JP6863856B2 - 口腔測定システム - Google Patents

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Description

本発明は、口腔測定システムに関する。
従来、歯周病の罹患状態は、医師による歯周ポケットの深度計測又はレントゲン画像により評価することが一般的である。これらの評価方法は、専門技術等が必要となることから、より簡便な検査方法が検討されている。例えば、特許文献1では、検査対象者の唾液を利用して簡易判定を行うことが示されている。
特開2017−18012号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された方法では、唾液から間接的な評価を行うことになるので、精度の点から改善の余地があった。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、口腔内の状況をより精度よく測定することができる口腔測定システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る口腔測定システムは、対象者の口腔内で微弱電流を流した際に生じる電位差の分布を示す電位差分布情報を取得する口腔測定装置と、前記口腔測定装置で計測された前記電位差分布情報から前記口腔内の断面画像を作成し、前記口腔内の変化を検出する分析装置と、を含む口腔測定システムであって、前記口腔測定装置は、前記対象者の口腔内での前記電位差分布情報を取得する電位差情報取得部と、前記電位差分布情報を前記分析装置に対して送信する送信部と、を有し、前記分析装置は、前記口腔測定装置からの前記電位差分布情報を受信する受信部と、前記対象者の口腔内において前記電位差分布情報が取得された位置を特定する測定位置特定部と、前記口腔測定装置から送信された前記電位差分布情報と、前記測定位置特定部により特定された前記電位差分布情報が取得された位置と、に基づいて前記口腔内の断面画像を生成する断面画像生成部と、前記断面画像生成部により生成された前記断面画像を保存する断面画像保存部と、前記断面画像保存部により保存された前記断面画像の時系列の変化を検出する変化検出部と、を有する。
本発明によれば、口腔内の状況をより精度よく測定することができる口腔測定システムが提供される。
本実施形態に係る口腔測定システムの機能構成を示すブロック図である。 口腔測定装置の一例を示す図である。 口腔測定システムの動作を示すフローチャートである。 口腔測定装置の他の例を示す図である。 口腔測定装置及び分析装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態の口腔測定システム1の機能構成を示すブロック図である。口腔測定システム1は、口腔測定装置10と、分析装置20と、を含んで構成される。口腔測定システム1は、電気インピーダンス・トモグラフィにより対象者の口腔内の構造に係る情報を取得し、口腔内の構造を可視化するシステムである。電気インピーダンス・トモグラフィ(EIT)では、可視化(分析)の対象物の表面に複数の電極を取り付け、そのうちの2つの電極間に微弱電流を流した際の対象物内の電位差の分布を測定し、測定結果から得られる対象物内部の構造に由来する電位差の分布を画像として再構成する。これにより、対象物内部の構造、すなわち、口腔内の状況を可視化することができる。口腔測定システム1により測定される口腔内の状況とは、例えば、対象者の歯及び歯肉の周辺の状況であり、特に、歯周炎の進行状況等が測定の対象として挙げられる。
口腔測定システム1のうち、口腔測定装置10は、対象者の口腔内に挿入されて、口腔内の状況に係る情報を取得する装置である。口腔測定装置10の形状は特に限定されないが、例えば、従来から口腔内に挿入されるオーラルケア装置やマウスピース等の形状を模したものとすることができる。また、分析装置20は、口腔測定装置10からの情報に基づいて口腔内の分析を行う装置である。分析装置20は、例えば、スマートフォンやタブレット等の通信端末や、デスクトップパソコン等により実現される。口腔測定装置10及び分析装置20はそれぞれ所謂情報処理装置であり、両者は無線または有線により通信可能となっている。
まず口腔測定装置10について説明する。口腔測定装置10は、対象者の口腔内に挿入されて、対象物(例えば、歯肉)に対して微弱電流を流した際の電位差分布に係る情報である電位差分布情報を取得し、分析装置20に対して送信する機能を有する。口腔測定装置10は、機能ブロックとしては、図1に示すように電位差情報取得部11、位置情報取得部12、及び、測定結果送信部13(送信部)を有する。
