JP6867993B2 - フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタに関する。
誘電体シートを積み重ねて構成した積層体基板の内部に複数の共振器が形成されたフィルタが提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載されたフィルタにおいては、結合調整線路を用いて形成されるキャパシタによって一の共振器と他の共振器とが結合されている。
特開2017−195565号公報
しかしながら、特許文献1において提案されているフィルタでは、誘電体シートの厚さがばらつくと、キャパシタの容量がばらつき、ひいては、フィルタ特性のばらつきを招く。
本発明の目的は、特性のばらつきを抑制し得るフィルタを提供することにある。
本発明の一態様によるフィルタは、誘電体基板内に形成されたビア電極部と、前記ビア電極部を囲うように形成された複数の遮蔽導体のうちの第1遮蔽導体に対向するとともに前記ビア電極部の一端に接続された第1ストリップ線路とをそれぞれ有する複数の共振器と、前記複数の共振器のうちの第1共振器に備えられ、複数の第1電極を含む第1櫛形電極を有する第1結合容量電極と、前記第1共振器に隣接する第2共振器に備えられ、複数の第2電極を含む第2櫛形電極を有し、前記第1結合容量電極と同一の層に形成された第2結合容量電極とを有し、前記第1電極と前記第2電極とは、交互に隣り合うように配置されており、前記第1共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの上側の部分と下側の部分とのうちの一方が、前記第1結合容量電極の一方の面に接続されており、前記第1共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの前記上側の部分と前記下側の部分とのうちの他方が、前記第1結合容量電極の他方の面に接続されており、前記第2共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの上側の部分と下側の部分とのうちの一方が、前記第2結合容量電極の一方の面に接続されており、前記第2共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの前記上側の部分と前記下側の部分とのうちの他方が、前記第2結合容量電極の他方の面に接続されている。
本発明の他の態様によるフィルタは、誘電体基板内に形成されたビア電極部と、前記ビア電極部を囲うように形成された複数の遮蔽導体のうちの第1遮蔽導体に対向するとともに前記ビア電極部の一端に接続された第1ストリップ線路とをそれぞれ有する複数の共振器と、前記複数の共振器のうちの第1共振器に備えられ、複数の第1電極を含む第1櫛形電極を有する第1結合容量電極と、前記第1共振器に隣接する第2共振器に備えられ、複数の第2電極を含む第2櫛形電極を有し、前記第1結合容量電極と同一の層に形成された第2結合容量電極とを有し、前記第1電極と前記第2電極とは、交互に隣り合うように配置されており、前記誘電体基板内において前記ビア電極部の他端に接続され、前記第1遮蔽導体に対向する第2遮蔽導体に対向する第2ストリップ線路を更に有する。
本発明によれば、特性のばらつきを抑制し得るフィルタを提供することができる。
第1実施形態によるフィルタを示す斜視図である。 図2A及び図2Bは、一実施形態によるフィルタを示す断面図である。 第1実施形態によるフィルタを示す平面図である。 参考例1によるフィルタを示す平面図である。 図5A及び図5Bは、参考例1によるフィルタを示す断面図である。 参考例2によるフィルタを示す平面図である。 図7A及び図7Bは、参考例2によるフィルタを示す断面図である。 第1実施形態によるフィルタの等価回路を示す図である。 図9A及び図9Bは、第1ビア電極及び第2ビア電極の配列の例を示す平面図である。 第2実施形態によるフィルタを示す断面図である。 第2実施形態によるフィルタを示す平面図である。 図12A及び図12Bは、第3実施形態によるフィルタを示す断面図である。 第3実施形態によるフィルタを示す平面図である。
本発明に係るフィルタについて、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態によるフィルタについて図面を用いて説明する。図1は、本実施形態によるフィルタを示す斜視図である。図2A及び図2Bは、本実施形態によるフィルタを示す断面図である。図2Aは、図1のIIA−IIA線に対応している。図2Bは、図1のIIB−IIB線に対応している。図3は、本実施形態によるフィルタを示す平面図である。
図1に示すように、本実施形態によるフィルタ10は、誘電体基板14を有する。誘電体基板14は、例えば直方体状に形成されている。誘電体基板14は、複数のセラミックスシート(誘電体セラミックスシート)を積層することにより構成されている。
誘電体基板14の一方の主面側、即ち、図1における誘電体基板14の上側には、上部遮蔽導体(遮蔽導体、第2遮蔽導体)12Aが形成されている。誘電体基板14のうちの他方の主面側、即ち、図1における誘電体基板14の下側には、下部遮蔽導体(遮蔽導体、第1遮蔽導体)12Bが形成されている。
