JP6874275B2 - 情報表示媒体及び情報表示媒体付き物品 - Google Patents

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Description

本発明は光学技術により生じさせた呈色により視覚効果を奏する情報表示媒体及び情報表示媒体付き物品に関する。
有価証券、証明書、ブランド品、高価格商品、電子機器及び個人認証媒体等の物品には、これらの物品の品質を保証するため、偽造が困難な情報表示媒体が設けられている。このような情報表示媒体は、上記物品に貼付等により付されたことにより、または、上記物品の一部として構成されることにより、上記物品の偽造を防止し、他者の模倣や偽造等から物品を保護している。
このような情報表示媒体は、偽造防止効果を得るために光学技術を利用して、特別な視覚効果を生じさせている。例えば、このような光学技術として、特殊なインクや顔料を利用し、光が反射するときの分光特性を通常の光の反射と異ならせることで情報を表示させる技術(例えば、特許文献1参照。)や、物体表面を反射する光及び物体を透過する光を利用しての複数の情報を物体の表裏面に表示する技術(例えば、非特許文献1参照。)が知られている。
また、これらの技術は、偽造防止効果を生じさせるだけではなく、高い視覚効果を有することから、例えば、情報表示媒体の装飾の一部として利用される。
特開平7−72662号公報
K.Saito and T. Tatsuma,"Asymmetric Three−Way Plasmonic Color Routers", ADVANCED.OPTICAL. MATERIALS,2015 3, p.883−887
このような情報表示媒体は、流通している他の情報表示媒体との差別化のため、従来の光学技術よりも高い視覚効果を奏する光学技術が求められている。特に、昨今の技術向上による偽造の容易化やアイキャッチ性の低下に伴い、より偽造が困難な光学技術やデザイン性を向上できる光学技術を用いた情報表示媒体が求められている。
そこで、本発明は、複数の呈色により情報を表示可能、且つ、彩度を向上させることができる情報表示媒体及び情報表示媒体付き物品を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の情報表示媒体及び情報表示媒体付き物品は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、情報表示媒体は、空気よりも高い屈折率を有する材料により形成された、光を透過可能な誘電体層光が透過可能な厚さを有し、前記誘電体層の一方の主面側に設けられる金属層及び前記誘電体層の他方の主面側光が通過可能な間隔を空けて設けられた複数の銀粒子により構成された銀粒子層を備える第1領域と、前記誘電体層及び前記銀粒子層を備える第2領域と、前記誘電体層及び前記金属層を備える第3領域と、を備える。
また、本発明の一態様として、情報表示媒体付き物品は、空気よりも高い屈折率を有する材料により形成された、光を透過可能な誘電体層、光が透過可能な厚さを有し、前記誘電体層の一方の主面側に設けられる金属層及び前記誘電体層の他方の主面側であって前記金属層が設けられた領域に、光が通過可能な間隔を空けて設けられた複数の銀粒子により構成された銀粒子層を備える情報表示媒体と、前記情報表示媒体と別体、又は、一体に設けられる基材と、を備える。前記誘電体層、前記銀粒子層及び前記金属層が一体に積層される。前記情報表示媒体は、前記基材を挟んで、前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が設けられ、前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が順に配置されている
また、本発明の一態様として、情報表示媒体付き物品は、空気よりも高い屈折率を有する材料により形成された、光を透過可能な誘電体層、光が透過可能な厚さを有し、前記誘電体層の一方の主面側に設けられる金属層及び前記誘電体層の他方の主面側に光が通過可能な間隔を空けて設けられた複数の銀粒子により構成された銀粒子層を備える第1領域、前記誘電体層及び前記銀粒子層を備える第2領域、並びに、前記誘電体層及び前記金属層を備える第3領域を備える情報表示媒体と、前記情報表示媒体と別体、又は、一体に設けられる基材と、を備える。
本発明によれば、複数の呈色により情報を表示可能、且つ、彩度を向上させることができる情報表示媒体及び情報表示媒体付き物品を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る情報表示媒体付き物品の構成を示す平面図。 同情報表示媒体付き物品に設けられた情報表示媒体の要部の構成を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る情報表示媒体の要部の構成を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る情報表示媒体の要部の構成を示す断面図。
