JP6858914B1 - 情報処理方法、情報処理システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理方法、情報処理システム、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】顔認証を活用して占有スペースに所有者がいなくても訪問者が占有スペースに入ることができるため利便性が高く、またセキュリティ性の高い顔認証方法、顔認証システム、プログラムおよび記録媒体を提供する。【解決手段】顔認証システム10により行われる顔認証方法は、占有スペースの入口に設置された施錠システム40の撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報を受け付けると、撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報と記録されている訪問者の顔画像に関する情報とを比較するとともに撮像装置42により訪問者の顔画像が撮像された日時と事前に登録されている訪問日時情報とを比較することにより訪問者の認証を行い、訪問者の認証が行われると、開錠指令を施錠システム40の施錠装置44に送信するとともに開錠完了通知を所有者のユーザ端末20に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理方法、情報処理システム、プログラムおよび記録媒体に関する。
従来、顔データに基づいて認証を行う顔認証システムとして、入力された入力顔データと、予め登録された登録顔データとを照合して本人認証を行う顔認証システムが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載された顔認証システムでは、カメラにより撮像された撮像画像中の顔部分の画像を用いて対象人物を認証する。また、特許文献2に記載された顔認証システムでは、例えば登録される顔画像が4つの場合、2つを精度保証用の顔パターンとし、1つを外乱成分吸収用の顔パターンとし、1つを更新対象用の顔パターンとしている。そして、新たに顔パターンを登録するときには、事前に登録されている4つの顔パターンのうち、新たに登録される顔パターンとの類似度が2番目に低い更新対象用の顔パターンを削除する。すなわち、新たに登録される顔パターンとの類似度が一番低い外乱成分吸収用の顔パターンを残すことにより、環境のばらつきに順応して顔認証を行う。
特開2019−197426号公報 特開2006−72540号公報
占有スペースを所有する所有者の関係者である訪問者が占有スペースを訪問する際に訪問者の顔認証を行うことにより占有スペースに所有者がいなくても訪問者が占有スペースに入ることができるようになると便利であるが、従来はこのようなシステムは存在しなかった。
顔認証を行うにあたりユーザ端末により登録を行うことができるためユーザにとっての利便性を向上させることができる情報処理方法、情報処理システム、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の情報認証方法は、
顔認証システムにより行われる情報処理方法であって、
追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を登録必要情報送信手段によりユーザ端末に送信する工程と、
ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける工程と、
け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する工程と、
を備えている。
本発明の顔認証システムは、
追加登録申請情報を受け付ける追加登録申請情報受付手段と、
追加登録申請情報を前記追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報をユーザ端末に送信する登録必要情報送信手段と、
ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける訪問者登録情報受付手段と、
前記訪問者登録情報受付手段により受け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する記録手段と、
を備えている。
本発明のプログラムは、
情報処理システムのプロセッサにより実行されるプログラムであって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行することにより、
追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を登録必要情報送信手段によりユーザ端末に送信する工程と、
ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける工程と、
受け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する工程と、
が行われる。
本発明の記録媒体は、
情報処理システムのプロセッサにより実行されるプログラムが記録される記録媒体であって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行することにより、
追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を登録必要情報送信手段によりユーザ端末に送信する工程と、
ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける工程と、
受け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する工程と、
が行われる。