誘電体基板14の4つの側面のうちの第1側面14aには、第1入出力端子(入出力端子)22Aが形成されている。第1側面14aに対向する第2側面14bには、第2入出力端子(入出力端子)22Bが形成されている。第1入出力端子22Aは、第1接続線路32aを介して上部遮蔽導体12Aに結合されている。また、第2入出力端子22Bは、第2接続線路32bを介して上部遮蔽導体12Aに結合されている。
誘電体基板14の4つの側面のうちの第3側面14cには、第1側面遮蔽導体(遮蔽導体)12Caが形成されている。第3側面14cに対向する第4側面14dには、第2側面遮蔽導体(遮蔽導体)12Cbが形成されている。
第3側面14c及び第4側面14dの法線方向をX方向(第1方向)とする。第1側面14a及び第2側面14bの法線方向をY方向(第2方向)とする。誘電体基板14の一方の主面及び他方の主面の法線方向をZ方向とする。
誘電体基板14内には、下部遮蔽導体12Bに対向するストリップ線路(第1ストリップ線路)18Aが形成されている。ストリップ線路18Aの長手方向は、X方向である。
誘電体基板14内には、ビア電極部20が更に形成されている。ビア電極部20は、第1ビア電極部(ビア電極部)20Aと第2ビア電極部(ビア電極部)20Bとを有する。ビア電極部20の一端は、ストリップ線路18Aに接続されている。ビア電極部20の他端は、上部遮蔽導体12Aに接続されている。このように、ビア電極部20は、ストリップ線路18Aから上部遮蔽導体12Aにかけて形成されている。ビア電極部20の長手方向は、Z方向である。ストリップ線路18Aとビア電極部20とにより、構造体16が構成されている。フィルタ10には、構造体16をそれぞれ含む複数の共振器11A〜11Cが備えられている。共振器11A〜11Cは、Y方向に配列されている。
第1ビア電極部20Aは、複数の第1ビア電極(ビア電極)24aから構成されている。第2ビア電極部20Bは、複数の第2ビア電極(ビア電極)24bから構成されている。誘電体基板14内において、第1ビア電極部20Aは第1側面遮蔽導体12Ca側に位置し、第2ビア電極部20Bは第2側面遮蔽導体12Cb側に位置している。第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bは、誘電体基板14に形成されたビアホールにそれぞれ埋め込まれている。第1ビア電極部20Aと第2ビア電極部20Bとの間に他のビア電極部は存在していない。
誘電体基板14内には、第1結合容量電極29Aと、第2結合容量電極29Bと、第3結合容量電極29Cとが更に形成されている。第1結合容量電極(結合容量電極)29Aは、共振器(第1共振器)11Aに備えられている。第2結合容量電極(結合容量電極)29Bは、共振器(第2共振器)11Bに備えられている。第3結合容量電極(結合容量電極)29Cは、共振器(第3共振器)11Cに備えられている。第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとは、同じ層に形成されている。換言すれば、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとは、同一のセラミックスシート(図示せず)上に形成されている。結合容量電極29A〜29Cの長手方向は、X方向である。
第1結合容量電極29Aは、第1共振器11Aのビア電極部20に接続されている。第1結合容量電極29Aの上面は、第1共振器11Aのビア電極部20のうちの上側の部分によって、上部遮蔽導体12Aに接続されている。第1結合容量電極29Aの下面は、第1共振器11Aのビア電極部20のうちの下側の部分によって、第1共振器11Aのストリップ線路18Aに接続されている。
第2結合容量電極29Bは、第2共振器11Bのビア電極部20に接続されている。第2結合容量電極29Bの上面は、第2共振器11Bのビア電極部20のうちの上側の部分によって、上部遮蔽導体12Aに接続されている。第2結合容量電極29Bの下面は、第2共振器11Bのビア電極部20のうちの下側の部分によって、第2共振器11Bのストリップ線路18Aに接続されている。
第3結合容量電極29Cは、第3共振器11Cのビア電極部20に接続されている。第3結合容量電極29Cの上面は、第3共振器11Cのビア電極部20のうちの上側の部分によって、上部遮蔽導体12Aに接続されている。第3結合容量電極29Cの下面は、第3共振器11Cのビア電極部20のうちの下側の部分によって、第3共振器11Cのストリップ線路18Aに接続されている。
第1結合容量電極29Aは、複数の第1電極31aを含む第1櫛形電極33Aを有している。第1電極31aの長手方向は、Y方向である。第1櫛形電極33Aは、第1結合容量電極29Aのうちの第2結合容量電極29B側に位置している。
第2結合容量電極29Bは、複数の第2電極31bを含む第2櫛形電極33Bを有している。第2電極31bの長手方向は、Y方向である。第2櫛形電極33Bは、第2結合容量電極29Bのうちの第1結合容量電極29A側に位置している。第2結合容量電極29Bは、複数の第3電極31cを含む第3櫛形電極33Cを更に有している。第3電極31cの長手方向は、Y方向である。第3櫛形電極33Cは、第2結合容量電極29Bのうちの第3結合容量電極29C側に位置している。
