JP6872662B2 - 受信装置およびプログラム - Google Patents
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Description
図1は、同実施形態による放送通信連携システム全体の構成例を示す概略図である。図示するように、放送通信連携システム1は、受信装置2と、連携端末装置3と、放送送出装置5と、サービスサーバ装置群6と、インターネット100とを含んで構成される。放送送出装置5とサービスサーバ装置群6とは、放送通信連携システムによるコンテンツを送信する側の装置である。受信装置2と連携端末装置3とは、コンテンツを受信する側の装置である。放送送出装置5は、放送事業者が保有し運用する装置である。サービスサーバ装置群6は、複数のサーバ装置を含むものであり、放送事業者またはその関連事業者が保有し運用する装置である。受信装置2と連携端末装置3とは、例えば、家庭内あるいはオフィス内などに存在する装置である。例えば、家庭内に、1台または複数台の受信装置2と、1台または複数台の連携端末装置とが存在する。この図においては受信装置2と連携端末装置3とを1台ずつ示しているが、実際には、放送通信連携システム1は多数の受信装置2と多数の連携端末装置3を含む。各装置等の機能概略については後で説明する。
文献[IPTV規定 放送通信連携システム仕様 IPTVFJ STD-0010 2.1版,一般社団法人IPTVフォーラム,2016年3月7日]
文献[IPTV規定 HTML5ブラウザ仕様 IPTVFJ STD-0011 2.2版,一般社団法人IPTVフォーラム,2016年3月7日]
オペレーティングシステム22は、コンピュータが有する各種資源(ハードウェア資源、ソフトウェア資源)を管理するとともに、それらの資源を上位層の機能に適切に配分して、受信装置全体の機能が正しく協調するよう制御する。
ハードウェア21は、CPUや、記憶部(半導体メモリ、磁気ハードディスク装置等)や、入出力装置等を含み、受信装置2が有する機能を物理的に実行可能とする。
レジデント機能部23は、AIT管理機能部231(アプリケーション情報テーブル管理機能部)と、受信機機能部232と、端末連携機能部233とを含んで構成される。
AIT管理機能部231は、受信機機能部232からのAITの取得要求に応じて、AITを放送外から取得する。また、AIT管理機能部231は、受信機機能部232から与えられる選局状態の情報に対応するAITを取得する。
放送外から取得されるAITを、第1AIT(第1アプリケーション情報テーブル)と呼ぶ場合がある。また、放送信号から取得されるAITを、第2AIT(第2アプリケーション情報テーブル)と呼ぶ場合がある。
優先AIT判定機能部2311は、受信装置2の内部(例えば、優先AIT判定機能部2311の内部)に設定された判定フラグ(判定情報)に基づいて、第1AITと第2AITとのどちらを優先させるかを判定する。あるいは、優先AIT判定機能部2311は、放送信号から抽出された判定フラグ(判定情報)に基づいて、第1AITと第2AITとのどちらを優先させるかを判定する。
また、受信機機能部232は、外部の端末装置(連携端末装置3)からのアプリケーション起動要求を受信すると、AIT管理機能部231にAITを取得するよう要求する。
また、受信機機能部232は、放送信号の選局状態の情報を取得し、AITを取得するよう要求する際には、選局状態の情報(選局されているチャンネル番号や放送局を特定する情報)に対応するAITを要求するものである。
DIALサーバ機能部2331は、DIAL(Discovery and Launch)による通信のサーバとしての機能を有する。例えば、連携端末装置3側と、DIALサーバ機能部2331との間で通信を行うことが可能である。
WebSocketサーバ機能部2332は、WebSocketによる通信のサーバとしての機能を有する。WebSocketサーバ機能部2332は、受信装置2や連携端末装置3の内部の各機能部との間でセッションを構築し、そのセッションを通して通信を行うことができる。
本実施形態における、受信装置2と連携端末装置3との間の連携動作は、受信装置2のハイブリッドキャストブラウザ24で動作するハイブリッドキャストアプリと、連携端末装置3内のコンパニオンアプリ331の内部で動作するウェブ(web)アプリの間で実現される。