本発明の情報処理方法、情報処理システム、プログラムおよび記録媒体によれば、顔認証を行うにあたりユーザ端末により登録を行うことができるためユーザにとっての利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態による顔認証システムを概略的に示す図である。 図1に示す顔認証システムにおいて訪問者が初めて占有スペースを訪問する前に訪問者情報を事前に登録する際の情報のやり取りを示す説明図である。 図1に示す顔認証システムにおいて訪問者が初めて占有スペースを訪問する際の情報のやり取りを示す説明図である。 図1に示す顔認証システムにおいて訪問者が2回目以降に占有スペースを訪問する際の情報のやり取りを示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図4は、本実施の形態に係る顔認証システムおよびこのような顔認証システムを用いた顔認証方法を示す図である。
本実施の形態による顔認証システム10および顔認証方法は、占有スペースを所有する所有者の関係者である訪問者が占有スペースを訪問する際に訪問者の顔認証を行うことにより占有スペースに所有者がいなくても訪問者が占有スペースに入ることができるようにするものである。なお、本発明では、占有スペースとは、マンションの一室や一戸建て住宅の内部空間のことをいう。また、占有スペースは、貸会議室やマンションの共有エリアであってもよい。また、所有者は、占有スペースを所有していたり占有スペースの管理権限を有したりすればよく、所有者は占有スペースに住む者に限定されることはない。例えば、旅行者が対価を占有スペースの所有者に支払うことによりこの所有者の占有スペースに旅行者を宿泊させる民泊にも本発明を適用することができる。すなわち、この場合は旅行者が訪問者となる。また、占有スペースがマンションの賃貸の部屋である場合には、所有者はこの部屋を借りている賃借人であってもよい。
図1に示すように、本実施の形態による顔認証システム10は、訪問者受付システム12および顔認証クラウド14を有している。また、占有スペースの入口には施錠システム40が設置されている。例えば、占有スペースが一戸建て住宅の内部空間である場合には、一戸建て住宅の外壁における入口扉の近傍に施錠システム40が設置されている。また、占有スペースがマンションの一室や共有エリアである場合には、マンションの外壁における各戸の入口扉の近傍またはマンション自体のオートロックシステムが導入されたエントランス、エレベータ等に施錠システム40が設置されている。また、1つのマンションで例えばエントランス、エレベータおよび各戸の入口扉のうち複数のものに施錠システム40が設置されるように、セキュリティ性をより向上させるために施錠システム40が何重にわたって設置されていてもよい。施錠システム40は、撮像装置42および施錠装置44を有している。撮像装置42および施錠装置44はLANケーブル等の配線により互いに接続されている。撮像装置42は、所有者の占有スペースに来訪した訪問者の顔画像を撮像することができるようになっている。また、撮像装置42はインターネット回線等のネットワークに通信可能に接続されている。また、施錠装置44は、一戸建て住宅やマンションの入口扉の施錠および開錠を行うことができるようになっている。また、施錠装置44がマンション自体のオートロックシステムが導入されたエントランスに設置されている場合には、このエントランスにある入口扉の施錠および開錠を行うことができるようになっている。また、施錠装置44がエレベータに設置されている場合には、施錠装置44が開錠を行うとエレベータが昇降したり所定の階に止まったりすることができるようになっていてもよい。訪問者受付システム12は、施錠システム40の撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像を用いて認証を行うことにより、施錠装置44による入口扉の開錠を行うようになっている。また、顔認証クラウド14は、事前に登録された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を含む訪問者の登録情報を記憶するようになっている。顔認証システム10および施錠システム40はインターネット回線等のネットワークを介して通信可能に接続されている。また、訪問者が所持するスマートフォン等のユーザ端末30および所有者が所持するスマートフォン等のユーザ端末20はそれぞれインターネット回線等のネットワークを介して顔認証システム10に通信可能に接続されている。
顔認証システム10の訪問者受付システム12は例えばコンピュータ等から構成されており、当該訪問者受付システム12はCPU等のプロセッサ12aと、プログラムを記憶するメモリ12b(記録媒体)とを有している。そして、プロセッサ12aは、メモリ12bに記憶されているプログラムを実行することにより、後述する様々な処理を行うようになっている。なお、プロセッサ12aにより実行されるプログラムはメモリ12bに記憶されているものに限定されることはない。外部装置から顔認証システム10に送信されたプログラムや、顔認証システム10に着脱自在に装着される記録媒体に記憶されているプログラムをプロセッサ12aが実行することにより、後述する様々な処理が行われてもよい。
次に、このような構成からなる顔認証システム10により訪問者の認証を行う際の処理内容について図2乃至図4を用いて説明する。
まず、本実施の形態による顔認証システム10において訪問者が初めて所有者の占有スペースを訪問する前に訪問者情報を事前に登録する際の処理内容について図2を用いて説明する。占有スペースの所有者は、事前にユーザ端末20に訪問者受付サービスのアプリケーションをインストールしておく。このようなアプリケーションにより所有者は訪問者の登録を行うことができる。具体的には、所有者と訪問者との間で電話やメール、チャットや会話アプリ等により訪問者が占有スペースを訪問する日時等が確定すると、所有者は自分のユーザ端末20において訪問者受付サービスのアプリケーションを実行し、「追加登録申請ボタン」を押下する。所有者によって「追加登録申請ボタン」が押下されると、追加登録申請情報がユーザ端末20から顔認証システム10の訪問者受付システム12に送信される(図2の(1))。
訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、ユーザ端末20から追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段50により受け付ける。そして、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段50により受け付けると登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を登録必要情報送信手段52により所有者のユーザ端末20に自動送信する(図2の(2))。ここで、登録必要情報とは、例えば顔認証アプリのダウンロード用のURLのことをいう。所有者のユーザ端末20に送信された登録必要情報は、所有者のユーザ端末20において実行される訪問者受付サービスのアプリケーション等に表示される。
所有者は、ユーザ端末20において実行される訪問者受付サービスのアプリケーション等に表示される登録必要情報を訪問者のユーザ端末30に送信する(図2の(3))。具体的には、所有者は、訪問者受付サービスのアプリケーション等に表示される登録必要情報をコピーし、メール、チャットや会話アプリ等によりこのコピーした登録必要情報を訪問者のユーザ端末30に送信する。
訪問者は、所有者のユーザ端末20から送信された登録必要情報をユーザ端末30により受け付けると、ユーザ端末30において受け取った登録必要情報を用いて顔認証アプリをユーザ端末30にインストールする。例えば、登録必要情報が顔認証アプリのダウンロード用のURLである場合には、訪問者はユーザ端末20においてこのURLにアクセスすることにより顔認証アプリをダウンロードする。このような顔認証アプリをユーザ端末30にインストールすると、訪問者は顔認証アプリで登録情報を入力することができる。具体的には、顔認証アプリを用いることにより訪問者受付サービスを使用することを設定することができる。訪問者受付サービスの使用を設定する際に、訪問者はユーザ端末30により登録情報として自分の氏名、生年月日、性別、メールアドレス、電話番号、パスワード等を入力する。また、訪問者が訪問者受付サービスを使用することを設定する際に、訪問者受付サービスの利用規約に同意する旨の情報を入力する。なお、上述した訪問者受付サービスの使用の設定は、顔認証アプリで行うことができるようになっていてもよく、あるいは顔認証アプリとは別に行うことができるようになっていてもよい。また、訪問者は顔認証アプリにより自分の顔をユーザ端末30のカメラにより撮像する。このことにより、訪問者の顔画像データがユーザ端末30により得られる。
訪問者がユーザ端末30により訪問者受付サービスの登録を行うと、訪問者により入力された登録情報がユーザ端末30から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信される(図2の(4))。具体的には、訪問者により入力された氏名、生年月日、性別、メールアドレス、電話番号、パスワード、および訪問者の顔画像データ等に係る情報がユーザ端末30から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信される。顔認証クラウド14は、ユーザ端末30から送信された顔画像データに基づいて、所定のハッシュ関数によりハッシュ値を抽出する。このようなハッシュ値は訪問者の顔画像の特徴量として用いられる。また、顔認証クラウド14は、訪問者の識別情報(例えば、識別番号)の割り当てを行う。そして、訪問者の氏名、生年月日、性別、メールアドレス、電話番号、パスワード等の情報、および訪問者の顔画像の特徴量等に係る情報が、訪問者の識別情報に関連付けられて顔認証クラウド14に記録される。
また、顔認証クラウド14により割り当てられた訪問者の識別情報および訪問者の氏名に係る情報等が訪問者受付システム12に送られる(図2の(5))。訪問者受付システム12のメモリ12bには、訪問者の氏名が訪問者の識別情報に関連付けられて記録手段56により記録される。その後、訪問者受付システム12から所有者のユーザ端末20には訪問者の氏名に係る情報を含む登録完了情報が登録完了情報送信手段58により送信される(図2の(6))。このことにより、所有者のユーザ端末20には訪問者の顔登録が完了した旨の情報がプッシュ通知される。
その後、所有者がユーザ端末20において訪問者受付サービスのアプリケーション等を実行し、登録完了情報送信手段58により送信された登録完了情報に含まれる訪問者の氏名をタップすると、訪問者が占有スペースを訪問する日時に係る情報をユーザ端末20により入力することができるようになる。そして、所有者がユーザ端末20により訪問者が占有スペースを訪問する日時に係る情報を入力すると、所有者のユーザ端末20から訪問者受付システム12に訪問者の氏名および訪問日時情報が送信される(図2の(7))。訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、所有者のユーザ端末20から訪問者の氏名および訪問日時情報を訪問日時情報受付手段60により受け付ける。そして、プロセッサ12aは、訪問者の氏名および訪問日時情報を訪問者の識別情報に関連付けてメモリ12bに記録する。その後、プロセッサ12aは、登録完了通知情報を登録完了通知情報送信手段62により訪問者のユーザ端末30に送信する(図2の(8))。このことにより、訪問者のユーザ端末30には、登録完了メッセージおよび訪問日時情報がプッシュ通知される。
その後、訪問者がユーザ端末30において訪問者受付サービスのアプリを実行し、受け取り通知ボタンを押下すると、訪問者のユーザ端末30から訪問者受付システム12のプロセッサ12aに受け取り通知情報が送信される(図2の(9))。プロセッサ12aは、受け取り通知情報を受け付けると、訪問者が登録完了メッセージを受け取った旨を所有者のユーザ端末20にプッシュ通知する(図2の(10))。本実施の形態では、所有者は、顔認証システム10の訪問者受付システム12から訪問者の登録完了通知を受け取った後、この訪問者受付システム12から更に受け取り通知情報を受け付けることにより、セキュリティ性を向上させることができる。より詳細に説明すると、本発明に係る顔認証システム10は、所有者の不在時に訪問者が占有スペースに入ることができるようにするものであるため、厳重なセキュリティ性が求められる。すなわち、所有者が訪問者の登録を行う際に誤って別の訪問者を登録してしまうことにより、所有者が登録していない訪問者が占有スペースに入ってしまうことを防止する必要がある。この点について、本実施の形態では、所有者は、顔認証システム10の訪問者受付システム12から訪問者の登録完了通知を受け付けるだけではなく、この訪問者受付システム12から更に受け取り通知情報を受け付ける。このことにより、もし所有者が訪問者の登録を行う際に誤って別の訪問者を登録した場合は、この別の訪問者から身に覚えのない登録の通知があった旨の連絡があったり、別の訪問者に関する受け取り通知情報を受け取ったりすることにより、所有者は登録の誤りに気付くことができるようになる。また、所有者がユーザ端末20を用いて入力した訪問者情報が第三者にハッキングされた場合でも、所有者の不在時にこの第三者が占有スペースに入ってしまうことを防止することができる。