第3結合容量電極29Cは、複数の第4電極31dを含む第4櫛形電極33Dを有している。第4電極31dの長手方向は、Y方向である。第4櫛形電極33Dは、第3結合容量電極29Cのうちの第2結合容量電極29B側に位置している。
第1櫛形電極33Aを構成する複数の第1電極(電極)31aと、第2櫛形電極33Bを構成する複数の第2電極(電極)31bとは、交互に隣り合うように配置されている。第1電極31aと第2電極31bとが交互に隣り合うように配置されているため、第1櫛形電極33Aと第2櫛形電極33Bとが互いに対向する面積が十分に大きく確保される。このため、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bとの間で十分な静電容量が確保される。第3櫛形電極33Cを構成する複数の第3電極(電極)31cと、第4櫛形電極33Dを構成する複数の第4電極(電極)31dとは、交互に隣り合うように配置されている。第3電極31cと第4電極31dとが交互に隣り合うように配置されているため、第3櫛形電極33Cと第4櫛形電極33Dとが互いに対向する面積が十分に大きく確保される。このため、第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとの間で十分な静電容量が確保される。
図4は、参考例1によるフィルタを示す平面図である。図5A及び図5Bは、参考例1によるフィルタを示す断面図である。参考例1によるフィルタにおいては、共振器11A〜11Cの各々のストリップ線路18Aを覆うセラミックスシート(図示せず)上に結合容量電極129A、129Bが形成されている。結合容量電極129Aは、第1共振器11Aのストリップ線路18Aと第2共振器11Bのストリップ線路18Aとに対向している。結合容量電極129Bは、第2共振器11Bのストリップ線路18Aと第3共振器11Cのストリップ線路18Aとに対向している。第1共振器11Aのストリップ線路18Aと結合容量電極129Aとの間の静電容量は、これらの間に挟まれたセラミックスシートの厚さのばらつきによってばらつく。また、第2共振器11Bのストリップ線路18Aと結合容量電極129Aとの間の静電容量は、これらの間に挟まれたセラミックスシートの厚さのばらつきによってばらつく。また、第2共振器11Bのストリップ線路18Aと結合容量電極129Bとの間の静電容量は、これらの間に挟まれたセラミックスシートの厚さのばらつきによってばらつく。また、第3共振器11Cのストリップ線路18Aと結合容量電極129Bとの間の静電容量は、これらの間に挟まれたセラミックスシートの厚さのばらつきによってばらつく。このように、参考例1によるフィルタは、セラミックスシートの厚さのばらつきに応じて静電容量にばらつきが生じる。このため、参考例1によるフィルタには、ある程度の特性のばらつきが生じ得る。
図6は、参考例2によるフィルタを示す平面図である。図7A及び図7Bは、参考例2によるフィルタを示す断面図である。参考例2によるフィルタにおいては、共振器11A〜11Cの各々のストリップ線路18Aを覆うセラミックスシート(図示せず)上に結合容量電極129Cが形成されている。結合容量電極129Cの一部は、第2共振器11Bのストリップ線路18Aに対向している。第2共振器11Bのビア電極部20には、結合容量電極129Cが接続されている。結合容量電極129Cは、第2共振器11Bのビア電極部20のうちの下部以外の部分によって、上部遮蔽導体12Aに接続されている。結合容量電極129Cは、第2共振器11Bのビア電極部20のうちの下部によって、第2共振器11Bのストリップ線路18Aに接続されている。結合容量電極129Cは、第2共振器11Bのストリップ線路18Aの上方から、第1共振器11Aの第1ビア電極部20Aと第1共振器11Aの第2ビア電極部20Bとの間におけるストリップ線路18Aの上方まで延在している。結合容量電極129Cは、第2共振器11Bのストリップ線路18Aの上方から、第3共振器11Cの第1ビア電極部20Aと第3共振器11Cの第2ビア電極部20Bとの間におけるストリップ線路18Aの上方まで延在している。第1共振器11Aのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量は、これらの間に挟まれたセラミックスシートの厚さのばらつきによってばらつく。また、第3共振器11Cのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量は、これらの間に挟まれたセラミックスシートの厚さのばらつきによってばらつく。このように、参考例2によるフィルタも、セラミックスシートの厚さのばらつきに応じて静電容量にばらつきが生じる。このため、参考例2によるフィルタにおいても、ある程度の特性のばらつきが生じ得る。
これに対し、本実施形態では、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bとが、同じ層に形成されている。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bとの位置関係がばらつくことはない。また、本実施形態では、第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとが、同じ層に形成されている。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとの位置関係がばらつくことはない。従って、本実施形態によれば、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、静電容量のばらつきが生じない。このため、本実施形態によれば、特性のばらつきを抑制し得るフィルタ10を提供することができる。