つまり、受信装置2側のハイブリッドキャストアプリと、連携端末装置3側のウェブアプリとは、ハイブリッドキャスト仕様として規定されるAPIを用いて、相互にテキストメッセージの送受信を行う。そのテキストメッセージの内容に基づいて、受信装置2側のハイブリッドキャストアプリと連携端末装置3側のウェブアプリとは連携動作する。
図3は、受信装置2と連携端末装置3とが連携を完了するまでのユーザインタフェースを示す概略図である。具体的には、同図は、両装置が連携を完了するまでの一連の手続における、ユーザの操作と、受信装置2の画面遷移と、連携端末装置3の画面遷移を示す。
図示する手順の前提として、受信装置2には既に電源が入っており、受信装置2においてハイブリッドキャストアプリは未だ起動しておらず、連携端末装置3側のコンパニオンアプリ331は既に起動している状態である。その状態から、受信装置2と連携端末装置3の連携が完了するまでのユーザの操作、および各装置の画面遷移を、次の(a)から(f)の6つのステップに分けて説明する。即ち、(a)受信装置の探索,(b)受信装置の選択、(c)ペアリング、(d)選局切り替え、(e)ハイブリッドキャストアプリの起動、(f)ウェブアプリの取得の6ステップである。
(e)ハイブリッドキャストアプリの起動: 上記の選局が為されると、続いて、ハイブリッドキャストアプリが起動する。
(f)ウェブアプリの取得: 上記のハイブリッドキャストアプリの起動に続いて、受信装置2側で選局されている番組(放送局)に対応したウェブアプリが起動する。
図4は、CH−放送局リストのデータ構造およびデータ例を示す概略図である。CH−放送局リストは、一例として、表形式のデータとして構成される。CH−放送局リストは、リモコンキーID(チャンネルの番号)と、放送局とを対応付けるデータである。受信装置2と連携する連携端末装置3から、受信装置2の選局状態(受信するチャンネル)を変更することは、リモコンキーIDを指定することで実行可能である。しかしながら、リモコンキーIDと放送局との対応関係は、値域に依存する。例えば、リモコンキーIDの1番は、関東甲信越地域ではNHK総合テレビに対応するが、北海道地域では他の放送局(民放)に対応する。そこで、連携端末装置3から任意の選局を行うために、地域に依存したCH−放送局リストを参照可能とする。このようにCH−放送局リストが適宜与えられることにより、連携端末装置3等は、リモコンキーIDと選局される放送局との関係を把握できる。
例えば、受信装置2の受信機機能部232が、連携端末装置3のコンパニオンアプリ331を経由してウェブアプリにCH−放送局リストを渡せるようにする。
図6,図7,図8,図9,図10,図11,図12は、放送通信連携システム1を構成する装置間でのやりとりを含む、動作シーケンスを示すシーケンス図である。以下、これらの図の各々に沿って説明する。
ステップS1からS4までが(a)の受信装置の探索の処理である。
ステップS1において、連携端末装置3上で稼働するコンパニオンプリが、ユーザによるボタン押下等のトリガに基づいて、受信装置2を探索する処理を開始する。
ステップS2において、連携端末装置3上のコンパニオンプリが、DIALプロトコルを用いてネットワーク内の受信装置2を探索する。具体的には、コンパニオンアプリ331は、無線信号により機器探索のメッセージを送出する。受信装置2上のDIALサーバ機能部2331は、その機器探索のメッセージを受信する。
次にステップS3において、DIALサーバ機能部2331は、受信した機器探索のメッセージへの応答として、機器情報およびAPI情報を含んだメッセージを連携端末装置3に返送する。この機器情報とは、例えば、機器(受信装置2)が提供するサービスの名称、機器のIPアドレス、サービスのURLの組である。連携端末装置3のコンパニオンアプリ331は返送されたメッセージを受信する。
なお、連携端末装置3がアクセスする無線ネットワーク内に複数の受信装置2が存在する場合、それら複数の受信装置2がそれぞれ、連携端末装置3へのメッセージを返送する。
次にステップS4において、連携端末装置3のコンパニオンアプリ331は、受信した情報を保存する。その情報とは、サービス名、機器IPアドレス、およびクレデンシャル情報の組である。クレデンシャル情報は、具体的には、受信装置2のサービスを受けるための認証情報である。
ここで、受信装置2と連携端末装置3との間で、ペアリング認証のための手続きを実行する。ペアリング認証は、ステップS5からS7までに示すように、ペアリングキーの情報を用いて行われる。