また、図2は、口腔測定装置10の実現例を示す。図2では、口腔測定装置10をオーラルケア装置の一種である歯ブラシ型の装置として実現した例を示している。図2に示すように、口腔測定装置10は、従来の歯ブラシと同様にヘッド部14とハンドル部15(ネック及びハンドル)を有する。ヘッド部14には、従来の歯ブラシと同様に複数の毛束16が設けられるが、そのうちの一部が毛束16ではなく、電極17A〜17Hとなっている。図2に示す口腔測定装置10の場合、円形のヘッド部14の外周に沿って8つの電極17A〜17Hが設けられている。電極17A〜17Hは、それぞれ先端において導体が露出している。ヘッド部14の内部には、ヘッド部14の外周に沿って隣接する電極間(例えば、電極17Aと電極17Bとの間)に微弱電流を流すことが可能な配線(不図示)と、電極17A〜17Hにおいて、基準電位に対する電位差を計測するための配線(不図示)が設けられる。なお、口腔測定装置10には毛束16が設けられていなくてもよいが、毛束16が設けられている場合には、従来の歯ブラシとしての機能と、口腔測定装置10としての機能を両立することができる。
電位差情報取得部11は、対象物内に微弱電流を流すと共に、微弱電流を流した際に発生する電位差に係る情報である電位差情報を取得する。この電位差情報取得部11は、電極17A〜17Hと、上記の電極間の配線と、各電極における電位差計測を行う電位差測定部と、電源と、により実現される。
電位差情報取得部11による電位差情報の取得方法について説明する。まず、電極17A〜17Hの先端の導体が露出している部分を対象物の表面に接触させる。その状態で、電極17Aと電極17Bとの間に微弱電流を流した際に、その他の電極(17C〜17H)において微弱電流に係る基準電位に対する電位差を計測する。電極17C〜17Hでは、それぞれ、電極17Aと電極17Bとの間の対象物内部を流れた微弱電流に由来する電位差が計測される。対象物の組織の種類や構造等に応じて電気伝導率が異なるので、電極17C〜17Hでは、それぞれ対象物の内部の構造に由来する電位差に係る情報が取得される。次に、配線を変更して、電極17Bと電極17Cとの間に微弱電流を流した際に、その他の電極(17A,17D〜17H)において微弱電流に係る基準電位に対する電位差を計測する。この計測を7回繰り返すと、対象物のうち8つの電極17A〜17Hの先端が接触している領域での電位差分布情報を取得することができる。すなわち、本実施形態において「電位差分布情報」とは、口腔測定装置10における複数の電極により取得された電位差の分布に係る情報であり、特定の電極で計測された電位差に係る1つのデータを指しているものではない。
なお、電極17A〜17Hにより対象物内の流れる電流、電位差の計測、及び、配線の切り替え等に必要な電力を供給するために、口腔測定装置10内に電源部等が設けられていてもよい。また、口腔測定装置10と分析装置20とが例えば有線により接続されている場合には、分析装置20側から電力を供給する構成としてもよい。
図1に戻り、位置情報取得部12は、口腔測定装置10の位置に係る情報を取得する。位置情報取得部12により取得される口腔測定装置10の位置に係る情報は、電位差計測が行われる電極の位置(対象者の口腔内での電極の位置)を特定するために用いられる情報である。位置情報取得部12としては、例えば、加速度センサ及びジャイロセンサのように、ある位置からの自装置の移動方向及び移動量、すなわち、基準位置に対する自装置(特に、電極)の相対位置を検出可能なセンサ群を用いることができる。また、位置情報取得部12は、対象者の口腔内において電位差計測が行われる口腔測定装置10の位置を直接特定することが可能な構成としてもよい。
測定結果送信部13は、電位差情報取得部11において取得された電位差情報と、位置情報取得部12において取得された電位差情報の取得が行われた位置に係る情報と、を組み合わせて分析装置20に対して送信する機能を有する。
次に、分析装置20について説明する。分析装置20は、測定結果受信部21(受信部)と、測定位置特定部22と、カメラ23(撮像部)と、断面画像生成部24と、断面画像保存部25と、変化検出部26と、を含んで構成される。
測定結果受信部21は、口腔測定装置10から送信される電位差情報及び各電極の位置に係る情報を受信する機能を有する。