次に、本実施の形態による顔認証システム10において訪問者が初めて占有スペースを訪問する際の処理内容について図3を用いて説明する。訪問者が占有スペースの入口に到達すると、訪問者はこの入口に設けられた施錠システム40の撮像装置42の画面で顔認証ボタンをタップする。そして、この撮像装置42に顔をかざすと、撮像装置42のカメラにより訪問者の顔が撮像される。なお、訪問者は撮像装置42を操作しなくても顔をかざすだけで撮像装置42のカメラにより訪問者の顔が撮像されるようになっていてもよい。撮像装置42は、カメラにより撮像された訪問者の顔画像データに基づいて、所定のハッシュ関数によりハッシュ値を抽出する。このようなハッシュ値は訪問者の顔画像の特徴量として用いられる。
上述したように訪問者の顔が撮像装置42のカメラにより撮像されると、この訪問者の顔画像の特徴量に係る情報が撮像装置42から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信される(図3の(1))。また、訪問者の顔画像が撮像装置42により撮像された日時(以下、撮像日時ともいう)に関する情報も撮像装置42から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信される。
顔認証システム10の顔認証クラウド14は、撮像装置42から訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を受け付けると、撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像の特徴量と、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量とを比較する。そして、撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像の特徴量が、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量に略一致すれば、この訪問者の氏名、訪問者の識別情報および撮像日時に関する情報が顔認証クラウド14から訪問者受付システム12に送信される(図3の(2))。なお、撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像の特徴量が、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量と略一致しない場合には、その後の処理は行われない。また、撮像装置42により訪問者の顔画像を一定回数撮像してもこの訪問者の顔画像の特徴量が顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量と略一致しない場合には、所有者が契約する警備会社等に通知が行われてもよい。
訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、顔認証クラウド14から送られた訪問者の氏名、訪問者の識別情報および撮像日時と、メモリ12bに記録されている訪問者の氏名、訪問者の識別情報および事前に登録されている訪問日時情報とを比較する。そして、顔認証クラウド14から送られた訪問者の氏名、訪問者の識別情報および撮像日時が、メモリ12bに記録されている訪問者の氏名、訪問者の識別情報および訪問日時情報に略一致する場合には、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは訪問者の認証を認証手段64により行う。
認証手段64により訪問者の認証が行われると、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは開錠指示を開錠指示送信手段66により施錠システム40に送信する(図3の(3))。施錠システム40が顔認証システム10の訪問者受付システム12から開錠指示を受け付けると、施錠装置44は占有スペースの入口扉の開錠を行う。このことにより、占有スペースに所有者がいなくても訪問者は占有スペースに入ることができるようになる。また、認証手段64により訪問者の認証が行われると、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは開錠完了情報を開錠完了情報送信手段68により所有者のユーザ端末20に送信する(図3の(4))。このことにより、所有者は占有スペースの入口扉の開錠が行われたことを知ることができる。なお、他の態様として、施錠装置44が占有スペースの入口扉の開錠を行った後、この施錠装置44から訪問者受付システム12のプロセッサ12aに開錠完了情報が送信されてもよい。この場合は、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、施錠装置44から開錠完了情報を受け取った後、開錠完了情報を開錠完了情報送信手段68により所有者のユーザ端末20に送信する。このようにして、顔認証システム10において訪問者が初めて占有スペースを訪問する際の処理が完了する。
なお、訪問者の顔画像の特徴量が略一致するとは、例えば、施錠システム40の撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像の特徴量と、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量との一致率が所定の閾値(例えば、80%)を超える場合のことをいう。また、撮像装置42による撮像日時が、事前に登録されている訪問日時情報と略一致するとは、撮像装置42により訪問者の顔画像が撮像された日時と、訪問者受付システム12のメモリ12bに記録されている、訪問者が占有スペースを訪問する日時との誤差が所定の時間(例えば3時間)以内であることをいう。