以下、本発明の態様について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報表示媒体付き物品1の構成を示す平面図であり、図2は、情報表示媒体付き物品1に設けられた情報表示媒体20を図1中のII―II線断面で示す断面図である。
図1に示すように、情報表示媒体付き物品1は、基材10と、基材10の一方の主面12の一部に形成される情報表示媒体20と、を備える。
基材10は、基材10の一方または両方の主面に文字や図柄等の情報を記載されたものであり、例えば、個人認証媒体等の物品である。
基材10は、例えば、平坦な主面12を有するシート状またはカード状に構成される。基材10は、光を透過する材料により構成される。例えば、基材10は、ガラス材料または樹脂材料等の透光性を有する材料により構成される。
情報表示媒体20は特別な視覚効果を備える表示体である。ここで、特別な視覚効果とは、情報表示媒体20に入射した光の一部を反射させ、当該光の他の一部を透過させることで、複数の呈色を生じさせることにより情報を表示する効果である。
図1に示すように、情報表示媒体20は、基材10の一部に一体に形成されるかまたは貼付により一体に設けられる構成である。情報表示媒体20は、金属層22と、誘電体層24と、銀粒子層26とが一体に積層されることで構成される。例えば、図2に示すように、情報表示媒体20は、少なくともその領域の一部に一体に積層された金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26を有することで構成される。
図2に示すように、金属層22は、基材10の主面12に設けられる。金属層22は、金属材料により薄膜状に構成された層である。金属層22は、光を透過する厚さに形成される。金属層22は、一様な厚さに構成される。金属層22の厚さは、5nm以上100nm以下に構成される。金属層22の厚さは、求められる視覚効果により適宜設定される。
金属層22は、金属、合金または金属光沢を有する材料により構成される。金属材料としては、例えば、アルミニウムや銀、金、銅、錫、ニッケル等である。また、合金材料としては、例えば、鋼、ステンレス、ジュラルミン等である。また、金属光沢を有する材料としては、例えば、窒化チタン等である。
また、金属層22の形成方法としては、ドライコーティング技術により形成される。ドライコーティング技術としては、例えば、蒸着、スパッタリング、CVD(化学気相成長)等が知られている。また、金属層22が設けられる方法であれば、ウェットコーティングを用いてもよい。また、金属層22は、単層構造または多層構造により構成される。
例えば、金属層22は、アルミニウムの単層構造で、厚さが10nm程度となるように蒸着により形成される。
誘電体層24は、金属層22の主面23に一体に設けられる。誘電体層24は、高屈折率を有する材料により薄膜状に構成された層である。誘電体層24は、光を透過する厚さに形成される。誘電体層24は、一様な厚さに構成される。誘電体層24の厚さは10nm以上1000nm以下に構成される。誘電体層24の厚さは、求められる視覚効果により適宜設定される。
誘電体層24を構成する高屈折率を有する材料とは、空気よりも屈折率が高い材料のことである。例えば、誘電体層24は、屈折率が1.6より大きい材料により構成される。誘電体層24は、例えば、SiO(二酸化ケイ素)、TiO(二酸化チタン)、MgO(酸化マグネシウム)等の金属酸化物またはそれらの混合物により構成される。
なお、誘電体層24は、樹脂材料等の高分子材料や、液晶材料等の光学異方性を有する材料により構成されていてもよい。また、誘電体層24は、これらの材料を単層構造または多層構造により構成される。誘電体層24は、例えば、蒸着、スパッタリング、CVD等のドライコーティング技術、または、グラビア印刷等のウェットコーティング技術により形成される。
誘電体層24の厚さは、例えば、TiOの単層構造で厚さが40nm程度となるように真空蒸着により形成される。
銀粒子層26は、第1領域32の誘電体層24の主面25に設けられる。銀粒子層26は、特定の波長の光をトラッピングするとともに、トラッピングした光を拡散反射光として放出するための複数の銀粒子28を有する。銀粒子層26は、主面25の所定の領域に複数の銀粒子28が分散して配置されることで構成される。換言すると、複数の銀粒子28は、単位面積当たりの密度が所定の密度となるように、誘電体層24の主面25上に点在し、隣り合う銀粒子28の間に光が通過する隙間を有している。
換言すると、銀粒子層26を構成する複数の銀粒子28は、その数や隣り合う銀粒子28間の間隔等、単位面積当たりの密度が所定の密度となるように、求められる視覚効果により適宜設定される。例えば、銀粒子層26は、所定の大きさの銀粒子28を溶媒中に所定量分散させた銀粒子溶液を作成し、ここから所定量の銀粒子溶液を分取し、誘電体層24上に滴下し、溶媒を乾燥させることにより銀粒子層26を形成する。