また、参考例2によるフィルタでは、結合容量電極129Cがストリップ線路18Aに対して例えばY方向にずれて形成された場合には、以下のようになる。即ち、第1共振器11Aのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量と、第3共振器11Cのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量との間に相違が生ずる。特に、高周波においては、結合容量電極129Cのエッジ及びストリップ線路18Aのエッジよりも外側に電界が広がるため、位置ずれに起因する静電容量の相違が顕著となる虞がある。第1共振器11Aのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量、又は、第3共振器11Cのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量がばらつくと、フィルタ特性のばらつきを招くこととなる。また、第1共振器11Aのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量と、第3共振器11Cのストリップ線路18Aと結合容量電極129Cとの間の静電容量とが大きく相違する場合、以下のようになる。即ち、このような場合には、通過帯域における反射特性が劣化してしまう虞がある。
これに対し、本実施形態では、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとが、互いに同じ層に形成されている。このため、本実施形態では、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとの間に位置ずれが生ずることがない。このため、本実施形態では、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bとの間の静電容量、及び、第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとの間の静電容量が、大きくばらつくことはない。このため、本実施形態によれば、フィルタ特性のばらつきを抑制することができる。また、本実施形態によれば、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bとの間の静電容量と、第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとの間の静電容量との間に、大きな差異が生ずることはない。従って、本実施形態によれば、通過帯域における反射特性の劣化を防止することができ、良好な特性を有するフィルタ10を提供することができる。
図8は、本実施形態によるフィルタ10の等価回路を示す図である。図8に示すように、第1共振器11Aと第2共振器11Bとの間にキャパシタ35Aが存在している。また、図8に示すように、第2共振器11Bと第3共振器11Cとの間にキャパシタ35Bが存在している。上述したように、本実施形態では、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bとが、同じ層に形成されている。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bとの位置関係がばらつくことはない。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、キャパシタ35Aの静電容量がばらつくことはない。また、本実施形態では、第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとが、同じ層に形成されている。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとの位置関係がばらつくことはない。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、キャパシタ35Bの静電容量がばらつくことはない。セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、静電容量のばらつきが生じないため、本実施形態によれば、特性のばらつきを抑制し得るフィルタ10を提供することができる。
図9A及び図9Bは、第1ビア電極及び第2ビア電極の配列の例を示す平面図である。図9Aは、仮想の楕円37の一部に沿うように第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bが配置されている例を示している。図9Bは、仮想のトラック形状38の一部に沿うように第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bが配置されている例を示している。トラック形状とは、対向する2つの半円部と、これら半円部を接続する2つの平行な直線部とから構成される形状である。