ステップS5において、受信装置2の受信機機能部232が、画面にペアリングのために必要なペアリングキーの情報を表示する。ユーザは、表示されたペアリングキーの情報を視認できる。
次にステップS6において、連携端末装置3のコンパニオンアプリ331は、受信装置2およびサービスのリストを画面に表示する。ユーザは、表示された受信装置2およびサービスの中から、ペアリングする相手の受信装置2およびサービスをタッチパネル操作等により選択する。コンパニオンアプリ331は、選択されたサービスに接続するためのペアリングキーの入力をユーザに要求する。そしてコンパニオンアプリ331は、ユーザから入力されるペアリングキーを受け付ける。このペアリングキーはステップS5において受信装置2側で表示され、ユーザによって視認された情報である。
次にステップS7において、連携端末装置3のコンパニオンアプリ331は、ペアリングリクエストを受信装置2に送信する。このペアリングリクエストのメッセージは、連携端末装置3またはそのユーザを識別するためのIDと、クレデンシャル情報とを含む。また、このクレデンシャル情報は、ステップS6において入力されたペアリングキーの情報を含む。
次にステップS9において、連携端末装置3のコンパニオンアプリ331は、受信した新しいクレデンシャル情報を保存する。この新しいクレデンシャル情報は、連携端末装置3から受信装置2上のアプリへの要求を認可するためのものである。クレデンシャルを取得すると、コンパニオンアプリ331はDIALサーバ機能部2331に、利用可能なアプリ一覧表を送るよう要求する。DIALサーバ機能部2331は受信機機能部232から、アプリの名称、URL、アプリの状態(アプリの利用可否等を表す情報)の組のリスト(「アプリリスト」と呼ぶ)を取得し、その組を連携端末装置3側のコンパニオンアプリ331に返す。
ステップS10において、ウェブアプリは、コンパニオンアプリ331に、CH−放送局リストを要求する。CH−放送局リストは、図4で説明したように、チャンネルと放送局との対応関係を表すリストのデータである。連携端末装置3は、CH−放送局リストにより、チャンネルと放送局との対応関係を把握する。チャンネルは、選局のために用いるリモコンキーIDである。CH−放送局リストの要求を受けたコンパニオンアプリ331は、アプリリストの中から、リモコンアプリを探す。そして、コンパニオンアプリは、そのリモコンアプリを稼働させることができる。
ステップS11において、コンパニオンアプリ331は、取得したアプリリストの中からリモコンアプリを探し、受信装置2のDIALサーバ機能部2331に、CH−放送局リストを要求する。
次にステップS12において、DIALサーバ機能部2331は、受信機機能部232に対してCH−放送局リストを要求する。
次にステップS13において、受信機機能部232は、記憶しているCH−放送局リストを読み出し、DIALサーバ機能部2331に提供する。
次にステップS14において、受信装置2のDIALサーバ機能部2331は、連携端末装置3のコンパニオンアプリ331に、CH−放送局リストを返送する。
次にステップS15において、CH−放送局リストを受信したコンパニオンアプリ331は、ウェブアプリにCH−放送局リストを渡す。
ステップS16において、ウェブアプリは、CH−放送局リストを受け取り、保存する。
次にステップS18において、コンパニオンアプリ331は、ステップS17で受け取ったチャンネル変更要求を受信装置2のDIALサーバ機能部2331に送信する。この要求は、受信装置2が受信する放送のチャンネルを変更させるための要求である。
次にステップS19において、受信装置2のDIALサーバ機能部2331は、受信機機能部232に、指定されたチャンネルを選局することを要求する。この要求を受けた受信機機能部232は、指定されたチャンネルを選局する。受信装置2は、新たに選局された放送局の放送映像を表示し、放送音声を出力するようになる。
次にステップS20において、受信機機能部232は、選局終了後の選局状態の情報を含んだ応答をDIALサーバ機能部2331に渡す。
次にステップS21において、DIALサーバ機能部2331は、選局状態の情報を含んだ応答を、連携端末装置3のコンパニオンアプリ331に返す。選局状態の情報は、受信装置2において選局中のチャンネルの情報を含む。
次にステップS22において、コンパニオンアプリ331は、受信装置2から受信した上記の応答をウェブアプリに渡す。
