JP6873409B2 - 発光素子及びその製造方法 - Google Patents
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Description
Fp=(3/4π2)・(λ3/V)Q
但し、λは発光波長、Qはキャビティ部のQ値、Vはモード体積(キャビティの実効体積)である。
本実施形態による発光素子の基本構成について説明する。図1は、本実施形態による発光素子の基本構成を示す概略断面図である。
キャビティ部2は、基板1と垂直な方向を軸とし、基板1に格子整合する材料、例えば基板1と同じInPからなり、その内部に共振波長と一致する発光波長を持つ発光体6を有する柱状部材である。発光体6は、例えばInAsからなる微小な部材であり、支持部3の上方に位置整合した箇所に配されている。
第1反射部4及び第2反射部5は、Au,Ag,Cu,Alのうちから選ばれた少なくとも1種の金属を材料として形成されている。第1反射部4及び第2反射部5としては、金属膜以外に誘電体多層膜等を用いることも可能である。
キャビティ部2、支持部3、第1反射部4、及び第2反射部5は、例えば回転対称形状であるが、必ずしも回転対称形状である必要はない。
第2保護膜12は、基板1と第1反射部4との間に配されており、基板1及び第1反射部4の材料と物理的及び化学的に難反応性の材料から形成されている。
第3保護膜13は、支持部3と第1反射部4との間に配されており、支持部3及び第1反射部4の材料と物理的又は化学的に難反応性の材料から形成されている。
第1〜第3保護膜11〜13は、具体的には、SiO2等の酸化物、SiN等の窒化物、SiON等の酸窒化物等を材料として形成されている。
この解析は、基板、支持部、及びキャビティ部にはInPを、発光部にはInAsを、第1及び第2反射部にはAg又はAuを材料として用いた場合について、FDTD法で行ったものである。また、第1反射部と基板との間には、SiO2を材料とした第2保護膜を設けたものとして、解析を行っている。
rc ・・・キャビティ部の半径(単位μm)
hc ・・・キャビティ部の高さ(単位μm)
zd ・・・発光体のキャビティ部の上端からの距離(単位μm)
rs ・・・支持部の半径(単位μm)
tg ・・・第3保護膜の厚み(単位μm)
tmt・・・第2反射部の厚み(単位μm)
tmb・・・第1反射部の厚み(単位μm)
tp1・・・第2保護膜の厚み(単位μm)
tp2・・・第1保護膜の厚み(単位μm)
解析により得られた特性はそれぞれ以下の通りである。
Q・・・キャビティのQ値
Fp・・パーセル因子(発光増強係数)
η・・・対物レンズを介して単一モードファイバへの結合させたときの光子の取出し効率
一方、結晶工学、半導体工学の観点から見た場合、キャビティ部が支持部を介して基板と連続的に繋がる構造を有することにより、基板と結晶構造の揃った良質の材料でキャビティ部を作成し、その内部に高い品質の発光体を形成することが可能となる。
本実施形態では、共振器となるキャビティ部の形成位置を予め基板上にパターニングしておくことで、多数の発光素子を所望の位置に同時に作製することが可能となる。
以下、第1の実施形態について説明する。図3は、第1の実施形態による発光素子の構成を示す概略断面図である。
本実施形態では、基板、支持部、及びキャビティ部にはInPを、発光部にはInAsを、第1及び第2反射部にはAuを、第1〜第3保護膜にはSiO2を、それぞれ材料として用いた場合についての例を述べる。
詳細には、InPの基板1上に、CVD法等によりSiO2を堆積し、スパッタ法又は蒸着法等でAuを堆積し、もう一度CVD法等でSiO2を堆積する。以上により、基板1上に第2保護膜12、第1反射部4、及び第1保護膜11が形成される。
詳細には、先ず第1保護膜11上にレジストを塗布し、このレジストをリソグラフィー技術により加工して、開口15aを有するレジストマスク15を形成する。
次に、レジストマスク15を用いて、ドライエッチング又はミリング等により、基板1の表面が露出するまで、第1保護膜11、第1反射部4、及び第2保護膜12を加工する。以上により、第2保護膜12、第1反射部4、及び第1保護膜11に貫通孔14が形成される。