図9Aに示す例においては、複数の第1ビア電極24aは、上面から見たとき、仮想の楕円37の一部を構成する仮想の第1湾曲線28aに沿って配列されている。また、図9Aに示す例においては、複数の第2ビア電極24bは、上面から見たとき、仮想の楕円37の一部を構成する仮想の第2湾曲線28bに沿って配列されている。図9Bに示す例においては、複数の第1ビア電極24aは、上面から見たとき、仮想のトラック形状38の一部を構成する仮想の第1湾曲線28aに沿って配列されている。また、図9Bに示す例においては、複数の第2ビア電極24bは、上面から見たとき、仮想のトラック形状38の一部を構成する仮想の第2湾曲線28bに沿って配列されている。
仮想の楕円37又は仮想のトラック形状38に沿うように第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bを配列しているのは、以下のような理由によるものである。即ち、共振器11A〜11Cを多段化してフィルタ10を構成する場合において、ビア電極部20の径を単に大きくすると、共振器11A〜11C間に電気壁が発生し、Q値の劣化を招く。これに対し、ビア電極部20を仮想の楕円37にし、当該仮想の楕円37の短軸方向に共振器11A〜11Cを多段化すれば、ビア電極部20間の距離が互いに長くなるため、Q値を向上させることができる。また、ビア電極部20を仮想のトラック形状38にし、当該仮想のトラック形状38の直線部の長手方向に垂直な方向に共振器11A〜11Cを多段化すれば、ビア電極部20間の距離が互いに長くなるため、Q値を向上させることができる。このような理由により、本実施形態では、仮想の楕円37又は仮想のトラック形状38に沿うように第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bを配列している。
また、仮想の楕円37の端部、即ち、仮想の楕円37のうちの曲率の大きい両端部に第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bをそれぞれ配置しているのは、以下のような理由によるものである。また、仮想のトラック形状38の半円部に第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bをそれぞれ配置しているのは、以下のような理由によるものである。即ち、高周波電流は、仮想の楕円37の端部、即ち、仮想の楕円37のうちの曲率の大きい両端部に集中する。また、高周波電流は、仮想のトラック形状38の両端部、即ち、仮想のトラック形状38の半円部に集中する。このため、仮想の楕円37又は仮想のトラック形状38の両端部以外の部分にビア電極24a、24bを配置しないようにしても、高周波電流の大幅な低下を招くことはない。また、ビア電極24a、24bの数を減らせば、ビア電極24a、24bを形成するために要する時間を短縮することができるため、スループットの向上を実現することができる。また、ビア電極24a、24bの数を減らせば、ビア電極24a、24bに埋め込まれる銀等の材料を減らし得るため、コストダウンを実現することもできる。また、第1ビア電極部20Aと第2ビア電極部20B間には、電磁界が比較的疎である領域が形成されるため、当該領域に結合調整等のためのストリップ線路を形成することも可能である。このような観点から、本実施形態では、仮想の楕円37又は仮想のトラック形状38の両端部に第1ビア電極24a及び第2ビア電極24bを配置している。
ビア電極部20と、第1側面遮蔽導体12Ca及び第2側面遮蔽導体12Cbとは、半同軸共振器のように振る舞う。ビア電極部20に流れる電流の向きと第1側面遮蔽導体12Caに流れる電流の向きとは逆となり、また、ビア電極部20に流れる電流の向きと第2側面遮蔽導体12Cbに流れる電流の向きとは逆となる。このため、遮蔽導体12A、12B、12Ca、12Cbによって囲まれた部分に電磁界を閉じ込めることができ、放射による損失を小さくすることができ、且つ、外部への影響を小さくすることができる。共振時のあるタイミングにおいては、上部遮蔽導体12Aの中心から上部遮蔽導体12Aの面全体に拡散するように電流が流れる。この際、下部遮蔽導体12Bには、下部遮蔽導体12Bの面全体から下部遮蔽導体12Bの中心に向かって集中するように電流が流れる。また、共振時の他のタイミングにおいては、下部遮蔽導体12Bの中心から下部遮蔽導体12Bの面全体に拡散するように電流が流れる。この際、上部遮蔽導体12Aには、上部遮蔽導体12Aの面全体から上部遮蔽導体12Aの中心に向かって集中するように電流が流れる。上部遮蔽導体12A又は下部遮蔽導体12Bの面全体に拡散するように流れる電流は、そのまま第1側面遮蔽導体12Ca及び第2側面遮蔽導体12Cbにも同様に流れる。即ち、線幅の広い導体に電流が流れる。線幅の広い導体は抵抗成分が少ないため、Q値の劣化は小さい。第1ビア電極部20A及び第2ビア電極部20Bは、遮蔽導体12A、12B、12Ca、12Cbとともに、TEM波の共振器を実現する。即ち、第1ビア電極部20A及び第2ビア電極部20Bは、遮蔽導体12A、12B、12Ca、12Cbを参照したTEM波の共振器を実現する。ストリップ線路18Aは、開放端容量を形成する役割を果たす。フィルタ10に備えられた各々の共振器11A〜11Cは、λ/4共振器として動作し得る。