測定位置特定部22は、口腔測定装置10から送信される電位差情報の取得位置に係る情報に基づいて、電位差情報が取得された口腔内の位置を特定する機能を有する。ここでの電位差情報が取得された口腔内の位置とは、電位差情報に含まれる各電極で計測された電位差がどこで取得されたかを示す情報である。口腔測定装置10では、ヘッド部14上での電極17A〜17Hの位置関係は変わらないので、ヘッド部14の位置が特定できれば、各電極が口腔内のどこで電位差を計測したかを特定することができる。
口腔測定装置10において取得されて分析装置20に対して送信される電位差情報の取得位置に係る情報が、対象者の口腔内における口腔測定装置10の位置を特定することが可能な情報である(例えば、口腔測定装置10と口腔内の各部との対応関係を特定可能な情報である)場合には、測定位置特定部22では、口腔測定装置10から送信された情報をそのまま電位差情報が取得された口腔内の位置を特定した情報とすることができる。一方、口腔測定装置10から送信される電位差情報の取得位置に係る情報が、基準位置に対する口腔測定装置10の相対位置を特定する情報である場合には、後述のカメラ23により撮像される画像と組み合わせて、電位差情報が取得された際の口腔内での口腔測定装置10の位置を特定する。
カメラ23は、対象者の口腔内での口腔測定装置10(特に、電極17A〜17H)の位置を特定するための基準位置を決めるための画像を取得する機能を有する。口腔測定装置10が基準位置に設けられている場合に、この口腔測定装置10が対象者の口腔内のどこに位置するかを示す画像であり、且つ、口腔測定装置10が移動する口腔内の大きさ等を示す情報である。例えば、対象者の口腔内の特定の位置(例えば、上前歯の前面)を基準位置と決め、当該基準位置に対して口腔測定装置10のヘッド部14上の電極17A〜17Hを当接した状態で、カメラ23により対象者の口腔内を撮像した画像を作成する。画像における口腔測定装置10の大きさや位置を利用すると、画像に含まれる対象者の口腔の大きさ等も画像から認識することができる。これにより、口腔測定装置10の基準位置に対する相対移動量から、口腔測定装置10が対象者の口腔内のどの位置まで移動したかを、上記の基準位置で撮像した画像と組み合わせて推定することが可能となる。このカメラ23において取得された基準位置に口腔測定装置10を配置した際の対象者の口腔内の画像と、口腔測定装置10から送信される口腔測定装置10の相対移動に係る情報と、を組み合わせることで、測定位置特定部22は電位差情報の取得が行われた際の口腔測定装置10の口腔内での位置を特定することが可能となる。
なお、分析装置20がカメラ23を保持することに代えて、外部装置等で撮像された基準位置に口腔測定装置10を配置した際の対象者の口腔内の画像を分析装置20が取得して、測定位置特定部22において電位差の計測を行う際の口腔内での口腔測定装置10の位置の特定に利用する構成としてもよい。
断面画像生成部24は、測定位置特定部22において特定された電位差の計測を行う際の口腔内での口腔測定装置10の各電極の位置と、各電極において計測された電位差に係る情報とを、組み合わせて再構成することで、口腔内の断面画像を生成する。断面画像の再構成には、有限要素法等の公知の解析手法が用いられる。
断面画像保存部25は、断面画像生成部24により作成された断面画像を、画像の作成日時を特定する情報と対応付けて保存する機能を有する。同一の対象者に係る複数の断面画像を同時に作成する場合には、どの領域に対する断面画像であるかを特定する情報が断面画像に対応付けられる。また、当然ながら、複数の対象者に係る断面画像を保存する場合には、対象者を特定する情報も断面画像に対応付けられる。
変化検出部26は、断面画像保存部25において保存される断面画像を比較しながら、口腔内の状況の変化の有無を評価する機能を有する。同一の対象者の口腔内の同一の場所を撮像した断面画像は、口腔内の状況が変化していない場合には同一となるはずである。しかしながら、口腔内に何らかの変化がある(例えば、歯肉炎又は歯周病が進行している)場合には、断面画像にも何らかの変化が生じると考えられる。そこで、変化検出部26では、過去に撮像された断面画像と、最新の断面画像とを比較して変化の有無を確認する。そして、何らかの変化がある場合には、分析装置20のユーザに通知する。これにより、分析装置20のユーザは、断面画像において何らかの変化があったことを認識することができる。
次に、図3を参照しながら、口腔測定システム1による口腔測定に係る一連の流れについて説明する。
