分な耐摩耗性が得られる。
第7発明によれば、スラリーに含まれる金属含有固形物との摩擦により摩耗しやすい領域に耐摩耗層が形成されているので、撹拌翼の耐摩耗性が高く、撹拌翼を長期間連続して使用できる。
第8発明によれば、空気を剪断するために撹拌翼を高速回転させても、撹拌翼は耐摩耗性が高いので、撹拌翼を長期間連続して使用できる。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る撹拌翼1は、金属含有固形物を含むスラリーなど、摩耗性を有する液体を撹拌するのに好適に用いられる。撹拌翼1は、特に、金属含有固形物を含むスラリーに、酸化剤として空気、酸素、酸素富化空気、塩素ガスなどの気体を吹き込んで、固形物に含まれる金属を液中に浸出させる工程において、スラリーを撹拌するのに好適に用いられる。ここで、「金属含有固形物」とは金属を含有する鉱物などを意味する。
図1から図4に示すように、撹拌翼1はタービン型であり、固定部10、円盤部20、複数の翼板30、およびスタビライザ40からなる。これら各構成部材の母材は特に限定されないが、例えばステンレス鋼である。
つぎに、本発明の第2実施形態に係る撹拌翼2を説明する。
図8および図9に示すように、本実施形態の撹拌翼2は固定部10、円盤部20、および複数の翼板30からなる。スタビライザ40は設けられていない。翼板30は円盤部20の上下面21、22に対して直交して設けられている。すなわち、撹拌翼2は垂直タービン型である。その余の構成は第1実施形態と同様であるので、同一部材に同一符合を付して説明を省略する。
ニッケル・コバルト混合硫化物を原料として硫酸ニッケルを製造するプロセスの操業を行った。前記プロセスの加圧浸出工程では原料スラリーをオートクレーブに供給し、原料スラリーに空気を吹き込みつつ、高温高圧下で原料に含まれるニッケルなどの金属を空気との反応により液中に浸出させる。オートクレーブ内のスラリーの液温は150〜220℃、オートクレーブ内の圧力はゲージ圧で1.7〜2.3MPa、原料スラリーの固形分濃度は200〜300g/L、撹拌機の回転数は160〜180RPMである。オートクレーブに設けられる撹拌機に図1から図4に示す撹拌翼1を設けた。
加圧浸出工程の操業を約2.5ヶ月間行った。その結果、撹拌翼1の表面の一部に多少の摩耗が認められたものの、耐摩耗層は維持されていた。そのため、摩耗部分のみに耐摩耗材を溶射することで、撹拌翼1を再使用できた。
耐摩耗加工を施していない撹拌翼を用いて加圧浸出工程の操業を行った。撹拌翼の形状は図1から図4に示す撹拌翼1と同一である。その余の条件は実施例1と同様である。
10 固定部
20 円盤部
21 上面
22 下面
30 翼板
31 正面
32 背面
33 内縁
34 外縁
35 側縁
Claims (8)
- 撹拌機の回転軸に固定される固定部と、
前記固定部に設けられ、前記回転軸に対して直交する円盤部と、
前記円盤部の外周部と交差し、該円盤部の半径方向に沿って放射状に設けられた複数の翼板と、を備え、
前記翼板は、
矩形平板状であり、
前記回転軸の回転方向に向いた正面と、
前記正面と反対向きの背面と、
前記円盤部の中心側の内縁と、
前記円盤部の半径方向外側の外縁と、
前記内縁と前記外縁とを接続する一対の側縁と、を備え、
前記翼板には、前記正面、前記外縁、前記一対の側縁、および前記背面のうち前記外縁および前記一対の側縁から内側へ所定の第1幅の領域のみに耐摩耗層が形成されており、
前記翼板は前記円盤部の表裏面に対して傾斜して設けられており、
前記円盤部には、前記円盤部の表裏面のうち前記翼板の前記正面と鋭角に交わる方の面の一部であって、前記円盤部の外周縁から中心側へ所定の第2幅の領域のみに耐摩耗層が形成されており、中心部は前記円盤部の母材が露出している
ことを特徴とする撹拌翼。 - 前記翼板および前記円盤部の母材の表面のうち前記耐摩耗層の形成領域の全部または一部が切削されており、その切削部分に前記耐摩耗層が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の撹拌翼。 - 前記第1幅は10mm以上である
ことを特徴とする請求項1または2記載の撹拌翼。 - 前記第2幅は10mm以上であり、前記円盤部の外周縁と前記翼板の前記内縁との距離より短い
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撹拌翼。 - 前記耐摩耗層の厚みは0.1mm以上である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の撹拌翼。 - 前記耐摩耗層はコバルト、クロム、およびタングステンを含む合金で形成されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の撹拌翼。 - 金属含有固形物を含むスラリーを撹拌する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の撹拌翼。 - ニッケルを含む硫化物が含まれるスラリーが供給され、前記硫化物に含まれるニッケルを空気との反応により浸出するオートクレーブに設けられる
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の撹拌翼。
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JP2017050001A JP6874440B2 (ja) | 2017-03-15 | 2017-03-15 | 撹拌翼 |
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JP6874440B2 true JP6874440B2 (ja) | 2021-05-19 |
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Family Applications (1)
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JP2017050001A Active JP6874440B2 (ja) | 2017-03-15 | 2017-03-15 | 撹拌翼 |
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- 2017-03-15 JP JP2017050001A patent/JP6874440B2/ja active Active
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