このように、本実施形態では、結合容量電極29A〜29Cが、同じ層に形成されている。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、結合容量電極29Aと結合容量電極29Bとの位置関係がばらつくことはなく、結合容量電極29Bと結合容量電極29Cとの位置関係がばらつくことはない。従って、本実施形態によれば、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、静電容量のばらつきが生じない。このため、本実施形態によれば、特性のばらつきを抑制し得るフィルタ10を提供することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態によるフィルタについて図10及び図11を用いて説明する。図10は、本実施形態によるフィルタを示す断面図である。図11は、本実施形態によるフィルタを示す平面図である。
本実施形態では、第1共振器11Aのストリップ線路18B、第2共振器11Bのストリップ線路18B及び第3共振器11Cのストリップ線路18Bが、上部遮蔽導体12Aに対向している。
第1結合容量電極29A、第2結合容量電極29B及び第3結合容量電極29Cは、ストリップ線路18Bが形成されている層よりも下側の層に位置している。第1結合容量電極29Aと第2結合容量電極29Bと第3結合容量電極29Cとは、同じ層に形成されている。
第1結合容量電極29Aの上面は、第1共振器11Aのビア電極部20のうちの上側の部分によって、第1共振器11Aのストリップ線路18Bに接続されている。第1結合容量電極29Aの下面は、第1共振器11Aのビア電極部20のうちの下側の部分によって、下部遮蔽導体12Bに接続されている。
第2結合容量電極29Bの上面は、第2共振器11Bのビア電極部20のうちの上側の部分によって、第2共振器11Bのストリップ線路18Bに接続されている。第2結合容量電極29Bの下面は、第2共振器11Bのビア電極部20のうちの下側の部分によって、下部遮蔽導体12Bに接続されている。
第3結合容量電極29Cの上面は、第3共振器11Cのビア電極部20のうちの上側の部分によって、第3共振器11Cのストリップ線路18Bに接続されている。第3結合容量電極29Cの下面は、第3共振器11Cのビア電極部20のうちの下側の部分によって、下部遮蔽導体12Bに接続されている。
第1共振器11Aのストリップ線路18Bは、第1接続線路54Aを介して第1入出力端子22Aに接続されている。第3共振器11Cのストリップ線路18Bは、第2接続線路54Bを介して第2入出力端子22Bに接続されている。
本実施形態においても、結合容量電極29A〜29Cが、同じ層に形成されている。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、結合容量電極29Aと結合容量電極29Bとの位置関係がばらつくことはなく、結合容量電極29Bと結合容量電極29Cとの位置関係がばらつくことはない。従って、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、静電容量のばらつきが生じない。このため、本実施形態においても、特性のばらつきを抑制し得るフィルタ10を提供することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態によるフィルタについて図12A〜図13を用いて説明する。図12A及び図12Bは、本実施形態によるフィルタを示す断面図である。図13は、本実施形態によるフィルタを示す平面図である。
本実施形態では、上部遮蔽導体12Aに対向する上部ストリップ線路(ストリップ線路)18Bと、下部遮蔽導体12Bに対向する下部ストリップ線路(ストリップ線路)18Aとが、誘電体基板14内に形成されている。
本実施形態では、ビア電極部20の一端は、上部ストリップ線路18Bに接続されており、ビア電極部20の他端は、下部ストリップ線路18Aに接続されている。このように、ビア電極部20は、上部ストリップ線路18Bから下部ストリップ線路18Aにかけて形成されている。ビア電極部20とストリップ線路18A、18Bとにより、構造体16が構成されている。
本実施形態においても、第1及び第2実施形態によるフィルタ10と同様に、結合容量電極29A〜29Cが誘電体基板14内に形成されている。
ビア電極部20と、第1側面遮蔽導体12Ca及び第2側面遮蔽導体12Cbとは、第1及び第2実施形態によるフィルタ10の場合と同様に、半同軸共振器のように振る舞う。
本実施形態では、ビア電極部20が上部遮蔽導体12Aにも下部遮蔽導体12Bにも導通していない。ビア電極部20に接続された上部ストリップ線路18Bと上部遮蔽導体12Aとの間には、静電容量(開放端容量)が存在する。また、ビア電極部20に接続された下部ストリップ線路18Aと下部遮蔽導体12Bとの間にも、静電容量が存在する。ビア電極部20は、上部ストリップ線路18B及び下部ストリップ線路18Aとともに、λ/2共振器を構成する。