まず、分析装置20のカメラ23を利用して、対象者の口腔内の基準位置に対して口腔測定装置10のヘッド部14上の電極17A〜17Hを当接した状態で、対象者の口腔内を撮像し、口腔内の画像情報を取得する。カメラ23により撮像された画像情報は測定位置特定部22へ送られる。また、口腔測定装置10においては、カメラ23による撮像を行った位置を基準位置として認識した上で、位置情報取得部12において口腔測定装置10のユーザによる口腔測定装置10の基準位置からの移動を記録し位置情報を取得する(S01)。
次に、口腔測定装置10の電位差情報取得部11では、口腔測定装置10の電極17A〜17Hを用いた電位差の計測を行い、その結果から得られる対象物における電位差分布に係る情報を電位差情報として取得する(S02)。また、電位差情報取得部11で取得された電位差情報は、位置情報取得部12において取得された口腔測定装置10の移動に係る位置情報と組み合わせて、測定結果送信部13から分析装置20に対して送信される。
次に、分析装置20の測定結果受信部21において、口腔測定装置10からの電位差情報及び位置情報を取得する。そして、測定位置特定部22では、口腔測定装置10から送信された位置情報と、測定位置特定部22において保持されている対象者の口腔内の画像とを組み合わせて、電位差の計測が行われた位置(測定位置)を特定する(S03)。測定位置の特定に係る処理は、電位差の計測が行われた電極毎に行われる。
次に、断面画像生成部24では、口腔測定装置10から送信された電位差情報と、測定位置特定部22において特定された電位差計測が行われた電極の位置と、に基づいて、対象者の口腔内の断面画像を生成する(S04)。その後、この断面画像は、断面画像保存部25において保存される(S05)。
なお、口腔測定装置10を用いて、口腔内の複数個所での断面画像を生成する場合には、口腔測定装置10を移動させて上記の一連の処理(S01〜S05)を繰り返す。ただし、対象者の口腔に対する口腔測定装置10の基準位置の決定は、繰り返さなくてもよい。すなわち、同一の対象者の口腔内の測定を繰り返す場合には、最初に決められた口腔測定装置10の基準位置を利用して、電位差情報を取得した際の口腔測定装置10の位置を特定することを繰り返してもよい。
上記の一連の処理(S01〜S05)は、口腔測定装置10において口腔内の電位差の計測が行われる度に行われるものである。ただし、分析装置20における断面画像の生成を口腔測定装置10において口腔内の電位差の計測の度に行わず、口腔測定装置10における複数回の電位差の計測結果から、複数の断面画像をまとめて生成する態様としてもよい。
以降の処理(S06〜S08)は、分析装置20において対象者の口腔内に変化があるかを検出する処理に関するものである。まず、変化検出部26では、断面画像保存部25において保存されている同一対象者の口腔内の同一領域の断面画像について、時系列での画像の分析を行い、画像の変化を検出する(S06)。画像の変化の検出の有無を判定するためには、公知の画像分析のアルゴリズム等を用いることができる。時系列での画像の分析の時系列幅は適宜変更することができるが、例えば、数日〜1か月程度とすることができる。
次に、変化検出部26において、画像分析により画像の変化があるか否かを判定し(S07)、変化があると判定された場合(S07−YES)には、ユーザに対してその結果をアラーム等により通知して(S08)、処理を終了する。一方、変化がないと判定された場合(S07−NO)には、そのまま処理を終了する。なお、この場合にも、変化がない旨をユーザに通知する構成としてもよい。
このように、本実施形態に係る口腔測定システム1では、対象者の口腔内で微弱電流を流した際に生じる電位差の分布を示す電位差分布情報を取得する口腔測定装置10と、口腔測定装置10で計測された電位差分布情報から口腔内の断面画像を作成し、口腔内の変化を検出する分析装置20と、を含む口腔測定システムであって、口腔測定装置10は、対象者の口腔内での電位差分布情報を取得する電位差情報取得部11と、電位差分布情報を分析装置に対して送信する送信部としての測定結果送信部13と、を有し、分析装置20は、口腔測定装置10からの電位差分布情報を受信する受信部としての測定結果受信部21と、対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を特定する測定位置特定部22と、口腔測定装置10から送信された電位差分布情報と、測定位置特定部22により特定された電位差分布情報が取得された位置と、に基づいて口腔内の断面画像を生成する断面画像生成部24と、断面画像生成部24により生成された断面画像を保存する断面画像保存部25と、断面画像保存部25により保存された断面画像の時系列の変化を検出する変化検出部26と、を有する。