次にステップS23において、ウェブアプリは受信した応答に含まれている選局状態の情報を保存する。またウェブアプリは、必要に応じて、選局状態の情報を連携端末装置3の画面上に表示する。
以上により、連携端末装置3側でのユーザによる操作を起点として受信装置2の選局を切り替える処理が行われた。
次にステップS22において、コンパニオンアプリ331は、受信装置2のDIALサーバ機能部2331にハイブリッドキャストブラウザの起動を要求する。このとき、コンパニオンアプリ331は、ペアリング操作時に入手したクレデンシャルをDIALサーバ機能部2331に引き渡す。
次にステップS23において、DIALサーバ機能部2331はアプリを認証する。具体的には、DIALサーバ機能部2331は、受信したクレデンシャルを確認し、既にペアリング操作が完了しているアプリであると認められた場合に限り、その後の処理に移行する。
そしてステップS24において、DIALサーバ機能部2331は、受信機機能部232にハイブリッドキャストブラウザの起動を要求する。
ステップS25において、ステップS24での起動要求を受けた受信機機能部232は、現在の選局状態を取得する。選局状態は、受信装置2が現在受信している放送のチャンネルおよび放送局の情報を含む。
次にステップS26において、受信機機能部232は、起動すべきアプリに対応するAITの取得をAIT管理機能部231に要求する。このとき、受信機機能部232は、ステップS25で取得した選局状態の情報をあわせてAIT管理機能部231に渡す。
ステップS26の処理が終了すると、図9に示すシーケンスに移る。
ステップS31において、AIT管理機能部231は、選局状態(放送局を特定する情報)をキーとして、自身が記憶するAIT URLリストを参照する。
その結果、ステップS32においてAIT管理機能部231は目的とするAITのURLを得る。本ステップの処理が終了すると、図10のステップS41に移る。
ステップS33において、AIT管理機能部231は、インターネットを介してAIT
URLリストサーバ装置61に対してAIT URLリストの取得を要求する。
そしてステップS34において、AIT URLリストサーバ装置61は、AIT URLリストをAIT管理機能部231に送信する。
ステップS35において、AIT管理機能部231は、受信したAIT URLリストを参照することにより、目的とするAITのURLを得る。本ステップの処理が終了すると、図10のステップS41に移る。
URLリストサーバ装置61に対してAIT URLリストの取得を要求する。AIT管理機能部231は、AIT URLリストを取得できた場合、そのAIT URLリストを参照するとともにキャッシュメモリに保存する。通信障害等の何らかの理由でAIT
URLリストを取得できなかった場合、AIT管理機能部231は、キャッシュメモリに保存されているAIT URLリストを参照する。
ステップS41において、AIT管理機能部231は、取得したURLが指し示すAITサーバ装置62に、AITの取得を要求する。
ステップS42において、AITサーバ装置62は、要求されたAITをAIT管理機能部231に返送する。
ステップS43において、AIT管理機能部231は、受信したAITを保存する。
即ち、ステップS44において、AIT管理機能部231は、優先されるAITがどれであるかを確認するために、優先AIT判定機能部2311を呼び出す。
これを受け、優先AIT判定機能部2311は、放送外AITと放送AITとのいずれを優先すべきかを判定する。そのため、優先AIT判定機能部2311は、次に説明する第1の判定方法または第2の判定方法のどちらかの処理を実行する。ただし、優先AIT判定機能部2311が第1の判定方法または第2の判定方法の両方を実行する機能を備えており、適宜、それらのいずれかの方法を選択して判定を実行するようにしてもよい。
第1の判定方法(内部設定方法)を用いる場合、優先AIT判定機能部2311は、予め設定された判定フラグ(判定情報)の値を参照する。判定フラグの値が「0」ならば放送外AITが優先される。判定フラグの値が「1」ならば放送AITが優先される。第1の判定方法を用いる場合、優先AIT判定機能部2311からアクセス可能なメモリ領域内に判定フラグが設けられ、その値は所定のタイミングで(例えば工場出荷時に)設定される。