第1及び第2実施形態によるフィルタ10のようなλ/4共振器においては、共振時に、ビア電極部と遮蔽導体とが接している部分、即ち、短絡部に電流が集中する。ビア電極部と遮蔽導体とが接している部分は、電流の経路が垂直に曲がる部分である。電流の経路が大きく曲がる箇所に電流が集中することは、Q値の低下をもたらし得る。短絡部への電流の集中を解消することによりQ値を向上すべく、電流経路の断面積を大きくすることも考えられる。例えば、ビア径を大きくすることや、ビアの本数を増やすことが考えられる。しかし、このようにした場合には、共振器の大きさが大きくなってしまい、共振器の小型化の要請を満たし得ない。これに対し、本実施形態では、ビア電極部20が上部遮蔽導体12Aにも下部遮蔽導体12Bにも接していない。即ち、本実施形態では、両端開放型のλ/2共振器が構成されている。このため、本実施形態では、局所的な電流の集中が上部遮蔽導体12A及び下部遮蔽導体12Bに生じることが防止される一方、ビア電極部20の中心付近に電流を集中させることができる。電流が集中する箇所がビア電極部20のみであるため、即ち、連続性(直線性)のある箇所に電流が集中するため、本実施形態によれば、Q値を向上させることができる。
本実施形態においても、結合容量電極29A〜29Cが、同じ層に形成されている。このため、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、結合容量電極29Aと結合容量電極29Bとの位置関係がばらつくことはなく、結合容量電極29Bと結合容量電極29Cとの位置関係がばらつくことはない。従って、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、静電容量のばらつきが生じない。このため、本実施形態においても、特性のばらつきを抑制し得るフィルタ10を提供することができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態において、共振器11A〜11Cの各々のストリップ線路18Aを覆うセラミックスシート(図示せず)上に図6、図7A及び図7Bに示すような結合容量電極129Cを更に形成するようにしてもよい。
上記実施形態をまとめると以下のようになる。
フィルタ(10)は、誘電体基板(14)内に形成されたビア電極部(20)と、前記ビア電極部を囲うように形成された複数の遮蔽導体(12A、12B、12Ca、12Cb)のうちの第1遮蔽導体(12B)に対向するとともに前記ビア電極部の一端に接続された第1ストリップ線路(18A)とをそれぞれ有する複数の共振器(11A〜11C)と、前記複数の共振器のうちの第1共振器(11A)に備えられ、複数の第1電極(31a)を含む第1櫛形電極(33A)を有する第1結合容量電極(29A)と、前記第1共振器に隣接する第2共振器(11B)に備えられ、複数の第2電極(31b)を含む第2櫛形電極(33B)を有し、前記第1結合容量電極と同一の層に形成された第2結合容量電極(29B)とを有し、前記第1電極と前記第2電極とは、交互に隣り合うように配置されている。このような構成によれば、第1結合容量電極と第2結合容量電極とが、同じ層に形成されている。このため、誘電体基板を構成するセラミックスシートの厚さがばらついたとしても、第1結合容量電極と第2結合容量電極との位置関係がばらつくことはない。従って、このような構成によれば、セラミックスシートの厚さがばらついたとしても、静電容量のばらつきが生じない。このため、このような構成によれば、特性のばらつきを抑制し得るフィルタを提供することができる。
前記ビア電極部の他端は、前記第1遮蔽導体に対向する第2遮蔽導体(12A)に接続されているようにしてもよい。
前記誘電体基板内において前記ビア電極部の他端に接続され、前記第1遮蔽導体に対向する第2遮蔽導体に対向する第2ストリップ線路(18B)を更に有するようにしてもよい。このような構成によれば、第1遮蔽導体及び第2遮蔽導体に局所的な電流の集中が生じるのを防止しつつ、ビア電極部の中心付近に十分な電流を集中させることができる。従って、このような構成によれば、Q値の良好なフィルタを得ることができる。
前記第2遮蔽導体に接続された入出力端子(22A)を更に有するようにしてもよい。
前記ビア電極部は、複数のビア電極(24a、24b)から構成されているようにしてもよい。
前記ビア電極部は、隣接して形成された第1ビア電極部(20A)と第2ビア電極部(20B)とを有するようにしてもよい。
前記第1ビア電極部は、複数の第1ビア電極(24a)から構成され、前記第2ビア電極部は、複数の第2ビア電極(24b)から構成され、前記第1ビア電極部と前記第2ビア電極部との間に他のビア電極部が存在しないようにしてもよい。このような構成によれば、第1ビア電極部と第2ビア電極部との間に他のビア電極部が存在しないため、ビアを形成するために要する時間を短縮することができ、ひいてはスループットの向上を実現することができる。また、このような構成によれば、第1ビア電極部と第2ビア電極部との間に他のビア電極部が存在しないため、ビアに埋め込まれる銀等の材料が少なくて済み、ひいてはコストダウンを実現することもできる。また、第1ビア電極部と第2ビア電極部間に、電磁界が比較的疎である領域が形成されるため、当該領域に結合調整等のためのパターンを形成することもできる。