上記の口腔測定システム1によれば、口腔測定装置10を用いて、対象者の口腔内で微弱電流を流した際に生じる電位差の分布を示す電位差分布情報が取得される。そして、口腔測定装置10から分析装置20に対して電位差分布情報が送信されて、分析装置20の断面画像生成部24において、口腔内の断面画像が作成された後、断面画像保存部25において保存される。そして、分析装置20の変化検出部26において、断面画像の時系列の変化が検出される。このように、口腔測定システム1では、口腔測定装置10により取得された電位差分布情報を利用して断面画像を作成したうえで、変化の有無を評価することができるため、口腔内の状況をより精度よく測定することができる。また、口腔測定システム1では、微弱電流を流した際の電位差の分布を利用して、すなわち、電気インピーダンス・トモグラフィを利用して、断面画像を作成することで、口腔内の断面画像を非侵襲的に且つ対象者の負担を少なく作成することを実現している。
また、上記実施形態の口腔測定システム1において、口腔測定装置10は、口腔内の特定の位置である基準位置に対する自装置の相対位置に係る情報を取得する位置情報取得部12を有し、口腔測定装置10の測定結果送信部13は、位置情報取得部12で取得された基準位置に対する自装置の相対位置に係る情報を、電位差分布情報に対応付けて分析装置20に対して送信し、分析装置20の測定結果受信部21は、基準位置に対する口腔測定装置10の相対位置に係る情報を電位差分布情報と共に受信し、分析装置20の測定位置特定部22は、基準位置に口腔測定装置10を配置した場合の口腔内の画像を保持し、当該画像と、基準位置に対する口腔測定装置10の相対位置に係る情報と、に基づいて、対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を特定する態様とすることができる。
このように、口腔測定装置10においては、口腔内の特定の位置である基準位置に対する口腔測定装置10の相対位置に係る情報を取得し、分析装置20の測定位置特定部22では、基準位置に口腔測定装置10を配置した場合の口腔内の画像と、基準位置に対する口腔測定装置10の相対位置に係る情報と、に基づいて、対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を特定する構成とすることで、口腔測定装置10において、対象者の口腔の形状等を把握しなくてもよく、基準位置に対する相対位置の情報のみを取得すればよくなる。したがって、口腔測定装置10をより簡便な構造とすることができる。
また、分析装置20は、基準位置に口腔測定装置10を配置した場合の口腔内の画像を撮像する撮像部としてのカメラ23を有する態様とすることができる。
上記のように、分析装置20においてカメラ23を保持することで、対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を特定するために必要な基準位置に口腔測定装置10を配置した場合の口腔内の画像を分析装置20において撮像することが可能となる。したがって、外部装置等において取得された画像を取得する必要がなくなる。
次に、口腔測定装置の変形例として、図4を参照しながらマウスピース型の口腔測定装置30について説明する。上記で説明した口腔測定装置10は、装置自体がユーザの動作によって口腔内を移動することになる。したがって、基準位置に対する口腔測定装置10の相対位置を検出して、この情報を用いて電位差分布情報を取得した位置を特定する必要があった。これに対してマウスピース型の口腔測定装置30の場合、口腔測定装置30が口腔内の歯および歯肉の周囲に固定される。
図4(A)は、口腔測定装置30の斜視図であり、図4(B)は、口腔測定装置30の平面図である。図4では、口腔測定装置30が一方の顎側の歯及び歯肉を覆うマウスピース型である場合を示している。この場合、口腔測定装置30は、歯の先端と当接する底面部31と、歯の表面及びその下部の歯肉と当接する表壁部32と、歯の裏面及びその下部の歯肉と当接する裏壁部33と、を含む。また、複数の電極部35は、表壁部32及び裏壁部33に設けられ、特に、口腔測定装置30を対象者に取り付けた場合に、歯肉と対向する位置に設けられる。口腔測定装置30では、表壁部32には電極部35が17個設けられ、裏壁部33には電極部35が13個設けられているが、電極部の数は適宜変更される。このよう構成を有する口腔測定装置30においても、2つの電極間に微弱電流を流した際の口腔内(特に歯肉周辺)の電位差の分布を測定することができる。したがって、当該結果に基づいて断面画像を再構成することが可能となる。