詳細には、真空蒸着等により、全面に、ナノワイヤを成長するための触媒金属16、ここではAuを薄く蒸着する。
詳細には、レジストマスク15を剥離除去することにより触媒金属16をリフトオフし、貫通孔14の底面のみに触媒金属16を残存させる。
詳細には、MBE法又はMOCVD法等を用いたエピタキシャル成長により、第1反射部4の貫通孔14内で露出する部位と、貫通孔14の底面に残った触媒金属16のAuとを核として、ナノワイヤが形成される成長条件で支持部3及びキャビティ下部2aを形成する。引き続き、供給原料を変えることで発光体6のInAsを、供給原料を戻してキャビティ上部2bを順次形成する。
詳細には、MBE法又はMOCVD法等を用いたエピタキシャル成長において、成長温度を上げる等、横方向に成長するように成長条件を変えることで、キャビティ外周部2cを形成する。その後、触媒金属16を取り除く。以上により、支持部3と連続的に接続されたキャビティ部2が形成される。
詳細には、キャビティ部2の外周を覆うように平坦化材料、例えばレジスト17を塗布形成し、このレジスト17を用いてキャビティ部2の頂端面を平坦化する。
詳細には、スパッタ法又は蒸着法等により、全面にAuを堆積し、レジスト17を剥離除去することによりその上のAuをリフトオフする。これにより、キャビティ部2の頂端面上に第2反射部5が形成される。
以上により、本実施形態による発光素子が形成される。
第1反射部4の表面を酸化すること等により有効な保護層を形成することができる場合には、第1反射部4上の第1保護膜11の形成を省略することも可能である。
以下、第2の実施形態について説明する。図7は、第2の実施形態による発光素子の構成を示す概略断面図である。
本実施形態では、基板、支持部、及びキャビティ部にはInPを、発光部にはInAsを、第1及び第2反射部にはAuを、第1保護膜及び下部保護膜にはSiO2を、それぞれ材料として用いた場合についての例を述べる。
詳細には、基板1上にレジストを塗布し、このレジストにリソグラフィー技術により開口を形成し、レジストマスクを形成する。
次に、このレジストマスクを用いて、真空蒸着等により、レジストマスクの全面に、ナノワイヤを成長するための触媒金属18、ここではAuを薄く堆積する。レジストマスクを剥離することで、触媒金属18をリフトオフする。以上により、レジストマスクの開口内に形成されていた触媒金属18が基板1上に残存する。
詳細には、基板1上に残存する触媒金属18のAuを核として、MBE法又はMOCVD法等を用いたエピタキシャル成長により、ナノワイヤが形成される成長条件で第1支持部3aを形成する。成長後、触媒金属18を除去する。
詳細には、先ず、CVD法等により、第1支持部3aの上面から側面にかけて覆うように、基板1上にSiO2を堆積する。
次に、スパッタ法等により、SiO2を介して第1支持部3aの上面から側面にかけて覆うように、SiO2上にAuを堆積する。以上により、下部保護膜21及び第1反射部4が形成される。
詳細には、第1反射部4の突出部分を埋め込むように、第1反射部4上に、表面が平坦となるようにレジスト22を塗布形成する。
詳細には、レジスト22を用いて、イオンミリング等により、第1支持部3aと、その側面の下部保護膜21及び第1反射部4とを同じ高さに削る。このとき、第1支持部3aの上面が露出すると共に、下部保護膜21が第1支持部3aの側面及び基板1上を覆うように残存し、第1反射部4が下部保護膜21を介して第1支持部3aの側面を覆うように残存する。平坦面には、第1支持部3a、下部保護膜21、及び第1反射部4の各一部が露出する。
詳細には、先ず、CVD法等により、平坦面上にSiO2を堆積し、第1保護膜11を形成する。
次に、リソグラフィー及びドライエッチング等により、第1保護膜11に第1支持部3aの上面を露出させる開口11aを形成する。
次に、リソグラフィー及びドライエッチングで用いたレジストマスクを再び用いて、真空蒸着等により、レジストマスクの全面に、ナノワイヤを成長するための触媒金属23、ここではAuを薄く堆積する。レジストマスクを剥離することで、触媒金属23をリフトオフする。以上により、第1保護膜11の開口11a内の第1支持部3aの上面に触媒金属23が残存する。