次に、本実施の形態による顔認証システム10において訪問者が2回目以降に占有スペースを訪問する際の処理内容について図4を用いて説明する。
所有者と訪問者との間で電話やメール、チャットや会話アプリ等により訪問者が占有スペースを訪問する日時や人数等が確定すると、所有者は自分のユーザ端末20において訪問者受付サービスのアプリケーションを実行し、訪問者の氏名および訪問者が所有者の占有スペースを訪問する日時等の情報を入力する。
所有者によってユーザ端末20に訪問者の氏名および訪問者が所有者の占有スペースを訪問する日時等の情報が入力されると、この入力された訪問者の氏名および訪問日時情報はユーザ端末20から顔認証システム10の訪問者受付システム12に送信される(図4の(1))。訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、ユーザ端末20から訪問者の氏名および訪問日時情報を訪問日時情報受付手段60により受け付ける。プロセッサ12aは、訪問者の氏名および訪問日時情報を訪問者の識別情報に関連付けてメモリ12bに記録する。そして、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、登録完了通知情報を登録完了通知情報送信手段62により訪問者のユーザ端末30に送信する(図4の(2))。このことにより、訪問者のユーザ端末30には、登録完了メッセージおよび訪問日時情報がプッシュ通知される。
その後、訪問者がユーザ端末30において訪問者受付サービスのアプリを実行し、受け取り通知ボタンを押下すると、訪問者のユーザ端末30から訪問者受付システム12のプロセッサ12aに受け取り通知情報が送信される(図4の(3))。プロセッサ12aは、受け取り通知情報を受け付けると、訪問者が登録完了メッセージを受け取った旨を所有者のユーザ端末20にプッシュ通知する(図4の(4))。2回目以降に訪問者が所有者エリアを訪問する場合でも、所有者は、訪問者が受け取り通知ボタンを押下した場合に訪問者受付システム12から登録完了通知情報を受け取った旨の通知を受け付けることにより、セキュリティ性を向上させることができる。
その後、訪問者が占有スペースの入口に到達すると、訪問者はこの入口に設けられた施錠システム40の撮像装置42の画面で顔認証ボタンをタップする。そして、この撮像装置42に顔をかざすと、撮像装置42のカメラにより訪問者の顔が撮像される。なお、訪問者は撮像装置42を操作しなくても顔をかざすだけで撮像装置42のカメラにより訪問者の顔が撮像されるようになっていてもよい。撮像装置42は、カメラにより撮像された訪問者の顔画像データに基づいて、所定のハッシュ関数によりハッシュ値を抽出する。このようなハッシュ値は訪問者の顔画像の特徴量として用いられる。
上述したように訪問者の顔が撮像装置42のカメラにより撮像されると、この訪問者の顔画像の特徴量に係る情報が撮像装置42から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信される(図4の(5))。また、撮像日時に関する情報も撮像装置42から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信される。
顔認証システム10の顔認証クラウド14は、撮像装置42から訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を受け付けると、撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像の特徴量と、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量とを比較する。そして、撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像の特徴量が、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量に略一致すれば、この訪問者の氏名、訪問者の識別情報および撮像日時に関する情報が顔認証クラウド14から訪問者受付システム12に送信される(図4の(6))。なお、撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像の特徴量が、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像の特徴量と略一致しない場合には、その後の処理は行われない。
訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、顔認証クラウド14から送られた訪問者の氏名、訪問者の識別情報および撮像日時と、メモリ12bに記録されている訪問者の氏名、訪問者の識別情報および事前に登録されている訪問日時情報とを比較する。そして、顔認証クラウド14から送られた訪問者の氏名、訪問者の識別情報および撮像日時が、メモリ12bに記録されている訪問者の氏名、訪問者の識別情報および訪問日時情報に略一致する場合には、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは訪問者の認証を認証手段64により行う。
認証手段64により訪問者の認証が行われると、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは開錠指示を開錠指示送信手段66により施錠システム40に送信する(図4の(7))。施錠システム40が顔認証システム10の訪問者受付システム12から開錠指示を受け付けると、施錠装置44は占有スペースの入口扉の開錠を行う。このことにより、占有スペースに所有者がいなくても訪問者は占有スペースに入ることができるようになる。また、認証手段64により訪問者の認証が行われると、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは開錠完了情報を開錠完了情報送信手段68により所有者のユーザ端末20に送信する(図4の(8))。このことにより、所有者は占有スペースの入口扉の開錠が行われたことを知ることができる。なお、他の態様として、施錠装置44が占有スペースの入口扉の開錠を行った後、この施錠装置44から訪問者受付システム12のプロセッサ12aに開錠完了情報が送信されてもよい。この場合は、訪問者受付システム12のプロセッサ12aは、施錠装置44から開錠完了情報を受け取った後、開錠完了情報を開錠完了情報送信手段68により所有者のユーザ端末20に送信する。このようにして、顔認証システム10において訪問者が2回目以降に占有スペースを訪問する際の処理が完了する。