第2の判定方法(放送信号多重方法)を用いる場合、優先AIT判定機能部2311は、放送信号に多重される判定フラグ(判定情報)の値を参照する。第1の判定方法の場合と同様に、判定フラグの値が「0」ならば放送外AITが優先され、判定フラグの値が「1」ならば放送AITが優先される。なお放送信号内の、例えば、PMT(Program MapTable:番組対応テーブル)内に判定フラグのための領域が確保される。第2の判定方法を用いる場合には、放送事業者は、放送外AITと放送AITのどちらを優先させるかを適宜変更することもできる。
次にステップS45において、優先AIT判定機能部2311は、どちらのAITを優先すべきであるかを表す情報(例えば、上記の判定フラグの値そのもの)を、AIT管理機能部231に返す。
次にステップS46において、AIT管理機能部231では、放送外AITと放送AITとのうち、優先されるべきAITが確定する。
なお、受信装置2が放送AITを取得しない場合には、上記のステップS44からS46までの処理をスキップして、次のステップS47に飛ぶ。
ステップS47において、AIT管理機能部231は、受信機機能部232に取得したAITを引き渡す。
ステップS48において、受信機機能部232は受け取ったAITを保存する。
ステップS51において、受信機機能部232は、図10のシーケンスで取得したAITを用いて、ハイブリッドキャストブラウザ24に、ハイブリッドキャストアプリの起動を要求する。
そしてステップS52において、ハイブリッドキャストブラウザ24は、ステップS51で取得したAITに基づいて、ハイブリッドキャストアプリケーションサーバ装置63に対して、ハイブリッドキャストアプリの取得を要求する。具体的には、ハイブリッドキャストブラウザ24は、AITに記載されたハイブリッドキャストアプリの先頭ページのURLにアクセスする。
ステップS53において、ハイブリッドキャストアプリケーションサーバ装置63は、要求されたアプリをハイブリッドキャストブラウザ24に返送する。ハイブリッドキャストブラウザ24は、そのアプリを受信する。
ステップS54において、ハイブリッドキャストブラウザ24は、受信したアプリを実行可能な形でメモリ空間にロードする。アプリのロードに成功すると、ハイブリッドキャストブラウザ24はステップS55の処理に移る。
ステップS56において、受信機機能部232は、受け取ったステータスコードおよびWebSocketのURLを保存する。
ステップS57において、受信機機能部232は、ステータスコードおよびWebSocketのURLをDIALサーバ機能部2331に渡す。
ステップS58において、DIALサーバ機能部2331は、受け取ったステータスコードおよびWebSocketのURLを保存する。
ステップS59において、DIALサーバ機能部2331は、ステータスコードおよびWebSocketのURLを、連携端末装置3側のコンパニオンアプリ331に渡す。
ステップS60において、コンパニオンアプリ331は、受け取ったステータスコードおよびWebSocketのURLを保存する。
ステップS61において、コンパニオンアプリ331は、ステータスコードおよびWebSocketのURLをウェブアプリに渡す。
ステップS62において、ウェブアプリは、受け取ったステータスコードおよびWebSocketのURLを保存する。
以上のように、ステータスコードおよびWebSocketのURLは、受信装置2側のハイブリッドキャストブラウザ24から、連携端末装置3側のウェブアプリまで、順次引き渡される。この処理が終了すると、図12のシーケンスに移る。
次にステップS72において、WebSocketサーバ機能部2332は、コンパニオンアプリ331に承認を応答する(ACK送信)。
また、ステップS73において、WebSocketサーバ機能部2332は、ハイブリッドキャストブラウザ24との間のセッションを確立する。
さらに、ステップS74において、WebSocketサーバ機能部2332は、コンパニオンアプリ331との間のセッションを確立する。
以上の処理により、セッションが確立された。
ステップS76において、WebSocketサーバ機能部2322は、ハイブリッドキャストブラウザ24から渡された情報を少なくとも一時的に保存する。
そしてステップS77において、WebSocketサーバ機能部2332は、宛先のハンドリングを行う。
ステップS78において、WebSocketサーバ機能部2332は、宛先である連携端末装置3のコンパニオンアプリ331に、受け取ったURLおよびテキストメッセージを送信する。
ステップS79において、コンパニオンアプリ331は、受信したURLおよびテキストメッセージを保存する。