ただし、口腔測定装置30は、装置を口腔内に固定して用いられることから、口腔内での装置の移動が想定されていない。つまり、口腔測定装置10の位置情報取得部12のように、基準位置に対する自装置の相対位置を示す情報は不要となる。そのため、口腔測定装置30では、位置情報取得部12において、基準位置に対する自装置の相対位置を示す情報を取得することに代えて、口腔内における自装置の位置を示す情報を取得して分析装置20に対して送信することになる。口腔測定装置30の場合、口腔内における自装置の位置を示す情報とは、自装置が上顎側に装着されているか、下顎側に装着されているか、を示す情報等である。また、分析装置20の測定位置特定部22では、口腔測定装置30から送信される口腔内における自装置の位置を示す情報を、そのまま対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を示す情報として利用することができる。また、このような構成の場合、分析装置20は、カメラ23の機能を有している必要はない。
このように、口腔測定装置30では、口腔内での自装置の位置に係る情報を取得する位置情報取得部12を有し、口腔測定装置30の測定結果送信部13は、位置情報取得部12で取得された口腔内での自装置の位置に係る情報を、電位差分布情報に対応付けて分析装置20に対して送信し、分析装置20の測定結果受信部21は、口腔内での口腔測定装置30の位置に係る情報を電位差分布情報と共に受信し、測定位置特定部22は、口腔内での口腔測定装置30の位置に係る情報を用いて、対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を特定する態様とすることができる。
このような構成、すなわち、口腔測定装置30側で自装置の位置に係る情報を保持し、分析装置20においてこれを利用する構成とすることで、分析装置20の測定位置特定部22において口腔測定装置30により電位差分布情報が取得された位置を特定するための計算等を簡略化することができる。また、口腔測定装置30においても、口腔測定装置10と同様に、電位差分布情報を利用して断面画像を作成したうえで、変化の有無を評価することができるため、口腔内の状況をより精度よく測定することができる。
なお、本発明の実施形態は、上記で説明したものに限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、口腔測定装置は、上記で説明した歯ブラシ型またはマウスピース型に限定されない。また、対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を示す情報を取得する方法は、上記実施形態で説明したものに限定されず、例えば、分析装置20側で口腔測定装置を撮像することで、対象者の口腔内において電位差分布情報が取得された位置を示す情報を取得する方法等を用いることもできる。
また、上記実施形態では、口腔測定装置と分析装置とによって口腔測定システムが構成される場合について説明したが、口腔測定装置及び分析装置の機能は、それぞれ複数装置の組み合わせによって実現されていてもよい。また、口腔測定装置としての機能と分析装置としての機能が一台の装置に搭載されていてもよい。この場合、口腔測定装置における送信部、及び、分析装置における受信部は、装置内での情報の受け渡しに係る機能を指し示すことになる。
(その他)
上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態における分析装置20は、本実施形態の分析装置20の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図5は、本実施形態に係る口腔測定装置10及び分析装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の口腔測定装置10及び分析装置20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。口腔測定装置10及び分析装置20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