詳細には、先ず、開口11a内に残存する触媒金属23のAuを核として、MBE法又はMOCVD法等を用いたエピタキシャル成長により、開口11a内を埋め込み、ナノワイヤが形成される成長条件で第1支持部3aと接続される第2支持部3b及びキャビティ下部2aを形成する。引き続き、供給原料を変えることで発光体6のInAsを、供給原料を戻してキャビティ上部2bを順次形成する。
次に、MBE法又はMOCVD法等において、成長温度を上げる等、横方向に成長するように成長条件を変えることで、キャビティ外周部2cを形成する。その後、触媒金属24を取り除く。以上により、第1支持部3a及び第2支持部3bからなる支持部3と、支持部3と連続的に接続されたキャビティ部2が形成される。
詳細には、先ず、キャビティ部2の外周を覆うように平坦化材料、例えばレジスト18を塗布形成し、このレジスト18を用いてキャビティ部2の頂端面を平坦化する。その後、平坦化材料18を除去する。
次に、スパッタ法又は蒸着法等により、全面にAuを堆積し、レジスト18を剥離除去することによりその上のAuをリフトオフする。これにより、キャビティ部2の頂端面上に第2反射部5が形成される。
以上により、本実施形態による発光素子が形成される。
また、下部保護膜21のうち基板の上面に接した部分の厚さtp1は光学特性に殆ど影響を与えないため、支持部側面を保護層として十分に働く膜厚及び形状で覆うと言う条件を満たしながら、できるだけtgが小さくなるような条件で下部保護膜21の形成を行うことが望ましい。
本実施形態では、第1支持部3aと第1反射部4とが下部保護膜21で隔てられているため、ナノワイヤの所期の成長が容易となる。
以下、第3の実施形態について説明する。図11は、第2の実施形態による発光素子の構成を示す概略断面図である。
本実施形態では、基板、支持部、及びキャビティ部にはInPを、発光部にはInAsを、第1及び第2反射部にはAuを、第1保護膜及び下部保護膜にはSiO2を、それぞれ材料として用いた場合についての例を述べる。
詳細には、基板1上にレジストを塗布し、このレジストにリソグラフィー技術により開口を形成し、レジストマスクを形成する。
次に、このレジストマスクを用いて、真空蒸着等により、レジストマスクの全面に、ナノワイヤを成長するための触媒金属18、ここではAuを薄く堆積する。レジストマスクを剥離することで、触媒金属18をリフトオフする。以上により、レジストマスクの開口内に形成されていた触媒金属18が基板1上に残存する。
詳細には、基板1上に残存する触媒金属18のAuを核として、MBE法又はMOCVD法等を用いたエピタキシャル成長により、ナノワイヤが形成される成長条件で支持部3を形成する。成長後、触媒金属18を除去する。
詳細には、先ず、CVD法等により、支持部3の上面から側面にかけて覆うように、基板1上にSiO2を堆積する。
次に、スパッタ法等により、SiO2を介して支持部3の上面から側面にかけて覆うように、SiO2上にAuを堆積する。以上により、下部保護膜21及び第1反射部4が形成される。
次に、CVD法等により、SiO2及びAuを介して支持部3の上面から側面にかけて覆うように、Au上にSiO2を堆積する。以上により、下部保護膜21、第1反射部4、及び第1保護膜11が形成される。
詳細には、第1保護膜11の突出部分を埋め込むように、第1保護膜11上に、表面が平坦となるようにレジスト22を塗布形成する。
詳細には、レジスト22を用いて、イオンミリング等により、支持部3、その側面の下部保護膜21、及び第1反射部4を、第1保護膜11の上面と同じ高さとなるまで削る。このとき、支持部3の上面が露出すると共に、下部保護膜21が支持部3の側面及び基板1上を覆い、第1反射部4が下部保護膜21を介して支持部3の側面を覆い、第1保護膜11が第1反射部4を介して支持部3の側面を覆うようにそれぞれ残存する。平坦面には、支持部3、下部保護膜21、第1反射部4、及び第1保護膜11の各一部が露出する。
詳細には、先ず、平坦面上にレジストを塗布し、支持部3の上面及び第1反射部4の一部を露出する開口を有するレジストマスクを形成する。
次に、レジストマスクの全面に、ナノワイヤを成長するための触媒金属31、ここではAuを薄く堆積する。レジストマスクを剥離することで、触媒金属31をリフトオフする。以上により、平坦面上で支持部3の上面及び第1反射部4の一部を覆うように触媒金属31が残存する。