以上のような構成からなる、本実施の形態に係る、顔認証システム10により行われる顔認証方法によれば、訪問者が初めて所有者の占有スペースを訪問する前に訪問者情報を事前に登録する際に、所有者のユーザ端末20から追加登録申請情報を顔認証システム10が受け付けると登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を顔認証システム10が所有者のユーザ端末20に送信する。また、訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報を顔認証システム10が受け付けると、受け付けた訪問者の登録情報を顔認証システム10に記録するとともに、顔認証システム10が登録完了情報を所有者のユーザ端末20に送信する。また、顔認証システム10が登録完了情報を所有者のユーザ端末20に送信した後、訪問者が占有スペースを訪問する日時に関する訪問日時情報を受け付けると、受け付けた訪問日時情報を顔認証システム10に記録する。また、占有スペースの入口に設置された施錠システム40の撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報を顔認証システム10が受け付けると、顔認証システム10が、撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報と記録されている訪問者の顔画像に関する情報とを比較するとともに撮像装置42により訪問者の顔画像が撮像された日時と事前に登録されている訪問日時情報とを比較することにより訪問者の認証を行う。そして、顔認証システム10において訪問者の認証が行われると、顔認証システム10が開錠指令を施錠システム40の施錠装置44に送信するとともに開錠完了通知を所有者のユーザ端末20に送信する。このような顔認証方法によれば、顔認証を活用して訪問者が所有者の占有スペースに到達したときに占有スペースに所有者がいなくても施錠装置44により入口扉が開錠されるため訪問者が占有スペースに入ることができる。よって利便性を高めることができる。また、訪問者の認証が行われると開錠完了通知が所有者のユーザ端末20に送信されるため、訪問者が占有スペースに入ったことを所有者が知ることができる。よってセキュリティ性を高めることができる。更に、訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報を顔認証システム10が受け付け、この受け付けた訪問者の登録情報が顔認証システム10に記録されると、登録完了情報が所有者のユーザ端末20に送信されるため、訪問者が情報の登録を行ったことを所有者が知ることができる。よってセキュリティ性をより一層高めることができる。
また、本実施の形態に係る顔認証方法によれば、訪問者が初めて所有者の占有スペースを訪問する前に訪問者情報を事前に登録する際に、顔認証システム10が登録完了情報を所有者のユーザ端末20に送信した後、訪問日時情報を顔認証システム10が受け付けると、顔認証システム10が訪問者のユーザ端末30に登録完了通知情報を送信する。この場合には、訪問者のユーザ端末30に登録完了通知情報を送信することにより、訪問者は所有者の占有スペースへの訪問が予約されたことを確実に認識することができる。
また、本実施の形態に係る顔認証方法によれば、顔認証システム10により所有者のユーザ端末20に送信される登録必要情報は、顔認証アプリのダウンロードに必要な情報であり、顔認証アプリにより訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報が顔認証システム10に送られる。この場合には、訪問者は所有者から教えてもらった顔認証アプリのダウンロードに必要な情報によって顔認証アプリをユーザ端末30にダウンロードすることにより、顔認証アプリを用いて訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報を顔認証システム10に送信することができるようになる。
また、本実施の形態に係る顔認証方法によれば、2回目以降に訪問者が所有者の占有スペースを訪問する際に、少なくとも訪問者の氏名および訪問日時情報を顔認証システム10が受け付けると、顔認証システム10が訪問者のユーザ端末30に登録完了通知情報を送信する。この場合には、2回目以降に訪問者が所有者の占有スペースを訪問する際には所有者はシンプルな方法で訪問者の占有スペースへの訪問を予約することができる。
また、本実施の形態に係る顔認証システム10は、訪問者が初めて所有者の占有スペースを訪問する前に訪問者情報を事前に登録する際に、所有者のユーザ端末20から追加登録申請情報を受け付ける追加登録申請情報受付手段50と、追加登録申請情報を顔認証システム10が受け付けることにより新たに割り振られた登録必要情報を所有者のユーザ端末20に送信する登録必要情報送信手段52と、訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報を受け付ける訪問者登録情報受付手段54と、訪問者登録情報受付手段54により受け付けた訪問者の登録情報を記録する顔認証クラウド14と、訪問者の登録情報が顔認証クラウド14に記録されると、登録完了情報を所有者のユーザ端末20に送信する登録完了情報送信手段58と、占有スペースの入口に設置された施錠システム40の撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報を受け付けると、撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報と顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像に関する情報とを比較するとともに撮像装置42により訪問者の顔画像が撮像された日時と事前に登録されている訪問日時情報とを比較することにより訪問者の認証を行う認証手段64と、認証手段64により訪問者の認証が行われると、開錠指令を施錠システム40の施錠装置44に送信する開錠指示送信手段66と、認証手段64により訪問者の認証が行われると、開錠完了通知を所有者のユーザ端末20に送信する開錠完了情報送信手段68とを備えている。