また、銀粒子28は、その高さが70nm以上150nm以下に構成された立方体状に形成される。例えば、銀粒子28は、約1辺75nmのキューブ状に構成される。なお、銀粒子28は直方体形状でも良く、球状でも良い。また、多角形形状を有していても良い。
このような、情報表示媒体20は、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26により構成される第1領域32と、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26の一部により構成される第2領域34、第3領域36及び第4領域38と、を備える。
図1に示すように、第1領域32は、所定の情報を表示する領域であり、例えば、情報表示媒体20上に円形状に区画される領域である。第1領域32は、基材10の上に金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26が一体に積層される。第1領域32は、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26により視覚効果を奏することで、第2領域34、第3領域36、第4領域38よりも高い視覚効果を有する。すなわち、第1領域32は、高い装飾効果を有し、偽造防止手段を構成する。
図1に示すように、第2領域34は、所定の情報を表示する領域であり、例えば、情報表示媒体20上に三角形状に区画される領域である。また、第2領域34は、基材10の上に誘電体層24及び銀粒子層26が一体に積層されることで構成される。第2領域34は、誘電体層24及び銀粒子層26により視覚効果を奏する。
また、図1に示すように、第3領域36は、所定の情報を表示する領域であり、例えば、情報表示媒体20上に四角形状に区画される領域である。第3領域36は、基材10の上に金属層22、誘電体層24が一体に積層されることで構成される。第3領域36は、金属層22及び誘電体層24により視覚効果を奏する。
なお、例えば、第1領域32乃至第3領域36は、上述の形状としているがこれらの形状に限定されることなく、絵柄や記号、数字、文字、幾何学模様等といった種々のパターンで形成することができる。
また、図1に示すように、例えば、第4領域38は、第1領域32、第2領域34、第3領域36の周囲に設けられ、情報表示媒体の外郭形状に構成された領域である。また、第4領域38は、基材10の上に誘電体層24が積層されることで構成される。第4領域38は、誘電体層24により視覚効果を奏する。
次に、本実施形態に用いられる情報表示媒体20の製造工程の一例を示す。
第1工程として、基材10の第1領域32及び第3領域36に該当する領域に、真空蒸着法により、厚さが10nm程度となるようにアルミニウムをパターン蒸着する。これにより、基材10の主面12の一部に金属層22を形成する。
第2工程として、基材10の第1領域乃至第4領域38に該当する領域の主面12及び金属層22の主面23に、真空蒸着法により、厚さが40nm程度となるようにTiOをパターン蒸着する。これにより、誘電体層24を形成する。
第3工程としてまず、高さが約75nmの大きさの立方体状の銀粒子28を溶媒中に所定量分散させた銀粒子溶液を作成する。次に、所定量の銀粒子溶液を分取し、誘電体層24の第1領域32及び第2領域34上に滴下し、溶媒を乾燥させる。これにより、銀粒子層26を形成する。
これらの工程により、第1領域32、第2領域34、第3領域36及び第4領域38を有する情報表示媒体20が基材10上に製造される。
続いて、情報表示媒体付き物品1に設けられた情報表示媒体20の視覚効果について、図2を用いて説明する。なお、図2において、L1は、情報表示媒体付き物品1の情報表示媒体20側に設けられた点光源を示し、L2は、情報表示媒体付き物品1の基材10側に設けられた点光源L2を示す。また、S1は、情報表示媒体付き物品1の情報表示媒体20側の観察点を示し、S2は、情報表示媒体付き物品1の基材10側の観察点を示す。
まず、点光源L1が点灯した状態で観察点S1から情報表示媒体20を観察した場合の情報表示媒体20の視覚効果について説明する。
第1領域32へ入射した光の一部は、銀粒子層26の各銀粒子28、金属層22及び誘電体層24で反射する。反射光により、第1領域32は、正反射光として黄色を表示し、拡散反射光として青色を表示する。
ここで、正反射光とは、いわゆる反射の法則により、光の入射角が反射面に対して同じ角度になるように射出される光である。拡散反射光とは、入射光が様々な方向に反射して射出される光のことである。すなわち、第1領域32は、2種類の異なる色の光を表示する。