詳細には、先ず、触媒金属31のAuを核として、MBE法又はMOCVD法等を用いたエピタキシャル成長により、ナノワイヤが形成される成長条件でキャビティ下部2aを形成する。引き続き、供給原料を変えることで発光体6のInAsを、供給原料を戻してキャビティ上部2bを順次形成する。
次に、MBE法又はMOCVD法等において、成長温度を上げる等、横方向に成長するように成長条件を変えることで、キャビティ外周部2cを形成する。その後、触媒金属31を取り除く。以上により、支持部3と連続的に接続されたキャビティ部2が形成される。
詳細には、先ず、キャビティ部2の外周を覆うように平坦化材料、例えばレジスト18を塗布形成し、このレジスト18を用いてキャビティ部2の頂端面を平坦化する。その後、平坦化材料18を除去する。
次に、スパッタ法又は蒸着法等により、全面にAuを堆積し、レジスト18を剥離除去することによりその上のAuをリフトオフする。これにより、キャビティ部2の頂端面上に第2反射部5が形成される。
以上により、本実施形態による発光素子が形成される。
また、下部保護膜21のうち基板の上面に接した部分の厚さtp1は光学特性に殆ど影響を与えないため、支持部側面を保護層として十分に働く膜厚及び形状で覆うと言う条件を満たしながら、できるだけtgが小さくなるような条件で下部保護膜21の形成を行うことが望ましい。
また、キャビティ部2の形成前に、第1反射部4の一部が平坦面に露出する。このため、ナノワイヤの成長中にナノワイヤの材料と第1反射部4の材料とが接触する。しかしながら、キャビティ下部2aの径が、支持部2の側面における第1反射部4の材料の径より大きければ、触媒金属31の表面側の形状は円盤となるため、ナノワイヤの成長過程は第1実施形態に比べて単純なものとなると思われる。
前記基板の上方に立設され、内部に共振波長と一致する発光波長を持つ発光体を有する柱状のキャビティ部と、
前記基板と前記キャビティ部とを接続する支持部と、
前記支持部の側面を囲む第1反射部と、
前記キャビティ部の頂端面に設けられた第2反射部と
を含むことを特徴とする発光素子。
前記開口を埋め込む支持部と、前記支持部上に接続され、内部に共振波長と一致する発光波長を持つ発光体を有する柱状のキャビティ部とを、結晶成長により連続的に形成する工程と、
前記キャビティ部の頂端面に第2反射部を形成する工程と
を含むことを特徴とする発光素子の製造方法。
前記支持部を、側面から上面にかけて覆う第1反射部を形成する工程と、
前記支持部が露出するように、前記支持部の上部及び前記第1反射部の上部を除去する工程と、
前記支持部上及び前記第1反射部上に、前記支持部上に接続され、内部に共振波長と一致する発光波長を持つ発光体を有する柱状のキャビティ部を、結晶成長により形成する工程と、
前記キャビティ部の頂端面に第2反射部を形成する工程と
を含むことを特徴とする発光素子の製造方法。
2 キャビティ部
2a キャビティ下部
2b キャビティ上部
2c キャビティ外周部
3 支持部
3a 第1支持部
3b 第2支持部
4 第1反射部
5 第2反射部
6 発光体
11 第1保護膜
11a 開口
12 第2保護膜
13 第3保護膜
14 貫通孔
15 レジストマスク
16,18,23,31 触媒金属
17,22 レジスト
21 下部保護膜
Claims (14)
- 基板と、
前記基板の上方に立設され、内部に共振波長と一致する発光波長を持つ発光体を有し、前記発光波長の1/3〜1/2の半径を有する柱状のキャビティ部と、
前記基板と前記キャビティ部とを接続し、前記基板の材料及び前記キャビティ部の材料の双方と格子整合する材料からなる支持部と、
前記支持部の側面を囲み、金属膜又は誘電体多層膜からなる第1反射部と、
前記キャビティ部の頂端面に設けられ、金属膜又は誘電体多層膜からなる第2反射部と
を含み、
前記発光体は、前記支持部の上方に位置整合した箇所に配されており、光子を1つずつ発生することを特徴とする発光素子。 - 前記支持部は、前記キャビティ部の径及び発光波長よりも小さい径を持つことを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