前記複数の第1ビア電極は、上面から見たとき、仮想の第1湾曲線(28a)に沿って配列され、前記複数の第2ビア電極は、上面から見たとき、仮想の第2湾曲線(28b)に沿って配列されているようにしてもよい。
前記第1湾曲線及び前記第2湾曲線は、1つの仮想の楕円(37)の一部又は1つの仮想のトラック形状(38)の一部を構成しているようにしてもよい。
10…フィルタ 11A〜11C…共振器
12A…上部遮蔽導体 12B…下部遮蔽導体
12Ca…第1側面遮蔽導体 12Cb…第2側面遮蔽導体
14…誘電体基板 16…構造体
18A、18B…ストリップ線路 20…ビア電極部
20A…第1ビア電極部 20B…第2ビア電極部
22A…第1入出力端子 22B…第2入出力端子
24a…第1ビア電極 24b…第2ビア電極
28a…仮想の第1湾曲線 28b…仮想の第2湾曲線
29A…第1結合容量電極 29B…第2結合容量電極
29C…第3結合容量電極 31a…第1電極
31b…第2電極 31c…第3電極
31d…第4電極 33A…第1櫛形電極
33B…第2櫛形電極 33C…第3櫛形電極
33D…第4櫛形電極 35A、35B…キャパシタ
37…仮想の楕円 38…仮想のトラック形状
129A〜129C…結合容量電極

Claims (9)

  1. 誘電体基板内に形成されたビア電極部と、前記ビア電極部を囲うように形成された複数の遮蔽導体のうちの第1遮蔽導体に対向するとともに前記ビア電極部の一端に接続された第1ストリップ線路とをそれぞれ有する複数の共振器と、
    前記複数の共振器のうちの第1共振器に備えられ、複数の第1電極を含む第1櫛形電極を有する第1結合容量電極と、
    前記第1共振器に隣接する第2共振器に備えられ、複数の第2電極を含む第2櫛形電極を有し、前記第1結合容量電極と同一の層に形成された第2結合容量電極とを有し、
    前記第1電極と前記第2電極とは、交互に隣り合うように配置されており、
    前記第1共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの上側の部分と下側の部分とのうちの一方が、前記第1結合容量電極の一方の面に接続されており、
    前記第1共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの前記上側の部分と前記下側の部分とのうちの他方が、前記第1結合容量電極の他方の面に接続されており、
    前記第2共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの上側の部分と下側の部分とのうちの一方が、前記第2結合容量電極の一方の面に接続されており、
    前記第2共振器に備えられた前記ビア電極部のうちの前記上側の部分と前記下側の部分とのうちの他方が、前記第2結合容量電極の他方の面に接続されている、フィルタ。
  2. 請求項1記載のフィルタにおいて、
    前記ビア電極部の他端は、前記第1遮蔽導体に対向する第2遮蔽導体に接続されている、フィルタ。
  3. 誘電体基板内に形成されたビア電極部と、前記ビア電極部を囲うように形成された複数の遮蔽導体のうちの第1遮蔽導体に対向するとともに前記ビア電極部の一端に接続された第1ストリップ線路とをそれぞれ有する複数の共振器と、
    前記複数の共振器のうちの第1共振器に備えられ、複数の第1電極を含む第1櫛形電極を有する第1結合容量電極と、
    前記第1共振器に隣接する第2共振器に備えられ、複数の第2電極を含む第2櫛形電極を有し、前記第1結合容量電極と同一の層に形成された第2結合容量電極とを有し、
    前記第1電極と前記第2電極とは、交互に隣り合うように配置されており
    前記誘電体基板内において前記ビア電極部の他端に接続され、前記第1遮蔽導体に対向する第2遮蔽導体に対向する第2ストリップ線路を更に有する、フィルタ。
  4. 請求項2又は3に記載のフィルタにおいて、
    前記第2遮蔽導体に接続された入出力端子を更に有する、フィルタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
    前記ビア電極部は、複数のビア電極から構成されている、フィルタ。
  6. 請求項5記載のフィルタにおいて、
    前記ビア電極部は、隣接して形成された第1ビア電極部と第2ビア電極部とを有する、フィルタ。
  7. 請求項6に記載のフィルタにおいて、
    前記第1ビア電極部は、複数の第1ビア電極から構成され、
    前記第2ビア電極部は、複数の第2ビア電極から構成され、
    前記第1ビア電極部と前記第2ビア電極部との間に他のビア電極部が存在しない、フィルタ。
  8. 請求項7記載のフィルタにおいて、
    前記複数の第1ビア電極は、上面から見たとき、仮想の第1湾曲線に沿って配列され、
    前記複数の第2ビア電極は、上面から見たとき、仮想の第2湾曲線に沿って配列されている、フィルタ。
  9. 請求項8記載のフィルタにおいて、
    前記第1湾曲線及び前記第2湾曲線は、1つの仮想の楕円の一部又は1つの仮想のトラック形状の一部を構成している、フィルタ。
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