第2領域34へ入射した光の一部は、銀粒子層26の各銀粒子28及び誘電体層24で反射する。反射光により、第2領域34は、正反射光として青色を表示し、拡散反射光として黄色を表示する。すなわち、第2領域34の正反射光の色と拡散反射光の色とは、第1領域32の正反射光の色と拡散反射光の色とそれぞれ異なる色を表示する。
また、第3領域36へ入射した光の一部は、銀粒子層26を備えていない構成であるため、誘電体層24及び金属層22で反射する。反射光により、第3領域36は、金属光沢色を表示する。
また、第4領域38は、誘電体層24で構成されている。このため、第4領域38に入射した光の一部は、誘電体層24で反射する。反射光により第4領域38は、誘電体層24の色を表示する。このように、第1領域32から第4領域38は、複数の色で異なる情報を表示する。
次に、点光源L1が点灯した状態で、観察点S2から観察した場合について説明する。
第1領域32へ入射した光の一部は、銀粒子層26の各銀粒子28の隙間を通過し、誘電体層24及び金属層22を透過する。透過光により第1領域32は、赤色を表示する。
また、第2領域34へ入射した光の一部は、銀粒子層26の各銀粒子28の隙間を通過し、誘電体層24を透過する。透過光により第2領域34は、赤色を表示する。
第3領域36へ入射した光の一部は、誘電体層24及び金属層22を透過する。透過光により第3領域36は、金属層22の材料の色を表示する。
また、第4領域38へ入射した光の一部は、誘電体層24を透過する。透過光により第4領域38は、誘電体層24の材料の色を表示する。このように、透過光により第1領域32から第4領域38は、複数の色で異なる情報を表示する。
次に、点光源L2が点灯した状態で観察点S2から観察した場合の情報表示媒体20の視覚効果について説明する。
第1領域32へ入射した光の一部は、基材10を透過し、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26の各銀微粒子28で反射する。反射光により、第1領域32は、正反射光として青色を表示し、拡散反射光として黄色を表示する。すなわち、第1領域32は、点光源L1が点灯した状態で観察点S1から観察した場合と異なる色の正反射光と拡散反射光を表示する。
第2領域34へ入射した光の一部は、基材10を透過し、誘電体層24及び銀粒子層26の各銀微粒子28で反射する。反射光により、第2領域34は、正反射光として黄色を表示し、拡散反射光として青色を表示する。すなわち、第2領域34の正反射光と拡散反射光の色とは、第1領域32の正反射光と拡散反射光の色と、それぞれ異なる色を表示する。
また、第3領域36へ入射した光の一部は、銀粒子層26を備えていない構成であるため、金属層22及び誘電体層24で反射する。反射光により、第3領域36は、金属光沢色を表示する。
また、第4領域38は、基材10の主面12に誘電体層24が積層される構成である。このため、第4領域38に入射した光の一部は、基材10を透過し、誘電体層24で反射する。反射により、第4領域38は、誘電体層24の色を表示する。このように、第1領域32から第4領域38は、複数の色で異なる情報を表示する。
次に、点光源L2が点灯した状態で、観察点S1から観察した場合について説明する。
第1領域32へ入射した光の一部は、金属層22及び誘電体層24を透過し、銀粒子層26の各銀粒子28の隙間を通過する。透過光により第1領域32は、赤色を表示する。
また、第2領域34へ入射した光の一部は、誘電体層24を透過し、銀粒子層26の各銀粒子28の隙間を通過する。透過光により第2領域34は、赤色を表示する。
第3領域36へ入射した光の一部は、金属層22及び誘電体層24を透過する。透過光により第3領域36は、金属層22の材料の色を表示する。
また、第4領域38へ入射した光の一部は、誘電体層24を透過する。透過光により第4領域38は、誘電体層24の材料の色を表示する。このように、透過光により第1領域32から第4領域38は、複数の色で異なる情報を表示する。
このように構成された情報表示媒体付き物品1は、情報表示媒体20の少なくとも一部に、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26を一体に積層することで、当該積層した領域において、複数の呈色により情報を表示可能、且つ、表示される情報の彩度を向上可能となる。
具体的には、情報表示媒体20は、誘電体層24の主面23に銀粒子層26を積層する構成を備えることにより、正反射光と拡散反射光の色を変えて表示するとともに、正反射光及び拡散反射光の色と異なる色の透過光を表示することができる。また、情報表示媒体20は、金属層22を備える構成とすることで、正反射光と拡散反射光により表示される色の彩度を向上することから、流通している他の情報表示媒体や光学技術と差別化をすることができる。