口腔測定装置10及び分析装置20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、測定位置特定部22は、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、分析装置20の測定位置特定部22は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(ElectricallyErasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、分析装置20の測定結果受信部21などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、分析装置20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した場合においては、その要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。
本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
1…口腔測定システム、10,30…口腔測定装置、11…電位差情報取得部、12…位置情報取得部、13…測位結果送信部、20…分析装置、21…測定結果受信部、22…測定位置特定部、23…カメラ、24…断面画像生成部、25…断面画像保存部、26…変化検出部。

Claims (4)

  1. 対象者の口腔内で微弱電流を流した際に生じる電位差の分布を示す電位差分布情報を取得する口腔測定装置と、前記口腔測定装置で計測された前記電位差分布情報から前記口腔内の断面画像を作成し、過去の断面画像と比較することで前記口腔内の状況の変化を検出する分析装置と、を含む口腔測定システムであって、
    前記口腔測定装置は、
    前記対象者の口腔内での前記電位差分布情報を取得する電位差情報取得部と、
    前記電位差分布情報を前記分析装置に対して送信する送信部と、
    を有し、
    前記分析装置は、
    前記口腔測定装置からの前記電位差分布情報を受信する受信部と、
    前記対象者の口腔内において前記電位差分布情報が取得された位置を特定する測定位置特定部と、
    前記口腔測定装置から送信された前記電位差分布情報と、前記測定位置特定部により特定された前記電位差分布情報が取得された位置と、に基づいて前記口腔内の断面画像を生成する断面画像生成部と、
    前記断面画像生成部により生成された前記断面画像を保存する断面画像保存部と、
    前記断面画像保存部により保存された前記断面画像の時系列の変化を検出する変化検出部と、
    を有する、口腔測定システム。
  2. 前記口腔測定装置は、前記口腔内の特定の位置である基準位置に対する自装置の相対位置に係る情報を取得する位置情報取得部を有し、
    前記口腔測定装置の前記送信部は、前記位置情報取得部で取得された前記基準位置に対する自装置の相対位置に係る情報を、前記電位差分布情報に対応付けて前記分析装置に対して送信し、
    前記分析装置の受信部は、前記基準位置に対する前記口腔測定装置の相対位置に係る情報を前記電位差分布情報と共に受信し、
    前記分析装置の前記測定位置特定部は、前記基準位置に前記口腔測定装置を配置した場合の前記口腔内の画像を保持し、前記画像と、前記基準位置に対する前記口腔測定装置の相対位置に係る情報と、に基づいて、前記対象者の口腔内において前記電位差分布情報が取得された位置を特定する、請求項1に記載の口腔測定システム。
  3. 前記分析装置は、前記基準位置に前記口腔測定装置を配置した場合の前記口腔内の画像を撮像する撮像部を有する、請求項2に記載の口腔測定システム。
  4. 前記口腔測定装置は、前記口腔内での自装置の位置に係る情報を取得する位置情報取得部を有し、
    前記口腔測定装置の前記送信部は、前記位置情報取得部で取得された前記口腔内での自装置の位置に係る情報を、前記電位差分布情報に対応付けて前記分析装置に対して送信し、
    前記分析装置の受信部は、前記口腔内での前記口腔測定装置の位置に係る情報を前記電位差分布情報と共に受信し、
    前記測定位置特定部は、前記口腔内での前記口腔測定装置の位置に係る情報を用いて、前記対象者の口腔内において前記電位差分布情報が取得された位置を特定する、請求項1に記載の口腔測定システム。
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