このような顔認証システム10によれば、顔認証を活用して訪問者が所有者の占有スペースに到達したときに占有スペースに所有者がいなくても施錠装置44により入口扉が開錠されるため訪問者が占有スペースに入ることができる。よって利便性を高めることができる。また、訪問者の認証が行われると開錠完了通知が所有者のユーザ端末20に送信されるため、訪問者が占有スペースに入ったことを所有者が知ることができる。よってセキュリティ性を高めることができる。更に、訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報を顔認証システム10が受け付け、この受け付けた訪問者の登録情報が顔認証システム10に記録されると、登録完了情報が所有者のユーザ端末20に送信されるため、訪問者が情報の登録を行ったことを所有者が知ることができる。よってセキュリティ性をより一層高めることができる。
また、本実施の形態では、プロセッサ12aにより実行される、顔認証システム10により顔認証方法を行うためのプログラムおよびこのプログラムが記録された記録媒体が用いられる。ここで、プロセッサ12aがプログラムを実行することにより、訪問者が初めて所有者の占有スペースを訪問する前に訪問者情報を事前に登録する際に、所有者のユーザ端末20から追加登録申請情報を顔認証システム10が受け付けると登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を顔認証システム10が所有者のユーザ端末20に送信する。また、訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報を顔認証システム10が受け付けると、受け付けた訪問者の登録情報を顔認証システム10に記録するとともに、顔認証システム10が登録完了情報を所有者のユーザ端末20に送信する。また、顔認証システム10が登録完了情報を所有者のユーザ端末20に送信した後、訪問者が占有スペースを訪問する日時に関する訪問日時情報を受け付けると、受け付けた訪問日時情報を顔認証システム10に記録する。また、占有スペースの入口に設置された施錠システム40の撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報を顔認証システム10が受け付けると、顔認証システム10が、撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像に関する情報と記録されている訪問者の顔画像に関する情報とを比較するとともに撮像装置42により訪問者の顔画像が撮像された日時と事前に登録されている訪問日時情報とを比較することにより訪問者の認証を行う。そして、顔認証システム10において訪問者の認証が行われると、顔認証システム10が開錠指令を施錠システム40の施錠装置44に送信するとともに開錠完了通知を所有者のユーザ端末20に送信する。このようなプログラムおよび記録媒体によれば、顔認証を活用して訪問者が所有者の占有スペースに到達したときに占有スペースに所有者がいなくても施錠装置44により入口扉が開錠されるため訪問者が占有スペースに入ることができる。よって利便性を高めることができる。また、訪問者の認証が行われると開錠完了通知が所有者のユーザ端末20に送信されるため、訪問者が占有スペースに入ったことを所有者が知ることができる。よってセキュリティ性を高めることができる。更に、訪問者の顔画像に関する情報を含む訪問者の登録情報を顔認証システム10が受け付け、この受け付けた訪問者の登録情報が顔認証システム10に記録されると、登録完了情報が所有者のユーザ端末20に送信されるため、訪問者が情報の登録を行ったことを所有者が知ることができる。よってセキュリティ性をより一層高めることができる。
なお、本発明による顔認証方法や顔認証システムは、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、上記の説明では、施錠システム40の撮像装置42は、カメラにより撮像された訪問者の顔画像データに基づいて、所定のハッシュ関数によりハッシュ値を抽出し、このようなハッシュ値を訪問者の顔画像の特徴量として用いている。そして、訪問者の顔画像の特徴量が撮像装置42から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信されるようになっている。しかしながら、他の態様では、撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像データがそのまま撮像装置42から顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信されてもよい。この場合は、顔認証クラウド14は、撮像装置42から送信された訪問者の顔画像データに基づいて、所定のハッシュ関数によりハッシュ値を抽出し、このようなハッシュ値を訪問者の顔画像の特徴量として用いる。
また、別の態様として、訪問者のユーザ端末30において用いられる顔認証アプリは、ユーザ端末30のカメラにより撮像された訪問者の顔画像データそのものを顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信にする代わりに、ユーザ端末30のカメラにより撮像された訪問者の顔画像データに基づいて、所定のハッシュ関数によりハッシュ値を特徴量として抽出し、抽出された訪問者の顔画像の特徴量を顔認証システム10の顔認証クラウド14に送信してもよい。この場合は、顔認証クラウド14は、ユーザ端末30から訪問者の顔画像の特徴量を含む登録情報を受け付けると、訪問者の識別情報(例えば、識別番号)の割り当てを行う。そして、訪問者の氏名、生年月日、性別、メールアドレス、電話番号、パスワード等の情報、および訪問者の顔画像の特徴量に係る情報が、訪問者の識別情報に関連付けられて顔認証クラウド14に記録される。