また、情報表示媒体20が一部に形成された情報表示媒体付き物品1は、情報表示媒体20の少なくとも一部に金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26を積層する構成を備える。このような構成の情報表示媒体付き物品1は、情報表示媒体20により、その一部に正反射光、拡散反射光及び透過光のそれぞれで異なる呈色により情報を表示させることで、高い偽造防止効果を備えるとともに、デザインとしても高い装飾効果を有している。
上述したように本発明の第1の実施形態に係る情報表示媒体20を用いた情報表示媒体付き物品1は、金属層22、誘電体層24及び銀微粒子層26を一体に積層することで複数の呈色により情報を表示可能、且つ、彩度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明に係る第2の実施形態について図3を用いて説明する。
図3は、情報表示媒体付き物品1に用いられる第2の実施形態に係る情報表示媒体20Aの構成を図1中のIII−III線断面で示す断面図である。なお、第2の実施形態に係る情報表示媒体20Aの構成のうち、第1の実施形態に係る情報表示媒体20と同様の構成には、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、情報表示媒体20Aは、基材10の一部に一体に形成されるかまたは貼付により一体に設けられる構成である。図3に示すように、情報表示媒体20Aは、上述の情報表示媒体20の構成に加えて、保護層40を有する。
保護層40は、誘電体層24の主面25及び銀粒子層26を覆うように、誘電体層24の主面25及び銀粒子層26に積層されることで構成される。保護層40は、例えば、誘電体層24からの高さが一様で、平坦に構成される。
保護層40は、誘電体層及び銀粒子層26を物理的及び化学的に保護するための膜である。物理的に保護するとは、例えば、誘電体層24に固定される銀粒子28が外力により誘電体層24の主面25から剥離されることを防止すること、及び、誘電体層24の表面が外力により破損されることを防止することである。また、化学的に保護するとは、例えば、銀粒子層26を構成する銀粒子28を空気中に含まれる腐食ガスによる腐食から防ぐことである。ここで、腐食ガスとは、例えば、硫化水素である。
保護層40は、光を透過する厚さに形成される。保護層40は、樹脂材料等の高分子材料により構成される。また、保護層40は、例えば、SiO、TiO若しくはMgO等の金属酸化物、MgF等の金属フッ化物、無機物材料及びそれらの混合物により構成されていてもよい。
なお、保護層40が誘電体層24を形成する材料で構成されるときは、誘電体層24と保護層40を合わせた厚さにおいても光を透過することができる構成とする。
また、保護層40は、単層構造または多層構造とすることができる。また、保護層40は、顔料または色素を混合することにより構成されていてもよい。
このような情報表示媒体付き物品1に用いられる情報表示媒体20Aは、上記の誘電体層24及び銀粒子層26を覆う保護層40を有することにより、上述の第1の実施形態の効果に加えて、誘電体層24及び銀粒子層26を化学的及び物理的に保護することができる。このため、情報表示媒体20Aは、情報表示媒体付き物品1に付されて移動する場合の汚れや外力等から誘電体層24及び銀粒子層26を保護することができる。このため、情報表示媒体20Aは、より長く特別な視覚効果を保持することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されない。上述した例では、情報表示媒体20の少なくとも一部に、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26を一体に積層する構成として記載しているがこれに限られず、情報表示媒体20の全面に渡って金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26を一体に積層する構成としてもよい。
また、上述した例では、情報表示媒体20は、基材10の一方の主面12に金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26を一体に積層する構成を説明したがこれに限定されない。
例えば、図4に示すような第3の実施形態に係る情報表示媒体20Bに示すように、基材10を挟んで金属層22、誘電体層24、銀粒子層26を配置することで、基材10、金属層22、誘電体層24、銀粒子層26を一体に積層する構成であってもよい。
具体的に説明すると、情報表示媒体20Bは、基材10の一方の主面12側に金属層22、誘電体層24、銀粒子層26を一体に積層し、他方の主面14側にさらに誘電体層24を積層した第5領域52と、基材10の一方の主面12側に金属層22及び誘電体層24を一体に積層し、他方の主面14に誘電体層24及び銀粒子層26を一体に積層した第6領域54と、を配置する構成とを備える。
第5領域52は、誘電体層24、基材10、金属層22、誘電体層24、銀粒子層26を順次一体に積層する。このとき、第5領域52の2層の誘電体層24の厚さの和は、光が透過可能な厚さに構成される。