ステップS80において、コンパニオンアプリ331は、ステップS79で受信したURLを用いて、そのURLで指定されるウェブアプリケーションサーバ装置64に、ウェブアプリのコードを要求する。
ステップS81において、ウェブアプリケーションサーバ装置64は、要求されたウェブアプリのコードをコンパニオンアプリ331に返送する。
ステップS82において、コンパニオンアプリ331は、受け取ったウェブアプリのコードを保存する。また、コンパニオンアプリ331は、その受信したウェブアプリを起動する。このとき、コンパニオンアプリ331は、必要に応じて、ステップS79において渡されたテキストメッセージをウェブアプリに渡すことができる。起動されたウェブアプリは、渡されたテキストメッセージにしたがって処理を行うことができる。
上記の実施形態では、受信装置は、受信機機能部と、アプリケーション情報テーブル管理機能部と、アプリケーション実行機能部とを備えていた。
受信機機能部は、放送信号を受信する機能を有する。また、受信機機能部は、外部の端末装置からのアプリケーション起動要求を受信すると、アプリケーション情報テーブルを取得するよう要求する。
アプリケーション情報テーブル管理機能部は、受信機機能部からのアプリケーション情報テーブルの取得要求に応じて、アプリケーション情報テーブルを放送外から取得する。
アプリケーション実行機能部は、前記アプリケーション情報テーブルに基づいて取得されるアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの実行を制御する。
変形例は、次の通りである。
受信機機能部は、放送信号を受信する機能を有する。また、受信機機能部は、外部の端末装置からのアプリケーション起動命令(アプリケーション起動要求に相当するもの)を受信すると、アプリケーション情報テーブルを取得するよう要求する。
アプリケーション情報テーブル管理機能部は、受信機機能部からのアプリケーション情報テーブルの取得要求に応じて、アプリケーション情報テーブルを放送外から取得する。
なお、取得すべきアプリケーション情報テーブルの情報(アプリケーション情報テーブルの所在情報(例えば、URL)等)は、アプリケーション起動命令に含まれる。
アプリケーション実行機能部は、そのアプリケーション情報テーブルに基づいて取得されるアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの実行を制御する。
つまり、変形例A1では、受信装置は、外部の端末装置からアプリケーション起動命令を受信すると、そのアプリケーション起動命令に記されたAIT(アプリケーション情報テーブル)を、例えばインターネットを経由して、外部のサーバ装置から取得する。そして、受信装置は、そのAITに基づいてアプリケーションを起動する。
言い換えれば、受信装置は、リクエスト(アプリケーション起動命令)を受信したときの、データ放送やアプリケーションの実行状態に関わらず、指定された編成チャンネルを提供する放送局によってアプリケーションの実行が認められているか否か(可否)を評価する。その後、受信装置は、その編成チャンネルへ選局し、指定されたアプリケーションを起動する。
受信機機能部は、変形例A1と同様に、放送信号を受信する機能を有し、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令または放送外からのアプリケーション起動命令を受信すると、アプリケーション情報テーブルを取得するよう要求する。
アプリケーション情報テーブル管理機能部は、変形例A1と同様に、受信機機能部からのアプリケーション情報テーブルの取得要求に応じて、アプリケーション情報テーブルを放送外から取得する。
アプリケーション実行機能部は、変形例A1と同様に、アプリケーション情報テーブルに基づいて取得されるアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの実行を制御する。
優先判定機能部は、放送信号および放送外の両方からそれぞれ前記アプリケーション起動命令を受信したときどのアプリケーション起動命令を優先させるかを判定するものである。変形例A2の特徴として、この優先判定機能部は、受信装置の内部に設定された判定情報に基づいて、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定する。