また、更に別の態様として、施錠システム40の撮像装置42により撮像された訪問者の顔画像データがそのまま撮像装置42から顔認証クラウド14に送信される場合に、顔認証クラウド14は、撮像装置42から送信された訪問者の顔画像データと、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像データとを比較してもよい。この場合には、顔認証クラウド14は、撮像装置42から受け取った訪問者の顔画像データが、顔認証クラウド14に記録されている訪問者の顔画像データに略一致すれば、この訪問者の氏名、訪問者の識別情報および撮像日時に関する情報が顔認証クラウド14から訪問者受付システム12に送信される。
10 顔認証システム
12 訪問者受付システム
12a プロセッサ
12b メモリ
14 顔認証クラウド
20 占有スペースの所有者のユーザ端末
30 訪問者のユーザ端末
40 施錠システム
42 撮像装置
44 施錠装置
50 追加登録申請情報受付手段
52 登録必要情報送信手段
54 訪問者登録情報受付手段
56 記録手段
58 登録完了情報送信手段
60 訪問日時情報受付手段
62 登録完了通知情報送信手段
64 認証手段
66 開錠指示送信手段
68 開錠完了情報送信手段

Claims (8)

  1. 顔認証システムにより行われる情報処理方法であって、
    追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を登録必要情報送信手段によりユーザ端末に送信する工程と、
    ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける工程と、
    受け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する工程と、
    を備えた、情報処理方法。
  2. 占有スペースの入口に設置された施錠システムの撮像装置により撮像された訪問者の顔画像に関する情報を前記顔認証システムが受け付けると、前記顔認証システムが、少なくとも、前記撮像装置により撮像された訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に関する情報と、前記顔認証システムに記録されている訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に関する情報とを比較することにより訪問者の認証を行う工程と、
    前記顔認証システムにおいて訪問者の認証が行われると、前記顔認証システムが開錠指令を前記施錠システムの施錠装置に送信する工程と、
    を備えた、請求項1記載の情報処理方法。
  3. 顔認証アプリがインストール可能なユーザ端末は、ユーザが所持可能なスマートフォンを含む、請求項1または2記載の情報処理方法。
  4. 追加登録申請情報を受け付ける追加登録申請情報受付手段と、
    追加登録申請情報を前記追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報をユーザ端末に送信する登録必要情報送信手段と、
    ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける訪問者登録情報受付手段と、
    前記訪問者登録情報受付手段により受け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する記録手段と、
    を備えた、情報処理システム。
  5. 占有スペースの入口に設置された施錠システムの撮像装置により撮像された訪問者の顔画像に関する情報を前記顔認証システムが受け付けると、少なくとも、前記撮像装置により撮像された訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に関する情報と、前記顔認証システムに記録されている訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に関する情報とを比較することにより訪問者の認証を行う認証手段と、
    前記認証手段により訪問者の認証が行われると、開錠指令を前記施錠システムの施錠装置に送信する開錠指示送信手段と、
    を備えた、請求項4記載の情報処理システム。
  6. 顔認証アプリがインストール可能なユーザ端末は、ユーザが所持可能なスマートフォンを含む、請求項4または5記載の情報処理システム。
  7. 情報処理システムのプロセッサにより実行されるプログラムであって、
    前記プロセッサが前記プログラムを実行することにより、
    追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を登録必要情報送信手段によりユーザ端末に送信する工程と、
    ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける工程と、
    受け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する工程と、
    が行われる、プログラム。
  8. 情報処理システムのプロセッサにより実行されるプログラムが記録される記録媒体であって、
    前記プロセッサが前記プログラムを実行することにより、
    追加登録申請情報を追加登録申請情報受付手段により受け付けると、顔認証アプリのダウンロード用のURLを含む登録必要情報を新たに割り振り、この割り振られた登録必要情報を登録必要情報送信手段によりユーザ端末に送信する工程と、
    ユーザ端末にインストールされた顔認証アプリから訪問者の顔画像データを含む登録情報を受け付ける工程と、
    受け付けた訪問者の顔画像データまたは顔画像データから抽出された訪問者の顔画像の特徴量に係る情報を前記顔認証システムに記録する工程と、
    が行われる、記録媒体。
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