第6領域54は、誘電体層24、金属層22、基材10、誘電体層24、銀粒子層26を順次一体に積層する。第5領域52の銀粒子層26は、第6領域54の銀粒子層26と逆側に配置される。また、第6領域54の2層の誘電体層24の厚さの和は、光が透過可能な厚さに構成される。
このように構成された情報表示媒体20Bは、上述した情報表示媒体20と同様に複数の呈色により情報を表示可能であるとともに、彩度を向上することができる。
加えて、情報表示媒体20Bの第5領域52は、上述した第1領域32と同様の視覚効果を有する。これは、基材10は透明な材料により形成されているため、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26の間に構成されるとともに、2層の誘電体層24の厚さの和は、光が透過可能な厚さに構成されるためである。
同様に、第6領域54は、第5領域52と同様の視覚効果を有する。なお、第5領域52及び第6領域54は、銀粒子層26が基材10を挟んで反対側に設けられることから、基材10の一方側の主面12、14からみた第5領域52の視覚効果と、基材10の他方側の主面14、12からみた第6領域54の視覚効果とが同じになる。このため、一方の主面からみたときは、第5領域52と第6領域54の視覚効果が異なり、異なる情報を表示できる。
また、基材10の両主面に銀粒子層26を設ける場合に、主面の一方側または他方側に設けた金属層22や誘電体層24を用いることができることから容易に情報表示媒体20Bを製造することができる。
また、上述した例では、誘電体層24及び銀粒子層26が護層40により覆われていない構成を説明したが、これに限定されず、情報表示媒体20Aと同様に、誘電体層24及び銀粒子層26を覆うように、保護層40を設けてもよい。
また、上述した例では、金属層22及び誘電体層24は、一様な厚さを有する構成を説明したがこれに限定されず、金属層22及び誘電体層24は、連続的または不連続的に異なる厚さに配置されていてもよく、さらに周期的に厚さを異ならせて配置してもよい。
また、上述した例では、銀粒子層26は、複数の銀粒子28のみを有する構成を説明したが、これに限定されない。例えば、銀粒子層26は、複数の銀粒子28とこれら銀粒子28を分散させた樹脂により構成されたバインダーとを備える構成であってもよい。例えば、このような構成の銀粒子層26は、軟化したバインダーに複数の銀粒子28を所定量分散させ、誘電体層24上に塗布し、その後バインダーを硬化させることにより形成される。また、上述した例では、銀粒子層26は、複数の銀粒子28を分散させ点在させる構成として説明したがこれに限定されず、複数の銀粒子28を正方配列や六方配列等により規則的に配置されていてもよい。
また、上述した例では、情報表示媒体20に絵柄を表示しているがこれに限られず、例えば、第1領域32を1つの画素とし、複数の画素を配列させることにより、絵柄や文字、記号、数字、幾何学模様等を表示する構成とすることもできる。
また、上述した例では、情報表示媒体20は、基材10と一体に形成されているがこれに限られず、情報表示媒体20を基材10と別体に形成し、基材10に貼付する、例えば、接着剤を用いて接着する構成とすることもできる。
また、上述した例では、情報表示媒体付き物品1は、基材10に情報表示媒体20を用いた個人認証媒体等の物品を説明したがこれに限定されず、基材10は、例えば、有価証券、証明書、ブランド品、高価格商品、電子機器、玩具、学習教材、商品の装飾品またはポスター等であってもよい。
また、上述した例では、情報表示媒体20は、両主面側からの視覚効果を説明したが、情報表示媒体20は、銀粒子層26が設けられた側からのみ視認する基材(物品)10に用いる構成であってもよい。上述したように情報表示媒体20は、金属層22、誘電体層24及び銀粒子層26により、正反射光、拡散反射光及び透過光の3つの呈色を表示する、視覚効果を奏するが、正反射光及び拡散反射光のみであっても、異なった呈色と、高い彩度を生ずることができるため、従来の情報表示媒体と比較して、偽造が困難であって、高いデザイン性を有する効果を奏する。ただし、反射光及び透過光を視認することが可能に基材10に情報表示媒体20を設ける構成の方がより効果を奏することは言うまでもない。
また、上述した情報表示媒体20は、透過光と反射光で、表示される情報を異ならせることが可能であることから、例えば、情報表示媒体20の表裏を示すインジケータとしても利用することができる。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形実施可能である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明と同等の記載を付記する。
[1]
空気よりも高い屈折率を有する材料により形成された、光を透過可能な誘電体層と、