つまり、優先判定機能部は、優先アプリケーション情報テーブル判定機能部を代替する機能を有する。この優先判定機能部は、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定することを特徴とする。
この優先判定機能部の判定により、どのアプリケーション起動命令にしたがってアプリケーションを起動するかが決定される。優先判定機能部の判定結果に応じて、取得されるアプリケーション情報テーブルは異なり得る。つまり、優先判定機能部の判定結果に応じて、実行されるアプリケーションは異なり得る。
つまり、変形例A2では、受信装置は、AIT(アプリケーション情報テーブル)の取得先ではなく、アプリケーション起動命令を放送信号から受信したか放送外から受信したかのいずれを優先させるかの優先判定を行う。
受信機機能部は、変形例A1と同様に、放送信号を受信する機能を有し、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令または放送外からのアプリケーション起動命令を受信すると、アプリケーション情報テーブルを取得するよう要求する。
アプリケーション情報テーブル管理機能部は、変形例A1と同様に、受信機機能部からのアプリケーション情報テーブルの取得要求に応じて、アプリケーション情報テーブルを放送外から取得する。
アプリケーション実行機能部は、変形例A1と同様に、アプリケーション情報テーブルに基づいて取得されるアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの実行を制御する。
優先判定機能部は、放送信号および放送外の両方からそれぞれ前記アプリケーション起動命令を受信したときどのアプリケーション起動命令を優先させるかを判定するものである。変形例A3においては、優先判定機能部は、予め定められた通りに固定的に、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と放送外からのアプリケーション起動命令とのいずれかを優先させる。一例として、優先判定機能部は、放送外から取得したアプリケーション起動命令を優先させる。また、他の例として、優先判定機能部は、放送信号から取得したアプリケーション起動命令を優先させる。
変形例A4では、変形例A2またはA3のいずれかの機能に加えて、優先判定機能部は次の機能を備える。
即ち、優先判定機能部は、前記放送外からのアプリケーション起動命令に基づいて実行された前記アプリケーションが終了した際には再度、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定する。
つまり、受信装置は、上記のアプリケーションの終了後に、優先判定を行い、その判定結果にしたがってアプリを起動する。
受信機機能部は、変形例A1と同様に、放送信号を受信する機能を有し、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令または放送外からのアプリケーション起動命令を受信すると、アプリケーション情報テーブルを取得するよう要求する。
アプリケーション情報テーブル管理機能部とは、変形例A1と同様に、受信機機能部からのアプリケーション情報テーブルの取得要求に応じて、アプリケーション情報テーブルを放送外から取得する。
アプリケーション実行機能部は、変形例A1と同様に、アプリケーション情報テーブルに基づいて取得されるアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの実行を制御する。
そして、優先判定機能部は、放送信号および放送外の両方からそれぞれ前記アプリケーション起動命令を受信したときどのアプリケーション起動命令を優先させるかを判定する。変形例B1においては、優先判定機能部は、受信機機能部が受信した放送信号から抽出された判定情報に基づいて、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定する。
つまり、変形例B1では、受信装置は、AIT(アプリケーション情報テーブル)の取得先ではなく、アプリケーション起動命令を放送信号から受信したか放送外から受信したかのいずれを優先させるかの優先判定を行う。
変形例B2では、変形例B1の機能に加えて、優先判定機能部は次の機能を備える。
即ち、優先判定機能部は、放送外からのアプリケーション起動命令に基づいて実行されたアプリケーションが終了した際には再度、放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定する。
