JP6859917B2 - 角速度導出装置および角速度導出方法 - Google Patents
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Description
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本実施例は、車両等に搭載され、3軸のジャイロセンサを使用して角速度を導出する角速度導出装置に関する。角速度導出装置は、3軸の加速度センサから導出した初期姿勢を3軸のジャイロセンサの出力値によって更新し、更新された姿勢と前回の姿勢との差分から角速度を導出する。姿勢角は、3軸のジャイロセンサを車両等に取り付ける際に生じる傾きや、坂あるいはバンク等の車両状態による傾きを合成したものであり、最終的に地表水平面を基準とした上下/前後/左右の3軸に対して求められる。3軸のジャイロセンサの出力値である角速度は、センサ自体を基準とした座標系で表されており、地表水平面を基準とした座標系で表されていない。そのため、3軸のジャイロセンサから出力された角速度を、地表水平面を基準とした座標系に座標変換する必要がある。
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、3軸のジャイロセンサを使用して角速度を導出する角速度導出装置に関する。本実施例では、姿勢の更新によって蓄積される姿勢角の誤差、およびそれによって生ずるヨー角速度の導出精度の悪化を抑制することを目的とする。3軸の加速度センサの出力値から計算された初期姿勢を3軸ジャイロセンサの出力値によって更新する場合、時間の経過とともに、計算に使用する3軸のジャイロセンサのオフセットおよび感度の誤差が姿勢に蓄積される。これにより、姿勢の精度が悪化するため、その差分から計算される角速度の精度も悪化する。一方、1軸のジャイロセンサの出力値から角速度を導出する場合、車両の姿勢の変化による検出軸の傾きの影響を受け、精度が悪化する。
次に、実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、3軸のジャイロセンサを使用して角速度を導出する角速度導出装置に関する。また、実施例3は、実施例2と同様に、姿勢の更新によって蓄積される姿勢角の誤差、およびそれによって生ずるヨー角速度の導出精度の悪化を抑制することを目的とする。本実施例に係る角速度導出装置でも、角速度を導出するための2種類の処理について、精度の高い方の処理を選択して実行することによって、角速度の導出精度を高める。具体的には、3軸の加速度センサの出力値から初期姿勢を導出した後、温度の変化が導出される。角速度導出装置は、温度の変化がしきい値以上になった場合、1軸のジャイロセンサの出力値から導出した角速度を出力する。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
次に、実施例4を説明する。実施例4は、これまでと同様に、3軸のジャイロセンサを使用して角速度を導出する角速度導出装置に関する。また、実施例4は、実施例2、3と同様に、姿勢の更新によって蓄積される姿勢角の誤差、およびそれによって生ずるヨー角速度の導出精度の悪化を抑制することを目的とする。本実施例に係る角速度導出装置でも、角速度を導出するための2種類の処理について、精度の高い方の処理を選択して実行することによって、角速度の導出精度を高める。具体的には、3軸のジャイロセンサの出力値によって更新された姿勢のピッチ角と、3軸の加速度センサと速度センサから算出したピッチ角との差分が導出される。角速度導出装置は、差分がしきい値以上になった場合、1軸のジャイロセンサの出力値から導出した角速度を出力する。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
Claims (3)
- 移動体に搭載可能な角速度導出装置であって、
3軸の加速度センサの出力値をもとにオイラー角表現の初期姿勢を導出する初期姿勢導出部と、
前記初期姿勢導出部において導出したオイラー角表現の初期姿勢をクォータニオンによる初期姿勢に変換する第1変換部と、
前記第1変換部において変換したクォータニオンによる初期姿勢を初期値として、3軸のジャイロセンサの出力値を順次代入しながら、クォータニオンによる姿勢の微分方程式を繰り返し解くことによって、クォータニオンによる姿勢を更新する更新部と、
前記更新部により更新したクォータニオンによる姿勢をオイラー角表現の姿勢に変換する第2変換部と、
前記第2変換部において変換したオイラー角表現の姿勢の時間変化をもとに角速度を導出する角速度導出部と、
本移動体の速度を取得する取得部と、
前記取得部において取得した速度がしきい値よりも低い場合に、前記3軸の加速度センサの出力値の分散値、あるいは前記3軸のジャイロセンサの出力値の分散値をもとに、前記初期姿勢導出部における導出期間を調節する制御部と、
を備えることを特徴とする角速度導出装置。 - 前記制御部は、前記取得部において取得した速度がしきい値よりも低い場合に、前記3軸の加速度センサの出力値の分散値、あるいは前記3軸のジャイロセンサの出力値の分散値が大きくなると、前記初期姿勢導出部における導出期間を長くさせることを特徴とする請求項1に記載の角速度導出装置。
- 移動体に搭載可能な角速度導出装置における角速度導出方法であって、
3軸の加速度センサの出力値をもとにオイラー角表現の初期姿勢を導出するステップと、
導出したオイラー角表現の初期姿勢をクォータニオンによる初期姿勢に変換するステップと、
変換したクォータニオンによる初期姿勢を初期値として、3軸のジャイロセンサの出力値を順次代入しながら、クォータニオンによる姿勢の微分方程式を繰り返し解くことによって、クォータニオンによる姿勢を更新するステップと、
更新したクォータニオンによる姿勢をオイラー角表現の姿勢に変換するステップと、
変換したオイラー角表現の姿勢の時間変化をもとに角速度を導出するステップと、
本移動体の速度を取得するステップと、
取得した速度がしきい値よりも低い場合に、前記3軸の加速度センサの出力値の分散値、あるいは前記3軸のジャイロセンサの出力値の分散値をもとに、前記オイラー角表現の初期姿勢の導出期間を調節するステップと、
を備えることを特徴とする角速度導出方法。
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