- 前記キャビティ部と前記第1反射部との間に、前記キャビティ部及び前記第1反射部と物理的及び化学的に難反応性の材料からなる第1保護膜が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子。
- 前記基板と前記第1反射部との間に、前記基板及び前記第1反射部と物理的及び化学的に難反応性の材料からなる第2保護膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光素子。
- 前記支持部と前記第1反射部との間に、前記支持部及び前記第1反射部と物理的及び化学的に難反応性の材料からなる第3保護膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光素子。
- 前記キャビティ部及び前記支持部は、前記基板の材料と格子整合する材料からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光素子。
- 基板の上方に、開口を有し、金属膜又は誘電体多層膜からなる第1反射部を形成する工程と、
前記開口を埋め込む支持部と、前記支持部上に接続され、内部に共振波長と一致する発光波長を持つ発光体を有し、前記発光波長の1/3〜1/2の半径を有する柱状のキャビティ部とを、前記開口の底面に触媒金属を形成した後、半導体層を結晶成長することにより連続的に形成する工程と、
前記キャビティ部の頂端面に、金属膜又は誘電体多層膜からなる第2反射部を形成する工程と
を含み、
前記支持部は、前記基板の材料及び前記キャビティ部の材料の双方と格子整合する材料からなり、
前記発光体は、前記支持部の上方に位置整合した箇所に配され、光子を1つずつ発生することを特徴とする発光素子の製造方法。 - 基板上に、結晶成長により柱状の支持部を形成する工程と、
前記支持部を、側面から上面にかけて覆う第1反射部を形成する工程と、
前記支持部が露出するように、前記支持部の上部及び前記第1反射部の上部を除去する工程と、
前記支持部上及び前記第1反射部上に、前記支持部上に接続され、内部に共振波長と一致する発光波長を持つ発光体を有する柱状のキャビティ部を、前記支持部上に触媒金属を形成した後、半導体層を結晶成長することにより形成する工程と、
前記キャビティ部の頂端面に第2反射部を形成する工程と
を含むことを特徴とする発光素子の製造方法。 - 前記キャビティ部を、前記支持部上に接続されて内部に前記発光体を有する中央部と、前記中央部を囲む外周部とから形成することを特徴とする請求項7又は8に記載の発光素子の製造方法。
- 前記支持部は、前記キャビティ部の径及び発光波長よりも小さい径を持つことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の発光素子の製造方法。
- 前記キャビティ部と前記第1反射部との間に、前記キャビティ部及び前記第1反射部と物理的及び化学的に難反応性の材料からなる第1保護膜を形成することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の発光素子の製造方法。
- 前記基板と前記第1反射部との間に、前記基板及び前記第1反射部と物理的及び化学的に難反応性の材料からなる第2保護膜を形成することを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の発光素子の製造方法。
- 前記支持部と前記第1反射部との間に、前記支持部及び前記第1反射部と物理的及び化学的に難反応性の材料からなる第3保護膜を形成することを特徴とする請求項7〜12のいずれか1項に記載の発光素子の製造方法。
- 前記キャビティ部及び前記支持部を、前記基板の材料と格子整合する材料で形成することを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載の発光素子の製造方法。
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JP6319723B2 (ja) | 光微小共振器 |
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