つまり、受信装置は、上記のアプリケーションの終了後に、優先判定を行い、その判定結果にしたがってアプリを起動する。
2 受信装置
21 ハードウェア
22 オペレーティングシステム
23 レジデント機能部
231 AIT管理機能部(アプリケーション情報テーブル管理機能部)
2311 優先AIT判定機能部(優先アプリケーション情報テーブル判定機能部)
232 受信機機能部
233 端末連携機能部
2331 DIALサーバ機能部
2332 WebSocketサーバ機能部
24 HTML5アプリ実行機能部(ハイブリッドキャストブラウザ,アプリケーション
実行機能部)
3 連携端末装置
31 ハードウェア
32 オペレーティングシステム
33 ネイティブアプリ実行機能部
331 コンパニオンアプリ
5 放送送出装置
6 サービスサーバ装置群
61 AIT URLリストサーバ装置
62 AITサーバ装置
63 ハイブリッドキャストアプリケーションサーバ装置
64 ウェブアプリケーションサーバ装置
100 インターネット
Claims (3)
- 放送信号を受信する機能を有し、前記放送信号に含まれるアプリケーション起動命令または放送外からのアプリケーション起動命令を受信すると、アプリケーション情報テーブルを取得するよう要求する受信機機能部と、
前記受信機機能部からの前記アプリケーション情報テーブルの取得要求に応じて、前記アプリケーション情報テーブルを放送外から取得するアプリケーション情報テーブル管理機能部と、
前記アプリケーション情報テーブルに基づいて取得されるアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの実行を制御するアプリケーション実行機能部と、
前記放送信号および前記放送外の両方からそれぞれ前記アプリケーション起動命令を受信したときどのアプリケーション起動命令を優先させるかを判定する優先判定機能部と、
を具備し、
前記優先判定機能部は、受信装置の内部に設定された判定情報に基づいて、前記放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と前記放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定し、
前記優先判定機能部は、前記放送外からのアプリケーション起動命令に基づいて実行された前記アプリケーションが終了した際には再度、前記放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と前記放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定する、
ことを特徴とする受信装置。 - 放送信号を受信する機能を有し、前記放送信号に含まれるアプリケーション起動命令または放送外からのアプリケーション起動命令を受信すると、アプリケーション情報テーブルを取得するよう要求する受信機機能部と、
前記受信機機能部からの前記アプリケーション情報テーブルの取得要求に応じて、前記アプリケーション情報テーブルを放送外から取得するアプリケーション情報テーブル管理機能部と、
前記アプリケーション情報テーブルに基づいて取得されるアプリケーションを起動し、当該アプリケーションの実行を制御するアプリケーション実行機能部と、
前記放送信号および前記放送外の両方からそれぞれ前記アプリケーション起動命令を受信したときどのアプリケーション起動命令を優先させるかを判定する優先判定機能部と、
を具備し、
前記優先判定機能部は、予め定められた通りに固定的に、前記放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と前記放送外からのアプリケーション起動命令とのいずれかを優先させ、
前記優先判定機能部は、前記放送外からのアプリケーション起動命令に基づいて実行された前記アプリケーションが終了した際には再度、前記放送信号に含まれるアプリケーション起動命令と前記放送外からのアプリケーション起動命令とのどちらを優先させるかを判定する、
ことを特徴とする受信装置。 - コンピュータを、
請求項1または請求項2に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。
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