光が透過可能な厚さを有し、前記誘電体層の一方の主面側に設けられる金属層と、
前記誘電体層の他方の主面側であって前記金属層が設けられた領域の少なくとも一部に、光が通過可能な間隔を空けて設けられた複数の銀粒子により構成された銀粒子層と、
を備えることを特徴とする情報表示媒体。
[2]
前記誘電体層、前記銀粒子層及び前記金属層が一体に積層されることを特徴とする[1]に記載の情報表示媒体。
[3]
前記銀粒子層及び前記誘電体層を覆う保護層を更に備えていることを特徴とする[1]または[2]に記載の情報表示媒体。
[4]
空気よりも高い屈折率を有する材料により形成された、光を透過可能な誘電体層、光が透過可能な厚さを有し、前記誘電体層の一方の主面側に設けられる金属層及び前記誘電体層の他方の主面側であって前記金属層が設けられた領域に、光が通過可能な間隔を空けて設けられた複数の銀粒子により構成された銀粒子層を備える情報表示媒体と、
前記情報表示媒体と別体、又は、一体に設けられる基材と、
を備えることを特徴とする情報表示媒体付き物品。
[5]
前記誘電体層、前記銀粒子層及び前記金属層が一体に積層されることを特徴とする[4]に記載の情報表示媒体付き物品。
[6]
前記情報表示媒体は、前記基材を挟んで、前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が設けられ、前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が順に配置されていることを特徴とする[5]に記載の情報表示媒体付き物品。
[7]
前記誘電体層は複数設けられ、複数の前記誘電体層の厚さの和は、光が透過可能な厚さに構成されることを特徴とする[6]に記載の情報表示媒体付き物品。
[8]
前記銀粒子層及び前記誘電体層は、保護層により覆われていることを特徴とする[4]至[7]のいずれか1に記載の情報表示媒体付き物品。
1…情報表示媒体付き物品、10…基材、12…主面、14…主面、20…情報表示媒体、20A…情報表示媒体、20B…情報表示媒体、22…金属層、23…主面、24…誘電体層、25…主面、26…銀粒子層、28…銀粒子、32…第1領域、34…第2領域、36…第3領域、38…第4領域、40…保護層、52…第5領域、54…第6領域。

Claims (4)

  1. 空気よりも高い屈折率を有する材料により形成された、光を透過可能な誘電体層、光が透過可能な厚さを有し、前記誘電体層の一方の主面側に設けられる金属層及び前記誘電体層の他方の主面側であって前記金属層が設けられた領域に、光が通過可能な間隔を空けて設けられた複数の銀粒子により構成された銀粒子層を備える情報表示媒体と、
    前記情報表示媒体と別体、又は、一体に設けられる基材と、
    を備え、
    前記誘電体層、前記銀粒子層及び前記金属層が一体に積層され、
    前記情報表示媒体は、前記基材を挟んで、前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が設けられ、
    前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が順に配置されていることを特徴とする情報表示媒体付き物品。
  2. 空気よりも高い屈折率を有する材料により形成された、光を透過可能な誘電体層、光が透過可能な厚さを有し、前記誘電体層の一方の主面側に設けられる金属層及び前記誘電体層の他方の主面側に光が通過可能な間隔を空けて設けられた複数の銀粒子により構成された銀粒子層を備える第1領域、前記誘電体層及び前記銀粒子層を備える第2領域、並びに、前記誘電体層及び前記金属層を備える第3領域を備える情報表示媒体と、
    前記情報表示媒体と別体、又は、一体に設けられる基材と、を備え、
    前記第1領域では、前記誘電体層、前記銀粒子層及び前記金属層が一体に積層され、
    前記第2領域では、前記誘電体層及び前記銀粒子層が一体に積層され、
    前記第3領域では、前記誘電体層及び前記金属層が一体に積層され、
    前記情報表示媒体は、基材を挟んで、前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が設けられ、前記金属層、前記誘電体層及び前記銀粒子層が順に配置されていることを特 徴とする情報表示媒体付き物品。
  3. 前記誘電体層は複数設けられ、複数の前記誘電体層の厚さの和は、光が透過可能な厚さに構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示媒体付き物品。
  4. 前記銀粒子層及び前記誘電体層は、保護層により覆われていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報表示媒体付き物品。
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